JP6647491B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本開示は、質量にばらつきのある単体物を一定質量に組合せて排出することのできる組合せ計量装置に関する。
従来、組合せ計量装置として、被計量物の性状や特性に合致させた種々のタイプのものが存在する。
特許文献1は、カット野菜や漬物等のように、付着性や粘着性を有するバラ物を計量対象とする組合せ計量装置を開示する。この組合せ計量装置は、物品をカップ(容器)に収納して計量コンベヤから滞留コンベヤへ移動させる。
特開平9−68457号公報
この特許文献1に記載の装置は、物品をカップに収納した状態で計量したり搬送したりする。そのため、カップを単体物として扱う場合には都合が良いが、冷凍魚やブロイラー等のように、その物が単体物である場合には、カップが却って邪魔になる問題がある。そこで、この装置を使って、カップの代わりに単体物をそのまま流して組合せ計量することが考えられる。しかし、この装置では、複数の単体物(カップ)を平面配置された計量コンベヤや滞留コンベヤで搬送する。そのため、装置全体が大型化する問題がある。また、滞留コンベヤ上に並べられた単体物(カップ)の一部が組合せ選択によって取り除かれると、歯抜けになった箇所に後続の単体物が詰められ、その最後尾には、新たな単体物が詰められる。その結果、そうした処理が複雑になる問題がある。特に、滞留コンベヤ上で歯抜けになった箇所に後続の単体物を詰めるには、先行の単体物群を滞留コンベヤ上で停止させた状態で、後続の単体物を滞留コンベヤの走行によって詰めねばならない。これにより、装置が複雑になり、高価なものになる問題がある。
本開示は、冷凍魚のような単体物であっても、それを組合せ計量することのできる安価でコンパクトな組合せ計量装置を提供する。
本開示における物品を搬送コンベヤ上に投入する投入部と、搬送コンベヤの搬送方向に沿って複数配列された組合せトレー群と、搬送コンベヤ上の区画に載置された物品を、当該区画群に対応する組合せトレー群に移し替える供給部と、投入部、搬送コンベヤ、供給部をそれぞれ駆動制御するとともに、組合せトレー群の各物品に対応する計量値を組合せて最適組合せを求め、求めた最適組合せに係る組合せトレーから物品を排出させる制御部と、を備え、制御部は、投入部から搬送コンベアに対する物品の投入タイミングを制御することにより、搬送コンベアにおいて物品が載置される区画のうちN回目の組合せ計量時に物品を排出した組合せトレーに対応する区画に対して、投入部から物品を投入させ、N+1回目の組合せ計量時にN回目の組合せ計量時に物品を排出した組合せトレーに対して物品を供給させる。
本開示における組合せ計量装置は、冷凍魚のような単体物であっても、それを組合せ計量することのできる安価でコンパクトな組合せ計量装置を提供する。
本実施形態に係る組合せ計量装置の正面図。 図1の平面図。 図1の側面図。 図1の部分拡大側面図。 上記組合せ計量装置の制御系の構成ブロック図。 本実施形態における投入部5の排出タイミングを説明するための図。 本実施形態における投入部5の排出タイミングを説明するための図。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態)
以下、図1〜6を用いて、実施の形態1を説明する。
なお、この実施形態では、真空パックされた冷凍魚を計量対象物としているが、計量対象物は、これには限定されず、例えば、種々の大きさのブロイラーや、トウモロコシのような農産物であっても良い。また、以下の実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置の正面図である。
図2は、図1の平面図である。
図3は、図1の側面図である。
図4は、図1の部分拡大側面図である。
図1〜図4に記載される組合せ計量装置1は、前段の計量部2と、その下方に配置された第一コンベヤ3と、それに続く第二コンベヤ4と、第二コンベヤ4から搬送されてきた物品Pを一時的に貯留する投入部5と、投入部5から排出された物品Pを搬送する搬送コンベヤ6と、搬送コンベヤ6の両サイドに並設された第一グループの組合せトレー群7aと、第二グループの組合せトレー群7bと、搬送コンベヤ6上の物品Pを両サイドの組合せトレー群7aおよび組合せトレー群7bに一斉に移し替える供給部8と、両サイドの組合せトレー群7aおよび組合せトレー群7bから排出された所定質量の物品を回収する回収コンベヤ9と、後述の制御部10と、を備えている。
