JP6659705B2 - 長時間残る洗浄泡 - Google Patents

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Description

本発明は、改善された泡特質及び増加した滞留時間を有する表面洗浄泡組成物、その製造方法及び使用に関する。
食品及び飲料の製造等の多くの産業用途において、特に食肉加工の産業において、硬表面は一般的に炭水化物、タンパク質、血液及び水の硬度の汚れ、食品油の汚れ、脂肪の汚れ、ならびに他の汚れ等の汚れで汚染される。そのような汚れは、液体の食料及び固体の食料の両方の製造から生じ得る。タンパク質、脂肪、血液、及び油等の食肉の汚れ及び残留物は、特に乾燥したとき、汚れを除去するのが困難であり得る。同様に、セルロース系のもの、単糖類、二糖類、少糖類、デンプン、ガム、及び他の複合物質等の炭水化物の汚れは、乾燥したとき、特に、タンパク質、血液、脂肪、油、ミネラル、及び他のもの等の他の汚れ構成成分と合わさったとき、頑固で除去するのが困難な汚れを形成し得る。食肉の汚れ及び残留物等のそのような食品汚れの除去は、深刻な問題であり得る。
分解洗浄システム(COP)洗浄技法は、セラミック表面、金属表面、壁、洗浄槽、浸漬容器、モップのバケツ、汚物集合タンク、掃除用流し、車両部品洗浄機、非連続的バッチ洗浄機及びシステム、天井、ならびに生産機械の外側の部分等の様々な部分の外面から汚れを除去するように適合された特定の洗浄レジメンである。
多くの場合、分解洗浄法は、第1のすすぎ、洗浄液の適用、及び飲用水での第2のすすぎ、続いて運転の再開を伴い得る。このプロセスは、すすぎ液、酸性もしくは塩基性の機能性流体、溶媒、または温水、冷水等の他の洗浄構成成分が、プロセスの間の任意のステップで器具と接触し得る任意の他の接触ステップも含み得る。従来の定置洗浄法及び分解洗浄法は、最大約80℃の高温を必要とする。製造室においてそのような種類の洗浄プロセスのために現在使用されている上昇した水温は、約40℃〜約60℃の範囲である。したがって、従来の分解洗浄技法(COP)は、多量のエネルギーの消費を必要とする。
分解洗浄プロセスで、具体的には食品及び食肉加工産業で使用されるさらなる洗浄組成物は、非発泡性または低発泡性の液体組成物である。非発泡性または低発泡性洗浄組成物は、垂直のタイル張りの壁上での滞留時間、またはいわゆる「浸漬時間」が液体洗浄組成物の良好な流速に起因して短いという欠点を有する。
さらに、非発泡性または低発泡性洗浄組成物は、該洗浄組成物の短い滞留時間及び低泡安定性に起因して、使用者が処理されたかまたは処理されていない面積を容易に追跡することができないという欠点を有する。洗浄される表面は2回処理され、したがって、大量の水及び洗浄組成物の消費を必要とする傾向がある。
したがって、より低い温度で上昇した泡安定性、増加した滞留時間を有し、かつ追跡可能な、汚れを除去するための改善された洗浄組成物が必要である。
本発明が取り組む目的は、例えば、食品及び食肉加工産業で使用することができる、より低い温度での優れた汚れ除去特性、上昇した泡安定性、増加した滞留時間を有し、かつ追跡可能な長時間残る洗浄組成物を提供することである。
一態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−C12アルキルジメチルアミンオキシドが好ましい、直鎖及び/もしくは分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドもしくはC12アルキルジエチルアミンオキシド、またはC12アルキルメチルエチルアミンオキシドと、
−C14アルキルジメチルアミンオキシドが好ましい、直鎖及び/もしくは分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドもしくはC14アルキルジエチルアミンオキシド、またはC14アルキルメチルエチルアミンオキシドと、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20の範囲にわたる平均付加モル数を表し
A’は、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤と、
−アルカリ性源と、
−水と、を含む。
別の態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜18個の約炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤と、
−アルカリ性源と、
−水と、を含んでいてもよい。
一態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均付加モル数を有する)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20の範囲にわたる平均付加モル数を表し
A’は、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水と、を含んでいてもよい。
別の態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜18約炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよい。
別の態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよい。
別の態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜18個の約炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも2つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよい。
水性発泡性洗浄組成物が、低減した温度で汚れを除去するために使用され得る一方で、依然として優れた汚れ除去特性をもたらすことが驚きをもって見出された。したがって、本発明の組成物は、より低い洗浄温度で活性であるため、エネルギー消費の低減をもたらす。
本発明の組成物は、泡の形態で、洗浄される表面に適用される。泡は、液体組成物と比較して、増加した滞留時間を有し、泡で処理された面積は、容易に追跡され得、これは、同じ面積の複数回の処理を回避する。
さらに、本水性発泡性洗浄組成物は、低い構成成分の濃度で活性であり、したがって、化学物質の消費の低減をもたらす。
別の態様に従って、C12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシド重量%比が、約10:1〜約1:10、好ましくは約5:1〜約1:5、さらに好ましい4:1〜約1:4、及び加えて好ましい約3:1〜約1:3である水性発泡性洗浄組成物が提供され、重量%は、本組成物の総重量に基づく。
別の態様に従って、C12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比が、約5:1〜約1:5、好ましくは約4:1〜約1:4、及び加えて好ましい約3:1〜約1:3である水性発泡性洗浄組成物が提供され、重量%は、本組成物の総重量に基づく。
別の態様に従って、水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよく、
12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比は、約10:1〜約1:10、好ましくは約5:1〜約1:5、さらに好ましい4:1〜約1:4、及び加えて好ましい約3:1〜約1:3である。
別の態様に従って、C12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比が、好ましくは約6:1〜約1:6、さらに好ましい5:1〜約1:4、及び加えて好ましい約2:1〜約1:2である水性発泡性洗浄組成物が提供され、重量%は、本組成物の総重量に基づく。
一態様に従って、洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよく、
a)アミンオキシドの総量対b)アニオン性界面活性剤の総量の重量%比は、約1:4〜約1:0.2の範囲である。
別の態様に従って、a)アミンオキシドの総量対b)アニオン性界面活性剤の総量の重量%比が、約1:3〜約1:0.3、さらにより好ましい約1:0.8〜約1:0.4の範囲である水性発泡性洗浄組成物が提供され、重量%は、本組成物の総重量に基づく。
別の態様に従って、水性発泡性洗浄組成物が提供され、本水性発泡性洗浄組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシド、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−アルカリ性源、
−水を含んでいてもよく、
12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比は、約5:1〜約1:5であり、a)アミンオキシドの総量対b)アニオン性界面活性剤の総量の重量%比は、約1:4〜約1:0.2の範囲である。
別の態様に従って、
−C12アルキルジメチルアミンオキシド対C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比が、好ましくは約5:1〜約1:5、さらに好ましい約4:1〜約1:4、及び加えて好ましい約3:1〜約1:3であり、
−a)アミンオキシドの総量対b)アニオン性界面活性剤の総量の重量%比が、約1:3〜約1:0.3、さらにより好ましい約1:0.8〜約1:0.4の範囲である水性発泡性洗浄組成物が提供され、
重量%は、本組成物の総重量に基づく。
本水性発泡性洗浄組成物が低減した温度で汚れを除去するために使用され得る一方で、依然として優れた汚れ除去特性をもたらすことが驚きをもって見出された。したがって、本発明の組成物は、より低い洗浄温度で活性であるため、エネルギー消費の低減をもたらす。
本発明の組成物は、泡の形態で、洗浄される表面に適用され得る。泡は、液体組成物と比較して、増加した滞留時間を有し、泡で処理された面積は、容易に追跡され得、これは、同じ面積の複数回の処理を回避する。
さらに、本水性発泡性洗浄組成物は、低い構成成分の濃度で活性であり、したがって、化学物質の消費の低減をもたらす。
別の態様に従って、水性発泡性洗浄組成物が提供され、本組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドと、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドと、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜18約炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、
−アルカリ性源と、
−ヒドロトロープと、
−ポリカルボキシレートと、
−水と、を含んでいてもよい。
別の態様に従って、水性発泡性洗浄組成物が提供され、本組成物は、
−直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドと、
−直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドと、
−アニオン性界面活性剤であって、
−ドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもの、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜18約炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましい約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20、好ましくは約2〜約10、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子、好ましくは約2〜約3個の炭素原子、及びより好ましい約2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、
−水酸化ナトリウムと、
−クメンスルホネートと、
−ポリアクリレートと、
−水と、を含んでいてもよい。
