JP5127534B2 - 警備装置 - Google Patents

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Description

本発明は、監視区域の異常を監視センタなどの外部の装置に通報する警備装置に関し、特に、警備セットモードの設定を遠隔操作で行える警備装置に関する。
従来、監視区域で発生した侵入異常や火災異常などの異常を検出すると、監視センタに異常通報する警備システムが知られている。監視センタは監視区域に設けられた警備装置と通信で接続されており、警備装置は監視区域に設置されたセンサと接続されている。そして、センサが検知対象を検知すると、警備装置が監視センタへ通信で異常を通報する。
従来の警備システムでは、監視区域の利用者が外出する場合に警備装置を操作して監視区域の異常を通報しない警備解除モードから監視区域の異常を通報する警備セットモードに移行させていた。この際、警備装置では警備セットモードの移行操作を受け付けると、監視区域に設置されている各種センサが全て正常状態であることを確認する。正常状態でないセンサ、つまり異常を検知しているセンサがあれば、当該センサの設置場所を利用者に報知し、利用者がセンサの検知原因を解消させて再度警備セットモードの移行操作を行う。なお、センサが検知対象とする異常とは、窓や扉の開放や熱源の検知など、外部に対して無防備であったり人の存在可能性を検知した状態である。
このような警備システムにおいて、最近では、携帯電話やパソコンなどの通信端末を利用して、監視区域の外より警備セットモードに移行できるようにした警備システムが提案されている(特許文献1)。特許文献1には、電話回線またはインターネットを介して中央処理装置(警備装置)に警戒動作の設定指令データが伝送されたときに窓などの戸締り点検を行い、異常がなければ警戒動作を有効に設定する監視システムが記載されている。
国際公開第03/088174号パンフレット(28ページ、実施の形態6)
上記の特許文献1の監視システムは、遠隔地から警戒動作を有効に設定する場合も、監視区域内で操作手段を操作して警戒動作を有効に設定する場合と同様に、警戒動作の変更時点でセンサの状態を確認することで正常状態であることを条件に警戒動作を有効にしようとしている。
しかしながら、遠隔地から警戒動作を有効に設定しようとする場合、窓やドアが開いているといった異常箇所があり警戒動作の設定が出来ない状況においては、監視区域で当該異常個所を点検することができない上に、警戒を開始することもできないため、窓などが開放された、いわゆるセキュリティホールを残したまま無警戒で放置することとなる。
特に、特許文献1の監視システムでは、何れか一の端末機(センサ)が異常を検知した状態であると、他のセンサが正常であるにも拘らず全てのセンサにて警戒動作が行われず、例えば、正常状態のセンサの監視範囲となる居室など本来的には警戒動作が可能な区域をも警戒開始できない。
このため、全てのセンサが正常状態でない状況下においては、セキュリティ上の不備があることが判定されているにも拘らず、遠隔地にて警戒動作を有効にすることができないために、無警戒で放置することとなり、セキュリティ性が著しく低下してしまうという問題がある。
また、この場合、利用者にとって不安感が増大する一方で、折角の警備システムを留守宅の警戒に活用できず、使い勝手が良いとはいえないという問題がある。
そこで、本発明は、遠隔から警備装置を警備セットモードに設定する場合に、状況に応じて最適な警備が開始できるようにして、セキュリティ性と利便性を向上する警備装置の実現を目的とする。
上記目的を達成するために本発明による警備装置は、監視区域の異常を外部の装置に通報する警備装置であって、前記監視区域の警備状態として異常を通報しない警備解除モードまたは異常を通報する警備セットモードの設定信号を入力する操作部と、前記外部の装置及び利用者端末と通信し、前記利用者端末から少なくとも警備セットモードの設定信号を受信する通信部と、前記監視区域に生じた変化を検知するセンサと接続されるセンサ信号入力部と、前記センサの現在の検知情報を記憶する記憶部と、前記操作部から警備セットモードの設定信号が入力されると、前記センサが現在異常を検知していない状態であれば警備状態を警備セットモードに設定し、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信すると、前記検知情報を初期状態として前記記憶部に記憶して警備状態を遠隔セットモードに設定するモード設定部と、前記警備セットモード時に前記センサが前記監視区域の異常を検知すると前記外部の装置に異常通報し、前記遠隔セットモード時に前記センサが前記初期状態からの変化を検知すると前記外部の装置に異常通報する通報部と、を備えることを特徴としている。
かかる構成において、警備装置のモード設定部は、操作部からの設定を受け付けた場合には、センサで異常状態が検知されていないことを条件に警備セットモードを設定して監視区域の警戒を開始し、遠隔の利用者端末からの設定を受け付けた場合には、センサの検知状態に拘らず、現在の検知状態を初期状態として遠隔セットモードを設定し監視区域の警戒を開始するよう作用する。
そして、通報部は、警備セットモードにおいてはセンサが異常を検知すると、また、遠隔セットモードにおいてはセンサが初期状態からの変化を検知すると異常通報する。即ち、遠隔セットモードにおいては、当該モードを開始したときに異常を検知していたセンサの出力が未検知(正常の検知)に変化しても通報するよう作用するのである。
したがって、本発明によれば、監視区域の各所を点検できない遠隔地から警戒動作を設定する場合に、窓の開放など異常を検出しているセンサが存在しても警戒を開始することができ、留守中に警備装置の資産を有効活用して警戒を行うことが可能となる。
また、遠隔地から警戒動作を設定する場合、仮に、窓の開放など警備を開始するにあたり不具合となる箇所が存在しても、このときの状態を基準として警戒を開始することにより、開放されたままの窓から賊が侵入しても当該窓を閉めた時点で異常事態の存在を検出でき、セキュリティ性の低下を抑制することが可能となる。
また、本発明による警備装置において、好ましくは、前記モード設定部は、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知していない状態であれば、警備状態を前記警備セットモードに設定する。
かかる構成において、モード設定部は、遠隔の利用者端末からの設定を受け付けた場合に、何れのセンサも正常な状態であれば警備セットモードを設定するよう作用する。
かかる構成によれば、遠隔からの警備開始が指示されたときにセンサが正常であれば、現地にて操作部から警備開始するのと同様にセンサが異常を検知するか否か監視することができ、状況に応じた最適な警戒動作を行うことが可能となる。
