JP6589649B2 - 物品保管設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を保管する保管部が複数並べられた物品保管棚と、前記物品保管棚の外部に設定された入庫位置から前記保管部まで物品を搬送する入庫作業及び前記保管部から前記物品保管棚の外部に設定された出庫位置まで物品を搬送する出庫作業を行う入出庫装置と、前記物品保管棚の外部に設定された入庫用搬入位置から前記入庫位置まで物品を搬送する入庫用搬送装置と、前記出庫位置から前記物品保管棚の外部に設定された出庫用搬出位置まで物品を搬送する出庫用搬送装置と、前記入出庫装置、前記入庫用搬送装置、前記出庫用搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられ、前記保管部は、保管単位数の複数の物品を、前記物品保管棚における前記保管部の並び方向に直交する奥行方向に並べた状態で保管自在であり、前記入出庫装置は、前記保管部との間で物品を移載する移載装置を備え、前記移載装置は、前記保管単位数の複数の物品を前記奥行方向に並べた状態で支持自在な支持部及び前記支持部と前記保管部との間で前記奥行方向に物品を移動させる移動部を備えている物品保管設備に関する。
このような、物品保管設備に関する従来技術として、特開2002−160806号公報(特許文献1)には、入出庫装置が入庫作業として、保管単位数の物品を一括して入庫用位置から保管部に搬送する同時入庫作業と、保管単位数未満の物品を入庫用位置から保管部に搬送する端数入庫作業とを行い、入出庫装置が出庫作業として、保管単位数の物品を一括して保管部から出庫用位置に搬送する同時出庫作業と、保管単位数未満の物品を保管部から出庫用位置に搬送する同時出庫作業とを行う物品保管設備が記載されている。
特開2002−160806号公報
上記特許文献1の物品保管設備であると、保管部において保管単位数未満の物品を保管する状態が頻繁に発生するため、保管部の空間利用効率が低下するという問題がある。
本発明は上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、複数の物品を保管自在な保管部における空間利用効率の低下を抑制できる物品保管設備を提供する点にある。
本発明に係る物品保管設備の特徴構成は、物品を保管する保管部が複数並べられた物品保管棚と、前記物品保管棚の外部に設定された入庫位置から前記保管部まで物品を搬送する入庫作業及び前記保管部から前記物品保管棚の外部に設定された出庫位置まで物品を搬送する出庫作業を行う入出庫装置と、前記物品保管棚の外部に設定された入庫用搬入位置から前記入庫位置まで物品を搬送する入庫用搬送装置と、前記出庫位置から前記物品保管棚の外部に設定された出庫用搬出位置まで物品を搬送する出庫用搬送装置と、前記入出庫装置、前記入庫用搬送装置、前記出庫用搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられ、前記保管部は、保管単位数の複数の物品を、前記物品保管棚における前記保管部の並び方向に直交する奥行方向に並べた状態で保管自在であり、前記入出庫装置は、前記保管部との間で物品を移載する移載装置を備え、前記移載装置は、前記保管単位数の複数の物品を前記奥行方向に並べた状態で支持自在な支持部及び前記支持部と前記保管部との間で前記奥行方向に物品を移動させる移動部を備えている物品保管設備において、
前記保管部に保管される物品が、複数の支持対象物を支持自在な支持体であり、
作業者が前記支持体から前記支持対象物を作業管理装置により指定された数量だけ取り出すピッキング作業を行うピッキング部と、前記出庫用搬出位置から前記入庫用搬入位置に亘る回帰搬送経路に沿って前記支持体を搬送する回帰搬送装置と、が更に設けられ、
前記回帰搬送装置は、前記ピッキング部を経由するピッキング経路に沿って前記支持体を搬送するピッキング経路部分及び前記ピッキング部を経由しないバイパス経路に沿って前記支持体を搬送するバイパス経路部分を並列に備えていると共に、前記回帰搬送経路における前記ピッキング経路よりも下流側において前記回帰搬送経路に対して分岐及び合流する分岐経路に沿って前記支持体を搬送する部分であって、少なくとも前記保管単位数の前記支持体を貯留する分岐経路部分を備え、
前記制御装置は、前記入庫用搬入位置に位置する物品を前記入庫位置まで搬送させるべく、前記入庫用搬送装置を制御し、前記移載装置における前記支持部に前記保管単位数よりも少ない数の物品が支持された端数支持状態で物品を搬送することを禁止しかつ前記移載装置における前記支持部に前記保管単位数の物品が支持された状態で前記保管単位数の物品を一括して前記保管部に供給することを条件に、前記入出庫装置による前記入庫作業を制御し、前記端数支持状態で物品を搬送することを禁止しかつ前記保管単位数の物品が前記奥行方向に並んでいる前記保管部から当該保管単位数の物品を一括して取り出すことを条件に、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御し、前記出庫位置に位置する物品を前記出庫用搬出位置まで搬送させるべく、前記出庫用搬送装置を制御し、前記保管部に保管されている前記支持体を管理し、前記支持対象物を支持している前記支持体である実支持体のうち前記作業管理装置により指定された前記支持対象物を支持している特定実支持体を保管している前記保管部から、前記保管単位数の前記支持体を前記出庫位置に搬送するべく、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御し、前記出庫用搬出位置から少なくとも前記特定実支持体が前記ピッキング部を経由する形態でかつ前記保管単位数の前記実支持体を一括して又は連続して前記入庫用搬入位置に搬送するべく、前記回帰搬送装置を制御し、前記回帰搬送装置により搬送される前記支持体を識別し、前記ピッキング部にて全ての前記支持対象物が取り出された空の前記支持体である空支持体だけを前記分岐経路部分に分岐搬送させ、前記分岐経路部分に貯留されている前記保管単位数の前記空支持体を一括して又は連続して前記回帰搬送経路に合流させ、前記保管単位数の前記空支持体を一括して又は連続して前記入庫用搬入位置に搬送させるべく、前記回帰搬送装置を制御する点にある。
本特徴構成によれば、入庫用搬送装置により入庫用搬入位置から入庫位置まで搬送された物品は、入出庫装置が備える移載装置の支持部にて、保管単位数の物品が支持された状態で、空の保管部に一括して供給される。そのため、入庫作業の対象となった保管部は、保管単位数の物品が保管された状態となる。一方、出庫作業では、保管部に保管されている保管単位数の物品が、入出庫装置が備える移載装置の支持部にて、一括して取り出され、当該保管単位数の物品が一括して入庫位置まで搬送される。そのため、出庫作業の対象となった保管部は、物品が保管されていない空の保管部となる。
このように、入出庫装置は、入庫作業では保管部に対して保管単位数の物品を一括して供給し、出庫作業では保管部から保管単位数の物品を一括して取り出すので、保管部は、空の状態か保管単位数の物品を保管した状態かのいずれかの状態となる。そのため、保管単位数未満の数の物品が保管部に保管された状態、つまり、保管部が有する保管用空間に保管できる容量(保管能力)の一部しか発揮できていない状態が発生することを抑制できる。したがって、複数の物品を保管自在な保管部における空間利用効率の低下を抑制できる。
また、この構成によれば、作業管理装置により指定された支持対象物を支持している特定実支持体は、当該特定実支持体が保管されている保管部における他の支持体と共に出庫位置に出庫され、出庫用搬送装置により出庫用搬出位置まで搬送される。出庫用搬出位置まで搬送された特定実支持体及び他の実支持体は、回帰搬送装置により搬送され、実支持体のうち少なくとも特定実支持体がピッキング経路部分にて搬送されてピッキング部に供給される。
出庫用搬出位置から回帰搬送装置により搬送される他の実支持体(非特定実支持体)は、バイパス経路部分にて搬送されて入庫用搬送装置の入庫用搬入位置に搬送されるのが好ましい。なお、保管部に保管されている保管単位数の支持体の全てが特定実支持体となる場合もある。その場合、保管部から出庫された保管単位数の支持体の全てがピッキング経路部分にて搬送されてピッキング部を経由することになる。このように、少なくとも特定実支持体はピッキング部を経由する。
そして、ピッキング経路部分を経由した特定実支持体と、ピッキング経路部分又はバイパス経路部分を経由した非特定実支持体は、保管単位数で一括して又は連続して入庫用搬入位置に搬送される。そのため、入出庫装置は、保管単位数の実支持体を一括して又は連続して受け取ってそれらの保管単位数の実支持体を一括して保管部に搬送できる。