本水性発泡性洗浄組成物は、濃縮液の形態で存在し得る。濃縮液は、運搬及び保管において利点を有する。濃縮液は、例えば、使用前に溶媒、好ましくは水を混合することによって、希釈され得る。
水性発泡性洗浄組成物は、染料、色移り防止剤、再付着防止剤、光学的光沢剤、混和剤、撥油剤及び撥水剤、耐変色剤(color fastness agent)、デンプン/サイズ剤、繊維柔軟剤、抗菌剤、防カビ剤、UV吸収剤、香料、ならびに/またはそれらの混合物の群から選択される少なくとも1つの添加物を含まなくてもよいことを理解されたい。
いくつかの態様において、本発明は、洗浄される表面から汚れを除去するための水性発泡性組成物及び方法に関する。洗浄される表面は、硬表面及び/または軟表面である。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、定置洗浄プロセス(CIP)及び/または分解洗浄プロセス(COP)で適用される。本発明に従って、定置洗浄プロセス(CIP)は、洗浄を実行する前に製造プラントを再構成する必要がない、完全に自動化された洗浄プロセスであることが好ましい。
他の実施形態において、本発明の組成物は、洗浄される表面に手動で適用されてもよい。具体的には、本発明の組成物は、洗浄の目的のために食肉加工産業等の食品加工産業で使用され得る。
本水性発泡性洗浄組成物は、原位置で混合され得る2つの構成成分組成物であり得る。
本水性発泡性洗浄組成物は、泡の形態で洗浄される表面に適用され得る。洗浄される垂直の表面への泡の適用は、長続きする接触時間をもたらし、処理された面積が容易に追跡され得る。
本発明の洗浄組成物は、より低い濃度の洗浄組成物の使用を可能にする卓越した高められた洗浄効率を有するため、本水性発泡性洗浄組成物は、洗浄の間の、低減したレベルの化学物質、例えば、アルカリ源及び/または活性酸素源の使用を可能にする。したがって、本発明の方法は、エネルギー消費の低減、例えば、洗浄温度の低下、及び化学物質消費の低減をもたらす。
本発明がより容易に理解され得るように、ある特定の用語を定義する。
本明細書において使用する場合、「重量による」は、本組成物の総重量を指す。例えば、ある組成物が100グラムの総重量を有し、40%(重量による)のアルコールを含む場合、この組成物は、40グラムのアルコールを含み得る。
ある組成物の全ての構成成分、物質、または作用剤の総重量パーセントの量は、100重量%を越えないように選択されることが理解される。
ここで使用される場合、「パーセント」、「%」等は、「重量パーセント」、「重量%」等と同義であることが意図されることが理解される。
本明細書において使用する場合、用語「表面」は、医療機器、医療の場、食品加工、調理、もしくは保管活動の一部として使用されるツール、機械、器具、構造体、または建物等の表面を指す。医療の場の例としては、病院、診療所、及び長期の介護施設が挙げられる。食品加工表面の例としては、食品加工または調理器具、例えば、スライス器具、缶詰器具、またはフルームを含む運搬器具の表面、例えば、調理器具、食器類、洗浄ウェア(wash ware)、及びバーのガラス)を含む食品加工ウェアの表面、ならびに食品加工が行われる構造体の床、壁、または据え付け品の表面が挙げられる。食品加工表面は、搾乳機、食品抗腐敗空気循環システム、無菌包装の殺菌、食品冷蔵庫及びクーラーの洗浄剤及び殺菌剤、ウェア洗浄の殺菌、ブランチャーの洗浄及び殺菌、食品包装材料、まな板の添加剤、第3シンク(third−sink)殺菌、飲料冷蔵室及び加温器、肉の冷蔵庫または熱湯、自動食器サニタイザー、殺菌ゲル、冷却塔、食品加工の抗菌性衣類スプレー、ならびに非水性から低水性の食品調理潤滑剤、油、及びすすぎ添加剤に見られ、使用される。
本明細書において使用する場合、用語「ウェア」は、食事用器具及び調理用器具等のアイテム、食器、ならびにシャワー、シンク、トイレ、浴槽、カウンター甲板、窓、鏡、運搬用車両、及び床等の他の硬表面を指す。
本明細書において使用する場合、「約」という用語は、例えば、現実世界で濃縮物または使用溶液を作製するために使用される典型的な測定及び液体取扱い手順を通じて;これらの手順における偶発性の誤りを通じて;本組成物を作製するため、または本方法を実施するために使用される原料の製造、供給源、または純度の相違などを通じて発生し得る、数量の変動を指す。用語「約」は、特定の最初の混合物から生じる、組成物の異なる平衡状態に起因して異なる量も包含する。用語「約」によって修飾されたかどうかに関わらず、特許請求の範囲は、この量の同等量を含む。
特記された他のものでない場合、温度は約23℃である。
特記された他のものでない場合、湿度は約23℃で約40%±5%である。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、内容が別段明らかに指示しない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。したがって、例えば、「1つの化合物(a compound)」を含有する組成物への言及は、2つ以上の化合物を有する組成物を含む。
「または」という用語は概して、内容が別段明らかに指示しない限り、「及び/または」を含む意味で用いられることにも留意されたい。
本明細書に列挙されるあらゆる数値(例えば、範囲)は、下限値から上限値の全ての値を含む、すなわち、列挙される最低値と最高値との間の数値の全ての可能な組み合わせが本明細書において明示的に述べられていると見なされることが、明確に理解される。例えば、濃度範囲が、1%〜50%と述べられる場合、2%〜40%、10%〜30%、または1%〜3%等の値が、本明細書に明示的に列挙されていることが意図される。これらは、特に意図されることのほんの例である。
いくつかの実施形態において、泡を含む本発明の組成物は、アルカリ性pH、例えば約7.0〜約14のpHを有し得る。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物及びその泡は、約7.0〜約14.0の範囲のpH、好ましくは約9.5〜約13.0の範囲のpH、及びより好ましい約11.0〜約12.5の範囲のpHを有する。
本発明の方法及び組成物は、本明細書に記載される本発明のステップ及び成分、ならびに他の成分を含み得るか、またはそれらから本質的になり得るか、もしくはそれらからなり得る。本明細書において使用する場合、「〜から本質的になる」は、方法及び組成物が追加のステップまたは成分を含み得るが、追加のステップまたは成分が、特許請求される方法及び組成物の基本的及び新規の特質を物質的に変えない場合に限ることを意味する。
いくつかの態様において、本発明の方法及び組成物は、定置洗浄の洗浄手技を使用して一般的に洗浄される器具に適用され得る。そのような器具の例としては、蒸発器、チューブ/チューブ熱交換器、直接蒸気注入、及び枠内プレート熱交換器(plate−in−frame exchanger)を含む熱交換器、蒸気、炎、または加熱した熱伝導流体を含む熱線、再晶析装置、パン晶析装置(pan crystallizer)、噴霧乾燥機、ドラム乾燥機、ならびに槽が挙げられる。
本発明の方法及び組成物は、熱的に劣化した汚れ、すなわち、タンパク質または炭水化物等の固まった汚れまたは焦げ付いた汚れが除去される必要がある任意の用途で使用されてもよい。本明細書において使用する場合、用語「熱的に劣化した汚れ」は、熱にさらされ、結果として洗浄される表面上に焼き付けられた汚れ(単数または複数)を指す。例となる熱的に劣化した汚れには、加工の間に加熱された食品汚れ、例えば、低温殺菌器上で加熱された乳製品、果糖、またはコーンシロップが含まれる。
本発明の方法及び組成物は、従来の洗浄技法を使用して容易に除去されない他の非熱的に劣化した汚れを除去するためにも使用されてもよい。本発明の方法で洗浄するのに適した汚れの種類には、デンプン、セルロース系繊維、タンパク質、単炭水化物、及びこれらの汚れの種類のいずれかとミネラル複合体との組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。本発明の方法を使用して効果的に除去される特定の食品汚れの例には、食肉残留物、血液残留物、タンパク質残留物、野菜及び果物ジュース、醸造及び発酵残留物、サトウダイコン及びトウ加工で発生した汚れ、ならびに調味料及びソース、例えば、ケチャップ、トマトソース、バーベキューソースの製造で発生した汚れが含まれるが、それらに限定されない。これらの汚れは、製造及び包装プロセスの間に熱交換器具の表面上及び他の表面上に生じ得る。
本発明の方法及び組成物が使用され得る例となる産業には、食品及び飲料産業、例えば、食肉加工産業;酪農、チーズ、砂糖、及び醸造産業;油加工産業;産業的農業及びエタノール処理;ならびに製薬製造産業が含まれるが、それらに限定されない。
従来のCIP及びCOP処理は、一般的によく知られている。プロセスは、本発明の泡組成物を洗浄される表面上に適用することを含む。泡は、汚れを緩徐に除去するために、表面上に付着する。
本発明に従う汚れを除去するためのプロセスは、アルカリ性泡洗浄を含み得る。本発明の一実施形態に従って、汚れを除去するためのプロセスは、真水すすぎ及びアルカリ性泡洗浄または真水すすぎ、アルカリ性泡洗浄及び真水すすぎを含み得る。汚れを除去するための本発明のプロセスの別の実施形態は、アルカリ性泡洗浄、酸性溶液洗浄、次いで真水すすぎの少なくとも3つのステップを含み得る。アルカリ性泡は、汚れを軟化し、有機アルカリ性の可溶性汚れを除去する。それに続く酸性溶液は、アルカリ性洗浄ステップで残ったミネラル汚れを除去する。アルカリ性溶液及び酸性溶液の強度、ならびに洗浄ステップの持続時間は、典型的に、汚れの耐久度に左右される。水すすぎは、器具が製造に戻る前に、あらゆる残留溶液及び汚れを除去し、表面を洗浄する。
本発明の方法及び組成物は、低減した温度、例えば、約1℃以上〜60℃以下で、好ましくは約25℃〜約50℃で、または約30℃〜約40℃での汚れ除去の強化をもたらす。本発明は、洗浄プロセスの間に消費される化学物質及び水の量の低減ももたらす。したがって、本発明は、エネルギー及び水の両方の節約をもたらすと同時に、効果的な汚れ除去を達成する。
本発明の組成物は、洗浄される表面に噴霧によって泡として適用され得る。本発明は、「噴霧」で、分離した液滴の噴霧、または泡のジェットを意味する。
一実施形態に従って、本発明の泡組成物は、泡安定性を有し、最初の泡の体積に基づいて、1分後の泡の体積の減少は約10体積%〜20体積%であり、2分後は約15体積%〜25体積%であり、5分後は約15体積%〜25体積%であり、10分後は約20体積%〜30体積%である。
泡安定性は、泡それ自体が水性発泡性組成物のキャリアと見なされ得るため、洗浄効果の改善を可能にする。泡安定性は、水性発泡性洗浄組成物の泡が垂直の表面及び天井にも付着することができることを確実にする。結果として、長時間続く接触時間が、本水性発泡性洗浄組成物の泡と洗浄される表面との間で達成される。本水性発泡性洗浄組成物の泡の層は、貯蔵所効果を有し、すなわちさらなる泡の気泡の破壊により、新しい洗浄剤溶液が絶えず表面に運搬される。
好ましい一実施形態に従って、10μm以上〜約2000μm以下、好ましくは80μm以上〜約1000μm以下、及びより好ましい100μm以上〜約300μm以下の範囲の泡の平均気泡直径サイズD50を有する本発明の泡組成物。
本発明に従う発泡組成物の泡安定性の上昇及び泡気孔径の増加は、選択された構成成分の洗浄活性の改善に加えて、洗浄効果のさらなる上昇をもたらす。
界面活性剤
界面活性剤または界面活性剤の混合物が、本発明の方法で使用されてもよい。選択される界面活性剤は、洗浄される表面に適合し得る。一態様に従って、界面活性剤は、好ましくは、アニオン界面活性剤及び/または非イオン性界面活性剤を含む群から選択され得る。界面活性剤が、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルコールスルホネート、アミンオキシド、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、ポリエチレングリコールエステル、EO/POブロックコポリマー、及びそれらの混合物を含む群から選択されることが好ましい。
さらに、使用条件下及びそれに続く本組成物の回収における発泡のレベル及び発泡度は、特定の界面活性剤及び界面活性剤の混合物を選択するための要因であり得る。具体的には、非イオン性界面活性剤とアニオン界面活性剤とを組み合わせて使用してもよい。
