JP6642290B2 - 表示位置調整ユニット及びヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示位置調整ユニット及びヘッドアップディスプレイ(Head Up Display:以下、HUDと表記。)装置に関する。
従来、車両に搭載されるHUD装置において、投射ユニットから投射された表示光像を反射して虚像表示させる虚像表示位置を調整するために、表示位置調整ユニットが広く利用されている。例えば特許文献1に開示の表示位置調整ユニットでは、反射鏡に設けられて軸受体により軸受された回転軸が駆動源により回転駆動されることで、当該反射鏡が表示光像を反射する方向が変化する。その結果、反射鏡による表示光像の反射方向が変化するのに応じて、表示光像の虚像表示位置が調整されることとなる。
さて、特許文献1に開示の表示位置調整ユニットでは、回転軸のうち軸方向に突出している第一軸部は、駆動源を保持した軸受体により直接的に当該軸方向に係止されている。一方、回転軸のうち第一軸部とは相反する方向に突出している第二軸部は、軸受体の軸受ベースにおいて回転軸の軸方向とは垂直な下方向へと凹む凹部に挿入されて、当該凹部により軸受されている。
このように第一及び第二軸部を有した回転軸は、特許文献1に開示の表示位置調整ユニットにおいて、一対の弾性部材により付勢されている。具体的には、軸受体に装着されている第一弾性部材は、復原力を第一軸部に作用させることで、第一軸部の突出する軸方向に回転軸を付勢している。その結果として、車両での外乱振動による回転軸のスラストずれを、抑制することが可能となっている。一方、軸受体に装着されている第二弾性部材は、復原力を第二軸部に作用させることで、第二軸部を軸受している凹部の凹む下方向に回転軸を付勢している。その結果として、車両での外乱振動による回転軸のラジアルずれを、抑制することが可能となっている。
特開2014―85539号公報
しかし、特許文献1に開示の表示位置調整ユニットにおいて、第一弾性部材が回転軸に復原力を作用させる箇所は、軸受体による第二軸部の軸受箇所から軸方向に離間した、第一軸部の突出箇所である。そのため、車両での外乱振動によっては、第一弾性部材が回転軸本来の回転中心線とは傾斜した方向に復原力の作用線を変動させることで、回転軸が当該本来の回転中心線上から傾斜し易くなっている。ここで回転軸の傾斜は、第二軸部の軸受箇所にて回転軸のラジアルずれを誘引するおそれがある。こうした回転軸のラジアルずれは、異音を発生させて静粛性を低下させたり、反射鏡にて表示光像の反射方向をずらして虚像表示位置のバラツキを招来することから、望ましくない。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、静粛性及び虚像表示位置の安定性を発揮する表示位置調整ユニット、並びに当該表示位置調整ユニットを含んで構成されるHUD装置を、提供することにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)において、投射ユニット(20)から投射された表示光像(5)を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(3)であって、
回転軸(33)が設けられ、表示光像を反射する方向を回転軸の回転により変化させる反射鏡(32)と、
回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
駆動源を保持していると共に、回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
復原力により回転軸を付勢している弾性部材(35)とを、備え、
互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、特定X方向と特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
軸受体は、
回転軸のうち特定X方向に突出している第一軸部(331)を、特定X方向に係止し、
駆動源は、
第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
軸受体は、
回転軸のうち逆X方向に突出している第二軸部(332)を、特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
反射鏡は、
第二軸部の外周側を逆X方向に突出している突部(322)を、有し、
弾性部材は、
軸受体に装着されている装着部(350)と、
突部に摺動することにより、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、突部に作用させる摺動部(351)とを、有し、
摺動部は、
逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf)の傾斜する復原力を、突部において回転軸の回転中心線(O)から逆Z方向にずれた箇所に作用させ、
突部は、
回転軸の回転中心線まわりに広がるテーパ面(322a)を、形成しており、
摺動部は、
テーパ面に線接触することにより作用線(Lf)を逆X方向と逆Z方向とに対して傾斜させる接触面(351b)を、形成している。
また、上述の課題を解決するために開示された第二発明は、
車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)において、投射ユニット(20)から投射された表示光像(5)を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(2003)であって、
回転軸(33)が設けられ、表示光像を反射する方向を回転軸の回転により変化させる反射鏡(2032)と、
回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
駆動源を保持していると共に、回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
復原力により回転軸を付勢している弾性部材(2035)とを、備え、
互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、特定X方向と特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
軸受体は、
回転軸のうち特定X方向に突出している第一軸部(331)を、特定X方向に係止し、
駆動源は、
第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
軸受体は、
回転軸のうち逆X方向に突出している第二軸部(332)を、特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
