JP6612309B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ装置に関するものであって、ディスプレイパネルの上部に光路調整フィルムを配置し、画像の鮮明度を維持しながら格子感を減少させたディスプレイ装置に関するものである。
一般的に、液晶表示装置(liquid crystal display:LCD)、プラズマディスプレイパネル(plasma display panel:PDP)、有機発光ダイオード表示装置(organic light emitting diode:OLED)といったフラットディスプレイ装置は、高解像度の具現が容易であり、大画面ディスプレイ装置として様々なメリットを有する。
一方、ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルを備え、ディスプレイパネルは、ピクセルを含み、ピクセルは、一つの色を具現する複数のサブピクセルからなる。
ディスプレイパネルについて、さらに詳細に説明すると、ディスプレイパネルが液晶パネルである場合、複数のゲートラインおよびデータライン、それらの交差点に定義される画素領域、各画素領域における光透過度を調節するためのスイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT)を含むアレイ基板と、カラーフィルターおよび/またはブラックマトリクスなどを含む上部基板と、それらの間に形成される液晶物質層とを備えて構成することができる。
ディスプレイパネルが有機発光ダイオードディスプレイパネルである場合、複数のゲートラインおよびデータライン、それらの交差点に定義される画素領域、各画素領域に形成された有機発光ダイオード、有機発光ダイオードに選択的に電気信号を印加するためのスイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT)を含むアレイ基板と、上部の保護基板などから構成することができる。
図1は、ディスプレイパネルのサブピクセルの配置を示す図面である。
図1に示すように、ディスプレイパネル11は、サブピクセルである赤のサブピクセル(Pr)、緑のサブピクセル(Pg)、および青のサブピクセル(Pb)を用いてピクセル(P)を構成し、複数のピクセルPによって様々なカラー映像を表示する。
また、各サブピクセル(Pr、Pg、Pb)は、開口領域(A1)および非開口領域(A2)を有する。開口領域(A1)は、サブピクセル(Pr、Pg、Pb)から光が出射される領域であり、非開口領域(A2)は、サブピクセル(Pr、Pg、Pb)から光が出射されない領域である。
かかる非開口領域(A2)は、ディスプレイを見る人に非開口領域(A2)が一つに繋がっているように見え、格子状に認識される(格子感)ため、ディスプレイ装置の画質を低下させる要因となっている。
しかしながら、工程のマージン上、サブピクセル(Pr、Pg、Pb)の非開口領域(A2)を減らすには限界があるので、視認される格子感を減少させるための様々な研究を行ったところ、画質が不鮮明になる現象(Image Blur)が伴われた。このため、画像の鮮明度を維持しながら格子感を減少できる方案が必要となった。
特に、VR(Virtual Reality)機器を視聴するとき、かかる格子感および画像のぼかしがさらに目立つため、それを解決する方案が必要となる。
本発明は、かかる問題を解決するために提示されたものであって、画像の鮮明度を維持しながら、格子感を減少させたディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記のような技術的課題を達成するため、本発明は、複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの上部に位置する光路調整フィルムとを備え、前記光路調整フィルムは、第1ベースフィルムおよび前記第1ベースフィルムの一面に配置されるパターン層を含み、前記パターン層は、第1屈折率を有する第1パターン、そして前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、前記第1パターン間の第2パターンからなり、前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルと一定の距離を置いて平行に配置された上面部と、前記上面部と前記ディスプレイパネルとの間に配置された下面部と、前記上面部と前記下面部を連結する複数の傾斜面とを含むディスプレイ装置を提供する。
また、前記光路調整フィルムは第2ベースフィルムをさらに含み、前記パターン層が前記第1ベースフィルムと前記第2ベースフィルムとの間に配置されるディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンの前記下面部の大きさは、前記上面部より大きいディスプレイ装置であってもよい。
さらに、前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記サブピクセルとそれぞれマッチし、前記第1パターンの前記上面部の大きさは、前記サブピクセルの開口領域の面積より大きく、前記下面部の大きさは、前記サブピクセルの面積と同じであるか、またはそれより小さいディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記ピクセルとそれぞれマッチし、前記第1パターンの前記上面部の大きさは、前記ピクセルの開口領域および前記開口領域間の非開口領域を含む面積より大きく、前記下面部の大きさは、前記ピクセルの面積と同じであるか、またはそれより小さいディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンの前記上面部の大きさが前記下面部より大きいディスプレイ装置であってもよい。
さらに、前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記サブピクセルとそれぞれマッチし、前記第1パターンの前記下面部の大きさは、前記サブピクセルの開口領域の面積より大きく、前記上面部の大きさは、前記サブピクセルの面積と同じであるか、またはそれより小さいディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記ピクセルとそれぞれマッチし、前記第1パターンの前記下面部の大きさは、前記ピクセルの開口領域および前記ピクセルの前記開口領域間に形成された非開口領域を含む面積より大きく、前記上面部の大きさは、前記ピクセルの面積と同じであるか、またはそれより小さいディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンがそれぞれ所定の距離、離隔して配置されるディスプレイ装置であってもよい。
また、前記第1パターンは多角錐体状、または円錐体状からなるディスプレイ装置であってもよい。
本発明は、複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの上部に位置する第1光路調整フィルムとを備え、前記第1光路調整フィルムは、第1屈折率を有する円筒状の第1パターン部を複数含み、前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有し、前記第1パターン部間に配置される第2パターン部を含むディスプレイ装置を提供する。
一方、本発明は、複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの上部に位置する第2光路調整フィルムとを備え、前記第2光路調整フィルムは、第1パターン層、および前記第1パターン層の上部に配置される第2パターン層を含み、前記第1パターン層および前記第2パターン層のそれぞれは、長軸と短軸を有するバー状の複数の第1パターン部、そして前記第1パターン部間に配置される第2パターン部を含み、前記第1パターン部のそれぞれは、台形状の第1面、前記第1面の反対に配置される台形状の第2面、前記第1面と前記第2面のそれぞれの底辺を連結する第3面、前記第3面の反対に配置される第4面、そして前記第3面と前記第4面を連結する第1傾斜面および第2傾斜面を含み、前記第1面および前記第2面は、前記第1パターン部の前記短軸に配置されて、前記第3面と前記第4面、および前記第1傾斜面と前記第2傾斜面は、前記第1パターン部の前記長軸に配置されるディスプレイ装置を提供する。
ここで、前記第1パターン部の高さは、120μm以下であってもよい。
また、前記第1パターン部の直径は、10μm以下であってもよい。
そして、前記第1パターン部は、第1屈折率を有し、前記第2パターン部は、前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有してもよい。
また、前記第1パターン層の前記第1パターン部の前記長軸は、第1軸に配置され、前記第2パターン層の前記第1パターン部の前記長軸は、第1軸に垂直な第2軸に配置されてもよい。
