JP6604344B2 - 高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置、予熱ガス吹込み方法および高炉操業方法 - Google Patents

高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置、予熱ガス吹込み方法および高炉操業方法 Download PDF

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Description

本発明は、安定した低還元材比操業を実施するための高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置、予熱ガス吹込み方法および高炉操業方法に関する。
近年、CO排出量の増加による地球温暖化が問題となっており、製鉄業においてもCO排出量の抑制は重要な課題である。これを受け、最近の高炉操業では低還元材比(低RAR)操業が推進されている。しかしながら、RAR(Reduction Agent Ratio:銑鉄1t製造当たりの、吹込み燃料と炉頂から装入されるコークスの合計量)を低下させることは吹込み燃料やコークスの燃焼量を低減することであるので、原理的に羽口からの送風量を低減させることになる。この結果、炉内ガス量は減少し、また炉内ガスの有する熱量も減少する。
高炉へ装入される装入物は、高炉内を上昇する炉内ガスにより昇温されるが、炉内ガスの有する熱量が減少するとシャフト上部においては装入物の昇温が遅れ、順調な還元が達成されなくなるおそれがある。加えて、特にシャフト上部で温度低下が生じると、シャフト上部の内壁に炉内ガスに含まれる亜鉛化合物などが付着する、いわゆる壁付きが助長され、これが炉内ガスの流れを阻害して、高炉内の風圧変動や、高炉内の装入物の降下異常などの炉況不調を招く。また、炉上部の温度が低下して100℃を下回るような場合には、炉頂ガス中の水分が炉頂ガス配管内に結露し、配管内壁の耐火物の劣化や配管腐食といった問題が生じることもある。
特許文献1には、普通高炉において低RAR操業を行った場合にシャフト上部での装入物の昇温が遅れるという課題を解決するために、シャフト部に設けられたガス吹込み部から予熱ガスを吹込む方法が開示されている。
一方、上記した通常の普通高炉とは異なるタイプの高炉として、羽口から常温の純酸素を高炉内に吹込むことにより溶銑を製造する酸素高炉がある(特許文献2参照)。この酸素高炉は、実質的に窒素を含まない高炉ガスを発生させ、これを回収して合成化学工業用ガスとして使用する点に特徴がある。このような酸素高炉では、実質的に窒素を含まない炉内ガスにより装入物の昇温還元を行うが、普通高炉以上に炉内ガス量が少ないので、さらにシャフト上部の装入物の昇温が遅れ、順調な還元が達成されなくなるおそれがある。特許文献3には、このような酸素高炉のシャフト部から吹込むガスとして、酸素高炉の炉頂から発生する高炉ガスを昇圧し、純酸素を用いて燃焼させた予熱ガスを使用することが開示されている。
特開2010−275623号公報 特開昭60−159104号公報 特開昭62−27509号公報
シャフト部へ吹込むガスの成分、温度、圧力は厳密に制御する必要がある。しかしながら、特許文献1および特許文献3に開示されているように高炉ガスの一部を取り出し、燃焼炉で燃焼させると、予熱ガスの温度はシャフト部から吹込むガスの目標温度より高くなりすぎる傾向があり、燃焼炉における燃焼の制御では予熱ガスの温度のばらつきが大きく、予熱ガスの温度を適切に調整するのが困難である、という課題があった。
このような課題を解決する本発明の特徴は、以下の通りである。
(1)高炉ガスを昇圧する昇圧機と、昇圧された高炉ガスを燃焼して予熱ガスを生成する燃焼炉と、前記燃焼炉で生成された予熱ガスを貯蔵する貯蔵室と、前記貯蔵室に希釈ガスを供給する希釈ガス流路と、高炉シャフト部を囲むように設けられた環状管であるレシーバータンクと、を有し、前記レシーバータンクは、前記貯蔵室と、高炉シャフト部の円周方向に設置された複数のガス吹込みノズルとに接続されている、高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置。
