JP6613885B2 - 自動四輪車用タイヤ - Google Patents

自動四輪車用タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6613885B2
JP6613885B2 JP2015256170A JP2015256170A JP6613885B2 JP 6613885 B2 JP6613885 B2 JP 6613885B2 JP 2015256170 A JP2015256170 A JP 2015256170A JP 2015256170 A JP2015256170 A JP 2015256170A JP 6613885 B2 JP6613885 B2 JP 6613885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tread
crown
groove
tire
land portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015256170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017119456A (ja
Inventor
将之 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2015256170A priority Critical patent/JP6613885B2/ja
Publication of JP2017119456A publication Critical patent/JP2017119456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6613885B2 publication Critical patent/JP6613885B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、特にレーシングカート用のウェットタイヤとして好適な自動四輪車用タイヤに関する。
従来、自動四輪車用タイヤにおいては、ウェット性能を向上させるために、種々の検討がなされている。例えば、下記特許文献1には、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる2対の主溝及びタイヤ軸方向にのびる複数の横溝が形成されることにより、トレッド部が、複数のブロックに区分される空気入りタイヤが開示されている。
特開2011−189846号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された空気入りタイヤでは、タイヤ赤道の近傍のクラウン陸部に形成された横溝によって、クラウン陸部でのタイヤ周方向の剛性が不足し、ブレーキング性能及びトラクション性能が悪化するおそれがある。また、クラウン陸部の耐摩耗性能が低下するおそれがある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、ウェット性能を犠牲にすることなく、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐摩耗性能を向上させることができる自動四輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、 タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有することを特徴とする。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1クラウンスロットと前記第2クラウンスロットとは、タイヤ周方向に交互に形成されていることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1ショルダー陸部には、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第1細溝が設けられ、前記第2ショルダー陸部には、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第2細溝が設けられていることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1細溝は、前記第1クラウン主溝に連通し、前記第2細溝は、前記第2クラウン主溝に連通することが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1細溝は、前記第1クラウンスロットと同一軸方向線上に配され、前記第2細溝は、前記第2クラウンスロットと同一軸方向線上に配されることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、タイヤ周方向に隣り合う前記第1細溝の間には、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端とをつなぐ第3細溝が設けられ、タイヤ周方向に隣り合う前記第2細溝の間には、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端とをつなぐ第4細溝が設けられていることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記クラウン陸部は、前記第1クラウン主溝を介して前記第3細溝と向かい合う領域に陸部を有し、前記第2クラウン主溝を介して前記第4細溝と向かい合う領域に陸部を有することが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1細溝は、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の溝縁で終端し、前記第2細溝は、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の溝縁で終端することが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、タイヤ周方向に隣り合う前記第1細溝の間には、前記第1傾斜溝からタイヤ赤道に向ってのびる第5細溝が設けられ、タイヤ周方向に隣り合う前記第2細溝の間には、前記第2傾斜溝からタイヤ赤道に向ってのびる第6細溝が設けられることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記クラウン陸部のタイヤ軸方向の長さは、第1トレッド接地端から第2トレッド接地端までのタイヤ軸方向の長さであるトレッド接地幅の5%〜20%であることが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第1傾斜溝と連通する第1横溝と、前記第2トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第2傾斜溝と連通する第2横溝とをさらに有することが望ましい。
本発明に係る前記自動四輪車用タイヤにおいて、前記第1トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第3細溝と連通する第3横溝と、前記第2トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第4細溝と連通する第4横溝とをさらに有することが望ましい。
