JP6597706B2 - 車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置 - Google Patents

車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置 Download PDF

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Description

この発明は、液圧ブレーキ装置と電動ブレーキ装置とを備えた車両用制動装置においてブレーキパッドの摩耗状態を電気的に推定するような車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置に関する。
一般に、車両のブレーキ装置に装備されているブレーキパッドの摩耗状態を検知するには、実際にブレーキ装置を作動させて、当該ブレーキ装置の作動時に異音が発生するか否かで、ブレーキパッドが摩耗しているか否かを判断するしかなかった。
このような問題点を解決するために、既に特許文献1に開示された電動ブレーキ装置が発明されている。
すなわち、EPB装置(Electric Parking Brake)の電動モータにおけるモータ回転角を検出するモータ回転角検出手段と、ブレーキカを推定するブレーキ力推定手段とを備え、モータ回転角検出手段で検出されるモータ回転角と、ブレーキ力推定手段で求められるブレーキカとの相関を、ブレーキパッドが非摩耗時のモータ回転角とブレーキカとの定められた相関と比較して、現時点のブレーキパッドの摩耗量を推定するものである。
この特許文献1に開示された電動ブレーキ装置においては、ブレーキパッドの摩耗状態を推定することができる利点がある反面で、液圧ブレーキ装置(Dynamic Stability Control System、ダイナミックスタビリティコントロールシステム、略してDSC装置)とEPB装置(電動ブレーキ装置)とが併用されている車両において、ブレーキパッドの摩耗状態を推定する際、液圧ブレーキ装置が作動していると、ブレーキパッドが液圧により既に押し付けられているため、ブレーキパッド摩耗状態の正確な推定が困難となる問題点があった。
特開2015−187483号公報
そこで、この発明は、液圧ブレーキ装置(DSC装置)と電動ブレーキ装置(EPB装置)とが併用される車両において、ブレーキパッドの摩耗状態を電気的に正確に推定し、かつブレーキパッドの摩耗情報を乗員に報知することができる車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置の提供を目的とする。
この発明による車両用状態推定装置は、液圧ブレーキ装置と電動ブレーキ装置とを備えた車両用制動装置において、上記電動ブレーキ装置を駆動するモータと、上記モータに出力する電流がピーク値に達するまでの電流値の勾配を検知するモータ電流値検知手段と、を備え、上記電流値は、電動ブレーキ装置の作動初期に立上がる第1勾配部と、該第1勾配部がピーク値からベース値まで低下し、その後一定の低電流値を維持する一定部と、該一定部から次のピーク値まで立上がる第2勾配部とを含み、上記モータ電流値検知手段の電流値の検知範囲は、上記第2勾配部のベース値とピーク値との間とされ、上記液圧ブレーキ装置が非作動状態で上記電動ブレーキ装置を作動させる作動手段と、上記電動ブレーキ装置の作動中の電流値の検知勾配が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配に対して大きいか否かを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に基づいて電流値の検知勾配が基準勾配より大きい時、ブレーキパッドが摩耗状態であると推定する推定手段とを備え、上記モータ電流値の上記第2勾配部における検知勾配が基準勾配に近接しているか否かを判定する判定手段を設け、該判定手段で仮想延長ラインの設定が必要であると判定された時、上記基準勾配と上記検知勾配とに沿って、それぞれ仮想延長ラインが設定され、上記比較手段は、上記仮想延長ラインを含む検知勾配と基準勾配とを比較するものである。