また、本発明による警備装置において、好ましくは、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知している状態であれば、前記利用者端末に設定NG信号を通知する通知部を備え、前記モード設定部は、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知している状態であれば設定NGと判定し、該設定NGを判定した後に利用者端末から再セット設定信号を受信すると、前記検知情報を初期状態として遠隔セットモードに設定する。
かかる構成において、警備装置は、遠隔の利用者端末からの設定を受け付けた場合に、異常を検知しているセンサがあれば、まず利用者端末にこれを通知し、この後に利用者端末から再セット設定信号を受信したときに、これを受けて遠隔セットモードを設定するよう作用する。
かかる構成によれば、利用者は、遠隔から警備開始を所望したときに窓の開放など異常を検出しているセンサが存在すれば、まず、利用者端末に提供される設定NG信号を参照することとなる。したがって、利用者が、警備を開始するにあたり不具合となる箇所の存在を認識することが遠隔セットモードを設定する条件となり、利用者の意志に基づきその時点で最適な警備状態を設定することが可能となる。
また、本発明による警備装置において、好ましくは、前記設定NG信号は、現在異常を検知しているセンサの情報を含む。
かかる構成によれば、利用者は、遠隔から警備開始を所望したときに窓の開放など異常を検出しているセンサが存在すれば、このセンサの情報を参照でき、必要に応じて遠隔セットモードを設定するか否か判別できる。
また、本発明による警備装置において、好ましくは、前記通報部は、前記モード設定部で警備セットモードが設定されるとセット通知信号を前記通信部を介して前記外部の装置に送信し、前記モード設定部が前記現状態を初期状態として遠隔セットモードに設定すると、遠隔セット通知信号を前記外部の装置に送信する。
かかる構成によれば、外部の装置にて、遠隔から要求されたときに警備を開始するにあたり不具合となる箇所が存在したことが把握でき、監視区域に異常が発生した場合の利用者への確認などを円滑に処理することが可能となる。外部の装置は、監視区域の近隣施設に設置される装置や監視区域の利用者が管理する装置、または遠隔の監視センタなどである。
本発明において、前記警備装置には、前記記憶部に検知情報を書き込む検知書込手段が設けられてよく、前記検知書込手段は警備装置の制御部により実現されてよい。そして、前記検知書込手段は、少なくとも各センサ毎に最新の検知情報を前記記憶部に保持させてよい。前記検知書込手段は、過去の検知情報を新しい検知情報で上書きしてよい。
また、本発明において、前記通知部は、前記記憶部からセンサの検知情報を読み出して、この検知情報を示す送信用情報(例えば後述のホームページ)を生成し、生成した送信用情報を前記利用者端末に送信してよい。また、通知部は、この送信用情報に検知したセンサの設置位置を付して送信してよい。また前記通知部は、この送信用情報に利用者端末から再セット設定信号が入力可能なコードを埋め込んで送信してよい。
本発明によれば、遠隔地から警戒動作を設定する場合に、窓の開放など異常を検出しているセンサが存在しても、警戒を開始することができ、留守中に警備装置の資産を有効活用して警戒を行うことが可能となる。
また、遠隔地から警戒動作を設定する場合、仮に、窓の開放など警備を開始するにあたり不具合となる箇所が存在しても、このときの状態を基準としてこれに対する変化について警戒を開始することにより、不具合が生じている箇所を完全に無警戒としないため、セキュリティ性の低下を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。本実施の形態の例では、監視区域が住戸であり、警備装置が家庭用の警備装置、いわゆるホームセキュリティ用の警備装置である。
図1は、本実施の形態に係る警備装置を備えた警備システムの構成を示しており、図2は警備装置の構成を示している。まず、図1を参照し、警備システム1の概要を説明する。
図1において、警備システム1は、監視区域(住戸)2を遠隔から監視する外部の装置としての監視センタ3と、監視区域2に設置されて監視センタ3と通信する警備装置4とを備える。監視センタ3は、警備会社が運営するセンタ装置5を備えた施設であり、このセンタ装置5が警備装置4と通信する。警備装置4は、監視区域2に設置されたセンサと接続されて監視区域2における異常の監視を行い、検知した異常を監視センタ3に通報する。また、警備装置4は、監視区域2の利用者に付帯する利用者端末6と通信可能に接続される。利用者端末6は、監視区域2から離れているときに利用者が利用可能な端末であり、典型的には携帯電話及び携帯端末である。
警備装置4は、より具体的には警備コントローラ20とサーバ装置40とで構成されている。警備コントローラ20は、警備関連の主な機能を実現する構成であり、異常検知用のセンサと接続されて異常有無を監視し、検出した異常を監視センタ3に通報する。警備コントローラ20は監視センタ3のセンタ装置5と公衆回線網7を介して接続される。サーバ装置40は、遠隔の利用者端末6とインターネット8を介して接続され、警備コントローラ20とはLAN9を介して接続される。サーバ装置40はwebサーバ機能を有し、利用者端末6に対してホームページ上で情報を伝える。また、サーバ装置40は、ホームページの入力機能を利用して、警備セットモードや警備解除モードの設定を要求する設定信号を利用者端末6から受け付けて警備コントローラ20に送る。
警備コントローラ20では、設置された現地での警備コントローラ20自身への操作又は遠隔地の利用者端末6からの設定信号に応答して警備セットモードと警備解除モードが切り替え設定される。また、警備コントローラ20は、遠隔地の利用者端末6からの設定信号に応答して遠隔セットモードに設定される。警備セットモードと遠隔セットモードは、監視区域2の警戒を有効にするモードであり、警備コントローラ20は、警備セットモード又は遠隔セットモード中にセンサから検知信号を受信して異常を検知すると、この異常の情報を異常信号として監視センタに送信し、サーバ装置40は警備コントローラ20が検知した異常の情報からホームページのコンテンツを生成する。利用者は、利用者端末6からインターネット8を介して、サーバ装置40が提供するホームページを閲覧する。
他方、警備解除モードは、監視区域の警戒を解除するモードであり、かかるモード中は、防災センサや非常ボタンなど24時間常時監視する必要がある異常についてのみ上述の処理を実行する。
