JP5826093B2 - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、頭部保護エアバッグ装置に係り、特に車両の側面衝突時や横転時等に、車体側面の前方から後方にかけての各ピラーとドア窓に沿って、乗員との間でカーテン状に膨張し展開する頭部保護エアバッグ装置に関する。
頭部保護エアバッグ装置の一つとして、車室の前部から後部にかけての範囲の車室側面上部に配置されたカバーモール内に車両長手方向に沿って折り畳んで収納されていた細長いカーテン形状のサイドエアバッグが膨張展開する装置がある。この頭部保護エアバッグ装置が装備された自動車では、車両が側面衝突を受けたり、衝突予知センサの作動により事故発生を予知した場合(以下、単に予知時と記す。)などに、このサイドエアバッグが車両室内の前方に位置するフロントピラーAから前席窓、センターピラーB、後席窓、リアピラーCまでの間にわたって膨張し、乗員との間で下方に向ってカーテン状に展開して乗員の頭部の側面方向への移動を拘束保護する。
この技術分野においては、カーテン状のサイドエアバッグ装置が展開する際に、ピラーやトリム等の内装材との干渉を回避し、適正な形状に膨張展開させることが必要である。この問題を解決するために、エアバッグ装置に補助的な膨張体(ブラダー)を付加したエアバッグ装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された補助膨張体としてのブラダーは、乗員保護のためのエアバッグが膨張するのに先行して膨張する。先行膨張したブラダーは、エアバッグ収容部分の空洞を塞ぎ、引き続き膨張するエアバッグが適正な方向に展開するようにガイドする役割を果たす。ところが、ブラダーは、Bピラーに対応する位置で先行膨張するようにエアバッグに付加されるため、歩留まりが悪くなり、またエアバッグの全体形状が複雑になり、縫製作業に手間がかかる。このため製品コストが上がるという問題がある。
上述したブラダーのような補助膨張体を用いない例として、エアバッグの膨張の初期段階でのエアバッグ展開方向の制御を、エアバッグの折り畳み形状およびエアバッグに取り付けたベルトによって行うようにした頭部保護エアバッグも提案されている(特許文献2)。特許文献2では、エアバッグの折り畳み形状として、蛇腹状折り畳み形状部と、ロール状折り畳み形状部とを設けた例が、模式図として図6,図16他に示されている。
米国特許第680262号明細書 特開2005−178729号公報
特許文献2のエアバッグ装置では、初期膨張段階は、蛇腹形状折り畳み部でエアバッグの展開方向を制御し、その後のエアバッグ全体の展開方向は、エアバッグに取り付けたベルトで制御する。このため、エアバッグを折り畳む際には、長尺なエアバッグの全域にわたって蛇腹形状折り畳み部とロール形状折り畳み部とを折り分ける作業が必要になる。また、エアバッグにベルトを取り付ける工程、ベルトを適正な位置に配置して折り畳む工程も増える。このため、エアバッグ製造工程が多く、エアバッグの折り畳み作業も複雑になり、作業の負担が大きい。
また、特許文献2のエアバッグ装置では、全域にわたり、蛇腹形状折り畳み部とロール形状折り畳み部とが折り分けられる。このため、たとえば特許文献1で考慮されたように、Bピラー等の特定の内装材の位置において、部分的にエアバッグの展開を制御することは考えられていない。そこで、本発明の目的は、エアバッグの折り畳み作業の最終段階での折り畳み形状の切り替えのみで、エアバッグが膨張展開する際に、特定の内装材との干渉を部分的に回避でき、迅速かつ良好な展開が行えるようにした頭部保護エアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車室内の前部から後部にかけて連通した複数の膨張支持部が配置されたエアバッグを、車室内の側面上縁に沿って折り畳んだ状態で車体の一部に固定保持し、衝突検知時または予知時に動作するインフレータから導入されたガスにより、前記膨張支持部を膨張させつつ車室側内面に沿ってカーテン状に展開する頭部保護エアバッグ装置において、前記エアバッグの上縁辺の所定位置に切欠部を形成し、該切欠部を境界として、折り畳まれた前記エアバッグの端辺に設けられた折り返し部の折り返し形状を変更して前記車体の一部に固定保持させ、前記折り返し部の初期膨張に伴って展開する前記エアバッグの展開方向を、前記切欠部を境界として変更させることを特徴とする。