上記構成によれば、モータ電流値検知手段は、モータに出力する電流がピーク値に達するまでの電流値の勾配(第2勾配部の勾配)を検知する。
上述の作動手段は、液圧ブレーキ装置が非作動状態で上記電動ブレーキ装置を作動させる。
上述の比較手段は、該電動ブレーキ装置の作動中の電流値の検知勾配が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配に対して大きいか否かを比較する。
上述の推定手段は、上記比較手段の比較結果に基づいて電流値の検知勾配が基準勾配より大きい時、ブレーキパッドが摩耗状態であると推定する。
このように、摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配と、摩耗状態を検知すべき被検知ブレーキパッドが装着された車両における電流値の検知勾配と、を比較して、検知勾配が基準勾配より大きい時、ブレーキパッドが摩耗状態であると推定するので、ブレーキパッドの摩耗状態を確実に推定することができる。
また、上述の摩耗状態の推定は、液圧ブレーキ装置が作動していない状態下で実行されるので、ブレーキパッドには液圧による圧力が加わっておらず、ブレーキパッドの摩耗状態を正確に推定することができる。
さらに、上記基準勾配と上記検知勾配とに沿って、それぞれ仮想延長ラインが設定されるものであるから、基準勾配と検知勾配とが互いに近接していても、上記仮想延長ラインの設定により、各勾配間の隙間の拡大を図ることができ、拡大された隙間の大小でブレーキパッドの摩耗状態を推定することができる。このため、摩耗状態の推定が容易となる。
さらにまた、上記比較手段は、上記仮想延長ラインを含む検知勾配と基準勾配とを比較するものである。
これにより、高い分解能を必要とすることなく、仮想延長ラインを含む電流値の勾配同士を比較して、ブレーキパッドの摩耗状態を容易に推定することができる。
この発明による車両用状態推定装置を用いた報知装置は、請求項1に記載の車両用状態推定装置において、上記推定手段によりブレーキパッドが摩耗状態であると推定された時、ブレーキパッドの摩耗情報を乗員に報知する報知手段を備えたものである。
上記構成によれば、上述の報知手段にてブレーキパッドの摩耗情報を乗員(ドライバ)に報知することができる。
なお、上述の報知手段は、インストルメントパネルに設けられる報知ランプやマルチインフォメーションディスプレイに設定してもよく、車載スピーカに設定してもよい。
この発明によれば、液圧ブレーキ装置(DSC装置)と電動ブレーキ装置(EPB装置)とが併用される車両において、ブレーキパッドの摩耗状態を電気的に正確に推定し、かつブレーキパッドの摩耗情報を乗員に報知することができる効果がある。
本発明の車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置を備えた車両の概略図 電動ブレーキ装置を示す断面図 車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置を示す制御回路プロツク図 ブレーキパッドの摩耗状態推定を示すフローチャート 時間に対する電動モータの電流値変化を示す説明図 トルクに対するモータ回転数の変化を示す説明図
液圧ブレーキ装置(DSC装置)と電動ブレーキ装置(EPB装置)とが併用される車両において、ブレーキパッドの摩耗状態を電気的に正確に推定し、かつブレーキパッドの摩耗情報を乗員に報知するという目的を、液圧ブレーキ装置と電動ブレーキ装置とを備えた車両用制動装置において、上記電動ブレーキ装置を駆動するモータと、上記モータに出力する電流がピーク値に達するまでの電流値の勾配を検知するモータ電流値検知手段と、を備え、上記電流値は、電動ブレーキ装置の作動初期に立上がる第1勾配部と、該第1勾配部がピーク値からベース値まで低下し、その後一定の低電流値を維持する一定部と、該一定部から次のピーク値まで立上がる第2勾配部とを含み、上記モータ電流値検知手段の電流値の検知範囲は、上記第2勾配部のベース値とピーク値との間とされ、上記液圧ブレーキ装置が非作動状態で上記電動ブレーキ装置を作動させる作動手段と、上記電動ブレーキ装置の作動中の電流値の検知勾配が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配に対して