JP6650938B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関し、特に圃場でのトラクション性に優れる農業機械に好適なタイヤに関する。
従来、農業機械用タイヤが使用される田畑等の不整地の路面条件は、地域差、季節間、日間・日内でも降雨等で変化し、耕作する作物やその作付けの段階(耕作・種蒔き・灌漑・刈取り)でも異なる。このような種々の条件下で安定したトラクションを確保する方策として、タイヤのラグブロックの高さを高く設定したり、ラグブロックの延長する角度をタイヤ幅方向に沿うように寝かせたりすることで、圃場における土を掻く機能を大きくしている。一方、圃場までの移動時には、舗装路を主体とする一般道を走行するため、ラグブロックの高さやラグブロックの延長する角度が上記のように設定されたタイヤでは、ブロック剛性の不足等により舗装路を走行する際の耐偏摩耗性能や圃場における排土性能が損なわれる等の問題があった。この対策として、ラグブロックの延長する角度をタイヤ幅方向からタイヤ円周方向に沿う方向に傾斜させる方法も考えられるが、このようにラグブロックを設けてしまうと圃場の走行におけるトラクションが低下してしまう。特許文献1,2には、ラグブロックの側端部に、側端部からタイヤ幅方向に突出する突起状の小ラグブロックを設けることにより、舗装路における耐偏摩耗性能を維持しつつ圃場におけるトラクションを確保する技術が開示されている。
特開2006−273052号公報 特開2012−51478号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示される方法によれば、確かに、舗装路における耐偏摩耗性能を維持しつつ圃場におけるトラクションを確保できるものの、本来機能すべきラグブロックにより形成されるトレッドパターンそのものによって舗装路における耐偏摩耗性能や圃場におけるトラクションを得るものではない。
そこで、本発明では、トレッドパターンにより舗装路における耐偏摩耗性能を損なうことなく、圃場におけるトラクション性能が向上するタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのタイヤの構成として、トレッド部に複数のラグブロックがタイヤ円周方向に沿って周期的に配設されたタイヤであって、ラグブロックがタイヤ幅方向に対して35°〜55°の範囲で傾斜して延長するとともに、トレッド部のタイヤ幅方向中心から左右外側にトレッド幅の15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長するセンター領域と、トレッド部の両端部それぞれからタイヤ幅方向中心に向けてトレッド幅の15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長するショルダー領域とのタイヤ円周方向の同一位置から、タイヤ円周方向に隣接するラグブロックの1ピッチ分の面積をそれぞれ1ピッチ面積Spc、Spsとし、1ピッチ面積Spc、Sps内zに含まれるラグブロックの踏面の面積をそれぞれセンター側面積Sc、ショルダー側面積Ssとしたとき、センター側面積Scが1ピッチ面積Spcの25%〜40%であり、ショルダー側面積Ssが1ピッチ面積Spsの10%〜18%であるようにした。
本構成によれば、タイヤのセンター領域における摩擦力が大きくなるとともに、ショルダー領域におけるラグブロック間のボトム面積が広くなるため、舗装路における耐偏摩耗性能を損なうことなく、圃場におけるトラクション性能及び排土性能を向上させることができる。
タイヤ断面図及びトレッド部の斜視図である。 トレッドパターンの展開図である。 ラグブロックの斜視図および断面図である。 圃場を走行する際のトラクション発生のメカニズムを示す模式図である。 実施例の結果を纏めた表である。
