JP6637143B1 - 情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】一の車両で実測された気象状況に関する実測値に基づいて、他の車両の搭乗者が自車両の走行に支障が生じることを容易に把握できる情報提供システム等を提供する。【解決手段】情報提供装置6は、第1車両2Aから気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、第2車両2Bから第2固有情報を受信する通信部61と、前記位置情報に基づいて、第1車両が走行した道路区間を特定する特定部631と、前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部632と、前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部633と、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部634と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供方法、及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両が各種センサにより検出した気象に関する情報を通信網を介してサーバへ送信し、サーバが、受信した気象に関する情報やその付随情報を、通信網を介して他の車両に送信するシステムが提案されている。
例えば、非特許文献1には、車両が車輪速信号に基づいて路面の滑り易さなどの情報を検出し、検出した情報を自車両の搭乗者に提供するだけでなく、通信網を介して他の車両へ配信することが開示されている。
また、特許文献1には、車両が、検出した自車両のふらつきを示す情報を通信網を介してサーバへ送信し、サーバが、受信したふらつきを示す情報と地図情報等に基づいて横風の発生位置を特定し、その発生位置を他の車両に通信網を介して送信する情報システムが開示されている。
住友ゴム工業株式会社、"タイヤセンシング技術「SENSING CORE」を開発",[online]、2017年5月16日、[2018年8月27日検索]、インターネット<http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2017/sri/2017_054.html>
特開2014−141191号公報 特開2001−247027号公報
非特許文献1で検出される路面の滑り易さは、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類や摩耗度、車輪の駆動方式などの車両の固有条件に影響される。同様に、特許文献1で検出される車両のふらつきも、車両の重心高さ、車両の横風を受ける面積などの車両の固有条件に影響される。このため、一の車両で実測された路面の滑り易さや車両のふらつきなどの気象状況に関する実測値をそのまま使用して、他の車両の走行に支障が生じるか否かを把握するのが困難である。
本発明は、このような実情に鑑み、一の車両で実測された気象状況に関する実測値に基づいて、他の車両の搭乗者が自車両の走行に支障が生じることを容易に把握することができる情報提供システム等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報提供システムは、第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、前記情報提供装置は、前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備える、情報提供システムである。
本発明の一態様に係る情報提供方法は、第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する受信ステップと、前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定ステップと、前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成ステップと、前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理ステップと、を含む情報提供方法である。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する通信部と、前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、一の車両で実測された気象状況に関する実測値に基づいて、他の車両の搭乗者が自車両の走行に支障が生じることを容易に把握することができる。
本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。 車載端末の内部構成の一例を示すブロック図である。 ランクテーブルの一例を示す図である。 情報提供装置が実行する処理を示すフローチャートである。 情報提供システムのサービス事例を示す説明図である。 情報提供システムの他のサービス事例を示す説明図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係る情報提供システムは、第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、前記情報提供装置は、前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備える。
前記情報提供システムによれば、情報提供装置は、第1車両で実測された気象状況に関する実測値に、第1車両の固有条件を加味して、第1車両が走行した道路区間についての気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する。そして、情報提供装置は、評価情報及び第2車両の固有条件に基づいて、前記道路区間において第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定し、その判定結果に応じた提供情報を第2車両に送信する。
これにより、例えば、第2車両の走行に支障が生じる場合に限り、第2車両に提供情報を送信することで、第2車両の搭乗者は、自車両の走行に支障が生じることを容易に把握することができる。
