JP6648483B2 - 把持型調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ハンドブレンダーやハンディブレンダー等と称される把持型調理器に関する。
近年、ハンドブレンダーやハンディブレンダーと称される把持型調理器が一般家庭等に普及している。この把持型調理器には、アタッチメントの一つとして、ブレンダーが用意されている。このブレンダーは、主に、本体のモータから延びるメインシャフトと連結可能なシャフトと、シャフトの下端に取り付けられるブレンダーカッターと、ブレンダーカッターの側方および上方を覆うと共にシャフトも覆うガードとから構成されている(例えば、特表2008−541981号公報等参照)。
特表2008−541981号公報
ところで、アタッチメントとしてブレンダーを取り付けた把持型調理器を使用者が使用する際、使用者が、粉砕して流動化した調理物(以下「流動化調理物」と称する)中でブレンダーカッターを傾けたり、ブレンダーカッターを流動化調理物の液面近くまで引き上げたりする際に、流動化調理物が飛び散りやすい。現行の把持型調理器で流動化調理物の飛び散りを抑制するためには、使用者が予めブレンダーカッターの回転速度を低く設定するか、ブレンダーカッターを流動化調理物の液面近くまで引き上げる都度、ブレンダーカッターを傾ける都度に手元の速度調整ダイヤルでブレンダーカッターの回転速度を落とすことが考えられるが、前者の通りにすれば調理時間が不要に長くなってしまい、後者の通りにすれば使用者に多大な手間を強いることになってしまう。
本発明の課題は、調理時間を不要に長引かせることなく且つ使用者に多大な手間を強いることなく流動化調理物の飛び散りを抑制することができる把持型調理器を提供することにある。
本発明の第1局面に係るハンディブレンダーは、動力源、傾斜角検出部および制御部を備える。動力源は、電動機等の回転動力源であることが好ましい。傾斜角検出部は、鉛直方向に対する傾斜角を検出する。なお、この傾斜角検出部は、例えば、加速度センサや傾斜角センサ等である。制御部は、傾斜角検出部によって検出される傾斜角に基づいて動力源の出力を制御する。ここにいう「動力源の出力の制御」には、動力源の出力を0(ゼロ)にする制御すなわち停止制御や、動力源の出力の方向を変える制御すなわち逆転制御等も含まれ得る。なお、ここで、傾斜角は、第1範囲、第2範囲および第3範囲に区画されている。また、制御部は、傾斜角が第1範囲に属する場合は動力源の出力を変更せず、傾斜角が第2範囲に属する場合は動力源の出力を低下させ、斜角が第3範囲に属する場合は前記動力源の出力を停止させる。
すなわち、例えば、傾斜角検出部が「鉛直方向に対するハンディブレンダーの特定の傾き」を検出した際に、制御部が動力源の出力を低下または停止させるようにハンディブレンダーを設計しておけば、「鉛直方向に対してハンディブレンダーが特定の角度に傾いた際(すなわち、回転刃が特定の角度に傾けられた際)」にのみ、制御部により自動的に動力源の出力が低下または停止させられる。このため、このハンディブレンダーは、調理時間を不要に長引かせることなく且つ使用者に多大な手間を強いることなく流動化調理物の飛び散りを抑制することができる。
本発明の第2局面に係るハンディブレンダーは、第1局面に係るハンディブレンダーであって、第1範囲は、鉛直方向から鉛直方向に対して第1角度傾斜するまでの範囲である。第2範囲は、第1範囲を超えてさらに第2角度傾斜するまでの範囲である。第3範囲は、第2範囲を超えてさらに第3角度傾斜するまでの範囲である。
本発明の第局面に係るハンディブレンダーは、第1局面に係るハンディブレンダーであって、負荷検出部をさらに備える。負荷検出部は、動力源にかかる負荷を検出する。そして、制御部は、傾斜角および動力源にかかる負荷に基づいて動力源の出力を制御する。
通常、回転刃が流動化調理物の深部にあるときよりも流動化調理物の液面近くにあるときの方が動力源(電動機)にかかる負荷が小さくなり、回転刃が流動化調理物の液面近くにあるときよりも回転刃が流動化調理物から出てしまったときの方が動力源にかかる負荷が小さくなる。このため、このハンディブレンダーでは、負荷検出部が一定以下の負荷や急激な負荷低下を検出することによって、「回転刃が流動化調理物の液面近くまで引き上げられたこと」や「回転刃が流動化調理物から出たこと」等をより正確に判断することができる。すなわち、傾斜角検出部が「鉛直方向に対するハンディブレンダーの傾き」を検出し、且つ、負荷検出部が「動力源の負荷が一定以下になったこと」や、「動力源の負荷が急激に低下したこと」を検出した際に、制御部が動力源の出力を低下させるようにハンディブレンダーを設計しておけば、第1局面に係るハンディブレンダーよりも的確なタイミングで流動化調理物の飛び散りを抑制することができる。