計量部2は、二つの物品投入口20を備える。各物品投入口20の下方には、それぞれ上段のプールホッパ21と、下段の計量ホッパ22とが、各物品投入口20間を二分する鉛直面対して面対称に配置されている。
プールホッパ21と計量ホッパ22はそれぞれ、ロードセル等の荷重センサに支持されている。プールホッパ21に物品Pが投入されると、プールホッパ21の荷重センサが物品Pの投入信号を出力する。また、計量ホッパ22の荷重センサは、プールホッパ21から投入された物品Pの質量に対応する計量信号を出力する。
第一コンベヤ3と第二コンベヤ4は、桟付ベルトコンベヤで構成される。これらのコンベアにおける桟で区画された一区画30、40には、図1に示すように、物品Pが一個ずつ投入される。したがって、第一コンベヤ3の各区画30が各計量ホッパ22の下方に到達するタイミングで計量を終えた計量ホッパ22から物品Pが排出される。この際、両方の計量ホッパ22、22が計量を終えている場合は、予め設定された一方の計量ホッパ22から物品Pが排出される。また、排出された物品Pの計量値は、それが投入された区画と紐付され、その区画の移動に伴って、図示しないメモリ上でその物品Pがどの位置(区画)に到達しているかが管理される。
第一コンベヤ3と第二コンベヤ4は、それぞれ立ち上げコンベヤとして構成される。第一コンベヤ3の各区画30に収納された物品Pは、第二コンベヤ4の各区画40にそれぞれ移し替えられて上端の反転部まで搬送される。そして、続く投入部5に物品Pがないことを条件に、前記反転部から投入部5に向けて物品Pが投入される。
投入部5は、個別に開閉する第一開閉ゲート51と第二開閉ゲート52を備えたホッパで構成されている。第一開閉ゲート51は、投入部5内の物品Pを搬送コンベヤ6側に排出する。一方、第二開閉ゲート52は、適合しない過量の物品Pを回収ホッパ53に排出する。なお、適合しない過量の物品Pとは、例えば予定質量を大きく超える物品が該当する。これにより、適合しない物品Pは、組合せラインから早期に排除される。なお、回収ホッパ53は、水平軸54回りに揺動して、回収ホッパ53に蓄えられた適合しない物品Pを下方の排出コンベヤ55に排出するようになっている。また、回収ホッパ53に回収された物品Pの計量値は、組合せ対象から除外される。
搬送コンベヤ6は、樋状のトレー60を搬送方向に沿って横並びに一定ピッチでもってローラチェーン61に配列したものである。トレー60は、このチェーン61によって矢印方向Aに循環走行するようになっている。
トレー60は、図4に示すように、側面視L字型の部材62を所定のギャップを設けて面対称に配列したものを、ローラチェーン61の各連結体63に取り付けたものである。これにより、ローラチェーン61の水平搬送領域では、面対称の一対のL字型部材62が接近して樋状のトレー60を形成する。さらに、スプロケットによる反転領域では、図4に示すように、一対のL字型部材62が開きながら反転するようになっている。このように、一対のL字型部材62間に所定のギャップを設けているのは、トレー60と後述する排出プッシャー82との間に真空パックされた物品Pが噛み込まれるのを防止するためである。
この搬送コンベヤ6は、一定速度で周回しており、投入部5は、この搬送コンベヤ6に対し、図2に示すように、一方の組合せトレー群7a(7b)の中の物品Pのない組合せトレー7に対応させた配列でもって物品Pを各トレー60に投入していく。したがって、組合せトレー群7aに供給する物品Pを搬送コンベヤ6上に並べるときは、組合せトレー群7aの中の物品Pが収納された組合せトレー7(4)に対応する搬送コンベヤ6のトレー60(4)が到来すると、そこには、物品Pを排出しないように制御される。
ただし、投入部5内に物品Pがないときは、搬送コンベヤ6は、一時的に停止され、投入部5内に物品Pが供給されると、再び動き出すように制御される。こうして各トレー60に投入された物品Pの計量値は、各トレー60に紐付けてメモリ上で管理される。
組合せトレー群7aおよび7bは、搬送コンベヤ6の搬送方向に沿って横並びに配列された合計9基の組合せトレー7(1)〜7(9)で構成されている。各組合せトレー7は、図3に示すように、搬送コンベヤ6の搬送方向と直交する方向から物品Pを受け入れ、受け入れたその先端部から物品Pを排出するように、塵取り型に形成されている。そして、各トレー7は、その底面に固定された支持フレーム70で支持され、その下端部に設けられた水平軸71回りにトレー7が搖動するようになっている。また、各トレー7の先端側底面には、ブラケット72を介してエアシリンダ73が取り付けられ、このエアシリンダ73のピストンロッド74が伸長すると、トレー7は、略水平姿勢に保持される。またこのピストンロッド74がシリンダ内に縮退すると、トレー7は、二点鎖線で示すように下向きに傾斜するようになっている。
