JP6070160B2 - マクロレンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、無限遠物体から近距離物体までの撮影が可能なマクロレンズ系に関する。
マクロレンズ系のフォーカシング方式には、全体繰り出し方式、前群繰り出し方式、インナーフォーカス方式、フローティング方式など様々なタイプが知られている。このうち、フォーカシング時に、最も物体側に配置したレンズ群を像面に対して固定とし、この固定レンズ群以外の複数のレンズ群を独立に移動させるインナーフォーカス方式のマクロレンズ系は、レンズ全長が一定であるため、近距離物体撮影時において、レンズ重心の変化が少なく、レンズ鏡筒がフォーカシングに際して伸び、被写体に接触することがないという利点がある。その反面、インナーフォーカス方式のマクロレンズ系は、レンズ枚数が多い、製造誤差によって光学性能が劣化しやすい、機構が複雑という欠点がある。
これに対し、第1レンズ群と第2レンズ群を異なる移動量で繰り出すフローティング方式のマクロレンズ系は、レンズ枚数が少ない、製造誤差によって光学性能が劣化しにくい、機構が簡素という利点がある。
さらに近年では、レンズ系の一部を光軸直交方向に移動(偏心)して結像位置を変位させることで手ぶれ等による像位置の変化を補正する、防振機能(像ぶれ補正機能)を備えたマクロレンズ系が知られており、第1レンズ群と第2レンズ群を異なる移動量で繰り出すフローティング方式のマクロレンズ系についても幾つかの提案がなされている(特許文献1−4)。
しかし特許文献1は、第2レンズ群の全体を防振レンズ群(像ぶれ補正レンズ群)としているため、防振レンズ群の重量が大きく、防振機構(像ぶれ補正機構)への負担が大きくなってしまう。
特許文献2、3は、第2レンズ群の一部をなす複数枚のレンズを防振レンズ群としているが、十分な軽量化が達成できているとは言えず、メカ機構への負担は依然として大きい。また第2レンズ群中の防振レンズ群とそれ以外のレンズ群のパワーバランスが不適切であるため、球面収差やコマ収差などの諸収差が発生して防振駆動時(像ぶれ補正時)の光学性能が劣化し、あるいは防振レンズ群の移動量が大きくなりすぎて防振機構への負担が大きくなってしまう。
特許文献4は、第1レンズ群の一部を防振レンズ群とすることで、防振レンズ群の軽量化を図っている。しかし、フローティング方式のマクロレンズ系は、第1レンズ群が主たる結像作用を持っているため、第1レンズ群を防振レンズ群とその他のレンズ群に分割すると、製造誤差によって光学性能が劣化しやすくなってしまう。
特開平7−152001号公報 特開平7−261126号公報 特開2009−145588号公報 特開平9−218349号公報
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、像ぶれ補正レンズ群(防振レンズ群)の重量を小さくしながら必要な偏心量を適切に設定して像ぶれ補正機構(防振機構)の負担を軽減するとともに、球面収差やコマ収差などの諸収差の発生を抑えて優れた像ぶれ補正時(防振駆動時)の光学性能を達成できるマクロレンズ系を得ることを目的とする。
本発明のマクロレンズ系は、その一態様では、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、正または負の屈折力の第2レンズ群とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、少なくとも第1レンズ群が物体側に移動するマクロレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、第2Aレンズ群は、負単レンズからなり、第2Bレンズ群は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとからなり、次の条件式(1)、(2)を満足することを特徴としている。
(1)−5.0<f2A/fi<−0.8
(2)60<ν2A
但し、
f2A:第2Aレンズ群(第2Aレンズ群の負単レンズ)の焦点距離、
fi:無限遠物体合焦時における全系の焦点距離
ν2A:第2Aレンズ群の負単レンズのd線に対するアッベ数、
である。
本発明のマクロレンズ系は、別の態様では、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、正または負の屈折力の第2レンズ群とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、少なくとも第1レンズ群が物体側に移動するマクロレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、第2Bレンズ群は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとからなり、次の条件式(1’)を満足することを特徴としている。
(1’)−5.0<f2A/fi≦−0.878
但し、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
fi:無限遠物体合焦時における全系の焦点距離、
である。
第2Aレンズ群は、負単レンズから構成することができる。
本発明のマクロレンズ系は、次の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)60<ν2A
但し、
ν2A:第2Aレンズ群の負単レンズのd線に対するアッベ数、
である。
第2Aレンズ群は、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群とすることができる。
本発明のマクロレンズ系は、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)0.5<R2/L2a<1.2
但し、
R2:第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径、
L2a:無限遠物体合焦時における第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面から像面までの距離、
である。
本発明のマクロレンズ系は、次の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)|R2/R1|<0.7
但し、
R2:第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径、
R1:第2Aレンズ群中の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径、
である。
