JP6592532B2 - チップペーパーおよびフィルター付き喫煙物品 - Google Patents

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Description

本発明はチップペーパーおよびフィルター付き喫煙物品に関する。
フィルター付き喫煙物品、例えば、フィルター付きシガレットは、シガレットロッドとフィルターとを突合せ、フィルターの外周面および突合せ部近傍のシガレットロッドの外周面をチップペーパーで巻き、一体化したものである。
フィルター付きシガレットを、唇に口紅を付けている状態で喫煙すると、喫煙者の唇に付着していた口紅がチップペーパーに付着し、唇から口紅が取れ化粧直しが必要になることや、口紅がチップペーパーに付着し、シガレットの外観が損なれること等により喫煙者が不快感を抱くことがある。
特許文献1には、赤色を基色にしたタバコフィルター包装を使用することにより、タバコフィルター包装に付着した口紅を目立たなくし、口紅がタバコフィルター包装に付着してシガレットの外観が損なわれることによる不快感を軽減することができるフィルター付シガレットが開示されている。
特開平10−136962号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているタバコフィルター包装は、口紅のタバコフィルター包装への付着そのものを防止するものではない。
本発明は、フィルター付き喫煙物品の喫煙時に、口紅がチップペーパー表面に付着することを軽減することができるチップペーパーおよびフィルター付き喫煙物品を提供することを課題とする。
本発明によると、表面層および裏面層を備え、表面層は、下記式(1)を満足する表面性状を有することを特徴とするチップペーパーが提供される。
式(1):−8.2×Rsk−0.2×Rc<0
(式中、Rskは表面のスキューネス、Rcは平均高さ)
本発明は、フィルター付き喫煙物品の喫煙時に口紅等がチップペーパー表面に付着することを軽減できる。
図1は、第1の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図2は、不織布の概略拡大図である。 図3は、第2の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図4は、第3の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図5は、第4の実施形態に係るチップペーパーを示し、(A)はその上表面に装飾部を備える裏面層の斜視図、および(B)はチップペーパーの全体斜視図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿った概略断面図である。 図7は、第5の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図8は、第6の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図9は、第7の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図である。 図10は、第8の実施形態に係るフィルター付きシガレットを示す斜視図である。 図11は、レオメーターを使用して、チップペーパーへ口紅を付着させる方法について説明する図である。 図12は、表面粗さおよび色差ΔEとの関係を示す図である。 図13は、官能評価の結果を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、いくつかの実施形態について説明する。実施形態を通して共通の要素には同一の符号を付すものとし、重複する説明は省略する。また、各図は実施形態の理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際と異なる個所がある。また、本明細書において、相対的な位置関係を示すために、図面に対応させて「上」、「下」等の用語を適宜用いるが、これは絶対的な位置関係を規定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るチップペーパー1の概略断面図である。チップペーパー1は、表面層11と裏面層12とを備えている。
