JP6597626B2 - 広角レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、広角レンズ、および広角レンズを備えた撮像装置に関する。より詳しくは、インナーフォーカス方式を採用した、特に一眼レフカメラやビデオカメラ等に適した大口径の広角レンズ、およびそのような広角レンズを備えた撮像装置に関する。
写真カメラやビデオカメラ等に用いられる大口径の広角レンズとして、バックフォーカスを長く得るために、レトロフォーカスタイプが数多く提案されている。
特開2010−097207号公報 特開2013−257395号公報
一般にレトロフォーカスタイプは、開口絞りに対して前方に負の屈折力のレンズ群、後方に正の屈折力のレンズ群を配置した構成とされ、全体として非対称のレンズタイプとなっている。そのため、必要とするバックフォーカスを確保したままレンズ系を短くしようとすると、歪曲収差、非点収差、および球面収差等の諸収差の補正が困難であった。
さらに、レトロフォーカスタイプは、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、リアフォーカス方式やフローティング方式が数多く提案されている(例えば特許文献1,2参照)。一般に、リアフォーカス方式やフローティング方式のレンズタイプは、近接に変化する際の収差変動が大きい。さらに、リアフォーカス方式やフローティング方式は、フォーカシングの際に移動するレンズ枚数が多いため、迅速なオートフォーカスには不適であった。近年、一眼レフカメラ等の撮像機器に用いられる光学系には、高性能であることや迅速なオートフォーカスの要望が強い。
しかしながら、特許文献1の開示例では、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、球面収差や非点収差の変動が大きく、十分な光学性能を有しているとは言えない。さらに、フォーカシング方式は実施例1、3がフローティング方式、実施例2がリアフォーカス方式を採用しており、フォーカシングに7枚のレンズを要している。このため、迅速なオートフォーカスには適していない。
特許文献2の開示例では、フォーカシング方式として、インナーフォーカス方式が採用され、軽量化は達成しており、迅速なオートフォーカスには適している。しかし、負の歪曲収差が大きく、光学性能が十分ではない。
従って、無限遠距離から近接距離まで良好な結像性能を有するインナーフォーカス方式の広角レンズ、およびそのような広角レンズを搭載した撮像装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る広角レンズは、物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、合焦時に固定の開口絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含み、第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、かつ、以下の条件式を満足するものである。
0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
ただし、
f1:無限遠合焦時の第1レンズ群の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
本開示の他の一実施の形態に係る広角レンズは、物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、合焦時に固定の開口絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1枚の非球面レンズとを含み、第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、かつ、以下の条件式を満足するものである。
0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
ただし、
f1:無限遠合焦時の第1レンズ群の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
本開示の一実施の形態に係る撮像装置は、上記本開示の第1の観点に係る広角レンズを含むものである。
本開示の他の一実施の形態に係る撮像装置は、上記本開示の第2の観点に係る広角レンズを含むものである。
本開示の一実施の形態に係る広角レンズまたは撮像装置では、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に第2レンズ群が像側に移動する。無限遠距離から近接距離まで良好な結像性能を実現できるように、第1ないし第3の各レンズ群の構成の最適化が図られている。
本開示一実施の形態に係る広角レンズまたは撮像装置によれば、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に第2レンズ群を像側に移動することによって合焦するインナーフォーカス方式とし、第1ないし第3の各レンズ群の構成の最適化を図るようにしたので、無限遠距離から近接距離まで良好な結像性能を実現できる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の一実施の形態に係る広角レンズの第1の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第2の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第3の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第4の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第5の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第6の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第7の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第8の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第9の構成例を示すレンズ断面図である。 広角レンズの第10の構成例を示すレンズ断面図である。 図1に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例1の諸収差を示す収差図である。 図2に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例2の諸収差を示す収差図である。 図3に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例3の諸収差を示す収差図である。 図4に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例4の諸収差を示す収差図である。 図5に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例5の諸収差を示す収差図である。 図6に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例6の諸収差を示す収差図である。 図7に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例7の諸収差を示す収差図である。 図8に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例8の諸収差を示す収差図である。 図9に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例9の諸収差を示す収差図である。 図10に示した広角レンズに具体的な数値を適用した数値実施例10の諸収差を示す収差図である。 撮像装置の一構成例を示すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.レンズの基本構成