本発明の自動四輪車用タイヤは、第1トレッド半部に第1クラウン主溝が設けられ、第2トレッド半部に第2クラウン主溝が設けられることにより、クラウン領域での排水性能が高められ、ウェット性能が向上する。さらに、第1傾斜溝の先端部が第1ショルダー陸部に配されているので、第1クラウン主溝の近傍での第1ショルダー陸部の剛性が高められる。同様に、第2傾斜溝の先端部が第2ショルダー陸部に配されているので、第2クラウン主溝の近傍での第2ショルダー陸部の剛性が高められる。
さらに、クラウン陸部に設けられた第1クラウンスロット及び第2クラウンスロットによって、クラウン領域での排水性能が高められ、ウェット性能が向上する。さらにまた、第1クラウンスロットの終端及び第2クラウンスロットの終端がクラウン陸部に配され、クラウン陸部がタイヤ周方向に連続するリブ状に形成されているので、クラウン陸部のタイヤ周方向の剛性が高められ、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐摩耗性能が向上する。
本発明の自動四輪車用タイヤの一実施形態のトレッド部の展開図である。 図1のトレッド部のA−A線断面形状である。 図1のトレッド部の第1トレッド半部の拡大展開図である。 図1のトレッド部の第2トレッド半部の拡大展開図である。 図1のトレッド部の変形例の展開図である。 図1のトレッド部の別の変形例の展開図である。 図1のトレッド部のさらに別の変形例の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の自動四輪車用タイヤ(全体不図示)のトレッド部2の展開図である。本発明の自動四輪車用タイヤは、例えば、レーシングカート用のウェットタイヤとして好適に用いられる。図1に示されるように、本実施形態の自動四輪車用タイヤは、トレッド部2に、タイヤ赤道CLから第1トレッド接地端TE1までの第1トレッド半部21と、タイヤ赤道CLから第1トレッド接地端TE1と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端TE2までの第2トレッド半部22とを有している。
「トレッド接地端」TE1、TE2は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷である正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させた正規荷重負荷状態のときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置として定められる。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、180kPaである。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。タイヤが乗用車用の場合には、前記荷重の88%に相当する荷重である。
レーシングカート用タイヤの前輪用タイヤでは、「第1トレッド接地端」TE1及び「第2トレッド接地端」TE2とは、例えば、リム幅が4.5インチのリムに装着され、空気圧が100kPa、負荷荷重が0.45kNの条件下で測定されたトレッド接地端である。レーシングカート用タイヤの後輪用タイヤでは、例えば、「第1トレッド接地端」TE1及び「第2トレッド接地端」TE2は、リム幅が6.5インチのリムに装着され、空気圧が100kPa、負荷荷重が0.65kNの条件下で測定されたトレッド接地端である。以下、本願では、特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法等は、この状態で測定された値である。例えば、トレッド接地幅TWは、第1トレッド接地端TE1と第2トレッド接地端TE2とのタイヤ軸方向の距離で定められる。
トレッド部2には、第1クラウン主溝3と、第2クラウン主溝4とが設けられている。第1クラウン主溝3は、第1トレッド半部21をタイヤ周方向に連続してのびる。第2クラウン主溝4は、第2トレッド半部22をタイヤ周方向に連続してのびる。
第1クラウン主溝3の幅W3及び第2クラウン主溝4の幅W4は、トレッド接地幅TWの3%〜25%が望ましい。上記幅W3及びW4がトレッド接地幅TWの3%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W5がトレッド接地幅TWの25%を超える場合、トレッド部2の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記幅W3及びW4は、トレッド接地幅TWの6%〜10%である。
図2は、トレッド部2の断面形状を示している。第1クラウン主溝3及び第2クラウン主溝4の深さは、トレッド部2のゴム厚さの55%〜85%が望ましい。トレッド部2のゴム厚さとは、トレッド部2に形成されている補強層のタイヤ半径方向の外側に形成されているゴムの厚さである。上記深さが上記ゴム厚さの55%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、トレッド部2の剛性が低下して、グリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さのトレッド接地幅TWの65%〜75%である。
タイヤ赤道CLの両側に第1クラウン主溝3及び第2クラウン主溝4が設けられることにより、トレッド部2は、第1クラウン主溝3と第2クラウン主溝4との間のクラウン陸部23、第1クラウン主溝3と第1トレッド接地端TE1との間の第1ショルダー陸部25、及び、第2クラウン主溝4と第2トレッド接地端TE2との間の第2ショルダー陸部26に区分される。
クラウン陸部23の幅W23は、トレッド接地幅TWの5%〜20%が望ましい。上記幅W23がトレッド接地幅TWの5%未満の場合、クラウン陸部23のタイヤ軸方向の剛性が不足し、コーナリング性能に影響を及ぼすおそれがある。また、クラウン陸部23のゴムボリュームが不足して、耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W23がトレッド接地幅TWの20%を超える場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記幅W23は、トレッド接地幅TWの8%〜12%である。
第1ショルダー陸部25には、複数の第1傾斜溝5が設けられている。一方、第2ショルダー陸部26には、複数の第2傾斜溝6が設けられている。第1傾斜溝5と第2傾斜溝6とは、タイヤ周方向に対して互いに逆方向に傾斜する。第1傾斜溝5及び第2傾斜溝6によって自動四輪車用タイヤの回転方向Rが定義される。
第2傾斜溝6は、第1傾斜溝5に対してタイヤ周方向に第1傾斜溝5の1/2ピッチの長さ分ずれて配置されている。これにより、タイヤ周方向でのトレッド部2の剛性の分布が均一化され、操縦安定性能が向上する。
図3は、クラウン陸部23及び第1ショルダー陸部25を示している。第1傾斜溝5は、第1クラウン主溝3よりも第1トレッド接地端TE1側の先端部5aからタイヤ周方向に対して傾斜し第1トレッド接地端TE1にのびる。このような形状の第1傾斜溝5によって、第1ショルダー陸部25の排水性能が高められると共に、第1クラウン主溝3の近傍での第1ショルダー陸部25の剛性が高められ、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐摩耗性能が向上する。
