JP7045655B2 - 表示装置及び光学フィルムの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置の表示面から出射される光に光学的作用を及ぼす光学フィルムを備える表示装置及び光学フィルムの製造方法に関する。
表示装置の一例である液晶表示装置は、種々の分野で用いられている。また昨今、有機LED(Organic Light Emitting Diode)表示装置も普及しつつある。
液晶表示装置では、視認角度に応じた光の強度変化、斜め方向への光の漏れ等に起因して視野角内での画像の色味が大きく変化する場合がある。
一方、有機LED表示装置では、斜めから視認された画像においてブルーシフトが生じ易い。ブルーシフトとは、斜め方向で視認される画像が正面視で視認される画像よりも青くなる現象のことである。すなわち、有機LED表示装置が表示する画像でも、例えばこのようなブルーシフトに起因して視野角内での色味が大きく変化することがある。
上述のような視野角内における色変化は画像の表示品質を低下させ得る要因となる。表示品質に影響を及ぼす他の要因としては、例えば視野角内でのコントラストのばらつき等も挙げることができる。画像の表示品質の改善を図るための技術は従来から種々提案されており、例えば特許文献1乃至8には、画像の表示品質の改善を図るべく表示装置の表示面に設けられる光学フィルムが開示されている。
特開平7-43704号公報 特許第3272833号 特許第3621959号 特開2016-126350号公報 特開2012-145944号公報 特開2011-118393号公報 米国特許公報第9507059号 特開2018-5113号公報
上記した光学フィルムには、屈折率が互いに異なる2つの部分を一定ピッチで互い違いに配列するものや、光透過部と光吸収部とを一定ピッチで互い違いに配列するもの等がある。一方で、このような光学フィルムとともに表示装置を構成する表示パネルは通常、一定ピッチで配列される画素を備える。そのため、表示パネルと光学フィルムとを重ねた際にはモアレが生じ易くなる。モアレは表示画像の品質を低下させ得るものであるため、抑制又は目立たないようにすることが望まれる。
また、上記光学フィルムでは回折に起因する像ぼけが生じることがある。このような像ぼけも表示画像の品質を低下させ得るものであるため、抑制又は目立たないようにすることが望まれる。
本発明は上記の実情を考慮してなされたものであって、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる表示装置及び光学フィルムの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、
所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、光学性能が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ所定の機能部配列ピッチで配列される光学フィルムと、を備え、
前記画素配列ピッチを、p(μm)とし、
前記機能部配列ピッチを、q(μm)とし、
前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ、表示装置である。
また、本発明に係る表示装置は、
所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、光学性能が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ所定の機能部配列ピッチで配列される光学フィルムと、を備え、
前記画素配列ピッチを、p(μm)とし、
前記機能部配列ピッチを、q(μm)とし、
前記画素配列ピッチpで前記複数の画素が配列される方向と同じ方向に、前記機能部配列ピッチqで前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列されており、
前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ、表示装置である。
また、本発明に係る表示装置は、
所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、光学性能が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ所定の機能部配列ピッチで配列される光学フィルムと、を備え、
前記複数の画素は、第1方向に配列されるとともに、前記第1方向に直交する第2方向に配列されており、
前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれで交互に配列されており、
前記第1方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第1の画素配列ピッチp1(μm)とし、前記第2方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第2の画素配列p2(μm)とし、
前記第1方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第1の機能部配列ピッチq1(μm)とし、前記第2方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第2の機能部配列ピッチq2(μm)とし、
前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
q1≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q1))<p1/dが成り立つとともに、q2≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q2))<p2/dが成り立つ、表示装置である。
前記画素は、複数のサブピクセルをストライプ方式で配列してもよい。
前記画素は、複数のサブピクセルをペンタイル方式で配列してもよい。
前記表示パネルは、有機LEDパネルでもよい。
前記表示パネルは、液晶パネルでもよい。
本発明に係る光学フィルムの製造方法は、
所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネル上に配置される光学フィルムの製造方法であって、
