JP6615663B2 - クライオポンプ、クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置及びクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法 - Google Patents

クライオポンプ、クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置及びクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法 Download PDF

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Description

本発明は、クライオポンプ、クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置及びクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法に関する。
クライオポンプは、極低温に冷却されたクライオパネルにガス分子を凝縮または吸着により捕捉して排気する真空ポンプである。クライオポンプは半導体回路製造プロセス等に要求される清浄な真空環境を実現するために一般に利用される。
特開平9−14133号公報
クライオポンプは溜め込み式の真空ポンプであるから、クライオポンプの真空排気運転によってガスがクライオポンプに蓄積される。ガスが蓄積するにつれて、クライオポンプの排気速度は徐々に低下する。そのため、蓄積されたガスをクライオポンプから排出し、排気速度を初期の水準に回復するために、クライオポンプの再生が定期的に行われる。前回の再生が終了してから次回の再生が行われるまでの真空排気運転の期間は再生インターバルとも呼ばれる。再生中はクライオポンプの真空排気運転をすることができないから、再生インターバルはなるべく長いことが望まれる。
クライオポンプのある用途においては、プロセス用に導入されるガスがクライオポンプに捕捉されるガスの大半を占める。導入されるプロセスガスは管理され計量されているのが通例である。ガス導入量から計算によりクライオポンプの吸蔵ガス量を正確に得られるので、それをもとに再生インターバルを容易に設定することができる。
これに対し、ある他の用途においては、プロセスにおける副生成ガス(例えば、イオン注入プロセスで発生する比較的多量の水素ガス)を除去するためにクライオポンプが使用される。副生成ガスの発生量は一般に不明である。したがって、クライオポンプの吸蔵ガス量も不明であり、再生インターバルを適正に設定することが難しい。短い再生インターバルは上述のように望まれない。再生インターバルが長すぎると、クライオポンプの排気速度低下が顕著となり真空不良が頻発しうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、クライオポンプ再生インターバルの適正な設定に役立つ指標を提供することにある。
本発明のある態様によると、クライオポンプは、クライオポンプ真空容器と、前記クライオポンプ真空容器内の真空を測定するよう前記クライオポンプ真空容器に設置され、真空測定信号を出力する真空計と、前記真空測定信号を受信するよう前記真空計に接続されている吸蔵ガス量推測部であって、前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定する到達圧力決定部と、前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を備え、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換する吸蔵ガス量定量化部と、を備える吸蔵ガス量推測部と、を備える。
本発明のある態様によると、クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置は、クライオポンプ真空容器内の真空度を表す真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定する到達圧力決定部と、前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を備え、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換する吸蔵ガス量定量化部と、を備える。
