以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係るトイレユニットを表す斜視図である。
図1(a)及び図1(b)に表したように、水回り機器の一例であるトイレユニット10は、トイレ本体100と、リモコン装置200と、を備える。トイレ本体100は、洋式腰掛便器110(以下、便器110と称す)と、その上に設けられた衛生洗浄装置120(トイレ装置)と、を備える。
リモコン装置200は、本体部202と、本体部202に設けられた操作部204と、を有する。操作部204は、例えば、複数設けられる。リモコン装置200は、トイレ室の壁面などに取り付けられた状態で使用され、各操作部204の操作を検出し、操作された操作部204に応じた無線信号を衛生洗浄装置120に送信する。衛生洗浄装置120は、リモコン装置200から送信された無線信号を受信し、その無線信号に応じた動作を実行する。このように、リモコン装置200は、使用者の操作に応じて、所定の動作の実行を衛生洗浄装置120に指示し、衛生洗浄装置120を遠隔操作する。
衛生洗浄装置120とリモコン装置200との間の無線通信には、例えば、赤外光を用いた赤外線通信が用いられる。リモコン装置200は、例えば、赤外光の光信号を衛生洗浄装置120に送信する。衛生洗浄装置120は、光信号を受信し、光信号に応じた動作を実行する。衛生洗浄装置120とリモコン装置200との間の赤外線通信に用いられる赤外光の波長は、例えば、0.7μm〜2.5μm程度である。
便器110は、ボウル部112を有する。ボウル部112は、便器110の上部に設けられる。ボウル部112は、便器110の上面110aよりも凹んだ凹状である。ボウル部112は、使用者から***された汚物や尿などを受ける。また、ボウル部112は、内部に水を貯留し、排水管から悪臭や害虫類などが室内に侵入することを防ぐ。
衛生洗浄装置120は、本体部122と、便座124と、便蓋126と、を有する。便座124と便蓋126とは、本体部122に対して開閉可能にそれぞれ軸支されている。便蓋126は、閉じた状態において便座124の上方を覆う。なお、便蓋126は、必ずしも設けられていなくてもよい。図1(a)は、便蓋126が開いた状態を表している。図1(b)では、便宜的に便座124及び便蓋126の図示を省略している。
衛生洗浄装置120は、例えば、衛生洗浄機能、局部乾燥機能、便座暖房機能、及び脱臭機能などの種々の機能を有する。衛生洗浄機能は、便座124に座った使用者の「おしり」などを洗浄する洗浄動作を行う機能である。局部乾燥機能は、便座124に座った使用者の「おしり」などに温風を吹き付けることにより、衛生洗浄によって濡れた「おしり」などを乾燥させる乾燥動作を行う機能である。便座暖房機能は、便座124の着座面を適温に温める便座加熱動作を行う機能である。脱臭機能は、ボウル部112内の脱臭を行う機能である。
衛生洗浄機能では、例えば、使用者の操作に応じて、人体局部に向けて洗浄水を吐水するノズル130を本体部122から便器110のボウル部112内に進出させる。そして、ノズル130の先端付近に設けられた吐水口から洗浄水を噴射する。これにより、使用者の「おしり」などを洗浄することができる。ノズル130は、衛生洗浄機能を実行していない状態では、本体部122内に収納される。
また、衛生洗浄機能は、例えば、使用者の「おしり」に向けて洗浄水を噴射するおしり洗浄機能と、女性局部に向けて洗浄水を噴射するビデ洗浄機能と、を含む。衛生洗浄機能では、冷水のみならず、ヒータなどによって加熱した温水を洗浄水として吐水口から噴射することもできる。
本体部122は、便器110の上部後方に設置される。本体部122の前面は、例えば、ボウル部112の開口端の形状に沿って凹状に湾曲する。本体部122の前面には、ノズルダンパー136と温風ダンパー138とが設けられている。ノズルダンパー136は、ノズル130を進出及び後退させる開口部を覆う閉止部材である。温風ダンパー138は、ノズルダンパー136の右側に並べて配置されている。温風ダンパー138は、局部乾燥用の温風の吹出口を覆う閉止部材である。ノズルダンパー136及び温風ダンパー138は、例えば、本体部122に回動可能に支持されている。
ノズルダンパー136は、例えば、支持軸を中心に回転することにより、開口部を覆う閉じ位置と、開口部を露出させる開き位置との間で移動する。ノズルダンパー136は、衛生洗浄機能を実行していない待機状態において、閉じ位置に保持される。そして、ノズルダンパー136は、衛生洗浄機能の実行によってノズル130が進出する際に、開き位置に移動する。
温風ダンパー138は、例えば、支持軸を中心に回転することにより、吹出口を覆う閉じ位置と、吹出口を露呈させる開き位置との間で移動する。温風ダンパー138は、局部乾燥機能を実行していない待機状態において、閉じ位置に保持される。そして、温風ダンパー138は、局部乾燥機能の実行によって使用者の「おしり」などに温風を吹き付ける際に、開き位置に移動する。
また、本体部122の上部には、受信部140と、表示部144と、が設けられている。受信部140は、本体部122の上部後方に設けられる。受信部140は、リモコン装置200から送信された赤外光の光信号を受信する。表示部144は、本体部122の上部前方に設けられる。表示部144は、衛生洗浄装置120の動作の状態を表示する。受信部140の位置は、光信号の受信が可能な任意の位置でよい。表示部144の位置は、使用者が見易い任意の位置でよい。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る受信部及び表示部の一例を表す平面図である。
図2(a)に表したように、受信部140は、例えば、赤外線透過窓141と、受光素子142と、を有する。赤外線透過窓141は、本体部122に設けられた開口を塞ぐように取り付けられ、リモコン装置200から送信された赤外光の光信号を透過させる。受光素子142は、赤外線透過窓141と対向して設けられ、赤外線透過窓141を介して本体部122の外側から入射する光信号を受光する。受光素子142は、例えば、上方を向いて本体部122内に設けられる。これにより、天井などで反射した光信号を適切に受光することができる。受光素子142には、例えば、赤外光に対して感度を有するフォトダイオードが用いられる。
図2(b)に表したように、表示部144は、複数の表示窓145a〜145dと、複数の発光素子146a〜146dと、を有する。各表示窓145a〜145dは、本体部122に設けられた開口を塞ぐように取り付けられる。各表示窓145a〜145dは、可視光に対して光透過性を有する。各発光素子146a〜146dは、各表示窓145a〜145dと対向して設けられ、各表示窓145a〜145dを介して本体部122の外側に向けて可視光を照射する。
このように、表示部144は、各発光素子146a〜146dの点灯及び消灯により、衛生洗浄装置120の動作の状態を表示する。表示部144は、例えば、衛生洗浄装置120が運転状態か否か、便座124の加熱を行っているか否か、衛生洗浄装置120が節電状態か否か、ボウル部112やノズル130の洗浄を行っているか否かなどを表示する。表示部144が表示する情報は、上記に限ることなく、衛生洗浄装置120の動作の状態に関する任意の情報でよい。
図3は、第1の実施形態にかかる衛生洗浄装置の要部構成を表すブロック図である。
図3では、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図3に表したように、衛生洗浄装置120は、導水部150を有する。導水部150は、水道や貯水タンクなどの給水源WSからノズル130に至る管路150aを有する。導水部150は、管路150aにより、給水源WSから供給された水をノズル130に導く。管路150aは、例えば、以下に説明する電磁弁151、熱交換器ユニット154、流路切替部161などの各部と、これらの各部を接続する複数の配管や流路と、によって形成される。
