JP6425010B2 - 大断面トンネル構造及びその構築方法 - Google Patents
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Description
該周回工程を前記トンネル軸線方向に沿って繰り返すことにより該トンネル軸線に沿って前記円筒状シールドトンネルを列状に複数配置し、
前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に鉄筋コンクリート躯体を構築するとともに、該複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの対向部位が切除され該対向部位間に拡がる地山が掘削除去されてなる連通空間に前記鉄筋コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して前記大断面トンネルの外殻とし、
該外殻の内側に拡がる地山を掘削除去するものである。
該周回工程を前記トンネル軸線方向に沿って繰り返すことにより該トンネル軸線に沿って前記円筒状シールドトンネルを列状に複数配置し、
前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に該円筒状シールドトンネルを構成する鋼製セグメントとともに合成構造を形成するコンクリート躯体を構築するとともに、該複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの対向部位が切除され該対向部位間に拡がる地山が掘削除去されてなる連通空間に前記コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して前記大断面トンネルの外殻とし、
該外殻の内側に拡がる地山を掘削除去するものである。
(a) 導坑の内部空間を発進到達エリアとする構成
(b) 導坑の一部をトンネル軸線に沿って切除するとともに、その背後に拡がる地山を掘削除去することで作業空間を形成して該作業空間を発進到達エリアとする構成
の2つの態様に大別される。
(a-1) 上述の導坑を、本線トンネル及びランプトンネルと並列に構築された作業用トンネルとするとともに、該作業用トンネルの内部空間を発進到達エリアとする構成
(a-2) 上述の導坑を、大断面トンネルの小径側まで延設されてなるランプトンネルとするとともに、該ランプトンネルの内部空間を発進到達エリアとした矩形シールドマシンの発進到達を大断面トンネルの小径側で行う構成
の2つの態様が少なくとも包摂される。ここで、(a-2)では、ランプトンネルは、大断面トンネルの大径側まで延設されていれば足り、本設構造体としては小径側まで延設される必要はないが、導坑として小径側まで延設される場合があり、かかる場合には、該ランプトンネルを利用することで上述した構成が可能となる。なお、上述の構成は、ランプトンネルの内部空間を利用する関係上、大径側寄りの断面位置では適用対象外である。
(b-1) 上述の導坑を本線トンネル又はランプトンネルとするとともに、該導坑を一部切除して形成された作業空間を発進到達エリアとする構成
(b-2) 上述の導坑を本線トンネルとするとともに、該導坑を任意の角度位置で一部切除して形成された作業空間を発進到達エリアとした矩形シールドマシンの発進到達を大断面トンネルの小径側で行う構成
の2つの態様が少なくとも包摂される。
2 円筒状シールドトンネル
3 大断面トンネルのトンネル軸線
4a 円筒状RC躯体(鉄筋コンクリート躯体)
4b 環状RC躯体(接続用鉄筋コンクリート躯体)
5 外殻
6 トンネル内空間
7 本線トンネル
8 ランプトンネル
32,32b,32c 発進到達エリア
33 矩形シールドマシン
61 セグメント
62 元押しジャッキ
63 鉄筋
64 セグメント列
91 作業用トンネル
104a コンクリート躯体
104b 環状RC躯体(接続用鉄筋コンクリート躯体)
Claims (9)
- 円筒状シールドトンネルをその円筒中心軸線がトンネル軸線とほぼ平行になるようにかつ該トンネル軸線に沿って列状となるように複数配置し、前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に鉄筋コンクリート躯体を構築するとともに前記複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの間に前記鉄筋コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して外殻としたことを特徴とする大断面トンネル構造。
- 円筒状シールドトンネルをその円筒中心軸線がトンネル軸線とほぼ平行になるようにかつ該トンネル軸線に沿って列状となるように複数配置し、前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に該円筒状シールドトンネルを構成する鋼製セグメントとともに合成構造を形成するコンクリート躯体を構築するとともに前記複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの間に前記コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して外殻としたことを特徴とする大断面トンネル構造。
- 前記複数の円筒状シールドトンネルの径を前記トンネル軸線に沿って変化させた請求項1又は請求項2記載の大断面トンネル構造。
- 前記外殻で囲まれたトンネル内空間に本線トンネルとランプトンネルとの分岐合流部を設けた請求項3記載の大断面トンネル構造。
- 矩形シールドマシンを、その横断面における長手方向と短手方向がそれぞれ大断面トンネルのトンネル軸線方向とそれに直交する方向にほぼ一致するように姿勢保持して該大断面トンネルの構築予定領域を取り囲むようにそのトンネル軸線回りに周回させることにより円筒状シールドトンネルを構築し、
該周回工程を前記トンネル軸線方向に沿って繰り返すことにより該トンネル軸線に沿って前記円筒状シールドトンネルを列状に複数配置し、
前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に鉄筋コンクリート躯体を構築するとともに、該複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの対向部位が切除され該対向部位間に拡がる地山が掘削除去されてなる連通空間に前記鉄筋コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して前記大断面トンネルの外殻とし、
該外殻の内側に拡がる地山を掘削除去することを特徴とする大断面トンネルの構築方法。 - 矩形シールドマシンを、その横断面における長手方向と短手方向がそれぞれ大断面トンネルのトンネル軸線方向とそれに直交する方向にほぼ一致するように姿勢保持して該大断面トンネルの構築予定領域を取り囲むようにそのトンネル軸線回りに周回させることにより円筒状シールドトンネルを構築し、
該周回工程を前記トンネル軸線方向に沿って繰り返すことにより該トンネル軸線に沿って前記円筒状シールドトンネルを列状に複数配置し、
前記複数の円筒状シールドトンネルの各内部空間に該円筒状シールドトンネルを構成する鋼製セグメントとともに合成構造を形成するコンクリート躯体を構築するとともに、該複数の円筒状シールドトンネルのうち、互いに隣り合う2つの円筒状シールドトンネルの対向部位が切除され該対向部位間に拡がる地山が掘削除去されてなる連通空間に前記コンクリート躯体と連続させる形で接続用鉄筋コンクリート躯体を構築して前記大断面トンネルの外殻とし、
該外殻の内側に拡がる地山を掘削除去することを特徴とする大断面トンネルの構築方法。 - 前記トンネル軸線と平行に導坑を先行形成し、該導坑の内部空間を前記矩形シールドマシンを発進到達させるための発進到達エリアとするか又は前記導坑の一部を前記トンネル軸線に沿って切除するとともにその背後に拡がる地山を掘削除去することで作業空間を形成して該作業空間を前記発進到達エリアとする請求項5又は請求項6記載の大断面トンネルの構築方法。
- 前記周回工程において、前記発進到達エリアに元押しジャッキを設置して該元押しジャッキで前記矩形シールドマシン及びその後続のセグメント列を押し出す請求項7記載の大断面トンネルの構築方法。
- 前記鉄筋コンクリート躯体を構築する場合において、前記発進到達エリアで前記セグメント列を構成する各セグメントに鉄筋を先付けする請求項8記載の大断面トンネルの構築方法。
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JP2014126785A JP6425010B2 (ja) | 2014-06-20 | 2014-06-20 | 大断面トンネル構造及びその構築方法 |
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JP2016006250A JP2016006250A (ja) | 2016-01-14 |
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