JP6629092B2 - 車両用視認装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗員の視認を視認手段が補助する車両用視認装置に関する。
特許文献1に記載されたドアミラー装置では、鏡面角度調整機構にドアミラーユニットが支持されると共に、ドアミラーユニットに表示形成部及びLEDが設けられており、表示形成部をLEDが照明する。
ところで、このドアミラー装置では、例えば鏡面角度調整機構とドアミラーユニットとの間にハーネスを配策して、LEDに電力を供給する必要がある。
特開2014−234022号公報
本発明は、上記事実を考慮し、視認手段と端子部側との間にハーネスを配策する必要を無くすことができる車両用視認装置を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用視認装置は、傾動可能とされ、車両の乗員の視認を補助すると共に、摺動部が設けられる視認手段と、前記摺動部と弾性接触して前記視認手段を傾動可能に支持し、前記視認手段が傾動される際に前記摺動部が摺動されると共に、前記摺動部と電気的に接続される端子部と、を備える。
請求項1記載の車両用視認装置では、視認手段が傾動可能とされており、車両の乗員の視認を視認手段が補助する。ここで、視認手段に摺動部が設けられており、視認手段が傾動される際に端子部に摺動部が摺動されると共に、摺動部が端子部に電気的に接続される。これにより、視認手段と端子部側との間にハーネスを配策する必要を無くすことができる。
請求項2記載の車両用視認装置は、請求項1記載の車両用視認装置において、前記摺動部及び前記端子部として、それぞれ、前記視認手段の中心側に第1摺動部及び該第1摺動部が摺動される第1端子部が設けられ、前記第1摺動部及び前記第1端子部よりも前記視認手段の外周側に第2摺動部及び前記第2摺動部が摺動される第2端子部を備える
請求項2記載の車両用視認装置では、第1摺動部が摺動される第1端子部及び第2摺動部が摺動される第2端子部の各々が視認手段を傾動可能に支持している
請求項3記載の車両用視認装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用視認装置において、前記視認手段に一体に設けられ、前記摺動部に電気的に接続される配線を備える。
請求項3記載の車両用視認装置では、摺動部に配線が電気的に接続されており、配線が視認手段に一体に設けられる。これにより、車両用視認装置を組付ける際に、配線を視認手段に配策する必要を無くすことができる。
本発明によれば、視認手段と端子部側との間にハーネスを配策する必要を無くすことができる、という効果を有する。
本発明の実施の形態に係るドアミラー装置を示す車両前側かつ車幅方向内側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るドアミラー装置を示す上側から見た断面図である。 ドアミラー装置のミラー体を示す車両後側かつ車幅方向内側から見た分解斜視図である。 (A)から(C)の各々は、図2における主要部の拡大断面図であり、(A)は保持球と取付壁を示し、(B)は支持壁及び摺動壁を示し、(C)は基体の凹部を示している。 摺動部の他の一例を示す図4(A)に対応する主要部の断面図である。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用視認装置としてのドアミラー装置10が車両前側かつ車幅方向内側(車両左側)から見た分解斜視図にて示されており、図2には、ドアミラー装置10が上側から見た断面図にて示されている。なお、図面では、車両前方が矢印FRにて示されており、車幅方向外側が矢印OUTで示されており、上方が矢印UPで示されている。
本実施の形態に係るドアミラー装置10は、車両のドア(フロントサイドドア、車体側)の外側に支持されている。
図1に示す如く、ドアミラー装置10は、格納機構12を備えている。格納機構12には、支持部材としてのスタンド12Aが設けられており、スタンド12Aがドアの上下方向中間部の車両前側端に支持されることで、ドアミラー装置10がドアに支持されている。スタンド12Aには、回動体12Bが支持されており、格納機構12が電気的に作動されることで、スタンド12Aに対して回動体12Bが上下方向周りに回動される。回動体12Bは、スタンド12Aを介して、車体側の制御装置(図示省略)に電気的に接続されており、格納機構12は、制御装置の制御により電気的に作動される。
