JP6632264B2 - 電極板の小片の製造方法及び電極板の切断装置 - Google Patents

電極板の小片の製造方法及び電極板の切断装置 Download PDF

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Description

本発明は電極板の切断方法及び切断装置並びに電極板及びそれを用いた電池に関する。
特許文献1は円孔同士を繋ぐようにセラミック基板を切断する方法を開示している。
特開2012−040708号公報
特許文献1に記載の方法を応用して二次電池用の電極板を切断することができる。かかる電極板には所定間隔で並んだ穴が設けられている。かかる方法では切断位置近傍の穴の周囲にヒゲ状の芯材の切断屑が生じる。切断された電極板を積層して二次電池を形成したとき、かかる切断屑は電極板間の短絡の原因となる。このため、かかる電極板を用いた二次電池は信頼性が低い。
本発明は電極板からの切断屑の発生を低減するとともに、かかる電極板を備える二次電池の信頼性を高めることを目的とする。
本発明の一態様は長尺電極板を連続的に小片化することを特徴とする電極板製造方法である。かかる方法では、メッシュ部を有する芯材を備える長尺電極板を繰り返し送るごとに、前記長尺電極板を所定の切断面で前記メッシュ部ごと繰り返し切断することでかかる小片化を行う。
前記メッシュ部はメッシュ孔を有する。前記切断面は前記長尺電極板の長手方向に対して実質的に直交する。前記切断ごとに、前記長尺電極板の送り量を予め調整して切断する。かかる調整により、前記切断面が、前記メッシュ孔の両端部の内、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔するようにする。かかる両端部とは前記長手方向における両端部である。
本発明の一態様は長尺電極板を連続的に小片化することを特徴とする電極板製造装置である。メッシュ孔を有するメッシュ部を有する芯材を有する長尺電極板を繰り返し送るごとに、前記長尺電極板を前記メッシュ部ごと繰り返し切断する。装置は前記長尺電極板を前記長尺電極板の長手方向と実質的に平行に送る搬送器具を備える。装置は前記長尺電極板の送り方向に対して実質的に直交する刃を有する金型を備える。
前記搬送器具は、前記長尺電極板の送り量を調整する。かかる調整により、前記長尺電極板に対して平面視した時、前記刃が、前記メッシュ孔の両端部の内、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔するようにする。前記両端部とは前記長手方向における両端部である。前記調整後、前記金型で前記長尺電極板を前記切断する。
本発明の一態様は、列を成すメッシュ孔を有するメッシュ部を有する芯材を備える電極板である。電極板は前記列に対して実質的に直交するとともに互いにメッシュ部を挟んで対向する二つの端面をさらに備る。電極板は以下の条件の少なくともいずれ一方を満たす。
前記端面は、いずれも前記端面に最も近接する前記メッシュ孔から特定のマージン以上離れている;前記端面に接するとともに前記メッシュ孔と列を成す切欠きは、いずれも前記列の方向と平行な方向における特定のマージンの奥行きを有する。
本発明の一態様は、前記電極板を備え、以下の電極板を備えない二次電池である。かかる電極板は列を成すメッシュ孔を有するメッシュ部を有する芯材を備える。かかる電極板は前記列に対して実質的に直交するとともに互いにメッシュ部を挟んで対向する二つの端面をさらに備える。かかる電極板は以下の条件のいずれも満たさない;
前記端面は、いずれも前記端面に最も近接する前記メッシュ孔から特定のマージン以上離れている;前記端面に接するとともに前記メッシュ孔と列を成す切欠きは、いずれも前記列の方向と平行な方向における特定のマージンの奥行きを有する。
本発明により電極板からの切断屑の発生を低減するとともに、かかる電極板を備える二次電池の信頼性を高めることができる。
実施形態に係る長尺電極板の平面図である。 実施形態に係るメッシュ部の平面図である。 実施例に係る製造方法の流れ図である。 実施例に係る製造装置の側面図である。 図1に示す電極板のV-V断面における拡大断面図である。 実施例に係る製造装置の平面図である。 実施例に係る電極板の平面図である。 実施例に係る電極板の拡大図である。 比較例に係る製造方法の流れ図である。 比較例及び実施例に係る切断面の位置の出現分布を示す図である。 比較例に係るメッシュ部の平面図その1である。 比較例に係るメッシュ孔の平面図その1である。 比較例に係るメッシュ部の平面図その2である。 比較例に係るメッシュ孔の平面図その2である。
[切断の繰り返しと切断面]