表面層11は、式(1):−8.2×Rsk−0.2×Rc<0を満たす表面性状を有している。式(1)中、Rskはスキューネス、Rcは平均高さを表す。チップペーパーが式(1)に示す表面性状を有していることにより、唇とチップペーパーとの接触面積を減らすことができる。表面層11は、式(2):−8.2×Rsk−0.2×Rc<−20を満たす表面性状を有していることが、より好ましい。上記の式(1)および式(2)に示す表面性状については後述する。
表面層11は、通常上表面の形状(凹凸形状)が上記式(1)で規定される表面性状を産み出す素材で形成されている。そのような素材の例は、部分的に結合した繊維の集合体、例えば、不織布を含む。図2に、このような不織布の平面の位置部を拡大して示す。不織布を構成する複数の繊維(不織布用繊維)13は、結合部14において、溶着物15を介して互いに結合して集合体を形成している。繊維13は、不織布用の繊維として当該分野で知られている繊維、例えば、レーヨン繊維、酢酸セルロース繊維、ポリエチレンテレフタラート(PET)繊維、ナイロン繊維、ポリ乳酸繊維、ポリオレフィン繊維等であり得る。溶着物15は、例えばポリビニルアルコール(PVA)繊維、ポリエチレングリコール(PEG)繊維、ビニロン繊維等のバインダー繊維が後述する表面層11および裏面層12を重ね合わせ乾燥する工程において溶融したものであり、不織布用繊維13同士を結合している。不織布は、不織布用繊維13およびバインダー繊維に加えて、パルプを含んでいてもよい。不織布は、0.8dtex以上の太さを有する繊維13を含み、かつ、10gsm以上の坪量を有していることが好ましい。不織布は、3.3dtex以上の太さを有する繊維13を含み、かつ、10gsm以上の坪量を有していることがさらに好ましい。通常、不織布用繊維13の太さは、繊維の原料の種類や不織布の用途によって様々であるが、0.0001dtexから1000dtexを超えるものまで存在する。また、通常の不織布の坪量は、目的によって様々である。一つの好ましい実施形態において、不織布は、その構成繊維のそれぞれが、0.8dtex以上、20dtex以下の太さを有し、かつ10gsm以上、50gsm以下の坪量を有する。もう一つの好ましい実施形態において、不織布は、その構成繊維のそれぞれが、3.3dtex以上、20dtex以下の太さを有し、かつ10gsm以上、50gsm以下の坪量を有する。また、不織布は、食添染料などの染料によって着色されていてもよい。なお、本明細書において、「不織布」は、紙を含む。一般的に、不織布を形成する方法としては、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法が知られている。また、不織布を構成する繊維同士を結合する方法としては、例えば、ケミカルボンド法、サーマルボンド法、ニードルパンチ法、水流交絡法が知られている。表面層11に含まれる不織布は、湿式法により形成されており、不織布用繊維13同士はサーマルボンド法により結合されているが、不織布の形成方法および不織布用繊維13の結合方法としては、他の一般的に知られた方法を用いてもよい。
表1に、チップペーパーに要求される一般的な物性を示す。このチップペーパーに要求される一般的な物性、例えば、引張り強度等をチップペーパー1が全体として満足するために、表面層11の下表面に裏面層12を設けることができる。裏面層12は、チップペーパーの材料として当該分野で知られている、例えばパルプ等で形成することができる。
チップペーパー1は、当業者に既知の抄紙法により、表面層11と裏面層12とを漉き合せることにより得ることができる。この抄紙法は、少なくとも表面層11を構成する材料と裏面層12を構成する材料とを漉き合せる工程と、乾燥させる工程とを含む。抄紙機としては、従来公知のもの、例えば、円網抄紙機、傾斜短網抄紙機、長網抄紙機、短網抄紙機等を用いることができ、適宜要求特性に応じて抄紙機を組み合わせることができる。この抄紙法は、例えば、円網抄紙機により表面層11を構成する材料の懸濁液から形成された湿紙と、長網抄紙機により、裏面層12を構成する材料の懸濁液から形成された湿紙とを漉き合せる工程を含む。そして、このように漉き合された湿紙は、従来公知の乾燥方法、例えば、ヤンキードライヤー式、多筒式、熱風式、赤外線加熱式等により乾燥することができる。一つの実施形態において、表面層11および裏面層12の湿紙積層体は、100℃〜150℃の温度のドライヤーによって乾燥させることができる。