大きいか否かを比較する比較手段と、上記比較手段の比較結果に基づいて電流値の検知勾配が基準勾配より大きい時、ブレーキパッドが摩耗状態であると推定する推定手段とを備え、上記モータ電流値の上記第2勾配部における検知勾配が基準勾配に近接しているか否かを判定する判定手段を設け、該判定手段で仮想延長ラインの設定が必要であると判定された時、上記基準勾配と上記検知勾配とに沿って、それぞれ仮想延長ラインが設定され、上記比較手段は、上記仮想延長ラインを含む検知勾配と基準勾配とを比較するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置を示し、図1は当該車両用状態推定装置、報知装置を備えた車両の概略図である。
図1に示すように、この実施例の車両は、フットブレーキ装置1(フットブレーキ機構)と、DSC(Dynamic Stability Control System)装置2(液圧ブレーキ装置)と、EPB(Electric Parking Brake)装置3(電動パーキングブレーキ装置)と、ECU(Electronic Control Unit)4(制御手段)等を備えている。
一方で、エンジン5は、トルクコンバータを介してクラッチの締結により自動変速機6(いわゆるAT)に駆動力(駆動トルク)を伝達している。
このエンジン5は、エンジン制御部からエンジン停止実行指令を受信したとき、燃料噴射を停止し、エンジン再始動実行指令を受信したとき、再始動動作を実行する。
自動変速機6は、各センサからの入力信号を受けて、エンジン5から入力された駆動力を走行状態および乗員が選択したシフトレンジに応じて所定のトルクおよび回転数に変換し、ギヤトレインおよび差動装置を介して駆動輪に伝達している。
図1に示すように、シフト装置7は、乗員が操作可能なシフトレバー8と、下から順に設定されたD,N,R,Pレンジにそれぞれ対応したシフトインジケータと、装置内部に設置されたシフトポジションセンサ(図示せず)等を備えている。
シフトポジションセンサは、シフトレバー8の移動に応じてスライドするスライダに設けられた可動センサと、スライダを支持する支持部(図示せず)に設けられた固定センサとの相対位置に基づいて、乗員が選択したシフトレンジに対応したシフト位置を検出している。
次に、フットブレーキ装置1について説明する。
フットブレーキ装置1は、ブレーキペダル11の踏込み操作に応じて加圧されたブレーキ液(以下単に、ブレーキ液圧と称する)を前後2対の液圧ブレーキ機構12に供給して前後2対の車輪10を制動可能に構成されている。
図1に示すように、フットブレーキ装置1は、ブレーキペダル11と、マスタシリンダ13と、ブースタ14と、液圧ブレーキ機構12等を備えている。
ブースタ14は、ブレーキペダル11に連動して軸方向に移動可能な可動壁(図示せず)を有し、この可動壁によって区画された負圧室と大気室との差圧を利用してブレーキペダル11の踏込みカを倍力している。車輪10にそれぞれ設けられた液圧ブレーキ機構12は、油路によってマスタシリンダ13に接続され、乗員によるブレーキペダル11の踏込み操作に応じて各車輪10に制動力を付与している。なお、図1において、23はアクセルペダルである。
図2は電動パーキングブレーキ装置(EPB装置)を示す断面図である。
図2に示すように、各液圧ブレーキ機構12は、車輪10に一体回転可能に設けられたディスクロータ15と、このディスクロータ15に制動力を付与可能なキャリパ16等を備えている。キャリパ16は、ディスクロータ15に鞍状に跨って配設されたキャリパ本体17と、このキャリパ本体17の内部にてディスクロータ15を挟んでその両側に配設されたアウタ側ブレーキパッド18とインナ側ブレーキパッド19とを備えている。
インナ側ブレーキパッド19の内側には、ディスクロータ15の軸心方向に移動可能なピストン部21が配設され、このピストン部21は、キャリパ本体17に支持されたホイールシリンダ22の内周に摺動可能に嵌挿されている。ホイールシリンダ22の内部には油路が接続されている。
乗員がブレーキペダル11を踏込み操作すると、ブレーキ液圧が油路を流れてホイールシリンダ22内に供給され、ピストン部21を軸心方向外側に向けて前進させる。