図1は本実施形態にかかる電極板製造方法に用いる長尺電極板30を示す。長尺電極板30は活物質31と芯材32とを備える。活物質31は層を成している。活物質31は正極活物質又は負極活物質である。芯材32は板状の金属である。芯材32はメッシュ部35を有する。メッシュ部35は長尺電極板30の長手方向に沿って切れ目なく連続的に設けられている。
図1に示す電極板製造方法では、矢印に示すように長尺電極板30の長手方向に沿って長尺電極板30を繰り返し送る。長尺電極板30を送るごとに、長尺電極板30をメッシュ部35ごと繰り返し切断する。
図1に示す長尺電極板30は切断面50a,bで切断する。切断面50a,bは切断の目標位置を示す。切断面50aで切断された長尺電極板30は、矢印に沿って送られた後に、切断面50bで切断される。切断面50bで切断した後も、さらに長尺電極板30を送り、次の切断面で切断する。かかる切断の繰り返しに基づき、長尺電極板30は連続的に小片化される。
図1に示すメッシュ部35はメッシュ孔55a−c及び他のメッシュ孔からなる。これらのメッシュ孔は貫通孔である。メッシュ孔55aに代表されるメッシュ孔は列51a−d及び他の列を成す。列51aに代表される列は互いに平行である。列51aに代表される列は長尺電極板30の長手方向と平行である。切断面50a,bは列51aに代表される列に対して実質的に直交する。
図1に示すメッシュ孔55aに代表されるメッシュ孔は、奇数列にあたる列51a,c及び偶数列にあたる列51b,dに分かれて千鳥配置されている。かかる千鳥配置において奇数列及び偶数列の区別は便宜的なものである。奇数列を偶数列に、偶数列を奇数列に読み替えることは可能である。長尺電極板30を側方視した時、奇数列及び偶数列の各メッシュ孔は互い重なっている。奇数列及び偶数列の間のメッシュ孔の位置のずれは、メッシュ孔の間隔の半分と等しいことが好ましい。
図1に示す切断面50a,b及び他の切断面で切断するごとに、予め長尺電極板30の送り量を調整する。図2は図1に示したメッシュ部35を範囲IIで拡大して示したものである。送り量の調整により、図1に示す切断面50a,b及び他の切断面は、切断範囲52a,b又は53の中に位置するようになる(図2参照)。
[切断面の通る範囲1]
図2に示す列51bはメッシュ孔55aを有する。メッシュ孔55aは角孔でも丸孔でもよい。他のメッシュ孔において同様である。図中のメッシュ孔55aは角孔である。メッシュ孔55aは直方体形状で構成されている。
図2に示す列51bの方向と平行な方向において、メッシュ孔55aは両端部、端部56a,bを有する。端部56a,bはメッシュ孔の中央を挟んで互いに対向する。端部56bは図1に示す長尺電極板30の送り方向に関して端部56aの下流に位置する。端部56a,bは上記直方体の側面で構成されている。メッシュ孔55a以外の他のメッシュ孔において同様である。列51b以外の縦の列において同様である。
図2に示す切断範囲52a,bは端部56a,bのいずれからも離隔している。切断範囲52aはマージン58aの分だけ端部56aから離隔している。切断範囲52aは端部56bからは、さらに離隔している。切断範囲52bはマージン58dの分だけ端部56bから離隔している。切断範囲52bは端部56aからは、さらに離隔している。
図2に示す切断範囲52a,bを通る切断面はいずれの端部56a,bからもマージン58a以上又はマージン58d以上離隔する。
図2に示す列51cはメッシュ孔55b,cを有する。列51cは列51bの隣に位置する。メッシュ孔55bは図1に示す長尺電極板30の送り方向に関してメッシュ孔55a,cの上流に位置する。メッシュ孔55cは、かかる送り方向に関してメッシュ孔55a,bの下流に位置する。
図2に示す列51cの方向と平行な方向において、メッシュ孔55bは両端部、端部57a,bを有する。端部57bは図1に示す長尺電極板30の送り方向に関して端部57aの下流に位置する。同様にメッシュ孔55cは両端部、端部57c,dを有する。端部57dはかかる送り方向に関して端部57cの下流に位置する。
図2に示す切断範囲52a,bは端部57a―dのいずれからも離隔している。切断範囲52aはマージン58bの分だけ端部57bから離隔している。切断範囲52aは端部57aからは、さらに離隔している。切断範囲52bはマージン58cの分だけ端部57cから離隔している。切断範囲52bは端部57dからは、さらに離隔している。
図2に示す切断範囲52a,bを通る切断面はいずれの端部57a―dからもマージン58b以上又はマージン58c以上離隔する。
図2に示す切断範囲52a,bを通る切断面は、奇数列にあたる列51a,c及び偶数列にあたる列51b,dの有するメッシュ孔を連続的に通る。また切断面は、切断面の通る列51a,c及び列51b,dのメッシュ孔の両端部の内、端部56a,b及び端部57a―dを含む、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔される。かかる切断面の位置合わせは図1において長尺電極板30の送り量を予め調整することでなされる。
