JP6612094B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部構造に関し、特に車体後部両側に沿って前後方向に延在するサイドフレーム間にクロスメンバが架け渡される車体後部構造に関する。
従来、自動車等の車体後部には、フロアパネルの両側に沿って前後方向に延在する左右のサイドフレームが設けられ、この左右のサイドフレーム間にクロスメンバが架け渡される。左右のサイドフレームに後輪用のサスペンションが連結される。
左右のサイドフレームを繋ぐクロスメンバは、車体の剛性や強度に寄与する部材であり、主にサイドフレームの折れや捩り等の挙動に対し車幅方向から支持してサイドフレームの変位を抑制するとともに、走行に伴いサスペンションからサイドフレームに繰り返し入力される衝撃荷重を車体全体に分散伝達する。
この種のサスペンションからの荷重が入力されるサイドフレームの剛性を確保する車体構造として特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1の車体構造は、図9に要部平面図を示すように、左右のサイドフレーム101に、クロスメンバ102の両端部102aを前側へ曲折して接続し、クロスメンバ102とサイドフレーム101とを、前後方向に対して斜め方向に延在する補助メンバ103で接続する。このクロスメンバ102の端部102aとサイドフレーム101と補助メンバ103との三部材で囲まれた略三角形の領域にブラケット104を下側から取り付け、このブラケット104にサスペンションのショックアブソーバ105を取り付ける。
これにより、ショックアブソーバ105からの入力荷重がブラケット104を介して補助メンバ103とクロスメンバ102とサイドフレーム101との三部材に分散伝達されてサイドフレーム101の折れや捩り等の変形モードが抑制される。
特許文献2の車体構造は、図10に要部斜視図を示すように、左右のサイドフレーム111と、車幅方向に延在して左右のサイドフレーム111に連結されるとともに後輪用のサスペンションを支持するサスペンションメンバ112と、サスペンションメンバ112に対応する位置で左右のサイドフレーム111間を連結するクロスメンバ113とを有し、クロスメンバ113の両端にサイドフレーム111との接続部分において前後方向に拡大した拡大部113aを有する。
この構成によると、前後方向に拡大した拡大部113aにより、サイドフレーム111と拡大部113aとの接合面積が増大し、サイドフレーム111からクロスメンバ113に伝達される荷重が接続箇所で分散されて伝達され、拡大部113aによって局所的に応力が集中することがなく、サスペンションメンバ112の設置部を補強することができる。
特許第5353372号公報 特開平8−142909号公報
上記特許文献1によると、クロスメンバ102の前側へ曲折する端部102aと、サイドフレーム101と、補助メンバ103とで囲まれた略三角形の領域にブラケット104を取り付け、このブラケット104にショックアブソーバ105を取り付けることで、ショックアブソーバ105からの荷重が補助メンバ103、クロスメンバ102、サイドフレーム101の各部材に分散伝達されてサイドフレーム101の変形が抑制される。
一方、サイドフレーム101には、ショックアブソーバ105以外のサスペンション部材も支持され、これらのサスペンション部材からも支持部分にサスペンション荷重が入力されてサイドフレーム101の捩れや折れ等の挙動が懸念される。この支持部分等を補剛する補剛部材等を別途配設すると、構成が複雑になるとともに車体重量の増加が懸念される。
特許文献2によると、サイドフレーム111とサスペンションメンバ112との接合部に対応する位置においてクロスメンバ113の端部に前後方向に拡大する拡大部113aを有することでサイドフレーム111のサスペンションメンバ112の設置部が補強される。
一方、サイドフレーム111にはサスペンションメンバ112以外のサスペンション部材も支持され、これらのサスペンション部材からもサスペンション荷重が入力されてサイドフレーム101の捩れや折れ等の挙動が懸念される。この支持部分等を補剛する補剛部材等を別途配設すると構成が複雑になる。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、簡単な構成でサスペンション荷重入力に対するサイドフレームの挙動が抑制される車体後部構造を提供することにある。
上記目的を達成する車体後部構造は、車体後部両側に沿って前後方向に伸長する左右の一対のサイドフレームに、車幅方向に伸長するクロスメンバの両端が接続される車体後部構造において、前記クロスメンバの両端に、前記サイドフレーム側に移行するに従って前後方向に拡大する拡大部を形成し、該拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域がそれぞれ異なるサスペンション取付部に向かって伸長することを特徴とする。
