JP6634036B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に衝撃が生じた場合などに、乗員と車室内の側壁部等との間に膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグがほぼ標準装備されている。エアバッグは、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧で膨張展開して乗員を受け止めて保護する。エアバッグには、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、前後方向からの衝突から運転者を守るために、ステアリングの中央にはフロントエアバッグが設けられている。また、側面衝突やそれに続いて起こるロールオーバ(横転)から乗員を守るために、壁部の天井付近からサイドウィンドウに沿って膨張展開するカーテンエアバッグや、座席の側部から乗員のすぐ脇へ膨張展開するサイドエアバッグなどが設けられている。
特許文献1には、ガスの供給源であるインフレータと、袋状のエアバッグ本体(クッション部)とを備えたサイドエアバッグ装置が記載されている。クッション部は、インフレータからのガスを受けて膨張展開し車両座席の乗員を側方から拘束する。このクッション部の内部は、横区画部および縦区画部により複数の部屋(膨張室あるいはチャンバとも呼ばれる)に区画されている。
縦区画部は、クッション部の内部を前後に区画する区画壁であり、インフレータが設置された後膨張室と、後膨張室の車両前側に位置する前膨張室とに区画している。横区画部は、クッション部の内部を上下に区画する区画壁であり、前膨張室および後膨張室と、これらの車両下側に位置する下膨張室とに区画している。
縦区画部には、連通孔および調整弁が設けられている。縦区画部の調整弁は、後膨張室と前膨張室とを連通させる連通孔での膨張用ガスの流通を制御する弁であり、後膨張室および前膨張室の各内圧を調整する。横区画部には、開口部および逆止弁が設けられている。横区画部の逆止弁は、下膨張室と後膨張室とを連通させる開口部での膨張用ガスの流通を制御する弁であり、車外側および車内側の両弁体部を有する。逆止弁は、両弁体部が開くことで後膨張室から下膨張室への膨張用ガスの流入を許容し、その一方で両弁体部が閉じることで、その逆の流通である流出(逆流)を規制する。特許文献1では、区画壁に設けた調整弁や逆止弁によって、クッション部の複数のチャンバ内の膨張用ガスの流通を制御する、としている。
特開2015−20614号公報
しかし特許文献1では、クッション部が十分に膨張展開し、前膨張室で乗員を拘束すると、前膨張室が潰れて内圧が上昇し、ガスが縦区画部の調整弁を通って後膨張室に逆流するため、前膨張室を所定の圧力に保つことができない。また横区画部の逆止弁は、クッション部が膨張展開し、下膨張室で乗員を拘束すると、下膨張室が潰れて内圧が上昇することで、車外側および車内側の両弁体部が押圧されて互いに接触することで、下膨張室から後膨張室へのガスの逆流を規制する。
つまり、この逆止弁では、クッション部が十分に膨張展開しても、膨張室が潰れて両弁体部が押圧されて互いに接触しなければ、ガスの逆流を確実には規制できない。そして逆止弁の両弁体部は、膨張室が潰れ押圧されたときに互いに確実に接触するように形成しなければならず、構成が複雑となる。
本発明は、このような課題に鑑み、クッション部の区画壁に逆止弁として機能するベントホールを簡易に形成でき、膨張展開時にベントホールを介してガスの供給を受けるチャンバを所定の圧力に保つことができるサイドエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるサイドエアバッグ装置の代表的な構成は、車両座席の乗員の側方に膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグ装置であって、袋状のクッション部と、クッション部にガスを供給して膨張展開させるインフレータと、を備え、クッション部は、インフレータからのガスの供給を直接受ける第1のチャンバと、第1のチャンバの車両前側に位置し第1のチャンバを介してインフレータからのガスの供給を受ける第2のチャンバと、第1のチャンバと第2のチャンバとを区画する区画壁と、を有し、区画壁は、クッション部の内側からクッション部の内部に向かって延びている第1部材および第2部材と、第1部材と第2部材とを断続的に縫製する縫製ラインと、縫製ラインが途絶えていることで形成される1つ以上の内部ベントホールと、を含み、区画壁は、クッション部の膨張展開が開始され、第2のチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、クッション部は、区画壁によって少なくとも第1のチャンバと第2のチャンバとに区画されている。