(2)前記貯蔵室には、少なくとも前記予熱ガスの温度を測定するセンサが設けられ、前記貯蔵室と前記レシーバータンクとの間には遮断弁が設けられている、(1)に記載の高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置。
(3)高炉ガスを回収し、前記高炉ガスを昇圧して高圧ガスを生成し、前記高圧ガスを燃焼して予熱ガスを生成し、前記予熱ガスを貯蔵室に貯蔵し、前記貯蔵室に貯蔵された予熱ガスを、高炉シャフト部を囲むように設けられた環状管を通じて高炉シャフト部の円周方向から高炉内に吹込む予熱ガスの吹込み方法であって、
前記貯蔵室に希釈ガスを導入することで、前記貯蔵室に貯蔵された前記予熱ガスの温度を調整する、予熱ガス吹込み方法。
(4)前記貯蔵室と前記環状管の間に遮断弁が設けられ、前記予熱ガスの温度が調整された後に、前記遮断弁を開いて前記予熱ガスを前記高炉内に吹込む、(3)に記載の予熱ガス吹込み方法。
(5)前記希釈ガスは、前記高圧ガスである、(3)または(4)に記載の予熱ガス吹込み方法。
(6)前記希釈ガスは、窒素である、(3)から(5)のいずれか1つに記載の予熱ガス吹込み方法。
(7)高炉炉下部の羽口から酸素を吹込む高炉操業方法であって、(3)から(5)のいずれか1つに記載の予熱ガス吹込み方法で、高炉シャフト部の円周方向から高炉内に予熱ガスを吹込む、高炉操業方法。
(8)高炉炉下部の羽口から空気または酸素富化空気を吹込む高炉操業方法であって、(3)から(6)のいずれか1つに記載の予熱ガス吹込み方法で、高炉シャフト部の円周方向から高炉内に予熱ガスを吹込む、高炉操業方法。
本発明に係る予熱ガス吹込み方法の実施により、温度が適切に調整された予熱ガスを高炉シャフト部から吹込むことができる。これにより、炉況不良を回避でき、通常高炉および酸素高炉の安定操業に寄与できる。
高炉10と、本実施形態に係る予熱ガス吹込み装置30を示す断面模式図である。 実験例1で用いたオフライン実験装置60および実験条件の概要を示す模式図である。 実験例2で用いたオフライン実験装置60および実験条件の概要を示す模式図である。
以下、本発明に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置を高炉炉下部の羽口から空気または酸素富化空気を吹込むことで溶銑を製造する通常高炉に適用させた実施形態で説明する。図1は、高炉10と、本実施形態に係る予熱ガス吹込み装置30を示す断面模式図である。図1に示すように、高炉10の炉下部には複数の羽口14が設けられ、複数の羽口14から補助還元材16と熱風17とが高炉内に吹込まれて高炉操業が実施される。
高炉10の炉頂部から排出される高炉ガスGは、ダストキャッチャー22で粗粒ダストが除去され、湿式除塵機24で細粒ダストが除去され、炉頂ガス発電装置26で高炉ガスGの圧力が電気として回収された後に系外28へ排出される。
高炉10には8つのガス吹込みノズル19が設けられている。8つのガス吹込みノズル19は、シャフト部18の炉周方向に等間隔となるように設けられている。ガス吹込みノズル19には、遮断弁が設けられておらず、開放された状態になっている。何れかのガス吹込みノズル19の近傍には、高炉10の炉内圧力および炉内温度を測定するセンサ20が設けられている。さらに、高炉10の炉頂にも炉頂圧力および炉頂温度を測定するセンサ21が設けられている。
本実施形態に係る予熱ガス吹込み装置30は、昇圧機32と、燃焼炉34と、貯蔵室35と、レシーバータンク38と、遮断弁36とを有する。昇圧機32は、高炉ガスGを昇圧して高圧ガスを生成する。燃焼炉34は、高圧ガスを燃焼して、予熱ガスを生成する。貯蔵室35は、予熱ガスを貯蔵する。レシーバータンク38は、シャフト部18を囲むように設けられた環状管であって、貯蔵室35と、高炉シャフト部の円周方向に設置された複数のガス吹込みノズル19とを接続している。遮断弁36は、弁を遮断状態と開放状態とに切り替えることができ、開放状態では貯蔵室35からレシーバータンク38への予熱ガスの搬送を許容し、遮断状態では貯蔵室35からレシーバータンク38への予熱ガスの搬送を停止する。
