JP6618182B2 - プリンター用紙の真贋判定システム - Google Patents

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Description

本発明は、特定のプリンターに使用するプリンター用紙に対して、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とするシステムに関するものである。
ラベルプリンター等のプリンターにおいて、用紙搬送の異常検出を確実に行うことができるプリンターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この印字装置は、ラベルがモータのステップ駆動によって印字ヘッド側に搬送され、第1の位置検出センサによって位置検出用マーク又はラベル間のギャップが検出されると、CPUの制御によりパルスモータのステップ数のカウントが開始され、第1の位置検出センサと第2の位置検出センサとの間での一定の距離を搬送させるためのモータにおける基準ステップ数までのカウントが行われたとき、第2の位置検出センサによって位置検出用マーク又はラベル間のギャップが検出されなかった場合には用紙搬送が異常であると判定するものである。
その一方で、例えば「QRコード(登録商標)」等の二次元コードを利用してプリンターで印刷されるプリンター用紙の情報パターンを読み取り、情報パターンの読み取りのみならず、その真贋を判定することを行うものも考慮される。
特開2005−314047号公報
プリンターについては、全ての用紙に対して動作を保証することは少なく、奨励された用紙に対して動作を保証することが主流となっている。特に、印刷面の裏面側に粘着層を備えたラベル用紙の粘着層面を台紙に貼着させて一体化したラベル用紙を用いて熱転写印刷を行う場合には、印刷動作中に熱等によって粘着力が変化する。このため、ラベル用紙自体が台紙からずれて印刷面がずれたり、ラベル用紙が台紙から剥離してプリンター内部で貼着して動作を損なったり更には故障の原因となる虞があった。
そのため、プリンターの製造者やメンテナンス者等にとっては、奨励された用紙を使用することを強く推奨するものであった。その一方で、使用者にとっては、粘着力や紙の厚さの規定等より細やかな基準をクリアしたプリンター用紙は高価であり、より安価なプリンター用紙を使用しても何ら差し支えないと考えることが主である。
本発明は、特定のプリンターに使用するプリンター用紙に対して、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か、奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とするプリンター用紙の真贋判定システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係るプリンター用紙の真贋判定システムは、 プリンターで印刷されるプリンター用紙が奨励された用紙か否かの真贋判定システムであって、
前記プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを非接触で認識するパターン読取手段と、
前記パターン読取手段によって検出された情報により真贋を判定する真贋判定手段と、
前記真贋判定手段によって奨励されたプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第1の制御条件で、奨励されていないプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第2の制御条件で、前記プリンターを駆動する制御手段とを備え
前記非接触で認識するパターン読取手段が、
前記プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを含むマーク記録領域に可視光又は不可視光を含む電磁波を照射する電磁波照射手段と、
前記電磁波照射手段による情報パターンの反射波又は透過波を読み取って真贋判定手段に検出された情報を与える電磁波読取手段とを備え、
前記第2の制御条件が損傷の可能性がないように印刷速度を通常の印刷よりも遙かに遅い印刷速度で印刷するものであり、前記第1の制御条件が前記第2の制御条件よりも速い印刷速度で行うものであり、
前記プリンターのメンテナンス時又はアップグレード時に、前記印刷速度の調整を行うことを可能としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係るプリンター用紙の真贋判定システムは、請求項1に記載の第2の制御条件が、予め定められた発行枚数を超えた場合にプリンターの駆動を停止するものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係るプリンター用紙の真贋判定システムは、請求項1又は2に記載の情報パターンが不可視光の照射によって励起して発光する蛍光インクで構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か、奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とするプリンター用紙の真贋判定システムを得ることができる。
