JP6626916B2 - ステアリングホイール - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングホイールに関する。
従来、操舵アシスト機構の失陥時に、上院によるステアリングハンドルの回動操作を容易にするために、回動中心から操作部までの径方向長さを長く設定して成る車両用ステアリング装置などがある(特許文献1参照)。
特開2009−056837号公報
既存の車両では、ステアリングホイールの前方に配置される表示パネルに速度表示などを行っている。将来的に自動運転車両では、この表示パネルに手動運転時とは異なる様々な情報を表示する可能性が高い。
しかしながら、既存のステアリングホイール及び上述したようなステアリングホイールでは、ステアリングホイールによって表示パネルの視認領域が狭められることに起因して、自動運転時に表示可能な情報量が制限される可能性があった。
なお、表示可能な情報量を確保するために表示パネルを大型化すると、手動運転時の運転者による直接視界が妨げられてしまう。
よって、本発明が解決しようとする課題は、自動運転時の表示パネルに対する視界確保と、手動運転時の運転者による直接視界の確保との両立を図ることができるステアリングホイールを提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るステアリングホイールは、乗員が把持して転舵することで車両の操舵を行う把持部を備え、前記把持部は少なくとも第1分割部と第2分割部とに分離可能に構成され、前記第1分割部を移動可能にする第1移動部と、前記第2分割部を前方に移動可能にする第2移動部と、を備え、分離前の前記把持部において、前記第1分割部は前記第2分割部の上方に位置し、前記第1分割部と前記第2分割部との分離後は、前記第2分割部が前記第2移動部により前方に移動すると共に、前記第1分割部が分離前の前記第2分割部の配置領域まで前記第1移動部により下方に移動し、移動前の前記第1分割部の配置領域が乗員の視界を遮らない空白領域となる。
本発明に係るステアリングホイールにおいて、前記第1分割部は、車両幅方向の一方側と他方側とに分離可能に構成され、前記第1移動部は、前記第1分割部の一方側と他方側とが互いに逆方向に回動することを可能とし、前記第1分割部の分離後は、前記一方側の前記第1分割部は前記第1移動部により前記一方側から分離前の前記第2分割部の配置領域まで回動すると共に、前記他方側の前記第1分割部は前記他方側から分離前の前記第2分割部の配置領域まで回動することが好ましい。
本発明に係るステアリングホイールにおいて、前記第1移動部の駆動及び前記第2移動部の駆動を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記車両の自動運転制御が行われているときに、前記第1移動部及び前記第2移動部の制御を行うことが好ましい。
本発明に係るステアリングホイールにおいて、前記第2分割部の前方移動は、前方スライド又は前記車両幅方向に沿った軸線方向を中心とした回動であることが好ましい。
本発明によると、第2分割部を前方に移動させると共に、第1分割部を第2分割部の配置領域まで移動させることで、第1分割部の配置領域を空けることができる。例えば第1分割部が把持部の上部であれば、分離及び移動後の把持部の上部を空けることとなり、表示パネルの視界を確保することができる。表示パネルの視界が確保されると表示可能な情報量も多くなるので表示パネルを大型化する必要が無くなる。結果として、表示情報量の多い自動運転時の表示パネルに対する視界確保と、手動運転時の運転者による直接司会の確保との両立が可能なステアリングホイールを提供することができる。
図1は本発明の一実施形態であるステアリングホイールを示す正面図である。 図2(a)は図1に示したステアリングホイールの斜視図であり、図2(b)は図1に示したステアリングホイールの側面図である。 図3(a)〜(b)は図1に示した第2移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す概略図であり、図3(a)は第2移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す斜視図であり、図3(b)は第2移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す側面図である。 図4(a)〜(b)は図1に示した第1移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す概略図であり、図4(a)は第1移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す斜視図であり、図4(b)は第1移動部が駆動した状態のステアリングホイールを示す側面図である。
