JP2013187562A - 車両用後方視界支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後方を映した表示画像に遠近感を持たせる。
【解決手段】ドアミラーカメラ2およびルームミラーカメラ3が、自車A後方の後方画像(右後方画像、左後方画像、中央後方画像)を撮影する。続いて、画像変換装置9が、撮影した後方画像内の路面を含む領域を自車A遠方側から自車A近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。続いて、画像変換装置9が、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。そして、ドアミラーモニタ4およびルームミラーモニタ5が、補正した後方画像を表示する。これにより、車両後方を映した表示画像に遠近感を持たせる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、自車後方の後方画像を撮影し、撮影した画像を画像表示部に表示して、運転者の後方視界を支援する車両用後方視界支援装置に関するものである。
従来、この種の技術としては、例えば、特許文献1に記載の従来技術がある。
この従来技術では、自車の周囲の画像を車載カメラで撮影する。続いて、この従来技術では、撮影した画像内の路面を含む部分である下部画像を鮮明とし、路面を含まない部分である上部画像を不鮮明とする画像処理を行う。そして、この従来技術では、画像処理後の画像を車室内のモニタに表示して、画像処理後の画像を運転者に提示する。これにより、運転者の注目を路面を含む下部画像に集中させるようになっていた。
特開2003−274394号公報
しかしながら、上記従来技術では、下部画像、つまり、路面を含む部分(画像)を一様に鮮明化するようになっていた。それゆえ、上記従来技術では、路面上の物体の画像が遠近感のない画像となってしまう可能性があった。そのため、上記従来技術では、運転者が、表示された画像から路面上の物体の距離感を把握しづらくなる可能性があった。
本発明は、上記のような点に着目し、車両後方を映した表示画像に遠近感を持たせることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、自車後方の後方画像を撮影し、撮影した後方画像内の路面を含む領域を自車遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域に分割する。続いて、本発明では、複数の領域のうち、自車遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。そして、本発明では、補正した後方画像を表示する。
本発明では、自車後方の後方画像内の路面を含む領域のうち、自車遠方側の部分の画像ほどぼやかし度合いを強くし、自車近傍側の部分の画像ほどぼやかし度合いを弱くすることができる。それゆえ、本発明では、後方画像内の自車遠方側の路面上の物体を霞ませて表示できる。これにより、本発明では、車両後方を映した表示画像に遠近感を持たせることができる。
車両用後方視界支援装置1の構成を表す概念図である。 車両用後方視界支援装置1の応用例の構成を表す概念図である。 左右後方画像補正処理の機能構成を表すブロック図である。 左右後方画像補正処理を表すフローチャートである。 ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。 ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。 ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。 中央後方画像補正処理の機能構成を表すブロック図である。 中央後方画像補正処理を表すフローチャートである。 ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。 ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。 ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。 応用例1を示す図である。 応用例2を示す図である。 応用例3を示す図である。 応用例4を示す図である。 応用例5を示す図である。 応用例6を示す図である。 応用例7を示す図である。 応用例8を示す図である。 応用例9を示す図である。 応用例10を示す図である。 応用例11を示す図である。
次に、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施例)
本実施形態では、本発明を自車Aに搭載され、自車A後方の路面を含む後方画像をカメラで撮影し、撮影した後方画像をモニタに表示する車両用後方視界支援装置1に適用したものである。本実施形態の車両用後方視界支援装置1は、自車A後方の路面を含む後方画像を鏡に映し出す従来のドアミラー、およびルームミラーに代わるものである。これにより、本実施形態では、運転者の目の位置によらず、運転者に同じ後方画像を表示できる。
(構成)
まず、本実施形態の車両用後方視界支援装置1の構成について説明する。
図1は、本実施形態の車両用後方視界支援装置1の構成を表す概念図である。図1(a)は平面図であり、図1(b)は側面図である。
図1に示すように、車両用後方視界支援装置1は、ドアミラーカメラ2、およびルームミラーカメラ3を備える。
ドアミラーカメラ2は、自車A右側の右ドアミラー設置位置近傍、および自車A左側の左ドアミラー設置位置近傍に配置されている。右ドアミラー設置位置とは、自車A後方の路面を含む後方画像を鏡に映し出す従来の自車A右側のドアミラーの設置位置である。左ドアミラー設置位置とは、従来の自車A左側のドアミラーの設置位置である。自車A右側のドアミラーカメラ2(以下、右カメラとも呼ぶ)は、右後方画像を撮影する。右後方画像とは、自車A後方の路面、自車A右側面、地平線、消失点、および自車Aの走行車線右側の隣接車線を含む画像である。また、自車A左側のドアミラーカメラ2(以下、左カメラとも呼ぶ)は、左後方画像を撮影する。左後方画像とは、自車A後方の路面、自車A左側面、地平線、消失点、および自車Aの走行車線左側の隣接車線を含む画像である。そして、ドアミラーカメラ2は、撮影した後方画像を表す信号を後述する画像変換装置9に出力する。ドアミラーカメラ2としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等を採用できる。
図2は、本実施形態の車両用後方視界支援装置1の応用例の構成を表す概念図である。図2(a)は平面図であり、図2(b)は側面図である。
なお、本実施形態では、自車A右側の右ドアミラー設置位置近傍、および自車A左側の左ドアミラー設置位置近傍にドアミラーカメラ2を配置する例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、図2に示すように、自車A右側の自車後端部、および自車A左側の自車後端部にドアミラーカメラ2を配置してもよい。なお、自車A右側後端部および自車A左側後端部にドアミラーカメラ2を配置した場合、ドアミラーカメラ2は、自車A右側面、および自車A左側面を撮影できない。そのため、右カメラ2は、撮像した画像に自車A右側面のコンピュータ画像を重畳して右後方画像を生成する。また、左カメラ2は、撮像した画像に自車A左側面のコンピュータ画像を重畳して右後方画像を生成する。
図1に戻り、ルームミラーカメラ3は、自車A後方ウィンドウの車室内中央部(車体の左右側面の間)に配置されている。ルームミラーカメラ3は、中央後方画像を撮影する。中央後方画像とは、自車A後方の路面、地平線、消失点、および隣接車線を含む画像である。そして、ルームミラーカメラ3は、撮影した中央後方画像を表す信号を画像変換装置9に出力する。ルームミラーカメラ3としては、例えば、CCDカメラ等を採用できる。なお、ルームミラーカメラ3は、自車A後方ウィンドウの車室内中央部に配置されているため、自車Aの車室内画像や自車A後方ウィンドウの窓枠等を撮影できない。そのため、ルームミラーカメラ3は、撮影した後方画像に自車Aの車室内画像や自車A後方ウィンドウの窓枠等のコンピュータ画像を重畳して中央後方画像を生成する。
また、車両用後方視界支援装置1は、ドアミラーモニタ4、およびルームミラーモニタ5を備える。
ドアミラーモニタ4は、自車A右側の右ドアミラー設置位置、および自車A左側の左ドアミラー設置位置に配置されている。そして、自車A右側のドアミラーモニタ4(以下、右モニタとも呼ぶ)は、画像変換装置9が出力する制御指令に従って、画像変換装置9が補正した右後方画像を表示する。また、自車A左側のドアミラーモニタ4(以下、左モニタとも呼ぶ)は、画像変換装置9が出力する制御指令に従って、画像変換装置9が補正した左後方画像を表示する。ドアミラーモニタ4としては、例えば、防水加工を施した液晶ディスプレイ等を採用できる。ドアミラーモニタ4の形状は、従来のドアミラーと同様にラウンドした曲面形状としてもよく、通常の市販モニタと同様に四角形状としてもよい。
なお、本実施形態では、自車A右側の右ドアミラー設置位置、および自車A左側の左ドアミラー設置位置(車室外)にドアミラーモニタ4を配置する例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、図2に示すように、自車A右側のAピラー付け根近傍の車室内、自車A左側のAピラー付け根近傍の車室内にドアミラーモニタ4を配置してもよい。
図1に戻り、ルームミラーモニタ5は、自車A中央部のルームミラー設置位置に配置されている。ルームミラー設置位置とは、従来のルームミラーの設置位置である。そして、ルームミラーモニタ5は、画像変換装置9が出力する制御指令に従って、画像変換装置9が補正した中央後方画像を表示する。ルームミラーモニタ5としては、例えば、液晶ディスプレイ等を採用できる。ルームミラーモニタ5の形状は、従来のルームミラー、通常の市販モニタと同様に横方向に長い四角形状とする。
また、車両用後方視界支援装置1は、向き制御部6、および向き調整スイッチ7を備える。
向き制御部6は、ドアミラーカメラ2と車体との間、およびルームミラーカメラ3と車体との間に配置されている。そして、向き制御部6は、向き調整スイッチ7が出力する制御信号に従って、ドアミラーカメラ2のレンズの光軸の向き(以下、単にドアミラーカメラ2の向きとも呼ぶ)およびルームミラーカメラ3のレンズの光軸の向き(以下、単にルームミラーカメラ3の向きとも呼ぶ)を上下左右方向に調整する。向き制御部6としては、例えば、各種のアクチュエータ等を採用できる。
向き調整スイッチ7は、車室内の運転席近傍に配置されている。そして、向き調整スイッチ7は、運転者の操作に従って、ドアミラーカメラ2の向き、およびルームミラーカメラ3の向きを上下左右方向に調整するための制御信号を向き制御部6に出力する。
また、車両用後方視界支援装置1は、カメラ向きセンサ8を備える。
カメラ向きセンサ8は、ドアミラーカメラ2の向き、およびルームミラーカメラ3の向きを検出する。そして、カメラ向きセンサ8は、検出結果を表す信号を画像変換装置9に出力する。カメラ向きセンサ8としては、例えば、各種角度センサ等を採用できる。
また、車両用後方視界支援装置1は、画像変換装置9を備える。
画像変換装置9は、A/D変換回路、D/A変換回路、中央演算処理装置およびメモリ等から構成した集積回路を備える。そして、画像変換装置9は、所定のプログラムに従って、ドアミラーカメラ2が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、ドアミラーカメラ(右カメラ、左カメラ)2が撮影した後方画像(右後方画像、左後方画像)を補正する左右後方画像補正処理を実行する。具体的には、画像変換装置9は、後方画像(右後方画像、左後方画像)内の路面を含む領域を自車遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域に分割する。続いて、画像変換装置9は、分割した複数の領域のうち、自車遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像(右後方画像、左後方画像)を補正する。そして、画像変換装置9は、補正した後方画像を表示させる制御指令をドアミラーモニタ(右モニタ、左モニタ)4に出力する。