本発明のマクロレンズ系は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群をそれぞれ異なる移動量で物体側に移動させることができる。
あるいは、本発明のマクロレンズ系は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群を物体側に移動させ、第2レンズ群を像面に対して固定することもできる。
本発明のマクロレンズ系は、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)0≦X2/X1<0.9
但し、
X1:無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する第1レンズ群の移動量(物体側に向かって移動する方向を正とする)、
X2:無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する第2レンズ群の移動量(物体側に向かって移動する方向を正とする)、
である。
本発明によれば、像ぶれ補正レンズ群(防振レンズ群)の重量を小さくしながら必要な偏心量を適切に設定して像ぶれ補正機構(防振機構)の負担を軽減するとともに、球面収差やコマ収差などの諸収差の発生を抑えて優れた像ぶれ補正時(防振駆動時)の光学性能を達成できるマクロレンズ系が得られる。
本発明によるマクロレンズ系の数値実施例1の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 図1の構成における横収差図である。 同数値実施例1の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図4の構成における諸収差図である。 図4の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例2の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 図7の構成における横収差図である。 同数値実施例2の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図10の構成における諸収差図である。 図10の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例3の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 図13の構成における横収差図である。 同数値実施例3の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図16の構成における諸収差図である。 図16の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例4の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図19の構成における諸収差図である。 図19の構成における横収差図である。 同数値実施例4の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図22の構成における諸収差図である。 図22の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例5の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図25の構成における諸収差図である。 図25の構成における横収差図である。 同数値実施例5の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図28の構成における諸収差図である。 図28の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例6の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図31の構成における諸収差図である。 図31の構成における横収差図である。 同数値実施例6の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図34の構成における諸収差図である。 図34の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例7の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図37の構成における諸収差図である。 図37の構成における横収差図である。 同数値実施例7の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図40の構成における諸収差図である。 図40の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の数値実施例8の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図43の構成における諸収差図である。 図43の構成における横収差図である。 同数値実施例8の近距離撮影状態におけるレンズ構成図である。 図46の構成における諸収差図である。 図46の構成における横収差図である。 本発明によるマクロレンズ系の無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する移動軌跡を示す第1の簡易移動図である。 本発明によるマクロレンズ系の無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する移動軌跡を示す第2の簡易移動図である。
本実施形態のマクロレンズ系は、全数値実施例1−8を通じて、図49、図50の簡易移動図に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、正または負の屈折力の第2レンズ群G2とからなる。第2レンズ群G2は、数値実施例1、2、5、7では正の屈折力を持ち、数値実施例3、4、6、8では負の屈折力を持つ。Iは像面である。
本実施形態のマクロレンズ系は、数値実施例1−7では、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2がそれぞれ異なる移動量(繰り出し量)で物体側に移動する(繰り出される)。第1レンズ群G1の移動量(繰り出し量)は、第2レンズ群G2の移動量(繰り出し量)よりも大きい。
