JP6326999B2 - 表示装置および制御方法 - Google Patents
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Description
本発明によれば、光源の経時変化が発生して光源の光量が変化しても、光源が発する光の光量が制御されるため、ホワイトバランスが変化するのを抑えることができる。
この構成によれば、第2光源の光量の調整値とセンサーの測定値とから第1光源と第2光源の光量を調整し、ホワイトバランスを調整することができる。
この構成によれば、第2光源の光量の調整値とセンサーの測定値とから第1光源の光量を調整し、ホワイトバランスを調整することができる。
本発明によれば、光源の経時変化が発生して光源の光量が変化しても、光源が発する光の光量が制御されるため、ホワイトバランスが変化するのを抑えることができる。
この構成によれば、ホワイトバランスを、外部の測定器で正確に測定されて調整されたときのものにすることができる。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクター1のハードウェア構成を示した図である。プロジェクター1は、入力された映像信号により示される画像をスクリーンSCに投写する表示装置である。プロジェクター1は、製造時においては、スクリーンSCに投写した画像を測定する測定器2を用いて調整される。
選択部12は、制御部10により制御され、インターフェース11において映像信号が入力されるいずれかの端子を選択し、選択した端子に入力されている映像信号を画像処理部31へ供給する。
画像処理部31は、選択部12から供給される映像信号を取得する。画像処理部31は、投写する画像の明るさやコントラスト、色合いの調整など各種の画像処理機能を備えており、供給された映像信号に対して各種の画像処理を施す。画像処理部31は、画像処理が施された映像信号をパネル駆動部32へ供給する。
各レーザー光源は、発する光の光量が、パルス信号のオンとなる期間に応じて変化する。
レンズシフト機構26は、投写レンズ群24の位置を移動させるものである。レンズシフト機構26は、投写レンズ群24を上下左右に移動させるための機構を有する。投写レンズ群24の位置が変化すると、スクリーンSCに投写される画像の位置は、変化した投写レンズ群24の位置に応じて上下左右に変化する。
シフト制御部36とレンズシフト機構26の協同により、投写レンズ群24が移動する。シフト制御部36およびレンズシフト機構26は、投写レンズ群24を移動させるレンズシフト部の一例である。
図3は、調整に係る機能の機能ブロック図である。
光量制御部100は、記憶部15に記憶されている調整値と光量比を取得し、取得した調整値および光量比に基づいて、制御信号を光源制御部50へ出力し、レーザー光源42R、レーザー光源42Gおよびレーザー光源42Bの光量を制御する。
更新部102は、投写レンズ群24の位置に応じて、当該位置に対応付けられている光量比を記憶部15から取得し、センサー14が測定した光量比と記憶部15から取得した光量比とに応じて、投写レンズ群24の位置に対応付けられて記憶部15に記憶されている調整値を更新する。
次に本実施形態の動作例について説明する。なお、以下の説明においては、製造時において作業者がプロジェクター1を調整するときの動作と、経時変化によりレーザー光源の出力が変化したときの動作について説明する。
プロジェクター1の製造工程においてプロジェクター1を調整するときの動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。作業者は、レーザー光源の出力値を調整する際には、操作部16を操作し、プロジェクター1のモードを、レーザー光源の光量を調整する光量調整モードにする。制御部10は、光量調整モードに移行すると、シフト制御部36を制御し、投写レンズ群24の位置を所定位置に移動させる(ステップSA1)。本実施形態においては、所定位置は、例えば図2に示した位置Aである。なお、所定位置は、位置Aに限定されるものではなく、他の位置であってもよい。
また、例えば、投写レンズ群24の位置が位置Aの場合、制御部10は、レーザー光源42Gの光量をVG2とする制御信号を光源制御部50へ出力する。さらに、制御部10は、センサー14の測定した赤色光、緑色光および青色光の光量比がR2:G2:B2となるように、光源制御部50へ制御信号を出力し、レーザー光源42Rおよびレーザー光源42Bの光量を制御する。
次に、経時変化によりレーザー光源の光量が変化したときの動作例について説明する。制御部10は、例えば、プロジェクター1の操作部16において、電源をオフにする操作またはホワイトバランスの自動調整モードにする操作が行われると、自動調整モードへ移行する。