また、画像変換装置9は、所定のプログラムに従って、ルームミラーカメラ3が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像(中央後方画像)を補正する中央後方画像補正処理を実行する。具体的には、画像変換装置9は、後方画像(中央後方画像)内の路面を含む領域を自車遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域に分割する。続いて、画像変換装置9は、分割した複数の領域のうち、自車遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像(中央後方画像)を補正する。そして、画像変換装置9は、補正した後方画像を表示させる制御指令をルームミラーモニタ5に出力する。
(演算処理)
図3は、マイクロプロセッサが実行する左右後方画像補正処理の機能構成を表すブロック図である。図4は、左右後方画像補正処理を表すフローチャートである。
画像変換装置9は、マイクロプロセッサが実行する左右後方画像補正処理により、図3の制御ブロックを構成する。図3の制御ブロックでは、画像変換装置9は、側面直線設定部9aa、地平線検出部9ba、消失点演算部9ca、隣接車線検出部9da、領域分割基準線演算部9ea、モニタ内領域分割部9fa、およびぼかし制御部9gaを備える。
図5は、ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。
側面直線設定部9aaは、ドアミラーカメラ2が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内に側面直線を設定する(図4のステップS101)。側面直線とは、後方画像内において、自車A側面に沿って自車A後方(図5の上下方向)に延びている直線である。具体的には、側面直線設定部9aaは、カメラ向きセンサ8が検出した右カメラ2の左右方向の向きに対応した右側面直線の位置を第1側面直線位置テーブルから読み出す。右側面直線とは、図5に示すように、右後方画像内において、自車A右側面に沿って自車A後方に延びている直線である。第1側面直線位置テーブルとは、右カメラ2の左右方向の向きと右後方画像内の右側面直線の位置(以下、右側面直線位置とも呼ぶ)との対応を登録したテーブルである。また、側面直線設定部9aaは、カメラ向きセンサ8が検出した左カメラ2の左右方向の向きに対応した左後方画像内の左側面直線の位置を第2側面直線位置テーブルから読み出す。左側面直線とは、左後方画像内において、自車A左側面に沿って自車A後方に延びている直線である。第2側面直線位置テーブルとは、左カメラ2の左右方向の向きと後方画像内の左側面直線の位置(以下、左側面直線位置とも呼ぶ)との対応を登録したテーブルである。続いて、側面直線設定部9aaは、読み出した右側面直線位置に右後方画像内の右後側面直線を設定し、左側面直線位置に左後方画像内の左側面直線を設定する。
なお、本実施形態では、右カメラ2の左右方向の向きに対応した右後方画像内の右側面直線の位置、および左カメラ2の左右方向の向きに対応した左後方画像内の左側面直線の位置をメモリから読み出す例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、右カメラ2が撮影した右後方画像内の路面のオプティカルフローから無限遠点(消失点)を検出し、検出した無限遠点と自車A右側面(右側端部)とを通る直線を右後方画像内の右側面直線に設定してもよい。同様に、左カメラ2が撮影した左後方画像内の路面のオプティカルフローから無限遠点(消失点)を検出し、検出した無限遠点と自車A左側面(左側端部)とを通る側面直線を左後方画像内の左側面直線に設定してもよい。
地平線検出部9baは、ドアミラーカメラ2が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内の地平線を検出する(図4のステップS102)。地平線とは、後方画像内において、無限遠点(消失点)を通る水平線(図5の左右方向に延びている線)である。具体的には、地平線検出部9baは、カメラ向きセンサ8が検出した右カメラ2の上下方向の向きに対応した右地平線位置を第1地平線位置テーブルから読み出す。第1地平線位置テーブルとは、自車A右側のドアミラーカメラ(右カメラ)2の上下方向の向きと右カメラ2が撮影した右後方画像内の地平線の位置(右地平線位置)との対応を登録したテーブルである。また、地平線検出部9baは、左カメラ2の上下方向の向きに対応した左地平線位置を第2地平線位置テーブルから読み出す。第2地平線位置テーブルとは、自車A左側のドアミラーカメラ(左カメラ)2の上下方向の向きと左カメラ2が撮影する左後方画像内の地平線の位置(左地平線位置)との対応を登録したテーブルである。続いて、地平線検出部9baは、図5に示すように、読み出した右地平線位置を右後方画像内の地平線の位置とし、読み出した左地平線位置を左後方画像内の地平線の位置とする。
なお、本実施形態では、右カメラ2の上下方向の向きに対応した右後方画像内の右地平線の位置、および左カメラ2の上下方向の向きに対応した左後方画像内の左地平線の位置を予め設定したテーブルから読み出す例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、自車Aの走行路が勾配の少ない高速道路等である場合には、右カメラ2が撮影した右後方画像内の路面と風景との境界の位置を検出し、検出結果を右後方画像内の地平線の位置としてもよい。同様に、左カメラ2が撮影した左後方画像内の路面と風景との境界の位置を検出し、検出結果を左後方画像内の地平線の位置としてもよい。
消失点演算部9caは、側面直線設定部9aaが設定した側面直線と地平線検出部9baが検出した地平線との交点である消失点の位置を演算する(図4のステップS103)。具体的には、消失点演算部9caは、図5に示すように、右後方画像内の右側面直線と地平線との交点を右後方画像内の消失点の位置とする。また、消失点演算部9caは、左後方画像内の左側面直線と地平線との交点を左後方画像内の消失点の位置とする。
隣接車線検出部9daは、ドアミラーカメラ2が出力する信号を取得し、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内から自車Aの走行車線の隣接車線を検出する(図4のステップS104)。具体的には、隣接車線検出部9daは、右カメラ2が撮影した右後方画像内の道路白線を検出する。道路白線の検出方法としては、例えば、エッジ抽出による方法を採用できる。また、隣接車線検出部9daは、左カメラ2が撮影した左後方画像内の道路白線を検出する。続いて、隣接車線検出部9daは、図5に示すように、検出した右後方画像内の道路白線に基づいて自車A右側の隣接車線を検出する。また、隣接車線検出部9daは、検出した左後方画像内の道路白線に基づいて自車A左側の隣接車線を検出する。
なお、隣接車線の検出時には、カーナビげーションシステムの地図情報とGPS(Global Positioning System)情報とを利用して、隣接車線が自車Aに対して左右どちら側に存在しているのかを表す情報や、隣接車線の幅員の情報等もあわせて検出する。
領域分割基準線演算部9eaは、隣接車線検出部9daが検出した隣接車線に基づき、モニタ内領域分割部9faで画像をぼやかす領域の設定に用いる基準線を演算する(図4のステップS105)。具体的には、領域分割基準線演算部9eaは、図5に示すように、右後方画像内の消失点と、右後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点とを通る直線を右後方画像の基準線とする。また、領域分割基準線演算部9eaは、左後方画像内の消失点と、左後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線を左後方画像の基準線とする。
図6は、ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。
モニタ内領域分割部9faは、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内の路面を含む領域を自車A遠方側(図6の上側。消失点側)から自車A近傍側(図6の下側)に並んで配置された複数の領域に分割する(図4のステップS106、S107)。具体的には、モニタ内領域分割部9faは、図6に示すように、右後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した右側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む右後方画像内の領域(以下、右基準領域とも呼ぶ)を設定する。本実施形態では、右基準領域としては、消失点上と基準線上とに互いに向き合った隅部(図6の右基準領域の左上隅部と右下隅部)が配置され、右側面直線上と地平線上とに二辺(図6の右基準領域の左辺と上辺)が配置された四角形状の領域を採用する。右基準領域の大きさは、右基準領域を右モニタ4に表示させた場合に、右モニタ4の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、右基準領域の形状は、基準線が地平線(図6の水平方向)に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した右基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状(相似形状)の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本実施形態では、同心形状の境界としては、右側面直線上に一方の端部が配置され、地平線上に他方の端部が配置され、基準線上に隅部が配置されたL字状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9faは、右基準領域内の基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した分割点から右側面直線と平行な方向に延ばした直線と当該分割点から地平線と平行な方向に延ばした直線とを境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で右基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9faは、右基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。
同様に、モニタ内領域分割部9faは、左後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した左側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む左後方画像内の領域(以下、左基準領域とも呼ぶ)を設定する。本実施形態では、左基準領域としては、消失点上と基準線上とに互いに向き合った隅部が配置され、左側面直線上と地平線上とに二辺が配置された四角形状の領域を採用する。左基準領域の大きさは、左基準領域を左モニタ4に表示させた場合に、左モニタ4の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、左基準領域の形状は、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した左基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状(相似形状)の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本実施形態では、同心形状の境界としては、左側面直線上に一方の端部が配置され、地平線上に他方の端部が配置され、基準線上に隅部が配置されたL字状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9faは、左基準領域内の基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した分割点から左側面直線と平行な方向に延ばした直線と当該分割点から地平線と平行な方向に延ばした直線とを境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で左基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9faは、左基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど、つまり、基準線の傾きが水平に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)、および当該基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。
図7は、ドアミラーモニタ4が表示する後方画像を表す説明図である。