この構造によれば、左右のサイドフレームに結合されるクロスメンバの両端に前後方向に拡大する拡大部を有することでサイドフレームとの有効接合面積が確保され、サイドフレームからクロスメンバに荷重伝達される荷重が接続箇所で分散されて伝達され、拡大部によって局部的に応力が集中することがなくクロスメンバに荷重伝達されるとともに、拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域がサスペンション取付部に向かって伸長する簡単な構成でサスペンション取付部に入力される荷重がクロスメンバを介して効率的に車体全体に分散伝達されてサイドフレームに作用する荷重が大幅に軽減され、サイドフレームの捩れや折れ等の挙動が抑制され、車両の操縦安定性の向上が確保できる。
また、前記拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域の少なくとも一方は、前記サイドフレームの湾曲するフレーム曲げ部に向けて伸長することを特徴とする。
この構造によると、サイドフレームに折り曲げ形成されて、荷重が入力された際にサイドフレームの折曲変形の起点となることが懸念されるフレーム曲げ部に作用する荷重が、クロスメンバを介して車体全体に分散伝達され、フレーム曲げ部の荷重が軽減されてフレーム曲げ部の捩れや折れ等の挙動が抑制される。
また、前記前側縁部領域は、前側下面と該前下面の前縁および後縁に沿って折曲形成された前面および前側後面を有する断面コ字状で車幅方向に連続する前側クロスメンバ部であり、前記後側縁部領域は、後側下面と該後側下面の前縁および後縁に沿って折曲形成された後側前面および後面を有する断面コ字状で車幅方向に延在する後側クロスメンバ部であって、前記前側後面と後側前面とが車幅方向に延在する連結部を介して接合するとともに端部に移行するに従って前記前側クロスメンバ部と後側クロスメンバ部が前後方向に分岐し、前記前面に折曲形成された前側フランジおよび後面に折曲形成された後側フランジがフロアパネルに結合し、かつ前記連結部がフロアパネルに結合することを特徴とする。
この構造によると、クロスメンバの前側縁部領域が断面コ字状で車幅方向に連続する前側クロスメンバ部によって構成され、後側縁部領域が断面コ字状で車幅方向に延在する後側クロスメンバ部によって構成され、前面に折曲形成された前側フランジおよび後面に折曲形成された後側フランジがフロアパネルに結合し、前記連結部がフロアパネルに結合することで、前側クロスメンバ部および後側クロスメンバ部の断面形状の変形が拘束されて剛性に優れたクロスメンバが構成され、サイドフレームからの荷重がクロスメンバを介して効率的に車体全体に分散伝達される。
また、前記前側下面と前面とによって折曲形成される前側稜線によって構成される荷重伝経路と、前記後側下面と後面とによって折曲形成される後側稜線によって構成される荷重伝達経路と、前側フランジとフロアパネルとの溶接点配列によって形成される荷重伝達経路と、後側フランジとフロアパネルとの溶接点配列によって形成される荷重伝達経路と、前記拡大部にサスペンション取付部に向けて形成された補強ビードによって形成される荷重伝達経路との内の少なくも1つの荷重伝達経路がサスペンション取付部に向けて伸長することを特徴とする。
この構造によれば、前側下面と前面とによって形成される前側稜線、後側下面と後面とによって形成される後側稜線、前側フランジとフロアパネルとの溶接点配列、後側フランジとフロアパネルとの溶接点配列、補強ビード等によって荷重伝達経路が形成され、荷重伝経路をサスペンション取付部に向けることで、サスペンション取付部支持部に入力される荷重がクロスメンバを介して効率的に車体全体に分散伝達され、サイドフレームに作用する荷重が大幅に軽減され、サイドフレームの捩れや折れ等の挙動が抑制されて車両の操縦操安定性の向上が確保できる。
また、前記連結部とフロアパネルとの溶接点配列延長上において、前記連結部が前記サイドフレームのフランジに結合することを特徴とする。
この構造によると、サイドフレームとクロスメンバとの結合剛性が向上するとともに溶接点配列による強固な荷重伝達経路が構成され、サイドフレームに作用する荷重がクロスメンバを介して効率的に車体全体に分散伝達できる。
この発明によると、クロスメンバの両端に前後方向に拡大する拡大部を有することでサイドフレームとの接合面積が確保され、サイドフレームからクロスメンバに伝達される荷重が接続箇所で分散されて伝達されるとともに、拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域がサスペンション取付部に向かって伸長する簡単な構成でサスペンション取付部に入力される荷重がクロスメンバを介して効率的に車体全体に分散伝達されてサイドフレームに作用する衝撃荷重が大幅に軽減され、サイドフレームの捩れや折れ等の挙動が抑制される。