なお、図1に示されるように本実施の形態の例では、警備装置4において、警備コントローラ20とサーバ装置40とが別体に構成されていた。しかし、サーバ装置40と警備コントローラ20とは通信可能に構成されていればよく、上記構成に限定されない。勿論、サーバ装置40と警備コントローラ20とが一体的に構成されていてもよい。一体的に構成する場合には、制御部や通信部、記憶部などサーバ装置40と警備コントローラ20とで共通するハードウェアを共用することでコストを低廉にすることができる。
以上に、警備システム1の概略を説明した。次に、警備システム1の各部について説明する。
<監視センタ>
監視センタ3は、上述したように警備会社が運営するセンタ装置5を備えた施設である。センタ装置5は、1又は複数のコンピュータで構成されており、本発明に関連する監視センタ3の機能を実現する。監視センタ3では、警備装置4から受信する各種情報をディスプレイに表示して監視員が監視区域を常時監視している。
また、監視センタ3のセンタ装置5は、監視区域の住所、電話番号、警備装置の識別番号、サーバ装置のIPアドレス、利用者の氏名、住所、電話番号、利用者端末の電子メールアドレス、過去の対処履歴などを対応付けて記憶管理するデータベースを具備している。また、センタ装置5では、現在勤務している対処員(警備員)の担当地域、現在の状態なども関連付けて記憶管理される。
センタ装置5のディスプレイには警備装置4から受信した異常信号に基づいて対処すべき監視区域2の情報及び異常の情報が表示される。また、警備装置4から監視区域2の異常が復旧したことを示す信号を受信するとディスプレイには異常が復旧したことが表示される。
監視員は、かかるディスプレイの表示を見て監視区域2に異常が発生していると判断すると、対処員への対処指示や、利用者に対する確認処理などの必要な措置をとる。対処員は、通常、各自の担当する地域にて待機又は巡回しており、監視センタ3から対処指示を受けると、異常の発生した監視区域2に急行する。対処員は、監視区域2に到着すると、警備装置4を対処モードに設定した後、監視区域2の点検を実施する。
<警備コントローラ>
警備コントローラ20は、図2に示されるように、通信部21、センサI/F(インターフェース)22、記憶部23、操作部24、報知部25、制御部31を備えており、制御部31が、警備コントローラ20の全体を制御する。
通信部21は、警備コントローラ20と監視センタ3、及び警備コントローラ20とサーバ装置40を接続する通信インターフェースである。上述したように、警備コントローラ20と監視センタ3はネットワークとしての公衆回線網7を介して接続され、警備コントローラ20とサーバ装置40とはLAN9により接続される。通信部21は、後述するサーバ装置40の通信部41とともに本発明の通信部として機能する。
センサI/F22は、監視区域2である住戸内外の適宜な場所に配置された各種センサと接続され、それら各種センサから検知信号を受信する通信インターフェースであり、本発明のセンサ信号入力部として機能する。本実施形態において、センサは、検知対象の事象を検知すると、センサI/F22に対して検知信号を出力し、検知対象の事象の検知から復旧した(未検知となる)ときにセンサI/F22に対して復旧検知信号を出力する。なお、センサはこれに限定されず、検知対象を検知したかを情報として含む検知信号を送信するものであってもよい。各種のセンサは、窓や戸の開閉を検知するマグネットセンサや赤外線にて人体の在否を検知する赤外線センサなどの防犯センサ、煙感知器や熱感知器など火災を検知する防災センサ、利用者に操作される非常ボタンなどである。各種センサにはそれぞれ固有のID番号がセンサ識別情報として付与されており、検知信号にはこのID番号が含まれる。
操作部24は、利用者が警備装置4の警備状態として警備セットモードと警備解除モードを設定するスイッチである。警備セットモードとは、上述の防犯センサ(マグネットセンサや赤外線センサなど)が検知対象の事象(例えば窓や戸の開放、人体の検知などの異常状態)を検知したときに監視センタ3に異常通報するモードである。また、警備解除モードとは、防犯センサが検知対象の事象を検知しても異常を通報しないモードである。なお、防災センサ、非常ボタンによる検知信号は常時異常通報のための監視下にあり、これらセンサから検知信号が入力されたときは、警備セットモードと警備解除モードの何れのモードであっても、異常が通報される。
操作部24は、例えば、利用者により外出する際に操作されて警備セットモードを設定し、日中など利用者の出入りがあるときに操作されて警備解除モードが設定される。
記憶部23は、ROM、RAMなどで構成され、警備コントローラ20の警備機能を実現するのに必要なデータを記憶する構成である。記憶部23は、センサ情報、警備装置ID、現在の警備状態、センサによる検知情報、および遠隔セット初期状態を記憶している。
センサ情報は、各種センサのID番号毎にセンサの種類、及びセンサの設置位置を対応付けたテーブル情報である。センサ情報には、現在各センサが検知対象を検知した状態か否かを示す情報を書き込み記憶してもよい。警備装置IDは、警備装置4の識別番号であり、通報用の異常信号等の生成に用いられる。また、現在の警備状態は、警備コントローラ20が設定可能な上述した複数の警備状態のうち、現在設定されている警備状態を記憶している。
検知情報は、検知書込手段として機能する制御部31からの書き込み処理を受けて各センサ毎に現在の検知状態を記憶しているテーブルである。検知情報が記憶する情報は、センサが検知した監視区域の変化の情報、すなわち検知対象(異常)を検知しているか否かの情報であり、具体的にはセンサのID番号を含む。本実施形態の例では、異常を検知しているセンサID番号、センサ種類及び設置位置を記憶している。即ち、検知情報に記憶しているセンサは現在異常を検知した状態であり、検知情報に記憶していないセンサについては現在正常であることを意味している。センサID番号に対応するセンサ種類及び設置場所は、センサ情報から読み込んで予め設定される。
本実施形態において、センサは、検知対象の異常を検知したときに検知信号を送信し、またこの検知から復旧した(未検知となる)ときに復旧検知信号を送信する構成であり、検知情報は、各センサから検知信号を受信したときにこれを記憶し、復旧信号を受信すると消去することで各センサ毎に現在の検知状態を管理する。
なお、これに限らず、検知情報としては、全てのセンサについて現在正常状態か異常を検知した状態かを記憶してよい。また、センサが現在の検知状態を常時に送信するタイプであればこの受信信号から判別できる現状態を検知情報として記憶してよく、また、警備コントローラ20からセンサに対してポーリングして現在の検知状態を確認する構成としてもよい。
遠隔セット初期状態は、後述する遠隔セットモードにて異常の判定に使用する各センサの基準となる状態であり、遠隔セットモードに設定されたときに各センサが検知対象を未検知な正常状態であったか、検知対象を検知していたかが記憶されている。図3は、遠隔セット初期状態の例を示している。この例では、全てのセンサについて、各センサのID番号、遠隔セットモードに設定されたときの状態を記憶する。
