JP6638324B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
請求項4に記載のように、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、前記放熱部材には前記コアを前記ベース部材に対して固定するブラケットが固定されているとよい。
図1に示すように、電力変換装置としての絶縁型DC−DCコンバータ10は、フォワード形DC−DCコンバータであって、トランス11を備えている。トランス11は1次側コイル(巻線)11aと2次側コイル(巻線)11bを備えている。絶縁型DC−DCコンバータ10は自動車用であり、車両に搭載される。絶縁型DC−DCコンバータ10は、トランス11の1次側の入力電圧を降圧してトランス11の2次側に出力する。例えば、300ボルトを入力して12ボルトに降圧して出力する。
図2に絶縁型DC−DCコンバータ10の平面を、図3に絶縁型DC−DCコンバータ10の断面を示す。図3は、図2のA1−A1線での断面、図2のA2−A2線での断面、図2のA3−A3線での断面を示す。
図5に示すように、絶縁基板41には四角形状の貫通孔41aが形成され、貫通孔41aが形成された部位において絶縁基板41の下面に接合された銅板43による導体パターンが露出している。即ち、絶縁基板41に対して銅板43は接合されていない部分があり、この部分において銅板43はその形状を維持可能な厚みで形成されている。この露出する銅板43による導体パターンの上面にはダイオード93,94が実装されているとともに、露出する銅板43による導体パターンの下面はベースプレート30と接触しており、ボディアースがとられている(図3参照)。即ち、ベースプレート30はグランド電位となっている。ダイオード93,94は図1におけるダイオード16,17に相当する。
図2,3において、パワースイッチング素子91(図1の1次側スイッチング素子14に相当)のスイッチング動作に伴いトランスの2次側を構成するコイル部45に電流が流れる。ダイオード93,94(図1のダイオード16,17に相当)に発生する熱は銅板43を介してベースプレート30から大気に逃がされる。また、ダイオード93,94に発生する熱は絶縁シート99を介してアルミ板80で放熱される(もしくは、アルミ板80からグリス90を介してベースプレート30に伝わり放熱される)。また、パワースイッチング素子91に発生する熱は、絶縁シート98、アルミ板80およびグリス90を介してベースプレート30に伝わり、ベースプレート30から大気に逃がされる。
図7においては、パワー基板(大電流基板)200に発熱量が大きいコイル部201やダイオード等を実装し、パワー基板200をベースプレート202上に絶縁シート203を介して配置し、ねじ204をボス205に螺入して締結している。ボス206の上に制御基板207を載置してねじ208で固定している。制御基板207にはパワースイッチング素子(MOSトランジスタ)209が実装され、ブラケット210をねじ211でベースプレート202に締結することによりブラケット210でパワースイッチング素子209が固定されている。ベースプレート202に搭載されたコア212はブラケット213をねじ214でボス215に締結することによりベースプレート202に固定されている。
つまり、パワー基板40における絶縁基板41の上層側の銅板42によるコイル部45に対し上側のアルミ板80を介して放熱できるので、熱抵抗が低い。即ち、アルミ板80により、上層のコイル部45の熱も奪うことができる。また、ベースプレート30に対しパワー基板40、制御基板50、アルミ板80を一括で固定することができ、ねじの数を低減することができる。さらに、ベースプレート30にパワー基板40、アルミ板80、制御基板50を載せた後にねじSc1で一括でねじ締結できるので、一つの工程で組み付けができる。
(1)電力変換装置としての絶縁型DC−DCコンバータ10の構成として、パワー素子としてのダイオード93,94と、絶縁板としての絶縁基板41の表面に対して、コイル部45を構成するとともにダイオード93,94が実装される部分を構成する金属板としての銅板42,43が接合されたパワー基板40を備える。さらに、絶縁型DC−DCコンバータ10は、コイル部45が巻回されるコア70と、パワー基板40の裏面側に配置され、パワー基板40およびコア70が固定されるベース部材としてのベースプレート30と、を備える。さらには、絶縁型DC−DCコンバータ10は、パワー基板40の表面側においてコイル部45に接触する絶縁層としての絶縁シート95と、絶縁シート95に接触する放熱部材としてのアルミ板80と、を備え、アルミ板80はベースプレート30に固定されている。このように、パワー基板40における表面側において、コイル部45に接触する絶縁シート95に接触するアルミ板80を備え、アルミ板80はベースプレート30に固定されている。よって、コイル部45の線幅を前段部分の線幅に対して狭くしてコイル部45の投影面積を小さくしてコイル部45に対応するコア70の大型化を抑制するとともに、アルミ板80が放熱板として機能して、コイル部45の熱は放熱部材としてのアルミ板80に逃がされ、放熱性に優れる。