車両後部における車体フレーム等の概略を示す下面図である。 車両後部の要部下面図である。 車両後部下面の要部斜視図である。 図3の分解斜視図である。 図2のV部拡大図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 中央クロスメンバの斜視図である。 従来の車体構造の要部平面図である。 従来の車体構造の要部斜視図である。
本発明における車体後部構造の一実施の形態を図1乃至図8を参照して説明する。
図1は車体後部における車体フレーム等の概略を示す下面図、図2は車両後部の要部下面図、図3は車両後部下面の要部斜視図、図4は図3の分解斜視図、図5は図3のV部拡大図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は図5のVII−VII線断面図、図8は中央クロスメンバの斜視図である。なお、各図において矢印Ftは車体前方方向を示す。
車体後部は、図1乃至図4に示すように、車体下部両側に沿って延在する左右のサイドシル1の後部に各々前後方向に伸長するサイドフレーム10が接合される。各サイドフレーム10は、内側縦壁11および外側縦壁12の対向する一対の縦壁と、底壁13とを有する上方が開放された断面略コ字状で前後方向に延在し、内側縦壁11および外側縦壁12の上端にフランジ11a、12aが折曲形成される。
各サイドフレーム10は、サイドシル1の後部に沿って前後方向に延在する前部10Aと、前部10Aの後端に連続形成されて後輪の前側から次第に上昇するように傾斜するキックアップ部となる傾斜部10Bと、傾斜部10Bの後端に後方に湾曲乃至曲折するフレーム曲げ部10Cを介して後方に延在する後部10Dとが連続する。サイドフレーム10の後端がリヤスカート15に結合される。
傾斜部10Bの前後方向中間位置における底壁13に後述するサスペンションサブフレームの前端を取付支持する取付部13bがサスペンション留め点Pfとして設定される。このサスペンション留め点Pfには、走行状態に応じてサスペンションサブフレームから上下方向や車幅方向のサスペンション荷重が入力される。
左右のサイドフレーム10の前端間に車幅方向に延在する前端クロスメンバ16が架け渡され、傾斜部10Bの前端に車幅方向に延在する前側クロスメンバ17が架け渡され、後部10Dの前端近傍間に断面コ字状で車幅方向に延在するサスペンションクロスメンバ18が架け渡される。サスペンションクロスメンバ18の車幅方向中央部とリヤスカート15の間に前後方向に延在する補強フレーム19が架け渡される。
このサスペンションクロスメンバ18とサイドフレーム10の底壁13との結合部にサスペンションサブフレームの後端を取付支持する取付部18aがサスペンション留め点Prとして設定される。このサスペンション留め点Prにはサスペンションサブフレームからのサスペンション荷重が入力される。
前側クロスメンバ16とサスペンションクロスメンバ18との間に車幅方向に延在して傾斜部10B間に後述する中央クロスメンバ20が架け渡される。
フロアパネル5が、前端クロスメンバ16、前側クロスメンバ17、サスペンションクロスメンバ18、補強フレーム19および中央クロスメンバ20の上に載置されて左右のサイドフレーム10の間に架け渡される。フロアパネル5の両側が左右のサイドフレーム10のフランジ11aに結合され、後端がリヤスカート15に結合される。
また、各サイドフレーム10の開口が車体前後方向に延在するクロージングプレート6によって閉じられる。このサイドフレーム10およびクロージングプレート6の外側に沿ってホイールハウス7が形成されるサイドストラクチャが設けられる。
サイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cの外側とホイールハウス7との間にサイドフレーム10およびクロージングプレート6等に結合されて配置されるマウントブラケット8によって後述するダンパの上端が取付支持される。この取付部8aの位置がダンパ留め点Pcとなり、ダンパからの上下方向の比較的大きなサスペンション荷重が入力される。
このダンパ留め点Pcに、例えば車両走行の際に、ダンパによって上下方向の衝撃荷重が入力されると、ダンパ留め点Pcから車幅方向に変位したサイドフレーム10にマウントブラケット8等を介して捩りおよび上下方向の荷重が付与される。この際、折曲或いは湾曲形成されるフレーム曲げ部10Cの変形がサイドフレーム10の折曲変形の起点、すなわちサイドフレーム10の折曲変形の切っ掛となることがある。また、同様に車両の後突等によりサイドフレーム10に過剰な荷重が付与された際、フレーム曲げ部10Cがサイドフレーム10の折れ変形の起点となることが懸念される。