本発明の第局面に係るハンディブレンダーは、第1局面に係るハンディブレンダーであって、手動出力設定部をさらに備える。手動出力設定部は、使用者に対して手動で動力源の出力を設定させる。そして、制御部は、傾斜角および手動出力設定部の設定出力に基づいて動力源の出力を制御する。
このため、このハンディブレンダーでは、例えば、手動出力設定部による出力の設定値に応じて動力源の出力低下度合を調整することができる。したがって、このハンディブレンダーでは、例えば、動力源の出力が高いときにその出力低下度合を大きくし、動力源の出力が低いときに出力低下度合を小さくする等のことができる。
なお、第局面に係るハンディブレンダーの上述の機能と、第局面に係るハンディブレンダーの上述の機能とを兼ね合わせてもよい。すなわち、ハンディブレンダーに、負荷検出部および手動出力設定部の両方を搭載し、制御部が、傾斜角、動力源にかかる負荷、および手動出力設定部の設定出力に基づいて動力源の出力を制御するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの正面図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの側面図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの平面図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーのA−A断面図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの電気回路図である。 本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの傾斜角度に対して実行される制御の内容を説明するためのイメージ図である。
本発明の実施の形態に係るハンディブレンダー100は、図1〜図5に示されるように、主に、本体200およびアタッチメント300から構成されている。以下、本体200およびアタッチメント300それぞれについて詳述する。
<本体の構成>
本体200は、図1〜図6に示されるように、主に、筐体210、運転停止ボタン220、ロック解除ボタン230、回転速度調整ダイヤル240、コードブッシュ250、電源コード260、モータ410、メインシャフト420、加速度センサ460および制御回路基板470(図6参照)から構成される。
以下、本体200の各構成要素について詳述する。
(1)筐体
筐体210は、図1〜図3に示されるように、略円筒形の樹脂成形体であって、主に、胴体部211およびくびれ部215から構成されている。なお、胴体部211は筐体210の下部を形成しており、くびれ部215は筐体210の上部を形成している。
くびれ部215は、図2および図3に示されるように、左右から中央に向かってくびれていると共に後方から前方に向かってくびれており、人の手で安定して把持することができる形状とされている。つまり、このくびれ部215は、把持部として機能する。
胴体部211は、略円筒形を呈している。そして、この胴体部211の下端近傍の両脇には、図2および図3に示されるように、アタッチメント取付け部217が設けられている。
(2)運転停止ボタン
運転停止ボタン220は、図1〜図3に示されるように、くびれ部215の正面に配置されている。この運転停止ボタン220は、ロック解除ボタン230によりロックが解除された状態で使用者によって押圧されると、筐体210に収容される電気回路(図6参照)が閉状態となってモータ410を作動させ、使用者によって解放されると、電気回路が開状態となってモータ410を停止させる。なお、この運転停止ボタン220は、通常、人差し指によって操作されるが、中指によって操作されてもよい。
(3)ロック解除ボタン
ロック解除ボタン230は、安全ボタンであって、図1〜図3に示されるように、くびれ部215の正面、運転停止ボタン220の下方近傍に配置される。このロック解除ボタン230は、使用者によって押圧されると、ロック状態からロック解除状態に切り換わる。なお、ロック解除ボタン230がロック状態になっている場合、使用者によって運転停止ボタン220が押圧されても電気回路が閉状態とならず、モータ410が作動しない。一方、ロック解除ボタン230が使用者により押圧されてロック解除状態になっている状態において、使用者により、運転停止ボタン220が押圧されると、電気回路が閉状態となり、モータ410が作動する。なお、このロック解除ボタン230がロック解除された状態で使用者により運転停止ボタン220が押圧されると、その後、ロック解除ボタンが解放されても電気回路は閉状態のままとなり、モータ410は動作し続ける。モータ410を停止させるためには、上述のように、運転停止ボタン220を開放すればよい。なお、このロック解除ボタンは、運転停止ボタン220が人差し指によって操作される場合、通常、中指によって操作され、運転停止ボタン220が中指によって操作される場合、通常、薬指によって操作される。