本明細書で言及される例は、数多くの界面活性剤の単なる特定の例であり、これらは、本発明の範囲内で用途を見出し得る。特定の界面活性剤または界面活性剤の組み合わせの選択は、温度及びpHを含む意図される使用濃度及び意図される環境条件での洗浄される表面との適合性を含む、いくつかの要因に基づき得ることが理解されたい。
いくつかの実施形態において、濃縮組成物中の全界面活性剤の量は、約0.2重量%以上〜約20重量%以下であり得る。界面活性剤の許容できるレベルには、約0.5重量%以上〜約10重量%以下、約0.6重量%以上〜約5重量%以下、約0.7重量%以上〜約3重量%以下、または約1重量%以上〜約2.5重量%以下が含まれる。
いくつかの実施形態において、濃縮組成物中のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)の全界面活性剤の量は、約0.2重量%以上〜約20重量%以下であり得る。界面活性剤の許容できるレベルには、約0.5重量%以上〜約10重量%以下、約0.6重量%以上〜約5重量%以下、約0.7重量%以上〜約3重量%以下、または約1重量%以上〜約2.5重量%以下が含まれる。
いくつかの実施形態において、濃縮組成物中の式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸及び/またはミリスチルエーテルカルボン酸(myristil ether carboxylic acid)の全界面活性剤の量は、約0.5重量%以上〜約20重量%以下であり得る。界面活性剤の許容できるレベルには、約1重量%以上〜約10重量%以下、約3重量%以上〜約6重量%以下、または約4重量%以上〜約5重量%以下が含まれる。
非イオン性界面活性剤
本発明の組成物で使用するのに好適な非イオン性界面活性剤としては、少なくともC12アルキルジメチルアミンオキシド及び少なくともC14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられるが、それらに限定されない。
しかしながら、C10−C18アルキルジメチルアミンオキシドの群から選択される追加の非イオン性アルキルジメチルアミンオキシド界面活性剤が使用されてもよい。直鎖及び/または分岐鎖アルキル基の例としては、様々なデシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、及びオクタデシル基が挙げられる。Rとしての直鎖及び/または分岐鎖アルケニル基の例としては、様々なデセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、及びオクタデセニル基が挙げられる。環状構造を有する脂肪族直鎖及び/または分岐鎖アルキル基の例としては、シクロデシル、シクロドデシル、シクロオクテニル、シクロデセニル、シクロドデセニル、2−(シクロヘキシル)エチル、3−(シクロヘキシル)プロピル、2−(シクロヘキセニル)エチル、及び3−(シクロヘキセニル)プロピル基の基が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは濃縮水性発泡性組成物中に、約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約1重量%以下であり得る。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物及び直鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは濃縮水性発泡性組成物中に、約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約1重量%以下であり得る。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物及び直鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは濃縮水性発泡性組成物中に、約0.5重量%以上〜約1重量%以下であり得る。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは希釈水性発泡性組成物中、約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下であり得る。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物及び直鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは希釈水性発泡性組成物中に、約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下であり得る。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性組成物中の直鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物及び直鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物の総量は、好ましくは希釈水性発泡性組成物中に、約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下であり得る。
10−C18アルキルジメチルアミンオキシドの許容できるレベルには、約0.4重量%以上〜約1重量%以下、好ましくは約0.5重量%以上〜約0.9重量%以下、及びより好ましい約0.6重量%以上〜約0.8重量%以下が含まれる。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、2つのアルキルジアルキルアミンオキシドのみ、具体的にはラウラミンオキシド及びテトラデシルジメチルアミンオキシドを含有していてもよい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、アルキルジアルキルアミンオキシド以外の非イオン性界面活性剤を含まない場合がある。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、ラウラミンオキシド及びテトラデシルジメチルアミンオキシド以外の非イオン性界面活性剤を含まない場合がある。
アニオン性界面活性剤
本発明の組成物で使用するのに好適なアニオン界面活性剤には、
−少なくとも1つのドデシル(オキシエチレン)スルファト,
(式中、
wは、約1〜約10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、
RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
(式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20の範囲にわたる平均付加モル数を表し、
A’は、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す)が含まれる。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、1つのアニオン界面活性剤、好ましくはドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、または式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩のもののみを含有してもよい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、2つのアニオン界面活性剤、具体的にはドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)と、式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸またはその塩のものと、の混合物を含有していてもよい。
一態様に従って、ドデシル(オキシエチレン)スルファトのwは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表してもよい。
式(I)のポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸は、所望の特性及びその意図される使用に従って決定される任意の適切な構造を有し得る。洗剤のベースとしての特性の観点から、Rは、約8〜約18個の炭素原子、及び好ましくは約10〜約14個の炭素原子を有していてもよい。Rとしての直鎖及び/または分岐鎖アルキル基の例には、アルキル基及び/またはアルケニル基が含まれ得る。Rは、直鎖及び/または分岐鎖の第一級基または第二級基でもよい。
Rとしての直鎖及び/または分岐鎖アルキル基の例には、様々なオクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、及びオクタデシル基が含まれる。
Rとしての直鎖及び/または分岐鎖アルケニル基の例には、様々なオクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、及びオクタデセニル基が含まれる。
環状構造を有する脂肪族直鎖及び/または分岐鎖アルキル基の例としては、シクロオクチル、シクロデシル、シクロドデシル、シクロオクテニル、シクロデセニル、シクロドデセニル、2−(シクロヘキシル)エチル、3−(シクロヘキシル)プロピル、2−(シクロヘキセニル)エチル、及び3−(シクロヘキセニル)プロピル基の基が挙げられる。
原材料及び経済的効率としての多用途性の観点から、AOは、2個の炭素原子を有するエチレンオキシ基を表してもよく、好ましくはAOの総量の80モル%以上がエチレンオキシ基である。反応混合物における流動性の観点から、nは、好ましくは約1〜約10の数である。当然、総じて式(I)で表される異なる構造を有する化合物の混合物が、使用され得る。
式(I)において、AOで表される、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基は、エチレンオキシ、プロピレンオキシ、またはブチレンオキシ基である。AOは、好ましくは、2〜約3個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基、より好ましくはエチレンオキシ基、またはエチレンオキシ基とプロピレンオキシ(プロパン−1,2−ジイルオキシ)基との混合物である。
使用中の発泡特性及び感触の観点から、アルキレンオキシ基の平均付加モル数は、nに関して、好ましくは約2〜約10、より好ましくは3〜約5であり、さらにより好ましくは、nは、約1または2である。
Mは、好ましくは水素イオンまたはアルカリ金属イオンを表す。
好ましい態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれらの混合物を含有していてもよい。
好ましい態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約2重量%以下の、約10〜約16個の炭素原子、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表す式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれらの混合物を含有していてもよい。
好ましい態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、約0.1重量%以上〜約2.5重量%未満、好ましくは約0.2重量%以上〜約2重量%以下、及びより好ましい約0.3重量%以上〜約1重量%以下の式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸もしくはミリスチルエーテルカルボン酸、またはそれらの塩、あるいは好ましくは、式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸とミリスチルエーテルカルボン酸またはそれらの塩との混合物を含有していてもよい。
好ましい態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはその混合物を含有していてもよい。