これに伴い、アウタ側ブレーキパッド18がディスクロータ15の内側に押し付けられ、この反力により、キャリパ本体17が内側に移動し、アウタ側ブレーキパッド18がディスクロータ15の外側に押し付けられる。これにより、フットブレーキ装置1の制動力を発生させている。
次に、DSC装置2について説明する。
DSC装置2(液圧ブレーキ装置)は、ブレーキペダル11の踏込み操作と独立してフロント2輪10およびリヤ2輪10を制動可能に構成されている。
次に、EPB装置3について説明する。
EPB装置3は、ブレーキペダル11の踏込み操作と独立して駆動され、所定の条件が成立したとき、図2に示すホイールシリンダ22内のピストン部21を駆動して、リヤ2輪10を制動することで、車両の停止状態を維持するように形成されている。
EPB装置3は、ECU4内に設けられたEPB制御部と、電動ブレーキ機構31(図1、図2参照)等によって構成されている。
EPB制御部は、各センサからの入力信号を受けて、電動ブレーキ機構31の車輪制動力を制御している。具体的には、EPB制御部は、EPBスイッチ32(図1、図3参照)のオン信号に基づき、電動ブレーキ機構31の車輪制動力を所定の荷重になるように制御している。
なお、上述のEPBスイッチ32は、車室内におけるセンタコンソール上部に設けられている。
電動ブレーキ機構31は、図2に示すように、電動モータMを備えており、この電動モータMの出力軸にピニオン33を嵌合すると共に、スクリュ34の一端側においてホイールシリンダ22外に設けた減速ギヤ35と上述のピニオン33とを噛合させている。
また、上述のスクリュ34はホイールシリンダ22内に位置しており、このスクリュ34の他端部にはスピンドルナット36を螺合している。このスピンドルナット36はピストン部21の内周部に配置されており、電動モータMの正転時には、各要素33,35,34,36を介してピストン部21を制動方向に前進させ、電動モータMの逆転時には、各要素33,35,34,36を介してピストン部21を制動解除方向、つまり、リリース方向に後退させるよう構成している。
図5はEPB装置3における電動モータMの電流値変化を示す説明図、図6はトルクに対する電動モータMのモータ回転数の変化を示す説明図である。
図5に示すように、EPB装置3の電動モータMに流れる電流値は、モータ始動時の起動トルクにより急勾配で立上がり、その後、ピーク値aからベース値bまで低下した後に、ピストン部21が前進する一定の低電流値を維持する一定部cを経る。
次に、ブレーキパッド19がディスクロータ15に接触するタッチディスク部dから、ブレーキパッド19,18がディスクロータ15に押付けられるので、トルクの上昇と共に電流値も所定勾配で次のピーク値eまで立上がる。
上述の電動モータMの作動初期に立上がる勾配を第1勾配部Aとし、一定部c経過後のベース値bまたは、タッチディスク部dから次のピーク値eまでの勾配を第2勾配部Bとする。
要するに、電動モータMの電流値は、EPB装置3の作動初期に立上がる第1勾配部Aと、該第1勾配部Aがピーク値aからベース値bまで低下し、その後一定の低電流値を維持する一定部cと、該一定部cから次のピーク値eまで立上がる第2勾配部Bとを含む。
ここで、摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の第2勾配(詳しくは、第2勾配部Bの勾配)を基準勾配B0とし、摩耗状態を検知すべき被検知ブレーキパッド18,19が装着された車両における電動モータMの電流値の第2勾配(詳しくは、第2勾配部Bの勾配)を検知勾配B1とする。
図5に示すように、摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値における基準勾配B0に対して、ブレーキパッド18,19の摩耗が進行する程、検知勾配B1が大きくなるものである。
図6は、横軸にトルクをとり、縦軸にEPB装置3の電動モータMのモータ回転数をとって、ブレーキパッド18,19の摩耗により、モータ電流値が変化する理由を示すための説明図である。
図6に特性fで示す摩耗していないブレーキパッドの場合には、当該ブレーキパッドが非摩耗で軟らかい状態にあるので、ディスクロータ15に押し付けられてもブレーキパッドが撓み、モータ回転数は低下しにくい(同図のタッチディスクとフルクランプとの間参照)。
