JP6649033B2 - 防災連携設備 - Google Patents
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Description
本発明は、防災連携設備に於いて、
警戒区域に引き出された信号線に接続した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報を出力する防災監視設備と、
利用者が携帯する記録媒体に記録した個人情報を読取って事前登録した個人情報との照合一致を判別した場合に、電気錠を解錠すると共に在室情報を保存して管理する入退出管理設備と、
防災監視設備の受信機で火災を検出した場合に、入退出管理設備から少なくとも火災発生区域に存在する部屋の在室情報を取得して表示する連携表示装置と、
を備え、複数階の建物の場合、連携表示装置は、火災発生階の在室情報と、火災発生階以外の在室情報と、をそれぞれ別画面として切り替えて表示でき、火災発生時に、火災発生階以外の在室情報の画面を表示したとき、所定時間経過後に、火災発生階の在室情報の画面表示に切り替わることを特徴とする。
連携表示装置は、火災発生階以外の在室情報として火災発生階の直上階の在室情報を表示する。
連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋を表示する。
連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示する。
連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示すると共に男女を人数分けして表示する。
連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示すると共に、老人、子供、障害者等の災害時要援護者が在室していることを表示する。この場合、
連携表示装置は、災害時要援護者が在室している部屋を、優先度を高くして表示する。
連携表示装置は、在室情報を、文字又は文字と地図の組み合わせにより表示する。
連携表示装置を、防災監視設備の受信機に設けた表示装置又は入退出管理設備のセンタ側に設けた表示装置の少なくとも何れかとする。
連携表示装置は、所定の操作によって、在室確認を完了した部屋の在室情報を、確認完了を示す表示内容に変更するか、または表示優先度を下げて表示する。
連携表示装置は、火災発生直後に取得した在室情報を固定的に表示するか、又は火災発生後の入退出を反映した在室情報を表示する。
本発明の他の形態にあっては、
警戒区域に引き出された信号線に接続した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報を出力する防災監視設備と、
利用者が携帯する記録媒体に記録した個人情報を読取って予め登録した個人情報との照合一致した場合に、電気錠を解錠すると共に在室情報を保存して管理する入退出管理設備と、
を備えた防災連携設備に於いて、
防災監視設備の受信機から、複数の電気錠を制御する入退出管理設備の入退出管理制御盤に信号線を接続し、
受信機の受信制御部に、操作部の操作により解錠制御信号を前記入退出管理制御盤に送信して所定の電気錠を解錠させる機能を設けたことを特徴とする。
本発明は、防災連携設備に於いて、警戒区域に引き出された信号線に接続した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報を出力する防災監視設備と、利用者が携帯する記録媒体に記録した個人情報を読取って事前登録した個人情報との照合一致を判別した場合に、電気錠を解錠すると共に在室情報を保存して管理する入退出管理設備と、防災監視設備の受信機で火災を検出した場合に、入退出管理設備から少なくとも火災発生区域に存在する部屋の在室情報を取得して表示する連携表示装置とを設けるようにしたため、防災監視設備の受信機が火災信号を受信して火災警報を出力した場合に、入退出管理設備で管理している火災発生階にある部屋の在室情報を取得して連携表示装置に表示することで、119番通報を受けて駆け付けた消防隊は、連携表示装置の在室情報の表示を見て、どの部屋に人がいたかが直ぐに分かり、人のいた部屋に優先的に出向いて確認することができ、迅速且つ適切な救助活動を伴う消防活動を可能とする。
また、複数階の建物の場合、連携表示装置は、火災発生階とその直上階の在室情報を取得して表示するようにしたため、火災の危険度の最も高い火災発生階と、次に火災の危険度が高い直上階の在室情報を表示することで、消防隊による迅速且つ適切な救助活動と消防活動を可能とする。
また、連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋を表示するようにしたため、消防隊は、例えば火災発生階の人が在室していた部屋を把握して、迅速且つ適切な救助活動と支消防活動を可能とする。