2.作用・効果
3.撮像装置への適用例
4.レンズの数値実施例
5.その他の実施の形態
[1.レンズの基本構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る広角レンズの第1の構成例を示している。この第1の構成例は、後述の数値実施例1のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の数値実施例2ないし10のレンズ構成に対応する第2ないし第10の構成例の断面構成を、図2〜図10に示す。図1等において、Z1は光軸を示す。広角レンズと像面IPとの間には、撮像素子保護用のカバーガラスCGや各種の光学フィルタ等の光学部材が配置されていてもよい。
以下、本実施の形態に係る広角レンズの構成を、適宜図1等に示した構成例に対応付けて説明するが、本開示による技術は、図示した構成例に限定されるものではない。
本実施の形態に係る広角レンズは、図1等に示したように、光軸Z1に沿って物体側より順に、第1レンズ群G1と、開口絞りSと、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とが配置された、実質的に3つのレンズ群で構成されている。第1レンズ群G1は正の屈折力を有している。第2レンズ群G2は負の屈折力を有している。第3レンズ群G3は正の屈折力を有している。
本実施の形態に係る広角レンズは、被写体距離が無限遠から近接に変化するフォーカシングの際に、第2レンズ群G2がフォーカスレンズ群として光軸Z1に沿って像側に移動する。
第1レンズ群G1は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含んでいることが好ましい。
第1レンズ群G1は、光軸Z1上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群G1Fと、正の屈折力を有する後側レンズ群G1Rとから構成されていることが好ましい。
第1レンズ群G1はまた、少なくとも1つの非球面を有することが好ましい。
その他、本実施の形態に係る広角レンズは、後述する所定の条件式等を満足することが望ましい。
[2.作用・効果]
次に、本実施の形態に係る広角レンズの作用および効果を説明する。併せて、本実施の形態に係る広角レンズにおける望ましい構成を説明する。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本実施の形態に係る広角レンズによれば、インナーフォーカス方式で、第1ないし第3の各レンズ群の構成の最適化を図るようにしたので、無限遠距離から近接距離まで良好な結像性能を実現できる。
本実施の形態に係る広角レンズでは、被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とが像面IPに対して固定され、第2レンズ群G2が像側に移動するインナーフォーカス方式を採用することで、フォーカスレンズ群の軽量化ができ、迅速なオートフォーカスへの対応が可能である。
第1レンズ群G1は、広角の画角とバックフォーカスの確保とを両立させるために、最も物体側に、物体側に凸面を向けた負のレンズを配置すると良い。最も物体側に正の屈折力のレンズを配置すると歪曲収差補正には良いが最大径が大きくなるため好ましくない。
歪曲収差を良好に補正するために、開口絞りSの物体側近傍に比較的厚い正のレンズを配置すると良い。さらに、第1レンズ群G1内の後方に少なくとも1つの接合レンズを配置することで色収差を良好に補正することができる。
また、第1レンズ群G1内に少なくとも1つの非球面レンズを配置することにより、歪曲収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
本実施の形態に係る広角レンズは、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
0.5<f1/f<1.0 ……(1)
ただし、
f1:無限遠合焦時の第1レンズ群G1の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
条件式(1)は、無限遠合焦時の第1レンズ群G1の焦点距離に対する、無限遠合焦時の全系の焦点距離の比を規定している。条件式(1)を満足することにより、第1レンズ群G1内で発生する球面収差やコマ収差を良好に補正することができる。条件式(1)の下限を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり、第1レンズ群G1内で発生する球面収差やコマ収差の補正が困難となる。条件式(1)の上限を上回ると、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり、光学系が大型化してしまうため好ましくない。大型化を避けるために、第3レンズ群G3の屈折力を強くする必要があり、第3レンズ群G3内で発生する球面収差やコマ収差の補正が困難となる。
なお、上記効果をさらに得るためには、条件式(1)の数値範囲を以下の条件式(1)’の範囲に設定することが望ましい。
0.7<f1/f<1.0 ……(1)’
また、本実施の形態に係る広角レンズでは、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.9≦f1R/f1<1.5 ……(2)
ただし、
f1R:無限遠合焦時の後側レンズ群G1Rの焦点距離
とする。
第1レンズ群G1において、前側レンズ群G1Fはワイドコンバーターの役割を果たしており、第1レンズ群G1の屈折力は、後側レンズ群G1Rによって決定される。条件式(2)は、無限遠合焦時の後側レンズ群G1Rの焦点距離に対する、無限遠合焦時の第1レンズ群G1の焦点距離の比を規定している。条件式(2)を満足することにより、第1レンズ群G1の屈折力が適正化され、フォーカシングの際に移動する第2レンズ群G2の良好なピント敏感度を確保した上でフォーカスによる収差変動を抑制することができる。条件式(2)の下限を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり、第2レンズ群G2の負の屈折力を強くする必要があり、フォーカシングの際の収差変動が大きくなってしまう。条件式(2)の上限を上回ると、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり、第2レンズ群G2の負の屈折力を強くすることができない。つまり、ピント敏感度が小さくなってしまい、フォーカシングの移動量が大きくなり、光学系が大型化してしまうため好ましくない。
なお、上記効果をさらに得るためには、条件式(2)の数値範囲を以下の条件式(2)’の範囲に設定することが望ましい。
0.9≦f1R/f1<1.3 ……(2)’
また、本実施の形態に係る広角レンズでは、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
−1.0<f2/f3<−0.5 ……(3)
ただし、
f2:無限遠合焦時の第2レンズ群G2の焦点距離
f3:無限遠合焦時の第3レンズ群G3の焦点距離
とする。