本発明に係るステアリングホイールの一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
なお、図1は本発明の一実施形態であるステアリングホイール1を示す正面図である。図2(a)は図1に示したステアリングホイール1の斜視図であり、図2(b)は図1に示したステアリングホイール1の側面図である。
図1に示すように、運転者から見た状態を示すステアリングホイール1は把持部2と第1移動部3と第2移動部4とを備える。把持部2は、第1分割部5と第2分割部6とに分離可能に構成されている。第1移動部3は第1分割部5を移動可能にすると共に、第2移動部4は第2分割部6を移動可能にする。また、ステアリングホイール1は、第1移動部3及び第2移動部4の駆動を制御する制御手段7を備えている。
把持部2は、乗員が把持して転舵することで車両の操舵を行う部材である。把持部2は、既存の車両において、いわゆる乗用車では把持部2の回転中心軸線方向が車両前後方向に略平行に配置されていると共に、バス及びトラックなどの大型車両、特殊車両などでは回転中心軸線方向が車両前後方向より上下方向に近くなるように配置される。
なお、本実施形態において図示する把持部2はいわゆる乗用車に搭載されるものであるので、本発明を大型車両、特殊車両などに適用する場合は、把持部2の上方及び下方が本発明における把持部の前方及び後方となり、把持部2の前方及び後方が本発明における把持部の下方及び上方となる。
第1分割部5は、車両幅方向の一方側と他方側とに分離可能に構成されている。具体的には、第1分割部5は、分離前の把持部2において、車両を直進させたときに左側に配置される左方第1分割部51と、右側に配置される右方第1分割部52とを有する。分離前における左方第1分割部51と右方第1分割部52とは、上方における把持部2の幅方向略中央部の接続部位において接続状態となって固定されている。
左方第1分割部51及び右方第1分割部52は、それぞれ略円弧状を成す筒体であり、把持部2の上部を構成する部材である。
分離前の把持部2において、車両を直進させたときに第1分割部5は第2分割部6の上方に配置される。第2分割部6は、把持部2の下部を構成する筒状部材であり、左右方向に延在する下端部の左右両端部が略上方に屈曲し、該両端部が左方第1分割部51と右方第1分割部52とにそれぞれ接続状態となって固定されている。
第1移動部3は、左方第1移動部31と、右方第1移動部32と、回動軸部33とを有する。第1移動部3は、第1分割部5を移動可能にする駆動力を発生させることができる限り特に制限されず、例えば適宜のアクチュエータを用いることができる。第1移動部3は、把持部2の略中心部に配置されるセンターパッド8内に設けられている。
第1移動部3は、第1分割部5における一方側の左方第1分割部51と他方側の右方第1分割部52とが互いに逆方向に回動することを可能とする。つまり、左方第1移動部31は左方第1分割部51を左方から下方へと回動可能にすると共に、右方第1移動部32は右方第1分割部52を右方から下方へと回動可能にする。
なお、センターパッド8内には、エアバッグ装置、警笛装置、前方に延在するステアリングコラムなどが設けられる。
左方第1分割部51は左方第1移動部31から延在する左方スポーク91を介して支持されると共に、右方第1分割部52は右方第1移動部32から延在する右方スポーク92を介して支持される。これにより、第1移動部3において発生した駆動力は、左方スポーク91及び右方スポーク92を介して左方第1分割部51及び右方第1分割部52に伝達されることとなる。
回動軸部33は、センターパッド8内に配置され、第1移動部3の駆動力が伝達されることで回動することのできる軸状部材である。左方スポーク91及び右方スポーク92は、回動軸部33と左方第1分割部51及び右方第1分割部52とを接続する部材である。回動軸部33から駆動力が伝達されることで、左方スポーク91及び右方スポーク92は回動軸部33の軸線方向を中心として回動することができる。
本実施形態では左方第1分割部51と右方第1分割部52との回動方向がステアリングホイール1の幅方向中央に対して線対称となっているのは、左方第1分割部51及び右方第1分割部52が左方第1移動部31及び右方第1移動部32から互いに逆向きの駆動力が適宜のギヤを介して伝達されるからである。
