JP6620048B2 - 空気調和機および空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機および空気調和機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、所定の条件を充足したときに自動運転を開始する空気調和機等に関する。
所定の条件を充足したときに自動運転を開始する空気調和機が従来技術として知られている。例えば、下記の特許文献1には、室内の温度および湿度が高温ゾーンとなったときに、自動で冷房運転を行うことによって、熱中症などを防ぐ技術が開示されている。
特開2013‐217532号公報(2013年10月24日公開) 特開2013‐217534号公報(2013年10月24日公開)
ここで、上記特許文献1の技術では、ユーザが操作することなく、自動で冷房運転が開始されるため、ユーザは空気調和機がなぜ運転を開始したのか分からない場合がある。特に、自動運転を行うように設定したユーザとは異なるユーザが被空調空間に居る場合、該ユーザには、運転開始理由が分からないことが多い。
このため、自動運転の目的や開始理由が分からないまま、ユーザが自動運転を停止してしまい、自動運転の目的(特許文献1の例では熱中症予防)が達成されなくなることがあるという問題があった。なお、このような問題は、熱中症予防のための自動運転に限られず、あらゆる種類の自動運転の実行時に発生する問題である。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動運転の目的や開始理由が分からないまま自動運転が停止されて、自動運転の目的が達成されなくなることを防ぐことができる空気調和機を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、を備えている構成である。
また、本発明の一態様に係る空気調和機の制御方法は、上記の課題を解決するために、所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機の制御方法であって、自動運転中に運転停止指示を受け付ける受付ステップと、自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示して、上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する報知ステップと、を含む。
本発明の上記各態様によれば、自動運転の目的や開始理由が分からないまま自動運転が停止されて、自動運転の目的が達成されなくなることを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る空気調和機の要部構成の一例を示すブロック図である。 上記空気調和機の動作の概要を示す図である。 上記空気調和機の運転中に何らかの入力操作が行われた場合に上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転中に運転の切り替え指示が行われた場合に上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 自動運転開始時に報知を開始し、その報知の継続期間に制限を設けた場合において、上記空気調和機が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空気調和機の動作の概要を示す図である。 上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 上記空気調和機の内部の菌の増殖を抑えるための運転を説明する図である。 本発明の実施形態3に係る空気調和機の動作の概要を示す図である。 上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図1〜5に基づいて以下説明する。
〔概要〕
まず、本実施形態の空気調和機1の概要を図2に基づいて説明する。図2は、空気調和機1の動作の概要を示す図である。なお、以下では、室内機と室外機から成る空気調和機の室内機部分を空気調和機1として説明する。つまり、同図には示していないが、空気調和機1は室外機と接続されており、この室外機と協働して冷暖房などを行う。
同図の(a)の空気調和機1は、所定の環境条件となったことを検出して、自動運転を行っている。具体的には、空気調和機1は、熱中症のリスクが高い温度・湿度条件となったことを検出して、自動で冷房運転(または除湿運転)を行っている。なお、詳細は後述するが、空気調和機1は、カビ菌が増殖しやすい温度・湿度条件となったこと、あるいはウイルスが生存しやすい温度・湿度条件となったことを検出して、自動でイオン発生運転を行う機能も有している。
ここで、同図の(a)の例では、ユーザは、リモコン(遠隔操作装置)3にて空気調和機1の運転を停止しようとしている。具体的には、ユーザは、リモコン3に設けられた操作ボタン310〜316のうち、空気調和機1に運転停止を指示する操作ボタン310を押下している。なお、操作ボタン311はイオン発生運転(詳細は後述)、312は冷房運転、313は除湿運転、314は暖房運転をそれぞれ実行させるためのボタンである。また、操作ボタン315は、設定温度を上げるためのボタンであり、316は設定温度を下げるためのボタンである。
ここで、空気調和機1は、運転停止を指示する操作ボタン310が押下されたにもかかわらず、同図の(b)に示すように自動運転を継続する。そして、自動運転を行っている理由を示すメッセージ(図示の例では「熱中症対策のため冷房運転を行っています」)をリモコン3の表示部30に表示する。なお、表示するメッセージの内容は、自動運転の内容に応じたものとなる。例えば、自動運転としてイオン発生運転を実行した場合には、「カビが増殖しやすい環境のため、イオン発生運転を行っています」や「ウイルスが生存しやすい温湿度環境のため、イオン発生運転を行っています」のようなメッセージを表示する。
このように、空気調和機1は、自機の判断で自動運転を開始した場合には、その自動運転中に停止指示が行われたとしても、その指示に応じることなく自動運転を継続する。その代わりに、空気調和機1は、自動運転の目的や開始理由を示す、上記のメッセージのような自動運転情報を、自機または周辺の機器(図示の例ではリモコン3)に出力させてユーザに報知する。これにより、自動運転の目的や開始理由が分からないために、ユーザが運転停止指示を行ってしまったとしても、自動運転を停止させてしまうことがない。
また、運転理由を確認した上で、やはり運転を停止させたい場合には、ユーザは、運転停止を指示する操作ボタン310を再度押下すればよい。これにより、自動運転を停止させることができる。
〔要部構成〕
次に、空気調和機1の要部構成を図1に基づいて説明する。図1は、空気調和機1の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、空気調和機1は、リモコン3および端末装置(出力装置)5と通信可能に構成されている。なお、同図では、本発明と直接関係のない構成要素、例えば室外機や、空気調和機1の熱交換器、リモコン3および端末装置5の通信部や制御部などは図示を省略している。
リモコン3は、空気調和機1を遠隔操作するための装置であり、表示部30、入力部31、および音声出力部32を備えている。表示部30は、情報を表示する装置であり、設定温度などが表示される他、図2に基づいて説明したように、自動運転情報も表示される。入力部31は、リモコン3に対する入力操作、すなわち空気調和機1を遠隔操作するための入力操作を受け付けるものであり、図2に示した操作ボタン310〜316は、入力部31の構成要素である。音声出力部32は、音声を出力するものであり、自動運転情報は音声出力部32から音声出力することもできる。
端末装置5は、空気調和機1と通信可能な装置であり、表示・入力部50および音声出力部51を備えている。端末装置5は、空気調和機1との通信機能を備えているので、空気調和機1の制御コマンドを生成する機能を端末装置5に持たせて、空気調和機1の遠隔操作装置として使用することもできる。
表示・入力部50は、情報を表示する機能と、端末装置5に対するユーザの入力操作を受け付ける機能とを備えたものであり、例えばタッチパネルであってもよい。無論、端末装置5は、表示・入力部50の代わりに、表示部と入力部とを個別に備えていてもよい。音声出力部51は、音声を出力するものである。空気調和機1は、端末装置5に指示を送信して、端末装置5の表示・入力部50や音声出力部51から、自動運転情報を出力させることができる。なお、端末装置5は、自動運転情報を出力する機能のみを備えた装置であってもよいし、他の機能も備えた装置であってもよい。例えば、スマートフォン等の携帯型情報端末を端末装置5として利用することもできる。この場合、空気調和機1のユーザは、予め所望の端末装置5の機器ID等を空気調和機1に登録して、空気調和機1から端末装置5に情報を送信できるようにしておく。
空気調和機1は、空気調和機1の各部を統括して制御する制御部10、および空気調和機1が使用する各種データを記憶する記憶部11を備えている。また、空気調和機1は、温度検出器12、湿度検出器13、入力部14、リモコン通信部15、無線LAN通信部16、イオン発生部17、室外機通信部18、送風ファン19、表示部20、および音声出力部21を備えている。
