JP6627378B2 - 包装袋 - Google Patents

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本発明は、包装袋に関するものである。
従来から、軟包材をシールして袋体に成形した包装袋が食品、トイレタリーを初めとした様々な用途に用いられている。包装袋としては種々の形状のものが存在するが、簡単な製袋充填機であるピロー製袋機で製袋されるピロー包装袋が菓子業界などでは多く用いられている。このピロー包装袋は、縦長にスリットした包材の両側端部を合掌状に重ね合わせてシールし、背シール部を形成して筒状に成形した後、底シール部と天シール部をシールして完成する。
この包装袋を開封するに、背シール部に開封用ノッチを設けて、背シール部から水平方向に裂く様に開封する、いわゆる帽子切り開封がある。この帽子切り開封をしようとすると、背シール部に設けたノッチから、筒状の周方向に、包材のフィルムの流れ方向に対しクロスする方向に包材を裂いていくことから、まっすぐには切り裂き難く、左右の裂け目位置が合わずに、帽子部分を本体から綺麗に切り取ることが出来ないなどの問題が発生する。
上述の問題を解決するために、特許文献1の包装袋が提案されている。すなわち、最外層と最内層を少なくとも有し、最内層がヒートシール性樹脂層である積層体からなる包材の両側端部を合掌状に貼り合せて背シール部を形成し、底部および天部をシールしてなる筒状構造を有する包装袋であって、背貼りシール部の所定部位に開封ノッチを有し、開封ノッチからほぼ水平方向に延ばした線上の最外層に、開封誘導線設けた包装袋である。
この包装袋を開封するには、両手で持って上下に引っ張り、開封用ノッチから切断して開封しなければならない。例えば、カップなどの容器に、包装袋の中の内容物を入れるような場合、片手で容器を持ってもう一方の手で包装袋を開封するといったようなことができず、一度包装袋を開封させてから、容器を持ち容器に包装袋内の内容物を入れなければならず、不便であった。内容物が調味料などの液体や粉粒体の場合、完全に帽子状にを切り取るより、一部分が開封されて注ぎ出せればよく、片手で開封できることがより強く求められる。
公知文献を以下に示す。
特開2013−141985号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、片手で開封して内容物を出すことのできる包装袋を提供することを課題としている。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、合掌貼りした背シール部と天シール部、地シール部を有する包装袋であって、
前記背シール部の上下中央部分に開封用ノッチが設けられ、前記背シール部が前記天シール部と前記地シール部において互いに反対側に倒されており、
前記背シール部が前記天シール部と前記地シール部においてそれぞれに接着し、開封用ノッチが設けられた上下中央部分で前記背シール部が起立していることを特徴とする包装袋である。
本発明の包装袋は、以上のような構成であって、背シール部を外側にして天シール部と地シール部が近づくように二つ折りすることによって、開封用ノッチより背シール部が破断し、更に開封用ノッチ近傍の根元部も破断されていくので、片手で開封して内容物を出すことができる。
本発明は、互いに反対側に倒されている背シール部が天シール部と地シール部においてそれぞれに接着しているので、背シール部を外側にして天シール部と地シール部が近づくように二つ折りしたときに、背シール部が確実に天シール部と地シール部に引っ張られ、開封用ノッチより容易に切断することができる。
本発明の請求項2の発明は、前記開封用ノッチが設けられた位置の前記背シール部の根元の部分から、左右方向に延びる易切断傷加工部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
本発明は、開封用ノッチが設けられた位置の背シール部の根元の部分に、左右方向に延びる易切断傷加工部が設けられているので、開封用ノッチより背シール部が破断した後、開封用ノッチ近傍の根元部を確実に破断することができる。
本発明の包装袋は、片手で開封して内容物を出すことができる。
本発明の包装袋の一例を模式的に示した説明図である。(a)斜視図である。(b)平面図である。 本発明の包装袋の一例で、二つ折りして開封した状態を模式的に斜視で示した説明図である。 本発明の包装袋の一例で、背シール部が地シール部に接着している状態を模式的に断面で示した説明図である。 本発明の包装袋の一例で、背シール部を地シール部に接着する他の方法を説明する模式的な平面図である。 (a)(b)本発明の包装袋の一例で、背シール部を地シール部に接着する他の方法を説明する模式的な断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の包装袋の一例を模式的に示した説明図で、(a)斜視図、(b)平面図である。図2は、本発明の包装袋の一例で、二つ折りして開封した状態を模式的に斜視で示した説明図である。