好ましい態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の、約10〜約16個の炭素原子、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/または分岐鎖アルキル基を表す式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれらの混合物を含有していてもよい。
好ましい態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸もしくはミリスチルエーテルカルボン酸、またはそれらの塩、あるいは好ましくは、式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸とミリスチルエーテルカルボン酸またはそれらの塩との混合物を含有していてもよい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸またはそれらの塩のうちの2つのアニオン界面活性剤のみ、具体的には、式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸とミリスチルエーテルカルボン酸もしくはそれらの塩との混合物を含有していてもよい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、式(I)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸またはそれらの塩以外のアニオン界面活性剤を含まない場合がある。
一態様に従って、水性発泡性洗浄組成物は、式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸及びミリスチルエーテルカルボン酸またはそれらの塩以外のアニオン界面活性剤を含まない場合がある。
アルカリ性源
いくつかの態様において、本発明の組成物は、アルカリ性源を含む。本発明で使用するのに好適な例となるアルカリ源としては、塩基性塩、アミン、炭酸塩、及びケイ酸塩、ならびにそれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。本発明の方法で使用するための他の例となるアルカリ源には、NaOH(水酸化ナトリウム)、KOH(水酸化カリウム)、TEA(トリエタノールアミン)、DEA(ジエタノールアミン)、MEA(モノエタノールアミン)、炭酸ナトリウム、及びモルホリン、メタケイ酸ナトリウム、及びケイ酸カリウムが含まれる。選択されるアルカリ源は、洗浄される表面と適合し得る。好ましくは、アルカリ性源は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、またはそれらの混合物を含む群から選択され、最も好ましいのは、水酸化ナトリウムである。
より好ましい態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、アルカリ性源を含んでいてもよく、該アルカリ性源には、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属塩、ホスフェート、アミン、及びそれらの混合物、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化リチウムを含むアルカリ金属水酸化物が含まれるか、または混合物であり、最も好ましいアルカリ性源は、水酸化ナトリウムである。
存在するアルカリ源の量は、例えば、洗浄される表面の種類、ならびに表面上に存在する汚れの量及び種類を含む様々な要因に左右される。
水性発泡性組成物のいくつかの実施形態において、濃縮水性発泡性洗浄組成物中に存在するアルカリ源の量は、約0.5重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約8重量%以下、及びさらに好ましい約2重量%以上〜約5重量%以下であり得、該アルカリ性源は、好ましくは水酸化ナトリウムである。
水性発泡性組成物のいくつかの実施形態において、希釈水性発泡性洗浄組成物中に存在するアルカリ源の量は、約0.01重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.16重量%以下、及びさらに好ましい約0.04重量%以上〜約0.1重量%以下であり得、該アルカリ性源は、好ましくは水酸化ナトリウムである。
「直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの非イオン性界面活性剤」は、アルカリ源と見なされないことが理解される。
一態様に従っては、水性発泡性洗浄組成物は、水酸化ナトリウム以外のアルカリ源を含まない場合がある。
ヒドロトロープ
ヒドロトロープと呼ばれる媒介の可溶化。ヒドロトロープは、疎水性化合物を水溶液に可溶化する化合物である。典型的に、ヒドロトロープは、(界面活性剤と同様に)親水性部分及び疎水性部分からなるが、疎水性部分は、一般的に小さすぎて自発的な自己凝集を生じることができない。ヒドロトロープは、本水性発泡性組成物中に存在していてもよい。
好適であり得る使用されるヒドロトロープは、芳香族炭化水素スルホネート、好ましくはキシレンスルホネート、トルエンスルホネート、もしくはクメンスルホネート、またはn−オクタンスルホネート、あるいはそれらのナトリウム塩、カリウム塩、またはアンモニウム塩、または有機アンモニウム塩基の塩として、を含む群から選択される。
同様に一般的に使用されるのは、炭素原子、水素原子、及び酸素原子のみを含有するポリオールである。これらは、好ましくは約2〜約6個の炭素原子及び約2〜約6個のヒドロキシ基を含有する。例としては、1,2−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、グリセロール、ソルビトール、マンニトール、及びグルコースが挙げられる。
いくつかの好ましい実施形態において、ヒドロトロープは、キシレンスルホネート、トルエンスルホネート、もしくはクメンスルホネート、n−オクタンスルホネート、及び/またはそれらの酸、またより好ましいクメンスルホネートを含む群から選択されてもよい。
いくつかの実施形態において、Na−クモールスルホネート、直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、及び/またはキシレンスルホネート、クモールスルホネートは、ヒドロトロープとして使用するのに好適であり得、改善された湿潤効果を有する。
より好ましい態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、クメンスルホネートである少なくとも1つのヒドロトロープを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、本濃縮水性発泡性洗浄組成物は、総水性発泡性組成物の約0重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約5重量%以下、及びより好ましくは約2重量%以上〜約4重量%以下の範囲の、ヒドロトロープ、好ましくはクモールスルホネートまたはその酸を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、本希釈水性発泡性洗浄組成物は、総水性発泡性組成物の約0重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.1重量%以下、及びより好ましくは約0.04重量%以上〜約0.08重量%以下の範囲の、ヒドロトロープ、好ましくはクモールスルホネートまたはその酸を含んでいてもよい。
ヒドロトロープは、水性発泡性組成物のpHに応じて、酸またはその塩の形態で存在し得ることを理解されたい。
本水性発泡性洗浄組成物は、ヒドロトロープを含み得ないことを理解されたい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、クモールスルホネートまたはその対応する酸以外のヒドロトロープを含まない場合がある。
ポリマーポリカルボキシレート
本水性発泡性洗浄組成物は、少なくとも1つのポリマーポリカルボキシレートを含んでいてもよい。使用に好適なポリマーポリカルボキシレートには、ペンダントカルボキシレート(−−CO)基を有するものが含まれ、例えば、ポリアクリル酸、マレイン酸/オレフム(olefm)コポリマー、アクリル/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、加水分解ポリアクリルアミド、加水分解ポリメタクリルアミド、加水分解ポリアミド−メタクリルアミドコポリマー、加水分解ポリアクリロニトリル、加水分解ポリメタクリロニトリル、及び加水分解アクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー等が含まれる。
さらに好適なコポリマーポリカルボキシレートは、具体的には、メタクリル酸とアクリル酸とのコポリマー、及びマレイン酸とアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマーである。
約50重量%〜約90重量%のアクリル酸及び約50重量%〜約10重量%のマレイン酸を含むアクリル酸とマレイン酸とのコポリマーは、特に好適であることが証明されている。
より好ましい好適なポリカルボキシレートは、好ましくは、1,000〜50,000g/mol、好ましくは約2,000〜10,000g/molの分子量を有するポリアクリレートである。
いくつかの実施形態において、本水性発泡性洗浄組成物は、ポリマーポリカルボキシレート、好ましくは、約500Mw〜約50000Mw、好ましくは約1000Mw〜約20000Mw、加えて好ましい約3000Mw〜約10000Mw、及びより好ましい約4000Mw〜約6000Mwの分子量を有するポリアクリレートを含んでいてもよく、該ポリマーポリカルボキシレートの分子量は、完全に中和されたナトリウムポリマーポリカルボキシレート(sodium polymeric polycarboxylate)に基づく。
より好ましいのは、ポリアクリレートであるポリマーポリカルボキシレートである。
いくつかの実施形態において、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて、約0重量%以上〜約5重量%以下、好ましくは約0.5重量%以上〜約2重量%以下、及びより好ましい約0.7重量%以上〜約1重量%以下のポリカルボキシレート、好ましくはポリマーポリカルボキシレートのポリアクリレートの量のポリマーポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて約0重量%以上〜約5重量%以下、好ましくは約0.5重量%以上〜約2重量%以下、及びより好ましい約0.7重量%以上〜約1重量%以下の約4000Mw〜約6000Mwを有するポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートの量のポリマーポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、希釈水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて、約0重量%以上〜約0.1重量%以下、好ましくは約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下、及びより好ましい約0.014重量%以上〜約0.02重量%以下のポリカルボキシレート、好ましくはポリマーポリカルボキシレートのポリアクリレートの量のポリマーポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、希釈水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて、約0重量%以上〜約0.1重量%以下、好ましくは約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下、及びより好ましい約0.014重量%以上〜約0.02重量%以下の約4000Mw〜約6000Mwを有するポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートの量のポリマーポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートを含んでいてもよい。