温度検出器12は、被空調空間の温度を検出するものであり、湿度検出器13は、被空調空間の湿度を検出するものである。冷暖房や除湿の運転時には、これらの検出結果に基づいて運転が制御される。また、運転停止時には、これらの検出結果に基づいて、自動運転の開始要否が判定される。
入力部14は、空気調和機1に対するユーザの入力操作を受け付けて制御部10に出力するものである。図2には、リモコン3から運転停止操作を行う例を示したが、入力部14にて運転停止操作を行うことも可能であり、この場合にも、図2の例と同様に、自動運転情報を示す自動運転情報の出力が行われる。
リモコン通信部15は、リモコン3と通信するためのものである。図2の例のように、空気調和機1からの制御によってリモコン3に情報を出力させる場合には、双方向通信を行うことができるリモコン通信部15を使用する。なお、リモコン3に情報を出力させる必要がなければ単方向通信のリモコン通信部15を使用してもよい。
無線LAN通信部16は、空気調和機1が端末装置5と通信するためのものである。なお、空気調和機1は、端末装置5と通信可能であればよく、その通信は無線LANを介したものに限られない。また、端末装置5を、自動運転情報を出力させる対象とする必要がない場合(リモコン3や空気調和機1の本体からの出力で足りる場合)には、無線LAN通信部16を省略してもよい。
イオン発生部17は、菌の増殖抑制作用を有するイオンを空気中に発生させる。発生させるイオンは、少なくとも菌の増殖抑制作用を有するものであればよく、例えばプラズマ放電によってプラスとマイナスのイオンをそれぞれ発生させるものであってもよい。
具体的には、イオン発生部17は、正放電電極と負放電電極とを備え、これらの電極に交流波形またはインパルス波形から成る電圧を印加する。これにより、正放電電極では、コロナ放電による水素イオンが空気中の水分と結合してH(HO)mを主とする正イオンが発生する。また、負放電電極では、コロナ放電による酸素イオンが空気中の水分と結合してO (HO)nを主とする負イオンが発生する。なお、上記m、nは任意の自然数である。
このようにして発生した上記の正負のイオンは、空気中の浮遊菌やにおい成分の表面で凝集してそれらを取り囲む。そして、下記の式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌やにおい成分を破壊する。また、これらの活性種は、ウイルス等も破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。
(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→2・OH+O+(m+m'+n+n')HO・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→H+O+(m+m'+n+n')HO・・・(3)
室外機通信部18は、図示しない室外機と通信するためのものであり、制御部10は、室外機通信部18を介して室外機の動作制御を行う。送風ファン19は、被空調空間に気流を送り出すものである。
上述のイオン発生運転は、イオン発生部17にイオンを発生させながら、送風ファン19を駆動することにより、イオンを気流に乗せて被空調空間に送り出す運転である。イオン発生運転は、自動運転として実行させることもできるし、ユーザ操作によって実行させることもできる。
上述のように、イオン発生部17が発生させるイオンには浮遊菌やにおい成分、ならびにウイルス等を破壊する作用があるから、上記イオン発生運転により、被空調空間の脱臭や除菌、ウイルス除去を行うことができる。なお、イオン発生部17が発生させるイオンは、菌の増殖抑制作用およびウイルスの生存抑制作用の少なくとも何れかを有していればよい。
また、正負のイオンを発生させる代わりに、負イオンのみを発生してもよい。さらに、本発明において、イオンには帯電微粒子水も含むものとする。この場合、イオン発生部17は、静電霧化装置によってラジカル成分を含む帯電微粒子水を生成する。より詳細には、静電霧化装置に設けた放電電極をペルチェ素子により冷却して放電電極の表面に結露水を発生させた上で、放電電極に負の高電圧を印加することにより、結露水から帯電微粒子水を生成する。なお、帯電微粒子水を発生させる際には、放電電極から負イオンも発生して、空気中に放出される。
表示部20は、制御部10の制御に従って情報を表示する。なお、表示部20は、LED発光部のように、その点灯状態によって情報を表示するものであってもよいし、液晶表示装置のように、文字や画像によって情報を表示するものであってもよい。音声出力部21は、制御部10の制御に従って音声を出力する。
また、制御部10には、菌増殖条件判定部100、高温条件判定部101、入力受付部102、リモコン通信制御部103、無線LAN通信制御部104、運転制御部105、および情報提示部106が含まれている。
菌増殖条件判定部100は、予め設定された菌増殖条件を満たすか否か(被空調空間や空気調和機1の内部に菌が増殖しやすい環境となっているか否か)を判定する。菌増殖条件判定部100は、湿度検出器13の検出した湿度のみに基づいて判定を行ってもよいし、温度検出器12の検出した温度と湿度検出器13の検出した湿度の双方に基づいて判定を行ってもよい。例えば、菌増殖条件判定部100は、湿度検出器13の検出した湿度が所定値以上であれば菌増殖条件を満たすと判定してもよいし、温度検出器12の検出した温度が所定値以上であり、かつ湿度検出器13の検出した湿度が所定値以上であれば菌増殖条件を満たすと判定してもよい。なお、菌増殖条件判定部100は、ウイルスが生存しやすい温度および湿度の少なくとも何れかの条件を満たすか否かを判定してもよい。
高温条件判定部101は、予め設定された高温条件を満たすか否かを判定する。高温条件判定部101は、温度検出器12の検出した温度のみに基づいて判定を行ってもよいし、温度検出器12の検出した温度と湿度検出器13の検出した湿度の双方に基づいて判定を行ってもよい。例えば、高温条件判定部101は、温度検出器12の検出した温度が所定値以上であれば高温条件を満たすと判定してもよいし、温度検出器12の検出した温度が所定値以上であり、かつ湿度検出器13の検出した湿度が所定値以上であれば高温条件を満たすと判定してもよい。
入力受付部102は、入力部14にて受け付けた入力操作の内容を運転制御部105に伝達する。また、リモコン通信制御部103は、リモコン通信部15を介したリモコン3との通信を制御する。具体的には、リモコン通信制御部103は、リモコン通信部15にて受け付けた入力操作の内容を運転制御部105に伝達すると共に、情報提示部106の制御に従ってリモコン3に報知の実行指示を送信する。そして、無線LAN通信制御部104は、無線LAN通信部16を介した端末装置5との通信を制御する。具体的には、無線LAN通信制御部104は、無線LAN通信部16にて受け付けた入力操作の内容を運転制御部105に伝達すると共に、情報提示部106の制御に従ってリモコン3に報知の実行指示を送信する。
運転制御部105は、空気調和機1の運転動作に関する制御、具体的には各種運転の開始、運転中の制御、および運転停止等の制御を行う。運転制御部105が実行させる運転は、ユーザの操作に従って実行される通常運転と、空気調和機1の判断に基づいて実行される自動運転とに大別できる。そして、運転制御部105の特徴点の1つは、自動運転中において、ユーザが運転停止指示を行った場合に、その運転停止指示に応じることなく自動運転を継続し、再度運転停止指示が行われたときに自動運転を停止する点にある。
本実施形態では、運転制御部105は、菌増殖条件の充足時と、高温条件の充足時に、自動運転を実行する。具体的には、運転制御部105は、菌増殖条件判定部100が菌増殖条件を満たすと判定した場合に、自動運転としてイオン発生運転を行う。また、高温条件判定部101が高温条件を満たすと判定した場合に、自動運転として冷房運転または除湿運転を行う。
なお、菌増殖条件や高温条件を満たしたときに、自動運転を行う代わりに、菌増殖条件や高温条件を満たした旨や自動運転の必要性等をユーザに報知して、イオン発生運転や冷房運転、除湿運転等の実行を促してもよい。また、所定の条件を満たしたときに自動運転を行う動作モードと、自動運転は行わずに運転を促す報知を行う動作モードとをユーザが切り替え可能な構成としてもよい。
情報提示部106は、自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を空気調和機1のユーザに提示する。また、情報提示部106は、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、運転の切り替えを報知する運転切替情報を上記ユーザに提示する。
〔処理(空気調和機の制御方法)の流れ〕
次に、空気調和機1の実行する処理の流れを図3に基づいて説明する。図3は、空気調和機1の運転中に何らかの入力操作が行われた場合に実行する処理の一例を示すフローチャートである。