なお、この時、ドライヤーの熱によって、表面層11に含まれる、溶融すると接着性を有する繊維、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)繊維、ポリエチレングリコール(PEG)繊維、ビニロン繊維等の繊維が溶融することによって、接着性を有する溶着物15となり、溶着物15は、表面層11を構成する繊維13同士を結合させることができる。なお、表面層11と裏面層12とを漉き合せる方法としては、上述の抄紙法に限定されず、他の公知の抄紙法を用いてもよい。そのような抄紙法としては、紙パルプ技術協会「紙パルプ技術便覧 1982」284頁から305頁に記載されている方法を用いることができる。
従来のチップペーパーは、一般的に使用されている印刷用紙と同じく、異なる物性を持つ2層を漉き合せた構造ではなく、1層構造であり、表面と裏面の表面特性はほぼ同じとなっていて、それら2面の平滑性が高い。そのため、従来のチップペーパーを備えるフィルター付きシガレットでは喫煙の際に、喫煙者の唇とチップペーパーとが密着してしまう傾向にある。その結果、喫煙者の唇に付着している口紅等が、チップペーパーに移りやすくなる。また、従来のチップペーパーでは、喫煙者の唇の状態や環境によっては、シガレット喫煙時にチップペーパーから唇をリリースする際に、喫煙者の唇がチップペーパーに付着する場合が有り、その付着が強い際には唇の皮が剥がれることすらある。
しかし、本実施形態に係るチップペーパー1は、上記式(1)を満たす表面性状を有する表面層11を備えていることにより、唇とチップペーパー1との接触面積を低減することができるため、口紅等の、喫煙者の唇の表面に付着している物質がチップペーパー1に付着することを軽減することができる。さらに、口紅を使用していない場合でも、チップペーパーに喫煙者の唇の皮が付着したり、リリースする際に唇の皮が剥がれる等の不快な現象の発生を防止することができる。このシガレットをリリースする時のチップペーパーと唇とが離れやすい品質についてリップリリース性が優れていると表現する。
(第2の実施形態)
図3に、第2の実施形態に係るチップペーパー2の概略断面図を示す。第2の実施形態に係るチップペーパー2は、表面層11と裏面層12とが接着剤層21により貼り合わされている以外は、第1の実施形態に係るチップペーパー1と同様の構成を有する。
接着剤層21としては、水系接着剤またはホットメルト系接着剤を用いることができる。水系接着剤としては、例えば、澱粉系、セルロース系、PVA系、ポリ酢酸ビニル(PVAc)系、エチレン酢酸ビニル(EVA)系接着剤を使用することができる。ホットメルト系接着剤としては、樹脂系、ポリエチレン(PE)系、ポリプロピレン(PP)系接着剤を使用することができる。接着剤として樹脂系接着剤を使用した場合は、樹脂系接着剤層21が光沢を有し、樹脂系接着剤層21に入射した光を反射するため、表面層11の繊維の隙間から光が漏れ出し独特な風合いを持つ優美なチップペーパーを提供することができる。また、接着剤層21としては、上述の接着剤と染料を混合することによって着色したものを用いてもよい。
(第3の実施形態)
図4に、第3の実施形態に係るチップペーパー3の概略断面図を示す。第3の実施形態に係るチップペーパー3は、表面層11の上表面にコート剤層31を備えていること以外は、第1の実施形態に係るチップペーパー1と同様の構成を有する。
コート剤層31は、表面層11の上表面にコート剤を塗布することにより設けることができる。コート剤層31を設けることにより、表面層11の繊維が脱落することを防止することができる。コート剤としては、例えば、澱粉、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、またはこれらの組み合わせを使用することができる。コート剤は、表面層11の表面性状を大きく変化させない塗布量が好ましい。例えば、0.8gsm以下とすることが不織布の表面性状を担保する観点から好ましい。
(第4の実施形態)
次に、図5および図6を参照して、第4の実施形態に係るチップペーパー4を説明する。