図1(a),(b)は、本実施形態に係るタイヤTの断面図及び外観斜視図である。図2は、トレッド部5におけるトレッドパターンを示す図である。図1(a)に示すように、タイヤTは、コード部材を主体として構成されるビードコア51、カーカス52、ベルト層53と、ゴム部材を主体として構成されるビードフィラー55、インナーライナー56、サイドゴム57、トレッドゴム58等を備える。タイヤTは、ビードフィラー55とビードコア51とで形成される一対のビード部間にトロイダル状に延在する一枚以上のカーカスプライからなるカーカス52のクラウン域の外周側に一枚以上のベルトからなるベルト層53が設けられている。ベルト層53のタイヤ半径方向外側には、トレッドゴム58が配設され、カーカス52のクラウン域、ベルト層53及びトレッドゴム58を含めた状態でタイヤTにおけるトレッド部5を構成している。また、カーカス52のサイド域の外側には、ビード部からトレッドゴム58と重複するようにサイドゴム57が設けられ、タイヤTにおけるサイド部6を構成している。カーカス52の内周側の全域は、インナーライナー56により被覆される。
タイヤTには、車両に装着する際の回転方向が設定される。例えば、図1(b)に示すように、タイヤ側面Tsには、タイヤ使用時の回転方向を特定する矢印Aが刻印されており、車両への装着に際しては、矢印Aの方向が車両の前進方向と一致するように装着される。なお、以下の説明においては、車両の前進時におけるタイヤの回転方向を「前」、その逆方向を「後」として説明する。
図2に示すように、タイヤTのトレッド部5には、複数のラグブロック10が設けられる。つまり、タイヤTは、いわゆる農業機械用タイヤである。各ラグブロック10は、トレッド部5におけるボトム面9からタイヤ半径方向外側に突出するように形成される。各ラグブロック10は、タイヤ幅方向のセンター(幅方向中心)CL側から両外側端部に行くに従って前側から後側に後退するように傾斜して延長する。当該構成により、タイヤTが前進する場合には、各ラグブロック10のセンターCL側がタイヤ外側端部よりも先に路面に接地することとなる。即ち、本例のトレッドパターンは、タイヤ幅方向外側から内側に向かうに従って傾斜して形成される複数のラグブロック10を有する。ラグブロック10は、円周方向に沿って互いに均等な間隔で周期的に形成される。また、タイヤ幅方向の一方側のラグブロック群と他方側のラグブロック群とは、互いに円周方向に位置ずれしており、一方側のラグブロック10と他方側のラグブロック10とは、円周方向に沿って交互に延長する。
図1(b)及び図2に示すように、ラグブロック10は、ラグブロック10の踏込側に位置する踏込側面11、ラグブロック10の蹴出側に位置する蹴出側面12、ラグブロック10のセンター側に位置するセンター側面13、ラグブロック10のショルダー側に位置するショルダー側面14、及び走行時の接地面となる踏面15により区画される。踏込側面11、蹴出側面12及びセンター側面13は、ボトム面9に向けて裾広がりとなるなだらかな曲面として形成される。なお、踏込側面11は、タイヤ回転方向前側に向く面である。また、蹴出側面12は、タイヤ回転方向後側に向く面である。センター側面13は、センターCL側において踏込側面11と蹴出側面12とに連続する滑らかな曲面として形成される。ショルダー側面14は、タイヤTにおけるタイヤ側面Tsに沿ってタイヤ半径方向に延長するように形成される。踏面15は、踏込側面11、蹴出側面12、センター側面13、ショルダー側面14で囲まれた頂上部をなす面である。踏面15は、舗装路や圃場を走行する際の接地面であって、舗装路や圃場における土D(図4参照)に接触することで摩擦力を受けて駆動力を生じさせる。踏面15と踏込側面11との交差部には前側エッジ16が形成され、踏面15と蹴出側面12との交差部には後側エッジ17が形成される。
図2に示すように各ラグブロック10における前側エッジ16や後側エッジ17は、タイヤ幅方向外側から幅方向中心CL側に向けて、直線状、屈曲状、曲線状あるいはこれらを組み合わせた形状でそれぞれ延長する。好ましくは、前側エッジ16や後側エッジ17は、タイヤ幅方向外側の端部から幅方向中心CL側の端部にかけて滑らかに連続するように形成すると良い。このようにラグブロック10の踏面15における前側エッジ16及び後側エッジ17の形状を、滑らかな形状とすることにより、圃場を荒らすことなくトラクション性能を向上させることができる。また、前側エッジ16と後側エッジ17とは、タイヤ円周方向に沿うエッジ間距離ELが、タイヤ幅方向外側から幅方向中心CL側に向けて、連続的かつ滑らかに増加するように形成される。