反射鏡は、
第二軸部の外周側を逆X方向に突出している突部(2322)を、有し、
弾性部材は、
軸受体に装着されている装着部(350)と、
突部に摺動することにより、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、突部に作用させる摺動部(2351,2352)とを、有し、
特定X方向と特定Z方向とに対して垂直な特定Y方向を想定し、特定Y方向とは相反する逆Y方向を想定すると、
弾性部材は、
逆X方向と逆Z方向と特定Y方向とに対して作用線(Lf1)の傾斜する第一復原力を、突部(2322)に作用させる摺動部としての第一摺動部(2351)と、
逆X方向と逆Z方向と逆Y方向とに対して作用線(Lf2)の傾斜する第二復原力を、突部に作用させる摺動部としての第二摺動部(2352)とを、
回転軸の回転中心線(O)よりも特定Y方向と逆Y方向とに対称となる対称位置に、弾性特性を合わせて有する。
また、上述の課題を解決するために開示された第発明は、
車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)であって、
表示光像(5)を投射する投射ユニット(20)と、
投射ユニットから投射された表示光像を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(3)とを、含んで構成され、
表示位置調整ユニットは、
回転軸(33)が設けられ、表示光像を反射する方向を回転軸の回転により変化させる反射鏡(32)と、
回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
駆動源を保持していると共に、回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
復原力により回転軸を付勢している弾性部材(35)とを、備え、
互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、特定X方向と特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
軸受体は、
回転軸のうち特定X方向に突出している第一軸部(331)を、特定X方向に係止し、
駆動源は、
第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
軸受体は、
回転軸のうち逆X方向に突出している第二軸部(332)を、特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
反射鏡は、
第二軸部の外周側を逆X方向に突出している突部(322)を、有し、
弾性部材は、
軸受体に装着されている装着部(350)と、
突部に摺動することにより、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、突部に作用させる摺動部(351)とを、有し、
摺動部は、
逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf)の傾斜する復原力を、突部において回転軸の回転中心線(O)から逆Z方向にずれた箇所に作用させ、
突部は、
回転軸の回転中心線まわりに広がるテーパ面(322a)を、形成しており、
摺動部は、
テーパ面に線接触することにより作用線(Lf)を逆X方向と逆Z方向とに対して傾斜させる接触面(351b)を、形成している。
また、上述の課題を解決するために開示された第四発明は、
車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)であって、
表示光像(5)を投射する投射ユニット(20)と、
投射ユニットから投射された表示光像を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(2003)とを、含んで構成され、
表示位置調整ユニットは、
回転軸(33)が設けられ、表示光像を反射する方向を回転軸の回転により変化させる反射鏡(2032)と、
回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
駆動源を保持していると共に、回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
復原力により回転軸を付勢している弾性部材(2035)とを、備え、
互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、特定X方向と特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
軸受体は、
回転軸のうち特定X方向に突出している第一軸部(331)を、特定X方向に係止し、
駆動源は、
第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
軸受体は、
回転軸のうち逆X方向に突出している第二軸部(332)を、特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
反射鏡は、
第二軸部の外周側を逆X方向に突出している突部(2322)を、有し、
弾性部材は、
軸受体に装着されている装着部(350)と、
突部に摺動することにより、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、突部に作用させる摺動部(2351,2352)とを、有し、
特定X方向と特定Z方向とに対して垂直な特定Y方向を想定し、特定Y方向とは相反する逆Y方向を想定すると、
弾性部材は、
逆X方向と逆Z方向と特定Y方向とに対して作用線(Lf1)の傾斜する第一復原力を、突部(2322)に作用させる摺動部としての第一摺動部(2351)と、
逆X方向と逆Z方向と逆Y方向とに対して作用線(Lf2)の傾斜する第二復原力を、突部に作用させる摺動部としての第二摺動部(2352)とを、
回転軸の回転中心線(O)よりも特定Y方向と逆Y方向とに対称となる対称位置に、弾性特性を合わせて有する。
このような第一〜第四発明によると、反射鏡に設けられた回転軸のうち第一軸部は、特定X方向に突出することで、軸受体に保持された駆動源の出力軸と連繋している。一方で、回転軸のうち第二軸部は、逆X方向に突出することで、軸受体の特定Z方向に凹む凹部により軸受されている。こうした連繋及び軸受構成下、装着部にて軸受体に装着されている弾性部材の復原力は、反射鏡にて第二軸部と同じ逆X方向へ突出している突部に対して、摺動部を摺動させる。
このとき第一〜第四発明によると、弾性部材の摺動部が突部に作用させる復原力の作用線は、逆X方向と逆Z方向とに対して傾斜することとなる。これによれば、突部に作用する弾性部材の復原力は、特定X方向と特定Z方向とに分力されることで、回転軸は、それら特定X方向と特定Z方向との双方に付勢され得る。その結果として、車両での外乱振動による回転軸のスラストずれもラジアルずれも、抑制可能となる。