条件式(3)は、無限遠合焦時の第2レンズ群G2の焦点距離に対する、無限遠合焦時の第3レンズ群G3の焦点距離の比を規定している。条件式(3)を満足することにより、第3レンズ群G3の屈折力が適正化され、フォーカシングによる球面収差やコマ収差の変動を抑制することができる。条件式(3)の下限を下回ると、第2レンズ群G2の屈折力が強くなり、フォーカシングの際の球面収差の補正が困難となる。条件式(3)の上限を上回ると、第3レンズ群G3の屈折力が強くなり、第3レンズ群G3内で発生するコマ収差の補正が困難となる。
なお、上記効果をさらに得るためには、条件式(3)の数値範囲を以下の条件式(3)’の範囲に設定することが望ましい。
−1.0<f2/f3<−0.7 ……(3)’
[3.撮像装置への適用例]
図21は、本実施の形態に係る広角レンズを適用した撮像装置100の一構成例を示している。この撮像装置100は、例えばデジタルスチルカメラであり、カメラブロック110と、カメラ信号処理部20と、画像処理部30と、LCD(Liquid Crystal Display)40と、R/W(リーダ/ライタ)50と、CPU(Central Processing Unit)60と、入力部70と、レンズ駆動制御部80とを備えている。
カメラブロック110は、撮像機能を担うものであり、撮像レンズ11を含む光学系と、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子12とを有している。撮像素子12は、撮像レンズ11によって形成された光学像を電気信号へ変換することで、光学像に応じた撮像信号(画像信号)を出力するようになっている。撮像レンズ11として、図1〜図10に示した各構成例の広角レンズ1〜10を適用可能である。
カメラ信号処理部20は、撮像素子12から出力された画像信号に対してアナログ−デジタル変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行うものである。
画像処理部30は、画像信号の記録再生処理を行うものであり、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行うようになっている。
LCD40は、ユーザの入力部70に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データのメモリカード1000への書込、およびメモリカード1000に記録された画像データの読み出しを行うものである。メモリカード1000は、例えば、R/W50に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
CPU60は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能するものであり、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御するようになっている。入力部70は、ユーザによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等からなる。入力部70は例えば、シャッタ操作を行うためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力するようになっている。レンズ駆動制御部80は、カメラブロック110に配置されたレンズの駆動を制御するものであり、CPU60からの制御信号に基づいて撮像レンズ11の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御するようになっている。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック110において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、例えば入力部70からのフォーカシングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて撮像レンズ11の所定のレンズが移動する。
入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック110の図示しないシャッタが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリカード1000に書き込まれる。
なお、フォーカシングは、例えば、入力部70のシャッタレリーズボタンが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80が撮像レンズ11の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリカード1000に記録された画像データを再生する場合には、入力部70に対する操作に応じて、R/W50によってメモリカード1000から所定の画像データが読み出され、画像処理部30によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号がLCD40に出力されて再生画像が表示される。
なお、上記した実施の形態においては、撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した例を示したが、撮像装置の適用範囲はデジタルスチルカメラに限られることはなく、他の種々の撮像装置に適用可能である。例えば、デジタル一眼レフカメラ、デジタルノンレフレックスカメラ、デジタルビデオカメラに適用することができる。また、カメラが組み込まれた携帯電話や、カメラが組み込まれた情報端末等のデジタル入出力機器のカメラ部等として広く適用することができる。また、レンズ交換式のカメラにも適用することができる。
<4.レンズの数値実施例>
次に、本実施の形態に係る広角レンズの具体的な数値実施例について説明する。ここでは、図1〜図10に示した各構成例の広角レンズ1〜10に、具体的な数値を適用した数値実施例を説明する。
なお、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。「面番号」は、物体側から像側へ数えたi番目の面の番号を示している。「Ri」は、i番目の面の近軸の曲率半径の値(mm)を示す。「Di」はi番目の面とi+1番目の面との間の光軸上の間隔(レンズの中心の厚み、または空気間隔)の値(mm)を示す。「Ndi」はi番目の面から始まるレンズ等のd線(波長587.6nm)における屈折率の値を示す。「νdi」はi番目の面から始まるレンズ等のd線におけるアッベ数の値を示す。「Ri」の値が「INF」となっている部分は平面、または絞り面(開口絞りS)を示す。「面番号」において「STO」と記した面は開口絞りSであることを示す。「f」はレンズ系全体の焦点距離、「Fno」はFナンバー(開放F値)、「BF」はバックフォーカス、「ω」は半画角を示す。
各数値実施例において用いられたレンズには、レンズ面が非球面に形成されたものがある。「面番号」において「ASP」と記した面は非球面であることを示す。非球面形状は以下の非球面の式によって定義される。なお、後述する非球面係数を示す各表において、「E−n」は10を底とする指数表現、すなわち、「10のマイナスn乗(10-n)」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10-5」を表している。
(非球面の式)
x=c22/[1+{1−(1+K)c221/2]+ΣAi・yi
ここで、
x:サグ量(レンズ面頂点からの光軸方向の距離)
y:光軸と垂直な方向の高さ
c:レンズ頂点での近軸曲率(近軸曲率半径Rの逆数)
K:円錐定数(コーニック定数)
Ai:i次の非球面係数
である。
(各数値実施例に共通の構成)