なお、遠隔セット初期状態は、遠隔セットモードに設定されたときに正常状態であったセンサと検知対象を検知していたセンサとが区別できればよく、遠隔セットモードに設定されたときに正常状態にあるセンサのみ、又は検知対象を検知した状態のセンサのみを記憶していてもよい。
報知部25は、警備コントローラ20に備えられたスピーカから利用者に各種のガイダンスを出力する構成である。操作部24が操作されて警備セットモードの設定が指示されたときに正常状態でないセンサ、つまり異常を検知しているセンサがあれば、制御部31が報知部25を制御して当該センサの設置場所を利用者に報知する。利用者はセンサの検知原因を解消させて再度警備セットモードへの移行操作を行う。
制御部31は、上述したように警備コントローラ20の全体を制御する構成である。制御部31は、CPUやMPU等で構成されてよく、警備コントローラ20の機能を実現するプログラムを実行する。制御部31で実行するプログラムは、記憶部23に記憶されていてよい。
制御部31は、図示のようにモード設定部32、計時部33、判定部34、通報部35を有している。これら構成も、これら構成の機能を実現するプログラムを制御部が実行することにより実現される。
モード設定部32は、操作部24への操作に応じてモード設定処理を行い、警備状態を警備解除モード又は警備セットモードに切り替え設定する。また、モード設定部32は、利用者端末6からサーバ装置40を介して受信される設定信号に応じてモード設定処理を行い、警備状態を警備解除モード又は警備セットモードに切り替え設定する。
また、モード設定部32は、利用者端末6から設定信号を受信したときに正常状態でないセンサが存在し警備セットモードの設定が禁止されると、警備状態として遠隔セットモードを設定する。遠隔セットモードは、全てのセンサが正常状態でないときに警戒を開始するために設定される警備状態であり、当該警備状態が設定されたときの各センサの検知情報を遠隔セット初期状態に記憶し、これに対して検知状態が変化すれば監視センタ3に異常通報するモードである。
そして、モード設定部32により警備状態が設定されるとその警備状態が現在の警備状態として記憶部23に記憶され、現在の警備状態に対応する制御が行われる。また、モード設定部32は、モード設定処理を行った結果として設定した警備状態をサーバ装置40に出力する。
計時部33は、モード設定部32により制御されて計時を行うタイマであり、モード設定部32の制御下でモード設定のための計時動作も行う。
判定部34は、センサから検知信号を受信すると、現在の警備状態及び記憶部23のセンサ情報と比較して異常の有無を判定する。判定部34は、警備セットモードに設定されているときに各種センサの何れかから検知信号を受信すると異常と判定する。また、判定部34は、遠隔セットモードに設定されているときに各種センサの何れかから、当該センサについて遠隔セット初期状態と異なる検知信号または復旧検知信号を受信すると異常と判定する。また、判定部34は、警備解除モードに設定されているときに、防災センサ、非常ボタンの何れかから検知信号を受信すると異常と判定する。
より詳細には、記憶部23のセンサ情報は、各センサのID番号とセンサ種類、設置位置とを対応付けたテーブルである。また、判定部34では、予め警備状態毎に異常判定対象のセンサ種類が決められている。異常判定対象のセンサ種類とは、検知信号が入力されたときに異常と判定するセンサの種類である。各警備状態と異常判定対象のセンサの情報とが判定部34のプログラム上で決められてもよく、また、各警備状態と異常判定対象のセンサの情報とを対応付けるテーブルが記憶部23に記憶されて判定部34により参照されてもよい。
センサからの検知信号および復旧検知信号は、センサI/F22を介して制御部31に入力され、判定部34に伝えられる。センサからの検知信号および復旧検知信号は、センサのID番号を含んでいる。判定部34は、センサから検知信号または復旧検知信号を受信すると、センサ情報を参照して、センサ情報にてID番号と対応付けられたセンサ種類を特定する。本実施の形態ではセンサの種類が、防犯センサ、防災センサ、非常ボタンの3種類である。また、判定部34は、記憶部23に保持されている現在の警備状態を参照する。そして、判定部34は、特定されたセンサ種類と現在の警備状態に対応する異常判定対象のセンサとが一致すれば異常と判定し、一致しなければ異常でないと判定する。
通報部35は、判定部34が異常と判定するとかかる異常を示す異常信号を通信部21より監視センタ3及びサーバ装置40に送信する。異常信号は、記憶部23に記憶された警備装置4の識別番号(警備装置ID)、異常を検知したセンサのID番号、センサ情報から特定されるセンサの種類及びその設置位置の情報を含む。また、特に監視センタ3に送信する異常信号には、上記に加えて現在の警備状態を示す情報を含むことが好ましい。
なお、異常信号は、上記の全ての情報を含まなくてもよく、システム仕様に応じて必要な情報を含んでいればよい。
また、通報部35は、異常信号の他に、モード設定部32により警備セットモードまたは遠隔セットモードに設定されたことを監視センタ3に送信する処理を行う。即ち、通報部35は、モード設定部32にて警備セットモードが設定されるとセット通知信号を監視センタ3に送信し、遠隔セットモードが設定されると遠隔セット通知信号を監視センタ3に送信する。これにより、監視センタ3では、警備を開始するにあたり不具合となる、即ち正常状態でない箇所が存在したことが把握でき、監視区域に異常が発生した場合の利用者への確認などを円滑に処理することが可能となる。
<サーバ装置>
次に、サーバ装置40の構成について説明する。サーバ装置40は、webサーバの機能を有するコンピュータである。図2に示されるように、サーバ装置40は、通信部41、記憶部42及び制御部43を有しており、制御部43がサーバ装置40の全体を制御する。
通信部41は、サーバ装置40とネットワーク、及びサーバ装置40と警備コントローラ20を接続する通信インターフェースである。サーバ装置40が接続されるネットワークはインターネット8であり、サーバ装置40はインターネット8を介して利用者端末6と接続される。通信部41は、上述したように警備コントローラ20の通信部21とともに本発明の通信部を構成する。
記憶部42は、ROM/RAM、ハードディスクドライブなどで構成され、監視センタ3やプロバイダなどから割り当てられたサーバ装置40のIPアドレスと、利用者情報と、異常状態保持テーブルと、現在の警備状態を記憶している。
利用者情報は、警備装置4の利用者毎に、利用者のID、パスワード、利用者端末6の情報などを記憶管理するデータベースである。利用者情報は、利用者を識別し認証するための情報として用いられる。利用者端末6の情報として電子メールアドレスなども記憶されてよい。
