JP6589651B2 - サンルーフ用パネル及びこれを備えた天井モジュール並びに天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は、採光パネル及びこれを備えた天井モジュール並びに天井構造に関する。更に詳しくは、内装天井材と一体化可能なサンルーフ用の採光パネル及びこれを備えた天井モジュール並びに天井構造に関する。
従来、サンルーフ20を有する車両10の天井部は、図1のA−A切断線及びB−B切断線により切断された断面図である図6及び図7に示すように、アウターボディ32とインナーフレーム33とで二重構造に構成されており、車両ボディ31のボディ開口部35にガラス製パネル51が嵌め込まれ、金属製補強板52で支持されている。また、その下方には間隔をあけて内装天井材11が配設されており、その内装天井材11は、中央部分に大きな内装開口部12が設けられ、この内装開口部12を通して採光されるように設計されている。更に、この内装天井材11は、車両ボディ31の天井内側に相対するように、複雑な凹凸形状が付与されながら、この形状を維持できる範囲において、軽量化のために薄く形成されている。
このように、サンルーフ用に大きな開口が形成されると、内装天井材11の全体剛性が低下し、例えば、組み付け作業時に、作業者が内装天井材11を持つ位置によっては、折れ曲がりを生じる等の不具合を生じることがあった。そこで、この不具合を防ぐため、一般に、内装天井材11の内装開口部12の周縁部13に樹脂材等からなる補強材53を設けている(下記特許文献1及び下記特許文献2)。この補強材53は、車内側から目立たないように内装天井材11の内装開口部12を補強する必要があるため、通常、内装天井材11とは別体に強度や形状を設計できる樹脂成型品で形成し、内装天井材11の製造時に内装天井材11の内装開口部12の周縁部13に別途に取り付けている。
特実平6−53313号公報 特開2014−28598号公報
しかしながら、上述のように、サンルーフ20を設けようとする車両10でのみ、別体の補強材53を内装天井材11の形状に合わせて各々用意するのは、設計及び金型製造等が嵩み、コスト高となっている。
また、従来、多く使用されているガラス製パネル51は、重量があるため、内装天井材11と独立した部品とされ、ガラス製パネルが内装天井材に負荷を与えない構造とすることが当然のこととして車両設計されている。そして、そのために、ガラス製パネル51は、内装天井材11の内装開口部12の大きさよりもかなり大きく設計せざるを得なくなっている(図6参照)。これは、内装天井材11とガラス製パネル51との組付位置のばらつきを吸収し、内装天井材11とインナーフレーム33との間隙が乗員から見えないように見栄えを保つためである。しかしながら、ガラス製パネルは、元来、重量の嵩む部品であるため、燃費性能向上の要請から重量軽減が望まれている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、サンルーフ用パネルの重さを軽減しながら、サンルーフ開口が設けられた内装天井材の補強に必要なコストも同時に低減させることができるサンルーフ用パネル及びこれを備えた天井モジュール並びに天井構造を提供することを目的とする。
即ち、本発明は以下の通りである。
本発明のサンルーフ用パネルは、透光性樹脂によって形成された採光パネル部と、
前記採光パネル部と一体成形されるとともに、内装天井材の非意匠面に接合可能なブラケット部と、を備えることを要旨とする。
請求項2に記載のサンルーフ用パネルは、請求項1に記載のサンルーフ用パネルにおいて、前記ブラケット部は、接続用突起を備え、
前記接続用突起は、車両ボディのインナーフレームに設けられた貫通孔に貫通させて、本サンルーフ用パネルを前記車両ボディに対して固定可能であることを要旨とする。
請求項3に記載のサンルーフ用パネルは、請求項2に記載のサンルーフ用パネルにおいて、前記接続用突起は、本サンルーフ用パネル内において、前記採光パネル部よりも前方に配置されていることを要旨とする。
請求項4に記載のサンルーフ用パネルは、請求項1乃至3のうちのいずれかに記載のサンルーフ用パネルにおいて、前記採光パネル部の全周に沿って前記ブラケット部が立設されて、全体として箱蓋形状をなしていることを要旨とする。
本発明の天井モジュールは、本発明のサンルーフ用パネルと、サンルーフ用の開口である内装開口部を有する内装天井材と、を備え、
前記サンルーフ用パネルと前記内装天井材とは、各々の前記採光パネル部と前記内装開口部とが対応するように、前記ブラケット部と前記内装天井材の非意匠面とで接合されていることを要旨とする。