クッション部では、膨張展開時にインフレータからガスが供給されると、まず第1のチャンバが膨張し、ガスが内部ベントホールを通過して第2のチャンバに導入され、つぎに第2のチャンバが膨張する。上記構成では、区画壁は、クッション部の膨張展開が開始され、第2のチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように構成されている。このため、クッション部の膨張展開時に第2のチャンバが所定の圧力になると、内部ベントホールは逆止弁として機能する。したがって、クッション部の膨張展開時に第2のチャンバが所定の圧力になると、第2のチャンバから第1のチャンバにガスが逆流せず、第2のチャンバを所定の圧力に保つことができる。さらに上記構成では、区画壁を構成する第1部材と第2部材とを接合する縫製ラインを断続的にするという縫製の仕方により、逆止弁として機能する内部ベントホールを簡易に形成できる。
上記の区画壁の縫製ライン方向の寸法は、第2のチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように設定されているとよい。一例としてクッション部が十分に膨張展開して、区画壁がたるんだ状態から張った状態となった場合に、張った状態の区画壁の縫製ライン方向の寸法が、十分に短く設定されていれば内部ベントホールを閉じることが可能となる。
上記の第1部材および第2部材は、クッション部の内側の両側面からそれぞれ前方かつクッション部の内部に向かって延びていて、縫製ラインは上下方向に延びているとよい。これにより、クッション部は、上下方向に延びる縫製ラインを含む区画壁により、車両前後に区画された形状となっている。
上記の第1部材および第2部材は、製本される頁の様に重ね合わされて縫製ラインによって接合された状態にあり、内部ベントホールは、縫製ラインが、途中で曲がって第1部材および第2部材の縁部で途絶えることによって形成されているとよい。このため、内部ベントホールは、縫製ラインが途中で曲がる箇所から第1部材および第2部材の縁部までの幅を有することになる。この幅が内部ベントホールのいわば閉じしろとなり、クッション部の膨張展開時に内部ベントホールは、確実に閉じられ、逆止弁として十分に機能できる。
上記の内部ベントホールを形成する縫製ラインは、途中で曲がった箇所から第1部材および第2部材の縁部で途絶えるまでの間に直線を含むとよい。これにより、内部ベントホールを簡易に区画できる。
上記の縫製ラインは、2つの平行な前記直線を含むとよい。これにより、内部ベントホールをガスが安定して通過できる。
上記の第1部材および第2部材の少なくとも一方は、独立した布材であり、クッション部の基布に縫製され接合されているとよい。これにより、クッション部の基布とは別の布材を用いて区画壁を形成できるため、区画壁に必要とされる適切な長さや形状を設定し易い。
上記の第1部材および第2部材の少なくとも一方は、クッション部の基布の一部であるとよい。これにより、クッション部の基布を延長することで区画壁を容易に形成できる。
上記の第1のチャンバは、車両後側のリアチャンバであり、第2のチャンバは、車両前側のフロントチャンバであるとよい。これにより、クッション部の膨張展開時に内部ベントホールは、リアチャンバからフロントチャンバへとガスを導入する。そして、クッション部が膨張展開時にフロントチャンバが所定の圧力になると、フロントチャンバからリアチャンバにガスが逆流せず、フロントチャンバを所定の圧力に保つことができる。
本発明にかかるサイドエアバッグ装置の他の代表的な構成は、車両座席の乗員の側方に膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグ装置であって、袋状のクッション部と、クッション部にガスを供給して膨張展開させるインフレータと、クッション部の内部を複数のチャンバに区画する1つ以上の区画壁と、を備え、区画壁の各々は、クッション部の内側からクッション部の内部に向かって延びている第1部材および第2部材と、第1部材と第2部材とを断続的に縫製する縫製ラインと、縫製ラインが途絶えていることで形成される1つ以上の内部ベントホールと、を含み、内部ベントホールは、インフレータからのガスの供給を直接受ける1つ以上の所定のチャンバから順次、すべての他のチャンバにガスが供給されるよう、区画壁の各々の所定の箇所に設けられていて、区画壁の各々は、それが区画する隣接する2つのチャンバのうち遅れて膨張するチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、クッション部が1つ以上の区画壁によって、2つ以上の複数のチャンバに区画されていても、複数のチャンバすべてにガスが供給されるように内部ベントホールを設けている。そのため、クッション部のすべてのチャンバは膨張展開が可能となる。上記構成では、区画壁の各々は、それが区画する隣接する2つのチャンバのうち遅れて膨張するチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように構成されている。このため、クッション部の膨張展開が完了すると、内部ベントホールが閉じて逆止弁として機能し、ガスの供給を受けた複数のチャンバを所定の圧力に保つことができる。さらに上記構成では、区画壁を構成する第1部材と第2部材とを接合する縫製ラインを断続的にするという縫製の仕方により、逆止弁として機能する内部ベントホールを簡易に形成できる。