次に、左右のサイドフレーム10に架け渡される中央クロスメンバ20を図8および図3等を参照して説明する。
中央クロスメンバ20は、左右のサイドフレーム10間で車幅方向に連続する前側縁部領域となる前側下面22とこの前側下面22の前縁および後縁に沿って延在する前面23および前側後面24を有する上方が開放された断面コ字状で車幅方向に延在する前側クロスメンバ部21と、この前側クロスメンバ部21の後方において車幅方向に連続する後側縁部領域となる後側下面26とこの後側下面26の前縁および後縁に沿って延在する後側前面27および後面28を有する上方が開放された断面コ字状で車幅方向に延在する後側クロスメンバ部25とを有し、前側後面24の上縁と後側前面27の上縁が車幅方に連続する連結部29によって連結されて前側クロスメンバ部21と後側クロスメンバ部25が連続する断面略W字状で車幅方向に連続するクロスメンバ部を有する。前面23および後面28の上縁に沿ってそれぞれ前側フランジ23aと後側フランジ28aが折曲形成される。
このクロスメンバ部は、サイドフレーム10との接合部となる両端おいて前面23および後面28がそれぞれ前側および後側に湾曲して前後方向に拡大する拡大部30が形成される。特に、前方に湾曲する前面23の外方端はサイドフレーム10の内側縦壁11に沿って滑らかに湾曲して前側クロスメンバ17との結合部近傍となる傾斜部10Bの前端近傍に達する。
この拡大部30における前側下面22は端部に移行するに従って前方となるように湾曲する前側縁部領域である前側クロスメンバ部21がサスペンション留め点Pfの方向に向かう。一方、後側下面26は端部に移行するに従って後方となるように緩やかに湾曲する後側縁部領域である後側クロスメンバ部25がフレーム曲げ部10Cおよびダンパ留め点Pcの方向に向かう。さらに前側下面22と後側下面26と間に前側後面24と後側前面27とこれらを連結する連結部29によって略三角形状の凹部が形成される。
この拡大部30における前面23、前側後面24、後側前面27,後面28の外方端はサイドフレーム10の内側縦壁11に当接可能であり、各端に内側壁面11に当接するフランジ23b、24b、27b、28bが折曲形成される。
この拡大部30における前側下面22および後側下面26の端に連続形成されてサイドフレーム10における傾斜部10Bの前端近傍からフレーム曲げ部10Cに亘り底壁13を下方から覆う補剛部31が一体形成され、かつ補剛部31の両側にサイドフレーム10の内側縦壁11および外側縦壁12に当接可能なフランジ31a、31bが折曲形成される。
補剛部31の前端にサスペンション部材、本実施の形態ではトレーリングロッドの前端を取付支持するサスペンション取付部となるトレーリングロッド取付部32aが形成され、サイドフレーム10の傾斜部10Bの前後方向中央部に形成された取付部13bに対応した前後位置に、この取付部13bとともにサスペンションサブフレームの前端を取付支持するサスペンション取付部となる取付部32bが形成される。この取付部13b、32bがサスペンション留め点Pfとなる。
また、前側クロスメンバ部21の車幅方向に延在する前側下面22の端部がビード状に***するとともに伸長して補剛部31の取付部32bに連続する。また、後側下面26の端部は、ビード状に***するとともに補剛部31に沿って湾曲して伸長して取付部32bに連続する。
さらに、前側クロスメンバ部21の車幅方向に延在する前側下面22の前端と前面23との連続部が折曲して曲げ剛性に優れた前側稜線FLが形成され、前側稜線FLは拡大部30において緩やかに前方に湾曲してサスペンション留め点Pfに向いて延在する。換言すると車幅方向に延在して曲げ剛性に優れた前側稜線FLの延長上にサスペンション留め点Pfが設定される。
一方、後側下面26の後端と後面28との連続部に折曲形成されて車幅方向に連続する後側稜線RLが形成され、後側稜線RLは拡大部30において緩やかに後方に湾曲してダンパ留め点Pcおよびサイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cに向いて延在する。換言すると、車幅方向に延在する曲げ剛性に優れた後側稜線RLの延長上にダンパ留め点Pcおよびフレーム曲げ部10Cが設定される。
このように構成され中央クロスメンバ20は、図4に示すように車体下方から前側クロスメンバ部21および後側クロスメンバ部25のクロスメンバ部がフロアパネル5に対向するとともに左右の各補剛部31がそれぞれ左右のサイドフレーム10の傾斜部10Bに対峙する。この状態から、図3に示すように左右の補剛部31をサイドフレーム10の傾斜部10Bに嵌合させて底壁13に重ねるとともに前側クロスメンバ部21の前側フランジ23a、後側クロスメンバ部25の後側フランジ28aおよび連続部29をフロアパネル5の下面に当接させて車体下面にセットする。