供給部8は、3基の駆動ユニット80と、3つのトレー60に跨る保持バー81と、一端が保持バー81に固定され、それ以外の部分がトレー60の内面と僅かな隙間を介して嵌り合う排出プッシャー82とで構成されている。
駆動ユニット80は、搬送コンベヤ6の搬送方向と直交する方向に保持バー81を往復移動させる図示しない往復運動機構を備えている。この往復運動機構は、例えば、前記搬送コンベヤ6の搬送方向と直交する方向に配置された一対のスプロケット間にタイミングベルトを掛け渡し、そのタイミングベルトに、保持バー81を支持するステー83を取り付けて、タイミングベルトの走行によって、保持バー81を搬送コンベヤ6と直交する方向に移動させるように構成されたものである。このステー83の上端部は、図示しないガイドロッドに水平移動可能に保持されており、タイミングベルトが走行すると、鉛直方向に延びるステー83は、その姿勢を保持したまま水平移動するようになっている。したがって、鉛直方向に延びる排出プッシャー82は、その姿勢を保持したまま水平移動する。往復運動機構としては、こうした構成には限定されない。例えば、ボールネジ機構によって保持バー81に取り付けられたステー83を水平移動させるようにしても良い。
各駆動ユニット80は、後述の制御部10による制御によって、各保持バー81を同一方向に同期して一斉に動かすようになっている。例えば図2において、各保持バー81が一方の組合せトレー7b群側の待機位置84bにあるときは、他方の組合せトレー7a群の中の物品のない組合せトレー7a(1)〜7a(3)、7a(5)〜7a(7)、7a(9)に対応する配列でもって、搬送コンベヤ6上に物品Pが並べられると、各保持バー81が他方の待機位置84aに向けて一斉に移動する。これにより、他方の組合せトレー7a群の中の物品のない組合せトレー7a(1)〜7a(3)、7a(5)〜7a(7)、7a(9)には、計量値と紐付けされた新たな物品Pが供給される。そうしている間に、搬送コンベヤ6には、組合せトレー7b群の中の、物品のない組合せトレー7b(1)〜7b(5)、7b(7)〜7b(9)に対応する配列でもって物品Pが並べられていく。そして、搬送コンベヤ6上に物品Pが揃うと、今度は、保持バー81が元の待機位置84bに向けて一斉に移動していく。
こうして供給部8の保持バー81は、一方の組合せトレー群7bから他方の組合せトレー群7aに向けて移動し、次回は、他方の組合せトレー群7aから一方の組合せトレー群7bに向けて移動するように制御される。
本組合せ計量装置1は、組合せトレー群7aおよび7bにすべて物品が揃った場合、18個の物品から目的の組合せを算出し、その組合せの中から最適な組合せ結果を選択する。
回収コンベヤ9は、ベルトコンベヤで構成され、搬送コンベヤ6の下段に配置される。そして、回収コンベア9は、搬送コンベヤ6の搬送方向Aとは逆方向Bに物品Pを回収するように構成されている。また、回収コンベヤ9の先端部は、それと直交する方向の下段に配置された排出コンベヤ55に臨まされて、所定質量に組合せ計量された物品を図示しない包装機等に搬送するようになっている。
図5は、上記組合せ計量装置の制御系の構成ブロック図である。
図5において、制御部10は、コンピュータで構成され、内部メモリ11には、計量部2で計量され、第一コンベヤ3に排出された物品Pの計量値が、排出された区画30に対応させて記憶されている。また、組合せトレー群7a、7bに供給された各物品Pの計量値を組合せて最適組合せを求め、求めた最適組合せに係る組合せトレー7に対して排出指令を送信する演算部12が収納されている。この演算部12は、プログラムを読み出して実行することによって実現される機能である。
また、この制御部10には、計量部2、第一コンベヤ3、第二コンベヤ4、投入部5、搬送コンベヤ6、組合せトレー群7a、7b、供給部8および回収コンベア9が電気的に接続されて、それらを駆動制御するように構成されている。
以下、図面を参照しながらこの制御部10による投入部5の排出タイミングの制御について説明する。