(4)回転速度調整ダイヤル
回転速度調整ダイヤル240は、図4に示されるように、略円環状の部材であって、運転停止ボタン220の上、すなわち、くびれ部215の上部に設けられている。そして、この回転速度調整ダイヤル240は、回転軸Ad(図5参照)を中心として一定の角度範囲を揺動することができるように筐体210に取り付けられている。なお、回転速度調整ダイヤル240の回転軸Adは、モータ410の回転軸As(メインシャフト420の軸に一致)に対して後方に傾斜している。すなわち、この回転速度調整ダイヤル240は、運転停止ボタン220の反対側に向かって下方に傾斜している(図3および図5参照)。そして、この回転速度調整ダイヤル240には、内周面の略中央部から回転軸Adに向かって延びる内歯(図示せず)が約半周に亘って形成されている。そして、この内歯は、平歯車(図示せず)に噛み合っている。なお、この平歯車は、シャフト(図示せず)を介して可変抵抗器450に接続されている。したがって、使用者により回転速度調整ダイヤル240が揺動されると、可変抵抗器450によりモータ410に通電される電流値が変化し、その結果、モータ410の回転速度が変化する。なお、この回転速度調整ダイヤル240は、通常、親指で操作される。
(5)コードブッシュ
コードブッシュ250は、図1〜図5に示されるように、蓋体212の内側から、蓋体212に形成される開口を通って上方に延びるように設置されており、モータ410から延びる電源コード260を上方へと案内する。なお、蓋体212には2つの爪部213が設けられており、蓋体212は、それらの爪部213により本体200に固定されている。したがって、回転速度調整ダイヤル240が揺動しても、蓋体212は回転することがない。よって、本実施の形態に係るハンディブレンダー100では、回転速度調整ダイヤル240の操作により電源コード260がよじれる等の不具合は生じない。また、このコードブッシュ250の先端部255には開口OPが形成されており、使用者は、調理場等に設置されるフック等にハンディブレンダー100を吊り下げることができるようになっている。
(6)電源コード
電源コード260は、モータ410および電気回路から筐体210および回転速度調整ダイヤル240の内部を通って、上方に向かって延びており、コードブッシュ250を介して筐体210の外部に引き出されている。
(7)モータ
モータ410は、通常のDCモータであって、図5に示されるように、回転軸Asが胴体部211の軸に沿うようにして、筐体210の胴体部211に収容されている。
(8)メインシャフト
メインシャフト420は、図5に示されるように、軸が胴体部211の軸に沿うようにして配置されており、モータ410の回転子に連結されている。また、このメインシャフト420は、モータ410の上下に配置される軸受432によって支持されている。また、このメインシャフト420の下端には、図5に示されるように、アタッチメント300のシャフト310を連結するための連結部425が取り付けられている。
(9)加速度センサ
加速度センサ460は、加速度の測定を目的とした慣性センサであって、主に、検出素子部(図示せず)および信号処理回路(図示せず)から構成されており、図5に示されるように筐体210の内部上側に配設されている。検出素子部としては、例えば、機械的変位測定式、振動式、光学式、静電容量式、ピエゾ抵抗式、熱検知式等のものが挙げられる。なお、本実施の形態で採用され得る検出素子部としては、「加速度」および「鉛直方向に対するモータ410の回転軸Asの傾き」を精度よく検出することができれば特に限定されないが、静電容量式、ピエゾ抵抗式、熱検知式の3軸検出素子部であることが好ましい。検出素子部として3軸検出素子部が採用される場合、そのうちの1軸がモータ410の回転軸Asと一致するか平行になるように加速度センサ460が固定されることが好ましい。信号処理回路は、検出素子部からの信号を増幅、調整して出力する。なお、この信号処理回路は、信号処理により、傾きや、動き、振動、衝撃等の様々な情報を導出することができる。
そして、この加速度センサ460は、図6に示されるように、インターフェイス(図示せず)を介して制御回路基板470のマイクロコンピュータ471に接続されており、その検出値(加速度、および、鉛直方向に対するモータの回転軸の傾き)を所定時間間隔でマイクロコンピュータ471に送信している。
(10)制御回路基板
制御回路基板470は、図6に示されるように、主に、マイクロコンピュータ471や、バスアーキテクチャー(図示せず)、インターフェイス(図示せず)等から構成されている。そして、この制御回路基板470は、図6に示されるように、主に、加速度センサ460、運転停止スイッチ220a、ロック解除スイッチ230a、可変抵抗器450、自動制御スイッチ480、モータ410および電源Esと共に電気回路を構成している。そして、本実施の形態に係るハンディブレンダー100では、マイクロコンピュータ471は、加速度センサ460の検出値を所定時間間隔で取得し、その検出値に基づいてモータ410への供給電流値を制御してモータ410の回転速度を制御している。なお、これらの制御態様については後に詳述する。