導水部150には、電磁弁151が設けられている。電磁弁151は、開閉可能な電磁バルブであり、本体部122の内部に設けられた制御部170からの指令に基づいて水の供給を制御する。換言すれば、電磁弁151は、管路150aを開閉する。電磁弁151を開状態にすることにより、給水源WSから供給された水が、管路150aに流れる。
電磁弁151の下流には、調圧弁152が設けられている。調圧弁152は、給水圧が高い場合に、管路150a内の圧力を所定の圧力範囲に調整する。調圧弁152の下流には、逆止弁153が設けられている。逆止弁153は、管路150a内の圧力が低下した場合などに、逆止弁153よりも上流側への水の逆流を抑制する。
逆止弁153の下流には、熱交換器ユニット154(加熱部)が設けられている。熱交換器ユニット154は、ヒータを有し、給水源WSから供給された水を加熱して例えば規定の温度まで昇温する。すなわち、熱交換器ユニット154は、温水を生成する。
熱交換器ユニット154は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器であり、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式熱交換器と比較すると、短い時間で水を規定の温度まで昇温させることができる。なお、熱交換器ユニット154は、瞬間加熱式の熱交換器には限定されず、貯湯加熱式の熱交換器であってもよい。また、加熱部は、熱交換器に限ることなく、例えば、マイクロ波加熱を利用するものなど、他の加熱方式を用いたものでもよい。
熱交換器ユニット154は、制御部170と接続されている。制御部170は、例えば、使用者によるリモコン装置200の操作に応じて熱交換器ユニット154を制御することにより、リモコン装置200で設定された温度に水を昇温する。
熱交換器ユニット154の下流には、流量センサ155が設けられている。流量センサ155は、熱交換器ユニット154から吐出された水の流量を検知する。すなわち、流量センサ155は、管路150a内を流れる水の流量を検知する。流量センサ155は、制御部170に接続されている。流量センサ155は、流量の検知結果を制御部170に入力する。
流量センサ155の下流には、電解槽ユニット156が設けられている。電解槽ユニット156は、内部を流れる水道水を電気分解することにより、水道水から次亜塩素酸を含む液(機能水)を生成する。電解槽ユニット156は、制御部170に接続されている。電解槽ユニット156は、制御部170による制御に基づいて、機能水の生成を行う。
電解槽ユニット156において生成される機能水は、例えば、銀イオンや銅イオンなどの金属イオンを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット156において生成される機能水は、電解塩素やオゾンなどを含む溶液であってもよい。あるいは、電解槽ユニット156において生成される機能水は、酸性水やアルカリ水であってもよい。
電解槽ユニット156の下流には、バキュームブレーカ(VB)157が設けられている。バキュームブレーカ157は、例えば、水を流すための流路と、流路内に空気を取り込むための吸気口と、吸気口を開閉する弁機構と、を有する。弁機構は、例えば、流路に水が流れている時に吸気口を塞ぎ、水の流れの停止とともに吸気口を開放して流路内に空気を取り込む。すなわち、バキュームブレーカ157は、導水部150に水の流れが無い時に、管路150a内に空気を取り込む。弁機構には、例えば、フロート弁が用いられる。
バキュームブレーカ157は、上記のように管路150a内に空気を取り込むことにより、例えば、管路150aのバキュームブレーカ157よりも下流の部分の水抜きを促進させる。バキュームブレーカ157は、例えば、ノズル130の水抜きを促進する。このように、バキュームブレーカ157は、ノズル130内の水を抜いてノズル130内に空気を取り込むことにより、例えば、ノズル130内の洗浄水やボウル部112内に溜まった汚水などが、給水源WS(上水)側に逆流してしまうことを抑制する。
バキュームブレーカ157の下流には、圧力変調装置158が設けられている。圧力変調装置158は、導水部150の管路150a内の水の流れに脈動または加速を与え、ノズル130やノズル洗浄室162の吐水部から吐水される水に脈動を与える。すなわち、圧力変調装置158は、管路150a内を流れる水の流動状態を変動させる。圧力変調装置158は、制御部170に接続されている。圧力変調装置158は、制御部170による制御に基づいて、水の流動状態を変動させる。
圧力変調装置158の下流には、流量調整部160が設けられている。流量調整部160は、水勢(流量)の調整を行う。流量調整部160の下流には、流路切替部161が設けられている。流路切替部161は、ノズル130やノズル洗浄室162への給水の開閉や切替を行う。流量調整部160及び流路切替部161は、1つのユニットとして設けてもよい。流量調整部160及び流路切替部161は、制御部170に接続されている。流量調整部160及び流路切替部161の動作は、制御部170によって制御される。
流路切替部161の下流には、ノズル130、ノズル洗浄室162、及び噴霧ノズル163が設けられている。ノズル130は、ノズルモータ131からの駆動力を受け、便器110のボウル部112内に進出したり後退したりする。つまり、ノズルモータ131は、制御部170からの指令に基づいてノズル130を進退させる。
ノズル洗浄室162は、その内部に設けられた吐水部から機能水あるいは水を噴射することにより、ノズル130の外周表面(胴体)を洗浄する。噴霧ノズル163は、洗浄水や機能水をミスト状にしてボウル部112に噴霧する。この例では、人体を洗浄するためのノズル130とは別に噴霧ノズル163を設けている。これに限ることなく、ミスト状の液体をボウル部112に噴霧するための吐水口をノズル130に設けてもよい。
また、流路切替部161の下流には、おしり洗浄流路161aと、やわらか洗浄流路161bと、ビデ洗浄流路161cと、が設けられている。おしり洗浄流路161a及びやわらか洗浄流路161bは、導水部150を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット156において生成された機能水をノズル130のおしり洗浄吐水口へ導く。ビデ洗浄流路161cは、導水部150を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット156において生成された機能水をノズル130のビデ洗浄吐水口へ導く。
また、流路切替部161の下流には、表面洗浄流路161dと、噴霧用流路161eと、が設けられている。表面洗浄流路161dは、導水部150を介して給水源WSから供給された水や電解槽ユニット156において生成された機能水をノズル洗浄室162の吐水部へ導く。噴霧用流路161eは、導水部150を介して給水源WSから供給される水や電解槽ユニット156において生成された機能水を噴霧ノズル163に導く。
制御部170は、流路切替部161を制御することにより、おしり洗浄流路161a、やわらか洗浄流路161b、ビデ洗浄流路161c、表面洗浄流路161d、及び噴霧用流路161eの各流路の開閉を切り替える。このように、流路切替部161は、ビデ洗浄吐水口、おしり洗浄吐水口、ノズル洗浄室162、及び噴霧ノズル163などの複数の吐水口のそれぞれについて、管路150aに連通させた状態と、管路150aに連通させない状態と、を切り替える。