運転制御部105は、空気調和機1に対して何らかの入力操作が行われた場合、その入力操作が運転の停止指示であるか否かを判定する(S101、受付ステップ)。なお、運転の停止指示は、入力部14を介して行われてもよいし、リモコン3や端末装置5から行われてもよい。ここで、運転の停止指示がないと判定した場合(S101でFALSE)、図示のフローは終了する。一方、運転の停止指示が行われたと判定した場合(S101でTRUE)、運転制御部105は、自動運転中であるか否かを判定する(S102)。
S102で自動運転中ではない、すなわち冷暖房や除湿などの通常運転中であると判定した場合(S102でFALSE)、運転制御部105は運転を停止し(S105)、図示のフローは終了する。一方、自動運転中であると判定した場合(S102でTRUE)、運転制御部105は、初回の停止指示であるか否かを判定する(S103)。
S103で初回の停止指示であると判定した場合(S103でTRUE)、運転制御部105は自動運転を継続し、情報提示部106は運転理由をユーザに報知し(S104、報知ステップ)、これにより図示のフローは終了する。一方、2回目以降の停止指示であると判定した場合(S103でFALSE)、運転制御部105は運転を停止し(S105)、図示のフローは終了する。
なお、上記S104の処理では、空気調和機1、リモコン3、および端末装置5の少なくとも何れかに自動運転情報を出力させることによってユーザへの報知を行えばよい。また、出力の態様は、自動運転情報をユーザに認識させることができるようなものであればよく、表示出力であってもよいし、音声出力であってもよく、これらの併用であってもよい。そして、複数の機器に出力させる場合や、複数の態様で出力させる場合、各機器に出力させる自動運転情報や、各態様で出力させる自動運転情報は同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、自動運転の理由の概要(熱中症予防のための自動運転中である旨のメッセージ等)を音声出力し、理由の詳細(現在の温度や湿度、自動運転の予定継続時間等を示す情報)は表示出力してもよい。これにより、ユーザに音声にて概要を素早く認識させることができると共に、詳細情報は表示によってじっくりと確認させることができる。
また、上記S103の処理では、ユーザが運転停止操作を2回連続で行ったような場合には、S104の報知が終了する前に、あるいは報知された内容をユーザが認識する前に、運転が停止される可能性がある。このため、S103では、2回目以降の運転停止指示であっても運転理由の表示前であればTRUEと判定し、運転理由の表示中あるいは表示後に2回目以降の運転停止指示を受け付けた場合にはFALSEと判定してもよい。同様に、運転理由の音声出力中や音声出力後に2回目以降の運転停止指示を受け付けた場合にはFALSEと判定し、2回目以降の運転停止指示であっても運転理由の音声出力前であればTRUEと判定してもよい。
〔運転停止以外の指示が行われた場合の処理〕
次に、自動運転中に運転停止以外の指示、具体的には、運転の切り替え指示を受け付けた場合の処理の流れを図4に基づいて説明する。図4は、自動運転中に運転の切り替え指示が行われた場合に空気調和機1が実行する処理(空気調和機の制御方法)の一例を示すフローチャートである。
まず、運転制御部105は、自動運転を開始する(S131)。なお、S131の処理を行う契機が、菌増殖条件の充足であればイオン発生運転を開始し、高温条件の充足であれば冷房運転または除湿運転を開始する。次に、運転制御部105は、運転の停止指示を受け付けたか否かを判定する(S132、受付ステップ)。ここで、受け付けていないと判定した場合(S132でFALSE)には図示のフローは終了し、受け付けたと判定した場合(S132でTRUE)にはS133の処理に進む。
S133では、運転制御部105は、初回の停止指示であるか否かを判定し、初回の停止指示ではないと判定した場合(S133でFALSE)、運転制御部105は自動運転を停止し(S139)、図示のフローは終了する。一方、初回の停止指示であると判定した場合(S133でTRUE)、運転制御部105は自動運転を継続し、情報提示部106は運転理由をユーザに報知する(S134、報知ステップ)。これらの処理は図3の例と同様である。
ここで、図4の例では、自動運転中において、運転制御部105は、他種の運転の開始指示、すなわち運転の切り替え指示の有無を判定する(S135)。例えば、実行中の自動運転がイオン発生運転である場合には、冷房運転、暖房運転、または除湿運転等の空調運転の開始指示が行われたときに、運転の切り替え指示があったと判定する。同様に、実行中の自動運転が冷房運転である場合には、除湿運転等の開始指示が行われたときに、運転の切り替え指示があったと判定する。なお、同種の運転の開始指示も運転の切り替え指示と判定してもよい。例えば、自動運転として冷房運転を行っている場合に、冷房運転の開始指示を受け付けたときには、ユーザの操作に従って実行される通常運転としての冷房運転への切り替え指示を受け付けたと判定してもよい。自動運転と通常運転とは、停止条件(自動運転は条件を充足しなくなったときに自動で停止)等が異なっているためである。
運転の切り替え指示がないと判定した場合(S135でFALSE)、処理はS132に戻る。一方、運転の切り替え指示があったと判定した場合(S135でTRUE)、情報提示部106はS134で開始した運転理由の報知を終了し、運転制御部105は自動運転を停止する(S136)。
そして、運転制御部105は、他種の運転、すなわち切り替え指示された運転を開始し(S137)、情報提示部106は運転の切り替えを行ったことをユーザに報知し(S138)、これにより図示のフローは終了する。運転の切り替えの報知は、ユーザに運転切り替えが行われたことを認識させることができるような態様で行えばよく、運転理由の報知と同様にして行うことができる。例えば、「自動運転を終了し、暖房運転を開始します」のような、自動運転の終了と切り替え後の運転の開始を示す運転切替情報を空気調和機1、リモコン3、および端末装置5の少なくとも何れかに出力させてもよい。また、運転切替情報の出力態様は特に限定されず、例えば表示出力であってもよいし、音声出力であってもよく、その両方を併用してもよい。そして、複数の態様、あるいは複数の出力装置に出力させる場合、各出力の内容は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
なお、図4では、運転理由の報知開始(S134)の後で運転切り替えの指示が行われた場合の例を示したが、運転理由の報知前に運転切り替えの指示が行われた場合にも、図4の例のS135〜S138の処理を行う。ただし、この場合には運転理由の報知が行われていないため、S136では運転理由の報知を終了する処理が省略されて、自動運転の停止のみが行われる。
〔報知の継続期間の制限〕
自動運転情報を提示した報知の継続期間には制限を設けてもよい。また、自動運転情報の提示の契機は上述の例のような運転停止指示に限られず、例えば自動運転を開始したことを契機として提示してもよい。これらの例を、図5に基づいて説明する。図5は、自動運転開始時に報知を開始し、その報知の継続期間に制限を設けた場合の処理(空気調和機の制御方法)の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、運転制御部105は、自動運転を開始する(S151)。なお、S151の処理は、図4のS131の処理と同様であり、充足した条件に応じてイオン発生運転や冷房運転等を開始する。また、情報提示部106は、自動運転の運転理由をユーザに報知する(S152)。具体的には、情報提示部106は、空気調和機1の表示部20、リモコン3の表示部30、および端末装置5の表示・入力部50の少なくとも何れかに自動運転情報を表示する(あるいは表示させる)ことによって運転理由を報知する。このように、自動運転の開始を契機として運転理由を報知する構成とした場合、ユーザはリモコン3や端末装置5を介した空気調和機1の操作を行うことなく、自動運転の理由を確認できるという利点がある。
次に、運転制御部105は、運転の停止指示を受け付けたか否かを判定する(S153)。ここで、受け付けたと判定した場合(S153でTRUE)には、運転制御部105は自動運転を停止し、情報提示部106は運転理由の報知、すなわち自動運転情報の表示を終了する。これにより、図示の処理は終了する。
一方、運転の停止指示を受け付けていないと判定した場合(S153でFALSE)には、運転制御部105は自動運転を継続し、情報提示部106はS152で報知を開始した後、所定時間が経過したか否かを判定する(S155)。ここで、経過していないと判定した場合(S155でFALSE)、処理はS153に戻る。一方、経過したと判定した場合(S155でTRUE)、情報提示部106は運転理由の報知、すなわち自動運転情報の表示を終了する(S156)。このように、図5の例では、報知の継続期間を所定時間に制限している。これにより、自動運転情報の表示時間を短くすることができるので、表示にかかる電力使用量を抑えることができる。特に、リモコン3や端末装置5のような電池で駆動する装置に自動運転情報を表示させる場合には、これらの電池の消耗を抑えることができるので好ましい。なお、所定時間は特に限定されないが、例えば1分としてもよい。