ここで、前記複数の第1パターン部は、互いに隣接する前記第1傾斜面および前記第2傾斜面の下部エッジが接触して配置されてもよい。
また、前記複数の第1パターン部は、互いに離隔して配置されてもよい。
そして、前記底辺の長さは、15μm以下であってもよい。
また、前記第1光路調整フィルムおよび前記第2光路調整フィルムのそれぞれは、その下部に第1ベースフィルムが配置されてもよい。
そして、前記第1光路調整フィルムおよび前記第2光路調整フィルムのそれぞれは、その上部に第2ベースフィルムが配置されてもよい。
また、前記第2光路調整フィルムの前記第2パターン層と前記第1パターン層との間に第3ベースフィルムが配置されてもよい。
そして、前記第2光路調整フィルムの前記第2パターン層の上部に第2ベースフィルムが配置されてもよい。
ここで、前記第2光路調整フィルムの前記第1パターン層と前記第2パターン層との間に粘着テープが配置されてもよい。
上述したように、本発明は、ディスプレイパネルの上部に光路調整フィルムを配置して、ディスプレイパネルから具現化される光の経路を、非開口領域に対応する領域まで拡張させ、画像の鮮明度を維持しながら格子感を減少させる効果を奏する。
ディスプレイパネルのサブピクセルの配置を示す図面である。 本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置を簡略に示す図面である。 本発明の第1実施例に係るパターンを拡大した図面である。 本発明の第1実施例に係るパターンを拡大した図面である。 本発明の第1実施例に係るディスプレイパネルのサブピクセルの配置を概略的に示す図面である。 本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置の概略的な平面図である。 図6AのVI−VIに沿った概略的な断面図である。 本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置の他の例を示す概略的な平面図である。 図7のVII−VIIに沿った概略的な断面図である。 本発明の第1実施例に係る光路調整フィルムを通過する光の経路を示す図面である。 本発明の第1実施例によって具現化されたディスプレイ装置を示す画像である。 本発明の第2実施例に係る光路調整フィルムを示す概略的な断面図である。 本発明の第3実施例に係る光路調整フィルムを示す概略的な断面図である。 本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置を簡略に示す図面である。 本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置の概略的な平面図である。 図4のV‐Vに沿った概略的な断面図である。 本発明の第4実施例に係る光路調整フィルムが配置された場合における光の経路を示す図面である。 本発明の第4実施例の光路調整フィルムの変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第4実施例の光路調整フィルムの変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第4実施例の光路調整フィルムの変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置の光路調整フィルムを概略的に示す斜視図である。 第1パターン部を概略的に示す斜視図である。 第1パターン層における光の経路を概略的に示す図面である。 第2パターン層における光の経路を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置の第1パターン層および第2パターン層を通過するときの光の出射範囲を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。 本発明の第4実施例および第5実施例によって具現化されたディスプレイ装置を示す画像である。 本発明の実施例に係るディスプレイ装置の一例を概略的に示す図面であって、有機発光ダイオードパネルを備える例である。 本発明の実施例に係るディスプレイ装置の一例を概略的に示す図面であって、液晶パネルを備える例である。
以下、図面を参照し、本発明に係る好適な実施例について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置を簡略に示す図面である。
図2を参照すると、本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置100は、ディスプレイパネル110と、ディスプレイパネル110の上部に配置された光路調整フィルム120とを備える。ディスプレイパネル110については後述する。
光路調整フィルム120は、第1ベースフィルム121と、第2ベースフィルム123と、第1ベースフィルム121と第2ベースフィルム123の間に配置されたパターン層122とを含む。
但し、第2ベースフィルム123は、外部光からの散乱を防止するためのものであるので、外部光の影響がない場合、例えばVR(Virtual Reality)機器の場合には省略することができる。
第1ベースフィルム121は、パターン層を支持するためのものであって、ディスプレイパネル110と接触して水分や衝撃からディスプレイパネル110を保護し、信頼性を確保することもできる。
パターン層122は、第1屈折率を有する複数のパターン124と、それぞれのパターン124間に配置された、第1屈折率より小さい第2屈折率を有するエアギャップ125とを含む。但し、エアギャップ125は一例であって、これに限定されるものではなく、第1屈折率を有するパターン124より低い屈折率を有する物質からなってもよい。
第1ベースフィルム121および第2ベースフィルム123は、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリカーボネート(PC)、アクリル系の材料から形成することができ、パターン層122は、ポリカーボネート(PC)やアクリル系の材料から形成することができるが、これに限定されるものではない。
かかる光路調整フィルム120は、パターン層122を用いてディスプレイパネル110から出射される光の経路を調整し、外部へ出光させる。パターン層122を通じた光の経路調整は後述する。
図3および図4は、本発明の第1実施例に係るパターンを拡大した図面である。
図3および図4に示すように、パターン層(図2の122)を構成するそれぞれのパターン124は、ディスプレイパネル110と一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、上面部とディスプレイパネル110との間に配置される下面部と、上面部と下面部とを一定の傾斜を持って連結する傾斜面とを有する。一例として、図3に示す四角錐体状であってもよく、図4に示す円錐体状であってもよい。
すなわち、パターン124の上面部および下面部の大きさが相違するように形成され、ディスプレイパネル110から出射された光の経路を調整できる構造であれば、その他の多角錐体状であってもよい。
図5は、本発明の第1実施例に係るディスプレイパネルのサブピクセルの配置を概略的に示す図面である。
図5に示すように、赤のサブピクセル(R)と青のサブピクセル(B)が同じ列に交互に形成され、隣接列に緑のサブピクセル(G)が形成されるペンタイル構造に配置することができるが、これに限定されるものではない。そして、それぞれのサブピクセル111は、開口領域111aと非開口領域111bからなる。
ここで、開口領域111aは、サブピクセル111から光が出射される領域であり、非開口領域111bは、サブピクセル111から光が出射されない領域を意味する。
かかる非開口領域111bは、格子感を感じさせ、画質を低下させる要因であるが、ディスプレイパネルでサブピクセルを駆動させるためのゲート配線およびデータ配線、そして薄膜トランジスタ(TFT)などが形成される領域であるため、非開口領域111bを減らすには一定の限界があった。
図6Aは、本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置の概略的な平面図である。
図6Aに示すように、ペンタイル構造のサブピクセル111の配置において、それぞれのサブピクセル111に対応し、光路調整フィルム(図2の120)の四角錐体状のパターン124を配置した。各サブピクセル111は、光が出射される開口領域111aと、光が出射されない非開口領域111bを含む。
図6Bは、図6AのVI−VIに沿った概略的な断面図である。
図6Bに示すように、ディスプレイパネル110と、ディスプレイパネル110の上部に光路調整フィルム120が配置されている。
光路調整フィルム120は、第1ベースフィルム121と、第2ベースフィルム123と、第1ベースフィルム121と第2ベースフィルム123の間に配置されたパターン層122とからなる。