制御部170には、受信部140と表示部144とが接続されている。受信部140は、受光素子142が受光した光信号を電気信号に変換し、制御部170に入力する。これにより、リモコン装置200の各操作部204において行われた操作指示が、衛生洗浄装置120の制御部170に入力される。制御部170は、入力された操作指示に応じた動作を実行する。
制御部170は、表示部144に接続され、各発光素子146a〜146dの点灯及び消灯を制御する。
衛生洗浄装置120は、電源回路171と、便座ヒータ172と、便蓋開閉駆動部173と、温風ファン174と、脱臭ファン175と、をさらに有する。電源回路171は、電力供給源PSに接続され、電力供給源PSから供給される電力を衛生洗浄装置120の各部に対応した電力に変換し、変換後の電力を各部に供給する。電力供給源PSは、例えば、商用電源である。電源回路171は、例えば、交流電力を直流電力に変換し、直流電力を各部に供給する。制御部170は、電源回路171からの電力供給に応じて動作する。
便座ヒータ172は、例えば、便座124の内面に設けられ、便座124を内側から加熱することにより、便座124を所定の温度に温める。便座ヒータ172のオン・オフは、制御部170によって制御される。制御部170は、例えば、便座ヒータ172のオン・オフや、便座ヒータ172に供給する電力量などを制御することにより、リモコン装置200で設定された温度に便座124の温度を調節する。
便蓋開閉駆動部173は、便蓋126に駆動力を伝達することにより、便蓋126を開閉させる。便蓋開閉駆動部173は、制御部170に接続され、制御部170からの指示に応じて便蓋126を開閉する。
温風ファン174は、温風ダンパー138に温風を供給する。温風ファン174は、制御部170に接続され、制御部170からの指示に応じて駆動することにより、温風ダンパー138に温風を供給する。制御部170は、リモコン装置200からの局部乾燥機能の実行の指示に応じて、温風ファン174を駆動する。これにより、使用者の指示に応じて、温風ダンパー138から温風が吹き出される。
脱臭ファン175は、例えば、ボウル部112内の空気を吸引し、フィルタなどを通して臭気を除去した後、本体部122の外部に排出することにより、ボウル部112内の脱臭を行う。脱臭ファン175は、制御部170に接続され、制御部170からの指示に応じて駆動することにより、ボウル部112内の脱臭を行う。制御部170は、リモコン装置200からの脱臭機能の実行の指示に応じて、脱臭ファン175を駆動する。これにより、使用者の指示に応じて、ボウル部112内の脱臭が行われる。
図4は、第1の実施形態に係るリモコン装置を表す平面図である。
図4に表したように、リモコン装置200は、本体部202と、複数の操作部204と、を有するとともに、赤外線照射窓205と、発光素子206(光発電素子)と、表示部208と、を有する。
本体部202は、例えば、直方体状である。各操作部204は、本体部202の前面202aに設けられる。本体部202の前面202aは、本体部202において、壁面に取り付けられる面と反対側の面である。換言すれば、前面202aは、リモコン装置200の取付壁面と実質的に同じ方向を向く面である。これにより、各操作部204を操作し易くすることができる。例えば、複数の操作部204の一部は、本体部202の上面202bに設けてもよい。本体部202の形状は、直方体状に限ることなく、任意の形状でよい。
各操作部204は、例えば、押しボタンスイッチである。各操作部204には、例えば、おしり洗浄の開始を指示するおしり洗浄ボタン、ビデ洗浄の開始を指示するビデ洗浄ボタン、局部乾燥の開始を指示する乾燥ボタン、衛生洗浄機能や局部乾燥機能の停止を指示する停止ボタン、衛生洗浄時に噴射される洗浄水の勢いを調節するための流量調節ボタン、ノズル130の位置を調節するためのノズル位置調節ボタンなどが含まれる。
赤外線照射窓205は、赤外光に対して透過性を有する。赤外線照射窓205は、本体部202の上面202bに設けられている。この例では、2つの赤外線照射窓205が本体部202に設けられる。各赤外線照射窓205は、本体部202の上面202bにおいて、幅方向に並べて設けられる。各赤外線照射窓205は、本体部202の上面202bにおいて、幅方向の両端部に設けられる。幅方向とは、より詳しくは、リモコン装置200の取付壁面と平行な水平方向である。
発光素子206は、赤外線照射窓205と対向して本体部202内に設けられる。この例では、2つの赤外線照射窓205のそれぞれに対応した2つの発光素子206が、本体部202内に設けられる。各発光素子206は、本体部202の幅方向に並ぶ。各発光素子206は、本体部202の幅方向の両端部に設けられる。各発光素子206は、赤外光を照射する。各発光素子206は、各赤外線照射窓205を介して本体部202の外側に向けて赤外光を照射する。各発光素子206は、本体部202に上方に向けて設けられる。各発光素子206は、本体部202の上方に向けて赤外光を照射する。
リモコン装置200は、各操作部204のいずれかが操作された際に、操作された操作部204に対応する光信号を各発光素子206から送信し、衛生洗浄装置120の受信部140に入射させる。これにより、リモコン装置200の各操作部204の操作に応じた動作が、衛生洗浄装置120で実行される。
この際、上方に向けて各発光素子206を本体部202に設ける。これにより、各発光素子206から送信される光信号を、トイレ空間の天井に向けて発信することができ、天井での反射を介して衛生洗浄装置120の受信部140に光信号を適切に入射させることができる。
赤外線照射窓205及び発光素子206の数は、2つに限ることなく、1つでもよいし、3つ以上でもよい。赤外線照射窓205及び発光素子206の位置は、上記に限ることなく、衛生洗浄装置120の受信部140に光信号を適切に入射させることができる任意の位置でよい。
表示部208は、本体部202の前面202aに設けられる。表示部208は、各種の設定などの種々の情報を表示する。表示部208には、液晶ディスプレイなどの周知のディスプレイが用いられる。表示部208は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
図5は、第1の実施形態に係るリモコン装置の電気的構成を表すブロック図である。
図5に表したように、リモコン装置200は、制御部210と、電源回路212と、切替部214と、光検出回路216と、をさらに有する。
制御部210には、各操作部204が接続されている。各操作部204は、制御部210に所定の操作指示を入力する。制御部210は、各操作部204から入力された操作指示に応じて、リモコン装置200の各部を統括的に制御する。
また、制御部210には、表示部208が接続されている。制御部210は、表示部208の表示を制御する。制御部210は、例えば、各操作部204から入力された操作指示に応じて、表示部208の表示を制御する。
電源回路212には、電池218が接続されている。電池218は、リモコン装置200の本体部202に着脱可能に取り付けられ、電源回路212に直流電力を供給する。電源回路212は、電池218から供給された直流電力を変換し、変換後の直流電力を制御部210などの各部に供給する。電源回路212は、例えば、電池218の直流電力を制御部210に対応した電圧値の直流電力に変換し、制御部210に供給する。制御部210は、電源回路212からの電力供給に応じて動作を開始する。なお、リモコン装置200の電源は、電池に限ることなく、商用電源などでもよい。
切替部214及び光検出回路216は、発光素子206に対応して設けられる。従って、この例では、2つの発光素子206に対応した2つの切替部214及び2つの光検出回路216がリモコン装置200に設けられている。各切替部214のそれぞれの構成は、実質的に同じである。各光検出回路216のそれぞれの構成は、実質的に同じである。従って、ここでは、1つの切替部214及び光検出回路216についてのみ説明する。
