JP6589449B2 - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アクセスポイント等の中継装置に接続する際に必要となる接続設定情報を設定する無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラムに関する。
従来、無線通信機能を備えた機器同士の無線通信の接続を確立するためのユーザーの設定作業を簡単にする手法が種々提案されている。例えば特許文献1には、複数の無線接続設定方式のうち、何れの方式が利用可能であるかを示す信号をアクセスポイントから受信し、受信した信号に従って選択した接続設定方式を用いてアクセスポイントとの接続設定を行うネットワーク機器が開示されている。このネットワーク機器では、所定のボタンが押下されたことを受け付けることでアクセスポイントとの間の通信の接続設定を行うことができるプッシュボタン式接続設定方式と、段階を踏んだ対話を通して接続設定の手順をユーザーに提示するユーザインタフェースを備えたウィザード式接続設定方式とが採用されている。
ユーザーによってプッシュボタン式接続設定方式と、ウィザード式接続設定方式とのどちらで、無線LAN簡単接続設定方式による無線接続を行った場合でも、無線接続が完了することに応じて、無線LAN簡単接続設定方式による無線接続が正常に行われたか否かを判断する。接続が正常に行われていると判断される場合、無線LAN簡単接続設定方式を用いて無線接続を行った旨の特定情報を、記憶部に保存する。一方、接続が正常に行われていないと判断される場合、接続に失敗した旨を表示する。
特開2011−35760号公報(例えば図4、図5等)
ところで、アクセスポイント等の中継装置の接続設定情報が設定済みの無線設定済装置がある環境で、未設定の無線通信装置と無線設定済装置とを中継装置を介して無線接続する場合、無線通信装置に中継装置の接続設定情報を入力設定する必要がある。このとき、ユーザーは、例えばSSID等のネットワーク識別情報とパスワードとを入力する。しかし、ユーザーが入力操作ミスをして、ネットワーク識別情報とパスワードとのうち少なくとも一方を間違えた場合、中継装置との無線接続は失敗することになる。しかし、特許文献1に記載のネットワーク機器では、アクセスポイント等の中継装置との無線接続を失敗した場合に、救済手段がなかった。このため、接続設定情報の入力操作を間違えるなど何らかの原因で中継装置との無線接続に失敗した場合、無線通信装置と中継装置との無線接続に失敗したユーザーは、その失敗の原因が分からない場合、結局、無線通信装置を中継装置に接続できなくなってしまうという課題がある。
本発明の目的は、中継装置との無線接続処理に失敗しても、その後、比較的スムーズに所望の中継装置と無線接続することができる無線通信装置、無線通信方法及びプログラムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する無線通信装置は、中継装置との無線接続をするための無線接続処理を行う第1接続処理部と、前記第1接続処理部が無線接続処理に失敗した場合に、前記中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う仮接続処理部と、仮接続を通じて前記無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて前記中継装置に無線接続する第2接続処理部とを備えている。
この構成によれば、第1接続処理部が、中継装置との無線接続をするための無線接続処理を行う。第1接続処理部の無線接続処理に失敗した場合に、仮接続処理部は、中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う。第2接続処理部は、仮接続を通じて無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて中継装置に無線接続する。よって、第1接続処理部が無線接続処理に失敗しても、無線設定済装置と仮接続することで、無線設定済装置から接続設定情報を取得できるので、第2接続処理部は、無線設定済装置と無線接続することができる。したがって、中継装置と無線接続ができなくなる事態を回避できる。
前記無線通信装置では、前記第1接続処理部は、入力された接続設定情報と、前記無線設定済装置の接続設定情報とを比較して、比較結果をユーザーに通知すべく出力部に出力することが好ましい。
この構成によれば、第1接続処理部は、入力された接続設定情報と、前記無線設定済装置の接続設定情報を比較して、比較結果を出力部に出力してユーザーに通知する。ユーザーは、比較結果から、入力すべき正しい接続設定情報を確認することができる。そのため、ユーザーは正しい接続設定情報を入力し直したり、一覧の中から選択したり、出力された接続設定情報の候補を確定したりする操作を行えば、比較的速やかに無線通信装置を中継装置に無線接続することができる。
前記無線通信装置では、前記比較結果を出力する出力部を更に備え、前記第2接続処理部は、前記比較結果に基づき正しい接続設定情報をユーザーが確認した確認入力を受け付けてから、当該確認入力で受け付けた接続設定情報に基づき前記中継装置に無線接続することが好ましい。