本実施形態のマクロレンズ系は、数値実施例8では、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群G1が物体側に移動し(繰り出され)、第2レンズ群G2が像面Iに対して固定されている(光軸方向に移動しない)。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−8を通じて、物体側から順に、負レンズ11、正レンズ12、正レンズ13、負レンズ14、負レンズ15、正レンズ16、及び正レンズ17からなる。
正レンズ13と負レンズ14は、数値実施例1−3では接合されておらず、数値実施例4−8では接合されている。
負レンズ15と正レンズ16は、全数値実施例1−8を通じて接合されている。
正レンズ17は、全数値実施例1−8を通じてその像側の面が非球面である。
第1レンズ群G1と一体に移動する開口絞りSは、数値実施例1、7では、正レンズ17より像側(第2レンズ群G2との間)に位置しており、数値実施例2−6、8では、負レンズ14と負レンズ15の間に位置している。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bは、数値実施例1−5、7、8では、空気間隔が最大の箇所で切り分けられている。
第2Aレンズ群G2Aは、全数値実施例1−8を通じて、負単レンズ21からなる。
負単レンズ21は、数値実施例1、2ではその物体側の面が非球面であり、数値実施例3−8ではその両面が球面である(非球面ではない)。
第2Aレンズ群G2A(負単レンズ21)は、全数値実施例1−8を通じて、光軸直交方向に移動(偏心)して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群(像ぶれ補正レンズ)である。
第2Bレンズ群G2Bは、全数値実施例1−8を通じて、物体側から順に、正レンズ(像側に凸面を向けた正レンズ)22、及び負レンズ(物体側に凹面を向けた負レンズ)23からなる。
本実施形態のマクロレンズ系は、数値実施例1−7では、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、正または負の屈折力の第2レンズ群G2とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2をそれぞれ異なる移動量(繰り出し量)で物体側に移動させる(繰り出す)フローティング方式のフォーカシングを採用している。これにより、レンズ枚数を少なくして機構を簡単にすることができ、製造誤差によって光学性能が劣化するのを防止することができる。
本実施形態のマクロレンズ系は、数値実施例8では、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、正または負の屈折力の第2レンズ群G2とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群G1を物体側に移動させ(繰り出し)、第2レンズ群G2を像面Iに対して固定する(光軸方向に移動させない)フォーカシング方式を採用している。これにより、フォーカシング機構系のメカ構成を簡素化することができる。とりわけ、第2レンズ群G2の第2Aレンズ群G2Aを像ぶれ補正レンズ群としたときには、像ぶれ補正レンズ群を含む第2レンズ群G2の全体をフォーカシング時に不動とすることで、防振ユニットのメカ構成を簡素化でき、防振駆動時の光学性能の劣化を防ぐことができる。
本実施形態のマクロレンズ系は、第2レンズ群G2を、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとに分けて、第2Aレンズ群G2Aを、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群(防振レンズ群)としている。これにより、像ぶれ補正レンズ群の重量を小さくして像ぶれ補正機構(防振機構)の負担を軽減することができる。さらに、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aを負単レンズ21で構成することで、より一層、像ぶれ補正レンズ群の重量を小さくして像ぶれ補正機構の負担を軽減することができる。また、第2Bレンズ群G2Bを、物体側から順に、正レンズ(像側に凸面を向けた正レンズ)22、及び負レンズ(物体側に凹面を向けた負レンズ)23で構成することで、非点収差や像面湾曲の変化を小さくして像ぶれ補正時(防振駆動時)の光学性能を向上させることができる。
条件式(1)は、第2Aレンズ群G2Aの焦点距離と、無限遠物体合焦時における全系の焦点距離との比を規定している。条件式(1)を満足することで、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aの重量と移動量を小さくして像ぶれ補正機構の負担を軽減するとともに、球面収差やコマ収差などの諸収差の発生を抑えて優れた像ぶれ補正時の光学性能を達成することができる。
条件式(1)の上限を超えると、第2Aレンズ群G2Aのパワーが強くなりすぎて、球面収差やコマ収差などの諸収差が発生して像ぶれ補正時の光学性能が劣化してしまう。
条件式(1)の下限を超えると、第2Aレンズ群G2Aのパワーが弱くなりすぎて、像ぶれ補正時の第2Aレンズ群G2Aの移動量が大きくなり過ぎて像ぶれ補正機構への負担が大きくなってしまう。
上述のように、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aは、全数値実施例1−7を通じて、負単レンズ21からなる。
条件式(2)は、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aを負単レンズ21で構成したとき、この負単レンズ21のd線に対するアッベ数を規定している。条件式(2)を満足することで、像ぶれ補正時の色収差の発生を抑えて優れた光学性能を得ることができる。
条件式(2)の下限を超えると、像ぶれ補正時に大きな色収差が発生して光学性能が劣化してしまう。
像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aは、負単レンズ21で構成する他に、複数枚のレンズで構成してもよい。
条件式(3)は、第2Aレンズ群G2Aを負単レンズまたは複数枚のレンズで構成したときに、第2Aレンズ群G2A中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径と、無限遠物体合焦時における第2Aレンズ群G2A中の最も像側のレンズの像側の面から像面Iまでの距離との比を規定している。条件式(3)を満足することで、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aの曲率の中心が像面Iの付近に位置することになり、像ぶれ補正時の像面湾曲や非点収差の変化を小さくして優れた光学性能を得ることができる。