格納機構12の回動体12Bには、外周体としての樹脂製のバイザ14が支持されており、バイザ14には、接続体としてのバイザボデー16が設けられている。バイザボデー16の車幅方向内側端部の車両前側は、回動体12Bに固定されている。
バイザボデー16の車両前側には、下記リンフォース24を介して、被覆部材としての湾曲板状のバイザカバー18が組付けられており、バイザカバー18は、外周がバイザボデー16の外周に嵌合されて、バイザボデー16の車両前側を被覆している。バイザカバー18には、上側の上カバー18Aと下側の下カバー18Bとが設けられており、バイザカバー18は、上カバー18Aと下カバー18Bとが組合わされて構成されている。
図1及び図2に示す如く、バイザボデー16には、収容部としての略直方体形箱状の収容壁20Aが設けられており、収容壁20A内は、車両後側に開放されている。
収容壁20Aの車両前側壁(底壁)には、支持部としての支持壁20B(アッパケース部)が一体に設けられており、支持壁20Bは、収容壁20Aの車両前側壁の車両前側及び車両後側に突出されている。支持壁20Bは、略筒状にされており、支持壁20Bの中心軸線は、車両前後方向に平行に配置されている。支持壁20Bは、球壁状にされており、支持壁20Bの内径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。
支持壁20B内には、被覆部としての容器状の被覆壁20C(ロアケース部)が設けられており、被覆壁20Cの車両前側端の全周は、支持壁20Bの車両前側端の全周において一体にされている。被覆壁20C内は、支持壁20Bの車両前側に開放されており、これにより、被覆壁20C内は、収容壁20Aの車両前側に開放されている。
被覆壁20Cの車両後側壁(底壁)には、中央支持部(保持部)としての略円筒状の保持筒22が一体に設けられており、保持筒22は、被覆壁20Cの車両後側壁の車両前側及び車両後側に突出されると共に、支持壁20Bと同軸上に配置されている。保持筒22の車両後側の端部には、略球状の保持球22Aが設けられており、保持球22Aの車両前側部の周面は、球面状にされて、中心が支持壁20Bの内周面の中心と略一致されている。
バイザボデー16及び格納機構12の回動体12Bの車両前側には、補強体(剛性部材)としての樹脂製で長尺板状のリンフォース24が設けられている。リンフォース24の車幅方向内側部には、補強部としての略三角形板状の補強板26が一体に設けられている。リンフォース24の車幅方向外側部には、閉鎖部としての略円板状の底壁部28が設けられている。リンフォース24の車幅方向中間部には、段差部30が設けられており、段差部30が補強板26と底壁部28とを接続することで、補強板26に対し底壁部28が車両後側に配置されている。
リンフォース24は、補強板26の車幅方向内側端部において格納機構12の回動体12Bの車両前側に固定されると共に、段差部30において回動体12Bと共にバイザボデー16に固定されている。また、底壁部28の車幅方向外側部には、組付部としての三角形板状の組付板28Aが一対一体に設けられており、一対の組付板28Aは、それぞれ底壁部28から上側及び車幅方向外側に突出されている。リンフォース24は、一対の組付板28Aにおいて、バイザボデー16に固定されている。リンフォース24は、バイザボデー16に比し剛性が高くされており、リンフォース24は、バイザボデー16及び回動体12Bを補強している。また、リンフォース24には、段差部30の車幅方向内側壁において、バイザ14のバイザカバー18(下カバー18B)が固定されており、これにより、上述の如くバイザカバー18がリンフォース24を介してバイザボデー16に組付けられている。
底壁部28の車両後側面には、全周において、凹部としての断面矩形状の内凹部32(図2参照)が形成されている。内凹部32には、バイザボデー16の支持壁20Bの車両前側端が嵌入されている。これにより、底壁部28が、バイザボデー16の支持壁20B及び被覆壁20Cの車両前側を被覆かつ閉塞すると共に、支持壁20B及び被覆壁20Cを補強している。
