JP6628660B2 - 磁気式位置検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体の回転位置を検出する磁気式位置検出器に関する。
磁気センサを用いて回転体の状態を検出する従来技術として、次のものが知られている。
特許文献1は、回転検出装置を開示している。その回転検出装置は、磁気発生手段、磁気センサアレイ、及び角度算出手段を備える。磁気発生手段は、回転中心回りの円周方向の異方性を有する。磁気センサアレイは、マトリクス状に配置された磁気センサ素子を備える。角度算出手段は、磁気センサアレイの出力から回転角度を算出する。
特許文献2は、基準面に対する被測定面の位置及び傾き角を計測する装置を開示している。当該装置は、永久磁石、磁気センサアレイ、特徴抽出部、及び演算部を備える。永久磁石は、被測定面である回転体の端面に設置される。磁気センサアレイは、基準面側に設置され、永久磁石が発生する磁束の分布を計測する。特徴抽出部は、磁束分布の重心位置及び歪みを抽出する。演算部は、重心位置及び歪みに基づいて、永久磁石の位置及び傾き角を演算する。
特開2003−148999号公報 特開2005−207746号公報
経年劣化により、回転体の回転軸の“ずれ”が発生する場合がある。例えば、回転体を支持する軸受が電食により劣化すると、回転軸のずれが発生する。上記の従来技術では、このような回転軸のずれを考慮していない。従って、回転軸のずれが発生すると、算出結果に誤差が生じる。
本発明の1つの目的は、回転軸のずれの影響を受けることなく、回転体の回転位置を算出可能な磁気式位置検出器を提供することにある。
本発明の1つの観点において、磁気式位置検出器が提供される。磁気式位置検出器は、(a)回転軸の周りを回転する回転体に取り付けられ、磁界を発生させる磁界発生体と、(b)磁界発生体と対向するセンサ面を有し、センサ面上における磁界の強度分布を検出する磁気センサと、(c)検出された強度分布に基づいて、回転体の回転位置を算出する演算装置と、を備える。磁界検出領域は、センサ面上において磁界の強度が閾値以上の領域である。少なくとも2つの磁界検出領域が互いに分離して発生するように、磁界発生体と磁気センサは構成されている。演算装置は、2つの磁界検出領域の相対的な位置関係に基づいて回転位置を算出する。
本発明の磁気式位置検出器によれば、回転軸のずれの影響を受けることなく、回転体の回転位置を算出することが可能である。
本発明の実施の形態に係る磁気式位置検出器の構成を示す構成図 本発明の実施の形態における回転位置の算出の原理を説明するための概念図 磁界検出領域の定義を説明するための概念図 磁界検出領域の定義を説明するための概念図 本発明の実施の形態における回転位置の算出の原理を説明するための概念図 本発明の実施の形態における回転位置の算出の原理を説明するための概念図 磁界中心位置の定義を説明するための概念図 磁界中心位置の定義を説明するための概念図 回転位置の算出の第1の例を説明するための概念図 回転位置の算出の第1の例を説明するための概念図 回転位置の算出の第2の例を説明するための概念図 回転位置の算出の第3の例を説明するための概念図 回転位置の算出の第4の例を説明するための概念図 回転軸のずれの検出を説明するための概念図 磁界発生体の一例を示す構成図 磁界発生体の他の例を示す構成図 磁気センサの一例を示す構成図 磁気センサのセルサイズと磁界検出領域のサイズとの関係を示す概念図 磁気センサのセルサイズと磁界検出領域のサイズとの関係を示す概念図 磁気センサのセルサイズと磁界検出領域のサイズとの関係を示す概念図 演算装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る磁気式位置検出器が適用されたモータシステムの構成を示す構成図
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る磁気式位置検出器を説明する。
1.構成及び原理