これらの優れた可溶性のために、ポリマーポリカルボキシレートのこの群の好ましい代表は、遊離酸に基づいて2,000g/mol〜10,000g/mol、より具体的には4,000g/mol〜6,000g/molの分子量を有する短鎖ポリアクリレートである。
本水性発泡性洗浄組成物がポリマーポリカルボキシレートを含み得ないことを理解されたい。
一態様に従って、本水性発泡性洗浄組成物は、ポリアクリレート以外のポリマーポリカルボキシレートを含まない場合がある。
溶媒
追加の100重量%の溶媒、好ましくは水が、水性発泡性組成物に添加され得る。本水性発泡性洗浄組成物の水の含有量等の溶媒の含有量は、単純に、水性発泡性組成物の総重量に基づいて、100重量%から溶媒を除く全ての他の構成成分の重量%の量を減じることによって決定される。
好適な溶媒としては、水、アルコール、グリコール、グリコールエーテル、及びエステル等、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。好適なアルコールとしては、エタノール、イソプロパノール(プロパン−2−オール)、2−ブトキシエタノール(ブチルグリコール)、1−デカノール、ベンジルアルコール、グリセリン、及びモノエタノールアミン(MEA)等、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
好適なグリコールとしては、エチレングリコール(モノエチレングリコールもしくはMEG)、ジエチレングリコール(プロピレングリコールもしくはブトキシジグリコールもしくはDEG)、トリエチレングリコール(TEG)、テトラエチレングリコール(TETRA EG)、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、及びヘキシレングリコール等、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。好ましくは、本組成物は、少なくとも2つの溶媒を含んでいてもよく、より好ましい本組成物は、水及びヘキシレングリコールを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて、約45重量%以上、好ましくは約70重量%以上、及びさらに好ましい約85重量%以上〜約92重量%以下の量の溶媒、好ましくは水を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、希釈水性発泡性洗浄組成物は、水性発泡性組成物の総重量に基づいて約98重量%以上、好ましくは約99重量%以上、及びさらに好ましい約99.9重量%以上の量の溶媒、好ましくは水を含んでいてもよい。
希釈水性発泡性洗浄組成物は、濃縮液体組成物を、約1:5000〜1:5、好ましくは約1:1000〜1:10、具体的には約1:100〜1:20、また好ましい約1:50〜1:30の濃縮液体組成物対溶媒、好ましくは水の比率の溶媒、好ましくは水で希釈することによって得ることができる。
濃縮物
液体発泡性洗浄組成物は、濃縮液体の形態で存在し得る。この濃縮物は、液体媒体、好ましくは水と、比較的高濃度の活性洗浄構成成分または洗浄構成成分と、を含む。本濃縮液体洗浄組成物は、約7.0〜約14.0の範囲のpH、好ましくは約8.5〜約13.0の範囲のpH、及びより好ましい約10.0〜約12.5の範囲のpHを有していてもよく、希釈液体発泡性洗浄組成物は、pHが、約7.0のpH〜約14.0のpH、好ましくは約8.0のpH〜約12.5のpH、及びより好ましい約9.5のpH〜約11.5のpHに調節されていてもよい。
溶媒として、好ましくは水が100重量%まで濃縮液体発泡性洗浄組成物に添加され、構成成分の重量%は、濃縮液体発泡性洗浄組成物の総重量に基づき、洗浄組成物の全ての構成成分の重量%は、100重量%を越えないように選択される。
一態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約1重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.3重量%以上〜約1重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれの混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、
−約0.5重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約8重量%以下、及びさらに好ましい約2重量%以上〜約5重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウムと、
−約60重量%以上、好ましくは約70重量%以上、及びさらに好ましい約85重量%以上〜約92重量%以下の水と、を含み、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、濃縮組成物の構成成分の総重量が100重量%を超えないように選択される。
一態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約1重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.3重量%以上〜約1重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましい約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれの混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、
−約0.5重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約8重量%以下、及びさらに好ましい約2重量%以上〜約5重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウムと、
−約60重量%以上、好ましくは約70重量%以上、及びさらに好ましい約85重量%以上〜約92重量%以下の水と、を含んでいてもよく、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、濃縮組成物の構成成分の総重量が100重量%を超えないように選択される。
別の態様に従って、濃縮水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.5重量%以上〜約1重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.3重量%以上〜約1重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/または
−約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表されるラウリルエーテルカルボン酸とミリスチルエーテルカルボン酸との混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−約2重量%以上〜約5重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウム、
−約2重量%以上〜約4重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネート、
−約0.7重量%以上〜約1重量%以下のポリアクリレート、
−約85重量%以上〜約92重量%以下の水を含んでいてもよく、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される。
そのままで使える組成物
本液体発泡性洗浄組成物は、希釈またはいわゆる「そのままで使える」組成物の形態で存在し得る。この希釈組成物は、例えば、水、例えば、脱イオン水、上水、または水道水と、該濃縮物とを合わせることによる濃縮液体発泡性洗浄組成物由来であり得る。このいわゆるそのままで使える組成物は、硬度を減少させるように処理されてもよい。
アルカリ性源及び溶媒、好ましくは水の添加は、希釈液体発泡性洗浄組成物が約8.0pH〜約12.5pHまたは約9.0pH〜約12.0pHの範囲のpHを有するようにもたらされる。
一態様に従って、本濃縮液体発泡性洗浄組成物は、溶媒、好ましくは水で約1,0重量%〜約10重量%、好ましくは約2,0重量%〜5.5重量%の「そのままで使える溶液」とも名付けられている希釈洗浄組成物に希釈され得る。
溶媒として、好ましくは水が100重量%まで希釈液体発泡性洗浄組成物に添加され、構成成分の重量%は、希釈液体発泡性洗浄組成物の総重量に基づき、洗浄組成物の全ての構成成分の重量%は、100重量%を越えないように選択される。
一態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.006重量%以上〜約0.02重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、1〜10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましい約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましい約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれの混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−約0.01重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.16重量%以下、及びさらに好ましい約0.04重量%以上〜約0.1重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウム、
−約0重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.1重量%以下、及びより好ましい約0.04重量%以上〜約0.08重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネート、
−約0重量%以上〜約0.1重量%以下、好ましくは約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下、及びより好ましい約0.014重量%以上〜約0.02重量%以下のポリカルボキシレート、好ましくは約4000Mw〜約6000Mwを有するポリアクリレート、
−約98重量%以上、好ましくは約99重量%以上、及びさらに好ましい約99.9重量%以上を含んでいてもよく、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される。
別の態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、ならびに/あるいは
−ラウリルエーテルカルボン酸及びミリスチルエーテルカルボン酸の群から選択され、式(I)で表される約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下の少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはそれらの塩、またはそれらの混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−約0.01重量%以上〜約0.2重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウム、
−約0重量%以上〜約0.2重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネート、
−約4000Mw〜約6000Mwを有する約0重量%以上〜約0.1重量%以下のポリカルボキシレート、
−約98重量%以上、好ましくは約99重量%以上の水を含んでいてもよく、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される。
一態様に従って、希釈水性発泡性洗浄組成物は、
−約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、
−アニオン性界面活性剤であって、