底壁部28の中心部には、嵌入部としての略円柱状の嵌入柱28B(図2参照)が一体に設けられており、嵌入柱28Bは、底壁部28から車両後側に突出されると共に、底壁部28と同軸上に配置されている。嵌入柱28Bの先端部は、縮径されており、嵌入柱28Bは、先端部がバイザボデー16の保持筒22内に車両前側から嵌入されて、保持筒22を補強している。
底壁部28の上部(又は下部でも良い)及び車幅方向外側部(又は車幅方向内側部でも良い)には、円筒状の支持筒28Cが一体に設けられており、支持筒28Cは、底壁部28から車両後側に突出されると共に、底壁部28と中心軸線が平行に配置されている。
図1及び図2に示す如く、バイザボデー16の被覆壁20Cとリンフォース24の底壁部28との間には、作動機構としての鏡面調整機構34が保持されている。
鏡面調整機構34には、底壁部28の下部及び車幅方向内側部の各位置において、駆動手段としてのモータ36が設けられており、モータ36は、被覆壁20Cと底壁部28との間に挟持された状態で保持されている。モータ36には、制御装置が電気的に接続されており、制御装置の制御により、モータ36に電力が供給されて、モータ36が駆動されることで、鏡面調整機構34が電気的に動作される。また、モータ36の駆動軸には、ウォーム36Aが設けられている。
鏡面調整機構34には、伝達部材としての樹脂製で略円筒状のホイルドライブ38が一対設けられており、ホイルドライブ38は、車両前側部分が底壁部28の支持筒28C内に嵌入された状態で被覆壁20Cと底壁部28との間に挟持されて、軸周りに回転自在に保持されている。
ホイルドライブ38の外周部には、軸方向(車両前後方向)中間部において、ウォームホイル38Aが同軸上に形成されており、ウォームホイル38Aは、モータ36のウォーム36Aに噛合(係合)されている。このため、モータ36が駆動されることで、ウォーム36A及びウォームホイル38Aが回転されて、ホイルドライブ38が回転される。
ホイルドライブ38の内周部には、ウォームホイル38Aの車両後側において、係合部としての噛合爪38Bが所定数(本実施の形態では4個)形成されており、所定数の噛合爪38Bは、ホイルドライブ38の周方向に等間隔に配置されている。噛合爪38Bは、弾性を有しており、噛合爪38Bの先端(車両後側端)は、ホイルドライブ38の径方向内側に突出されている。
ホイルドライブ38内には、移動部材としての略円柱状のロッドドライブ40が同軸上に挿入されており、ロッドドライブ40は、被覆壁20Cから車両後側に突出されている。一方のロッドドライブ40は、バイザボデー16の支持壁20Bの中心軸線の上方(下方でもよい)に配置されており、他方のロッドドライブ40は、支持壁20Bの中心軸線の車幅方向外側(車幅方向内側でもよい)に配置されている。
ロッドドライブ40の先端部(車両後側端部)以外の部分は、ネジ40Aにされており、ネジ40Aには、ホイルドライブ38の噛合爪38B先端が噛合(係合)されている。また、ロッドドライブ40の先端部は、略球状にされている。
バイザボデー16の収容壁20A内には、視認手段としてのミラー体42が収容されており、ミラー体42の全周及び車両前側は、収容壁20Aによって被覆されている。図3には、ミラー体42が車両後側かつ車幅方向外側(車両右側)から見た分解斜視図にて示されている。
ミラー体42の車両後側部分には、視認部としての矩形板状のミラー44が設けられており、ミラー44の表面(車両後側の面)は、バイザボデー16の車両後側に露出されている。ミラー44には、透明なガラス板が設けられており、ガラス板の裏面には、反射層が設けられると共に、反射層のガラス板側の面には、鏡面44Aが形成されている。ミラー44の鏡面44Aは、車両後側に向けられており、ミラー44によって車両の乗員(特に運転者)の車両後側の視認が補助される。
ミラー体42の車両前側部分には、摺動体としての樹脂製のミラーホルダ46が設けられている。ミラーホルダ46には、略矩形板状の基体48が設けられており、基体48の車両後側の外周部には、全周に亘って縁部48Aが設けられている。縁部48Aの全周は、ミラー44の全周を被覆すると共に、基体48は、ミラー44の車両前側を被覆しており、ミラーホルダ46は、ミラー44を保持している。