特定のマージンとは図2に示すマージン58a−dのうち最も小さいマージンである。ただし図は模式的な物であり、実際のマージンの大きさを表していない。かかる特定のマージンは0μmより大きい。かかる特定のマージンは1mm以下とするとすることができる。かかる特定のマージンは、芯材を切断する際、切断するための刃がメッシュ孔の端部を切断して一定の大きさ以上の切断屑が発生しないよう、刃の幅や、刃の本来の切断方向(長尺電極板30の送り方向に対して直交する方向)からの傾きの誤差等を考慮して決定すればよい。かかる特定のマージンとして、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,200,300,400,500,600,700,800及び900μmを例示することができる。
[切断面の通る範囲2]
図2に示す切断範囲53はメッシュ孔55b,cの間で且つ、メッシュ孔55a上に位置する。図2に示す切断範囲53は端部57b,cのいずれからも離隔している。切断範囲53はマージン59aの分だけ端部57bから離隔している。切断範囲53はマージン59bの分だけ端部57cから離隔している。
図1に示すように長尺電極板30を側方視した時、奇数列にあたる列51a,c及び偶数列にあたる列51b,dの各メッシュ孔は互い重なっている。このため切断範囲53は、端部57b,cに比べて、端部56a,bからはさらに離隔している。
図2に示す切断範囲53を通る切断面は、端部56a,b及び端部57a―dを含むいずれの端部からも、マージン59a以上又はマージン59b以上離隔する。
図2に示す切断範囲53を通る切断面は、列51a,cに代表される奇数列及び列51b,dに代表される偶数列のうちの一方の列のメッシュ孔を通る。奇数列及び偶数列の内他方の列のメッシュ孔を通らない。図中ではメッシュ孔55aを通る。かかる切断面は、メッシュ孔55aの両端部の内、いずれの端部56a,bからも特定のマージン以上離隔される。
図2に示す切断範囲53を通る切断面は、奇数列にあたる列51a,c及び偶数列にあたる列51b,dのうちの他方にあたる偶数列の有する2個のメッシュ孔55b,cの間を通る。メッシュ孔55b,cは互いに隣り合う。かかる切断面は、2個のメッシュ孔55b,cの内、いずれのメッシュ孔からも特定のマージン以上離隔される。かかる切断面の位置合わせは図1において長尺電極板30の送り量を予め調整することでなされる。
特定のマージンとは図2に示すマージン59a,bのうち最も小さいマージンである。ただし図は模式的な物であり、実際のマージンの大きさを表していない。かかる特定のマージンは0μmより大きい。かかる特定のマージンは1mm以下とするとすることができる。かかる特定のマージンは、芯材を切断する際、切断するための刃がメッシュ孔の端部を切断して一定の大きさ以上の切断屑が発生しないよう、刃の幅や、刃の本来の切断方向(長尺電極板30の送り方向に対して直交する方向)からの傾きの誤差等を考慮して決定すればよい。かかる特定のマージンとして、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,200,300,400,500,600,700,800及び900μmを例示することができる。
[実施形態の効果及び変形]
図2に示す切断範囲52a,b及び53に基づく切断面の位置合わせは、図1において長尺電極板30の送り量を予め調整することでなされる。これにより切断屑の発生を低減することができる。かかる効果については後述の実施例及び比較例で詳細に説明する。
図2に示す切断範囲52a,b及び53の解釈において、上記の奇数列を偶数列に、偶数列を奇数列に読み替えることは可能である。図1に示す切断面50a,bに代表される切断面を切断範囲52a,b及び53のいずれに配置するかは、切断面ごとに任意に決定できる。すなわち、もっぱら切断範囲52a,b及び53のいずれか一つに切断面を配置してもよい。また切断面ごとに、切断範囲52a,b及び53のうちから好適なものをいずれか一つ選択してもよい。
図1に示すメッシュ部35に換えて、メッシュ孔が長尺電極板30の長手方向と短手方向とに格子配置されたメッシュ部を用いても同様に送り量を調整できる。また長尺電極板30を側方視した時、奇数列及び偶数列の各メッシュ孔が互い重なっていないメッシュ部を用いても同様に送り量を調整できる。
[製造の流れ及び製造装置]
図3〜8を用いて実施例を説明する。図3はステップ21〜28で構成される電極板製造方法を示す。図4,6は電極板製造方法を実施するための電極板製造装置を示す。