本例の包装袋100は、図1(a)斜視図、(b)平面図に示すように、合掌貼りした背シール部1を設け、筒状にした軟包材用フィルムの上下端部をシールして、天シール部2と地シール部3を設けた包装袋である。そして、背シール部1の上下中央部分(図では、左右中央部分)に開封用ノッチ4が設けられ、背シール部1が天シール部2と地シール部3において互いに反対側に倒されている。
このとき、背シール部1の幅は、3mm以上あることが好ましく、開封用ノッチ4の深さは背シール部1の幅の半分以上あることが好ましい。また、開封用ノッチ4は、Vノッチ、Iノッチ、Uノッチ、五角ノッチなどいずれの形状のノッチでもかまわない。
そして、天シール部2と地シール部3にそれぞれ、背シール部1が接着している。また、開封用ノッチ4が設けられた位置の背シール部1の根元の部分から、左右方向に延びる易切断傷加工部5が設けられている。本例では、易切断傷加工部5は線状に設けられているが、細かい傷加工を帯状に設けてもよい。
本例の包装袋100は上記の様になっているので、図2のように、背シール部1を外側にして天シール部2と地シール部3が近づくように二つ折りすると、開封用ノッチ4より背シール部1が破断し、更に開封用ノッチ4近傍の背シール部1の根元部も破断されていく。
特に、背シール部1が天シール部2と地シール部3にそれぞれ接着しているので、二つ折りしたときに、背シール部1は天シール部2に接着した部分と地シール部3に接着した部分が離れるように引っ張られ、開封用ノッチ4から裂けるように力が加わり、確実に背シール部1が破断される。
また、左右方向に延びる易切断傷加工部5が設けられているので、開封用ノッチ4より背シール部1が破断した後、開封用ノッチ4近傍の根元部が確実に破断される。このため、包装袋100は、容易に片手で開封して内容物を出すことができる。
本例の包装袋100に用いる軟包材用フィルムは、基材とシーラントフィルムが積層された積層フィルムからなっている。基材としては、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の樹脂の2軸延伸、あるいは、1軸延伸のプラスチックフィルムが好ましく使用できる。
基材を多層にして設けても良い。多層の基材としては、外層側から、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン、ナイロン/ポリエチレンテレフタレート、ナイロン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート、ナイロン/アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、ナイロン/アルミニウム箔、ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔などの積層したフィルムを用いることができる。
シーラントフィルムには、熱溶融性樹脂が用いられる。ポリプロピレンや、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、あるいは、酸変性ポリエチレンなどが用いられる。特に、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。
積層フィルムの積層方法は、ドライラミネート法で行っても良い。また、サンドイッチラミネート法で行ってもかまわない。また、場合によっては、シーラントフィルムを押出機から製膜しながら押出して、基材に貼り合わせる押出ラミネート法で行っても良い。
また、絵柄印刷層を基材フィルムの裏面に設けることができる。絵柄印刷層を設ける印刷方式は、特に限定するものではないが、通常、グラビア印刷、あるいは、フレキソ印刷が用いられる。
易切断傷加工部5は、本例の包装袋100では、基材を切断する直線で設けているが、これに限ることなく、細かい傷加工を帯状などにして設けてもよい。傷加工はレーザー加工で設けることもできるし、半抜き加工で設けてもよい。帯状などで設ける場合は、表面
に針状突起を設けたロールを接触させて設けてもよい。
図3は、本発明の包装袋の一例で、背シール部が地シール部に接着している状態を模式的に断面で示した説明図である。図4は、本発明の包装袋の一例で、背シール部を地シール部に接着する他の方法を説明する模式的な平面図である。図5(a)(b)は、本発明の包装袋の一例で、背シール部を地シール部に接着する他の方法を説明する模式的な段面図である。