基体48には、ミラー44の中央位置(重心位置)の車両前側において、取付部(摺動部位)としての略筒状の取付壁48Bが形成されており、取付壁48Bは、バイザボデー16の支持壁20Bと同軸上に配置されている。取付壁48Bは、略球壁状にされており、取付壁48Bの内径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。取付壁48B内には、バイザボデー16の保持筒22の保持球22Aが取付壁48Bの弾性変形により嵌入されており、これにより、取付壁48Bが保持球22Aに傾動可能かつ摺動可能に保持(支持)されている。
基体48の車両前側には、摺動部位としての略筒状の摺動壁48Cが一体に設けられており、摺動壁48Cは、バイザボデー16の支持壁20Bと同軸上に配置されている。摺動壁48Cは、球壁状にされており、摺動壁48Cの外径寸法は、車両後方へ向かうに従い徐々に大きくされている。摺動壁48Cの外周面は、支持壁20Bの内周面に当接されており、摺動壁48Cは、支持壁20Bの内周面に傾動可能かつ摺動可能に支持されている。
また、基体48には、摺動壁48Cの径方向内側において、回動部としての略筒状の回動壁48Dが一対一体形成されており、一方の回動壁48Dは、バイザボデー16の支持壁20Bの中心軸線の上方(下方でもよい)に配置されると共に、他方の回動壁48Dは、支持壁20Bの中心軸線の車幅方向外方(車幅方向内方でもよい)に配置されている。回動壁48Dは、中心軸線がバイザボデー16の支持壁20Bの中心軸線と平行に配置されると共に、略球壁状にされており、回動壁48Dの内径寸法は、車両前後方向両端側から車両前後方向中央側へ向かうに従い徐々に大きくされている。
回動壁48D内には、鏡面調整機構34におけるロッドドライブ40の先端部が嵌入されて保持されており、回動壁48Dは、ロッドドライブ40の先端部に対する回動を許容されると共に、ロッドドライブ40の軸周りの回転を規制されている。このため、上述の如く、鏡面調整機構34において、ホイルドライブ38(噛合爪38Bを含む)が回転されることで、ロッドドライブ40のネジ40Aへの噛合爪38B先端の噛合位置が変位されて、ロッドドライブ40が車両前後方向(軸方向)へ移動(スライド)される。これにより、ミラー体42(ミラー44及びミラーホルダ46を含む)が、上下方向及び車幅方向の少なくとも一方に対し傾動される。
一方、図2及び図3に示す如く、ミラー体42には、電気機器としてのブラインドスポットモニタ(BSM:blind spot monitor)が設けられている。ミラー44の車幅方向外側かつ上側の端部には、点灯部52が設けられている。点灯部52は、所定の図柄を構成しており、ミラー44の点灯部52の部分は、反射層が設けられずに、光を透過可能にされている
ミラーホルダ46の基体48には、車幅方向外側かつ上側部分において、凹部48Eが設けられており、凹部48Eは、車両後側へ向けて矩形状に開口されている。凹部48E内には、インジケータ50が収容されており、インジケータ50の車両後側面は、ミラー44に取付けられている。インジケータ50の車両後側壁には、照射部50Aが設けられており、照射部50Aは、ミラー44の点灯部52に対向されている。
インジケータ50の内部には、光源(図示省略)が設けられており、インジケータ50は、制御装置から電力が供給されて電気的に作動されることにより、照射部50Aから点灯部52に光を放射する。これにより、点灯部52が点灯されて、BSMが車両の斜め後方側に他車両が存在していることを乗員に知らせる。
また、ミラー体42には、電気機器としてのヒータ54が設けられている。ヒータ54は、シート状に形成されており、ヒータ54は、ミラー44の裏面に取付けられている。また、ヒータ54の車幅方向外側かつ上側の部分には、切込み部54Aが設けられており、ヒータ54は、ミラー44の点灯部52を切込み部54Aによって車両前側に露出させている。ヒータ54は、通電されることにより発熱してミラー44を加熱する。このため、ヒータ54が発熱されることで、ミラー44の表面の霜取り等が行われる。