また、後述のセンター領域Rcにおいて、ラグブロック10の踏込側面11は踏込側傾斜壁面11aおよび踏込側壁面11bを備え、蹴出側面12は蹴出側傾斜壁面12aおよび蹴出側壁面12bを備え、センター側面13は、センター側傾斜壁面13aおよびセンター側壁面13bを備える構成としても良い。
図3(a)および(b)に示すように、踏込側傾斜壁面11aは、踏面15の踏込側端部から径方向内側に向かうにつれて踏込側に傾斜し、トレッド部5におけるボトム面9から径方向外側に突出する踏込側壁面11bの径方向外側端部に接続する。また、蹴出側傾斜壁面12aは、踏面15の蹴出側端部から径方向内側に向かうにつれて蹴出側に傾斜し、トレッド部5におけるボトム面9から径方向外側に突出する蹴出側壁面12bの径方向外側端部に接続する。さらに、センター側傾斜壁面13aは、踏面15のセンター側端部から径方向内側に向かうにつれてセンター側に傾斜し、トレッド部5におけるボトム面9から径方向外側に突出するセンター側壁面13bの径方向外側端部に接続する。すなわち、センター領域Rcにおいて踏込側面11、蹴出側面12およびセンター側面13は、径方向内側に向かって段階的に傾斜する壁面であり、トレッド部5の表面において、互いに隣り合うラグブロック10との間で二段溝を形成する。
センター領域Rcにおけるラグブロック10の踏込側傾斜壁面11a、蹴出側傾斜壁面12aおよびセンター側傾斜壁面13aの径方向に対する傾斜角度は、10°以上70°以下の範囲にある。傾斜角度を10°以上70°以下に設定することにより、走行時には踏込側傾斜壁面11a、蹴出側傾斜壁面12aおよびセンター側傾斜壁面13aは踏面15とともに路面に接地することとなる。なお、踏込側傾斜壁面11a、蹴出側傾斜壁面12aおよびセンター側傾斜壁面13aの径方向に対する傾斜角度が、10°以上70°以下の範囲内に設定されるのであれば、踏込側傾斜壁面11a、蹴出側傾斜壁面12aおよびセンター側傾斜壁面13aの傾斜角度はそれぞれ相違してもよい。例えば、踏込側傾斜壁面11aの傾斜角度が60°で、蹴出側傾斜壁面12aの傾斜角度が50°で、センター側傾斜壁面13aの傾斜角度が30°であってもよい。
図3(c)に示すように、後述のショルダー領域Rsにおける踏込側面11および蹴出側面12の径方向に対する傾斜角度は、0°以上45°以下の範囲にある。すなわち、センター領域Rcにおけるラグブロック10の踏込側傾斜壁面11a、蹴出側傾斜壁面12aおよびセンター側傾斜壁面13aは、ショルダー領域Rsにおける踏込側面11および蹴出側面12よりも大きく傾斜する。なお、各ラグブロック10は、タイヤ幅方向のセンター(幅方向中心)CL側から両外側端部に行くに従って前側から後側に後退するように傾斜して延長するが、センター領域Rcおよびショルダー領域Rs以外の領域に位置する踏込側面11および蹴出側面12の傾斜角度は、センター側から両外側に向かって漸減し、センター領域Rc内の踏込側面11および蹴出側面12とショルダー領域Rs内の踏込側面11および蹴出側面12と一体の壁面を構成する。
このようにセンター領域Rcにおいてラグブロック10の踏込側面11、蹴出側面12およびセンター側面13が段階的に傾斜し、これらの傾斜角度がショルダー領域Rsにおける踏込側面11および蹴出側面12の傾斜角度よりも大きく傾斜することで、走行中においてもセンター領域Rcにて隣り合うラグブロック10が互いに接触することなく、センター領域Rcにおいて摩擦力および後述の接地圧を得ることが可能となるとともに、ショルダー領域Rsではせん断力を得ることが可能となる。
各ラグブロック10は、以下の条件を満たすようにトレッド部5に配設される。タイヤTのトレッド部5においてセンター領域Rcとショルダー領域Rsとを設定する。センター領域Rcは、トレッド部5のタイヤ幅方向中心CLから左右外側にトレッド幅TWの15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長する領域である。ショルダー領域Rsは、トレッド部5の接地端部5A;5Aそれぞれから幅方向中心CLに向けてトレッド幅TWの15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長する領域である。