ところで、以下、運転停止スイッチ220a、ロック解除スイッチ230aおよび自動制御スイッチ480について説明する。運転停止スイッチ220aは、運転停止ボタン220に対応するスイッチであって、運転停止ボタン220の内側において運転停止ボタン220に隣接するように配設されており、使用者により運転停止ボタン220が押圧されると接点が閉じた状態となり、運転停止ボタン220の押圧が開放されると接点が開いた状態となる。ロック解除スイッチ230aは、ロック解除ボタン230に対応するスイッチであって、ロック解除ボタン230の内側においてロック解除ボタン230に隣接するように配設されており、使用者によりロック解除ボタン230が押圧されると接点が閉じた状態となり、運転停止ボタン220の開放に連動して接点が開いた状態となる。自動制御スイッチ480は、マイクロコンピュータ471に指示に従って接点を閉じたり開けたりする。なお、電源Esは、外部電源であってもよいし、内蔵バッテリーであってもよい。
<アタッチメントの種類および構成>
アタッチメント300は、食品を調理するために使用されるものであって、本体200のアタッチメント取付け部217および連結部425に対して交換可能に取り付けられる。アタッチメント300としては、図1〜図3および図5に示されるブレンダー以外に、泡立てビーター、生地こねニ―ダー、チョッパーカッター、おろしカッター等がある。なお、ブレンダーは、図1〜3および図5に示されるように、主に、シャフト310、ブレンダーカッター320およびガード330から構成されている。ブレンダーカッター320は、図5に示されるように、シャフト310の下端に取り付けられている。ガード330は、図5に示されるように、シャフト310およびブレンダーカッター320を覆っている。
なお、アタッチメント300としてブレンダー、泡立てビーター、生地こねニ―ダーが使用される場合、筐体がアタッチメント取付け部217に取り付けられると同時にシャフト310(図5参照)が連結部425を介してメインシャフト420に取り付けられる。
また、アタッチメント300としてチョッパーカッター又はおろしカッターが使用される場合、専用カップ(図示せず)が使用される。なお、かかる場合、チョッパーカッター又はおろしカッターは、連結部425を介してメインシャフト420に取り付けられると共に、専用カップの底面中央から上方に向かって延びるピンに支持される。一方、専用カップは、アタッチメント取付け部217に取り付けられる。
<ハンディブレンダーの使用方法>
(1)アタッチメントとしてブレンダー、泡立てビーター、生地こねニ―ダーが使用される場合
使用者は、所望のアタッチメント300をアタッチメント取付け部217および連結部425を介して本体200に取り付ける。
次に、使用者は、人差し指が運転停止ボタン220に位置し、中指がロック解除ボタン230に位置し、親指が回転速度調整ダイヤル240に位置するようにくびれ部215を把持すると共に、くびれ部215を把持している手とは逆の手で、調理物が入っている容器等を押さえ、その容器の中にアタッチメント300を挿入する。
続いて、中指でロック解除ボタン230を押圧してロックを解除した状態とし、人差し指で運転停止ボタン220を押圧して本体200に内蔵されるモータ410を回転させる。なお、この後、使用者は、ロック解除ボタン230を解放してもよい。かかる場合であっても、モータ410はそのまま回転し続ける。すると、本体200のメインシャフト420に連結されるシャフト310が回転し、使用者は、泡立てしたり、生地こねをしたり、調理物をブレンドしたりすることができる。なお、本実施の形態に係るハンディブレンダー100では、シャフト310が回転している最中であっても、使用者は、親指で回転速度調整ダイヤル240を揺動させてモータ410の回転速度を調整することができる。
(2)アタッチメントとしてチョッパーカッター又はおろしカッターが使用される場合
使用者は、専用カップの蓋を取り外し、アタッチメント取付け部217を介してその蓋を本体200に取り付ける。
次に、使用者は、連結部425を介してアタッチメント300を本体200に取り付ける。
次いで、使用者は、容器に調理物を投入した後、本体200およびアタッチメント300が取り付けられた蓋をその容器に被せる。なお、このとき、アタッチメント300の下部中央に形成される孔に容器の底のピン(図示せず)が挿入され、アタッチメント300が支持される。