前記折り返し部は、断面形状が略Z字形をなして折り畳まれ、前記エアバッグの上部位置で前記車体に固定され、前記エアバッグの初期膨張時に、前記車室の側面に沿って下方に向かってカーテン状に迅速に展開させることが好ましい。
前記折り返し部は、断面形状が略V字形をなして折り畳まれ、前記エアバッグの車外側位置で前記車体に固定され、前記エアバッグの初期膨張時に、前記車室内方向に展開させ、内装材との干渉を回避させることが好ましい。
前記切欠部の切欠長は、前記折り返し部の少なくとも2倍の長さとして、前記折り返し部を確保することが好ましい。
本発明によれば、側面衝突時において、エアバッグ製造時におけるエアバッグの折り畳み作業の最終段階での折り方の調整のみによって、衝突時において、エアバッグと内装材との干渉を避けるようにエアバッグの展開制御を行えるという効果を奏する。
本発明の頭部保護エアバッグ装置の一実施例の構成を示した概略正面図。 図1に示したエアバッグを折り畳んだ状態を示した概略正面図。 図2に示したエアバッグの折り畳み状態を模式的に部分的に拡大して示した斜視図、模式断面図。 エアバッグの収容状態および展開初期状態を示した模式断面図。 エアバッグの収容状態および展開初期状態を示した模式断面図。 エアバッグの折り畳み状態の他の実施例を示した模式断面図。 頭部保護エアバッグ装置の他の実施例の構成を示した概略正面図。
以下、本発明の頭部保護エアバッグ装置の実施するための最良の形態として、以下の複数の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、車室1内の右側面に沿って所定形状に膨張してカーテン状に展開される頭部保護エアバッグ装置10(以下、カーテンエアバッグ10と記す。)の一実施例を示した正面図である。なお、カーテンエアバッグ10は車室内の左右両側に配備されるが、以下の説明では、車室右側のカーテンエアバッグ10によって発明の構成について説明する。
図1に示したカーテンエアバッグ10の主構成部材であるエアバッグ10A(以下、エアバッグ自体を指す場合、符号10Aを付す。)の形状は、公知のカーテンエアバッグとほぼ同様である。具体的には、エアバッグ10Aは、車体のフロントピラーAからリヤピラーCまでを覆う程度の前後方向に長く裁断された略同一形状の2枚の基布を重ね合わせて外周部を縫着した二重の基布からなり、さらに重ね合わせた基布を縫着して膨張支持部20と非膨張部22とを区画する所定パターンの外形ライン25が形成されている。さらに膨張支持部20は、前席膨張支持部20Fと後席膨張支持部20Rとに区画され、その間に非膨張部22が配置されている。
さらに、後席膨張支持部20Rが位置するエアバッグ10Aの上縁辺10aに長さLの切欠部15が形成されている。この切欠部15はエアバッグ10Aの上縁辺10aから下方向に設けられたスリットである。そして、この切欠部15の位置では、後席膨張支持部20Rの外形ライン25の一部が、切欠部15を避けるように略U字形状をなして縫製されている。切欠部15は、基布の所定位置を長さLだけ切断するだけでもよいし、所定の幅w、長さLの四角片を基布から切り取って形成しても良い(図1参照)。なお、切欠部15の長さLは、エアバッグ10Aをロール状に丸めて折り畳んだ部分(以下、ロール状部10bと記す。)際の直径φ(図3(a))にほぼ等しい長さを有する折り返し部10d、10e(図3(b)、(c)参照)を設けるため、ロール状部10bの直径φの約2倍程度確保することが好ましい。たとえばロール状部10bの直径がおよそ20mmである場合、L=40mm程度に設定することが好ましい。折り返し部10d、10eを多段に確保したい場合には、偶数倍の概略長に設定すればよい。
エアバッグ10Aには、さらに長手方向の中間位置にガス流入口10cが後方斜め上方に向けて形成されている。このガス流入口10cにインフレータ5(図2)が連結される。インフレータ5は車両の側面衝突時あるいは予知時等に、車載加速度センサ(図示せず)でしきい値以上の加速度が検出された際に、内部に収容された薬剤が点火され、急激に反応ガスを発生させる。このガスがガス流入口10cを介してエアバッグ10A内に導入されることにより、エアバッグ10Aは、前席膨張支持部20Fと後席膨張支持部20Rとが膨張し、図示しないルーフサイドレールに沿うリッド3(図4(a)他)を押し開き、車体側面に形成された開口位置から、車両の前後方向にかけて下方に向けてカーテン状に展開し、カーテンエアバッグ10としての機能を果たす。