そして、各領域Rc;Rsにおけるタイヤ円周方向の同一位置から1ピッチ長さPLの範囲に含まれる踏面15の面積が所定の範囲内となるように設定される。1ピッチ長さPLとは、タイヤ周方向に隣接するラグブロック間の同一位置におけるタイヤ円周方向に沿う距離をいう。例えば、1ピッチ長さPLは、図4(b)に示すように、ラグブロック10A(10)の後側エッジ17のセンター側の端部17Aと、ラグブロック10B(10)の後側エッジ17のセンター側の端部17Aとをタイヤ円周方向に沿って結ぶ距離である。
センター領域Rcに含まれる踏面15の面積をSc(以下、センター側面積Scという)、ショルダー領域Rsに含まれる踏面15の面積をSsとする(以下、ショルダー側面積Ss)。図2のハッチングで示すように、センター側面積Scは、面積M1と面積M2の和によって、ショルダー側面積Ssは、面積N1と面積N2と面積N3との和によって得られる面積である。また、センター領域Rcにおける1ピッチ長さPLの面積をSpc(以下単に1ピッチ面積Spcという)とし、左右のショルダー領域Rsにおける1ピッチ長さPLの面積の和をSps(以下単に1ピッチ面積Spsという)として説明する。
このとき、1ピッチ面積Spcに対するセンター側面積Scの割合であるセンター側面積率Qc((Sc/Spc)×100)、及び1ピッチ面積Spsに対するショルダー側面積Ssの割合であるショルダー側面積率Qs((Ss/Sps)×100)が、25%<Qc<40%、10%<Qs<18%となるように設定される。
また、センター側面積Sc及びショルダー側面積Ssは、ショルダー側面積Ssに対するセンター側面積Scの面積比率QRが、1.8〜2.2となるように設定されることが好ましい。このようにセンター側面積Sc及びショルダー側面積Ssを設定することで、舗装路や圃場を走行するときのショルダー部側の接地面積とセンター部側の接地面積とが最適化されるため、舗装路における走行安定性能が向上するとともに偏摩耗を抑制し、さらに圃場におけるトラクション性能及び排土性能を向上させることができる。
また、各ラグブロック10の延長する方向、すなわち、タイヤ幅方向に対してラグブロック10の延長する角度α(以下、ラグ角度という)は、タイヤ幅方向に対して35°〜55°傾斜するように設定することが好ましい。これにより、圃場におけるトラクション性能をより向上させることができる。なお、本実施形態において、ラグブロック10の延長する方向とは、前側エッジ16のショルダー側の端部16Bと後側エッジ17のショルダー側の端部17Bとを結ぶ線分18の中点18cと、前側エッジ16のセンター側の端部16Aと後側エッジ17のセンター側の端部17Aとを結ぶ線分19の中点19cと、を結ぶ線20の延長する方向をいう。なお、線20とは、タイヤ表面に沿って上記中点18cと中点19cとを最短距離で結ぶ弦である。そして、この線20とタイヤ幅方向に沿う直線21との交差する角度がラグ角度αである。
また、上記トレッド幅TWとは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行するYEAR BOOKに規定されている標準リムにタイヤTを装着し、同YEAR BOOKにおいて規定されるタイヤTの適用サイズ及びプライレーティングにおける最大荷重に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大荷重を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を示す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
以下、圃場におけるトラクション発生のメカニズムについて説明する。圃場におけるトラクションは、ラグブロック10の踏面15と土Dとの摩擦力、及びタイヤ円周方向に隣接するラグブロック10Aとラグブロック10Bとの間に入り込んだ土Dをせん断させる一面せん断力の2つ要素で構成される。摩擦力は主にセンター部によって、一面せん断力は主にショルダー部によって生じている。摩擦力とせん断力により得られる総トラクションをNTとすれば、総トラクションNTは、以下の式(1)で表される。
NT=FT+ST 式(1)
ここで、FTは摩擦力トラクション、及び、STはせん断力トラクションである。
上記摩擦力トラクションFTは、式(2)で表される。
FT=μ×PTOP×ATOP 式(2)