一方で、図6に特性gで示す摩耗したブレーキパッドの場合には、当該ブレーキパッドが、摩耗により、薄く、かつ硬くなっているため、ディスクロータ15に押し付けられても、ブレーキパッドが撓みにくく、モータ回転数の低下度合が大となる。この図6の特性f,gのモータ回転数の低下度合の差異が、図5に示す電流値の違いに現われ、特に、図5の基準勾配B0と検知勾配B1との差異になる。
図3は車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置を示す制御回路ブロック図である。
次に、図3を参照してECU4について説明する。
ECU4は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)と、入力側インタフェースと、出力側インタフェース等によって構成されている。
ROMはブレーキパッドの摩耗状態推定処理を実行するためのプログラム(図4参照)を格納し、RAMは、CPUが一連の処理を行なう際に用いるデータやマップ等を記憶する記憶手段である。
ECU4は、EPBスイッチ32、各車輪速センサ37、マスタ圧センサ38からの入力に基づいて、ROMに格納されたプログラムに従って、DSC装置2、EPB装置3、報知装置39を駆動制御すると共に、EPB装置3の作動時には、電動モータMのモータ電流、モータ電圧がECU4に入力されるよう構成している。
EPBスイッチ32は、センタコンソールに設けられており、乗員によるEPBスイッチ32のオン操作時にEPB装置3を駆動する指令を出す。
車輪速センサ37は各車輪10の回転速度に応じた信号を出力し、ECU4はこれら各車輪速センサ37からの信号に基づいて車速を演算する機能をも備えている。
マスタ圧センサ38は、フットブレーキ装置1におけるマスタシリンダ13内のマスタ圧を検出する既存の部品であり、ブレーキペダル11が踏まれていない時にはマスタ圧がゼロになるので、このマスタ圧センサ42によりブレーキペダル11の踏込み有無を検知することができる。
DSC装置2(液圧ブレーキ装置)は、液圧により、フロント2輪10、リヤ2輪10を制動制御する。
EPB装置3(電動ブレーキ装置)は、電動モータMの作動時に、リヤ2輪10を制動制御する。
報知装置39は、後述する推定手段(各ステップS8,S12参照)によりブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定された時、当該ブレーキパッド18,19の摩耗情報を乗員に報知するものであって、該報知装置39は、インストルメントパネルに設けられる報知ランプやマルチインフォメーションディスプレイまたは車載スピーカにより構成することができる。
また、上述のECU4の内部には、電動モータMの作動時にそのモータ電流値を検知するモータ電流値検知部40と、第2勾配部Bの検知勾配B1を演算する演算部41とが設けられている。
上述のモータ電流値検知部40は、演算部41の演算結果に基づいて、第2勾配部Bのベース値(一定部c経過後のベース値b参照)とピーク値eとの間の電流値の検知勾配B1を検知するモータ電流値検知手段である。
上述のECU4は、DSC装置2(液圧ブレーキ装置)が非作動状態でEPB装置3(電動ブレーキ装置)を作動させる作動手段(図4に示すフローチャートの各ステップS2〜S4からなるルーチンR1参照)と、
EPB装置3の作動中の電流値の検知勾配B1が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配B0に対して大きいか否かを比較する比較手段(図4に示すフローチャートの各ステップS7,S11参照)と、
上記比較手段(ステップS7,S11)の比較結果に基づいて電流値の検知勾配B1が基準勾配B0より大きい時(各ステップS7,S11のYES判定参照)、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定する推定手段(図4に示すフローチャートの各ステップS8,S12参照)と、を兼ねる。
このように構成した車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置の作用を、図4に示すフローチャートを参照して、以下に説明する。