ピッキング部では、作業者により、特定実支持体から、作業管理装置にて指定された支持対象物が指定された数量だけ取り出され、その結果、特定実支持体が支持している支持対象物の全ての支持対象物が取り出され、当該特定実支持体が支持対象物を支持しない空の支持体となる場合がある。このように発生した空支持体は、分岐経路部分に分岐搬送され、分岐経路部分に貯留される。分岐経路部分に貯留された空容器は、保管単位数だけ一括して又は連続して回帰搬送経路に合流され、保管単位数の空支持体が一括して又は連続して入庫用搬入位置に搬送される。そのため、入出庫装置は、保管単位数の空支持体を一括して又は連続して受け取ってそれらの保管単位数の空支持体を一括して保管部に搬送できる。
このように、入出庫装置は、保管単位数の実支持体を一括して保管部に搬送でき、また、保管単位数の空支持体を一括して保管部に搬送できる。したがって、空支持体と実支持体とが混在する形態で保管部に保管されることを防止でき、例えば、多数の空支持体を出庫する必要がある場合に、必要数の空支持体を出庫するための出庫作業の回数を抑制できる。
また、前記制御装置は、前記特定実支持体だけを前記ピッキング経路部分にて搬送させる形態で前記支持体を前記ピッキング経路部分及びバイパス経路部分に振り分けて搬送するべく、前記回帰搬送装置を制御すると好適である。
この構成によれば、特定実支持体を保管している保管部から取り出され出庫位置に搬送された保管単位数の支持体のうち特定実支持体だけがピッキング経路部分にて搬送されピッキング部に供給される。そのため、ピッキング部には特定実支持体だけが供給されるので、ピッキング部に不要な支持体を位置させるスペースを確保する必要がなく、ピッキング部をコンパクトに構成できる。
また、前記制御装置は、前記端数支持状態で物品を搬送することを禁止する端数入庫禁止モードと、設定条件が成立した場合のみ前記端数支持状態で物品を搬送することを許容する端数入庫許可モードと、に切換自在に構成されていると好適である。
この構成によれば、制御装置を端数入庫禁止モードで動作させることで、上述の通り、入出庫装置は、入庫作業では保管部に対して保管単位数の物品を一括して供給し、出庫作業では保管部から保管単位数の物品を一括して取り出すので、保管単位数未満の数の物品が保管部に保管された状態が発生することを抑制して物品保管棚における保管部の空間利用効率の低下を抑制できる。
一方で、制御装置を端数入庫許可モードで動作させることで、設定条件が成立した場合のみ端数支持状態で物品を搬送できるので、例えば、設定条件として入庫位置に保管単位数に満たない数の物品が存在する状態が所定時間継続することを設定しておけば、入庫位置に位置する保管単位数に満たない数の物品が保管部に入庫されずに滞留することを防止できる。
なお、端数入庫許可モードへの切り換えは、設備の稼働期間の終了時期が到来することなどを条件に切り換えると好ましい。これにより、設備の稼働が終わった後に保管単位数に満たない数の物品が入庫できずに物品保管棚の外部に放置される事態を防止できる。
また、前記制御装置は、前記保管部における物品の保管数を管理し、前記端数入庫禁止モードであっても、前記保管単位数未満の物品を保管している前記保管部である端数保管部が存在する場合は、前記端数保管部に保管されている前記保管単位数未満の物品の全てを一括して取り出すべく、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御すると好適である。
この構成によれば、一旦制御装置を端数入庫許可モードで動作させたことで、端数保管部が発生しても、その後、端数入庫禁止モードであっても、入出庫装置は出庫作業により、端数保管部に保管されている保管単位数未満の物品の全てを一括して取り出して出庫位置に搬送することができる。したがって、保管単位数未満の物品を保管している保管部を強制的に空の状態にして、端数保管部を解消することができる。
第1実施形態のピッキング設備の下層階の平面図 第1実施形態のピッキング設備の上層階の平面図 第1実施形態のピッキング設備の要部立面図 第1実施形態のピッキング設備の下層階の要部平面図 第1実施形態のピッキング設備の下層階に関する設備構成のブロック図 第1実施形態のピッキング設備の下層階に関する設備構成のブロック図 第1実施形態のピッキング設備の上層階に関する設備構成のブロック図 端数入庫禁止モードでの自動倉庫の動作フロー 端数入庫許可モードでの自動倉庫の動作フロー 保管単位数での特定実容器及び非特定実容器の出庫を説明する図 特定実容器のピッキング部への供給を説明する図 実容器の再入庫を説明する図 空容器の再入庫を説明する図 端数入庫許可モードでの実容器の再入庫を説明する図 端数状態の保管部における実容器の出庫を説明する図 空容器の出庫及び新たな実容器の入庫を説明する図 第1実施形態の変形例の要部平面図 第2実施形態のピッキング設備の全体平面図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態のピッキング設備における容器の入出庫動作を説明する図 第2実施形態の変形例の平面図
〔第1実施形態〕
本発明に係る物品保管設備をピッキング設備に適用した場合を例に、本発明に係る物品保管設備の実施形態を図面に基づいて説明する。
(設備の全体構成)
ピッキング設備では、オーダー情報により指定された商品を作業者が容器から取り出すピッキング作業と、指定された商品を作業者が容器に投入する投入作業が行われる。図1〜図3に示すように、ピッキング設備は、物品を保管する保管部1が上下及び左右に複数並べられた物品保管棚2と、入庫コンベヤ4から保管部1へ物品を搬送し、保管部1から出庫コンベヤ5へ物品を搬送する入出庫装置としてのスタッカークレーン3と、スタッカークレーン3が保管部1から出庫位置Pb1に出庫した物品を出庫用搬出位置Pb2まで搬出する出庫コンベヤ5と、スタッカークレーン3が入庫位置Pa1から保管部1に入庫する物品を入庫用搬入位置Pa2から搬入する入庫コンベヤ4と、が設けられた自動倉庫が、図1及び図2で紙面右から左に向く方向に沿って3機並べて設けられている。以下では、3機の自動倉庫を図1及び図2の並び方向で右から順に1号機、2号機、3号機と称する。
本実施形態では、物品保管棚2の保管部1で保管される物品は、複数の支持対象物としての商品(図示せず)を支持自在な支持体であり、具体的には、例えば、商品を種類別に収容自在な樹脂製のコンテナ等の容器Wである。なお、単一の容器Wに単一の種類の商品を収容するのが好ましいが、単一の容器Wに仕切部材等で複数の複数の収容区画を形成して複数の種類の商品を複数の収容区画に分けて収容する形態としてもよい。容器Wには、他の容器Wと識別するための識別子として容器Wに固有のバーコードが印字されたラベルが付されている。
自動倉庫の外部に形成された下層階の床面には、ピッキング部12及び下層回帰搬送装置11が配置されている。詳しくは後述するが、保管部1から出庫された実容器Ws(商品を収容している容器W)のうち、ピッキング作業対象の種類の商品を収容している実容器Wsである特定実容器Ws1だけが、下層回帰搬送装置11によりピッキング部12に対して供給される。
自動倉庫の外部に形成された上層階の床面には、投入部37及び上層回帰搬送装置27が配置されている。詳しくは後述するが、保管部1から出庫された空容器We(商品を収容していない容器W)は、上層回帰搬送装置27により投入部37に対して供給される。
本実施形態のピッキング設備では、保管部1の最大保管数である3個を単位として、スタッカークレーン3による保管部1に対する入庫作業及び出庫作業が行われる。これにより、保管部1において容器Wを保管する場合は、原則として常に最大保管数量の容器Wを保管させ、容器Wを保管している保管部1における空間利用効率を向上させている。以下、本実施形態のピッキング設備の構成を詳細に説明する。
(物品保管棚)
図3に示すように、物品保管棚2は、上下方向に延在する支柱枠を左右方向に保管部1の左右設置間隔となる間隔で複数有しており、複数の支柱枠の夫々には、容器Wの下端縁を下方から支持する対を成す保管部用支持体1aが、保管部1の上下設置間隔となるピッチで複数の箇所に取り付けられている。左右方向で隣接する支柱枠における一対の保管部用支持体1aの上方に、容器Wを保管する保管部1が形成される。一対の保管部用支持体1aの奥行方向の長さは、容器Wを奥行方向に3個並べた場合の長さに対応しており、単一の保管部1において、3個の容器Wを奥行方向に3個並べた状態で保管できるように構成されている。すなわち、本実施形態における保管部1の保管単位数は3個となっている。