ここで、μは、圃場における土Dと踏面15との摩擦係数を示す。PTOPは、踏面15による土Dへの接地圧力を示す。ATOPは、踏面15の接地面積を示す。
せん断力トラクションSTは、式(3)で表される。
ST=(φ×PBottom+c)×ABottom 式(3)
ここで、φは、土Dの内部摩擦係数を示す。PBottomは、ボトム面9による土Dへの接地圧力を示す。ABottomは、ボトム面9の接地面積を示す。cは、土Dの粘性等によって定められる粘着力を示す。ここで、φで表される内部摩擦係数とは、土D同士の摩擦の度合いである。
せん断力を大きくするためには、式(3)のパラメータであるPBottom又はABottomを大きくすれば良い。これにより、隣り合うラグブロック10同士に挟まれたボトム面9の面積が広がり、タイヤTの圃場におけるトラクション性能を上させることができる。
ここで、一面せん断力について説明する。図4(a)及び(b)に示すように、一面せん断力は、走行時のタイヤの回転により、タイヤ回転方向(矢印A方向)に隣り合うラグブロック10A;10Bの間で圧縮された土Dに作用する応力である。圃場においてタイヤTが矢印A方向に回転すると、矢印A方向の前後の複数のラグブロック10に挟まれた領域Eの土Dは、矢印A方向前側のラグブロック10により力F0を受けて、矢印A方向に圧縮される。矢印A方向の前後の複数のラグブロック10に挟まれた土Dは、タイヤTが装着された車両の自重により、ボトム面9から力を受けてタイヤ半径方向に圧縮される。
ここで、図4(b)において、αは、タイヤ幅方向に対するラグブロック10の傾斜角度を示している。力F0を受けたラグブロック10は、領域Eの土Dに対して、Fの力を及ぼすことになる。力Fのうちタイヤ幅方向に作用する力をFx,タイヤ円周方向に作用する力をFyとした場合、力Fx=F0×sinα×cosα、力Fy=F0×cos2αである。したがって、ラグブロック10における踏面15同士を結ぶ仮想線付近には、図4(a)に示すように土Dのせん断面Jが形成される。
そして、タイヤTが矢印A方向に回転することに伴い、ラグブロック10には、ラグブロック10間で圧縮された土Dが受ける力Fyと同じ大きさの反力が作用することにより、圃場におけるトラクションが発生している。
摩擦力を向上させるためには、ラグブロック10の踏面15のセンター側面積Scを増やすことで、踏面15における路面との接地面積、及び接地圧が向上するため、摩擦力によるトラクション性能を向上させることができる。上述したように、踏面15のセンター側面積Sc/1ピッチ面積Spcにより計算されるセンター側面積率Qcを25〜40%とすることが好ましい。センター側面積率Qcが25%以下では、センター領域Rcおける接地面積が小さくなり、十分な摩擦力を得ることができない。また、センター側面積率Qcが40%以上では、センター領域Rcにおける溝容積(センター領域Rc内においてボトム面9と踏込側面11と蹴出側面12とで囲まれる容積)が小さくなるため排土性が悪くなる。排土性が悪化すると溝部に土詰まりが生じ、圃場を走行する際の一面せん断力が小さくなってトラクション性能が低下する虞がある。
一面せん断力を向上させるためには、踏面15におけるショルダー側面積Ssを小さくすることで、ボトム面9における路面との接地面積、及び接地圧を大きくすれば良い。これにより、せん断力によるトラクション性能を向上させることができる。上述したように、踏面15のショルダー側面積Ss/1ピッチ面積Spsにより計算されるショルダー側面積率Qsを10〜18%とすることが好ましい。ショルダー側面積率Qsを10%以下とした場合には、ラグブロック10におけるショルダー側の剛性が足りず、十分なせん断力を得ることができない。ショルダー側面積率Qsを18%以上とした場合には、タイヤ円周方向に隣接するラグブロック10間におけるボトム面9の接地面積が小さくなるため、せん断力トラクションSTの向上が見込めない。
また、上記センター側面積率Qcがショルダー側面積率Qsに対して150%以下(1.5倍以下)では、トラクション性能が低下してしまう。センター側面積率Qcがショルダー側面積率Qsに対して250%以上(2.5倍以上)では、トラクション性能が向上するものの、各ラグブロック10におけるセンター側の剛性がショルダー側の剛性よりも大きくなりすぎる(タイヤ幅方向における剛性バランスが悪くなる)ため、偏摩耗を生じさせてしまう虞がある。