図1は、本発明の実施の形態に係る磁気式位置検出器10の構成を概略的に示している。磁気式位置検出器10は、回転軸RAの周りを回転する回転体1に適用され、その回転体1の回転位置を算出して出力する。回転体1の回転位置は、回転角度と言うこともできる。回転体1は任意であるが、一例としてモータのシャフトが挙げられる。
典型的には、回転体1は、軸受2によって支持され、回転軸RAの周りを回転する。ここで、経年劣化により、回転軸RAの“ずれ”が発生する可能性がある。例えば、軸受2が電食により劣化すると、回転軸RAのずれが発生する。そのような回転軸RAのずれは、以下「軸ずれ」と呼ばれる。軸ずれが発生すると、回転位置の算出結果に誤差が生じる恐れがある。尚、経年劣化のタイムスケールは、回転体1の回転周期に比べて十分長い。
本実施の形態に係る磁気式位置検出器10は、軸ずれの影響を受けることなく、回転体1の回転位置を算出可能である。図1に示されるように、その磁気式位置検出器10は、磁界発生体20、磁気センサ30、及び演算装置40を備えている。
磁界発生体20は、磁界を発生させる。磁界発生体20は、典型的には永久磁石を用いて形成される。そのような磁界発生体20が回転体1に取り付けられている。回転体1が回転すると、磁界発生体20から発生する磁界の空間分布も変動する。
磁気センサ30は、磁界発生体20と対向するように配置され、磁界発生体20から発生した磁界の強度分布を検出する。より詳細には、磁気センサ30は、磁界発生体20と対向するセンサ面SSを有しており、そのセンサ面SS上における磁界強度分布を検出する。例えば、磁気センサ30は、センサ面SS上にアレイ状に配置された複数の磁気センサ素子を備える。磁気センサ素子としては、ホール素子や磁気抵抗効果素子が挙げられる。回転体1が回転すると、磁気センサ30が検出する磁界強度分布も変動する。磁気センサ30は、検出した磁界強度分布を示す検出磁界データDHを演算装置40に出力する。
演算装置40は、磁気センサ30に接続されており、磁気センサ30から検出磁界データDHを受け取る。そして、演算装置40は、検出磁界データDHが示す磁界強度分布に基づいて、回転体1の回転位置を算出する。この演算装置40による回転位置の算出については、後に詳述される。演算装置40は、算出した回転位置を示す回転位置データDRを外部に出力する。演算装置40としては、マイクロコンピュータが例示される。
次に、図2〜図6を参照して、本実施の形態における回転位置の算出の原理を説明する。
まず、磁界発生体20において磁界を発生させる部分は、磁界発生部分21である。図2に示される例では、磁界発生体20は、磁界発生部分21を少なくとも2つ有しており、更に、それら磁界発生部分21が互いに分離している。すなわち、磁界発生体20は、少なくとも2つの磁界発生部分21のそれぞれから磁界を別々に発生させる。従って、磁気センサ30も、少なくとも2つの磁界強度分布を検出することになる。
センサ面SS上において磁界発生部分21と対向する領域は、磁界検出領域31である。ここで、図3及び図4を参照して、磁界検出領域31の定義をより詳しく説明する。図3及び図4は、図2中の線A−A’に沿った磁界強度分布の例を示している。横軸はセンサ面SS上の位置を表し、縦軸は磁界強度を表している。図3及び図4に示される例では、2つの磁界発生部分21のそれぞれに起因する2つの磁界強度分布が存在している。尚、図4に示されるように、磁界発生部分21の磁極の正負は問わない。本実施の形態における磁界検出領域31とは、センサ面SS上において磁界強度が閾値Hth以上である領域のことである。磁界強度分布が等方的である場合、磁界検出領域31は円形となる。但し、磁界検出領域31の形状は円形に限られず、楕円形、略長方形、不定形などであってもよい。
図2に示される例では、2つの磁界発生部分21のそれぞれに対向するように、2つの磁界検出領域31がセンサ面SS上に発生している。また、それら2つの磁界検出領域31は、センサ面SS上において互いに分離している。回転体1が回転軸RAの周りを回転すると、各磁界発生部分21も回転軸RAの周りを回転し、それに伴って、各磁界検出領域31も回転中心RCの周りを回転する。回転中心RCは、センサ面SS上において回転軸RAに対向する位置であるとも言える。