本発明の天井構造は、本発明の天井モジュールを備え、
前記採光パネル部の外表面が、車両ボディの天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部から露出されるように、前記採光パネル部が車両内側から前記車両ボディに対して嵌挿されていることを要旨とする。
本発明のサンルーフ用パネルは、透光性樹脂によって形成された採光パネル部と、この採光パネル部と一体成形されるとともに、内装天井材の非意匠面に接合可能なブラケット部と、を備える。従って、透光性樹脂によって形成された採光パネル部は、ガラスによって形成された採光パネルに比べて重さが軽減される。そして、採光パネル部とブラケット部とが一体にされているため、サンルーフ開口が設けられた内装天井材の補強のために別途の補強材を要さない。更に、採光パネル部が軽量化されているため、内装用天井材の非意匠面に接合して利用できる。即ち、サンルーフ用に大きな開口が形成された内装用天井材の非意匠面(内装用天井材の裏面、上方側)に接合することで、内装用天井材の上方から下方へ向かってサンルーフ用パネル自体の荷重が付加されても、サンルーフ用パネル自体が有するブラケット部の補強及び力の分散によって内装用天井材の形状を維持させることが可能な重量バランスとすることができる。このように、本発明のサンルーフ用パネルは、採光機能を有するだけでなく、サンルーフ用パネル自体が内装天井材のサンルーフ開口を補強する補強材としても機能するため、別途に補強材用を用意する必要がなく、その組付け工数も削減でき、製造コストを顕著に低減できる。また、従来のガラスを使用していたものと比較して、本発明のサンルーフ用パネルは軽量化できるため、これを利用する車両の燃費性能が向上できる。
更に、ブラケット部が、車両ボディのインナーフレームに設けられた貫通孔に貫通されてサンルーフ用パネルを固定する接続用突起を備えている場合は、この接続用突起がサンルーフ用パネル及び内装天井材を車両ボディに固定するときの基準点となるため、内装天井材を、車両ボディに対する高さ方向のみならず、前後左右方向にも一定位置に正確に固定することができる。すなわち、車両ボディの天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部に対する内装天井材のサンルーフ用開口の位置を正確に合わせ込むことができる。
そして、ブラケット部の接続用突起が、サンルーフ用パネル内において、採光パネル部よりも前方に配置されている場合は、乗員から視認され易い車両の前方において、ボディ開口部に対する内装天井材のサンルーフ用開口の位置を正確に合わせることができるとともに、内装天井材の位置ずれに伴って乗員から視認され易い車両の前方での見栄えが損なわれるのを防止できる。
また、サンルーフ用パネルが、採光パネル部の全周に沿ってブラケット部が立設されて、全体として箱蓋形状をなしている場合は、サンルーフ用パネル全体の強度、剛性が大きくすることができ、より確実に変形を防止できる。
本発明の天井モジュールは、サンルーフ用の開口である内装開口部を有する内装天井材と、内装天井材に接合された本発明のサンルーフ用パネルと、を備え、サンルーフ用パネルと内装天井材とは、各々の採光パネル部と内装開口部とが対応するように、ブラケット部と内装天井材の非意匠面とで接合されている。従って、従来は、ガラス製パネルと、内装用天井材と、して別々に用いていた部品を、サンルーフ用パネルと内装天井材とが一体となった天井モジュールとして取り扱うことができる。これにより、サンルーフ用パネルが有するブラケット部の補強及び力の分散によって、内装開口部を有する内装用天井材であっても、その形状を維持して取り扱うことが可能となる。即ち、サンルーフ用パネルは、採光機能を有するだけでなく、サンルーフ用パネル自体が内装天井材の内装開口を補強する補強材としても機能するため、別途に補強材を用意する必要がなく、その組付け工数も削減でき、製造コストを顕著に低減できる。また、従来のガラスを使用していたものと比較して、本発明の天井モジュールは軽量化できるため、これを利用する車両の燃費性能が向上できる。
本発明の天井構造は、本発明の天井モジュールを備えた天井構造であり、採光パネル部の外表面が、車両ボディの天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部から露出されるように、採光パネル部が車両内側から車両ボディに対して嵌挿されている。これにより、本発明のサンルーフ用パネル及び本発明の天井モジュールによる上述の効果を同時に得ることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部位を示す。