一方、図2に示す如く、リンフォース24の補強板26の車幅方向内側の端部には、受給部としてのコネクタ56(ブラケット)が一体に設けられている。コネクタ56には、格納機構12の回動体12B内及びスタンド12A内を介して、電力供給側としての制御装置に電気的に接続されている。
リンフォース24には、配線を構成する長尺細帯状の導線58が複数インサート成形により一体に設けられている。導線58は、ほぼ全体がリンフォース24内に配置された状態で、補強板26から段差部30を介して底壁部28に延伸されており、各導線58の一端は、コネクタ56に電気的に接続されると共に、各導線58の他端は、底壁部28の車両後側に露出されている。
図4(A)、図4(B)及び図4(C)には、図2における主要部が拡大された断面図にて示されている。図4(A)には、バイザボデー16の保持筒22及びミラーホルダ46の取付壁48Bが示されており、図4(B)には、バイザボデー16の支持壁20B及びミラーホルダ46の摺動壁48Cが示されている。また、図4(C)には、ミラーホルダ46の基体48の凹部48Eが示されている。
図2及び図4(A)に示す如く、保持筒22の保持球22Aには、端子部としての端子板60Aが対で一体に設けられおり、端子板60Aは、板状とされて、保持球22Aの周面と面一となるように湾曲されている。端子板60Aは、第1導線(図示省略)によって保持筒22内を介して底壁部28内の導線58に電気的に接続されており、第1導線と導線58との電気的な接続は、接触導通により行われている。
図2及び図4(B)に示す如く、支持壁20Bの車幅方向外側には、端子部としての端子板60Bが対で一体に設けられており、端子板60Bは、板状とされて、支持壁20Bの内周面と面一となるように湾曲されている。端子板60Bは、第2導線(図示省略)によって支持壁20B内を介して底壁部28の導線58に電気的に接続されており、第2導線と導線58との電気的な接続は、接触導通により行われている。
一方、ミラーホルダ46には、摺動部としての端子62A、62Bが設けられており、端子62A、62Bは、金属製板材が用いられた板バネ状(弾性体)とされている。端子62Aは、取付壁48Bに対で設けられている。取付壁48Bの内周面には、凹陥部64Aが形成されており、端子62Aは、凹陥部64A内に配置されて、先端部が取付壁48Bの内周面から突出可能とされている。端子62Aの先端部は、取付壁48Bの内周面から突出することで保持球22Aの端子板60Aを弾性押圧し、かつ端子板60Aに対して摺動可能とされている。これにより、ミラー体42の傾動範囲において、端子62Aが端子板60Aに電気的に接続される。
端子62Bは、摺動壁48Cに対で設けられている。摺動壁48Cの内周面には、凹陥部64Bが形成されており、端子62Bは、凹陥部64B内に配置されて、先端部が摺動壁48Cの内周面から突出可能とされている。端子62Bの先端部は、摺動壁48C内周面から突出することで支持壁20Bの端子板60Bを弾性押圧し、かつ端子板60Bに対して摺動可能とされている。これにより、ミラー体42の傾動範囲において、端子62Bが端子板60Bに電気的に接続される。
ミラーホルダ46には、配線としての導線(図示省略)が複数インサート成形により一体に設けられている。複数の導線のうちの一対の第3導線の一端には、取付壁48Bの端子62Aが一体に形成されており、この第3導線の端子62Aとは反対側は、基体48内を延伸されて、第1端子(図示省略)を介してヒータ54に電気的に接続されている。
図4(C)に示す如く、基体48の凹部48Eの底部からは、第2端子66が対で突出されている。第2端子66の先端部は、インジケータ50の底部(車両前側の底部)に挿入されて嵌合(又は底部に設けられた電極に接触)されており、これにより、第2端子66は、インジケータ50内の光源に電気的に接続されている。
図2及び図4(C)に示す如く、複数の導線のうちの一対の第4導線の一端には、摺動壁48Cの端子62Bが一体に形成されており、この第4導線の端子62Bとは反対側は、基体48内を車幅方向外側に延伸されて、第2端子66に電気的に接続されている。