さらに、予熱ガス吹込み装置30は、回収流路40と、高圧ガス流路42、43と、予熱ガス流路44、45と、センサ50、52とを有する。回収流路40は、高炉ガスGの一部を回収する流路であって、高炉10の炉頂部とダストキャッチャー22とを接続する流路から分岐された流路である。高圧ガス流路42は、昇圧機32と燃焼炉34とを接続する流路である。高圧ガス流路43は、昇圧機32と貯蔵室35とを接続する流路である。予熱ガス流路44は、燃焼炉34と貯蔵室35とを接続する流路である。予熱ガス流路45は、貯蔵室35とレシーバータンク38とを接続する流路である。センサ50は、回収流路40に設けられ、高炉ガスGの組成、ダスト濃度、温度、圧力を測定する。また、センサ52は、貯蔵室35に設けられ、少なくとも予熱ガスの温度を測定する。
予熱ガス吹込み装置30では、まず、ダストキャッチャー22に導入される前の高炉ガスGの一部が回収され、回収流路40を通じて、昇圧機32に搬送される。昇圧機32では、高炉ガスGが高炉の炉内圧力以上に昇圧されて高圧ガスが生成される。高圧ガスは、高圧ガス流路42を通じて燃焼炉34に搬送される。燃焼炉34では、高圧ガスに支燃ガス46が導入されて、高炉ガスG中にダストの一部として含まれる炭素が燃焼されて予熱ガスが生成される。
燃焼炉34では、高炉内に吹込む予熱ガスとして好ましい温度以上の予熱ガスを生成する。このように、本実施形態では、予熱ガスとして好ましい温度の範囲内になるように燃焼を制御するのではなく、好ましい温度以上になるように燃焼を制御する。予熱ガスの温度を好ましい温度以上になるようにする燃焼の制御は、好ましい温度の範囲内にする燃焼の制御よりも簡易であり、燃焼炉34において厳密に燃焼の制御をしなくてよい。燃焼炉34で生成された予熱ガスは、予熱ガス流路44を通じて貯蔵室35に搬送される。
センサ52は、貯蔵室35に貯蔵されている予熱ガスの温度を測定する。センサ52で測定された予熱ガスの温度が、高炉内に吹込む予熱ガスとして好ましい温度の範囲を超えている場合、高炉内に吹込む予熱ガスとして好ましい温度の範囲内になるように、高圧ガス流路43を通じて貯蔵室35に高圧ガスが導入される。これにより、貯蔵室35内の予熱ガスの温度が調整される。貯蔵室35に導入される高圧ガスおよび予熱ガスの混合割合は、センサ52によって測定される貯蔵室35の予熱ガス温度と、センサ50によって測定される高炉ガスの温度とに基づいて決定される。貯蔵室35に高圧ガスを導入することによる予熱ガスの温度の調整は、高圧ガスおよび予熱ガスの混合割合を調整することで行えるので、燃焼炉34における燃焼を制御することによる温度の調整よりも容易であって高い精度で予熱ガスの温度を調整できる。貯蔵室35の容量は、10秒程度の吹込みができる容量とすることが好ましい。レシーバータンク35の容量が小さすぎると、燃焼炉34で生成した予熱ガスの圧力や組成の均一性が悪くなるので好ましくない。また、貯蔵室35の容量が大きすぎると、設備費が高くなり、経済合理性の観点からは好ましくない。なお、本実施形態における高圧ガスは希釈ガスの一例であり、高炉ガス流路43は希釈ガス流路の一例である。
また、センサ52で測定された予熱ガスの温度が、高炉内に吹込む予熱ガスとして好ましい範囲を超えている場合、高炉内に吹込む予熱ガスとして好ましい温度の範囲内になるように、高圧ガスの導入に代え、または、高圧ガスの導入とともに、貯蔵室35内に窒素47を導入して予熱ガスの温度を調整してもよい。製鉄所内には窒素の供給配管が設置されているので、窒素47を導入することによっても、容易であって高い精度で予熱ガスの温度を調整できる。なお、窒素47は、希釈ガスの他の例であり、窒素を導入するために用いる窒素の供給配管と接続する流路は、希釈ガス流路の他の例である。
また、センサ52は、貯蔵室35に貯蔵される予熱ガスの温度とともに圧力および/または組成を測定してもよい。予熱ガスの圧力および組成が予熱ガスとして好ましい範囲内でない場合に、貯蔵室35に高圧ガスおよび/または窒素47を導入したり、一部の予熱ガスを不図示の流路を通じて系外28へ放散させることで、貯蔵室35の予熱ガスの圧力および組成を調整してもよい。