制御部10は、自動調整モードに移行すると、センサー14が測定した赤色光、緑色光および青色光の光量比を取得する(ステップSC1)。次に制御部10は、この時点における投写レンズ群24の位置に対応付けて記憶部15に記憶されている赤色光、緑色光および青色光の光量比を取得し(ステップSC2)、記憶部15から取得した光量比とセンサー14が測定した光量比とを比較する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
また、レーザー光源の光量の調整を行う際には、基準光を黄色光とし、黄色光の照度を測定器2で測定し、蛍光体ホイールにレーザー光を照射するレーザー光源の光量を、測定器2の測定結果に応じて調整する。また、ホワイトバランスを調整する際には、黄色光の光量と青色光の光量の比を測定器2で測定し、黄色光の光量と青色光の光量の比が所定の比となるように、拡散板43Bへ青色光を照射するレーザー光源42B(第1光源)の光量を調整する。
この構成においても、赤色光、緑色光および青色光の光量比が所定の比となるように、移動後の位置に応じて各レーザー光源の光量が制御されるため、経時変化によりレーザー光源の光量が製造時から変化しても、スクリーンSCに投写される画像のホワイトバランスは変化しないこととなる。
なお、上述の構成では、蛍光体ホイールにより黄色光を得ているが、黄色光を発するレーザー光源を用いる構成としてもよい。
線形補間や多項式補間、またはスプライン補間などの補間方法により、移動した位置におけるレーザー光源の光量の調整値を算出し、算出した調整値で各レーザー光源を制御するようにしてもよい。
例えば、位置Aと位置Bとの中間点に投写レンズ群24を移動させた場合、図7に示したように、位置Aにおけるレーザー光源42Gの光量の調整値がVG2であり、位置Bにおけるレーザー光源42Gの光量の調整値がVG1であると、中間点におけるレーザー光源42Gの光量の調整値については、(VG1+VG2)/2とする。
また、この中間点における赤色光、緑色光および青色光の光量比については、位置Bに対応付けて記憶されている「R1:G1:B1」と位置Bに対応づけて記憶されている「R2:G2:B2」から中間点における光量比を算出し、算出された光量比と、レーザー光源42Gの調整値とからレーザー光源42Rの光量の調整値とレーザー光源42Bの光量の調整値を算出するようにしてもよい。
Claims (5)
- 複数の光源と、
前記複数の光源が発する光を変調する変調部と、
前記変調部で変調された光を投写するレンズ群と、
前記レンズ群のレンズを移動させるレンズシフト部と、
前記レンズ群を透過した光の光量比を測定するセンサーと、
前記レンズ群の位置と、前記センサーの測定値と、前記複数の光源のうちの基準光源の光量の調整値とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記レンズ群の位置に応じて、当該位置に対応付けられている測定値および調整値を前記記憶部から取得し、取得した調整値に基づいて前記基準光源の光量を制御し、取得した調整値および測定値に基づいて前記基準光源以外の光源の光量を制御する光量制御部と、
前記レンズ群の位置に応じて、当該位置に対応付けられている測定値を前記記憶部から取得し、前記センサーの測定値と前記記憶部から取得した測定値とに応じて、当該位置に対応付けて前記記憶部に記憶されている調整値を更新する更新部と、
を有する表示装置。 - 前記複数の光源は、赤色光を発する第1光源と、緑色光を発する第2光源と、青色光を発する第3光源であり、前記基準光源は、前記第2光源である
請求項1に記載の表示装置。 - 前記複数の光源は、第1光源と第2光源であり、
前記第2光源が発する光から赤色光と緑色光とを生成する生成部を有し、
前記生成部で生成された赤色光と緑色光とが前記変調部へ入射し、
前記基準光源は、前記第2光源である
請求項1に記載の表示装置。 - 複数の光源と、
前記複数の光源が発する光を変調する変調部と、
前記変調部で変調された光を投写するレンズ群と、
前記レンズ群のレンズを移動させるレンズシフト部と、
前記レンズ群を透過した光の光量比を測定するセンサーと、
前記レンズ群の位置と、前記センサーの測定値と、前記複数の光源のうちの基準光源の光量の調整値とを対応付けて記憶する記憶部と、
を有する表示装置において前記複数の光源の光量を制御する方法であって、
前記レンズ群の位置に応じて、当該位置に対応付けられている測定値および調整値を前記記憶部から取得し、取得した調整値に基づいて前記基準光源の光量を制御し、取得した調整値および測定値に基づいて前記基準光源以外の光源の光量を制御する工程と、
前記レンズ群の位置に応じて、当該位置に対応付けられている測定値を前記記憶部から取得し、前記センサーの測定値と前記記憶部から取得した測定値とに応じて、当該位置に対応付けて前記記憶部に記憶されている調整値を更新する工程と、
を有する制御方法。 - 前記記憶部に記憶された測定値は、
前記複数の光源が発した光の光量比を外部の測定器で測定し、測定された光量比が所定の光量比となったときの前記センサーの測定値である
請求項4に記載の制御方法。
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