しかも第一〜第四発明によると、弾性部材の摺動部が回転軸に復原力を作用させる箇所は、反射鏡にて第二軸部の外周側を突出している突部の突出箇所となるので、軸受体による第二軸部の軸受箇所に可及的に近接する。これによれば、車両での外乱振動に起因して弾性部材が回転軸本来の回転中心線とは傾斜した方向に復原力の作用線を変動させたとしても、回転軸が当該本来の回転中心線上から傾斜し難くなる。故に、第二軸部の軸受箇所にて回転軸の傾斜によるラジアルずれは生じ難くなるので、異音の発生や反射鏡での表示光像の反射方向ずれが抑制され得る。
したがって、以上の如き第一〜第四発明によれば、静粛性及び虚像表示位置の安定性を発揮することが可能である。
第一実施形態の表示位置調整ユニットを適用したHUD装置を示す概略構成図である。 図1のHUD装置による表示光像の虚像表示状態を示す模式図である。 第一実施形態の表示位置調整ユニットを示す正面図である。 図3の表示位置調整ユニットを示す上面図である。 図3のV−V線断面図である。 図1のステッピングモータと減速機構とを有した駆動源を示す断面図である。 図1のステッピングモータへ印加される駆動信号を説明するための特性図である。 図1のステッピングモータと制御ユニットとの電気接続状態を示す電気回路図である。 図4のIX−IX線断面図である。 図4のX−X線断面図である。 第二実施形態の表示位置調整ユニットを示す図であって、図10に対応する断面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 図11のXIII−XIII線断面図である。 図9の変形例を示す断面図である。 図10の変形例を示す断面図である。 図11の変形例を示す断面図である。 図4の変形例を示す断面図である。 図5の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組合わせばかりではなく、特に組合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組合わせることができる。
(第一実施形態)
図1に示すように、本発明の第一実施形態による表示位置調整ユニット3を備えたHUD装置1は、車両に搭載されて、同車両内に表示光像5を虚像表示する。HUD装置1は、ハウジング10、投射ユニット20、光学系30、調整スイッチ80及び制御ユニット90を含んで構成されている。
ハウジング10は、中空形状に形成され、車両内のインストルメントパネル2に設置される。ハウジング10は、車両の運転席前方において、HUD装置1の構成要素20,30等を収容している。ハウジング10は、車両の運転席前方における投影部材としてのウインドシールド4と上下に対向する箇所に、透光性の出射窓14を有している。
投射ユニット20は、透過照明式の液晶パネル又は有機ELパネル等を主体に構成され、画面22を有している。画面22は、投射ユニット20に内蔵されるバックライトにより、透過照明される。画面22に実像表示される画像は、かかる透過照明を受けて発光することで、表示光像5として投射される。投射ユニット20から投射される表示光像5は、車両に関連する車両関連情報を表している。本実施形態の表示光像5は、図2に示すように、車両進行方向等のナビゲーション情報を表している。但し、表示光像5については、ナビゲーション情報以外にも、車速、燃料残量、冷却水温度等の車両状態情報や、交通状況等の車外状況情報を表すものであってもよい。
図1に示すように光学系30は、表示位置調整ユニット3を含む複数の光学ユニットから、構成されている。但し、図1では、光学系30のうち表示位置調整ユニット3以外の構成要素について、図示を省略している。表示位置調整ユニット3は、図1,3〜5に示すように、軸受体34、反射鏡32、駆動源36及び弾性部材35,39を備えている。
軸受体34は、金属によりフレーム状に形成されている。軸受体34は、固定ベース340、保持ベース341及び軸受ベース342を有している。帯形の平板状を呈する固定ベース340は、反射鏡32の下側にてハウジング10の底部に固定されている。略矩形の平板状を呈する保持ベース341は、固定ベース340の一端部から上側へ向かって実質垂直に突出している。略矩形の平板状を呈する軸受ベース342は、固定ベース340において保持ベース341とは逆側の他端部から、上側へ向かって実質垂直に突出している。
図1,3,4に示すように反射鏡32は、本実施形態では滑らかな曲面状に凹む反射面32aを有した、所謂凹面鏡である。反射面32aは、樹脂製基材への金属蒸着等により形成されている。図1に示すように反射面32aは、投射ユニット20から反射面32aへ直接的又は間接的に入射される表示光像5を、拡大して出射窓14側へと反射する。こうして反射された表示光像5は、出射窓14を通過することで、ウインドシールド4に投影される。その結果として表示光像5は、ウインドシールド4の前方に結像される虚像として、車両内の運転席側へ向かって図2の如く表示される。
図3〜5に示すように、反射鏡32において反射面32aの外周側を囲む樹脂製の外周フレーム32bには、同一樹脂製の回転軸33が一体に設けられている。回転軸33は、反射面32aを横方向に挟む両側にそれぞれ分離させて、第一軸部331と第二軸部332とを有している。第一軸部331と第二軸部332とは、互いに同軸上の円柱状に形成され、外周フレーム32bから相反する側方へ突出している。第一軸部331は、軸受体34のうち保持ベース341により保持された駆動源36の出力軸381に対して、一体回転可能に連結されている。第二軸部332は、軸受体34のうち軸受ベース342により回転可能に軸受されている。
こうした構成下、第一軸部331が駆動源36により回転駆動されることで、反射鏡32の反射面32aが表示光像5を反射させる方向は、回転軸33の回転位置と対応する方向へ変化する。その結果として表示光像5の虚像表示位置は、図2に示すように、ウインドシールド4に対して上下に調整されることとなる。ここで本実施形態では、図2に実線で示す下限表示位置Dlと、図2に破線で示す上限表示位置Duとの間にて、表示光像5の虚像表示位置を調整可能となっている。さらに本実施形態では、上限表示位置Duに対応する回転軸33の回転位置として、図3〜5に示す初期回転位置R0が設定されている。