パターン層122は、複数のパターン124とエアギャップ125からなり、それぞれのパターン124は、それぞれのサブピクセル111に対応して配置されている。
これについて、さらに詳細に説明すると、それぞれのパターン124は、ディスプレイパネル110と一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、上面部とディスプレイパネル110との間に配置される下面部と、上面部と下面部を一定の傾斜を持って連結する傾斜面とを有する形状にすることができる。
その場合、パターン124の上面部は、サブピクセル111の輝度減少を防止するため、サブピクセル111の開口領域111aの面積より大きく形成することを特徴とする。また、パターン124の下面部は、上面部より大きく形成し、傾斜面を通じた光の経路を調整する。
但し、パターン124の下面部の大きさは、サブピクセル111の開口領域111aの面積よりは大きくして、かつサブピクセル111の面積と同じようにして配置させるか、または小さくして、各パターン124の下面部が互いに重ならないようにして配置させることで、各パターン124が各サブピクセル111に対応するようにする。
図7Aは、本発明の第1実施例に係るディスプレイ装置の他の例を示す概略的な平面図である。
図7Aに示すように、ペンタイル構造のピクセル113の配置において、それぞれのピクセル113に対応し、光路調整フィルム(図2の120)のパターン124を配置した。
各ピクセル113は、光が出射される開口領域113aと、光が出射されない非開口領域113bを含む。
非開口領域113bは、1つのピクセル113においてピクセル113の開口領域113aの外縁を取り囲んで形成された非開口領域113b2と、1つのピクセル113においてピクセル113の開口領域113a間に形成された非開口領域113b1とからなる。
図7Bは、図7のVII−VIIに沿った概略的な断面図である。
図7Bに示すように、ディスプレイパネル110と、ディスプレイパネル110の上部に光路調整フィルム120が配置されている。
光路調整フィルム120は、第1ベースフィルム121と、第2ベースフィルム123と、第1ベースフィルム121と第2ベースフィルム123の間に配置されたパターン層122とからなる。
パターン層122は、複数のパターン124とエアギャップ125からなり、それぞれのパターン124は、それぞれのピクセル113に対応して配置されている。
これについて、さらに詳細に説明すると、それぞれのパターン124は、ディスプレイパネル110と一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、上面部とディスプレイパネル110との間に配置される下面部と、上面部と下面部を一定の傾斜を持って連結する傾斜面とを有する四角錐体状にすることができる。
その場合、パターン124の上面部は、ピクセル113の輝度減少を防止するため、各ピクセル113の開口領域113aの面積およびピクセル113の開口領域113a間に形成された非開口領域113b1の面積を含む領域より大きく形成することを特徴とする。また、パターン124の下面部は、上面部より大きく形成し、傾斜面を通じた光の経路を調整する。
但し、パターン124の下面部の大きさは、各ピクセル113の開口領域113aの面積およびピクセル113の開口領域113a間に形成された非開口領域113b1の面積を含む領域より大きくして、かつピクセル113の面積と同じようにして配置させるかか、または小さくして、パターン124の下面部が互いに重ならないようにして配置させることで、各パターン124が各ピクセル113に対応するようにする。
図8は、本発明の第1実施例に係る光路調整フィルムを通過する光の経路を示す図面である。
図8に示すように、第1ベースフィルム121を通じて入射した光が、パターン層122を構成するパターン124を進むとき、光の経路が調整され、第2ベースフィルム123を通じて出射されることが分かる。
具体的に、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)からパターン124の下面部の中央部分へ垂直に入射した光は、第1ベースフィルム121とパターン124、そして第2ベースフィルム123を屈折することなく通過し、そのまま出射([1])される。
また、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)からパターン124の下面部を通じて傾斜面へ入射した光は、全反射して光の経路が調整され、最終的にサブピクセル(図6Bの111)の非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へ出射([2])される。
次に、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)からパターン124の傾斜面に入射した光は、エアギャップ125とパターン124における屈折率差によって第2ベースフィルム123へ光の経路が調整され、非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へ出射([3])される。
したがって、各サブピクセル(図6Bの111)から出射された光が光路調整フィルム120を通過する場合、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)に対応する領域へ光が出射([1])されると同時に、各サブピクセル(図6Bの111)間の非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へも光の経路を調整し、光が出射([2]、[3])されるようにするので、各サブピクセル(図6Bの111)間の非開口領域(図6Bの111b)が繋がって格子状に認識される格子感を減少させると共に、画像の鮮明度を維持することができる。
図9は、本発明の第1実施例によって具現化されたディスプレイ装置を示す画像である。
図9に示すように、本発明によって具現化されたディスプレイ装置(図2の100)では、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)から出射された光が光路調整フィルム(図8の120)を通過し、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)に対応する領域および非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へ出射されるので、各サブピクセル(図6Bの111)の画像を鮮明に具現化すると同時に、それぞれのサブピクセル(図6Bの111)の非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域で発生する格子感を減少させることができたことが分かる。
図10は、本発明の第2実施例に係る光路調整フィルムを示す概略的な断面図である。
図10に示すように、光路調整フィルム220は、第1ベースフィルム221と、第2ベースフィルム223と、第1ベースフィルム221と第2ベースフィルム223の間に配置されたパターン層222とを含む。
但し、第2ベースフィルム223は、外部光からの散乱を防止するためのものであるので、外部光の影響がない場合、例えばVR(Virtual Reality)機器の場合には省略することができる。
第1ベースフィルム221は、ディスプレイパネル(図7Bの110)と接触する層であって、水分や衝撃からディスプレイパネル(図7Bの110)を保護し、信頼性を確保することもできる。
パターン層222は、第1屈折率を有する複数のパターン224と、それぞれのパターン224間に配置された、第1屈折率より小さい第2屈折率を有するエアギャップ225とを含む。但し、エアギャップ225は一例であって、これに限定されるものではなく、第1屈折率を有するパターン224より低い屈折率を有する物質からなってもよい。
第1ベースフィルム221および第2ベースフィルム223は、ポリエチレンテレフタレート(PET)や、ポリカーボネート(PC)、アクリル系の材料から形成することができ、パターン層222は、ポリカーボネート(PC)やアクリル系の材料から形成することができるが、これに限定されるものではない。
パターン層222を構成するそれぞれのパターン224は、ディスプレイパネル(図7Bの110)と一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、上面部とディスプレイパネル(図7Bの110)との間に配置される下面部と、上面部と下面部とを一定の傾斜を持って連結する傾斜面とを有する形状にすることができる。
但し、第2実施例では、第1実施例と異なってパターン224の下面部が所定の距離、離隔して形成される。