サンルーフを有する車両の概略平面図である。 実施形態の天井モジュールの図1のA−A切断線における断面図である。 実施形態の天井モジュールの図1のB−B切断線における断面図である。 実施形態のサンルーフ用パネルを示す斜視図である。 実施形態の天井モジュールを示す斜視図である。 従来のサンルーフの図1のA−A切断線における断面図である。 従来のサンルーフの図1のB−B切断線における断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
[1]サンルーフ用パネル
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1乃至図5において、サンルーフ20は、車両10(尚、フロントウィンドウ42a、リアウィンドウ42bとする)の天井部に設けられている。そして、このサンルーフ20を有する車両ボディ31の天井部には天井モジュール1が固定されている。天井モジュール1は、サンルーフ用の開口である内装開口部12を有する内装天井材11と、内装天井材11に接合されたサンルーフ用パネル21と、を備えている。更に、サンルーフ用パネル21は、透光性樹脂によって形成された採光パネル部22と、採光パネル部22と一体成形されたブラケット部23と、を備える。以下、各部材について説明する。
内装天井材11は、非意匠面11aと、その反対面である意匠面11bと、を有する。非意匠面11aは、サンルーフ用パネル21が接合される側の面であり、乗員から見えない側を構成する。一方、意匠面11bは、乗員から見える側を構成する。
内装天井材11としては、例えば、植物繊維、ガラスファイバー、グラスウール等の補強繊維を、多孔状態を維持しながら樹脂バインダで固め、所定の形状に賦形したものを採用できる。
内装天井材11は、利用される車両10の天井形状に応じて適宜の形状に賦形されるが、内装天井材11の内装開口部12の周縁を構成する周縁部13は、開口端に向かって曲面状にせり上がった形状とされたせり上がり部15を有することが好ましい。せり上がり部15を有することで、内装天井材11と、車両ボディ31のインナーフレーム33との隙間が乗員から見えないように乗員の視線を遮ることができる。
サンルーフ用パネル21は、採光パネル部22と、この採光パネル部22の周囲に沿って設けられたブラケット部23と、を備える。
採光パネル部22は、透光性樹脂で形成されることによって、透光性が確保され、車両内から車両外を必要に応じて視認できるようにした部位である。一方、ブラケット部23は、採光パネル部22と内装天井材11の非意匠面11aとを一体に接合するための部位である。
これら採光パネル部22とブラケット部23とは、別体に形成できるが、樹脂により一体的に成形されていることが好ましい。即ち、採光パネル部22とブラケット部23とは、ひと続きの樹脂成形体であることが好ましい。但し、採光パネル部22は、上述のように透光性樹脂で形成される一方、ブラケット部23は透光性であってもよく非透光性であってもよい。従って、ブラケット部23は、透光性樹脂からなってもよく、他樹脂からなってもよい。また、例えば、採光パネル部22には、所望の透光性樹脂を利用し、ブラケット部23には、採光パネル部22を構成する透光性樹脂に顔料等の着色剤を配合して透光性を低下させた、又は、非透光性とした、着色樹脂を利用することによって、採光パネル部22とブラケット部23とを一体的に成形することができる。
サンルーフ用パネル21の形状は、上述の機能を発揮できればよく限定されないが、例えば、図4及び図5に例示されるように、全体として箱蓋形状をなすことができる。より具体的には、サンルーフ用パネル21は、採光パネル部22の全周に沿って、採光パネル部22と内装天井材11との間を繋ぐように、採光パネル部22から立設された立設部231を備えることができる。
更に、図2乃至図5に例示されるように、ブラケット部23は、その内装天井材11の側において、立設部231から延設され、対応する内装天井材11の非意匠面11aに沿った形状にされた接合基部232を有することができる。また、車両の側方側(図1におけるB−B切断線における断面、図3参照)では、この接合基部232から、更に延設されて外方に延びる支持フレーム部233を備えることができる。