本実施の形態において重要なことは、少なくとも2つの磁界検出領域31がセンサ面SS上において互いに分離して発生することである。そのために、磁界発生体20の構造、磁界発生体20と磁気センサ30の配置関係、磁気センサ30の閾値Hth、等が適切に設計される。すなわち、本実施の形態によれば、少なくとも2つの磁界検出領域31が互いに分離して発生するように、磁界発生体20と磁気センサ30が構成されている。
演算装置40は、検出磁界データDHが示す磁界強度分布に基づいて、複数の磁界検出領域31を抽出することができる。そして、演算装置40は、抽出した複数の磁界検出領域31のうち2つの相対的位置関係に基づいて、回転体1の回転位置を算出する。
例えば図5には、センサ面SS上の2つの磁界検出領域31−1,31−2が示されている。回転体1が回転すると、磁界検出領域31−1,31−2の各々は、回転中心RCの周りを回転する。このとき、センサ面SS上における磁界検出領域31−1,31−2の相対的な位置関係は、回転体1の回転に伴って時間的に変動する。すなわち、磁界検出領域31−1,31−2の相対的な位置関係は、回転体1の回転位置に依存して一意に定まる。従って、演算装置40は、磁界検出領域31−1,31−2の相対的な位置関係に基づいて、回転体1の回転位置を算出することができる。
ここで、図6を参照して、軸ずれが発生した場合を考える。図6の例において、最初、磁界検出領域31−1,31−2は、回転中心RCaの周りを回転軌跡Caに沿って回転する。その後、回転体1の回転軸RAがずれた結果、回転中心RCがRCaからRCbに移動したとする。そして、磁界検出領域31−1,31−2は、回転中心RCbの周りを回転軌跡Cbに沿って回転する。しかし、回転体1の回転位置が同じであれば、回転中心RCの位置にかかわらず、磁界検出領域31−1,31−2の相対的な位置関係は同じである。従って、演算装置40は、磁界検出領域31−1,31−2の相対的な位置関係を用いることによって、軸ずれの影響を受けることなく、回転位置を算出することができる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、少なくとも2つの磁界検出領域31がセンサ面SS上において互いに分離して発生するように、磁界発生体20と磁気センサ30が構成される。そして、演算装置40は、2つの磁界検出領域31の相対的な位置関係に基づいて、回転体1の回転位置を算出する。これにより、軸ずれの影響を受けることなく、回転位置を算出することが可能となる。
また、本実施の形態では、少なくとも2つの磁界検出領域31が互いに分離して発生する限りにおいて、厳密な位置合わせは不要である。従って、磁気式位置検出器10の組立及び設置が容易である。
また、本実施の形態では、2つの磁界検出領域31の相対的位置関係が分かればよく、各々の磁界検出領域31の絶対位置を厳密に求める必要はない。従って、磁界発生体20の微細加工は不要であり、また、磁気センサ30の解像度をいたずらに増大させる必要もない。これらのことは、コストの削減に寄与する。
2.回転位置の算出例
以下、回転位置の算出の様々な例を説明する。その説明にあたり、「磁界中心位置32」という概念を導入する。図7及び図8は、磁界中心位置32の定義を説明するための概念図である。磁界中心位置32とは、磁界検出領域31における磁界強度分布の“重心の位置”のことである。磁界中心位置32は、磁界強度を重みとした場合の磁界検出領域31の“重み付き平均位置”であるとも言える。
図7に示される例では、磁界強度分布は等方的であり、磁界検出領域31の形状は円形である。この場合、磁界中心位置32は、磁界強度分布のピーク位置と一致し、また、円形の磁界検出領域31の中心位置とも一致する。一方、図8に示される例では、磁界強度分布は非等方的であり、磁界中心位置32は磁界強度分布のピーク位置と一致しない。しかし、いずれの場合であっても、演算装置40は、磁界検出領域31における磁界強度分布に基づいて磁界中心位置32を算出することができる。尚、演算負荷及び演算速度の観点から言えば、円形の磁界検出領域31が最適である。