その場合でも、パターン224の上面部は、サブピクセル(図6Bの111)の輝度減少を防止するため、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)の面積より大きく形成することを特徴とする。また、パターン224の下面部は、上面部より大きく形成し、傾斜面を通じた光の経路を調整する。
但し、パターン224の下面部の大きさは、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)の面積より大きく形成するが、離間距離(d)を考慮してサブピクセル(図6Bの111)の面積より小さく形成する。
図11は、本発明の第3実施例に係る光路調整フィルムを示す概略的な断面図である。第1実施例と同じ部分については、説明を省略する。
パターン層(322)を構成するそれぞれのパターン324は、ディスプレイパネル(図7Bの110)と一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、上面部とディスプレイパネル(図7Bの110)との間に配置される下面部と、上面部と下面部とを一定の傾斜を持って連結する傾斜面とを有する、逆四角錐体状、または逆円錐体状、またはその他の逆多角錐体状にすることができる。
第3実施例の場合、パターン324の下面部は、サブピクセルの輝度減少を防止するため、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)の面積より大きく形成することを特徴とする。また、パターン324の上面部は、下面部より大きく形成し、傾斜面を通じた光の経路を調整する。
但し、パターン324の上面部の大きさは、サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)の面積より大きく形成するが、サブピクセル(図6Bの111)の面積と同一、または小さく形成し、パターン324の下面部が重ならないように配置する。
第3実施例の場合、第1ベースフィルム321を通じて入射した光が、パターン324を進むとき、光の経路が調整され、第2ベースフィルム323を通じて出射されることが分かる。
具体的に、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)からパターン324の下面部を通じて入射した光は、第1ベースフィルム321とパターン324、そして第2ベースフィルム323を通過し、そのまま出射([1])される。
また、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)からパターン324の傾斜面に入射した光は、エアギャップ325とパターン324における屈折率差によって第2ベースフィルム323へ光の経路が調整され、非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へ出射([2])される。
したがって、各サブピクセル(図6Bの111)から出射された光が光路調整フィルム320を通過する場合、各サブピクセル(図6Bの111)の開口領域(図6Bの111a)に対応する領域へ光が出射([1])されると同時に、漏れる光を屈折させ、サブピクセル(図6Bの111)間の非開口領域(図6Bの111b)に対応する領域へ光が出射([2])されるようにするので、サブピクセル(図6Bの111)間の非開口領域(図6Bの111a)が繋がって格子状に認識される格子感を減少させると共に、画像の鮮明度を維持することができる。
また、第1実施例と同様、第3実施例のそれぞれのパターン324は、それぞれのピクセル(図7Aの113)に対応して配置することもできる。
特に、第3実施例は、光路調整フィルム320を薄型に製作する場合、パターン324の上面部と下面部を連結する傾斜面を緩やかに形成し、光路を効率的に調整できる構造である。
図12は、本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置を簡略に示す図面である。
図12を参照すると、本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置400は、複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネル410と、ディスプレイパネル410の上部に位置する光路調整フィルム420とを備える。
ここで、光路調整フィルム420は、第1屈折率を有する円筒状の第1パターン部421を複数含み、第1屈折率より小さい第2屈折率を有して、第1パターン部421間に配置される第2パターン部423を含むことができる。
また、光路調整フィルム420は、第1屈折率を有する円筒状の第1パターン部421を複数含み、第1屈折率より大きい第2屈折率を有して、第1パターン部421間に配置される第2パターン部423を含むこともできる。
以下、第1パターン部421の第1屈折率が第2パターン部423の第2屈折率より大きい場合を例に挙げて説明する。
ディスプレイパネル410については、後述する。
そして、第1パターン部421は、サブピクセルより小さい複数の円筒状からなり、円筒状の直径(d)は10μm以下であり得るが、これに限定されるものではない。
また、第2パターン部423は、第1パターン部421間に形成することができる。
すなわち、複数の第1パターン部421間に第2パターン部423が配置され得る。
したがって、光路調整フィルム420は、第2パターン部423より大きい屈折率を有する複数の円筒状の第1パターン部421と、第1パターン部421より小さい屈折率を有し、第1パターン部421間に配置される第2パターン部423とからなり得る。
ここで、光路調整フィルム420は、ポリカーボネート(PC)やアクリル系の材料から形成することができるが、これに限定されるものではない。
また、第1パターン部421の高さ(h)は120μm以下であり得るが、これに限定されるものではない。
かかる本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置400は、光路調整フィルム420を用いて、ディスプレイパネル410から出射される光の経路を調整することができる。光路調整フィルム420を通じた光路の調整は、後述する。
図13は、本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置の概略的な平面図である。
図13に示すように、ペンタイル構造のサブピクセル411の配置において、サブピクセル411上に光路調整フィルム420を配置することができる。
すなわち、光路調整フィルム420に含まれた第1パターン部421と第2パターン部423が、それぞれのサブピクセル411上に複数配置され得る。
また、各サブピクセル411は、光が出射される開口領域411aと、光が出射されない非開口領域411bを含む。
前述したように、円筒状の第1パターン部421の直径は、サブピクセル411の直径より小さく構成することができ、第1パターン部421は、均一に配置してもよく、または不均一に配置してもよい。
このように、本発明の第1実施例の光路調整フィルム420は、微細な円筒状の第1パターン部421を有するので、ディスプレイパネル(図12の410)のサブピクセル411の開口領域411aと、光路調整フィルム420の第1パターン部421とをアラインする必要がなくなり、工程を簡素化することができる。
図14は、図4のV‐Vに沿った概略的な断面図である。
図14に示すように、サブピクセル411の上部に光路調整フィルム420が配置される。
ここで、サブピクセル411は、開口領域411aと非開口領域411bを含むことができる。
そして、サブピクセル411の上部に配置された光路調整フィルム420は、複数の第1パターン部421と第2パターン部423からなる。
ここで、第1パターン部421は微細な円筒状からなり、第1パターン421の間毎に、第1パターン部421より屈折率の小さい第2パターン部423が配置される。
図14に示すように、第1パターン部421および第2パターン部423は、それぞれのサブピクセル411に複数配置され得る。
図15は、本発明の第4実施例に係る光路調整フィルムが配置された場合における光の経路を示す図面である。
図15に示すように、サブピクセル411の非開口領域411bからは光が出射されず、開口領域411aから出射された光は、微細な第1パターン部421を通過するときに回折され、出射範囲が拡大されたことが分かる。
すなわち、第1パターン部421の幅が光の波長単位に近いぐらい微細な場合には、開口領域411aから出射された光は、第1パターン部421を通過しながら回折され、出射範囲が拡大されていることが分かる。
一方、第1パターン部421の幅が光の波長単位より大きい場合には、開口領域411aから出射された光は、第1パターン部421を通過しながら屈折し、出射範囲が拡大されることもある。
すなわち、第1パターン部421へ入射した光は、第1パターン部421と第2パターン部423における屈折率差のため、その殆どが第1パターン部421の内部を全反射しながら進み、微細な第1パターン部421を通過しながら第1パターン部421の外側へ折れる回折、または屈折によって光の出射範囲が拡大できるようになる。