切替部214は、発光素子206及び光検出回路216に接続されるとともに、抵抗220を介して電源電圧Vccに接続されている。電源電圧Vccは、例えば、電源回路212から供給される直流電圧である。切替部214は、発光素子206のアノードに接続されている。切替部214は、発光素子206のアノードの接続先を、電源回路212と光検出回路216とに切り替える。また、切替部214は、制御部210に接続されている。切替部214による接続経路の切り替えは制御部210によって制御される。
発光素子206のカソードは、共通電位に設定されている。発光素子206のカソードは、例えば、接地されている。これにより、発光素子206のアノードの接続先を電源回路212側にした場合には、電源電圧Vccが発光素子206のアノードに供給され、発光素子206から赤外光が照射される。
発光素子206は、赤外光を照射する発光素子として機能するとともに、本体部202の外側から入射する光の光量に応じて発電を行う光発電素子としても機能することが知られている。発光素子206のアノードの接続先を光検出回路216側にした場合には、発光素子206の発電量が、光検出回路216に入力される。発光素子206のアノードの接続先を光検出回路216側にした場合には、発光素子206が光起電モード(太陽電池モード)で動作する。
光検出回路216は、例えば、比較器217を有する。比較器217は、非反転入力端子と、反転入力端子と、を有する。比較器217の非反転入力端子は、切替部214に接続されている。従って、発光素子206のアノードの接続先を光検出回路216側にした場合には、発光素子206の発電量が、比較器217の非反転入力端子に入力される。
比較器217の反転入力端子には、基準信号REFが入力されている。これにより、比較器217は、発光素子206の発電量が基準信号REF以上である場合には、Hi(例えば+5V)を出力し、発光素子206の発電量が基準信号REF未満である場合には、Lo(例えば0V)を出力する。比較器217は、より詳しくは、発光素子206に発生した光電流を、電流値の基準信号REFと比較し、その比較結果を出力する。
発光素子206の発電量が基準信号REF以上である場合には、本体部202の周囲の照度が所定値以上であると考えることができる。そして、発光素子206の発電量が基準信号REF未満である場合には、本体部202の周囲の照度が所定値未満であると考えることができる。このように、光検出回路216は、発光素子206の発電量に応じて、本体部202の周囲の照度が所定値以上であるか否かを検出する。
光検出回路216は、制御部210に接続されている。光検出回路216は、検出結果を制御部210に入力する。光検出回路216には、例えば、セイコーインスツル株式会社製のS−5470シリーズが用いられる。これにより、例えば、リモコン装置200の待機状態における消費電力を抑制することができる。
制御部210は、状態変化検知モードと、動作実行モードと、を有する。制御部210は、状態変化検知モードにおいては、発光素子206に発電を行わせ、光検出回路216に本体部202の周囲の照度を検出させる。そして、制御部210は、動作実行モードにおいては、発光素子206に赤外光を照射させる動作を実行する。すなわち、この例において、制御部210は、衛生洗浄装置120との赤外線通信を動作実行モードの所定の動作として実行する。
制御部210は、状態変化検知モードにおいて、照度が所定値以上であると検出された際に、状態変化検知モードから動作実行モードに切り替わり、所定の動作が終了した後、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る。この例では、動作実行モードに切り替わった後、衛生洗浄装置120との赤外線通信が終了した後、状態変化検知モードに戻る。
例えば、一般住宅におけるトイレや浴室などの水回り空間においては、日中でも照度が低く、照明を点灯させて利用する場合が多い。従って、照度が所定値未満である場合には、トイレユニット10が使用されていない待機状態であると考えることができる。そして、照度が所定値未満の状態から所定値以上の状態に切り替わった場合には、使用者がトイレユニット10の使用を開始したと考えることができる。換言すれば、トイレユニット10が待機状態から使用状態に切り替わったと考えることができる。状態変化検知モードは、換言すれば、トイレユニット10の待機状態から使用状態への変化、及び、使用状態から待機状態への変化を検知するためのモードである。
リモコン装置200の制御部210は、照度が所定値未満である場合、例えば、通常時よりも消費電力を低下させた節電制御を実行する。制御部210は、照度が所定値未満である場合、例えば、表示部208への電力供給を停止させ、表示部208をオフ状態にする。これにより、表示部208をオン状態にし続ける場合よりも待機時における消費電力を抑制することができる。
衛生洗浄装置120の制御部170は、例えば、リモコン装置200から光検出回路216の検出結果を受信し、照度が所定値未満である場合、通常時よりも消費電力を低下させた節電制御を実行する。制御部170は、照度が所定値未満である場合、例えば、表示部144や便座ヒータ172をオフ状態にする。これにより、衛生洗浄装置120においても、待機時における消費電力を抑制することができる。
この例では、リモコン装置200が、2つの発光素子206と、2つの光検出回路216と、を有する。照度の検出は、各発光素子206及び各光検出回路216の双方を用いて行ってもよいし、いずれか一方のみで行ってもよい。衛生洗浄装置120への光信号の送信は、各発光素子206の双方を用いて行ってもよいし、いずれか一方のみで行ってもよい。
図6は、第1の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すタイミングチャートである。
図6及び図7に表したように、リモコン装置200の制御部210は、電源回路212から電力が供給されると、まず状態変化検知モードで動作を開始する(図6のステップS101)。すなわち、制御部210は、切替部214を制御し、発光素子206のアノードの接続先を光検出回路216側にすることにより、本体部202の周囲の照度が所定値以上であるか否かを光検出回路216に検出させる。
制御部210は、光検出回路216によって状態変化が検知されたか否かを判定する。すなわち、比較器217の出力がHiになったか否かを判定する(図6のステップS102)。状態変化が検知されていない場合、制御部210は、光検出回路216の検出結果の判定を繰り返す。この際、制御部210は、節電制御を行う。例えば、表示部208をオフ状態にする。同様に、衛生洗浄装置120の制御部170は、状態変化が検知されていない場合、節電制御を行い、表示部144及び便座ヒータ172をオフ状態にする。
制御部210は、光検出回路216によって状態変化が検知された場合、各操作部204の操作が検出されたか否かを判定する(図6のステップS103)。また、制御部210は、光検出回路216によって状態変化が検知された場合、例えば、一時的に状態変化検知モードから動作実行モードに切り替わり、状態変化の検知を表す光信号を発光素子206から送信してもよい。衛生洗浄装置120の制御部170は、状態変化の検知を表す光信号を受信すると、例えば、便座ヒータ172の加熱を開始し、便座124を所定の温度に温めるとともに、表示部144に動作状態を表示する。制御部170は、例えば、状態変化の検知に応答して、便蓋開閉駆動部173を駆動し、便蓋126を閉じ状態から開き状態に変化させてもよい。
制御部210は、各操作部204のいずれかの操作が検出された場合、切替部214を電源回路212側に切り替えることにより、動作実行モードへ移行する(図6のステップS104、図7の時刻t11)。