図5は、第4の実施形態に係るチップペーパー4を示し、(A)はその裏面層12の斜視図であり、(B)はチップペーパー4全体の斜視図である。図6は、図5(B)の線VI−VI線に沿った概略断面図である。第4の実施形態に係るチップペーパー4は、表面層11と、裏面層12と、接着剤層21を備えている。図5(A)に示すように、裏面層12はその上表面(表面層11と対面する面)に装飾部41を備える。装飾部41は、裏面層12の上表面に装飾模様を印刷することによって設けることができる。チップペーパー4は、裏面層12に装飾部41が設けられていること以外は、第2の実施形態に係るチップペーパー2と同様の構成を有するが、接着剤層21(図6)として用いる接着剤は、装飾部41が表面層11から透けて見えるように、透明であることが好ましい。
図5(B)に示すように、チップペーパー4においては、裏面層12の上表面に装飾部41が設けられていることにより、装飾部41が表面層11から透けて見え、意匠性に優れたものである。
(第5の実施形態)
図7に、第5の実施形態に係るチップペーパー5の概略断面図を示す。第5の実施形態に係るチップペーパー5は、表面層11の上表面に表面改質剤層51が設けられていること以外は、第1の実施形態に係るチップペーパー1と同様の構成を有する。
表面改質材層51は、表面層11の上表面に、例えば口紅等のチップペーパーへの付着を抑制する、表面改質剤を塗布すること等により設けることができる。表面改質剤としては、例えば、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂等を用いることができる。表面改質剤層51が形成されていることにより、チップペーパー5の表面への物質の付着をより一層抑制することができる。表面改質剤層51の厚さは、表面改質剤として使用する物質及びチップペーパー5に求める口紅の付着軽減効果に応じて、適宜調整することができる。
(第6の実施形態)
図8に、第6の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図を示す。第6の実施形態に係るチップペーパー6は、表面層11にエンボスパターンが施されていること以外は、第1の実施形態に係るチップペーパー1と同様の構成を有する。エンボスパターンは凸部61および凹部62からなる。
エンボスパターンは、一対のエンボス加工ロールの間にチップペーパーを通過されることにより設けることができる。表面層11にエンボスパターンを設けることにより、より一層の付着軽減効果を得られると同時に、意匠性の優れたチップペーパーを提供することができる。エンボス加工は、表面層11の表面性状が損なわれない程度に行うことができる。
(第7の実施形態)
図9に、第7の実施形態に係るチップペーパーの概略断面図を示す。第7の実施形態に係るチップペーパー7は、表面層11が、例えば、互いに離間した複数の着色部71を備えていること以外は、第2の実施形態に係るチップペーパー2と同様の構成を有する。
各着色部71は、表面層11の上表面から裏面層12と対向する面まで延在している。着色部71は、表面層11の上部から、グラビア印刷やインクジェット印刷などによりインキ等の着色材を印刷することにより形成することができる。表面層11に着色部71を設けることにより、通常の平坦な表面を有するチップペーパーに印刷した場合とは異なる風合いを発現することができる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態に係るフィルター付き喫煙物品を説明する。ここでは、フィルター付き喫煙物品の一例としてフィルター付きシガレットについて説明するが、これに限らず、フィルター付き喫煙物品は、フィルターが接続された他の喫煙物品である、例えば、シガー、シガリロ、電気加熱/化学反応熱を利用した非燃焼型喫煙具、非加熱型喫煙具等であってもよい。
図10に示すように、フィルター付きシガレット8は、シガレットロッド81と、シガレットロッド81と端部同士を突き合わせて配置されたフィルター82と、フィルター82の外周面全体および突合せ近傍のシガレットロッド81の外周面部分を巻回し、シガレットロッド81およびフィルター82を一体化するチップペーパー83とを備えている。シガレットロッド81は、たばこ刻み84と、たばこ刻み84を円柱状に巻回する巻紙85とを備えている。フィルター82は、例えばアセテート繊維またはパルプの不織布を束ねたり、折畳んだりして成形したフィルター材(図示せず)と、このフィルター材を円柱状に捲くフィルターペーパー86とを備えている。
このような実施形態に係るフィルター付きシガレット8は、前述した第1〜第7の実施形態に係るチップペーパーの効果からその機能特性(引張強度および不透明度等)を維持しつつ、喫煙者の唇表面の口紅がチップペーパーへ付着することを軽減することができる。