上記の区画壁の各々の縫製ライン方向の寸法は、遅れて膨張するチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、内部ベントホールが閉じるように設定されている。一例としてクッション部が十分に膨張展開して、区画壁がたるんだ状態から張った状態となった場合に、張った状態の区画壁の縫製ライン方向の寸法が、十分に短く設定されていれば内部ベントホールを閉じることが可能となる。
上記の第1部材および第2部材は、製本される頁の様に重ね合わされて縫製ラインによって接合された状態にあり、内部ベントホールは、縫製ラインが、途中で曲がって第1部材および第2部材の縁部で途絶えることによって形成されているとよい。このため、内部ベントホールは、縫製ラインが途中で曲がる箇所から第1部材および第2部材の縁部までの幅を有することになる。この幅が内部ベントホールのいわば閉じしろとなり、クッション部の膨張展開時に内部ベントホールは、確実に閉じられ、逆止弁として十分に機能できる。
上記の内部ベントホールを形成する縫製ラインは、途中で曲がった箇所から第1部材および第2部材の縁部で途絶えるまでの間に直線を含むとよい。これにより、内部ベントホールを簡易に区画できる。
上記の縫製ラインは、2つの平行な前記直線を含むとよい。これにより、内部ベントホールをガスが安定して通過できる。
上記のインフレータからのガスの供給を直接受ける所定のチャンバは、2つ存在するとよい。これにより、クッション部を3つ以上のチャンバに区画した場合であっても、内部ベントホールを設定することで、2つ存在する所定のチャンバに直接供給されたガスを、内部ベントホールを通過させて他のチャンバに順次、間接的に供給できる。そしてクッション部の膨張展開時には内部ベントホールが逆止弁として機能するため、ガスの供給を受けた3つ以上のチャンバを所定の圧力に保つことができる。
上記のサイドエアバッグ装置はさらに、インフレータに装着されインフレータからのガスを2つの所定のチャンバへ同時に供給するディフューザを備えるとよい。このようにディフューザを用いることで、インフレータからのガスを2つ方向(例えば上下方向)に導くことで、2つの所定のチャンバにガスをより確実に供給できる。
上記のインフレータからのガスの供給を直接受ける所定のチャンバは1つであり、他のチャンバは、複数存在するとよい。このような場合であっても、内部ベントホールを設定することで、所定のチャンバに直接供給されたガスを、内部ベントホールを通過させて他のチャンバに順次、間接的に供給できる。そしてクッション部の膨張展開時には内部ベントホールが逆止弁として機能するため、ガスの供給を受けた複数の他のチャンバを所定の圧力に保つことができる。
本発明によれば、クッション部の区画壁に逆止弁として機能するベントホールを簡易に形成でき、膨張展開時にベントホールを介してガスの供給を受けるチャンバを所定の圧力に保つことができるサイドエアバッグ装置を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるサイドエアバッグ装置を例示する図である。 図1(b)のクッション部を単独で例示する図である。 図2(a)のクッション部の内部構成を例示する図である。 図2(a)のクッション部を構成する基布の展開図である。 図3(a)のクッション部の膨張展開が完了した時の内部構成を例示する図である。 図4(b)のクッション部および区画壁の変形例を例示する図である。 本発明の他の実施形態にかかるエアバッグを例示する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるサイドエアバッグ装置(以下エアバッグ100)を例示した図である。図1(a)に例示するように、本実施形態では、本発明にかかるエアバッグ100を、車両右側座席(以下、シート102)の側方で膨張展開するいわゆるサイドエアバッグとして実現している。なおサイドエアバッグであるエアバッグ100の設置箇所は、シート102に限らず、例えばサイドドアトリムなど、乗員の脇へ膨張展開することが可能であるなら他の場所であってもよい。