異常状態保持テーブルは、警備コントローラ20が監視区域2の異常を判定したときに、かかる異常を検知したセンサの情報を記憶するテーブルである。サーバ装置40が警備コントローラ20から異常信号を受信すると、異常信号が制御部43に伝えられる。そして、異常状態保持テーブルは、制御部43の書き込み処理を受けてかかる異常の状態を保持する。異常状態保持テーブルの例としては、異常信号に含まれるセンサID、センサ種類及びセンサの設置場所の情報が関連づけられる。また、対処員などの点検により、警備コントローラ20が当該異常に関する復旧を判定すると、異常状態保持テーブルでは制御部43の書き込み処理によりこの異常の状態がテーブルから消去されて、異常状態の保持が解除され、すなわち異常の保持が終了する。
現在の警備状態は、警備コントローラ20から受信した現在の警備状態(警備セットモード、警備解除モード又は遠隔セットモード)である。この情報は、利用者端末6への通知のために用いられる。この現在の警備状態の情報は、警備コントローラ20の通信部21からサーバ装置40の通信部41を経て制御部43に送られ、制御部43により書き換えられる。
制御部43は、上述のようにサーバ装置40の全体を制御する構成である。制御部43は、CPUやMPU等で構成されており、サーバ装置40の機能を実現するプログラムを実行する。制御部43で実行するプログラムは記憶部42に記憶されていてよい。制御部43は、図示のようにwebサーバ部44を有する。webサーバ部44はサーバ装置40のCPUやMPUに読み込まれて実行されるサーバプログラムにより実現される。
webサーバ部44は、ホームページ(webページ)を利用者端末6に提示することにより利用者に情報を伝える。また、webサーバ部44は、ボタンや入力欄などの入力機能が設定されたホームページを利用者端末6に提示することにより、利用者端末6を入力可能な状態とし、利用者の指示要求等の入力情報を利用者端末6から受信する。
すなわち、webサーバ部44は、警備装置4から利用者端末6に情報を通知する通知手段として機能し、且つ利用者端末6から設定信号を受け付ける受付手段として機能する。
具体的には、webサーバ部44は利用者端末6からの接続要求に応じて、ホームページの提供により、警備コントローラ20から受信して記憶部42に記憶されている異常状態保持テーブル及び現在の警備状態の情報を利用者端末6に送信し、また、入力可能なホームページの提供により、警備状態の変更指示を利用者端末6から受け付ける。変更指示は本発明における警備状態の設定信号に相当する。利用者端末6から変更指示できる警備状態は、操作部24と同様に、監視区域2の警戒を解除する警備解除モードと監視区域2の警戒を開始する警備セットモードである。
webサーバ部44は、上記の機能を実現するために、異常状態保持テーブルの情報を示すコンテンツ、現在の警備状態を示すコンテンツ、及び警備状態の変更を入力するコンテンツをインターネットに公開するHTML文書(ホームページ)を記憶している。webサーバ部44は、警備コントローラ20から受信する情報に従って、記憶部42の異常状態保持テーブル、現在の警備状態が更新される都度、当該記憶部42の情報に基づいてホームページのコンテンツ情報を更新する。
webサーバ部44は、通信部41を介してネットワークからのアクセスがあると記憶部42の利用者情報に基づき当該アクセスが利用者端末6(利用者)からのアクセスであるか認証を行う。認証処理では、利用者情報のIDとパスワードの照合が行われ、これらIDとパスワードが利用者からの入力情報と記憶された利用者情報とで一致するか否かが判定されてよい。認証処理については、既に種々の方法が知られるところであり、ここでの説明は省略する。認証処理の結果、利用者端末6からのアクセスであることが認証できればアクセス元である利用者端末6とのセッションを開始してホームページのコンテンツ情報を送信する。これによりホームページが利用者端末6の画面に表示され閲覧可能になる。コンテンツ情報には、上述したように、現在の異常状態保持テーブルの情報を示すコンテンツ、現在の警備状態を示すコンテンツ、及び警備状態の変更を入力するコンテンツなどが含まれる。
このように、webサーバ部44は、利用者端末6からのアクセスを受け、警備状態の変更入力を受付可能なホームページを提供する。後述する例のように、入力ボタンがホームページ上に設定されてよい。webサーバ部44は、セッション中の利用者端末6から警備状態の変更入力を受け付けた場合、警備状態の設定信号(警備解除モード、警備セットモード)を警備コントローラ20に出力する。設定信号は、サーバ装置40の通信部41から警備コントローラ20の通信部21を経由して制御部31のモード設定部32に送られる。
図4は、利用者端末6からのアクセスを受け、webサーバ部44により利用者端末6に提供されるホームページの例を示している。図の例では、「現在の状態」が、異常状態保持テーブルに保持されている異常の情報であり、ここでは、異常が保持されておらず正常である例を示している。また、「現在の警備モード」は警備状態であり、この例では警備解除モードである。
また、「警備モードの変更」は、警備状態の変更を入力する部分であり、この例では、警備セットモードの設定を指示するボタンが表示されている。このボタンがクリックされると(押下されると)、該当する警備状態(この例では警備セットモード)の設定信号がサーバ装置40に送られ、webサーバ部44にて受け付けられて警備コントローラに警備セットモードの設定信号が送られる。
次に図5、図6のフローチャートを用いて警備装置4が警備解除モードにあるときに監視区域2の警戒を開始するモード設定処理の動作を説明する。ここでは、まず、モード設定部32が操作部24からの入力を受けたときのモード設定処理の動作を説明し、次に、利用者端末6からの入力を受けたときのモード設定処理の動作を説明する。
モード設定処理は、警備コントローラ20のモード設定部32により行われる。
モード設定部32は、上述したように、警備コントローラ20の操作部24からの入力または利用者端末6からサーバ装置40を経由しての入力を受け付けて、警備状態を設定する。そして、モード設定部32は、設定した警備状態をサーバ装置40に出力する。警備状態の情報は、警備コントローラ20の通信部21からサーバ装置40の通信部41を経て制御部43に送られ、制御部43により記憶部42の現在の警備状態が書き換えられるとともに、webサーバ部44は記憶部42に記憶された情報からホームページのコンテンツとなる警備状態を更新して変更後の警備状態をホームページ上に公開する。
以下、これらのモード設定処理について説明する。
<操作部への操作によるモード設定>
利用者は、例えば日中など人の出入りがあるときに操作部24を操作して警備解除モードを設定し、外出など住戸2が無人となる場合に操作部24を操作して警備セットモードを設定する。