尚、後述するように、ブラケット部23は、採光パネル部22の全周に立設されてもよいが、必要な一部の箇所のみに立設されてもよい。
接合基部232は、図2及び図4に例示されるように、前方側の接合基部232aと、後方側の接合基部232bと、を備えることができる。
このうち、前方側の接合基部232aは、対応する内装天井材11の非意匠面11aに沿った形状に形成されて、接合基部232aと、内装天井材11の非意匠面11aと、で接合できるようになっている。接合基部232aと非意匠面11aとの接合方法は限定されず、面ファスナーを用いた接合、ホットメルト等の接着を利用した接合、クリップ、グロメット等の係合を利用した接合等を利用できる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。
特に、前方側の接合基部232aでは、クリップ、グロメット等の接続用突起26を用いた接合方法を利用することが好ましい。具体的には、接続用突起26を、車両ボディ31のインナーフレーム33に設けられた貫通孔34に貫通させて、サンルーフ用パネル21を車両ボディ31に対して固定可能であることが好ましい(図2参照)。接続用突起26を用いて、サンルーフ用パネル21を固定する場合は、XYZ軸方向(X軸:前後方向、Y軸:左右方向、Z軸:上下方向)の全てにおいて、天井内装材11とサンルーフ用パネル21と車両ボディ31とを正確に位置決めすることができる。即ち、車両ボディ31のインナーフレーム33に設けられた貫通孔34を組み付けの基準点Pとすることができる。従って、サンルーフ用パネル21を、従来のガラス製パネル51のように大きめに作製して、組み付けのばらつきを吸収させる必要がなくなり、ボディ開口部35に対するサンルーフ用パネル21の位置ずれを解消できる。
この接続用突起26は、接合基部232aと別体に設けてもよいし、接合基部232aに直接設けてもよい。別体に設ける場合としては、例えば、接続基部232a及び天井内装材11にも、インナーフレーム33の貫通孔34と同様に貫通孔を設け、天井内装材11の貫通孔、接続基部232aの貫通孔、及び、インナーフレーム33の貫通孔34の3つの貫通孔を一括して貫通させることができる接続用突起を用いる形態が挙げられる。また、接合基部232aに直接設ける場合としては、サンルーフ用パネル21自体が、その接合基部232aに接続用突起26を備える場合が挙げられる。
更に、接続用突起26は、サンルーフ用パネル21内において、採光パネル部22よりも前方に配置されていることが好ましい。即ち、内装天井材11の内装開口部12よりも前方に配置されていることが好ましい。乗員は、前方を向いて車両を運転する状況が多いため、乗員は、前方側の内装天井材11とインナーフレーム33との間隙を視認し易い。この点、接続用突起26が内装開口部12より前方に配置されている場合には、前方側での位置合わせを可能にして、上述の間隙を確実に遮り、見栄えの低下を防止することができる。
接続用突起26は、何箇所に(何個を)備えてもよいが、例えば、図4及び図5では、2箇所に配置された形態を例示している。接続用突起26は、必要に応じて、1箇所のみに備えてもよいし、2箇所以上に備えてもよい。
上述した前方側の接合基部232aに対し、後方側の接合基部232bは、対応する内装天井材11の非意匠面11aに沿った形状に形成されて、後方側の接合基部232bと、内装天井材11の非意匠面11aと、を接合できるようになっている。具体的には、接合基部232bの下面(内装天井材11の非意匠面11a側の面)で、非意匠面11aと接合できる。この接合基部232bの下面と、非意匠面11aとの接合方法は限定されず、接合基部232aの場合と同様に、面ファスナー、ホットメルト等の接着、クリップ、グロメット等の係合によって接合できる接続用突起等を利用できる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。図2では、接合基部232bの下面と非意匠面11aとをホットメルトによって接着した形態を例示している。
更に、接合基部232bの上面(インナーフレーム33側の面)は、インナーフレーム33と接合することができる。このように、接合基部232bの上面を利用して、天井内装材11をインナーフレーム33に接合した場合は、従来に比べて、内装天井材11への負担を軽減できる。即ち、従来、図6に例示されるように、内装開口部12の周囲に設置された補強材53を介して天井内装材11をインナーフレーム33に接合していたが、補強材53は、内装開口部12を覆うような補強構造を有していない。これに対し、図2に例示されるように、サンルーフ用パネル21は、内装開口部12を覆って設置され、それ自体が桁や梁のように機能され、内装開口部12周辺を上方から懸架するように補強した構造となっている。このため、内装天井材11への負担を軽減できる。