クッション部104は、車両に衝撃が発生した場合などの緊急時に、エアバッグ100のうち乗員を受け止める袋状の部位であって、乗員とサイドドアとの間に扁平な形状に膨張展開する。クッション部104は、表面を構成する複数の基布を重ねて縫製したり接着したりすることで形成される。クッション部104は、シートバック106の側部に備えられたハウジング(図示省略)に、巻回または折り畳まれて収納されている。収納状態のクッション部104は、その上をシートカバー等が覆っているため、外部からは視認不能である。そして稼動時には、シートカバー等を開裂させて、乗員の側方へ膨張展開する。
本実施形態では、クッション部104は、その内部が2つのチャンバに区画されている。図1(a)からも分かるように、クッション部104には、第1のチャンバとして車両後側にリアチャンバ108が設けられ、第2のチャンバとして車両前側にフロントチャンバ110が設けられている。
図1(b)は、図1(a)のクッション部104を車幅方向の車外側から見た図である。図1(b)に例示するように、クッション部104のうち、特にリアチャンバ108は、ダミー人形で例示した乗員112の肩部E1や腰部E2などの荷重をより受けやすい部位を保護する。そしてフロントチャンバ110は、腕部E3や腹部E4等を保護する構成となっている。
図2は、図1(b)のクッション部104を単独で例示した図である。図2では、図1(b)のクッション部104を車幅方向の車内側(乗員112側)から見て例示している。リアチャンバ108の内部には、ガス発生装置であるインフレータ114が備えられている。クッション部104は、インフレータ114から供給されるガスの圧力により膨張して乗員を拘束する。本実施形態で採用しているインフレータ114は、シリンダ型(筒型)のものである。インフレータ114は、スタッドボルト116を備えている。スタッドボルト116はリアチャンバ108内から露出し、シート102(図1(a)参照)の側部のハウジング等に締結される。
現在普及しているインフレータ114には、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、または燃焼ガスと圧縮ガスとを両方利用するハイブリッドタイプのものなどがある。インフレータ114としては、いずれのタイプのものも利用可能である。なおインフレータ114から供給されたガスは、クッション部104が膨張展開した後は、クッション部104の車両前側(図中左側)に設けられた排気孔118から排気される。
図2(b)は、図2(a)のクッション部104の膨張展開の過程を例示した図である。図2(b)の左図に例示しているように、エアバッグ100のクッション部104は、リアチャンバ108がインフレータ114からのガスの供給を直接受けるため、優先的に膨張展開する構成となっている。続いて図2(b)の右図に例示するように、フロントチャンバ110は、リアチャンバ108を介してインフレータ114からのガスの供給を受けることで膨張展開する。以下では、このような膨張展開の動作を実現している部位についてさらに説明する。
図3は、図2(a)のクッション部104の内部構成を例示する図である。ただし、ここでは、クッション部104が膨張展開の途中であり、フロントチャンバ110は未だ膨張展開が完了していない状態を例示している。図3(a)は、図2(a)のクッション部104の外側の基布を透過して、その内部構成を例示している。図3(b)は、図3(a)の一部を拡大して模式的に例示している。
図3(a)に例示するように、クッション部104の内部は、区画壁120によって、リアチャンバ108とフロントチャンバ110とに前後に区画されている。区画壁120は、独立した長尺状の布材である第1部材122および第2部材124を含む。第1部材122および第2部材124は、車両前側に位置する縁部126、128同士が重ねられ、縫製ライン130により互いに接合されている。このように接合された第1部材122および第2部材124は、図3(a)に例示するように、製本される頁の様に重ね合されている。言い換えれば、第1部材122および第2部材124のそれぞれの縁部126、128が山の峰を形成するように重ねあわされている。
区画壁120はさらに、1つ以上(ここでは2つ)の内部ベントホール(以下、単にベントホールと称する)132、134を含んでいる。ベントホール132、134は、縫製ライン130が断続的になっていることで形成されている。すなわち縫製ライン130は、互いに連続せず断続的な縫製ライン130a、130b、130cを含む。ベントホール132は、図3(b)に例示するように、縫製ライン130a、130bが途中で曲がって車両前側の縁部126、128で途絶える縫製部130d、130eによって形成されている。ここで縫製部130d、130eは、縫製ライン130a、130dが途中で曲がった箇所から縁部126、128で途絶えるまでの間に図3(b)に示すように、直線を含んでいる。この直線を含んだ縫製部130d、130eによりベントホール132を簡易に区画できる。