本発明のある態様によると、クライオポンプ吸蔵ガス量推測方法は、クライオポンプ真空容器内の真空を測定し、真空測定信号を生成することと、前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定することと、前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を使用して、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換することと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、クライオポンプ再生インターバルの適正な設定に役立つ指標を提供することができる。
ある実施形態に係るクライオポンプおよび周辺機器を概略的に示す図である。 ある実施形態に係るクライオポンプ吸蔵ガス量推測装置の構成を概略的に示す図である。 ある実施形態に係る吸蔵ガス量定量化関数を示す。 ある実施形態に係るクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法を示すフローチャートである。 ある実施形態に係り、吸蔵ガス量定量化関数を取得する例示的な方法を示すフローチャートである。 図5の方法による測定結果を例示する。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は、ある実施形態に係るクライオポンプ10および周辺機器を概略的に示す図である。クライオポンプ10は、例えばイオン注入装置やスパッタリング装置等の真空チャンバに取り付けられて、真空チャンバ内部の真空度を所望のプロセスに要求されるレベルまで高めるために使用される。
ゲートバルブ52がクライオポンプ10と真空チャンバ50との間に設置されている。クライオポンプ10、真空チャンバ50、およびゲートバルブ52を含む真空プロセス装置11が構成される。
ゲートバルブ52は、ゲートバルブフランジ54、バルブプレート56、およびバルブプレート収納部58を備える。バルブプレート56はゲートバルブ52の弁体であり、ゲートバルブフランジ54は弁座60を有する。バルブプレート56が弁座60に密着するときゲートバルブ52は完全に閉じられる。バルブプレート56がクライオポンプ10の吸気口30を閉じるから、真空チャンバ50からクライオポンプ10へのガス流れは遮断される。図1に一点鎖線で示すようにバルブプレート56が弁座60から離れ、バルブプレート収納部58に収納されるとき、ゲートバルブ52は完全に開かれる。
図1に示すバルブプレート56は、全開と全閉との中間位置にある。図示されるように、バルブプレート56は弁座60からわずかに離れており、バルブプレート56と弁座60との間にゲートバルブクリアランス62が形成されている。バルブプレート56の移動によりゲートバルブクリアランス62は可変である。
クライオポンプ10は、クライオポンプ真空容器12、クライオポンプフランジ14、および真空計16を備える。加えて、クライオポンプ10は、冷凍機20、入口クライオパネル22、放射シールド24、および第2クライオパネルユニット26を備える。入口クライオパネル22および放射シールド24は第1クライオパネルユニットと総称されうる。
クライオポンプ真空容器12は、冷凍機20、入口クライオパネル22、放射シールド24、および第2クライオパネルユニット26を収容するクライオポンプ10の筐体であり、クライオポンプ10の内部空間28の真空気密を保持するよう構成されている。クライオポンプ真空容器12は、冷凍機20の室温部20aに取り付けられている。クライオポンプ真空容器12は、放射シールド24および入口クライオパネル22を包囲する。放射シールド24は入口クライオパネル22とともに、第2クライオパネルユニット26を包囲する。
クライオポンプフランジ14は、クライオポンプ真空容器12の前端から径方向外側に向けて延びている。クライオポンプフランジ14は、クライオポンプ真空容器12の前端の全周にわたって設けられている。クライオポンプフランジ14の径方向内側にクライオポンプ10の吸気口30が画定されている。クライオポンプフランジ14はゲートバルブフランジ54に取り付けられており、それによりクライオポンプ10は真空チャンバ50に取り付けられている。ゲートバルブ52および吸気口30を通じて真空チャンバ50からクライオポンプ10の内部空間28にガスが進入する。
真空計16は、クライオポンプ真空容器12内の真空を測定するようクライオポンプ真空容器12に設置されている。真空計16は、10−5Paの高真空を測定可能である電離真空計である。真空計16の計測範囲は、例えば、1Pa(または10Pa)から10−5Pa(または10−6Pa)であってもよい。真空計16は、三極管形真空計、BA真空計などの熱陰極電離真空計であってもよい。
続いて、クライオポンプ10の他の構成要素を説明する。