このように、物品保管棚2は、上下方向及び左右方向に並ぶ複数の保管部1を備えており、各保管部1は、保管単位数の複数(3個)の容器Wを、物品保管棚2における保管部1の並び方向である上下方向及び左右方向に直交する奥行方向(自動倉庫の並び方向と同じ)に並べた状態で保管自在である。
(入出庫コンベヤ)
図1及び図2に示すように、自動倉庫は、物品保管棚2の外部に設定された入庫用搬入位置Pa2から入庫位置Pa1まで容器Wを搬送する入庫用搬送装置である入庫コンベヤ4として、下層階(1階)に設置された下層入庫コンベヤ41と、上層階(2階)に設置された上層入庫コンベヤ42とを備えている。図4〜図6にも示すように、下層入庫コンベヤ41及び上層入庫コンベヤ42はいずれも、保管部1の奥行方向に1個の容器Wを搬送する入庫単列コンベヤ4aを、保管部1の奥行方向に3列並ぶ状態で備えている。入庫単列コンベヤ4aはローラコンベヤにて構成されている。
また、自動倉庫は、出庫位置Pb1から物品保管棚2の外部に設定された出庫用搬出位置Pb2まで容器Wを搬送する出庫用搬送装置である出庫コンベヤ5として、下層階に設置された下層出庫コンベヤ51と、上層階に設置された上層出庫コンベヤ52とを備えている。図4〜図6にも示すように、下層出庫コンベヤ51及び上層出庫コンベヤ52はいずれも、保管部1の奥行方向に1個の容器Wを搬送する出庫単列コンベヤ5aを、保管部1の奥行方向に3列並ぶ状態で備えている。出庫単列コンベヤ5aはローラコンベヤにて構成されている。
図10〜図13に示すように、下層出庫コンベヤ51は、ピッキング作業対象の商品が収容された実容器Wsである特定実容器Ws1を1個以上含む3個の実容器Wsを出庫位置Pb1から出庫用搬出位置Pb2まで3列の出庫単列コンベヤにより一括して搬送する。
図10〜図13に示すように、下層入庫コンベヤ41は、下層出庫コンベヤ51から出庫された実容器Wsのうち特定実容器Ws1としてピッキング部12を経由して商品が取り出されたもののまだ商品を収容している実容器Wsや、下層出庫コンベヤ51から出庫された実容器Wsのうちピッキング部12を経由しない実容器Wsである非特定実容器Ws2を、入庫用搬入位置Pa2から入庫位置Pa1まで搬送する。また、下層入庫コンベヤ41は、ピッキング部12におけるピッキング作業の結果、特定実容器Ws1から全ての商品が取り出されて空となった空容器Weを入庫用搬入位置Pa2から入庫位置Pa1までも搬送する。
図16に示すように、上層出庫コンベヤ52は、3個の実容器Wsを出庫位置Pb1から出庫用搬出位置Pb2まで3列の出庫単列コンベヤにより一括して搬送する。上層入庫コンベヤ42は、上層出庫コンベヤ52から出庫された空容器Weに投入部37において商品が投入された実容器Wsを入庫用搬入位置Pa2から入庫位置Pa1まで搬送する。
(スタッカークレーン)
図3に示すように、スタッカークレーン3は、上下に配設された案内レール9に案内されて一対の物品保管棚2の間に形成された走行経路を走行する上部フレーム10T及び下部フレーム10B、走行前後方向に並べて一対設けられて上部フレーム10Tと下部フレーム10Bとを上下方向に連結する昇降マスト6、一対の昇降マスト6の間の昇降経路を昇降自在な昇降台7、昇降台7に搭載されて入庫位置Pa1、出庫位置Pb1、保管部1といった移載対象箇所との間で容器Wを移載する移載装置8を備えている。移載装置は、保管単位数の複数(3個)の容器Wを奥行方向に並べた状態で支持自在な支持部8a及び支持部8aと保管部1との間で奥行方向に容器を移動させる移動部としての出退フォーク装置(図示せず)を備えている。
スタッカークレーン3は、上部フレーム10T及び下部フレーム10Bの走行動作と昇降台7の昇降動作とにより、移載装置8を移載対象箇所について設定された移載用位置に位置させて、移載装置8を作動させて移載対象箇所との間で容器Wを移載する。そして、移載装置8の支持部8aに保管単位数(3個)の容器Wを載置支持した状態で、上部フレーム10T及び下部フレーム10Bの走行動作と昇降台7の昇降動作とより、保管部1の並び方向(上下方向及び左右方向)に移載装置8を移動させることで、搬送元の移載対象箇所から搬送先の移載対象箇所まで容器Wを搬送する。すなわち、スタッカークレーン3は、物品保管棚2の外部に設定された入庫位置Pa1から保管部1まで容器Wを搬送する入庫作業、保管部1から物品保管棚2の外部に設定された出庫位置Pb1まで容器Wを搬送する出庫作業を行う。
なお、図4に示すように、下層入庫コンベヤ41の各入庫単列コンベヤ4aにおける入庫位置Pa1には、スタッカークレーン3における移載装置8が受け取る容器Wと下層入庫コンベヤ41の搬送面との間に移載装置8における支持部8aを突入させるための空間を形成するための入庫リフタ4bが設けられている。同様に、下層出庫コンベヤ51の各出庫単列コンベヤ5aにおける出庫位置Pb1には、スタッカークレーン3における移載装置8が供給する容器Wと下層出庫コンベヤ51の搬送面との間に移載装置8における支持部8aを突入させるための空間を形成するための出庫リフタ5bが設けられている。
また、図16では符号の記載を省略しているが、上層入庫コンベヤ42の各入庫単列コンベヤ4aにおける入庫位置Pa1及び上層出庫コンベヤ52の各出庫単列コンベヤ5aにおける出庫位置Pb1にも同様に、入庫リフタ及び出庫リフタが設けられている。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、下層階と上層階との夫々に、3機の自動倉庫についての合計9箇所の出庫用搬出位置Pb2及び合計9箇所の入庫用搬入位置Pa2が保管部1の奥行方向(自動倉庫の並び方向)に並んでいる。3機の自動倉庫の合計9箇所の出庫用搬出位置Pb2から容器Wを受け取り、3機の自動倉庫の合計9箇所の入庫用搬入位置Pa2に容器Wを供給する搬送装置として、下層階には、下層回帰搬送装置11が設けられ、上層階には、上層回帰搬送装置27が設けられている。下層回帰搬送装置11及び上層回帰搬送装置27は、いずれも、容器Wを載置搬送するローラコンベヤとローラコンベヤの経路幅方向と直交する方向に沿って容器Wを搬送する昇降式のチェーントランサとを備えている。
(下層回帰搬送装置)
下層回帰搬送装置11は、図1に示すように、下層出庫コンベヤ51の各出庫用搬出位置Pb2から下層入庫コンベヤ41の各入庫用搬入位置Pa2に亘る回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する。図1及び図4に示すように、下層回帰搬送装置11は、環状の回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する複数のループ搬送用ローラコンベヤ11m及び複数のループ搬送用チェーントランサ16と、ピッキング部12を経由するピッキング経路L1に沿って容器Wを搬送するピッキングライン用ローラコンベヤ11bと、ピッキング経路L1よりも回帰搬送経路L0の搬送方向で下流側において、回帰搬送経路L0から分岐し貯留部Sを経由して回帰搬送経路L0に合流する分岐経路Lsに沿って容器Wを搬送する空容器バッファ用ローラコンベヤ11cと、を備えている。空容器バッファ用ローラコンベヤ11cは搬送経路長さが、保管単位数の複数(3個)の容器Wを搬送経路方向に並べた状態で載置できる長さに設定されており、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cは、少なくとも保管単位数の容器Wを貯留する分岐経路部分を構成している。
下層回帰搬送装置11は、下層出庫コンベヤ51から容器Wを受け取る出庫用チェーントランサ21や、下層入庫コンベヤ41へ容器Wを供給する入庫用チェーントランサ23や、容器Wをループ搬送用ローラコンベヤ11mからピッキングライン用ローラコンベヤ11bに分岐させるピッキング分岐用チェーントランサ18や、容器Wをピッキングライン用ローラコンベヤ11bからループ搬送用ローラコンベヤ11mに合流させる合流用チェーントランサ20や、容器Wをループ搬送用ローラコンベヤ11mから空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに分岐させる空容器バッファ用チェーントランサ25や、容器Wを空容器バッファ用ローラコンベヤ11cからループ搬送用ローラコンベヤ11mに合流させる空容器払出用チェーントランサ26を備えている。これらのチェーントランサは、いずれもループ搬送用チェーントランサ16と同様に、搬送チェーンによる搬送支持面が、ローラコンベヤの搬送面の上下に亘って昇降する昇降式のチェーントランサである。