接合基部232bの上面とインナーフレーム33と接合との接合方法も限定されず、接合基部232aの場合と同様に、面ファスナー、ホットメルト等の接着、クリップ、グロメット等の係合によって接合できる接続用突起等を利用できる。これらは1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。尚、図2では、接合基部232bの上面とインナーフレーム33の下面33bとを、面ファスナー(接合手段27)を介して接合した形態が例示されている。
更に、上述のように、接合基部232から、更に延設されて外方に延びる支持フレーム部233(図3乃至図5参照)を備えることができる。この支持フレーム部233は、略コ字板状に屈曲形成されて、上面部において、例えば、両面接着テープを使用してインナーフレーム33に接合され固定できる。内装天井材11は、このサンルーフ用パネル21の支持フレーム部233による支持によって、内装開口部12の周縁部13が重みで垂れ下がるのが防止できる。
これらの接合手段によるブラケット部23と内装天井材11の非意匠面11aとの接合により、サンルーフ用パネル21と内装天井材11とは、各々の採光パネル部22と内装開口部12とが対応するように接合されている。また、接続用突起26が取り付けの基準点Pとなって、採光パネル部22は、その外表面22aが車両ボディ31の天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部35から露出されるように、車両内側から車両ボディ31のボディ開口部35に嵌挿されるようになっている。これらのサンルーフ用パネル21の採光パネル部22及びブラケット部23は一体に形成されている。また、このサンルーフ用パネル21と内装天井材11とが接合されたものは、天井モジュール1を構成している。
内装天井材11の内装開口部12の上部には、内装開口部12全体を開閉自在に覆う日よけ用のシェード41を取り付けることができる。シェード41は、図示しないが、ブラケット部23を構成する立設部231の一部に挿通穴を形成しておくことにより、この立設部231の挿通穴を通して車両の後方側に移動できるようになっている。シェード41は、また、後方側の端部を巻き取ることにより車両の後方側に移動させることもできる。この場合は、立設部231に挿通穴を設ける必要はない。
[2]天井モジュール
本発明の天井モジュール1は、本発明のサンルーフ用パネル21と、サンルーフ用の開口である内装開口部12を有する内装天井材11と、を備える。そして、サンルーフ用パネル21と内装天井材11とは、各々の採光パネル部22と内装開口部12とが対応するように、ブラケット部23と内装天井材11の非意匠面11aとで接合されている(図5参照)。
上記のうち、天井モジュール1を構成する各部については、先に説明した通りである。この天井モジュール1は、まず、サンルーフ用パネル21のブラケット部23の接合基部232を、先に説明した通りの各種の接合手段を用いて、内装天井材11の内装開口部12の周縁部13に接合し、サンルーフ用パネル21と内装天井材11とを一体化して作成することができる。天井モジュール1は、サンルーフ用パネル21を備えることで、サンルーフ用パネル21による有利な作用・効果をそのまま得ることができる。
[3]天井構造
本発明の天井構造30は、本発明の天井モジュール1を備え、採光パネル部22の外表面22aが、車両ボディ31の天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部35から露出されるように、採光パネル部22が車両10内側から車両ボディ31に対して嵌挿されている。
上記のうち、天井構造30を構成する各部については、先に説明した通りである。この天井構造30は、天井モジュール1を備えることで、天井モジュール1による有利な作用・効果をそのまま得ることができる。特に、接続用突起26を備える場合は、車両ボディ31のインナーフレーム33に設けられた貫通孔34に接続用突起26を貫通させて、天井モジュール1を車両ボディ31に対して固定した天井構造30とすることができる点において優れている。