図1,6に示すように駆動源36は、ステッピングモータ37及び減速機構38を有している。ステッピングモータ37は、クローポール構造の永久磁石型モータである。図6に示すようにステッピングモータ37では、A,B二相のコイル370,371が駆動信号による通電を受けて励磁することで、ロータ磁石372がモータ軸373と一体に回転する。ここでA相のコイル370には、図7に太実線グラフで示すように、電気角に応じて振幅を交番させる余弦関数に従って駆動信号が印加される。一方でB相のコイル371には、図7に細実線グラフで示すように、電気角に応じて振幅を交番させる正弦関数に従って駆動信号が印加される。したがって、モータ軸373の回転位置は、A,B各相のコイル370,371へ印加される駆動信号の電気角に応じた位置となる。
減速機構38は、軸受体34のうち図1の如く保持ベース341に保持されたケーシング380内に、図6の如く複数の平歯車を組み合わせて収容してなる、ギア機構である。減速機構38の出力軸381は、回転軸33のうち第一軸部331に対して嵌入されることで、当該第一軸部331と同軸上に連繋している。それと共に出力軸381は、ケーシング380により回転可能に且つ離脱不能に軸受されている。これら連繋形態且つ軸受形態の第一軸部331は、駆動源36を介して間接的に、軸受体34によって突出方向に係止されている。
こうした減速機構38では、モータ軸373の回転が減速されて出力軸381から反射鏡32の回転軸33へと伝達される。その結果、モータ軸373が正回転するときは、図2に示す表示光像5の虚像表示位置が下側の下限表示位置Dlへと向かって変化するように、回転軸33が正回転駆動される。一方、モータ軸373が逆回転するときは、図2に示す表示光像5の虚像表示位置が上側の上限表示位置Duへと向かって変化するように、回転軸33が逆回転駆動される。ここで特に減速機構38では、下限表示位置Dl及び上限表示位置Duにそれぞれ対応した回転位置間の回転制限範囲にて回転軸33の回転を制限するために、図示の省略されたストッパ構造が設けられている。
図3〜5に示すように主弾性部材35は、金属により略U字形断面の板バネ状に形成されている。主弾性部材35は、軸受体34のうち軸受ベース342に装着されている。それと共に主弾性部材35は、反射鏡32のうち外周フレーム32bに接触している。これらの装着形態及び接触形態により主弾性部材35は、軸受体34と反射鏡32との間にて弾性変形することで、常に実質一定の復原力を発生する。主弾性部材35は、こうして発生させた復原力により反射鏡32の回転軸33を付勢することで、軸受体34に対する当該回転軸33のスラストガタとラジアルガタとを抑制している。尚、図4では、軸受ベース342から主弾性部材35の取り外された状態が示されているため、当該主弾性部材35が二点鎖線で仮想的に示されている。
図3,4に示すように副弾性部材39は、金属により引張りコイルバネ状に形成されている。副弾性部材39は、軸受体34のうち保持ベース341と、反射鏡32のうち外周フレーム32bとに装着されている。これらの装着形態により副弾性部材39は、軸受体34と反射鏡32との間にて弾性変形することで、回転軸33の回転位置に応じて変化する復原力を発生する。ここで、初期回転位置R0における副弾性部材39の復原力は、表示位置調整ユニット3の使用状態下での最小なる。また、初期回転位置R0から回転軸33が正回転するに従い、軸受体34と反射鏡32との間にて副弾性部材39の弾性変形が進むことで、当該副弾性部材39の復原力は漸次増大する。副弾性部材39は、こうして発生させた復原力により反射鏡32の回転軸33を付勢することで、当該回転軸33と連繋した減速機構38のギア間でのバックラッシを実質的に消失させている。
図1,8に示す調整スイッチ80は、車両の運転席周辺において乗員により操作可能に、設置されている。調整スイッチ80は、レバー式又はプッシュ式等といった操作部材82,83を有している。アップ操作部材82は、表示光像5の虚像表示位置を上側に変化させたい乗員により、操作される。この操作を受けて調整スイッチ80は、アップ調整指令を与える指令信号を、出力する。一方でダウン操作部材83は、表示光像5の虚像表示位置を下側に変化させたい乗員により、操作される。この操作を受けて調整スイッチ80は、ダウン調整指令を与える指令信号を、出力する。
制御ユニット90は、ハウジング10の外部又は内部に設置されている。制御ユニット90は、表示制御回路92及びスイッチング回路93を備えている。表示制御回路92は、マイクロコンピュータを主体に構成されている。表示制御回路92は、投射ユニット20と調整スイッチ80とに電気接続されている。図8に示すようにスイッチング回路93は、スイッチング素子94としてのトランジスタを、複数有している。各スイッチング素子94のコレクタは、ステッピングモータ37のいずれかのコイル370,371と電気接続されている。各スイッチング素子94のエミッタとベースとは、それぞれ車両のアース端子と表示制御回路92とに電気接続されている。各スイッチング素子94は、調整スイッチ80からの指令信号に応じて表示制御回路92から入力されるベース信号に従い、A,B各相のコイル370,371へと印加する駆動信号をステップ変化させる。
(表示位置調整ユニットの詳細構成)
図3〜5,9,10に示すように表示位置調整ユニット3には、互いに垂直な三次元方向として特定X方向と特定Z方向と特定Y方向とが想定され、それら各方向とは相反する方向として逆X方向と逆Z方向と逆Y方向とが想定されている。尚、以下に説明する各方向の定義にて使用されている水平方向と鉛直方向とは、水平面上の車両にてそれぞれ水平面と鉛直面とに沿った方向を意味している。
まず、図3,4,9に示すように特定X方向は、回転軸33のうち第一軸部331が反射鏡32において突出している側の水平方向であって、当該第一軸部331が軸受体34により駆動源36を介して間接的に係止される水平方向に、定義される。一方で逆X方向は、特定X方向に対する相反方向として、回転軸33のうち第二軸部332が反射鏡32において突出している側の水平方向に、定義される。
次に、図3,5,9,10に示すように特定Z方向は、回転軸33から下側へと実質垂直に向かう鉛直方向に、定義される。一方で逆Z方向は、特定Z方向に対する相反方向として、回転軸33から上側へと実質垂直に向かう鉛直方向に、定義される。
さらに、図4,5,10に示すように特定Y方向は、初期回転位置R0の反射鏡32において回転軸33から外周フレーム32bの下端部に到るまでの下側部分320が特定Z方向に対して傾斜する側へと回転軸33から実質垂直に向かう水平方向に、定義される。一方で逆Y方向は、特定Y方向に対する相反方向として、初期回転位置R0の反射鏡32において回転軸33から外周フレーム32bの上端部に到るまでの上側部分321が逆Z方向に対して傾斜する側へと回転軸33から実質垂直に向かう水平方向に、定義される。