かかる製造装置は図6に示すように芯材32を有する長尺電極板30を繰り返し送るごとに、長尺電極板30を繰り返し切断する。かかる製造装置は長尺電極板30を連続的に小片化する。図1に示すように芯材32はメッシュ部35を有するので、製造装置は長尺電極板30をメッシュ部35ごと切断する。
図4はかかる製造装置の中の部分であって、長尺電極板30が形成されるまでの工程が実行される部分を示す。ステップ21からステップ25によって長尺電極板30が連続的に形成される。
図3に示すステップ21は金属の薄板を巻き取り、図4に示すロール20を形成する工程である。図3,4に示すステップ22はロール20から薄板18を引き出すとともに、薄板18に角孔を形成する工程である。角孔は金型を用いてパンチングにより形成してもよい。
上記角孔は図1,2に示すメッシュ孔55aに代表されるメッシュ孔となる。図1,2に示すように角孔が集合してメッシュ部35となる。これにより図4に示す薄板18を図1,2に示すようなメッシュ部35を有する芯材32とする。図4に示すようにロール20を上流側としたとき、芯材32は下流側に向かって順次送られる。
図3,4に示すステップ23は芯材32にマーキングを形成する工程である。マーキングは後述するステップ25の圧延より前に行われる。マーキングの態様の詳細は後述する。ステップ24は活物質31を芯材32に塗着する工程である。かかる工程により芯材32の表面に活物質31の層が形成される。
図1に示すようにかかる層は芯材32の送られる方向と平行に帯状となっている。活物質31はメッシュ部35を覆うように芯材32に塗着される。活物質31は芯材32に設けられた角孔の中にも入り込む。
図3,4に示すステップ25は芯材32と活物質31の層とをまとめて圧延することでこれらを長尺電極板30とする工程である。以上により芯材32と活物質31とを備える長尺電極板30が形成される。
図5は図1に示す長尺電極板30のV-V断面を表す。図5に示すようにステップ25で芯材32が引き延される。したがってメッシュ孔の間隔は広がる。またメッシュ孔自体も大きくなる。
図5に示すようにステップ25の圧延がなされる箇所の下流のメッシュ孔55d,eは、その上流のメッシュ孔55f,gよりも大きくなる。メッシュ孔55d,eは上述のメッシュ孔a−cと同等である。またこれらに挟まれる芯材32も長尺電極板30を送る方向と平行に伸長する。
図4に示すように長尺電極板30は薄板18がロール20から連続的に引き出されながら形成される。このため、長尺電極板30はすでに活物質31が塗着されている下流の部分と、これから活物質31が塗着される上流の部分とを備える。
また図4,6に示す製造装置は不図示の搬送器具を備える。搬送器具はロール20から薄板18を引き出すように長尺電極板30を送る。また搬送器具は図6に示す列51aに代表される角孔の列に沿った方向に長尺電極板30を送る。
図6に示すように長尺電極板30には活物質31の帯が9本設けられている。かかる帯は図3,4に示すステップ24において設けられる。また図3に示すステップ23において、図6に示すように長尺電極板30上にはマーキング列33a,bが設けられている。図6に示すマーキング列33a,bを構成するマーキングは芯材32に設けられる。
図5に示すステップ25においてメッシュ孔55d,eに代表されるメッシュ孔の間隔は伸びる。またメッシュ孔自体も大きくなる。図3,4に示すステップ25においてマーキングは、メッシュ孔に追従して伸びる。またメッシュ孔に追従して大きくなる。したがってマーキングとメッシュ孔との間の位置関係は保たれる。
図6に示すようにマーキング列33a,bは列51aに代表される角孔の列と並行する。図中では列51aが角孔の列を代表して描かれている。長尺電極板30を平面視した時、マーキング列33a,bは列51aに代表される角孔の列と平行であることが好ましい。同様にマーキング列33a,bは活物質31の帯と平行であることが好ましい。
図6に示すようにマーキング列33aを構成する各マーキングは、列51aの有する角孔の位置と対応関係を有するように配置されている。マーキング列33a,bを構成する各マーキングはこれらの角孔と同一の間隔で設けられている。これらのマーキングは、長尺電極板30の短手方向の両側に、列51aを有するメッシュ部及びメッシュ部上の活物質31を挟むように設けられている。
図6に示すマーキング列33a,bを構成する各マーキングはステップ23において以下のように形成できる。例えば各マーキングは図1,2に示すメッシュ孔55aと同等の角孔としてもよい。かかる各マーキングはメッシュ孔と同様に金型を用いてパンチングにより形成してもよい。
各マーキングは図4に示す芯材32の表面にレーザーを照射して芯材32を変性させて形成してもよい。かかる形成に際しては、活物質31を塗着する前にメッシュ孔の位置を読み取ってもよい。読み取ったメッシュ孔の位置に同期する位置にレーザーを照射してもよい。変性した箇所は上記マーキングとして機能する。