本発明の真贋判定システムの一実施例で用いるプリンター用紙の平面図である。 本発明の真贋判定システムの一実施例で用いる読取装置の構成例を示す構成図である。 本発明の真贋判定システムの一実施例で用いる真贋判定のフローチャートである。
本発明においては、プリンターで印刷されるプリンター用紙が奨励された用紙か否かの真贋判定システムであって、プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを非接触で認識するパターン読取手段と、パターン読取手段によって検出された情報により真贋を判定する真贋判定手段と、真贋判定手段によって奨励されたプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第1の制御条件で、奨励されていないプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第2の制御条件で、プリンターを駆動する制御手段とを備えるものである。これにより、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か、奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とすることができる。
本発明の非接触で認識するパターン読取手段としては、情報パターンを非接触で認識するものであればよい。非接触で認識するものとしては、光を含む電磁波や磁気等を利用できる。例えば、可視光及び不可視光を含む電磁波を情報パターンへ照射し、その透過波(透過光)又は反射波(反射光)を利用することができる。また、磁気では、強磁性体を磁化して残留磁場を生じさせ、これを認識させてもよい。
より好ましくは、非接触で認識するパターン読取手段としては、プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを含むマーク記録領域に可視光及び不可視光を含む電磁波を照射する電磁波照射手段と、電磁波照射手段による情報パターンの反射波又は透過波を読み取って真贋判定手段に検出された情報を与える電磁波読取手段とを備えることにより、非接触で情報パターンを認識することができる。
本発明のプリンターとしては、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙を用いるものであればよい。例えば、家庭およびオフィス向けのプリンターを始めとして、ラベルプリンター、タグプリンター、及び、フォトプリンター等の特殊な用紙に印刷するプリンターを含み、更には、ラベルと台紙の間にRFIDチップを配したRFID付きラベル用プリンター、台紙がないラベル及び糊面のみのライナーレスラベル用プリンター、表裏の両面を印刷する両面印刷プリンター等のプリンターをも含む。特に、多くのラベルプリンター、タグプリンター、フォトプリンターは、特定の用紙に印刷するプリンターであり、これらのプリンターでは使用する用紙について推奨するものを選定しているため、本発明の判定システムにおいては好適である。
本発明のプリンター用紙としては、例えば、用紙に刻まれたミシン目に沿って折りたたまれたファンフォールド紙や、印刷面の裏面側に粘着層を備えたラベル用紙の粘着層面を台紙に貼着させて一体化したロール状のラベル用紙や、予め糸が付いている商品タグをロール状に丸めた商品タグロール用紙や、光沢のある面やインクの滲みが少ない面等を備えた写真用紙等が挙げられる。
また、プリンターの印刷方式についても、特定の用紙に印刷可能であるのなら如何なるプリンターでも本判定システムを適用することができる。例えば、レーザープリンター、インクジェットプリンター等のプリンターで用いることができる。特に、本発明では印刷面の裏面側に粘着層を備えたラベル用紙の粘着層面を台紙に貼着させて一体化したロール状のラベル用紙にサーマルプリンターで熱転写印刷や熱に反応して黒く印刷される感熱印刷を行うものに好適である。本発明によって、印刷動作中に熱等によって粘着力が変化して、ラベル用紙が台紙からずれて印刷面がずれたり、ラベル用紙が台紙から剥離する虞がある奨励されていない用紙を事前に判定できるからである。
本発明の情報パターンとしては、プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置されたものであればよい。例えば、プリンター用紙の所定位置に切れ込みや孔の有無でも利用可能である。好ましくはプリンター用紙の所定位置に形成された特定の形状のエンボスパターンや、印刷パターンの透過波(光)又は反射波(光)で認識させることでも利用可能である。印刷パターンでは、可視光で透過・反射するパターンでも、不可視光で透過・反射するパターンでもよい。