(実施例)
チップペーパーの表面性状と口紅の付着具合との関係を明らかにするために、試験サンプルを用いて、(1)付着具合の測定および(2)官能評価を行った。以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、特性がそれぞれ異なる試験サンプルを準備した。試験サンプルは、表面層と裏面層とを備える。表面層は、不織布からなる。不織布は、木材パルプおよび/またはレーヨン繊維から手漉きによって作製し、試験サンプル毎に異なる表面粗さ、繊維長および坪量を有している。レーヨン繊維としては、0.1dtex〜11.0dtexの太さを有するものを使用した。また、繊維脱落防止用にコート剤として、ポリビニルアルコールまたは澱粉を用いた試験サンプルも作製した。
裏面層としては、チップペーパーの材料として一般的に用いられる、木材パルプを使用した紙を用いた。また、表面層と裏面層とを、酢酸ビニル系接着剤または樹脂系接着剤を使用して貼り合わせた試験サンプルも作製した。
なお、表面粗さの測定は、株式会社ミツトヨ製のサーフテストSJ−210(商品名)を用いて測定した。表面粗さの測定における、フィルタ処理には、ガウシアンフィルタを用いた。また、検出機には、スタイラス先端R=2μmおよび先端角度60°の形状のものを用いた。測定条件は、規格条件をISO1997に準拠するように設定し、あらさ曲線Rを、カットオフ値λc=2.5mm、λs=8μm、区間数(N)4に設定して求めた。
(1)付着具合の測定
口紅への付着再現
フィルター付きシガレットを実際に使用した場合の、喫煙者の唇に付けた口紅のチップペーパーへの付着を、レオメーターを使用して再現した。図11は、レオメーター(サン科学製、CR−3000EX−S)を使用して、チップペーパー93に口紅95を付着させる方法について説明する図である。
図11(A)は、レオメーターに試験サンプルのチップペーパー93をセットした状態を示す概略図である。
レオメーターは、直径10mmの円柱形のプランジャー91と、試験サンプルのチップペーパー93を載置する測定台92と、を備えている。次に、レオメーターの測定台92の上面に試験サンプルのチップペーパー93を載置する。チップペーパー93の上面に、ゲル94を載置する。ゲル94は、人間の唇と同様の弾力や柔らかさを有しており、1mm変形時の圧力が0.53N±0.34となる物性を有している、エクシルコーポレーション製、品番:H0−1、「人肌のゲル」(商品名)を使用した。ゲル94の下表面、すなわちチップペーパー93側表面には、口紅95が塗られている。口紅95としては、マックスファクター・エンジェリックリップ・ブリリアンテ(商品名、製品番号B542)を使用した。ゲル94の上面に、平板96を載置する。平板96は、プランジャー91をゲル94およびチップペーパー93の平面に対して垂直方向に押し込む際に、チップペーパー93にかかる圧力を均一にすることができる。平板96は、例えば、プラスチック製の平板である。これら、チップペーパー93、ゲル94、および平板96は、プランジャー91と測定台92とにより挟持されている。
図11(B)は、プランジャー91を平板96、ゲル94およびチップペーパー93の平面に対して垂直方向に押し込むことにより、平板96、チップペーパー93およびゲル94に対して垂直方向に一定の圧力を一定の時間かけた状態を示す図である。このときにチップペーパー93にかかる圧力は、実際にフィルター付きシガレットを喫煙する際にチップペーパーにかかる圧力と略同一となるように、最大圧力が2.5Nで、加圧開始から約1秒後に最大圧力に達し、約2秒後に圧力が0Nになるように設定した。また、このときプランジャー91の測定台92方向への移動速度は70mm/分となるように設定した。これにより、ゲル94に付着していた口紅95がチップペーパー93に転写され、実際に試験サンプルのチップペーパー93を備えるフィルター付きシガレットを使用した際の、チップペーパー93への口紅95の付着を再現することができる。
口紅付着度合の測定
チップペーパーへの口紅の付着度合の測定は、前述のようにレオメーターを使用して口紅をチップペーパーに付着させた後に、チップペーパーの口紅が付着した箇所と口紅が付着していない箇所との色差ΔEを測定することにより行った。色差ΔEの測定は、分光光度計(x−rite社製、品名SpectroEye)を用いて、CIEで規定されている色差表示法のL*a*b*表色系の座標の平均値を求め、チップペーパーの口紅が付着した箇所と口紅が付着していない箇所との色差ΔEを算出することにより行った。なお、分光光度計による測定条件は、光源D65、光源フィルターなし、視野角は2°とした。