図6および図7は、本実施形態における投入部5の排出タイミングを説明するための図である。
図6は、初期状態から、投入部5から排出された物品Pが組合せトレー群7aおよび7bに供給され、1回目の組合せ計量により物品が排出されるまでの動作を示す図である。
一方、図7は、第N回目の組合せ計量が終了した後、投入部5から排出された物品Pが組合せトレー群7aおよび7bに供給され、第N+1回目の組合せ計量により物品が排出されるまでの動作を示す図である。
図6および図7ともに、「0」から「12」のマス目は第ニコンベア4の搬送状態を示している。さらに、「13」のマス目は、投入部5の物品有無状態を示している。また、「13」の右側に記載する「1」から「9」のマス目は、組合せトレー7aまたは組合せトレー7bにおける物品の有無状態を示している。そして、この「1」から「9」の間におけるマス目は、搬送コンベア6における物品の搬送状態を示している。
また、図6および図7ともに、斜線で示すマス目は物品が載置されている状態を示す。また、白抜きのマス目は、物品が載置されていない状態を示す。
以下、図6を利用しながら、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに物品が供給されていない状態から、物品が全て供給され、第1回目の組合せ計量がなされるまでの動作について説明する。
(ステップ1−1)まず図6(1)に示すように、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bには、物品が全く供給されていない。そのため、制御部10は、組合せ計量装置1全体を制御することにより、搬送コンベア6に物品を詰めた状態で搬送する。つまり、制御部10は、搬送されるトレー60に連続して物品を供給するようにする。要するに、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(9)のそれぞれに対応するトレー60全てに物品を供給するよう、制御部10は制御する。
(ステップ1−2)次に図6(2)に示すように、ステップ1−1において物品を搬送コンベア6により搬送した後、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(9)に対応する位置に物品が到達した場合、制御部10は搬送コンベア6の搬送動作を停止させる。
(ステップ1−3)図6(3)に示すように、制御部10は、供給部8を制御することにより、トレー60に載置されている物品を、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(9)のそれぞれに対して供給する。
(ステップ1−4)図6(4)に示すように、物品を詰めた状態で搬送コンベア6により搬送した後、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(9)に対応する位置に物品が到達した場合、制御部10は搬送コンベア6の搬送動作を停止させる。
(ステップ1−5)図6(5)に示すように、制御部10は、供給部8を制御することにより、トレー60に載置されている物品を、組合せトレー7b(1)から組合せトレー7b(9)のそれぞれに対して供給する。
(ステップ1−6)ステップ1−5までの動作により、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bそれぞれに対して物品が供給されている。この状態において、制御部10は、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給されている物品うち予めの組合せ計算により選択された組合せ結果を回収コンベア9に排出させる。
以上の動作により、制御部10は、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに対して物品を供給させ、さらに第1回目の組合せ計量を完了できる。
次に、図7を用いて、第N回目の組合せ計算により組合せトレー7aおよび組合せトレー7bから物品が排出されてから、第N+1回目の組合せ計算により物品を排出するまでの動作について説明する。