センサ52によって測定される予熱ガスの温度、圧力および組成が予熱ガスとして好ましい範囲内の場合には、遮断弁36の弁が開放状態となり、予熱ガスは、貯蔵室35からレシーバータンク38へ搬送される。一方、センサ52によって測定される予熱ガスの温度、圧力および組成の少なくとも1つが予熱ガスとして好ましい範囲内でない場合には、遮断弁36の弁が遮断状態となり、予熱ガスの温度、圧力および組成が調整される。なお、予熱ガスの温度、圧力および組成の調整が困難な場合には、不図示の流路を通じて予熱ガスを系外28へ放散させてもよい。本実施形態において、センサ50およびセンサ52は、例えば、温度を測定する温度センサ、圧力を測定する圧力センサおよび組成を測定する赤外線ガス分析センサを含むセンサである。
レシーバータンク38は、高炉シャフト部18の周囲を囲むように設けられた環状管であって、8つガス吹込みノズル19のそれぞれに接続されている。レシーバータンク38では、搬送された予熱ガスを貯留するとともに、当該レシーバータンク38を通じて、8つのガス吹込みノズル19から予熱ガスの吹込みが行われる。本実施形態において、レシーバータンク38は、予熱ガスのリザーバーとして機能するのに十分な容量を有している。このようなレシーバータンク38を用いることで、予熱ガスの圧力や組成の均一性を高めることができる。また、燃焼炉34が高炉10から離れた位置に設置されたとしても、レシーバータンク38を通じて、均一な流量で8つのガス吹込みノズルから予熱ガスを高炉内に吹込むことができる。なお、レシーバータンク38の容量は、3〜15秒程度の吹込みができる容量とすることが好ましい。レシーバータンク38の容量が小さすぎると、燃焼炉34で生成した予熱ガスの圧力や組成の均一性が悪くなるので好ましくない。また、レシーバータンク38の容量が大きすぎると、高炉でのトラブル時に遮断弁36が動作した後も、予熱ガスが高炉内に入り続けることになるので好ましくない。
また、レシーバータンク38は、高炉シャフト部18の周囲を囲むように設けられているので、レシーバータンク38から高炉シャフト部に設けられたガス吹込みノズル19までの流路は、8つのガス吹込みノズル間でほぼ等しくなる。これにより、レシーバータンク38からそれぞれのガス吹込みノズル19までの圧力損失の差を小さくすることができ、ガス吹込みノズル19から吹込まれる予熱ガスの流量をさらに均一にできる。本実施形態では、ガス吹込みノズル19には遮断弁が設けられていないので、ガス吹込みノズル19を通じた高炉内への予熱ガスの吹込みは、遮断弁36によって制御される。すなわち、遮断弁36の弁が開放状態にされている場合に、ガス吹込みノズル19から高炉内に予熱ガスが吹込まれ、遮断弁36の弁が遮断状態にされている場合に、高炉内への予熱ガスの吹込みが停止される。
ガス吹込みノズル19から高炉内に予熱ガスを吹込むには、予熱ガスの圧力が、吹込む位置における高炉10の炉内圧力より高いことが必要である。高炉内に予熱ガスを吹込むには、予熱ガスの圧力を高炉の炉内圧力よりも0.02〜0.10MPa以上高くすればよい。高炉の炉内圧力は、センサ20によって測定できるので、予熱ガスとして好ましい圧力は、センサ20によって測定される圧力に0.02〜0.10MPa以上を加えた圧力になる。
昇圧機32で昇圧させる圧力は、センサ50によって測定された高炉ガスGの圧力と、上記予熱ガスとして好ましい圧力とから定めることができる。回収される高炉ガスGは、高炉の炉頂ガス圧(通常0.20〜0.25MPa)を維持している。このため、高炉ガスGを用いることで、昇圧機32では軽度に昇圧させるだけで、ガス吹込みノズル19から高炉内に予熱ガスを吹込むための圧力を確保できる。
また、ガス吹込みノズル19から高炉内に吹込む予熱ガスの温度が吹込む位置の炉内ガス温度より低いと高炉内を逆に冷やしてしまう。このため、予熱ガスの温度は、吹込む位置における高炉の炉内温度よりも高いことが必要である。このため、予熱ガスの温度を500℃以上、より好ましくは800℃以上にすることが好ましい。一方、予熱ガス流速などにも依存するが、予熱ガスの温度を1000℃以上にすると高炉内のステーブへの熱負荷が大きくなるのでステーブ破損が懸念される。このため、予熱ガスの温度を1000℃未満にすることが好ましい。
ガス吹込みノズル19から高炉内に吹込む予熱ガスが酸素を含有すると、高炉内で還元中の鉄酸化物(Fe、FeO)を再酸化してしまう。このため、酸素濃度の低い予熱ガスを用いることが好ましく、酸素を含まない予熱ガスを用いることがより好ましい。したがって、燃焼炉34に供給する支燃ガス46の酸素は、ダストを含む高炉ガス組成から算出される燃焼に必要な理論酸素量を1以下にすることが好ましい。
