JP6639134B2 - 2室包装袋供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、袋内が分割シートで2室に仕切られた2室包装袋を給袋包装装置に供給する2室包装袋供給装置に関する。
従来から一般的な合成樹脂包装袋の袋内を分割シートで仕切った2室包装袋が知られている。即ち、食品と脱酸素剤や乾燥剤のような2種類の被包装物を一緒に包装する包装袋である。この2室包装袋は、食品と食品以外の物品が直接接触するのを避け、また、開封時に両者が混在した状態のまま誤飲、誤食するのを防ぐことを目的としている。
この2室包装袋に被包装物を充填装置により充填する場合、分割シートで2室に仕切られた袋内の各室に間違いなく被包装物を充填する必要がある。特に被包装物が食品と脱酸素剤のような食品以外の被包装物の場合は、それらの誤充填の防止が厳格に要求される場合がある。しかし、このような包装袋は、合成樹脂製の柔らかな薄いシートでできているので、被包装物の充填時の2室の袋口の開口に確実性を期待するのが困難な場合がある。
このような問題を解消するため、従来、各種手法が考えられてきた。例えば、袋口に吸引口を開け、分割シートをこの吸引口から選択的に吸引することで袋口を選択的に開口したり(特許文献1)、袋口に設けた吸引口からの吸引力に強弱の差を設けることによって袋口を選択的に開口したりしている(特許文献2)。また、袋口の一方のシートに吸引口を設け、この吸引口から分割シートを吸引して一方の室を開口して被包装物を充填してスポットシールした後、他方の室を開口して被包装物を充填することによって誤充填をなくすことなども提案されている(特許文献3、4)。
特開平07−291230号公報 特開平09−24911号公報 特開2011−111211号公報 特開平2010−132311号公報 特許第3422137号公報
しかし、上記先行技術文献に記載された技術には次のような問題点があった。即ち、
(1)2室包装袋の、分割シートで仕切られた包装袋の各室の開口が袋の同一端側であるため、分割シートで仕切られた各室を誤って、開口することにより、例えば、第一の被包装物である食品と、第二の被包装物である脱酸素剤の小袋との誤充填が生じ得る可能性があるという問題がある。
(2)2室包装袋に例えばロータリー式給袋包装機で被包装物を自動的に充填する場合、袋口の開口と、被包装物の充填と、袋口のシ−ルを連続的に繰り返す必要があるため、包装ミスも発生する確率が高くなる。
(3)前記従来の2室包装袋は、袋口のシートの表裏面又は何れか一方のシート面に吸引口を形成しなければならないため、包装袋の見栄えが悪いという問題点がある。
本発明の2室包装袋供給装置は、上記した誤充填が確実に防止でき、また、包装袋に吸引口などを形成する必要がない包装袋を用いることができる2室包装袋供給装置を提供することを目的とする。
本発明の2室包装袋供給装置は、袋内が2室に仕切られ、一方の室が一端縁側に開口し、他方の室が他端縁側に開口した2室包装袋を用い、一方の室に第一の被包装物を充填し、他方の室が空の2室包装袋を給袋包装装置に供給する2室包装袋供給装置であって、前記2室包装袋供給装置は、上流側から、包装袋供給セクション、包装袋待機セクション、第一の被包装物の充填セクション、シールセクション、冷却・検知セクション、搬出セクションを備え、前記包装袋待機セクションから搬出セクションの間は搬送コンベア上に割り振られ、前記包装袋待機セクションから搬出セクションの間を前記搬送コンベアにより2室包装袋が間歇搬送され、前記包装袋供給セクションには、袋供給装置が配置され、前記袋供給装置の上部に袋渡し吸盤が配置されて、前記袋渡し吸盤が前記袋供給装置の上部から包装袋待機セクションまで移動して2室包装袋を搬送コンベア上の包装袋待機セクションに載置し、前記第一の被包装物の充填セクションには、上部吸盤と下部吸盤から構成された袋開口機構が搬送コンベアの側部に設けられ、搬送コンベア上に停止している2室包装袋の一端縁側の袋口を上部吸盤と下部吸盤により吸着して開口し、充填装置により2室包装袋の一方