(ステップ2−1)図7(1)に示すように、第N回目の組合せ計量の結果、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(5)および組合せトレー7a(7)から組合せトレー7a(9)並びに、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(2)、組合せトレー7a(4)から組合せトレー7a(6)および組合せトレー7a(8)から組合せトレー7a(9)の物品が回収コンベア9に排出されている。つまり、第N回目の組合せ計量が終了した時点において、組合せトレー7a(6)、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)にのみ物品が供給された状態となっている。
この場合、制御部10は、組合せ計量装置1全体を制御することにより、搬送コンベア6に物品を一部供給しない状態で搬送させる。つまり、制御部10は、組合せトレー7aに物品を供給するために搬送コンベア6により物品を搬送する際、組合せトレー7a(6)に対応するトレー60には、物品を供給させないよう制御する。
(ステップ2−2)図7(2)に示すように、ステップ2−1において物品を搬送コンベア6により搬送した後、組合せトレー7a(1)から組合せトレー7a(9)に対応する位置に物品が到達した場合、制御部10は搬送コンベア6の搬送動作を停止させる。第N回目の組合せ計量の結果、組合せトレー7a(6)には部品が残った状態である。そのため、組合せトレー7a(6)に対応するトレー60には、物品は供給されていない。
(ステップ2−3)図7(3)に示すように、制御部10は、供給部8を制御することにより、トレー60に載置されている物品を、組合せトレー7a(6)を除く組合せトレー7aそれぞれに対して供給する。これにより、第N回目の組合せ計量により物品が組合せトレー7aに残っていたとしても、第N+1回目の組合せ計量時には組合せトレー7a全てに物品が供給される。
(ステップ2−4)図7(4)に示すように、第N回目の組合せ計量の結果、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)に物品が残った状態となっている。
この場合、制御部10は、組合せ計量装置1全体を制御することにより、搬送コンベア6に物品を一部供給しない状態で搬送させる。つまり、制御部10は、組合せトレー7bに物品を供給するために搬送コンベア6により物品を搬送する際、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)に対応するトレー60には、物品を供給させないよう制御する。
(ステップ2−5)図7(5)に示すように、ステップ2−4において物品を搬送コンベア6により搬送した後、組合せトレー7b(1)から組合せトレー7b(9)に対応する位置に物品が到達した場合、制御部10は搬送コンベア6の搬送動作を停止させる。第N回目の組合せ計量の結果、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)には部品が残った状態である。そのため、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)に対応するトレー60には、物品は供給されていない。
(ステップ2−6)図7(6)に示すように、制御部10は、供給部8を制御することにより、トレー60に載置されている物品を、組合せトレー7b(3)および組合せトレー7b(7)を除く組合せトレー7bそれぞれに対して供給する。これにより、第N回目の組合せ計量により物品が組合せトレー7aに残っていたとしても、第N+1回目の組合せ計量時には組合せトレー7b全てに物品が供給される。
(ステップ2−7)図7(7)に示すように、ステップ2−6までの動作により、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bそれぞれに対して物品が供給されている。この状態において、制御部10は、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給されている物品うち予めの組合せ計算により選択された組合せ結果を回収コンベア9に排出させる。
以上の動作により、制御部10は、第N+1回目の組合せ計量までに組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに対して物品を供給させ、さらに組合せ計量を完了できる。
(まとめ)