上記のようにレーザーを照射する代わりに、図4に示す芯材32上にインクを塗布してもよい。読み取ったメッシュ孔の位置に同期する位置にインクを塗装してもよい。インクを塗布された箇所は上記マーキングとして機能する。
図3に示すステップ26は図6に示す検出位置37a,bでマーキング列33a,bを構成する各マーキングを読み取る工程である。マーキングと上記対応関係を有する角孔は、長尺電極板30の送られる方向と平行な方向に関して検出位置37a,bと同じ位置を、マーキングと同時に通過する。長尺電極板30の送られる方向は長尺電極板の長手方向と平行である。長尺電極板30の送られる方向は図6に示す矢印で表される。
上記を言い換えればマーキング及び角孔は図6に示す検出位置37a,bの間を同期しながら通過する。マーキングが角孔に対してかかる位置関係を有していることを、本明細書ではマーキングが角孔に対して「同期している」と表す。上述の通りステップ25の前後でマーキングとメッシュ孔との間の位置関係は保たれる。このため、かかる同期はステップ25の前後で保たれる。
図6に示すマーキング列33a,bを構成する各マーキングは、列51aに代表される角孔の列と同期している。検出位置37a,bでマーキングを読み取ることで、角孔の位置が推定できる。読み取りは切断を行う前に行う。製造装置は検出器41a,bを備える。検出器41a,bはそれぞれ検出位置37a,bでマーキングを読み取る。
図3に示すステップ27は図6に示す長尺電極板30の送り量を調整する工程である。ステップ27では上記推定に基づき長尺電極板30の送られる方向と平行な方向に関して切断を行う目標位置を決定する。このためマーキングに基づき送り量を調整することができる。目標位置として切断面50a,bが示されている。50aではすでに切断が完了している。
図6に示す製造装置は金型40を備える。金型40は不図示の刃を有する。刃は長尺電極板30の送り方向に対して実質的に直交する。
上述した搬送器具は、図6に示す長尺電極板30に対して平面視した時、上記刃が、切断面50bと重なるように長尺電極板30の送り量を調整する。これにより長尺電極板30に対して平面視した時、上記刃が列51aに代表される角孔の列と平行な方向における角孔の両端部の内、いずれの端部からも上述の特定のマージン以上離隔するようになる。
図6に示すマーキング列33a,bの各マーキングはそれぞれ長尺電極板30の両側に設けられている。マーキングに基づき送り量を長尺電極板30の両側で互いに独立に調整してもよい。言い換えれば左右別個に送り量を調整してもよい。かかる調整により切断面50bの向きと金型40の向きとの間のずれを調整できる。すなわち切断面50bの向きと刃の向きとの間のずれを調整できる。
図3に示すステップ28は図6に示す金型40で長尺電極板30を切断する工程である。切断は上記の通り決定した切断面で行う。製造装置は上記調整後、金型40で長尺電極板30を切断する。各活物質の帯の間も切断する。製造装置は小片電極板44a,bに代表される小片電極板を形成する。図中において小片電極板44bはこれから形成される。
図3に示すステップ28を実行した後、ステップ26に戻る。その後、ステップ26−28を繰り返す。図6に示す長尺電極板30を繰り返し送るごとに、長尺電極板30を繰り返し切断する。切断ごとに長尺電極板30の送り量をステップ27で予め調整する。
[位置決め孔ほか]
図3に示すステップ27では、さらに図6に示すように位置決め孔48a,bに代表される位置決め孔を小片化前の長尺電極板30の芯材32上に設ける。小片電極板44a,bに代表される小片電極板の中には芯材32の露出している露出部46a,bに代表される露出部を設ける。これらの露出部には位置決め孔48a,bに代表される位置決め孔を設ける。小片電極板32を複数積層する際、各小片電極板32の位置決め孔にピンを挿入することによって小片電極板の縁端部を精度よく揃えることができる。
図6に示す位置決め孔48aは切断面50aでの切断と同時に形成することが好ましい。長尺電極板30の送られる方向に対して位置決め孔48aの下流に位置する切断面が切断面50aである。位置決め孔48は活物質31から離隔している。
図7は長尺電極板30の最下流部の平面視した図である。位置決め孔48aに代表される位置決め孔は、露出部46aに代表される露出部に設けられる位置決め孔の一つである。
図7に示す位置決め孔48aと切断面50aとの間の距離を、次の切断面50bでの切断のために長尺電極板30を送る際の送り量よりも短くする。位置決め孔48aは露出部46aの位置決め孔のうち長尺電極板30の送られる方向に対して最も下流側の孔である。位置決め孔48bに代表される他の位置決め孔も位置決め孔48aと同様である。