なお以下では、クライオポンプ10の構成要素の位置関係をわかりやすく表すために、「軸方向」、「径方向」との用語を使用することがある。軸方向は吸気口30を通る方向(図1における縦方向)を表し、径方向は吸気口30に沿う方向(図1における横方向)を表す。便宜上、軸方向に関して吸気口30に相対的に近いことを「上」、相対的に遠いことを「下」と呼ぶことがある。つまり、クライオポンプ10の底部から相対的に遠いことを「上」、相対的に近いことを「下」と呼ぶことがある。径方向に関しては、吸気口30の中心に近いことを「内」、吸気口30の周縁に近いことを「外」と呼ぶことがある。なお、こうした表現はクライオポンプ10が真空チャンバ50に取り付けられたときの配置とは関係しない。例えば、クライオポンプ10は鉛直方向に吸気口30を下向きにして真空チャンバ50に取り付けられてもよい。
また、軸方向を囲む方向を「周方向」と呼ぶことがある。周方向は、吸気口30に沿う第2の方向であり、径方向に直交する接線方向である。
冷凍機20は、例えばギフォード・マクマホン式冷凍機(いわゆるGM冷凍機)などの極低温冷凍機である。冷凍機20は、二段式の冷凍機である。そのため、冷凍機20は、室温部20aに加えて、第1シリンダ20b、第1冷却ステージ20c、第2シリンダ20d、および第2冷却ステージ20eを備える。
冷凍機20は、第1冷却ステージ20cを第1冷却温度に冷却し、第2冷却ステージ20eを第2冷却温度に冷却するよう構成されている。第2冷却温度は第1冷却温度よりも低温である。例えば、第1冷却ステージ20cは65K〜120K程度、好ましくは80K〜100Kに冷却され、第2冷却ステージ20eは10K〜20K程度に冷却される。
第1シリンダ20b及び第2シリンダ20dは、第2冷却ステージ20eを第1冷却ステージ20cに構造的に支持するとともに第1冷却ステージ20cを冷凍機20の室温部20aに構造的に支持する冷凍機構造部を形成する。第1シリンダ20b及び第2シリンダ20dは、径方向に沿って同軸に延在する。第1シリンダ20bは、冷凍機20の室温部20aを第1冷却ステージ20cに接続し、第2シリンダ20dは、第1冷却ステージ20cを第2冷却ステージ20eに接続する。室温部20a、第1シリンダ20b、第1冷却ステージ20c、第2シリンダ20d、及び第2冷却ステージ20eは、この順に直線状に一列に並ぶ。
第1シリンダ20b及び第2シリンダ20dそれぞれの内部には第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサ(図示せず)が往復動可能に配設されている。第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサにはそれぞれ第1蓄冷器及び第2蓄冷器(図示せず)が組み込まれている。また、室温部20aは、第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサを往復動させるための駆動機構(図示せず)を有する。駆動機構は、冷凍機20の内部への作動ガス(例えばヘリウム)の供給と排出を周期的に繰り返すよう作動ガスの流路を切り替える流路切替機構を含む。
冷凍機20は、作動ガスの圧縮機(図示せず)に接続されている。冷凍機20は、圧縮機により加圧された作動ガスを内部で膨張させて第1冷却ステージ20c及び第2冷却ステージ20eを冷却する。膨張した作動ガスは圧縮機に回収され再び加圧される。冷凍機20は、作動ガスの給排とこれに同期した第1ディスプレーサ及び第2ディスプレーサの往復動とを含む熱サイクルを繰り返すことによって寒冷を発生させる。
図示されるクライオポンプ10は、いわゆる横型のクライオポンプである。横型のクライオポンプとは一般に、放射シールド24の中心軸に冷凍機20の中心軸が直交するとともに第2冷却ステージ20eが放射シールド24の中心部に配置されるよう冷凍機20が配設されているクライオポンプである。
放射シールド24は、クライオポンプ真空容器12の輻射熱から第2クライオパネルユニット26を保護するために設けられている。放射シールド24は、第1冷却ステージ20cに熱的に結合されている。よって第1クライオパネルユニットは第1冷却温度に冷却される。放射シールド24はクライオポンプ真空容器12との間に隙間32を有しており、放射シールド24はクライオポンプ真空容器12と接触していない。
入口クライオパネル22は、クライオポンプ10の外部の熱源(例えば真空チャンバ50内の熱源)からの輻射熱から第2クライオパネルユニット26を保護するために、放射シールド24の主開口の少なくとも一部を覆うように配設されている。入口クライオパネル22は、輻射熱だけではなく内部空間28へのガスの進入も制限する。入口クライオパネル22は、放射シールド24を介して第1冷却ステージ20cに熱的に結合されている。入口クライオパネル22の表面には第1冷却温度で凝縮するガス(例えば水)が捕捉される。