条件式(3)の上限と下限のいずれを超えても、像ぶれ補正レンズ群である第2Aレンズ群G2Aの曲率の中心が像面Iから離れることになり、像ぶれ補正時に大きな像面湾曲や非点収差が発生して光学性能が劣化してしまう。
条件式(4)は、第2Aレンズ群G2Aを負単レンズ21または複数枚のレンズで構成したときに、第2Aレンズ群G2A中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径と、第2Aレンズ群G2A中の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径との比を規定している。条件式(4)を満足することで、第2Aレンズ群G2A中の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径が適切となり、像ぶれ補正時の球面収差やコマ収差の発生を抑えて優れた光学性能を得ることができる。
条件式(4)の上限を超えると、第2Aレンズ群G2A中の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径が小さくなりすぎて、像ぶれ補正時に大きな球面収差やコマ収差が発生して光学性能が劣化してしまう。
条件式(5)は、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の移動量の比を規定している。条件式(5)を満足することで、近距離撮影時の収差変動(特に像面湾曲)を良好に補正することができる。
条件式(5)の上限を超えると、フローティング効果が不十分で像面湾曲が大きく発生してしまう。
条件式(5)の下限を超えると、フローティング効果が強すぎて像面湾曲を過剰補正してしまう。
次に具体的な数値実施例を示す。諸収差図及び横収差図並びに表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fBはバックフォーカス、Lはレンズ全長、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数、「E-a」は「×10-a」を意味する。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長、フォーカシングに伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、無限遠撮影状態−近距離撮影状態(最短撮影状態)の順に示している。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8 +A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数)
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表4は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例1を示している。図1は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図2はその諸収差図、図3はその横収差図であり、図4は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図5はその諸収差図、図6はその横収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3は非球面データ、表4はレンズ群データである。
本数値実施例1のマクロレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11、両凸正レンズ12、物体側に凸の正メニスカスレンズ13、物体側に凸の負メニスカスレンズ14、物体側から順に位置する両凹負レンズ15と両凸正レンズ16の接合レンズ、両凸正レンズ17、及び開口絞りSからなる。両凸正レンズ17はその像側の面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。
第2Aレンズ群G2Aは、両凹負単レンズ21からなる。両凹負単レンズ21はその物体側の面が非球面である。第2Aレンズ群G2A(両凹負単レンズ21)は、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群(像ぶれ補正レンズ)である。
第2Bレンズ群G2Bは、物体側から順に、両凸正レンズ(像側に凸面を向けた正レンズ)22、及び像側に凸の負メニスカスレンズ(物体側に凹面を向けた負レンズ)23からなる。
(表1)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 307.298 1.300 1.63930 44.9
2 26.439 2.700
3 26.256 5.710 1.78800 47.5
4 -122.512 0.200
5 27.689 3.900 1.80420 46.5
6 61.838 0.890
7 3339.978 1.200 1.53172 48.8
8 20.767 5.790
9 -27.912 1.200 1.60342 38.0
10 25.103 3.830 1.49700 81.6
11 -287.270 0.200
12 43.279 3.330 1.61881 63.8
13* -33.323 1.000
14絞 ∞ d14
15* -179.730 1.200 1.61881 63.8
16 39.888 11.210
17 97.181 5.060 1.80420 46.5
18 -46.032 1.100
19 -38.096 1.200 1.69895 30.0
20 -77.091 -
*は回転対称非球面である。
(表2)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.6
f 59.98 61.13
W 20.0 11.0
Y 21.64 21.64
fB 37.11 82.21
L 90.13 146.51
d14 2.000 13.276
(表3)
非球面データ
面番号 K A4 A6
13 0.000 0.1153E-04 0.1789E-07
15 0.000 0.2341E-05 -0.1220E-08
(表4)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 50.789
2A(2) 15 -52.642
2B(2) 17 60.669
[数値実施例2]