以上の定義の下、表示位置調整ユニット3の詳細構成を、以下に説明する。図3〜5,9に示すように軸受体34は、軸受ベース342に凹部343を有している。凹部343は、軸受孔343aとスリット343bとから構成され、全体として特定Z方向に凹む形態を呈している。軸受孔343aは、軸受ベース342を板厚方向に貫通する円筒孔状に、形成されている。スリット343bは、軸受ベース342を板厚方向に貫通する略矩形の長孔状に、形成されている。スリット343bは、軸受孔343aの内径よりも小さな幅をもって、軸受ベース342の上端部から軸受孔343aへと向かって特定Z方向に延伸している。かかる延伸形態によりスリット343bは、軸受ベース342において上側外方となる逆Z方向に、開口している。
図3〜5に示すように反射鏡32は、回転軸33のうち第二軸部332に二面幅部333を有している。二面幅部333は、スリット343bよりも小幅の二面幅状に、形成されている。二面幅部333は、スリット343bを特定Z方向に通過することで、軸受孔343a内へと挿入されている。二面幅部333は、こうして挿入された軸受孔343aの内周面との摺動によりラジアル軸受される一対の円弧面333aを、形成している。これら円弧面333aが共に軸受孔343aの内周面と接触した状態では、同孔343aからの反射鏡32の離脱が規制されることとなる。
図3,4,9に示すように反射鏡32は、外周フレーム32bに突部322を有している。突部322は、外周フレーム32bの側部から第二軸部332と同じ逆X方向に突出している。図9,10に示すように突部322は、第二軸部332の外周側全域に同軸上に設けられ、全体として第二軸部332よりも大径の円板状を呈している。突部322は、第二軸部332と同軸上にテーパ状のテーパ面322aを形成している。テーパ面322aは、逆X方向に向かって縮径している。かかる縮径形態によりテーパ面322aは、回転軸33の回転中心線Oまわりの全域に連続して広がっていると共に、同線Oに対して任意の箇所で傾斜している。
図3,9に示すように主弾性部材35は、装着部350及び摺動部351を有している。装着部350は、軸受ベース342を板厚方向に挟むU字バネ状を、全体として呈している。図9,10に示すように装着部350は、軸受ベース342の特定X方向に位置する内側挟持部350aと、同ベース342の逆X方向に位置する外側挟持部350bとを、形成している。装着部350は、内側挟持部350aと外側挟持部350bとの間への軸受ベース342の圧入により弾性変形することで、常に実質一定の復原力を発生する。装着部350は、こうして発生させた復原力により軸受ベース342を挟持した状態となることで、軸受体34に対して車両の外乱振動に拘わらず離脱不能に装着されている。
摺動部351は、軸受ベース342と突部322との間に介装されるジグザグバネ状を、全体として呈している。摺動部351は、装着部350の内側挟持部350aから下側に連続することで、軸受ベース342の特定X方向に位置している。摺動部351は、軸受ベース342と接触する接触エッジ351aと、突部322と接触する接触面351bとを、形成している。接触エッジ351aは、逆X方向に凸となるV字形断面をもって形成されている。接触エッジ351aは、軸受ベース342において常に一定の箇所に、線接触している。接触面351bは、接触エッジ351aと内側挟持部350aとの間にて設けられている。接触面351bは、接触エッジ351aから特定X方向へ向かうほど逆Z方向に傾斜し且つ特定Y方向と逆Y方向とに沿って広がる斜面状に、形成されている。接触面351bは、突部322のテーパ面322aにて回転軸33の回転位置に応じた箇所に、線接触する。ここで、テーパ面322aに対する接触面351bの線接触箇所は、回転軸33のうち第二軸部332の上側となる逆Z方向へと回転中心線Oからずれた箇所に、設定されている。
こうした構成の摺動部351では、接触エッジ351aが線接触状態の軸受ベース342によって逆X方向に係止される一方、回転軸33の回転に伴って接触面351bが突部322のテーパ面322aと線接触状態にて摺動する。これにより摺動部351は、軸受ベース342と突部322との間での圧縮により弾性変形することで、常に実質一定の復原力を発生する。その結果、突部322において回転中心線Oから逆Z方向へとずれた箇所に摺動部351が作用させる復原力の作用線Lfは、図9,10に示すように、回転軸33の回転位置に拘わらず逆X方向と逆Z方向とに対して傾斜することとなる。
図3,4に示すように副弾性部材39の一端部390は、反射鏡32において外周フレーム32bの下端部に装着されている。ここで、外周フレーム32bに対する一端部390の装着箇所は、反射鏡32において特定X方向に偏った箇所に、設定されている。かかる設定により、反射鏡32において特定X方向に偏った箇所に対しては、副弾性部材39の復原力が常に作用する。その結果、副弾性部材39が反射鏡32に作用させる復原力の作用線は、図示は省略するが、本実施形態では回転軸33の回転位置に拘わらず特定Z方向と特定Y方向とに対して傾斜することで、回転軸33を逆回転する回転方向へと付勢することとなる。
(作用効果)
ここまで説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、反射鏡32に設けられた回転軸33のうち第一軸部331は、特定X方向に突出することで、軸受体34に保持された駆動源36の出力軸381と連繋している。一方で、回転軸33のうち第二軸部332は、逆X方向に突出することで、軸受体34の特定Z方向に凹む凹部343により軸受されている。こうした連繋及び軸受構成下、装着部350にて軸受体34に装着されている主弾性部材35の復原力は、反射鏡32にて第二軸部332と同じ逆X方向へ突出している突部322に対して、摺動部351を摺動させる。
このとき第一実施形態によると、主弾性部材35の摺動部351が突部322に作用させる復原力の作用線Lfは、逆X方向と逆Z方向とに対して傾斜することとなる。これによれば、突部322に作用する主弾性部材35の復原力は、特定X方向と特定Z方向とに分力されることで、回転軸33は、それら特定X方向と特定Z方向との双方に付勢され得る。その結果として、車両での外乱振動による回転軸33のスラストずれもラジアルずれも、抑制可能となる。ここで特に第一実施形態では、特定Z方向の分力により第二軸部332の各円弧面333aがいずれも、軸受体34の凹部343のうち軸受孔343aに押し付けられることで、特定Z方向にラジアルガタが詰められてラジアルずれの抑制が可能となる。
しかも第一実施形態によると、主弾性部材35の摺動部351が回転軸33に復原力を作用させる箇所は、反射鏡32にて第二軸部332の外周側を突出している突部322の突出箇所となるので、軸受体34による第二軸部332の軸受箇所に可及的に近接する。これによれば、車両での外乱振動に起因して主弾性部材35が回転軸33の本来の回転中心線Oとは傾斜した方向に復原力の作用線Lfを変動させたとしても、回転軸33が当該本来の回転中心線O上から傾斜し難くなる。故に、第二軸部332の軸受箇所にて回転軸33の傾斜によるラジアルずれは生じ難くなるので、異音の発生や反射鏡での表示光像5の反射方向ずれが抑制され得る。