この後、情報提示部106は、運転停止指示の待ち受け状態となる(S157、受付ステップ)。そして、運転停止指示を受け付けた場合(S157でTRUE)には、運転制御部105は運転理由の報知を再開し、運転制御部105は運転停止指示に応じることなく自動運転を継続する(S158、報知ステップ)。このように、図5の例では、報知の終了後に運転停止指示があった場合には、運転理由の報知を再開し、自動運転を継続する。これにより、S152で運転理由の報知を受けたユーザとは別のユーザが運転停止指示を行った場合に、該別のユーザにも自動運転の理由を認識させることができると共に、該別のユーザが自動運転の理由を知らずに自動運転を停止してしまうことを防ぐことができる。
運転理由の報知を再開した後、処理はS153に戻る。よって、運転理由の報知を再開した後、所定時間以内に停止指示が行われなければ(S153でFALSE、S155でTRUE)、運転理由の報知は再び終了する(S156)。一方、運転理由の報知を再開した後、所定時間以内に停止指示が行われれば(S153でTRUE)、自動運転は停止される(S154)。
なお、図5では、自動運転の開始を契機として運転理由の報知を開始した場合に、報知開始から所定時間後に報知を終了する例を示したが、他の契機で運転理由の報知を開始した場合にも、報知開始から所定時間後に報知を終了してもよい。また、上記では、報知開始から所定時間の間は自動運転情報を表示し続ける例を説明したが、断続的に(例えば数秒おきに)自動運転情報を表示してもよい。また、上記では自動運転情報を表示する例を説明したが、音声出力してもよい。この場合、報知開始から所定時間の間は自動運転情報を断続的に音声出力し、所定時間の経過時に音声出力を終了すればよい。
また、図5では、自動運転の開始後に、運転理由の報知を開始しているが、自動運転の開始と同時に運転理由の報知を開始してもよいし、自動運転の実行を決定した後、自動運転の開始前に運転理由の報知を開始してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施形態では、カビや菌の発生・増殖しやすい環境条件(菌増殖条件)になった場合に、自動運転は行わずにユーザにイオン発生運転を促す例を説明する。なお、イオン発生運転を促す処理は、ウイルスが生存しやすい環境条件になった場合に行ってもよい。また、本実施形態の空気調和機1は、動作モード切り替えを行うことにより、菌増殖条件となった場合に自動運転(イオン発生運転)を行うようにすることも可能である。説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔概要〕
まず、本実施形態の空気調和機1の概要を図6に基づいて説明する。図6は、空気調和機1の動作の概要を示す図である。同図の(a)に示すように、空気調和機1は、運転停止中において、被空調空間および自機の内部の少なくとも何れかが、高温・高湿状態となっている(菌増殖条件を充足している)ことを検知する。
そして、同図の(b)に示すように、空気調和機1は、イオン発生運転の実行を促す報知を行う。より詳細には、空気調和機1は、イオン発生運転の実行を促すメッセージを音声出力し、リモコン3にはイオン発生運転の開始方法を示すメッセージを表示出力させている。これにより、ユーザにイオン発生運転を行うことが好ましい状況であることを認識させることができると共に、リモコン3を用いて速やかにイオン発生運転を開始させることができる。そして、イオン発生運転を開始させることにより、被空調空間および空気調和機1の内部の少なくとも何れかにおけるカビや菌の発生・増殖、およびウイルスの生存を抑制することができ、清潔な環境を維持することができる。
〔処理(空気調和機の制御方法)の流れ〕
次に、空気調和機1の実行する処理の流れを図7に基づいて説明する。図7は、空気調和機1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。まず、菌増殖条件判定部100は、運転停止中であるか否かを判定し(S201)、運転中であれば(S201でFALSE)図示の処理は終了する。
一方、運転停止中であれば(S201でTRUE)、菌増殖条件判定部100は、湿度検出器13が出力する湿度の値がH%以上であるか否かを判定する(S202)。また、菌増殖条件判定部100は、温度検出器12が出力する温度の値がT℃以上であるか否かを判定する(S203)。なお、Hの値は、菌が増殖しやすくなる湿度の下限値に設定すればよく、例えば70としてもよい。同様に、Tの値は、菌が増殖しやすくなる温度の下限値に設定すればよく、例えば20としてもよい。
S202およびS203の何れにおいてもTRUEと判定した場合、菌増殖条件判定部100は、菌増殖条件を充足したと判定し、その旨を情報提示部106と運転制御部105に通知する。この通知を受信した情報提示部106は、ユーザにイオン発生運転推奨情報を提示して、イオン発生運転の実行を促す報知を行う(S204)。
この報知の態様は、ユーザがイオン発生運転の実行を促されていると認識できるようなものであればよい。例えば、空気調和機1にイオン発生運転を示す発光部(例えばLED発光部)が設けられている場合には、該発光部を点灯あるいは点滅させることによって上記の報知を行ってもよい。この場合、発光部を発光させることがイオン発生運転推奨情報を表示させることに相当する。また、実施形態1の運転理由の報知と同様に、空気調和機1、リモコン3、および端末装置5の少なくとも何れかにイオン発生運転の実行を促すメッセージ(イオン発生運転推奨情報)を表示出力、音声出力あるいはその両方により出力させてもよい。なお、複数の態様、あるいは複数の出力装置に出力させる場合、各出力の内容は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
次に、運転制御部105は、イオン発生運転の開始指示を受け付けたか否かを判定する(S205)。ここで、イオン発生運転の開始指示を受け付けていないと判定した場合(S205でFALSE)、運転制御部105は、室内機内部、すなわち空気調和機1の内部へのイオン供給を開始する(S209)。つまり、本実施形態の空気調和機1は、イオン発生運転の実行を促す報知を行いながら、空気調和機1の内部へのイオン供給を行う。
具体的には、運転制御部105は、イオン発生部17にイオンを発生させつつ、被空調空間に送風する場合とは逆の方向に送風ファン19を回転させることにより、空気調和機1の内部にイオンを供給する。これにより、ユーザがイオン発生運転の開始指示を行うまでの期間や、イオン発生運転の開始指示を行わなかった場合であっても、空気調和機1の内部における菌の増殖を抑えることができる。
空気調和機1の内部へのイオン供給を開始した後、図示の処理は一旦終了し、その後、再度S201の処理が開始される。この場合、空気調和機1の内部向けのイオン発生運転中であるが、この運転は被空調空間にイオンを放出する通常のイオン発生運転とは異なるためS201では運転停止中である(TRUE)と判定する。
そして、続くS202では菌増殖条件判定部100が、湿度がH%以上であるか否かを判定する。ここで、湿度がH%未満となっていると判定された場合(S202でFALSE)、情報提示部106は、イオン発生運転を促す報知を停止する(S207)。また、運転制御部105は、イオン発生部17によるイオン供給を停止すると共に(S208)、送風ファン19の駆動も停止してイオン発生運転を終了し、これにより図示の処理は終了する。
S202において湿度がH%以上であると判定した場合(S202でTRUE)、菌増殖条件判定部100は、温度がT℃以上であるか否かを判定し(S203)、T℃未満であれば処理は上述のS207に進む。一方、温度がT℃以上であれば、情報提示部106による報知は継続され(S204)、S205にてイオン発生運転の開始指示の有無が確認される。
ここで、イオン発生運転の開始指示を受け付けていないと判定した場合(S205でFALSE)には、処理はS209に進み、空気調和機1の内部向けのイオン発生運転が継続される。なお、空気調和機1の内部向けのイオン発生運転の継続時間に上限を設けてもよく、例えば60分間継続した時点で運転を停止してもよい。
一方、イオン発生運転の開始指示を受け付けたと判定した場合(S205でTRUE)には、運転制御部105は、空気調和機1の内部にイオンを供給する動作を終了して、被空調空間へのイオンの放出を開始する(S206)。具体的には、運転制御部105は、送風ファン19の回転方向を逆転させて、イオン発生部17が発生させたイオンを送風ファン19の発生させた気流により被空調空間に放出する。つまり、運転制御部105は、通常のイオン発生運転を開始し、これにより図示の処理は終了する。
なお、空気調和機1の内部の菌の増殖を抑えるための運転(S209で開始される運転)の態様は上記の例に限られない。例えば、イオン発生部17にイオンを発生させつつ、送風ファン19から吹き出した気流を、熱交換器から空気調和機1の内部に吸い込むショートサーキット運転を行うことにより、空気調和機1の内部にイオンを供給してもよい。