以下の各数値実施例が適用される広角レンズ1〜10はいずれも、上記したレンズの基本構成および、望ましい条件を満足した構成となっている。すなわち、広角レンズ1〜10はいずれも、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りSと、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが配置された、実質的に3つのレンズ群で構成されている。
広角レンズ1〜10はいずれも、被写体距離が無限遠から近接に変化するフォーカシングの際に、第2レンズ群G2がフォーカスレンズ群として光軸Z1に沿って像側に移動する。
第1レンズ群G1は、光軸Z1上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群G1Fと、正の屈折力を有する後側レンズ群G1Rとから構成されている。
[数値実施例1]
[表1]に、図1に示した広角レンズ1に具体的な数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図1に示した広角レンズ1において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、物体側に凹形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、像側に凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3と、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された接合レンズとから構成されている。第4レンズL4は、物体側に凸形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、物体側に凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第6レンズL6から構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第7レンズL7と、像側に凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8と、像側に凸形状の負の屈折力を有する第9レンズL9とから構成されている。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ1において、第1レンズ群G1内の第5レンズL5の像側の面(第9面)と、第2レンズ群G2内の第6レンズL6の物体側の面(第11面)と、第3レンズ群G3内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表2]に示す。
また、[表3]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図11に、数値実施例1における諸収差を示す。図11には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例1に係る広角レンズ1は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例2]
[表4]に、図2に示した広角レンズ2に具体的な数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図2に示した広角レンズ2において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1と、物体側に凸形状の正の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第3レンズL3とから構成されている。後側レンズ群G1Rは、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された接合レンズと、両凸形状の正の屈折力を有する第6レンズL6とから構成されている。第4レンズL4は、両凹形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第7レンズL7と、物体側に凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8とから構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ2において、第1レンズ群G1内の第3レンズL3の像側の面(第6面)と、第1レンズ群G1内の第6レンズL6の物体側の面(第10面)と、第2レンズ群G2内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第18面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表5]に示す。
また、[表6]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図12に、数値実施例2における諸収差を示す。図12には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例2に係る広角レンズ2は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例3]
[表7]に、図3に示した広角レンズ3に具体的な数値を適用した数値実施例3のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図3に示した広角レンズ3において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、第2レンズL2および第3レンズL3が接合された第1の接合レンズと、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された第2の接合レンズとから構成されている。第2レンズL2は、両凸形状で正の屈折力を有している。第3レンズL3は、第2レンズL2の像側に配置され、像側に凸形状で負の屈折力を有している。第4レンズL4は、両凹形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第6レンズL6と、第7レンズL7および第8レンズL8が接合された接合レンズとから構成されている。第7レンズL7は、両凸形状で正の屈折力を有している。第8レンズL8は、第7レンズL7の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、両凹形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ3において、第1レンズ群G1内の第2レンズL2の物体側の面(第3面)と、第2レンズ群G2内の第6レンズL6の物体側の面(第10面)および像側の面(第11面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第16面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表8]に示す。
また、[表9]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図13に、数値実施例3における諸収差を示す。図13には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例3に係る広角レンズ3は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例4]