さらに、ガス吹込みノズル19から高炉内への予熱ガスの吹込みは、常時行ってもよく、また、センサ21によって測定される炉頂温度が低下した場合にのみ行ってもよい。炉頂温度が低下したときに予熱ガスの吹込みを行う場合に、例えば、炉頂温度が所定温度以下(例えば、110℃以下)になった場合に、ガス吹込みノズル19から予熱ガスの吹込みを行うとしてもよい。
予熱ガスの吹込み量は、炉頂温度を概ね100℃以上に維持できるようなガス吹込み量とすればよい。例えば、RAR470kg/t相当の高炉操業では、800℃の予熱ガスを100Nm/t吹込むことによって、炉上部の温度を100℃以上に維持でき、これにより炉上部の昇温不良を解消できる。
また、高炉内において吹抜けが発生し、炉頂圧力や炉頂温度が急激に上昇した場合に、高炉内からガス吹込みノズル19を通じて炉内ガス、鉱石、コークス等の逆流が発生する。このため、センサ21で、炉頂圧力または炉頂温度の少なくとも1つを測定し、予め定められた閾値を超える炉頂圧力または炉頂温度が検出された場合に、遮断弁36の弁を遮断状態にし、レシーバータンク38への予熱ガスの搬送を停止する。これにより、炉内ガスやコークスの逆流によって燃焼炉34が破損することを防止できる。
本実施形態において、高炉10のシャフト部18の炉周方向に等間隔となるよう8つのガス吹込みノズル19を設けた例を示したが、これに限らない。ガス吹込みノズル19の設置数や設置形態は特に限定しないが、炉周方向において等間隔で複数箇所に設けることが好ましい。特に、少なくとも、炉周方向において等間隔でn箇所(但し、nは4以上の偶数)に設け、予熱ガスの吹込み総量に応じて、前記n箇所のガス吹込みノズル19のなかから、予熱ガスの吹込みを行うガス吹込みノズル19を炉周方向に等間隔に選択することが好ましい。この場合のガス吹込みノズル19の等間隔での設置数は4、8、16、32、64などである。なお、実際の設備では、ガス吹込みノズル19を炉周方向に等間隔に設けることは、炉体冷却構造等との関係から困難な場合があるので、ガス吹込みノズル19を設置する位置は、炉周方向に等間隔でなくてもよい。
また、ガス吹込みノズル19の設置位置は、シャフト部18の中部から上部の範囲内が好ましく、特に、炉口半径をRとし、ストックラインからの深さがRとなる位置をp、シャフト部下端からの高さがシャフト部全高の1/3となる位置をpとしたとき、炉高方向において位置pと位置pとの間にガス吹込みノズル19を設置し、このガス吹込みノズル19から予熱ガスを吹込むことが好ましい。ガス吹込みノズル19の設置位置が高すぎると、高炉原料によって形成される鉱石層またはコークス層が堆積されておらず、その荷重が小さいので、予熱ガスを吹込むことで高炉原料が撹拌され、流動化が生じてしまい高炉原料の降下の安定性が損なわれるので好ましくない。一方、ガス吹込みノズル19の設置位置が下すぎると、予熱ガスの吹込みが高炉内の軟化融着帯にかかる可能性が高くなるので好ましくない。
本実施形態に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置30および予熱ガス吹込み方法では、高炉内に吹込む予熱ガスを、高炉ガスGを用いて生成している。このように、高炉ガスGを用いることで、高炉ガスGの圧力および温度を利用できるので、昇圧機32で高圧ガスを生成させるためのエネルギーおよび燃焼炉34で予熱ガスを生成するためのエネルギーを少なくできる。
また、通常の高炉操業では10〜30kg/t(炭素濃度20〜30質量%)のダストが高炉ガスGとともに排出されているので、当該ダストを燃焼炉34で予熱ガスを生成するための燃料の一部として使用できる。仮に、ダスト排出量原単位が25kg/t(炭素濃度25質量%)であったとすると、22.9kg/tのCO排出量を削減できるので、高炉の低RAR操業にも寄与できる。また、炭素を燃焼させる分、高炉ガスGの循環量を少なくできるので、燃焼用の酸素量も減らすことができる。