図7に示す長尺電極板30の送られる方向に関して最も下流に位置する位置決め孔に対して、同方向に関して下流に位置するとともに、かかる位置決め孔に最も近い切断面と、かかる位置決め孔との距離は各切断面での切断ごとに一定とする。すなわち位置決め孔48bと切断面50bとの間の距離は、位置決め孔48aと切断面50aとの間の距離に等しい。他の位置決め孔及び切断面との関係において同様である。これは、長尺電極板の切断と位置決め孔の形成を、同一の金型等で同時に形成することで実現できる。
図3に示すステップ27においては、図6に示すように小片電極板44a,bの上流及び下流に切欠き部45を形成する。これらの切欠き部45は上述の位置決め孔を挟む。また余分片47を長尺電極板30から切り落とす。余分片47にマーキング列33aが含まれることが好ましい。芯材32の部位であって、マーキング列33bを含む部位も同様に切り落とされることが好ましい。
[小片電極板]
図8は小片状の小片電極板44aの拡大図である。小片電極板44aは芯材32を備える。芯材32はメッシュ部35を有する。メッシュ部35はメッシュ孔55aに代表されるメッシュ孔を有する。これらのメッシュ孔は列51a−dに代表される列を成す。
図8に示す小片電極板44aは二つの端面を備える。端面78はかかる二つの端面の一方である。もう一方の端面は図示されていない。二つの端面は上記列に対して実質的に直交する。二つの端面は互いにメッシュ部35を挟んで対向する。
図8に示す切欠き75は端面78に接するとともにメッシュ孔55aと列を成す。最奥部76は切欠き75の最奥部である。最奥部76は上記列の方向と平行な方向における最奥部である。端面78は下記の条件のいずれか一方を満たす。端面78に対向する端面において同様である。
(i)端面78は、端面78に最も近接するメッシュ孔55bから特定のマージン77の長さ以上離れている。
(ii)切欠き75はいずれも、列51a−dに代表される列の方向と平行な方向における特定のマージン79の長さ以上の奥行きを有する。言い換えれば、端面78は最奥部76から特定のマージン79の長さ以上離れている。
かかる特定のマージンは0μmより大きい。かかる特定のマージンは1mm以下とするとすることができる。かかる特定のマージンは、芯材を切断する際、切断するための刃がメッシュ孔の端部を切断して一定の大きさ以上の切断屑が発生しないよう、刃の幅や、刃の本来の切断方向(長尺電極板30の送り方向に対して直交する方向)からの傾きの誤差等を考慮して決定すればよい。かかる特定のマージンとして、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,200,300,400,500,600,700,800及び900μmを例示することができる。
[二次電池]
本実施例に係る二次電池は図8に示す小片電極板44aを備える。かかる二次電池は以下の電極板を備えない。かかる電極板は小片電極板44aと同様に列を成すメッシュ孔を有するメッシュ部を有する芯材を備える電極板である。
かかる電極板は図8に示す小片電極板44aと同様にメッシュ孔の列に対して実質的に直交するとともに互いにメッシュ部を挟んで対向する二つの端面をさらに備える。しかしながら、かかる電極板は小片電極板44aと異なり上述した(i)及び(ii)の条件をいずれも満たさない。
二次電池は図8に示す小片電極板44aと同等の電極板を複数備える。これらの電極板は重ね合わせることが好ましい。また端面78とこれに最も近い位置決め孔48aとの距離は、それぞれの電極板において一定である。そのため、位置決め孔にピン等を挿入することで、それぞれの電極板の位置決めをした際、端面78が揃う。そして、重ね合わせた複数の電極群を端面78から電池ケースに挿入する。端面78が揃っていないと、電池ケースの底面に電極板の一部が接触することがあるが、端面を揃えることで、当該接触を防ぐことができる。本発明では、送り量を調整することにより、各電極板の長さが同一にならないことがあるが、そのような場合でも、二次電池を好適に作成することができる。
なお端面78の反対側の端面は、挿入方向下流であり、電池ケースとの間に空間があるため、各電極板の間で揃っていなくてもよい。
上記電極板では切断屑の発生が低減されている。また上記二次電池を構成する電極板はいずれも切断屑の発生が低減されている。このため二次電池の信頼性を高めることができる。
[マーキングの代替]
図6に示すマーキング列33a,bに替えて、長尺電極板30上のサインであって、マーキングとは異なるものをメッシュ孔の位置の推定に利用することができる。本明細書では、かかるサイン及びマーキングを総称してサインと呼ぶ。