各ラグブロック10は、ラグ角度αが35°〜55°の範囲にあることが好ましい。ここで、ラグ角度αとは、タイヤ幅方向に対するラグブロック10の延長する角度をいう。ラグ角度αを35°〜55°の範囲に設定することにより、ショルダー部におけるせん断力を最大にすることができる。
本実施形態のタイヤTでは、タイヤ幅方向における土Dの蹴り出し量は、ボトム圧の上昇によりせん断力が大きくなるため、従来のタイヤに比べて圃場におけるトラクション性を向上させることができる。したがって、舗装路における耐偏摩耗性能を維持しつつ不整地におけるトラクション性を安定させることができる。以上説明したように、センター側面積Scやショルダー側面積Ss、ラグ角度αを最適化することにより、舗装路面を走行する際の耐偏摩耗性能、圃場を走行する際のトラクション性能の両立することができる。
図5の表に示す仕様の下、タイヤサイズAGR710/70R42の実施例タイヤ1〜6、比較例タイヤ1〜6をそれぞれ試作し、各タイヤについて、トラクション試験、摩耗試験、泥詰まり試験を行い評価した。各試験では、上記試作した各タイヤを所定のリムにリム組みし、試験車両JD8530の後輪に装着し、内圧を160kPa,負荷荷重を6700kgfとした条件下で評価した。
実施例タイヤ1,3,4,5,6は、ショルダー側面積率Qsが15%、センター側面積率Qcが27%、面積比率QRが1.8であり、それぞれのラグ角度αを変化させたものである。実施例タイヤ1のラグ角度αが45°、実施例タイヤ3のラグ角度αが40°、実施例タイヤ4のラグ角度αが50°、実施例タイヤ5のラグ角度が35°、実施例タイヤ6のラグ角度αが55°である。実施例タイヤ2は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qsを15%→17%、センター側面積率Qcを27%→38%にそれぞれ増加させたものである。このときの実施例タイヤ2の面積比率QRは2.2である。
比較例タイヤ1は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qsを15%→13%に、センター側面積率Qcを27%→18%にそれぞれ減少させたものである。このときの比較例タイヤ1の面積比率QRは、1.35である。
比較例タイヤ2は、実施例タイヤ1におけるセンター側面積率Qcはそのままに、ショルダー側面積率Qsを15%→7%に減少させたものである。このときの比較例タイヤ2の面積比率QRは、3.85である。
比較例タイヤ3は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qsを15%→25%に、センター側面積率Qcを27%→40%にそれぞれ増加させたものである。このときの比較例タイヤ3の面積比率QRは、1.6である。
比較例タイヤ4は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qsはそのままに、センター側面積率Qcを27%→50%に増加させたものである。このときの比較例タイヤ4の面積比率QRは、3.3である。
比較例タイヤ5は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcはそのままに、ラグ角度αを45°→30°に減少させたものである。
比較例タイヤ6は、実施例タイヤ1におけるショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcはそのままに、ラグ角度αを45°→60°に増加させたものである。なお、以下の説明において、実施例タイヤ1〜6を単に実施例1〜6、比較例タイヤ1〜6を単に比較例1〜6という。
<トラクション試験>
トラクション試験は、タイヤの圃場におけるトラクション性能を評価するための試験であって、圃場としての耕地(BSテストコース、Columbiana PG)を走行することにより評価した。トラクション試験の評価は、比較例1〜6、実施例1〜6のトラクションをそれぞれ測定し、比較例1におけるトラクションの測定結果を100として指数化して相対評価した。なお、数値が大きい程トラクション性能に優れている。
<摩耗試験>