リモコン装置200の制御部210は、動作実行モードへ移行すると、操作された操作部204の操作指示に対応した光信号を発光素子206から送信する(図6のステップS105、図7の時刻t11〜t12)。衛生洗浄装置120の制御部170は、光信号を受信すると、その光信号の操作指示に対応した動作を実行する。これにより、リモコン装置200の各操作部204の操作に応じて、衛生洗浄装置120が遠隔操作される。
制御部210は、光信号の送信を行った後、光信号の送信終了から所定時間が経過したか否かを判定する(図6のステップS106)。制御部210は、所定時間が経過していない場合、続いて各操作部204の操作が検出されたか否かを判定する(図6のステップS107)。制御部210は、操作が検出されていない場合には、ステップS106に戻り、光信号の送信終了から所定時間が経過したか否かを判定する。制御部210は、各操作部204のいずれかの操作が検出された場合には、ステップS105に戻り、操作された操作部204の操作指示に対応した光信号を発光素子206から送信する。そして、制御部210は、光信号の送信終了から所定時間が経過した場合、動作実行モードから状態変化検知モードに切り替わる(図6のステップS108、図7の時刻t13)。換言すれば、ステップS101に戻る。
制御部210は、光検出回路216によって、本体部202の周囲の照度が所定値未満と検出された場合、節電制御を開始し、表示部208をオフ状態にする。この際、制御部210は、一時的に状態変化検知モードから動作実行モードに切り替わり、照度が所定値未満であることを表す光信号を発光素子206から送信してもよい。衛生洗浄装置120の制御部170は、照度が所定値未満であることを表す光信号を受信すると、例えば、便座ヒータ172の加熱の停止、表示部144の表示の停止、及び、便蓋126の閉じ動作などを実行する。
このように、水回り機器の一実施形態であるリモコン装置200は、発光素子206の発電量を基に、本体部202の周囲の照度が所定値以上であるか否かを検出するとともに、発光素子206から光信号を送信する動作を実行する。すなわち、発光素子206を用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を発光素子206によって兼用することができる。従って、発光素子206を用いた動作を行う場合にも、周囲の状態の変化を検知するための検知センサなどを別途設ける必要がなく、発光素子206を用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を簡単な構成で実現することができる。
リモコン装置200では、状態の変化を検知するための検知センサなどを設ける必要がなく、部品点数を抑制することができる。これにより、例えば、リモコン装置200の大型化や製造コストを抑制することができる。また、検知センサのために透過窓などを別途設ける必要が無く、リモコン装置200の意匠性を向上させることもできる。
また、発光素子206を本体部202に上方に向けて設けることにより、発光素子206から送信される光信号を、トイレ空間の天井に向けて発信することができ、天井での反射を介して衛生洗浄装置120の受信部140に光信号を適切に入射させることができる。
さらに、制御部210は、状態変化検知モードにおいて、照度が前記所定値以上であると検出された際に、操作指示の入力に応答して動作実行モードに切り替わり、操作指示に対応した光信号を発光素子206から送信するので、例えば、赤外線通信の送信部に用いられる発光素子206を照度の検出に兼用させた場合に、各操作部204からの操作指示の入力に応答して、適切に光信号の送信を行うことができる。
また、上記実施形態のトイレユニット10では、リモコン装置200で検出された照度の結果を衛生洗浄装置120に入力し、衛生洗浄装置120の制御部170が状態変化の検知に応答して便蓋126の開閉などの所定の動作を実行する。これにより、例えば、状態検知の検知センサなどを衛生洗浄装置120から省略することができる。また、人体検知センサなどを衛生洗浄装置120に設けた場合には、例えば、ドアの外側を通過した人間などを誤検出してしまう可能性がある。これに対し、照度で検知を行う場合には、ドアの外側を通過する人間などの誤検出を抑制することができる。
図8は、第1の実施形態に係るリモコン装置の変形例を表すブロック図である。
図8に表したように、この例のリモコン装置240は、記憶部242をさらに有する。なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明を省略する。
記憶部242には、履歴情報244が記憶されている。履歴情報244は、2つの光検出回路216による照度の検出結果を記憶する。履歴情報244は、例えば、所定値以上の状態から所定値未満の状態に変化するタイミング、所定値未満の状態から所定値以上の状態に変化するタイミング、及び、それらの各タイミングが発生した日時を関連付けて記憶する。
記憶部242は、制御部210に接続されている。履歴情報244は、例えば、制御部210によって生成される。制御部210は、例えば、各光検出回路216の出力状態が変化する毎に、状態の変化の情報と、変化が発生した日時の情報と、を関連付けて記憶部242に記憶させることにより、履歴情報244を生成する。
図9(a)及び図9(b)は、トイレユニットの設置例を表す平面図である。
図9(a)及び図9(b)に表したように、トイレ空間TS(設置空間)の壁面WLに取り付けられるリモコン装置240では、本体部202の幅方向に並ぶ2つの発光素子206において、トイレ空間TSの入口ETに近い側の発光素子206と、トイレ本体100(衛生洗浄装置120)に近い側の発光素子206と、が生じる。図9(a)及び図9(b)に表した例では、紙面上側に位置する発光素子206が、入口ETに近く、紙面下側に位置する発光素子206が、衛生洗浄装置120に近い。
制御部210は、記憶部242に記憶された履歴情報244を基に、2つの発光素子206について、トイレ空間TSの入口ETに近い発光素子206と、衛生洗浄装置120に近い発光素子206と、の識別を行う。
例えば、トイレ空間TSの入口ETに近い側の発光素子206では、扉の開閉などにより、遠い側に比べて、照度が所定値以上と検出される可能性が高い。従って、制御部210は、例えば、2つの光検出回路216の照度の検出結果において、照度が所定値以上と検出された頻度(回数)に差がある場合、頻度の高い側を、入口ETに近い側と識別する。
また、例えば、トイレ空間TSの入口ETに近い側の発光素子206では、遠い側よりも先に照度が所定値以上となり、かつ遠い側よりも後に所定値未満となる可能性が高い。従って、制御部210は、例えば、2つの光検出回路216の照度の検出結果において、検出のタイミングが異なる場合、照度が所定値以上と検出されている期間が長い側を、入口ETに近い側と識別する。
制御部210は、上記のように、入口ETに近い発光素子206と、衛生洗浄装置120に近い発光素子206と、を識別した場合、衛生洗浄装置120に近い側の発光素子206からのみ、光信号の送信を行う。これにより、2つの発光素子206の双方から光信号を出力する場合に比べて、光信号の送信にともなう消費電力を抑制することができる。また、衛生洗浄装置120に近い側から送信することで、一方の発光素子206からのみ光信号を送信する場合にも、光信号を適切に衛生洗浄装置120の受信部140に受信させることができる。
また、制御部210は、上記のように、入口ETに近い発光素子206と、衛生洗浄装置120に近い発光素子206と、を識別した場合、入口ETに近い側の発光素子206のみで、照度の検出を行う。これにより、例えば、消費電力を抑制しつつ、適切に状態の変化を検知することができる。また、入口ETに近い発光素子206で照度の検出を行い、衛生洗浄装置120に近い発光素子206で光信号の送信を行う。これにより、例えば、照度の検出と光信号の送信とを同時に行うことができる。