(2)前記評価情報は、前記影響度をランク付けして評価した情報であるのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、第1車両で実測された気象状況に関する実測値に基づいて、前記道路区間についての気象状況による車両への影響度を、ランクによって大まかに評価した評価情報を生成することができる。これにより、情報提供装置は、第2車両の走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
(3)前記処理部は、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記第2車載端末に注意喚起する情報を含む前記提供情報を送信するように前記通信部を制御するのが好ましい。
この場合、第2車両の搭乗者は、注意喚起する情報を受信することで、前記道路区間を注意して走行することができる。
(4)前記気象関連情報は、前記実測値として、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を含むのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、第1車両で実測された路面とタイヤとの間の摩擦係数に基づいて、第2車両のタイヤがスリップして走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
(5)前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、及び車輪の駆動方式のうちの少なくとも1つを含むのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、路面とタイヤとの間の摩擦係数に影響を与える第1車両及び第2車両の各固有条件として、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、及び車輪の駆動方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記道路区間の評価情報の生成と、第2車両の走行に支障が生じるか否かの判定とを行う。これにより、情報提供装置は、第2車両のタイヤがスリップして走行に支障が生じるか否かをさらに容易に判定することができる。
(6)前記気象関連情報は、前記実測値として、前記第1車両に対する横風の強度を含んでいてもよい。
この場合、情報提供装置は、第1車両で実測された横風の強度に基づいて、第2車両が横風によりふらついて走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
(7)前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重心高さ、及び車両の横風を受ける面積のうちの少なくとも1つを含むのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、横風の強度に影響を与える第1車両及び第2車両の各固有条件として、車両の重心高さ、及び車両の横風を受ける面積のうちの少なくとも1つを用いて、前記道路区間の評価情報の生成と、第2車両の走行に支障が生じるか否かの判定とを行う。これにより、情報提供装置は、第2車両が横風によりふらついて走行に支障が生じるか否かをさらに容易に判定することができる。
(8)前記通信部は、複数の前記第1車両に搭載された第1車載端末から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、複数の前記第2車両に搭載された第2車載端末から前記第2固有情報を受信し、前記特定部は、複数の前記位置情報に基づいて、前記各第1車両が走行した道路区間を特定し、前記生成部は、前記各第1車両が走行した道路区間についての前記評価情報を、当該第1車両に対応する前記気象関連情報の実測値に、当該第1車両に対応する前記第1固有情報の固有条件を加味して生成し、前記判定部は、前記各道路区間において複数の前記第2車両それぞれの走行に支障が生じるか否かを、当該道路区間の前記評価情報、及び当該第2車両に対応する前記第2固有情報に基づいて判定し、前記処理部は、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を、対応する前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御するのが好ましい。
この場合、情報提供装置は、複数の第1車両が走行した各道路区間において、複数の第2車両それぞれの走行に支障が生じるか否かを判定し、その判定結果に応じた提供情報を、対応する第2車両に送信することができる。
(9)本発明の実施形態に係る情報提供方法は、上述の情報提供システムを構成する情報提供装置が実行する情報提供方法である。したがって、本実施形態の情報提供方法は、上述の情報提供システムと同様の作用効果を奏する。
(10)本発明の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、上述の情報提供システムを構成する情報提供装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。したがって、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の情報提供システムと同様の作用効果を奏する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[情報提供システムの全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成図である。図1に示すように、本実施形態の情報提供システム1は、第1車両2Aに搭載された第1車載端末3A、第2車両2Bに搭載された第2車載端末3B、及び交通管制センターなどに設置された情報提供装置6を備える。情報提供装置6は、インターネットなどよりなる公衆通信網7を介して、複数の第1車載端末3A及び複数の第2車載端末3Bと通信可能である。
本実施形態の情報提供装置6は、複数の第1車載端末3Aから受信した気象関連情報などに基づいて、複数の第1車両2Aが走行した道路区間についての気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する。そして、情報提供装置6は、生成した評価情報と第2車載端末3Bから受信した情報に基づいて、前記道路区間において第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを判定し、判定結果が肯定的である場合に第2車載端末3Bに対して注意喚起する情報を送信するサービスを実行可能である。