の室に第一の被包装物を充填し、前記シールセクションには、搬送コンベアの側部にシーラが取り付けられ、前記シーラは上部ヒータ台と下部ヒータ台が対向し、前記上部ヒータ台と下部ヒータ台が当接、離間して2室包装袋の一端縁側の袋口をシールし、冷却・検知セクションには、冷却機構が搬送コンベアの一側に設けられ前記シールセクションでシールされた2室包装袋のシール部を冷却すると共に、検知機構が設けられ2室包装袋に充填された前記第一の被包装物の有無を検知し、搬出セクションには、2室包装袋を給袋包装装置側へ搬出する搬出コンベアが前記搬送コンベアの下流部に設けられ、前記搬送コンベアの下流部上部に設けられた袋渡し吸盤が2室包装袋を吸着して搬出コンベア側にスライドして搬出コンベアに載置し、載置された2室包装袋が搬出コンベアで給袋包装装置側に搬送され、前記搬出コンベアの先端部の受渡し機構により他方の室が空の2室包装袋を給袋包装装置に受け渡す、ことを特徴とする。
本発明の2室包装袋供給装置は、各室の開口が袋の一端縁側と他端縁側に分かたれている2室包装袋を用い、2室包装袋を搬送手段にて搬送しながら、前記搬送手段の一側から、2室包装袋の一端縁側開口より一方の室に第一の被包装物を充填し、搬出セクションで給袋包装装置側に他方の室が空の2室包装袋を搬出供給し、給袋包装装置にて、他端縁側の開口から他方の室に第二の被包装物を充填する。
本発明の2室包装袋供給装置は、2室包装袋の一方の室に充填すべき第一の被包装物と他方の室に充填する第二の被包装物の誤充填や混在充填を確実に防止できる。
本発明の2室包装袋供給装置の使用状態を示す平面図 本発明の2室包装袋供給装置の正面図 本発明の2室包装袋供給装置の平面図 本発明の2室包装袋供給装置の背面図 本発明の2室包装袋供給装置の搬送コンベアの平面図 本発明の2室包装袋供給装置の袋開口機構の正面図 本発明の2室包装袋供給装置の袋開口機構の側面図 本発明の2室包装袋供給装置のシールセクションの側面図 本発明の2室包装袋供給装置のシールセクションの部分拡大図 本発明の2室包装袋供給装置の張り機構の拡大図 本発明の2室包装袋供給装置の冷却・検知セクションの部分側面図 本発明の2室包装袋供給装置の印字セクションの部分側面図 本発明の2室包装袋供給装置の搬出セクションの正面図 本発明の2室包装袋供給装置の搬出セクションの側面図 2室包装袋の断面図
本発明の2室包装袋供給装置を説明する前に、本発明に使用されるZ型2室包装袋について簡単に説明する。図15は、本発明に使用されるZ型2室包装袋の断面図である。このZ型2室包装袋1は合成樹脂製シートからなり、表面シート2と裏面シート3との間に分割シート4が介在し、前記3層のシート2,3,4の両側縁(図示せず)が一体に溶着されている。なお、分割シートとしては、ガスバリヤー性を有したもの、多孔質のシート等、袋の用途に応じた物が使用される。
前記Z型2室包装袋1が従来の2室包装袋と相違する点は、表面シート2の一端縁2Aと分割シート4の一端縁4Aとは溶着しているが、裏面シート3の一端縁3Aと分割シート4の一端縁4Aとは溶着していない。また、裏面シート3の他端縁3Bと分割シート4の他端縁4Bとは溶着しているが、表面シート2の他端縁2Bと分割シート4の他端縁4Bとは溶着していない。このため、図15に示すように、このZ型2室包装袋1は、断面形状がZ型をしており、一方の室5の開口5Aは一端縁側にあり、他方の室6の開口6Bは他端縁側にある。従がって、このZ型2室包装袋1は、一端縁側と他端縁側を間違わない限り、異種の被包装物が混在するような誤充填は起こり得ず、食品など高度な衛生管理が求められる用途に最適である。
次に、Z型2室包装袋1を用いる2室包装袋供給装置を説明する。