また、連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示するようにしたため、消防隊は、例えば人数の多い部屋から確認を進めるといった対処が可能となり、迅速且つ適切な救助活動と支消防活動を可能とする。
また、連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示すると共に男女を人数分けして表示するようにしたため、消防隊は、例えば女性の人数の多い部屋から確認を進めるといった対処が可能となり、迅速且つ適切な救助活動と支消防活動を可能とする。
また、連携表示装置は、在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示すると共に、老人、子供、障害者等の災害時要援護者が在室していることを表示し、この場合、
連携表示装置は、災害時要援護者が在室している部屋を、優先度を高くして表示するようにしたため、消防隊は、逃げ遅れた可能性の高い老人、子供、障害者等の災害時要援護者が在室していた部屋から優先的に確認を進めるといった対処が可能となり、迅速且つ適切な救助活動と支消防活動を可能とする。
また、連携表示装置は、在室情報を、文字又は文字と地図の組み合わせにより表示するようにしたため、消防隊は、どの部屋に人がいた表示内容から容易に把握して、迅速且つ適切な救助活動と支消防活動を可能とする。
また、連携表示装置を、防災監視設備の受信機に設けた表示装置又は入退出管理設備のセンタ側に設けた表示装置の少なくとも何れかとしたため、新たな連携表示装置を設ける必要がなく、受信機に設けた液晶ディスプレイや、入退出管理設備のセンター側に設けているパーソナルコンピュータ等を使用したセンター装置やクライアント装置のディスプレイを利用して、簡単且つ容易に在室情報を表示できる。
また、連携表示装置は、所定の操作によって、在室確認を完了した部屋の在室情報を、確認完了を示す表示内容に変更するか、または表示優先度を下げて表示するようにしたため、消防隊員等による在室未確認の部屋の在室情報を強調させることができる。
また、連携表示装置は、火災発生直後に取得した在室情報を固定的に表示するか、又は火災発生後の入退出情報を反映した在室情報を表示するようにしたため、火災に対応して電気錠を解錠した火災発生区域の部屋については、その後の入退出管理が行われないことから火災発生直後の在室情報に固定しても問題がなく、一方、火災に対応して電気錠を解錠していない火災発生区域から離れた区域の部屋については、その後の入退出情報を反映した在室情報とすることで、リアルタイム性を確保した在室情報の表示ができる。
本発明の他の形態にあっては、警戒区域に引き出された信号線に接続した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報を出力する防災監視設備と、利用者が携帯する記録媒体に記録した個人情報を読取って予め登録した個人情報との照合一致した場合に、電気錠を解錠すると共に在室情報を保存して管理する入退出管理設備とを備えた防災連携設備に於いて、防災監視設備の受信機から、複数の電気錠を制御する入退出管理設備の入退出管理制御盤に信号線を接続し、受信機の受信制御部に、操作部の操作により解錠制御信号を入退出管理制御盤に送信して所定の電気錠を解錠させる機能を設けるようにしたため、火災発生階、火災発生地区、避難経路、建物の在館状況等に合せて受信機からの手動操作により必要とする任意の電気錠の解錠を遠隔的に行うことができる。
(防災監視設備と入退出管理設備の概略)
図1は建物に設けた防災監視設備と入退出管理設備の概略を示した説明図である。図1は複数階からなる建物の1階を示しており、建物10の防災センター11にはR型の防災監視設備の受信機12を設置している。受信機12からは建物内に伝送路14を引き出しており、建物内の部屋A1〜A8の各々に設置したアナログ感知器16を伝送路14に接続している。
図2は設備連携により火災発生時に在室情報を表示する防災監視設備と入退出管理設備の機能構成の概略を示したブロック図である。
(文字画面による在室情報の表示)
図3は在室情報を文字表示した連携表示装置の表示画面を示した説明図である。図3の表示画面は、図1に示した建物10の1階の部屋A7のアナログ感知器16が火災を検出して受信機12で火災警報を出力した場合を例にとっており、例えばクライアント装置15−2の液晶ディスプレイで実現される連携表示装置50の画面には、「火事です」の火災表示52に続いて、火災発生場所54として例えば「本館 南 1階 7号室」が火災信号を送信したアナログ感知器16の感知器アドレスに基づいて事前登録した建物情報から読出し表示される。