第2クライオパネルユニット26は、複数のクライオパネルを備えており、これらクライオパネルは第2冷却ステージ20eを囲むようにして第2冷却ステージ20eに取り付けられている。第2クライオパネルユニット26は、第1クライオパネルユニットには接触していない。第2クライオパネルユニット26は、第2冷却ステージ20eに熱的に結合されており、第2クライオパネルユニット26は第2冷却温度に冷却される。
第2クライオパネルユニット26においては、少なくとも一部の表面に吸着領域26aが形成されている。吸着領域26aは非凝縮性ガス(例えば水素)を吸着により捕捉するために設けられている。吸着領域26aは、吸気口30から見えないように、上方に隣接するクライオパネルの陰となる場所に形成されている。つまり、吸着領域26aは各クライオパネルの上面中心部と下面全域に形成されている。ただし、入口クライオパネル22に直接面するトップクライオパネルの上面には吸着領域26aは設けられていない。吸着領域26aは例えば吸着材(例えば活性炭)をクライオパネル表面に接着することにより形成される。
また、第2クライオパネルユニット26の少なくとも一部の表面には凝縮性ガスを凝縮により捕捉するための凝縮領域26bが形成されている。凝縮領域26bは例えば、クライオパネル表面上で吸着材の欠落した区域であり、クライオパネル基材表面例えば金属面が露出されている。
上記の構成のクライオポンプ10の動作を以下に説明する。クライオポンプ10の作動に際しては、まずその作動前に他の適当な粗引きポンプで真空チャンバ内部を1Pa程度にまで粗引きする。その後、クライオポンプ10を作動させる。冷凍機20の駆動により第1冷却ステージ20c及び第2冷却ステージ20eがそれぞれ第1冷却温度及び第2冷却温度に冷却される。よって、これらに熱的に結合されている第1クライオパネルユニット及び第2クライオパネルユニット26もそれぞれ第1冷却温度及び第2冷却温度に冷却される。
入口クライオパネル22は、真空チャンバからクライオポンプ10に向かって飛来するガスを冷却する。入口クライオパネル22の表面には、第1冷却温度で蒸気圧が充分に低い(例えば10−8Pa以下の)ガスが凝縮する。このガスは、第1種ガスと称されてもよい。第1種ガスは例えば水蒸気である。こうして、入口クライオパネル22は、第1種ガスを排気することができる。第1冷却温度で蒸気圧が充分に低くないガスの一部は、吸気口30から内部空間28へと進入する。あるいは、ガスの他の一部は、入口クライオパネル22で反射され、内部空間28に進入しない。
内部空間28に進入したガスは、第2クライオパネルユニット26によって冷却される。第2クライオパネルユニット26の表面には、第2冷却温度で蒸気圧が充分に低い(例えば10−8Pa以下の)ガスが凝縮する。このガスは、第2種ガスと称されてもよい。第2種ガスは例えばアルゴンである。こうして、第2クライオパネルユニット26は、第2種ガスを排気することができる。
第2冷却温度で蒸気圧が充分に低くないガスは、第2クライオパネルユニット26の吸着材に吸着される。このガスは、第3種ガスと称されてもよい。第3種ガスは例えば水素である。こうして、第2クライオパネルユニット26は、第3種ガスを排気することができる。したがって、クライオポンプ10は、種々のガスを凝縮または吸着により排気し、真空チャンバの真空度を所望のレベルに到達させることができる。
図2は、ある実施形態に係るクライオポンプ吸蔵ガス量推測装置(以下、推測装置ともいう)100の構成を概略的に示す図である。こうした推測装置は、ハードウエア、ソフトウエア、またはそれらの組合せによって実現される。また、図2においては、関連する真空プロセス装置11の一部の構成を概略的に示す。
推測装置100は、クライオポンプ10の一部であってもよい。例えば、推測装置100は、クライオポンプ10を制御する制御装置と一体に設けられていてもよい。推測装置100は、クライオポンプ10とは別の装置であってもよい。例えば、推測装置100は、クライオポンプ制御装置とは別体の演算装置として構成されていてもよい。推測装置100は、真空プロセス装置11の一部であってもよい。
推測装置100は、吸蔵ガス量推測部102、記憶部104、入力部106、及び出力部108を備える。吸蔵ガス量推測部102は、到達圧力決定部110、吸蔵ガス量定量化部112、およびゲートバルブ指令生成部114を備える。到達圧力決定部110は、到達圧力決定手順111を備える。吸蔵ガス量定量化部112は、吸蔵ガス量定量化関数116を備える。
真空計16は、クライオポンプ真空容器12内の真空度を周期的に測定し、真空度を表す真空測定信号Vを出力するよう構成されている。吸蔵ガス量推測部102は、真空測定信号Vを受信するよう真空計16に接続されている。
記憶部104は、吸蔵ガス量推測処理に関連するデータを格納するよう構成されている。例えば、記憶部104は、吸蔵ガス量定量化関数116、及び/または、到達圧力決定のための待機時間およびしきい値を予め格納している。