[表10]に、図4に示した広角レンズ4に具体的な数値を適用した数値実施例4のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図4に示した広角レンズ4において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、両凸形状の正の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された接合レンズとから構成されている。第4レンズL4は、両凹形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第7レンズL7と、物体側に凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8とから構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、両凹形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ4において、第1レンズ群G1内の第3レンズL3の像側の面(第6面)と、第1レンズ群G1内の第6レンズL6の物体側の面(第10面)と、第2レンズ群G2内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第18面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表11]に示す。
また、[表12]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図14に、数値実施例4における諸収差を示す。図14には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例4に係る広角レンズ4は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例5]
[表13]に、図5に示した広角レンズ5に具体的な数値を適用した数値実施例5のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図5に示した広角レンズ5において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とから構成されている。後側レンズ群G1Rは、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された接合レンズと、両凸形状の正の屈折力を有する第6レンズL6とから構成されている。第4レンズL4は、両凹形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、両凹形状の負の屈折力を有する第7レンズL7と、物体側に凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8とから構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ5において、第1レンズ群G1内の第5レンズL5の像側の面(第9面)と、第2レンズ群G2内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第18面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表14]に示す。
また、[表15]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図15に、数値実施例5における諸収差を示す。図15には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例5に係る広角レンズ5は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例6]
[表16]に、図6に示した広角レンズ6に具体的な数値を適用した数値実施例6のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図6に示した広角レンズ6において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、第2レンズL2および第3レンズL3が接合された第1の接合レンズと、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された第2の接合レンズとから構成されている。第2レンズL2は、両凸形状で正の屈折力を有している。第3レンズL3は、第2レンズL2の像側に配置され、像側に凸形状で負の屈折力を有している。第4レンズL4は、物体側に凸形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第6レンズL6から構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第7レンズL7と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第8レンズL8と、第9レンズL9および第10レンズL10が接合された接合レンズとから構成されている。第9レンズL9は、両凸形状で正の屈折力を有している。第10レンズL10は、第9レンズL9の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ6において、第1レンズ群G1内の第2レンズL2の像側の面(第3面)と、第2レンズ群G2内の第6レンズL6の物体側の面(第10面)および像側の面(第11面)と、第3レンズ群G3内の第8レンズL8の像側の面(第14面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表17]に示す。
また、[表18]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図16に、数値実施例6における諸収差を示す。図16には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例6に係る広角レンズ6は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例7]
[表19]に、図7に示した広角レンズ7に具体的な数値を適用した数値実施例7のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図7に示した広角レンズ7において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1と、両凹形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、両凸形状の正の屈折力を有する第3レンズL3とから構成されている。後側レンズ群G1Rは、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された接合レンズと、両凸形状の正の屈折力を有する第6レンズL6とから構成されている。第4レンズL4は、両凹形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、両凹形状の負の屈折力を有する第7レンズL7と、両凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8とから構成されている。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ7において、第1レンズ群G1内の第3レンズL3の像側の面(第6面)と、第1レンズ群G1内の第5レンズL5の像側の面(第9面)と、第2レンズ群G2内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第18面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表20]に示す。