第1傾斜溝5の幅W5は、トレッド接地幅TWの3%〜25%が望ましい。上記幅W5がトレッド接地幅TWの3%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W5がトレッド接地幅TWの25%を超える場合、第1ショルダー陸部25の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第1傾斜溝5の深さは、トレッド部2のゴム厚さの55%〜85%が望ましい。上記深さが上記ゴム厚さの55%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、第1ショルダー陸部25の剛性が低下して、グリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さの65%〜75%である。
第1傾斜溝5のタイヤ周方向に対する角度α1は、10゜〜30゜が望ましい。上記角度α1は、例えば、第1傾斜溝5の中心線がタイヤ周方向となす角度で定義される(以下、溝の角度に関して同様とする)。上記角度α1が10゜未満の場合、耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。上記角度α1が30゜を超える場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。また、上記角度α1が10゜〜30゜の範囲に設定されていることにより、第1ショルダー陸部25のタイヤ軸方向の剛性が高められ、グリップ性能が向上する。
図4は、クラウン陸部23及び第2ショルダー陸部26を示している。第2傾斜溝6は、第2クラウン主溝4よりも第2トレッド接地端TE2側の先端部6aからタイヤ周方向に対して傾斜し第2トレッド接地端TE2にのびる。このような形状の第2傾斜溝6によって、第2ショルダー陸部26の排水性能が高められると共に、第2クラウン主溝4の近傍での第2ショルダー陸部26の剛性が高められ、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐摩耗性能が向上する。
第2傾斜溝6の幅W6、深さ及びタイヤ周方向に対する角度α2は、上記第1傾斜溝5と同様である。
図1乃至4に示されるように、クラウン陸部23は、タイヤ周方向に連続するリブ状に形成されている。従って、クラウン陸部のタイヤ周方向の剛性が高められ、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐摩耗性能が向上する。また、クラウン陸部23がタイヤ周方向に連続するので、接地圧の分布が均一化され、耐摩耗性能が向上する。
クラウン陸部23には、複数の第1クラウンスロット7と、複数の第2クラウンスロット8とが設けられている。第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8によって、クラウン陸部23の排水性能が高められる。第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8によって、自動四輪車用タイヤに荷重が負荷されたとき、クラウン陸部23が適度にたわみ、接地面積が増大する。
第1クラウンスロット7の幅W7及び第2クラウンスロット8の幅W8は、トレッド接地幅TWの1%〜5%が望ましい。上記幅W7及びW8がトレッド接地幅TWの1%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W7及びW8がトレッド接地幅TWの5%を超える場合、クラウン陸部23の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8の深さは、トレッド部2のゴム厚さの20%〜85%が望ましい。上記深さが上記ゴム厚さの20%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、クラウン陸部23の剛性が低下して、グリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さの35%〜45%である。
第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8のタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下が望ましい。上記角度が45゜を超える場合、クラウン陸部23のタイヤ軸方向の剛性が不足して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。より望ましい上記角度は、0゜である。すなわち、第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8は、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道CLに向ってのびる形態が望ましい。「タイヤ軸方向に沿って」とは、タイヤ軸方向と実質的に平行にとの意味である。
第1クラウンスロット7は、第1クラウン主溝3からタイヤ赤道CLに向ってのび、クラウン陸部23に終端7aを有する。一方、第2クラウンスロット8は、第2クラウン主溝4からタイヤ赤道CLに向ってのび、クラウン陸部23に終端8aを有する。このような形状の第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8によって、クラウン陸部23のタイヤ周方向の連続性は維持され、良好なトラクション性能及び耐摩耗性能が得られる。
本実施形態では、タイヤ赤道CL上に、第1クラウンスロット7の終端7a及び第2クラウンスロットの終端8aが配されている。これにより、クラウン陸部23で十分なタイヤ周方向の剛性が得られる。
第1クラウンスロット7と第2クラウンスロット8とは、タイヤ周方向に交互に形成されている。これにより、クラウン陸部23の剛性分布が均一化され、ブレーキング性能、トラクション性能及び耐偏摩耗性能が向上する。本実施形態では、と第2クラウンスロット8は、第1クラウンスロット7に対してタイヤ周方向に第1クラウンスロット7の1/2ピッチの長さ分ずれて配置されている。これにより、クラウン陸部23の剛性分布がより一層均一化されうる。
第1ショルダー陸部25には、複数の第1細溝9が設けられている。第1細溝9は、第1傾斜溝5の第1トレッド接地端TE1側の端縁5bからタイヤ赤道CLに向ってのびる。第1細溝9によって第1ショルダー陸部25の排水性能が高められ、ウェット性能が向上する。
第1細溝9の幅W9は、トレッド接地幅TWの1%〜5%が望ましい。上記幅W9がトレッド接地幅TWの1%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W9がトレッド接地幅TWの5%を超える場合、第1ショルダー陸部25の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第1細溝9の深さは、トレッド部2のゴム厚さの20%〜85%が望ましい。上記深さが上記ゴム厚さの20%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、第1ショルダー陸部25の剛性が低下して、グリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さの35%〜45%である。