入力部106は、ユーザまたは他の装置からの入力を受け付けるよう構成されている。例えば、入力部106は、吸蔵ガス量推定開始指令Sを受け付けるよう構成されている。入力部106は例えば、ユーザからの入力を受け付けるためのマウスやキーボード等の入力手段、及び/または、他の装置との通信をするための通信手段を含む。
出力部108は、吸蔵ガス量推測処理に関連するデータを出力するよう構成され、ディスプレイやプリンタ等の出力手段を含む。例えば、出力部108は、吸蔵ガス量推測値Gを出力するよう構成されている。出力部108は、吸蔵ガス量推測値Gに基づき演算された値を出力するよう構成されていてもよい。
記憶部104、入力部106、及び出力部108はそれぞれ吸蔵ガス量推測部102と通信可能に接続されている。よって、吸蔵ガス量推測部102は、必要に応じてデータを、記憶部104から読み出し及び/または記憶部104に格納することができる。また、吸蔵ガス量推測部102は、入力部106からデータの入力を受け、及び/または、出力部108にデータを出力することができる。
到達圧力決定部110は、所定の到達圧力決定手順111に従ってクライオポンプ真空容器12の到達圧力Pを決定するよう構成されている。到達圧力決定手順111は、ゲートバルブ52の閉鎖後に所定時間待機することと、所定時間の待機後にクライオポンプ真空容器12内の真空を測定して真空測定信号Vを生成することと、真空測定信号Vに基づきクライオポンプ真空容器12の到達圧力Pを決定することと、を含む。待機時間は、例えば、吸蔵ガス量定量化関数116を取得する際に使用された待機時間と同一に設定される。到達圧力決定部110は、決定された到達圧力Pを吸蔵ガス量定量化部112に出力するよう構成されている。
上述のように到達圧力P決定は、真空測定信号Vに基づく。例えば、到達圧力決定部110は、ゲートバルブ52の閉鎖中に真空測定信号Vからクライオポンプ真空容器12内の圧力およびその低下速度を演算する。到達圧力決定部110は、演算された低下速度がしきい値を下回るか否かを判定し、低下速度がしきい値を下回る場合にクライオポンプ真空容器12内の圧力を到達圧力Pと決定する。
言い換えれば、到達圧力決定部110は、クライオポンプ10の排気運転中かつゲートバルブ52の閉鎖中に圧力低下速度テストを実行する。ここで、圧力低下速度テストとは、判定開始時点の圧力からの圧力上昇勾配がしきい値を超えなければ合格と判定し、圧力上昇勾配がしきい値を超えれば不合格と判定する処理である。到達圧力決定部110は、クライオポンプ真空容器12内の圧力に圧力低下速度テストを適用し、合格の場合、その時点の圧力を到達圧力Pと決定する。
吸蔵ガス量定量化部112は、吸蔵ガス量定量化関数116を参照し、到達圧力Pを吸蔵ガス量推測値Gに変換するよう構成されている。吸蔵ガス量定量化部112は、吸蔵ガス量推測値Gを出力部108に出力するよう構成されている。
吸蔵ガス量定量化部112は、クライオポンプ10の吸蔵ガス容量に対する吸蔵ガス量推測値Gの比率を演算する比率演算部118を備えてもよい。吸蔵ガス容量は、クライオポンプ10の仕様上の最大吸蔵ガス量(例えば、水素ガスの最大吸蔵ガス量)を表してもよい。この場合、出力部108は、クライオポンプ10の吸蔵ガス容量に対する吸蔵ガス量推測値Gの比率を出力してもよい。比率の表示には、クライオポンプ10にどの程度ガスが蓄積されたかを直感的に理解しやすい利点がある。
ゲートバルブ指令生成部114は、吸蔵ガス量推定開始指令Sを受けゲートバルブ52に閉鎖指令を出力するよう構成されている。ゲートバルブ52は、ゲートバルブ指令生成部114が生成する閉鎖指令Cを吸蔵ガス量推測部102から受信するよう吸蔵ガス量推測部102に接続されている。ゲートバルブ52は、閉鎖指令Cに従って吸気口30を閉鎖するよう構成されている。
また、ゲートバルブ指令生成部114は、吸蔵ガス量推測処理の完了時にゲートバルブ52の開放指令を生成するよう構成されていてもよい。ゲートバルブ52は、開放指令に従って吸気口30を開放するよう構成されていてもよい。
図3は、ある実施形態に係る吸蔵ガス量定量化関数116を示す。吸蔵ガス量定量化関数116は、到達圧力Pを吸蔵ガス量推測値Gに関連づけるよう構成されている。吸蔵ガス量定量化関数116は、例えば、到達圧力Pから吸蔵ガス量推測値Gを演算するためのルックアップテーブルまたは近似関数である。
図3に例示されるように、吸蔵ガス量定量化関数116は、吸蔵ガス量推測値Gを縦軸にとり、到達圧力Pを対数で横軸にとるとき、緩やかに単調増加するグラフを描く。吸蔵ガス量推測値Gは、到達圧力Pが高まる(つまり、悪くなる)ほど大きくなる。
図4は、ある実施形態に係るクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法を示すフローチャートである。推測装置100は、クライオポンプ10の運転中に本処理を実行することができる。