これにより、ミラー体42では、インジケータ50と端子62Bとが第4導線を介して電気的に接続されると共に、ヒータ54と端子62Aとが第3導線を介して電気的に接続されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のドアミラー装置10では、鏡面調整機構34の電気的な作動により、モータ36が駆動されて、ホイルドライブ38が回転されることにより、ロッドドライブ40が車両前後方向へ移動される。このため、ロッドドライブ40によってミラー体42(ミラー44及びミラーホルダ46を含む)が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において傾動される。これにより、ミラー44の鏡面44A角度(ミラー44が補助する乗員の視認方向)が上下方向及び幅方向の少なくとも一方において調整される。また、ミラー体42が傾動される際には、ミラー体42の取付壁48Bがバイザボデー16の保持筒22の保持球22Aに摺動されつつ保持(支持)されると共に、ミラー体42の摺動壁48Cがバイザボデー16の支持壁20Bに摺動されつつ支持される。
さらに、BSMのインジケータ50が電気的に作動されることで、インジケータ50の照射部50Aからミラー44の点灯部52に光が照射されて、点灯部52が点灯される。しかも、ヒータ54が電気的に作動されることで、ミラー44が加熱される。
ここで、バイザボデー16の保持球22Aには、端子板60Aが設けられていると共に、ミラーホルダ46の取付壁48Bには、端子62Aが設けられている。また、端子62Aは、第3導線を介してヒータ54に電気的に接続されている。バイザボデー16の支持壁20Bには、端子板60Bが設けられていると共に、ミラーホルダ46の摺動壁48Cには、端子62Bが設けられている。また、端子62Bは、第4導線を介してインジケータ50に電気的に接続されている。
また、ミラー体42の傾動に応じて、端子板60Aと端子62Aとが摺動され、かつ電気的な接続が維持される。さらに、ミラー体42の傾動に応じて、端子板60Bと端子62Bとが摺動され、かつ電気的に接続が維持される。
このため、ミラー体42(ミラーホルダ46)のインジケータ50及びヒータ54とバイザボデー16側の端子板60A、60Bとの間をハーネスによって電気的に接続する必要を無くすことができる。これにより、ミラーホルダ46とバイザボデー16との間(鏡面調整機構34の周囲)にハーネスを配策する必要を無くすことができて、ドアミラー装置10の組付工数を低減できる。しかも、ミラー体42とバイザボデー16側との間にハーネスを配策する場合、ミラー体42の傾動に応じてハーネスが移動可能となるようにハーネスに弛み(余長)を設ける必要があるが、ミラー体42の傾動によるハーネスの移動を無くすことができて、ハーネスの引掛かりによる断線を無くすことができる。さらに、ミラー体42とバイザボデー16との間からハーネスが見えてしまうことがないので、ドアミラー装置10の見栄えを向上することができる。
また、ミラーホルダ46側をバイザボデー16側に電気的に接続する際には、ミラーホルダ46の取付壁48B及び摺動壁48Cが摺動するバイザボデー16の保持球22A及び支持壁20Bの部位を用いているので、ミラーホルダ46側をバイザボデー16側に電気的に接続するための部位をミラーホルダ46及びバイザボデー16に別途設ける必要がない。これにより、バイザボデー16及びミラーホルダ46の形状を複雑化させてしまうことを抑制できる。
さらに、ミラーホルダ46には、端子62A、62Bと共に第3及び第4導線が一体に設けられているので、ミラーホルダ46において、端子62A、62Bとインジケータ50及びヒータ54との間をハーネスによって電気的に接続する必要を無くすことができる。これにより、ミラーホルダ46の車両前側にハーネスを配策する必要を無くすことができて、ドアミラー装置10の組付工数を低減できる。
なお、以上説明した本実施の形態では、保持球22Aに端子板60Aを設ける共に、取付壁48Bに端子62Aを設けたが、端子板60Aを端子板60Bと同様に支持壁20Bに設けると共に、端子62Aを端子62Bと同様に摺動壁48Cに設けても良い。さらに、端子板60Aが端子62Aに弾性接触しても良く、端子板60Bが端子62Bに弾性接触しても良い。
