JP6597971B2 - 画像形成装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに基づく画像を形成する画像形成機能と、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果をクライアント端末に送信するするサーバ機能とを併せ持つ画像形成装置およびそのプログラムに関する。
画像形成装置の1つである複合機は、コピー/プリント/スキャン/FAXなど多様な画像形成機能を有している。近年は、これらの機能以外にも外部サーバやクラウドと連携した機能を提供している。そして今後は、画像形成装置自体にサーバ機能を含む構成が増えると考えられる。この場合、画像形成装置のハードウェアリソースを画像形成機能とサーバ機能で共用する構成にすることで、装置構成が簡略化されてコストの削減につながる。
また、ファイルサーバの機能を持たない従来の画像形成装置では、たとえば、原稿をスキャンして得たデータをネットワークを介して外部のファイルサーバに送信して保存させていたが、画像形成装置自体がファイルサーバの機能を有する構成にすると、スキャンして得たデータを自装置内部のファイルサーバに保存することになるため、外部へのアクセスが不要となり、セキュリティ対策としても効果がある。
ところで、近年は、ネットワークに複数の画像形成装置を接続して使用する環境が増えている。そこで、受信したプリントジョブ等を、自装置より処理能力等の高い他の画像形成装置に転送することで、より適切な画像形成装置でジョブが実行されるように制御するシステムが提案されている(たとえば、下記特許文献1、2参照)。
特開2006−305965号公報 特開2004−127310号公報
サーバ機能を含む画像形成装置は、それを含まない画像形成装置と比較すると各ハードウェアリソースの使用率が上昇する。たとえば、クライアントからサーバリクエストがあった場合、セッション情報を管理するためのメモリ領域を確保するため、サーバリクエスト数に比例してメモリ使用率が上昇する。また、アプリケーションサーバなどのように、自機のメモリを使用してサービスを提供するようなものでは、サーバリクエストを受信すると、サービスを提供するために必要なメモリ領域を確保するのでメモリ使用率が高まる。さらにファイルサーバ機能を使用すると、ハードディスクへのアクセスを高速化するためにメモリの空き領域にキャッシュ領域が確保される。具体的には、ファイル書き込みの場合は、キャッシュ領域にデータを保持しておき、まとめてディスクに書き込むことで高速化される。ファイル読み込みの場合は、あらかじめキャッシュ領域にデータを読み込んでおき、アクセス要求に備えることで読み出しが高速化される。
このように、画像形成装置にサーバ機能を追加すると、クライアントからのサーバリクエストによってメモリやCPU等のハードウェアリソースの使用率が上昇する。そのため、たとえば、サーバリクエストが集中してメモリ使用率が上昇しているときに、プリントジョブなどの画像形成ジョブを受信すると、該画像形成ジョブを実行するために必要なメモリが不足し、画像形成ジョブの実行に支障を来す恐れがある。具体的には、ハードディスク装置などの二次記憶装置へのスワップが発生し、該スワップのためのディスクアクセスがボトルネックとなって画像形成ジョブのパフォーマンスが低下してしまう。これは、CPU使用率に関しても同様である。
前述した特許文献1、2の技術を適用すれば、サーバリクエストが集中して自装置のパフォーマンスが低下している状態でプリントジョブを受信した場合に、より処理能力の高い他の画像形成装置にそのプリントジョブを転送して実行させることが可能になる。
しかし、プリントジョブが、ユーザの意図していない場所に設置された他の画像形成装置に転送された場合には、出力物の回収に関してユーザに不便を与えてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、画像形成機能とサーバ機能の双方を提供すると共に、サーバリクエストが集中してハードウェアリソースの使用率が上昇した場合でも、パフォーマンスを低下させずに画像形成ジョブを自装置で実行することのできる画像形成装置およびそのプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データに基づく画像を形成する画像形成機能と、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバ機能とを有する画像形成装置であって、
前記画像形成機能に係る画像形成ジョブの実行と前記サーバ機能に係るサーバジョブの実行とに共通に使用されるハードウェアリソースと、
実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、前記共通に使用されるハードウェアリソースの不足によって該画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断する判断部と、
前記判断部が前記画像形成ジョブの実行に支障が生じると判断した場合に、前記実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他のサーバに転送して実行させる転送部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明および下記[10]に記載の発明では、実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、画像形成ジョブの実行とサーバジョブの実行に共通に使用されるハードウェアリソース(CPU、メモリ等)の不足によってその画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断し、支障が生じると判断した場合、サーバジョブの少なくとも一部を他の画像形成装置(あるいはサーバ)に転送して実行させる。これにより、自装置でのハードウェアリソース不足を解消して画像形成ジョブの実行を可能にする。