各ローラコンベヤ及びチェーントランサを上記のように配置することにより、ループ搬送用ローラコンベヤ11mの一部は、ピッキング部12を経由しないバイパス経路Lb1に沿って容器Wを搬送するバイパス経路部分を構成している。すなわち、下層回帰搬送装置11は、ピッキング部12を経由するピッキング経路L1に沿って容器Wを搬送するピッキング経路部分としてのピッキングライン用ローラコンベヤ11b及びピッキング部12を経由しないバイパス経路Lb1に沿って容器Wを搬送するバイパス経路部分を並列に備えている。なお、本実施形態では、ピッキング部12は2箇所設定されており、下層回帰搬送装置11は、並列接続されるピッキング経路部分及びバイパス経路部分を2組有している。
(ピッキング部)
ピッキング部12では、作業者Mが特定実容器Ws1から商品を作業管理装置としての後述するピッキング作業管理装置C1(図6参照)により指定された数量だけ取り出すピッキング作業が行われる。ピッキング部12には、図4及び図5に示すように、ピッキング作業管理装置C1から送信されたピッキング作業データ(特定実容器Ws1から取り出すべき商品の種類及び数量)を表示する表示部を備えたピッキング作業オーダー表示装置13、ピッキング作業データに基づく作業が完了した場合に作業者Mが押下することで、ピッキング作業管理装置C1に完了情報を送信するピッキング作業完了ボタン14、ピッキング部12の作業位置に位置する特定実容器Ws1に付されているバーコードラベルにおけるバーコードを読み取るハンディタイプのピッキング作業用バーコードリーダ15が設けられている。
(ピッキング作業管理装置)
ピッキング作業管理装置C1(図6参照)は、上位管理装置から送信されるオーダー情報に基づいて、実容器出庫要求及びピッキング作業データを生成し、搬送制御装置Hに実容器出庫要求を送信し、ピッキング作業オーダー表示装置13にピッキング作業データを送信する。実容器出庫要求は、特定実容器Ws1を含む保管単位数(3個)の実容器Wsの出庫作業を要求する情報である。ピッキング作業データは、特定実容器Ws1から取り出すべき商品の品種及び数量を示すデータである。
ピッキング作業管理装置C1は、容器Wの識別情報と、容器Wに収容されている商品の種類情報とが関連して記憶された保管情報を上位管理装置から入手して、その保管情報を参照することで、オーダー情報に示された種類の商品を収容している実容器Wsの識別情報を抽出し、当該識別情報の実容器Wsを特定実容器Ws1として、特定実容器Ws1を出庫する出庫要求を搬送制御装置Hに送信する。
(上層回帰搬送装置)
図2に示すように、上層出庫コンベヤ52の各出庫用搬出位置Pb2から上層入庫コンベヤ42の各入庫用搬入位置Pa2に亘る回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する。図2及び図16に示すように、上層回帰搬送装置27は、環状の回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する複数のループ搬送用ローラコンベヤ27m及び複数のループ搬送用チェーントランサ28と、投入部37を経由する投入経路L2に沿って容器Wを搬送する投入ライン用ローラコンベヤ27bと、を備えている。
上層回帰搬送装置27は、上層出庫コンベヤ52から空容器Weを受け取る空容器出庫用チェーントランサ29(図7参照。図16では図示を省略している。)や、上層入庫コンベヤ42へ実容器Wsを供給する新規入庫用チェーントランサ31(図7参照。図16では図示を省略している。)や、容器Wをループ搬送用ローラコンベヤ27mから投入ライン用ローラコンベヤ27bに分岐させる投入分岐用チェーントランサ(図示せず)や、容器Wを投入ライン用ローラコンベヤ27bからループ搬送用ローラコンベヤ27mに合流させる合流用チェーントランサ(図示せず)を備えている。これらのチェーントランサは、いずれも下層回帰搬送装置11が備えるループ搬送用チェーントランサ16と同様に、搬送チェーンによる搬送支持面が、ローラコンベヤの搬送面の上下に亘って昇降する昇降式のチェーントランサである。
回帰搬送経路L0に沿う複数のループ搬送用ローラコンベヤ27mのうち、上層出庫コンベヤ52の各出庫用搬出位置Pb2や上層入庫コンベヤ42の各入庫用搬入位置Pa2に接続されて空容器出庫用チェーントランサ29や新規入庫用チェーントランサ31や新規入庫用バーコードリーダ30が設置される領域と、投入経路L2の分岐点及び合流点が設定される領域との間の部分は、空容器Weのバッファラインとなっている。
空容器バッファラインの上流側端部には満量検出センサ32が設置され、空容器バッファラインの下流側端部には切出搬出用センサ33が設置されている。空容器バッファラインにおいて切出搬出用センサ33の設置位置から満量検出センサ32の設置位置まで空容器Weが貯留された状態となるまで、出庫担当の自動倉庫におけるスタッカークレーン3及び上層出庫コンベヤ52は、保管単位数の複数(3個)の空容器Weを一括して出庫する。出庫担当の自動倉庫は、1号機〜3号機の自動倉庫が循環して割り当てられる。
各ローラコンベヤ及びチェーントランサを上記のように配置することにより、ループ搬送用ローラコンベヤ27mの一部は、投入部37を経由しないバイパス経路Lb2に沿って容器Wを搬送するバイパス経路部分を構成している。すなわち、上層回帰搬送装置27は、投入部37を経由する投入経路L2に沿って容器Wを搬送する投入ライン用ローラコンベヤ27b及び投入部37を経由しないバイパス経路Lb1に沿って容器Wを搬送するバイパス経路部分を並列に備えている。なお、本実施形態では、投入部37は2箇所設定されており、上層回帰搬送装置27は、並列接続される投入ライン用ローラコンベヤ27b及びバイパス経路部分を2組有している。
(投入部)
投入部37では、作業者Mが空容器Weに商品を投入作業管理装置C2(図7参照)により指定された数量だけ投入する投入作業が行われる。投入部37には、図7及び図16に示すように、投入作業管理装置C2から送信された投入作業データ(空容器Weに投入すべき商品の種類及び数量)を表示する表示部を備えた投入作業オーダー表示装置35、投入作業データに基づく作業が完了した場合に作業者Mが押下することで、投入作業管理装置C2に完了情報を送信する投入作業完了ボタン36、投入部37の作業位置に位置する空容器Weに付されているバーコードラベルにおけるバーコードを読み取るハンディタイプの投入作業用バーコードリーダ34が設けられている。
(投入作業管理装置)
投入作業管理装置C2(図7参照)は、上位管理装置から送信される新規入庫情報に基づいて、空容器出庫要求及び投入作業データを生成し、搬送制御装置Hに空容器出庫要求を送信し、投入作業オーダー表示装置35に投入作業データを送信する。空容器出庫要求は、単一の保管部1に保管されている保管単位数(3個)の空容器Weの出庫作業を要求する情報である。投入作業データは、空容器Weに投入すべき商品の品種及び数量を示すデータである。
投入作業管理装置C2は、投入作業用バーコードリーダ34で読み取った容器Wの識別情報と、容器Wに投入された商品の種類情報とが関連して記憶された保管情報を上位管理装置に送信するとともに、当該識別情報の容器Wを新たな実容器Wsとして入庫する新規入庫に係る入庫要求を搬送制御装置Hに送信する。搬送制御装置Hは、この入庫要求に基づいて、複数のループ搬送用ローラコンベヤ27m及び複数のループ搬送用チェーントランサ28を制御して、実容器Wsを上層入庫コンベヤ42の入庫単列コンベヤ4aにおける入庫用搬入位置Pa2に搬入し、上層入庫コンベヤ42の入庫単列コンベヤ4aにおける入庫用搬入位置Pa2に実容器Wsが搬入され次第、上層入庫コンベヤ42の3個の入庫単列コンベヤ4aうち実容器Wsが搬入された入庫単列コンベヤ4aを制御して、当該入庫単列コンベヤ4aにおける入庫位置Pa1に実容器Wsを搬送する。上層入庫コンベヤ42の保管単位数(3個)の入庫位置Pa1の全てに実容器Wsが位置した状態になれば、保管単位数の複数(3個)の実容器Wsを一括して空き保管部1に搬送するべく、スタッカークレーン3の入庫作業を制御する。
(搬送制御装置)
自動倉庫における入庫コンベヤ4、出庫コンベヤ5及びスタッカークレーン3の搬送作動、並びに、下層回帰搬送装置11及び上層回帰搬送装置27におけるローラコンベヤ及びチェーントランサの搬送作動は、搬送制御装置H(図5〜図7参照)により制御される。搬送制御装置Hは、入庫用搬入位置Pa2に位置する容器Wを入庫位置Pa1まで搬送させるべく、入庫コンベヤ4(下層入庫コンベヤ41、上層入庫コンベヤ42)による搬入作業を制御し、入庫位置Pa1に位置する容器Wを保管部1に搬送するスタッカークレーン3による入庫作業を制御し、保管部1に保管されている容器Wを出庫位置Pb1に搬送するスタッカークレーン3による出庫作業を制御し、出庫位置Pb1に位置する容器Wを出庫用搬出位置Pb2まで搬送させるべく、出庫コンベヤ5(下層出庫コンベヤ51、上層出庫コンベヤ52)による搬出作業を制御する。