前記光学フィルムは、光学性能が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ所定の機能部配列ピッチで配列されるものであり、
前記画素配列ピッチp(μm)を特定する工程と、
前記光学フィルムを前記表示パネル上に配置する際の、前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離d(μm)を特定する工程と、
前記機能部配列ピッチを、q(μm)として、q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ前記機能部配列ピッチq(μm)を特定する工程と、を備え、
前記特定した前記機能部配列ピッチq(μm)に基づいて前記光学フィルムを製造する、光学フィルムの製造方法である。
また、本発明に係る光学フィルムの製造方法は、
所定の画素配列ピッチで、第1方向に配列されるとともに前記第1方向に直交する第2方向に配列される複数の画素から光を出射する表示パネル上に配置される光学フィルムの製造方法であって、
前記光学フィルムは、光学性能が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ、所定の機能部配列ピッチで前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれで交互に配列されるものであり、
前記第1方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第1の画素配列ピッチp1(μm)とし、前記第2方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第2の画素配列p2(μm)として特定する工程と、
前記光学フィルムを前記表示パネル上に配置する際の、前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離d(μm)を特定する工程と、
前記第1方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第1機能部配列ピッチq1(μm)とし、前記第2方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第2機能部配列ピッチq1(μm)とし、q1≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q1))<p1/dが成り立つとともに、q2≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q2))<p2/dが成り立つ前記第1機能部配列ピッチq1(μm)及び前記第2機能部配列ピッチq2(μm)を特定する工程と、を備え、
前記特定した前記第1機能部配列ピッチq1(μm)及び前記第2機能部配列ピッチq2(μm)に基づいて前記光学フィルムを製造する、光学フィルムの製造方法である。
本発明によれば、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる表示装置を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の構成を概略的に示す図である。 図1に示す表示装置の画素配列を示す図である。 図1に示す表示装置における光学フィルムを示す図である。 図3Aの変形例にかかる光学フィルムを示す図である。 図1に示す表示装置の一変形例を示す図である。 図1に示す表示装置の一変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。また、本明細書において「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向(面方向)と一致する面のことを指す。なお、「シート面(板面、フィルム面)」は、主面と呼ばれる場合もある。さらに、本明細書において、シート状の部材の法線方向とは、対象となるシート状の部材のシート面への法線方向のことを指す。
図1は一実施の形態に係る表示装置10の構成を概略的に示す図である。表示装置10は、有機LED(Organic Light Emitting Diode)パネル20と、光学フィルム100と、を備える。本実施の形態に係る表示装置10は一例としてテレビであるが、タブレット端末、スマートフォン、コンピュータ用ディスプレイ、カーナビゲーションシステム等であってもよい。
なお、有機LEDパネル20と光学フィルム100とは互いに隣り合っていてもよい。また、有機LEDパネル20と光学フィルム100との間には円偏光板、タッチパネル、カバーガラス等が配置されていてもよい。有機LEDパネル20と光学フィルム100との間に円偏光板、タッチパネル、カバーガラス等が配置される場合、隣り合う部材は粘着層で接合されてもよい。
有機LEDパネル20は板状であって、光学フィルム100は、そのフィルム面が有機LEDパネル20の板面と平行となるように配置されている。図1及び以下の説明で用いる図において、符号Dは、有機LEDパネル20の板面及び光学フィルム100のフィルム面に平行な方向である第1方向を示し、符号Dは、有機LEDパネル20の板面及び光学フィルム100のフィルム面に平行な方向であって、第1方向Dと直交する方向である第2方向を示す。また、符号Dは、第1方向D及び第2方向Dの両方に直交する第3方向を示す。
有機LEDパネル20は、互いに色の異なる複数のサブピクセル(本例では、21R、21G、21B)からなる複数の画素21を有し、複数の画素21から画像形成のための光を出射する。図2に示すように本実施の形態における画素21は一例として複数のサブピクセル21R、21G、21Bをストライプ方式で配列してなる。
サブピクセル21Rは赤色の光を出射し、サブピクセル21Gは緑色の光を出射し、サブピクセル21Bは青色の光を出射する。なお、画素21はサブピクセル21R、21G、21Bに加えて、白色を出射するサブピクセルをさらに有してもよい。有機LEDパネル20は、白色光をカラーフィルタで色づけして透過するタイプであってもよいし、RGB等のサブピクセルが独立に発光する所謂、塗り分けタイプであってもよい。
図1及び図2を参照し、複数の画素21は第1方向Dにおいて第1の画素配列ピッチp1で配列されており、第2方向Dにおいて第2の画素配列ピッチp2で配列されている。本実施の形態では、第1の画素配列ピッチp1と第2の画素配列ピッチp2とが一定の同じ値に設定されるが、これらは互いに異なる値に設定されてもよい。