[2]前記共通に使用されるハードウェアリソースはメモリを含み、
前記判断部は、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なメモリの容量と、空きメモリの容量とを比較して判断する
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
[3]前記共通に使用されるハードウェアリソースはCPUを含み、
前記判断部は、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なCPUの使用率と、CPU使用率の余裕度とを比較して判断する
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
[4]前記転送部は、前記画像形成ジョブの実行に要する時間よりもタイムアウトまでの残り時間が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明および下記[13]に記載の発明では、サーバリクエストに対してその応答を返さない場合はサーバとして重大なエラーになるので、画像形成ジョブを優先して実行した場合にタイムアウトする可能性のあるサーバジョブを優先的に転送対象に選択する。
[5]前記転送部は、実行に必要なメモリの容量が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[2]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[14]に記載の発明では、転送先の画像形成装置(サーバ)の負担(メモリの消費量)が大きく増えることを回避する。
[6]前記転送部は、実行に必要なCPUの使用率が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[3]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[15]に記載の発明では、転送先の画像形成装置(サーバ)の負担(CPU使用率)が大きく増えることを回避する。
[7]前記転送部は、転送先のサーバで実行可能なサーバジョブを転送する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明および下記[16]に記載の発明では、転送先で実行できないサーバジョブは転送しない、あるいは転送の優先順位を下げる。
[8]前記転送部は、転送対象のサーバジョブを、所定の優先順にしたがって、前記支障が解消されるまで選択し、該選択したサーバジョブを他のサーバに転送する、
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明および下記[17]に記載の発明では、サーバジョブの転送は支障が解消される範囲の最小限とする。
[9]他の画像形成装置から転送されてきたサーバジョブを実行する
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[10]画像データに基づく画像を形成する画像形成機能と、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバ機能とを提供し、前記画像形成機能に係る画像形成ジョブの実行と前記サーバ機能に係るサーバジョブの実行とに共通に使用されるハードウェアリソースを有する画像形成装置で実行されるプログラムであって、
実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、前記共通に使用されるハードウェアリソースの不足によって該画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで前記画像形成ジョブの実行に支障が生じると判断された場合に、前記実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他のサーバに転送して実行させる転送ステップと、
を有する
ことを特徴とするプログラム。
[11]前記共通に使用されるハードウェアリソースはメモリを含み、
前記判断ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なメモリの容量と、空きメモリの容量とを比較して判断する
ことを特徴とする[10]に記載のプログラム。
[12]前記共通に使用されるハードウェアリソースはCPUを含み、
前記判断ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なCPUの使用率と、CPU使用率の余裕度とを比較して判断する
ことを特徴とする[10]に記載のプログラム。
[13]前記転送ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に要する時間よりもタイムアウトまでの残り時間が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載のプログラム。
[14]前記転送ステップでは、実行に必要なメモリの容量が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[11]に記載のプログラム。