本明細書において「車両」とは、道路を通行可能な車両全般のことであり、道路交通法上の車両(自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスなど)の他、自動二輪車などが含まれる。以下、第1車両2A及び第2車両2Bの共通事項を説明する場合は、車両2と総称する。
「車載端末」とは、情報提供装置6と通信可能な車両に搭載された端末装置であり、情報提供装置6から受信した情報を利用するためのアプリケーションがインストールされた、例えばカーナビゲーション装置よりなる。以下、第1車載端末3A及び第2車載端末3Bの共通事項を説明する場合は、車載端末3と総称する。
[車載端末の内部構成]
図2は、車載端末3の内部構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、車載端末3は、制御部(ECU:Electronic Control Unit)30、GPS受信機31、ジャイロセンサ32、車輪回転速度センサ33、記憶部34、ディスプレイ35、スピーカ36、入力デバイス37、横風検出センサ38、及び車載通信部39などを備える。
制御部30は、車両2の経路探索及び他の電子機器31〜39の制御などを行う。
車載通信部39は、公衆通信網7に繋がる基地局(図示せず)との無線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する無線通信機よりなる。
GPS受信機31、ジャイロセンサ32及び車輪回転速度センサ33は、車両2の現在位置、向き及び速度を計測するセンサ類である。
制御部30は、GPS受信機31が定期的に取得するGPS信号により自車両の車両位置を求める。制御部30は、ジャイロセンサ32及び車輪回転速度センサ33の入力信号に基づいて、車両位置及び方位を補完し、車両2の正確な現在位置及び方位を把握する。なお、車輪回転速度センサ33の出力信号は、ABS(Antilock Brake System)制御にも用いられる。
記憶部34は、地図データベースを備える。地図データベースは、制御部30に道路地図データを提供する。道路地図データは、リンクデータやノードデータを含み、DVD、CD−ROM、メモリカード、又はHDDなどの記録媒体に格納されている。記憶部34は、記録媒体から必要な道路地図データを読み出して制御部30に提供する。
ディスプレイ35とスピーカ36は、制御部30が生成した各種情報を車両2の搭乗者に通知するための出力装置である。
具体的には、ディスプレイ35は、経路探索の際の入力画面、自車周辺の地図画像及び目的地までの経路に関する情報などを表示する。スピーカ36は、車両2を目的地に誘導するためのアナウンスなどを音声出力する。これらの出力装置は、車載通信部39が情報提供装置6から受信した提供情報を搭乗者に通知することもできる。
入力デバイス37は、車両2の搭乗者が各種の入力操作を行うためデバイスである。入力デバイス37は、ハンドルに設けた操作スイッチ、ジョイスティック、及びディスプレイ35に設けたタッチパネルなどの組み合わせよりなる。搭乗者の音声認識によって入力を受け付ける音声認識装置を、入力デバイス37とすることもできる。入力デバイス37が生成した入力信号は、制御部30に送信される。
制御部30は、記憶部34に格納された各種の制御プログラムを実行する、マイクロコンピュータなどの演算処理装置により構成されている。制御部30は、上記制御プログラムを実行することにより、ディスプレイ35に地図画像を表示させる機能、出発地から目的地までの走行経路を算出する機能、算出した走行経路に従って車両2を目的地まで誘導する機能など、各種のナビゲーション機能を実行可能である。
車輪回転速度センサ33は、車輪の回転速度を検出するセンサである。車輪回転速度センサ33は、所定時間(例えば数秒)ごとに車輪の回転速度を検出している。
車輪回転速度センサ33としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪の回転速度を測定する車輪速センサ、ダイナモのように回転を利用して発電を行ない、その電圧から車輪の回転速度を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。
制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、検出した回転速度に基づいて、周知の解析手法を用いて路面とタイヤとの間の摩擦係数を算出する。制御部30は、算出した摩擦係数に基づいて、自車両の運転中の搭乗者に対して注意喚起をディスプレイ35などの出力装置に出力させる。
例えば、制御部30は、前記摩擦係数が閾値以下の場合、タイヤが滑り易いので車両速度の低減を促す注意喚起をディスプレイ35に出力させる。
横風検出センサ38は、車両2に対する横風を検出するセンサである。横風検出センサ38は、所定時間(例えば数秒)ごとに横風を検出している。
横風検出センサ38としては、車両2のローリング(左右方向の傾斜)を検出するローリングセンサ、車両2に作用する横加速度を検出する横加速度センサなどを用いることができる。
制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、その検出値に基づいて横風の強度(例えば風速)を算出し、算出した横風の強度に基づいて、自車両の運転中の搭乗者に対する注意喚起をディスプレイ35などの出力装置に出力させる。
例えば、制御部30は、前記横風の強度が閾値以上の場合、車両が横風によりふらつき易いので車両速度の低減を促す注意喚起をディスプレイ35に出力させる。
制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、上記のように算出した摩擦係数を示す情報を、車両2の周囲の気象状況に関する実測値を含む気象関連情報として生成する。また、制御部30は、車輪回転速度センサ33が車輪の回転速度を検出するたびに、車輪回転速度センサ33の検出時において、GPS受信機31などにより計測した車両位置を示す情報を、車両2の位置情報として生成する。
制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、上記のように算出した横風の強度を示す情報を、車両2の周囲の気象状況に関する実測値を含む気象関連情報として生成する。また、制御部30は、横風検出センサ38が横風を検出するたびに、横風検出センサ38の検出時において、GPS受信機31などにより計測した車両位置を示す情報を、車両2の位置情報として生成する。