光学フィルム100は複数の画素21からの光を透過させるべく有機LEDパネル20上に配置され、有機LEDパネル20と直接的に向き合うか又は複数の層を介して有機LEDパネル20と向き合う。光学フィルム100は光学性能が互いに異なる第1光学機能部101と第2光学機能部102とを有する。そして第1光学機能部101及び第2光学機能部102はそれぞれ第1方向Dにおいて所定の機能部配列ピッチqで互い違いに配列されている。機能部配列ピッチqは一定の値である。
本実施の形態では、第1光学機能部101の屈折率が第2光学機能部102の屈折率と異なっており、第1光学機能部101と第2光学機能部102との界面で有機LEDパネル20からの光を屈折又は反射させることで、光学フィルム100を介して視認される画像の表示品質を改善できる。図示の第1光学機能部101及び第2光学機能部102は例えば第1方向Dで互いに接する界面が傾斜した形状になっているが、こうした形状は特に限られるものではなく、図示のものとは異なる形状でもよい。図1に示す第2光学機能部102は、一例として、厚み方向での断面視で、光学フィルム100の一方の面側、具体的に裏面側であり、有機LEDパネル20側に先細りとなり、その先端が、光学フィルム100の表裏面に平行な平坦状になっている。第2光学機能部102の先端である平坦面と、その基端との間に位置する側面は、図1に示す厚み方向での断面視で円弧状又は多段状であり、詳しくは第1光学機能部101側に凸の円弧状である。ただし、第2光学機能部102の側面は、図1に示す厚み方向での断面視で第1光学機能部101側とは反対の側に凹でもよい。また、第1光学機能部101の屈折率は、第2光学機能部102の屈折率よりも低くてもよいし、高くてもよい。
図1における符号dは、画素21の光学フィルム100側の表面と光学フィルム100の画素21側の表面との互いに向き合う方向での距離を示している。
ここで、本実施の形態に係る表示装置10では、第1の画素配列ピッチp1、第2の画素配列ピッチp2、機能部配列ピッチq及び距離dの単位をそれぞれ「μm」で表したとき、以下の条件(1)及び条件(2)が成り立つ。
条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d
条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/d
以上のような条件(1)及び/又は条件(2)が充足される場合、表示装置10が形成する表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる。本件発明者は、モアレが発生したとしてもモアレが視認され難くなる、モアレのピッチと画素配列ピッチp1,p2との関係、及び、回折による像ぼけが発生したとしても像ぼけが視認され難くなる、像ボケ発生位置と画素配列ピッチp1,p2との関係を鋭意研究した結果、上記関係を特定するに到った。
条件(1)及び条件(2)において、まず、「q≦0.5p1」及び「q≦0.5p2」は、モアレを視認され難くするための条件として定められている。モアレは、画素配列ピッチp1,p2と、機能部配列ピッチqとの周期性のずれに起因して周期的に縞状に生じる。モアレが周期的に生じるピッチPMは、(p1×q)/(p1-q)、又は、(p2×q)/(p2-q)で特定することができる。なお、後者の式は、第1光学機能部101と第2光学機能部102とが第2方向Dにおいて交互に配列される場合に適用される式である。本件発明者は鋭意研究及び実験を重ねたところ、モアレのピッチPMが画素配列ピッチp1,p2と同じになるか又は画素配列ピッチp1,P2よりも小さくなる場合には、モアレが比較的目立たなくなることを見出した。そして、このことを満たす条件として、「q≦0.5p1」及び「q≦0.5p2」を特定するに到った。
一方で、「tan(asin(0.7/q))<p1/d」及び「tan(asin(0.7/q))<p2/d」は、回折による像ぼけを視認され難くするための条件として定められている。光学フィルム100の第1光学機能部101又は第2光学機能部102に起因して回折が生じた場合、第1光学機能部101又は第2光学機能部102を中心として1つの目の像ぼけ(回折縞)は、d×tan(asin(λ/q))の位置に出現する。λは波長であり、赤色光の波長は概ね0.7μm、青色光の波長は概ね0.47μm、緑色光の波長は概ね0.52μmとなる。このような波長に基づくと、第1光学機能部101又は第2光学機能部102を中心として1つの目の赤色光に対応する像ぼけ(回折縞)は、d×tan(asin(0.7/q))の位置に出現し、青色光及び緑色光に対応する1つ目の像ぼけ(回折縞)は、1つの目の赤色光に対応する像ぼけの内側に出現する。
本件発明者は鋭意研究及び実験を重ねたところ、第1光学機能部101又は第2光学機能部102を中心として1つの目の像ぼけの位置が画素配列ピッチp1,p2よりも小さくなる場合には、像ぼけが比較的目立たなくなることを見出した。そして、1つの目の赤色光に対応する像ぼけの発生位置が画素配列ピッチp1,p2よりも小さくなれば、赤色光、青色光及び緑色光のそれぞれに対応する1つ目の像ぼけが目立たなくなることを見出した。そして、このことを満たす条件として、「tan(asin(0.7/q))<p1/d」及び「tan(asin(0.7/q))<p2/d」を特定するに到った。
したがって、上記条件(1)及び/又は条件(2)を充足する場合には、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる。本件発明者は、上記条件(1)及び/又は条件(2)を充足する場合の効果を種々の試作を通して確認している。
上記条件(1)及び条件(2)において、画素配列ピッチp1,p2及び機能部配列ピッチqは特に限られるものではない。例えば画素配列ピッチp1,p2は、55インチのモニタにおいては、316μm以下に設定されてもよく、17インチのモニタにおいては、155μm以下に設定されてもよい。このような画素配列ピッチp1,p2は、技術の進歩に伴い次第に小さくなっており、今後ますます高精細化されると予想される。
上記条件(1)及び条件(2)で規定される数式は、今後の画素配列ピッチの傾向に応じて、柔軟に望ましい光学フィルムを設計する際に有用である。