このセットされた中央クロスメンバ20は、左右の補剛部31が前側クロスメンバ17の結合により剛性が確保された傾斜部10Bの前端からフレーム曲げ部10Cに亘る傾斜部10Bの略全範囲の底壁13を覆うとともに、サイドフレーム10の取付部13bに補剛部31の取付部32bが重なり、かつ拡大部30における前面23、前側後面24、後側前面27、後面28の外方端に折曲形成した各フランジ23b、24b、27b、28bおよび補剛部31の内側に形成したフランジ31aがサイドフレーム10の内側縦壁11に当接する。また、補剛部材31の外側のフランジ31bが外側縦壁12に当接して中央クロスメンバ20の車幅方向の移動が規制される。さらに、中央クロスメンバ20の連結部29が車幅方向に亘ってほぼ直線状でフロアパネル5の下面に当接し、かつ図6に示すよう連結部29の端部29aがサイドフレーム10の内側縦壁11に折曲されたフランジ11aにクロージングプレート6とともに重なる。
さらに、後側クロスメンバ部25の車幅方向に延在する後側下面26は、ダンパ留め点Pcおよびサイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cに向けて伸長されて後側下面26の延長上にダンパ留め点Pcおよびフレーム曲げ部10Cが位置する。また、後側下面26の後端と後面28との連続部に折曲形成されて緩やかに後方に湾曲する後側稜線RLがダンパ留め点Pcおよびサイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cに向けて延在する状態となる。
このセットされた中央クロスメンバ20は、図5にスポット溶接点を×印で示すように、補剛部31の両側が前側クロスメンバ17の結合によって剛性が確保される傾斜部10Bの前端近傍からフレーム曲げ部10Cに亘る底壁13にスポット溶接されて、補剛部31によって傾斜部10Bが略全長に亘って補剛される。
また、前面23に沿って折曲形成された前側フランジ23aがフロアパネル5に、車幅方向に沿って複数点でスポット溶接される。特に拡大部30においては前側フランジ23aに倣って溶接点配列が前方に湾曲するとともに比較的小さい溶接ピッチ、或いは次第に小ピッチとなるピッチ間隔でフロアパネル5にスポット溶接され、その溶接点配列方向が平面視状態においてサスペンション留め点Pfに向かって延在する。換言するとスポット溶接点配列の延長上にサスペンション留め点Pfが設定される。
一方、後面28に沿って折曲形成された後側フランジ28aがフロアパネル5に車幅方向に沿って複数点でスポット溶接される。特に拡大部30においては溶接点配列が後側フランジ28aに沿って次第に後方に湾曲するとともに比較的小さい溶接ピッチ、或いは次第に小ピッチとなるピッチ間隔でフロアパネル5にスポット溶接され、その溶接点配列が平面視状態においてサイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cおよびダンパ留め点Pcを向くように設定される。換言するとその溶接点列の延長上にフレーム曲げ部10Cおよびダンパ留め点Pcが設定される。
車幅方向に延在する連結部29がフロアパネル5に車幅方向に沿った直線状に複数点でスポット溶接される。特に拡大部30においては連続部29が比較的小ピッチでフロアパネル5にスポット溶接され、連結部29の端部29aにおいては図6に示すようにサイドフレーム10の内側縦壁11に折曲するフランジ11aにクロージングプレート6とともにスポット溶接される。
この構成により、サイドフレーム10の前側クロスメンバ17が結合されて剛性が確保された傾斜部10Bの前端からフレーム曲げ部10Cに亘る広範囲が補剛部31によって補剛される。一方、中央クロスメンバ20の両端に、サイドフレーム10との接合部分において、車両前後方向に拡大する拡大部30を有することでサイドフレーム10との接合面積が確保されてサイドフレーム10に付加された荷重が中央クロスメンバ20に伝達される際に、拡大部30に局部的に応力が集中することがなく、中央クロスメンバ20に円滑に荷重伝達され、傾斜部10Bの前端からフレーム曲げ部10Cに亘るトレーリングロッド取付部32a、サスペンション留め点Pf、マウントブラケット8の取付部等の設置範囲が効率的に補強される。
さらに、中央クロスメンバ20の連結部29とフロアパネル5と車幅方向に直線状の溶接点配列でスポット溶接し、端部29aにおいてサイドフレーム10のフランジ11aとスポット溶接することで、サイドフレーム10の傾斜部10Bおよびフレーム曲げ部10Cに作用する荷重を連結部29に沿って中央クロスメンバ20およびフロアパネル5等に効率的に分散伝達する荷重伝達経路aが形成されるとともに、拡大部30における前側クロスメンバ部21および後側クロスメンバ部25の断面形状の変形が拘束される。