また、高炉ガスG以外のガスを高炉ガスGとともに燃焼炉34に導入し、炉内に吹込むための予熱ガスを得てもよい。高炉ガスG以外のガスとしては、例えば、湿式除塵機24よりも下流側から抜き出した高炉ガスを用いることができる。すなわち、図1に破線で示すように、湿式除塵機24と炉頂ガス発電装置26との間から抜き出した高炉ガスまたは/および炉頂ガス発電装置26の下流側から抜き出した高炉ガスを、昇圧機32で昇圧して燃焼炉34に導入する。湿式除塵機24で処理された高炉ガスを使用する場合は、より清浄なガスを使用することになるので、高圧ガス流路42、予熱ガス流路44や燃焼炉34でのダストの影響を受けにくく、より安定した予熱ガスの吹込みが実施できる。しかしながら、ダストキャッチャー22および湿式除塵機24で高炉ガスGの圧力が低下するので、昇圧機32で高圧ガスを生成させるためのエネルギーが多く必要となる。なお、高炉ガスG以外のガスとして、例えば、製鉄所のガスホルダーに貯蔵されている高炉発生ガス(Bガス)、または高炉発生ガスとコークス炉発生ガス(Cガス)の混合ガスなどを用いることもできる。
以上説明したように、貯蔵室35で予熱ガスの温度を調整することで、燃焼炉における燃焼の制御よる温度調整よりも容易であって高い精度で予熱ガスの温度を調整できるので、本実施形態に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置および予熱ガス吹込み方法を用いることで、貯蔵室35で温度が適切に調整された予熱ガスを、レシーバータンク38を介して高炉内に吹込むことができる。このように温度が適切に調整された予熱ガスを高炉内に吹込むことで、炉上部の昇温不良を解消でき、通常高炉および酸素高炉の安定操業を維持できる。
本実施形態に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置30では、貯蔵室35とレシーバータンク38を接続する予熱ガス流路44に遮断弁36を設けて予熱ガスの吹込みを制御する。このように、予熱ガス流路44に遮断弁36を設けることによって遮断弁を1つに集約でき、仮に、高炉内で吹抜けが発生してガス吹込みノズル19から炉内ガス、鉱石、コークス等が逆流しても遮断弁36の弁を遮断状態にすることで燃焼炉34に、炉内ガス、鉱石、コークス等が到達することを防止できる。特に、800℃以上の高温環境下に設置可能な遮断弁は非常に高価であることから、本実施形態に係る高炉シャフト部へのガス吹込み装置を用いることで遮断弁36の設置数を少なくでき、これにより、高炉10を含む高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置30全体の設備コストの上昇を抑制できる。
なお、本実施形態では、高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置30および予熱ガス吹込み方法を通常高炉に適用した例を示したが、これに限らない。例えば、本実施形態に係る予熱ガス吹込み装置30および予熱ガス吹込み方法を、羽口14から常温の純酸素を高炉内に吹込むことにより溶銑を製造する酸素高炉に適用してもよい。但し、酸素高炉において、支燃ガス46および希釈ガスに窒素を含むガスを用いることは、酸素高炉プロセスに反することになるので、酸素高炉に適用させる場合には、支燃ガス46として純酸素、希釈ガスとして酸素高炉ガスGを昇圧させた高圧ガスを用いる必要がある。
[実験例1]
図2は、実験例1で用いたオフライン実験装置60および実験条件の概要を示す模式図である。図2に示すオフライン実験装置60を用いて、本実施形態に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み方法を通常高炉に適用させることを想定して検証実験を実施した。
オフライン実験装置60は、燃焼炉64と、予熱ガス流路66と、貯蔵室70と、予熱ガス流路74と、センサ68と、センサ76とから構成される。まず、空気61と高炉ガスの成分を模して成分調整された模擬高炉ガス62を燃焼炉64へ吹込んで、模擬高炉ガス62に含まれるCOを、空気を用いて燃焼させて予熱ガス(希釈前)67を生成する。
予熱ガス流路66は、燃焼炉64と貯蔵室70を接続する流路である。燃焼炉64で生成された予熱ガス(希釈前)67を、予熱ガス流路66を通じて貯蔵室70に搬送する。貯蔵室70にはセンサ68が設けられており、当該センサを用いて貯蔵室70に搬送された予熱ガス(希釈前)67の温度と成分を測定する。