なおベントホール134も同様に、縫製ライン130b、130cが途中で曲がって車両前側の縁部126、128で途絶える縫製部130f、130gによって形成されている。ここで縫製部130f、130gは、縫製ライン130b、130cが途中で曲がった箇所から縁部126、128で途絶えるまでの間に図3(a)に示すように、直線を含んでいる。この直線を含んだ縫製部130f、130gによりベントホール134を簡易に区画できる。
このようにしてベントホール132、134は、断続的な縫製ライン130a、130b、130cにより区画され形成されている。このため、図3(a)に例示するクッション部104が膨張展開の途中であり区画壁120がたるんだ状態において、ベントホール132、134は開口している。よって、インフレータ114から供給されるガスは、これらのベントホール132、134を通ってリアチャンバ108側からフロントチャンバ110側に供給可能となる。さらにベントホール132、134を区画する縫製部130d、130e、130f、130gに含まれる直線は、互いに平行となっているため、ベントホール132、134をガスが安定して通過可能となる。
またエアバッグ100はさらに、図3(a)に例示するようにディフューザ136を備える。ディフューザ136は、リアチャンバ108およびフロントチャンバ110にガスが効率よく充満するよう、インフレータ114の周囲に整流部材として設置されている。ディフューザ136は、リアチャンバ108の内部にてインフレータ114の周囲を筒状に囲うよう設置され、インフレータ114からのガスをリアチャンバ108内にて上下方向へ導く。これによって、リアチャンバ108にガスが効率よく充満し、ベントホール132、134のいずれからもフロントチャンバ110へ向かってガスを流しやすくなる。
図4は、図3(a)のクッション部104を構成する基布の展開図である。図4(b)は、図4(a)のA−A断面図である。区画壁120は、図4(a)に例示するように、ベントホール132、134が形成されている位置ではクッション部104の内部をほぼ上下方向に沿って延びている。また区画壁120は、ベントホール132、134よりも上側ではフロントチャンバ110側に傾いて設けられている。
第1部材122と第2部材124とは、同形状であり互いに重ねられ車両前側にて上記縫製ライン130により接合されている。またベントホール132、134は、縫製部130d〜130gにより形成されているため、縫製部130d〜130gの例えば車両前後方向の幅を有することになる。
また図4(b)に例示すように、第1部材122および第2部材124は、クッション部104の内側からクッション部104の内部に向かって延びている。そして第1部材122と第2部材124とは、車両後側にてクッション部104の基布138の一方の側、他方の側にそれぞれ縫製ライン140、142により接合されている。このようにクッション部104の基布138とは別の布材を用いて区画壁120を形成できるため、区画壁120に必要とされる適切な長さ(後述)や形状を設定し易い。
図5は、図3(a)のクッション部104の膨張展開が完了した時の内部構成を例示する図である。ここでは、クッション部104の膨張展開が完了し、フロントチャンバ110が十分に膨張展開している状態を模式的に示している。図5(a)は、図3(a)に例示した区画壁120の一部を仮想線で示し、膨張展開の途中および完了時での区画壁120の形状の違いを例示している。図5(b)は、図5(a)の一部を拡大して模式的に例示していて、膨張展開の途中および完了時でのベントホール132の形状の違いを例示している。
図3(a)に例示した膨張展開の途中では、開口したベントホール132、134をガスが通過することで、フロントチャンバ110が膨張展開する。その後、クッション部104の膨張展開が完了し、フロントチャンバ110が十分に膨張展開すると、区画壁120は、図5(a)に例示するように、仮想線で示すたるんだ状態から、実線で示す緊張して張った状態となる。
このとき、張った状態の区画壁120の、縫製ライン130に沿った縫製ライン方向の寸法Laは、図5(a)に例示するように、ベントホール132、134が閉じるように十分に短く設定されている。例えばベントホール132は、図5(b)に例示するように、区画壁120が矢印A、Bに示すように上下方向に引っ張られると、第1部材122と第2部材124とが矢印C、Dに示すように接近し接触することで閉じられる。なおベントホール134も同様な挙動を示して閉じられる。
このため、クッション部104の膨張展開時にフロントチャンバ110が十分に膨張展開し所定の圧力になると、区画壁120が張った状態となり、ベントホール132、134は逆止弁として機能する。したがって、本実施形態によれば、クッション部104の膨張展開時にフロントチャンバ110が所定の圧力になると、フロントチャンバ110からリアチャンバ108にガスが逆流せず、フロントチャンバ110を所定の圧力に保つことができる。
