JP6602817B2 - 焼成装置および炉 - Google Patents
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Description
図1は、未燃カーボンを燃焼させる焼成装置9(炭素高温酸化炉)を備えたフライアッシュの加熱改質システム1の構成を示すブロック図である。
フライアッシュ貯留設備3は、予熱装置10が設けられた原料ホッパー3cを備えている。
予熱装置10は、フライアッシュ貯留設備3に設けられた余熱循環パイプ11と、余熱循環パイプ11内に排気ガスを循環させる余熱循環ファン12を備えている。余熱循環パイプ11には、余熱循環パイプ11内に200℃以上の高温の排気ガスを供給するための余熱供給パイプ13と、排気ガスを除塵装置6へ排出するための排出パイプ14が連結されている。さらに、余熱供給パイプ13は、加熱装置2を構成する焼成装置9の排気ガス口9aに連結されている。
これにより、焼成装置9が排出する200℃以上の高温の排気ガスの一部が、余熱供給パイプ13を介して、余熱循環パイプ11内に供給されるようになっている。余熱循環ファン12は、余熱循環パイプ11内に供給された高温の排気ガスを、余熱循環パイプ11内に循環させる。これにより、原料ホッパー3c内に貯留されているフライアッシュ原粉は、余熱循環パイプ11内を循環する高温の排気ガスからの熱伝導により予熱される。
排出パイプ14には、排気ガスの排気の実行/停止を切り替えるコントロール弁16が設けられている。コントロール弁16による排気の実行/停止の切り替え信号とする温度センサ15は、余熱循環パイプ11に設けられている。
定量供給装置4は、円筒状で、軸心が略水平方向を向いている供給管17と、供給管17の軸心上に配置され軸回りに回転可能なシャフト18と、シャフト18に周設されシャフト18と共に回転することにより供給管17内部において予熱されたフライアッシュ原粉を搬送するスクリュー19と、シャフト18を軸回りに回転駆動させる駆動装置20とを備えている。駆動装置20は、電動モータ20gを備えており、電動モータ20gのスプロケットとシャフト18のスプロケットに張架されたリング状のチェーン20eを介してシャフト18に回転力を伝達する。
電力加熱装置8は、軸心が略水平方向を向いた内部が中空の円筒状の加熱処理管21と、加熱処理管21の外周に巻き付けるように設けられ、加熱処理管21の前段から後段に向かって複数段設けられている誘導コイル22と、誘導コイル22に高周波の交流電流を出力する高周波誘導加熱電源(高周波インバータ)(図示せず)を備えている。
焼成装置9は、フライアッシュ原粉に含まれる加熱された未燃カーボンを燃焼させる。詳細は後述する。
除塵装置6は、前段のサイクロン6aと後段のバグフィルター6bとを備えている。前段のサイクロン6aには、焼成装置9の排気ガス口9aから排出される高温の排気ガスを、予熱装置10で利用した後に排出する排出パイプ14と、熱交換器32で冷却した後に排出する排気ガス管31とが、連結されている。
排気装置7は、除塵装置6で粉塵等が除去された排気ガスを誘引ファン7aで誘引した後、排気塔7bを介して加熱改質システム1外に排出する。
冷却設備5は、焼成装置9の排出口35(処理粉排出部)から排出された、含有する未燃カーボンが燃焼により減少したフライアッシュ原粉を受け入れ、冷却処理する。
図2は、焼成装置9の構成の詳細を示す説明図である。
図3(A)は、焼成装置9の炉体26(炉)の周壁内ライニング26a及び投入側フード内ライニング26bの形状を示す説明図である。
周壁内ライニング26aと投入側フード内ライニング26bとは、酸化アルミ系の耐火材で形成され、耐火材の外方側は冷却されている。このため、炉体26は、フライアッシュ原粉が含有する酸化バナジュームに起因する高温下での金属腐食を回避することができ、これにより、1000℃程度(すなわち未燃カーボンを発火させて加熱改質処理を実施することに耐える十分な温度)の耐火性を有することができる。