さらに、制御部210は、上記の識別結果から、リモコン装置240の本体部202の取り付けの向きを識別する。制御部210は、例えば、リモコン装置240がトイレ本体100に対して右側の壁面WLに取り付けられているか、左側の壁面WLに取り付けられているか、を識別する。制御部210は、例えば、入口ETに近い側が、前方を向いていると判断し、取り付けの向きを識別する。そして、制御部210は、識別した向きに応じて、動作を変更する。制御部210は、例えば、識別した向きに応じて、各操作部204の操作指示の内容や表示部208の表示内容を変更する。
例えば、ノズル130の位置を調節するためのノズル位置調節ボタンにおいては、使用者から見て前方に位置する操作部204が前進になり、使用者から見て後方に位置する操作部204が後退になるように、リモコン装置240の本体部202の取り付けの向きに応じて、各操作部204の操作指示の内容を変更する。
これにより、例えば、誤操作を抑制し、リモコン装置240の使い勝手を向上させることができる。また、各光検出回路216の照度の検出結果を基に、本体部202の向きを自動的に識別して動作を変更することにより、設定の作業などを省略することができる。例えば、取り付け時の作業性を向上させることができる。
なお、トイレ空間TSの入口ETに近い発光素子206と、衛生洗浄装置120に近い発光素子206と、の識別は、各操作部204の操作などにより、手動で設定できるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態に係るリモコン装置を表す平面図である。
図10に表したように、リモコン装置250は、複数の発光部252a〜252fを有する。各発光部252a〜252fは、本体部202の前面202aに設けられている。各発光部252a〜252fは、可視光を照射することにより、リモコン装置250の動作の状態を表示する。
図11は、第2の実施形態に係るリモコン装置の電気的構成を表すブロック図である。 図11に表したように、リモコン装置250は、発光素子254を有する。発光素子254は、例えば、発光部252aに用いられる。発光素子254は、可視光を照射する。発光素子254は、例えば、本体部202の内部に設けられ、本体部202に設けられた開口や透過窓などを介して、本体部202の外側に向けて可視光を照射する。発光素子254の照射する可視光の波長は、例えば、380nm〜750nm程度である。
発光素子254は、切替部214に接続されている。すなわち、この例では、上記第1の実施形態で示した赤外光を照射する発光素子206が、可視光を照射する発光素子206に置き換えられている。このように、光発電素子は、赤外光を照射する発光素子206に限ることなく、可視光を照射する発光素子254でもよい。
制御部210は、状態変化検知モードにおいて、照度が所定値以上であると検出された際に、発光素子254からの可視光の照射を所定の動作として実行する。すなわち、制御部210は、発光部252aでの動作状態の表示を所定の動作として実行する。
他の発光部252b〜252fは、図示を省略した発光素子を有し、発光素子から可視光を照射することによって、動作状態の表示を行う。発光部252b〜252fの各発光素子、及び、赤外光を照射する発光素子206は、制御部210において点灯及び消灯が制御可能に構成される。なお、発光素子254は、他の発光部252b〜252fに用いてもよい。また、切替部214及び光検出回路216を複数設け、各発光部252a〜252fの複数の箇所において照度を検出できるようにしてもよい。
図12は、第2の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すフローチャートである。
図13は、第2の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すタイミングチャートである。
図12及び図13に表したように、リモコン装置250の制御部210の動作において、ステップS201〜ステップS204は、上記第1の実施形態に関して説明したステップS101〜ステップS104と実質的に同じであるから、詳細な説明は、省略する。なお、この例において、制御部210は、本体部202の周囲の照度が所定値未満である場合に、例えば、各発光部252a〜252fの発光の停止を節電制御として実行する。
制御部210は、照度が所定値以上であると検出され、かつ各操作部204のいずれかの操作に応答して動作実行モードへ移行した後、操作された操作部204に対応する発光部252a〜252fを発光させ、対応する発光部252a〜252fから所定時間可視光を照射する(図12のステップS205、図13の時刻t21〜t22)。また、この際、制御部210は、操作された操作部204の操作指示に対応した光信号を発光素子206から送信する。なお、例えば、電池218の残量を表示する発光部252fなど、各操作部204の操作と関係のない発光部については、照度が所定値以上と判定された時点において、発光させてもよい。
制御部210は、対応する発光部252a〜252fを所定時間発光させた後、操作部204の操作から所定時間が経過したか否かを判定する(図12のステップS206)。制御部210は、所定時間が経過していない場合、続いて各操作部204の操作が検出されたか否かを判定する(図12のステップS207)。制御部210は、操作が検出されていない場合には、ステップS206に戻り、操作部204の操作から所定時間が経過したか否かを判定する。制御部210は、各操作部204のいずれかの操作が検出された場合には、ステップS205に戻り、対応する発光部252a〜252fを所定時間発光させる。そして、制御部210は、操作部204の操作から所定時間が経過した場合、動作実行モードから状態変化検知モードに切り替わる(図12のステップS208、図13の時刻t23)。換言すれば、ステップS201に戻る。
制御部210は、光検出回路216によって、本体部202の周囲の照度が所定値未満と検出された場合、節電制御を開始し、各発光部252a〜252fの発光を停止させる。また、制御部210は、照度が所定値未満であることを表す光信号を発光素子206から送信する。衛生洗浄装置120の制御部170は、照度が所定値未満であることを表す光信号を受信すると、例えば、便座ヒータ172の加熱の停止、表示部144の表示の停止、及び、便蓋126の閉じ動作などを実行する。
このように、本実施形態に係るリモコン装置250においても、動作状態の表示などを行う発光素子254を照度の検出に兼用させることができ、発光素子254を用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を簡単な構成で実現することができる。
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態に係るリモコン装置の電気的構成を表すブロック図である。 図14に表したように、リモコン装置260は、受光素子262と、切替部263、264と、赤外線受信回路266と、を有する。
受光素子262は、本体部202内に設けられる。受光素子262は、赤外光を受光する。受光素子262は、例えば、赤外光に対して感度を有するフォトダイオードである。受光素子262は、例えば、本体部202に設けられた開口や赤外線透過窓(いずれも図示は省略)などを介して本体部202の外側から入射する光を受光する。受光素子262は、本体部202に上方に向けて設けられる。受光素子262は、本体部202の上方から入射する赤外光を受光する。