結果
以上により得られた測定結果について説明する。なお、比較例として37gsmの既存の白色チップペーパーについても同様の測定を行った結果、色差ΔEは51.2であった。
まず、レーヨン配合率が90重量%、繊維状PVAの配合率が10重量%であり、坪量が30gsmの試験サンプルについての、繊維長、繊維の太さおよび色差ΔEの関係を表2に示す。表2から明らかなように、繊維の太さが大きくなるにつれてΔEが低下しており、不織布の繊維は太い方が好ましいことがわかる。また、繊維の太さが0.8dtex以上であれば、比較例の色差ΔEと比べて色差ΔEが10程度低く、口紅付着軽減効果が得られることが分かった。さらに、繊維の太さが3.3dtex以上であれば、比較例の色差ΔEと比べて色差ΔEが約30以上低く、より一層の口紅付着軽減効果が得られることが分かった。
また、繊維状PVAの配合率が10重量%、レーヨンの配合率が表3に示す通りであり、配合率の残りは木材パルプからなり、レーヨンの太さが7.8dtexの試験サンプルについての、坪量、不織布のレーヨン配合率および色差ΔEの関係を表3に示す。まず坪量と色差ΔEとの関係について見てみると、坪量が低くなるにつれて、色差ΔEも低くなっていることから、坪量は低いことが好ましいことが分かる。しかし、表3には示していないが、坪量が10gsmを下回る不織布では、不織布の繊維の間にゲルが潜り込み裏面層にまで到達してしまい口紅付着軽減効果が著しく損なわれる結果が得られたため、不織布の坪量は10gsm以上であることが好ましいことが分かった。次に、不織布のレーヨン配合率と色差ΔEとの関係について見てみると、不織布のレーヨン配合率が高くなるにつれて色差ΔEが低くなり、不織布のレーヨン配合率は高いほど口紅付着軽減効果が高くなることが分かる。
また、試験サンプルの中では、レーヨン配合率が90重量%、繊維状PVAの配合率が10重量%、坪量が15gsmおよび澱粉コート剤を使用した試験サンプルのチップペーパーが最も高い口紅付着軽減効果が得られた。
表面粗さと色差との関係
また、以上により求められた表面粗さおよび色差ΔEについてのデータを用いて、色差ΔEを目的変数に、様々な粗さパラメータを従属変数にした重回帰分析を行った。その結果、粗さパラメーターについては、スキューネスRskと平均高さRcの2変数をもって色差ΔEを推定できることがわかった。すなわち、式:ΔE=−8.18×Rsk−0.21×Rc+40により、スキューネスRskと平均高さRcとから色差ΔEを求め、この色差ΔEからチップペーパーへの口紅の付着具合を推定できることが分かった。なお、相関分析による重相関係数の二乗は、r=0.82であった。また、RskおよびRcのそれぞれの単相関分析による単相関係数の二乗(r)は、Rskではr=0.28、Rcではr=0.67であった。色差ΔEを下げたければ、すなわち口紅の付着軽減効果を高めたければ、唇とチップペーパーとの接触面積を減らすためにRskを上げる、および/または表面層の繊維の間へ唇が食い込むことによる影響を軽減するためにRcを上げればよい。
図12は、スキューネス(Rsk)をX軸座標値、平均高さ(Rc)をY軸座標値として、38個の試験サンプルで測定された結果をプロットし、表面粗さと色差ΔEとの関係を示す図である。なお、図中には、測定された色差ΔEが、ΔE<10である試験サンプルについては白い丸のプロット、10≦ΔE<20である試験サンプルは黒い丸のプロット、20≦ΔE<30である試験サンプルは白い四角のプロット、30≦ΔE<40である試験サンプルは黒い四角のプロットでそれぞれ示している。また、比較例として、37gsmの既存の白色チップペーパーを用いた場合の測定結果も白い三角のプロットで示している。
また、図中の線は、直線:ΔE=−8.18×Rsk−0.21×Rc+40を表しており、直線の式中ΔE=10である場合の線(実線)、ΔE=20である場合の線(一点鎖線)、ΔE=30である場合の線(破線)、ΔE=40である場合の線(点線)を示している。