制御部30は、車両2の固有条件を示す固有情報を生成する。車両2の固有条件とは、車両2の周囲の気象状況に関する実測値に影響を与える、車両2の固有の条件である。
例えば、前記実測値が路面とタイヤとの間の摩擦係数である場合、車両2の固有条件としては、車両2の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、車輪の駆動方式などが挙げられる。また、前記実測値が横風の強度である場合、車両2の固有条件としては、車両2の重心高さ、車両2の横風を受ける面積などが挙げられる。
本実施形態の制御部30は、前記実測値が路面とタイヤとの間の摩擦係数である場合、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報を、車両2の固有条件として含む固有情報を生成する。
また、本実施形態の制御部30は、前記実測値が横風の強度である場合、車両2の重心高さを示す情報を、車両2の固有条件として含む固有情報を生成する。
制御部30は、生成した気象関連情報(摩擦係数を示す情報、横風の強度を示す情報)、固有情報、及び位置情報を、車載通信部39により情報提供装置6に送信させる。
従って、第1車載端末3Aの車載通信部39は、第1車両2Aの気象関連情報、第1車両2Aの固有条件である第1固有情報、及び第1車両2Aの位置情報を外部に送信する第1車載通信部として機能する。また、第2車載端末3Bの車載通信部39は、第2車両2Bの固有条件である第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部として機能する。
本実施形態の制御部30は、気象関連情報、固有情報、及び位置情報を車載通信部39により情報提供装置6に送信させているが、第2車載端末3Bの制御部30は、少なくとも固有情報(第2固有情報)を車載通信部39により情報提供装置6に送信させればよい。
本実施形態では、車両2の周囲の気象状況に関する実測値として、路面とタイヤとの間摩擦係数、及び車両2に対する横風の強度を用いているが、前記摩擦係数及び前記横風の強度の一方だけを前記実測値としてもよい。また、前記実測値は、車両2の周囲の気象状況に関して実測したものであれば、前記摩擦係数及び前記横風の強度以外のものを用いてもよい。例えば、車両前方の視界は霧や雨等の気象状況に影響されるため、その視界の程度を実測した値を前記実測値としてもよい。
[情報提供装置の内部構成]
図1に示すように、情報提供装置6は、通信部61、記憶部62、及び制御部63などを備える。
通信部61は、公衆通信網7との有線通信に必要となる、増幅回路、周波数変換回路、変調及び復調回路などを有する通信機よりなる。通信部61は、複数の第1車載端末3Aから公衆通信網7を介して受信した情報(気象関連情報、位置情報、第1固有情報)、及び複数の第2車載端末3Bから公衆通信網7を介して受信した情報(第2固有情報)を制御部63に与える。また、通信部61は、制御部63から与えられた情報を、公衆通信網7を介して、複数の第1車載端末3A及び複数の第2車載端末3Bに送信可能である。
記憶部62は、磁気記憶媒体又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体よりなる。制御部63は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリなどを備えたマイクロコンピュータよりなる。
制御部63は、記憶部62に記録されたコンピュータプログラムをCPUが読み出して実行することにより、各種の処理・機能を実現する。制御部63が実行する処理には、例えば、気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する処理、および評価情報などに基づいて第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを判定する処理などがある。
記憶部62は、例えば交通状況マップを記憶している。交通状況マップは、静的情報である高精細の道路地図データに対して、時々刻々と変化する動的情報を重畳させたデータの集合体(仮想的なデータベース)である。本実施形態の交通状況マップには、動的情報として、複数の第1車載端末3Aから受信した気象関連情報、位置情報、及び第1固有情報と、制御部63で生成された評価情報(後述)とが重畳される。
制御部63は、記憶部62に格納された交通状況マップの動的情報を、所定の更新周期ごとに更新する。例えば、制御部63は、所定の更新周期ごとに、複数の第1車載端末3Aから気象関連情報、位置情報、及び第1固有情報を収集し、収集したこれらの情報に基づいて、交通状況マップの動的情報を更新する。
記憶部62は、制御部63が前記評価情報を生成するときなどに使用されるランクテーブルを記憶している。ランクテーブルは、気象状況に関する実測値の種別毎に、対応する車両2の固有条件に応じて予め設定された複数のランクを示す表である。
図3は、本実施形態で使用されるランクテーブルの一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態のランクテーブルでは、気象状況に関する実測値が、路面とタイヤとの間の摩擦係数である場合と、横風の強度である場合とで、それぞれ4段階のランクが設定されている。なお、ランクテーブルは、2段階以上に設定されていればよい。
路面とタイヤとの間の摩擦係数では、対応する車両2の固有条件である、車輪の駆動方式(AWD(All Wheel Drive;全輪駆動),FF(Front engine Front drive),FR(Front engine Rear drive))と、タイヤの種類(スタッドレスタイヤ,サマータイヤ)との組み合わせによりランクが設定されている。図例では、ランク1として「AWDスタットレス」、ランク2として「AWDサマータイヤ」、ランク3として「FFサマータイヤ」、ランク4として「FRサマータイヤ」がそれぞれ設定されている。ランクの値は、例えば、スリップしやすい前記組み合わせほど大きい値を示している。
横風の強度では、対応する車両2の固有条件である、車両2の重心高さによりランクが設定されている。図例では、ランク1として「スポーツカーの重心高さ」、ランク2として「セダン型自動車の重心高さ」、ランク3として「軽自動車の重心高さ」、ランク4として「ワゴン型自動車の重心高さ」がそれぞれ設定されている。ランクの値は、例えば、重心高さが高くなるほど大きい値を示している。
[情報提供装置の制御部の機能構成]