本天井構造30は、例えば、以下のようにして得ることができる。即ち、天井モジュール1を車両ボディ31との組立ラインに搬送し、サンルーフ用パネル21のブラケット部23の接合基部232(前方側の接合基部232a)の接続用突起26を車両ボディ31のインナーフレーム33に設けた位置合わせ用の貫通孔34に貫通させるとともに、ブラケット部23の接合基部232及び支持フレーム部233を両面接着テープ等の接着手段により車両ボディ31のインナーフレーム33に接合させる。これにより、天井モジュール1は、採光パネル部22の外表面22aが、車両ボディ31のボディ開口部35から露出されるようにボディ開口部35に嵌挿され、組み立てられる。また、内装天井材11の内装開口部12にはシェード41を取り付ける。以上により、簡単に本天井構造30を得ることができる。
以下、本実施形態のサンルーフ用パネル21、天井モジュール1及び天井構造30の作用を説明する。
サンルーフ用パネル21は、採光パネル部22の全周に沿ってブラケット部23が立設され、全体として箱蓋形状に形成されているので、全体としての強度、剛性は大きく、変形しにくいものとなっている。このため、このように剛性の大きいサンルーフ用パネル21は、内装天井材11の非意匠面に接合されたときには、内装天井材11の内装開口部12の部分における剛性を補強する補強材としても機能する。したがって、サンルーフ用パネル21の大型の型を使用することで、補強材として作用する部分も一体に成形することができるから、別途に補強材用の型を用意して成形する必要がないため、製造コストを低減できる。加えて、補強材を別途に取り付ける手間が省け、作業時間が短縮される。
また、サンルーフ用パネル21を透光性樹脂によって形成しているので、従来使用していたガラス製パネルと比較して重量を軽減でき、燃費性能を向上させることができる。
更に、サンルーフの組み立てにおいては、内装天井材11にサンルーフ用パネル21を接合してなる天井モジュール1をボディ組立ラインで単にボディ開口部35に嵌挿するだけでサンルーフを形成することができるから、組み立て工程における作業効率が向上する。
加えて、サンルーフ用パネル21のブラケット部23にクリップ等からなる接続用突起26が設けられ、この接続用突起26はサンルーフ用パネル21及び内装天井材11を車両ボディ31に固定するときの基準点Pとなるので、接続用突起26をインナーフレーム33の貫通孔34に貫通させながら、サンルーフ用パネル21を車両ボディ31のボディ開口部35に向けてあてがい挿入するだけで、サンルーフ用パネル21を車両ボディ31に対して高さ方向のみならず前後左右方向を含めた全方位の一定位置に正確に合わせてボディ開口部35内に嵌挿させて車両ボディ31に固定することができ、採光パネル部22をボディ開口部35に的確に配置させることができる。
また、ブラケット部23の接続用突起26は、サンルーフ用パネル21内において、採光パネル部22よりも前方であってその近傍に配置されているので、乗員から視認され易く見栄えの点で重視される車両の前方において、前述のように、ボディ開口部35に対して内装天井材11の内装開口部12を正確に位置合わせすることができる。これにより、サンルーフ用パネル21を、従来のガラス製パネル51のように大きめに作製して、組み付けのばらつきを吸収させる機能を持たせる必要もなくなり、ボディ開口部35に対するサンルーフ用パネル21の位置ずれが生じることを解消して、内装天井材11とインナーフレーム33との間隙が乗員から見えて見栄えが低下するのを防止できる。
特に、接続用突起26が、サンルーフ用パネル21内において、内装天井材11の内装開口部12よりも前方に配置されている場合には、より確実に上述の問題を解消できる。即ち、通常、乗員は、前方を向いて車両を運転する状況が多いため、乗員は、前方側の内装天井材11とインナーフレーム33との間隙を視認し易くなる。従って、前方側で位置合わせを行うことによって見栄えの低下を更に確実に防止できる。
ところで、上記実施形態のサンルーフ用パネル21は、採光パネル部22の全周に沿って立設部231が立設されて全体として箱蓋形状に形成されているが、本発明を実施する場合には、この形状、形態に限定されるものではない。即ち、例えば、サンルーフ用パネル21は、採光パネル部22と、その周囲の一部のみに立設して設けられた立設部231と、を備えることもできる。また、例えば、立設部231には、必要に応じて窓開口などの空間を設けることもできる。
更に、上記実施形態のブラケット部23に設けられた接続用突起26は、クリップやグロメットで形成されているが、これに限られるものではなく、他の部材で形成してもよい。例えば、接続用突起26を係合突起で形成し、インナーフレーム33には被係合部を設け、係合突起とインナーフレーム33の被係合部とを係合させ、この係合部分を車両ボディ31に対する天井モジュール1の位置合わせ用の基準点Pに設定することもできる。