[15]前記転送ステップでは、実行に必要なCPUの使用率が少ないサーバジョブを優先的に転送する
ことを特徴とする[12]に記載のプログラム。
[16]前記転送ステップでは、転送先のサーバで実行可能なサーバジョブを転送する
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載のプログラム。
[17]前記転送ステップでは、転送対象のサーバジョブを、所定の優先順にしたがって、前記支障が解消されるまで選択し、該選択したサーバジョブを他のサーバに転送する、
ことを特徴とする[10]乃至[16]のいずれか1つに記載のプログラム。
[18]他の画像形成装置から転送されてきたサーバジョブを実行するステップをさらに有する
ことを特徴とする[10]乃至[17]のいずれか1つに記載のプログラム。
本発明に係る画像形成装置およびそのプログラムによれば、画像形成機能とサーバ機能の双方を提供しつつ、サーバリクエストが集中してハードウェアリソースの使用率が上昇した場合でも、パフォーマンスを低下させずに画像形成ジョブを自装置で実行することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を複数台含むネットワークシステムの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 複数のクライアントからサーバリクエストを順次受信したときの基本制御シーケンスを示す図である。 図3の各サーバリクエストを受信したときに画像形成装置のメモリの使用状況が変化する様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が行う基本制御を示す流れ図である(不足する共用リソースがメモリの場合)。 画像形成ジョブの種類に応じたメモリ使用率を示すメモリ使用率テーブルの一例を示す図である。 転送するサーバジョブを決定する処理(図5のステップS104)の詳細を示す流れ図である。 画像形成装置が現在受け付けているサーバジョブを一覧にしたサーバジョブテーブルの一例を示す図である。 サーバジョブを転送する処理(図5のステップS105)の詳細を示す流れ図である。 サーバジョブを転送した時のメモリの使用状況の変化を転送元と転送先について対比して示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が行う基本制御を示す流れ図である(不足する共用リソースがCPUの場合)。 画像形成ジョブの種類に応じたCPU使用率を示すCPU使用率テーブルの一例を示す図である。 転送するサーバジョブを決定する処理(図11のステップS404)の詳細を示す流れ図である。 画像形成装置が現在受け付けているサーバジョブを一覧にしたサーバジョブテーブルの一例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10を複数台含むネットワークシステム2の一例を示す図である。図1に示すネットワークシステム2は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3に、複数台の画像形成装置10と、複数のクライアント端末40と、任意台数のサーバ50とを接続して構成される。クライアント端末40は、携帯型PC、タブレットなどのモバイル端末やパーソナルコンピュータである。モバイル端末は、アクセスポイント5を介して無線通信によりネットワーク3に接続される。
ネットワークシステム2に接続されている各画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク3を通じて送信したりするスキャンジョブ、ファクシミリ送信や受信を行うFAXジョブ、クライアント端末40からネットワーク3を通じて受信した印刷データに基づいて記録紙上に文書や画像を印刷して出力するプリントジョブなどの各種のジョブを実行する機能(画像形成機能)を備えた、所謂、複合機(MFP)である。コピージョブ、プリントジョブ等、画像形成機能に係るジョブを総括して画像形成ジョブと呼ぶものとする。
画像形成装置10は、画像形成機能に加えて、サーバ機能も提供する。サーバ機能は、クライアント端末40からのサーバリクエストに応じてジョブを実行する機能である。サーバ機能に係るジョブをサーバジョブと呼ぶものとする。サーバ機能には、アプリケーションサーバ、Webサーバ、ファイルサーバなどの機能がある。
画像形成装置10は、画像形成機能とサーバ機能に共通に使用されるハードウェアリソース(共用リソースとする)を備えている。ここでは、メモリ、CPUが共用リソースに該当するものとする。画像形成装置10は、実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、共用リソースの不足によってその新たな画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断し、支障があると判断した場合は、実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送して実行させる。これにより、共用リソースの不足を解消して画像形成ジョブを自装置で優先的に実行すると共に、転送せずに残ったサーバジョブを自装置で実行する。