上述の通り、本実施の形態では、少なくとも2つの磁界検出領域31が発生する。演算装置40は、検出磁界データDHが示す磁界強度分布に基づいて、2つの磁界検出領域31のそれぞれに関する2つの磁界中心位置32を算出する。2つの磁界中心位置32は、2つの磁界検出領域31のそれぞれの代表位置であるとも言える。よって、演算装置40は、2つの磁界中心位置32の相対的な位置関係を用いることによって、軸ずれの影響を受けることなく、回転位置を算出することができる。
2−1.第1の例
図9及び図10は、第1の例を説明するための概念図である。センサ面SSは、互いに直交するX軸及びY軸で規定されるX−Y面で表されている。2つの磁界検出領域31−1,31−2のそれぞれに関して、2つの磁界中心位置32−1,32−2が存在している。
ここで、本例において用いられる「第1の線LA」及び「第1の角度α」について定義する。第1の線LAは、2つの磁界中心位置32−1,32−2の間を結ぶ線である。第1の角度αは、第1の線LAとセンサ面SS上の基準線LRとのなす角度である。例えば、基準線LRがX軸である場合、第1の角度αは、第1の線LAとX軸とのなす角度である。この第1の角度αは、2つの磁界中心位置32の相対的な位置関係を表していると言える。
回転体1が回転すると、磁界中心位置32−1,32−2の各々も回転中心RCの周りを回転する。ここで、回転中心RCから磁界中心位置32−1,32−2のそれぞれまでの距離は、r1,r2である。本例では、距離r1と距離r2は等しい。よって、磁界中心位置32−1,32−2は共に、同じ回転軌跡Cに沿って回転する。
また、本例では、磁界中心位置32−1,32−2は、回転中心RCを挟んで対角位置に存在している。従って、磁界中心位置32−1,32−2の間を結ぶ第1の線LAは、回転中心RCを通る。第1の線LAが回転中心RCを通るように、回転体1の回転軸RAに対する磁界発生部分21の配置が決定されているとも言える。第1の線LAが回転中心RCを通るため、第1の線LAと基準線LRとのなす第1の角度αは、基準線LRからみた回転中心RCの周りの磁界中心位置32−1の回転角度を表している。すなわち、第1の角度αは、回転体1の回転位置を反映している。
図9は、軸ずれが発生していない場合を示している。このとき、回転中心RCはX−Y座標の座標原点と一致しており、回転中心RCを通る第1の線LAは座標原点も通る。一方、図10は、軸ずれが発生した場合を示している。軸ずれが発生すると、回転中心RCは座標原点からずれ、第1の線LAも座標原点を通らなくなる。しかしながら、第1の角度αは、軸ずれの影響を受けていない。つまり、回転体1の回転位置が同じであれば、軸ずれの有無にかかわらず、第1の角度αは一定である。従って、軸ずれの影響を受けることなく、第1の角度αを回転位置として用いることができる。
比較例として、回転中心RCの代わりに座標原点の周りの磁界中心位置32−1の回転角度φを考える。軸ずれが発生していないとき、回転角度φは第1の角度αと一致している。しかしながら、図10に示されるように軸ずれが発生すると、回転角度φは、正しい回転角度である第1の角度αと一致しなくなる。つまり、回転角度φは軸ずれの影響を受ける。よって、回転角度φを回転位置として用いると、軸ずれによって算出誤差が生じる。
以上に説明されたように、本例によれば、第1の線LAが回転中心RCを通る。演算装置40は、2つの磁界中心位置32−1,32−2に基づいて、第1の角度αを回転位置として算出する。その第1の角度αは軸ずれの影響をうけない。すなわち、演算装置40は、軸ずれの影響を受けることなく、回転位置を算出することができる。また、本例の算出方法はシンプルで簡単であるため、演算装置40における演算負荷を大きく低減することが可能である。
2−2.第2の例