第1細溝9の深さは、タイヤ軸方向に異なっていてもよい。本実施形態では、第1傾斜溝5よりもタイヤ赤道CL側で、 第1細溝9の深さは、第1傾斜溝5よりも小さく、第1傾斜溝5よりも第1トレッド接地端TE1側で、 第1細溝9の深さは、第1傾斜溝5と同等である。
第1細溝9のタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下が望ましい。上記角度が45゜を超える場合、第1ショルダー陸部25のタイヤ軸方向の剛性が不足して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。より望ましい上記角度は、0゜である。すなわち、第1細溝9は、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道CLに向ってのびる形態が望ましい。
本実施形態では、第1細溝9は、第1クラウン主溝3に連通している。このような第1細溝9によって、第1ショルダー陸部25は、複数のミドルブロック27と複数のショルダーブロック29とに区分される。ミドルブロック27は、第1クラウン主溝3、第1傾斜溝5及び周方向に隣り合う一対の第1細溝9によって区画される。ショルダーブロック29は、第1傾斜溝5、第1トレッド接地端TE1及び第1細溝9によって区画される。
第1細溝9によって第1ショルダー陸部25の剛性が適正化され、第1トレッド半部21の温まり性能が向上する。ショルダーブロック29のタイヤ赤道CL側の端部は、くさび状に尖った形状に形成されている。このようなショルダーブロック29によって第1傾斜溝5及び第1細溝9の排水性能が高められる。
第1細溝9は、第1クラウンスロット7と同一軸方向線上に配されている。これにより、自動四輪車用タイヤに荷重が負荷されたとき、クラウン陸部23及び第1ショルダー陸部25が適度にたわみ、接地面積が増大する。
第2ショルダー陸部26には、複数の第2細溝10が設けられている。第2細溝10は、第2傾斜溝6の第2トレッド接地端TE2側の端縁6bからタイヤ赤道CLに向ってのびる。第2細溝10によって第2ショルダー陸部26の排水性能が高められ、ウェット性能が向上する。
第2細溝10の幅W10、深さ、タイヤ軸方向に対する角度は、上記第1細溝9と同様である。
本実施形態では、第2細溝10は、第2クラウン主溝4に連通している。このような第2細溝10によって、第2ショルダー陸部26は、複数のミドルブロック28と複数のショルダーブロック30とに区分される。ミドルブロック28は、第2クラウン主溝4、第2傾斜溝6及び周方向に隣り合う一対の第2細溝10によって区画される。ショルダーブロック30は、第2傾斜溝6、第2トレッド接地端TE2及び第2細溝10によって区画される。
第2細溝10によって第2ショルダー陸部26の剛性が適正化され、第2トレッド半部22の温まり性能が向上する。ショルダーブロック30のタイヤ赤道CL側の端部は、くさび状に尖った形状に形成されている。このようなショルダーブロック30によって第2傾斜溝6及び第2細溝10の排水性能が高められる。
第2細溝10は、第2クラウンスロット8と同一軸方向線上に配されている。これにより、自動四輪車用タイヤに荷重が負荷されたとき、クラウン陸部23及び第2ショルダー陸部26が適度にたわみ、接地面積が増大する。
タイヤ周方向に隣り合う第1細溝9の間には、第3細溝11が設けられている。第3細溝11は、第1クラウン主溝3と第1トレッド接地端TE1とをつなぐ。第3細溝11によって第1ショルダー陸部25の排水性能がより一層高められ、ウェット性能が向上する。
第3細溝11の幅W11は、トレッド接地幅TWの1%〜5%が望ましい。上記幅W11がトレッド接地幅TWの1%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W11がトレッド接地幅TWの5%を超える場合、第1ショルダー陸部25の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第3細溝11の深さは、トレッド部2のゴム厚さの20%〜85%が望ましい。上記深さが上記ゴム厚さの20%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、第1ショルダー陸部25の剛性が低下して、グリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さの35%〜45%である。
第3細溝11の深さは、タイヤ軸方向に異なっていてもよい。本実施形態では、第1トレッド接地端TE1側の第1傾斜溝5よりもタイヤ赤道CL側で、 第1細溝9の深さは、第1クラウン主溝3及び第1傾斜溝5と同等で、上記第1傾斜溝5よりも第1トレッド接地端TE1側で、 第1細溝9の深さは、第1傾斜溝5よりも小さい。
第3細溝11のタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下が望ましい。上記角度が45゜を超える場合、第1ショルダー陸部25のタイヤ軸方向の剛性が不足して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。より望ましい上記角度は、0゜である。すなわち、第3細溝11は、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道CLに向ってのびる形態が望ましい。
本実施形態では、第3細溝11は、第1クラウン主溝3に連通している。このような第3細溝11によって、第1ショルダー陸部25の剛性がより一層適正化され、第1トレッド半部21の温まり性能が向上する。
第3細溝11は、第2クラウンスロット8と同一軸方向線上に配されている。これにより、自動四輪車用タイヤに荷重が負荷されたとき、クラウン陸部23及び第1ショルダー陸部25が適度にたわみ、接地面積が増大する。
タイヤ周方向に隣り合う第2細溝10の間には、第4細溝12が設けられている。第4細溝12は、第2クラウン主溝4と第2トレッド接地端TE2とをつなぐ。第4細溝12によって第2ショルダー陸部26の排水性能がより一層高められ、ウェット性能が向上する。
第4細溝12の幅W12、深さ及びタイヤ軸方向に対する角度は、上記第3細溝11と同様である。
本実施形態では、第4細溝12は、第2クラウン主溝4に連通している。このような第4細溝12によって、第2ショルダー陸部26の剛性がより一層適正化され、第2トレッド半部22の温まり性能が向上する。
第4細溝12は、第1クラウンスロット7と同一軸方向線上に配されている。これにより、自動四輪車用タイヤに荷重が負荷されたとき、クラウン陸部23及び第2ショルダー陸部26が適度にたわみ、接地面積が増大する。
クラウン陸部23は、第1クラウン主溝3を介して第3細溝11と向かい合う領域に陸部23aを有する。さらに、クラウン陸部23は、第2クラウン主溝4を介して第4細溝12と向かい合う領域に陸部23bを有する。このようなクラウン陸部23は、タイヤ周方向に連続するため、タイヤ周方向の剛性に優れる。