図1は本発明の2室包装袋供給装置の使用状態を示す平面図である。図1において、10が2室包装袋供給装置である。この2室包装袋供給装置10に隣接してロータリー式の給袋包装装置11と縦型の真空包装装置12が設けられ、2室包装袋供給装置10からZ型2室包装袋1が給袋包装装置11に供給され、ロータ13の回転に伴って時計回り搬送されつつ第1オーガ充填機14と第2オーガ充填機15から被包装物が充填される。給袋包装装置11で、被包装物が充填されたZ型2室包装袋1は、真空包装装置12側に受け渡され、反時計回りに回転する真空チャンバー16内で真空包装される。なお、本発明の2室包装袋供給装置10は、ロータリー式の給袋包装装置11だけに限定して用いられるものではなく、直線式の給袋包装装置であってもよい。また、真空包装する必要のない被包装物の場合、真空包装装置12は必要ではない。
図1の17は小袋充填装置である。この小袋充填装置17は、小袋が投入されるバラ投入部17Aと、小袋を整列させる整列部17Bと、小袋をZ型2室包装袋1内に挿入する挿入部17Cとから構成され、バラ投入部17Aに小袋が投入されると、整列部17Bにより徐々に一列に整列され、挿入部17Cにより2室包装袋供給装置10で搬送されているZ型2室包装袋1内に小袋が挿入される。
次に、2室包装袋供給装置10の各作用をはたすセクションについて簡単に説明する。
図1及び図2に示すように、2室包装袋供給装置10は、上流側(図1の右側)から、包装袋供給セクション(A)、包装袋待機セクション(B)、充填セクション(小袋充填セクション)(C)、シールセクション(D)、冷却・検知セクション(E)、印字セクション(F)、搬出セクション(G)から構成されている。包装袋供給セクション(A)は、Z型2室包装袋1が収納された袋箱20が配置され、包装袋待機セクション(B)から搬出セクション(G)の間は、搬送コンベア上に割り振られている。以下において、上記各セクションの構成について説明する。
包装袋供給セクション(A)には、袋箱(袋供給装置)20が配置されている。この袋箱20は、図2に示すように、Z型2室包装袋1を収納マガジン21に多数枚積層して収納する。収納マガジン21は両側に側板22が立設し、底部にZ型2室包装袋1を積層する袋受台23が昇降動可能に設けられている。袋受台23の下部にはラック24が取り付けられ、ピニオン25によりラック24が昇降動して積層されたZ型2室包装袋1の上面が常時一定の高さになるよう操作される。なお、収納マガジン21の上部には、Z型2室包装袋1の取出しを検知する検知棒26が軸支している。この検知棒26で最上位のZ型2室包装袋1を検知して前記ラック24を制御する。
袋箱20の上部には袋渡し吸盤27が配置されており、この袋渡し吸盤27は、スライド機構28によって袋箱20の上部から包装袋待機セクション(B)まで横移動して、Z型2室包装袋1を袋箱20から吸着して搬送コンベア30上の包装袋待機セクション(B)に載置する。なお、袋渡し吸盤27は、図4に示すエアーシリンダ31により上下動して、スライド機構28によって横移動する。
袋箱20に隣接して下流側に、図5に示す搬送コンベア30が配置されている。搬送コンベア30は、Z型2室包装袋1を載置できる幅を有し、3本の平行に配置された細幅なベルト30Aが掛け渡されている。ベルト30Aには、Z型2室包装袋1の横幅に合わせて所定の間隔で外方に突出する突起30Bが設けられている。前記ベルト30Aは、駆動軸32と従動軸33との間に掛け渡され、駆動軸32の間歇回転により、Z型2室包装袋1を包装袋待機セクション(B)から搬出セクション(G)の間を間歇搬送する。
包装袋待機セクション(B)は、袋渡し吸盤27により袋箱20からZ型2室包装袋1を取り出して前記搬送コンベア30の上流部に載置するだけで、Z型2室包装袋はこのセクションで次の小袋充填セクション(C)での作業に備える。小袋充填セクション(C)では、前記小袋充填装置17から小袋が充填される。この小袋充填セクション(C)では、図6に示すような袋開口機構34が設けられている。この袋開口機構34は上部吸盤34Aと下部吸盤34Bから構成され、搬送コンベア30上に停止しているZ型2室包装袋1の一端縁側の袋口を上部吸盤34Aと下部吸盤34Bにより吸着して開口する。上部吸盤34Aは、図7に示すように、くの字形のクランク35の先端に取り付けられ、エアーシリンダ36の作動により、軸37を中心にクランク35が揺動して上部吸盤34Aを上下動する。下部吸盤34Bは、図6に示すように、搬送コンベア30の側部に設けられ、エアーシリンダ38によって上下動する。この下部吸盤34Bは、Z型2室包装袋1が小袋充填セクション(C)に搬送されると、搬送コンベア30の搬送面まで上昇してZ型2室包装袋1の底面側を吸着する。