また、ベントホール132、134が閉じられるとき、図4(b)に示す縫製部130d〜130gの車両前後方向の幅が、ベントホール132、134のいわば閉じしろとなる。そのため、ベントホール132、134は、この閉じしろを用いて確実に閉じられ、逆止弁として十分に機能できる。ただし、区画壁120が張った状態でベントホール132、134が確実に閉じるように十分に短く上記寸法Laを設定すれば、これらの縫製部130d〜130gを形成しなくてもよい。
さらに本実施形態では、第1部材122および第2部材124を接合する縫製ライン130を断続的にする、という縫製の仕方により逆止弁として機能するベントホール132、134を区画壁120に簡易に形成できる。
図6は、図4(b)のクッション部104および区画壁120の変形例を例示する図である。変形例のエアバッグ100Aでは、区画壁120Aを構成する第1部材122Aおよび第2部材124Aのいずれも独立した布材ではなく、クッション部104Aの基布138Aの一部である点で、上記クッション部104および区画壁120と異なる。
このような変形例によれば、クッション部104Aの基布138Aを延長することで区画壁120Aを容易に形成できる。ただし基布138Aは、リアチャンバ108Aと区画壁120Aとを構成する布材であり、フロントチャンバ110Aの基布138Bとは別の布材である。そのため、変形例では、図6に例示するように、フロントチャンバ110Aの基布138Bを、リアチャンバ108Aの基布138Aの外側に重ねて、縫製ライン140A、142Aでそれぞれ縫製し接合することで、クッション部104Aを形成すればよい。
なお図6に例示する変形例では、第1部材122Aおよび第2部材124Aのいずれもクッション部104の基布138Aの一部としたが、これに限定されない。例えば第1部材122Aおよび第2部材124Aのいずれか一方のみをクッション部104Aの基布138Aとし、他方は図4(c)に示す独立した布材としてクッション部104の基布134に縫製するようにしてもよい。
また上記実施形態および変形例では、クッション部が1つの区画壁によって、2つのチャンバに区画されている場合について説明したが、これに限定されない。以下、一例としてクッション部が2つ区画壁によって3つのチャンバに区画されている場合について説明する。
図7は、本発明の他の実施形態にかかるエアバッグ100B、100Cを例示する図である。図7(a)に例示するエアバッグ100Bでは、クッション部104Bの内部が区画壁144により前後に区画され、さらに区画壁146により上下に区画されている。そのため、クッション部104Bは、インフレータ114が設置される上部後方チャンバ148と、上部前方チャンバ150と、下部チャンバ152とに区画されている。
また区画壁144には、2つのベントホール154、156が設けられている。さらにインフレータ114の周囲を筒状に囲うようにディフューザ158が設置されている。ディフューザ158は、区画壁146を貫通していて、インフレータ114からのガスを上部後方チャンバ148だけでなく下部チャンバ152にも導く。
このようなエアバッグ100Bでは、クッション部104Bの膨張展開時には、インフレータ114から供給されるガスが、ディフューザ158を介して上部後方チャンバ148および下部チャンバ152に供給される。上部後方チャンバ148に供給されたガスは、区画壁144のベントホール154、156を通過して上部前方チャンバ150に供給される。
このようにして、エアバッグ100Bでは、クッション部104Bの3つのチャンバにガスが順次供給されて、クッション部104Bが膨張展開する。そして上部前方チャンバ150すなわち隣接する2つのチャンバのうち遅れて膨張するチャンバが膨張し所定の圧力になると、ベントホール154、156が逆止弁として機能し、ガスが上部後方チャンバ148に逆流せず、上部前方チャンバ150を所定の圧力に保つことができる。
図7(b)に例示するエアバッグ100Cでは、クッション部104Cの内部が区画壁160、162により前後および上下に区画されている。そのため、クッション部104Cは、インフレータ114が設置される上部後方チャンバ164と、上部前方チャンバ166と、下部チャンバ168とに区画されている。
また区画壁160には、ベントホール170が設けられている。さらに区画壁162には、上部前方チャンバ166と下部チャンバ168とを区画する側にベントホール172が設けられている。またインフレータ114の周囲には、区画壁162を貫通し、ガスを上部後方チャンバ164だけでなく下部チャンバ168にも導くためのディフューザ174が設置されている。