まず、吸蔵ガス量推測部102は、吸蔵ガス量推定開始指令Sが入力されたか否かを判定する(S10)。吸蔵ガス量推定開始指令Sが入力されていない場合には(S10のN)、本方法は実行されない。吸蔵ガス量推定開始指令Sが入力された場合には(S10のY)、ゲートバルブ52が閉じられる(S12)。上述のように、ゲートバルブ指令生成部114が閉鎖指令Cを生成し、これに従いゲートバルブ52が閉鎖される。
到達圧力決定部110は、到達圧力決定手順111を実行する(S14)。到達圧力決定部110は、ゲートバルブ52の閉鎖から一定時間待機し、一定時間の待機後にクライオポンプ真空容器12内の真空を周期的に測定し、測定結果に応じた真空測定信号Vを生成する(S15)。到達圧力決定部110は、真空測定信号Vに基づき圧力低下速度テストを行う。到達圧力決定部110は、合格するまで圧力低下速度テストを周期的に繰り返し、合格したとき圧力を到達圧力Pと決定する。
なお、到達圧力決定部110は、圧力低下速度テストを所定回数繰り返しても依然として不合格の場合には、到達圧力決定手順111を中断してもよい。この場合、吸蔵ガス量推測部102は、吸蔵ガス量推測処理を中止し、その旨を出力部108に出力してもよい。
吸蔵ガス量定量化部112は、クライオポンプ10の吸蔵ガス量推測値Gを演算する(S16)。吸蔵ガス量定量化部112は、吸蔵ガス量定量化関数116を使用して、到達圧力Pを吸蔵ガス量推測値Gに変換する。
出力部108は、吸蔵ガス量推測値Gを出力する(S18)。吸蔵ガス量推測値Gはディスプレイ等に表示される。ゲートバルブ指令生成部114が開放指令を生成し、これに従いゲートバルブ52が開放される。こうして、吸蔵ガス量推測処理は終了する。
このようにして、本実施形態によると、クライオポンプ再生インターバルの適正な設定に役立つ指標として、クライオポンプ10の吸蔵ガス量を定量化し、出力することができる。
図5は、ある実施形態に係り、吸蔵ガス量定量化関数116を取得する例示的な方法を示すフローチャートである。この方法は、上述のクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法に先行して行われ、それにより吸蔵ガス量定量化関数116が準備される。
まず、クライオポンプ10が試験用の真空チャンバに用意される(S20)。また、真空計16がクライオポンプ10に設置される。真空計16は真空チャンバに設置されてもよい。
規定量のガス(例えば、10sccm程度の水素ガス)が真空チャンバに導入される(S22)。導入されるガスは計量され、規定量に達すると、ガス導入は停止される(S24)。
ガス停止後、所定時間(例えば15分程度)待機し(S26)、待機後に真空計16でクライオポンプ10内の圧力が測定される(S28)。待機時間は、導入ガス量がクライオポンプ10に捕捉されるのに充分な時間が設定される。測定された圧力が累積の導入ガス量と関係づけられる(S30)。
このようなガス導入および圧力測定が所定の合計導入ガス量まで繰り返される(S32のN)。所定の合計導入ガス量に達すると(S32のY)、測定は終了される。
図6は、図5の方法による測定結果120を例示する。横軸は累積の導入ガス量を示し、縦軸は到達圧力Pを対数で示す。ガスが導入されている間の圧力は、10−3Paより若干大きい。待機時間において導入ガスがクライオポンプ10に捕捉され、圧力は大きく低下する。測定開始時には10−6Pa程度まで低下している。測定された到達圧力が菱形のマークでプロットされている。測定後に再びガスが導入されている。これが多数回繰り返されている。ガス量の増加とともに到達圧力も徐々に高くなっている。
測定結果120の縦軸と横軸を入れ替えたデータが、図3に例示する吸蔵ガス量定量化関数116に相当する。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
クライオポンプ10は真空計16を備えなくてもよい。真空計16は、真空プロセス装置11におけるいずれかの場所に設置されていてもよい。真空計16は、真空チャンバ50に設置されていてもよい。真空計16は、真空チャンバ50内の真空を測定し、真空測定信号Vを出力してもよい。吸蔵ガス量推測部102は、真空測定信号Vを受信するよう真空計16に接続されていてもよい。
本発明の吸蔵ガス量推測方法は、水素ガスなどの第3種気体だけでなく、アルゴンなどの第2種気体に適用されてもよい。
10 クライオポンプ、 12 クライオポンプ真空容器、 16 真空計、 30 吸気口、 52 ゲートバルブ、 100 推測装置、 102 吸蔵ガス量推測部、 106 入力部、 108 出力部、 110 到達圧力決定部、 112 吸蔵ガス量定量化部、 114 ゲートバルブ指令生成部、 116 吸蔵ガス量定量化関数、 V 真空測定信号、 P 到達圧力、 G 吸蔵ガス量推測値、 S 吸蔵ガス量推定開始指令、 C 閉鎖指令。