したがって、以上の如き第一実施形態によれば、静粛性及び虚像表示位置の安定性を発揮することが可能である。また、スラストずれとラジアルずれとの双方を共通の主弾性部材35により、反射鏡32の駆動源36とは反対側だけで抑制し得ることから、構造の簡素化と部品点数の低減とを図ることも可能である。
さらに、第一実施形態の主弾性部材35によると、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線Lfの傾斜する復原力を摺動部351が作用させる箇所は、突部322にて回転中心線Oから逆Z方向にずれた箇所となる。これによれば、復原力の分力を特定X方向と特定Z方向とに実質的に制限して、それら特定X方向と特定Z方向とへの付勢に復原力の実質全てを有効活用できる。故に、車両での外乱振動による回転軸33のスラストずれ及びラジアルずれにつき、抑制機能の確実性を高めて、静粛性及び虚像表示位置の安定性を向上させることが可能となる。
加えて、第一実施形態の主弾性部材35によると、突部322にて回転軸33の回転中心線Oまわりに広がるテーパ面322aには、摺動部351の接触面351bが線接触して摺動することとなる。これにより突部322には、逆X方向と逆Z方向とに対して作用線Lfの傾斜する復原力が、主弾性部材35の摺動部351から確実に作用し得る。故に、車両での外乱振動による回転軸33のスラストずれ及びラジアルずれにつき、抑制機能の確実性を高めて、静粛性及び虚像表示位置の安定性を向上させることが可能となる。
さらに加えて、第一実施形態の回転軸33は、主弾性部材35により特定X方向と特定Z方向とに付勢されるだけでなく、副弾性部材39により回転方向にも付勢されることとなる。このとき副弾性部材39は、反射鏡32にて特定X方向に偏った箇所に対して復原力を作用させることから、当該箇所は、回転軸33のうち特定X方向に突出した第一軸部331に可及的に近接する。これによれば、駆動源36の出力軸381と連繋している第一軸部331には、副弾性部材39の復原力によるモーメントのずれが生じ難くなる。故に、駆動源36による回転軸33の回転駆動精度を高めて、虚像表示位置の安定性を向上させることが可能となる。
(第二実施形態)
図11〜13に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態の表示調整ユニット2003において反射鏡2032の突部2322には、テーパ面322aが設けられておらず、縦断面にて実質直角の角部をなす先端側エッジ2322bが回転軸33の回転中心線Oまわりの全域に連続して設けられている。それと共に、表示調整ユニット2003における主弾性部材2035は、第一実施形態と実質同じ装着部350と共に、第一実施形態の摺動部に代わる一対の摺動部2351,2352を、有している。
具体的に第一及び第二摺動部2351,2352は、共通の装着部350から下側に連続し且つ回転軸33の回転中心線Oよりも特定Y方向と逆方向とに対称となる位置に、設けられている。各摺動部2351,2352は、第一実施形態で説明した接触エッジ351a及び接触面351bを、それそれ一つずつ形成している。但し、第一摺動部2351の接触面351bは突部2322の先端側エッジ2322bと点接触し、当該点接触箇所は、逆Z方向と特定Y方向とに対して傾斜する方向へ回転中心線Oからずれた箇所に設定されている。また一方、第二摺動部2352の接触面351bは突部2322の先端側エッジ2322bと点接触し、当該点接触箇所は、逆Z方向と逆Y方向とに対して傾斜する方向へ回転中心線Oからずれた箇所に設定されている。さらに、これら点接触箇所において弾性変形可能な各摺動部2351,2352は、互いに実質同じバネ定数を与えられることで、弾性特性を合わせられている。
こうした構成の各摺動部2351,2352では、接触エッジ351aが線接触状態の軸受ベース342によって逆X方向に係止される一方、回転軸33の回転に伴って接触面351bが突部2322の先端側エッジ2322bと点接触状態にて摺動する。これにより各摺動部2351,2352は、軸受ベース342と突部2322との間での圧縮により弾性変形することで、常に実質一定の復原力を発生する。そこで以下では、第一摺動部2351の発生する復原力を第一復原力といい、第二摺動部2352の発生する復原力を第二復原力という。
以上より、逆Z方向及び特定Y方向に対する傾斜方向に回転中心線Oからずれた箇所にて第一摺動部2351が突部2322に作用させる第一復原力の作用線Lf1は、回転軸33の回転位置に拘わらず逆X方向と逆Z方向と特定Y方向とに対して傾斜する。また一方、逆Z方向及び特定Y方向に対する傾斜方向に回転中心線Oからずれた箇所にて第二摺動部2352が突部2322に作用させる第二復原力の作用線Lf2は、回転軸33の回転位置に拘わらず逆X方向と逆Z方向と逆Y方向とに対して傾斜する。
ここまで説明した第二実施形態によると、主弾性部材2035の第一摺動部2351が突部2322に作用させる第一復原力の作用線Lf1は、逆X方向と逆Z方向とに対してだけでなく、特定Y方向に対しても傾斜する。一方、主弾性部材2035の第二摺動部2352が突部2322に作用させる第二復原力の作用線Lf2は、逆X方向と逆Z方向とに対してだけでなく、逆Y方向に対しても傾斜する。ここで、回転軸33の回転中心線Oよりも特定Y方向と逆方向とに対称となる対称位置の第一及び第二摺動部2351,2352は、弾性特性を合わせられているので、それら摺動部2351,2352から突部2322に作用する復原力の合力は、同線O上に回転軸33を調心させる力となる。これによれば、車両での外乱振動による回転軸33のラジアルずれを、特定Z方向と共に、特定Y方向及び逆Y方向にも抑制し得るので、静粛性及び虚像表示位置の安定性を向上させることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第一実施形態に関する変形例1としては、図14に示すように第二実施形態に準じて、突部322にテーパ面322aが設けられずに、摺動部351の接触面351bが突部322の先端側エッジ2322bに点接触してもよい。第一〜第二実施形態に関する変形例2としては、図15,16に示すように、回転中心線Oまわりの一部に形成されたテーパ面322a又は先端側エッジ2322bが、回転軸33の回転制限範囲全域にて摺動部351又は第一及び第二摺動部2351,2352と摺動してもよい。
第二実施形態に関する変形例3としては、第一及び第二摺動部2351,2352のそれぞれ連続する一対の装着部350が互いに分離されることで、第一及び第二摺動部2351,2352をそれぞれ個別に有する一対の主弾性部材2035が設けられてもよい。第一及び第二実施形態に関する変形例4としては、図17に示すように、反射鏡32,2032にて逆X方向に偏った箇所に対し、副弾性部材39が復原力を作用させていてもよい。尚、図17は、第一実施形態に関する変形例4を代表して示している。