貯蔵室76では、希釈ガスとして模擬高炉ガス62または窒素72が混合され、予熱ガス67の温度が調整される。予熱ガス流路74は、貯蔵室70とレシーバータンク78とを接続する流路である。貯蔵室76で希釈された予熱ガス(希釈後)74を、予熱ガス流路74を通じてレシーバータンク78に搬送する。予熱ガス流路74にはセンサ76が設けられており、当該センサを用いて予熱ガス(希釈後)74の温度と成分を測定する。このように動作するオフライン実験装置60を用いて、予熱ガス(希釈前)67と、予熱ガス(希釈後)74の温度と成分を測定した。その結果を表1に示す。
実験例1では、燃焼炉64に模擬高炉ガス62のCOと空気との酸素比が1程度になるように、空気61と模擬高炉ガス62を吹込んで、模擬高炉ガス62に含まれるCOを燃焼させた。燃焼炉64で燃焼されて生成される予熱ガスは、燃焼炉やバーナーの形状に依存するが、1100〜1300℃になる。実験例1において予熱ガス(希釈前)67の温度は1180℃であった。1000℃以上の予熱ガスを高炉に吹込むと高炉内のステーブへの熱負荷が大きくなり、ステーブ破損が発生するので、高炉内に吹込む予熱ガスとして高すぎる温度であった。一方、予熱ガス(希釈前)67の酸素濃度は0.1質量%以下であり、当該予熱ガスが高炉内に吹込まれたとしても高炉内の還元中の鉄酸化物(Fe、FeO)の再酸化が懸念される濃度ではなかった。
発明例1では、希釈ガスとして模擬高炉ガス62を用いた。20Nm/hの流量で貯蔵室70に模擬高炉ガス62を導入して、予熱ガス(希釈前)67を希釈した。これにより、予熱ガス(希釈後)75の温度を、目標温度の1000℃未満を満足する790℃に調整できた。
発明例2では、希釈ガスとして窒素72を用いた。20Nm/hの流量で貯蔵室70に窒素72を導入し、予熱ガス(希釈前)67を希釈した。これにより、予熱ガス(希釈後)75の温度を、目標温度の1000℃未満を満足する770℃に調整できた。
このように、本実施形態に係る予熱ガス吹込み方法を用いることで、予熱ガスの温度を適切な温度に調整できることが確認され、通常高炉においてもシャフト部へ適切な温度に調整された予熱ガスを吹込むことができ、これにより、通常高炉の安定操業に寄与できることが確認された。
[実験例2]
図3は、実験例2で用いたオフライン実験装置60および実験条件の概要を示す模式図である。図3に示すオフライン実験装置60を用いて、本実施形態に係る高炉シャフト部への予熱ガス吹込み方法を酸素高炉に適用させることを想定して検証実験を実施した。
まず、純酸素80と酸素高炉ガスの成分を模して成分調整された模擬高炉ガス82を燃焼炉64へ吹込んで、模擬高炉ガス82に含まれるCOを、酸素を用いて燃焼させて予熱ガス(希釈前)67を生成する。燃焼炉64で生成された予熱ガス(希釈前)67を、予熱ガス流路66を通じて貯蔵室70に搬送する。貯蔵室70にはセンサ68が設けられており、当該センサを用いて貯蔵室70に搬送された予熱ガス(希釈前)67の温度と成分を測定する。
貯蔵室70では、希釈ガスとして模擬高炉ガス82が混合され、予熱ガス(希釈前)67の温度が調整される。貯蔵室70で希釈された予熱ガス(希釈後)74を、予熱ガス流路74を通じてレシーバータンク78に搬送する。予熱ガス流路74にはセンサ76が設けられており、当該センサを用いて予熱ガス(希釈後)74の温度と成分を測定する。このように動作するオフライン実験装置60を用いて、予熱ガス(希釈前)67と、予熱ガス(希釈後)74の温度と成分を測定した。その結果を表2に示す。

実験例2では、燃焼炉64に模擬高炉ガス82のCOと空気との酸素比が1程度になるように、純酸素80と模擬高炉ガス82を吹込んで、模擬高炉ガス82に含まれるCOを燃焼させた。実験例2において、予熱ガス(希釈前)67の温度は1730℃であった。1000℃以上の予熱ガスを高炉に吹込むと高炉内のステーブへの熱負荷が大きくなり、ステーブ破損が発生するので、高炉内に吹込む予熱ガスとして高すぎる温度であった。一方、酸素濃度は、0.1質量%以下であり、高炉内に吹込まれた後に、内部の還元中の鉄酸化物(Fe,FeO)の再酸化が懸念される濃度ではなかった。
発明例11では、希釈ガスとして模擬高炉ガス82を用いた。16Nm/hの流量で貯蔵室70に模擬高炉ガス82を導入して、予熱ガス(希釈前)67を希釈した。これにより、予熱ガス(希釈後)75の温度を、目標温度の1000℃未満を満足する950℃に調整できた。