したがって、サブピクセル411から出射された光が光路調整フィルム420を通過する場合、サブピクセル411の開口領域411aに対応する領域へ出射させると同時に、サブピクセル411の非開口領域411bに対応する領域へも光の経路を調整し、光が出射されるようにするので、サブピクセル411の非開口領域411bに対応する領域が繋がって格子状に認識される格子感を減少させると共に、画像の鮮明度を維持することができる。
図16Aないし図16Cは、本発明の第4実施例に係る光路調整フィルムの変形例を概略的に示す図面である。
図16Aに示すように、本発明の第4実施例に係る光路調整フィルム420の下部に第1ベースフィルム431を配置することができる。
ここで、第1ベースフィルム431は、光路調整フィルム420を支持するためのものであって、ディスプレイパネル(図12の410)と接触して水分や衝撃からディスプレイパネル(図12の410)を保護し、信頼性を確保することもできる。
図16Bに示すように、光路調整フィルム420の上部に第2ベースフィルム433を配置してもよく、図16Cに示すように、光路調整フィルム420の上部および下部に、第1ベースフィルム431と第2ベースフィルム433をそれぞれ配置してもよい。
ここで、第1ベースフィルム431および第2ベースフィルム433は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)、アクリル系の材料から形成することができるが、これに限定されるものではない。
前述したように、本発明の第4実施例に係るディスプレイ装置(図12の400)は、ディスプレイパネル(図12の410)の上部に、微細な大きさの第1パターン部(図15の421)と第2パターン部(図15の423)からなる光路調整フィルム(図15の420)を配置し、各サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から出射された光を、非開口領域(図15の411b)に対応する領域まで拡大することができる。
それによって、目と画面の距離が近い状態で映像を視聴するVR機器における格子感および画像のぼかしを効果的に改善できるようになる。
図17Aは、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置の光路調整フィルムを概略的に示す斜視図であり、図17Bは、第1パターン部を概略的に示す斜視図である。そして、図17Cは、第1パターン層における光の経路を概略的に示す図面であり、図17Dは、第2パターン層における光の経路を概略的に示す図面である。
図17Aに示すように、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置(図12の400)の光路調整フィルム520は、第1パターン層521と、第1パターン層521の上部に配置された第2パターン層523を含むことができる。
示してはいないが、光路調整フィルム520は、ディスプレイパネル(図12の410)の上部に配置される。
ここで、第1パターン層521および第2パターン層523のそれぞれは、長軸(2AX)および短軸(1AX)を持つバー状の複数の第1パターン部(P1)と、第1パターン部(P1)間に配置される第2パターン部(P2)を含むことができる。
特に、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置(図12の400)の光路調整フィルム520において、第1パターン層521の第1パターン部(P1)の長軸(2AX)は、第1軸(X)に配置され、第2パターン層523の第1パターン部(P1)の長軸(2AX)は、第1軸(X)に垂直な第2軸(Y)に配置され得る。
図17Bに示すように、第1パターン層(図17Aの521)および第2パターン層(図17Aの523)に含まれた第1パターン部(P1)のそれぞれは、台形状の第1面(1S)、第1面(1S)の反対に配置される台形状の第2面(2S)、第1面(1S)と第2面(2S)のそれぞれの底辺(LB)を連結する第3面(3S)、第3面(3S)の反対に配置される第4面(4S)、そして第3面(3S)と第4面(4S)を連結する第1傾斜面(5S)および第2傾斜面(6S)を含むことができる。
したがって、第3面(3S)が第4面(4S)より大きく形成され得る。
ここで、第1面(1S)および第2面(2S)は、第1パターン部(P1)が短軸(図17Aの1AX)に配置され、第3面(3S)および第4面(4S)、そして第1傾斜面(5S)および第2傾斜面(6S)は、第1パターン部(P1)の長軸(図17Aの2AX)に配置され得る。
したがって、第1パターン部(P1)は、鋭角(θ1)と鈍角(θ2)を有する、長軸(図17Aの2AX)に長く伸びた四角錐体状であり得る。
ここで、鋭角(θ1)は70°以上であり、90°より小さく形成される。
また、第1パターン部(P1)の第1面(1S)および第2面(2S)が有する底辺(LB)の長さは、15μm以下であり得るが、これに限定されるものではない。
さらに、第1パターン層(図17Aの521)および第2パターン層(図17Aの523)には第1パターン部(P1)が複数配置され、第1パターン部(P1)間には、第1パターン部(P1)より屈折率の小さい第2パターン部(図17AのP2)が配置され得る。
ここで、複数の第1パターン部(P1)は、互いに隣接する前記第1傾斜面(5S)および第2傾斜面(6S)の下部エッジが接触して配置され得る。
すなわち、複数の第1パターン部(P1)は、第3面(3S)が互いに接触して配置され得る。
このように、第1パターン層(図17Aの521)と第2パターン層(図17Aの523)を垂直に配置することで、ディスプレイパネル(図12の410)から出射された光を、第1軸(図17AのX)および第2軸(図17AのY)へ拡大することができる。
図17Cに示すように、ディスプレイパネル(図12の410)から出射された光は、第1パターン層521を通過しながら、第2軸(Y)の方向へ拡大できるようになる。
具体的に、各サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から第1パターン層521の第3面(3S)の中央部分へ垂直に入射した光は、屈折することなく、第1パターン層521の第4面(4S)を通じて出射([1])される。
また、各サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から第1パターン層521の第3面(3S)を通じて第1および第2傾斜面(5S、6S)へ入射した光は、全反射して光の経路が調整され、最終的にサブピクセル(図15の411)の第2軸(Y)方向の非開口領域(図15の411b)に対応する領域へ、第1パターン層521の第4面(4S)を通じて出射([2])される。
また、微細な第1パターン部(P1)を通過しながら第1パターン部(P1)の外側へ折れる回折によって、光の出射範囲が第2軸(Y)方向にさらに拡大され得る。
そして、図17Dに示すように、第2軸(Y)方向に範囲が拡大された光は、第2パターン層523を通過するとき、第1軸(X)方向に拡大され得る。
具体的に、第1パターン層(図17Cの521)を通過し、第2パターン層523の第3面(3S)の中央部分へ垂直に入射した光は、屈折することなく第2パターン層523の第4面(4S)を通じて出射([1])される。
また、第1パターン層(図17Cの521)を通過し、第2パターン層523の第3面(3S)を通じて第1および第2傾斜面(5S、6S)へ入射した光は、全反射して光の経路が調整され、最終的にサブピクセル(図15の411)の第1軸(X)方向の非開口領域(図15の411b)に対応する領域へ、第2パターン層523の第4面(4S)を通じて出射([2])される。
また、微細な大きさの第1パターン部(P1)を通過しながら第1パターン部P1の外側へ折れる回折によって、光の出射範囲が第1軸(X)方向にさらに拡大され得る。
図18は、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置の第1パターン層および第2パターン層を通過するときにおける光の出射範囲を概略的に示す図面である。
図18に示すように、第1パターン層521に入射した光が、第1パターン層521を通過しながら第2軸(Y)方向へ拡大されたことが分かる。
また、第1パターン層521を通じて第2軸(Y)方向に拡大された光は、第2パターン層523を通過しながら第1軸(X)方向へ拡大されたことが分かる。
すなわち、サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から出射された光は、本発明の第5実施例に係る光路調整フィルム520を経て、第1軸(X)および第2軸(Y)に拡大されたことが分かる。