シールセクション(D)には、搬送コンベア30の下部フレーム側部にシーラ40が縦方向に取り付けられている。図8に示すように、前記シーラ40は長いロッド41と短いロッド42が上下方向にスライド可能に軸支され、それぞれのロッド41,42の上端に、上部ヒータ台43と下部ヒータ台44が対向して取り付けられている。両ロッド41,42の下端部はクランク45と連結し、クランク45の端部に接続したエアーシリンダ46の伸縮動作により前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44が当接、離間してZ型2室包装袋1の一端縁側の袋口をシールする。図8に示すように、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44が当接する位置は、搬送コンベア30の搬送面と同一である。
前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44より内側に、図9及び図10に示すように、袋口を張るための袋張り機構47が取り付けられている。この袋張り機構47は、上部ブラケット48と下部ブラケット49の両端に、左右方向に僅かだけスライドするスライド片50が対向させてピン48A,49Aにより取り付けられている。前記スライド片50に、外側に傾斜するスリット50Aが上下方向に穿設され、一端が開放している。前記スリット50Aにはローラ軸51,51が嵌め込まれているが、このローラ軸51,51は、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44に取り付けられた上部の当板39Aと下部の当板39Bの両端突部に軸支している。前記上部ブラケット48には、エアーシリンダ52が接合している。袋口をシールする場合、まず、前記エアーシリンダ52により上部ブラケット48を介して上部のスライド片50を押し下げ、上部のスライド片50と下部のスライド片50によりZ型2室包装袋1の一端縁側の袋口を挟み付ける。その後、クランク45の回転運動により、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44が接近すると、上部の当板39Aと下部の当板39Bに取り付けられた上、下のローラ軸51,51も接近しながらスリット50A,50Aに沿って進む。Z型2室包装袋1の袋口を上下から挟み込んだスライド片50,50が前記ローラ軸51,51の力によって離間する方向にスライドするので、袋口は両側に張られて皺が伸ばされると同時に、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44によりシールされる。
シールセクション( D )には、シールを正確に実施するために、Z型2室包装袋1の位置決めを行う位置決め機構が備えられている。位置決め機構は、Z型2室包装袋1の他端縁と一端縁と下流側の側縁をそれぞれ規制する他端縁規制機構53と一端縁規制機構54と側縁規制機構55とにより位置決めを行っている。図8に示すように、他端縁規制機構53は搬送コンベア30の他側部に設けられたエアーシリンダ53Aの先端に垂直な規制板53Bが取り付けられて、エアーシリンダ53Aの伸縮動作により規制板53BがZ型2室包装袋1の他端縁を搬送コンベア30の一側方向(図8の左から右方向)に押して位置決めを行う。一端縁規制機構54は、シーラ40に設けられたエアーシリンダ(図示せず)と、このエアーシリンダに取り付けられた規制片54Aとから構成され、エアーシリンダの伸縮動作によりZ型2室包装袋1の一端縁側を搬送コンベア30の他側方向(図8の右から左方向)に押して位置決めを行う。側縁規制機構55は、E字を伏した形態の規制板55Aが搬送コンベア30上部の幅方向に軸支され、エアーシリンダ55Bによって規制板55Aが軸55Cを中心に揺動することによりZ型2室包装袋1の下流側の側縁を規制して位置決めを行う。前記のような3カ所に配置された位置決め機構により、シーラ40によりシールするZ型2室包装袋1の小袋が充填された下端縁側のシールを正確に行うことができる。
