JP6656493B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置を制御する表示制御装置及び表示制御方法に関する。
近年、ドアミラーの代わりに車両の左右後側方の状況を運転者に提示する電子ミラーが提案されている。電子ミラーでは、車両の左右後側方をカメラで撮影し、当該撮影によって得られた画像を左右反転させて表示装置で表示する。例えば、特許文献1には、車両走行車線及び隣接車線の後方の状況を表示する電子ミラーが提案されている。
特開2015−144407号公報
しかしながら、電子ミラーの表示には、運転者にとって視認不要な部分が含まれており、当該部分の表示のために電力が消費されている。このため、消費電力に改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、消費電力を低減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、表示装置を制御する表示制御装置であって、車両周辺の撮影画像を取得する取得部と、予め定められた規則に従い、撮影画像と撮影画像上の特徴点とに基づいて撮影画像の領域のうちの端部領域を求め、表示装置の表示において、端部領域の表示態様を、端部領域以外の撮影画像の領域である残部領域の表示態様と異ならせる制御を行う制御部とを備え、撮影画像は、左辺及び右辺の一方であり当該撮影画像上の車両の存在する側に対応する辺である内辺と、左辺及び右辺のうちの他方である外辺と、上辺と、下辺とを有し、予め定められた規則は、特徴点が上辺上に位置する場合には、外辺の上端に位置する第1点と、第1点以外の外辺上の点であって特徴点より下側に位置する第2点と、特徴点とで囲まれる領域を端部領域として求めること、特徴点が上辺近傍に位置する場合には、第1点と、第2点と、内辺の上端に位置する第3点と、内辺上の点であって第2点と特徴点とを結ぶ直線より下側に位置し、第3点と同じか第3点より下側に位置し、かつ特徴点より上側に位置する第4点と、特徴点とで囲まれる領域を端部領域として求めること、特徴点が下辺上に位置する場合には、外辺の下端に位置する第5点と、第5点以外の外辺上の点であって特徴点より上側に位置する第6点と、特徴点とで囲まれる領域を端部領域として求めること、及び、特徴点が下辺近傍に位置する場合には、第5点と、第6点と、内辺の下端に位置する第7点と、内辺上の点であって第6点と特徴点とを結ぶ直線より上側に位置し、第7点と同じか第7点より上側に位置し、かつ特徴点より下側に位置する第8点と、特徴点とで囲まれる領域を端部領域として求めること、の少なくともいずれか1つを含む。
本発明によれば、予め定められた規則に従い、撮影画像と撮影画像上の特徴点とに基づいて撮影画像の領域のうちの端部領域を求め、表示装置の表示において、端部領域の表示態様を、残部領域の表示態様と異ならせる制御を行う。このような構成によれば、表示制御装置の消費電力を低減することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る第1規則を説明するための図である。 実施の形態1に係る第2規則を説明するための図である。 実施の形態1に係る第3規則を説明するための図である。 実施の形態1に係る第4規則を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 ミラーの調整例を説明するための図である。 ミラーの調整例を説明するための図である。 実施の形態2に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態2の変形例1に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2の変形例3に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態2の変形例5に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態3に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態4に係る表示制御装置による表示を模式的に示す図である。 実施の形態5に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 標準的なカメラ及び広角カメラの撮影領域を示す図である。 実施の形態5に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態5の変形例1に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態5の変形例2に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態5の変形例2に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態6に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態6に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態6の変形例3に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態6の変形例3に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態7に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態7に係る表示制御装置による表示例を示す図である。 実施の形態8に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置が搭載され、着目の対象となる車両を「自車両」と記載して説明する。
図1は、本実施の形態1に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。図1の表示制御装置1は、取得部11と制御部12とを備えており、表示装置21を制御することが可能となっている。
表示装置21は、例えば自車両のインストルメントパネル、または、ダッシュボードなどに配設される。表示装置21には、液晶表示装置、有機EL(electroluminescence)表示装置、LED(Light Emitting Diode)表示装置などの様々な表示装置を用いることができる。
取得部11は撮影画像を取得する。撮影画像は、表示装置21の表示に用いられる画像であり、例えば自車両後方の画像、自車両側方の画像、または、自車両前方の画像などの、自車両周辺の画像である。ドアミラーの表示を行う場合の撮影画像は、自車両後方の画像を左右反転させたミラー表示用の画像である。撮影画像は、カメラなどで撮影された画像の全部であってもよいし、当該画像の一部であってもよい。取得部11は、カメラであってもよいし、各種インターフェースであってもよい。
制御部12は、予め定められた規則に従い、取得部11で取得された撮影画像と、当該撮影画像上の特徴点とに基づいて、撮影画像の領域のうちの端部領域を求める。ここで、予め定められた規則は、第1規則、第2規則、第3規則または第4規則を含んでいる。以下、第1〜第4規則について説明する。
図2は、第1規則を説明するための図である。ここで第1規則を説明する前に、撮影画像2が有する複数の辺について説明する。図2に示すように、撮影画像2は、内辺Linと、外辺Loutと、上辺Lupと、下辺Ludとを有する。内辺Linは、左辺及び右辺の一方であり、当該撮影画像2上の自車両3の存在する側に対応する辺である。外辺Loutは、左辺及び右辺のうちの他方の辺である。
なお、図2には、自車両の左後側方を撮影するカメラで撮影された画像を反転させた画像が、撮影画像2として示されている。この場合、撮影画像2の右側が、自車両3の存在する側になるので、右辺が内辺Linとなり、左辺が外辺Loutとなる。撮影画像が、自車両の右後側方を撮影するカメラで撮影された画像を反転させた画像である場合には、撮影画像2の左側が、自車両3の存在する側になるので、左辺が内辺Linとなり、右辺が外辺Loutとなる。
さて図2に示すように、第1規則は、特徴点FPが上辺Lup上に位置する場合の規則である。この第1規則では、制御部12は、第1点P1と、第2点P2と、特徴点FPとで囲まれる領域を、端部領域2aとして求める。なお、第1点P1は、外辺Loutの上端に位置する点である。第2点P2は、第1点P1以外の外辺Lout上の点であって特徴点FPより下側に位置する点である。第2点P2の位置は、特徴点FPより下側に位置するという条件を十分に満たすことが見込まれる位置、例えば第1点P1との間の距離が外辺Loutの長さの1/4程度の位置に固定されてもよいし、後述するように適宜変更されてもよい。
図3は、第2規則を説明するための図である。図3に示すように、第2規則は、特徴点FPが、撮影画像2の上半分に位置する場合など、上辺Lup近傍に位置する場合の規則である。