ぼかし制御部9gaは、モニタ内領域分割部9faが設定した複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように(ぼやかし度合いが強くなるように)、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像を補正する(図4のステップS108)。具体的には、ぼかし制御部9gaは、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)の画像それぞれに対し、設定した設定割合の画素の表示色を白色に置換する非鮮明処理を実施する。また、ぼかし制御部9gaは、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど当該設定割合を大きな値に設定する。本実施形態では、ぼかし制御部9gaは、右後方画像の第1領域の画像の設定割合を1/2とし、第2領域の画像の設定割合を1/4とし、第3領域の設定割合を1/8とする。そして、非鮮明処理では、ぼかし制御部9gaは、右後方画像の第1領域の画像に対し設定割合1/2の画素の表示色を白色に置換し、第2領域の画像に対し設定割合1/4の画素の表示色を白色に置換し、第3領域の画像に対し設定割合1/8の画素の表示色を白色に置換する。これにより、ぼかし制御部9gaは、図7に示すように、右後方画像内において、第1領域の画像を最も非鮮明とし、第2領域の画像を2番目に非鮮明とし、第3領域の画像を3番目に非鮮明とする。また、本実施形態では、ぼかし制御部9gaは、左後方画像の第1領域の画像の設定割合を1/2とし、第2領域の画像の設定割合を1/4とし、第3領域の設定割合を1/8とする。そして、非鮮明処理では、ぼかし制御部9gaは、左後方画像の第1領域の画像に対し設定割合1/2の画素の表示色を白色に置換し、第2領域の画像に対し設定割合1/4の画素の表示色を白色に置換し、第3領域の画像に対し設定割合1/8の画素の表示色を白色に置換する。これにより、ぼかし制御部9gaは、左後方画像内において、第1領域の画像を最も非鮮明とし、第2領域の画像を2番目に非鮮明とし、第3領域の画像を3番目に非鮮明とする。すなわち、ぼかし制御部9gaは、自車A近傍側から自車A遠方側向かって段階的に(順次)ぼやかし度合いを強くする。そして、ぼかし制御部9gaは、補正した右後方画像を表示させる制御指令を右モニタ4に出力し、補正した左後方画像を表示させる制御指令を左モニタ4に出力する(図4のステップS109)。
このように、ぼかし制御部9gaが、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。それゆえ、後続車と自車Aとの車間距離が大きく、後続車の画像が自車Aから最も遠い第1領域内にある場合には、図7(a)に示すように、後続車を霞が掛かった状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車が遠方にいることを容易に把握させることができる。
また、ぼかし制御部9gaが、後続車と自車Aとの車間距離が中位で、後続車の画像が自車Aに2番目に近い第2領域内にある場合には、図7(b)に示すように、後続車を軽く霞みが掛かった状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車の画像が第1領域内にある場合に比べ、後続車が自車Aの近くにいることを容易に知覚させることができる。
また、ぼかし制御部9gaが、後続車と自車Aとの車間距離が小さく、後続車の画像が自車Aに最も近い第3領域内にある場合には、図7(c)に示すように、後続車をほぼ霞のない状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車の画像が第1領域内、第2領域内にある場合に比べ、後続車が自車Aの近くにいることを容易に知覚させることができる。
なお、本実施形態では、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像に基づいて当該後方画像内の自車側面、地平線、消失点、および隣接車線を検出し、検出結果に基づいて画像をぼやかす領域(右基本領域、左基本領域)を設定する例を示したが、他の構成を採用してもよい。ここで、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内において、自車側面、地平線、消失点、および隣接車は、後方画像内の常に同じ位置に表示される。それゆえ、例えば、画像内の予め設定した位置に自車側面、地平線、消失点、および隣接車があるものと考え、画像をぼやかす領域(右基本領域、左基本領域)を設定する構成としてもよい。この際、ドアミラーカメラ2の向きを調整した場合には、カメラ向きセンサ8が検出したドアミラーカメラ2の向きに基づいて当該予め設定した位置を移動させる。このようにすれば、例えば、ドアミラーカメラ2の向き等を基に、後方画像内の予め定めた位置に自車側面、地平線、消失点、および隣接車線が存在するものとして当該画像をぼやかす領域を設定できる。それゆえ、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内から自車側面、地平線、消失点、および隣接車線を検出等する手段を省略することもできる。
また、本実施形態では、非鮮明処理として、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)の画像それぞれに対し、設定した設定割合の画素の表示色を白色に置換する処理を実施する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、非鮮明処理として、複数の領域の画像それぞれに対し、ガウシアンフィルタ、移動平均フィルタ等の平滑化フィルタを用いて、画像の輝度値を平滑化する構成としてもよい。この場合、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど平滑化の効果を大きくする構成とする。
また、例えば、非鮮明処理として、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)の画像それぞれに対し、画像のコントラスト、明度、および彩度の少なくともいずれかを調整する構成としてもよい。この場合、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほどコントラスト、明度、および彩度の少なくともいずれかを低下させる構成とする。
図8は、マイクロプロセッサが実行する中央後方画像補正処理の機能構成を表すブロック図である。図9は、中央後方画像補正処理を表すフローチャートである。
画像変換装置9は、マイクロプロセッサが実行する中央後方画像補正処理により、図8の制御ブロックを構成する。図8の制御ブロックでは、画像変換装置9は、中心直線設定部9ab、地平線検出部9bb、消失点演算部9cb、隣接車線検出部9db、領域分割基準線演算部9eb、モニタ内領域分割部9fb、およびぼかし制御部9gbを備える。
図10は、ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。
中心直線設定部9abは、ルームミラーカメラ3が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、中央後方画像内に中心直線を設定する(図9のステップS201)。中心直線とは、図10に示すように、中央後方画像内において、自車A中心を通り自車A後方(図10の上下方向)に延びている直線である。具体的には、中心直線設定部9abは、カメラ向きセンサ8が検出したルームミラーカメラ3の左右方向の向きに対応した中心直線の位置を中心直線位置テーブルから読み出す。中心直線位置テーブルとは、ルームミラーカメラ3の左右方向の向きと中央後方画像内の中心直線の位置(以下、中心直線位置とも呼ぶ)との対応を登録したテーブルである。続いて、中心直線設定部9abは、読み出した中心直線位置に中央後方画像内の中心直線を設定する。
なお、本実施形態では、ルームミラーカメラ3の左右方向の向きに対応した中央後方画像内の中心直線の位置をメモリから読み出す例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の路面のオプティカルフローから無限遠点(消失点)を検出し、検出した無限遠点と自車A中心とを通る直線を中央後方画像内の中心直線に設定してもよい。
地平線検出部9bbは、ルームミラーカメラ3が出力する信号、およびカメラ向きセンサ8が出力する信号に基づき、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の地平線を検出する(図9のステップS202)。地平線とは、中央後方画像内において、無限遠点(消失点)を通る水平線(図10の左右方向に延びている線)である。具体的には、地平線検出部9bbは、カメラ向きセンサ8が検出したルームミラーカメラ3の上下方向の向きに対応した中央地平線位置を第3地平線位置テーブルから読み出す。第3地平線位置テーブルとは、自車Aのルームミラーカメラ3の上下方向の向きとルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の地平線の位置(中央地平線位置)との対応を登録したテーブルである。続いて、地平線検出部9bbは、図10に示すように、読み出した中央地平線位置を中央後方画像内の地平線の位置とする。
なお、本実施形態では、ルームミラーカメラ3の上下方向の向きに対応した中央後方画像内の地平線の位置を予め設定したテーブルから読み出す例を示したが、他の構成を採用してもよい。例えば、自車Aの走行路が勾配の少ない高速道路等である場合には、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の路面と風景との境界の位置を検出し、検出結果を中央後方画像内の地平線の位置としてもよい。
消失点演算部9cbは、中心直線設定部9abが設定した中心直線と地平線検出部9bbが検出した地平線との交点である消失点の位置を演算する(図9のステップS203)。具体的には、消失点演算部9cbは、図10に示すように、中央後方画像内の中心直線と地平線との交点を中央後方画像内の消失点の位置とする。
隣接車線検出部9dbは、ルームミラーカメラ3が出力する信号を取得し、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内から自車Aの走行車線の隣接車線を検出する(図9のステップS204)。具体的には、隣接車線検出部9dbは、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の道路白線を検出する。道路白線の検出方法としては、例えば、エッジ抽出による方法を採用できる。続いて、隣接車線検出部9dbは、図10に示すように、検出した中央後方画像内の道路白線に基づいて自車A右側の隣接車線、および自車A左側の隣接車線を検出する。
領域分割基準線演算部9ebは、隣接車線検出部9dbが検出した隣接車線に基づき、モニタ内領域分割部9fbで画像をぼやかす領域の設定に用いる基準線を演算する(図9のステップS205)。具体的には、領域分割基準線演算部9ebは、図10に示すように、中央後方画像内の消失点と、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点とを通る直線を中央後方画像内の右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebは、中央後方画像内の消失点と、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点とを通る直線を中央後方画像内の左基準線とする。
図11は、ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。