ここでは、図5を用いて、操作部24から警備セットモードの設定が入力されたときの動作について説明する。モード設定部32は、操作部24から警備セットモードの設定信号を受信すると記憶部23の検知情報を参照して全センサの状態確認を行う(ステップS11)。センサI/F22を介してセンサの状態確認をしてもよい。ここで、異常を検知した状態のセンサがあれば(ステップS11−No)、モード設定部32は異常個所の点検ガイダンスを報知部から出力する(ステップS12)。
他方、検知対象を検知しているセンサがない、即ち全センサが正常と判定すると(ステップS11−Yes)、モード設定部32は計時部33を制御して退館タイマを起動し(ステップS13)、利用者が住戸から退館する時間として予め設定された退館時間(例えば30秒)を計時する。そして、退館時間が経過し退館タイマが終了すると(ステップS14−Yes)、モード設定部32は警備状態を警備セットモードに設定する(ステップS15)。そして、通報部35が、セット通知信号を通信部21を介して監視センタ3へ送信し、これにより警備セットモードの設定を監視センタ3に通知する(ステップS16)。また、モード設定部32は、警備セットモードを設定したことをサーバ装置40に送信する(ステップS17)。
<利用者端末からの遠隔操作によるモード設定>
次に、利用者端末6から警備状態の設定信号を受信する処理について説明する。利用者は、例えば警備装置4の操作が困難な子供や老人が帰宅することを知ったときなどに遠隔から警備解除モードを設定し、また、住戸2が無人であるが警備セットモードの設定を忘れて外出した場合などに遠隔から警備セットモードを設定する。
ここでは、図6を用いて、サーバ装置40を介して携帯端末6から警備セットモードの設定信号を受信したときの動作について説明する。上述したように、設定信号は、サーバ装置40のwebサーバ部44によるホームページ提供機能を利用して、遠隔の利用者端末6からサーバ装置40に受信され、警備コントローラ20に提供される。
モード設定部32は、遠隔の携帯端末6から警備セットモードの設定信号を受信すると、記憶部23に記憶された検知情報を参照し、全センサの状態確認を行う(ステップS21)。上述のようにセンサI/F22を介して状態確認してもよい。検知対象を検知しているセンサがない、即ち全センサが正常と判定すると(ステップS21−Yes)、モード設定部32は警備状態を警備セットモードに設定する(ステップS22)。そして、通報部35が、セット通知信号を通信部21を介して監視センタ3へ送信し、これにより警備セットモードの設定を監視センタ3に通知する(ステップS23)。また、モード設定部32は、警備セットモードを設定したことをサーバ装置40に送信する(ステップS24)。サーバ装置40ではコンテンツ情報が更新されホームページ上の情報として利用者端末に通知される。
また、ステップS21において、異常を検知した状態のセンサがあれば(ステップS21−No)、モード設定部32は設定NGと判定してサーバ装置40に当該センサの情報を含む設定NG信号を出力する。(ステップS25)。設定NG信号は、検知情報から読み出された異常を検知した状態のセンサの種類と設置場所の情報を含む。設定NG信号は、警備コントローラ20の通信部21からサーバ装置40の通信部41を経て制御部43のwebサーバ部44に送られる。webサーバ部44は、設定NG信号を受信すると、この信号の内容にてコンテンツ情報を更新して、異常を検知しているセンサがあるため警備セットモードの設定がNGであったことをホームページ上に公開するとともに、この状態で警備を開始するか否か確認入力を要求するためのコンテンツをホームページ上に公開する。
図7は、再度警備開始の設定を要求するためのホームページの例である。この例では、「検知中のセンサ」欄に、現在異常(検知対象)を検知しているセンサ情報として、種類と設置場所の情報が表示されている。また、「警備モードの変更」欄に、現在検知対象を検知している状態のセンサがあるために警備セットモードの設定が禁止されたことを伝えるメッセージが表示されている。このメッセージのフォーマットは予め記憶されている。
さらに、図7のホームページには、遠隔セットモードとして強制的に警戒開始を指示するためのボタンが表示されている。このボタンが押下されると同要求が再セット設定信号としてwebサーバ部44に送信される。図7の例では警備セットモード設定の要求ボタンが「強制的に遠隔セットモードを設定する」であり、このボタンが押下されて再セット設定信号が送信されると、以下のように遠隔セットモードが設定されることとなる。
webサーバ部44は、利用者端末6から受信した再セット設定信号を警備コントローラ20へ出力する。再セット設定信号は、警備コントローラ20のモード設定部32へ送られる。
モード設定部32は、設定NG信号をサーバ装置40に送信した後サーバ装置40から再セット設定信号を待ち受ける(ステップS26)。所定時間内に再セット設定信号の受信がなければ処理を終了してよい。サーバ装置40から再セット設定信号を受信すると(ステップS26−Yes)、記憶部23の検知情報を参照し、各センサの現在の検知状態を監視区域2の異常判定の基準となる初期状態として記憶部23の遠隔セット初期状態に記憶する(ステップS27)。即ち、検知情報に検知対象となる異常を検知した状態のセンサが記憶されていれば、このセンサについて、検知した状態を遠隔セット初期状態として記憶し、検知対象を検知していない正常状態のセンサについては、正常状態を遠隔セット初期状態として記憶する。
そして、モード設定部32は、警備状態を遠隔セットモードに設定する(ステップS28)。またこのとき、モード設定部32は報知部25を制御して遠隔セットモードが設定されることを監視区域2内に報知させる。そして、通報部35が、遠隔セット通知信号を通信部21を介して監視センタ3へ送信し、遠隔セットモードが設定されたことを監視センタ3に通知する(ステップS29)。遠隔セット通知信号は、警戒の開始時点で検知状態のセンサが存在しており監視区域に警備上不具合が存在する状態で遠隔セットモードが設定されたことを示す信号である。監視センタ3のセンタ装置5は、遠隔セット通知信号を受信したときには、セット通知信号を受信したときと区別して警戒開始時に監視区域に不具合があったことを識別可能に表示する。これにより、監視センタ3では、異常が通報されたときに内在者が居た可能性などを認識することができ、それに応じて利用者確認などを円滑に処理することができる。
また、モード設定部32は、遠隔セットモードを設定したことをサーバ装置40に送信する(ステップS30)。サーバ装置40ではコンテンツ情報が更新されホームページ上の情報として利用者端末6に通知される。