上記の長尺電極板30上のサインとは、図5に示す圧延後の活物質31の濃淡の繰り返しからなるパターンである。かかるサインはメッシュ孔55d,eに代表されるメッシュ孔の列上に発生する。圧延後の活物質31の層は概ね平坦である。
図5に示す被圧延部39aはメッシュ孔55d,eに代表されるメッシュ孔中、又はこれらのメッシュ孔上に位置する。被圧延部39bはこれらメッシュ孔の間の芯材32上に位置する。
被圧延部39aと異なり被圧延部39bは芯材32とともに圧縮される。したがってステップ25における圧延において、被圧延部39bの潰れ量は、被圧延部39aの潰れ量よりも大きい。このため被圧延部39b中の活物質31は被圧延部39a中の活物質31よりも密になる。
図5に示す活物質31の密度の違いにより、被圧延部39bの表面では、被圧延部39aの表面よりも、活物質31の呈する色が濃くなる。被圧延部39bの表面と、被圧延部39aの表面との間には濃淡が発生する。
図5に示すメッシュ孔55d,eに代表されるメッシュ孔の列上で、かかる列と平行に、かかる濃淡の繰り返しからなるパターンが現れる。かかるパターンがメッシュ孔と同期していることは、その成因から明らかである。
かかる濃淡の繰り返しは上述のマーキングと同様に検出器で検出できる。検出器はカメラであることが好ましい。上述の方法におけるマーキングは上記濃淡のサインで代替することができる。図3に示すステップ26では濃淡の繰り返しからなるパターンを読み取る。
[比較例]
図9−14を参照しつつ比較例を説明する。また実施例によって解決しようとする課題を詳述する。図9は比較例に係る製造方法を示す。比較例の方法は、図3に示すステップ23,26,27を有しない点が異なる。すなわち図6に示すようなマーキング列33a,bに基づいて長尺電極板30の送り量を調整することはなされない。
一方で図9に示すようにステップ25とステップ28との間にはステップ19が設けられている。ステップ19に示す定寸送りの工程とは、図6に示す長尺電極板30の送り量を所定の値で一定とすることである。比較例ではステップ28を実行した後、ステップ19に戻る。その後、ステップ19及び28を繰り返す。
比較例では、実施例と同様に図6に示す長尺電極板30を繰り返し送るごとに、長尺電極板30を繰り返し切断する。しかしながら切断ごとの長尺電極板30の送り量は一定となる。したがって小片電極板44a,bに代表される小片電極板の長さは一定となる。
図10は比較例及び実施例に係る切断面の位置の出現分布を示す。出現分布71は比較例における切断面の出現分布を表す。出現分布71の横軸は切断面の出現頻度である。縦軸はメッシュ孔の列と平行な方向における座標である。
出現分布72は実施例における切断面の出現分布を表す。実施例に関して図2を用いて説明した切断範囲の内、切断範囲52bが代表して描かれている。出現分布72の縦軸及び横軸は出現分布71のものと同様である。
図10の出現分布72に示す実施例では、もっぱら切断面が切断範囲52bの中に入るように図6に示す長尺電極板30の送り量を調整している。比較例では、メッシュ孔の列と平行な方向に関して、切断面がほぼランダムな位置に出現している。
図10の出現分布71において切断面がランダムな位置に出現する理由の一つとして図4,6に示す長尺電極板30が非常に長いため、長尺電極板30の送り量の公差内のずれが累積することでずれが起こることが挙げられる。また他の理由として図5に示すメッシュ孔55cに代表される圧延後のメッシュ孔の大きさ及び間隔が一定になりにくいことが挙げられる。
図11では比較例に係るメッシュ部35を平面視している。比較例に係る切断面60は端部57cと近接する。切断面60と端部57cとの間の距離は図2に示すマージン59bよりも小さい。
図12では比較例に係るメッシュ孔55cを平面視している。端面61は、図11における切断面60でのメッシュ部35の切断によって生じる。芯材32は端面61と57bとの間で破断しやすい。破断の結果、切断屑64が生じる。電極板を積層して二次電池を形成したとき、切断屑64は電極板間の短絡の原因となり得る異物として振る舞う。
図13では比較例に係るメッシュ部35を平面視している。比較例に係る切断面65は端部57cと交差する。これに対して実施例では上述の通り左右別個に長尺電極板の送り量を調整しているので、図10に示す切断範囲52bを通る切断面は端部57cと実質的に平行になる。
図14では比較例に係るメッシュ孔55cを平面視している。端面66は、図13における切断面65でのメッシュ部35の切断によって生じる。芯材32は端面66と57bとの間で破断している。破断の結果、ヒゲ状又はバリ状の突起67が生じる。電極板を積層して二次電池を形成したとき、突起67は電極板間の短絡の原因となり得る。