冷却・検知セクション(E)では、図2及び図11に示すように、搬送コンベア30の一側に設けられた冷却機構56により前記シールセクション(D)でシールされたZ型2室包装袋1のシール部を冷却する。冷却機構56は前記シーラ40と構成は同じであるが、ヒータ台56A,56Bによりシール面を冷却する。この冷却・検知セクション(E)には、さらに小袋の有無を検知する小袋検知機構57が設けられている。図11に示すように、アーム57Aが搬送コンベア30の上方を跨いで他側から一側方向に延び、前記アーム57Aの先端部に厚みを検知する検知板57Bが取り付けられている。検知板57Bが下降してZ型2室包装袋1を押さえてその厚み検知して、小袋の有無を検知する。
印字セクション(F)は、搬送コンベア30の一側に設けられた印字装置58により、Z型2室包装袋1に日付等を印字する。この印字セクション(F)にも前記のシールセクション(D)と略同様な位置決め機構が設けられ、Z型2室包装袋1の他端縁と一端縁と下流側の側縁をそれぞれ規制する他端縁規制機構59と一端縁規制機構60と側縁規制機構61とにより位置決めを行っている。一端縁規制機構60は規制板60Aが搬送コンベア30一側部に設けられ、この規制板60Aが揺動することにより2室包装袋1の一端縁側を規制する。なお、他の規制機構59,61は、前記の規制機構53,55と略同じであるので、説明は省略する。
搬出セクション(G)は、Z型2室包装袋1を搬送コンベア30の下流部から給袋包装装置11側に搬出するセクションである。搬送コンベア30の下流部の他側に、Z型2室包装袋1を給袋包装装置11側へ搬送する搬出コンベア65が設けられている。Z型2室包装袋1を搬送コンベア30の下流部から搬出コンベア65側に受け渡すのは、搬送コンベア30の下流部上部に設けられた袋渡し吸盤66である。この袋渡し吸盤66はZ型2室包装袋1の他端縁部を吸着する一対の吸盤66Aを備え、この一対の吸盤66Aを搬出コンベア65上部側にスライド機構67によりスライドさせる。一対の吸盤66Aは、エアーシリンダ68により上下動し、搬送コンベア30の下流部に停止するZ型2室包装袋1を吸着する。Z型2室包装袋1を吸着した一対の袋渡し吸盤66はスライド機構67により搬出コンベア65側に移動して2室包装袋1を載置する。搬出コンベア65は載置されたZ型2室包装袋1を給袋包装装置11側に搬送し、先端部に設けられた受渡し機構7(図1参照)により2室包装袋1を給袋包装装置11に受け渡す。なお、冷却・検知セクション(E)で小袋が充填されていないZ型2室包装袋1が検知された場合、袋渡し吸盤66は作動せず、そのZ型2室包装袋1は搬送コンベア30の終端の排出シュート69(図4参照)から排出する。
次に、上記2室包装袋供給装置10の作動を説明する。
Z型2室包装袋1は、袋箱20から袋渡し吸盤27により1枚ずつ吸着されて間歇回転している搬送コンベア30上の包装袋待機セクション(B)に載置される。Z型2室包装袋1が包装袋待機セクション(B)に載置されると、搬送コンベア30が間歇回転して小袋充填セクション(C)に搬送される。小袋充填セクション(C)で、搬送コンベア30上に停止しているZ型2室包装袋1の一端縁側の袋口を袋開口機構34の上部吸盤34Aと下部吸盤34Bにより開口する。Z型2室包装袋1の一端縁側の袋口が袋開口機構34により開口すると、小袋充填装置17の挿入部17Cから小袋が充填される。
