JP6659079B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents

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本発明は高い紫外線防御効果及びその効果が長期間保持される、良好な使用感を併せ持つ日焼け止め化粧料に関する。
日焼け止め化粧料は、紫外線から肌を防御する効果に優れることはもちろんとして、使用性及び使用感に優れることも必要とされている。日焼け止め化粧料は夏に多用されることから、特に、塗布時にさっぱり感に優れるなどの、良好な使用感を求められている。
これらの要求に答えるため、日焼け止め化粧料をエアゾール形態とする試みがなされている。(例えば、特許文献1,2及び3参照)しかしながら、これらの技術に於いては、優れた使用性は得られるもの、その使用感は、夏の使用において充分満足のいくものではなかった。また、使用直後には高い紫外線に対する防御効果を示すものの、経時でもその効果が維持できるかという点に関して不充分であった。 従って、良好な使用性と使用感を有し、紫外線防御効果が長期間保持できる日焼け止め化粧料が求められていた。
一方、紫外線吸収剤を含有し、原液中の一定割合以上をシリコーン油剤が占め、かつ、炭素数2〜12のアルキル基により変性されたアルキル変性シリコーンを含有するエアゾール型の日焼け止め化粧料が使用性、使用感ともに優れ、高い紫外線防御効果が長期間保持されることは知られていなかった。
特開2010−120871号 特開2004−224706号 特開2010−90056号
本発明は使用性及び使用感に優れ、且つ、高い紫外線防御効果が長期間保持できる日焼け止め化粧料を提供することを課題とする。
前述した、従来技術の課題を鑑み、発明者等は、使用性及び使用感に優れ、且つ、高い
紫外線防御効果の持続性に優れた日焼け止め化粧料を求めて鋭意研究した結果、紫外線吸収剤を含有し、原液中の一定割合以上をシリコーン油剤が占め、かつ、炭素数2〜12のアルキル基により変性されたアルキル変性シリコーンを含有するエアゾール型の日焼け止め化粧料が課題を解決することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)下記成分A)、B)及びC)を含有する原液とプロペラントとからなることを特徴とするエアゾール型日焼け止め化粧料。
A)シリコーン油剤30質量%以上
B)紫外線吸収剤
C)炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーン
(2)紫外線吸収剤の原液中の含有量が原液全量の5.0〜15.0質量%であることを特徴とする(1)記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
(3)紫外線吸収剤として、A領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤から選択される一種または二種以上及びB領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤から選択される一種または二種以上を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
(4)炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーンの原液中の含有量が原液全量の0.1〜10.0質量%であることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
(5)さらに原液中に分岐鎖脂肪酸を含有することを特徴とする(1)〜(4)いずれかに記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
本発明に使用性及び使用感に優れ、且つ、高い紫外線防御効果が長期間保持できる日焼け止め化粧料を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<1>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料の必須成分であるシリコーン油剤
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料はシリコーン油剤を原液中の30質量%含有することを特徴とする。本発明のシリコーン油剤とは、具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリメチルシロキシフェニルジメチコン、炭素数13以上のアルキルで変性されたジメチルポリシロキサン等の直鎖状のシリコーン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン等が例示される。
なお、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等の乳化能を有するシリコーンや、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン/(PEG−10/15)クロスポリマー等の部分架橋型シリコーン、アクリル変性シリコーン等のグラフトポリマー型のシリコーンは本発明のシリコーン油剤には含まない。
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料におけるシリコーン油剤の含有量は、原液中の30質量%以上であるが、好ましくは、35質量%以上、より好ましくは45質量%以上である。シリコーン油剤の含有量を上記範囲とすることで、さっぱりとした良好な使用感を得ることができる。
<2>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料の必須成分である紫外線吸収剤
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料はその必須成分として、紫外線吸収剤を含有する。本発明に於いては、紫外線吸収剤は紫外線を吸収し、肌を紫外線から防御する役割を担っており、A領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤(以下UV−A吸収剤という)とB領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤(以下UV−B吸収剤という)を併用することが好ましい。