なお、本実施形態では左方第1分割部51と右方第1分割部52との回動の中心軸線を回動軸部33において一致させて回動させる態様であるが、本発明において回動の中心軸線は必ずしも一致させる必要は無く、把持部の特に第1分割部の形状に応じて回動の中心軸線を分けることもできる。
第2移動部4は第2分割部6を前方に移動可能にし、そのための駆動力を発生させることができる限り特に制限されず、例えば適宜のアクチュエータを用いることができる。第2移動部4は、センターパッド8及び把持部2の後方に配置されている。第2分割部6は案内部10を介して支持される。これにより、第2移動部4において発生した駆動力は、案内部10を介して第2分割部6に伝達されることとなる。
特に図2(b)に示すように、案内部10は、基部101、レール部102、スライド部103、駆動軸部104、及びリンク部105を有する。
基部101は、上下方向に延在する部材であり、一端部がセンターパッド8内に固定的に設けられ、他端部がセンターパッド8から下方に突出している。
レール部102は、基部101の他端部に配置されるレール状部材であり、前後方向に延在している。
スライド部103は、レール部102に対して係合状態となるように設けられ、レール部102に沿って前後に摺動可能となっている。レール部102及びスライド部103としては例えば円滑な直線運動を可能とするリニアガイドなどを用いることができる。図2(b)に示す初期状態、つまり第1移動部3及び第2移動部4が駆動しておらず、第1分割部5及び第2分割部6が移動せずに通常の手動運転が可能な状態では、レール部102の後端部にスライド部103が配置される。スライド部103の前部には把持部2における第2分割部6がスライド部103に対して固定的に支持される。これにより、スライド部103がレール部102に対して前方に摺動すると、スライド部103に支持される第2分割部6が前方にスライドするようになっている。
駆動軸部104は、基部101近傍に配置され、第2移動部4の駆動力が伝達されることで回動することのできる軸状部材である。
リンク部105は、スライド部103と駆動軸部104とを接続する部材であり、駆動軸部104から駆動力が伝達されることで、駆動軸部104の軸線方向を中心として前後に回動することができる。
制御手段7は、第1移動部3及び第2移動部4に対して駆動信号を出力することが可能となっている。制御手段7としては、第1移動部3及び第2移動部4の駆動を制御することができる限り特に制限されず、例えば車載用の演算処理装置であるECUなどを用いることができる。
本実施形態に係るステアリングホイール1の第1分割部5と第2分割部6とを分離して全体形状を変形させるのは、車両の自動運転制御が行われているときであることが好ましい。制御手段7は、車両の自動運転制御のために操舵及び加減速の制御を行う運転制御手段11の制御状態に基づいて、第1移動部3及び第2移動部4の駆動制御の可否を決定することができる。運転制御手段11は、車両の制御状態に係る信号を制御手段7に対して出力することができるようになっている。
なお、本発明において車両の自動運転制御としては、車両による完全な車両の駆動制御ではなく、乗員の運転の主要部分を車両側が担う高度運転支援制御も含むこととする。
ここで、本実施形態に係るステアリングホイール1の変形について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
なお、図3(a)〜(b)は図1に示した第2移動部4が駆動した状態のステアリングホイール1を示す概略図であり、図3(a)は第2移動部4が駆動した状態のステアリングホイール1を示す斜視図であり、図3(b)は第2移動部4が駆動した状態のステアリングホイール1を示す側面図である。また、図4(a)〜(b)は図1に示した第1移動部3が駆動した状態のステアリングホイール1を示す概略図であり、図4(a)は第1移動部3が駆動した状態のステアリングホイール1を示す斜視図であり、図4(b)は第1移動部3が駆動した状態のステアリングホイール1を示す側面図である。
先ず、図1に示した運転制御手段11が車両の自動運転制御を行っている旨の信号が制御手段7に出力される。車両の自動運転制御が行われているときに、制御手段7は第2移動部4に対して駆動信号を出力する。これにより、図3に示すように、第2移動部4が駆動することで、第2分割部6が前方に移動する。