摩耗試験は、タイヤの耐偏摩耗性能を評価するための試験であって、円周周回路(BSテストコース、Columbiana PG)を走行することにより評価した。偏摩耗試験の評価は、比較例1〜6、実施例1〜4を所定時間走行後のセンター摩耗量とショルダー摩耗量とを測定し、センター摩耗量/ショルダー摩耗量が1のときを100として指数化して評価した。ショルダー摩耗量よりもセンター摩耗量が多くなるほど100よりも小さな値となり、センター摩耗量よりもショルダー摩耗量が多くなるほど100よりも大きな値となり、数値が100に近いほど偏摩耗性能に優れている。
<泥詰まり試験>
泥詰まり試験は、タイヤの排土性能を評価するための試験であって、圃場としての耕地(BSテストコース、Columbiana PG)を走行することにより評価した。土詰まり試験の評価は、ラグブロック間における土詰まりを1〜5段階で評価した。なお、数値が小さい程土詰まり性能(土詰まりがないことを意味する)に優れている。
図5の表に示すように、実施例1〜6は、トラクション性能、耐偏摩耗性能及び、排土性能のすべてに優れることが分かった。
<ショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcによる影響>
まず、ショルダー側面積率Qsによる影響について、実施例1及び比較例2を用いて説明する。比較例2のように、実施例1に比べてショルダー側面積率Qsのみを減少させた場合、トラクション性能は維持されるものの著しく耐偏摩耗性能が低下することが分かった。
次に、センター側面積率Qcによる影響について、実施例1と比較例4を用いて説明する。比較例4のように、実施例1に比べてセンター側面積率Qcのみを増加させた場合、トラクション性能は大きく向上するものの、耐偏摩耗性能の低下とともに泥詰まりが多くなることが分かった。
次に、ショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcの両方を変化させたときの影響について、実施例1,2、比較例1,3を用いて説明する。
比較例1のように、実施例1よりもショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcを減少させることによりトラクション性能及び耐偏摩耗性能のいずれもが低下することが分かった。また、比較例2のように、実施例2よりもショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcを増加させると、トラクション性能及び耐偏摩耗性能のいずれもが低下することが分かった。
<ラグ角度αの影響>
ラグ角度αの影響について、実施例1,3,4,5,6及び比較例5,6を参照して説明する。実施例1,3,4,5,6及び比較例5,6は、ショルダー側面積率Qs、センター側面積率Qc及び面積比率QRが同じでそれぞれラグ角度αのみが異なっている。実施例1,3,4,5,6に示すように、ラグ角度αを設定することで、トラクション性能及び偏摩耗性能が向上することが分かった。すなわち、比較例5のように、実施例5よりもラグ角度αを小さくすると、耐偏摩耗性が維持されるもののトラクション性能が低下することが分かった。また、比較例6のように、実施例6よりもラグ角度αを大きくすると、耐偏摩耗性が維持されるもののトラクション性能が低下することが分かった。
したがって、ラグ角度αを35°〜55°の範囲に設定することで、耐偏摩耗性能を維持しつつトラクション性能が向上することが分かった。
<面積比率QRによる影響>
面積比率QRによる影響について、実施例1,2、比較例1〜4を用いて説明する。実施例1,2の面積比率QRでは、トラクション性能及び耐偏摩耗性能が向上することが分かった。なお、実施例1よりも面積比率QRが大きい実施例2では、実施例1に比べてやや土詰まりが見られた。実施例1の面積比率QRよりも小さい比較例1,3では、トラクション性能及び耐偏摩耗性能が低下することが分かった。また、比較例3では、比較例1に比べてやや土詰まりが見られた。
また、面積比率QRが比較例2よりも小さく、実施例2よりも大きい比較例4は、トラクション性能が、実施例2よりも向上する一方で、耐偏摩耗性能が大きく低下している。加えて土詰まりも多く見られた。