モニタ内領域分割部9fbは、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の路面を含む領域を自車A遠方側(図11の上側。消失点側)から自車A近傍側(図11の下側)に並んで配置された複数の領域に分割する(図9のステップS206、S207)。具体的には、モニタ内領域分割部9fbは、図11に示すように、中央後方画像内において、中心直線設定部9abが設定した中心直線、地平線検出部9bbが検出した地平線、消失点演算部9cbが演算した消失点、および隣接車線検出部9dbが検出した隣接車線を含む中央後方画像内の領域(以下、中央基準領域とも呼ぶ)を設定する。本実施形態では、中央基準領域としては、左基準線上と右基準線上とに隅部(図11の中央基準領域の左下隅部と右下隅部)が配置され、地平線上に一辺(図11の中央基準領域の上辺)が配置された四角形状の領域を採用する。中央基準領域の大きさは、中央基準領域をルームミラーモニタ5に表示させた場合に、ルームミラーモニタ5の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、中央基準領域の形状は、基準線(右基準線、左基準線)が地平線(図11の水平方向)に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbは、設定した中央基準領域を消失点演算部9cbが演算した消失点を中心とした同心形状(相似形状)の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本実施形態では、同心形状の境界としては、地平線上に両端部が配置され、左基準線上に一方の隅部が配置され、右基準線上に他方の隅部が配置されたU字状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9fbは、中央基準領域内の右基準線および左基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbは、設定した分割点から中心直線と平行な方向に延ばした直線と当該分割点から地平線と平行な方向に延ばした直線とを境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbは、設定した境界で中央基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9fbは、中央基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を右基準線および左基準線とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、右基準線および左基準線が地平線に近いほど、つまり、右基準線および左基準線の傾きが水平に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。
図12は、ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像を表す説明図である。
ぼかし制御部9gbは、モニタ内領域分割部9fbが設定した複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように(ぼやかし度合いが強くなるように)、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像を補正する(図9のステップS208)。具体的には、ぼかし制御部9gbは、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)の画像それぞれに対し、設定した設定割合の画素の表示色を白色に置換する非鮮明処理を実施する。また、ぼかし制御部9gbは、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど当該設定割合を大きな値に設定する。本実施形態では、ぼかし制御部9gbは、中央後方画像の第1領域の画像の設定割合を1/2とし、第2領域の画像の設定割合を1/4とし、第3領域の画像の設定割合を1/8とする。そして、非鮮明処理では、ぼかし制御部9gbは、中央後方画像の第1領域の画像に対し設定割合1/2の画素の表示色を白色に置換し、第2領域の画像に対し設定割合1/4の画素の表示色を白色に置換し、第3領域の画像に対し設定割合1/8の画素の表示色を白色に置換する。これにより、ぼかし制御部9gbは、図12に示すように、中央後方画像内において、第1領域の画像を最も非鮮明とし、第2領域の画像を2番目に非鮮明とし、第3領域の画像を3番目に非鮮明とする。すなわち、ぼかし制御部9gbは、自車A近傍側から自車A遠方側向かって段階的に(順次)ぼやかし度合いを強くする。そして、ぼかし制御部9gbは、補正した中央後方画像を表示させる制御指令をルームミラーモニタ5に出力する(図9のステップS209)。
このように、ぼかし制御部9gbが、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように中央後方画像を補正する。それゆえ、後続車と自車Aとの車間距離が大きく、後続車の画像が自車Aから最も遠い第1領域内にある場合には、図12(a)に示すように、後続車を霞が掛かった状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車が遠方にいることを容易に把握させることができる。
また、ぼかし制御部9gbが、後続車と自車Aとの車間距離が中位で、後続車の画像が自車Aに2番目に近い第2領域内にある場合には、図12(b)に示すように、後続車を軽く霞みが掛かった状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車の画像が第1領域内にある場合に比べ、後続車が自車Aの近くにいることを容易に知覚させることができる。
また、ぼかし制御部9gbが、後続車と自車Aとの車間距離が小さく、後続車の画像が自車Aに最も近い第3領域内にある場合には、図12(c)に示すように、後続車を霞のない状態で表示できる。そのため、運転者に、後続車の画像が第1領域内、第2領域内にある場合に比べ、後続車が自車Aの近くにいることを容易に知覚させることができる。
なお、本実施形態では、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像に基づいて当該中央後方画像内の自車側面、地平線、消失点、および隣接車線を検出し、検出結果に基づいて画像をぼやかす領域(中央基本領域)を設定する例を示したが、他の構成を採用してもよい。ここで、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内において、自車側面、地平線、消失点、および隣接車は、中央後方画像内の常に同じ位置に表示される。それゆえ、例えば、画像内の予め設定した位置に自車側面、地平線、消失点、および隣接車があるものと考え、画像をぼやかす領域(中央基本領域)を設定する構成としてもよい。この際、ルームミラーカメラ3の向きを調整した場合には、カメラ向きセンサ8が検出したルームミラーカメラ3の向きに基づいて当該予め設定した位置を移動させる。このようにすれば、例えば、ドアミラーカメラ2の向き等を基に、後方画像内の予め定めた位置に自車側面、地平線、消失点、および隣接車線が存在するものとして当該画像をぼやかす領域を設定できる。それゆえ、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像内から自車側面、地平線、消失点、および隣接車線を検出等する手段を省略することもできる。
(動作その他)
次に、本実施形態の車両用後方視界支援装置1の動作について説明する。
まず、画像変換装置9が、図5に示すように、右カメラ2が撮影した右後方画像に基づき、右後方画像内から右側面直線、地平線、消失点、隣接車線、および基準線を検出する。また、画像変換装置9が、左カメラ2が撮影した右後方画像に基づき、左後方画像内から左側面直線、地平線、隣接車線、消失点および基準線を検出する。(図3の側面直線設定部9aa、地平線検出部9ba、消失点演算部9ca、隣接車線検出部9da、領域分割基準線演算部9ea、図4のステップS101〜S105)。
続いて、画像変換装置9が、図6に示すように、右後方画像から検出した右側面直線、地平線、消失点、隣接車線および基準線に基づき、右後方画像内の路面を含む領域(右基準領域)を自車A遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。また、画像変換装置9が、左後方画像から検出した左側面直線、地平線、消失点、隣接車線および基準線に基づき、左後方画像内の路面を含む領域(左基準領域)を自車A遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。(図3のモニタ内領域分割部9fa、図4のステップS106、S107)。続いて、画像変換装置9が、図7に示すように、分割した複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように右後方画像および左後方画像を補正する(図3のぼかし制御部9ga、図4のステップS108)。
続いて、画像変換装置9が、補正した右後方画像を表示させる制御指令を右モニタ4に出力し、補正した左後方画像を表示させる制御指令を左モニタ4に出力する(図4のステップS109)。そして、右モニタ4は、制御指令に従って、補正後の右後方画像を表示し、左モニタ4は、制御指令に従って、補正後の左後方画像を表示する。
このように、本実施形態では、画像変換装置9が、後方画像(右後方画像、左後方画像)内の路面を含む領域(右基準領域、左基準領域)を自車A遠方側から自車A近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。そして、画像変換装置9が、分割した複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。それゆえ、自車A後方の後方画像内の路面を含む領域のうち、自車A遠方側の部分の画像ほどぼやかし度合いを強くし、自車A近傍側の部分の画像ほどぼやかし度合いを弱くすることができる。それゆえ、後方画像内の自車A遠方側の路面上の物体を霞ませて表示できる。これにより、右モニタ4、左モニタ4が表示する右後方画像、左後方画像に遠近感を持たせることができる。
また、画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする。また、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)、および当該基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、自車A遠方から自車A近傍までの広い範囲に複数の後続車が存在する場合に、各後続車の遠近の度合いの違いを容易に知覚することができる。
同時に、画像変換装置9が、図10に示すように、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像に基づき、中央後方画像内から中心直線、地平線、消失点、隣接車線、および基準線(右基準線、左基準線)を検出する。(図8の中心直線設定部9ab、地平線検出部9bb、消失点演算部9cb、隣接車線検出部9db、領域分割基準線演算部9eb、図9のステップS201〜S205)。続いて、画像変換装置9が、図6に示すように、検出した中心直線、地平線、消失点、隣接車線および基準線(右基準線、左基準線)に基づき、中央後方画像内の路面を含む領域(中央基準領域)を自車A遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。(図8のモニタ内領域分割部9fb、図9のステップS206、S207)。続いて、画像変換装置9が、図8に示すように、分割した複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように、中央後方画像を補正する(図8のぼかし制御部9gb、図9のステップS208)。続いて、画像変換装置9が、補正した中央後方画像を表示させる制御指令をルームミラーモニタ5に出力する(図9のステップS209)。そして、ルームミラーモニタ5は、制御指令に従って、補正後の中央後方画像を表示する。
このように、本実施形態では、画像変換装置9が、中央後方画像内の路面を含む領域を自車A遠方側から自車A近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。そして、画像変換装置9が、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。それゆえ、自車A後方の後方画像内の路面を含む領域のうち、自車A遠方側の部分の画像ほどぼやかし度合いを強くし、自車A近傍側の部分の画像ほどぼやかし度合いを弱くすることができる。それゆえ、中央後方画像内の自車A遠方側の路面上の物体を霞ませて表示できる。これにより、ルームミラーモニタ5が表示する中央後方画像に遠近感を持たせることができる。
また、画像変換装置9が、隣接車線の道路白線のうち自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、自車A遠方から自車A近傍までの広い範囲に複数の後続車が存在する場合に、各後続車の遠近の度合いの違いを容易に知覚することができる。それゆえ、隣接車線を走行する後続車両の車線変更時、合流時、左折時、駐車操作時、狭路走行時等、様々な運転シーンに適応できる。