Claims (7)

  1. クライオポンプ真空容器と、
    前記クライオポンプ真空容器内の真空を測定するよう前記クライオポンプ真空容器に設置され、真空測定信号を出力する真空計と、
    前記真空測定信号を受信するよう前記真空計に接続されている吸蔵ガス量推測部であって、
    前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定する到達圧力決定部と、
    前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を備え、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換する吸蔵ガス量定量化部と、を備える吸蔵ガス量推測部と、を備え
    前記クライオポンプ真空容器は、ゲートバルブにより閉鎖可能なクライオポンプ吸気口を有し、
    前記吸蔵ガス量推測部は、吸蔵ガス量推定開始指令を受け付ける入力部と、前記吸蔵ガス量推定開始指令を受け前記ゲートバルブに閉鎖指令を出力するゲートバルブ指令生成部と、を備え、
    前記到達圧力決定部は、前記ゲートバルブの閉鎖後に所定時間待機し、前記所定時間の待機後に前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定することを特徴とするクライオポンプ。
  2. 前記吸蔵ガス量推測値を出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のクライオポンプ。
  3. 前記出力部は、クライオポンプの吸蔵ガス容量に対する前記吸蔵ガス量推測値の比率を出力することを特徴とする請求項2に記載のクライオポンプ。
  4. 前記クライオポンプは、前記クライオポンプ吸気口に沿う径方向に延在する冷凍機構造部を有する冷凍機をさらに備え、
    前記クライオポンプ真空容器は、前記冷凍機構造部を収容するとともに前記冷凍機の室温部に取り付けられ、前記径方向に延在する部分を有し、
    前記真空計は、前記クライオポンプ真空容器の前記部分に設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクライオポンプ。
  5. 前記真空計は、10−5Paの高真空を測定可能である電離真空計であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のクライオポンプ。
  6. クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置であって、
    クライオポンプ真空容器内の真空度を表す真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定する到達圧力決定部と、
    前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を備え、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換する吸蔵ガス量定量化部と、を備え
    前記真空測定信号は、前記クライオポンプ真空容器内の真空を測定するよう前記クライオポンプ真空容器に設置された真空計によって出力され、
    前記クライオポンプ真空容器は、ゲートバルブにより閉鎖可能なクライオポンプ吸気口を有し、
    前記クライオポンプ吸蔵ガス量推測装置は、吸蔵ガス量推定開始指令を受け付ける入力部と、前記吸蔵ガス量推定開始指令を受け前記ゲートバルブに閉鎖指令を出力するゲートバルブ指令生成部と、をさらに備え、
    前記到達圧力決定部は、前記ゲートバルブの閉鎖後に所定時間待機し、前記所定時間の待機後に前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定することを特徴とするクライオポンプ吸蔵ガス量推測装置。
  7. クライオポンプ真空容器の吸気口をゲートバルブにより閉鎖することと、
    前記ゲートバルブの閉鎖後に所定時間待機し、前記所定時間の待機後に前記クライオポンプ真空容器内の真空を測定し、真空測定信号を生成することと、
    前記真空測定信号に基づき前記クライオポンプ真空容器の到達圧力を決定することと、
    前記到達圧力を吸蔵ガス量推測値に関連づける吸蔵ガス量定量化関数を使用して、前記到達圧力を前記吸蔵ガス量推測値に変換することと、を備えることを特徴とするクライオポンプ吸蔵ガス量推測方法。
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