なお、図4に示すフローチャートの各ステップは、その処理内容に対応した手段を構成するものである。また、この実施例では、図5に示す電流値波形はRAMにマップとして読出し可能に記憶される。さらに、RAMの所定エリアにはDSC装置2が作動するとフラグ(F=1)を設定し、DSC装置2の作動が解除されるとフラグ(F=0)を設定するものである。
ステップS1で、ECU4は、EPBスイッチ32からの信号、RAMの所定エリア内のフラグFを含む必要な各種信号の読込みを実行する。
次にステップS2で、ECU4は、読出したフラグF内容に基づいてDSC装置2(液圧ブレーキ装置)が非作動か否かを判定し、NO判定時(F=1の時)にはステップS1にリターンする一方で、YES判定時(F=0の時)には、次のステップS3に移行する。
このステップS3で、ECU4はEPBスイッチ32が操作されたか否かを判定し、NO判定時にはステップS1にリターンする一方で、YES判定時には、次のステップS4に移行する。
このステップS4で、ECU4は、DSC装置2が非作動で、かつEPBスイッチ32が操作されるという2条件の成立に対応して、EPB装置3(電動ブレーキ装置)を作動させる。つまり、電動モータMに対する通電を実行する。
電動モータMが駆動されると、図2に示す各要素33,35,34,36を介してピストン部21が制動方向に前進し、ブレーキパッド18,19がディスクロータ15に接触した後に、これらの各ブレーキパッド18,19がディスクロータ15に押し付けられる。この場合のモータ電流値の第2勾配部Bにおける検知勾配B1(図5参照)はモータ電流値検知部40にて検知される。
次にステップS5で、ECU4は、モータ電流値の検知勾配B1が基準勾配B0に近接しているか否かを判定する。つまり、このステップS5では、仮想延長ラインの設定が必要か否かを判定している。
そして、ステップS5でNO判定されるとステップS11に移行する一方で、YES判定されると次のステップS6に移行する。
このステップS6で、ECU4は図5に示す基準勾配B0と検知勾配B1とに沿って、それぞれ仮想延長ラインL0,L1を設定する。
次にステップS7で、ECU4は仮想延長ラインL1を一含む検知勾配B1と、仮想延長ラインL0を含む基準勾配B0とを比較して、検知勾配B1が基準勾配B0よりも大きいか否かを判定し、YES判定時には次のステップS8に移行し、NO判定時には別のステップS10に移行する。
上述のステップS8で、ECU4は検知勾配B1が基準勾配B0よりも大きいことに対応して、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定する一方、上述のステップS10では、ECU4はステップS7でのNO判定に対応して、ブレーキパッド18,19が非摩耗状態であると推定した後に処理を終了する。
ステップS8の次にステップS9に移行し、このステップS9でECU4は報知装置39を作動して、ブレーキパッド18,19の摩耗情報を乗員(ドライバ)に報知する。
ここで、報知装置39として報知ランプを採用した場合には、当該報知ランプの点灯または点滅により摩耗情報を乗員に報知し、報知装置39としてマルチインフォメーションディスプレイを採用した場合には、当該マルチインフォメーションディスプレイにて摩耗情報を乗員に可視表示し、報知装置39として車載スピーカを採用した場合には、当該車載スピーカにて摩耗情報を乗員に音で報知する。
一方、上述のステップS11で、ECU4は検知勾配B1と基準勾配B0とを比較して、検知勾配B1が基準勾配B0よりも大きいか否かを判定し、YES判定時には次のステップS12に移行し、NO判定時には別のステップS14に移行する。
上述のステップS12で、ECU4は検知勾配B1が基準勾配B0よりも大きいことに対応して、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定する一方、上述のステップS14では、ECU4はステップS11でのNO判定に対応して、ブレーキパッド18,19が非摩耗状態であると推定した後に処理を終了する。
ステップS12の次にステップS13に移行し、このステップS13でECU4は報知装置39を作動して、ブレーキパッド18,19の摩耗情報を乗員に報知した後に処理を終了する。