図11は、第2の例を説明するための概念図である。上記の第1の例と比較すると、本例では、距離r1と距離r2が異なっている。磁界中心位置32−1は回転軌跡C1に沿って回転し、磁界中心位置32−2は回転軌跡C2に沿って回転する。その他は、第1の例と同じである。
本例でも、磁界中心位置32−1,32−2は、回転中心RCを挟んで対角位置に存在しており、第1の線LAは、回転中心RCを通っている。従って、第1の角度αを回転位置として用いることができる。つまり、軸ずれの影響を受けることなく、且つ、簡単に、回転位置を算出することが可能である。
また、本例では、距離r1と距離r2を一致させる必要がない。このことは、厳密な位置合わせが不要であることを意味する。従って、磁界発生体20の作製及び設置が容易となる。このことは、コストの削減に寄与する。
2−3.第3の例
図12は、第3の例を説明するための概念図である。本例において、磁界中心位置32−1,32−2は、回転中心RCを挟んで対角位置に存在しておらず、よって、第1の線LAは、回転中心RCを通っていない。
ここで、本例において用いられる「第2の線LB」及び「第2の角度β」について定義する。第2の線LBは、一方の磁界中心位置32−1と回転中心RCとの間を結ぶ線である。第2の角度βは、第1の線LAと第2の線LBとのなす角度である。この第2の角度βは、回転中心RCと2つの磁界中心位置32−1,32−2の3点からなる三角形の形状を規定するパラメータである。そして、その三角形の形状は、磁界発生体20が回転体1に取り付けられた時点で定まる。すなわち、第2の角度βは、固定パラメータである。回転体1が回転しても、第2の角度βは一定のままである。
次に、上記の第1の例の場合と同様に、基準線LRからみた回転中心RCの周りの磁界中心位置32−1の回転角度について考える。上記の第1の例の場合、その回転角度は第1の角度αであった。一方、本例の場合、図12から分かるように、その回転角度は、第1の角度αと第2の角度βとの差(α−β)である。よって、α−βを回転位置として用いることができる。ここで、第1の角度αは軸ずれの影響を受けないパラメータであり、第2の角度βは固定パラメータであることに留意されたい。よって、α−βも、軸ずれの影響を受けないパラメータとなる。すなわち、軸ずれの影響を受けることなく、α−βを回転位置として用いることができる。
演算装置40は、2つの磁界中心位置32−1,32−2に基づいて、第1の角度αを算出する。そして、演算装置40は、第1の角度αと第2の角度βとの差(α−β)を回転位置として算出する。第2の角度βの取得方法としては、様々なものが考えられる。例えば、磁界発生体20が回転体1に取り付けた時点で第2の角度βが正確に判明した場合、外部から演算装置40に第2の角度βがあらかじめ入力される。演算装置40は、入力された第2の角度βをメモリに記憶する。あるいは、回転体1が回転し始めた直後に、演算装置40は、磁界中心位置32の回転軌跡から回転中心RCの初期位置を算出し、更に、当該初期位置と磁界中心位置32を用いて第2の角度βを算出してもよい。演算装置40は、算出された第2の角度βをメモリに記憶する。いずれの場合であっても、演算装置40は、あらかじめ記憶した第2の角度βを用いて回転位置を算出することができる。
本例においても、軸ずれの影響を受けることなく、且つ、簡単に、回転位置を算出することが可能である。更に、本例では、磁界中心位置32−1,32−2が、回転中心RCを挟んで対角位置に存在する必要がない。このことは、厳密な位置合わせが不要であることを意味する。従って、磁界発生体20の作製及び設置が容易となる。このことは、コストの削減に寄与する。
2−4.第4の例
磁界検出領域31の数は2に限られず、3以上であってもよい。例えば、図13は、3つの磁界検出領域31−1〜31−3が存在する場合を示している。演算装置40は2つの磁界検出領域31を用いて回転位置を算出することができるが、その2つの磁界検出領域31は、以下「磁界検出領域ペア」と呼ばれる。図13の例では、複数の異なる磁界検出領域ペア(31−1,31−2)、(31−2,31−3)、(31−3,31−1)が存在している。