この第2規則では、制御部12は、第1点P1と、第2点P2と、第3点P3と、第4点P4と、特徴点FPとで囲まれる領域を、端部領域2aとして求める。なお、第3点P3は、内辺Linの上端に位置する点である。第4点P4は、内辺Lin上の点であって、第2点P2と特徴点FPとを結ぶ直線L1より下側に位置し、第3点P3と同じか第3点P3より下側に位置し、かつ特徴点FPより上側に位置する点である。
図4は、第3規則を説明するための図である。図4に示すように、第3規則は、特徴点FPが下辺Lud上に位置する場合の規則であり、実質的に第1規則と上下を逆にした規則である。
この第3規則では、制御部12は、第5点P5と、第6点P6と、特徴点FPとで囲まれる領域を、端部領域2aとして求める。なお、第5点P5は、外辺Loutの下端に位置する点である。第6点P6は、第5点P5以外の外辺Lout上の点であって特徴点FPより上側に位置する点である。第6点P6の位置は、特徴点FPより上側に位置するという条件を十分に満たすことが見込まれる位置、例えば第5点P5との間の距離が外辺Loutの長さの1/4程度の位置に固定されてもよいし、後述するように適宜変更されてもよい。
図5は、第4規則を説明するための図である。図5に示すように、第4規則は、特徴点FPが、撮影画像2の下半分に位置する場合など、下辺Lud近傍に位置する場合の規則であり、実質的に第2規則と上下を逆にした規則である。
この第4規則では、制御部12は、第5点P5と、第6点P6と、第7点P7と、第8点P8と、特徴点FPとで囲まれる領域を、端部領域2aとして求める。なお、第7点P7は、内辺Linの下端に位置する点である。第8点P8は、内辺Lin上の点であって、第6点P6と特徴点FPとを結ぶ直線L2より上側に位置し、第7点P7と同じか第7点P7より上側に位置し、かつ特徴点FPより下側に位置する点である。
以上、撮影画像2が、自車両の左後側方を撮影するカメラで撮影された画像である場合の、第1〜第4規則について説明した。なお、撮影画像2が、自車両の左後側方を撮影するカメラで撮影された画像である場合には、図2〜図4の説明において左右を反転させた処理が、第1〜第4規則として行われる。
なお、以上の説明では、予め定められた規則は、第1規則、第2規則、第3規則または第4規則を含むものとして説明した。しかしながら、予め定められた規則は、第1規則、第2規則、第3規則及び第4規則の少なくともいずれか1つを含めばよい。例えば、制御部12は、第1規則または第2規則と第3規則または第4規則とを組み合わせた規則に従って得られる領域を端部領域として求めてもよい。
制御部12は、図2〜図4に示すように、表示装置21の表示において、端部領域2aの表示態様を、端部領域2a以外の撮影画像2の領域である残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う。
第1規則(図2)の場合には、残部領域2bの上部の形状は、上下方向に傾斜する、第2点P2と特徴点FPとを結ぶ線と、上辺Lupとによって規定される。第2規則(図3)の場合には、残部領域2bの上部の形状は、上下方向に比較的大きく傾斜する、第2点P2と特徴点FPとを結ぶ線と、上下方向に比較的小さく傾斜する、特徴点FPと第4点P4とを結ぶ線とによって規定される。なお、残部領域2bの上部の形状を規定する各線は、直線であってもよいし、曲線であってもよい。
第3規則(図4)の場合には、残部領域2bの下部の形状は、上下方向に傾斜する、第6点P6と特徴点FPとを結ぶ線と、下辺Ludとによって規定される。第4規則(図5)の場合には、残部領域2bの下部の形状は、上下方向に比較的大きく傾斜する、第6点P6と特徴点FPとを結ぶ線と、上下方向に比較的小さく傾斜する、特徴点FPと第8点P8とを結ぶ線とによって規定される。なお、残部領域2bの下部の形状を規定する各線は、直線であってもよいし、曲線であってもよい。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る表示制御装置1では、予め定められた規則に従い、撮影画像2と撮影画像2上の特徴点とに基づいて端部領域2aを求め、表示装置21の表示において、端部領域2aの表示態様を、残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う。このような構成において、例えば端部領域2aの表示態様を黒表示の態様にすれば、外辺Lout側の上部または下部が切り取られた画像、つまり撮影画像2のうちの残部領域2b内の画像が表示される。このため、運転者に、奥行き感が得られる自然な画像であり、かつ、比較的重要でない画像が切り取られた画像を取り出して表示することができる。また、撮影画像2の内容に合わせて残部領域2bの形状を適切に変更することができる。
なお、上記の構成において、表示装置21が、黒表示を行う場合に消費電力が低減する特定の表示装置である場合には、消費電力を低減することもできる。特定の表示装置は、例えば、有機EL装置であってもよいし、LED表示装置であってもよいし、複数のバックライトを備え、黒表示を行う画素に対応させてバックライトを消灯可能な液晶表示装置であってもよい。
<実施の形態2>
図6は、本発明の実施の形態2に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図6の表示制御装置1は、左表示装置21aと、右表示装置21bと、カメラ制御装置26cとに接続されている。
左表示装置21a及び右表示装置21bのそれぞれは、図1の表示装置21に対応している。なお、左表示装置21a及び右表示装置21bの代わりに1つの表示装置が用いられてもよい。以下、左表示装置21aと右表示装置21bとを区別しない場合にはこれらを「表示装置21」と記して説明することもある。
カメラ制御装置26cは、左後側方カメラ26a、及び、右後側方カメラ26bと接続されている。
左後側方カメラ26aは、自車両の左後側方を撮影するカメラであり、左ドアミラーの代わりに自車両に設けられている。右後側方カメラ26bは、自車両の右後側方を撮影するカメラであり、右ドアミラーの代わりに自車両に設けられている。本実施の形態2では、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bのそれぞれは、パノラマカメラでも広角カメラでもなく、画角が10度程度の画像を撮影する標準的なカメラであるものとして説明する。
なお、以下の説明では、左後側方カメラ26aで撮影された画像に基づくミラー表示用の画像を「左カメラ画像」と記すこともあり、右後側方カメラ26bで撮影された画像に基づくミラー表示用の画像を「右カメラ画像」と記すこともあり、左カメラ画像と右カメラ画像とを区別しない場合にはこれらを「カメラ画像」と記すこともある。
カメラ制御装置26cは、図示しない操作装置で受け付けた操作に基づいて、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bのそれぞれに対し、画角及び焦点を変更する制御を適宜行う。このような構成によれば、操作が適宜行われることによって、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bで撮影される範囲などを適宜調整することが可能である。
なお、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bの姿勢を変更できるように、これらを駆動する電動駆動機構を自車両に設けてもよい。また、カメラ制御装置26cは、図示しない操作装置で受け付けた操作に基づいて当該電動駆動機構を制御することによって、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bが撮影する方向を制御してもよい。このような構成によれば、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bで撮影される範囲の調整における自由度を高めることができる。
図7及び図8は、標準的なドアミラーの鏡像の調整例を示す図である。なお、ここでは、ドアミラーの一般的な調整例について説明するが、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bで撮影される範囲の調整も、ドアミラーの調整と同様に行われる。
図7に示すように、自車両3の後部から後方30mの位置にあり、自車両の側部から側方5mの幅の範囲が運転者に視認されるように、ドアミラーは調整される。図8に示すように、右ドアミラー4の鏡面4a左端から鏡面4aの横の長さの1/4程度の範囲にて自車両3のボディが運転者に視認され、かつ、鏡面4a下端から鏡面4aの縦の長さの1/3程度の範囲にて道路5が運転者に視認されるように、右ドアミラー4は調整される。左ドアミラーには、右ドアミラーの調整において左右を逆にした調整が行われる。左右のドアミラーにおいて推奨される調整は、左右のドアミラー及び国別の推奨値、並びに、左右のドアミラーの広さ及び種類などによって異なる。
図6に戻って、カメラ制御装置26cは、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bを以上のように制御するだけでなく、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bで撮影された左カメラ画像及び右カメラ画像を表示制御装置1に出力する。