(7)複数のねじでパワー基板40を平らな状態となるように固定するのではなく、アルミ板80の平板部81の厚さを5mm程度に厚くして強度を増すことによりアルミ板80でパワー基板40を均一に圧力を加えることによりねじを用いることなくパワー基板40の反りを防止することができる。
(9)コイル部45における電流経路の断面積は、コイル部45の前段部分Pfにおける電流経路の断面積よりも小さい場合において、有用である。
・図3,5においてはパワー基板40の裏面(下面)に設けられた銅板43によりコア70の周囲に延びるコイル部47が構成されているとともに、パワー基板40の表面(上面)に設けられた銅板42によりコア70の周囲に延びるコイル部45が構成されていた。これに代わり、パワー基板40の裏面(下面)に設けられた銅板43によりコイル部(47)が構成されておらずに、パワー基板40の表面(上面)に設けられた銅板42によりコア70の周囲に延びるコイル部45が構成されていてもよい。要は、少なくとも、パワー基板40の表面(上面)に設けられた銅板42によりコア70の周囲に延びるコイル部45が構成されていればよい。
・放熱部材としてアルミ板80を用いたが、他の金属、例えば銅で構成してもよい。
・電力変換装置としてDC/DCコンバータに適用したが、これに限るものではなく、例えばインバータ等でもよい。
Claims (5)
- パワー素子と、
絶縁板の表面に対して、コイル部を構成するとともに前記パワー素子が実装される部分を構成する金属板が接合されたパワー基板と、
前記コイル部が巻回されるコアと、
前記パワー基板の裏面側に配置され、前記パワー基板および前記コアが固定されるベース部材と、を備える電力変換装置であって、
前記パワー基板の表面側において前記コイル部に接触する絶縁層と、
前記絶縁層に接触する放熱部材と、
を備え、
前記放熱部材は前記ベース部材に固定されており、
前記放熱部材には前記コアを前記ベース部材に対して固定するブラケットが固定されていることを特徴とする電力変換装置。 - パワー素子と、
絶縁板の表面に対して、コイル部を構成するとともに前記パワー素子が実装される部分を構成する金属板が接合されたパワー基板と、
前記コイル部が巻回されるコアと、
前記パワー基板の裏面側に配置され、前記パワー基板および前記コアが固定されるベース部材と、を備える電力変換装置であって、
前記パワー基板の表面側において前記コイル部に接触する絶縁層と、
前記絶縁層に接触する放熱部材と、
を備え、
前記放熱部材は水平方向に延びる平板部と、前記平板部から前記パワー基板の方に突出し前記パワー基板と平面視で重なる下側ボスとを備え、
前記パワー基板および前記下側ボスにはねじ挿通孔が設けられ、
前記放熱部材は、前記下側ボスのねじ挿通孔および前記パワー基板のねじ挿通孔を通るねじにより前記ベース部材に固定されていることを特徴とする電力変換装置。 - 前記放熱部材における前記パワー基板の配置側とは反対側には制御基板が配置され、
前記放熱部材は前記平板部から前記制御基板の方に突出する上側ボスを備え、
前記ベース部材には雌ねじ孔が設けられるとともに、前記上側ボスおよび前記制御基板にはねじ挿通孔が設けられ、前記パワー基板のねじ挿通孔、前記下側ボスのねじ挿通孔、前記上側ボスのねじ挿通孔、および前記制御基板のねじ挿通孔を通るねじが前記ベース部材の雌ねじ孔に螺合されて前記ベース部材に対し前記パワー基板、前記制御基板、前記放熱部材が一括締結されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記放熱部材における前記パワー基板の配置側とは反対側には制御基板が配置され、
前記放熱部材は前記平板部から前記制御基板の方に突出し前記パワー基板と平面視で重なる上側ボスを備え、
前記上側ボスおよび前記制御基板にはねじ挿通孔が設けられ、
前記制御基板のねじ挿通孔、前記上側ボスのねじ挿通孔を通るねじにより前記制御基板が前記放熱部材に締結されていることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記コイル部における電流経路の断面積は、前記コイル部の前段部分における電流経路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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JP2015213257A JP6638324B2 (ja) | 2015-10-29 | 2015-10-29 | 電力変換装置 |
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