なお、図1に示す第1光学機能部101及び第2光学機能部102は、一例として、第2方向Dに直線状に延びており、この場合、第1光学機能部101及び第2光学機能部102は、第3方向Dに見たとき、図3Aに示す形状となる。この場合、少なくとも条件(1):「q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d」が成り立てば、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる。すなわち、同じ方向に規定される画素配列ピッチと機能部配列ピッチとが少なくとも例えば条件(1)を満たせばよい。
また、図3Bに示すように、第2光学機能部102が四角錐台状、円錐台状等であり、マトリクス状等、二次元的に配列される場合もある。図3Bにおいては、第2光学機能部102の第1方向Dにおけるピッチが、第1の機能部配列ピッチq1として定められている。第2光学機能部102の第2方向Dにおけるピッチが、第2の機能部配列ピッチq2として定められている。すなわち、この構成では、第1光学機能部101及び第2光学機能部102はそれぞれ、第1方向Dに第1の機能部配列ピッチq1で交互に配列されるとともに、第2方向Dに第2の機能部配列ピッチq2で交互に配列される。
この場合には、条件(1):「q1≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q1))<p1/d」と、条件(2):「q2≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q2))<p2/d」と、が成り立つことが望ましい。両方が成り立つ場合に、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを効果的に抑制できるが、いずれか一方のみが成り立つ場合でも、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる。
なお、複数の第2光学機能部102は格子状につながる形状でもよいし、例えば六角錐台状に形成されてハニカム状に配列されるものでもよい。
また、図1に示す有機LEDパネル20と光学フィルム100とは互いに隣り合っており、その間に空気層がある。一方、有機LEDパネル20と光学フィルム100との間には円偏光板、タッチパネル、カバーガラス等が配置されていてもよい。このように有機LEDパネル20と光学フィルム100との間に1つ又は複数の部材が存在する場合、条件(1)及び条件(2)において、上記1つ又は複数の部材の屈折率を考慮してもよい。この場合、条件(1)及び条件(2)における距離dを、光路長を示すn×dに置き換えてもよい。nは、屈折率であり、通常、1.0以上1.8以下の範囲である。
以下、本実施の形態に係る光学フィルム100の製造方法の一例を説明する。
まず、光学フィルム100の設置対象となる表示パネル、例えば有機LEDパネル20を特定する。そして、有機LEDパネル20の第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2を特定する。
次いで、光学フィルム100を有機LEDパネル20上に配置する際の、画素21の光学フィルム100側の表面と光学フィルム100の画素21側の表面との互いに向き合う方向での距離d(μm)を特定する。距離dは、光学フィルム100と有機LEDパネル20との間に部材が設けられるか否かや、製造する表示装置の厚みの関係等で変化し得るものであるため、表示装置の仕様に応じて適宜特定する必要がある。また、有機LEDパネル20と光学フィルム100との間の部材の屈折率nを考慮するときには、光路長n×dを特定する。
その後、上述のように特定された第1の画素配列ピッチp1、第2の画素配列ピッチp2及び距離dに基づき、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び/又は、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ光学フィルム100の機能部配列ピッチq(μm)を特定する。そして、特定した機能部配列ピッチqに基づいて第1光学機能部101及び第2光学機能部102が配列される光学フィルム100を製造する。
以上のような製造方法によれば、表示画像の視認性がモアレ及び回折により損なわれることを抑制できる表示装置を容易に製造することが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、上記実施の形態は一例であり、上述した表示装置10には種々の変更を加えることができる。例えば、図4に示すように画素21は複数のサブピクセル21R、21G、21Bをペンタイル方式で配列するものでもよい。また、図5に示すように光学フィルム100は、所謂ルーバーフィルムでもよい。この場合、第1光学機能部101は光吸収部であり、第2光学機能部102は光透過部である。また、図示はしないが、有機LEDパネル20に代えて液晶パネルを用いて表示装置が構成されてもよい。
画素21が複数のサブピクセル21R、21G、21Bをペンタイル方式で配列する場合、画素配列方向を、図4に示す第1方向D又は第2方向Dとは異なる方向で規定できる場合がある。図4の例では、例えば第1方向D又は第2方向Dに対して45度傾く方向も、画素配列方向として規定し得る。このような場合には、機能部配列ピッチを規定する方向との間で、最も小さい角度(0度を含む)をなす画素配列方向における画素配列ピッチを、条件(1)及び条件(2)において採用してもよい。言い換えると、本実施の形態では、同じ方向に規定される画素配列ピッチと機能部配列ピッチとを条件(1)及び条件(2)において採用して光学フィルムを設計する場合と、0度を除く最も小さい角度をなす画素配列ピッチを規定する方向と機能部配列ピッチを規定する方向とを特定し、この特定した2方向における画素配列ピッチと機能部配列ピッチとを条件(1)及び条件(2)において採用して光学フィルムを設計する場合と、が想定されている。
以下、本発明の実施例及びその比較例について説明する。
実施例1~9に係る表示装置は図1に示した形態のものであり、上記実施の形態で説明した条件(1)及び条件(2)を充足する。一方、比較例1~4に係る表示装置は図1に示した形態を有するものであるが、上記条件(1)及び条件(2)を充足しない。実施例及び比較例に係る表示装置は、実施の形態で説明した表示装置10に具体的な寸法を設定したものである。光学フィルム100は、ストライプタイプであり、第1光学機能部101及び第2光学機能部102がそれぞれ第1方向Dに機能部配列ピッチqで配列されるものである。