次に、図6の表示制御装置1の内部構成について説明する。この表示制御装置1は、画像取得部11aと、画像認識部12aと、映像処理部12bと、画像出力部12cとを備える。なお、画像取得部11aの概念は、図1の取得部11に含まれる概念であり、画像認識部12a、映像処理部12b及び画像出力部12cの概念は、図1の制御部12に含まれる概念である。
画像取得部11aは、カメラ制御装置26cからのカメラ画像を、撮影画像として取得する。なお本実施の形態2では、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bのそれぞれが、標準的なカメラであることを考慮して、画像取得部11aは、カメラ画像を撮影画像として取得するように構成している。もし、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bのそれぞれが、例えばパノラマカメラ、広角カメラ、または、魚眼レンズ付きカメラなどである場合には、画像取得部11aは、電動駆動機構によってカメラの方向を物理的に移動させて得られる画像と等価な画像を、撮影画像として取得してもよい。電動駆動機構によってカメラの方向を物理的に移動させて得られる画像と等価な画像は、例えば、カメラ画像の一部を切り取った画像、または、カメラ画像に視点変換処理を施した画像などである。このように構成した場合には、カメラの方向を変更する電動駆動機構などのハードウェアが不要になるので、コスト低減化が期待できる。
画像認識部12a及び映像処理部12bについては、図9〜図12を用いて説明する。
図9は、本実施の形態2に係る左表示装置21a及び右表示装置21bなどの表示例を示す図である。以下の説明では、左カメラ画像に対応する撮影画像を「左の撮影画像」と記すこともあり、右カメラ画像に対応する撮影画像を「右の撮影画像」と記すこともある。
図9の例では、メータが設けられたメータ領域7を挟んだ状態で左表示装置21a及び右表示装置21bが設けられ、左の撮影画像2の残部領域2b及び右の撮影画像2の残部領域2bが、それぞれ左電子ミラー及び右電子ミラーとして表示されている。左の撮影画像2の残部領域2bには、自車両3のボディと、実線白線5aなどが付された道路5と、他車両6とが表示され、右の撮影画像2の残部領域2bには、自車両3のボディと、実線白線5aなどが付された道路5とが表示されている。
図10は、図9の左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。図11は、本実施の形態2に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。図12は、図11の左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。なお、以下の説明では、主に左の撮影画像2の端部領域2a及び残部領域2bについて説明するが、右の撮影画像2の端部領域2a及び残部領域2bについても以下の説明と同様である。
さて、図6の画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像2から予め定められたオブジェクトを認識し、当該オブジェクトに基づいて特徴点を求める。本実施の形態2では、予め定められたオブジェクトは道路の区画線である。なお、道路の区画線は、車の追い越し時のはみ出し禁止に対応する実線黄色線、車の全てのはみ出し禁止に対応する実線白線、及び、車のはみ出し許可に対応する破線白線などを含む。なお、実線白線などの役割はこれに限ったものではない。
図10及び図12の例では、画像認識部12aは、撮影画像2における実線白線5aの消失点5bの位置に基づいて、特徴点FPを求めている。図10の例では、画像認識部12aは、上辺Lup上の点のうち消失点5bの真上の点を、特徴点FPとして求めている。なお、画像認識部12aは、上辺Lupと消失点5bとの中点を、特徴点FPとして求めてもよい。図12の例では、画像認識部12aは、下辺Lud上の点のうち消失点5bの真下の点を、特徴点FPとして求めている。なお、画像認識部12aは、下辺Ludと消失点5bとの中点を、特徴点FPとして求めてもよい。
図6の映像処理部12bは、実施の形態1で説明した制御部12と同様の動作を行う。つまり、映像処理部12bは、予め定められた規則に従い、画像取得部11aで取得された撮影画像2と、画像認識部12aで求めた特徴点FPとに基づいて端部領域2aを求める。
図10の例のように、特徴点FPが上辺Lup上に位置する場合には、映像処理部12bは、第1規則に従って端部領域2aを求める。特徴点FPが上辺Lupと消失点5bとの中点である場合には、映像処理部12bは第2規則に従って端部領域2aを求める。図12の例のように、特徴点FPが下辺Lud上に位置する場合には、映像処理部12bは、第3規則に従って端部領域2aを求める。特徴点FPが下辺Ludと消失点5bとの中点である場合には、映像処理部12bは第4規則に従って端部領域2aを求める。
映像処理部12bは、図9及び図11のように、端部領域2aの表示態様を変更する画像処理を行う。なお、図9のドットハッチングが付された部分は黒色を示している。このような黒表示の態様は、例えば、端部領域2aを非表示にすることによって実現可能である。
図6の画像出力部12cは、映像処理部12bで画像処理が施された左の撮影画像2の映像信号を左表示装置21aに出力する。また、画像出力部12cは、映像処理部12bで画像処理が施された右の撮影画像2の映像信号を右表示装置21bに出力する。
<動作>
図13は、本実施の形態2に係る表示制御装置1の動作を示すフローチャートである。この動作は、例えば自車両のアクセサリー電源がオンになった場合、及び、自車両の駆動源がオンになった場合などに開始される。
まずステップS1にて、画像取得部11aは、左カメラ画像及び右カメラ画像を、撮影画像2として取得する。
ステップS2にて、画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像2から実線白線5aを認識する。
ステップS3にて、画像認識部12aは、認識した実線白線5aの消失点5bを認識する。
ステップS4にて、画像認識部12aは、認識した消失点5bの位置に基づいて特徴点FPを求める。
ステップS5にて、映像処理部12bは、特徴点FPなどに基づいて端部領域2aを求め、端部領域2aの表示態様を変更する画像処理を行う。
ステップS6にて、画像出力部12cは、映像処理部12bで画像処理が施された左の撮影画像2の映像信号を左表示装置21aに出力し、映像処理部12bで画像処理が施された右の撮影画像2の映像信号を右表示装置21bに出力する。その後、ステップS1に処理が戻る。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る表示制御装置1では、撮影画像2から、実線白線5aなどの予め定められたオブジェクトを認識し、当該オブジェクトに基づいて特徴点を求める。このような構成によれば、撮影画像2の内容に合わせて残部領域2bの形状を適切に変更することができる。
<実施の形態2の変形例1>
図14は、実施の形態2の変形例1に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。図15は、図14の左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。
実施の形態2の図10の例では、映像処理部12bは、上辺Lup上の点のうち消失点5bの真上の点を、特徴点FPとして求めた。しかしながら、図15に示すように、映像処理部12bは、上辺Lup上の点のうち、実線白線5aの消失点5bを超えた延長上の点を、特徴点FPとして求めてもよい。
また、実施の形態2では、特徴点FPを求めるための予め定められたオブジェクトは、実線白線5aなどの区画線であった。しかしながら、予め定められたオブジェクトは、道路5の特定の消失点、例えば、道路5の中央の消失点、道路5の中央よりやや右側の部分の消失点、または、道路5の中央よりやや左側の部分の消失点などであってもよい。または、予め定められたオブジェクトは、歩道、ガードレール及び街頭などの道路関連物であってもよいし、地物であってもよいし、道路標示などの表示であってもよい。
<実施の形態2の変形例2>
図16は、実施の形態2の変形例2に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。図17は、図16の左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。
実施の形態2では、画像認識部12aは、撮影画像2から1つの特徴点FPを求めた。しかしながら、図17に示すように、画像認識部12aは、撮影画像2から複数の特徴点FPを求めてもよい。なお、図16及び図17の例では、画像認識部12aは、複数の特徴点FPとして、第1特徴点FP1及び第2特徴点FP2を求めている。なお、第1特徴点FP1は、実線白線5aの消失点5bと上辺Lupとの間に位置する点であり、上辺Lup近傍に位置する点である。第2特徴点FP2は、第1特徴点FP1よりも内辺Lin側に位置する点であり、上辺Lup上の点のうち点線白線5cの消失点5dの真上の点である。