図7〜図12と表5〜表8は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例2を示している。図7は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図8はその諸収差図、図9はその横収差図であり、図10は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図11はその諸収差図、図12はその横収差図である。表5は面データ、表6は各種データ、表7は非球面データ、表8はレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例1と同様である。
(1)第1レンズ群G1の負レンズ11が、両凹負レンズである。
(2)第1レンズ群G1の開口絞りSが、負メニスカスレンズ14と両凹負レンズ15の間に位置している。
(表5)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 -617.864 1.300 1.72000 46.0
2 27.595 2.810
3 27.544 6.020 1.77250 49.6
4 -90.280 0.230
5 25.506 3.900 1.80420 46.5
6 77.524 0.800
7 1665.406 1.200 1.54072 47.2
8 19.968 3.400
9絞 ∞ 3.000
10 -24.803 1.200 1.56732 42.8
11 22.251 4.330 1.49700 81.6
12 -170.272 0.200
13 43.161 4.590 1.55332 71.7
14* -29.414 d14
15* -210.171 1.200 1.55332 71.7
16 34.532 5.920
17 67.511 5.060 1.80420 46.5
18 -48.991 0.850
19 -42.109 1.200 1.69895 30.0
20 -142.815 -
*は回転対称非球面である。
(表6)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.7
f 57.30 57.32
W 21.0 11.3
Y 21.64 21.64
fB 39.81 80.24
L 90.04 143.94
d14 3.020 16.495
(表7)
非球面データ
面番号 K A4 A6
14 0.000 0.1311E-04 0.2122E-07
15 0.000 0.2714E-05 0.1180E-08
(表8)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 51.180
2A(2) 15 -53.508
2B(2) 17 59.880
[数値実施例3]
図13〜図18と表9〜表12は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例3を示している。図13は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図14はその諸収差図、図15はその横収差図であり、図16は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図17はその諸収差図、図18はその横収差図である。表9は面データ、表10は各種データ、表11は非球面データ、表12はレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例2と同様である。
(1)第2レンズ群G2が(正ではなく)負の屈折力を持っている。
(2)第1レンズ群G1の負レンズ11が、物体側に凸の負メニスカスレンズである。
(3)第1レンズ群G1の負レンズ14が、両凹負レンズである。
(4)第2Aレンズ群G2Aの負単レンズ21が、物体側に凸の負単メニスカスレンズであり、その両面が球面である(非球面ではない)。
(5)第2Bレンズ群G2Bの正レンズ(像側に凸面を向けた正レンズ)22が、像側に凸の正メニスカスレンズである。
(表9)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 229.172 1.500 1.80420 46.5
2 28.742 3.740
3 27.868 5.930 1.80420 46.5
4 -126.789 0.200
5 30.891 3.900 1.72916 54.7
6 68.656 1.130
7 -303.885 1.200 1.54072 47.2
8 32.914 5.890
9絞 ∞ 3.000
10 -24.477 1.200 1.67270 32.2
11 31.658 4.390 1.49700 81.6
12 -49.563 0.680
13 60.873 3.330 1.80420 46.5
14* -38.410 d14
15 154.720 1.200 1.59282 68.6
16 36.933 4.980
17 -125.739 3.730 1.79950 42.3
18 -37.452 2.650
19 -30.590 1.200 1.51742 52.2
20 -95.184 -
*は回転対称非球面である。
(表10)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.5
f 60.25 50.44
W 19.5 10.9
Y 21.64 21.64
fB 37.17 58.91
L 90.02 129.54
d14 3.000 20.781
(表11)
非球面データ
面番号 K A4 A6
14 0.000 0.8142E-05 0.7676E-08
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 43.385
2A(2) 15 -82.147
2B(2) 17 243.281
[数値実施例4]
図19〜図24と表13〜表16は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例4を示している。図19は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図20はその諸収差図、図21はその横収差図であり、図22は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図23はその諸収差図、図24はその横収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15は非球面データ、表16はレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例3と同様である。
(1)第1レンズ群G1の負レンズ11が、両凹負レンズである。
(2)第1レンズ群G1の正レンズ13が、両凸正レンズであり、両凹負レンズ14と接合されている。