このようなエアバッグ100Cでは、クッション部104Cの膨張展開時には、インフレータ114から供給されるガスが、ディフューザ174を介して上部後方チャンバ164および下部チャンバ168に供給される。上部後方チャンバ164に供給されたガスは、区画壁160のベントホール170を通過して上部前方チャンバ166に供給される。一方、下部チャンバ168に供給されたガスも、区画壁162のベントホール172を通過して上部前方チャンバ166に供給される。
このようにして、エアバッグ100Cでは、クッション部104Cの3つのチャンバにガスが順次供給されて、クッション部104Cが膨張展開する。そして上部前方チャンバ166すなわち隣接する2つのチャンバのうち遅れて膨張するチャンバが膨張し所定の圧力になると、ベントホール170、172が逆止弁として機能し、ガスが上部後方チャンバ164および下部チャンバ168に逆流せず、上部前方チャンバ166を所定の圧力に保つことができる。
したがって、エアバッグ100B、100Cのように、クッション部を2つの区画壁によって3つのチャンバに区画した場合であっても、逆止弁として機能するベントホールを用いることで、ベントホールを介してガスの供給を受けるチャンバを所定の圧力に保つことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるサイドエアバッグ装置を自動車に適用した例を説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、車両に衝撃が生じた場合などに、乗員と車室内の側壁部等との間に膨張展開して乗員を拘束するサイドエアバッグ装置に利用することができる。
100、100A、100B、100C…エアバッグ、102…シート、104、104A、104B、104C…クッション部、106…シートバック、108、108A…リアチャンバ、110、110A…フロントチャンバ、112…乗員、114…インフレータ、116…スタッドボルト、118…排気孔、120、120A、144、146、160、162…区画壁、122、122A…第1部材、124、124A…第2部材、126…第1部材の縁部、128…第2部材の縁部、130、130a、130b、130c、140、140A、142、142A…縫製ライン、130d、130e、130f、130g…縫製部、132、134、154、156、170、172…ベントホール、136、158、174…ディフューザ、138、138A、138B…クッション部の基布、148、164…上部後方チャンバ、150、166…上部前方チャンバ、152、168…下部チャンバ

Claims (17)

  1. 車両座席の乗員の側方に膨張展開して該乗員を拘束するサイドエアバッグ装置であって、
    袋状のクッション部と、
    前記クッション部にガスを供給して膨張展開させるインフレータと、を備え、
    前記クッション部は、
    前記インフレータからのガスの供給を直接受ける第1のチャンバと、
    前記第1のチャンバの車両前側に位置し該第1のチャンバを介して前記インフレータからのガスの供給を受ける第2のチャンバと、
    前記第1のチャンバと前記第2のチャンバとを区画する区画壁と、を有し、
    前記区画壁は、
    前記クッション部の内側から該クッション部の内部に向かって延びている第1部材および第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを断続的に縫製する縫製ラインと、
    前記縫製ラインが途絶えていることで形成される1つ以上の内部ベントホールと、を含み、
    前記区隔壁は、前記クッション部の内部を上下方向、かつ、前記第2のチャンバに対して窪むように曲がって延びていて、前記クッション部の膨張展開が開始され、前記第2のチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、前記区画壁は緊張して張った状態となり前記内部ベントホールが閉じるように構成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記区画壁の縫製ライン方向の寸法は、前記第2のチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、前記区画壁が張った状態で前記内部ベントホールが閉じるように短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記第1部材および第2部材は、前記クッション部の内側の両側面からそれぞれ前方かつ前記クッション部の内部に向かって延びていて、
    前記縫製ラインは上下方向に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記第1部材および第2部材は、製本される頁の様に重ね合わされて前記縫製ラインによって接合された状態にあり、