この構成によれば、出力部に出力された比較結果を見たユーザーは、正しい接続設定情報を確認し、正しい接続設定情報に基づく無線接続を許容する確認入力の操作を行う。第2接続処理部は、この確認入力で受け付けた正しい接続設定情報に基づき中継装置に無線接続する。よって、ユーザーの入力ミス等により接続設定情報を間違えて第1接続処理部が中継装置との無線接続処理に失敗しても、無線通信装置は中継装置と無線接続することができる。
前記無線通信装置では、前記第1接続処理部は、前記接続設定情報のうち少なくともネットワーク識別情報を比較し、比較結果を出力部に出力し、前記第2接続処理部は、正しいネットワーク識別情報をユーザーが確認した確認入力を受け付けてから、当該確認入力で受け付けたネットワーク識別情報に基づき中継装置に無線接続することが好ましい。
この構成によれば、第1接続処理部は、入力された接続設定情報のうち少なくともネットワーク識別情報と、前記無線設定済装置の接続設定情報とのうち少なくともネットワーク識別情報とを比較して、比較結果を出力部に出力するので、比較結果を見たユーザーは、正しい接続設定情報を確認し、正しい接続設定情報での無線接続を許可する確認入力の操作を行う。第2接続処理部は、この確認入力で受け付けた正しい接続設定情報に基づき中継装置に無線接続する。よって、ユーザーの入力ミス等により接続設定情報を間違えて第1接続処理部が中継装置との無線接続処理に失敗しても、無線通信装置は中継装置と無線接続することができる。
前記無線通信装置では、前記第1接続処理部及び前記第2接続処理部が接続できた接続設定情報を接続履歴として記憶する記憶部を備え、前記第1接続処理部は、前記比較結果として、前記接続履歴の正しい接続設定情報と、操作部により入力された接続設定情報との違いを出力部に出力することが好ましい。
この構成によれば、第1接続処理部によって、接続履歴として記憶されている正しい接続設定情報と、ユーザーが入力した接続設定情報との違いが出力部に出力されるので、その違いからユーザーはどこが間違うかがすぐに分かり、正しい接続設定情報を把握し易い。
前記無線通信装置では、前記接続設定情報は、ネットワーク識別情報とパスワードとを含み、前記比較結果から、ネットワーク識別情報が一致せず、パスワードが一致する場合は、当該パスワードに対応するネットワーク識別情報を表示すると共に当該ネットワーク識別情報を接続先としてよいか否かの確認を表示部に表示する確認部を備え、前記第2接続処理部は、接続先とする旨の確認入力を受け付けると、前記ネットワーク識別情報に基づいて前記中継装置に無線接続することが好ましい。
この構成によれば、比較結果から、ネットワーク識別情報が一致せず、パスワードが一致する場合は、当該パスワードに対応するネットワーク識別情報を表示部に表示されると共に、当該ネットワーク識別情報を接続先としてよいか否かの確認が表示部に表示される。第2接続処理部は、接続先とする旨の確認入力を受け付けると、ネットワーク識別情報に基づいて中継装置に無線接続する。
前記無線通信装置では、前記第1接続処理部は、所定のボタンが押下されたことを受け付けることで前記中継装置との間の通信の接続設定を行うことが可能なプッシュボタン式接続設定方式で前記中継装置との無線接続を行い、前記仮接続処理部は、前記プッシュボタン式接続設定方式での前記中継装置との無線接続を失敗した場合に、前記無線設定済装置との仮接続を行い、前記第2接続処理部は、前記無線設定済装置から仮接続を介して取得した接続設定情報に基づいて前記中継装置と無線接続することが好ましい。
この構成によれば、第1接続処理部によって、所定のボタンが押下されたことを受け付けるプッシュボタン式接続設定方式で行った中継装置との無線接続に失敗した場合、仮接続処理部によって、無線通信装置は無線設定済装置と仮接続される。第2接続処理部は、無線設定済装置から仮接続を介して取得した接続設定情報に基づいて中継装置と無線接続する。よって、プッシュボタン式接続設定方式で行った中継装置との無線接続に失敗した場合でも、無線通信装置を中継装置と無線接続することができる。
上記課題を解決する無線通信システムは、中継装置に接続する際に必要な接続設定情報が設定済みの無線設定済装置と、無線通信装置とを備える無線通信システムであって、前記無線通信装置は、入力された第1の接続設定情報を基に中継装置と接続する接続処理を行い、当該接続処理で前記中継装置との接続に失敗した場合に、当該第1の接続設定情報と、無線設定済装置が接続の履歴として記憶する1つ以上の第2の接続設定情報とを取得し、前記第1の接続設定情報と前記第2の接続設定情報とを比較する解析部を備え、前記解析部は、前記無線通信装置と前記無線設定済装置とのうち少なくとも一方に備えられ、前記解析部による前記第1の接続設定情報と前記第2の接続設定情報との比較結果を無線設定済装置の表示部、又は前記無線通信装置の表示部に表示させる。
この構成によれば、入力された第1の接続設定情報を基に中継装置と接続する接続処理に失敗した場合に、第1の接続設定情報と、無線設定済装置が接続の履歴として記憶する1つ以上の第2の接続設定情報とを取得する。解析部は、第1の接続設定情報と第2の接続設定情報とを比較する。そして、解析部の比較結果は、無線設定済装置の表示部、又は無線通信装置の表示部に表示される。よって、ユーザーは、表示部に表示された比較結果を確認することで、正しい接続設定情報を比較的速やかに知り易くなる。