第2移動部4が駆動すると、駆動軸部104に回転力が伝達される。駆動軸部104が回転すると、駆動軸部104に接続されて成るリンク部105の他端部が駆動軸部104の軸線方向を中心として前方に回動する。リンク部105の他端部が前方に回動すると、リンク部105の他端部に接続されて成るスライド部103が、レール部102に沿って前方に摺動する。スライド部103が前方に移動すると、スライド部103の後部に接続されて成る第2分割部6が前方に移動する。このとき、第2分割部6の左右両側端部と第1分割部5の下端部との固定的な接続が解除されることで、第1分割部5と第2分割部6とが上下に分離状態となる。
第2移動部4の駆動量、つまり第2分割部6の前方への移動量は、第1分割部5の移動を妨げない限り特に制限されず、少なくとも第1分割部5と第2分割部6との上下方向の重畳状態が解消される移動距離に設定することができる。
第1分割部5と第2分割部6との分離後に、第2分割部6の移動が完了すると、制御手段7は第1移動部3に対して駆動信号を出力する。これにより、図4に示すように、第1移動部3が駆動することで、第1分割部5が移動する。
第1移動部3の左方第1移動部31及び右方第1移動部32が駆動すると、回動軸部33に回転力が伝達される。回動軸部33に伝達された回転力は、回動軸部33に接続されて成る左方スポーク91及び右方スポーク92に対して互いに逆方向となるように伝達される。左方第1移動部31から伝達された駆動力によって、左方第1分割部51は左方から下方へと回動する。右方第1移動部32から伝達された駆動力によって、右方第1分割部52は右方から下方へと回動する。このとき、左方第1分割部51と右方第1分割部52との上方における固定的な接続が解除されることで、左方第1分割部51と右方第1分割部52とが車両幅方向の一方側(左方)と他方側(右方)とに分離状態となる。
第2分割部6が第2移動部4により予め前方に移動しているので、左方第1分割部51と右方第1分割部52とに分離後において、分離前の第2分割部6の配置領域まで、第1分割部5が第1移動部3により下方に移動することができる。
左方第1分割部51の下端部と右方第1分割部52の下端部とが当接すると、左方第1分割部51及び右方第1分割部52の回動が完了する。回動が完了した状態で左方スポーク91及び右方スポーク92を固定することで、下方に移動した第1分割部5を固定状態とすることができる。
このように、第1分割部5及び第2分割部6の移動が完了すると、移動前の第1分割部5の配置領域が空いた状態となる。つまり、センターパッド8の上方領域に運転者の視界を遮るものがなくなる。
手動運転を行っていた運転者は、車両の自動運転制御が行われている間、緊急時に車両から運転の主導権を渡される場合に備えて、車両の走行状態を理解する必要がある。
なお、手動運転を行っていた運転者は、運転を行っていない状態で車両の走行環境をフロントウィンドウ、ドアミラー、バックミラーにより監視しようとすると、車両側が構築した運転シナリオとは関係の無い方向などを監視し続けてしまう可能性がある。これでは緊急時の運転の主導権の切替えを円滑に行うことが難しくなる。これに鑑みて、手動運転時には速度表示などを主に行っている運転者前方の表示パネル(メータパネル)において、車両の自動運転制御又は高度運転支援制御が行われている間、手動運転時とは異なる情報を表示する必要性が高くなる。乗員は、車両側の運転シナリオを表示パネルの表示を介して理解するようになる可能性が高まってきている。
また、自動運転車両又は高度運転支援車両では、手動運転時よりも運転シナリオなどの表示すべき情報量及び情報内容が増大する。仮に把持部2が分離しない場合、つまり車両に既存のステアリングホイールが搭載されている場合、自動運転又は高度運転支援の運転シナリオがステアリングホイールを避けて表示される必要がある。これにより、既存の車両の表示パネルでは、運転シナリオの十分な表示領域を確保することが困難となる可能性があり、表示パネルを拡大することが考えられる。
しかしながら、自動運転制御又は高度運転支援制御のために表示パネルを大型化すると、手動運転時に運転者が視認により車両前方を監視する際の直接視界が狭められることになる。
上述したように、本実施形態に係るステアリングホイール1において、移動前の第1分割部5の配置領域が空いた状態となるので、乗員からの表示パネルに対する良好な視界を確保することができるようになる。把持部2によって乗員の視界が遮られないので、表示パネルに表示可能な情報量及び情報内容の選択肢が増えることとなり、好ましい。
更に、表示パネルに表示可能な情報量及び情報内容の選択肢が増えると、表示パネルを拡大する必要が無くなる。これにより、手動運転時の運転者の直接視界が狭められることがなく、好ましい。
