JP6651783B2 - インク収容容器およびインク注出システム - Google Patents
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Description
図1はインク注出システムの斜視図である。インク注出システム1は、インクタンク2と、インクタンク2に補充するためのインクを収容するインク収容容器3を備える。インクタンク2は液体噴射装置4に設けられている。液体噴射装置4は、インクジェットプリンター5と、インクジェットプリンター5の上部に重なって配置されるスキャナーユニット6を備える複合機である。液体噴射装置4の上面後端に設けられた開閉蓋41を後方に開けると、用紙供給口42が上方に開口する。この状態で、開閉蓋41は印刷媒体Pを載せるトレイとして機能する。用紙供給口42にセットされる印刷媒体Pは、スキャナーユニット6の後方を通ってインクジェットプリンター5へ供給される。
図2はインクタンク2の斜視図である。インクタンク2は、ケース22と、ケース22に形成されたインク注入部21および大気開放部23を備える。ケース22の一方の側面は可撓性のシート部材からなる。ナイロンやポリプロピレンなどの合成樹脂により形成された筐体に形成された開口の縁にシート部材を溶着することにより、中空のケース22が形成されている。ケース22の底面あるいは後方を向く面には、インクジェットヘッドにインクを供給するための図示しないインク供給部が設けられている。
図3は本発明を適用したインク収容容器3の斜視図である。インク収容容器3は、インクを収容可能なインクパック32と、インクパック32の縁に設けられ、インクパック32の内部に収容されたインクを外部に注ぐためのインク注出部31を備える。インクパック32は、可撓性のフィルムを自立可能な袋状に形成した、スタンディングパウチと呼ばれる形態である。インクパック32を構成するフィルムは、複数の樹脂フィルムを積層した多層構造のフィルムである。あるいは、インクパック32を構成するフィルムは、中間層にアルミニウム製のフィルムを配したものであってもよい。
図3、図4に示すように、インク収容容器3は、インクパック32に形成された空気導入孔50と、空気導入孔50を封止する封止部材51を備える。また、図3、図4では図示していないが、インクパック32の内側には、空気導入孔50と重なる位置に隙間形成部材52(図6参照)が配置されている。図6は、空気導入孔50、封止部材51、および隙間形成部材52の説明図であり、図6(a)は断面図(図4のB−B断面図)、図6(b)は隙間形成部材52の斜視図である。
以上のように、本形態のインク収容容器3は、インク注出部31をインク注入部21に挿入したとき、インク注入部21の外側端部21aに突出部37が当接することによって、インク注出部31が挿入方向に位置決めされる。加えて、インク注入部21の内側端部21bにインク注出部31が当接するので、インク注出部31の先端が内側端部21bに引っかかった状態を形成できる。このように、インク注出部31の先端31aがインク注入部21の内側端部21bに引っかかると、インクパック32が押されてもインク注出部31が振れにくい。従って、インク注入部21からインク注出部31が脱落しにくい状態を形成でき、インクパック32の姿勢を安定させることができる。よって、インク注入時に外部にインクが漏れるおそれを少なくすることができる。
図7は、変形例1、2の隙間形成部材の説明図である。図7(a1)、(b1)は変形例1の隙間形成部材を示しており、図7(a1)は斜視図、図7(b1)は断面図である。また、図7(a2)、(b2)は変形例2の隙間形成部材を示しており、図7(a2)は斜視図、図7(b2)は断面図である。なお、図7(b1)、(b2)では、封止部材51の図示を省略している。
図8は、本発明を適用したインク注出システムにおけるインク注入部とインク注出部の説明図である。図8(a)はインク注入部とインク注出部が2箇所で係合する形態を示し、図8(b)はインク注入部とインク注出部が4箇所で係合する形態を示す。以下、上記形態のインク注出システム1と異なる点のみ説明する。図8(a)に示すように、インク注出システム101は、インクタンク102と、インクタンク102に補充するためのインクを収容するインク収容容器103を備える。インクタンク102にはインク注入部121が設けられている。一方、インク収容容器103には、内部に収容するインクを外部へ注ぐためのインク注出部131が設けられている。
上記各形態は、インクタンク2の傾斜面からインク注出部21が斜めに突出するものであったが、本発明は、インクタンク2に設けられた水平面からインク注出部21が上方に突出する形態であっても適用できる。
Claims (12)
- インクタンクの内部空間と外部とを連通させる貫通部と、前記外部に開口する外側端部と、前記内部空間に開口する内側端部と、を有するインク注入部を介して、前記インクタンクに対してインクを注入するためのインク収容容器であって、
前記インクを収容可能なインクパックと、
前記インクパックの内部のインクを外部に注ぐためのインク注出部と、
前記インク注出部の先端から前記インク注出部の中心軸方向に所定の距離だけ離れた位置で、前記インク注出部の外周面から前記中心軸と交差する方向に突出する突出部と、を備え、
前記突出部からインク注出部の前記先端までの距離が、前記インク注入部の前記外側端部から前記内側端部までの長さより長く、