前述したように、比較例の37gsmの既存の白色チップペーパーで測定された色差ΔEが51.2である。比較例とした37gsmの既存の白色チップペーパーで測定された色差ΔEと比べて、視覚的に識別可能なレベルを、マンセル色票の1歩度に該当する色差ΔE=10とすると、すなわち、比較例で測定された色差ΔEよりも10以上低いと識別可能なレベルとすると、図10中にプロットされた試験サンプルのチップペーパーで測定された色差ΔEは全て40未満であり、識別可能なレベルにあった。
この結果を基にすると、37gsmの既存の白色チップペーパーで測定された色差ΔEから10以上低いΔE<40を識別可能領域とするならば、式(1):−8.2×Rsk−0.2×Rc<0を満たす必要がある。また、より顕著な効果として、既存の37gsmの白色チップペーパーで測定された色差ΔEから30以上低い色差ΔE<20であることが必要であれば、式(2):−8.2×Rsk−0.2×Rc<−20を満たすことが必要とされる。
このように、唇表面の付着物のチップペーパーへの付着具合を表面層の表面性状(RskおよびRc)でパラメータ化し計算することができることがわかった。
(2)官能評価
女性パネル6名により、唇に口紅を付けた状態または唇に付けた口紅を一度ティッシュペーパー等で拭いた状態で、試験サンプルのチップペーパーを備えたフィルター付きシガレットを実際に使用して、チップペーパーへの口紅の付着具合についての官能評価を行った。図13にその結果を示す。図13は、横軸を測定された色差ΔE、縦軸を感覚量として、評価結果をプロットした図である。試験サンプルについての評価結果を白いひし形のプロット、比較例についての評価結果を黒いひし形のプロットで表している。なお、図中の感覚量とは、女性パネルがチップペーパーについて、口紅の付着が全くないと感じられた場合は「0」、僅かに口紅が付着していると感じた場合は「1」、口紅がやや付着していると感じられる場合には「2」、口紅が明らかに付着していると感じた場合には「3」、口紅がかなり付着していると感じられる場合には「4」、口紅が非常に付着していると感じられる場合には「5」の数値として評価してもらい、女性パネル6名から得られた数値を平均した値である。また、図中のプロットした点を囲む四角形は、1σのばらつきの範囲を表す。つまり、回答結果のばらつきが大きければ四角形が大きくなり、ばらつきが小さければ四角形が小さくなる。また、試験サンプルおよび比較例のプロットした点を結ぶ直線およびばらつきの範囲を表す四角形は、口紅をティシュ等で拭いていない場合の評価を表す場合は実線で、一度拭いた場合の評価を表す場合は点線で示している。
図13から明らかなように、唇に付けた口紅をティシュ等で拭いていない場合の官能評価では、比較例では「かなり付着している」と評価されたのに対し、試験サンプルについては「やや付着している」と評価されており、チップペーパーへの口紅の付着具合の感覚量が低下している。また、色差ΔEも、比較例では50程度であるのに対し、試験サンプルでは30程度と測定され、感覚量と同様に低下しており、唇に付けた口紅をティシュ等で拭いていない場合、色差ΔEと感覚量とが相関関係を有していることが分かる。
また、唇に付けた口紅をティッシュ等で一度拭いた場合の官能評価では、比較例については「やや付着している」と評価されたのに対し、試験サンプルでは「僅かに付着している」と評価されており、チップペーパーへの口紅の付着具合の感覚量が低下している。また、色差ΔEも、比較例では20程度であるのに対し、試験サンプルでは7程度と測定され、感覚量と同様に低下しており、唇に付けた口紅をティッシュ等で一度拭いた場合でも色差ΔEと感覚量とが相関関係を有していることが分かる。
また、試験サンプルのリップリリース性についても同様に測定したところ、比較例のチップペーパーと比べて圧倒的に優れたリップリリース性を有していることが分かった。
そこで、上記パネル6名に、試験サンプルおよび比較例のチップペーパーについて、口紅付着軽減製品として魅力を感じるか否かについてアンケートを行ったところ、比較例については全員「魅力を感じない」と回答したのに対し、試験サンプルのチップペーパーについては、1人が「非常に魅力を感じる」、1人が「かなり魅力を感じる」、3人が「やや魅力を感じる」、1人が「僅かに魅力を感じる」と答え、試験サンプルのチップペーパーは、比較例の37gsmの既存の白色チップペーパーと比べて、圧倒的に魅力が向上していることが分かった。
以上のように、試験サンプルのチップペーパーは、官能評価においても有効な口紅付着軽減効果およびリップリリース性を有することが実証された。