それによって、サブピクセル(図15の411)の非開口領域(図15の411b)に対応する領域で発生する格子感を効果的に改善できるようになる。
図19Aないし図19Fは、本発明の第5実施例の変形例を概略的に示す図面である。
図19Aに示すように、本発明の第5実施例に係る第1パターン層521および第2パターン層523を含む光路調整フィルム520の下部に、第1ベースフィルム531を配置することができる。
ここで、第1ベースフィルム531は、光路調整フィルム520を支持するためのものであって、ディスプレイパネル(図12の410)と接触して水分や衝撃からディスプレイパネル(図12の410)を保護し、信頼性を確保することもできる。
図19Bに示すように、光路調整フィルム520の上部および下部に、第1ベースフィルム531と第2ベースフィルム533をそれぞれ配置することができる。
また、図19Cに示すように、光路調整フィルム520の上部および下部に、第1ベースフィルム531と第2ベースフィルム533をそれぞれ取り付け、第1パターン層521と第2パターン層523の間に第3ベースフィルム535を配置することもできる。
さらに、図19Dに示すように、光路調整フィルム520の上部および下部に、第1ベースフィルム531と第2ベースフィルム533をそれぞれ取り付け、第1パターン層521と第2パターン層523の間に粘着テープ(T)を配置することもできる。
ここで、第1ベースフィルムないし第3ベースフィルム531、533、535は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)、アクリル系の材料から形成することができるが、これに限定されるものではない。
また、粘着テープ(T)は、光学用の接着剤が塗布された両面粘着テープであり得る。
それによって、第1パターン層521と第2パターン層523をはっきりと固定させることができる。
このように、光路調整フィルム520の接着、または支持のため、ベースフィルム531、533、535、または粘着テープ(T)を多様に配置することができる。
図19Eに示すように、図19Eの光路調整フィルム520は、前述した例に比べて逆方向に配置することができる。
すなわち、第2パターン層523がディスプレイパネル(図12の410)の上部に配置され、第2パターン層523の上部に第1パターン層521が配置される。
ここで、第2パターン層523と第1パターン層521のそれぞれは、長軸(2AX)および短軸(1AX)を持つバー状の複数の第1パターン部(P1)と、第1パターン部(P1)間に配置される第2パターン部(P2)を含むことができる。
そして、第1パターン層521および第2パターン層523に含まれた第1パターン部(P1)のそれぞれは、台形状の第1面(1S)、第1面(1S)の反対に配置される台形状の第2面(2S)、第1面(1S)と第2面(2S)のそれぞれの底辺(LB)を連結する第3面(3S)、第3面(3S)の反対に配置される第4面(4S)、そして第3面(3S)と第4面(4S)を連結する第1傾斜面(5S)および第2傾斜面(6S)を含むことができる。
したがって、第4面(4S)が第3面(3S)より大きく形成され得る。
ここで、第1面(1S)および第2面(2S)は、第1パターン部(P1)が短軸(1AX)に配置され、第3面(3S)および第4面(4S)、そして第1傾斜面(5S)および第2傾斜面(6S)は、第1パターン部(P1)の長軸(2AX)に配置され得る。
したがって、第1パターン部(P1)は、鋭角(θ1)と鈍角(θ2)を有する、長軸(2AX)に長く伸びた逆四角錐体状であり得る。
ここで、鋭角(θ1)は70°以上であり、90°より小さく形成される。
また、第1パターン部(P1)の第1面(1S)および第2面(2S)が有する上辺(HB)の長さは、15μm以下であり得るが、これに限定されるものではない。
さらに、第1パターン層521および第2パターン層523には第1パターン部(P1)が複数配置され、第1パターン部(P1)間には、第1パターン部(P1)より屈折率の小さい第2パターン部P2が配置され得る。
このように、第1パターン層521と第2パターン層523を垂直に配列させることで、ディスプレイパネル(図12の410)から出射された光を、第1軸(X)および第2軸(Y)へ拡大することができる。
それによって、サブピクセル(図15の411)の非開口領域(図15の411b)に対応する領域で発生する格子感を効果的に改善できるようになる。
図19Fに示すように、本発明の第5実施例の第1パターン部(P1)は、互いに離隔して配置することができる。
すなわち、第1パターン層(図17Aの521)および第2パターン層(図17Aの523)のそれぞれに含まれた複数の第1パターン部(P1)は、互いに一定の距離、離隔して配置され得る。
複数の第1パターン部(P1)のそれぞれの離間距離(k)は、10μm以下であり得るが、これに限定されるものではない。
前述したように、本発明の第5実施例に係るディスプレイ装置(図12の400)は、第1パターン層(図17Aの521)と第2パターン層(図17Aの523)が互いに垂直に配置された光路調整フィルム(図17Aの520)を備える。そのため、サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から出射された光は、第1軸(図17AのX)方向および第2軸(図17AのY)方向へ拡大でき、非開口領域(図15の411b)に対応する領域で発生する格子感を効果的に改善できるようになる。
図20は、本発明の第4実施例および第5実施例によって具現化されたディスプレイ装置を示す画像である。
図20に示すように、本発明によって具現化されたディスプレイ装置(図12の400)では、サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)から出射された光が、光路調整フィルム(図12の420、図17の520)を通過し、サブピクセル(図15の411)の開口領域(図15の411a)に対応する領域および非開口領域(図15の411b)に対応する領域へ出射されるので、各サブピクセル(図15の411)の画像を鮮明に具現化すると共に、それぞれのサブピクセル(図15の411)の非開口領域(図15の411b)に対応する領域で発生する格子感を減少させたことが分かる。
図21は、本発明の実施例に係るディスプレイ装置の一例を概略的に示す図面であって、有機発光ダイオードパネルを備える例である。
図21に示すように、放熱フィルム650、放熱フィルム650の上部には有機発光ダイオードパネル610、有機発光ダイオードパネル610の上部には前述した光路調整フィルム620を配置し、光路調整フィルム620の上部には、偏光板630と、有機発光ダイオードパネル610を保護するためのカバーグラス640を配置することができる。
放熱フィルム650は、有機発光ダイオードパネル610の駆動時に発生する熱や駆動薄膜トランジスタ(Td)の劣化によって寿命が著しく減少することを防止するためのものであって、外気に接触する表面積を向上させるため、連続した凹凸状のパターンで構成することができる。
そして、有機発光ダイオードパネル610は、複数のサブピクセル領域(Pr、Pg、Pb)が定義された第1基板611と、各サブピクセル領域(Pr、Pg、Pb)に形成された発光ダイオード(E)と、発光ダイオード(E)を覆うカプセル化層618を含む。
第1基板611の内側のサブピクセル領域(Pr、Pg、Pb)には駆動薄膜トランジスタ(Td)が形成され、駆動薄膜トランジスタ(TFT、Td)の上部には第1保護層614が形成される。
駆動薄膜トランジスタ(Td)は、半導体層やゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を含み、ゲート電極の上部には層間絶縁膜が形成され、層間絶縁膜の上部にはデータ配線613が形成される。
第1保護層614の上部における各サブピクセル領域(Pr、Pg、Pb)には、駆動薄膜トランジスタ(Td)に接続される第1電極615aが形成され、第1電極615aの上部における各サブピクセル(Pr、Pg、Pb)には、赤色(R)・緑色(G)・青色(B)を発光する発光パターンを含む発光層615bが形成され、発光層615bの上部の全面には第2電極615cが形成される。
そして、第1電極615aの上部にはバンク層616が形成されるが、バンク層616は、赤色(R)・緑色(G)・青色(B)を発光する発光パターンを各サブピクセル領域(Pr、Pg、Pb)毎に区分する働きをする。
ここで、第1電極615a、発光層615bおよび第2電極615cは、発光ダイオード(E)を構成する。
そして、第2電極615cの上部には、第2保護層617が形成され、第2保護層617の上部には、カプセル化層618が形成される。
カプセル化層618は、第2保護層617の上部に有機層および無機層を多層に配置して形成してもよく、第2保護層617の上部に面シールで形成してもよい。
ここで、下板、TFT基板、若しくはバックプレーンと称される第1基板611は、ガラスまたはプラスチックのような物質から形成することができる。
