JP6624440B2 - 凍結工法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば道路トンネルの分岐合流部などの大断面の地中空洞を施工する際に、掘削予定位置の外側に配列された複数の外殻シールドトンネル間の地山を凍結させて掘削する凍結工法に関するものである。
従来、道路トンネルの分岐合流部などの大断面の地中空洞を施工する場合に、地中空洞の施工予定位置の外側に複数の外殻シールドトンネルを所定間隔で配列した状態で施工して、施工予定位置を取り囲むシールドルーフ先受工を構築する方法が知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
例えば、特許文献1では、本線シールドトンネルの一部分を切り広げた円周シールド発進基地を施工し、円周シールド発進基地から円周シールド機により本線シールドトンネルの外周面に沿って周方向に掘削することでリング状の外殻シールド発進基地を施工し、外殻シールド発進基地の側壁部より外殻シールド機を発進させ、複数の外殻シールドトンネルを施工する。さらに、複数の外殻シールドトンネル間の地山を凍結管で凍結させて掘削することにより連結し、掘削予定位置を取り囲む外殻体を構築する。
特開2014−43738号公報 特開2015−129411号公報 特開2007−217911号公報
ところで、従来、複数の外殻シールドトンネル間の地山を凍結させる際に、外殻シールドトンネルから放射状に凍結管を配置して地山を凍結させていた。この方法では、多数の凍結管を配置する必要があり、施工コストの上昇や工期の長期化を招くおそれがあった。このため、凍結管をより合理的に配置することが求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、凍結管を合理的に配置した凍結工法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る凍結工法は、複数のトンネル間の間隔が、該トンネルの軸方向に沿って広がる場合において、前記トンネル間に凍結管を配置して前記トンネル間の地山を凍結させて掘削する凍結工法であって、前記トンネル間の間隔が狭い側では、前記軸方向に沿って前記凍結管を配置し、前記トンネル間の間隔が広い側では、前記軸方向と交差する方向に前記凍結管を配置することを特徴とする。
また、本発明に係る他の凍結工法は、上記発明において、前記軸方向に沿って配置される前記凍結管よりも、前記軸方向と交差する方向に配置される前記凍結管の方が短いことを特徴とする。
また、本発明に係る他の凍結工法は、上記発明において、前記複数のトンネルの施工と並行して、前記軸方向に沿って前記凍結管を配置することを特徴とする。
また、本発明に係る他の凍結工法は、上記発明において、前記軸方向に沿って配置される前記凍結管より口径が大きいさや管を前記軸方向に沿って配置し、前記さや管内に前記凍結管を配置し、該凍結管の周囲に充填材を充填することを特徴とする。
本発明によれば、凍結管を合理的に配置した凍結工法を実現することができる。
図1は、分岐合流部の施工方法の概略説明図である。 図2は、分岐合流部の施工方法の概略説明図である。 図3は、分岐合流部の横断面図である。 図4は、分岐合流部の施工方法の手順を示す図である。 図5は、凍結工法の概略説明図である。 図6は、凍結工法の概略説明図である。 図7は、凍結工法の概略説明図である。
以下に、本発明に係る凍結工法の実施の形態について、シールド工法により施工される道路トンネルの分岐合流部の場合を例に取り、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(地中空洞の施工方法)
まず、本発明に係る凍結工法を含む地中空洞の施工方法について説明する。
図1〜図3は、分岐合流部(地中空洞)の施工方法の概略説明図である。この施工方法では、本線シールドトンネル10およびランプシールドトンネル12を包含する分岐合流部14の掘削予定位置の外側に、小口径の外殻シールド機16を使って予め複数の外殻シールドトンネル18を配列した状態で施工することにより、それら外殻シールドトンネル18によって分岐合流部14の掘削予定位置を取り囲む外殻体20を構築し、この外殻体20の内側の地山を掘削して分岐合流部14を施工する。
より具体的には、まず、図4(1)に示すように、本線シールドトンネル10を在来のシールド工法により地山を安定に支保し、止水性を確保しつつ施工する。同様に、本線シールドトンネル10の隣に図示しないランプシールドトンネル12を在来のシールド工法により施工する。続いて、施工予定の分岐合流部14の軸方向(本線シールドトンネル10が延在するトンネル軸方向と平行な方向)の後端部(始端部)となる本線シールドトンネル10の外周に大径の本発明の地中発進基地構造22を構築する。地中発進基地構造22は、分岐合流部14の外殻体20をなす外殻シールドトンネル18を掘進する小口径の外殻シールド機16を発進するための基地である。なお、本実施の形態では本線シールドトンネル10の直径が例えば16m程度、ランプシールドトンネル12の直径が例えば11m程度、分岐合流部14の直径が32m程度であることを想定している。
次に、図4(2)に示すように、地中発進基地構造22から外殻シールド機16を発進させ、施工予定の分岐合流部14の外側周囲にその軸方向に沿う複数の小径(例えば直径4m程度)の外殻シールドトンネル18を所定間隔で配列した状態で施工する。
次に、図4(3)に示すように、この外殻シールドトンネル18間の地山を本発明に係る凍結工法により凍結させて掘削し、掘削した領域に本体覆工壁24を形成し、さらに、本体覆工壁24の両端となる部分にそれぞれ不図示の褄壁を形成することによって外殻体20を構築する。そして、図4(4)に示すように、この外殻体20によって囲まれた領域の地山を掘削して分岐合流部14を施工する。このようにして図4(5)に示すような道路トンネル用の分岐合流部14が完成する。