図1において、情報提供装置6の制御部63は、第1車載端末3Aから受信した情報に基づいて第2車載端末3Bに注意喚起する情報を送信するための処理を実行する機能として、特定部631、生成部632、判定部633、及び処理部634を含む。これらの機能は、制御部63のCPUが記憶部62に記憶されている1つ又は複数コンピュータのプログラムを読み出して実行することによって、当該CPUにおいて実現される機能である。しかしながら、少なくとも一部機能が、電子回路などのハードウェアによって実現されてもよい。
特定部631は、一定時間(例えば数分)ごとに、その間に更新された交通状況マップの第1車両2Aの位置情報と道路地図データに基づいて、複数の第1車両2Aがそれぞれ走行した道路区間を特定する。特定部631は、特定した道路区間を生成部632に渡す。
生成部632は、複数の第1車両2Aそれぞれの第1車載端末3Aから受信した気象関連情報の実測値に、当該第1車両2Aの第1固有情報の固有条件を加味して、当該第1車両2Aが走行した道路区間についての気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する。本実施形態の評価情報は、前記影響度をランクテーブル(図3参照)に基づいてランク付けして評価した情報である。
例えば、気象関連情報の実測値が路面とタイヤとの間の摩擦係数である場合、生成部632は、気象関連情報に含まれる摩擦係数と、第1固有情報に含まれる固有条件(車輪の駆動方式及びタイヤの種類)を加味して、ランクテーブルの当該固有条件に対応するランク1〜4のうちから適切なランクを選択する。そして、生成部632は、選択したランクを示す評価情報を生成する。
また、気象関連情報の実測値が横風の強度である場合、生成部632は、気象関連情報に含まれる横風の強度と、第1固有情報に含まれる固有条件(車両2の重心高さ)を加味して、ランクテーブルの当該固有条件に対応するランク1〜4のうちから適切なランクを選択する。そして、生成部632は、選択したランクを示す評価情報を生成する。
生成部632は、前記道路区間について生成した評価情報に基づいて、交通状況マップの動的情報を更新する。なお、評価情報は、前記道路区間についての気象状況による車両への影響度を評価した情報であれば、ランク以外で評価した情報であってもよい。
判定部633は、通信部61が、複数の第2車両2Bに搭載された第2車載端末3Bの車載通信部39から、各第2車両2Bの第2固有情報を受信すると、これらの第2固有情報を通信部61から取得する。そして、判定部633は、前記各道路区間において複数の第2車両2Bそれぞれの走行に支障が生じるか否かを、当該道路区間の評価情報、及び当該第2車両2Bに対応する第2固有情報の固有条件に基づいて判定する。
本実施形態の判定部633は、まず、第2固有情報に含まれる第2車両の固有条件が、ランクテーブルの当該固有条件に対応するランク1〜4のいずれのランクであるかを特定する。そして、判定部633は、特定したランクの値と評価情報のランクの値とを比較することによって、第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを判定する。例えば、判定部633は、特定したランクの値が評価情報のランクの値以上の場合には、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定し、特定したランクの値が評価情報のランクの値未満の場合には、第2車両2Bの走行に支障は生じないと判定する。判定部633は、その判定結果を処理部634に渡す。
処理部634は、判定部633の判定結果に応じた提供情報を、対応する第2車載端末3Bに送信するための処理を実行する。本実施形態の処理部634は、判定部633の判定結果が肯定的である場合、対応する第2車載端末3Bに注意喚起する情報を含む提供情報を送信するように通信部61を制御する。なお、提供情報には、注意喚起する情報に加えて又は当該情報に代えて、前記道路区間の位置を示す情報や、前記道路区間を回避した代替走行経路を示す情報を含めてもよい。
一方、処理部634は、判定部633の判定結果が否定的である場合、対応する第2車載端末3Bに提供情報を送信するための処理は行わない。
本実施形態の処理部634は、判定部633の判定結果が肯定的である場合に限り、第2車載端末3Bに提供情報を送信しているが、前記判定結果が否定的である場合にも第2車載端末3Bに提供情報(例えば道路区間情報のみ)を送信してもよい。
[情報提供装置の処理]
図4は、情報提供装置6が実行する処理を示すフローチャートである。図4に示すように、情報提供装置6は、第1車両2Aから所定時間ごとに気象関連情報、第1固有情報、及び位置情報を受信し(ステップST11)、受信したこれらの情報に基づいて交通状況マップの動的情報を更新する。
情報提供装置6は、一定時間ごとに、その間に更新された交通状況マップの位置情報に基づいて、第1車両2Aが走行した道路区間を特定する(ステップST12)。そして、情報提供装置6は、複数の第1車両2Aから受信した気象関連情報の実測値に、各第1車両2Aの第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成し(ステップST13)、生成した評価情報に基づいて交通状況マップの動的情報を更新する。評価情報の具体的な生成方法は上述の通りである。
情報提供装置6は、第2車両2Bから第2固有情報を受信すると(ステップST14で「Yes」の場合)、次のステップST15に移行する。一方、情報提供装置6は、第2車両2Bから第2固有情報を受信しなければ(ステップST14で「No」の場合)、ステップST11〜ステップST13の処理を繰り返し実行する。
ステップST15において、情報提供装置6は、第2車両2Bから受信した第2固有情報、及び前記道路区間の評価情報に基づいて、当該道路区間において第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを判定する。具体的な判定方法は上述の通りである。
ステップST15の判定結果が肯定的である場合、情報提供装置6は、第2車載端末3Bに注意喚起する情報と道路区間情報とを含む提供情報を送信し(ステップST16)、処理を終了する。
一方、ステップST15の判定結果が否定的である場合、情報提供装置6は、第2車両2Bに提供情報を送信することなく処理を終了する。
[情報提供システムのサービス事例]