面積比率QRが最も大きい比較例2では、トラクション性能が比較例4や実施例1,2よりも大きく低下している。また、比較例2は、比較例4よりも耐偏摩耗性能が大きく低下している。
したがって、ショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcの面積比率QRが、1.8〜2.2の範囲となるように、ショルダー側面積率Qs及びセンター側面積率Qcをそれぞれ設定することにより、トラクション性能及び耐偏摩耗性能に優れることが分かった。
9 ボトム面、10 ラグブロック、15 踏面、CL 幅方向中心、
Qc センター側面積率、Qs ショルダー側面積率、QR 面積比率、
Rc センター領域、Rs ショルダー領域、
Sc センター側面積、Ss ショルダー側面積、
Spc 1ピッチ面積(センター側)、
Sps 1ピッチ面積(ショルダー側)、
T タイヤ、TW トレッド幅。

Claims (4)

  1. トレッド部に複数のラグブロックがタイヤ円周方向に沿って周期的に配設されたタイヤであって、
    前記ラグブロックがタイヤ幅方向に対して35°〜55°の範囲で傾斜して延長するとともに、
    トレッド部のタイヤ幅方向中心から左右外側にトレッド幅の15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長するセンター領域と、トレッド部の両端部それぞれからタイヤ幅方向中心に向けてトレッド幅の15%の範囲でタイヤ円周方向に沿って延長するショルダー領域とのタイヤ円周方向の同一位置から、タイヤ円周方向に隣接するラグブロックの1ピッチ分の面積をそれぞれ1ピッチ面積Spc、Spsとし、前記1ピッチ面積Spc、Sps内に含まれる前記ラグブロックの踏面の面積をそれぞれセンター側面積Sc、ショルダー側面積Ssとしたとき、
    センター側面積Scが1ピッチ面積Spcの25%〜40%であり、ショルダー側面積Ssが1ピッチ面積Spsの10%〜18%であることを特徴とするタイヤ。
  2. 前記ショルダー側面積Ssに対するセンター側面積Scの比を1.8〜2.2としたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記ショルダー領域における前記ラグブロックは、
    前記ラグブロックの踏込側に位置する踏込側面と、
    前記ラグブロックの蹴出側に位置する蹴出側面とを備え、
    前記センター領域における前記ラグブロックは、
    路面に接地する踏面と、
    前記ラグブロックの踏込側に位置する踏込側面と、
    前記ラグブロックの蹴出側に位置する蹴出側面と、
    前記ラグブロックのセンター側に位置するセンター側面とにより区画され、
    前記センター領域における踏込側面は、前記トレッド部の底面から径方向外側に突出する踏込側壁面と、前記踏面の踏込側端部から径方向内側に向かうに連れて前記踏込側に傾斜して前記踏込側壁面の径方向外側端部に接続する踏込側傾斜壁面とを備え、
    前記センター領域における蹴出側面は、前記トレッド部の底面から径方向外側に突出する蹴出側壁面と、前記踏面の蹴出側端部から径方向内側に向かうに連れて前記蹴出側に傾斜して前記蹴出側壁面の径方向外側端部に接続する蹴出側傾斜壁面とを備え、
    前記センター領域におけるセンター側面は、前記トレッド部の底面から径方向外側に突出するセンター側壁面と、前記踏面のセンター側端部から径方向内側に向かうに連れて前記センター側に傾斜して前記センター側壁面の径方向外側端部に接続するセンター側傾斜壁面とを備え、
    前記センター領域における前記踏込側傾斜壁面、前記蹴出側傾斜壁面およびセンター側傾斜壁面は、前記ショルダー領域における前記踏込側面および前記蹴出側面よりも大きく傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記センター領域における前記ラグブロックの断面において、前記踏込側傾斜壁面、前記蹴出側傾斜壁面および前記センター側面の径方向を基準とした傾斜角度は、10°以上70°以下であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ。
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