具体的な情報パターンとしては、従来より用いられている位置情報パターン自体を利用してもよく、この位置情報パターンの近傍に別個に又は関連させて配置してもよい。例えば、ロール状に巻かれた台紙の表面に均等に貼着されたラベル用紙の貼着位置を明確化するために台紙の表面又は裏面に予め印刷されたアイマークのような位置検出用マークを利用したり、そのアイマークの近傍や全く別の位置に新たに配置してもよい。
1箇所以上の位置に配置された情報パターンは、単独の情報パターンのみで真贋判定を行ってもよいし、複数種類の情報パターンを組み合わせて真贋判定を行ってもよい。好ましい情報パターンとしては、可視光又は不可視光を照射した際に反射光が発生するものが選択される。より好ましい態様としては、通常のインクと、予め定められた波長の反射光を発する蛍光インクとを別々に又は組み合わせて情報パターンを作成してもよい。
例えば、従来のアイマーク位置又はアイマーク位置の近傍等の1つ以上の位置に真贋判定用の情報パターンを通常のインクと蛍光インクとでロール状のプリンタ用紙に予め印刷しておき、この情報パターンに可視光と不可視光とを照射した反射光を読み取って真贋を判定すればよい。
本発明の好ましい情報パターンは、通常インクや蛍光インク等を用いて、作成される。通常インクとしては、1箇所以上の予め定められた位置に種々のパターンを印刷しておき、特定の位置で特定のパターンが認識可能か否かによって真贋を判定すればよい。蛍光インクとしても、1箇所以上の予め定められた位置での可視光又は不可視光を照射した反射光の有無か、特定のパターンが認識可能か否か等によって真贋を判定する。
本発明で用いられる蛍光インクとしては、例えば、波長200〜400nm程度の近紫外線を励起光源として発光する蛍光体が用いられている。例えば、青色蛍光体としては、BaMgAl1017:Eu2+(BAM)、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+(BAM:Mn)、Sr10(POCl:Eu2+(SCA)、SrSi・2SrCl:Eu2+、緑色蛍光体としては、LaPO:Ce3+,Tb3+(LAP)、CeMgAl1119:Tb3+(CAT)、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+(BAM:Mn)、黄色蛍光体としては、YAl12:Ce3+(YAG:Ce)、橙色蛍光体としては、(Sr,Mg)(PO:Sn2+、赤色蛍光体としては、Y:Eu3+、LaS:Eu3+,Sm3+、LiEuW、深赤色蛍光体としては、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn4+等を用いることができる。
蛍光インクの多くのものは可視光下では白色であるため、従来の有色の位置検出用マークに重複するように白色の蛍光インクで情報パターンを印刷すれば、殆ど目立つことがない。そのため、悪意のある第三者が奨励された用紙を模倣して偽物を作製することを防止する効果を奏することとなる。また、複数種類の情報パターンを組み合わせて真贋を判定させるようにすれば、更に悪意のある第三者が奨励された用紙を模倣して偽物を作製することを防止することができる。
この蛍光インクを用いる場合には、光照射手段としては、蛍光インクからなる情報パターンを含むマーク記録領域に蛍光インクを発光させるものであればよく、波長が200〜400nm程度の近紫外線を放出するブラックライトや紫外発光ダイオード等が挙げられる。
本発明の真贋判定手段としては、パターン読取手段、より好ましくは電磁波読取手段によって検出された情報により真贋を判定するものであればよい。即ち、より好ましくは、電磁波照射手段によって情報パターンを含むと思われるマーク記録領域に可視光及び不可視光を含む電磁波を照射し、マーク記録領域から反射波又は透過波が得られるか、得られた場合に電磁波読取手段によって予め定められた情報パターンの反射波又は透過波であるか否かを読み取れるかで真贋を判定すればよい。
本発明の制御手段としては、真贋判定手段によって奨励されたプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第1の制御条件で、奨励されていないプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第2の制御条件で、プリンターを駆動する。これにより、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か、奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とする。