図6は在室情報を文字及び地図で表示した連携表示装置の表示画面を示した説明図である。図6に示す連携表示装置50の表示画面は、文字情報による在室情報56に加えて、在室を示す地図60を表示している。地図60は火災発生階となる1階のレイアウト地図であり、在室ありとなるNo.1,No.4及びNo.7で示す1号室、4号室及び7号室を例えば赤色に着色して識別表示し、また、必要に応じてフリッカ表示としても良く、更に、火災が発生したNo.7の7号室には火災発生マーク62を表示している。
本発明による防災連携設備の他の実施形態として、図1及び図2に示した防災連携設備に加え、火災報知設備100の受信機12から入退出管理設備200の入退出管理制御盤18に信号線を接続し、受信機12に設けた操作部36の操作により、入退出管理制御盤18に直接、解錠制御信号を送って電気錠の解錠を遠隔的に行える機能を受信機制御部30に設ける。
(在室確認表示)
上記の実施形態の連携表示装置50は、受信機12の操作部36による所定の操作によって、在室確認を完了した部屋の在室情報を、確認完了を示す表示内容に変更するか、または表示優先度を下げて表示するようしても良い。これにより消防隊員等による在室未確認の部屋の在室情報を強調させることができる。
上記の実施形態の連携表示装置50は、火災発生直後に取得した在室情報を固定的に表示するか、又は火災発生後の入退出情報を反映した在室情報を入退出管理設備200から取得して更新表示するようにしても良い。これにより、火災に対応して電気錠22を解錠した火災発生階や直上階等の火災発生区域の部屋については、その後の電気錠22の解錠により入退出管理設備200による入退出管理が行われないことから、火災発生直後の在室情報に固定した表示が必要となる。一方、火災に対応して電気錠を解錠していない火災発生区域から離れた区域の部屋については、その後の入退出情報を反映した在室情報とすることで、リアルタイム性を確保した在室情報の表示ができる。
上記の実施形態は、R型の防災監視設備と入退室管理設備を連携して火災時に在室情報を表示する場合を例にとっているが、回線単位に火災を検出して警報するP型の防災監視設備と入退出管理設備とを連携して火災が発生した場合に在室情報を表示するようにしても良い。
また、入退出管理設備は、カードリーダ等の認証装置と電気錠を備える点では共通するが、その制御形態は様々であり、カードリーダの読取り認証で得られた在室情報を保存管理していれば良く、上記の実施形態には限定されない。
また,本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11:防災センター
12:受信機
14,24:伝送路
15:入退出センター設備
15?1:センター装置
15?2:クライアント装置
16:アナログ感知器
18:入退出管理制御盤
20:カードリーダ
22:電気錠
26:LAN
30:受信機制御部
32:伝送部
34:表示部
36:操作部
38:警報部
40:移報部
42:アダプタ
50:連携表示装置
52:火災表示
54:火災発生場所
56:在室情報
58:操作ボタン
60:地図
100:防災監視設備
200:入退出管理設備
Claims (5)
- 警戒区域に引き出された信号線に接続した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報を出力する防災監視設備と、
利用者が携帯する記録媒体に記録した個人情報を読取って予め登録した個人情報との照合一致した場合に、電気錠を解錠すると共に在室情報を保存して管理する入退出管理設備と、
前記防災監視設備の受信機で火災を検出した場合に、前記入退出管理設備から少なくとも火災発生区域に存在する部屋の在室情報を取得して表示する連携表示装置と、
を備え、複数階の建物の場合、前記連携表示装置は、火災発生階の在室情報と、火災発生階以外の在室情報と、をそれぞれ別画面として切り替えて表示でき、火災発生時に、前記火災発生階以外の在室情報の画面を表示したとき、所定時間経過後に、前記火災発生階の在室情報の画面表示に切り替わることを特徴とする防災連携設備。
- 請求項1記載の防災連携設備に於いて、前記連携表示装置は、前記火災発生階以外の在室情報として前記火災発生階の直上階の在室情報を表示することを特徴とする防災連携設備。
- 請求項1記載の防災連携設備に於いて、前記連携表示装置は、前記在室情報に基づき、人が在室している部屋と在室している人数を表示すると共に、老人、子供、障害者等の災害時要援護者が在室していることを表示することを特徴とする防災連携設備。
- 請求項3記載の防災連携設備に於いて、前記連携表示装置は、所定の操作によって、在室確認を完了した部屋の在室情報を、確認完了を示す表示内容に変更するか、または表示優先度を下げて表示することを特徴とする防災連携設備。
- 請求項3記載の防災連携設備に於いて、前記連携表示装置は、火災発生直後に取得した在室情報を固定的に表示するか、又は火災発生後の入退出情報を反映した在室情報を表示することを特徴とする防災連携設備。
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