このように、上記実施例の車両用状態推定装置は、液圧ブレーキ装置(DSC装置2)と電動ブレーキ装置(EPB装置3)とを備えた車両用制動装置において、上記電動ブレーキ装置(EPB装置3)を駆動するモータMと、上記モータMに出力する電流がピーク値に達するまでの電流値の勾配を検知するモータ電流値検知手段(モータ電流値検知部40参照)と、を備え、上記電流値は、電動ブレーキ装置(EPB装置3)の作動初期に立上がる第1勾配部Aと、該第1勾配部Aがピーク値aからベース値bまで低下し、その後一定の低電流値を維持する一定部cと、該一定部cから次のピーク値eまで立上がる第2勾配部Bとを含み、上記モータ電流値検知手段(モータ電流値検知部40)の電流値の検知範囲は、上記第2勾配部Bのベース値(一定部c経過後のベース値b参照)とピーク値eとの間とされ、上記液圧ブレーキ装置(DSC装置2)が非作動状態で上記電動ブレーキ装置(EPB装置3)を作動させる作動手段(ルーチンR1参照)と、上記電動ブレーキ装置(EPB装置3)の作動中の電流値の検知勾配B1が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配B0に対して大きいか否かを比較する比較手段(ステップS7,S11参照)と、上記比較手段(ステップS7,S11)の比較結果に基づいて電流値の検知勾配B1が基準勾配B0より大きい時、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定する推定手段(ステップS8,S12参照)とを備えたものである(図2〜図5参照)。
この構成によれば、モータ電流値検知手段(モータ電流値検知部40)は、モータMに出力する電流がピーク値eに達するまでの電流値の勾配B1を検知する。
上述の作動手段(ルーチンR1)は、液圧ブレーキ装置(DSC装置2)が非作動状態で上記電動ブレーキ装置(EPB装置3)を作動させる。
上述の比較手段(ステップS7,S11)は、該電動ブレーキ装置(EPB装置3)の作動中の電流値の検知勾配B1が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配B0に対して大きいか否かを比較する。
上述の推定手段(ステップS8,S12参照)は、上記比較手段(ステップS7,S11)の比較結果に基づいて電流値の検知勾配B1が基準勾配B0より大きい時、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定する。
このように、摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配B0と、摩耗状態を検知すべき被検知ブレーキパッド18,19が装着された車両における電流値の検知勾配B1と、を比較して、検知勾配B1が基準勾配B0より大きい時、ブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定するので、ブレーキパッド18,19の摩耗状態を確実に推定することができる。
しかも、上述の摩耗状態の推定は、液圧ブレーキ装置(DSC装置2)が作動していない状態下で実行されるので、ブレーキパッド18,19には液圧による圧力が加わっておらず、ブレーキパッド18,19の摩耗状態を正確に推定することができる。
この発明の一実施形態においては、上記基準勾配B0と上記検知勾配B1とに沿って、それぞれ仮想延長ラインL0,L1が設定されるものである(図4、図5参照)。
この構成によれば、基準勾配B0と検知勾配B1とが互いに近接していても、上記仮想延長ラインL0,L1の設定により、各勾配B0,B1間の隙間の拡大を図ることができ、拡大された隙間の大小でブレーキパッド18,19の摩耗状態を推定することができるので、摩耗状態の推定が容易となる。
この発明の一実施形態においては、上記比較手段(ステップS8)は、上記仮想延長ラインL0,L1を含む検知勾配B1と基準勾配B0とを比較するものである(図4、図5参照)。
この構成によれば、高い分解能を必要とすることなく、電流値の勾配B1,B0同士を比較して、ブレーキパッド18,19の摩耗状態を容易に推定することができる。