小袋が充填されたZ型2室包装袋1は搬送コンベア30によりシールセクション(D)に間歇搬送される。シールセクション(D)では、Z型2室包装袋1の他端縁と一端縁と下流側の側縁をそれぞれ規制する他端縁規制機構53と一端縁規制機構54と側縁規制機構55とにより位置決めを行う。Z型2室包装袋1が位置決めされた後で、袋張り機構47のエアーシリンダ52が作動してスライド片50によりZ型2室包装袋1の一端縁側の袋口を挟み付ける。その直後、クランク45によって、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44が接近し、上、下のローラ軸51,51により、スライド片50,50を離間する方向にスライドさせるので、袋口は両側に張られて皺が伸ばされると共に、前記上部ヒータ台43と下部ヒータ台44によりシールされる。
シールセクション(D)でシールされたZ型2室包装袋1は、搬送コンベア30で次の冷却・検知セクション(E)に搬送される。冷却・検知セクション(E)ではシールされた一端縁側の袋口が冷却機構56によって冷却されると共に、小袋検知機構57により小袋の充填の有無が検知される。冷却・検知セクション(E)で、Z型2室包装袋1のシール部の冷却と小袋の検知が行われた後、Z型2室包装袋1は搬送コンベア30で印字セクション(F)に搬送される。
印字セクション(F)では、Z型2室包装袋1は印字装置58により日付が印字される。この印字セクション(F)でも、他端縁規制機構59と、一端縁規制機構60と、側縁規制機構61とからなる位置決め機構によりZ型2室包装袋1は位置決めされて、日付が印字される。
印字セクション(F)で印字されたZ型2室包装袋1は、搬送コンベア30により搬出セクション(G)に搬送される。搬出セクション(G)では、搬送コンベア30の下流部に停止するZ型2室包装袋1を袋渡し吸盤66で吸着する。Z型2室包装袋1を吸着した袋渡し吸盤66はスライド機構67により搬出コンベア65側にスライドしてZ型2室包装袋1を載置する。搬出コンベア65は載置されたZ型2室包装袋1を先端側に搬送し、先端部に設けられた受渡し機構7により給袋包装装置11のクランプアームにZ型2室包装袋1の他端縁側を受け渡す。なお、小袋が充填されていない不良品のZ型2室包装袋1は、搬送コンベア30の下流部の終端の排出シュート69から排出する。
以上説明したこの発明の2室包装袋供給装置10は以下のような特徴を有する。
1.小袋などの第一の被包装物を充填する開口と、第二の被包装物を充填する開口が全く別であり、第二の被包装物を充填する際には、小袋を充填した開口はシールされているため誤って小袋側の一方の室に被包装物が充填されることはない。
2.従来の給袋包装装置では、従来の2室包装袋を用いて被包装物を包装するとすれば、第1室側の開口工程、第1室側の被包装物の充填工程、第2室側の開口工程、第2室側の被包装物の充填工程と、4工程を給袋包装装置で実施することを必要としたが、本発明の2室包装袋供給装置を備えた給袋包装装置では、開口工程と被包装物を充填する充填工程だけですみ、包装袋への2種の被包装物充填に応用できる。従って、包装機としての汎用性があり、低コストとなる。
3.また、Z型2室包装袋1の袋口の開口を行う際に、吸引孔を形成しないので、包装袋の外観上の見栄えが良くなり、シーラントのはみ出し等による欠陥やこの欠陥を改良するための作業も不要となるなどの利点がある。
なお、充填セクション(小袋充填セクション)( C )での充填物は前記のような小袋に限定されるものではない。
本発明の2室包装袋供給装置は、2室包装袋内に被包装物を自動的に充填包装する給袋包装装置に接続可能となり、これら一般的な給袋包装装置に応用できる。
1 Z型2室包装袋
4 分割シート
5 一方の室
6 他方の室
10 2室包装袋供給装置
11 給袋包装装置
17 小袋充填装置
20 袋箱
27 袋渡し吸盤
28 スライド機構
30 搬送コンベア(搬送手段)
34 袋開口機構
40 シーラ
57 小袋検知機構
65 搬出コンベア
66 袋渡し吸盤
67 スライド機構
(A) 包装袋供給セクション
(C) 小袋充填セクション
(D) シールセクション
(G) 搬出セクション

Claims (3)

  1. 袋内が2室に仕切られ、一方の室が一端縁側に開口し、他方の室が他端縁側に開口した2室包装袋を用い、一方の室に第一の被包装物を充填し、他方の室が空の2室包装袋を給袋包装装置に供給する2室包装袋供給装置であって、