さらに、このカーテンエアバッグ10は、車体へのエアバッグ取付け部位として、先端非膨張部11の先端取付部12と、長手方向の上縁辺10aに形成された複数個の取付タブ13,13…とを有する。カーテンエアバッグ10は、図2に示したインフレータ5が略筒状に折り畳まれたエアバッグ10Aと一体化された後、先端取付部12がフロントピラーAの車体アンカー部(図示せず)にボルト止めされる。さらに取付タブ13がフロントピラーAの上端、センターピラーBの上端、リアピラーCの上端の間において、車体前後方向に延設されたルーフサイドレール(図示せず)に形成されたアンカー部に固着され、車体に取り付けられる。この状態でカーテンエアバッグ10全体は、車両天井と側面との仕切モールとして意匠上機能する、長手方向に延在するリッド3とウェザストリップ9とで覆われた内部空間4内に収納される(図4(a)、図5(a)参照)。
以下、本発明におけるエアバッグ10Aの折り畳み形状について、図2,図3各図を参照して説明する。図2は、図1に示した広げた状態のエアバッグ10A(仮想線表示)を折り畳んだ状態のカーテンエアバッグ10を示している。このカーテンエアバッグ10では、エアバッグ10Aの折り畳み形状を保持するために、長手方向に所定間隔をあけて束ねベルト6が巻き付けられている。あるいは図示しないカバーにより折り畳み形状が保持されている。これら束ねベルト6またはカバーは、通常は破断することはないが、エアバッグ10Aが膨張して所定の張力がかかると破断する程度の強度の薄手の布材である。
ここで、エアバッグの折り畳み形状について、図2中の長円で囲んだ部分と、図3各図とを参照して説明する。
図3(a)は、図2中の長円で囲んだ部分を抜き出して、エアバッグ10Aの折り畳み状態を模式的に示した斜視図である。図3(a)では、図の簡単化のため束ねベルト6を省略している。エアバッグ10Aは、本実施例では、図1に示した広げた状態から、車外側が巻き方向の内側となるようにロール状に密に丸められ、略円筒状をなすロール状部10bが形成される。そして、図1に示した切欠部15まで丸めた状態で、その端辺は、図3(b)、図3(c)に示したように、この切欠部15を境界として折り返し方向を異なるようにして最終端が折り返され、折り返し部10d,10eが形成される。この折り返し部10d,10eは、エアバッグ全体が略円筒状になるように、図示しない束ねベルトでまとめられる。なお、図3(a)に示したロール状部10bには、巻き取られたエアバッグの間に隙間があるように描かれているが、実際はエアバッグ10Aは密な状態でロール状に巻き付けられ、ロール状部10bとなる。また、図3(b),(c)は、袋状であるエアバッグ10Aの断面を、渦巻き状曲線の線図として簡略的に図示している。図中矢印は、各エアバッグ10Aの初期膨張段階での展開方向を示している。
以下、図3(b),(c)にそれぞれ示した折り畳み形状について、図3(b)の折り畳み形状を「Aタイプ」、図3(c)の折り畳まれた形状を「Bタイプ」と記して各説明を行う。本実施例では、図2に示したように、Aタイプの折り畳み形状は、カーテンエアバッグ10の先端側から切欠部15までに適用され、切欠部15を境界としてエアバッグ後端まではBタイプの折り畳み形状が適用される。
図3(b)に示したAタイプのエアバッグ部位は、図1に示したエアバッグ10Aが下端からロール状に丸められ、エアバッグ上端において、断面形状が略Z字形を示し、ロール状部10bの直径分にほぼ等しい長さの折り返し部10dを有する形状からなる。なお、エアバッグ10Aを束ねベルト(図示せず)でまとめる際には、略Z字形の折り返し部10dは密に合わされ、ロール状部10bの外周に倣った形状となる。Aタイプの折り返し部10dは、同図に示したように、初期膨張段階では、矢印で示したように、下方に展開する。その後、リッド3(図4(b))が十分押し開かれた後は、エアバッグ10Aは、図示しない窓と乗員との間において、窓側下方に向けて膨張展開する。