(表13)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 -81.299 1.500 1.77250 49.6
2 27.396 2.860
3 34.199 5.930 1.81600 46.6
4 -58.425 0.850
5 32.187 11.940 1.59282 68.6
6 -20.590 1.200 1.51823 59.0
7 34.747 4.000
8絞 ∞ 2.170
9 -18.484 1.200 1.67270 32.2
10 50.940 3.850 1.49700 81.6
11 -40.406 0.200
12 125.989 3.330 1.77250 49.6
13* -27.185 d13
14 149.524 1.200 1.48749 70.4
15 34.408 4.980
16 -207.621 3.730 1.80518 25.5
17 -31.184 1.340
18 -27.722 1.200 1.80518 25.5
19 -78.969 -
*は回転対称非球面である。
(表14)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.3
f 55.00 44.59
W 21.2 12.4
Y 21.64 21.64
fB 36.00 44.44
L 90.28 124.04
d13 2.800 28.117
(表15)
非球面データ
面番号 K A4 A6
13 0.000 0.8295E-05 0.1541E-07
(表16)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.444
2A(2) 14 -91.995
2B(2) 16 266.565
[数値実施例5]
図25〜図30と表17〜表20は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例5を示している。図25は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図26はその諸収差図、図27はその横収差図であり、図28は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図29はその諸収差図、図30はその横収差図である。表17は面データ、表18は各種データ、表19は非球面データ、表20はレンズ群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例4と同様である。
(1)第2レンズ群G2が正の屈折力を持っている。
(2)第1レンズ群G1の負レンズ11が、物体側に凸の負メニスカスレンズである。
(表17)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 258.572 1.500 1.76932 48.7
2 20.334 16.806
3 32.190 5.670 1.83500 37.3
4 -72.697 1.162
5 267.166 6.741 1.58031 54.8
6 -16.057 1.200 1.58144 40.9
7 126.981 7.000
8絞 ∞ 2.636
9 -18.604 1.200 1.68893 31.2
10 33.506 4.471 1.49700 81.6
11 -27.091 0.200
12 100.342 3.329 1.70000 56.5
13* -34.961 d13
14 119.502 1.200 1.49745 69.1
15 42.359 6.393
16 -224.093 2.787 1.83400 37.3
17 -47.744 0.759
18 -33.324 1.200 1.77250 49.6
19 -45.404 -
*は回転対称非球面である。
(表18)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 4.9
f 36.12 36.87
W 22.1 13.8
Y 14.24 14.24
fB 36.00 46.32
L 103.25 137.64
d13 3.000 27.072
(表19)
非球面データ
面番号 K A4 A6
13 0.000 0.6927E-05 0.5551E-08
(表20)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 34.748
2A(2) 14 -132.595
2B(2) 16 127.979
[数値実施例6]
図31〜図36と表21〜表24は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例6を示している。図31は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図32はその諸収差図、図33はその横収差図であり、図34は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図35はその諸収差図、図36はその横収差図である。表21は面データ、表22は各種データ、表23は非球面データ、表24はレンズ群データである。
この数値実施例6のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例5と同様である。
(1)第2レンズ群G2が負の屈折力を持っている。
(2)第2Aレンズ群G2Aの負単レンズ21が、両凹負単レンズである。
(表21)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 863.309 2.500 1.77250 49.6
2 46.450 18.570
3 56.361 9.790 1.83481 42.7
4 -308.430 14.330
5 149.477 13.070 1.59282 68.6
6 -33.606 2.000 1.58144 40.9
7 633.069 4.000
8絞 ∞ 7.640
9 -32.938 2.000 1.68893 31.2
10 181.952 9.230 1.49700 81.6
11 -44.594 0.200
12 154.466 5.550 1.80610 40.7
13* -79.480 d13
14 -1374.147 2.000 1.48749 70.4
15 56.337 9.480
16 -101.426 4.390 1.83400 37.3
17 -58.472 10.250
18 -45.671 2.000 1.77250 49.6
19 -60.467 -