−約0.006重量%以上〜約0.02重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルファト(式中、wは、約3〜約5の範囲にわたる平均付加モル数を表す)、及び/あるいは
−約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはそれらの塩またはそれらの混合物のうちの少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、
−約0.04重量%以上〜約0.1重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウム、
−約0.04重量%以上〜約0.08重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネート、
−約4000Mw〜約6000Mwを有する約0.014重量%以上〜約0.02重量%以下のポリカルボキシレート、
−約99.9重量%以上の水を含んでいてもよく、
構成成分の重量%は、組成物の総重量に基づき、構成成分は、組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される。
洗浄する方法
いくつかの態様において、本発明は、表面から汚れを除去する方法を提供する。いくつかの実施形態において、表面から汚れを除去する方法は、分解洗浄(COP)または定置洗浄(CIP)洗浄プロセスを使用することを含む。本方法は、好ましくは泡の形態の本発明の組成物を表面に適用することを含む。
洗浄される表面から汚れを除去するための方法は、表面に液体発泡性洗浄組成物を適用することを含み得る。別の態様に従って、洗浄される表面から汚れを除去する方法は、表面に濃縮液体発泡性洗浄組成物を適用することを含み得る。別の態様に従って、洗浄される表面から汚れを除去する方法は、好ましくは、表面に希釈液体発泡性洗浄組成物を適用することを含み得る。
洗浄される表面から汚れを除去するための方法は、
a)好ましくは、洗浄される表面上の汚れに実質的に浸透し、かつ/または洗浄される表面上の汚れを予め洗浄するのに十分な時間、洗浄される表面に前処理液、好ましくは水を、任意の適用をすること、
b)液体発泡性洗浄組成物、好ましくは希釈液体発泡性洗浄組成物を、洗浄される表面を洗浄するための時間、洗浄される表面に適用すること、
c)適用(a)及び/もしくは(b)の前、ならびに/またはそれの後に、任意のすすぎステップ、を含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明の方法及び組成物は、通常、分解洗浄または定置洗浄技法を使用して洗浄される表面に適用される。そのような表面の例としては、例えば、セラミック、金属、プラスチック、及び/またはガラス等の材料の上部外面及び/または内側の外面の硬表面及び軟表面、飲料及び/または食品、ビールまたは牛乳等の飲料のようなアルコール飲料またはノンアルコール飲料、食肉、野菜、及び/または穀物製品等の食品と接触する表面が挙げられる。洗浄され得る他の表面は、例えば衛生サービスまたは医療サービスで使用される機器及び装置、蒸発器、チューブ/チューブ熱交換器、直接蒸気注入、及び枠内プレート熱交換器を含む熱交換器、蒸気、炎、または加熱した熱伝導流体を含む熱線、再晶析装置、パン晶析装置、噴霧乾燥機、ドラム乾燥機、ならびに槽である。
本発明の方法及び組成物を使用して洗浄され得るさらなる表面としては、膜、医療デバイス、洗濯物及び/または繊維製品、ならびに硬表面、例えば、壁、床、食器、皿類、鍋、及び平鍋、熱交換コイル、オーブン、フライヤー、燻製場、下水道管路、及び車両が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、表面は、定置洗浄法を使用して洗浄されてもよい。本発明の方法は、空気処理器具、例えば、空調装置及び冷蔵庫の熱交換器からホコリを除去するためにも使用されてもよい。他の実施形態において、本発明の方法は、ドレン管路微生物管理、例えば、生体膜形成を低減するか、またはそれを除去するために使用されてもよい。
本発明の方法及び組成物が使用され得る例となる産業には、食品及び飲料産業、例えば、酪農、チーズ、砂糖、及び醸造産業;油加工産業;産業的農業及びエタノール処理;ならびに製薬製造産業が含まれるが、これらに限定されない。
温度
表面から汚れを除去するための方法及び水性発泡性洗浄組成物は、低減した温度、例えば、約15℃以上〜約75℃以下、好ましくは約30℃以上〜約60℃以下、好ましくは約40℃以上〜約50℃以下で適用され得る。安定した泡形成の能力及び低減した温度、好ましくは約45℃で洗浄する能力は、温度の上昇を必要とする従来の洗浄技法と比較してエネルギー及び費用の節約をもたらす。さらに、本発明は、高温に耐えることができない表面に対して効果的な汚れ除去を提供する。
本発明の方法が、従来の洗浄法と比較して低減した温度で、かつ減少した量の化学物質を使用して汚れ除去を提供することも見出された。いくつかの実施形態において、本発明の方法は、従来の洗浄法よりも約25%〜約50%少ない化学物質、例えば、アルカリ性源を使用する。したがって、本発明の方法は、低温、及び低濃度の化学物質の使用の両方で汚れを効果的に除去し得、エネルギー節約及び1回の洗浄毎に消費される化学物質の量の減少の両方をもたらす。
時間
本発明が、本組成物が除去される汚れ内に浸透するような十分な量の時間、安定した泡として表面に適用される方法で使用するための水性発泡性洗浄組成物のいくつかの態様において。
いくつかの実施形態において、本組成物は、泡の形態で洗浄される表面に約1分間〜約60分間、好ましくは約5分間〜約55分間、さらに好ましい約10分間〜約50分間適用される。
他の実施形態において、本組成物は、表面に約20〜約40分間適用される。これらの値及び範囲の間の全ての値及び範囲は、本発明の方法によって包含されることが理解される。
いくつかの実施形態において、本発明の方法で使用するための水性発泡性洗浄組成物は、安定した泡として洗浄される表面に約1〜約30分間適用される。いくつかの実施形態において、本発明の方法で使用するための水性発泡性洗浄組成物は、安定した泡として洗浄される表面に約5〜約15分間適用される。いくつかの実施形態において、本発明の方法で使用するための水性発泡性洗浄組成物は、安定した泡として洗浄される表面に約10分間適用される。これらの範囲間の任意の値は、本発明の方法によって包含されることが理解される。
別の対象は、液体発泡性洗浄組成物の構成成分を含む泡である。
一実施形態に従って、好ましくは希釈液体発泡性洗浄組成物から得られた本泡組成物は、泡安定性を有し、最初の泡の体積に基づいて、1分後の泡の体積の減少は約10体積%〜20体積%であり、2分後は約15体積%〜25体積%であり、5分後は約30体積%〜40体積%であり、10分後は約75体積%〜約85体積%である。
泡安定性は、泡それ自体が洗浄液のキャリアと見なされ得るため洗浄効果の改善を可能にする。これは、溶液が垂直の表面及び天井にも付着することができることを確実にする。結果として、より長い接触が、洗浄液と洗浄される表面との間で達成される。洗浄剤の膜上の泡の層は、貯蔵所の効果を有し、すなわちさらなる泡の気泡の破壊により、新しい洗浄剤溶液が絶えず表面に運搬される。
以下の非限定的な実施例は、本発明のある特定の利点を例示する。
実施例E1〜E11及びC1〜C4
本発明の実施例E1〜E11及び比較実施例C1〜C4の組成物を、以下の表I及びIIで言及されるように構成成分を混合することによって調製する。
Prominent Elektronik A308ポンプが、実施例E1〜E11及びC1〜C4の組成物の3%溶液を、7.5L/時間の速度で混合ブロック内へと送達し、溶液E1〜E11及びC1〜C4を、15°dHのタブ水で3%溶液に希釈する。混合ブロック中で、希釈した組成物を約1.8バール、20l/分で空気と混合し、約10mmの内径、200mmの長さ、及び4つのブレードを有する静的混合ラインで均質化する。混合ライン後に、生じた泡を、約10mmの内径を有する80cmの長さのホースを通して、60mmの長さ、内径6mmの狭窄したパイプ型の噴霧ノズルに送達し、20cmの距離で垂直に配置したステンレススチールの表面上に噴霧する。この設定は、円形の泡で覆われた面積を生じる。時間の進行と共に、泡は、ステンレススチール表面を滑り落ち、及び/または減衰する。次いで、そのステンレススチール表面の泡で覆われた面積の中心の周りの半径10cmの円形の面積における泡で覆われた表面のパーセンテージを、適用から約5分後に測定する。
Figure 0006659705
Figure 0006659705
泡形成
この試験方法は、本発明の液体発泡性洗浄組成物の泡の特性を評価するための基礎をもたらす。
泡の試験器具
−顕微鏡、Keyence VHX−600デジタル顕微鏡を、約23℃で、1:10000の倍率を用いて使用し、
−泡を発生させるための装置、Kruess動的泡分析器DFA100、約5秒間の20℃の1L/分の空気、ガラスキュベットの底部フィルタは、40〜100μmの細孔径を有する。
泡をKruss動的泡分析器DFA100で発生させ、これにより40mmの内径を有する1005mlの容積、及び底部に40〜100μmの細孔径のフィルタを備えるキュベット内に、タブ水(15°dH)で希釈した50mlの2%の液体発泡洗浄試験組成物を置いた。組成物C1及びE3を、試験組成物として使用する。C1及びE3のための泡を、40〜100μmの細孔径を有する底部フィルタを通して該キュベットの上部端へ、20℃で約5秒間、1L/分の縦の空気流によって直立に配置されたガラスキュベット内で発生させた。
泡形成を10回反復し、発生させた泡の各々について、泡の直径の気孔径を、平均値を計算するために決定した。
平均泡直径の気孔径を、Keyence VHX−600デジタル顕微鏡で、約23℃で1:10000の倍率を用いて決定した。結果を表IIIに示す。
Figure 0006659705
表IIIの結果は、本発明に従った液体発泡性洗浄組成物E3から得られた泡の平均泡直径の気孔径は、比較泡C1と比較してより小さく、大いにより小さい平均泡気孔径偏差値を生じることを明確に示している。本発明に従った液体発泡性洗浄組成物の洗浄性能の改善は、泡の気孔径及び泡安定性に基づくと推測される。
Figure 0006659705
泡安定性を判定するための泡を、Kruss動的泡分析器DFA100で発生させ、これにより40mmの内径を有する1005mlの容積、及び底部に40〜100μmの気孔径のフィルタを備えるキュベット内に、タブ水(15°dH)で希釈した50mlの2%の液体発泡洗浄試験組成物を置いた。本組成物C1及びE3を、試験組成物として使用する。C1及びE3のための泡を、40〜100μmの気孔径を有する底部フィルタを通してこのキュベットの上部端へ、20℃で約5秒間、1L/分の縦の空気流によって直立に配置されたガラスキュベット内で発生させた。その後、泡生成を止め、E3及びC1の泡に関して、泡の体積の減少を判定した。
表IVは、本発明に従った液体発泡性洗浄組成物E3から得た泡が、比較組成物C1と比較して、有意な長時間続く性能の上昇を有することを明確に示している。
洗浄効率試験方法
この試験方法は、混合獣脂/豚脂汚れで汚したセラミック試験プレートの表面の洗浄効率に関して、本発明に従った泡組成物を評価するための基礎をもたらす。
器具
−Prominent Elektronik A308
−800mlビーカー
−アセトン
−着色した混合獣脂/豚脂(汚れ;着色剤Sudan IV(1g/Kgの汚れ))
−へら
−24cm×12cm×0,5cmのセラミック試験プレート(セラミック試験プレートは、使用前にアセトンで洗浄する)
−きれいなペーパータオル地
−ストップウォッチ
−カメラ。
セラミック試験プレートを、使用前にアセトンで洗浄し、その後、きれいなペーパータオル地で洗浄し、室温で約12時間乾燥させた。該セラミック試験プレートの上面を、1.5cmの汚れの持ってきた縞を形成するように獣脂/豚脂試験汚れで均質にコーティングし、試験プレートの上部3.5cmをコーティングせずに残した。実施例E1〜E11及びC1〜C4については、組成物E3及びC1の3%溶液で、上述のものと同一の条件下でProminent Elektronik A308を使用して、コーティングした試験プレートを泡で覆い、組成物E3及びC1を、15°dH、約40℃のタブ水で3%溶液に希釈する。20分後、そのように処理したセラミック試験プレートを600mlですすぎ、約23℃の周囲温度で15時間乾燥させた。その後、試験プレートから写真を撮り、洗浄及びすすぎ後の汚れた表面面積を、洗浄及びすすぎ前の汚れた表面面積と比較した。