演算装置40は、複数の異なる磁界検出領域ペアのうち少なくとも1つを用いて回転位置を算出する。例えば、演算装置40は、1つの磁界検出領域ペアを用いて回転位置を算出し、算出した回転位置を出力する。あるいは、演算装置40は、複数の磁界検出領域ペアのそれぞれに基づいて複数の回転位置を並列的に算出し、それら複数の回転位置のうち1つを出力してもよい。いずれにせよ、使用していた磁界検出領域ペアが使用不可能に変化した場合、演算装置40は、複数の磁界検出領域ペアのうち他のものを用いて回転位置を算出する。
このように、本例によれば、磁界発生体20に異常が発生した時にも、回転位置の算出を継続することができる。尚、磁界発生体20の異常の例としては、一部の磁石が回転体1から落ちることが考えられる。
3.回転軸RAの異常の検出
演算装置40は、軸ずれ等の回転軸RAの異常を検出することも可能である。例えば、図14に示されるような、回転中心RCの許容範囲RNGを考える。演算装置40は、その許容範囲RNGを示す許容パラメータをあらかじめメモリに記憶する。
回転体1の回転中、演算装置40は、磁界検出領域31の回転軌跡に基づいて、回転中心RCを定期的に算出する。そして、演算装置40は、算出した回転中心RCの位置と許容範囲RNGとを比較することによって、回転軸RAの異常を検出する。具体的には、算出した回転中心RCが許容範囲RNGを逸脱した場合、演算装置40は、回転軸RAの異常が発生したと判断する。異常を検出した場合、演算装置40は、エラーを外部に出力する。
回転軸RAの異常の検出は、予防保全の観点から好適である。例えば、軸受2が完全に故障する前に、その異常を察知することが可能である。
4.磁界発生体20の例
図15は、磁界発生体20の一例を示している。本例では、磁界発生体20は、互いに分離した少なくとも2つの磁石23を有している。各磁石23が、既出の図2で示された磁界発生部分21に相当する。
図16は、磁界発生体20の他の例を示している。本例では、磁界発生体20は、磁石24と、その磁石24上に形成された磁気シールド25とを備えている。ここで、磁石24が回転体1側に配置され、磁気シールド25が磁気センサ30側に配置されている。磁気シールド25は、磁石24からの磁界をシールドするシールド部材で形成されている。また、磁気シールド25は、互いに分離した少なくとも2つの開口部26を有している。開口部26にはシールド部材が形成されておらず、磁石24からの磁界は開口部26を通過することができる。すなわち、各開口部26が、既出の図2で示された磁界発生部分21に相当する。
5.磁気センサ30の例
図17は、磁気センサ30の一例を示している。磁気センサ30は、セルアレイ33を備えている。セルアレイ33は、アレイ状に配置された複数のセル34からなる。1つのセル34(i,j)は、磁界の強度を検出し、検出した強度を1つの出力H(i,j)として出力する。よって、複数のセルのそれぞれからの出力H(i,j)を組み合わせることによって、磁界強度分布が得られる。
図18は、セル34のサイズと磁界検出領域31のサイズとの関係を示す概念図である。ここで、1つのセル34の一辺の長さはaである。また、磁界検出領域31の形状は円形であり、その直径はdである。
直径dは長さa以上である(d≧a)ことが望ましい。比較例として、図19に示されるd<aの場合を考える。d<aの場合、1つの磁界検出領域31が、複数のセル34にわたって分布せず、1つのセル34内に完全に包含される可能性がある。その場合、当該セル34内における磁界検出領域31の位置にかかわらず、当該セル34からの出力H(i,j)は同じになってしまう。つまり、出力H(i,j)から磁界中心位置32を正確に算出することができなくなる。磁界中心位置32の算出精度の観点から、d≧aの条件が成立することが望ましい。
d=aの場合、最小で1つのセル34、最大でも2×2のセル34からの出力H(i,j)に基づいて、磁界中心位置32を高精度に算出することが可能である。