*は回転対称非球面である。
(表22)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-0.50倍)撮影状態
FNO. 2.9 3.9
f 92.28 81.86
W 20.4 15.9
Y 34.85 34.85
fB 60.00 73.09
L 182.00 208.17
d13 4.999 18.085
(表23)
非球面データ
面番号 K A4 A6
13 0.000 0.1135E-05 0.1385E-09
(表24)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 59.585
2A(2) 14 -110.964
2B(2) 16 398.303
[数値実施例7]
図37〜図42と表25〜表28は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例7を示している。図37は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図38はその諸収差図、図39はその横収差図であり、図40は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図41はその諸収差図、図42はその横収差図である。表25は面データ、表26は各種データ、表27は非球面データ、表28はレンズ群データである。
この数値実施例7のレンズ構成は、以下の点を除いて数値実施例1と同様である。
(1)第1レンズ群G1の負レンズ11が、両凹負レンズである。
(2)第1レンズ群G1の正レンズ13が両凸正レンズであり、第1レンズ群G1の負レンズ14が両凹負レンズであり、この両凸正レンズ13と両凹負レンズ14が接合されている。
(3)第1レンズ群G1の正レンズ17が、像側に凸の正メニスカスレンズである。
(4)第2Aレンズ群G2Aの負単レンズ21が、物体側に凸の負単メニスカスレンズであり、その両面が球面である(非球面ではない)。
(表25)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 -176.109 1.200 1.80450 39.6
2 20.265 8.900
3 31.798 3.990 1.90366 31.3
4 -59.353 3.200
5 135.253 5.200 1.59282 68.6
6 -14.920 1.200 1.56732 42.8
7 685.069 4.900
8 -18.113 1.200 1.68893 31.2
9 35.948 6.130 1.49700 81.6
10 -27.799 0.200
11 -181.208 3.300 1.72903 54.0
12* -27.013 1.000
13絞 ∞ d13
14 89.593 1.200 1.58913 61.2
15 45.865 6.100
16 760.641 2.400 1.83400 37.3
17 -58.786 0.680
18 -40.508 1.200 1.80518 25.5
19 -61.913 -
*は回転対称非球面である。
(表26)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.1
f 36.00 37.46
W 22.2 13.6
Y 14.24 14.24
fB 36.00 59.15
L 90.00 128.58
d13 2.000 17.432
(表27)
非球面データ
面番号 K A4 A6
12 0.000 0.6685E-05 0.1953E-07
(表28)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 38.134
2A(2) 14 -161.148
2B(2) 16 117.507
[数値実施例8]
図43〜図48と表29〜表32は、本発明によるマクロレンズ系の数値実施例8を示している。図43は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図44はその諸収差図、図45はその横収差図であり、図46は近距離撮影状態におけるレンズ構成図、図47はその諸収差図、図48はその横収差図である。表29は面データ、表30は各種データ、表31は非球面データ、表32はレンズ群データである。
この数値実施例8のレンズ構成は、数値実施例4のレンズ構成と同様である。
(表29)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 -81.299 1.50 1.77250 49.6
2 27.396 2.86
3 34.199 5.93 1.81600 46.6
4 -58.425 0.85
5 32.187 11.94 1.59282 68.6
6 -20.590 1.20 1.51823 59.0
7 34.747 4.00
8絞 ∞ 2.17
9 -18.484 1.20 1.67270 32.2
10 50.940 3.85 1.49700 81.6
11 -40.406 0.20
12 125.989 3.33 1.77250 49.6
13* -27.185 d13
14 149.524 1.20 1.48749 70.4
15 34.408 4.98
16 -207.621 3.73 1.80518 25.5
17 -31.184 1.34
18 -27.722 1.20 1.80518 25.5
19 -78.969 -
*は回転対称非球面である。
(表30)
各種データ
無限遠撮影状態 近距離(-1.00倍)撮影状態
FNO. 2.9 5.1
f 55.00 42.70
W 21.2 12.6
Y 21.64 21.64
fB 36.00 36.00
L 90.28 121.51
d13 2.80 34.03
(表31)
非球面データ
面番号 K A4 A6
13 0.000 0.8295E-05 0.1541E-07
(表32)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.444
2A(2) 14 -91.995
2B(2) 16 266.565
各数値実施例の各条件式に対する値を表33に示す。
(表33)
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
条件式(1) -0.878 -0.934 -1.363 -1.673
条件式(2) 63.85 71.68 68.62 70.44
条件式(3) 0.716 0.653 0.769 0.728
条件式(4) 0.222 0.164 0.239 0.230