搬送制御装置Hは、スタッカークレーン3が備える移載装置8における支持部8aに保管単位数(3個)よりも少ない数の容器Wが支持された端数支持状態で容器Wを搬送することを禁止する端数入庫禁止モードと、設定条件が成立した場合のみ端数支持状態で容器Wを搬送することを許容する端数入庫許可モードとに切換自在に構成されている。
本実施形態では、端数入庫許可モードにおける設定条件としては、入庫位置Pa1に実容器Wsが存在する状態が設定時間(例えば5分)継続したこととしている。設定条件としては、上記条件でなくても、例えば、強制端数入庫スイッチを設けて、強制端数入庫スイッチにより入庫作業が指令されたことを条件としてもよい。
そして、本実施形態では、設備における連続操業期間(例えば、午前中の3時間や午後の3時間)の終了15分前の時刻に到達する等、時刻到達条件が成立した場合に端数入庫禁止モードから端数入庫許可モードに自動的に切り換わるようにしている。
端数入庫禁止モードから端数入庫許可モードに切り換わる条件としては、本実施形態のような時刻到達条件のほか、例えば、搬送制御装置Hの運転モードを切り換えるモード切換スイッチを設けて、モード切換スイッチにより端数入庫禁止モードから端数入庫許可モードへの切換が指令されたことを条件としてもよいし、また、上位管理装置からピッキング作業管理装置C1に送信されるオーダー情報に係る全てのピッキング作業が完了したことを条件にしてもよいし、設定作業量のピッキング作業が完了したことを条件にしてもよい。いずれの場合も、設備の操業開示時の初期状態では、搬送制御装置Hは端数入庫禁止モードとなるように設定されることが好ましい。
搬送制御装置Hは、端数入庫禁止モードでは、端数支持状態で容器Wを搬送することを禁止しかつ移載装置8における支持部8aに保管単位数の複数(3個)の容器Wが支持された状態で保管単位数の容器Wを一括して保管部1に供給することを条件に、スタッカークレーン3による入庫作業を制御し、端数支持状態で容器Wを搬送することを禁止しかつ保管単位数の複数(3個)の容器Wが奥行方向に並んでいる保管部1から当該保管単位数の容器Wを一括して取り出すことを条件に、スタッカークレーン3による出庫作業を制御する。
図8に示すフローチャートを参照しながら、端数入庫禁止モードにおける搬送制御装置Hの制御動作を説明する。
搬送制御装置Hは、下層入庫コンベヤ41の入庫位置Pa4や上層入庫コンベヤ42の入庫位置Pa4に保管単位数の容器Wが存在するかチェックし(ステップ#1)、保管単位数の容器Wが入庫位置Pa4に存在していれば、それらの容器Wを保管単位数で一括して保管部1に搬送する入庫作業を行う(ステップ#2)。保管単位数の容器Wが入庫位置Pa4に存在していなければ、ピッキング作業管理装置C1からの実容器Wsの出庫要求や投入作業管理装置C2からの空容器Weの出庫要求が存在するかチェックし(ステップ#3)、出庫要求があれば、当該要求に応じた出庫作業を行う(ステップ#5)。
搬送制御装置Hは、容器Wの識別情報と当該容器Wを保管している保管部1の位置とを対応付けて記憶する記憶部を有しており、どの保管部1にどの容器Wが保管されているかを管理している。そして、搬送制御装置Hは、ピッキング作業管理装置C1からの特定実容器Ws1を出庫する出庫要求を当該特定実容器Ws1の識別情報を伴って受信すると、識別情報に基づいて当該特定実容器Ws1を保管している保管部1を判別し、判別した保管部1に保管されている保管単位数の複数(3個)の実容器Wsを一括してスタッカークレーン3により下層出庫コンベヤ51の出庫位置Pb1に出庫する実容器出庫作業を制御する。
このように、搬送制御装置Hは、保管部1に保管されている容器Wを管理し、商品を収容している容器Wである実容器Wsのうちピッキング作業管理装置C1により指定された商品を収容している特定実容器Ws1を保管している保管部1から、保管単位数の容器Wを下層出庫コンベヤ51の出庫位置Pb1に一括して搬送するべく、スタッカークレーン3による出庫作業を制御する。
搬送制御装置Hは、投入作業管理装置C2からの空容器Weを出庫する出庫要求を受信すると、空容器Weを保管している保管部1を判別し、判別した保管部1に保管されている保管単位数の複数(3個)の空容器Weを一括してスタッカークレーン3により上層出庫コンベヤ52の出庫位置Pb1に出庫する空容器出庫作業を制御する。
図8におけるステップ#3で出庫要求がなければ、保管部1のうち容器Wを保管している保管部1であって、保管単位数未満(1個又は2個)の容器Wを保管している保管部1である端数保管部が存在するかチェックし(ステップ#4)、端数保管部が存在しなければステップ#1に戻る。ステップ#4で端数保管部の存在が確認されると、当該端数保管部からスタッカークレーン3により容器Wを出庫する出庫作業を制御する。この場合、搬送制御装置Hは、端数入庫禁止モードであっても、例外的に、端数支持状態で容器Wを搬送し、保管単位数未満(1個又は2個)の容器Wが奥行方向に並んでいる保管部1から当該保管単位数未満の容器Wを取り出すべく、スタッカークレーン3の出庫作業を制御する。端数状態の保管部における実容器の出庫を説明する図を図15に示す。図15に示すように、2号機の物品保管棚2には実容器Wsが2個しか保管されていない端数保管部が存在しているため、この端数保管部に保管されている2個の実容器Wsを2号機におけるスタッカークレーン3が出庫する。このように出庫された保管単位数未満の容器Wが下層回帰搬送装置11に搬送され、保管部1に保管単位数で再入庫されることで、端数保管部を解消することができる。
このように、搬送制御装置Hは、保管部1における容器Wの保管数を管理し、端数入庫禁止モードであっても、保管単位数未満の容器Wを保管している保管部1である端数保管部が存在する場合は、端数保管部に保管されている保管単位数未満の容器Wの全てを一括して取り出すべく、入出庫装置による出庫作業を制御する。
次に、図9に示すフローチャートを参照しながら、端数入庫許可モードにおける搬送制御装置Hの制御動作を説明する。
搬送制御装置Hは、下層入庫コンベヤ41の入庫位置Pa4や上層入庫コンベヤ42の入庫位置Pa4に保管単位数の容器Wが存在するかチェックし(ステップ#1)、保管単位数の容器Wが入庫位置Pa4に存在していれば、入庫作業を行う(ステップ#2)。保管単位数の容器Wが入庫位置Pa4に存在していなければ、保管単位数未満の容器Wが入庫位置Pa4に存在している状態(下層入庫コンベヤ41の入庫位置Pa4や上層入庫コンベヤ42の入庫位置Pa4に1個又は2個の容器Wが存在している状態)が設定時間(例えば5分)継続したか判別し、設定時間継続すれば、設定条件が成立したとして、当該保管単位数未満の容器Wを保管部1に搬送するべく、端数支持状態で容器Wを搬送することを許容して、スタッカークレーン3による入庫作業を行う(ステップ#2)。
ステップ#2の入庫作業が完了するか、保管単位数未満の容器Wが入庫位置Pa4に存在している状態が設定時間継続していなければ、ピッキング作業管理装置C1からの実容器Wsの出庫要求や投入作業管理装置C2からの空容器Weの出庫要求が存在するかチェックし(ステップ#4)、出庫要求があれば、当該要求に応じた出庫作業を行う(ステップ#5)
端数入庫許可モードにおける保管単位数未満の実容器Wsの入庫を説明する図を図14に示す。図14に示すように、2号機の下層入庫コンベヤ41の2個の入庫単列コンベヤ4aの入庫位置Pa1に位置する実容器Wsが、2号機のスタッカークレーン3により、物品保管棚2の保管部1に搬送され、当該保管部1は、実容器Wsが2個しか保管されていない端数保管部となる。前述の通り、端数入庫禁止モードであっても、端数保管部が存在する場合は、例外的に、端数支持状態で容器Wを搬送し、保管単位数未満(1個又は2個)の容器Wが奥行方向に並んでいる保管部1から当該保管単位数未満の容器Wが取り出されるため、端数保管部は解消される。
端数入庫禁止モード及び端数入庫許可モードにおいて、ピッキング作業管理装置C1により指定された商品を収容している特定実容器Ws1を保管している保管部1から保管単位数で出庫された実容器Wsは、図10に示すように、保管単位数のまま一括して下層回帰搬送装置11により搬送される。そして、図11に示すように、保管単位数の実容器Wsのうちピッキング作業データで指定されている種類の商品を収容している特定実容器Ws1だけがピッキングライン用ローラコンベヤ11bに分岐搬送され、保管単位数の実容器Wsのうちピッキング部12に供給され、保管単位数の実容器Wsのうちピッキング作業データで指定されている種類の商品を収容していない非特定実容器Ws2は、ピッキング部12をバイパスするように環状の回帰搬送経路L0に沿って搬送される。ループ搬送用ローラコンベヤ11mからピッキングライン用ローラコンベヤ11bへの分岐は、ピッキング分岐用バーコードリーダ17の読み取り情報に基づいて行われ、ピッキングライン用ローラコンベヤ11bからループ搬送用ローラコンベヤ11mへの合流は、合流用検出センサ19の読み取り情報に基づいて行われる。