図5は、情報提供システム1のサービス事例を示す説明図である。図5では、先行車両の第1車両2Aが、路面とタイヤとの間の摩擦係数を示す情報を気象関連情報として情報提供装置6に送信した場合に、後方車両の第2車両2Bに対して行うサービス事例について説明している。この場合、第1車両2Aは、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報を含む第1固有情報を情報提供装置6に送信する。同様に、第2車両2Bは、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報を含む第2固有情報を情報提供装置6に送信する。以下、気象関連情報、第1固有情報、及び第2固有情報については、これらの情報に含まれる具体的な情報を示して説明する。
複数の第1車両2Aは、摩擦係数を示す情報と、位置情報と、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報とを情報提供装置6に送信する(ステップS21)。情報提供装置6は、受信した位置情報に基づいて第1車両2Aが走行した道路区間を特定する。そして、情報提供装置6は、特定した道路区間についての気象状況による車両への影響度を、ランクテーブルに基づいてランク付けし、当該道路区間の評価情報を生成する(ステップS22)。その際、情報提供装置6は、摩擦係数を示す情報(実測値)に、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報(固有条件)を加味して、ランクテーブルの摩擦係数について予め設定されたランク1〜4のうちから適切なランクを選択する。
一方、第2車両2Bは、自車両のタイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報を情報提供装置6に送信する(ステップS23)。情報提供装置6は、第2車両2Bから受信したタイヤの種類及び車輪の駆動方式を示す情報とランクテーブルとに基づいて、第2車両2Bの固有条件が、ランクテーブルの前記ランク1〜4のいずれのランクであるかを特定する(ステップS24)。
情報提供装置6は、特定した第2車両2Bの固有条件のランクと、ステップS22でランク付けされた前記道路区間のランクとを比較することによって、当該道路区間において第2車両2Bのタイヤがスリップして走行に支障が生じるか否かを判定する(ステップS25)。例えば、情報提供装置6は、前記道路区間のランクの値が前記固有条件のランクの値以上の場合には、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定し、前記道路区間のランクの値が前記固有条件のランクの値未満の場合には、第2車両2Bの走行に支障は生じないと判定する。情報提供装置6は、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定した場合、第2車両2Bに注意喚起する情報と道路区間情報とを含む提供情報を送信する(ステップS26)。
図6は、情報提供システム1の他のサービス事例を示す説明図である。図6では、先行車両の第1車両2Aが、横風の強度を示す情報を気象関連情報として情報提供装置6に送信した場合に、後方車両の第2車両2Bに対して行うサービス事例について説明している。この場合、第1車両2Aは、自車両の重心高さを示す情報を含む第1固有情報を情報提供装置6に送信する。同様に、第2車両2Bは、自車両の重心高さを示す情報を含む第2固有情報を情報提供装置6に送信する。以下、気象関連情報、第1固有情報、及び第2固有情報については、これらの情報に含まれる具体的な情報を示して説明する。
複数の第1車両2Aは、横風の強度を示す情報と、位置情報と、自車両の重心高さを示す情報とを情報提供装置6に送信する(ステップS31)。情報提供装置6は、受信した位置情報に基づいて第1車両2Aが走行した道路区間を特定し、特定した道路区間についての気象状況による車両への影響度を、ランクテーブルに基づいてランク付けし、当該道路区間の評価情報を生成する(ステップS32)。その際、情報提供装置6は、横風の強度を示す情報(実測値)に、第1車両2Aの重心高さを示す情報(固有条件)を加味して、ランクテーブルの横風の強度について予め設定されたランク1〜4のうちから適切なランクを選択する。
一方、第2車両2Bは、自車両の重心高さを示す情報を情報提供装置6に送信する(ステップS33)。情報提供装置6は、受信した第2車両2Bの重心高さを示す情報とランクテーブルとに基づいて、第2車両2Bの固有条件が、ランクテーブルの前記ランク1〜4のいずれのランクであるかを特定する(ステップS34)。
情報提供装置6は、特定した第2車両2Bの固有条件のランクと、ステップS32でランク付けされた前記道路区間のランクとを比較することによって、当該道路区間において第2車両2Bが横風によりふらついて走行に支障が生じるか否かを判定する(ステップS35)。例えば、情報提供装置6は、前記道路区間のランクの値が前記固有条件のランクの値以上の場合には、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定し、前記道路区間のランクの値が前記固有条件のランクの値未満の場合には、第2車両2Bの走行に支障は生じないと判定する。情報提供装置6は、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定した場合、第2車両2Bに注意喚起する情報と道路区間情報とを含む提供情報を送信する(ステップS36)。
[本実施形態の効果]
本実施形態の情報提供システム1によれば、情報提供装置6は、第1車両2Aで実測された気象状況に関する実測値に、第1車両2Aの固有条件を加味して、第1車両2Aが走行した道路区間についての気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する。そして、情報提供装置6は、評価情報及び第2車両2Bの固有条件に基づいて、前記道路区間において第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを判定し、その判定結果に応じた提供情報を第2車両2Bに送信する。これにより、例えば、第2車両2Bの走行に支障が生じる場合に限り、第2車両2Bに提供情報を送信することで、第2車両2Bの搭乗者は、自車両の走行に支障が生じることを容易に把握することができる。
前記評価情報は、前記影響度をランク付けして評価した情報であるため、情報提供装置6は、第1車両2Aで実測された気象状況に関する実測値に基づいて、前記道路区間についての気象状況による車両への影響度を、ランクによって大まかに評価した評価情報を生成することができる。これにより、情報提供装置6は、第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