受光素子262は、例えば、衛生洗浄装置120から送信された赤外光の光信号を受信する。すなわち、リモコン装置260は、赤外線通信の受光部を有する。リモコン装置26は、衛生洗浄装置120から送信された光信号を受信し、その光信号に応じた動作を実行する。これにより、例えば、リモコン装置260だけでは知りえない衛生洗浄装置120の状態の情報を得ることができる。例えば、リモコン装置260に対して、便座124の温度の情報、洗浄水の勢いや温度の情報、衛生洗浄装置120が正常に動作しているか故障しているかの情報などを入力することができる。
切替部263は、受光素子262及び光検出回路216に接続されるとともに、共通電位の端子に接続されている。切替部263は、受光素子262のアノードに接続されている。切替部263は、受光素子262のアノードの接続先を、共通電位の端子と光検出回路216とに切り替える。
切替部264は、受光素子262及び赤外線受信回路266に接続されるとともに、共通電位の端子に接続されている。切替部264は、受光素子262のカソードに接続されている。切替部264は、受光素子262のカソードの接続先を、共通電位の端子と赤外線受信回路266とに切り替える。
各切替部263、264は、制御部210に接続されている。各切替部263、264による接続経路の切り替えは、制御部210によって制御される。
受光素子262は、赤外光を受光する受光素子として機能するとともに、本体部202の外側から入射する可視光の光量に応じて発電を行う光発電素子としても機能する。
制御部210は、状態変化検知モードの時に、受光素子262のアノードを光検出回路216に接続し、受光素子262のカソードを共通電位の端子に接続する。これにより、上記各実施形態と同様に、受光素子262が光起電モードで動作し、可視光の受光にともなう受光素子262の発電量が、光検出回路216に入力される。
そして、制御部210は、動作実行モードの時に、受光素子262のアノードを共通電位の端子に接続し、受光素子262のカソードを赤外線受信回路266に接続する。これにより、受光素子262が光導電モードで動作し、衛生洗浄装置120から送信された赤外光の光信号の受光にともなう受光素子262の発電量が、赤外線受信回路266に入力される。換言すれば、受光素子262は、受信した光信号を電気信号に変換して赤外線受信回路266に入力する。
赤外線受信回路266は、例えば、アンプやフィルタなどを含み、受光素子262から入力された電気信号の波形整形などを行って制御部210に入力する。これにより、衛生洗浄装置120から送信された情報が、制御部210に入力される。
制御部210は、状態変化検知モードにおいて、照度が所定値以上であると検出された際に、状態変化検知モードから動作実行モードに切り替わり、所定の動作が終了した後、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る。制御部210は、例えば、受光素子262による光信号の受信を所定の動作として実行する。そして、制御部210は、例えば、大または小の便器洗浄ボタンの操作や停止ボタンの操作など、トイレユニットの使用終了の操作指示が入力されたことに応答して、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る。このように、光発電素子は、発光素子206、254に限ることなく、赤外線通信に用いられる受光素子262などでもよい。
(第4の実施形態)
図15は、第4の実施形態に係る衛生洗浄装置の一部の電気的構成を表すブロック図である。
図15に表したように、衛生洗浄装置300は、光検出回路302と、切替部303、304と、赤外線受信回路306と、を有する。光検出回路302、切替部303、304、及び赤外線受信回路306は、上記第3の実施形態に関して説明した光検出回路216、切替部263、264、及び赤外線受信回路266と実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。すなわち、この例は、水回り機器の別の実施形態として、衛生洗浄装置300の赤外線通信に用いられる受光素子142を光発電素子とし、赤外線通信の受信部140に用いられる受光素子142を照度の検出に兼用させた例である。
この例では、衛生洗浄装置300の制御部170が、状態変化検知モードと、動作実行モードと、を有する。制御部170は、状態変化検知モードにおいては、受光素子142に発電を行わせ、光検出回路302に本体部122の周囲の照度を検出させる。そして、制御部170は、動作実行モードにおいては、受光素子142に赤外光の光信号を受光させる動作を実行する。すなわち、この例において、制御部170は、リモコン装置200との赤外線通信を動作実行モードの所定の動作として実行する。
図16は、第4の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すフローチャートである。
図17は、第4の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すタイミングチャートである。
図16及び図17に表したように、衛生洗浄装置300の制御部170は、電源回路171から電力が供給されると、まず状態変化検知モードで動作を開始する(図16のステップS301)。すなわち、制御部170は、各切替部303、304を制御し、受光素子142のアノードを光検出回路302に接続し、受光素子142のカソードを共通電位の端子に接続することにより、本体部122の周囲の照度が所定値以上であるか否かを光検出回路302に検出させる。
制御部170は、光検出回路302によって状態変化が検知されたか否かを判定する。すなわち、比較器217の出力がHiになったか否かを判定する(図16のステップS302)。状態変化が検知されていない場合、制御部170は、光検出回路302の検出結果の判定を繰り返す。この際、制御部170は、節電制御を行う。例えば、表示部144及び便座ヒータ172をオフ状態にする。
制御部170は、光検出回路302によって状態変化が検知された場合、各切替部303、304を切り替え、受光素子142のアノードを共通電位の端子に接続し、受光素子142のカソードを赤外線受信回路306に接続することにより、動作実行モードへ移行する(図16のステップS303、図17の時刻t31)。
また、制御部170は、状態変化を検知すると、例えば、便座ヒータ172の加熱を開始し、便座124を所定の温度に温めるとともに、表示部144に動作状態を表示する。制御部170は、例えば、状態変化の検知に応答して、便蓋開閉駆動部173を駆動し、便蓋126を閉じ状態から開き状態に変化させてもよい。
制御部170は、動作実行モードへ移行すると、所定時間内にリモコン装置200から光信号を受信したか否かを判定する(図16のステップS304)。
制御部170は、所定時間内に光信号を受信しなかった場合、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る(図16のステップS305)。すなわち、ステップS301に戻る。
制御部170は、所定時間内に光信号を受信した場合、続いて、受信した光信号が使用終了の操作指示か否かを判定する(図16のステップS306)。使用終了の操作指示とは、例えば、大または小の便器洗浄ボタンの操作を表す操作指示である。
制御部170は、使用終了の操作指示ではないと判定した場合、受信した操作指示の内容に応じて、衛生洗浄装置300の所定の機器の動作を制御する(図16のステップS307、図17の時刻t32)。この後、制御部170は、ステップS304に戻り、所定時間内にリモコン装置200から光信号を受信したか否かの判定を行う。
一方、制御部170は、使用終了の操作指示であると判定した場合、使用終了に対応する所定の機器の動作を制御する(図16のステップS308、図17の時刻t33)。この後、制御部170は、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る(図16のステップS309、図17の時刻t34)。