続いて、使用者は、人差し指が運転停止ボタン220に位置し、中指がロック解除ボタン230に位置し、親指が回転速度調整ダイヤル240に位置するようにくびれ部215を把持すると共に、くびれ部215を把持している手とは逆の手で、専用カップを押さえる。
続いて、使用者は、中指でロック解除ボタン230を押圧してロックを解除した状態とし、人差し指で運転停止ボタン220を押圧して本体200に内蔵されるモータ410を回転させる。すると、本体200のメインシャフト420に連結されるアタッチメント300が回転し、使用者は、調理物を切り刻んだり、大根おろしを作ったりすることができる。なお、本実施の形態に係るハンディブレンダー100では、アタッチメント300が回転している最中であっても、使用者は、親指で回転速度調整ダイヤル240を揺動させてモータ410の回転速度を調整することができる。
<加速度センサによるハンディブレンダーの制御態様>
本実施の形態に係るハンディブレンダー100では、加速度センサ460の検出値に応じてマイクロコンピュータ471がモータ410の回転速度制御を行う。その具体的な制御としては、「加速度に基づく回転速度制御」および「鉛直方向に対するモータ410の回転軸Asの傾きに基づく回転速度制御」である。以下、これらの回転速度制御について詳述する。
(1)加速度に基づく回転速度制御
本回転速度制御では、加速度センサ460において第1閾値以上第2閾値以下の範囲内の鉛直上向きの加速度が検出されると、マイクロコンピュータ471により、モータ410の回転速度が、回転速度調整ダイヤル240の設定値よりも低く抑えられる。また、本回転速度制御では、加速度センサ460において第2閾値超の鉛直上向きの加速度が検出されると、マイクロコンピュータ471により自動制御スイッチ480がオフ状態とされ、モータ410が一時的に停止させられる。なお、鉛直下向きの加速度が検出された場合、モータ410の回転速度は、回転速度調整ダイヤル240の設定通りとされる。
(2)鉛直方向に対するモータの回転軸の傾きに基づく回転速度制御
本回転速度制御では、図7に示されるように、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θbから−θbの範囲(+θbおよび−θbの値を含む。)内であるとき、モータ410の回転速度は、回転速度調整ダイヤル240の設定通りとされる。ただし、加速度センサ460において上述の鉛直上向きの加速度が検出されると、加速度に基づく回転速度制御が優先される。
また、図7に示されるように、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲(+θbおよび−θbの値を含まないが、+θaおよび−θaの値は含む)内であるとき、モータ410の回転速度は、回転速度調整ダイヤル240の設定に応じた回転速度まで低下させられる。具体的には、例えば、そのときの回転速度調整ダイヤル240の設定がレベル5であれば回転速度をレベル3の回転速度まで低下させ、回転速度調整ダイヤル240の設定がレベル1であれば、回転速度をレベル1の回転速度に維持するといった具合である。ただし、加速度センサ460において、上述の鉛直上向きの加速度が検出されると、加速度に基づく回転速度制御が優先される。
さらに、図7に示されるように、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が−θaから+θaの範囲内(−θaおよび+θaの値は含まない。)であるとき、モータ410が一時的に停止させられる。すなわち、ハンディブレンダー100が極端に傾けられたり、調理台等に横置きされたりすると、マイクロコンピュータ471により自動制御スイッチ480がオフ状態とされ、モータ410が一時停止させられる。なお、この停止制御は、加速度に基づく回転速度制御よりも優先される。
<本発明の実施の形態に係るハンディブレンダーの特徴>
本発明の実施の形態に係るハンディブレンダー100には、加速度センサ460が搭載されている。そして、加速度センサ460において第1閾値以上第2閾値以下の範囲内の鉛直上向きの加速度が検出されると、マイクロコンピュータ471により、モータ410の回転速度が、回転速度調整ダイヤル240の設定値よりも低く抑えられ、また、加速度センサ460において第2閾値超の鉛直上向きの加速度が検出されると、マイクロコンピュータ471により、モータ410が一時的に停止させられる。また、このハンディブレンダー100では、加速度センサ460によって、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内であることが検出されると、モータ410の回転速度が、回転速度調整ダイヤル240の設定に応じた回転速度まで低下させられる。このため、このハンディブレンダー100では、ブレンダーカッター320が流動化調理物の液面近くまで上昇した際にブレンダーカッター320の回転速度を低く抑えることができる。