(実施例1)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、55μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0127程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例2)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、43.8μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0159程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例3)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、31.8μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0220程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例4)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、25.0μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0280程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例5)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、8.6μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.08615程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例6)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、8.1μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0867程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例7)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、3.0μmである。
距離dは、450μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0240程度であり、p1/d及びp2/dは、0.2466程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例8)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、1.6μmである。
距離dは、220μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0477程度であり、p1/d及びp2/dは、0.5045程度である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(実施例9)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、1.0μmである。
距離dは、100μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.9802程度であり、p1/d及びp2/dは、1.11である。
よって、条件(1):q≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、条件(2):q≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q))<p2/dが成り立つ。
(比較例1)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、60μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は0.01166程度であり、p1/d及びp2/dは、0.087程度である。
よって、q≦0.5p1及びq≦0.5p2は成り立たない。一方で、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、tan(asin(0.7/q))<p2/dは成り立つ。
(比較例2)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、3.0μmである。
距離dは、1270μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.02487程度であり、p1/d及びp2/dは、0.2466程度である。
よって、q≦0.5p1及びq≦0.5p2は成り立つが、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、tan(asin(0.7/q))<p2/dは成り立たない。
(比較例3)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、1.6μmである。
距離dは、450μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.0486程度であり、p1/d及びp2/dは、0.24665程度である。
よって、q≦0.5p1及びq≦0.5p2は成り立つが、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、tan(asin(0.7/q))<p2/dは成り立たない。
(比較例4)
第1の画素配列ピッチp1及び第2の画素配列ピッチp2は、111μmである。
機能部配列ピッチqは、1.0μmである。
距離dは、220μmである。
0.5p1及び0.5p2は、55.5μmである。
tan(asin(0.7/q))は、0.9802程度であり、p1/d及びp2/dは、0.5045である。
よって、q≦0.5p1及びq≦0.5p2は成り立つが、tan(asin(0.7/q))<p1/d、及び、tan(asin(0.7/q))<p2/dは成り立たない。
評価は、目視によりモアレ及び像ぼけが目立つか否かを検証することで行われた。実施例1~9ではいずれも、モアレも像ぼけも目立たなかった。一方で、比較例1ではモアレが少々目立っていた。比較例2~4は、像ぼけがかなり目立っていた。この結果からも本発明の効果が認められた。