この発明による車両用状態推定装置を用いた報知装置は、請求項1に記載の車両用状態推定装置において、上記推定手段(ステップS8,S12参照)によりブレーキパッド18,19が摩耗状態であると推定された時、ブレーキパッド18,19の摩耗情報を乗員に報知する報知手段39を備えたものである(図3、図4参照)。
この構成によれば、上述の報知手段39にてブレーキパッド18,19の摩耗情報を乗員(ドライバ)に報知することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の液圧ブレーキ装置は、実施例のDSC装置2に対応し、
以下同様に、
電動ブレーキ装置は、EPB装置3に対応し、
モータは、電動モータMに対応し、
モータ電流値検知手段は、モータ電流値検知部40に対応し、
作動手段は、ECU制御によるルーチンR1に対応し、
比較手段は、ECU制御によるステップS7,S11に対応し、
推定手段は、ECU制御によるステップS8,S12に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、第2勾配部Bが曲線状の場合には、複数の接線を求め、各接線の平均値を勾配とすればよい。また基準勾配B0の角度と検知勾配B1の角度とを求め、これらの各角度の差の大小によりブレーキパッド18,19の摩耗状態の有無を推定すべく構成してもよい。
さらに、図4の各ステップS10,S14の次にブレーキパッドが摩耗していないことを乗員に報知する報知ステップを設け、ブレーキパッドの非摩耗状態をも乗員に報知するよう構成してもよい。
以上説明したように、本発明は、液圧ブレーキ装置と電動ブレーキ装置とを備えた車両用制動装置において、ブレーキパッドの摩耗状態を電気的に推定するような車両用状態推定装置及びこれを用いた報知装置について有用である。
2…DSC装置(液圧ブレーキ装置)
3…EPB装置(電動ブレーキ装置)
18,19…ブレーキパッド
39…報知装置
40…モータ電流値検知部(モータ電流値検知手段)
a…ピーク値
b…ベース値
c…一定部
e…ピーク値
A…第1勾配部
B…第2勾配部
B0…基準勾配
B1…検知勾配
L0,L1…仮想延長ライン
M…電動モータ(モータ)
R1…作動手段
S5…判定手段
S7,S11…比較手段
S8,S12…推定手段

Claims (2)

  1. 液圧ブレーキ装置と電動ブレーキ装置とを備えた車両用制動装置において、
    上記電動ブレーキ装置を駆動するモータと、
    上記モータに出力する電流がピーク値に達するまでの電流値の勾配を検知するモータ電流値検知手段と、を備え、
    上記電流値は、電動ブレーキ装置の作動初期に立上がる第1勾配部と、該第1勾配部がピーク値からベース値まで低下し、その後一定の低電流値を維持する一定部と、該一定部から次のピーク値まで立上がる第2勾配部とを含み、
    上記モータ電流値検知手段の電流値の検知範囲は、上記第2勾配部のベース値とピーク値との間とされ、
    上記液圧ブレーキ装置が非作動状態で上記電動ブレーキ装置を作動させる作動手段と、
    上記電動ブレーキ装置の作動中の電流値の検知勾配が、予め求めた摩耗していないブレーキパッド装着時の電流値の基準勾配に対して大きいか否かを比較する比較手段と、
    上記比較手段の比較結果に基づいて電流値の検知勾配が基準勾配より大きい時、ブレーキパッドが摩耗状態であると推定する推定手段とを備え
    上記モータ電流値の上記第2勾配部における検知勾配が基準勾配に近接しているか否かを判定する判定手段を設け、
    該判定手段で仮想延長ラインの設定が必要であると判定された時、
    上記基準勾配と上記検知勾配とに沿って、それぞれ仮想延長ラインが設定され、
    上記比較手段は、上記仮想延長ラインを含む検知勾配と基準勾配とを比較する
    車両用状態推定装置。
  2. 請求項1に記載の車両用状態推定装置において、
    上記推定手段によりブレーキパッドが摩耗状態であると推定された時、ブレーキパッドの摩耗情報を乗員に報知する報知手段を備えた
    車両用状態推定装置を用いた報知装置。
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