拡大部30における前側下面22と前面23とによって折曲形成される剛性に優れた前側稜線FLの延長線上にサスペンション留め点Pfが設定され、この前側稜線FLによってサスペンション留め点Pfに作用する荷重を中央クロスメンバ20に伝達する荷重伝達経路bが形成される。
拡大部30において前側フランジ23aとフロアパネル5が車幅方向に沿って複数点でスポット溶接され、その溶接点配列の延長線上にサスペンション留め点Pfが設定されることで、この溶接点配列によってサスペンション留め点Pfに作用荷重を中央クロスメンバ20およびフロアパネル5に分散伝達する荷重伝達経路cが形成される。
さらに、拡大部30における後側下面26と後面28とによって折曲形成される後側稜線RLの延長線上にフレーム曲げ部10Cおよびダンパ留め点Pcが設定され、この後側稜線RLによってダンパ留め点Pcに入力されてサイドフレーム10に作用する荷重およびフレーム曲げ部10Cに作用する荷重を中央クロスメンバ20に分散伝達する荷重伝達経路dが形成される。また、フレーム曲げ部10Cに作用する荷重を中央クロスメンバ20に伝達する荷重伝達経路dが形成される。
同様に、後側フランジ28aとフロアパネル5が車幅方向に沿って複数点でスポット溶接され、その溶接点配列の延長線上にフレーム曲げ部10Cおよびダンパ留め点Pcが設定されることで、この溶接点配列によってダンパ留め点Pcに入力される荷重およびフレーム曲げ部10Cに作用する荷重を中央クロスメンバ20およびフロアパネル5に分散伝達する荷重伝達経路eが形成される。
ここで、左右のサイドフレーム10間に架け渡されるサスペンションサブフレームを備えたサスペンションの一概要を説明する。
このサスペンションは、前後方向に延在する左右の一対の側部フレームと、左右の側部フレーム間に架け渡される前部フレームおよび後部フレームとからなる矩形枠状乃至井桁枠状のサスペンションサブフレームと後輪を回転自在に支持するハウジングを備える。
このサスペンションサブフレームは、各側部フレームの前端が弾性ブッシュ等のマウント部材を介在してサイドフレーム10の傾斜部10Bおよび中央クロスメンバ20の補剛部31の取付部13b、32bに取り付けられ、後端が弾性ブッシュ等のマウント部材を介してサイドフレーム10とサスペンションクロスメンバ18との結合部の取付部18aに取り付けることで車体下面に配置される。
補剛部31の前端に設定されたトレーリングロッド取付部32aに前端が揺動可能に支持されて後端がハウジングに連結されるトレーリングアームと、サブフレームに内方端が揺動可能に支持されて外方端がハウジングに連結されるロアリンクおよびアッパリンクと、下端がハウジングに揺動可能に結合されて上端がマウントブラケット8の取付部8aに取付支持されるダンパとを備え、ダンパは伸縮作用で衝撃を吸収するコイルスプリングおよびコイルスプリングの作用を抑制するオイルダンパなどのショックアブソーバとから構成される。なお、ダンパの詳細の構成については説明を省略する。
このサスペンションにより、車両走行等による後輪から繰り返し伝達される上下方向の衝撃荷重は、ハウジングからダンパを介してマウントブラケット8、すなわちダンパ留め点Pcで受け止められてマウントブラケット8が結合するサイドフレーム10に伝達される。
また、ハウジングからロアリンクおよびアッパリンクを介してサスペンションサブフレームに車幅方向および上下方向の衝撃荷重が伝達されて、サスペンションサブフレームからサスペンションサブフレームが取り付け支持される左右のサイドフレーム10の傾斜部10Bにおける取付部13bと補剛部31の取付部32bおよび後部10Dの取付部18a、すなわちサスペンション留め点Pf、Prに分散伝達される。
更に、ハウジングからの前後方向の衝撃荷重がトレーリングロッドを介して傾斜部10Bの下端近傍のトレーリングロッド取付部32aに荷重伝達される。
一方、後面衝突等によって、サイドフレーム10に後端に所定以上の衝撃荷重が入力された際には、サイドフレーム10の後部が潰れ変形、いわゆる軸壊して衝撃荷重を吸収するとともに、フレーム曲げ部10Cが上方に折曲変形等が誘発される。
次に、このように構成された車体後部構造の作用を図2及び図5を参照して説明する。
この構造によると、左右のサイドフレーム10に架け渡される前側クロスメンバ17の結合によって剛性が確保された傾斜部10Bの前端からフレーム曲げ部10Cに亘る傾斜部10Bのトレーリングロッド取付部32a及びサスペンション留め点Pfを含む略全範囲が補剛され、かつサイドフレーム10との接合部分において中央クロスメンバ20の両端に前後方向に拡大する拡大部30を有することで、傾斜部10Bの前端からフレーム曲げ部10Cに至るトレーリングロッド取付部32a、サスペンション留め点Pf、マウントブラケット8の取付部等の設置範囲が効率的に補剛できる。