また、[表21]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図17に、数値実施例7における諸収差を示す。図17には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例7に係る広角レンズ7は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例8]
[表22]に、図8に示した広角レンズ8に具体的な数値を適用した数値実施例8のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図8に示した広角レンズ8において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、第2レンズL2および第3レンズL3が接合された第1の接合レンズと、第4レンズL4および第5レンズL5が接合された第2の接合レンズとから構成されている。第2レンズL2は、両凸形状で正の屈折力を有している。第3レンズL3は、第2レンズL2の像側に配置され、像側に凸形状で負の屈折力を有している。第4レンズL4は、物体側に凸形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、第4レンズL4の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第6レンズL6と、第7レンズL7および第8レンズL8が接合された接合レンズとから構成されている。第7レンズL7は、両凸形状で正の屈折力を有している。第8レンズL8は、第7レンズL7の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第9レンズL9と、両凹形状の負の屈折力を有する第10レンズL10と、第11レンズL11および第12レンズL12が接合された接合レンズとから構成されている。第11レンズL11は、両凸形状で正の屈折力を有している。第12レンズL12は、第11レンズL11の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ8において、第1レンズ群G1内の第2レンズL2の物体側の面(第3面)と、第2レンズ群G2内の第6レンズL6の物体側の面(第10面)および像側の面(第11面)と、第3レンズ群G3内の第9レンズL9の像側の面(第16面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表23]に示す。
また、[表24]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図18に、数値実施例8における諸収差を示す。図18には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例8に係る広角レンズ8は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例9]
[表25]に、図9に示した広角レンズ9に具体的な数値を適用した数値実施例9のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図9に示した広角レンズ9において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第2レンズL2とから構成されている。後側レンズ群G1Rは、第3レンズL3および第4レンズL4が接合された第1の接合レンズと、第5レンズL5および第6レンズL6が接合された第2の接合レンズとから構成されている。第3レンズL3は、両凸形状で正の屈折力を有している。第4レンズL4は、第3レンズL3の像側に配置され、像側に凸形状で負の屈折力を有している。第5レンズL5は、物体側に凸形状で負の屈折力を有している。第6レンズL6は、第5レンズL5の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第7レンズL7と、第8レンズL8および第9レンズL9が接合された接合レンズとから構成されている。第8レンズL8は、両凸形状で正の屈折力を有している。第9レンズL9は、第8レンズL8の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3は、両凸形状の正の屈折力を有する第10レンズL10と、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第11レンズL11と、第12レンズL12および第13レンズL13が接合された接合レンズとから構成されている。第12レンズL12は、両凸形状で正の屈折力を有している。第13レンズL13は、第12レンズL12の像側に配置され、両凹形状で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ9において、第1レンズ群G1内の第3レンズL3の物体側の面(第5面)と、第2レンズ群G2内の第7レンズL7の物体側の面(第12面)および像側の面(第13面)と、第3レンズ群G3内の第11レンズL11の物体側の面(第19面)および像側の面(第20面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表26]に示す。
また、[表27]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図19に、数値実施例9における諸収差を示す。図19には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例9に係る広角レンズ9は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[数値実施例10]
[表28]に、図10に示した広角レンズ10に具体的な数値を適用した数値実施例10のレンズデータを示す。
Figure 0006597626
図10に示した広角レンズ10において、前側レンズ群G1Fは、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第1レンズ(負レンズ)L1から構成されている。後側レンズ群G1Rは、像側に凸形状の負の屈折力を有する第2レンズL2と、第3レンズL3および第4レンズL4が接合された接合レンズと、両凸形状の正の屈折力を有する第5レンズL5とから構成されている。第3レンズL3は、物体側に凸形状で負の屈折力を有している。第4レンズL4は、第3レンズL3の像側に配置され、両凸形状で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側に凸形状の負の屈折力を有する第6レンズL6から構成されている。
第3レンズ群G3は、像側に凸形状の正の屈折力を有する第7レンズL7と、像側に凸形状の正の屈折力を有する第8レンズL8と、両凹形状の負の屈折力を有する第9レンズL9とから構成されている。
第3レンズ群G3の像側には像面IPが配置されている。第3レンズ群G3と像面IPとの間にはカバーガラスCGが配置されている。
この広角レンズ10において、第1レンズ群G1内の第5レンズL5の物体側の面(第8面)および像側の面(第9面)と、第2レンズ群G2内の第6レンズL6の物体側の面(第11面)および像側の面(第12面)と、第3レンズ群G3内の第7レンズL7の物体側の面(第13面)および像側の面(第14面)とには非球面が形成されている。それらの非球面における4次、6次、8次、10次の非球面係数A4、A6、A8、A10の値を円錐定数Kの値と共に[表29]に示す。