通常、手動運転の際に運転者は、車両直進状態であれば分離前の把持部2の上部、特にセンターパッド8より上方部位を把持することが多い。これに対して、車両の自動運転制御又は高度運転支援制御が行われている際に乗員は、乗員への運転の切替えに備えて把持部2に近い位置で手を待機させておくが、手の疲労を抑えるために上方で手を保持することは少なく、把持部2の下部で保持することが多くなると考えられる。
本実施形態に係るステアリングホイール1は、手動運転の際には把持部2を分離状態とせずに1周が接続されて成る状態に維持されるので、手動運転の操舵に問題は生じない。また、車両の自動運転制御又は高度運転支援制御が行われている際には、分離状態となった把持部2の第1分割部5が下方において、緊急時に乗員による把持が可能な領域が確保されていると共に、位置的に咄嗟に把持し易いので好ましい。
上述した実施形態では第2分割部6の前方への移動がレール部102及びスライド部103を用いた前方スライドであったが、本発明における第2分割部の移動形態は、第1分割部との分離が可能でかつ第1分割部の移動を妨げない限り特に制限されない。第2分割部の移動形態としては、例えば車両幅方向に沿った軸線方向を中心として第2分割部の下端部を前側上方に回動させる形態であっても良い。
上述した実施形態では把持部2が左方第1分割部51と右方第1分割部52と第2分割部6との3分割される形態を示したが、本発明においては把持部が分離可能である限り2分割であっても良い。具体的に2分割の形態としては、第2分割部は上記第2分割部6と同様の形態であり、第1分割部を分離可能に構成しない形態が挙げられる。この場合、第2移動部による第2分割部の前方移動後に、上方に配置される第1分割部を180°回動させることで、把持部が2分割形態であっても図4に示した状態と同様に、移動前の第1分割部の配置領域を空けることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:ステアリングホイール、2:把持部、3:第1移動部、31:左方第1移動部、32:右方第1移動部、33:回動軸部、4:第2移動部、5:第1分割部、51:左方第1分割部、52:右方第1分割部、6:第2分割部、7:制御手段、8:センターパッド、91:左方スポーク、92:右方スポーク、10:案内部、101:基部、102:レール部、103:スライド部、104:駆動軸部、105:リンク部、11:運転制御手段

Claims (4)

  1. 乗員が把持して転舵することで車両の操舵を行う把持部を備え、
    前記把持部は少なくとも第1分割部と第2分割部とに分離可能に構成され、
    前記第1分割部を移動可能にする第1移動部と、
    前記第2分割部を前方に移動可能にする第2移動部と、を備え、
    分離前の前記把持部において、前記第1分割部は前記第2分割部の上方に位置し、
    前記第1分割部と前記第2分割部との分離後は、前記第2分割部が前記第2移動部により前方に移動すると共に、前記第1分割部が分離前の前記第2分割部の配置領域まで前記第1移動部により下方に移動し、移動前の前記第1分割部の配置領域が乗員の視界を遮らない空白領域となる、
    ステアリングホイール。
  2. 前記第1分割部は、車両幅方向の一方側と他方側とに分離可能に構成され、
    前記第1移動部は、前記第1分割部の一方側と他方側とが互いに逆方向に回動することを可能とし、
    前記第1分割部の分離後は、前記一方側の前記第1分割部は前記第1移動部により前記一方側から分離前の前記第2分割部の配置領域まで回動すると共に、前記他方側の前記第1分割部は前記他方側から分離前の前記第2分割部の配置領域まで回動する、
    請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記第1移動部の駆動及び前記第2移動部の駆動を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記車両の自動運転制御が行われているときに、前記第1移動部及び前記第2移動部の制御を行う、
    請求項1又は2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記第2分割部の前方移動は、前方スライド又は車両幅方向に沿った軸線方向を中心とした回動である、
    請求項1〜のいずれかに記載のステアリングホイール。
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