以上のような場合に、映像処理部12bは、第1点P1と、第2点P2と、第1特徴点FP1と、第2特徴点FP2とで囲まれる領域を端部領域2aとして求めてもよい。この場合、端部領域2aの上部の形状は、上下方向に比較的大きく傾斜する、第2点P2と第1特徴点FP1とを結ぶ線と、上下方向に比較的小さく傾斜する、第1特徴点FP1と第2特徴点FP2とを結ぶ線と、上辺Lupとによって規定される。
なお、図17の例では1つの第1特徴点FP1が用いられたが、1つの第1特徴点FP1の代わりに、外辺Loutから内辺Linに向かうにつれて上辺Lupに近づいていく複数の第1特徴点FP1が用いられてもよい。また、第1特徴点FP1及び第2特徴点FP2などの特徴点の数は2つに限ったものではなく、実線白線5a及び点線白線5cなどの区画線の数は2つに限ったものではない。
また、以上と同様にして、映像処理部12bは、図16及び図17の上下を逆にした端部領域2aを求めてもよい。図示しないが、撮影画像2から、下辺Lud近傍に位置する特徴点である第3特徴点と、第3特徴点よりも内辺Lin側に位置し、かつ下辺Lud上に位置する特徴点である第4特徴点とが求められた場合に、映像処理部12bは、第5点と、第6点と、第3特徴点と、第4特徴点とで囲まれる領域を端部領域2aとして求めてもよい。
<実施の形態2の変形例3>
以上の構成において、映像処理部12bは、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bが撮影する方向(以下「カメラ方向」と記すこともある)の変化に対応させて、残部領域2bの形状を変化させてもよい。通常、ドアミラーの水平角を変更させた場合、運転者から見えるドアミラー全体の左右方向の長さが短くなる。このことに鑑みて、カメラ方向を左または右に移動させた場合には、映像処理部12bは、図18に示すように、残部領域2bの上部の横方向の長さWup、及び、残部領域2bの下部の横方向の長さWudを短くしてもよい。
また図示しないが、映像処理部12bは、カメラ方向が自車両3のボディに近づけられた場合には、残部領域2bの外辺Lout側部分の縦方向の長さを、内辺Lin側部分の縦方向の長さよりも長くしてもよい。また、映像処理部12bは、カメラ方向が自車両3のボディから遠ざけられた場合には、残部領域2bの外辺Lout側部分の縦方向の長さを、内辺Lin側部分の縦方向の長さよりも短くしてもよい。
また図示しないが、映像処理部12bは、カメラ方向が下に向けられた場合には、残部領域2bの上部の横方向の長さWupを、残部領域2bの下部の横方向の長さWudよりも短くしてもよい。また、映像処理部12bは、カメラ方向が上に向けられた場合には、残部領域2bの上部の横方向の長さWupを、残部領域2bの下部の横方向の長さWudよりも長くしてもよい。
以上のような構成によれば、実物のドアミラーに似た電子ミラーを表示することができる。なお、映像処理部12bは、ユーザの設定によって上記変形と逆の変形を行ってもよいし、上記変形を組み合わせた変形を行ってもよい。
<実施の形態2の変形例4>
実施の形態2では、映像処理部12bは、端部領域2aにおける表示態様を、端部領域2aが黒表示された態様に変更した。しかしながら、映像処理部12bは、端部領域2aにおける表示態様を、例えば警告マークなどを含む表示オブジェクトが端部領域2aに重畳された態様に変更してもよいし、特定の画像処理が端部領域2aに施された態様に変更してもよい。
なお、特定の画像処理は、例えば、画像取得部11aで取得された撮影画像2のうち端部領域2a内の画像を半透過にする半透過処理、当該画像をぼかすぼかし処理、または、当該画像の色彩を変更する色彩変更処理を含む。色彩変更処理は、例えば、端部領域2a内の画像の色を、表示装置21に表示される端部領域2a周囲の背景色と同じ色に変更する処理を含む。
以上のような構成によれば、ユーザの好みに合った電子ミラーの表示を行うことができる。
<実施の形態2の変形例5>
実施の形態2では、映像処理部12bは、端部領域2aにおける表示態様を黒表示の態様に変更した。この場合、運転者は端部領域2aの画像を確認できなくなる。そこで、図19に示すように、映像処理部12bは、残部領域2bを、端部領域2aの上下に隣接する隣接部分2b1と、それ以外の部分2b2とに分けてもよい。そして、図20に示すように、映像処理部12bは、撮影画像2のうちの端部領域2a及び隣接部分2b1の画像が隣接部分2b1内に収まるように、端部領域2a及び隣接部分2b1の画像を圧縮してもよい。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図は、実施の形態2に係る表示制御装置1のブロック図(図6)と同様である。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
実施の形態2では、特徴点FPを求めるための予め定められたオブジェクトは、実線白線5aなどの区画線であった。本実施の形態3では、予め定められたオブジェクトは、移動体であり、画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像における移動体の位置に基づいて特徴点FPを求める。以下、移動体は、自車両3が走行している車線と隣接する隣接車線を走行している他車両であるものとして説明する。
図21、図22及び図23は、本実施の形態3に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。図24は、図23の左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。
図21では、撮影画像2の隣接車線に他車両が存在しない。この場合、画像認識部12aは、上辺Lup上の予め定められた点を、特徴点FPとして求める。または、画像認識部12aは、上辺Lup上の点のうち、自車両3のボディの外側端部の真上の点を、特徴点FPとして求める。
図22では、撮影画像2の隣接車線に他車両6が自車両3から比較的遠くに存在し、図23では、撮影画像2の隣接車線に他車両6が自車両3から比較的近くに存在する。これらの場合、画像認識部12aは、図24に示すように、上辺Lup上の点のうち、他車両6の外側端部の真上の点を、特徴点FPとして求める。他車両6の外側端部とは、他車両6のうち外辺Loutに近い端部である。
図25は、本実施の形態3に係る表示制御装置1の動作を示すフローチャートである。この動作は、例えば自車両のアクセサリー電源がオンになった場合、及び、自車両の駆動源がオンになった場合などに開始される。
まずステップS11にて、画像取得部11aは、左カメラ画像及び右カメラ画像を、撮影画像2として取得する。
ステップS12にて、画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像2から隣接車線を走行する他車両6を認識する。
ステップS13にて、画像認識部12aは、認識した他車両6の外側端部を認識する。
ステップS14にて、画像認識部12aは、認識した外側端部の位置に基づいて特徴点FPを求める。
ステップS15にて、映像処理部12bは、特徴点FPなどに基づいて端部領域2aを求め、撮影画像2のうちの端部領域2aにおける表示態様を変更する画像処理を行う。
ステップS16にて、画像出力部12cは、映像処理部12bで画像処理が施された左の撮影画像2の映像信号を左表示装置21aに出力し、映像処理部12bで画像処理が施された右の撮影画像2の映像信号を右表示装置21bに出力する。その後、ステップS11に処理が戻る。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る表示制御装置1では、撮影画像における他車両6などの移動体の位置に基づいて特徴点FPを求める。このような構成によれば、移動体の見かけ上の位置により特徴点FPが求まるので、注意すべき対象に対する遠近感がとりやすい画像を運転者に提示することができる。
<実施の形態3の変形例1>
実施の形態3では、画像認識部12aは、上辺Lup上の点のうち、他車両6の外側端部の真上の点を、特徴点FPとして求めた。しかしながら、画像認識部12aは、上辺Lup上の点のうち、他車両6の中心部、または、他車両6の中心部以外の部分の真上の点を、特徴点FPとして求めてもよい。また、画像認識部12aは、他車両6の外側端部の真上の点を、実施の形態2の変形例2で説明した第1特徴点FP1として求め、他車両6の内側端部の真上の点を、実施の形態2の変形例2で説明した第2特徴点FP2として求めてもよい。なお、他車両6の内側端部とは、他車両6の内辺Linに近い端部である。
<実施の形態3の変形例2>
実施の形態2の変形例4を実施の形態3に適用してもよい。つまり、実施の形態3において、映像処理部12bは、端部領域2aにおける表示態様を、端部領域2aが黒表示された態様、予め定められた表示オブジェクトが端部領域2aに重畳された態様、または、特定の画像処理が端部領域2aに施された態様に変更してもよい。