情報提供装置6は、第2車両2Bの走行に支障が生じると判定した場合、注意喚起する情報を含む提供情報を第2車両2B送信するので、第2車両2Bの搭乗者は、注意喚起する情報を受信することで、前記道路区間を注意して走行することができる。
前記気象関連情報が、前記実測値として、路面とタイヤとの間の摩擦係数を含む場合、情報提供装置6は、第1車両2Aで実測された路面とタイヤとの間の摩擦係数に基づいて、第2車両2Bのタイヤがスリップして走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
情報提供装置6は、路面とタイヤとの間の摩擦係数に影響を与える第1車両2A及び第2車両2Bの各固有条件として、タイヤの種類及び車輪の駆動方式を用いて、前記道路区間の評価情報の生成と、第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かの判定とを行う。このため、情報提供装置6は、第2車両2Bのタイヤがスリップして走行に支障が生じるか否かをさらに容易に判定することができる。
前記気象関連情報が、前記実測値として、車両に対する横風の強度を含む場合、情報提供装置6は、第1車両2Aで実測された横風の強度に基づいて、第2車両2Bが横風によりふらついて走行に支障が生じるか否かを容易に判定することができる。
情報提供装置6は、横風の強度に影響を与える第1車両2A及び第2車両2Bの各固有条件として、車両の重心高さを用いて、前記道路区間の評価情報の生成と、第2車両2Bの走行に支障が生じるか否かの判定とを行う。このため、情報提供装置6は、第2車両2Bが横風によりふらついて走行に支障が生じるか否かをさらに容易に判定することができる。
情報提供装置6は、複数の第1車両2Aから気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、複数の第2車両2Bから第2固有情報を受信する場合、以下の作用効果を奏する。情報提供装置6は、複数の第1車両2Aそれぞれで実測された気象状況に関する実測値に、当該実測値に対応する固有条件を加味して、各第1車両2Aが走行した道路区間についての評価情報を生成する。そして、情報提供装置6は、前記各道路区間において複数の第2車両2Bそれぞれの走行に支障が生じるか否かを、当該道路区間に対応する評価情報、及び当該第2車両2Bに対応する固有条件に基づいて判定し、その判定結果に応じた提供情報を、対応する第2車両2Bに送信する。従って、情報提供装置6は、複数の第1車両2Aが走行した各道路区間において、複数の第2車両2Bそれぞれの走行に支障が生じるか否かを判定し、その判定結果に応じた提供情報を、対応する第2車両2Bに送信することができる。
[その他]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 情報提供システム
2A 第1車両
2B 第2車両
3A 第1車載端末
3B 第2車載端末
6 情報提供装置
7 公衆通信網
30 制御部
31 GPS受信機
32 ジャイロセンサ
33 車輪回転速度センサ
34 記憶部
35 ディスプレイ
36 スピーカ
37 入力デバイス
38 横風検出センサ
39 車載通信部(第1車載通信部,第2車載通信部)
61 通信部
62 記憶部
63 制御部
631 特定部
632 生成部
633 判定部
634 処理部

Claims (15)

  1. 第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、
    前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備え、
    前記評価情報は、前記影響度をランク付けして評価した情報である、情報提供システム。
  2. 第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、
    前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記第2車載端末に注意喚起する情報を含む前記提供情報を送信するように前記通信部を制御する、情報提供システム。
  3. 前記気象関連情報は、前記実測値として、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を含む、請求項1又は請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、
    前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備え、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を含み、
    前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、及び車輪の駆動方式のうちの少なくとも1つを含む、情報提供システム。
  5. 第1車両に搭載された第1車載端末と、第2車両に搭載された第2車載端末と、前記第1車載端末及び第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、
    前記第1車載端末は、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を外部に送信する第1車載通信部を備え、
    前記第2車載端末は、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を外部に送信する第2車載通信部を備え、
    前記情報提供装置は、
    前記第1車載通信部から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、前記第2車載通信部から前記第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部と、を備え、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、前記第1車両に対する横風の強度を含む、情報提供システム。
  6. 前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重心高さ、及び車両の横風を受ける面積のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の情報提供システム。