図2は、画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、スキャナ部14、画像形成部15、画像処理部16、FAX制御部17、不揮発メモリ18、ハードディスク装置19、ネットワーク通信部21、操作パネル22などが接続されている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10としての各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。またCPU11が、プログラムを実行する際には、該当のプログラムがハードディスク装置19から読み出されてRAM13に展開される。CPU11はRAM13に展開されたプログラムを参照して実行する。前述したように、CPU11とRAM13は、画像形成機能とサーバ機能の提供に共通に使用されるハードウェアリソース(共用リソース)である。
スキャナ部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部14は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
画像形成部15は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成(印刷)する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタのエンジン部として構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、プリントジョブに含まれる印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
FAX制御部17は、ファクシミリ送信、ファクシミリ受信に係る制御を行う。
不揮発メモリ18は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)である。ハードディスク装置19は、不揮発で大容量の記憶装置であり、各種のプログラム、印刷データなどが記憶される。
ネットワーク通信部21は、ネットワーク3を通じてクライアント端末40や他の画像形成装置10、サーバ50などの外部装置と通信する機能を果たす。
操作パネル22は、表示部23と、操作部24を備えている。表示部23は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部24は、テンキーやスタートボタンなどのハードキーと、表示部23の物理的画面上に設けられたタッチパネルとを備えている。タッチパネルは、表示部23の物理的画面がタッチペンや指などで接触操作された座標位置を検出する。
画像形成装置10のCPU11は、プログラムを実行することで、画像形成機能制御部31、サーバ機能制御部32、判断部33、転送部34、選択部35、共用リソース管理部36の各機能を果たす。
画像形成機能制御部31は、画像形成ジョブの実行に係る制御を行う。サーバ機能制御部32は、サーバジョブの実行に係る制御を行う。
判断部33は、実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、共用リソースの不足によって該画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断する。判断部33は、CPU11がプログラムの判断ステップを実行することによりその機能が実現される。
転送部34は、判断部33が画像形成ジョブの実行に支障が生じると判断した場合に、実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他のサーバに転送して実行させる動作に関する制御を行う。転送部34に含まれる選択部35は、転送するサーバジョブを選択して決定する。転送部34および選択部35の機能は、CPU11がプログラムの転送ステップを実行することにより実現される。
共用リソース管理部36は、共用リソースの使用状況を管理する。たとえば、RAM13においてメモリ領域の確保、解放等を行う。
次に、サーバジョブの転送に関連する画像形成装置10の動作を詳細に説明する。
図3は、複数のクライアント(クライアント端末40)からサーバリクエストを順次受信したときの基本制御シーケンスを示す図である。図4は、図3の各サーバリクエストを受信したときに画像形成装置10のメモリ(RAM13)の使用状況が変化する様子を示している。
図4(a)は、サーバリクエストを受信する前のメモリ(RAM13)の使用状態を示している。メモリには、画像形成機能制御部31の機能に関する画像形成制御プログラムやサーバ機能制御部32の機能に関するサーバ制御プログラムなどの各種のプログラムが配置されているが、各種のジョブを実行するに十分な空き領域が残っている。
画像形成装置10は、クライアント1からのサーバリクエストを受信(図3:P1)すると、セッションIDを含むセッション情報等を保存するための領域をメモリ(RAM13)上に確保し、該セッション情報等を自装置のメモリに保存する(図3:P2、図4(b))。そして、クライアント1に対して、セッションIDを返す(図3:P3)。
また、クライアント2からのサーバリクエストを受信(図3:P4)すると、クライアント2用のセッションIDを含むセッション情報等を保存するための領域をメモリ上に確保し、該セッション情報等を保存し(図3:P5、図4(c))、クライアント2にセッションIDを返す(図3:P6)。同様に、クライアント3からのサーバリクエストを受信(図3:P7)すると、クライアント3用のセッションIDを含むセッション情報等を保存するための領域をメモリ上に確保し、該セッション情報等を保存し(図3:P8、図4(d))、クライアント3にセッションIDを返す(図3:P9)。