さらに、車両走行に伴うサスペンションからサイドフレーム10に入力される入力荷重を、サイドフレーム10から中央クロスメンバ20に円滑に分散伝達することで、サイドフレーム10の捩れや折れ等の挙動が有効的に抑制できる。
例えば、車両走行に伴いダンパ41からマウントブラケット8に比較的大きな衝撃荷重が入力、すなわちダンパ留め点Pcに上下方向の荷重が入力された際には、マウントブラケット8等を介してサイドフレーム10の傾斜部10Bやフレーム曲げ部10C等に捩りや上下方向の荷重が付与される。
ここで、サイドフレーム10の傾斜部10Bに結合される中央クロスメンバ20の拡大部30における伸長方向がダンパ留め点Pcおよびフレーム曲げ部10Cに向けて設定された後側稜線RLによって形成された荷重伝達経路d、および伸長方向がダンパ留め点Pcおよびフレーム曲げ部10Cに向かう後側フランジ28aとフロア5とをスポット溶接するスポット溶接配列によって形成された荷重伝達経路eによってダンパ留め点Pcおよびフランジ曲げ部10Cに入力される衝撃荷重が中央クロスメンバ20に分散伝達され、中央クロスメンバ20から、フロア5や他方のサイドフレーム10および前側クロスメンバ17、サスペンションクロスメンバ18等の各クロスメンバ等によって車体の広範囲に分散伝達される。これによりダンパ留め点Pcからマウントブラケット8等を介してサイドフレーム10の傾斜部10Bやフレーム曲げ部10Cに伝達される荷重が大幅に低減されてサイドフレーム10の捩れや折れの挙動が低減される。
また、フレーム曲げ部10Cに作用する荷重が、中央クロスメンバ20を介して車体全体に分散伝達されフレーム曲げ部10Cに作用する荷重が軽減されて、フレーム曲げ部10Cの捩れや折れ等の挙動が抑制される。
また、車両走行に伴いサスペンションサブフレームからサスペンションサブフレームの前端が結合される傾斜部10Bの取付部13bおよび補剛部31の取付部32b、すなわちサスペンション留め点Pfに捩りや上下方向の荷重が付与される。
ここで、サイドフレーム10の傾斜部10Bに結合される中央クロスメンバ20の拡大部30における車幅方向に延在して伸長方向がサスペンション留め点Pfに向けて設定された前側稜線FLによる荷重伝達経路b、および伸長方向がサスペンション留め点Pfに向か前側フランジ23aとフロアパネル5とをスポット溶接するスポット溶接配列によって形成された荷重伝達経路cによってサスペンション留め点Pfに入力される衝撃荷重が中央クロスメンバ20に分散伝達され、中央クロスメンバ20から車体の広範囲に分散伝達される。これによりサスペンション留め点Pfからサイドフレーム10の傾斜部10Bに伝達される荷重が大幅に低減されてサイドフレーム10の捩れや折れの挙動が低減される。
さらに、トレーリングロッドを介して傾斜部10Bの下端近傍のトレーロングロッド取付部32aに入力され荷重は、補剛部31を介して傾斜部10Bの広範囲および傾斜部10Bの下端近傍に結合される前側クロスメンバ17等に分散伝達され、強固に受け止めることができる。
また、サスペンションサブフレームからサスペンションサブフレームの後端が結合される取付部18a、すなわちサスペンション留め点Prに入力される荷重は、取付部18aが剛性が確保されたサイドフレーム10の後部10Dとサスペンションクロスメンバ18の結合部に設定され、サイドフレーム10およびサスペンションクロスメンバ18等に分散伝達されて強固に受け止めることができる。
このように車両走行に伴いサスペンションから種々の荷重がダンパ留め点Pc、サスペンション留め点Pf、Prおよびトレーリングロッド取付部32a等のサスペンション支持部に衝撃荷重が入力された際に、これらのサスペンション支持部に入力された荷重を中央クロスメンバ20等を介して効率的に車体全体に分散伝達することで、サイドフレーム10に作用する衝撃荷重が大幅に軽減され、サイドフレーム10の捩れや折れ等の挙動が抑制され、車両の操縦安定性の向上が確保できる。
一方、後突等によりサイドフレーム10の後端に衝撃荷重が入力された際には、サイドフレーム10の傾斜部10に連結されて後側下面25、後側稜線LRおよび後側フランジ28aとフロア5との溶接点配列がフレーム曲げ部10Cに向いた中央クロスメンバ20もよってサイドフレーム10の挙動が抑制されてサイドフレーム10の安定した潰れ変形、いわゆる軸壊による衝撃吸収が実行される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上記実施の形態では後側クロスメンバ25の後側下面26、後側稜線RL、後側フランジ28aとフロア5との溶接点配列がともにサイドフレーム10のフレーム曲げ部10Cおよびサスペンション留め点Prを向くように設定したが、後側下面26、後側稜線RL、溶接点配列の何れか1つ或いは2つのみをサスペンション留め点Prあるいはフレーム曲げ部10Cに向くようにすることもできる。同様に、前側稜線FLおよび前側フランジ23aとフロアパネル5との溶接点配列の何れか一方のみをサスペンション留め点Pfに向くように設定することもできる。また、拡大部にサスペンション取付部に向けて伸長する補剛ビームを設け、サスペンション取付部に作用する荷重を中央クロスメンバに荷重伝達する荷重伝達経路を形成することもできる。