なお、いくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示であり、発明の範囲を限定するものではない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることができ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を行うことができる。これらの実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…第1の実施形態に係るチップペーパー
11…表面層 12…裏面層 13…繊維 14…結合部 15…溶着物
2…第2の実施形態に係るチップペーパー 21…接着剤層
3…第3の実施形態に係るチップペーパー 31…コート剤層
4…第4の実施形態に係るチップペーパー 41…装飾部
5…第5の実施形態に係るチップペーパー 51…表面改質剤層
6…第6の実施形態に係るチップペーパー 61…凸部 62…凹部
7…第7の実施形態に係るチップペーパー 71…着色部
8…フィルター付きシガレット
81…シガレットロッド 82…フィルター 83…チップペーパー
84…たばこ刻み 85…巻紙 86…フィルターペーパー
91…プランジャー 92…測定台 93…チップペーパー
94…ゲル 95…口紅 96…平板

Claims (14)

  1. 表面層および裏面層を備え、
    前記表面層は、下記式(1)を満足する表面性状を有することを特徴とするチップペーパー。
    式(1):−8.2×Rsk−0.2×Rc<0
    (式中、Rskは表面のスキューネス、Rcは平均高さ)
  2. 前記表面層は、下記式(2)を満足する表面性状を有することを特徴とする、請求項1に記載のチップペーパー。
    式(2):−8.2×Rsk−0.2×Rc<−20
  3. 前記表面層は、部分的に結合した繊維の集合体を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のチップペーパー。
  4. 前記表面層は、不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載のチップペーパー。
  5. 前記不織布は、レーヨン繊維またはポリオレフィン繊維を含むことを特徴とする請求項4に記載のチップペーパー。
  6. 前記不織布は、0.8dtex以上の太さを有する繊維を含み、かつ、10gsm以上の坪量を有することを特徴とする、請求項4または5に記載のチップペーパー。
  7. 前記不織布は、3.3dtex以上の太さを有する繊維を含み、かつ、10gsm以上の坪量を有することを特徴とする、請求項4または5に記載のチップペーパー。
  8. 前記不織布は、高分子からなるコート剤を含むことを特徴とする請求項4から7までのいずれか一項に記載のチップペーパー。
  9. 前記コート剤は、澱粉、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、またはこれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項8に記載のチップペーパー。
  10. 前記表面層と前記裏面層とは、水系接着剤またはホットメルト系接着剤によって貼り合わされていることを特徴とする請求項1から9までのいずれか一項に記載のチップペーパー。
  11. 前記裏面層の前記表面層と対向する面には、装飾が施されていること特徴とする請求項1から10までのいずれか一項に記載のチップペーパー。
  12. 前記表面層は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂からなる表面改質剤を表面に有することを特徴とする請求項1から11までのいずれか一項に記載のチップペーパー。
  13. 前記表面層はエンボスパターンを有することを特徴とする請求項1から12までのいずれか一項に記載のチップペーパー。
  14. たばこロッドと、
    フィルターと、
    前記たばこロッドと前記フィルターとを接続する、チップペーパーと
    を備え、
    前記チップペーパーは、請求項1から13までのいずれか一項に記載のチップペーパーであることを特徴とするフィルター付き喫煙物品。
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