本実施形態では、図1、図2のドアミラーカメラ2、およびルームミラーカメラ3が画像撮像部を構成する。以下同様に、図1の画像変換装置9が領域分割部および画像補正部を構成する。また、図1、図2のドアミラーモニタ4、およびルームミラーモニタ5が画像表示部を構成する。さらに、図1、図2のドアミラーカメラ2が左右画像撮影部を構成する。また、図3の画像変換装置9、領域分割基準線演算部9ea、モニタ内領域分割部9fa、図4のステップS105〜S107が左右領域分割部を構成する。さらに、図3の画像変換装置9、ぼかし制御部9ga、図4のステップS208が左右画像補正部を構成する。また、図1、図2のドアミラーモニタ4が左右画像表示部を構成する。さらに、図3の画像変換装置9、側面直線設定部9aa、図4のステップS101が側面直線設定部を構成する。また、図3の画像変換装置9、地平線検出部9ba、図4のステップS102が地平線検出部を構成する。さらに、図3の画像変換装置9、消失点演算部9ca、図4のステップS103が消失点演算部を構成する。また、図3の画像変換装置9、隣接車線検出部9da、図4のステップS104が隣接車線検出部を構成する。さらに、図3、図8の領域分割基準線演算部9ea、図4のステップS105が左右基準線設定部を構成する。また、図1、図2のルームミラーカメラ3が中央画像撮影部を構成する。さらに、図8の画像変換装置9、領域分割基準線演算部9eb、モニタ内領域分割部9fb、図9のステップS205〜S207が中央領域分割部を構成する。また、図8の画像変換装置9、ぼかし制御部9gb、図9のステップS208が中央画像補正部を構成する。さらに、図1、図2のルームミラーモニタ5が中央画像表示部を構成する。また、図3、図8の領域分割基準線演算部9ea、図9のステップS205が中央基準線設定部を構成する。
(本実施形態の効果)
本実施形態は、次のような効果を奏する。
(1)ドアミラーカメラ2およびルームミラーカメラ3が、自車A後方の後方画像(右後方画像、左後方画像、中央後方画像)を撮影する。続いて、画像変換装置9が、撮影した後方画像内の路面を含む領域を自車A遠方側から自車A近傍側に並んで配置された複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。続いて、画像変換装置9が、複数の領域のうち自車A遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように後方画像を補正する。そして、ドアミラーモニタ4およびルームミラーモニタ5が、補正した後方画像を表示する。
このような構成によれば、自車A後方の後方画像内の路面を含む領域のうち、自車A遠方側の部分の画像ほどぼやかし度合いを強くし、自車A近傍側の部分の画像ほどぼやかし度合いを弱くすることができる。それゆえ、後方画像内の自車A遠方側の路面上の物体を霞ませて表示できる。これにより、車両後方を映した表示画像に遠近感を持たせることができる。
(2)画像変換装置9が、複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)の画像それぞれに対し、設定した設定割合の画素の表示色を白色に置換する非鮮明処理を実施する。また、画像変換装置9が、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど当該設定割合を大きな値に設定する。
このような構成によれば、複数の領域のうち、自車A遠方側の領域の画像ほど白色に置換する画素の割合を大きくすることができる。それゆえ、後方画像内の自車A遠方側の路面上の物体をより適切に霞ませて表示できる。
(3)画像変換装置9が、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像(右後方画像、左後方画像)内の側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。続いて、画像変換装置9が、分割した複数の領域のうち、消失点側の領域の画像ほど非鮮明となるようにドアミラーカメラ2が撮影した後方画像を補正する。
このような構成によれば、消失点近傍側の領域の画像ほどぼやかし度合いを強くし、消失点遠方側の領域の画像ほどぼやかし度合いを弱くすることができる。それゆえ、後方画像内の自車A前後方向および車幅方向の各位置において画像のぼやかし度合いを変更できる。
(4)画像変換装置9が、後方画像内の側面直線(右側面直線、左側面直線)の設定、後方画像(右後方画像、左後方画像)内の地平線の検出、消失点の演算、および後方画像内の隣接車線(自車A右側、自車A左側の隣接車線)の検出を行う。そして、画像変換装置9が、後方画像内の側面直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む領域(右基準領域、左基準領域)を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。
このような構成によれば、例えば、ドアミラーカメラ2の向きやレイアウトが変更された場合に、ドアミラーカメラ2の撮像する後方画像内の側面直線、地平線、消失点、および隣接車線の位置を自動的に設定等でき、画像をぼやかす領域を自動的に設定できる。また、ドアミラーカメラ2のレイアウトが異なる車両にも、同一の構成で対応できる。
(5)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(6)画像変換装置9が、ルームミラーカメラ3が撮影した後方画像(中央後方画像)内の中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む領域(中央基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。続いて、画像変換装置9が、分割した複数の領域のうち、消失点側の領域の画像ほど非鮮明となるように、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像を補正する。
このような構成によれば、消失点近傍側の領域の画像ほどぼやかし度合いを強くし、消失点遠方側の領域の画像ほどぼやかし度合いを弱くする。それゆえ、後方画像内の自車A前後方向および車幅方向の各位置において画像のぼやかし度合いを変更できる。
(7)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む四角形状の領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例1)
図13は、上記実施形態の応用例1を示す図である。
なお、本実施形態では、領域分割基準線演算部9eaが、後方画像内の消失点と、隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点とを通る直線を基準線とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、領域分割基準線演算部9eaが、後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を基準線とする構成としてもよい。
具体的には、領域分割基準線演算部9eaが、図13に示すように、右後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線である自車側道路白線を右後方画像の基準線とし、左後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線である自車側道路白線を左後方画像の基準線とする。
また、モニタ内領域分割部9faが、図13に示すように、右後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した右側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む右後方画像内の領域(右基準領域)を設定する。本応用例では、上記実施形態と同様に、右基準領域としては、消失点上と基準線上とに互いに向き合った隅部(図13の右基準領域の左上隅部と右下隅部)が配置され、右側面直線上と地平線上とに二辺(図13の右基準領域の左辺と上辺)が配置された四角形状の領域を採用する。右基準領域の大きさは、右基準領域を右モニタ4に表示させた場合に、右モニタ4の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、右基準領域の形状は、基準線が地平線(図13の水平方向)に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faが、設定した右基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、上記実施形態と同様に、同心形状の境界としては、右側面直線上に一方の端部が配置され、地平線上に他方の端部が配置され、基準線上に隅部が配置されたL字状の境界を採用する。これにより、モニタ内領域分割部9faが、右基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
同様に、モニタ内領域分割部9faが、左後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した左側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む左後方画像内の領域(左基準領域)を設定する。本応用例では、上記実施形態と同様に、左基準領域としては、消失点上と基準線上とに互いに向き合った隅部が配置され、左側面直線上と地平線上とに二辺が配置された四角形状の領域を採用する。左基準領域の大きさは、左基準領域を左モニタ4に表示させた場合に、左モニタ4の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、左基準領域の形状は、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faが、設定した左基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、上記実施形態と同様に、同心形状の境界としては、左側面直線上に一方の端部が配置され、地平線上に他方の端部が配置され、基準線上に隅部が配置されたL字状の境界を採用する。これにより、モニタ内領域分割部9faが、左基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の道路白線のうち自車側道路白線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)の自車A前後方向に対する車幅方向の比を同程度とすることができ、基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を略正方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。また、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。これにより、例えば、運転者は、合流時や車線変更時等に、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離を容易に知覚することができる。また、隣接車線の自車A近傍に後続車両が存在する場合にも、基準線を設定できる。
(応用例1の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を略正方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例2)
図14は、上記実施形態の応用例2を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9eaが、後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線を基準線とする構成を採用することもできる。
具体的には、領域分割基準線演算部9eaが、図14に示すように、右後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を右後方画像の基準線とし、左後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を左後方画像の基準線とする。