第一及び第二実施形態に関する変形例5としては、軸受体34と反射鏡32,2032との間にて弾性変形可能な限りにおいて、引張りコイルバネ状以外となるジグザグバネ状等の形状に、副弾性部材39が形成されていてもよい。第一〜第二実施形態に関する変形例6としては、副弾性部材39が設けられずに、主弾性部材35,2035が単独で回転軸33を付勢する構成が採用されていてもよい。
第一及び第二実施形態に関する変形例7としては、回転軸33のうち第一軸部331が、軸受体34によって直接的に特定X方向に係止されていてもよい。第一及び第二実施形態に関する変形例8としては、図18に示すように、スリット343bの幅が軸受孔343aの内径と実質等しく設定されることで、二面幅部333の設けられない第二軸部332での円筒面状の外周面334が軸受孔343aの内周面と摺動してもよい。尚、図17は、第一実施形態に関する変形例8を代表して示している。
第一及び第二実施形態に関する変形例9としては、表示光像5となるレーザ光を微小電気機械システムにより投射するレーザスキャナ、あるいは表示光像5となる可視光又はレーザ光をデジタルミラーデバイスにより投射する映像表示システム等が、投射ユニット20の機能を果していてもよい。第一及び第二実施形態に関する変形例10としては、反射鏡32,2032により反射された表示光像5が、車両内においてHUD装置1に専用に設置されるコンバイナ等へ向かって投影されてもよい。
1 HUD装置、3,2003 表示位置調整ユニット、5 表示光像、20 投射ユニット、30 光学系、32,2032 反射鏡、33 回転軸、34 軸受体、35,2035 主弾性部材、36 駆動源、39 副弾性部材、322,2322 突部、322a テーパ面、331 第一軸部、332 第二軸部、341 保持ベース、342 軸受ベース、343 凹部、343a 軸受孔、350 装着部、351 摺動部、351b 接触面、381 出力軸、2322b 先端側エッジ、2351 第一摺動部、2352 第二摺動部、Lf,Lf1,Lf2 作用線、O 回転中心線

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)において、投射ユニット(20)から投射された表示光像(5)を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(3)であって、
    回転軸(33)が設けられ、前記表示光像を反射する方向を前記回転軸の回転により変化させる反射鏡(32)と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
    前記駆動源を保持していると共に、前記回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
    復原力により前記回転軸を付勢している弾性部材(35)とを、備え、
    互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、前記特定X方向と前記特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記特定X方向に突出している第一軸部(331)を、前記特定X方向に係止し、
    前記駆動源は、
    前記第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記逆X方向に突出している第二軸部(332)を、前記特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
    前記反射鏡は、
    前記第二軸部の外周側を前記逆X方向に突出している突部(322)を、有し、
    前記弾性部材は、
    前記軸受体に装着されている装着部(350)と、
    前記突部に摺動することにより、前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、前記突部に作用させる摺動部(351)とを、有し、
    前記摺動部は、
    前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf)の傾斜する復原力を、前記突部において前記回転軸の回転中心線(O)から前記逆Z方向にずれた箇所に作用させ、
    前記突部は、
    前記回転軸の回転中心線まわりに広がるテーパ面(322a)を、形成しており、
    前記摺動部は、
    前記テーパ面に線接触することにより作用線(Lf)を前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して傾斜させる接触面(351b)を、形成している表示位置調整ユニット。
  2. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)において、投射ユニット(20)から投射された表示光像(5)を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(2003)であって、
    回転軸(33)が設けられ、前記表示光像を反射する方向を前記回転軸の回転により変化させる反射鏡(2032)と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
    前記駆動源を保持していると共に、前記回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
    復原力により前記回転軸を付勢している弾性部材(2035)とを、備え、
    互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、前記特定X方向と前記特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記特定X方向に突出している第一軸部(331)を、前記特定X方向に係止し、
    前記駆動源は、
    前記第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記逆X方向に突出している第二軸部(332)を、前記特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
    前記反射鏡は、
    前記第二軸部の外周側を前記逆X方向に突出している突部(2322)を、有し、
    前記弾性部材は、
    前記軸受体に装着されている装着部(350)と、