このように、クライアントから画像形成装置に対して、サーバリクエストが発生すると、各クライアントに対するセッションIDを含むセッション情報等を保存するための領域がメモリ上に確保される。そのため、共用リソースであるメモリの空き領域は、受信して実行未完了のサーバリクエストが増えるほど、減少する。
次に、メモリの使用率が高くなって画像形成ジョブの実行に支障が生じる場合について説明する。
図5は、画像形成装置10が行う基本制御を示す流れ図である。また、図6は、画像形成ジョブの種類に応じたメモリ使用率を示すメモリ使用率テーブル60の一例である。なお、メモリの使用率、空きメモリの割合は、使用されるメモリの容量、空きメモリの容量と同意とする。
画像形成装置10は、画像形成ジョブ(プリント/コピー/スキャン/FAXジョブのいずれか)を受信すると、該受信した画像形成ジョブを実行したときに必要とされるメモリ使用率Raをメモリ使用率テーブル60を参照して取得する(ステップS101)。メモリ使用率テーブル60に示すように、メモリ使用率は、ジョブの種類、カラー/モノクロ、用紙サイズなどに応じて相違する。
次に、現在のメモリ使用率から空きメモリの割合Reを算出する(ステップS102)。ステップS101で算出したメモリ使用率Raと、ステップS102で算出した空きメモリの割合Reを比較し(ステップS103)、「算出したメモリ使用率Ra≦現在の空きメモリの割合Re」であれば(ステップS103;Yes)、メモリ不足は生じないので、受信した画像形成ジョブを実行する(ステップS106)。
「算出したメモリ使用率Ra>現在の空きメモリの割合Re」であれば(ステップS103;No)、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブから、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブを決定し(ステップS104))、該決定したサーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送する(ステップS105)。そして、ステップ102に戻って、現在のメモリ使用率から空きメモリの割合Reを改めて算出し直し(ステップS102)、「算出したメモリ使用率Ra≦現在の空きメモリの割合Re」になるまで、すなわち、メモリ不足が解消されるまで、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送する。「算出したメモリ使用率Ra≦現在の空きメモリの割合Re」になったら(ステップS103;Yes)、受信した画像形成ジョブを実行する(ステップS106)。
図7は、転送するサーバジョブを決定する処理(図5のステップS104)の詳細を示す流れ図である。また、図8は、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブ(実行すべきサーバジョブ)を一覧にしたサーバジョブテーブル70の一例である。
画像形成装置10は、受信した画像形成ジョブの処理完了までにかかる時間Tgを算出する(ステップS201)。次に、サーバジョブテーブル70を参照して、タイムアウトまでの時間が最も短いサーバジョブを選択する(ステップS202)。そして、選択したサーバジョブがタイムアウトするまでの時間Toutをサーバジョブテーブル70から取得する(ステップS203)。
次に、算出した画像形成ジョブの処理完了までにかかる時間Tgと、選択したサーバジョブがタイムアウトするまでの時間Toutを比較する(ステップS204)。「画像形成ジョブ完了までの時間Tg≦タイムアウトまでの時間Tout」でなければ(ステップS204;No)、すなわち、選択したサーバジョブが画像形成ジョブの実行が完了するまでにタイムアウトする場合は、選択したサーバジョブを、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブに決定して(ステップS209)、本処理を終了する。
一方、「画像形成ジョブ完了までの時間Tg≦タイムアウトまでの時間Tout」であれば(ステップS204;Yes)、同一ネットワーク3上の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)があるか否かを確認する(ステップS205)。
確認の結果、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)が同一ネットワーク3上に存在する場合は(ステップS206;Yes)、選択したサーバジョブのメモリ使用率を、サーバジョブテーブル70を参照して確認する(ステップS207)。
選択したサーバジョブのメモリ使用率が所定の閾値より低い場合は(ステップS207;Yes)、選択したサーバジョブを、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブに決定して(ステップS209)、本処理を終了する。
また、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)が同一ネットワーク3上に存在しない場合(ステップS206;No)、および、選択したサーバジョブのメモリ使用率が閾値以上の場合(ステップS207;No)は、該サーバジョブは転送対象から除外し、サーバジョブテーブル70から、先ほど選択したサーバジョブの次にタイムアウトまでの時間が短いサーバジョブを新たに選択し(ステップS208)、ステップS203に移行して処理を継続する。
19