発光ダイオード(E)の上部に形成される第2保護層617は、外部から水分や異物が浸透することを防止する役割をして、第2保護層617の上部に形成されるカプセル化層618は、外部から水分や異物が浸透することを防止すると同時に外部からの衝撃を吸収する役割をする。本発明を説明するに当たり、前述した有機発光ダイオードのパネル構造は一例であり、これに限定されるものではない。
ここで、有機発光ダイオードパネル610の上部に接着剤(PSA)を塗布することができ、有機発光ダイオードパネル610の上部に前述した光路調整フィルム620を貼り付けて、有機発光ダイオードパネル610から具現化される光の経路を非開口領域(図15の411b)に対応する領域まで拡張し、画像の鮮明度を維持しながら格子感を減少させることができる。
また、カプセル化された有機発光ダイオードパネル610の上部を光路調整フィルム620で保護し、有機発光ダイオードパネル610の信頼性をさらに向上させることができる。
さらに、偏光板630は、有機発光ダイオードパネル610の自発光体から発射される光と、外部から入射して内部の反射板に反射された外部の自然光(外光)とが互いに干渉してディスプレイの性能が低下することを防止するためのものであって、偏光子の吸収軸と位相差補償フィルムの光学軸(吸収軸)が傾くように配向され、内部の反射板によって反射された外光の波形を回転させることで、反射防止フィルターとしての機能を有する。
一方、本発明を説明するに当たり、光路調整フィルム620が有機発光ダイオードパネル610と偏光板630との間に配置されたことを説明したが、これは本発明の一例であって、これに限定されるものではない。したがって、偏光板630の上部に光路調整フィルム620を配置してもよい。
また、本発明のディスプレイ装置600がVR機器に適用される場合、VR機器の構造上、カバーグラス640と偏光板630は、省略することができる。
図22は、本発明の実施例に係るディスプレイ装置の一例を概略的に示す図面であって、液晶パネルを備える例である。
図22に示すように、液晶ディスプレイ装置700は、液晶パネル710と、液晶パネル710の上部に配置された光路調整フィルム720とからなる。
液晶パネル710は、互いに向かい合って第1基板711と第2基板712が位置しており、これらの両基板711、712間に液晶層779を含んで構成される。
第1基板711には、一方向に伸び、一定の間隔、離隔して複数のゲート配線(不図示)が形成されており、前記各ゲート配線(不図示)と離隔して、平行に共通配線(不図示)が形成される。
そして、スイッチング素子が形成されるスイッチング領域(TrA)に順次積層されたゲート電極713、ゲート絶縁膜714、半導体層715、互いに離隔したソース電極716およびドレイン電極717は、スイッチング素子である薄膜トランジスタTrを構成する。
また、ゲート絶縁膜714上に、ゲート配線(不図示)と交差して画素領域(Pa)を定義するデータ配線780が形成される。そのとき、ソース電極716は、データ配線780と接続される。
次に、薄膜トランジスタ(Tr)およびデータ配線780上に、薄膜トランジスタ(Tr)のドレイン電極717と前記共通配線(不図示)に対応して、それぞれこれらを露出させるドレインコンタクトホール719aおよび共通配線コンタクトホール(不図示)を備え、無機絶縁物質からなる第1保護層718および有機絶縁物質からなり、平坦な表面を有する第2保護層719が形成される。
そして、各画素領域(P)において、前記第2保護層719上に、透明導電性物質、例えば酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム亜鉛(IZO)からなり、前記共通配線コンタクトホール(不図示)を介して前記共通配線(不図示)と接続されるバー状の複数の共通電極771と、前記ドレインコンタクトホール719aを介して前記ドレイン電極717と接触し、前記複数の共通電極771と離隔して、バー状の複数の画素電極770とが交互に形成される。
一方、第1基板711に対応する第2基板712においては、第1基板711と対面する内側面に、各サブピクセル領域の境界および薄膜トランジスタ(Tr)に対応してブラックマトリクス772が備えられ、前記ブラックマトリクス772に取り囲まれた領域には、各サブピクセル領域に順次対応する形で赤色・緑色・青色のカラーフィルターパターン(R、G、B)を含むカラーフィルター層773が前記ブラックマトリクス772と重なって形成される。
そして、カラーフィルター層773を保護するため、平坦な表面を有するオーバーコート層778が形成される。
また、第1基板711および第2基板712の外側面にそれぞれ第1偏光板781および第2偏光板782が配置される。第1偏光板781および第2偏光板782は、透過軸と一致する偏光成分の光を透過させるが、第1偏光板781および第2偏光板782の透過軸の配置および液晶の配列特性によって、光の透過度合いが決まる。第1偏光板781および第2偏光板782の透過軸は、垂直に配置される。
カラーフィルター基板712の外側面に配置された第2偏光板782の上部に、前述した光路調整フィルム720を貼り付けるか、またはカラーフィルター基板712の外側面に配置された第2偏光板782とカラーフィルター基板712との間に、前述した光路調整フィルム720を貼り付けて、液晶パネル710から具現化される光の経路を非開口領域(図15の411b)に対応する領域まで拡張し、画像の鮮明度を維持しながら格子感を減少させたディスプレイ装置700を具現化することができる。
本発明を説明するに当たり、液晶パネルの構造は一例であって、これに限定されるものではない。
また、本発明を説明するに当たり、ペンタイル構造を例に挙げて説明したが、これは本発明の一例であって、これに限定されるものではない。
本発明の属する技術分野の当業者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更しない限り、他の具体的な形態で実施できることを理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施例は、如何なる面でも例示的なものであって、限定的ではないことを理解しなければならない。本発明の範囲は、発明を実施するための形態より特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味や範囲、そしてその等価概念から導出される様々な変更、または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
100 ディスプレイ装置、110 ディスプレイパネル、120 光路調整フィルム、121 第1ベースフィルム、122 パターン層、123 第2ベースフィルム、124 パターン、125 エアギャップ。

Claims (18)

  1. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記光路調整フィルムは、第1ベースフィルムおよび前記第1ベースフィルムの一面に配置されるパターン層を含み、
    前記パターン層は、第1屈折率を有する第1パターン、そして前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、前記第1パターン間の第2パターンからなり、
    前記第1パターン及び前記第2パターンは、前記ディスプレイパネルと一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、前記上面部と前記ディスプレイパネルとの間に配置される下面部と、前記上面部と前記下面部を連結する複数の傾斜面とを含み、
    前記光路調整フィルムは、第2ベースフィルムをさらに含み、前記パターン層が前記第1ベースフィルムと前記第2ベースフィルムとの間に配置され、
    前記第2パターンの前記上面部は前記第2ベースフィルムと接触し、且つ、前記第2パターンの前記下面部は前記第1ベースフィルムと接触しており
    前記第1パターンの前記下面部が、前記第1パターンの前記上面部より大きく、
    前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記サブピクセルとそれぞれマッチし、
    前記第1パターンの前記上面部は、前記サブピクセルの開口領域の面積より大きく、
    前記第1パターンの前記下面部は、前記サブピクセルの面積と同じであるか、または前記サブピクセルの面積より小さい、
    ディスプレイ装置。
  2. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記光路調整フィルムは、第1ベースフィルムおよび前記第1ベースフィルムの一面に配置されるパターン層を含み、