ピッキング部12で商品が取り出されたが空にならない特定実容器Ws1、及び、ピッキング部12をバイパスして搬送される非特定実容器Ws2は、自動倉庫に再入庫される実容器Wsとして管理され、図12に示すように、1号機〜3号機の下層入庫コンベヤ41の分岐箇所の手前に設置された入庫用バーコードリーダ22による読み取り情報に基づいて、1号機〜3号機の下層入庫コンベヤ41の入庫単列コンベヤ4aに順次分岐搬送される。そして、3個の入庫単列コンベヤ4aの各入庫位置Pa1に実容器Wsが位置した状態になると、スタッカークレーン3により保管単位数の実容器Wsが一括して空の保管部1に搬送される。なお、特定実容器Ws1がピッキング部12において、空容器Weになるか、実容器Wsのままで維持されるかは、ピッキング作業管理装置C1が管理するピッキング作業データに基づいて管理してもよいし、空容器We発生ボタンを設けて、作業者Mからの通知情報に基づいて管理してもよい。
ピッキング部12で商品が取り出され空になった特定実容器Ws1は、自動倉庫に他の空容器Weと保管単位数で再入庫される空容器Weとして管理され、図12及び図13に示すように、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cの分岐箇所の手前に設置された空容器判別用バーコードリーダ24による読み取り情報に基づいて、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに分岐搬送される。空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに保管単位数(3個)の空容器Weが並んだら、その時点で、1号機〜3号機の下層入庫コンベヤ41のうち、回帰搬送経路L0の下流側に位置する実容器Wsの入庫先として未だ割り振られていない号機(図13では3号機)の下層入庫コンベヤ41が当該保管単位数(3個)の空容器Weに対して割り当てられ、当該保管単位数(3個)の空容器Weは、下層回帰搬送装置11のループ搬送用ローラコンベヤ11mに順次合流される。なお、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cにチェーントランサを保管単位数と同数設けて、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに貯留された保管単位数(3個)の空容器Weを一括してループ搬送用ローラコンベヤ11mに合流させてもよい。
ループ搬送用ローラコンベヤ11mに合流した保管単位数(3個)の空容器Weは、図13に示すように、割り当てられた3号機の下層入庫コンベヤ41入庫の3個の入庫単列コンベヤ4aに3個の入庫用チェーントランサ23により一括して分岐され、3個の入庫単列コンベヤ4aにより一括して入庫位置Pa1に搬送される。そして、3個の入庫単列コンベヤ4aの各入庫位置Pa1に空容器Weが位置した状態になると、3号機のスタッカークレーン3により保管単位数の空容器Weが一括して空の保管部1に搬送される。
このように、搬送制御装置Hは、端数入庫禁止モード及び端数入庫許可モードのいずれにおいても、下層出庫コンベヤ51の出庫位置Pb1に一括して出庫された複数の実容器Wsのうち、ピッキング作業管理装置C1により指定された商品を収容している特定実容器Ws1をピッキング部12に供給するべく、下層回帰搬送装置11の作動を制御する。
また、搬送制御装置Hは、出庫用搬出位置Pb2から少なくとも特定実容器Ws1がピッキング部12を経由する形態でかつ保管単位数の実容器Wsを一括して又は連続して入庫用搬入位置Pa2に搬送するべく、下層回帰搬送装置11を制御し、搬送制御装置Hは、さらに、下層回帰搬送装置11により搬送される容器Wを識別し、ピッキング部12にて全ての商品が取り出された空の容器Wである空容器Weだけを分岐経路部分としての空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに分岐搬送させ、空容器バッファ用ローラコンベヤ11cに貯留されている保管単位数の空容器Weを一括して又は連続して回帰搬送経路L0に合流させ、保管単位数の空容器Weを一括して又は連続して入庫用搬入位置Pa2に搬送させるべく下層回帰搬送装置11を制御する。
さらに、搬送制御装置Hは、特定実容器Ws1だけをピッキング経路部分としてのピッキングライン用ローラコンベヤ11bにて搬送させる形態で容器Wをピッキングライン用ローラコンベヤ11b及びバイパス経路部分に振り分けて搬送するべく、下層回帰搬送装置11を制御する。
本実施形態では、ピッキング部12が下層階に、投入部37が上層階に配置されたものを例示したが、ピッキング部12が上層階に、投入部37が下層階に配置されていてもよいし、ピッキング部12及び投入部37は、夫々が複数の階に配置されてもよい。また、ピッキング部12及び投入部37が同一の階層に配置されてもよい。
ピッキング部12及び投入部37を同一の階層に設ける場合、図17に示すような構成が好ましい。すなわち、回帰搬送経路L0が、ピッキング部12を経由するピッキング経路L1、ピッキング経路L1に並列接続された第1バイパス経路Lb1、空容器Weを貯留する貯留部Sを経由する分岐経路Ls、投入部37を経由する投入経路L2、投入経路L2に並列接続された第2バイパス経路Lb2、を備え、容器Wを搬送する回帰搬送装置50が、自動倉庫から出庫された保管単位数の実容器Wsのうち特定実容器Ws1だけをピッキング部12に分岐搬送し、ピッキング部12で発生した空容器Weを貯留部Sに分岐搬送し、自動倉庫から出庫された保管単位数の空容器Weのうち必要数だけを投入部37に分岐搬送するように構成するのが好ましい。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、入庫用搬送装置(入庫コンベヤ4)の入庫用搬入位置Pa2と出庫用搬送装置(出庫コンベヤ5)の出庫用搬出位置Pb2とに亘る回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する回帰搬送装置11・27が、複数号機の自動倉庫における入庫用搬入位置Pa2と出庫用搬出位置Pb2とに亘って設けられているが、第2実施形態では、入庫用搬送装置(入庫コンベヤ4)の入庫用搬入位置Pa2と出庫用搬送装置(出庫コンベヤ5)の出庫用搬出位置Pb2とに亘る回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する回帰搬送装置38は、単一の自動倉庫における入庫用搬入位置Pa2と出庫用搬出位置Pb2とに亘って設けられている点で相違しており、単一の自動倉庫の構成は、第1実施形態の自動倉庫と同様の構成であり、また、ピッキング作業管理装置C1及び投入作業管理装置C2と搬送制御装置Hとの連動した制御動作も同様である。したがって、以下では、物品保管棚2、スタッカークレーン3、入庫コンベヤ4、出庫コンベヤ5を備えた自動倉庫や、ピッキング作業管理装置C1及び投入作業管理装置C2の詳細な説明は省略し、回帰搬送装置38及びその動作を中心に説明する。
図18に示すように、自動倉庫の出庫コンベヤ5の出庫用搬出位置Pb2と入庫コンベヤ4の入庫用搬入位置Pa2とに亘る回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する回帰搬送装置38が設けられている。回帰搬送装置38は、第1実施形態の下層回帰搬送装置11や上層回帰搬送装置27と同様に、複数のローラコンベヤと図外の複数の昇降式チェーントランサとを備えている。
回帰搬送装置38は、ピッキング部39を経由するピッキング経路L1に沿って容器Wを搬送するピッキング経路部分38a及びピッキング部39を経由しないバイパス経路Lb1に沿って容器Wを搬送するバイパス経路部分38bを並列に備え、回帰搬送経路L0におけるピッキング経路L1よりも下流側において回帰搬送経路L0に対して分岐する分岐経路Lsに沿って容器Wを搬送する部分であって、少なくとも保管単位数(3個)の容器Wを貯留する貯留部Sとしての分岐経路部分38cと、を有している。
分岐経路部分38cは、分岐経路Lsに沿う両方向に容器Wを搬送自在になっている。すなわち、分岐経路部分38cは、ピッキング経路部分38aから搬送される空容器Weを貯留部Sに向けて貯留用搬送方向に搬送する貯留用搬送作動と、貯留部Sに貯留された空容器Weを貯留用搬送方向と逆向きに搬送して貯留部Sから払い出す払い出し用搬送作動とを行う。このように、第2実施形態では、分岐経路部分38cは、回帰搬送経路L0からの分岐点と回帰搬送経路L0への合流点が同じ位置に設定されている。