また、制御部170は、状態変化検知モードに戻り、照度が所定値未満であると検出すると、例えば、便座ヒータ172の加熱の停止、表示部144の表示の停止、及び、便蓋126の閉じ動作などを実行する。
このように、水回り機器の別の一実施形態である衛生洗浄装置300においても、受光素子142を用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を受光素子142によって兼用することができる。受光素子142を用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を簡単な構成で実現することができる。衛生洗浄装置300においても、部品点数を抑制し、大型化や製造コストを抑制することができる。検知センサのために透過窓などを別途設ける必要が無く、意匠性を向上させることもできる。
(第5の実施形態)
図18は、第5の実施形態に係る衛生洗浄装置の一部の電気的構成を表すブロック図である。
図18に表したように、衛生洗浄装置310は、切替部312と、抵抗314と、を有する。切替部312は、衛生洗浄装置310の表示部144に設けられた発光素子146a及び光検出回路302に接続されるとともに、抵抗314を介して電源電圧Vccに接続されている。
切替部312は、第1の実施形態に関して説明した光検出回路216などと同様であるから、詳細な説明は、省略する。すなわち、この例は、衛生洗浄装置310の動作の状態を表示する表示部144に用いられる発光素子146dを光発電素子とし、可視光による動作状態の表示に用いられる発光素子146dを照度の検出に兼用させた例である。
表示部144の他の発光素子146a〜146cは、制御部170によって点灯及び消灯が制御可能に構成されている。なお、照度の検出との兼用は、表示部144の他の発光素子146a〜146cで行ってもよい。また、切替部312及び光検出回路302などを複数設け、表示部144の各発光素子146a〜146dの複数の箇所において照度を検出できるようにしてもよい。
衛生洗浄装置310の制御部170は、状態変化検知モードにおいては、発光素子146dに発電を行わせ、光検出回路302に本体部122の周囲の照度を検出させる。そして、制御部170は、動作実行モードにおいては、発光素子146dに可視光を照射させる動作を実行する。この例において、制御部170は、衛生洗浄装置310の動作状態の表示を所定の動作として実行する。
図19は、第5の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すフローチャートである。
図20は、第5の実施形態に係るトイレユニットの動作の一例を表すタイミングチャートである。
図19及び図20に表したように、衛生洗浄装置310の制御部170は、電源回路171から電力が供給されると、まず状態変化検知モードで動作を開始する(図19のステップS401)。すなわち、制御部170は、切替部312を制御し、発光素子146dのアノードを光検出回路302に接続することにより、本体部122の周囲の照度が所定値以上であるか否かを光検出回路302に検出させる。
制御部170は、光検出回路302によって状態変化が検知されたか否かを判定する。すなわち、比較器217の出力がHiになったか否かを判定する(図19のステップS402)。状態変化が検知されていない場合、制御部170は、光検出回路302の検出結果の判定を繰り返す。この際、制御部170は、節電制御を行う。例えば、表示部144及び便座ヒータ172をオフ状態にする。
制御部170は、状態変化を検知すると、例えば、便座ヒータ172の加熱を開始し、便座124を所定の温度に温めるとともに、表示部144に動作状態を表示する。制御部170は、例えば、表示部144の発光素子146aを発光させることにより、正常な運転状態であることを表示する。例えば、便座124の加熱を行っている場合には、発光素子146bを発光させることにより、便座124の加熱中であることを表示する。そして、節電動作中である場合には、発光素子146cを発光させることにより、節電動作中であることを表示する。制御部170は、例えば、状態変化の検知に応答して、便蓋開閉駆動部173を駆動し、便蓋126を閉じ状態から開き状態に変化させてもよい。
また、制御部170は、状態変化を検知すると、続いて、可視光発光命令を検知したか否かを判定する(図19のステップS403)。制御部170は、可視光発光命令を検知していない場合、ステップS402に戻り、状態変化を検知したか否かの判定、及び、可視光発光命令を検知したか否かの判定を繰り返す。
一方、制御部170は、可視光発光命令を検知した場合、切替部312を切り替え、発光素子146dのアノードを電源回路171側に接続することにより、動作実行モードへ移行する(図19のステップS404、図20の時刻t41)。
制御部170は、動作実行モードに移行すると、表示部144の発光素子146dを所定時間発光させることにより、発光素子146dから可視光を照射する(図19のステップS405、図20の時刻t41〜t42)。
制御部170は、例えば、リモコン装置200からの操作指示の入力などにより、電解槽ユニット156で生成された機能水を用いてノズル130の洗浄を行う指示や、機能水を噴霧ノズル163から便器110のボウル部112に噴霧してボウル部112の洗浄を行う指示などを検知した際に、これらの処理を実行するとともに、発光素子146dを発光させることにより、洗浄の実行を使用者などに表示する。
制御部170は、発光素子146dを所定時間発光させた後、動作実行モードから状態変化検知モードに戻る(図19のステップS406、図20の時刻t42)。すなわち、ステップS401に戻る。
このように、衛生洗浄装置310においても、発光素子146dを用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を発光素子146dによって兼用することができる。発光素子146dを用いた動作と、周囲の状態の変化の検知と、を簡単な構成で実現することができる。衛生洗浄装置310においても、部品点数を抑制し、大型化や製造コストを抑制することができる。検知センサのために透過窓などを別途設ける必要が無く、意匠性を向上させることもできる。
例えば、衛生洗浄装置にリモコン装置への送信機能を持たせた場合には、赤外光の光信号を送信する発光素子を光発電素子として用いてもよい。この場合には、例えば、上記第1の実施形態に関して説明した切替部214や光検出回路216などと同様の構成を採用することができる。
このように、光発電素子は、赤外光を照射する発光素子でもよいし、可視光を照射する発光素子でもよいし、赤外光を受光する受光素子でもよい。発光素子には、例えば、発光ダイオードが用いられる。受光素子には、例えば、フォトダイオードが用いられる。光発電素子は、これらに限ることなく、本体部の外側から入射する光の光量に応じて発電を行うとともに、発光素子又は受光素子としても機能可能な任意の素子でよい。
上記各実施形態では、トイレ装置として、衛生洗浄装置を示している。トレイ装置は、衛生洗浄装置に限ることなく、例えば、便座の暖房機能のみを有する暖房便座などでもよい。
また、上記各実施形態では、水回り機器として、トイレ空間で用いられるリモコン装置やトイレ装置などを示している。水回り機器は、これらに限ることなく、例えば、浴室内で用いられるリモコン装置などでもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置120、リモコン装置200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。