(凍結工法)
次に、上述した地中空洞の施工方法に用いられる本発明に係る凍結工法について説明する。
図5〜図7には、凍結工法の概略説明図を示す。この凍結工法では、図5に示すように、外殻シールドトンネル18間の間隔が、外殻シールドトンネル18の軸方向に沿って広がる場合において、外殻シールドトンネル18間に凍結管として水平凍結管26および放射凍結管28を配置して地山を凍結させて掘削する。水平凍結管26および放射凍結管28内には、塩化カルシウム等の冷却液が循環させられることにより凍土が造成される。より具体的には、この凍結工法では、外殻シールドトンネル18間の間隔が狭い側では、外殻シールドトンネル18の軸方向に沿って水平凍結管26を配置し、外殻シールドトンネル18間の間隔が広い側では、外殻シールドトンネル18の軸方向と交差する方向に放射凍結管28を配置する。なお、図5には、複数の外殻シールドトンネル18のうち2本の外殻シールドトンネル18と、その間に配置された水平凍結管26および放射凍結管28のみを図示した。
図6に示すように、図5のA−A線に対応する断面において、隣り合う外殻シールドトンネル18の中間の上下にそれぞれ水平凍結管26が配置される。水平凍結管26は、例えば直径が450mmのさや管を小口径推進工法で軸方向に沿って所定長さ施工し、その中に直径が150mmの凍結管を配置し、凍結管の周囲をモルタル等の充填材で充填したものである。水平凍結管26は、放射凍結管28より長いため、放射凍結管28より口径が大きくされていることが好ましい。なお、外殻シールドトンネル18の内側にも外殻シールドトンネル18に沿って凍結管が配置されている。
図7に示すように、図5を矢印Bの方向から見ると、各外殻シールドトンネル18から隣の外殻シールドトンネル18に向かって、上下にそれぞれ放射凍結管28が配置されている。放射凍結管28は、例えば直径が90mmの凍結管である。放射凍結管28は、水平凍結管26より短いため、水平凍結管26より細径でよい。
この凍結工法では、外殻シールドトンネル18間の間隔が狭い側では、水平凍結管26を配置することにより、凍結管の本数を従来工法より減らすことができる。具体的には、全ての凍結管を放射状に配置する従来の工法に比べ、本発明に係る凍結工法では、凍結管の本数を約半分にすることができる。そのため、施工コストの削減や工期の短縮化を図ることができる。一方、外殻シールドトンネル18間の間隔が広い側では、放射凍結管28を配置することにより、十分な厚みの凍土を造成するとともに、水平凍結管26が長くなりすぎることを防止した。水平凍結管26が長くなると、水平凍結管26の周囲の地山を凍結させるために必要な時間が長くなり、かえって工期の長期化を招くおそれがあるためである。従って、この凍結工法は、凍結管を合理的に配置した凍結工法である。
また、外殻シールドトンネル18から放射状に放射凍結管28を設置する場合、外殻シールドトンネル18の掘進中は内部空間を様々に利用することから、掘進終了後でなければ放射凍結管28の配置作業を行うことは困難であるが、各外殻シールドトンネル18の中間に設置する水平凍結管26は外殻シールドトンネル18の掘進と並行して配置作業を行うことが可能であり、この点でも工期の短縮が可能である。
なお、水平凍結管26を配置する区間と放射凍結管28を配置する区間との比率は、各トンネルの長さや径、工期等の施工条件により適宜最適な比率を求めて行うことになり、水平凍結管26を設置する区間が長いほど好ましいが、例えば水平凍結管26を配置する区間と放射凍結管28を配置する区間とを同じ長さとすれば大きな工期短縮が可能である。
また、この凍結工法では、地中発進基地構造22から水平凍結管26を配置することができるため、外殻シールドトンネル18の完成を待たずに水平凍結管26を配置することができる。そのため、この凍結工法は、工期の短縮化に有利な凍結工法である。
以上のように、本発明に係る凍結工法は、例えば道路トンネルの分岐合流部などの大断面の地中空洞を施工する際に、掘削予定位置の外側に配列された複数の外殻シールドトンネル間の地山を凍結させて掘削する際に有用であり、特に、凍結管を合理的に配置した凍結工法を提供するのに適している。
10 本線シールドトンネル
12 ランプシールドトンネル
14 分岐合流部(地中空洞)
16 外殻シールド機
18 外殻シールドトンネル
20 外殻体
22 地中発進基地構造
24 本体覆工壁
26 水平凍結管
28 放射凍結管

Claims (4)

  1. 複数のトンネル間の間隔が、該トンネルの軸方向に沿って広がる場合において、前記トンネル間に凍結管を配置して前記トンネル間の地山を凍結させて掘削する凍結工法であって、
    前記トンネル間の間隔が狭い側では、前記軸方向に沿って前記凍結管を配置し、
    前記トンネル間の間隔が広い側では、前記軸方向と交差する方向に前記凍結管を配置することを特徴とする凍結工法。
  2. 前記軸方向に沿って配置される前記凍結管よりも、前記軸方向と交差する方向に配置される前記凍結管の方が短いことを特徴とする請求項1に記載の凍結工法。
  3. 前記複数のトンネルの施工と並行して、前記軸方向に沿って前記凍結管を配置することを特徴とする請求項1に記載の凍結工法。
  4. 前記軸方向に沿って配置される前記凍結管より口径が大きいさや管を前記軸方向に沿って配置し、
    前記さや管内に前記凍結管を配置し、
    該凍結管の周囲に充填材を充填することを特徴とする請求項1に記載の凍結工法。
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