C1洗浄組成物は、約68%の獣脂除去をもたらし、どこか別の場所で、本発明のE3洗浄組成物は、約93%の獣脂除去をもたらす。したがって、この洗浄効率試験は、本発明に従った洗浄組成物E3が有意な改善された洗浄性能を有することを明らかに示している。
値及び範囲が本明細書に提供されている場合はいつでも、これらの値及び範囲によって包含される全ての値及び範囲が本発明の範囲内に包含されることが意図されることが、理解される。さらにこれらの範囲内、及び値の範囲の上限または下限内にある全ての値も、本出願によって意図される。以下、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物であって、
前記水性発泡性洗浄組成物は:
−直鎖及び/または分岐鎖C 12 アルキルジメチルアミンオキシドもしくはC 12 アルキルジエチルアミンオキシド、またはC 12 アルキルメチルエチルアミンオキシドと;
−直鎖及び/または分岐鎖C 14 アルキルジメチルアミンオキシドもしくはC 14 アルキルジエチルアミンオキシド、またはC 14 アルキルメチルエチルアミンオキシドと;
−少なくとも一つのアニオン性界面活性剤と;
−アルカリ性源と;
−水と、を含み、
前記アニオン性界面活性剤は:
−ドデシル(オキシエチレン) スルフェート(式中、wは、約1〜約10の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに/または
−以下の式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、であり、
RO−(AO) n−1 −A’−COO M (I)
式中、
Rは、約8〜約18個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、約2〜約4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、約1〜約20の範囲にわたる平均モル数を表し
A’は、約1〜約3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す、水性発泡性洗浄組成物。
[2]
前記C 12 アルキルジメチルアミンオキシド対前記C 14 アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比は、約10:1〜約1:10、好ましくは約5:1〜約1:5、さらに好ましくは4:1〜約1:4、及び加えて好ましくは約3:1〜約1:3であり、前記重量%は、前記組成物の総重量に基づく、項目1に記載の組成物。
[3]
−ラウリルジメチルアミンオキシドと;
−テトラデシルジメチルアミンオキシドと;
−少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、を含み、
前記アニオン性界面活性剤は:
−ドデシル(オキシエチレン) スルフェート(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましくは約3〜約5の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに/または
−式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、であり、
式中、
Rは、約10〜約16個の炭素原子、及びより好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
AOは、2〜約3個の炭素原子、及びより好ましくは約2個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
nは、2〜約10、及びより好ましくは約3〜約5の範囲にわたる平均モル数を表し、
A’は、約1〜2個の炭素原子、及びより好ましくは約1個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
Mは、Hもしくはカチオンを表し、
mは、Mの価電子数と等しい数を表す、項目1または2に記載の組成物。
[4]
a)前記アミンオキシドの総量対b)前記アニオン性界面活性剤の総量の重量%比は、約1:4〜約1:0.2、好ましくは約1:3〜約1:0.3、さらにより好ましくは約1:0.8〜約1:0.4の範囲であり、前記重量%は、前記組成物の総重量に基づく、項目1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
[5]
前記水性発泡性洗浄組成物は、アルカリ性源を含み、前記アルカリ性源は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属塩、ホスフェート、アミン、及びそれらの混合物、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化リチウムを含むアルカリ金属水酸化物を含むか、または混合物であり、最も好ましくは前記アルカリ性源は、水酸化ナトリウムである、項目1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
[6]
前記水性発泡性洗浄組成物は、ヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネートを含む、項目1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
[7]
前記水性発泡性洗浄組成物は、ポリマーポリカルボキシレート、好ましくは約500Mw〜約50000Mw、好ましくは約1000Mw〜約20000Mw、加えて好ましくは約3000Mw〜約10000Mw、及びより好ましくは約4000Mw〜約6000Mwの分子量を有するポリアクリレートを含み、前記ポリマーポリカルボキシレートの前記分子量は、完全に中和されたナトリウムポリマーポリカルボキシレート(sodium polymeric polycarboxylate)に基づく、項目1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
[8]
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.5重量%以上〜約1重量%以下の、直鎖及び/または分岐鎖C 12 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C 14 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
−少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と;
−約0.5重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約8重量%以下、及びさらに好ましくは約2重量%以上〜約5重量%以下の、アルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウムと;
−約60重量%以上、好ましくは約70重量%以上、及びさらに好ましくは約85重量%以上〜約92重量%以下の水と、を含む、濃縮組成物であって、
前記アニオン性界面活性剤は:
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.3重量%以上〜約1重量%以下の、ドデシル(オキシエチレン) スルフェート(式中、wは、約1〜約10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましくは約3〜約5の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはその混合物、であり、
前記構成成分の前記重量%は前記組成物の総重量に基づき、前記構成成分は、前記濃縮組成物の前記構成成分の総重量が100重量%を超えないように選択される、項目1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
[9]
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.5重量%以上〜約1重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C 12 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C 14 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
−少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と;
−約0.5重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約8重量%以下、及びさらに好ましくは約2重量%以上〜約5重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウムと;
−約0重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約1重量%以上〜約5重量%以下、及びより好ましくは約2重量%以上〜約4重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネートと;
−約0重量%以上〜約5重量%以下、好ましくは約0.5重量%以上〜約2重量%以下、及びより好ましくは約0.7重量%以上〜約1重量%以下のポリカルボキシレート、好ましくはポリアクリレートと;
−約45重量%以上、好ましくは約70重量%以上、及びさらに好ましくは約85重量%以上〜約92重量%以下の水と、を含む、濃縮水性発泡性洗浄組成物であって、
前記アニオン性界面活性剤は:
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.3重量%以上〜約1重量%以下のドデシル(オキシエチレン) スルフェート(式中、wは、1〜10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましくは約3〜約5の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.1重量%以上〜約10重量%以下、好ましくは約0.2重量%以上〜約5重量%以下、及びさらに好ましくは約0.5重量%以上〜約2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはその混合物、であり、
前記構成成分の前記重量%は前記組成物の総重量に基づき、前記構成成分は、前記組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される、項目1〜8のいずれか一項に記載の水性発泡性洗浄組成物。
[10]
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましくは約0.01重量%以上〜約0.02重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C 12 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C 14 アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
−少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と;
−約0.01重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.16重量%以下、及びさらに好ましくは約0.04重量%以上〜約0.1重量%以下のアルカリ性源、好ましくは水酸化ナトリウムと;
−約0重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.02重量%以上〜約0.1重量%以下、及びより好ましくは約0.04重量%以上〜約0.08重量%以下のヒドロトロープ、好ましくはクメンスルホネートと;