また、図5に示す如く、ミラーホルダ46には、摺動部としての端子62A(端子62Bも同様)に換えて端子板68を設けても良い。端子板68は、板状とされて、取付壁48Bの内周面と面一となるように湾曲され、かつ第3電線に一体に設けられている。保持球22Aを取付壁48Bに嵌合させる際は、取付壁48Bと共に端子板68が弾性変形されて、保持球22Aが取付壁48Bに嵌合される。これにより、端子板60Aと端子板68とが摺動可能とされ、かつ電気的に接続されると共に、端子板60Aに端子板68が支持される。
このように、端子板68が端子板60Aに支持されることで、バイザボデー16とミラー体42との間に、ミラー体42が傾動可能に支持される部位とは別に端子部に摺動部が摺動される部位を設ける必要を無くすことができる。なお、端子板60Aに摺動される端子板68を例にしたが、端子板68は、摺動壁48Cに設けられて、支持壁20Bの端子板60Bと摺動可能となるようにしても良い。これにより、摺動壁48Cと支持壁20Bとの間で、端子板60Bと端子板68とによりミラー体42を支持することができる。
また、本実施の形態では、端子部(端子板60A、60B)が設けられた保持球22A及び支持壁20Bをバイザボデー16に一体に形成したが、端子部は、バイザボデー16と別体とされて鏡面調整機構34が収容されるケースに設けられても良い。即ち、端子部が設けられる保持球22A(保持筒22)及び支持壁20Bの少なくとも一方は、バイザボデー16とは別体とされたケースに形成されていても良い。
さらに、本実施の形態では、視認手段としてミラー44を用いたミラー体42を例に説明したが、視認手段は、ミラー44に換えて、電気機器としてのエレクトロクロミック防眩ミラー(ECミラー)が用いられても良い。ECミラーは、エレクトロクロミック層を透過した光が反射されると共に、駆動電圧が供給されることで作動されて、エレクトロクロミック層の光の透過率が低下する(防眩)。ECミラーを用いる場合、摺動壁48Cに端子62B又は端子板68と同様の摺動部を設けると共に、支持壁20Bに端子板60Bと同様の摺動部を設け、かつ導線によって摺動部とECミラーとを電気的に接続する。これにより、ECミラーと端子部とが電気的に接続されるので、ハーネスを配策する必要を無くして、ECミラーを作動可能とすることができる。
また、本実施の形態では、視認手段としてミラー体42を用いたドアミラー装置10を例に説明したが、視認手段としてカメラなどの撮像手段が用いられて、撮像手段が収容体としてのケースに摺動可能に支持されて傾動可能とされた車両用視認装置に適用しても良い。
10 ドアミラー装置(車両用視認装置)
34 鏡面調整機構
42 ミラー体(視認手段)
60A、60B 端子板(端子部)
62A、62B 端子(摺動部)
68 端子(摺動部)

Claims (3)

  1. 傾動可能とされ、車両の乗員の視認を補助すると共に、摺動部が設けられる視認手段と、
    前記視認手段に設けられ、前記摺動部と電気的に接続された電気機器と、
    作動されることで前記視認手段を傾動させる作動機構と、
    前記作動機構が収容される接続体と、
    前記接続体に設けられると共に、前記摺動部と弾性接触して前記視認手段を傾動可能に支持し、前記視認手段が傾動される際に前記摺動部が摺動されると共に、前記摺動部と電気的に接続される端子部と、
    を備える車両用視認装置。
  2. 前記摺動部及び前記端子部として、それぞれ、前記視認手段の傾動中心側に前記電気機器としての第1電気機器が電気的に接続される第1摺動部及び該第1摺動部が摺動される第1端子部が設けられ、前記第1摺動部及び前記第1端子部の各々よりも前記視認手段の外周側に前記電気機器としての第2電気機器が電気的に接続される第2摺動部及び前記第2摺動部が摺動される第2端子部を備える請求項1記載の車両用視認装置。
  3. 前記視認手段に一体に設けられ、前記摺動部に電気的に接続される配線を備える請求項1又は請求項2記載の車両用視認装置。
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