図9は、サーバジョブを転送する処理(図5のステップS105)の詳細を示す流れ図である。画像形成装置10は、自機のメモリ領域に保持しているセッション情報等を、転送先の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に送信して、サーバジョブの代行を依頼する(ステップS301)。セッション情報等の転送が完了したら(ステップS302;Yes)、このセッション情報等を保持していた自機のメモリ領域を解放する(ステップS303)。
図10は、サーバジョブを転送した時のメモリ領域の使用状況の変化を転送元と転送先について対比して示す図である。同図(a)は、転送前の転送元の画像形成装置10のメモリ領域の使用状況を示し、同図(b)は転送前の転送先の画像形成装置10のメモリ領域の使用状況を示している。同図(c)は、セッション情報保持領域1に保持していたセッション情報を転送後の転送元の画像形成装置10のメモリ領域の使用状況を示し、同図(d)は上記転送後の転送先の画像形成装置10のメモリ領域の使用状況を示している。
このように、受信した画像形成ジョブを共用リソースであるメモリの不足が要因で実行できない場合に、サーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送し、そのサーバジョブが使用していたメモリ領域を解放するので、メモリ不足が解消され、受信した画像形成ジョブを自装置で円滑に実行することができる。また、サーバジョブの転送を、受信した画像形成ジョブが実行可能になる最小限にすることで、転送されずに済んだサーバジョブを画像形成ジョブと共に実行(たとえば、並列動作で実行)することが可能になる。
なお、サーバジョブは、画像形成ジョブの実行終了後に開始するようにされてもよい。この場合でも、セッション情報等を保持する必要があるので、画像形成ジョブの実行に必要なメモリが不足する場合には、不足が解消されるまでサーバジョブを転送する処理が有効となる。
次に、サーバジョブの存在によって共用リソースの1つであるCPUの使用率が高くなって画像形成ジョブの実行に支障が生じる場合について説明する。
図11は、画像形成装置10が行う基本制御を示す流れ図である。また、図12は、画像形成ジョブの種類に応じたCPU使用率を示すCPU使用率テーブル80の一例である。
画像形成装置10は、画像形成ジョブ(プリント/コピー/スキャン/FAXジョブのいずれか)を受信すると、該受信した画像形成ジョブの実行に必要とされるCPU使用率KaをCPU使用率テーブル80から取得する(ステップS401)。
次に、現在のCPU使用率からCPU使用率の余裕度Keを算出する(ステップS402)。ステップS401で算出したCPU使用率Kaと、ステップS402で求めたCPU使用率の余裕度Keを比較し(ステップS403)、「算出したCPU使用率Ka≦CPU使用率の余裕度Ke」であれば(ステップS403;Yes)、受信した画像形成ジョブを実行する(ステップS406)。
「算出したCPU使用率Ka>CPU使用率の余裕度Ke」であれば(ステップS403;No)、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブから、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブを決定し(ステップS404))、該決定したサーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送する(ステップS405)。
そして、ステップ402に戻って、現在のCPU使用率の余裕度Keを改めて算出し直し(ステップS402)、「算出したCPU使用率Ka≦CPU使用率の余裕度Ke」になるまで、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送する。「算出したCPU使用率Ka≦CPU使用率の余裕度Ke」になったら(ステップS403;Yes)、受信した画像形成ジョブを実行する(ステップS406)。
図13は、転送するサーバジョブを決定する処理(図11のステップS404)の詳細を示す流れ図である。また、図14は、画像形成装置10が現在受け付けているサーバジョブを一覧にしたサーバジョブテーブル90の一例である。
画像形成装置10は、受信した画像形成ジョブの処理完了までにかかる時間Tgを算出する(ステップS501)。次に、サーバジョブテーブル90を参照して、タイムアウトまでの時間が最も短いサーバジョブを選択する(ステップS502)。そして、選択したサーバジョブがタイムアウトするまでの時間Toutをサーバジョブテーブル90から取得する(ステップS503)。
次に、算出した画像形成ジョブの処理完了までにかかる時間Tgと、選択したサーバジョブがタイムアウトするまでの時間Toutを比較する(ステップS504)。「画像形成ジョブ完了までの時間Tg≦タイムアウトまでの時間Tout」でなければ(ステップS504;No)、すなわち、画像形成ジョブの実行が完了するまでにタイムアウトする場合は、先ほど選択したサーバジョブを、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブに決定して(ステップS509)、本処理を終了する。
一方、「画像形成ジョブ完了までの時間Tg≦タイムアウトまでの時間Tout」であれば(ステップS504;Yes)、同一ネットワーク3上の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)があるか否かを確認する(ステップS505)。
確認の結果、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)が同一ネットワーク3上に存在する場合は(ステップS506;Yes)、選択したサーバジョブの平均のCPU使用率を、サーバジョブテーブル90を参照して確認する(ステップS507)。