前記インク注出部は、前記中心軸が前記インク注入部の中心軸に対して傾斜した状態で前記インク注入部に挿入されたときに、前記突出部が前記外側端部と当接し、且つ、前記先端と前記突出部との間に位置する部位が前記内側端部と当接して位置決めされる、
インク収容容器。 - 前記インクパックは、
前記インク注出部が設けられた第1の縁と、
前記第1の縁に対して反対側に位置する第2の縁と、
前記インク注出部よりも前記第2の縁に近い位置に設けられた空気導入孔と、
前記空気導入孔を封止する封止部材と、を備える、
請求項1に記載のインク収容容器。 - 前記インクパックは、
前記空気導入孔が設けられた第1側壁部と、
前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、
前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に隙間を形成する隙間形成部材と、を備える、
請求項2に記載のインク収容容器。 - 前記隙間形成部材に前記空気導入孔と重なる貫通孔が形成されている、
請求項3に記載のインク収容容器。 - 前記封止部材は、前記インクパックの外側面に前記空気導入孔を封止するように貼り付けられ、前記外側面から剥離可能なフィルムからなる、
請求項2から4のいずれか一項に記載のインク収容容器。 - 内部にインクを注入するためのインク注入部を備えたインクタンクと、
前記インクタンクに対し、前記インク注入部を介してインクを注入可能なインク収容容器と、を有するインク注出システムであって、
前記インク注入部は、
前記インクタンクの内部空間と外部とを連通させる貫通部と、前記外部に開口する外側端部と、前記内部空間に開口する内側端部と、を備え、
前記インク収容容器は、
前記インクを収容可能なインクパックと、
前記インクパックの内部のインクを外部に注ぐためのインク注出部と、
前記インク注出部の先端から前記インク注出部の中心軸方向に所定の距離だけ離れた位置で、前記インク注出部の外周面から前記中心軸と交差する方向に突出する突出部と、を備え、
前記突出部からインク注出部の前記先端までの距離が、前記インク注入部の前記外側端部から前記内側端部までの長さより長く、
前記インクタンクは、
前記インク注入部が、前記インク注入部の中心軸方向に沿った切り欠き部を有し、
前記切り欠き部は、前記インク収容容器の突出部を係合可能である、
インク注出システム。 - 内部にインクを注入するためのインク注入部を備えたインクタンクと、
前記インクタンクに対し、前記インク注入部を介してインクを注入可能なインク収容容器と、を有するインク注出システムであって、
前記インク注入部は、
前記インクタンクの内部空間と外部とを連通させる貫通部と、前記外部に開口する外側端部と、前記内部空間に開口する内側端部と、を備え、
前記インク収容容器は、
前記インクを収容可能なインクパックと、
前記インクパックの内部のインクを外部に注ぐためのインク注出部と、
前記インク注出部の先端から前記インク注出部の中心軸方向に所定の距離だけ離れた位置で、前記インク注出部の外周面から前記中心軸と交差する方向に突出する突出部と、を備え、
前記突出部からインク注出部の前記先端までの距離が、前記インク注入部の前記外側端部から前記内側端部までの長さより長く、
前記インク注出部は、前記中心軸と、前記インク注入部の中心軸とが傾斜した状態で、前記インク注入部に挿入されたときに、前記突出部が前記外側端部と当接し、且つ、前記先端と前記突出部との間に位置する部位が前記内側端部と当接して位置決めされる、
インク注出システム。 - 前記インクパックは、
前記インク注出部が設けられた第1の縁と、
前記第1の縁に対して反対側に位置する第2の縁と、
前記インク注出部よりも前記第2の縁に近い位置に設けられた空気導入孔と、
前記空気導入孔を封止する封止部材と、を備える、
請求項6または7に記載のインク注出システム。 - 前記インクパックは、
前記空気導入孔が設けられた第1側壁部と、
前記第1側壁部と対向する第2側壁部と、
前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に隙間を形成する隙間形成部材と、を備える、
請求項8に記載のインク注出システム。 - 前記隙間形成部材に前記空気導入孔と重なる貫通孔が形成されている、
請求項9に記載のインク注出システム。 - 前記封止部材は、前記インクパックの外側面に前記空気導入孔を封止するように貼り付けられ、前記外側面から剥離可能なフィルムからなる、
請求項8から10のいずれか一項に記載のインク抽出システム。 - インクタンクの内部空間と外部とを連通させる貫通部と、前記外部に開口する外側端部と、前記内部空間に開口する内側端部と、を有するインク注入部を介して、前記インクタンクに対してインクを注入するためのインク収容容器であって、
前記インクを収容可能なインクパックと、
前記インクパックの内部のインクを外部に注ぐためのインク注出部と、
前記インク注入部の先端から前記インク注出部の中心軸方向に、前記インク注入部の前記外側端部から前記内側端部までの長さよりも大きい所定の距離だけ離れた位置で、前記インク注出部の外周面から前記中心軸と交差する方向に突出する突出部と、
前記インクパックに設けられた空気導入孔と、
前記インク注出部と前記空気導入孔との間で前記インクパックの内部に隙間を形成する隙間形成部材と、を備え、
前記空気導入孔は、前記インク注出部が設けられた第1の縁に対して反対側に位置する第2の縁の方が、前記インク注出部よりも近い位置に設けられている、
インク収容容器。
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