図3(c)に示したBタイプのエアバッグ部位は、図1に示したエアバッグ10Aが下端からロール状に丸められ、エアバッグ上端において、断面形状が略V字形を示し、ロール状部10bの直径分にほぼ等しい長さの折り返し部10eを有する形状からなる。なお、エアバッグ10Aを束ねベルト(図示せず)でまとめる際には、略V字形の折り返し部10eは密に合わされ、ロール状部10bの外周に倣った形状となる。Bタイプの折り返し部10eは、同図に示したように、初期膨張段階では、矢印で示したように、車室内側に展開する。その後、リッド3(図5(b))が十分押し開かれた後は、エアバッグ10A全体が、内装材との干渉を避けるように車室内側下方に向けて膨張展開する。
以下、カーテンエアバッグ10が図2に示した折り畳み状態で車体の一部に取り付けられた状態から、衝突時等にエアバッグ10Aが膨張展開する動作状態について。図4各図、図5各図を参照して説明する。図4(a)は、Aタイプの折り畳み形状の折り返し部10dがロール状部10bの上側に位置するように、車体の固定部7に取り付けられた収容状態を示している。なお、図1に示した実施例のカーテンエアバッグ10では、ガス流入口10cがエアバッグ10A全長のほぼ中央に位置し、さらに前席膨張支持部20Fの後端部分にBピラーが位置する。このような形状では前席膨張支持部20Fの膨張容量が大きいため、Bピラーの乗り越えが比較的容易である。このため、Aタイプの折り畳み形状部分が比較的長く設定され、Bタイプの折り畳み形状との境界(切欠部15)が後席膨張支持部20Rの直前に設けられている。
エアバッグ10Aの前席膨張支持部20Fは、図2,図4(a)に示したように、エアバッグ10AとしてAタイプの折り畳み形状で折り畳まれている。そして、折り返し部10dがロール状部10bの上部に位置し、折り返し部10dの端部に設けられた取付タブ13で車体側の固定部7に固定されている。このAタイプの折り畳み形状のエアバッグ10Aは、衝突時等の初期膨張段階では、図4(b)に示したように、略Z字形状の折り返し部が車室内方向けて膨張して、車室内装材の一部となっているリッド3を、矢印で示したように下方に向けて押し開くように膨張する。その後、エアバッグ10Aはリッド3の内面に沿って案内され、図示しない窓と乗員との間において、窓側下方に向けてカーテン状に膨張展開する。
エアバッグ10Aの後席膨張支持部20Rは、図2,図5(a)に示したように、Bタイプの折り畳み形状に折り畳まれている。そして、ロール状部10bに連なる折り返し部10eはロール状部10bの車外側に位置するように配置され、取付タブ13を介して車体側の固定部7に固定されている。このBタイプの折り畳み形状のエアバッグ10Aは、衝突時等の初期膨張段階では、図5(b)に示したように、略V字形状の折り返し部10eが車室内側方に向けて膨張して、車室内装材の一部となっているリッド3を、矢印で示したように車室内側に向けて押し開くように膨張する。その後、エアバッグ10Aは、リッド3の内面に沿って案内され、ピラー等の内装材8との干渉を避けるように車室内方向から下方に向けてカーテン状に膨張展開する。
図6各図は、エアバッグ10Aの折り畳み形状の他の実施例を示している。図6(a)は、エアバッグ10A全体を所定幅(例えば一辺2cm程度)の蛇腹状に折り返して折り畳んだ例を示している。蛇腹状に折り畳んだ部分全体を束ねベルト6(破線表示)で束ねて略矩形断面の折り畳み部10fとした。この場合にも、折り畳み部10fに連なる略V字形状あるいは略Z字形状の折り返し部10d,10eを設けることにより、Aタイプの折り畳み形状、Bタイプの折り畳み形状を実現することができる。これにより、各タイプにおいて、エアバッグの初期膨張段階でそれぞれの折り返し部10d,10eの膨張に伴い、図6(a)に示した矢印方向へのエアバッグ10Aの展開を実現することができる。
図6(b),(c)は切欠部15の長さLを、上述したロール状部10bの直径φの2倍より長くしてロール状部10bの外面に巻き付けて折り畳んだ形状を示している。
図6(b)の場合(A2タイプと記す。)、Z字形の折り返し部10dがロール状部10bの外周に十分長く巻き付けられることで、初期膨張段階において、矢印方向のように、下側からやや車内下方側に向かってエアバッグ10Aを展開させることができる。この結果、内装材との干渉を回避する方向への展開が可能となる。