図1及び2に示されるように、トレッド部2は、第1横溝13及び第2横溝14とをさらに有する。
第1横溝13は、第1トレッド接地端TE1よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、第1傾斜溝5及び第1細溝9と連通する。第1横溝13によって第1傾斜溝5及び第1細溝9の排水性能が高められる。
第1横溝13の幅W13は、自動車四輪用タイヤの周長の0.5%〜2.0%が望ましい。上記幅W13が周長の0.5%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W13が周長の2.0%を超える場合、コーナリング時の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第1横溝13の深さについては、第1傾斜溝5と同様である。第1横溝13のタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下が望ましい。上記角度が45゜を超える場合、第1トレッド接地端TE1の外側でトレッド部2のタイヤ軸方向の剛性が不足して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。より望ましい上記角度は、0゜である。すなわち、第1横溝13は、タイヤ軸方向に沿ってのびる形態が望ましい。
本実施形態では、第1傾斜溝5は、先端部5aから直線状にのびる直線部5cと、湾曲して第1横溝13と連通する弯曲部5dとを有する。弯曲部5dでは、タイヤ軸方向の外側に向ってタイヤ周方向に対する角度α1が漸増する。一方、第1横溝13は、湾曲して第1傾斜溝5と連通する弯曲部13aと、直線状にのびる直線部13bとを有する。弯曲部13aでは、タイヤ軸方向の外側に向ってタイヤ周方向に対する角度α3が漸増する。弯曲部5dと弯曲部13aとは滑らかにつながり、第1傾斜溝5の排水性能が高められる。
第2横溝14は、第2トレッド接地端TE2よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、第2傾斜溝6及び第2細溝10と連通する。第2横溝14によって第2傾斜溝6及び第2細溝10の排水性能が高められる。
第2横溝14の幅W14、深さ及びタイヤ軸方向に対する角度は、上記第2横溝14と同様である。
本実施形態では、第2傾斜溝6は、先端部6aから直線状にのびる直線部6cと、湾曲して第2横溝14と連通する弯曲部6dとを有する。弯曲部6dでは、タイヤ軸方向の外側に向ってタイヤ周方向に対する角度α2が漸増する。一方、第2横溝14は、湾曲して第2傾斜溝6と連通する弯曲部14aと、直線状にのびる直線部14bとを有する。弯曲部14aでは、タイヤ軸方向の外側に向ってタイヤ周方向に対する角度α4が漸増する。弯曲部6dと弯曲部14aとは滑らかにつながり、第2傾斜溝6の排水性能が高められる。
トレッド部2は、第3横溝15及び第4横溝16をさらに有する。
第3横溝15は、第1トレッド接地端TE1よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、第3細溝11と連通する。第3横溝15によって第3細溝11の排水性能が高められる。
第3横溝15の幅W15は、第1横溝13の幅W13よりも大きい。上記W15は、トレッド接地幅TWの2%〜15%が望ましい。上記幅W15がトレッド接地幅TWの2%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記幅W15がトレッド接地幅TWの15%を超える場合、コーナリング時の実接地面積が低下して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。
第3横溝15の深さは、トレッド部2のゴム厚さの55%〜85%が望ましい。上記深さが上記ゴム厚さの55%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。上記深さが上記ゴム厚さの85%を超える場合、コーナリング時のグリップ性能に影響を及ぼすおそれがある。上記観点からより望ましい上記深さは、上記ゴム厚さの65%〜75%である。
第3横溝15のタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下が望ましい。上記角度が45゜を超える場合、第1トレッド接地端TE1の外側でトレッド部2のタイヤ軸方向の剛性が不足して、グリップ性能及び耐摩耗性能に影響を及ぼすおそれがある。より望ましい上記角度は、0゜である。すなわち、第3横溝15は、タイヤ軸方向に沿ってのびる形態が望ましい。
第4横溝16は、第2トレッド接地端TE2よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、第4細溝12と連通する。第4横溝16によって第4細溝12の排水性能が高められる。
第4横溝16の幅W16、深さ及びタイヤ軸方向に対する角度は、上記第3横溝15と同様である。
ショルダーブロック29は、第3細溝11によって、回転方向Rの先着側のブロック29aと後着側のブロック29bとに区分される。ブロック29aは、第1トレッド接地端TE1の外側に配されたブロック29cと一体的に形成されている。ブロック29bは、第1トレッド接地端TE1の外側に配されたブロック29dと一体的に形成されている。ブロック29c及びブロック29dは、第1横溝13及び第3横溝15によって区分される。ブロック29c及びブロック29dは、コーナリング時に接地する。
ブロック29a及びブロック29cの踏面積の和と、ブロック29b及びブロック29dの踏面積の和との比は、0.8〜1.2が望ましい。上記比が0.8〜1.2であれば、第3細溝11の先着側ブロックと後着側ブロックとの間で、剛性の分布が均一化され、偏摩耗が抑制される。
ショルダーブロック30は、第4細溝12によって、回転方向Rの先着側のブロック30aと後着側のブロック30bとに区分される。ブロック30aは、第2トレッド接地端TE2の外側に配されたブロック30cと一体的に形成されている。ブロック30bは、第2トレッド接地端TE2の外側に配されたブロック30dと一体的に形成されている。ブロック30c及びブロック30dは、第2横溝14及び第4横溝16によって区分される。ブロック30c及びブロック30dは、コーナリング時に接地する。
ブロック30a及びブロック30cの踏面積の和と、ブロック30b及びブロック30dの踏面積の和との比は、0.8〜1.2が望ましい。上記比が0.8〜1.2であれば、第4細溝12の先着側ブロックと後着側ブロックとの間で、剛性の分布が均一化され、偏摩耗が抑制される。
図1に示されるように、トレッド部2は、一対のショルダー領域Sh、Sh、ショルダー領域Shのタイヤ軸方向内側に配される一対のミドル領域Mi、Mi、及び、ミドル領域Mi、Mi間に配されるセンター領域Ceに区分される。ショルダー領域Shは、各トレッド接地端TE1、TE2からタイヤ軸方向内側にトレッド接地幅TWの1/6の領域である。ミドル領域Miは、各ショルダー領域のタイヤ軸方向の内端からタイヤ軸方向内側にトレッド接地幅TWの1/6の領域である。