UV−A吸収剤としては、具体的には、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、ビス(レスルシニル)トリアジン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、T−ブチルメトキシベンゾイルメタン等の化合物があげられる。この内でも、紫外線吸収能に優れることから、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、T−ブチルメトキシベンゾイルメタンが特に好ましい。これらの化合物には市販品が存在するので、市販品をそのまま用いることができる。具体的な市販品としては「UVINUL A+GRANULAR」(ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル BASF社製)、「パルソール1789」(T
−ブチルメトキシベンゾイルメタン DSM社製)が例示できる。
また、UV−B吸収剤としては、具体的には、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、2,4,6−トリアニリノ−P−(カルボ−2´−エチルヘキシル−1´−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルフォン酸等の化合物があげられる。これらの化合物には市販品が存在するので、市販品をそのまま用いることができる。具体的な市販品としては、「ユビナールMC80」(パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル BASF社製)、「ユビナールT150」(2,4,6−トリアニリノ−P−(カルボ−2´−エチルヘキシル−1´−オキシ)−1,3,5−トリアジン BASF社製)、「ユビナールM40」(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン BASF社製)、「パルソールSLX」(ジメチコジエチルベンザルマロネート DSM社製)、「パルソール340」(2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル DSM社製)、「パルソールHMS」(サリチル酸ホモメンチル DSM社製)、「パルソールEMS」(サリチル酸オクチル DSM社製)、「EUSOLEX232」(2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルフォン酸 メルク社製)等が例示できる。
さらに、A,B領域にわたって紫外線を吸収する紫外線吸収剤として、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンが挙げられ、「チノソーブ Tinosorb S」(BASF SE社製)として市販されている。
上記紫外線吸収剤の含有量は、UV−A吸収剤及びUV−B吸収剤の総量で、エアゾール型日焼け止め化粧料の原液全量の5.0〜15.0質量%であり、8.0〜12.0質量%であることが好ましい。含有量が下限値以下では、紫外線に対する防御効果が不十分な場合があり、また、上限値以上では、含有量を増加させても紫外線に対する防御効果が頭打ちになり、化粧料を塗布する際に伸びが重くなるなどの使用性の低下が生じる場合があり好ましくない。
<3>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料の必須成分である炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーン
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は、必須成分として炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーン(以下アルキル変性シリコーンと称する)を含有する。かかるアルキル変性シリコーンとしては、具体的には、エチルトリシロキサン、オクチルトリシロキサン、カプリリルメチコン等が好適に例示される。これらのアルキル変性シリコーンには市販品も存在するので、これら市販品を入手して使用することもできる。
具体的な市販品としては、「SILSOFT(登録商標) ESS」、「SILSOFT(登録商標) 034」(いずれも、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、「シリコーンSS3408」(東レ・ダウコーニング株式会社製)等が例示される。
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料におけるアルキル変性シリコーンの含有量はエアゾール型日焼け止め化粧料の原液中の0.1〜10.0質量%であることが好ましく、0.5〜5.0質量%であることがより好ましい。含有量をこの範囲とすることで、紫外線防御効果を長期間維持することができる。
<4>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料の必須成分であるプロペラント
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は、必須成分としてプロペラントを含有する。プロペラントとしては、通常のエアゾールに用いられるいわゆる液化天然ガス(LPG)
が好ましい。これらLPGには市販品も存在するので、かかる市販品を購入して、原液と混合してエアゾール化粧料とすることができる。
エアゾール型日焼け止め化粧料における原液とプロペラントの混合比は、質量比で90:10〜10:90の範囲であることが好ましく、60:40〜20:80の範囲であることがさらに好ましい。下限値以下では、容器からのエアゾール化粧料の突出が不充分である場合があり好ましくない。また、上限値以上では、吐出される原液量が少なすぎて、日焼け止め化粧料としての効果が不充分な場合があり好ましくない。
<5>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料の分岐鎖脂肪酸
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は紫外線防御効果が、さらに、長期間維持できることから、分岐鎖脂肪酸を含有することが好ましい。かかる分岐鎖脂肪酸としては、イソ酪酸、4−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソステアリン酸等が好適に例示される。