天シール部2や地シール部3への背シール部1の接着は、図3に示す地シール部3の断面図のように、倒した背シール部1と地シール部3の間に、接着剤6を設けて接着することができる。接着剤6は、ホットメルト接着剤や接着ワニス、あるいはヒートシールニスなどを用いることができる。
また、接着に包装袋100に用いられている軟包材用フィルムのシーラントフィルムを利用してもよい。すなわち、あらかじめ背シール部1と地シール部3を接着させる部分のフィルムに抜き孔7、7を、図4の平面図のように設けておく。同様に、背シール部1と天シール部2を接着させる部分のフィルムに抜き孔を設けておく。
そして図5(a)の地シール部3の断面図のように、背シール部1を地シール部3に倒して、抜き孔7、7を対向させ、図5(b)のように、ヒートシールして接着シール部71を設け、接着させる。背シール部1と天シール部2も同様にして、シールして接着させる。このような方法により、背シール部1を天シール部2や地シール部3に接着させることもできる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
包装袋に用いる軟包材用フィルムとして、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmとアルミニウム箔7μmと無延伸低密度ポリエチレンフィルム30μmを2液硬化型ウレタン系接着剤を用いてそれぞれの間をドライラミネート法により接着し、3層の積層フィルムを得た。
この積層フィルムを用いて、図1(a)、(b)のような包装袋を作成した。包装袋のサイズは、縦80mm、横30mmで作成し、背シール部1の幅は8mmとした。開封用ノッチ4はVノッチで、ノッチの深さは5mmで設けた。
また、易切断傷加工部5は、レーザー加工により、ポリエチレンテレフタレートフィルムをカットして設けた。背シール部1の根元の部分から、左右方向にそれぞれ5mmの長さで設けた。背シール部と天シール部2や地シール部3との接着は、ヒートシールニスを塗布して、ヒートシールし接着した。この包装袋を実施例1の包装袋とした。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
実施例1と同じ軟包材用フィルムを用いて、同寸法の合掌貼りした背シール部と天シール部、地シール部を有する包装袋を作成した。但し、開封用ノッチ4を設けず、背シール部1は同じ側に倒し、易切断傷加工部5は背シール部1と反対側の面に、左右方向に10mmの長さでレーザー加工により、ポリエチレンテレフタレートフィルムをカットして設けた。
<試験方法>
実施例と比較例の包装袋に粉末調味料を充填し、下記の方法で試験し、比較評価した。その結果は表1にまとめる。
<開封性評価>
実施例と比較例の包装袋を、易切断傷加工部5を設けた側を外側にして天シール部と地シール部が近づくように二つ折りし、易切断傷加工部5が裂けて開封されるまで行った。良好に開封できたものを○とし、開封しづらかったものを×として評価した。
<物流耐性評価>
実施例と比較例の包装袋を、それぞれカートンに集積包装し、輸送テストを行った。輸送後カートンから包装袋を取り出し、漏れが1つもない場合を○とし、1つでも漏れがあった場合を×として評価した。
Figure 0006627378
以下に、実施例と比較例との比較結果について説明する。
<比較結果>
実施例1の包装袋は、開封性評価では良好に開封でき、物流耐性評価でも漏れたものが1つもなく、いずれも良好であった。
一方、比較例1の包装袋は、開封性評価では開封が固く、開封しづらかった。また、物流耐性評価でも漏れたものがあり、不良であった。
100・・・包装袋
1・・・背シール部
2・・・天シール部
3・・・地シール部
4・・・開封用ノッチ
5・・・易切断傷加工部
6・・・接着剤
7・・・抜き孔
71・・・接着シール部

Claims (2)

  1. 合掌貼りした背シール部と天シール部、地シール部を有する包装袋であって、
    前記背シール部の上下中央部分に開封用ノッチが設けられ、前記背シール部が前記天シール部と前記地シール部において互いに反対側に倒されており、
    前記背シール部が前記天シール部と前記地シール部においてそれぞれに接着し、開封用ノッチが設けられた上下中央部分で前記背シール部が起立していることを特徴とする包装袋。
  2. 前記開封用ノッチが設けられた位置の前記背シール部の根元の部分から、左右方向に延びる易切断傷加工部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
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