    前記パターン層は、第1屈折率を有する第1パターン、そして前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、前記第1パターン間の第2パターンからなり、
    前記第1パターン及び前記第2パターンは、前記ディスプレイパネルと一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、前記上面部と前記ディスプレイパネルとの間に配置される下面部と、前記上面部と前記下面部を連結する複数の傾斜面とを含み、
    前記光路調整フィルムは、第2ベースフィルムをさらに含み、前記パターン層が前記第1ベースフィルムと前記第2ベースフィルムとの間に配置され、
    前記第2パターンの前記上面部は前記第2ベースフィルムと接触し、且つ、前記第2パターンの前記下面部は前記第1ベースフィルムと接触しており、
    前記第1パターンの前記下面部が、前記第1パターンの前記上面部より大きく、
    前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記ピクセルとそれぞれマッチし、
    前記第1パターンの前記上面部の大きさは、前記ピクセルの開口領域および前記開口領域間の非開口領域を含む面積より大きく、
    前記下面部の大きさは、前記ピクセルの面積と同じであるか、または前記ピクセルの面積より小さい、
    ディスプレイ装置。
  3. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記光路調整フィルムは、第1ベースフィルムおよび前記第1ベースフィルムの一面に配置されるパターン層を含み、
    前記パターン層は、第1屈折率を有する第1パターン、そして前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、前記第1パターン間の第2パターンからなり、
    前記第1パターン及び前記第2パターンは、前記ディスプレイパネルと一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、前記上面部と前記ディスプレイパネルとの間に配置される下面部と、前記上面部と前記下面部を連結する複数の傾斜面とを含み、
    前記光路調整フィルムは、第2ベースフィルムをさらに含み、前記パターン層が前記第1ベースフィルムと前記第2ベースフィルムとの間に配置され、
    前記第2パターンの前記上面部は前記第2ベースフィルムと接触し、且つ、前記第2パターンの前記下面部は前記第1ベースフィルムと接触しており、
    前記第1パターンの前記上面部が前記第1パターンの前記下面部より大きく、
    前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記サブピクセルとそれぞれマッチし、
    前記第1パターンの前記下面部の大きさは、前記サブピクセルの開口領域の面積より大きく、
    前記上面部の大きさは、前記サブピクセルの面積と同じであるか、または前記サブピクセルの面積より小さい、
    ディスプレイ装置。
  4. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記光路調整フィルムは、第1ベースフィルムおよび前記第1ベースフィルムの一面に配置されるパターン層を含み、
    前記パターン層は、第1屈折率を有する第1パターン、そして前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、前記第1パターン間の第2パターンからなり、
    前記第1パターン及び前記第2パターンは、前記ディスプレイパネルと一定の距離を置いて平行に配置される上面部と、前記上面部と前記ディスプレイパネルとの間に配置される下面部と、前記上面部と前記下面部を連結する複数の傾斜面とを含み、
    前記光路調整フィルムは、第2ベースフィルムをさらに含み、前記パターン層が前記第1ベースフィルムと前記第2ベースフィルムとの間に配置され、
    前記第2パターンの前記上面部は前記第2ベースフィルムと接触し、且つ、前記第2パターンの前記下面部は前記第1ベースフィルムと接触しており、
    前記第1パターンの前記上面部が前記第1パターンの前記下面部より大きく、
    前記第1パターンは、前記ディスプレイパネルの前記ピクセルとそれぞれマッチし、
    前記第1パターンの前記下面部の大きさは、前記ピクセルの開口領域および前記ピクセルの開口領域間に形成された非開口領域を含む面積より大きく、
    前記上面部の大きさは、前記ピクセルの面積と同じであるか、または前記ピクセルの面積より小さい、
    ディスプレイ装置。
  5. 前記第1パターンがそれぞれ所定の距離、離隔して配置される、
    請求項1に記載のディスプレイ装置。
  6. 前記第1パターンは、多角錐体状、または円錐体状からなる、
    請求項1ないしのいずれか一項に記載のディスプレイ装置。
  7. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する第1光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記第1光路調整フィルムは、
    第1屈折率を有する円筒状の第1パターン部を複数含み、且つ、
    前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有し、前記第1パターン部間に配置される第2パターン部を複数含み、
    複数の前記第1パターン部及び複数の前記第2パターン部は各サブピクセルに対応付けられ、
    前記第1パターン部は、前記サブピクセルから出射された光を回折するように構成され、
    前記第1光路調整フィルムの下部に第1ベースフィルムが配置され、
    前記第1光路調整フィルムの上部に第2ベースフィルムが配置される、
    ディスプレイ装置。
  8. 複数のサブピクセルを有するピクセルを含むディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの上部に位置する第2光路調整フィルムと、
    を備え、
    前記第2光路調整フィルムは、第1パターン層、および前記第1パターン層の上部に配置された第2パターン層を含み、
    前記第1パターン層および前記第2パターン層のそれぞれは、長軸と短軸を有するバー状の複数の第1パターン部、そして前記第1パターン部間に配置される第2パターン部を含み、
    前記第1パターン部のそれぞれは、台形状の第1面、前記第1面の反対に配置される台形状の第2面、前記第1面と前記第2面のそれぞれの底辺を連結する第3面、前記第3面の反対に配置される第4面、そして前記第3面と前記第4面を連結する第1傾斜面および第2傾斜面を含み、
    前記第1面および前記第2面は、前記第1パターン部の前記短軸に配置されて、
    前記第3面と前記第4面、および前記第1傾斜面と前記第2傾斜面は、前記第1パターン部の前記長軸に配置され、
    前記第2光路調整フィルムの下部に、前記第1パターン層の前記第1パターン部の前記第3面と接触するように第1ベースフィルムが配置され、
    前記第2光路調整フィルムの上部に第2ベースフィルムが配置される、
    ディスプレイ装置。
  9. 前記第1パターン部の高さは、120μm以下である、
    請求項に記載のディスプレイ装置。
  10. 前記第1パターン部の直径は、10μm以下である、
    請求項に記載のディスプレイ装置。
  11. 前記第1パターン部は第1屈折率を有し、前記第2パターン部は前記第1屈折率より小さい第2屈折率を有する、
    請求項に記載のディスプレイ装置。
  12. 前記第1パターン層の前記第1パターン部の前記長軸は、第1方向に配置され、前記第2パターン層の前記第1パターン部の前記長軸は、前記第1方向に垂直な第2方向に配置される、
    請求項11に記載のディスプレイ装置。
  13. 前記複数の第1パターン部は、互いに隣接する前記第1傾斜面および前記第2傾斜面の下部エッジが接触して配置される、
    請求項12に記載のディスプレイ装置。
  14. 前記複数の第1パターン部は、互いに離隔して配置される、請求項12に記載のディスプレイ装置。
  15. 前記底辺の長さは、15μm以下である、請求項に記載のディスプレイ装置。
  16. 前記第2光路調整フィルムの前記第2パターン層と前記第1パターン層との間に第3ベースフィルムが配置される、請求項に記載のディスプレイ装置。
  17. 前記第2光路調整フィルムの前記第2パターン層の上部に第2ベースフィルムが配置される、請求項16に記載のディスプレイ装置。
  18. 前記第2光路調整フィルムの前記第1パターン層と前記第2パターン層との間に粘着テープが配置される、請求項に記載のディスプレイ装置。
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