センター領域Ceのランド比は、例えば、30%〜80%が望ましい。「ランド比」とは、トレッド部2に設けられた全ての溝を埋めた状態で測定される表面積に対する実際の陸部の合計接地面積の割合である。センター領域Ceのランド比が30%未満の場合、センター領域Ceで各ブロックの踏面の面積が不足し、グリップ性能及び耐摩耗性能が低下するおそれがある。一方、センター領域Ceのランド比が80%を超える場合、排水性能が低下するおそれがある。また、トレッド部2の温まり性能が低下し、走行初期でのグリップ性能が十分に得られないおそれがある。上記観点から、より望ましいセンター領域Ceのランド比は、例えば、50%〜60%である。
ミドル領域Miのランド比は、例えば、50%〜80%が望ましい。ミドル領域Miのランド比が50%未満の場合、ミドル領域Miで各ブロックの踏面の面積が不足し、グリップ性能及び耐摩耗性能が低下するおそれがある。一方、ミドル領域Miのランド比が80%を超える場合、排水性能が低下するおそれがある。また、トレッド部2の温まり性能が低下し、走行初期でのグリップ性能が十分に得られないおそれがある。上記観点から、より望ましいミドル領域Miのランド比は、例えば、60〜70%である。
ショルダー領域Shのランド比は、例えば、50%〜90%が望ましい。ショルダー領域Shのランド比が50%未満の場合、ショルダー領域Shで各ブロックの踏面の面積が不足し、グリップ性能及び耐摩耗性能が低下するおそれがある。一方、ショルダー領域Shのランド比が90%を超える場合、排水性能が低下するおそれがある。また、トレッド部2の温まり性能が低下し、走行初期でのグリップ性能が十分に得られないおそれがある。上記観点から、より望ましいショルダー領域Shのランド比は、例えば、65〜75%である。
図5は、図1のトレッド部2の変形例であるトレッド部2Aの展開図である。トレッド部2Aのうち、以下で説明されてない部分については、上述したトレッド部2の構成が採用されうる。トレッド部2Aでは、トレッド部2に対して、第1クラウン主溝3の幅W3及び第2クラウン主溝4の幅W4が変更されている。すなわち、トレッド部2Aでは、上記幅W3及び幅W4が、小さく設定されている。これに伴い、クラウン陸部23の幅W23が拡張されている。さらに、第1クラウンスロット7及び第2クラウンスロット8のタイヤ軸方向長さが小さく設定されている。
トレッド部2Aによれば、トレッド部2と比較して、クラウン陸部23の剛性が高められ、ハンドリング性能及び耐摩耗性能が向上する。
図6は、図1のトレッド部2の別の変形例であるトレッド部2Bの展開図である。トレッド部2Bのうち、以下で説明されてない部分については、上述したトレッド部2の構成が採用されうる。トレッド部2Bでは、第1細溝9が、第1傾斜溝5の第1トレッド接地端TE1側の溝縁5eで終端し、第2細溝10が、第2傾斜溝6の第2トレッド接地端TE2側の溝縁6eで終端する。
また、第3細溝11及び第4細溝12に替えて、第5細溝11a、11b及び第6細溝12a、12bが設けられている。第5細溝11aは、第1クラウン主溝3と第1傾斜溝5との間をタイヤ軸方向に沿ってのびる。第5細溝11bは、隣り合う第1傾斜溝5との間をタイヤ軸方向に沿ってのびる。第5細溝11aと第5細溝11bとは、タイヤ周方向に位置ずれして配されている。第6細溝12a及び12bについても、上記第5細溝11a及び第5細溝11bと同様である。
さらにまた、第3横溝15は、第1トレッド接地端TE1側よりもタイヤ軸方向の内側にのび、端部が回転方向Rの先着側に湾曲している。第4横溝16についても、上記第3横溝15と同様である。
トレッド部2Bによれば、トレッド部2と比較して、第1ショルダー陸部25及び第2ショルダー陸部26の剛性が高められ、ハンドリング性能及び耐摩耗性能が向上する。
図7は、図1のトレッド部2のさらに別の変形例であるトレッド部2Cの展開図である。トレッド部2Cのうち、以下で説明されてない部分については、上述したトレッド部2の構成が採用されうる。トレッド部2Cでは、第1細溝9と第3細溝11との間に、第7細溝17が設けられ、第2細溝10と第4細溝12との間に、第8細溝18が設けられている。これに伴い、第1細溝9及び第2細溝10が回転方向Rの後着側に移動され、第3細溝11及び第4細溝12が回転方向Rの先着側に移動されている。
トレッド部2Cによれば、トレッド部2と比較して、第1ショルダー陸部25及び第2ショルダー陸部26の排水性能が高められ、ウェット性能が向上する。
以上、本発明の自動四輪車用タイヤが詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1のトレッドパターンを有するレーシングカート用タイヤが、表1の仕様に基づき試作され、下記の条件で、排気量100ccの四輪レーシングカートの全輪に装着され、各種の性能がテストされた。テスト方法は以下の通りである。
<前輪>
サイズ:10×4.50−5
リム:4.5
内圧:100kPa
<後輪>
サイズ:11×6.50−5
リム:6.5
内圧:100kPa
<ウェットグリップ性能>
各テストタイヤが、下記の条件で、排気量100ccの2サイクル四輪レーシングカートの全輪に装着された。そして、テストドライバーが、1周734mのアスファルト路面のテストコースを水深5mmのウェット状態で走行させ、このときのグリップ性能が、テストドライバーの官能により評価された。結果は、実施例3を5.0とする5点法で表示されている。数値が大きいほど良好でグリップ性能が高いと評価できる。
<耐摩耗性能>
テストドライバーが、上記走行終了後に、トレッド部の表面のささくれ状の摩耗(アブレージョン摩耗)について観察した。結果は、摩耗状態を下記の評価方法により点数化した5点法で表示されている。数値が大きいほど良好である。
1:重大なアブレージョン摩耗が発生した。
2:中度なアブレージョン摩耗が発生した。
3:軽度なアブレージョン摩耗が発生した。
4:アブレージョン摩耗が発生する兆候が見られた。
5:アブレージョン摩耗が全く発生しなかった。トレッド部の表面に生成された、
<走行タイム(タイムトライアル)>
上記テスト車両にて、テストドライバーが、1周734mのアスファルト路面のテストコースを、水深5mmのウェット状態で各7周走行させた。結果は、各状態での走行タイムの合計を下記の評価方法により点数化した5点法で表示されている。数値が大きいほど良好である。
1.0:最速タイム+3.0秒以上
1.5:最速タイム+2.5秒以上、3.0秒未満
2.0:最速タイム+2.0秒以上、2.5秒未満
2.5:最速タイム+1.5秒以上、2.0秒未満
3.0:最速タイム+1.0秒以上、1.5秒未満
3.5:最速タイム+0.5秒以上、1.0秒未満
4.0:最速タイム+0.2秒以上、0.5秒未満
4.5:最速タイム+0.2秒未満
5.0:最速タイム
<総合性能>
総合性能は、グリップ性能、耐摩耗性能及び走行タイムのテスト結果の平均値である。
テストの結果などが表1に示される。
Figure 0006613885
表1から明らかなように、実施例の自動四輪車用タイヤは、比較例に比べて各性能がバランスよく有意に向上していることが確認できた。
1 自動四輪車用タイヤ
2 トレッド部
3 第1クラウン主溝
4 第2クラウン主溝
5 第1傾斜溝
5a 先端部
6 第2傾斜溝
6a 先端部
7 第1クラウンスロット
8 第2クラウンスロット
9 第1細溝
10 第2細溝
11 第3細溝
12 第4細溝
21 第1トレッド半部