したがって、このハンディブレンダー100では、調理時間を不要に長引かせることなく且つ使用者に多大な手間を強いることなく流動化調理物の飛び散りを抑制することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態ではハンディブレンダー100の本体200の筐体210の形状が詳細に説明されたが、本発明において本体200の筐体210の形状は特に限定されず、自由に設計することができる。なお、本体200の筐体210が湾曲したり屈曲したりしている場合は、本体200のアタッチメント取付側の直筒部分に加速度センサ460を配設することが好ましいが、鉛直方向に沿って加速度センサ460を取り付けることができるのであれば、曲折部分や、屈曲部分、屈曲点上部に加速度センサ460を配設してもよい。
(B)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では加速度センサ460が本体200の筐体210に内蔵されていたが、加速度センサ460は筐体210の外表面に接着されてもよい。
(C)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100には回転速度調整ダイヤル240が設けられていたが、回転速度調整ダイヤル240は省かれてもよい。かかる場合、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内であるとき、モータ410の回転速度は、規定の回転速度まで低下させられる。
(D)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では「加速度に基づく回転速度制御」のみならず「鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾きに基づく回転速度制御」も実行されたが、「加速度に基づく回転速度制御」および「鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾きに基づく回転速度制御」のいずれか一方の回転速度制御のみが実行されてもよい。なお、「鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾きに基づく回転速度制御」のみが実行される場合、加速度センサ460に代えて傾斜角センサが用いられてもよい。傾斜角センサとしては、例えば、振子式、液封入容量式、埋設式のものが挙げられる。
(E)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では特に言及しなかったが、マイクロコンピュータ471によりモータ410の電流値を監視し、「加速度に基づく回転速度制御」において、第1閾値以上第2閾値以下の範囲内の鉛直上向きの加速度が検出され、且つ、モータ410の電流値が閾値以下となったか急激に低下したときに、マイクロコンピュータ471によって、モータ410の回転速度が、回転速度調整ダイヤル240の設定値よりも低く抑えられ、また、第2閾値超の鉛直上向きの加速度が検出され、且つ、モータ410の電流値が閾値以下となったか急激に低下したときに、マイクロコンピュータ471によって、モータ410が一時的に停止させられるようにしてもよい。このようにすれば、ブレンダーカッター320が、流動化調理物の液面の近くにまで上昇してきていることをより正確に推定した状態でモータ410の回転速度制御を行うことができるからである。
(F)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、マイクロコンピュータ471によりモータ410の電流値を監視し、「鉛直方向に対するモータの回転軸の傾きに基づく回転速度制御」において、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内であり、且つ、モータ410の電流値が閾値以下となったか急激に低下したときに、マイクロコンピュータ471によって、モータ410の回転速度が、回転速度調整ダイヤル240の設定に応じた回転速度まで低下させられるようにしてもよい。このようにすれば、ブレンダーカッター320が、流動化調理物の液面の近くにまで上昇してきていることをより正確に推定した状態でモータ410の回転速度制御を行うことができるからである。
(G)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では特に言及しなかったが、ロック解除方法を「ロック解除ボタンを押圧する方法」から「加速度センサを利用する方法」に代えてもよい。「加速度センサを利用するロック解除方法」としては、例えば、一度、ハンディブレンダー100を1回または複数回、振る方法が挙げられる。かかる場合、ハンディブレンダー100を規定回数、振ってから所定時間内に運転停止ボタン220が押される必要がある。なお、この際、当然ながらロック解除ボタン230およびロック解除スイッチ230aは省かれてもよい。