図6(c)の場合(B2タイプと記す。)、V字形の折り返し部10eがロール状部10bの外周に十分巻き付けられることで、初期膨張段階において、矢印方向のように、横方向からやや車室内上方に向かってエアバッグ10Aを展開させることができる。この結果、リッド3(図5(b))をさらに大きく開口させることができるので、内装材との干渉を積極的に回避できるとともに、十分な開口が確保されるので、エアバッグ10Aの迅速な展開が可能となる。
図7各図は、各種形状のカーテンエアバッグ10におけるエアバッグ10Aの折り畳み形状のパターン例を示した概略正面図である。図7(a)は、後端10gにインフレータ5を備えたエアバッグ10Aを示している。この実施例では、エアバッグ10Aの上縁辺10aに2箇所の切欠部15が形成されている。エアバッグ後端10gにガス流入口10cが設けられているため、膨張初期段階においてCピラーは比較的容易に乗り越えられる。よって、エアバッグ後端10g側はAタイプの折り畳み形状にできる。Bピラー位置では、Bピラーの乗り越えを確実に行うために、Bタイプの折り畳み形状を採用している。前席側には膨張展開するエアバッグ10Aと干渉する内装材が無いため、切欠部15を挟んでAタイプの折り畳み形状が採用されている。このように、エアバッグ10Aの上縁辺10aの所定位置に切欠部15を形成し、内装材との位置関係、インフレータによるガス圧等を考慮して、切欠部15の前後位置で折り畳み形状を適宜設定することができる。
図7(b)は、3列構成の車両前後方向に長いエアバッグ10Aを備えた実施例である。この場合、インフレータ5がBピラーおよびCピラー位置に対応する位置に2台搭載されている。この実施例において、第3列のエアバッグ20-3は、後方のインフレータ5からのガス流入方向と反対側位置にあることや複数の内装材(Cピラー、Dピラー)との干渉を回避する必要がある。そこで、Cピラー位置より後方では、Bタイプの折り畳み形状が採用されている。
以上、いくつかの実施例について説明したが、本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、各請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
3 リッド
5 インフレータ
10 頭部保護エアバッグ装置(カーテンエアバッグ)
10A エアバッグ
10a (エアバッグ)上縁辺
10b ロール状部
10d,10e 折り返し部
15 切欠部
20,20F,20R 膨張支持部

Claims (4)

  1. 車室内の前部から後部にかけて連通した複数の膨張支持部が配置されたエアバッグを、車室内の側面上縁に沿って折り畳んだ状態で車体の一部に固定保持し、衝突検知時または予知時に動作するインフレータから導入されたガスにより、前記膨張支持部を膨張させつつ車室側内面に沿ってカーテン状に展開する頭部保護エアバッグ装置において、
    前記エアバッグの上縁辺の所定位置に切欠部を形成し、該切欠部を境界として、折り畳まれた前記エアバッグの端辺に設けられた折り返し部の折り返し形状を変更して前記車体の一部に固定保持させ、前記折り返し部の初期膨張に伴って展開する前記エアバッグの展開方向を、前記切欠部を境界として変更させることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置。
  2. 前記折り返し部は、断面形状が略Z字形をなして折り畳まれ、前記エアバッグの上部位置で前記車体に固定され、前記エアバッグの初期膨張時に、前記車室の側面に沿って下方に展開することを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 前記折り返し部は、断面形状が略V字形をなして折り畳まれ、前記エアバッグの車外側位置で前記車体に固定され、前記エアバッグの初期膨張時に、前記車室内方向に展開することを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  4. 前記切欠部の切欠長は、前記折り返し部の少なくとも2倍の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
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