図19に示すように、ピッキング部39には、ピッキング作業用バーコードリーダ43、ピッキング作業オーダー表示装置44、ピッキング作業完了ボタン45が配置されており、ピッキング対象の特定実容器Ws1のバーコードを作業者Mがピッキング作業用バーコードリーダ43により読み取ることで、ピッキング作業データがピッキング作業オーダー表示装置44に表示され、特定実容器Ws1からの所定数の取出作業が完了したら、作業者Mがピッキング作業完了ボタン45を押下することで、ピッキング部39におけるピッキング経路部分38aから容器Wが払い出される。
ピッキング対象の商品を収容している特定実容器Ws1を含む保管単位数(3個)の実容器Wsが出庫コンベヤ5の出庫用搬出位置Pb2に搬出されると、図19〜図24に示すように、特定実容器Ws1はピッキング部39に向けて搬送され、非特定実容器Ws2はバイパス経路部分38bに向けて搬送される。
図22〜図24に示すように、特定実容器Ws1を含む保管単位数の実容器Wsが繰り返し出庫されることで、バイパス経路部分38bに保管単位数の非特定実容器Ws2が並んだ状態になると、バイパス経路部分38bからそれらの実容器Wsが回帰搬送経路L0の下流側に払い出され、入庫コンベヤ4の入庫用搬入位置Pa2に一括して搬入され、入庫位置Pa1から保管部1に一括して搬送される。
図19〜図20に示すように、ピッキング部39で特定実容器Ws1から商品が全て取り出され空容器Weが発生すると、図21に示すように、ピッキング経路部分38aから
払い出された空容器Weが、分岐経路部分38cにより貯留部Sに向けて貯留用搬送方向に搬送され、分岐経路部分38cにて貯留用搬送方向で前詰めされた状態で貯留される。
図23〜図24に示すように、分岐経路部分38cに保管単位数の空容器Weが貯留された状態になると、分岐経路部分38cに貯留されている保管単位数の空容器Weが、分岐経路部分38cにより貯留用搬送方向と逆向きに搬送され、回帰搬送経路L0に沿って容器Wを搬送する経路部分に保管単位数の空容器Weが払い出される。分岐経路部分38cから払い出された保管単位数の空容器Weは、入庫コンベヤ4の入庫用搬入位置Pa2に一括して搬入され、入庫位置Pa1から保管部1に一括して搬送される。
このように本実施形態では、回帰搬送装置38は、ピッキング部39にて順次発生した空容器Weを、保管単位数に達するまで分岐経路部分38cに貯留し、保管単位数に達するとそれらの空容器Weを一括して入庫位置Pa1に搬入する。入庫位置Pa1に搬入された保管単位数の空容器Weは一括して保管部1に入庫される。
また、回帰搬送装置38は、ピッキング部39にて空容器Weにならなかった特定実容器Ws1同士をまとめて、保管単位数のそれらの実容器Wsを一括して入庫位置Pa1に搬入する。さらに、回帰搬送装置38は、特定実容器Ws1と一括して出庫された非特定実容器Ws2を保管単位数に達するまでバイパス経路部分38bに貯留し、保管単位数に達するとそれらの非特定実容器Ws2を一括して入庫位置Pa1に搬入する。入庫位置Pa1に搬入された保管単位数の実容器Wsは一括して保管部1に入庫される。
〔別の実施形態〕
以上、発明者によってなされた発明を発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。以下、本発明の別実施形態を例示する。
(1)上記第1実施形態及び第2実施形態では、入出庫装置が、物品保管棚の前面に設定された走行経路を走行する単一のスタッカークレーンにて構成されたものを例示したが、入出庫装置は、同一の走行経路を走行する複数のスタッカークレーンにて構成されてもよい。
(2)上記第1実施形態及び第2実施形態では、入出庫装置がスタッカークレーンにて構成されたものを例示したが、入出庫装置としてはこれに限らず、他の形態の装置でもよい。例えば、物品保管棚における保管部の各段に対応する高さに設定された多段の走行経路の夫々について、走行経路を走行する搬送用移動体を備えて構成してもよい。この場合、入庫位置及び出庫位置は、多段の走行経路の段数と同数だけ各走行経路に対応して上下方向に並べて複数設定されることになる。
この場合、入庫用搬入位置からこれら複数の入庫位置までの入庫搬送経路途中には、保管単位数の物品を一括して昇降させて複数の入庫位置のうち指定された入庫位置(又は当該入庫位置よりも入庫搬送経路に沿う搬送方向で上流側(入庫用搬入位置側)のバッファ位置)に一括して位置させる入庫用昇降装置が設けられ、複数の出庫位置から出庫用搬出位置までの搬送経路途中には、保管単位数の物品を一括して昇降させて複数の出庫位置のうち指定された出庫位置から一括して、出庫搬送経路方向に沿う搬送方向で下流側(出庫用搬出位置側)の位置に搬送する出庫用昇降装置が設けられることが好ましい。
(3)上記第1実施形態及び第2実施形態では、入庫用搬送装置及び出庫用搬送装置が、搬送幅方向で単一の物品を搬送方向に搬送する列搬送部を保管単位数だけ奥行方向に並ぶ状態で配置して構成され、入出庫装置における移載装置が、入庫位置に位置する保管単位数の物品を一括して受け取り、出庫位置に保管単位数の物品を一括して供給するものを例示したが、入庫用搬送装置及び出庫用搬送装置が入出庫装置における移載装置との授受形態は、これに限らない。
例えば、図25に示すように、入庫用搬送装置としての入庫コンベヤ48及び出庫用搬送装置としての出庫コンベヤ49が、搬送幅方向で単一の物品を搬送方向に搬送する列搬送部を一つだけ配置して構成され、入出庫装置における移載装置と入庫用搬送装置との協働により、又は、入庫用搬送装置により、入庫位置に位置する単一の物品を入出庫装置に対して奥行方向に沿って移動させることを保管単位数だけ繰り返すことで保管単位数の物品を入出庫装置における移載装置が順次受け取り、入出庫装置における移載装置と出庫用搬送装置との協働により、又は、出庫用搬送装置により、入出庫装置における移載装置に支持されている保管単位数の物品のうち単一の物品を出庫位置に対して奥行方向に沿って移動させることを保管単位数だけ繰り返すことで保管単位数の物品を出庫用搬送装置に順次供給するものであってもよい。
この場合、制御装置は、入庫位置よりも入庫用搬送装置の搬送方向で上流側に近接する位置と入庫位置とを含む入庫待機領域に、保管単位数以上の物品が存在していることを条件に、物品を移載装置における支持部に支持させるべく移載装置及び入庫用搬送装置、又は、移載装置を制御する移載制御を開始することが好ましい。
(4)上記第1実施形態及び第2実施形態では、入庫用搬送装置及び出庫用搬送装置が各別に配置され、入庫位置と出庫位置とが各別に設定されたものを例示したが、入庫位置と出庫位置とは同じ位置に設定されてもよい。この場合、さらに、出庫用搬出位置と入庫用搬入位置とを同じ位置に設定して、入庫用搬送装置及び出庫用搬送装置を入出庫搬送装置にて兼用することが考えられる。
(5)上記第1実施形態及び第2実施形態では、入庫位置及び出庫位置を、保管部の横並び方向で物品保管棚の端部に対して横並び方向で外方に隣接する位置に設定したが、入庫位置及び出庫位置は物品保管棚の外部に設定されていればよく、例えば、物品保管棚における保管部の並び方向(上下方向又は横並び方向の何れか)の中間箇所に保管部を配置しない非配置領域を形成し、入庫位置及び出庫位置を当該非配置領域に設定してもよい。この場合、並び方向で入庫位置の両側及び並び方向で出庫位置の両側に保管部が位置することになる。
(6)保管部が保管する物品としては、支持対象物を支持した支持体及び支持対象物を支持していない空の支持体の他、支持体に支持されず入出庫装置により直接的に支持され、保管部に直接保管される物品でもよい。なお、支持対象物を支持する支持体としては、上記第1実施形態及び第2実施形態で例示したコンテナ等の容器の他、トレー、パレット、ロール体が備える軸部等であってもよい。
(7)上記第1実施形態及び第2実施形態では、容器Wには、他の容器Wと識別するための識別子として光学式の識別子の一例であるバーコードが印字されたラベルが付されているものを例示したが、識別子としては、ICタグ等の無線式の識別子を用いてもよい。
(8)上記第1実施形態及び第2実施形態では、ピッキング部におけるピッキング作業及び投入部における投入作業を作業者が行うものを例示したが、支持対象物を支持自在なハンドをアームの先端に備えたピッキングロボットをピッキング部や投入部に設け、このピッキングロボットが自動で支持対象物を支持体から取り出す或いは支持対象物を支持体へ投入する構成としてもよい。