この場合、端部領域2aの表示態様は、自車両3と、自車両3以外の他車両6との位置関係に基づいて変更されてもよい。例えば、映像処理部12bは、自車両3と他車両6との位置関係に基づいて、自車両3の走行方向における、自車両3と他車両6との間の距離を求め、当該距離が短いほど、端部領域2aに重畳される表示オブジェクトの透過率を低くしてもよい。または、映像処理部12bは、自車両3と他車両6との位置関係に基づいて、自車両3の横方向における、自車両3と他車両6との間の距離を求め、当該距離が短いほど、端部領域2aに重畳される表示オブジェクトの色を赤色などの危険を示す色に近づけてもよい。同様に、映像処理部12bは、自車両3と他車両6との間の各種距離に基づいて、特定の画像処理のパラメータを変更してもよい。
<実施の形態3の変形例3>
実施の形態3及び実施の形態3の各変形例の構成と、実施の形態2及び実施の形態2の各変形例の構成とを適宜組み合わせてもよい。
例えば、画像認識部12aは、撮影画像2における移動体の位置に基づいて、上辺Lup上に位置する、または、上辺Lup近傍の特徴点FPを求めてもよい。これに加えて、画像認識部12aは、撮影画像2における区画線の位置に基づいて、下辺Lud上に位置する、または、下辺Lud近傍の特徴点FPを求めてもよい。この場合、残部領域2bの上部の形状は、例えば、図22の残部領域2bの上部の形状と同じになり、残部領域2bの下部の形状は、例えば、図11の残部領域2bの下部の形状と同じになる。
また例えば、画像認識部12aは、撮影画像2から移動体を認識できなかった場合には、実施の形態2のように撮影画像2における区画線の消失点の位置に基づいて特徴点FPを求めてもよい。そして、画像認識部12aは、撮影画像2から移動体を認識できた場合には、撮影画像2における区画線の消失点の位置ではなく、実施の形態3のように撮影画像2における移動体の位置に基づいて特徴点FPを求めてもよい。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図は、実施の形態2に係る表示制御装置1のブロック図(図6)と同様である。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
以上の説明では、第2点P2の位置及び第6点P6の位置は、固定されているものとして説明した。これに対して本実施の形態4では、第2点P2の位置及び第6点P6の位置は適宜変化する。
図26及び図27は、本実施の形態4に係る左表示装置21aによって表示される左の撮影画像2における端部領域2a及び残部領域2bを模式的に示す図である。
本実施の形態4に係る画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像2から予め定められたオブジェクトを認識し、当該オブジェクトの形状に基づいて第2点P2及び特徴点FPを求める。本実施の形態4では、このオブジェクトは道路の区画線であり、画像認識部12aは、第2点P2と特徴点FPとを結ぶ線L3の形状が実線白線5aの形状に対応するように、第2点P2及び特徴点FPを求める。
より具体的には、まず画像認識部12aは、実施の形態2と同様にして、撮影画像2から特徴点FPを求める。その後、線L3が、実線白線5aの平行線または実線白線5aに準じた線となるように、画像認識部12aは、第2点P2を求める。なお、図26のように実線白線5aが直線である場合には線L3も直線であり、図27のように実線白線5aが曲線である場合には線L3も曲線である。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る表示制御装置1では、撮影画像2から認識されたオブジェクトの形状に基づいて第2点P2及び特徴点FPを求める。このような構成によれば、端部領域2aと残部領域2bとの境界線が、実線白線5aを補助的に示すことになることから、運転者にとって実線白線5aを認識しやすい表示を提供することができる。
<実施の形態4の変形例>
実施の形態4では、画像認識部12aは、特徴点FPを求めてから、当該特徴点FPと、実線白線5aの形状とに基づいて第2点P2を求めた。しかしながら、画像認識部12aは、実施の形態1などと同様に固定された第2点P2と、実線白線5aの形状とに基づいて特徴点FPを求めてもよい。または、実線白線5aとの間の距離が一定距離に設定された平行線が線L3であるとしてもよい。この場合、画像認識部12aは、第2点P2及び特徴点FPを並列的に求めることが可能になる。
<実施の形態5>
図28は、本発明の実施の形態5に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態5に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態5では、図6の左後側方カメラ26a、及び、右後側方カメラ26bの代わりに、左後側方広角カメラ26e、及び、右後側方広角カメラ26fが自車両に設けられている。ここで、左後側方広角カメラ26e及び右後側方広角カメラ26fのそれぞれは、標準的なカメラではなく広角カメラである。これに合わせて、本実施の形態5に係る左表示装置21a及び右表示装置21bのそれぞれは、広角カメラで表示された横長形状の画像を表示可能な表示装置である。
図29は、画角が10度である標準的なカメラが撮影可能な領域である撮影領域R1と、画角が30度である広角カメラが撮影可能な領域である撮影領域R2とを示す図である。図30は、本実施の形態5に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。なお、図30の表示例には、説明の便宜上、消失点5bと、特徴点FPと、消失点5b及び特徴点FPの間の破線が示されているが、これらは表示されなくてもよい。このことは、以下の表示例の図においても同様である。
図30に示すように、広角カメラの撮影領域R2は、標準的なカメラの撮影領域R1よりも広くなっており、左表示装置21aの表示範囲は、広角カメラの撮影領域R2に合わせて広くなっている。この結果、撮影画像2は、横長形状の画像となっている。
本実施の形態5では、このような横長形状の撮影画像2に対して、画像認識部12aは、これまでの説明と同様に特徴点FPを求め、映像処理部12bは、端部領域2a及び残部領域2bを求めて、端部領域2aの表示態様を残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態5に係る表示制御装置1では、撮影画像2は、横長形状の画像である。このような構成によれば、広角カメラで撮影された横長形状の画像に対しても、実施の形態1などで説明した効果を得ることができる。
<実施の形態5の変形例1>
実施の形態5の構成に対しても、実施の形態2〜4の構成及びそれらの各変形例が適用されてもよい。図31は、実施の形態5に、実施の形態2の変形例2を適用した場合の左表示装置21aの表示例を示す図である。
図31に示すように、画像認識部12aは、実線白線5aの消失点5bと上辺Lupとの間の点を、第1特徴点FP1として求め、上辺Lup上の点のうち点線白線5cの消失点5dの真上の点を、第2特徴点FP2として求めてもよい。そして、映像処理部12bは、第1点P1と、第2点P2と、第1特徴点FP1と、第2特徴点FP2とで囲まれる領域を端部領域2aとして求めてもよい。また、第1特徴点FP1及び第2特徴点FP2などの特徴点の数は2つに限ったものではなく、実線白線5a及び点線白線5cなどの区画線の数は2つに限ったものではない。
<実施の形態5の変形例2>
以上の構成において、自車両3が走行している道路の車線数に基づいて、表示装置21に表示される残部領域2bの範囲は変更されてもよい。図32及び図33は、実施の形態5の変形例2に係る左表示装置21aの表示例を示す図である。なお、図32及び図33では、最外道路の外側に設けられた壁8も表示されている。
本変形例2では、画像認識部12aは、画像取得部11aで取得された撮影画像2から車線数を抽出する。画像認識部12aは、図32の場合には2つの車線数(1つの隣接車線)を抽出し、図33の場合には3つの車線数(2つの隣接車線)を抽出する。
本変形例2では、映像処理部12bは、画像認識部12aで抽出された車線数が多いほど表示装置21の表示における残部領域2bの左右方向の長さを大きくする。図32及び図33の例では、映像処理部12bは、自車両3が走行している車線の最も外側の区画線である実線白線5aの下側端部5eの位置に、残部領域2bの外側の辺を合わせることによって、残部領域2bの左右方向の長さを大きくしている。
以上のような構成によれば、自車両3周囲の比較的重要な画像を取り出して表示することができる。
<実施の形態6>
図34は、本発明の実施の形態6に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態6に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態6の構成は、図28の構成に、右左折情報取得部11bが追加された構成と同様である。なお、右左折情報取得部11bの概念は、図1の取得部11に含まれる概念である。
右左折情報取得部11bは、自車両3の方向指示器で受け付けた操作を、自車両3が右折及び左折のいずれを行うかを示す右左折情報として取得する。画像取得部11aは、上述と同様に、自車両3の左後方に対応する撮影画像である左の撮影画像と、自車両3の右後方に対応する撮影画像である右の撮影画像とを取得する。