図3(B)は、焼成装置9の排出側から視た炉体26、及び炉体26内のフライアッシュ原粉の動きを示す説明図である。
図3(C)は、焼成装置9の炉体26内のフライアッシュ原粉の動きを炉体側方(図1における正面と反対側)から視た縦断面で示す説明図である。
例えば、焼成装置9は、炉体26が中心線方向に3段(前段、中段、後段)に分割するなど、複数に分割して構成してもよい。この場合、各段において、両端が多角形の同一形状の略筒状または略円錐台筒状を中心線を回転軸としてねじって形成する際のねじる角度をそれぞれ異なる角度にしてもよい。例えば、前段、中段、後段のねじる角度を、それぞれ、30度、45度、60度としてもよく、また、逆に60度、45度、30度としてもよい。これにより、各段における周壁内ライニング26aを構成する四角形の各周壁内ライニング側壁26eは、ねじれ角が異なるねじれた四角形となる。このため、フライアッシュ原粉が炉体26内を投入側から排出側に向かって徐々に送り出される(Adv.参照)過程において、各周壁内ライニング側壁26e上のフライアッシュ原粉の滑落による撹拌は、少なくとも各段ごとに異なったものにできる。これにより、炉体26内で送り出される(前進移動する)フライアッシュ原粉に含まれる未燃カーボンの燃焼状況に合わせて、フライアッシュ原粉の撹拌方法を変えることが可能となり、未燃カーボンの燃焼を効率よく行える。
2…加熱装置
3…フライアッシュ貯留設備
4…定量供給装置
5…冷却設備
6…除塵装置
7…排気装置
8…電力加熱装置
9…焼成装置焼成装置
10…予熱装置
26…炉体
26a…周壁内ライニング
26b…投入側フード内ライニング
26d…外周壁
26e…周壁内ライニング側壁
27…炉体支持部
30…投入部
30a…投入口
33…助燃バーナー
34…吹き込みノズル
35…排出口
Claims (3)
- 水平又は略水平の仮想回転軸にて回転される炉と、前記炉を回転させる回転駆動部と、前記炉内に酸素を供給する酸素供給部と、前記炉内を加熱する加熱部と、前記炉の一端側に設けられてフライアッシュと未燃カーボンを含む原粉が前記炉内に供給される原粉供給部と、前記炉の他端側に設けられて加熱済みの処理粉を排出する処理粉排出部と、を備えた焼成装置であって、
前記炉は、断面が多角形若しくは略多角形状であり前記一端から前記他端へ向かって全体がねじれているねじれ多角筒状若しくはねじれ多角推台筒状に形成され、
前記回転駆動部は、前記炉を、前記ねじれ平面における最下部となっている位置が前記一端側から徐々に他端側へ向かって移動する方向に回転させる構成であり、
前記加熱部および前記酸素供給部は、前記炉の他端側に設けられ、
前記酸素供給部は、前記炉の他端側から前記炉内へ前記酸素を吹き込む構成であり、
前記炉内を800〜900℃に加熱する構成であり、
前記炉が回転すると、熱によって滑りやすくなっている前記原粉は、前記炉の前記ねじれ平面に重なり合って載置された状態で次のねじれ平面の存在によって滑り止めされる状態となってそのまま持ち上がっていき、ある程度持ち上げられて落下する際に、後続の前記原粉を斜め方向から逆V字状に折り畳み込むようにして次々と巻き込んでいく構成である
焼成装置。 - 前記炉は、前記断面における各辺が直線状であり、前記中心軸の一端から他端へ向かって全体がねじれていることによってこの直線状部分がねじれ平面を形成する
請求項1記載の焼成装置。 - 前記炉は、前記各辺の長さが共通である正多角形に断面形状が形成された
請求項1または2記載の焼成装置。
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JP2017112437A JP6602817B2 (ja) | 2017-06-07 | 2017-06-07 | 焼成装置および炉 |
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