22 第2トレッド半部

Claims (12)

  1. トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、
    前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、
    前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、
    前記クラウン陸部は、
    タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、
    前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有し、
    前記第1クラウンスロット及び前記第2クラウンスロットのタイヤ軸方向に対する角度は、45゜以下であることを特徴とする自動四輪車用タイヤ。
  2. トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、
    前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、
    前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、
    前記クラウン陸部は、
    タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、
    前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有し、
    前記第1クラウンスロット及び前記第2クラウンスロットの幅は、トレッド接地幅の1%〜5%であることを特徴とする自動四輪車用タイヤ。
  3. トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、
    前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、
    前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、
    前記クラウン陸部は、
    タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、
    前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有し、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第1細溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第2細溝が設けられ、
    前記第1細溝及び前記第2細溝の幅は、トレッド接地幅の1%〜5%であることを特徴とする自動四輪車用タイヤ。
  4. トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、
    前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、
    前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、
    前記クラウン陸部は、
    タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、
    前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有し、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第1細溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第2細溝が設けられ、
    前記第1細溝は、前記第1クラウン主溝に連通し、前記第2細溝は、前記第2クラウン主溝に連通することを特徴とする自動四輪車用タイヤ。
  5. 前記第1細溝は、前記第1クラウンスロットと同一軸方向線上に配され、
    前記第2細溝は、前記第2クラウンスロットと同一軸方向線上に配される請求項4記載の自動四輪車用タイヤ。
  6. タイヤ周方向に隣り合う前記第1細溝の間には、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端とをつなぐ第3細溝が設けられ、
    タイヤ周方向に隣り合う前記第2細溝の間には、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端とをつなぐ第4細溝が設けられている請求項3乃至5のいずれかに記載の自動四輪車用タイヤ。
  7. 前記クラウン陸部は、
    前記第1クラウン主溝を介して前記第3細溝と向かい合う領域に陸部を有し、
    前記第2クラウン主溝を介して前記第4細溝と向かい合う領域に陸部を有する請求項6記載の自動四輪車用タイヤ。
  8. 前記第1細溝は、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の溝縁で終端し、
    前記第2細溝は、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の溝縁で終端する請求項3記載の自動四輪車用タイヤ。
  9. トレッド部を具えた自動四輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部は、
    タイヤ赤道から第1トレッド接地端までの第1トレッド半部と、タイヤ赤道から前記第1トレッド接地端と反対側のトレッド接地端である第2トレッド接地端までの第2トレッド半部とを有し、
    前記第1トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第1クラウン主溝が設けられ、前記第2トレッド半部にタイヤ周方向に連続してのびる第2クラウン主溝が設けられることにより、
    前記トレッド部は、前記第1クラウン主溝と前記第2クラウン主溝との間のクラウン陸部、前記第1クラウン主溝と前記第1トレッド接地端との間の第1ショルダー陸部、及び、前記第2クラウン主溝と前記第2トレッド接地端との間の第2ショルダー陸部に区分され、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1クラウン主溝よりも前記第1トレッド接地端側の先端部からタイヤ周方向に対して傾斜し前記第1トレッド接地端にのびる複数の第1傾斜溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2クラウン主溝よりも前記第2トレッド接地端側の先端部から前記第1傾斜溝とは逆方向に傾斜し前記第2トレッド接地端にのびる複数の第2傾斜溝が設けられ、
    前記クラウン陸部は、
    タイヤ周方向に連続するリブ状に形成され、
    前記第1クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第1クラウンスロットと、前記第2クラウン主溝からタイヤ赤道に向ってのび、前記クラウン陸部に終端を有する複数の第2クラウンスロットとを有し、