なお、その他の構成は応用例1と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の道路白線のうち反対側道路白線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)の自車A前後方向に対する車幅方向の比を増大でき、基準領域(右基準領域、左基準領域)、つまり、画像をぼやかす領域を車幅方向に長い長方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、駐車操作時や狭路走行時に自車A横の壁、電柱、歩道等と自車とのギャップの変化等を容易に知覚することができる。また、自車A遠方に存在する後続車と自車Aとの自車A前後方向の距離(車間距離)の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。それゆえ、例えば、運転者は、自車A遠方に存在する後続車両と自車Aとの相対速度を容易に知覚することができる。
(応用例2の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の反対側道路白線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を車幅方向に長い四角形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例3)
図15は、上記実施形態の応用例3を示す図である。
なお、本実施形態では、ドアミラーカメラ2が撮影した後方画像(右後方画像、左後方画像)内の基準領域(右基準領域、左基準領域)を四角形状の領域とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、後方画像(右後方画像、左後方画像)内の基準領域を、楕円の円弧形状の境界で区分された領域とする構成としてもよい。
具体的には、領域分割基準線演算部9eaが、右後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(以下、中点直線とも呼ぶ)を右後方画像の基準線とする。また、領域分割基準線演算部9eaが、左後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(中点直線)を左後方画像の基準線とする。
また、モニタ内領域分割部9faが、図15に示すように、右後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した右側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む右後方画像内の領域(右基準領域)を設定する。本応用例では、右基準領域としては、消失点上に隅部(図15の右基準領域の左上隅部)が配置され、右側面直線上と地平線上とに二辺(図15の右基準領域の左辺と上辺)が配置された楕円の円弧形状の境界を有する1/4楕円形状の領域を採用する。右基準領域の形状は、基準線が地平線(図15の水平方向)に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faが、設定した右基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状(相似形状)の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、同心形状の境界としては、右側面直線上に円弧状の一方の端部が配置され、地平線上に楕円の円弧状の他方の端部が配置され、基準線(中点直線)上に楕円の円弧部が配置された楕円の円弧形状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9faは、右基準領域内の基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した分割点を通る、消失点を中心とした同心形状の1/4楕円の円弧を境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で右基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9faが、右基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
同様に、モニタ内領域分割部9faが、左後方画像内において、側面直線設定部9aaが設定した左側面直線、地平線検出部9baが検出した地平線、消失点演算部9caが演算した消失点、および隣接車線検出部9daが検出した隣接車線を含む左後方画像内の領域(左基準領域)を設定する。本応用例では、左基準領域としては、消失点上に隅部が配置され、左側面直線上と地平線上とに二辺が配置された楕円の円弧形状の境界を有する1/4楕円形状の領域を採用する。左基準領域の形状は、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faが、設定した左基準領域を消失点演算部9caが演算した消失点を中心とした同心形状(相似形状)の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、同心形状の境界としては、左側面直線上に楕円の円弧状の一方の端部が配置され、地平線上に楕円の円弧状の他方の端部が配置され、基準線(中点直線)上に楕円の円弧部が配置された楕円の円弧形状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9faは、左基準領域内の基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した分割点を通る、消失点を中心とした同心形状の1/4楕円の円弧を境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で左基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9faが、左基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)、および当該基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、自車A遠方から自車A近傍までの広い範囲に複数の後続車が存在する場合に、各後続車の遠近の度合いの違いを容易に知覚することができる。それゆえ、隣接車線を走行する後続車両の車線変更時、合流時、左折時、駐車操作時、狭路走行時等、様々な運転シーンに適応できる。
(応用例3の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例4)
図16は、上記実施形態の応用例4を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9eaが、後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を基準線とする構成としてもよい。
具体的には、図16に示すように、領域分割基準線演算部9eaが、右後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側である自車側道路白線を右後方画像の基準線とする。また、領域分割基準線演算部9eaが、左後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線である自車側道路白線を左後方画像の基準線とする。
なお、その他の構成は応用例3と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の道路白線のうち自車側道路白線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域(右基準領域、左基準領域)の自車A前後方向に対する車幅方向の比を同程度とすることができ、基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を略真円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。また、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。これにより、例えば、運転者は、合流時や車線変更時等に、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離を容易に知覚することができる。また、隣接車線の自車A近傍に後続車両が存在する場合にも、基準線を設定できる。
(応用例4の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を略真円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例5)
図17は、上記実施形態の応用例5を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9eaが、後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線を基準線とする構成としてもよい。
具体的には、図17に示すように、領域分割基準線演算部9eaが、右後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の反対側道路白線を右後方画像の基準線とする。また、領域分割基準線演算部9eaが、左後方画像内の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を左後方画像の基準線とする。
なお、その他の構成は応用例3と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9eaが、隣接車線の道路白線のうち反対側道路白線を基準線とする。また、モニタ内領域分割部9faが、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、基準領域の自車A前後方向に対する車幅方向の比を増大でき、基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を車幅方向に長い長方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、駐車操作時や狭路走行時に自車A横の壁、電柱、歩道等と自車とのギャップの変化等を容易に知覚することができる。また、自車A遠方に存在する後続車と自車Aとの自車A前後方向の距離(車間距離)の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。それゆえ、例えば、運転者は、自車A遠方に存在する後続車両と自車Aとの相対速度を容易に知覚することができる。
(応用例5の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の反対側道路白線を基準線とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である基準領域(右基準領域、左基準領域)を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、基準領域(右基準領域、左基準領域)の形状を、基準線が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、基準領域、および当該基準領域を分割した複数の領域を車幅方向に長い楕円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例6)
図18は、上記実施形態の応用例6を示す図である。
また、本実施形態では、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点とを通る直線を基準線(右基準線、左基準線)とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする構成としてもよい。
具体的には、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線である自車側道路白線を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線である自車側道路白線を左基準線とする。