10…表示装置
20…有機LEDパネル
21…画素
21R,B、G…サブピクセル
100…光学フィルム
101…第1光学機能部
102…第2光学機能部

Claims (8)

  1. 所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
    前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、屈折率が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ一定の機能部配列ピッチで互い違いに配列され、配列される方向で前記第1光学機能部と前記第2光学機能部とが互いに接する光学フィルムと、を備え、
    前記画素配列ピッチを、p(μm)とし、前記画素配列ピッチpは、155μm以下であり、
    前記機能部配列ピッチを、q(μm)とし、
    前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
    q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ、表示装置。
  2. 所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
    前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、屈折率が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ一定の機能部配列ピッチで互い違いに配列され、配列される方向で前記第1光学機能部と前記第2光学機能部とが互いに接する光学フィルムと、を備え、
    前記画素配列ピッチを、p(μm)とし、前記画素配列ピッチpは、155μm以下であり、
    前記機能部配列ピッチを、q(μm)とし、
    前記画素配列ピッチpで前記複数の画素が配列される方向と同じ方向に、前記機能部配列ピッチqで前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列されており、
    前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
    q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ、表示装置。
  3. 所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネルと、
    前記複数の画素からの光を透過させるべく前記表示パネル上に配置され、屈折率が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ一定の機能部配列ピッチで互い違いに配列され、配列される方向で前記第1光学機能部と前記第2光学機能部とが互いに接する光学フィルムと、を備え、
    前記複数の画素は、第1方向に配列されるとともに、前記第1方向に直交する第2方向に配列されており、
    前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部は、前記第1方向及び前記第2方向のそれぞれで互い違いに配列されており、
    前記第1方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第1の画素配列ピッチp1(μm)とし、前記第2方向で前記複数の画素が配列される前記画素配列ピッチを、第2の画素配列p2(μm)とし、前記第1の画素配列ピッチp1及び前記第2の画素配列p2は、155μm以下であり、
    前記第1方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第1の機能部配列ピッチq1(μm)とし、前記第2方向で前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ配列される前記機能部配列ピッチを、第2の機能部配列ピッチq2(μm)とし、
    前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離を、d(μm)としたとき、
    q1≦0.5p1で、且つ、tan(asin(0.7/q1))<p1/dが成り立つとともに、q2≦0.5p2で、且つ、tan(asin(0.7/q2))<p2/dが成り立つ、表示装置。
  4. 前記画素は、複数のサブピクセルをストライプ方式で配列する、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記画素は、複数のサブピクセルをペンタイル方式で配列する、請求項1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは、有機LEDパネルである、請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは、液晶パネルである、請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置。
  8. 所定の画素配列ピッチで配列される複数の画素から光を出射する表示パネル上に配置される光学フィルムの製造方法であって、
    前記光学フィルムは、屈折率が互いに異なる第1光学機能部と第2光学機能部とを有し、前記第1光学機能部及び前記第2光学機能部がそれぞれ一定の機能部配列ピッチで互い違いに配列され、配列される方向で前記第1光学機能部と前記第2光学機能部とが互いに接するものであり、前記画素配列ピッチは、155μm以下であり、
    前記画素配列ピッチp(μm)を特定する工程と、
    前記光学フィルムを前記表示パネル上に配置する際の、前記画素の前記光学フィルム側の表面と前記光学フィルムの前記画素側の表面との互いに向き合う方向での距離d(μm)を特定する工程と、
    前記機能部配列ピッチを、q(μm)として、q≦0.5pで、且つ、tan(asin(0.7/q))<p/dが成り立つ前記機能部配列ピッチq(μm)を特定する工程と、を備え、
    前記特定した前記機能部配列ピッチq(μm)に基づいて前記光学フィルムを製造する、光学フィルムの製造方法。
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