選択したサーバジョブの平均のCPU使用率が所定の閾値より低い場合は(ステップS507;Yes)、選択したサーバジョブを、他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送するサーバジョブに決定して(ステップS509)、本処理を終了する。
また、選択したサーバジョブと同様のサービスを提供可能な画像形成装置10(あるいはサーバ50)が同一ネットワーク3上に存在しない場合(ステップS506;No)、および、選択したサーバジョブの平均のCPU使用率が閾値以上の場合(ステップS507;No)は、サーバジョブテーブル90から、先ほど選択したサーバジョブの次にタイムアウトまでの時間が短いサーバジョブを新たに選択し(ステップS508)、ステップS503に移行して処理を継続する。
転送対象のサーバジョブをCPU使用率が閾値未満のものに制限することで、転送先での負荷(CPU使用率)の増加を抑制して、転送先でジョブの実行に支障が生じないように配慮する。
サーバジョブを転送する処理(図11のステップS405)の詳細は、図9と同様であり、その説明は省略する。
画像形成装置10(あるいはサーバ50)は、他の画像形成装置10からサーバジョブの転送を受けた場合、その転送されてきたサーバジョブを、転送元の装置に代行して実行する。すなわち、転送元から転送されてきたセッション情報やセッションIDを使用し、転送元のサーバになりすまして、サーバーリクエストの送信元のクライアント端末40に対してサーバジョブの処理結果を送信する。
このように、受信した画像形成ジョブを、共用リソースであるCPUの使用率の余裕度の不足が要因で実行できない場合に、サーバジョブを他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)に転送し、そのサーバジョブによるCPU使用率の分だけCPU使用率の余裕度を増やすので、CPU使用率の余裕度の不足が解消され、受信した画像形成ジョブを自装置で円滑に実行することができる。また、サーバジョブの転送を、受信した画像形成ジョブが実行可能になる最小限にすることで、転送されなかったサーバジョブを画像形成ジョブと共に並行して実行することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、メモリ使用率とCPU使用率に関して個別に説明したが、メモリ不足が解消されかつCPU使用率の余裕度が足りるようになるまで、サーバジョブを転送するようにしてもよい。
なお、ステップS204;Yesで転送対象に決定したサーバジョブ、あるいは、ステップS404;Yesで転送対象に決定したサーバジョブについても、同様のサービスを提供可能な他の画像形成装置10(あるいはサーバ50)が存在するか否かを判断し、存在しない場合には、「タイムアウトしないように応答を返送し、サーバジョブ自体は実行しない」旨を指示して該サーバジョブを転送先に転送し、画像形成ジョブの実行が終了したらその転送先からそのサーバジョブを引き戻して自装置で実行するようにしてもよい。
サーバジョブの一覧にあるすべてのサーバジョブをチェックしても、メモリ不足やCPU使用率の余裕度の不足が解消されない場合には、再度、サーバジョブの一覧からタイムアウト時間の短い順、あるいは、メモリ使用率の低い順、あるいはCPU使用率の低い順、にサーバジョブを選択し、同様のサービスを提供可能なサーバが同一ネットワーク3上に存在するか否か、メモリ使用率が閾値未満か否か、CPU使用率が閾値未満か否か、などの条件を無視して転送対象のサーバジョブを決定するようにしてもよい。
同様のサービスを提供可能なサーバが同一ネットワーク3上に存在しないにも関わらず転送対象に決定したサーバジョブについては、前述したように、「タイムアウトしないように応答を返送し、サーバジョブ自体は実行しない」旨を指示して該サーバジョブを転送先に転送し、画像形成ジョブの実行が終了したらその転送先からそのサーバジョブを引き戻して自装置で実行するようにすればよい。
2…ネットワークシステム
3…ネットワーク
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…スキャナ部
15…画像形成部
16…画像処理部
17…FAX制御部
18…不揮発メモリ
19…ハードディスク装置
21…ネットワーク通信部
22…操作パネル
23…表示部
24…操作部
31…画像形成機能制御部
32…サーバ機能制御部
33…判断部
34…転送部
35…選択部
36…共用リソース管理部
40…クライアント端末
50…サーバ
60…メモリ使用率テーブル
70…サーバジョブテーブル
80…CPU使用率テーブル
90…サーバジョブテーブル

Claims (18)

  1. 画像データに基づく画像を形成する画像形成機能と、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバ機能とを有する画像形成装置であって、
    前記画像形成機能に係る画像形成ジョブの実行と前記サーバ機能に係るサーバジョブの実行とに共通に使用されるハードウェアリソースと、
    実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、前記共通に使用されるハードウェアリソースの不足によって該画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が前記画像形成ジョブの実行に支障が生じると判断した場合に、前記実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他のサーバに転送して実行させる転送部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記共通に使用されるハードウェアリソースはメモリを含み、