このように、本実施形態によれば、遠隔の利用者端末6から警戒の開始を指示するときに、全てのセンサが正常状態でなく、例えば窓の開放など異常を検出しているセンサが存在しても、この状態を基準として強制的に警戒を開始することができ、留守中に警備装置の資産を有効活用して警戒を行うことが可能となる。
また、遠隔セットモードを設定する際に、窓の開放など異常を検出しているセンサの情報を利用者端末6に通知するため、利用者は、警備を開始するにあたり不具合となる箇所の存在を認識することができ、状況に応じて、不具合箇所が存在するのを許容して遠隔セットモードを設定するか否かを判断することができる。
<異常判定処理>
次に、図8を用いて、判定部34による異常判定処理の動作について説明する。
図8は、警備コントローラ20における異常判定処理のフローチャートである。警備コントローラ20は、センサI/F22を介してセンサからの信号が入力されると、図8の処理が行われ判定部34にて異常の有無が判定される。
図8に示すように、センサからの信号入力があると、判定部34は記憶部23に記憶される現在の警備状態を参照する(ステップS41)。現在の警備状態が警備解除モードであれば処理をステップS42に進めて、受信した信号に含まれるセンサのID番号より記憶部23のセンサ情報を参照してセンサ種類を特定し、センサからの信号が、常時監視すべき防災センサ、非常ボタンの何れかからの検知信号であるか否かを判定する(ステップS42)。これらセンサからの検知信号でなければ(ステップS42-No)、処理を終了する。
他方、防災センサ、非常ボタンの何れかからの検知信号であれば(ステップS42−Yes)、監視区域2の異常と判定し(ステップS43)、報知部25を作動させて区域内の利用者に異常を報知する(ステップS44)。判定部34にて異常有りと判定されると、通報部35は、公衆回線網7を介して監視センタ3のセンタ装置5へ異常信号を送信する(ステップS45)。監視センタ3が異常信号を受信すると、警備会社の対処員が監視区域に行き、監視区域2の内外を点検する。また、通報部35はLANを介してサーバ装置40に異常信号を送信し(ステップS46)、これにより異常発生がサーバ装置40から利用者端末6へとホームページを利用して提示される。
また、ステップS41において、判定部34は、現在の警備状態が警備セットモードであれば処理をステップS47に進めて、受信した信号が、センサが各検知対象を検知した信号か否か、即ち検知信号か否かを判定する(ステップS47)。検知信号でなければ(ステップS47-No)、処理を終了する。
他方、センサからの信号が検知信号であれば(ステップS47−Yes)、監視区域2の異常と判定する(ステップS48)。このとき、報知部25を作動させて侵入者の威嚇などを行ってもよい。判定部34にて異常有りと判定されると、通報部35は、公衆回線網7を介して監視センタ3のセンタ装置5へ異常信号を送信する(ステップS49)。監視センタ3が異常信号を受信すると、警備会社の対処員が監視区域に行き、監視区域2の内外を点検する。また、通報部35はLANを介してサーバ装置40に異常信号を送信し(ステップS50)、これにより異常発生がサーバ装置40から利用者端末6へとホームページを利用して提示される。
さらに、ステップS41において、判定部34は、現在の警備状態が遠隔セットモードであれば処理をステップS51に進めて、受信した信号が、センサが監視区域2の変化を検知した信号か否か、即ち検知信号又は復旧検知信号の何れかであるか否かを判定する(ステップS51)。検知信号又は復旧検知信号の何れでもなければ(ステップS51-No)、処理を終了する。
他方、センサからの信号が検知信号又は復旧検知信号の何れかであれば(ステップS51−Yes)、受信した信号に含まれるセンサのID番号より送信元のセンサを特定し、受信した信号と記憶部23の遠隔セット初期状態とを比較する(ステップS52)。遠隔セット初期状態は上述したように、遠隔セットモードにて異常の判定に使用する各センサの基準となる状態であり、遠隔セットモードに設定されたときに各センサが正常状態であったか、検知対象を検知していたかが記憶されている。
判定部34は、ステップS53において、受信した信号から判別されるセンサの検知状態(検知対象を検知しているか否か)が、遠隔セット初期状態から変化したか否かを判別する。例えば、窓の開放を検知するマグネットセンサについて、遠隔セット初期状態として、検知対象(窓の開放)を検知していることが記憶されていた場合、これに対する変化として、該当センサから検知対象が未検知となった(窓が閉鎖)ことを示す復旧検知信号が入力されたか否かを判定する。
遠隔セット初期状態との比較において、変化がなければ(ステップS53−No)、処理を終了する。
他方、センサの検知状態が、初期状態から変化したと判別できれば(ステップS53-Yes)、監視区域2の異常と判定する(ステップS54)。このとき、報知部25を作動させて侵入者の威嚇などを行ってもよい。判定部34にて異常有りと判定されると、通報部35は、公衆回線網7を介して監視センタ3のセンタ装置5へ異常信号を送信する(ステップS55)。このときに監視センタ3に送信する異常信号には、遠隔セットモードにおける異常であることを示す情報を付加することが好ましい。監視センタ3が異常信号を受信すると、警備会社の対処員が監視区域に行き、監視区域2の内外を点検する。また、通報部35はLANを介してサーバ装置40に異常信号を送信し(ステップS56)、これにより異常発生がサーバ装置40から利用者端末6へとホームページを利用して提示される。
このように、本実施形態によれば、警備セットモードにおいては、センサが検知対象の異常を検知したか否かにより監視区域の異常を判定し、警戒開始時点でセンサが検知対象を検知している遠隔セットモードにおいては、警戒開始時点に対する変化に基づき監視区域の異常を判定する。これにより、警戒開始時点の状況に応じて適切に監視区域の異常を判定することが可能となる。
以上に本実施の形態の動作について説明した。上記した実施形態では、webサーバ部44がホームページを用いて、利用者端末6から警備セットモードの設定信号を受信したときにセンサが異常を検知している状態であれば、利用者端末6に設定NGであることを通知する通知手段として機能し、且つ利用者端末6から設定信号を受け付ける受付手段として機能する例について説明した。
しかし、本発明はこれに限定されず、利用者端末6からサーバ装置40に直接電子メールや所定のコマンドを送信することにより警備状態の変更を受け付けてもよい。この場合、記憶部42の利用者情報に基づいて送信元の認証を行った上で要求を受け付ける。また、警備状態の設定NGや、異常を検知しているセンサの情報も電子メール等によって通知されてよい。この構成では、サーバ装置40がメールサーバ機能を備えるとともに、情報の通知は、利用者情報に記憶された利用者端末6のメールアドレスに電子メールを送信することで行なう構成とするのが好ましい。即ち、サーバ装置40が利用者端末6から警備セットモードの設定信号を受信するとこれを警備コントローラに出力し、この結果警備セットモードが設定NGであればこれを利用者端末6に通知するとともに当該利用者端末6からの再セット設定信号の受信を待ちうけ、再セット設定信号を受信すればこれを受け付けて警備コントローラ20に出力する。