本実施形態における組合せ計量装置1は、物品を搬送コンベア6上に投入する投入部5と、搬送コンベア6の搬送方向に沿って複数配列された組合せトレー7aおよび組合せトレー7bと、搬送コンベア6上の区画に載置された物品を、当該区画群に対応する組合せトレー7aまたは組合せトレー7bに移し替える供給部8と、投入部5、搬送コンベア6、供給部8をそれぞれ駆動制御するとともに、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bの各物品に対応する計量値を組合せて最適組合せを求め、求めた最適組合せに係る組合せトレー7aおよび組合せトレー7bから物品を排出させる制御部10と、を備え、制御部10は、投入部5から搬送コンベア6に対する物品の投入タイミングを制御することにより、搬送コンベア6において物品が載置される区画のうちN回目の組合せ計量時に物品を排出した組合せトレー7aまたは組合せトレー7bに対応する区画に対して、投入部5から物品を投入させ、N+1回目の組合せ計量時にN回目の組合せ計量時に物品を排出した組合せトレーに対して物品を供給させる。
上記のような構成とすることで、冷凍魚のような単体物であっても、それを組合せ計量することのできる安価でコンパクトな装置が提供できる。
また好ましくは、投入部5は、搬送コンベア6側に物品を排出する第一開閉ゲート51と、回収側に物品を排出する第ニ開閉ゲート52を備えたホッパである。
また好ましくは、組合せトレー7aまたは組合せトレー7bは、搬送コンベア6の両側に並行に配置されており、供給部8は、両側の一方の組合せトレー7aまたは組合せトレー7bのいずれか一方から他方に向けて移動するように制御される。
また好ましくは、供給部8は、搬送コンベア6の搬送方向と直交する方向に移動して、搬送コンベア6上に並べられた物品を一斉に組合せトレー7aまたは組合せトレー7b上に移動させる。
また好ましくは、組合せトレー7aまたは組合せトレー7bは、搬送コンベア6から物品を受け入れる水平姿勢と、物品を受け入れた側を下向きに傾斜させてトレー上の物品を排出する傾斜姿勢とに切り替え可能に構成される。
また好ましくは、投入部5の前段には、計量済の物品を投入部5に投入する第一コンベア3および第ニコンベア4が設けられ、さらに第一コンベア3および第ニコンベア4の前段には、物品を計量して第一コンベア3に排出する計量ホッパ22が設けられる。
また好ましくは、搬送コンベア6の下段には、組合せトレー7aまたは組合せトレー7bから排出された物品を回収する回収コンベア9が配置され、回収コンベア9は、搬送コンベア6の搬送方向とは、逆方向に物品を搬送する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、本実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
上記実施形態では、単に組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給される物品のうち、所望の目標重量となる最適組合せとなる物品を排出する動作を説明した。しかしながら、状況によってはこの最適組合せが選択されないことがある。この場合、組合せに係る条件を変更し、変更後の組合せ条件に合致する物品を排出するようにもできる。例えば、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給される物品のうち12個の物品を目標重量値となるように組合せて排出させる第一の組合せ条件から、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給される物品のうち15個を重量値に関係なく排出させる第ニの組合せ条件に変更することが考えられる。
なお、上記の場合、第一の組合せ条件における組合せ数は適宜変更が可能である。また、第ニの組合せ条件における排出数も適宜変更が可能である。
さらに、上記の場合、第一の組合せ条件に合致しない場合、第ニの組合せ条件に変更する構成に代えて、組合せトレー7aおよび組合せトレー7bに供給されている物品Pを強制排出する構成としても構わない。
また、上記実施形態において物品Pは、計量ホッパ22の荷重センサで計量される構成を説明した。しかしながら、組合せトレー7のそれぞれに対して荷重センサが取り付けられ、搬送コンベア6から組合せトレー7に物品Pが供給された後、当該物品Pを計量する構成としても構わない。要するに、物品Pの計量値は、組合せ計量がなされるまでに計量される構成であればどのような構成にしても構わない。