図35及び図36は、本実施の形態6に係る左表示装置21a及び右表示装置21bの表示例を示す図である。
本実施の形態6に係る映像処理部12bは、右左折情報取得部11bで取得された右左折情報に基づいて、左表示装置21aの表示における左の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さと、右表示装置21bの表示における右の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さとを制御する。
その一例として、映像処理部12bは、右左折情報が左折を示す場合に、図35の表示から図36の表示に切り替える。つまり、映像処理部12bは、右左折情報が左折を示す場合には、左表示装置21aに表示される左の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さを、右表示装置21bに表示される右の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さよりも大きくする。また図示しないが、映像処理部12bは、右左折情報が右折を示す場合には、右表示装置21bに表示される右の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さを、左表示装置21aに表示される左の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さよりも大きくする。
なお、図36の例の左表示装置21aでは、左の撮影画像2の上辺Lup上の点のうち消失点5bの真上の点が、特徴点FPとして求められ、端部領域2a及び残部領域2bが、当該特徴点FPなどに基づいて区分けされている。一方、図36の例の右表示装置21bでは、特徴点FPは求められておらず、端部領域2a及び残部領域2bが区分けされていないことから、右の撮影画像2がそのまま、右の撮影画像2の残部領域2bとして表示されている。
<実施の形態6のまとめ>
以上のような本実施の形態6に係る表示制御装置1では、右左折情報に基づいて、左の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さと、右の撮影画像2の残部領域2bの左右方向の長さとを制御する。このような構成によれば、進行方向の状況を確認しやすい表示を運転者に提示することができる。
<実施の形態6の変形例1>
実施の形態6では、映像処理部12bは、右左折情報が方向を示す場合に、左の撮影画像2及び右の撮影画像2の一方について残部領域2bの左右方向の長さを大きくしたが、これに限ったものではない。例えば、映像処理部12bは、右左折情報が方向を示す場合に、左の撮影画像2及び右の撮影画像2の両方について残部領域2bの左右方向の長さを大きくしてもよい。
<実施の形態6の変形例2>
右左折情報は、画像認識部12aに入力されてもよい。そして、画像認識部12aは、右左折情報が左折を示す場合に、左の撮影画像2から特徴点を抽出可能な最大数を、右の撮影画像2から特徴点を抽出可能な最大数をよりも大きくしてもよいし、右の撮影画像2からの特徴点の抽出を停止してもよい。同様に、画像認識部12aは、右左折情報が右折を示す場合に、右の撮影画像2から特徴点を抽出可能な最大数を、左の撮影画像2から特徴点を抽出可能な最大数をよりも大きくしてもよいし、左の撮影画像2からの特徴点の抽出を停止してもよい。
<実施の形態6の変形例3>
図37及び図38は、実施の形態6の変形例3に係る左表示装置21a及び右表示装置21bの表示例を示す図である。なお本変形例3でも、右左折情報は、画像認識部12aに入力されるものとする。
画像認識部12aは、実施の形態2と同様にして、画像取得部11aで取得された左の撮影画像及び右の撮影画像から道路の実線白線5aなどの区画線を認識してもよい。そして、実施の形態3と同様にして、画像取得部11aで取得された左の撮影画像及び右の撮影画像から他車両6などの移動体を認識してもよい。
また、画像認識部12aは、右左折情報取得部11bで取得された右左折情報が左折を示す場合に、左の撮影画像2における他車両6に基づいて左の撮影画像2の特徴点FPLを求め、かつ、右の撮影画像2における実線白線5aに基づいて右の撮影画像2の特徴点FPRを求めてもよい。また、画像認識部12aは、右左折情報取得部11bで取得された右左折情報が右折を示す場合に、右の撮影画像2における他車両6に基づいて右の撮影画像2の特徴点FPRを求め、かつ、左の撮影画像2における実線白線5aに基づいて左の撮影画像2の特徴点FPLを求めてもよい。
また、実施の形態2〜5に対しても、実施の形態6の構成及び実施の形態6の各変形例が適用されてもよい。
<実施の形態7>
図39は、本発明の実施の形態7に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態7に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態7の構成は、図6の構成に加えて、真後画像を撮影可能な真後カメラ26hが自車両3に設けられている。
カメラ制御装置26cは、左後側方カメラ26a及び右後側方カメラ26bで撮影された左カメラ画像及び右カメラ画像と、真後カメラ26hで撮影された真後画像とを合成して、合成画像を生成する。そして、カメラ制御装置26cは、生成された合成画像を表示制御装置1に出力する。画像取得部11aは、カメラ制御装置26cからの合成画像を、撮影画像として取得する。このため、本実施の形態7では、撮影画像2は、自車両3の左後方の画像、右後方の画像、及び、左後方と右後方との間の真後画像からなる横長形状の画像となる。
図40は、本実施の形態7に係る表示装置21の表示例を示す図である。本実施の形態7に係る画像認識部12aは、実施の形態2と同様に、画像取得部11aで取得された撮影画像2から実線白線5aを認識し、実線白線5aの消失点5bの位置に基づいて特徴点FPを求める。図40の例では、画像認識部12aは、撮影画像2から最も左側の実線白線5a及び最も右側の実線白線5aを認識する。
本実施の形態7に係る映像処理部12bは、実施の形態2と同様に、予め定められた規則に従い、画像取得部11aで取得された撮影画像2と、画像認識部12aで求めた特徴点FPとに基づいて端部領域2aを求める。図40の例では、映像処理部12bは、左辺を外辺Loutとし、右辺を内辺Linとし、予め定められた規則を第1規則として用いることによって、左側の端部領域2aLを求めている。また、映像処理部12bは、右辺を外辺Loutとし、左辺を内辺Linとし、予め定められた規則を第1規則として用いることによって、右側の端部領域2aRを求めている。
そして、映像処理部12bは、表示装置21の表示において、端部領域2aL,2aRの表示態様を、端部領域2aL,2aR以外の撮影画像2の領域である残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う。なお、自車両3を示す表示オブジェクトは撮影画像2上に適宜表示されてもよいし、その表示オブジェクトの位置は適宜変更されてもよい。
<実施の形態7のまとめ>
以上のような本実施の形態7に係る表示制御装置1では、撮影画像2が、自車両3の左後方の画像、右後方の画像、及び、左後方と右後方との間の真後画像からなる横長形状の画像であっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態8>
図41は、本発明の実施の形態8に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態7に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態8の構成は、図6の構成において、画像認識部12aが削除され、周辺情報取得部11cが追加され、周辺検出装置27が接続された構成と同様である。なお、周辺情報取得部11cの概念は、図1の取得部11に含まれる概念である。
周辺検出装置27は、表示制御装置1の外部に設けられている。この周辺検出装置27は、自車両3周辺の予め定められたオブジェクトの、自車両3に対する相対位置に関するオブジェクト情報を検出する。本実施の形態8では、予め定められたオブジェクトは、自車両3周辺の実線白線などの区画線であり、オブジェクト情報は、例えば、当該区画線の相対位置そのもの、または、各カメラで撮影された画像に画像認識を行うことによって得られる自車両3と区画線との間の距離である。
周辺情報取得部11cは、周辺検出装置27で検出されたオブジェクト情報を取得する。映像処理部12bは、周辺情報取得部11cで取得されたオブジェクト情報に基づいて特徴点を求める。つまり、実施の形態2などでは、画像認識部12aが特徴点を求めたが、本実施の形態8では、周辺検出装置27及び映像処理部12bが協働して特徴点を求める。
映像処理部12bは、予め定められた規則に従い、画像取得部11aで取得された撮影画像2と、求めた特徴点とに基づいて端部領域2aを求める。そして、映像処理部12bは、表示装置21の表示において、端部領域2aの表示態様を、端部領域2a以外の撮影画像2の領域である残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う。