(9)入出庫装置が備える移載装置としては、上記第1実施形態及び第2実施形態で例示したように、保管単位数の物品を支持自在な支持部としての載置支持部と、この載置支持部を奥行方向に出退させる移動部としてのフォーク装置とを備えたフォーク式の移載装置に限らず、例えば、クランプ式の移載装置や吊下げ式の移載装置等、種々の形式の移載装置が採用できる。
クランプ式の移載装置は、例えば、図25に示すスタッカークレーン40が備えるように、保管単位数の物品を載置支持自在で固定状態で設けられた支持部としての載置支持部46と、奥行方向に並ぶ保管単位数の物品のうち奥行方向で端部に位置する物品に物品の幅方向で両側から係合する係合位置と係合解除位置とに位置切換自在な一対の把持部47とを備え、係合位置の一対の把持部47を出退させて奥行方向に並ぶ保管単位数の容器W等の物品を押し操作及び引き操作することで、保管部から受け取る場合及び保管部に供給する場合は、保管単位数の容器W等の物品を載置支持部46に対して一括して奥行方向に移動させ、入庫用搬送装置から受け取る場合及び出庫用搬送装置に供給する場合は、保管単位数の容器W等の物品を載置支持部46に対して一括して又は順次奥行方向に移動させる。
吊下げ式の移載装置は、例えば、奥行方向に並ぶ保管単位数の物品の上端部を支持する吊り下げ支持部と、吊り下げ支持部を奥行方向に移動させる移動部としての出退装置とを備え、保管単位数の物品を吊下げ支持した状態の吊り下げ支持部を出退装置により出退させて奥行方向に並ぶ保管単位数の物品を移動することで、保管単位数の物品を一括して奥行方向に移動させる。
(10)入出庫装置が備える移載装置が、入庫位置に位置する物品を受け取り、出庫位置に対して物品を供給する入出庫用移載装置と、保管部から物品を受け取り、保管部に対して物品を供給する保管部用移載装置とを各別に備えていてもよい。
(11)保管部は、物品の下端縁を支持する対を成す保管部用支持体を備えた構成に限らず、保管対象の物品の構造に応じて、或いは、移載装置の形式に応じて種々の構成が採用できる。例えば、クランプ式の移載装置に対応する保管部としては、物品の底面部の略全体を支持する単一又は複数の部材で構成された載置部を備えた保管部であってもよいし、例えば、ロール状物品を保管する保管部であれば、ロール体が備える軸部の両端部を位置決めした状態で支持する一対のガイド付支持部を保管単位数と同じ数だけ備えた保管部であってもよい。
(12)物品保管棚2が保管単位数の異なる複数種の保管部を備えていてもよい。この場合、少なくとも一つの種類の保管部の保管単位数が2以上であればよい。また、物品保管棚2が、保管単位数が2以上である保管部を複数種類備えている場合(例えば、保管単位数が2個の保管部と保管単位数が3個の保管部とを備えている場合)何れかの種類の保管部について選択的に本発明を適用してもよい。
(13)上記の各構成は矛盾の生じない限り組み合わせることができる。
W 支持体(物品)
Ws 実支持体
Ws1 特定実支持体
We 空支持体
Pa1 入庫位置
Pa2 入庫用搬入位置
Pb1 出庫位置
Pb2 出庫用搬出位置
H 制御装置
C1 作業管理装置
L0 回帰搬送経路
L1 ピッキング経路
Lb1 バイパス経路
Ls 分岐経路
M 作業者
1 保管部
2 物品保管棚
3 入出庫装置
4 入庫用搬送装置
5 出庫用搬送装置
8 移載装置
8a 支持部
11、38、50 回帰搬送装置
11b、38a ピッキング経路部分
11c、38c 分岐経路部分
12、39 ピッキング部
38b バイパス経路部分

Claims (4)

  1. 物品を保管する保管部が複数並べられた物品保管棚と、
    前記物品保管棚の外部に設定された入庫位置から前記保管部まで物品を搬送する入庫作業及び前記保管部から前記物品保管棚の外部に設定された出庫位置まで物品を搬送する出庫作業を行う入出庫装置と、
    前記物品保管棚の外部に設定された入庫用搬入位置から前記入庫位置まで物品を搬送する入庫用搬送装置と、
    前記出庫位置から前記物品保管棚の外部に設定された出庫用搬出位置まで物品を搬送する出庫用搬送装置と、
    前記入出庫装置、前記入庫用搬送装置、前記出庫用搬送装置の作動を制御する制御装置と、が設けられ、
    前記保管部は、保管単位数の複数の物品を、前記物品保管棚における前記保管部の並び方向に直交する奥行方向に並べた状態で保管自在であり、
    前記入出庫装置は、前記保管部との間で物品を移載する移載装置を備え、
    前記移載装置は、前記保管単位数の複数の物品を前記奥行方向に並べた状態で支持自在な支持部及び前記支持部と前記保管部との間で前記奥行方向に物品を移動させる移動部を備えている物品保管設備であって、
    前記保管部に保管される物品が、複数の支持対象物を支持自在な支持体であり、
    作業者が前記支持体から前記支持対象物を作業管理装置により指定された数量だけ取り出すピッキング作業を行うピッキング部と、
    前記出庫用搬出位置から前記入庫用搬入位置に亘る回帰搬送経路に沿って前記支持体を搬送する回帰搬送装置と、が更に設けられ、
    前記回帰搬送装置は、
    前記ピッキング部を経由するピッキング経路に沿って前記支持体を搬送するピッキング経路部分及び前記ピッキング部を経由しないバイパス経路に沿って前記支持体を搬送するバイパス経路部分を並列に備えていると共に、
    前記回帰搬送経路における前記ピッキング経路よりも下流側において前記回帰搬送経路に対して分岐及び合流する分岐経路に沿って前記支持体を搬送する部分であって、少なくとも前記保管単位数の前記支持体を貯留する分岐経路部分を備え、
    前記制御装置は、
    前記入庫用搬入位置に位置する物品を前記入庫位置まで搬送させるべく、前記入庫用搬送装置を制御し、
    前記移載装置における前記支持部に前記保管単位数よりも少ない数の物品が支持された端数支持状態で物品を搬送することを禁止しかつ前記移載装置における前記支持部に前記保管単位数の物品が支持された状態で前記保管単位数の物品を一括して前記保管部に供給することを条件に、前記入出庫装置による前記入庫作業を制御し、
    前記端数支持状態で物品を搬送することを禁止しかつ前記保管単位数の物品が前記奥行方向に並んでいる前記保管部から当該保管単位数の物品を一括して取り出すことを条件に、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御し、
    前記出庫位置に位置する物品を前記出庫用搬出位置まで搬送させるべく、前記出庫用搬送装置を制御し、
    前記保管部に保管されている前記支持体を管理し、前記支持対象物を支持している前記支持体である実支持体のうち前記作業管理装置により指定された前記支持対象物を支持している特定実支持体を保管している前記保管部から、前記保管単位数の前記支持体を前記出庫位置に搬送するべく、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御し、前記出庫用搬出位置から少なくとも前記特定実支持体が前記ピッキング部を経由する形態でかつ前記保管単位数の前記実支持体を一括して又は連続して前記入庫用搬入位置に搬送するべく、前記回帰搬送装置を制御し、
    前記回帰搬送装置により搬送される前記支持体を識別し、前記ピッキング部にて全ての前記支持対象物が取り出された空の前記支持体である空支持体だけを前記分岐経路部分に分岐搬送させ、前記分岐経路部分に貯留されている前記保管単位数の前記空支持体を一括して又は連続して前記回帰搬送経路に合流させ、前記保管単位数の前記空支持体を一括して又は連続して前記入庫用搬入位置に搬送させるべく、前記回帰搬送装置を制御する物品保管設備。
  2. 前記制御装置は、前記特定実支持体だけを前記ピッキング経路部分にて搬送させる形態で前記支持体を前記ピッキング経路部分及び前記バイパス経路部分に振り分けて搬送するべく、前記回帰搬送装置を制御する請求項に記載の物品保管設備。
  3. 前記制御装置は、前記端数支持状態で物品を搬送することを禁止する端数入庫禁止モードと、設定条件が成立した場合のみ前記端数支持状態で物品を搬送することを許容する端数入庫許可モードと、に切換自在に構成されている請求項1又は2に記載の物品保管設備。
  4. 前記制御装置は、前記保管部における物品の保管数を管理し、前記端数入庫禁止モードであっても、前記保管単位数未満の物品を保管している前記保管部である端数保管部が存在する場合は、前記端数保管部に保管されている前記保管単位数未満の物品の全てを一括して取り出すべく、前記入出庫装置による前記出庫作業を制御する請求項に記載の物品保管設備。
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