条件式(5) 0.80 0.75 0.55 0.25
実施例5 実施例6 実施例7 実施例8
条件式(1) -3.671 -1.202 -4.476 -1.673
条件式(2) 69.09 70.44 61.25 70.44
条件式(3) 0.899 0.654 0.989 0.728
条件式(4) 0.354 0.041 0.512 0.23
条件式(5) 0.30 0.50 0.60 0.00
表33から明らかなように、数値実施例1〜8は、条件式(1)〜(5)を満足しており、また、諸収差図から明らかなように諸収差は比較的よく補正されている。
以上の実施形態では、第2レンズ群G2の第2Aレンズ群G2Aを、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群(防振レンズ群)とした場合を例示して説明した。しかし本発明のマクロレンズ系は、像ぶれ補正機能(防振機能)を搭載しないズームレンズ系にも適用可能である。
G1 正の屈折力の第1レンズ群
G2 正または負の屈折力の第2レンズ群
G2A 負の屈折力の第2Aレンズ群(像ぶれ補正レンズ群)
G2B 正の屈折力の第2Bレンズ群
11 負レンズ
12 正レンズ
13 正レンズ
14 負レンズ
15 負レンズ
16 正レンズ
17 正レンズ
21 負単レンズ(像ぶれ補正レンズ)
22 正レンズ(像側に凸面を向けた正レンズ)
23 負レンズ(物体側に凹面を向けた負レンズ)
S 開口絞り
I 像面

Claims (10)

  1. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、正または負の屈折力の第2レンズ群とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、少なくとも第1レンズ群が物体側に移動するマクロレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    第2Aレンズ群は、負単レンズからなり、
    第2Bレンズ群は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとからなり、
    次の条件式(1)、(2)を満足することを特徴とするマクロレンズ系。
    (1)−5.0<f2A/fi<−0.8
    (2)60<ν2A
    但し、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    fi:無限遠物体合焦時における全系の焦点距離
    ν2A:第2Aレンズ群の負単レンズのd線に対するアッベ数。
  2. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、正または負の屈折力の第2レンズ群とからなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、少なくとも第1レンズ群が物体側に移動するマクロレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    第2Bレンズ群は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとからなり、
    次の条件式(1’)を満足することを特徴とするマクロレンズ系。
    (1’)−5.0<f2A/fi≦−0.878
    但し、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    fi:無限遠物体合焦時における全系の焦点距離。
  3. 請求項2記載のマクロレンズ系において、第2Aレンズ群は、負単レンズからなるマクロレンズ系。
  4. 請求項3記載のマクロレンズ系において、次の条件式(2)を満足するマクロレンズ系。
    (2)60<ν2A
    但し、
    ν2A:第2Aレンズ群の負単レンズのd線に対するアッベ数。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のマクロレンズ系において、第2Aレンズ群は、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群であるマクロレンズ系。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のマクロレンズ系において、次の条件式(3)を満足するマクロレンズ系。
    (3)0.5<R2/L2a<1.2
    但し、
    R2:第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径、
    L2a:無限遠物体合焦時における第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面から像面までの距離。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のマクロレンズ系において、次の条件式(4)を満足するマクロレンズ系。
    (4)|R2/R1|<0.7
    但し、
    R2:第2Aレンズ群中の最も像側のレンズの像側の面の曲率半径、
    R1:第2Aレンズ群中の最も物体側のレンズの物体側の面の曲率半径。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のマクロレンズ系において、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群がそれぞれ異なる移動量で物体側に移動するマクロレンズ系。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のマクロレンズ系において、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際し、第1レンズ群が物体側に移動し、第2レンズ群が像面に対して固定されているマクロレンズ系。
  10. 請求項8または9記載のマクロレンズ系において、次の条件式(5)を満足するマクロレンズ系。
    (5)0≦X2/X1<0.9
    但し、
    X1:無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する第1レンズ群の移動量(物体側に向かって移動する方向を正とする)、
    X2:無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際する第2レンズ群の移動量(物体側に向かって移動する方向を正とする)。
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