また、[表30]には、レンズ系全体の焦点距離f、FナンバーFno、バックフォーカスBF、および半画角ωの値を示す。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
図20に、数値実施例10における諸収差を示す。図20には諸収差として、球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)と横収差(コマ収差)とを示す。各収差図には、d線(波長587.6nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図とコマ収差図には、g線(波長435.84nm)、およびC線(波長656.28nm)についての収差も示す。非点収差図において実線はサジタル像面、2点鎖線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から分かるように、数値実施例10に係る広角レンズ10は、各収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[各実施例のその他の数値データ]
[表31]には、上述の各条件式に関する値を、各数値実施例についてまとめたものを示す。また、[表32]には、各条件式のパラメータに関する値を、各数値実施例についてまとめたものを示す。[表31]から分かるように、各条件式について、各数値実施例の値がその数値範囲内となっている。
Figure 0006597626
Figure 0006597626
<5.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記実施の形態および実施例の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各数値実施例において示した各部の形状および数値は、いずれも本技術を実施するための具体化のほんの一例に過ぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
また、上記実施の形態および実施例では、実質的に3つのレンズ群からなる構成について説明したが、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた構成であっても良い。
また例えば、本技術は以下のような構成を取ることができる。
[1]
物体側から像側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
開口絞りと、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含み、
かつ、以下の条件式を満足する広角レンズ。
0.5<f1/f<1.0 ……(1)
ただし、
f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
[2]
前記第1レンズ群は、光軸上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群と、正の屈折力を有する後側レンズ群とから構成され、
かつ、以下の条件式を満足する
上記[1]に記載の広角レンズ。
0.9≦f1R/f1<1.5 ……(2)
ただし、
f1R:無限遠合焦時の前記後側レンズ群の焦点距離
とする。
[3]
さらに以下の条件式を満足する
上記[1]または[2]に記載の広角レンズ。
−1.0<f2/f3<−0.5 ……(3)
ただし、
f2:無限遠合焦時の前記第2レンズ群の焦点距離
f3:無限遠合焦時の前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
[4]
前記第1レンズ群は、少なくとも1つの非球面を有する
上記[1]ないし[3]のいずれか1つに記載の広角レンズ。
[5]
実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
上記[1]ないし[4]のいずれか1つに記載の広角レンズ。
[6]
物体側から像側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
開口絞りと、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1枚の非球面レンズとを含む
広角レンズ。
[7]
さらに以下の条件式を満足する
上記[6]に記載の広角レンズ。
0.5<f1/f<1.0 ……(1)
ただし、
f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
[8]
前記第1レンズ群は、光軸上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群と、正の屈折力を有する後側レンズ群とから構成され、
かつ、以下の条件式を満足する
上記[6]または[7]に記載の広角レンズ。
0.9≦f1R/f1<1.5 ……(2)
ただし、
f1R:無限遠合焦時の前記後側レンズ群の焦点距離
f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
とする。
[9]
さらに以下の条件式を満足する
上記[6]ないし[8]のいずれか1つに記載の広角レンズ。
−1.0<f2/f3<−0.5 ……(3)
ただし、
f2:無限遠合焦時の前記第2レンズ群の焦点距離
f3:無限遠合焦時の前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
[10]
実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
上記[6]ないし[9]のいずれか1つに記載の広角レンズ。
[11]
広角レンズと、前記広角レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
前記広角レンズは、
物体側から像側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
開口絞りと、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され、物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含み、
かつ、以下の条件式を満足する
撮像装置。
0.5<f1/f<1.0 ……(1)
ただし、
f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
とする。
[12]
前記広角レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
上記[11]に記載の撮像装置。
[13]
広角レンズと、前記広角レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
前記広角レンズは、
物体側から像側に向かって順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
開口絞りと、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1枚の非球面レンズとを含む
撮像装置。
[14]
前記広角レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
上記[13]に記載の撮像装置。

本出願は、日本国特許庁において2014年10月9日に出願された日本特許出願番号第2014−207959号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (13)