尚、真贋判定手段の判定結果等は、駆動日、駆動時間、発行枚数等のデータと共にメモリに保存して、印刷装置のメンテナンス時に活用されるようにしてもよい。また、メモリ自体を真贋判定手段と同じ装置本体上に設置しても、又は、クラウドメモリのようにネット回線上のものを用いてもよい。更に、メモリに記録される記録データを、メンテナンスを行う会社・部門と共有したり、メンテナンスを行う会社・部門にインターネット回線等の信号回線で送達して、一括管理されるようにしてもよい。
本発明の第1の制御条件としては、真贋判定手段によって奨励されたプリンター用紙であると判定された場合に駆動される条件であり、奨励されたプリンター用紙への印刷であるため、例えば、粘着層を備えたプリンター用紙であれば、粘着力の強度が確認されており、尚且つ、インクの染み込み加減等も確認済みであるため、より高速での印刷駆動を行っても何ら損傷がないことが保証される。このため、好ましい第1の制御条件としては第2の制御条件よりも速い印刷速度で行うものが挙げられる。
尚、第1の制御条件による印刷速度の速さは更に速い印刷速度が可能との確証が得られた場合や、印刷の失敗等の事例によって、メンテナンス時やインターネット回線によるアップグレード時等に、印刷速度の更なる引き上げや印刷速度の引き下げを行うように印刷速度の調節を可能としてもよい。
また、本発明の第2の制御条件としては、奨励されていないプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた場合に駆動される条件であり、奨励されていないプリンター用紙であるため、損傷の可能性がある。このため、第2の制御条件として、損傷の可能性がないように印刷速度を通常の印刷よりも遙かに遅い印刷速度で印刷することが考慮される。また、損傷を起こす前にプリンターの駆動を停止させるもの、特に、ラベルプリンターで損傷を起こさないように予め定められた発行枚数を超えた場合にプリンターの駆動を停止させるもの等が挙げられる。
また、第2の制御条件による印刷速度の調整や、駆動の停止等についても、メンテナンス時やインターネット回線によるアップデート時等に、その印刷速度及び発行枚数の設定や駆動自体を変更可能としてもよい。尚、ユーザの同意を得た場合やユーザ状況を鑑みて第1の制御条件及び第2の制御条件のデータを基にして、印刷速度及び発行枚数制限の設定やその他のプリンター駆動の設定自体を変更可能としてもよい。
以上の通り、蛍光検出手段によって発光が検出された場合に予め定められた第1の制御条件で、また、検出されなかった場合に予め定められた第2の制御条件で、プリンターを駆動すればよい。尚、複数種類の奨励されたプリンター用紙において、個々のプリンター用紙での最適な条件を複数用意しておき、認識されたプリンター用紙に応じて制御手段で複数の最適な条件から選択するようにしてもよい。
図1は本発明の真贋判定システムの一実施例で用いるプリンター用紙の平面図である。図2は本発明の真贋判定システムの一実施例で用いる読取装置の構成例を示す構成図である。図3は本発明の真贋判定システムの一実施例で用いる真贋判定のフローチャートである。
図1に示す通り、本実施例で用いるプリンター用紙10はロール状に巻かれたラベル基材11上にシール状のラベル片12が一定間隔で連続的に並設して貼着されている。隣接するラベル片12同士の間には、ラベル基材11のラベル片貼着表面側又はラベル片貼着裏面側に位置検出用アイマーク様の情報パターン13が印刷されている。この情報パターン13は通常の位置検出用アイマークに重ねて蛍光インクで特定のパターンで印刷されている。
蛍光インクとしては波長200〜400nm程度の近紫外線を励起光源として発光する可視光下では白色の蛍光体が用いられる。従って、この情報パターン13は、一見しただけでは通常の位置検出用アイマークとして認識される。この情報パターン13は印刷される際に、印刷装置に設置された読取装置で真贋判定を行って印刷される。読取装置は印刷装置のプリンター用紙10が搬送される搬送路中に設置される。
図2に示す通り、読取装置20は搬送路状で搬送されるプリンター用紙10に、電磁波照射手段としての不可視光を照射するブラックライト21で近紫外線を放出する。プリンター用紙10の情報パターン13内の蛍光インクで予め印刷された反射光のパターンをCCDカメラ22で読み取る。尚、駆動電源23はブラックライト21及びCCDカメラ22に電源を供給する。
CCDカメラ22で読み取られたパターンは真贋判定部24で記録部25の照合データを利用して真贋を判定する。真贋判定部24での判定によって、印刷装置の制御部26に制御指令を供給する。
より詳しくは、本読取装置20の上流側で情報パターン13の位置検出が行われ、情報パターン13の搬送経路と位置が読取装置20に供給される。読取装置20の読取位置の上方にCCDカメラ22が設置され、読取位置に対して斜めにブラックライト21が設置される。情報パターン13が読取位置に到達した際に、蛍光発光のパターンの読取が行われる。