また、モニタ内領域分割部9fbが、図18に示すように、中央後方画像内において、中心直線設定部9abが設定した中心直線、地平線検出部9bbが検出した地平線、消失点演算部9cbが演算した消失点、および隣接車線検出部9dbが検出した隣接車線を含む中央後方画像内の領域(中央基準領域)を設定する。本応用例では、上記実施形態と同様に、中央基準領域としては、左基準線上と右基準線上とに隅部(図18の中央基準領域の左下隅部と右下隅部)が配置され、地平線上に一辺(図18の中央基準領域の上辺)が配置された四角形状の領域を採用する。中央基準領域の大きさは、中央基準領域をルームミラーモニタ5に表示させた場合にルームミラーモニタ5の表示画面内に収まる最大の大きさに設定する。これにより、中央基準領域の形状は、基準線(右基準線、左基準線)が地平線(図18の水平方向)に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbが、設定した中央基準領域を消失点演算部9cbが演算した消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、上記実施形態と同様に、同心形状の境界としては、地平線上に両端部が配置され、左基準線上に一方の隅部が配置され、右基準線上に他方の隅部が配置されたU字状の境界を採用する。これにより、モニタ内領域分割部9fbは、中央基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域の自車A前後方向に対する車幅方向の比を同程度とすることができ、中央基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を車幅方向に略正方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。また、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。これにより、例えば、運転者は、合流時や車線変更時等に、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離を容易に知覚することができる。また、隣接車線の自車A近傍に後続車両が存在する場合にも、基準線(右基準線、左基準線)を設定できる。
(応用例6の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を略正方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例7)
図19は、上記実施形態の応用例7を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする構成を採用することもできる。
具体的には、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を左基準線とする。
なお、その他の構成は応用例6と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち反対側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域の自車A前後方向に対する車幅方向の比を増大でき、中央基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を車幅方向に長い長方形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、駐車操作時や狭路走行時に自車A横の壁、電柱、歩道等と自車とのギャップの変化等を容易に知覚することができる。また、自車A遠方に存在する後続車と自車Aとの自車A前後方向の距離(車間距離)の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。それゆえ、例えば、運転者は、自車A遠方に存在する後続車両と自車Aとの相対速度を容易に知覚することができる。
(応用例7の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の反対側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、側面直線(右側面直線、左側面直線)、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を車幅方向に長い楕円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例8)
図20は、上記実施形態8の応用例を示す図である。
なお、本実施形態では、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の中央基準領域を四角形状の領域とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、中央基準領域を楕円の円弧形状の境界で区分された領域とする構成としてもよい。
具体的には、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(中点直線)を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(中点直線)を左基準線とする。
また、モニタ内領域分割部9fbが、図20に示すように、中央後方画像内において、中心直線設定部9abが設定した中心直線、地平線検出部9bbが検出した地平線、消失点演算部9cbが演算した消失点、および隣接車線検出部9dbが検出した隣接車線を含む中央後方画像内の領域(中央基準領域)を設定する。本応用例では、中央基準領域は、地平線上に一辺(図15の中央基準領域の上辺)が配置された楕円の円弧形状の境界を有する1/2楕円形状の領域を採用する。中央基準領域の形状は、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbが、設定した中央基準領域を消失点演算部9cbが演算した消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、同心形状の境界としては、地平線上に楕円の円弧形状の両端部が配置され、左基準線上と右基準線上とに楕円の円弧部が配置された楕円の円弧形状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9fbは、中央基準領域内の右基準線および左基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbは、設定した分割点を通る、消失点を中心とした同心形状の1/2楕円の円弧を境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で中央基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、自車A遠方から自車A近傍までの広い範囲に複数の後続車が存在する場合に、各後続車の遠近の度合いの違いを容易に知覚することができる。それゆえ、隣接車線を走行する後続車両の車線変更時、合流時、左折時、駐車操作時、狭路走行時等、様々な運転シーンに適応できる。
(本応用例8の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線と反対側道路白線との中点を結ぶ直線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を自車A前後方向および車幅方向に広げることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向および車幅方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例9)
図21は、上記実施形態の応用例9を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする構成としてもよい。
具体的には、図20に示すように、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線を左基準線とする。
なお、その他の構成は応用例8と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車A側の道路白線である自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域の自車A前後方向に対する車幅方向の比を同程度とすることができ、中央基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を略真円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。また、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。これにより、例えば、運転者は、合流時や車線変更時等に、自車Aの走行車線または隣接車線の自車A近傍に存在する後続車と自車Aとの車幅方向の距離を容易に知覚することができる。また、隣接車線の自車A近傍に後続車両が存在する場合にも、基準線(右基準線、左基準線)を設定できる。
(応用例9の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の自車側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を略真円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例10)
図22は、上記実施形態の応用例10を示す図である。
また、他の応用例としては、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の消失点と、自車Aの隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする構成としてもよい。
具体的には、図22に示すように、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と判定側の道路白線を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線を左基準線とする。
なお、その他の構成は応用例8と同様とする。
このように、領域分割基準線演算部9ebが、隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側と反対側に存在する道路白線である反対側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。また、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。そのため、中央基準領域の自車A前後方向に対する車幅方向の比を増大でき、中央基準領域、つまり、画像をぼやかす領域を車幅方向に長い1/2楕円形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。これにより、例えば、運転者は、駐車操作時や狭路走行時に自車A横の壁、電柱、歩道等と自車とのギャップの変化等を容易に知覚することができる。また、自車A遠方に存在する後続車と自車Aとの自車A前後方向の距離(車間距離)の変化に応じた、当該後続車の画像のぼやかし度合いの変化(分解能)を増大できる。それゆえ、例えば、運転者は、自車A遠方に存在する後続車両と自車Aとの相対速度を容易に知覚することができる。
(応用例10の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、隣接車線の反対側道路白線を基準線(右基準線、左基準線)とする。続いて、画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。この際、画像変換装置9が、中央基準領域の形状を、基準線(右基準線、左基準線)が地平線に近いほど自車A前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を車幅方向に長い楕円の円弧形状とすることができる。それゆえ、運転者に、後続車や障害物の自車Aの車幅向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(応用例11)
図23は、上記実施形態の応用例11を示す図である。
なお、応用例8〜応用例10では、ルームミラーカメラ3が撮影した中央後方画像内の中央基準領域を楕円の円弧形状の境界で区分された領域とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、中央基準領域を真円の円弧形状の境界で区分された領域とする構成としてもよい。
具体的には、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A右側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(中点直線)を右基準線とする。また、領域分割基準線演算部9ebが、中央後方画像内の自車A左側の隣接車線の道路白線のうち自車Aの走行車線側の道路白線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線(中点直線)を左基準線とする。