  7. 前記通信部は、複数の前記第1車両に搭載された第1車載端末から前記気象関連情報、第1固有情報及び位置情報を受信するとともに、複数の前記第2車両に搭載された第2車載端末から前記第2固有情報を受信し、
    前記特定部は、複数の前記位置情報に基づいて、前記各第1車両が走行した道路区間を特定し、
    前記生成部は、前記各第1車両が走行した道路区間についての前記評価情報を、当該第1車両に対応する前記気象関連情報の実測値に、当該第1車両に対応する前記第1固有情報の固有条件を加味して生成し、
    前記判定部は、前記各道路区間において複数の前記第2車両それぞれの走行に支障が生じるか否かを、当該道路区間の前記評価情報、及び当該第2車両に対応する前記第2固有情報に基づいて判定し、
    前記処理部は、前記判定部の判定結果に応じた提供情報を、対応する前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  8. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する受信ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定ステップと、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成ステップと、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する処理ステップと、を含み、
    前記評価情報は、前記影響度をランク付けして評価した情報である、情報提供方法。
  9. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する受信ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定ステップと、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成ステップと、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する処理ステップと、を含み、
    前記処理ステップでは、前記判定ステップの判定結果が肯定的である場合、前記第2車載端末に注意喚起する情報を含む前記提供情報を送信するように通信制御する、情報提供方法。
  10. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する受信ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定ステップと、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成ステップと、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する処理ステップと、を含み、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を含み、
    前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、及び車輪の駆動方式のうちの少なくとも1つを含む、情報提供方法。
  11. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する受信ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定ステップと、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成ステップと、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように通信制御する処理ステップと、を含み、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、前記第1車両に対する横風の強度を含む、情報提供方法。
  12. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させ、
    前記評価情報は、前記影響度をランク付けして評価した情報である、コンピュータプログラム。
  13. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させ、
    前記処理部は、前記判定部の判定結果が肯定的である場合、前記第2車載端末に注意喚起する情報を含む前記提供情報を送信するように前記通信部を制御する、コンピュータプログラム。
  14. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させ、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、路面と前記第1車両のタイヤとの間の摩擦係数を含み、
    前記第1固有情報及び前記第2固有情報は、前記固有条件として、車両の重量により各タイヤにかかる荷重、タイヤの種類、タイヤの摩耗度、及び車輪の駆動方式のうちの少なくとも1つを含む、コンピュータプログラム。
  15. 第1車両に搭載された第1車載端末、及び第2車両に搭載された第2車載端末それぞれと通信する情報提供装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1車載端末から、前記第1車両で実測された気象状況に関する実測値を含む気象関連情報、前記第1車両の固有条件を示す第1固有情報、及び前記第1車両の位置情報を受信するとともに、前記第2車載端末から、前記第2車両の固有条件を示す第2固有情報を受信する通信部と、
    前記位置情報に基づいて、前記第1車両が走行した道路区間を特定する特定部と、
    前記気象関連情報の実測値に、前記第1固有情報の固有条件を加味して、前記道路区間についての前記気象状況による車両への影響度を示す評価情報を生成する生成部と、
    前記評価情報及び前記第2固有情報に基づいて、前記道路区間において前記第2車両の走行に支障が生じるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた提供情報を前記第2車載端末に送信するように前記通信部を制御する処理部として機能させ、
    前記気象関連情報は、前記実測値として、前記第1車両に対する横風の強度を含む、コンピュータプログラム。
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