(H)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100ではマイクロコンピュータ471により回転速度制御が実行されたが、回転速度制御は、他の制御機構で実現されてもよい。
(I)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内である状態において鉛直上向きの加速度が検出された場合、加速度に基づく回転速度制御が優先されたが、かかる場合、両回転速度制御のうち低い方の回転速度が採用されるようにしてもよい。
(J)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では、加速度センサ460において第2閾値超の鉛直上向きの加速度が検出された場合、マイクロコンピュータ471により、モータ410が一時的に停止させられたが、かかる場合にモータ410が完全に停止されてもよい。すなわち、前者では、一次停止後、加速度センサ460において鉛直下向きの加速度が検出された場合、モータ410は、回転速度調整ダイヤル240の設定通りの回転速度で再び回転し出すが、後者では、モータ停止後、加速度センサ460において鉛直下向きの加速度が検出されても、モータ410は停止されたままとなる。なお、この停止を解除する方法としては、例えば、ロック解除ボタン230の押圧を伴う運転停止ボタン220の押圧が挙げられる。
(K)
先の実施の形態に係るハンディブレンダー100では、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が−θaから+θaの範囲内である場合、モータ410が一時的に停止させられたが、かかる場合にモータ410が完全に停止されてもよい。すなわち、前者では、一次停止後、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θbから−θbの範囲内となったり、+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内となったりした場合、上述と同様の制御が再開されるが、後者では、モータ停止後、鉛直方向Dgに対するモータ410の回転軸Asの傾斜角が+θbから−θbの範囲内となったり、+θaから+θbの範囲内または−θbから−θaの範囲内となったりしても、モータ410は停止されたままとなる。なお、この停止を解除する方法としては、例えば、ロック解除ボタン230の押圧を伴う運転停止ボタン220の押圧が挙げられる。
100 ハンディブレンダー(把持型調理器)
410 モータ(動力源)
460 加速度センサ(状態検出部,加速度検出器,傾斜検出器)
471 マイクロコンピュータ(制御部)
540 回転速度調整ダイヤル(手動出力設定部)

Claims (4)

  1. 動力源と、
    鉛直方向に対する傾斜角を検出する傾斜角検出部と、
    前記傾斜角検出部によって検出される前記傾斜角に基づいて前記動力源の出力を制御する制御部と
    を備え、
    前記傾斜角は、第1範囲、第2範囲および第3範囲に区画されており、
    前記制御部は、前記傾斜角が前記第1範囲に属する場合は前記動力源の出力を変更せず、
    前記制御部は、前記傾斜角が前記第2範囲に属する場合は前記動力源の出力を低下させ、
    前記制御部は、前記傾斜角が前記第3範囲に属する場合は前記動力源の出力を停止させる
    ハンディブレンダー
  2. 前記第1範囲は、鉛直方向から鉛直方向に対して第1角度傾斜するまでの範囲であり、
    前記第2範囲は、前記第1範囲を超えてさらに第2角度傾斜するまでの範囲であり、
    前記第3範囲は、前記第2範囲を超えてさらに第3角度傾斜するまでの範囲である
    請求項1に記載のハンディブレンダー。
  3. 前記動力源にかかる負荷を検出する負荷検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記傾斜角および前記動力源にかかる前記負荷に基づいて前記動力源の出力を制御する
    請求項1または2に記載のハンディブレンダー
  4. 手動で前記動力源の出力を設定する手動出力設定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記傾斜角および前記手動出力設定部の設定出力に基づいて前記動力源の出力を制御する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のハンディブレンダー
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