また、搬送コンベア6は、トレー60を循環させるコンベアとして説明した。しかし、このような構成に限定されるものではなく、桟付コンベアで構成しても構わない。要するに、搬送コンベア6に物品が供給される区画と、当該区画に供給された物品をさらに供給する組合せトレー7とが1体1で対応付けられる構成であれば、どのような構成としても構わない。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、質量にばらつきのある単体物を一定質量に組合せて排出する組合せ計量装置に適用可能である。
1 組合せ計量装置
10 制御部
11 内部メモリ
12 演算部
2 計量部
20 物品投入口
21 プールホッパ
22 計量ホッパ
3 第一コンベア
30 区画
4 第ニコンベア
40 区画
5 投入部
51 第一開閉ゲート
52 第ニ開閉ゲート
53 回収ホッパ
55 排出コンベア
6 搬送コンベア
60 トレー
61 チェーン
62 L字型部材
63 連結体
7 組合せトレー
72 ブラケット
73 エアシリンダ
74 ピストンロッド
8 供給部
80 駆動ユニット
81 保持バー
82 排出プッシャー
83 ステー
9 回収コンベア
A 搬送方向
B 搬送逆方向
P 物品

Claims (7)

  1. 物品を搬送コンベヤ上に投入する投入部と、
    前記物品の計量値を取得する計量部と、
    前記搬送コンベヤの搬送方向に沿って複数配列された組合せトレー群と、
    前記搬送コンベヤ上の区画に載置された物品を、当該区画群に対応する前記組合せトレー群に移し替える供給部と、
    前記投入部、前記搬送コンベヤ、前記供給部をそれぞれ駆動制御するとともに、前記組合せトレー群の各物品に対応する前記計量値を組合せて最適組合せを求め、求めた最適組合せに係る組合せトレーから物品を排出させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記投入部から前記搬送コンベアに対する前記物品の投入タイミングを制御することにより、前記搬送コンベアにおいて物品が載置される区画のうちN回目の組合せ計量時に物品を排出した前記組合せトレーに対応する区画に対して、前記投入部から前記物品を投入させ、N+1回目の組合せ計量時に前記N回目の組合せ計量時に物品を排出した前記組合せトレーに対して前記物品を供給させる、
    組合せ計量装置。
  2. 前記投入部は、前記搬送コンベヤ側に物品を排出する第一開閉ゲートと、回収側に物品を排出する第二開閉ゲートを備えたホッパであることを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記組合せトレー群は、前記搬送コンベヤの両側に並行に配置されており、前記供給部は、前記両側の一方の組合せトレー群から他方の組合せトレー群に向けて移動するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記供給部は、前記搬送コンベヤの搬送方向と直交する方向に移動して、前記搬送コンベヤ上に並べられた物品を一斉に組合せトレー上に移動させる構成である請求項1又は3に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記組合せトレーは、前記搬送コンベヤから物品を受け入れる水平姿勢と、前記物品を受け入れた側を下向きに傾斜させてトレー上の物品を排出する傾斜姿勢とに切り替え可能に構成されている請求項1に記載の組合せ計量装置。
  6. 前記投入部の前段には、計量済の物品を該投入部に投入する桟付コンベヤが設けられ、さらに桟付コンベヤの前段には、物品を計量して前記桟付コンベヤに排出する計量ホッパが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の組合せ計量装置。
  7. 前記搬送コンベヤの下段には、組合せトレーから排出された物品を回収する回収コンベヤが配置され、該回収コンベヤは、前記搬送コンベヤの搬送方向とは、逆方向に前記物品を搬送することを特徴とする請求項1に記載の組合せ計量装置。
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KR102275169B1 (ko) * 2021-01-08 2021-07-08 (주)청아무역 수산물 정량계량 시스템 및 그 방법

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