    前記第1ショルダー陸部には、前記第1傾斜溝の前記第1トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第1細溝が設けられ、
    前記第2ショルダー陸部には、前記第2傾斜溝の前記第2トレッド接地端側の端縁からタイヤ赤道に向ってのびる第2細溝が設けられ、
    タイヤ周方向に隣り合う前記第1細溝の間には、前記第1傾斜溝からタイヤ赤道に向ってのびる第5細溝が設けられ、
    タイヤ周方向に隣り合う前記第2細溝の間には、前記第2傾斜溝からタイヤ赤道に向ってのびる第6細溝が設けられることを特徴とする自動四輪車用タイヤ。
  10. 前記クラウン陸部のタイヤ軸方向の長さは、第1トレッド接地端から第2トレッド接地端までのタイヤ軸方向の長さであるトレッド接地幅の5%〜20%である請求項1乃至9のいずれかに記載の自動四輪車用タイヤ。
  11. 前記第1トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第1傾斜溝と連通する第1横溝と、
    前記第2トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第2傾斜溝と連通する第2横溝とをさらに有する請求項1乃至10のいずれかに記載の自動四輪車用タイヤ。
  12. 前記第1トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第3細溝と連通する第3横溝と、
    前記第2トレッド接地端よりもタイヤ軸方向の外側に形成され、前記第4細溝と連通する第4横溝とをさらに有する請求項6又は7に記載の自動四輪車用タイヤ。
JP2015256170A 2015-12-28 2015-12-28 自動四輪車用タイヤ Expired - Fee Related JP6613885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256170A JP6613885B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 自動四輪車用タイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256170A JP6613885B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 自動四輪車用タイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017119456A JP2017119456A (ja) 2017-07-06
JP6613885B2 true JP6613885B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=59271427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015256170A Expired - Fee Related JP6613885B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 自動四輪車用タイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6613885B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7176320B2 (ja) * 2018-09-21 2022-11-22 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3471396B2 (ja) * 1993-12-17 2003-12-02 横浜ゴム株式会社 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP4202824B2 (ja) * 2003-05-28 2008-12-24 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2010167930A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP5083451B1 (ja) * 2011-12-07 2012-11-28 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US20150343847A1 (en) * 2012-12-26 2015-12-03 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic Tire

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017119456A (ja) 2017-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3081393B1 (en) Pneumatic tire
EP2752309B1 (en) Pneumatic tire
JP5827645B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6885170B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6816461B2 (ja) タイヤ
JP5973942B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2016150601A (ja) 空気入りタイヤ
EP2602127B1 (en) Tire
JP6819110B2 (ja) タイヤ
JP6988349B2 (ja) タイヤ
JP6848359B2 (ja) タイヤ
JP6572676B2 (ja) 自動車用タイヤ
JP6551506B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2007186053A (ja) 空気入りタイヤ
JP7024447B2 (ja) タイヤ
JP3569387B2 (ja) 非対称プロフィルに非対称トレッドパターンを具えた偏平ラジアルタイヤ
JP5981957B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6417226B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6575660B2 (ja) 空気入りタイヤ
US10195906B2 (en) Tire
JP7099021B2 (ja) タイヤ
JPWO2020153011A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP6613885B2 (ja) 自動四輪車用タイヤ
CN112829520B (zh) 轮胎
WO2021002209A1 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6613885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees