JP6612167B2 - ラスタライズ処理装置、ラスタライズ処理方法、およびプログラム - Google Patents

ラスタライズ処理装置、ラスタライズ処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

ページデータに含まれる画像の解像度と、ラスタライズ処理によって出力されたラスタライズデータの出力解像度と、の間の差異によって生じる画像欠陥を抑制するラスタライズ処理装置、ラスタライズ処理方法、およびプログラムに関する。
PostScript(米Adobe Systems社の商標)やPDF(Portable Document Format)などのページ記述言語(Page Description Language、以下PDL)によって、印刷物を表現するページを作成する技術が周知である。
PDLによって作成されたページデータはページ構成をプログラム的に記述したものであることから、ページデータをそのまま印刷しても所望の印刷物を得ることはできない。所望の印刷物を得るためには、ページデータの記述に基づいて紙などの記録媒体にページを表現可能な画像形式に変換を行なうラスタライズ処理を必要とする。
ラスタライズ処理を行なったとしても、変換元のPDL形式のページデータは残されるので、該ページデータを電子媒体乃至磁気媒体に保存しておき、必要に応じて再ラスタライズ処理を行なって印刷物を得る、という作業が印刷会社などでは一般的に行なわれている。これは、印刷形式がインクジェット方式や電子写真方式であれば、刷版を作成することなく印刷が行なわれるためである。また、刷版を作成していたとしても、印刷を繰り返したことにより刷版の耐久力を越えてしまった場合には、再度刷版を作成するためにページデータの再ラスタライズ処理を必要とする。
しかし、ページデータに対する再ラスタライズ処理によって得られた印刷物には品質上の問題が生じることがあった。
例えば、画像解像度が350dpiの網点化された画像を含むページデータを出力解像度600dpiのインクジェット印刷装置で印刷するために再ラスタライズ処理を行なうと、ラスタライズ化されたページに含まれる画像にはモアレが発生することがあった。あるいは、画像解像度が150dpiの多値画像を出力解像度720dpiのインクジェット印刷装置で印刷するために再ラスタライズ処理を行なうと、ラスタライズ化されたページに含まれる多値画像には拡大による品質の劣化が生じることがあった。
これは、ページデータに含まれる画像データの画像解像度は、印刷機の解像度以上となるように設定されているため、最初のラスタライズ処理時の出力解像度では適切であったにも関わらず、解像度が異なる別の印刷機で印刷を行なうための再ラスタライズ処理では出力解像度が異なることになるために生じる問題である。
このような問題を解決するためには、ページデータに含まれる画像データの画像解像度を、ラスタライズ処理時の出力解像度と一致させることが考えられる。
特許公開2012-98986号
しかし、ページデータに含まれる画像データの画像解像度をラスタライズ処理時の出力解像度と単に一致させたとしても、画像品質の著しい低下は確かに抑制できるものの、やはり画像品質の低下は生じてしまう。
たとえば、網点化されたモノクロ画像の解像度を350dpi→600dpiに変換する場合、一般的に解像度変換処理に使用されるニアレストネイバー法で変換を行なうと、最近傍のドット値を採用するために中間値が生じることがなく、結果として解像度変換時の周期性によるモアレが発生しやすくなるためである。あるいは、多値画像の解像度を300dpi→720dpiに変換する場合、画像を構成する画素の補間処理によっては、画素がそのまま表れてボケた感じになったり、画像のエッジ部分が階段状になるなど、結果として画像の品質が低下するためである。
本発明は上記のような課題を解決するために、ページ画像に含まれる画像データの画像解像度がラスタライズ処理時の出力解像度に適さない場合であっても、好適な印刷結果を得ることができるラスタライズ処理装置、ラスタライズ処理方法、およびラスタライズ処理をコンピュータで実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
[適用例1]
ページ記述言語で記述されたページデータから、記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理装置であって、前記ラスタライズデータを出力するためのラスタライズ条件として、少なくとも前記ラスタライズデータの出力解像度を設定するラスタライズ条件設定手段と、前記ページデータを解析して、前記ページデータに含まれるコンテンツデータを識別するページデータ解析手段と、前記ページデータから識別された前記コンテンツデータのうち、画像を表示するための画像データ(例えば、二値または多値の画像データ)から該画像を表現する画像解像度を取得する画像データ解像度取得手段と、前記ラスタライズ条件の出力解像度と、前記画像データの画像解像度と、を比較する解像度比較手段と、前記解像度比較手段による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記ラスタライズ条件の出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像種別取得手段と、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる処理と、を前記画像データに対して行なう画像データ変換手段と、前記ラスタライズ条件に従い、前記画像データ変換手段で変換された前記画像データ(変換済画像データ)を含む前記ページデータに基づいてラスタライズ処理を行ない、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力手段と、を備える。
[適用例2]
ラスタライズ処理装置であって、前記画像データ変換手段が行なう画像処理は、前記画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理であること、を特徴とする。
[適用例3]
ラスタライズ処理装置であって、前記画像データ変換手段が、前記画像処理に関わる画像処理条件を設定する画像処理条件設定手段と、を備えることを特徴とする。
[適用例4]
ラスタライズ処理装置であって、前記画像データの画像種別が二値画像である場合、前記画像データ変換手段は画像処理としてモアレ低減処理を行なうこと、を特徴とする。
[適用例5]
ラスタライズ処理装置であって、前記画像データの画像種別が多値画像である場合、前記画像データ変換手段は画像処理として高精細化処理を行なうこと、を特徴とする。
[適用例6]
ページ記述言語で記述されたページデータから、記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理方法であって、前記ラスタライズデータを出力するためのラスタライズ条件として、少なくとも前記ラスタライズデータの出力解像度を設定するラスタライズ条件設定工程と、前記ページデータを解析して、前記ページデータに含まれるコンテンツデータを識別するページデータ解析工程と、前記ページデータから識別された前記コンテンツデータのうち、画像を表示するための画像データ(例えば、二値または多値の画像データ)から該画像を表現する画像解像度を取得する画像データ解像度取得工程と、前記ラスタライズ条件の出力解像度と、前記画像データの画像解像度と、を比較する解像度比較工程と、前記解像度比較工程による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記ラスタライズ条件の出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像データ種別取得工程と、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる処理と、を前記画像データに対して行なう画像データ変換工程と、前記ラスタライズ条件に従い、前記画像データ変換工程で変換された前記画像データ(変換済画像データ)を含む前記ページデータに基づいてラスタライズ処理を行ない、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力工程と、を備える。
[適用例7]
表示部と操作部とを備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータのCPUがメモリにおいて実行することにより、前記コンピュータをページ記述言語で記述されたページデータから記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理装置として実現するためのプログラムであって、前記ラスタライズデータを出力するためのラスタライズ条件として、少なくとも前記ラスタライズデータの出力解像度を設定するラスタライズ条件設定ステップと、前記ページデータを解析して、前記ページデータに含まれるコンテンツデータを識別するページデータ解析ステップと、前記ページデータから識別された前記コンテンツデータのうち、画像を表示するための画像データ(例えば、二値または多値の画像データ)から該画像を表現する画像解像度を取得する画像データ解像度取得ステップと、前記ラスタライズ条件の出力解像度と、前記画像データの画像解像度と、を比較する解像度比較ステップと、前記解像度比較ステップによる比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記ラスタライズ条件の出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像データ種別取得ステップと、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる処理と、を前記画像データに対して行なう画像データ変換ステップと、前記ラスタライズ条件に従い、前記画像データ変換手段で変換された前記画像データ(変換済画像データ)を含む前記ページデータに基づいてラスタライズ処理を行ない、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力ステップと、を備える。
[適用例8]
プログラムであって、前記画像データ変換ステップが行なう画像処理は、前記画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理であること、を特徴とする。
[適用例9]
プログラムであって、前記画像データ変換ステップが、前記画像処理に関わる画像処理条件を設定する画像処理条件設定ステップと、を備えることを特徴とする。
[適用例10]
プログラムであって、前記画像データの画像種別が二値画像である場合、前記画像データ変換ステップは画像処理としてモアレ低減処理を行なうこと、を特徴とする。
[適用例11]
プログラムであって、前記画像データの画像種別が多値画像である場合、前記画像データ変換ステップは画像処理として高精細化処理を行なうこと、を特徴とする。
いずれの適用例においても、バイリニア、バイキュービック、および超解像処理のうちのいずれかにより、前記画像データに対して解像度変換処理を行い、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成してもよい。
適用例1では、ラスタライズ処理装置が、ページデータに含まれる画像データの画像解像度とラスタライズ条件の出力解像度とを比較して、「画像解像度<ラスタライズ条件の出力解像度」である場合、画像データの画像種別を取得して該画像種別に基づいた画像処理と、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させる処理と、を伴う画像変換を行なった上で、ページデータのラスタライズ処理を行なうことにより、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例2では、ラスタライズ処理装置の画像データ変換手段が行なう画像処理が、画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理なので、ページデータのラスタライズ処理を行なうことにより、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例3では、ラスタライズ処理装置の画像データ変換手段が、画像処理に関わる画像処理条件を設定する画像処理条件設定手段を備えるので、印刷条件の変更などに適切に従ってページデータのラスタライズ処理を行なうことにより、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例4では、ラスタライズ処理装置の画像データ変換手段が、画像データの画像種別が二値画像である場合には画像処理としてモアレ低減処理を行なうので、ページデータのラスタライズ処理を行なうことにより、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例5では、ラスタライズ処理装置の画像データ変換手段が、画像データの画像種別が多値画像である場合には画像処理として高精細化処理を行なうので、ページデータのラスタライズ処理を行なうことにより、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例6では、ページデータに含まれる画像データの画像解像度とラスタライズ条件の出力解像度とを比較して、「画像解像度<ラスタライズ条件の出力解像度」である場合、画像データの画像種別を取得して該画像種別に基づいた画像処理と、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させる処理と、を伴う画像変換を行なった上で、ページデータのラスタライズ処理を行なうラスタライズ処理方法なので、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例7では、ページデータに含まれる画像データの画像解像度とラスタライズ条件の出力解像度とを比較して、「画像解像度<ラスタライズ条件の出力解像度」である場合、画像データの画像種別を取得して該画像種別に基づいた画像処理と、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させる処理と、を伴う画像変換を行なった上で、ページデータのラスタライズ処理をコンピュータで実行させるので、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例8では、コンピュータが行なうラスタライズ処理の画像データ変換ステップが行なう画像処理が、画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理なので、ページデータのラスタライズ処理を行なって、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例9では、コンピュータが行なうラスタライズ処理の画像データ変換ステップが、画像処理に関わる画像処理条件を設定する画像処理条件設定ステップを備えるので、印刷条件の変更などに適切に従ってページデータのラスタライズ処理を行なって、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例10では、コンピュータが行なうラスタライズ処理の画像データ変換ステップが、画像データの画像種別が二値画像である場合には画像処理としてモアレ低減処理を行なうので、ページデータのラスタライズ処理を行なって、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
適用例11では、コンピュータが行なうラスタライズ処理の画像データ変換ステップが、画像データの画像種別が多値画像である場合には画像処理として高精細化処理を行なうので、ページデータのラスタライズ処理を行なって、画像品質の低下を抑制した好適な印刷結果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態におけるラスタライズ処理装置1の構成図である。 本発明のページデータの構成についての説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるラスタライズ処理装置1において行なわれる 動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるラスタライズ処理装置1における画像データに対する画像処理を説明するための図である。 条件設定メニューJSを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態におけるラスタライズ処理装置1によって、ページデータから作成されたラスタライズデータを説明するための図である。
以下、図面を利用しながら、本発明を実施形態について、説明を行なう。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明に係わるラスタライズ処理装置1の構成を説明するための図である。ラスタライズ処理装置1は、一般的に使用されているパーソナルコンピュータであり、CPU11、表示部12、入力部13、ネットワークI/F14、メディアドライブ15、記憶部16、メモリ17より構成されている。
CPU11は、ラスタライズ処理装置1全体を制御し、特にメディアドライブ15に挿入されたメディアディスク18に記録されているプログラムPをメモリ17において実行することによって、ラスタライズ処理装置1の機能を実現している。
表示部12は、ラスタライズ処理に必要な情報を表示するために使用される。入力部13は、マウスやキーボードで構成されており、ラスタライズ処理装置1に対してオペレータが指示を入力するために使用する。
ネットワークI/F14は、ラスタライズ処理装置1と図示しないネットワークとを接続するためのものである。ネットワークI/F14を介して、ラスタライズ処理装置1はネットワークに接続されている図示しない端末からラスタライズ処理に必要な情報、例えばラスタライズ処理の対象となるページデータ、ラスタライズ処理を行なうためのラスタライズ設定データを受信することができる。
また、図示しないサーバより、ラスタライズ処理装置1の機能を実現するプログラムPをダウンロードすることも可能である。さらに、図示しない出力装置がネットワークを介してラスタライズ処理装置1と接続されている場合には、このネットワークI/F14を介して、出力装置にラスタライズデータを送信できる。
メディアドライブ15は、メディアディスク18に記録されているプログラムPを読み取るために使用する。メディアドライブ15で読み取られたプログラムPにより、ラスタライズ処理装置1の機能が実現される。メディアディスク18はCD-ROM、DVD-ROM、CD-R、DVD-RAMなどの光学ディスクや、USBメモリなどの半導体メモリなどの非一過性の可搬型記録媒体であり、メディアドライブ15はメディアディスク18に対応した読取/書込機構を備えている。
ラスタライズ処理に必要なページデータ、あるいはラスタライズ設定データをメディアディスク18に記録し、メディアドライブ15からラスタライズ処理装置1に取り込むようにしてもよい。あるいは、ラスタライズ処理装置1が生成したラスタライズデータをメディアディスク18に記録するためにメディアドライブ15を使用してもよい。
記憶部16は、メディアドライブ15で読み取られたプログラムPを格納する。また、記憶部16は、ラスタライズ設定データ、ページデータ、あるいはラスタライズデータをも記憶する。
メモリ17は、記憶部16によって記憶されたプログラムPをCPU11が実行するためのワークエリアである。CPU11によってプログラムPが実行された結果、メモリ17において、ラスタライズ条件設定部171、ページデータ解析部172、出力解像度-画像データ解像度比較部173、画像データ変換部174、ラスタライズ処理部175が実現される。
ラスタライズ条件設定部171は、ラスタライズ処理装置1がページデータに対してラスタライズ処理を行なってラスタライズデータを生成する際に使用するラスタライズ条件を設定する。ラスタライズ条件設定部171が設定するラスタライズ条件として、ラスタライズデータの出力解像度が存在する。また、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、さらに特色など印刷されるべきラスタライズデータの色設定、AM/FMなどの網種類などもラスタライズ条件としてラスタライズ条件設定部171で設定される。
ページデータ解析部172は、ラスタライズ処理装置1でラスタライズ処理を行なうページデータの解析を行なう。ページデータの解析とは、ページデータのエラーの有無、ページを表現するために使用されているコンテンツの種類を識別することである。ページデータPDに使用されるコンテンツとしてはJPEGファイル、GIFファイルなどの多値画像を表現するためのCT画像ファイル(CT画像データ)、既に網点化された1bit画像を表現するための1bitTIFFファイル(二値画像データ)などの画像データの他、文字を表現するためのtxtファイル(テキストデータ)などが存在する。ページデータ解析部172はページデータを解析して、後述する画像変換において最適の画像変換を行なうために、ページデータに含まれるコンテンツを識別する。
ページデータ解析部172は、さらに画像データ解像度取得部1721を備えている。画像データ解像度取得部1721は、ページデータ解析部172が識別した画像データにそれぞれ設定されている画像を表現する際の画像解像度を取得する。画像データ解像度取得部1721が取得した画像解像度は、後述する出力解像度-画像解像度比較部173による比較処理に使用される。
出力解像度-画像解像度比較部173は、ラスタライズ条件設定部171で設定されたラスタライズ条件の出力解像度と、画像データ解像度取得部1721が取得したページデータに含まれる画像データの画像解像度とを比較する。ラスタライズデータの出力解像度と画像データの画像解像度とが一致しない場合、特に画像データの画像解像度がラスタライズデータの出力解像度よりも低い場合、ページデータをラスタライズ処理して得たラスタライズデータにおける画像の表現にモアレ発生などの不具合が生じる。そのような不具合が生じるのを防ぐため、出力解像度-画像解像度比較部173はラスタライズ条件の出力解像度と画像データの画像解像度とを比較し、比較の結果画像データの画像解像度がラスタライズ条件の出力解像度よりも低い場合は、後述する画像データ変換部174において、解像度変換を伴う画像データの変換処理が行なわれる。
画像データ変換部174は、ページデータに含まれる画像データの画像解像度がラスタライズ条件の出力解像度よりも低い場合に、解像度変換を伴う画像データの変換処理を行なう。画像データ変換部174で行なわれる画像データの変換処理は、ラスタライズ処理を行なった結果生じるモアレ除去など画像品質の向上を目的としたものである。解像度変換としては、バイリニア、バイキュービック(高)バイキュービック(超)、超解像処理などが、画像データの種類に基づいて行なわれる。また、画像変換としては、ガウスフィルタ、ミィアンフィルタなどのノイズ除去を目的としたフィルタ処理、あるいはアンチエイリアス処理を伴うスーパーサンプリングが行なわれる。
画像データ変換部174は、ページデータに含まれる画像データの種類ごとに画像データ変換を行なうため、二値画像変換部1741と、多値画像変換部1742とを備えている。
二値画像データ変換部1741は、ページデータに含まれる画像データが1bitTIFFファイルなどの二値画像であり、画像データの画像解像度がラスタライズ出力の解像度よりも低い場合に画像データの変換を行なう。ページデータ解析部172でページデータに含まれる画像データを識別した結果、二値画像であって画像データの解像度がラスタライズ条件の出力解像度よりも低い場合、二値画像データ変換部1741は二値画像データに対して解像度変換を伴う画像変換を行なう。
二値画像データ変換部1741が行なう画像変換は、画像データの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度よりも高い解像度に変換してアンチエイリアス処理を行ない、その後ラスタライズ条件の出力解像度と一致させるスーパーサンプリング、あるいは画像データの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させてから行なうフィルタ処理の何れかである。
多値画像データ変換部1742は、ページデータに含まれる画像データがCT画像ファイルなどの多値画像であり、画像データの画像解像度がラスタライズ出力の解像度よりも低い場合に画像データの変換を行なう。
多値画像データ変換部1742が行なう画像変換は、画像データの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させてから行なうフィルタ処理である。
画像データ変換部174で変換された変換済画像データは、後述するラスタライズ処理部175に送られる。
ラスタライズ処理部175は、ラスタライズ条件設定部171で設定されたラスタライズ条件に基づき、ページデータの記述を参照して描画を行ない、ラスタライズデータの生成を行なう。また、ラスタライズ処理部175は、画像データ変換部174で変換された変換済画像データを、ページデータに含まれる画像データと置換して、ラスタライズ処理を行なう。
ラスタライズ処理部175で生成されたラスタライズデータは、記憶部16に記憶され、必要に応じて出力処理に供する。
図2は、ラスタライズ処理装置1がラスタライズ処理の対象とするページデータPDを説明するための図である。ページデータPDは、PostScript、PDFなどのPDLで作成されている。
図2(a)は、ページデータPDが表現する印刷像を示すための図である。なお、本来であれば、印刷物を作成するために必要な余白、アクセサリなども配置されているが、ここでは説明のためそれらを省略している。
図2(a)に示すページデータPDでは、A4サイズの用紙に印刷を行なうため、ページサイズをA4縦210mm×297mmとしている。このA4サイズの領域の中に、原点Oを基準に左下点をオフセット位置O1とする画像1(img1)、同様に左下点をオフセット位置O2とする画像2(img2)、左下点をオフセット位置O3とするテキスト1(txt1)が配置されており、ページデータPDに対してラスタライズ処理を行なって得られたラスタライズデータに基づいてA4縦の印刷用紙に印刷すると、図2(a)に示す印刷物を得ることができる。
図2(b)は、ページデータPDの記述を示すための図である。ページデータPDの記述に基づいて、ラスタライズ出力部175によるラスタライズ処理が行なわれる。
図2(b)は、PDLで記述されており、ここではタグでスタイルを定義するマークアップ言語で表現されている。ページデータPDであることを宣言するタグ<PD>と</PD>の間に、ページサイズ、ページを構成するコンテンツの種類、コンテンツのサイズ、オフセット、使用するインク色数、解像度などをタグによって記述している。
図2(b)に示すページデータPDの記述は、宣言タグの後、ページサイズを示すタグ<size>が記述されている。ここでは、A4縦であることから、「<size>A4,Vertical</size>」と記述されており、ページデータPDのページサイズがA4縦であることを記述している。
続けてページ内に配置されるコンテンツが記述される。コンテンツを示すタグは<obj>であり、ここでは画像1、画像2、テキスト1が配置されているので、「<obj>画像1」、「<obj>画像2」、「<obj>テキスト1」が記述されており、各々の記述の下にコンテンツの属性を示す記述が行なわれている。
画像1についての記述として、<obj>タグの後に<filename>、<size>、<offset>、<reso>、<color>タグによる記述が行なわれる。
<filename>タグは、ファイルネーム及び識別子によるファイルタイプを記述するためのものである。ここでは、画像1のファイル名称が「img1.tif」であることから、<filename>img1.tif</filename>というタグによる記述が行なわれる。この記述により、ファイル名称が「img1」であり、識別子「.tif」からファイルタイプがTIFFファイルであることが明らかになるので、後述するラスタライズ処理ではこの記述を参照して処理を実行する。
<size>タグは、ここでは画像1のページデータPDにおけるレイアウトサイズを記述している。<size>タグで規定するサイズは、mm、ピクセルなど所定の単位で設定可能である。
<offset>タグは、画像1のオフセット位置を記述するためのタグである。ここでは<offset>O1</offset>と記述されていることから、ページデータPDが示すA4領域の原点Oからのオフセット位置「O1」が画像1の左下点となるように画像1が配置されることを示している。オフセット位置O1は、X-Y座標系記述により規定されるが、極座標系記述であってもよい。
<reso>タグは、画像1の画像解像度を記述するためのタグである。ここでは<reso>300dpi</reso>と記述されているので、画像1が「300dpi(dot per inch)」の解像度を有することを示している。<reso>タグで規定する解像度は、dpiの他にlpi(line per inch)、ppm(pixel per meter)など、所定の単位で設定可能である。
<color>タグは、画像1の色を示すための記述である。ここでは<color>mono</color>と記述されていることから、画像1は「モノクロ」であることを示している。また、<fimename>タグの識別子が「tif」であることから画像1がTIFFファイルであることがわかり、この二つのタグから画像1が1bitTIFFファイルである二値画像データであることが明らかとなる。
なお、<color>タグでは、色の記述として「full(CMYK)」、「CM(C,Mインクのみ)」、「C,M,Y,K,Sp(Spは特色)」など、使用するインクの数や種類を記述することができる。
画像1の記述の後は<obj>画像2として、画像2についての記述が行なわれる。画像2についての記述も画像1の記述とほぼ同様であるが、<filename>タグと<color>タグの記述が、画像1とは異なっている。
画像2の<filename>タグが、<filename>img2.jpg</filename>であることから、識別子が「jpg」であり、画像データ2がJPEGデータであることが記述されている。また、<color>タグが、<color>full</color>であることから、画像2がCMYKで印刷されるCT画像データである多値画像データであることが明らかとなる。
画像1、画像2の後は<obj>テキスト1として、テキスト1についての記述が行なわれる。テキスト1についての記述も画像1、2の記述とほぼ同様であるが、<font>タグが存在し、<reso>タグが存在しないことが、画像1、2の記述とは異なっている。
<font>タグは、テキスト1を表現するタイプフェイスを示すための記述である。ここでは<font>タグが、<font>mincho</font>であることから、テキスト1のタイプフェイスが「明朝」であることを示している。
一方、テキスト1には<reso>タグがないので、テキスト1の解像度はラスタライズ条件で設定された出力解像度に依存して、テキスト1を表現するタイプフェイスが描画されることになる。
図3は、ラスタライズ処理装置1の動作を説明するフローチャートである。図2に示すページデータPDについて、ラスタライズ処理装置1のCPU11がプログラムPをメモリ17に展開して、このフローチャートに示す動作を行ない、ラスタライズ処理を実行する。
ステップS1では、ラスタライズ処理装置1のオペレータによる入力部13からの入力に基づいて、ラスタライズ条件設定部171がラスタライズ条件を設定する。設定されるラスタライズ条件としては、ラスタライズ条件の出力解像度、色設定、網種類などであり、特に「出力解像度」の設定は後述するプロセスにて使用される。
ここでは、ラスタライズ条件設定部171が設定したラスタライズ条件として、出力解像度を「600dpi」とする。
ステップS2では、ラスタライズ処理装置1のページデータ解析部172が、ラスタライズ処理装置1に入力されたページデータPDの解析を行なう。ネットワークI/F14を介して、あるいはメディアディスク18を読取ったメディアドライブ15を介して、ラスタライズ処理装置1にページデータPDが入力されると、ページデータ解析部172がページデータPDの記述に基づいてページデータPDの解析を解析し、ページデータPDのエラーの有無を判定する他、ページデータPDに使用されているコンテンツを識別する。ここでは、ページデータPDで使用されているコンテンツが、図2で示したように「画像1(img1.tif)」、「画像2(img2.jpg)」、「テキスト1(txt1.txt)」とする。
ステップS2によるページデータPDの解析の結果、コンテンツの識別が行なわれたならば、全てのコンテンツについて画像変換が完了したか否かを判定するステップS3へ移行する。
ラスタライズ処理装置1は、ラスタライズ処理部175に一時格納されているコンテンツの数と、ページデータPDに含まれているコンテンツの数とを比較することで、コンテンツについての画像変換が完了したか否かを判定する。ステップS3の判定の結果、識別されたコンテンツについて全て画像変換が完了しているならばステップS8へ移行し、画像変換が行なわれていないコンテンツが存在するならばステップS4へ移行する。
ステップS4は、画像変換が行なわれていないコンテンツについて、画像データ解像度取得部1721がページデータPDの記述を参照して、コンテンツである画像データの解像度を取得する。
ラスタライズ処理装置1は、ページデータPDの記述に従って、画像変換が行なわれていないコンテンツについて、画像解像度を取得する。コンテンツでは、<reso>タグによる画像解像度の記述が行なわれているので、画像データ解像度取得部1721は<reso>タグを参照して、画像解像度を取得する。
なお、画像解像度について<reso>タグで記述されていない場合、画像データ解像度取得部1721は、画像データに埋め込まれている解像度を画像解像度として取得するようにしてもよい。
ステップS5で、出力解像度-画像解像度比較部173が、ラスタライズ条件設定部171が設定したラスタライズ条件の出力解像度と、画像データ解像度取得部1721が取得した画像解像度とを比較し、「ラスタライズ条件の出力解像度>画像解像度」の場合、ステップS6へ移行する。
ラスタライズ条件の出力解像度と画像解像度との比較の結果、ラスタライズ条件の出力解像度の方が画像解像度よりも高い場合、画像データに対してラスタライズ処理を行なうと、モアレの発生や粒状化など、さまざまな画像欠陥が生じる可能性がある。そのようなラスタライズ処理に起因する画像欠陥を防ぐため、ステップS5の判定を行ない、「ラスタライズ条件の出力解像度>画像解像度」であれば、後述する画像変換を行なうためのステップS6へ移行する。
一方、比較の結果、「ラスタライズ条件の出力解像度≦画像解像度」あるいはコンテンツがテキストデータであって画像データ解像度取得部1721が画像解像度を取得できなかった場合であれば、画像欠陥は生じにくいので、特別な画像変換は行なわず、ラスタライズ処理装置1は当該コンテンツを変換済画像データとしてラスタライズ処理部175へ送り、ステップS3へ帰還する。
ステップS6では、画像データ変換部174が、コンテンツの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させるとともに、画像データの変換処理を行なう。画像データ変換部174は、画像欠陥が生じ得るコンテンツについて、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させることにより解像度が相違することによって生じる画像欠陥を抑制するとともに、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させることによって生じる欠陥を除去する画像処理を行なって、画像データの変換処理を実行する。詳細は後述する。
ステップS6の画像変換が行なわれたならば、ラスタライズ処理装置1は当該コンテンツを変換済画像データとしてラスタライズ処理部175に送り、ステップS3へ帰還する。
ステップS3〜S6の処理を繰り返し、ページデータPDに含まれる全てのコンテンツについて画像変換が完了したと判定された場合、ステップS7へ移行し、ラスタライズ処理部175がページデータPDのラスタライズ処理を行なう。
ラスタライズ処理部175は、ラスタライズ条件設定部171で設定したラスタライズ条件に基づいて、ページデータPDの記述を参照にラスタライズデータの描画を行なうとともに、ページデータPDで記述されたオフセット位置を参照に、一時格納した変換済画像データを描画したラスタライズデータに配置することで、プログラム記述がされているページデータPDを印刷物を表現するラスタライズデータRDに変換する。
ページデータPDの変換終了後、ラスタライズ処理装置1は、ラスタライズデータRDをネットワークI/F14を介して、あるいはメディアドライブ15によりメディアディスク18に書き込んで、出力する。出力されたラスタライズデータRDは図示しない印刷装置における印刷処理、あるいはCTPにおける刷版作成処理に供される。また、ラスタライズデータRDを一時的に記憶部16に記憶するようにしてもよい。
ステップS6の画像変換の詳細を説明するため、図4を参照する。図4は画像データ変換部174の動作を説明するためのフローチャートである。
図4のフローチャートにおけるステップS61では、画像データ変換部174によって画像変換の設定を行なう。画像データ変換部174は、表示部12に画像変換の条件設定を行なうための条件設定メニューJSを表示する。ラスタライズ処理装置1のオペレータは条件設定メニューJSに対して入力部13による入力を行なうことで、条件設定を行なう。
図5は、画像データ変換部174が表示部12に表示した条件設定メニューJSである。条件設定メニューJSは、画像欠陥入力欄JS1、条件設定欄JS2、フィルタ処理設定欄JS3、OKボタンJS4、cancelボタンJS5を備えている。
画像欠陥入力欄JS1は、画像データ変換部174で変換を行なう目的を入力する欄である。ラスタライズ処理の結果、画像データにモアレが生じたり粒状化が生じたりするのを抑制するために、画像データ変換部174で画像変換を行なうことから、画像変換の目的となる画像欠陥名をラスタライズ処理装置1のオペレータは入力部13を操作して入力する。
条件設定欄JS2は、画像変換を行なう条件を設定する欄である。各項目にはチェックボックスCBが備えられ、複数の条件を選択することができる。例えば、1bitTIFF画像の画像解像度がラスタライズ出力解像度よりも低い場合に画像変換を行なうことを所望する場合、オペレータは条件設定欄JS2の「1bitTIFF」、「出力解像度>画像解像度」のチェックボックスにチェックを入れることにより、画像データ変換部174は1bitTIFFファイルであってラスタライズ条件の出力解像度>画像解像度である画像データに対して、画像変換を行なう。
フィルタ処理設定欄JS3は、画像変換として行なわれるフィルタ処理を設定する欄である。各項目にはラジオボタンRBが設けられ、排他的に条件を選択することができる。例えば、フィルタ処理として「スーパーサンプリング」を所望する場合、オペレータはフィルタ処理設定欄JS3の「スーパーサンプリング」のラジオボタンをチェックすることにより、条件設定欄JS2で設定された条件に該当する画像データに対してスーパーサンプリング処理が行なわれる。
OKボタンJS4は、条件設定メニューJSに対する入力にオペレータが満足した場合に押下するボタンである。OKボタンJS4をオペレータが押下すると、画像データ変換部174は画像欠陥名入力欄JS1に入力された欠陥名称と、条件設定欄JS2、フィルタ処理設定欄JS3で設定された条件設定、フィルタ処理設定とを関連付けて記憶する。
cancelボタンJS5は、オペレータが条件設定メニューJSに対する入力を中断する場合に押下するボタンである。
なお、ステップS61は、図3のステップS1の後、ラスタライズ条件を設定した後に行なうようにしてもよい。
ステップS61において、画像変換の条件設定が完了したならば、ステップS62に移行する。ステップS62において、画像データ変換部174が画像変換の対象とする画像データが1bitTIFFデータであるか否かを判定する。
ステップS61で、条件設定JS2にて「1bitTIFF」が特に指定された場合、ページデータPDの記述を参照して、画像変換の対象となるコンテンツの<filename>の識別子が「.tif」であり、<color>が「モノクロ」であれば、画像データ変換部174は当該コンテンツが二値画像の1bitTIFFデータとして、ステップS63へ移行する。
画像データが1bitTIFFデータではなく、多値画像データとして判定したならば、ステップS64cへ移行する。ステップS64cで、画像データ変換部174は、「ラスタライズ条件の出力解像度>画像解像度」である多値画像データに対して、画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させる解像度変換を行なう。
S64cで行なわれる解像度変換は、バイキュービック法、超解像処理など、ラスタライズ条件の出力解像度と一致させるとともに、多値画像データの高精細化処理を伴う解像度変換である。解像度変換終了後、ステップS65cで画像データに対してフィルタ処理を実行する。フィルタ処理設定欄JS3でフィルタ処理が指定された場合、画像データ変換部174の多値画像変換部1742は画像データに対して当該フィルタ処理を行ない、特に指定されていない場合はデフォルトのフィルタ処理(たとえばボカシ処理)を行なう。
S65cの処理が終了したならば、ステップS68で、画像データ変換部174が処理を行なった画像データを変換済画像データとしてラスタライズ処理部175へ送る。
S62の判定で画像データが「1bitTIFFデータ」として判定された場合、画像データ変換部174は、ステップS61の条件設定メニューJSに対するフィルタ処理設定欄JS3でスーパーサンプリングが設定されているか否かをステップS63で判定する。スーパーサンプリングが設定されていれば、ステップS64aに移行し、設定されていなければ、ステップS64bに移行する。
ステップS64bで行なわれる解像度変換は、バイリニア法、バイキュービック法などの所定の解像度変換で画像データの画像解像度をラスタライズ出力解像度に一致させる。解像度変換終了後、ステップS65bで画像データに対してフィルタ処理を実行する。フィルタ処理設定欄JS3でフィルタ処理が指定された場合、画像データ変換部174の二値画像変換部1741は画像データに対して当該フィルタ処理を行ない、特に指定されていない場合はデフォルトのフィルタ処理(たとえばボカシ処理)を行なう。
S65bの処理が終了したならば、ステップS68で、画像データ変換部174が処理を行なった画像データを変換済画像データとしてラスタライズ処理部175へ送る。
ステップS62の判定で1bitTIFFデータに対してスーパーサンプリングを行なうと判定されたならば、ステップS64aに移行し、画像データ変換部174は当該1bitTIFFデータの画像解像度をラスタライズ出力解像度以上に変換する。画像データ変換部174は、1bitTIFFデータの画像解像度をラスタライズ出力解像度以上に変換するに際して、例えばラスタライズ出力解像度の倍以上の解像度に変換する。ステップS64aの処理終了後、画像データ変換部174は二値画像変換部1741で解像度変換が行なわれた画像データの変換処理を行なう。
ステップS65aでは、二値画像変換部1741が解像度変換が行なわれた画像データに対してアンチエイリアス処理を行なう。二値画像である1bitTIFFデータにしてデジタル的に処理を行なうと、1bitTIFF画像の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまう。このジャギーを軽減し少しでも目立たなくするために、画像の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させるアンチエイリアス処理である。
S65aの二値画像変換部1741によるアンチエイリアス処理終了後、画像データ変換部174がアンチエイリアス処理された画像データの画像解像度をラスタライズ出力解像度と一致するように解像度変換を行なう。
アンチエイリアス処理が行なわれた画像データは、ジャギーを軽減するために中間色による画素補間が行われている。しかし、この画像変換の対象となる画像データは1bitTIFFである二値画像なので、アンチエイリアス処理が行なわれたままの画像データを出力することはできない。そこで、画像データ変換部174が高解像度化された画像データの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させるように低下させることで、高解像度画像の画素を平均化した解像度画像が生成されるので、単に画像データの画像解像度をラスタライズ条件の出力解像度と一致させる解像度変換よりも高品質の画像を得ることができる。
ステップS67aで、フィルタ処理設定欄JS3でフィルタ処理が指定された場合、二値画像変換部1741は画像データに対して当該フィルタ処理を行ない、特に指定されていない場合はデフォルトのフィルタ処理(たとえばボカシ処理)を行なう。
なお、画像データの出力先が多値画像データを出力可能な出力装置である場合は、二値画像変換部1741によるフィルタ処理を行なわず、アンチエイリアス処理が行なわれた多値画像データを出力するようにしてもよい。
S67aの処理が終了したならば、ステップS68で、画像データ変換部174が処理を行なった画像データを変換済画像データとしてラスタライズ処理部175へ送る。
図6は、ラスタライズ処理装置1が、図2に示したページデータPDを図3、図4のフローチャートに基づく動作によってラスタライズデータRDに変換した状態を説明するための図である。
図2のページデータPDでは、画像1(img1.tif)、画像2(img2.jpg)、テキスト1(txt1.txt)が格納されている。ラスタライズ処理装置1は、画像1について、<filename>における識別子が「tif」であり、<color>が「mono」であることから、1bitTIFFファイルである二値画像であり、<reso>が「300dpi」であることから、ラスタライズ条件の出力解像度よりも画像解像度が低いものであると判断し、ステップS62における判定に基づいて画像変換部174によるスーパーサンプリングを伴う画像変換を行うか否かの判定に移行する。フィルタ条件設定欄JS3において「スーパーサンプリング」を行なうことが設定されていたならば、ステップS64aのプロセスに移行して、ラスタライズ処理装置1はimg1.tifに対してスーパーサンプリングを伴う画像変換を行なう。
ラスタライズ処理装置1は、画像2について、<filename>における識別子が「jpg」であり。<color>について「full」であることから、CT画像データである多値画像であり、<reso>が350dpiであることから、画像変換部174による画像変換を行なう。
ラスタライズ処理装置1は、テキスト1について、<filename>における識別子が「txt」であることから、画像変換部174による画像変換対象にはしない。
これらページデータPDのコンテンツは、ラスタライズ処理部175に送られ、ページデータPDの記述に基づくラスタライズ処理が行なわれたラスタライズデータRDに配置される。
図示しているように、ラスタライズ処理における出力解像度が600dpiの場合、600dpiのA4縦を示すページに600dpiの画像1、600dpiの画像2、600dpiのテキスト1が配置されたラスタライズデータRDが作成される。ここで、画像1、画像2については、画像データ変換部174による変換処理が行なわれた結果、画像解像度がラスタライズ条件の出力解像度と一致するとともに、画像欠陥が生じないようなフィルタ処理が行なわれている。
従って、ラスタライズ処理装置1では、印刷を行なう際の印刷機の出力解像度が統一されていなくとも、画像品質の低下を招くことなく適切な印刷を行なうこと可能となる。
〈変形例〉
ここまでの説明では、ラスタライズ処理装置1は一つの装置として説明を行なってきたが、複数のコンピュータが共同して同一の作用を発揮してもよい。
ここまでの説明では、ページデータPDはラスタライズ処理装置1の外部から入力されていたが、ラスタライズ処理装置1が図示しないページデータ作成部を備えることにより、ページデータPDを作成してもよい。
1 ラスタライズ処理装置
11 CPU
12 表示部
13 入力部
14 ネットワークI/F
15 メディアドライブ
16 記憶部
17 メモリ
18 メディアディスク
171 ラスタライズ条件設定部
172 ページデータ解析部
173 出力解像度-画像解像度比較部
174 画像データ変換部
175 ラスタライズ処理部
1721 画像データ解像度取得部
1741 二値画像変換部
1742 多値画像変換部
JS 条件設定メニュー
JS1 画像欠陥入力欄
JS2 条件設定欄
JS3 フィルタ処理設定欄
PD ページデータ
RD ラスタライズデータ

Claims (11)

  1. ページ記述言語で記述されたページデータから、記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理装置であって、
    コンテンツデータとして二値または多値の画像データを含む、ページ記述言語で記述された前記ページデータを解析して、前記コンテンツデータを識別するページデータ解析手段と、
    前記ページデータから識別された前記コンテンツデータに含まれる前記画像データ画像解像度を取得する画像データ解像度取得手段と、
    前記ラスタライズデータの出力解像度を設定する出力解像度設定手段と、
    記出力解像度と、前記画像データの画像解像度とを比較する解像度比較手段と、
    前記解像度比較手段による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像種別取得手段と、
    前記解像度比較手段による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる解像度変換処理と、を前記画像データに対して行ない、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成する画像データ変換手段と、
    記画像データ変換手段で生成された前記変換済画像データで前記ページデータの対応する画像データを置換して、前記ページデータラスタライズ処理することにより、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力手段と、を備えるラスタライズ処理装置。
  2. 請求項1に記載のラスタライズ処理装置であって、
    前記画像データ変換手段が行なう画像処理は、前記画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理であること、を特徴とするラスタライズ処理装置。
  3. 請求項2に記載のラスタライズ処理装置であって、
    前記画像データの画像種別が二値画像である場合、前記画像データ変換手段は画像処理としてモアレ低減処理を行なうこと、を特徴とするラスタライズ処理装置。
  4. 請求項2に記載のラスタライズ処理装置であって、
    前記画像データの画像種別が多値画像である場合、前記画像データ変換手段は画像処理として高精細化処理を行なうこと、を特徴とするラスタライズ処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のラスタライズ処理装置であって、
    前記画像データ変換手段は、バイリニア、バイキュービック、および超解像処理のうちのいずれかにより、前記画像データに対して解像度変換処理を行い、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成すること、を特徴とするラスタライズ処理装置。
  6. ページ記述言語で記述されたページデータから、記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理方法であって、
    コンテンツデータとして二値または多値の画像データを含む、ページ記述言語で記述された前記ページデータを解析して、前記コンテンツデータを識別するページデータ解析工程と、
    前記ページデータから識別された前記コンテンツデータに含まれる前記画像データ画像解像度を取得する画像データ解像度取得工程と、
    前記ラスタライズデータの出力解像度を設定する出力解像度設定工程と、
    記出力解像度と、前記画像データの画像解像度とを比較する解像度比較工程と、
    前記解像度比較工程による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像データ種別取得工程と、
    前記解像度比較工程による比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる解像度変換処理と、を前記画像データに対して行ない、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成する画像データ変換工程と、
    記画像データ変換工程で生成された前記変換済画像データで前記ページデータの対応する画像データを置換して、前記ページデータラスタライズ処理することにより、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力工程と、を備えるラスタライズ処理方法。
  7. 表示部と操作部とを備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータのCPUがメモリにおいて実行することにより、前記コンピュータをページ記述言語で記述されたページデータから記録装置で出力可能なラスタライズデータを出力するラスタライズ処理装置として実現するためのプログラムであって、
    コンテンツデータとして二値または多値の画像データを含む、ページ記述言語で記述された前記ページデータを解析して、前記コンテンツデータを識別するページデータ解析ステップと、
    前記ページデータから識別された前記コンテンツデータに含まれる前記画像データ画像解像度を取得する画像データ解像度取得ステップと、
    前記ラスタライズデータの出力解像度を設定する出力解像度設定ステップと、
    記出力解像度と、前記画像データの画像解像度とを比較する解像度比較ステップと、
    前記解像度比較ステップによる比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像データの画像種別を取得する画像データ種別取得ステップと、
    前記解像度比較ステップによる比較の結果、前記画像データの画像解像度が前記出力解像度より低い場合、前記画像種別に基づいた画像処理と、前記画像解像度を前記出力解像度に一致させる解像度変換処理と、を前記画像データに対して行ない、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成する画像データ変換ステップと、
    記画像データ変換手段で生成された前記変換済画像データで前記ページデータの対応する画像データを置換して、前記ページデータラスタライズ処理することにより、前記ラスタライズデータを出力するラスタライズ出力ステップと、を備えるプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記画像データ変換ステップが行なう画像処理は、前記画像データをラスタライズ処理した場合に生じる画像欠陥を除去する処理であること、を特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記画像データの画像種別が二値画像である場合、前記画像データ変換ステップは画像処理としてモアレ低減処理を行なうこと、を特徴とするプログラム。
  10. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記画像データの画像種別が多値画像である場合、前記画像データ変換手段は画像処理として高精細化処理を行なうこと、を特徴とするプログラム。
  11. 請求項7乃至10のいずれかに記載のプログラムであって、
    前記画像データ変換ステップは、バイリニア、バイキュービック、および超解像処理のうちのいずれかにより、前記画像データに対して解像度変換処理を行い、前記出力解像度と一致する画像解像度の変換済画像データを生成すること、を特徴とするプログラム。
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