    前記2室包装袋供給装置は、上流側から、包装袋供給セクション、包装袋待機セクション、第一の被包装物の充填セクション、シールセクション、冷却・検知セクション、搬出セクションを備え、
    前記包装袋待機セクションから搬出セクションの間は搬送コンベア上に割り振られ、前記包装袋待機セクションから搬出セクションの間を前記搬送コンベアにより2室包装袋が間歇搬送され、
    前記包装袋供給セクションには、袋供給装置が配置され、前記袋供給装置の上部に袋渡し吸盤が配置されて、前記袋渡し吸盤が前記袋供給装置の上部から包装袋待機セクションまで移動して2室包装袋を搬送コンベア上の包装袋待機セクションに載置し、
    前記第一の被包装物の充填セクションには、上部吸盤と下部吸盤から構成された袋開口機構が搬送コンベアの側部に設けられ、搬送コンベア上に停止している2室包装袋の一端縁側の袋口を上部吸盤と下部吸盤により吸着して開口し、充填装置により2室包装袋の一方の室に第一の被包装物を充填し、
    前記シールセクションには、搬送コンベアの側部にシーラが取り付けられ、前記シーラは上部ヒータ台と下部ヒータ台が対向し、前記上部ヒータ台と下部ヒータ台が当接、離間して2室包装袋の一端縁側の袋口をシールし、
    冷却・検知セクションには、冷却機構が搬送コンベアの一側に設けられ前記シールセクションでシールされた2室包装袋のシール部を冷却すると共に、検知機構が設けられ2室包装袋に充填された前記第一の被包装物の有無を検知し、
    搬出セクションには、2室包装袋を給袋包装装置側へ搬出する搬出コンベアが前記搬送コンベアの下流部に設けられ、前記搬送コンベアの下流部上部に設けられた袋渡し吸盤が2室包装袋を吸着して搬出コンベア側にスライドして搬出コンベアに載置し、載置された2室包装袋が搬出コンベアで給袋包装装置側に搬送され、前記搬出コンベアの先端部の受渡し機構により他方の室が空の2室包装袋を給袋包装装置に受け渡す、
    ことを特徴とする2室包装袋供給装置。
  2. 前記シールセクションの上部ヒータ台と下部ヒータ台に、袋口を張るための袋張り機構が取り付けられており、前記袋張り機構は、上部ブラケットと下部ブラケットの両端に、左右方向にスライドするスライド片が対向させて取り付けられ、前記上部ブラケットには、エアーシリンダが接合し、前記エアーシリンダにより上部ブラケットを介して上部のスライド片を押し下げ、上部のスライド片と下部のスライド片により2室包装袋の一端縁側の袋口を挟み付け、袋口を上下から挟み込んだスライド片が離間する方向にスライドし、袋口は両側に張られて皺が伸ばされると同時に、前記上部ヒータ台と下部ヒータ台によりシールされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の2室包装袋供給装置。
  3. シールセクションには、シールを正確に実施するために、2室包装袋の位置決めを行う位置決め機構が備えられており、
    前記位置決め機構は、2室包装袋の一端縁と他端縁と下流側の側縁をそれぞれ規制する一端縁規制機構と他端縁規制機構と側縁規制機構とを備え、
    前記一端縁規制機構は、シーラに設けられたエアーシリンダに規制片が取り付けられ、エアーシリンダの伸縮動作により2室包装袋の一端縁側を搬送コンベアの他側方向に押して位置決めを行い、
    前記他端縁規制機構は、搬送コンベアの他側部に設けられたエアーシリンダの先端に規制板が取り付けられ、エアーシリンダの伸縮動作により規制板が2室包装袋を搬送コンベアの一側方向に押して位置決めを行い、
    側縁側規制機構は、規制板が搬送コンベア上部の幅方向に軸支され、エアーシリンダによって前記規制板が軸を中心に揺動することにより2室包装袋の下流側の側縁を規制して位置決めを行う、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2室包装袋供給装置。
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