<実施の形態8のまとめ>
以上のような本実施の形態8に係る表示制御装置1では、周辺情報取得部11cで取得されたオブジェクト情報に基づいて特徴点を求める。このような構成によれば、特徴点を求めるための処理の一部を表示制御装置1の外部で行うことができるので、表示制御装置1の処理負荷を低減することができる。
<実施の形態8の変形例1>
実施の形態8では、予め定められたオブジェクトは自車両3周辺の区画線であるとして説明したが、これに限ったものではない。例えば、予め定められたオブジェクトは自車両3周辺の他車両6などの移動体であってもよい。この場合、周辺検出装置27は、例えば、各カメラで撮影された画像に画像認識処理を行うことによってオブジェクト情報を検出してもよいし、光センサ、ミリ波レーダ、高精度の画像認識装置、超音波センサなどによってオブジェクト情報を検出してもよい。
<実施の形態8の変形例2>
周辺検出装置27は、オブジェクト情報を検出するのではなく、実施の形態2の画像認識部12aと同様にして特徴点を検出してもよい。この場合、周辺情報取得部11cは、周辺検出装置27から特徴点を取得する。そして、映像処理部12bは、予め定められた規則に従い、画像取得部11aで取得された撮影画像2と、周辺情報取得部11cで取得された特徴点とに基づいて端部領域2aを求める。
または、周辺検出装置27は、オブジェクト情報を検出するのではなく、実施の形態4の画像認識部12aと同様にして第2点及び特徴点を検出してもよいし、認識した区画線及び移動体の時系列情報に基づいて第2点及び特徴点を検出してもよい。この場合、周辺情報取得部11cは、周辺検出装置27から第2点及び特徴点を取得する。そして、映像処理部12bは、予め定められた規則に従い、画像取得部11aで取得された撮影画像2と、周辺情報取得部11cで取得された第2特徴点及び特徴点とに基づいて端部領域2aを求める。
このような構成によれば、特徴点を求めるための処理、または、第2点及び特徴点を求めるための処理を表示制御装置1の外部で行うことができるので、表示制御装置1の処理負荷を低減することができる。
<その他の変形例>
上述した図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図42に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、車両周辺の撮影画像を取得する取得部11と、予め定められた規則に従い、撮影画像と撮影画像上の特徴点とに基づいて撮影画像の領域のうちの端部領域2aを求め、表示装置21の表示において、端部領域2aの表示態様を、端部領域2a以外の撮影画像の領域である残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行う制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図43に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置1は、処理回路81により実行されるときに、車両周辺の画像を取得するステップと、予め定められた規則に従い、撮影画像と撮影画像上の特徴点とに基づいて撮影画像の領域のうちの端部領域2aを求め、表示装置21の表示において、端部領域2aの表示態様を、端部領域2a以外の撮影画像の領域である残部領域2bの表示態様と異ならせる制御を行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した表示制御装置1は、PND(Portable Navigation Device)などのナビゲーション装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、ナビゲーション装置及び通信端末の少なくともいずれか1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した表示制御装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。例えば、表示制御装置は、図1の表示装置21内に組み込まれてもよい。
図44は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図44のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、車両92のナビゲーション装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、ナビゲーション装置93と無線通信を行うことにより、車両92周辺の撮影画像を受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1の制御部12と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、通信部91aで受信された撮影画像から撮影画像の特徴点を適宜求め、予め定められた規則に従い、撮影画像及び特徴点に基づいて端部領域を求める。そして、制御部91bは、ナビゲーション装置93の表示において、端部領域の表示態様を、残部領域の表示態様と異ならせる制御を行うための制御信号を生成する。通信部91aは、当該制御信号をナビゲーション装置93に送信する。このように構成されたサーバ91によれば、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
図45は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図45の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、車両97のナビゲーション装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 表示制御装置、2 撮影画像、2a 端部領域、2b 残部領域、3 自車両、5a 実線白線、5b 消失点、5c 点線白線、5d 消失点、6 他車両、11 取得部、12 制御部、21 表示装置、FP 特徴点、FP1 第1特徴点、FP2 第2特徴点、Lin 内辺、Lout 外辺、Lud 下辺、Lup 上辺、P1 第1点、P2 第2点、P3 第3点、P4 第4点、P5 第5点、P6 第6点、P7 第7点、P8 第8点。

Claims (21)

  1. 表示装置を制御する表示制御装置であって、
    車両周辺の撮影画像を取得する取得部と、
    予め定められた規則に従い、前記撮影画像と前記撮影画像上の特徴点とに基づいて前記撮影画像の領域のうちの端部領域を求め、前記表示装置の表示において、前記端部領域の表示態様を、前記端部領域以外の前記撮影画像の領域である残部領域の表示態様と異ならせる制御を行う制御部と
    を備え、
    前記撮影画像は、左辺及び右辺の一方であり当該撮影画像上の前記車両の存在する側に対応する辺である内辺と、前記左辺及び前記右辺のうちの他方である外辺と、上辺と、下辺とを有し、
    前記予め定められた規則は、
    前記特徴点が前記上辺上に位置する場合には、前記外辺の上端に位置する第1点と、前記第1点以外の前記外辺上の点であって前記特徴点より下側に位置する第2点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    前記特徴点が前記上辺近傍に位置する場合には、前記第1点と、前記第2点と、前記内辺の上端に位置する第3点と、前記内辺上の点であって前記第2点と前記特徴点とを結ぶ直線より下側に位置し、前記第3点と同じか前記第3点より下側に位置し、かつ前記特徴点より上側に位置する第4点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    前記特徴点が前記下辺上に位置する場合には、前記外辺の下端に位置する第5点と、前記第5点以外の前記外辺上の点であって前記特徴点より上側に位置する第6点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、及び、
    前記特徴点が前記下辺近傍に位置する場合には、前記第5点と、前記第6点と、前記内辺の下端に位置する第7点と、前記内辺上の点であって前記第6点と前記特徴点とを結ぶ直線より上側に位置し、前記第7点と同じか前記第7点より上側に位置し、かつ前記特徴点より下側に位置する第8点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    の少なくともいずれか1つを含む、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記撮影画像から予め定められたオブジェクトを認識し、前記オブジェクトに基づいて前記特徴点を求める、表示制御装置。
  3. 請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記オブジェクトは、道路の区画線を含む、表示制御装置。