5 フロアパネル
8 マウントブラケット
8a 取付部
10 サイドフレーム
10C フレーム曲げ部
11 内側縦壁
11a フランジ
12 外側縦壁
13 底壁
13b 取付部
20 中央クロスメンバ(クロスメンバ)
21 前側クロスメンバ部(前側縁部領域)
23a 前側フランジ
23b フランジ
25 後側クロスメンバ部(後側縁部領域)
27b フランジ
28a 後側フランジ
29 連結部
30 拡大部
31 補剛部
32a トレーリングロッド取付部
32b 取付部
FL 前側稜線
RL 後側稜線
Pc ダンパ留め点
Pf、Pr サスペンション留め点

Claims (6)

  1. 車体後部両側に沿って前後方向に伸長する左右の一対のサイドフレームに、車幅方向に伸長するクロスメンバの両端が接続される車体後部構造において、
    前記クロスメンバの両端に、前記サイドフレーム側に移行するに従って前後方向に拡大する拡大部を形成し、該拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域がそれぞれ異なるサスペンション取付部に向かって伸長し、
    前記前側縁部領域は、前側下面と前面とによって折曲形成される前側稜線が前記異なるサスペンション取付部の一方からの荷重伝達経路を構成し、
    前記後側縁部領域は、後側下面と後面とによって折曲形成される後側稜線が前記異なるサスペンション取付部の他方からの荷重伝達経路を構成することを特徴とする車体後部構造。
  2. 車体後部両側に沿って前後方向に伸長する左右の一対のサイドフレームに、車幅方向に伸長するクロスメンバの両端が接続される車体後部構造において、
    前記クロスメンバの両端に、前記サイドフレーム側に移行するに従って前後方向に拡大する拡大部を形成し、該拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域がそれぞれ異なるサスペンション取付部に向かって伸長し、
    前記前側縁部領域は、前側フランジとフロアパネルとの溶接点配列が前記異なるサスペンション取付部の一方からの荷重伝達経路を構成し、
    前記後側縁部領域は、後側フランジとフロアパネルとの溶接点配列が前記異なるサスペンション取付部の他方からの荷重伝達経路を構成することを特徴とする車体後部構造。
  3. 前記拡大部の前側縁部領域および後側縁部領域の少なくとも一方は、前記サイドフレームの湾曲するフレーム曲げ部に向けて伸長することを特徴とする請求項1又は2に記載の車体後部構造。
  4. 前記前側縁部領域は、前側下面と該前下面の前縁および後縁に沿って折曲形成された前面および前側後面を有する断面コ字状で車幅方向に連続する前側クロスメンバ部であり、
    前記後側縁部領域は、後側下面と該後側下面の前縁および後縁に沿って折曲形成された後側前面および後面を有する断面コ字状で車幅方向に延在する後側クロスメンバ部であって、
    前記前側後面と後側前面とが車幅方向に延在する連結部を介して接合するとともに端部に移行するに従って前記前側クロスメンバ部と後側クロスメンバ部が前後方向に分岐し、前記前面に折曲形成され前側フランジおよび後面に折曲形成された後側フランジがフロアパネルに結合し、かつ前記連結部がフロアパネルに結合することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車体後部構造。
  5. 前記前側下面と前面とによって折曲形成される前側稜線によって構成される荷重伝経路と、
    前記後側下面と後面とによって折曲形成される後側稜線によって構成される荷重伝達経路と、
    前側フランジとフロアパネルとの溶接点配列によって形成される荷重伝達経路と、
    後側フランジとフロアパネルとの溶接点配列によって形成される荷重伝達経路と、
    前記拡大部にサスペンション取付部に向けて形成された補強ビードによって形成される荷重伝達経路との内の少なくも1つの荷重伝達経路がサスペンション取付部に向けて伸長することを特徴とする請求項に記載の車体後部構造。
  6. 前記連結部とフロアパネルとの溶接点配列延長上において、前記連結部が前記サイドフレームのフランジに結合することを特徴とする請求項4又は5に記載の車体後部構造。
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