    前記判断部は、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なメモリの容量と、空きメモリの容量とを比較して判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記共通に使用されるハードウェアリソースはCPUを含み、
    前記判断部は、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なCPUの使用率と、CPU使用率の余裕度とを比較して判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記転送部は、前記画像形成ジョブの実行に要する時間よりもタイムアウトまでの残り時間が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記転送部は、実行に必要なメモリの容量が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記転送部は、実行に必要なCPUの使用率が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記転送部は、転送先のサーバで実行可能なサーバジョブを転送する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記転送部は、転送対象のサーバジョブを、所定の優先順にしたがって、前記支障が解消されるまで選択し、該選択したサーバジョブを他のサーバに転送する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 他の画像形成装置から転送されてきたサーバジョブを実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 画像データに基づく画像を形成する画像形成機能と、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバ機能とを提供し、前記画像形成機能に係る画像形成ジョブの実行と前記サーバ機能に係るサーバジョブの実行とに共通に使用されるハードウェアリソースを有する画像形成装置で実行されるプログラムであって、
    実行すべきサーバジョブが存在する状態で新たな画像形成ジョブが投入された場合に、前記共通に使用されるハードウェアリソースの不足によって該画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記画像形成ジョブの実行に支障が生じると判断された場合に、前記実行すべきサーバジョブの少なくとも一部を他のサーバに転送して実行させる転送ステップと、
    を有する
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 前記共通に使用されるハードウェアリソースはメモリを含み、
    前記判断ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なメモリの容量と、空きメモリの容量とを比較して判断する
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記共通に使用されるハードウェアリソースはCPUを含み、
    前記判断ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に支障が生じるか否かを、前記画像形成ジョブの実行に必要なCPUの使用率と、CPU使用率の余裕度とを比較して判断する
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  13. 前記転送ステップでは、前記画像形成ジョブの実行に要する時間よりもタイムアウトまでの残り時間が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1つに記載のプログラム。
  14. 前記転送ステップでは、実行に必要なメモリの容量が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  15. 前記転送ステップでは、実行に必要なCPUの使用率が少ないサーバジョブを優先的に転送する
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  16. 前記転送ステップでは、転送先のサーバで実行可能なサーバジョブを転送する
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1つに記載のプログラム。
  17. 前記転送ステップでは、転送対象のサーバジョブを、所定の優先順にしたがって、前記支障が解消されるまで選択し、該選択したサーバジョブを他のサーバに転送する、
    ことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1つに記載のプログラム。
  18. 他の画像形成装置から転送されてきたサーバジョブを実行するステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1つに記載のプログラム。
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