    前記内部ベントホールは、前記縫製ラインが、途中で曲がって前記第1部材および第2部材の縁部で途絶えることによって形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記内部ベントホールを形成する前記縫製ラインは、途中で曲がった箇所から前記第1部材および第2部材の縁部で途絶えるまでの間に直線を含むことを特徴とする請求項4に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記縫製ラインは、2つの平行な前記直線を含むことを特徴とする請求項5に記載のサイドエアバッグ装置。
  7. 前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方は、独立した布材であり、前記クッション部の基布に縫製され接合されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  8. 前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方は、前記クッション部の基布の一部であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  9. 前記第1のチャンバは、車両後側のリアチャンバであり、
    前記第2のチャンバは、車両前側のフロントチャンバであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  10. 車両座席の乗員の側方に膨張展開して該乗員を拘束するサイドエアバッグ装置であって、
    袋状のクッション部と、
    前記クッション部にガスを供給して膨張展開させるインフレータと、
    前記クッション部の内部を複数のチャンバに区画する1つ以上の区画壁と、を備え、
    前記区画壁の各々は、
    前記クッション部の内側から該クッション部の内部に向かって延びている第1部材および第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを断続的に縫製する縫製ラインと、
    前記縫製ラインが途絶えていることで形成される1つ以上の内部ベントホールと、を含み、
    前記内部ベントホールは、前記インフレータからのガスの供給を直接受ける1つ以上の所定のチャンバから順次、すべての他のチャンバにガスが供給されるよう、前記区画壁の各々の所定の箇所に設けられていて、
    前記区画壁の各々は、前記クッション部の内部を上下方向、かつ、該区画壁の各々が区画する隣接する2つのチャンバのうち遅れて膨張するチャンバに対して窪むように曲がって延びていて、前記遅れて膨張するチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、前記区画壁の各々は緊張して張った状態となり前記内部ベントホールが閉じるように構成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  11. 前記区画壁の各々の縫製ライン方向の寸法は、前記遅れて膨張するチャンバが所定の内部圧力に到達した後に、前記区画壁の各々が張った状態で前記内部ベントホールが閉じるように短く設定されていることを特徴とする請求項10に記載のサイドエアバッグ装置。
  12. 前記第1部材および第2部材は、製本される頁の様に重ね合わされて前記縫製ラインによって接合された状態にあり、
    前記内部ベントホールは、前記縫製ラインが、途中で曲がって前記第1部材および第2部材の縁部で途絶えることによって形成されていることを特徴とする請求項10または11に記載のサイドエアバッグ装置。
  13. 前記内部ベントホールを形成する前記縫製ラインは、途中で曲がった箇所から前記第1部材および第2部材の縁部で途絶えるまでの間に直線を含むことを特徴とする請求項12に記載のサイドエアバッグ装置。
  14. 前記縫製ラインは、2つの平行な前記直線を含むことを特徴とする請求項13に記載のサイドエアバッグ装置。
  15. 前記インフレータからのガスの供給を直接受ける前記所定のチャンバは、2つ存在することを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
  16. 当該サイドエアバッグ装置はさらに、前記インフレータに装着され該インフレータからのガスを前記2つの所定のチャンバへ同時に供給するディフューザを備えることを特徴とする請求項15に記載のサイドエアバッグ装置。
  17. 前記インフレータからのガスの供給を直接受ける前記所定のチャンバは1つであり、前記他のチャンバは、複数存在することを特徴とする請求項10から14のいずれか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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