    前記突部に摺動することにより、前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、前記突部に作用させる摺動部(2351,2352)とを、有し、
    前記特定X方向と前記特定Z方向とに対して垂直な特定Y方向を想定し、前記特定Y方向とは相反する逆Y方向を想定すると、
    前記弾性部材は
    前記逆X方向と前記逆Z方向と前記特定Y方向とに対して作用線(Lf1)の傾斜する第一復原力を、前記突部(2322)に作用させる前記摺動部としての第一摺動部(2351)と、
    前記逆X方向と前記逆Z方向と前記逆Y方向とに対して作用線(Lf2)の傾斜する第二復原力を、前記突部に作用させる前記摺動部としての第二摺動部(2352)とを、
    前記回転軸の回転中心線(O)よりも前記特定Y方向と前記逆方向とに対称となる対称位置に、弾性特性を合わせて有する表示位置調整ユニット。
  3. 前記弾性部材としての主弾性部材(35,2035)と、
    前記反射鏡において前記特定X方向に偏った箇所に対して復原力を作用させることにより、前記回転軸を回転方向に付勢している副弾性部材(39)とを、備える請求項1又は2に記載の表示位置調整ユニット
  4. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)であって、
    表示光像(5)を投射する投射ユニット(20)と、
    前記投射ユニットから投射された前記表示光像を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(3)とを、含んで構成され、
    前記表示位置調整ユニットは、
    回転軸(33)が設けられ、前記表示光像を反射する方向を前記回転軸の回転により変化させる反射鏡(32)と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
    前記駆動源を保持していると共に、前記回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
    復原力により前記回転軸を付勢している弾性部材(35)とを、備え、
    互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、前記特定X方向と前記特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記特定X方向に突出している第一軸部(331)を、前記特定X方向に係止し、
    前記駆動源は、
    前記第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記逆X方向に突出している第二軸部(332)を、前記特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
    前記反射鏡は、
    前記第二軸部の外周側を前記逆X方向に突出している突部(322)を、有し、
    前記弾性部材は、
    前記軸受体に装着されている装着部(350)と、
    前記突部に摺動することにより、前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、前記突部に作用させる摺動部(351)とを、有し、
    前記摺動部は、
    前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf)の傾斜する復原力を、前記突部において前記回転軸の回転中心線(O)から前記逆Z方向にずれた箇所に作用させ、
    前記突部は、
    前記回転軸の回転中心線まわりに広がるテーパ面(322a)を、形成しており、
    前記摺動部は、
    前記テーパ面に線接触することにより作用線(Lf)を前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して傾斜させる接触面(351b)を、形成しているヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)であって、
    表示光像(5)を投射する投射ユニット(20)と、
    前記投射ユニットから投射された前記表示光像を反射して虚像表示させる虚像表示位置を、調整する表示位置調整ユニット(2003)とを、含んで構成され、
    前記表示位置調整ユニットは、
    回転軸(33)が設けられ、前記表示光像を反射する方向を前記回転軸の回転により変化させる反射鏡(2032)と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動源(36)と、
    前記駆動源を保持していると共に、前記回転軸を回転可能に軸受している軸受体(34)と、
    復原力により前記回転軸を付勢している弾性部材(2035)とを、備え、
    互いに垂直な特定X方向と特定Z方向とを想定し、前記特定X方向と前記特定Z方向とはそれぞれ相反する逆X方向と逆Z方向とを想定すると、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記特定X方向に突出している第一軸部(331)を、前記特定X方向に係止し、
    前記駆動源は、
    前記第一軸部と連繋している出力軸(381)を、有し、
    前記軸受体は、
    前記回転軸のうち前記逆X方向に突出している第二軸部(332)を、前記特定Z方向に凹む凹部(343)により軸受しており、
    前記反射鏡は、
    前記第二軸部の外周側を前記逆X方向に突出している突部(2322)を、有し、
    前記弾性部材は、
    前記軸受体に装着されている装着部(350)と、
    前記突部に摺動することにより、前記逆X方向と前記逆Z方向とに対して作用線(Lf,Lf1,Lf2)の傾斜する復原力を、前記突部に作用させる摺動部(2351,2352)とを、有し、
    前記特定X方向と前記特定Z方向とに対して垂直な特定Y方向を想定し、前記特定Y方向とは相反する逆Y方向を想定すると、
    前記弾性部材は、
    前記逆X方向と前記逆Z方向と前記特定Y方向とに対して作用線(Lf1)の傾斜する第一復原力を、前記突部(2322)に作用させる前記摺動部としての第一摺動部(2351)と、
    前記逆X方向と前記逆Z方向と前記逆Y方向とに対して作用線(Lf2)の傾斜する第二復原力を、前記突部に作用させる前記摺動部としての第二摺動部(2352)とを、
    前記回転軸の回転中心線(O)よりも前記特定Y方向と前記逆Y方向とに対称となる対称位置に、弾性特性を合わせて有するヘッドアップディスプレイ装置。
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