また、接続用突起26は、サンルーフ用パネル21において、内装天井材11の内装開口部12よりも前方の2箇所に配置されているが、この位置は個数に限定されるものでもない。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
サンルーフを有する車両の天井部において、サンルーフ開口が設けられた内装天井材11を補強するためのコストを低減するとともに、サンルーフの重量を軽減する技術として広く利用される。
1;天井モジュール、
10;車両、
11;内装天井材、11a;非意匠面(内装天井材の裏面)、11b;意匠面、
12;内装開口部、
13;周縁部、
15;せり上がり部、
20;サンルーフ、
21;サンルーフ用パネル、
22;採光パネル部、
22a;外表面、
23;ブラケット部、
231;立設部、
232;接合基部、232a;前方側の接合基部、232b;後方側の接合基部、
233;支持フレーム部、
26;接続用突起(クリップ)、
27;接合手段、
30;天井構造、
31;車両ボディ、
32;アウターボディ、33;インナーフレーム(インナーボディ)、
34;貫通孔、
35;ボディ開口部、
41;シェード、
42a;フロントウィンドウ、42b;リアウィンドウ、
51;ガラス製パネル、53;補強材、
P;基準点、
:進行方向。

Claims (9)

  1. 透光性樹脂によって形成された採光パネル部と、
    前記採光パネル部と一体成形されるとともに、内装天井材の非意匠面に接合可能なブラケット部と、を備え
    前記ブラケット部は、接続用突起を備え、
    前記接続用突起は、車両ボディのインナーフレームに設けられた貫通孔に貫通させて、本サンルーフ用パネルを前記車両ボディに対して固定可能であることを特徴とするサンルーフ用パネル。
  2. 前記接続用突起は、本サンルーフ用パネル内において、前記採光パネル部よりも前方に配置されている請求項に記載のサンルーフ用パネル。
  3. 前記採光パネル部の全周に沿って前記ブラケット部が立設されて、全体として箱蓋形状をなしている請求項1又は2のうちのいずれかに記載のサンルーフ用パネル。
  4. 請求項1乃至のうちのいずれかに記載のサンルーフ用パネルと、サンルーフ用の開口である内装開口部を有する内装天井材と、を備え、
    前記サンルーフ用パネルと前記内装天井材とは、各々の前記採光パネル部と前記内装開口部とが対応するように、前記ブラケット部と前記内装天井材の非意匠面とで接合されていることを特徴とする天井モジュール。
  5. 請求項に記載の天井モジュールを備え、
    前記採光パネル部の外表面が、車両ボディの天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部から露出されるように、前記採光パネル部が車両内側から前記車両ボディに対して嵌挿されていることを特徴とする天井構造。
  6. 透光性樹脂によって形成された採光パネル部、及び、前記採光パネル部と一体成形されるとともに、内装天井材の非意匠面に接合可能なブラケット部、を備えたサンルーフ用パネルと、
    サンルーフ用の開口である内装開口部を有する内装天井材と、を備え、
    前記サンルーフ用パネルと前記内装天井材とは、各々の前記採光パネル部と前記内装開口部とが対応するように、前記ブラケット部と前記内装天井材の非意匠面とで接合された天井モジュールを備え、
    前記採光パネル部の外表面が、車両ボディの天井部に設けられたサンルーフ用の開口であるボディ開口部から露出されるように、前記採光パネル部が車両内側から前記車両ボディに対して嵌挿されていることを特徴とする天井構造。
  7. 前記ブラケット部は、接続用突起を備え、
    前記接続用突起は、車両ボディのインナーフレームに設けられた貫通孔に貫通させて、前記サンルーフ用パネルを前記車両ボディに対して固定可能である請求項6に記載の天井構造。
  8. 前記接続用突起は、前記サンルーフ用パネル内において、前記採光パネル部よりも前方に配置されている請求項7に記載の天井構造。
  9. 前記採光パネル部の全周に沿って前記ブラケット部が立設されて、全体として箱蓋形状をなしている請求項6乃至8のうちのいずれかに記載の天井構造。
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