ここで、空気調和機1の内部の菌の増殖を抑えるための運転について、図8に基づいて説明する。図8は、空気調和機1の内部の菌の増殖を抑えるための運転を説明する図である。なお、同図では気流を矢印で示している。図示のように、空気調和機1の内部には、送風ファン19とイオン発生部17が配置されていると共に、送風ファン19の周囲を囲むように熱交換器22が配置されている。また、空気調和機1からの気流の吹き出し口には、該吹き出し口を覆う気流パネル23が設けられている。
図8の(a)に示すように、イオン発生部17からイオンを発生させつつ、気流パネル23にて吹き出し口を閉じた状態で送風ファン19を逆回転させることにより、熱交換器22の周囲に気流を循環させ、空気調和機1の内部にイオンを拡散させることができる。
一方、同図の(b)に示すように、送風ファン19を順回転に切り替えて、気流パネル23を開くことにより、送風ファン19が発生させた気流は吹き出し口から空気調和機1の外部に流れ出す。これにより、被空調空間にイオンを拡散させることができる(S206の処理に対応)。
そして、同図の(c)には、上述のショートサーキット運転の例を示している。図示のように、気流パネル23の開き度合いを、同図の(b)の場合よりも小さくして、送風ファン19が発生させた気流が、空気調和機1の外表面に沿って上昇するようにしている。つまり、ショートサーキット運転を行う場合、運転制御部105は、気流パネル23の開き度合いの制御を行う。これにより、空気調和機1の外表面に沿って上昇した上記気流が熱交換器22の上方から空気調和機1の内部に吸い込まれるので、空気調和機1の内部でイオンを拡散させることができる。
なお、イオン発生運転開始後は、実施形態1と同様の処理を行ってもよい。すなわち、イオン発生運転開始後に運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を開始した理由を報知して、イオン発生運転を継続してもよい。そして、報知後に再度運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を停止してもよい。
ただし、本実施形態では、イオン発生運転の開始をユーザが指示するので、イオン発生運転の開始直後に停止指示があった場合、その指示は上記ユーザによるものである可能性が高い。そこで、イオン発生運転の開始後、所定時間(例えば10分)が経過するまでに停止指示があった場合には、イオン発生運転を停止してもよい。そして、上記所定時間が経過した後で、運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を開始した理由を報知して、イオン発生運転を継続してもよい。これにより、イオン発生運転を開始させたユーザとは別のユーザが、自動運転の理由を知らずに自動運転を停止してしまうことを防ぐことができる。
また、上記の例では、温度および湿度の両方の値を菌増殖条件とする例を説明したが、湿度の値のみを菌増殖条件としてもよい。この場合、例えば検知した湿度の値が70%以上であれば、温度条件にかかわらず、菌増殖条件を充足していると判定してもよい。また、温度毎に菌が生存しやすい湿度は異なるため、温度毎に菌が生存しやすい湿度を対応させたテーブルを用いて、温度毎に菌が生存しやすい環境であるかどうかを判定するようにしてもよい。このようにすればより細やかに菌が生存しやすい環境を判定できる。
そして、上記の例では、菌増殖条件の充足時の処理を示したが、ウイルスが生存しやすい条件を充足したときにも、上記と同様の処理を行ってもよい。この場合、S202およびS203では、ウイルスが生存しやすい条件の充足の有無が判定される。ウイルスは、低温、乾燥時に生存しやすいので、例えばS202では湿度がH%以下であるか否かを判定し、S203では温度がT℃以下であるか否かを判定すればよい。この場合、Hは例えば50とし、Tは例えば20としてもよい。また、温度毎にウイルスが生存しやすい湿度は異なるため、温度毎にウイルスが生存しやすい湿度を対応させたテーブルを用いて、温度毎にウイルスが生存しやすい環境であるかどうかを判定するようにしてもよい。このようにすればより細やかにウイルスが生存しやすい環境を判定できる。これにより、インフルエンザ等のウイルスが流行しやすい冬季において、適切にイオン発生運転を行い、ユーザがこのようなウイルスに感染しにくい室内環境をつくることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図9〜図10に基づいて説明する。本実施形態では、菌増殖条件を充足した場合に、自動運転としてイオン発生運転を行う例を説明する。なお、実施形態2と同様に、ウイルスが生存しやすい条件を充足したときに自動運転としてイオン発生運転を行ってもよい。また、本実施形態の空気調和機1は、動作モード切り替えを行うことにより、菌増殖条件やウイルスが生存しやすい条件を充足した場合に、自動運転を行わずにイオン発生運転を促す報知を行うようにすることも可能である。また、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔概要〕
まず、本実施形態の空気調和機1の概要を図9に基づいて説明する。図9は、空気調和機1の動作の概要を示す図である。同図の(a)に示すように、空気調和機1は、運転停止中において、被空調空間および自機の内部の少なくとも何れかが、高温・高湿状態となっている(菌増殖条件を充足している)ことを検知する。
そして、同図の(b)に示すように、空気調和機1は、イオン発生運転を開始する旨の報知を行う。より詳細には、空気調和機1は、イオン発生運転を開始する旨およびその理由を示すメッセージを音声出力し、端末装置5にはリビングのエアコン、すなわち空気調和機1にてイオン発生運転を開始する旨のメッセージを表示出力させている。
これにより、空気調和機1の近くにいる(空気調和機1の出力する音声を聞くことのできる)ユーザに、イオン発生運転が開始されること、およびその理由を認識させることができる。また、端末装置5を所持しているユーザであれば、空気調和機1の近くにいなくとも、空気調和機1にてイオン発生運転が開始されること、およびその理由を認識させることができる。
さらに、本実施形態の空気調和機1では、イオン発生運転が自動運転として実行される(ユーザの操作を介さずに実行される)。よって、ユーザは何ら操作を行うことなく、被空調空間におけるカビや菌の発生・増殖を抑制することができ、清潔な環境を維持することができる。
また、自動運転として実行されるイオン発生運転は、室外機の圧縮機を動作させるようなサイクル運転を伴わない。このため、室外機の圧縮機を動作させる冷暖房等の運転と比較して、消費電力が非常に少ない。よって、自動運転によって消費電力量が著しく増大することもない。
〔処理(空気調和機の制御方法)の流れ〕
次に、空気調和機1の実行する処理の流れを図10に基づいて説明する。図10は、空気調和機1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。まず、菌増殖条件判定部100は、通常運転中であるか否かを判定し(S301)、通常運転中であれば(S301でTRUE)図示の処理は終了する。
一方、運転停止中であるかまたは自動運転中であれば(S301でFALSE)、菌増殖条件判定部100は、湿度検出器13が出力する湿度の値がH%以上であるか否かを判定する(S302)。また、菌増殖条件判定部100は、温度検出器12が出力する温度の値がT℃以上であるか否かを判定する(S303)。
S302およびS303の何れにおいてもTRUEと判定した場合、菌増殖条件判定部100は、菌増殖条件を充足したと判定し、その旨を情報提示部106と運転制御部105に通知する。この通知を受信した情報提示部106は、自動運転(具体的にはイオン発生運転)の停止中であるか否かを判定する(S304)。
ここで、実行中と判定した場合(S304でFALSE)、運転制御部105がイオン発生運転を継続し(S306)、図示の処理は終了する。一方、停止中と判定した場合(S304TRUE)、情報提示部106はイオン発生運転を開始する旨をユーザに報知し(S305)、運転制御部105はイオン発生運転を開始する(S306)。
S305の報知の態様は、イオン発生運転が開始されることをユーザが認識できるようなものであればよい。例えば、空気調和機1にイオン発生運転の開始を示す発光部(例えばLED発光部)が設けられている場合には、該発光部を点灯あるいは点滅させることによって上記の報知を行ってもよい。また、実施形態1の運転理由の報知と同様に、空気調和機1、リモコン3、および端末装置5の少なくとも何れかにイオン発生運転の開始を示すメッセージを表示出力、音声出力あるいはその両方により出力させてもよい。なお、複数の態様、あるいは複数の出力装置に出力させる場合、各出力の内容は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
イオン発生運転を開始した後、図示の処理は一旦終了し、その後、再度S301の処理が開始される。この場合、自動運転としてイオン発生運転を実行中であるからS301ではFALSEと判定する。そして、続くS302では菌増殖条件判定部100が、湿度がH%以上であるか否かを判定する。ここで、湿度がH%未満となっていると判定された場合(S302でFALSE)、運転制御部105は、イオン発生部17によるイオン供給を停止すると共に、送風ファン19の駆動も停止してイオン発生運転を停止する(S307)。これにより図示の処理は終了する。