−約0重量%以上〜約0.1重量%以下、好ましくは約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下、及びより好ましくは約0.014重量%以上〜約0.02重量%以下のポリカルボキシレート、好ましくは約4000Mw〜約6000Mwを有するポリアクリレートと;
−約98重量%以上、好ましくは約99重量%以上、及びさらに好ましくは約99.9重量%以上の水と、を含む、希釈水性発泡性洗浄組成物であって、
前記アニオン性界面活性剤は:
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましくは約0.006重量%以上〜約0.02重量%以下のドデシル(オキシエチレン) スルフェート(式中、wは、1〜10、好ましくは約2〜約8、及びより好ましくは約3〜約5の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに/あるいは
−約0.002重量%以上〜約0.2重量%以下、好ましくは約0.004重量%以上〜約0.1重量%以下、及びさらに好ましくは約0.01重量%以上〜約0.04重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれの混合物、であり、
前記構成成分の前記重量%は、前記組成物の総重量に基づき、前記構成成分は、前記組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される、項目1〜9のいずれか一項に記載の水性発泡性洗浄組成物。
[11]
前記水性発泡性洗浄組成物は、約7.0〜約14.0の範囲のpH、好ましくは約9.5〜約13.0の範囲のpH、及びより好ましくは約11.0〜約12.5の範囲のpHを有する、項目1〜10のいずれか一項に記載の水性発泡性洗浄組成物。
[12]
項目1〜11に記載の構成成分を含む、泡組成物。
[13]
泡安定性を有し、最初の泡の体積に基づいて、1分後の泡の体積の減少は約10体積%〜20体積%であり、2分後は約15体積%〜25体積%であり、5分後は約15体積%〜25体積%であり、10分後は約20体積%〜30体積%である、項目12に記載の泡組成物。
[14]
10μm以上〜約2000μm以下、好ましくは80μm以上〜約1000μm以下、及びより好ましくは100μm以上〜約300μm以下の範囲の平均泡直径の気孔径D 50 を有する、項目12または13に記載の泡組成物。
[15]
洗浄される表面から汚れを除去するための方法であって、項目1〜11のいずれか一項に記載の組成物を、前記表面に適用することを含む、方法。
[16]
a)前記洗浄される表面上の汚れに実質的に浸透し、かつ/または前記洗浄される表面上の汚れを予め洗浄するのに十分な時間、前記洗浄される表面に前処理液、好ましくは水を、任意に適用することと、
b)項目1〜11のいずれか一項に記載の組成物を、前記洗浄される表面を洗浄するための時間、前記洗浄される表面に適用することと、
c)前記適用(a)及び/または(b)の前及び/または後に、任意のすすぎステップと、を含む、項目15に記載の方法。
[17]
項目1〜14のいずれか一項に記載の組成物の使用であって、洗浄される表面から汚れを除去するため、好ましくは分解洗浄システムの表面から汚れを除去するための、使用。

Claims (13)

  1. 洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物であって、
    前記水性発泡性洗浄組成物は:
    0.1重量%以上10重量%以下の、直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシド、並びに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
    0.1重量%以上10重量%以下の、ドデシル(オキシエチレン)スルフェート(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均モル数を表す)と;
    0.1重量%以上10重量%以下の、少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩と;
    0.5重量%以上10重量%以下のアルカリ性源と;
    1重量%以上5重量%以下のヒドロトロープと;
    0.5重量%以上2重量%以下のポリカルボキシレートと;
    少なくとも45重量%の水と、を含み、
    前記少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩は、以下の式(I)によって表され、
    RO−(AO)n−1−A’−COOM (I)
    式中、
    Rは、8〜18個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
    AOは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
    nは、1〜20の範囲にわたる平均モル数を表し
    A’は、1〜3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し
    Mは、Hもしくはカチオンを表し、
    mは、Mの価電子数と等しい数を表す、水性発泡性洗浄組成物。
  2. 前記C12アルキルジメチルアミンオキシド対前記C14アルキルジメチルアミンオキシドの重量%比は、10:1〜1:10であり、前記重量%は、前記組成物の総重量に基づく、請求項1に記載の組成物。
  3. N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシドと;
    N−テトラデシル−N,N−ジメチルアミンオキシドと;
    少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と、を含み、
    前記アニオン性界面活性剤は:
    ドデシル(オキシエチレン)スルフェート(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに
    前記式(I)によって表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、であり、
    式中、
    Rは、10〜16個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
    AOは、2〜3個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
    nは、2〜10の範囲にわたる平均モル数を表し、
    A’は、1〜2個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
    Mは、Hもしくはカチオンを表し、
    mは、Mの価電子数と等しい数を表す、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記アミンオキシドの総量対前記アニオン性界面活性剤の総量の重量%比は、1:4〜1:0.4の範囲であり、前記重量%は、前記組成物の総重量に基づく、請求項に記載の組成物。
  5. 前記水性発泡性洗浄組成物は、アルカリ性源を含み、前記アルカリ性源は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属塩、ホスフェート、アミン、及びそれらの混合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記ヒドロトロープは、クメンスルホネートである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記水性発泡性洗浄組成物は、500Mw〜50000Mwの分子量を有するポリマーポリカルボキシレートを含み、前記ポリマーポリカルボキシレートの前記分子量は、完全に中和されたナトリウムポリマーポリカルボキシレート(sodium polymeric polycarboxylate)に基づく、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 0.1重量%以上〜10重量%以下の、直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
    少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と;
    0.5重量%以上〜10重量%以下の、アルカリ性源と;
    60重量%超の水と、を含む、水性発泡性洗浄組成物であって、
    前記アニオン性界面活性剤は:
    0.1重量%以上〜10重量%以下の、ドデシル(オキシエチレン)スルフェート(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに
    0.1重量%以上〜10重量%前記式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはその混合物、であり、
    前記構成成分の前記重量%は前記組成物の総重量に基づき、前記構成成分は、前記水性発泡性洗浄組成物の前記構成成分の総重量が100重量%を超えないように選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  9. 洗浄される表面から低温で汚れを除去するための水性発泡性洗浄組成物であって、
    前記水性発泡性洗浄組成物は:
    0.002重量%以上〜0.2重量%以下の直鎖及び/または分岐鎖C12アルキルジメチルアミンオキシドの混合物、ならびに直鎖及び/または分岐鎖C14アルキルジメチルアミンオキシドの混合物と;
    少なくとも1つのアニオン性界面活性剤と;
    0.01重量%以上〜0.2重量%以下のアルカリ性源と;
    0.02重量%以上〜0.2重量%以下のヒドロトロープと
    0.01重量%以上〜0.1重量%以下の、4000Mw〜6000Mwを有するポリカルボキシレートと;
    98重量%〜99.9重量%の水と、を含む、水性発泡性洗浄組成物であって、
    前記アニオン性界面活性剤は:
    0.002重量%以上〜0.2重量%以下のドデシル(オキシエチレン)スルフェート(式中、wは、1〜10の範囲にわたる平均モル数を表す)、ならびに
    0.002重量%以上〜0.2重量%以下の式(I)で表される少なくとも1つのポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩、またはそれの混合物、であり、
    RO−(AO) n−1 −A’−COO M (I)
    式中、
    Rは、8〜18個の炭素原子を有する直鎖及び/もしくは分岐鎖アルキル基を表し、
    AOは、2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ基を表し、
    nは、1〜20の範囲にわたる平均モル数を表し、
    A’は、1〜3個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、
    Mは、Hもしくはカチオンを表し、
    mは、Mの価電子数と等しい数を表し、
    前記構成成分の前記重量%は、前記組成物の総重量に基づき、前記構成成分は、前記組成物の全ての構成成分の総重量が100重量%を越えないように選択される、水性発泡性洗浄組成物。
  10. 前記水性発泡性洗浄組成物は、7.0〜14.0の範囲のpHを有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の水性発泡性洗浄組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の水性発泡性洗浄組成物を含む、泡組成物。
  12. 泡安定性を有し、最初の泡の体積に基づいて、1分後の泡の体積の減少は10体積%〜20体積%であり、2分後は15体積%〜25体積%であり、5分後は15体積%〜25体積%であり、10分後は20体積%〜30体積%である、請求項11に記載の泡組成物。
  13. 10μm以上〜2000μm以下の範囲の平均泡直径の気孔径D50を有する、請求項11又は12に記載の泡組成物。
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