  1. 物体側から像側に向かって順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    合焦時に固定の開口絞りと、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
    被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含み、
    前記第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、
    かつ、以下の条件式を満足する
    広角レンズ。
    0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
    ただし、
    f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
    f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
    とする。
  2. 前記第1レンズ群は、光軸上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群と、正の屈折力を有する後側レンズ群とから構成され、
    かつ、以下の条件式を満足する
    請求項1に記載の広角レンズ。
    0.9≦f1R/f1<1.5 ……(2)
    ただし、
    f1R:無限遠合焦時の前記後側レンズ群の焦点距離
    とする。
  3. さらに以下の条件式を満足する
    請求項1または2に記載の広角レンズ。
    −1.0<f2/f3<−0.5 ……(3)
    ただし、
    f2:無限遠合焦時の前記第2レンズ群の焦点距離
    f3:無限遠合焦時の前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  4. 前記第1レンズ群は、少なくとも1つの非球面を有する
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の広角レンズ。
  5. 実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
    請求項1ないし4のいずれか1つに記載の広角レンズ。
  6. 物体側から像側に向かって順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    合焦時に固定の開口絞りと、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
    被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1枚の非球面レンズとを含み、
    前記第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、
    かつ、以下の条件式を満足する
    広角レンズ。
    0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
    ただし、
    f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
    f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
    とする。
  7. 前記第1レンズ群は、光軸上においてレンズ間隔が最大となる部分を境にして、物体側から順に、負の屈折力を有する前側レンズ群と、正の屈折力を有する後側レンズ群とから構成され、
    かつ、以下の条件式を満足する
    請求項6に記載の広角レンズ。
    0.9≦f1R/f1<1.5 ……(2)
    ただし、
    f1R:無限遠合焦時の前記後側レンズ群の焦点距離
    f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
    とする。
  8. さらに以下の条件式を満足する
    請求項6または7に記載の広角レンズ。
    −1.0<f2/f3<−0.5 ……(3)
    ただし、
    f2:無限遠合焦時の前記第2レンズ群の焦点距離
    f3:無限遠合焦時の前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  9. 実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備えた
    請求項6ないしのいずれか1つに記載の広角レンズ。
  10. 広角レンズと、前記広角レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
    前記広角レンズは、
    物体側から像側に向かって順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    合焦時に固定の開口絞りと、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
    被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され、物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1つの接合レンズとを含み、
    前記第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、
    かつ、以下の条件式を満足する
    撮像装置。
    0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
    ただし、
    f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
    f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
    とする。
  11. 前記広角レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 広角レンズと、前記広角レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを含み、
    前記広角レンズは、
    物体側から像側に向かって順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    合焦時に固定の開口絞りと、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
    被写体距離が無限遠から近接に変化する際に、前記第2レンズ群を像側に移動することによって合焦し、
    前記第1レンズ群は、最も物体側に配置され物体側に凸面を向けた負レンズと、少なくとも1枚の非球面レンズとを含み、
    前記第1レンズ群の最も像側に配置されたレンズが両凸形状であり、
    かつ、以下の条件式を満足する
    撮像装置。
    0.79≦f1/f<1.0 ……(1)’’
    ただし、
    f1:無限遠合焦時の前記第1レンズ群の焦点距離
    f:無限遠合焦時の全系の焦点距離
    とする。
  13. 前記広角レンズは、実質的に屈折力を有さないレンズをさらに備える
    請求項12に記載の撮像装置。
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