また、モニタ内領域分割部9fbが、図20に示すように、中央後方画像内において、中心直線設定部9abが設定した中心直線、地平線検出部9bbが検出した地平線、消失点演算部9cbが演算した消失点、および隣接車線検出部9dbが検出した隣接車線を含む中央後方画像内の領域(中央基準領域)を設定する。本応用例では、中央基準領域は、地平線上に一辺(図20の中央基準領域の上辺)が配置された真円の円弧形状の境界を有する1/2真円形状の領域を採用する。続いて、モニタ内領域分割部9fbが、設定した中央基準領域を消失点演算部9cbが演算した消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(例えば、第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。本応用例では、同心形状の境界としては、地平線上に真円の円弧形状の両端部が配置され、左基準線上と右基準線上とに真円の円弧部が配置された真円の円弧形状の境界を採用する。具体的には、モニタ内領域分割部9fbは、中央基準領域内の右基準線および左基準線を等間隔で分割(3等分)する分割点を設定する。続いて、モニタ内領域分割部9fbは、設定した分割点を通る、消失点を中心とした同心形状の1/2真円の円弧を境界に設定する。続いて、モニタ内領域分割部9faは、設定した境界で中央基準領域を分割して第1領域、第2領域および第3領域を生成する。これにより、モニタ内領域分割部9fbが、中央基準領域を、消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する。
このように、モニタ内領域分割部9fbが、真円の円弧形状の境界を有する中央基準領域を設定する。それゆえ、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を真円の円弧形状とすることができる。そのため、後続車や障害物の前後左右方向の移動量に応じてぼやかし度合いを同程度に変化できる。これにより、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
(本応用例11の効果)
本応用例は、上記実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて次のような効果を奏する。
(1)画像変換装置9が、中心直線、地平線、消失点、および隣接車線を含む真円の円弧形状の境界で区分された領域である中央基準領域を消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域(第1領域、第2領域、第3領域)に分割する。
このような構成によれば、中央基準領域、および当該中央基準領域を分割した複数の領域を真円の円弧形状とすることができる。それゆえ、後続車や障害物の前後左右方向の移動量に応じてぼやかし度合いを同程度に変化できる。そのため、運転者に、後続車や障害物の自車A前後方向の動きの変化を容易に知覚させることができる。
1 車両用後方視界支援装置
2 ドアミラーカメラ
3 ルームミラーカメラ
4 ドアミラーモニタ
5 ルームミラーモニタ
6 制御部
7 調整スイッチ
8 カメラ向きセンサ
9 画像変換装置

Claims (12)

  1. 自車後方の路面を含む後方画像を撮影する画像撮影部と、
    前記画像撮影部が撮影した前記後方画像内の路面を含む領域を自車遠方側から自車近傍側に並んで配置された複数の領域に分割する領域分割部と、
    前記領域分割部が分割した前記複数の領域のうち、自車遠方側の領域の画像ほど非鮮明となるように前記画像撮影部が撮影した前記後方画像を補正する画像補正部と、
    前記画像補正部が補正した前記後方画像を表示する画像表示部と、を備えたことを特徴とする車両用後方視界支援装置。
  2. 前記画像補正部は、前記領域分割部が分割した前記複数の領域の画像それぞれに対し、設定した設定割合の画素の表示色を白色に置換する非鮮明処理を実施するとともに、前記領域分割部が分割した前記複数の領域のうち、自車遠方側の領域の画像ほど前記設定割合を大きな値に設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用後方視界支援装置。
  3. 前記画像撮影部は、自車後方の路面、自車側面、地平線、消失点、および自車の走行車線の隣接車線を含む画像を前記後方画像として撮影する左右画像撮影部を備え、
    前記領域分割部は、前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像内の前記自車側面に沿って自車後方に延びている側面直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する左右領域分割部を備え、
    前記画像補正部は、前記左右領域分割部が分割した前記複数の領域のうち、前記消失点側の領域の画像ほど非鮮明となるように前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像を補正する左右画像補正部を備え、
    前記画像表示部は、前記左右画像補正部が補正した前記後方画像を表示する左右画像表示部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用後方視界支援装置。
  4. 前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像に基づいて、当該後方画像内に前記側面直線を設定する側面直線設定部と、
    前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像に基づいて、当該後方画像内の前記地平線を検出する地平線検出部と、
    前記側面直線設定部が設定した前記側面直線と前記地平線検出部が検出した前記地平線との交点を前記消失点として演算する消失点演算部と、
    前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像に基づいて、当該後方画像内の前記隣接車線を検出する隣接車線検出部と、を備え、
    前記左右領域分割部は、前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像内の領域のうち、前記側面直線設定部が設定した前記側面直線、前記地平線検出部が検出した前記地平線、前記消失点演算部が演算した前記消失点、および前記隣接車線検出部が検出した前記隣接車線を含む領域を前記消失点演算部が演算した前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、
    前記左右画像補正部は、前記左右領域分割部が分割した前記複数の領域のうち、前記消失点演算部が演算した前記消失点側の領域の画像ほど非鮮明となるように前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像を補正することを特徴とする請求項3に記載の車両用後方視界支援装置。
  5. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線側の道路白線である自車側道路白線、自車の走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線、および前記自車側道路白線と前記反対側道路白線との中点を結ぶ直線のいずれかを基準線とする左右基準線設定部を備え、
    前記左右領域分割部は、前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像内の領域のうち、前記側面直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記左右基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用後方視界支援装置。
  6. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線側の道路白線である自車側道路白線、自車の走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線、および前記自車側道路白線と前記反対側道路白線との中点を結ぶ直線のいずれかを基準線とする左右基準線設定部を備え、
    前記左右領域分割部は、前記左右画像撮影部が撮影した前記後方画像内の領域のうち、前記側面直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記左右基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項3または4に記載の車両用後方視界支援装置。
  7. 前記画像撮影部は、車体の左右側面の間に配置され、自車後方の路面、地平線、消失点、および自車の走行車線の隣接車線を含む画像を前記後方画像として撮影する中央画像撮影部を備え、
    前記領域分割部は、前記中央画像撮影部が撮影した前記後方画像内の自車中心を通り自車後方に延びている中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割する中央領域分割部を備え、
    前記画像補正部は、前記中央領域分割部が分割した前記複数の領域のうち、前記消失点側の領域の画像ほど非鮮明となるように前記中央画像撮影部が撮影した前記後方画像を補正する中央画像補正部を備え、
    前記画像表示部は、前記中央画像補正部が補正した前記後方画像を表示する中央画像表示部を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用後方視界支援装置。
  8. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線側の道路白線である自車側道路白線を基準線とする中央基準線設定部を備え、
    前記中央領域分割部は、前記中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記中央基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項7に記載の車両用後方視界支援装置。
  9. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線を基準線とする中央基準線設定部を備え、
    前記中央領域分割部は、前記中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記中央基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項7に記載の車両用後方視界支援装置。
  10. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線側の道路白線と自車の走行車線と反対側の道路白線との中点を結ぶ直線を基準線とする中央基準線設定部を備え、
    前記中央領域分割部は、前記中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む四角形状の領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記中央基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項7に記載の車両用後方視界支援装置。
  11. 前記隣接車線の道路白線のうち自車の走行車線側の道路白線である自車側道路白線、自車の走行車線と反対側の道路白線である反対側道路白線、および前記自車側道路白線と前記反対側道路白線との中点を結ぶ直線のいずれかを基準線とする中央基準線設定部を備え、
    前記中央領域分割部は、前記中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む楕円の円弧形状の境界で区分された領域である基準領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割し、且つ、前記基準領域の形状を前記中央基準線設定部が設定した前記基準線が前記地平線に近いほど自車前後方向に対する車幅方向の比が大きな形状に設定することを特徴とする請求項7に記載の車両用後方視界支援装置。
  12. 前記中央領域分割部は、前記中心直線、前記地平線、前記消失点、および前記隣接車線を含む真円の円弧形状の境界で区分された領域を前記消失点を中心とした同心形状の境界で区分して複数の領域に分割することを特徴とする請求項7に記載の車両用後方視界支援装置。
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