S302において湿度がH%以上であると判定した場合(S302でTRUE)、菌増殖条件判定部100は、温度がT℃以上であるか否かを判定し(S303)、T℃未満であれば処理は上述のS307に進む。一方、温度がT℃以上であれば、S304の処理に進み、S304ではTRUEと判定される。続くS305では、情報提示部106は、イオン発生運転を開始していること、あるいは運転開始理由を報知してもよいし、すでに報知済みであれば報知を省略してもよい。そして、運転制御部105は、イオン発生運転を継続する。
なお、上記の例では、温度および湿度の両方の値を菌増殖条件とする例を説明したが、湿度の値のみを菌増殖条件としてもよい。また、上記の例では、イオン発生運転の開始を報知するS305の後のS306でイオン発生運転を開始しているが、S305の処理とS306の処理は同時に行ってもよいし、S306の処理を先に行ってもよい。この他にも、例えばイオン発生運転の開始を報知するS305では、イオン発生運転が不要であれば停止操作を行うように促す報知を行い、所定時間(例えば1分)以内に停止操作がなければ、S306の処理に進む構成を採用してもよい。
また、イオン発生運転開始後は、実施形態1と同様の処理を行ってもよい。すなわち、イオン発生運転開始後に運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を開始した理由を報知して、イオン発生運転を継続してもよい。そして、報知後に再度運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を停止してもよい。
ただし、本実施形態では、イオン発生運転の開始時に報知を行うので、イオン発生運転の開始直後に停止指示があった場合、その指示を行ったユーザは、イオン発生運転の開始の報知を受けている可能性が高い。そこで、イオン発生運転の開始後、所定時間(例えば10分)が経過するまでに停止指示があった場合には、イオン発生運転を停止してもよい。そして、上記所定時間が経過した後で、運転停止を指示する操作が行われた場合には、イオン発生運転を開始した理由を報知して、イオン発生運転を継続してもよい。この場合、上記所定時間中は、イオン発生運転を開始した旨の表示を継続してもよい。
〔変形例〕
上記各実施形態では、自動運転の例として、菌増殖条件を充足したときのイオン発生運転と、高温条件を充足したときの冷房運転または除湿運転を挙げて説明を行ったが、自動運転の契機および内容はこれらの例に限定されない。例えば、湿度が所定値以上の場合に、自動運転として除湿運転を行ってもよい。また、菌増殖条件を充足したときに、イオンを発生させながら、除湿運転または冷房運転を行ってもよい。この場合、上述のイオン発生運転よりも消費電力は大きくなるが、速やかに菌増殖条件を解消することが可能になる。この他にも、例えば空気調和機1が加湿機能を備えている場合には、乾燥条件(例えば湿度が所定値以下)となったときに、自動運転として加湿運転を行ってもよい。
また、空気調和機1に被空調空間におけるユーザの有無を検出する機能を設け、ユーザの有無に応じて自動運転の実行要否を判定してもよく、ユーザの有無に応じた内容の自動運転を実行してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気調和機1の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空気調和機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機は、所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機1であって、自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部106と、上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部105と、を備えている構成である。
上記の構成によれば、自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する。よって、ユーザが停止しようとした自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを該ユーザに認識させて、ユーザが操作を行っていないのに自動運転が開始されたことによる不安感や煩わしさを軽減することができる。また、上記の構成によれば、自動運転情報の提示の契機となった運転停止指示に応じることなく自動運転を継続するので、該自動運転の目的や開始理由が分からないために、運転停止指示を行ってしまったとしても、自動運転を停止させてしまうことがない。
つまり、上記の構成によれば、自動運転の目的や開始理由をユーザに認識させることができると共に、自動運転の目的や開始理由が分からないまま自動運転が停止されて、自動運転の目的が達成されなくなることを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る空気調和機は、上記態様1において、上記運転制御部は、上記情報提示部による上記自動運転情報の提示中の期間、および上記自動運転情報の提示を終了してから所定時間が経過するまでの期間の少なくとも何れかの期間に、再度運転停止指示を受け付けた場合に、上記自動運転を停止する構成としてもよい。
ここで、自動運転情報の提示中の期間や、自動運転情報の提示を終了してから所定時間が経過するまでの期間であれば、ユーザは上記提示によって自動運転の目的や開始理由を認識していると考えられる。つまり、上記各期間における運転停止指示は、自動運転の目的や開始理由を認識した上で行われている可能性が高い。
そこで、上記の構成によれば、自動運転情報の提示中の期間、および自動運転情報の提示を終了してから所定時間が経過するまでの期間の少なくとも何れかの期間に、再度運転停止指示を受け付けた場合に、自動運転を停止する。よって、自動運転の目的や開始理由を認識していない状態で自動運転を停止させてしまうことを防ぎつつ、自動運転の目的や開始理由を認識した後には、空気調和機が運転停止指示に従わないことによって、ユーザに煩わしさを感じさせることを防ぐことができる。
本発明の態様3に係る空気調和機は、上記態様1または2において、上記情報提示部は、上記空気調和機、上記空気調和機の遠隔操作装置(リモコン3)、および上記空気調和機と通信可能な所定の出力装置(端末装置5)の少なくとも何れかに上記自動運転情報を表示させて提示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、空気調和機、遠隔操作装置、および空気調和機と通信可能な所定の出力装置の少なくとも何れかに自動運転情報を表示させて提示する。よって、空気調和機、遠隔操作装置、および出力装置の少なくとも何れかの表示を見たユーザに、自動運転の目的や開始理由を認識させることができる。
本発明の態様4に係る空気調和機は、上記態様1から3の何れかにおいて、上記情報提示部は、上記空気調和機、上記空気調和機の遠隔操作装置、および上記空気調和機と通信可能な所定の出力装置の少なくとも何れかに上記自動運転情報を音声出力させて提示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、空気調和機、遠隔操作装置、および空気調和機と通信可能な所定の出力装置の少なくとも何れかに自動運転情報を音声出力させて提示する。よって、空気調和機、遠隔操作装置、および出力装置の少なくとも何れかの音声出力を聞いたユーザに、自動運転の目的や開始理由を認識させることができる。
本発明の態様5に係る空気調和機は、上記態様1から4の何れかにおいて、上記運転制御部は、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、上記自動運転を停止して、運転の切り替えを行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、自動運転を停止して運転の切り替えを行う。よって、自動運転中に運転停止指示を行った場合とは異なり、ユーザの指示通りに運転の切り替えが行われるので、ユーザにストレスを与えることがない。なお、切り替えの対象となる運転とは、ユーザの指示に基づいて実行される運転であればよく、例えば冷房運転、暖房運転、あるいは除湿運転等であってもよい。
本発明の態様6に係る空気調和機は、上記態様5において、上記情報提示部は、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、運転の切り替えを報知する運転切替情報を提示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、運転の開始指示を受け付けた場合に、運転の切り替えを報知する運転切替情報を提示する。よって、自動運転が行われていたこと、および指示通りに運転の切り替えが行われたことをユーザに認識させることができる。