実施例では上記特定のマージンを設けられるように、図6に示す長尺電極板30の送り量を切断ごとに調整する。したがって図12に示す切断屑64や図14に示す突起67が生じにくい。このため電極板を積層して二次電池を形成したとき、電極板間の短絡を予防することができる。
なお、本発明は上記に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
18 薄板、19 ステップ、20 ロール、21−28 ステップ、30 長尺電極板、31 活物質、32 芯材、33a,b マーキング列、35 メッシュ部、37a,b 検出位置、39a,b 被圧延部、40 金型、41a,b 検出器、44a,b 小片電極板、45 切欠き部、46a,b 露出部、47 余分片、48a,b 位置決め孔、50a,b 切断面、51a−d 列、52a,b 切断範囲、53 切断範囲、55a−g メッシュ孔、56a,b 端部、57a−d 端部、58a−d マージン、59a,b マージン、60 切断面、61 端面、64 切断屑、65 切断面、66 端面、67 突起、71,72 出現分布、76 最奥部、77 マージン、78 端面、79 マージン

Claims (6)

  1. メッシュ部を有する芯材を備える長尺電極板を繰り返し送るごとに、前記長尺電極板を所定の切断面で前記メッシュ部ごと繰り返し切断することで、前記長尺電極板を連続的に小片化する、電極板製造方法であって、
    前記メッシュ部はメッシュ孔を有し、
    前記切断面は前記長尺電極板の長手方向に対して実質的に直交し、
    前記切断ごとに、前記長尺電極板の送り量を予め調整して切断し、
    前記調整は、前記切断面が、前記長手方向における前記メッシュ孔の両端部の内、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔するように行うところ、
    前記メッシュ孔は、いずれも前記長手方向と平行な奇数列及び偶数列に分かれて千鳥配置されており、
    前記切断面が、前記奇数列及び前記偶数列の有する前記メッシュ孔を連続的に通るとともに、前記切断面の通る前記奇数列及び前記偶数列の前記メッシュ孔の前記両端部の内、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔するように、前記長尺電極板の送り量を予め調整する、
    電極板製造方法。
  2. 前記切断と同時に、小片化前の前記長尺電極板の前記芯材上に活物質から離隔した位置決め孔を設け、
    前記位置決め孔と前記切断面との間の距離を、次の前記切断のために前記長尺電極板を送る際の前記送り量よりも短くするともに、前記切断ごとに一定とする、
    請求項1に記載の電極板製造方法。
  3. 前記メッシュ孔は前記長手方向と平行な列を成し、
    前記芯材を圧延することで前記長尺電極板とし、
    前記切断を行う前に前記長尺電極板上のサインであって前記列に並行するとともに前記メッシュ孔と同期しているサインを検出し、
    前記サインに基づき前記送り量を調整する、
    請求項1又は2に記載の電極板製造方法。
  4. 前記サインは、
    前記圧延前に前記芯材に設けられたマーキング、及び
    前記メッシュ孔の列上の活物質の濃淡の繰り返し
    の少なくともいずれか一方である、
    請求項3に記載の電極板製造方法。
  5. 前記サインは、前記マーキングであり、
    前記マーキングは、前記長尺電極板の短手方向の両側に、前記メッシュ部を挟むように設けられており、
    前記切断を行う前に前記両側のマーキングを読み取り、
    前記両側のマーキングに基づき前記送り量を前記両側で互いに独立に調整する、
    請求項4に記載の電極板製造方法。
  6. メッシュ孔を有するメッシュ部を有する芯材を有する長尺電極板を繰り返し送るごとに、前記長尺電極板を前記メッシュ部ごと繰り返し切断することで、前記長尺電極板を連続的に小片化する、電極板製造装置であって、
    前記長尺電極板を前記長尺電極板の長手方向と実質的に平行に送る搬送器具と、
    前記長尺電極板の送り方向に対して実質的に直交する刃を有する金型と、
    を備え、
    前記メッシュ孔が、いずれも前記長手方向と平行な奇数列及び偶数列に分かれて千鳥配置されているところ、前記搬送器具は、前記長尺電極板に対して平面視した時、前記刃が、前記奇数列及び前記偶数列の有する前記メッシュ孔を連続的に通るとともに、前記刃の通る前記奇数列及び前記偶数列の前記メッシュ孔の前記長手方向における両端部の内、いずれの端部からも特定のマージン以上離隔するように、前記長尺電極板の送り量を調整し、
    前記調整後、前記金型で前記長尺電極板を前記切断する、
    電極板製造装置。
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