発明例12においても、希釈ガスとして模擬高炉ガス82を用いた。30Nm/hの流量で貯蔵室70に模擬高炉ガス82を導入して、予熱ガス(希釈前)67を希釈した。これにより、予熱ガス(希釈後)75の温度を、目標温度の1000℃未満を満足する680℃に調整できた。
このように、本実施形態に係る予熱ガス吹込み方法を用いることで、予熱ガスの温度を適切な温度に調整できることが確認され、酸素高炉においてもシャフト部へ適切な温度に調整された予熱ガスを吹込むことができ、これにより、通常高炉の安定操業に寄与できることが確認された。
10 高炉
14 羽口
16 補助還元材
17 熱風
18 シャフト部
19 ガス吹込みノズル
20 センサ
21 センサ
22 ダストキャッチャー
24 湿式除塵機
26 炉頂ガス発電装置
28 系外
30 予熱ガス吹込み装置
32 昇圧機
34 燃焼炉
35 貯蔵室
36 遮断弁
38 レシーバータンク
40 回収流路
42 高圧ガス流路
43 高圧ガス流路
44 予熱ガス流路
45 予熱ガス流路
46 支燃ガス
47 窒素
48 センサ
50 センサ
52 センサ
60 オフライン実験装置
61 空気
62 模擬高炉ガス
64 燃焼炉
66 予熱ガス流路
67 予熱ガス(希釈前)
68 センサ
70 貯蔵室
72 窒素
74 予熱ガス流路
75 予熱ガス(希釈後)
76 センサ
78 レシーバータンク
80 純酸素
82 模擬高炉ガス

Claims (6)

  1. 高炉ガスを昇圧する昇圧機と、
    昇圧された高炉ガスを燃焼して予熱ガスを生成する燃焼炉と、
    前記燃焼炉で生成された予熱ガスを貯蔵する貯蔵室と、
    前記貯蔵室に希釈ガスを供給する希釈ガス流路と、
    高炉シャフト部を囲むように設けられた環状管であるレシーバータンクと、
    を有し、
    前記レシーバータンクは、前記貯蔵室と、高炉シャフト部の円周方向に設置された複数のガス吹込みノズルとに接続され
    前記貯蔵室には、少なくとも前記予熱ガスの温度を測定するセンサが設けられ、
    前記貯蔵室と前記レシーバータンクとの間には遮断弁が設けられている、高炉シャフト部への予熱ガス吹込み装置。
  2. 高炉ガスを回収し、
    前記高炉ガスを昇圧して高圧ガスを生成し、
    前記高圧ガスを燃焼して予熱ガスを生成し、
    前記予熱ガスを貯蔵室に貯蔵し、
    前記貯蔵室に貯蔵された予熱ガスを、高炉シャフト部を囲むように設けられた環状管を通じて高炉シャフト部の円周方向から高炉内に吹込む予熱ガスの吹込み方法であって、
    前記貯蔵室に希釈ガスを導入することで、前記貯蔵室に貯蔵された前記予熱ガスの温度を調整し、
    前記貯蔵室と前記環状管の間に遮断弁が設けられ、
    前記予熱ガスの温度が調整された後に、前記遮断弁を開いて前記予熱ガスを前記高炉内に吹込む、予熱ガス吹込み方法。
  3. 高炉ガスを回収し、
    前記高炉ガスを昇圧して高圧ガスを生成し、
    前記高圧ガスを燃焼して予熱ガスを生成し、
    前記予熱ガスを貯蔵室に貯蔵し、
    前記貯蔵室に貯蔵された予熱ガスを、高炉シャフト部を囲むように設けられた環状管を通じて高炉シャフト部の円周方向から高炉内に吹込む予熱ガスの吹込み方法であって、
    前記貯蔵室に希釈ガスを導入することで、前記貯蔵室に貯蔵された前記予熱ガスの温度を調整し、
    前記希釈ガスは窒素である、予熱ガスの吹込み方法。
  4. 前記希釈ガスは、前記高圧ガスである、請求項または請求項に記載の予熱ガス吹込み方法。
  5. 高炉炉下部の羽口から酸素を吹込む高炉操業方法であって、
    請求項から請求項のいずれか一項に記載の予熱ガス吹込み方法で、高炉シャフト部の円周方向から高炉内に予熱ガスを吹込む、高炉操業方法。
  6. 高炉炉下部の羽口から空気または酸素富化空気を吹込む高炉操業方法であって、
    請求項から請求項のいずれか一項に記載の予熱ガス吹込み方法で、高炉シャフト部の円周方向から高炉内に予熱ガスを吹込む、高炉操業方法。
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