分岐鎖脂肪酸の含有量は、エアゾール型日焼け止め化粧料の原液全量の0.01〜1.0質量%であることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.5%である。このような範囲をとることで、紫外線防御効果がさらに長期間維持される。
<6>本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料
本発明のエアゾール型日焼け止め化粧料は、必須成分である30質量%以上のシリコーン油剤、炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーン及び紫外線吸収剤、場合に応じて分岐鎖脂肪酸を含有する原液とプロペラントを混合することにより得られる。
また、エアゾール型日焼け止め化粧料は上記必須成分以外に通常化粧料で使用される任意成分を発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ポリエーテル変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪
酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面処理されていてもよい、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面処理されていてもよい、酸化コバルト、群青、紺青、酸化亜鉛の無機顔料類、表面処理されていてもよい、酸化鉄二酸化チタン焼結体等の複合顔料、表面処理されていてもよい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていてもよい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB塩酸塩,ビタミンBトリパルミテート,ビタミンBジオクタノエート,ビタミンB又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、Α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが例示できる。
本発明のエアゾール化粧料は、例えば、上記必須成分と任意成分を含有する原液を調製した後、プロペラントとエアゾール容器中で混合することにより調製することができる。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明するが、本発明が以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1〜4、比較例1〜3>
表1の成分を室温で攪拌混合し、均一溶液とし、原液を調製した。この原液と市販LPGを質量比で30:70の割合で、エアゾール容器に充填しエアゾール化粧料を調製した。
Figure 0006659079
* 1)「シリコーンKF54」 信越化学工業株式会社製
* 2)「シリコーンSS3408」 東レ・ダウコーニング株式会社製
* 3)「SILSOFT(登録商標) 034」モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製
* 4)「イソステアリン酸EX」 高級アルコール工業株式会社製
* 5)「TINOSORB S」 BASF社製
* 6)「UVINUL A+GRANULAR」 BASF社製
* 7)「パルソール1789」 DSM社製
* 8)「ノムコートTAB−R」 日清オイリオグループ株式会社製
* 6)「パルソールSLX」DSM社製
<試験例1>SPF値の測定
ISO24444の方法により実施例及び比較例の各エアゾール化粧料を塗布した場合のSPF値を測定した。結果を表2に示す。
<試験例2>PFA値の評価
JCIA1995PFAの試験方法により実施例及び比較例の各エアゾール化粧料を塗布した場合のPFA値を評価した。結果を表2に示す。
<試験例3>SPF値及びPFA値の保存による安定性
実施例及び比較例の各エアゾール化粧料を40℃に3か月間放置し、放置後、試験例1及び2に準じてSPF値及びPFA値を測定した。調製直後の値を100とした場合の放
置後の値を求めた結果を表2にしめす。
<試験例3>使用時の伸びの評価
熟練評価者5名により実施例及び比較例の各エアゾール化粧料を肌に塗布した場合のさっぱり感についての官能評価を行った。評価は以下の評価基準に基づき行った。評価では、5名の平均値を求めその化粧料の評点とした。結果を表2に示す。
清涼感が比較例1と比較して:
かなりある 5点、
ある 4点
同等 3点、
ややない 2点、
かなりない 1点
Figure 0006659079
表2から明らかなように本発明のエアゾール化粧料が長期間の保存によっても、紫外線防御効果が維持され、良好な使用感を有することが確認された。
本発明は日焼け止め化粧料として利用できる。

Claims (5)

  1. 下記成分A)、B)、C)及びD)を含有する原液とプロペラントとからなることを特徴とするエアゾール型日焼け止め化粧料。
    A)シリコーン油剤を原液全量の30質量%以上
    B)紫外線吸収剤
    C)炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーン(ただし、A)シリコーン油剤には含まれない)
    D)分岐鎖脂肪酸
  2. シリコーン油剤の原液中の含有量が、原液全量の35質量%以上であることを特徴とする請求項1記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
  3. 紫外線吸収剤の原液中の含有量が、原液全量の5.0〜15.0質量%であることを特徴とする請求項1または2記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
  4. 紫外線吸収剤として、A領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤から選択される一種または二種以上及びB領域の紫外線を吸収する紫外線吸収剤から選択される一種または二種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
  5. 炭素数2〜12のアルキル基で変性されたアルキル変性シリコーンの原液中の含有量が、原液全量の0.1〜10.0質量%であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のエアゾール型日焼け止め化粧料。
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