本発明の態様7に係る空気調和機は、上記態様1から6の何れかにおいて、上記情報提示部は、上記自動運転情報の提示を開始した後、所定時間内に運転の停止指示がなければ、上記自動運転情報の提示を終了する構成としてもよい。
上記の構成によれば、自動運転情報の提示を開始した後、所定時間内に運転の停止指示がなければ、自動運転情報の提示を終了する。よって、提示した自動運転情報によって自動運転の目的や開始理由を認識し、自動運転を停止させる意図がなくなったユーザに対して、延々と自動運転情報を提示し続けるという無駄を生じさせることがなくなる。例えば、自動運転情報をリモートコントローラや端末装置のような電池で駆動する装置に出力させることによって提示する場合には、これらの装置の電池を無駄に消耗させることを防ぐことができる。
本発明の態様8に係る空気調和機は、上記態様7において、上記自動運転情報の提示を終了した後で運転停止指示を受け付けた場合に、上記運転制御部は自動運転を継続し、上記情報提示部は上記自動運転情報の提示を再開する構成としてもよい。
ここで、上記態様7のように、所定時間内に運転停止指示がなく、自動運転情報の提示を終了した場合、自動運転が行われており、かつ自動運転情報が提示されていない状態となる。このため、先に運転停止指示を行ったユーザとは異なる他のユーザが、自動運転が行われている目的や開始理由が分からずに運転停止操作を行う可能性がある。
そこで、上記の構成によれば、自動運転情報の提示を終了した後で自動運転の停止指示を受け付けた場合に、自動運転を継続して自動運転情報の提示を再開する。これにより、他のユーザに、自動運転が行われている目的や開始理由を認識させることができ、上記目的や開始理由を認識しないままで自動運転を停止させてしまうことを防ぐことができる。
本発明の態様9に係る空気調和機は、上記態様1から8の何れかにおいて、上記情報提示部は、自動運転が開始されたことを契機として上記自動運転情報の提示を開始し、その後所定時間内に運転の停止指示がなければ上記自動運転情報の提示を終了し、上記自動運転情報の提示の終了後に運転停止指示を受け付けた場合に、上記情報提示部は上記自動運転情報の提示を再開し、上記運転制御部は上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する構成としてもよい。
上記の構成によれば、自動運転が開始されたことを契機として自動運転情報を提示する。よって、ユーザは、運転停止指示を行わなくとも、自動運転の開始後には、該自動運転の目的や開始理由を認識することができる。
また、上記の構成によれば、所定時間内に運転の停止指示がなければ自動運転情報の提示を終了するので、自動運転情報を無駄に提示し続けるということがなくなる。さらに、上記の構成によれば、自動運転情報の提示の終了後に運転停止指示を受け付けた場合に、自動運転情報の提示を再開し、自動運転を継続する。よって、自動運転情報の提示終了後に、自動運転が行われていることに気付いたユーザが、自動運転が行われている目的や開始理由が分からずに自動運転を停止することを防ぐことができる。
ところで、季節や天候などの影響により、室内や空気調和機の内部の環境が、カビなどの菌類が増殖しやすい環境となることがある。このような環境の状態で放置しておいた場合、菌が増殖して、空気調和機の運転時に菌体や胞子が室内に拡散し、室内の衛生環境が悪化してしまうという問題がある。また、ウイルスが生存しやすい低温で乾燥した環境下では、インフルエンザ等のウイルスに感染しやすくなるという問題がある。
ここで、首記の特許文献2には、室内の温度および湿度が高温ゾーンにある場合に、運転開始を促す報知を自動的に行うことにより、熱中症などを防ぐ技術が開示されている。しかしながら、熱中症を防ぐための運転は、冷房運転等であり、このような運転では菌の増殖やウイルスへの感染を防ぐことは難しい。態様10に係る発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、菌の増殖やウイルスへの感染を防ぐことのできる空気調和機を提供することにある。
本発明の態様10に係る空気調和機は、上記態様1から9の何れかにおいて、菌の増殖抑制作用およびウイルスの生存抑制作用の少なくとも何れかを有するイオンを空気中に発生させるイオン発生部17を備え、上記情報提示部は、所定の環境条件となったことが検出されたときに、上記イオン発生部にてイオンを発生させながら送風するイオン発生運転の開始を促すイオン発生運転推奨情報を提示する構成としてもよい。
上記構成によれば、所定の環境条件となったことが検出されたときに、イオン発生運転の開始を促すイオン発生運転推奨情報を提示する。よって、ユーザにイオン発生運転を行うことが望ましい環境条件となっていることを認識させて、ユーザの意思でイオン発生運転を実行させ、これにより菌の増殖を防ぐことができるという効果を奏する。また、これにより被空調空間を清潔に保つことができる。
なお、上記所定の環境条件は、発生させるイオンの作用に応じたものとすればよい。例えば、発生させるイオンが菌の増殖抑制作用を有している場合には、菌が増殖しやすい環境条件を上記の所定の環境条件としてもよい。同様に、発生させるイオンが菌のウイルスの生存抑制作用を有している場合には、ウイルスが生存しやすい環境条件を上記所定の環境条件としてもよく、これらの双方の作用を有している場合には、上記の双方の環境条件を上記所定の環境条件としてもよい。
本発明の態様11に係る空気調和機は、上記態様10において、上記運転制御部は、上記イオン発生運転推奨情報の提示中に、上記イオン発生部にイオンを発生させつつ、被空調空間に気流を送り出す送風ファンを逆回転させることにより、上記空気調和機の内部にイオンを供給する構成としてもよい。
上記の構成によれば、イオン発生運転推奨情報の提示中に、イオンを発生させつつ送風ファン19を逆回転させることにより空気調和機の内部にイオンを供給する。よって、提示したイオン発生運転推奨情報にユーザが気付かない場合や、ユーザが被空調空間にいない場合にも、空気調和機の内部については菌の増殖を防ぐことができ、これにより被空調空間を清潔に保つことができる。また、発生させるイオンがウイルスの生存抑制作用を有している場合には、ウイルスの生存を防ぐことができる。
本発明の態様12に係る空気調和機は、上記態様10において、上記運転制御部は、上記イオン発生運転推奨情報の提示中に、上記イオン発生部にイオンを放出させつつ、被空調空間に気流を送り出す送風ファン19から吹き出した気流を上記空気調和機の内部に吸い込むショートサーキット運転を行うことにより、上記空気調和機の内部にイオンを供給する構成としてもよい。
上記の構成によれば、イオン発生運転推奨情報の提示中に、イオンを放出させつつショートサーキット運転を行うことにより空気調和機の内部にイオンを供給するので、上記態様11と同様の効果を奏する。
本発明の態様13に係る空気調和機は、上記態様11または12において、上記運転制御部は、上記イオン発生運転の開始指示を受け付けた場合に、上記空気調和機の内部にイオンを供給する動作を終了して、被空調空間へのイオンの放出を開始する構成としてもよい。
上記の構成によれば、イオン発生運転の開始指示を受け付けた場合に、空気調和機の内部にイオンを供給する動作を終了して、被空調空間へのイオンの放出を開始する。よって、被空調空間における菌の増殖を防ぐことができ、これにより被空調空間を清潔に保つことができる。また、発生させるイオンがウイルスを破壊する作用を有している場合には、被空調空間におけるウイルスの生存も防ぐことができる。
上述のように、季節や天候などの影響により、室内や空気調和機の内部の環境が、カビなどの菌類が増殖しやすい環境となることがある。このような環境の状態で放置しておいた場合、菌が増殖して、空気調和機の運転時に菌体や胞子が室内に拡散し、室内の衛生環境が悪化してしまうという問題がある。また、ウイルスが生存しやすい低温で乾燥した環境下では、インフルエンザ等のウイルスに感染しやすくなるという問題がある。
ここで、首記の特許文献1には、室内の温度および湿度が高温ゾーンにある場合に、自動で冷房運転を行うことにより、熱中症などを防ぐ技術が開示されている。しかしながら、冷房運転は、室外機の圧縮機を動作させるサイクル運転を伴った運転であるため消費電力が高く、それゆえ自動運転に起因する電力料金が高額になる可能性がある。また、上述のようにウイルスは低温で生存しやすいため、冷房運転はウイルスへの感染予防にはならない。態様14に係る発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷房運転と比較して低い消費電力にて菌の増殖やウイルスへの感染を防ぐことのできる空気調和機を提供することにある。