d=2aの場合、最小で2×2のセル34、最大でも3×3のセル34からの出力H(i,j)に基づいて、磁界中心位置32を高精度に算出することが可能である。
d>2aの場合、図20に示されるように、3×3のセル34では不足する可能性がある。しかし、セル34の数が増加すると、それだけ計算負荷も増大してしまう。計算負荷の低減の観点から言えば、3×3のセル34、すなわち、d≦2aの条件が成立することが望ましい。例えば、3×3のセル34を用いる場合、64×64のセル34を用いる場合と比較して、計算量は9/4096となる。これは、位置算出の時間分解能を4096/9倍に向上させることが可能であることを意味する。
6.演算装置40の例
図21は、演算装置40の構成例を示すブロック図である。演算装置40は、プロセッサ41、メモリ42、入出力インタフェース43、及びバス44を備えている。プロセッサ41、メモリ42、及び入出力インタフェース43は、バス44を介して互いに接続されている。
磁気センサ30から出力された検出磁界データDHは、入出力インタフェース43を介して入力される。入力された検出磁界データDHはメモリ42に格納される。メモリ42には、必要に応じて、様々なパラメータが予め格納されていてもよい。その様々なパラメータとしては、上述の第2の角度βや許容範囲RNGが例示される。プロセッサ41は、メモリ42から必要なデータを読みだし、回転位置の算出を行う。そして、プロセッサ41は、算出した回転位置を示す回転位置データDRを、入出力インタフェース43を介して外部に出力する。
7.モータシステムへの適用
本実施の形態に係る磁気式位置検出器10は、例えば、図22に示されるようなモータシステム100に適用される。モータシステム100は、回転体1、磁気式位置検出器10、モータ110、及びモータ制御装置120を備えている。
モータ110は、回転体1を回転させる。磁気式位置検出器10は、回転体1の回転位置を算出し、算出した回転位置を示す回転位置データDRをモータ制御装置120に出力する。モータ制御装置120は、回転位置データDRを参照して、モータ110の動作を制御する。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 回転体、2 軸受、10 磁気式位置検出器、20 磁界発生体、21 磁界発生部分、23 磁石、24 磁石、25 磁気シールド、26 開口部、30 磁気センサ、31 磁界検出領域、32 磁界中心位置、33 セルアレイ、34 セル、40 演算装置、41 プロセッサ、42 メモリ、43 入出力インタフェース、44 バス、100 モータシステム、110 モータ、120 モータ制御装置、DH 検出磁界データ、DR 回転位置データ、LA 第1の線、LB 第2の線、LR 基準線、RA 回転軸、RC 回転中心、RNG 許容範囲、SS センサ面。

Claims (12)

  1. 回転軸の周りを回転する回転体に取り付けられ、磁界を発生させる磁界発生体と、
    前記磁界発生体と対向するセンサ面を有し、前記センサ面上における前記磁界の強度分布を検出する磁気センサと、
    前記検出された強度分布に基づいて、前記回転体の回転位置を算出する演算装置と
    を備え、
    磁界検出領域は、前記センサ面上において前記磁界の強度が閾値以上の領域であり、
    少なくとも2つの前記磁界検出領域が互いに分離して発生するように、前記磁界発生体と前記磁気センサは構成されており、
    前記演算装置は、前記2つの磁界検出領域の相対的な位置関係に基づいて前記回転位置を算出し、
    前記磁気センサは、アレイ状に配置された複数のセルを有し、
    前記複数のセルの各々は、前記磁界の強度を検出し、前記検出した強度を1つの出力として出力し、
    前記複数のセルのそれぞれからの出力の組み合わせが前記強度分布となる
    磁気式位置検出器。
  2. 請求項1に記載の磁気式位置検出器であって、
    磁界中心位置は、前記磁界検出領域における前記強度分布の重心の位置であり、