図3に示す通り、真贋判定部24では、情報パターン13が読取位置に到達した際に、蛍光発光のパターンが読み取られた否かの判定を行う。読み取られなかったとの判定があった場合には、奨励されていないプリンター用紙であるため、第2の制御条件でプリンターを駆動するように印刷装置の制御部26に指示を与える。
また、情報パターン13が読取位置に到達した際に、蛍光発光のパターンが読み取られた場合には、次段階として既存パターンか否かの判定を行う。CCDカメラ22で読み取られた蛍光発光のパターンを予め保存された記録部25の照合データと照合する。既存パターンと同じパターンのものが確認されなかった場合には、奨励されていないプリンター用紙であるため、第2の制御条件でプリンターを駆動するように印刷装置の制御部26に指示を与える。
また、既存パターンと同じパターンのものが確認された場合には、奨励されたプリンター用紙であるため、第1の制御条件でプリンターを駆動するように印刷装置の制御部26に指示を与え、真贋判定を終了する。
第1の制御条件としては、真贋判定部24によって奨励されたプリンター用紙10であると判定された場合に駆動される条件である。奨励されたプリンター用紙10への印刷であるため、ラベル基材11上にシール状のラベル片12が並設して貼着されているプリンター用紙10であるため、粘着力の強度が確認されており、尚且つ、インクの染み込み加減等も確認済みである。このため、最高速での印刷駆動を行っても何ら損傷がない。
一方で、第2の制御条件としては、奨励されていないプリンター用紙10であると判定された場合に駆動される条件である。奨励されていないプリンター用紙10であるため、例えば、印刷の過程でラベル片12がラベル基材11上から剥離して、印刷装置のローラ等に貼着し、印刷装置自体を損傷する可能性がある。このため、第2の制御条件は高速での印刷駆動を行わず、ゆっくりとした駆動で印刷したり、予め定められた発行枚数を超えた場合にプリンターの駆動を停止する。
尚、複数種類の奨励されたプリンター用紙における個々のプリンター用紙での最適な条件を記録部25に複数用意しておき、認識されたプリンター用紙に応じて制御部26で複数の最適な条件から選択するようにしてもよい。
本発明は、特定のプリンターでの使用を奨励された用紙か、奨励されていない用紙なのかを判定し、奨励された用紙を推奨される処理条件で使用可能とするプリンター用紙の真贋判定システムであるため、奨励された用紙の購入者は快適に使用することができ、奨励されていない用紙の購入者についても快適ではないが通常の使用ができる特徴を有することができる。
10…プリンター用紙、
11…ラベル基材、
12…ラベル片、
13…情報パターン、
20…読取装置、
21…ブラックライト、
22…CCDカメラ、
23…駆動電源、
24…真贋判定部、
25…記録部、
26…制御部、

Claims (3)

  1. プリンターで印刷されるプリンター用紙が奨励された用紙か否かの真贋判定システムであって、
    前記プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを非接触で認識するパターン読取手段と、
    前記パターン読取手段によって検出された情報により真贋を判定する真贋判定手段と、
    前記真贋判定手段によって奨励されたプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第1の制御条件で、奨励されていないプリンター用紙であると判定された場合に予め定められた第2の制御条件で、前記プリンターを駆動する制御手段とを備え
    前記非接触で認識するパターン読取手段が、
    前記プリンターで印刷されるプリンター用紙の定められた1箇所以上の位置に配置された情報パターンを含むマーク記録領域に可視光又は不可視光を含む電磁波を照射する電磁波照射手段と、
    前記電磁波照射手段による情報パターンの反射波又は透過波を読み取って真贋判定手段に検出された情報を与える電磁波読取手段とを備え、
    前記第2の制御条件が損傷の可能性がないように印刷速度を通常の印刷よりも遙かに遅い印刷速度で印刷するものであり、前記第1の制御条件が前記第2の制御条件よりも速い印刷速度で行うものであり、
    前記プリンターのメンテナンス時又はアップグレード時に、前記印刷速度の調整を行うことを可能としたことを特徴とするプリンター用紙の真贋判定システム。
  2. 前記第2の制御条件が、予め定められた発行枚数を超えた場合にプリンターの駆動を停止するものであることを特徴とする請求項1に記載のプリンター用紙の真贋判定システム。
  3. 前記情報パターンが不可視光の照射によって励起して発光する蛍光インクで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリンター用紙の真贋判定システム。
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