本発明の態様14に係る空気調和機は、上記態様1から9の何れかにおいて、菌の増殖抑制作用およびウイルスの生存抑制作用の少なくとも何れかを有するイオンを空気中に発生させるイオン発生部17を備え、上記自動運転は、上記イオン発生部にて発生させたイオンを送風により被空調空間に放出するイオン発生運転であり、上記情報提示部は、(1)所定の環境条件となったことが検出された後、上記イオン発生運転を開始する前、(2)上記イオン発生運転の開始時、および(3)上記イオン発生運転の開始後、の何れかのタイミングで上記イオン発生運転の開始を示す情報を提示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、所定の環境条件となったことを検出して、イオン発生部にて発生させたイオンを送風により被空調空間に放出するイオン発生運転を開始する。イオンの発生や送風に要する電力は、冷房運転と比較して大幅に低いから、上記の構成によれば、冷房運転と比較して低い消費電力にて菌の増殖やウイルスの生存を抑制することができるという効果を奏する。また、上記の構成によれば、イオン発生運転を開始したことを示す情報を提示するから、イオン発生運転を開始したことをユーザに認識させることができる。
なお、上記所定の環境条件は、発生させるイオンの作用に応じたものとすればよい。例えば、発生させるイオンが菌の増殖抑制作用を有している場合には、菌が増殖しやすい環境条件を上記の所定の環境条件としてもよい。同様に、発生させるイオンが菌のウイルスの生存抑制作用を有している場合には、ウイルスが生存しやすい環境条件を上記所定の環境条件としてもよく、これらの双方の作用を有している場合には、上記の双方の環境条件を上記所定の環境条件としてもよい。
本発明の態様15に係る空気調和機の制御方法は、所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機1の制御方法であって、自動運転中に運転停止指示を受け付ける受付ステップ(S101)と、自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示して、上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する報知ステップ(S104)と、を含む。該態様によれば、上記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る空気調和機の制御部は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記空気調和機が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記空気調和機の制御部をコンピュータにて実現させる空気調和機の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 空気調和機
3 リモコン(遠隔操作装置)
5 端末装置(出力装置)
17 イオン発生部
19 送風ファン
105 運転制御部
106 情報提示部

Claims (14)

  1. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、
    上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、を備え
    上記運転制御部は、上記情報提示部による上記自動運転情報の提示中の期間、および上記自動運転情報の提示を終了してから所定時間が経過するまでの期間の少なくとも何れかの期間に、再度運転停止指示を受け付けた場合に、上記自動運転を停止することを特徴とする空気調和機。
  2. 上記情報提示部は、上記空気調和機、上記空気調和機の遠隔操作装置、および上記空気調和機と通信可能な所定の出力装置の少なくとも何れかに上記自動運転情報を表示させて提示することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記情報提示部は、上記空気調和機、上記空気調和機の遠隔操作装置、および上記空気調和機と通信可能な所定の出力装置の少なくとも何れかに上記自動運転情報を音声出力させて提示することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 上記運転制御部は、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、上記自動運転を停止して、運転の切り替えを行うことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 上記情報提示部は、自動運転中に運転の切り替え指示を受け付けた場合に、運転の切り替えを報知する運転切替情報を提示することを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、
    上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、を備え、
    上記情報提示部は、上記自動運転情報の提示を開始した後、所定時間内に運転の停止指示がなければ、上記自動運転情報の提示を終了することを特徴とする空気調和機。
  7. 上記自動運転情報の提示を終了した後で運転停止指示を受け付けた場合に、上記運転制御部は自動運転を継続し、上記情報提示部は上記自動運転情報の提示を再開することを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、
    上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、を備え、
    上記情報提示部は、自動運転が開始されたことを契機として上記自動運転情報の提示を開始し、その後所定時間内に運転の停止指示がなければ上記自動運転情報の提示を終了し、
    上記自動運転情報の提示の終了後に運転停止指示を受け付けた場合に、上記情報提示部は上記自動運転情報の提示を再開し、上記運転制御部は上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続することを特徴とする空気調和機。
  9. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、
    上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、
    菌の増殖抑制作用およびウイルスの生存抑制作用の少なくとも何れかを有するイオンを空気中に発生させるイオン発生部とを備え、
    上記情報提示部は、所定の環境条件となったことが検出されたときに、上記イオン発生部にてイオンを発生させながら送風するイオン発生運転の開始を促すイオン発生運転推奨情報を提示することを特徴とする空気調和機。
  10. 上記運転制御部は、上記イオン発生運転推奨情報の提示中に、上記イオン発生部にイオンを発生させつつ、被空調空間に気流を送り出す送風ファンを逆回転させることにより、上記空気調和機の内部にイオンを供給することを特徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  11. 上記運転制御部は、上記イオン発生運転推奨情報の提示中に、上記イオン発生部にイオンを放出させつつ、被空調空間に気流を送り出す送風ファンから吹き出した気流を上記空気調和機の内部に吸い込むショートサーキット運転を行うことにより、上記空気調和機の内部にイオンを供給することを特徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  12. 上記運転制御部は、上記イオン発生運転の開始指示を受け付けた場合に、上記空気調和機の内部にイオンを供給する動作を終了して、被空調空間へのイオンの放出を開始することを特徴とする請求項10または11に記載の空気調和機。
  13. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付けた場合に、該自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示する情報提示部と、
    上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する運転制御部と、
    菌の増殖抑制作用およびウイルスの生存抑制作用の少なくとも何れかを有するイオンを空気中に発生させるイオン発生部とを備え、
    上記自動運転は、上記イオン発生部にて発生させたイオンを送風により被空調空間に放出するイオン発生運転であり、
    上記情報提示部は、(1)所定の環境条件となったことが検出された後、上記イオン発生運転を開始する前、(2)上記イオン発生運転の開始時、および(3)上記イオン発生運転の開始後、の何れかのタイミングで上記イオン発生運転の開始を示す情報を提示することを特徴とする空気調和機。
  14. 所定の条件を充足したことを検出して自動運転を開始する空気調和機の制御方法であって、
    自動運転中に運転停止指示を受け付ける受付ステップと、
    自動運転の目的および開始理由の少なくとも何れかを示す自動運転情報を提示して、上記自動運転情報の提示の契機となった上記運転停止指示に応じることなく上記自動運転を継続する報知ステップと、
    上記報知ステップにおける上記自動運転情報の提示中の期間、および上記自動運転情報の提示を終了してから所定時間が経過するまでの期間の少なくとも何れかの期間に、再度運転停止指示を受け付けた場合に、上記自動運転を停止するステップと、を含むことを特徴とする空気調和機の制御方法。
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