    前記演算装置は、前記2つの磁界検出領域のそれぞれに関する2つの前記磁界中心位置を算出し、前記2つの磁界中心位置の相対的な位置関係に基づいて前記回転位置を算出する
    磁気式位置検出器。
  3. 請求項2に記載の磁気式位置検出器であって、
    第1の線は、前記2つの磁界中心位置の間を結ぶ線であり、
    第1の角度は、前記第1の線と前記センサ面上の基準線とのなす角度であり、
    前記演算装置は、前記第1の角度に基づいて前記回転位置を算出する
    磁気式位置検出器。
  4. 請求項3に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記磁界検出領域は、前記センサ面上において回転中心の周りを回転し、
    前記第1の線は、前記回転中心を通り、
    前記演算装置は、前記第1の角度を前記回転位置として算出する
    磁気式位置検出器。
  5. 請求項4に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記2つの磁界中心位置のそれぞれから前記回転中心までの距離は異なっている
    磁気式位置検出器。
  6. 請求項3に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記磁界検出領域は、前記センサ面上において回転中心の周りを回転し、
    第2の線は、前記2つの磁界中心位置のうち一方と前記回転中心との間を結ぶ線であり、
    第2の角度は、前記第1の線と前記第2の線とのなす角度であり、
    前記演算装置は、前記第1の角度と前記第2の角度との差に基づいて前記回転位置を算出する
    磁気式位置検出器。
  7. 請求項6に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記演算装置は、前記第2の角度をあらかじめ記憶しており、前記記憶されている第2の角度を用いて前記回転位置を算出する
    磁気式位置検出器。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記2つの磁界検出領域は磁界検出領域ペアであり、
    3つ以上の磁界検出領域が分離して発生する場合、複数の異なる磁界検出領域ペアが存在し、
    前記演算装置は、前記複数の異なる磁界検出領域ペアのうち1つを用いて前記回転位置を算出し、前記1つの磁界検出領域ペアが使用不可能になった場合、前記複数の異なる磁界検出領域ペアのうち他のものを用いて前記回転位置を算出する
    磁気式位置検出器。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記磁界検出領域は、前記センサ面上において回転中心の周りを回転し、
    前記演算装置は、前記回転中心の許容範囲を記憶しており、前記回転中心の位置と前記許容範囲とを比較することによって前記回転軸の異常を検出する
    磁気式位置検出器。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記磁界発生体は、互いに分離した少なくとも2つの磁石を有する
    磁気式位置検出器。
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記磁界発生体は、
    磁石と、
    前記磁石からの磁界をシールドするシールド部材で形成された磁気シールドと
    を有し、
    前記磁気シールドは、互いに分離した少なくとも2つの開口部を有し、
    前記少なくとも2つの開口部は、前記磁石からの磁界を通過させる
    磁気式位置検出器。
  12. 請求項1から11に記載の磁気式位置検出器であって、
    前記複数のセルの各々の一辺の長さはaであり、
    前記磁界検出領域の形状は、直径dの円形であり、
    a≦d≦2aの関係が成立する
    磁気式位置検出器。
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