  4. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記撮影画像における前記区画線の消失点の位置に基づいて前記特徴点を求める、表示制御装置。
  5. 請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記オブジェクトは、移動体を含み、
    前記制御部は、
    前記撮影画像における前記移動体の位置に基づいて前記特徴点を求める、表示制御装置。
  6. 請求項2に記載の表示制御装置であって、
    前記オブジェクトは、道路の区画線、及び、移動体を含み、
    前記制御部は、
    前記撮影画像から前記移動体を認識できなかった場合には、前記撮影画像における前記区画線の消失点の位置に基づいて前記特徴点を求め、前記撮影画像から前記移動体を認識できた場合には、前記撮影画像における前記移動体の位置に基づいて前記特徴点を求める、表示制御装置。
  7. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、
    前記車両周辺の予め定められたオブジェクトの前記車両に対する相対位置に関するオブジェクト情報をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記オブジェクト情報に基づいて前記特徴点を求める、表示制御装置。
  8. 請求項7に記載の表示制御装置であって、
    前記オブジェクトは、前記車両周辺の移動体を含む、表示制御装置。
  9. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記撮影画像から予め定められたオブジェクトを認識し、前記オブジェクトの形状に基づいて前記第2点及び前記特徴点を求める、表示制御装置。
  10. 請求項9に記載の表示制御装置であって、
    前記オブジェクトは、道路の区画線を含み、
    前記制御部は、
    前記第2点と前記特徴点とを結ぶ線の形状が前記区画線の形状に対応するように、前記第2点及び前記特徴点を求める、表示制御装置。
  11. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、前記特徴点をさらに取得する、または、前記第2点及び前記特徴点をさらに取得する、表示制御装置。
  12. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記撮影画像から、前記上辺近傍に位置する前記特徴点である第1特徴点と、前記第1特徴点よりも前記内辺側に位置し、かつ前記上辺上に位置する前記特徴点である第2特徴点とが求められた場合に、前記第1点と、前記第2点と、前記第1特徴点と、前記第2特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求め、
    前記撮影画像から、前記下辺近傍に位置する前記特徴点である第3特徴点と、前記第3特徴点よりも前記内辺側に位置し、かつ前記下辺上に位置する前記特徴点である第4特徴点とが求められた場合に、前記第5点と、前記第6点と、前記第3特徴点と、前記第4特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求める、表示制御装置。
  13. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記撮影画像は、前記車両の左後方の画像、右後方の画像、及び、左後方と右後方との間の画像からなる横長形状の画像を含む、表示制御装置。
  14. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記端部領域の表示態様は、
    前記端部領域が黒表示された態様、予め定められた表示オブジェクトが前記端部領域に重畳された態様、または、特定の画像処理が前記端部領域に施された態様を含む、表示制御装置。
  15. 請求項14に記載の表示制御装置であって、
    前記特定の画像処理は、半透過処理、ぼかし処理、または、色彩変更処理を含む、表示制御装置。
  16. 請求項14に記載の表示制御装置であって、
    前記端部領域の表示態様は、前記車両と、前記車両以外の車両との位置関係に基づいて変更される、表示制御装置。
  17. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、
    前記車両の左後方に対応する前記撮影画像である左の撮影画像と、前記車両の右後方に対応する前記撮影画像である右の撮影画像とを取得し、かつ、前記車両が右折及び左折のいずれを行うかを示す右左折情報をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記右左折情報に基づいて、前記表示装置の表示における前記左の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さと、前記表示装置の表示における前記右の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さとを制御する、表示制御装置。
  18. 請求項17に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記右左折情報が左折を示す場合に、前記左の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さを前記右の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さよりも大きくし、
    前記右左折情報が右折を示す場合に、前記右の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さを前記左の撮影画像の前記残部領域の左右方向の長さよりも大きくする、表示制御装置。
  19. 請求項17に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記左の撮影画像及び前記右の撮影画像から道路の区画線及び移動体を認識し、
    前記制御部は、
    前記右左折情報が左折を示す場合に、前記左の撮影画像における前記移動体に基づいて前記左の撮影画像の前記特徴点を求め、かつ、前記右の撮影画像における前記区画線に基づいて前記右の撮影画像の前記特徴点を求め、
    前記右左折情報が右折を示す場合に、前記右の撮影画像における前記移動体に基づいて前記右の撮影画像の前記特徴点を求め、かつ、前記左の撮影画像における前記区画線に基づいて前記左の撮影画像の前記特徴点を求める、表示制御装置。
  20. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記撮影画像から車線数を抽出し、前記車線数が多いほど前記表示装置の表示における前記残部領域の左右方向の長さを大きくする、表示制御装置。
  21. 表示装置を制御する表示制御方法であって、
    車両周辺の撮影画像を取得し、
    予め定められた規則に従い、前記撮影画像と前記撮影画像上の特徴点とに基づいて前記撮影画像の領域のうちの端部領域を求め、前記表示装置の表示において、前記端部領域の表示態様を、前記端部領域以外の前記撮影画像の領域である残部領域の表示態様と異ならせる制御を行い、
    前記撮影画像は、左辺及び右辺の一方であり当該撮影画像上の前記車両の存在する側に対応する辺である内辺と、前記左辺及び前記右辺のうちの他方である外辺と、上辺と、下辺とを有し、
    前記予め定められた規則は、
    前記特徴点が前記上辺上に位置する場合には、前記外辺の上端に位置する第1点と、前記第1点以外の前記外辺上の点であって前記特徴点より下側に位置する第2点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    前記特徴点が前記上辺近傍に位置する場合には、前記第1点と、前記第2点と、前記内辺の上端に位置する第3点と、前記内辺上の点であって前記第2点と前記特徴点とを結ぶ直線より下側に位置し、前記第3点と同じか前記第3点より下側に位置し、かつ前記特徴点より上側に位置する第4点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    前記特徴点が前記下辺上に位置する場合には、前記外辺の下端に位置する第5点と、前記第5点以外の前記外辺上の点であって前記特徴点より上側に位置する第6点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、及び、
    前記特徴点が前記下辺近傍に位置する場合には、前記第5点と、前記第6点と、前記内辺の下端に位置する第7点と、前記内辺上の点であって前記第6点と前記特徴点とを結ぶ直線より上側に位置し、前記第7点と同じか前記第7点より上側に位置し、かつ前記特徴点より下側に位置する第8点と、前記特徴点とで囲まれる領域を前記端部領域として求めること、
    の少なくともいずれか1つを含む、表示制御方法。
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