また、上記した実施形態では、モード設定部32は、利用者端末6から警備セットモードの設定信号を受けたときに、警備セットモードが設定NGであれば、その後、再セット設定信号を受信することで遠隔セットモードを設定する例について説明した。しかしながら、これに限らず、利用者端末6から警備セットモードの設定信号を受けたときに、警備セットモードが設定NGであれば、自動的に遠隔セットモードを設定してもよい。これにより、利用者に確認を求めるといった処理を省いて迅速に監視区域の警戒を開始することができる。
また、上記した実施形態では、判定部34は、遠隔セットモードに設定されているときは、全てのセンサについて遠隔セット初期状態に記憶した状態との比較により異常か否かの判定を行う例について説明した。しかしながら、これに限らず、遠隔セットモードにおいては、遠隔セットモードに設定されたときに正常状態であったセンサについてのみ異常か否かの判定を行うようにしてもよい。この場合、遠隔セットモードに設定されたときに正常状態であったセンサの情報を遠隔セット初期状態に記憶して、これらのセンサから検知信号を受信したときにのみ異常の判定を行う。これにより、遠隔セットモードの開始時点で何らかの原因で正常状態でなかったセンサによる誤報を防止することが可能となる。
以上に本発明の好適な実施形態について説明した。上述したように、本発明によれば、利用者が監視区域の各所の点検ができない遠隔に居るときに、利用者端末から警戒の開始を指示すると、全てのセンサが正常状態でなく、例えば窓の開放など異常を検出しているセンサが存在しても、強制的に警戒を開始することができ、留守中に警備装置の資産を有効活用して警戒を行うことが可能となる。
また、遠隔地から警戒動作を設定する場合、仮に、窓の開放など警備を開始するにあたり不具合となる箇所が存在しても、このときの状態を基準として警戒を開始することにより、開放されたままの窓から賊が侵入しても当該窓を閉めた時点で異常事態の存在を検出でき、セキュリティ性の低下を抑制することが可能となる。
また、遠隔セットモードを設定する際に、窓の開放など異常を検出しているセンサの情報を利用者端末に通知するため、利用者は、警備を開始するにあたり不具合となる箇所の存在を認識することができ、状況に応じて、不具合箇所が存在するのを許容して遠隔セットモードを設定するか否かを判断することができる。
本発明の実施形態に係る警備装置を備える警備システムを示す図 警備装置の構成を示すブロック図 警備装置の警備コントローラに記憶される遠隔セット初期状態のテーブルを示す図 サーバ装置から利用者端末に提供される、警備状態の設定を要求するためのホームページを示す図 警備コントローラの操作部からの入力による警備セットモードの設定処理を示すフローチャート 遠隔の携帯端末からの入力による警備セットモードの設定処理を示すフローチャート 警備装置のサーバ装置から利用者端末に提供される、警備セットモードの設定が禁止されるときに再度警戒の開始を要求するためのホームページを示す図 警備装置の警備コントローラによる異常判定の処理を示すフローチャート
符号の説明
1 警備システム
2 監視区域(住戸)
3 監視センタ
4 警備装置
5 センタ装置
6 利用者端末
7 公衆回線網
8 インターネット
9 LAN
20 警備コントローラ
21 通信部
22 センサI/F
23 記憶部
24 操作部
25 報知部
31 制御部
32 モード設定部
33 計時部
34 判定部
35 通報部
40 サーバ装置
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
44 webサーバ部

Claims (5)

  1. 監視区域の異常を外部の装置に通報する警備装置であって、
    前記監視区域の警備状態として異常を通報しない警備解除モードまたは異常を通報する警備セットモードの設定信号を入力する操作部と、
    前記外部の装置及び利用者端末と通信し、前記利用者端末から少なくとも警備セットモードの設定信号を受信する通信部と、
    前記監視区域に生じた変化を検知するセンサと接続されるセンサ信号入力部と、
    前記センサの現在の検知情報を記憶する記憶部と、
    前記操作部から警備セットモードの設定信号が入力されると、前記センサが現在異常を検知していない状態であれば警備状態を警備セットモードに設定し、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信すると、前記検知情報を初期状態として前記記憶部に記憶して警備状態を遠隔セットモードに設定するモード設定部と、
    前記警備セットモード時に前記センサが前記監視区域の異常を検知すると前記外部の装置に異常通報し、前記遠隔セットモード時に前記センサが前記初期状態からの変化を検知すると前記外部の装置に異常通報する通報部と、
    を備えることを特徴とした警備装置。
  2. 前記モード設定部は、
    前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知していない状態であれば、警備状態を前記警備セットモードに設定する請求項1に記載の警備装置。
  3. さらに、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知している状態であれば、前記利用者端末に設定NG信号を通知する通知部を備え、
    前記モード設定部は、前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信したときに、前記センサが現在異常を検知している状態であれば設定NGと判定し、該設定NGを判定した後に利用者端末から再セット設定信号を受信すると、前記検知情報を初期状態として遠隔セットモードに設定する請求項1または2に記載の警備装置。
  4. 前記設定NG信号は、現在異常を検知しているセンサの情報を含む請求項3に記載の警備装置。
  5. 前記通報部は、
    前記モード設定部で警備セットモードが設定されるとセット通知信号を前記通信部を介して前記外部の装置に送信し、
    前記モード設定部が前記現状態を初期状態として遠隔セットモードに設定すると、遠隔セット通知信号を前記外部の装置に送信する請求項1から4の何れかに記載の警備装置。

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