上記課題を解決する無線通信方法は、中継装置との無線接続が可能な無線接続処理を行う第1接続処理ステップと、前記第1接続処理ステップで無線接続処理に失敗した場合に、前記中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う仮接続処理ステップと、仮接続を通じて前記無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて前記中継装置に無線接続する第2接続処理ステップとを備えている。この方法によれば、無線通信装置と同様の作用効果を得ることができる。
上記課題を解決するプログラムは、無線通信装置のコンピューターが実行するプログラムであって、コンピューターに、中継装置との無線接続が可能な無線接続処理を行う第1接続処理ステップと、前記第1接続処理ステップで無線接続処理に失敗した場合に、前記中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う仮接続処理ステップと、仮接続を通じて前記無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて前記中継装置に無線接続する第2接続処理ステップとを実行させる。このプログラムをコンピューターが実行することによって、無線通信装置と同様の作用効果を得ることができる。
第1実施形態における無線通信システムを示す模式図。 無線通信システムを構成する無線設定済装置と無線通信装置との電気的構成及び機能的構成を示すブロック図。 無線設定済装置に表示される比較結果及び接続先確認を行う画面を示す図。 無線設定済装置に表示される接続設定情報及び接続確認を行う画面を示す図。 無線設定済装置に表示される再設定方法を案内する案内画面を示す図。 無線接続処理及び接続案内処理を含む処理を示すシーケンス図。 無線接続処理ルーチンを示すフローチャート。 接続案内処理ルーチンを示すフローチャート。 第2実施形態における無線接続処理及び接続案内処理を含む処理を示すシーケンス図。 無線接続処理ルーチンを示すフローチャート。 接続案内処理ルーチンを示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、無線通信システムの第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、無線通信システムWCSは、無線設定済装置10と、無線通信装置20と、中継装置の一例であるアクセスポイント50とによって構成されている。図1に示す例では、無線設定済装置10は一例としてパーソナルコンピューター(以下「PC」ともいう。)からなる案内デバイス11であり、無線通信装置20は一例として印刷装置21からなる。また、アクセスポイント50は、例えばアクセスポイント機能を有する無線ルーターからなる。また、図1の例では、アクセスポイント50の無線ネットワークのエリア(無線通信可能エリア)内に、無線設定済装置10と無線通信装置20が配置されている。本例において、無線設定済装置10、無線通信装置20及びアクセスポイント50は、IEEE802.11の規格に準じた無線通信機能を備える。以下では、IEEE802.11に準じた通信を無線LAN通信というものとする。なお、無線設定済装置10の一例である案内デバイス11は、図1に一例として示すラップトップ型PCに限らず、デスクトップ型PCやタブレットPC等でもよく、さらにPC以外に、無線通信装置20と無線LAN通信が可能な携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistants))又はスマートフォン等のスマートデバイスなどであってもよい。
無線設定済装置10は、アクセスポイント50と無線接続してアクセスポイント50の無線LANに参加することで、アクセスポイント50を介して無線通信装置20を含む他の無線機器(図示せず)と無線接続が可能となっている。無線設定済装置10は、アクセスポイント50と無線接続するうえで必要な接続設定情報が既に設定済みである。また、無線通信装置20は、アクセスポイント50の無線LANに参加するためには、接続設定情報をユーザーが入力設定する必要がある。ユーザーが入力設定するタイミングとしては、無線通信装置20が初めて無線接続を行うために必要な接続設定情報を入力設定するとき、又は接続先のアクセスポイント50を他のアクセスポイントから変更するときなどが挙げられる。これらの場合、ユーザーは無線通信装置20に接続設定情報を入力設定する。なお、図1に示すアクセスポイント50には、簡易設定用のプッシュボタン50Aが設けられている。
図1に示すように、無線設定済装置10(案内デバイス11)は、本体12と操作部13と出力部の一例としての表示部14とを備えている。本体12には、CD又はDVD等からなるセットアップディスク60をセット可能な挿入口12A(図1参照)が設けられている。セットアップディスク60には、無線通信装置20のセットアップに必要な各種のプログラムが記憶されている。挿入口12Aにセットされたセットアップディスク60に記憶された各種のプログラムは、無線設定済装置10内の不図示の読取装置により読み出され、無線設定済装置10へインストールされる。各種プログラムには、無線通信装置20を駆動させるドライバープログラムの他、無線通信装置20にアクセスポイント50を介した無線通信を可能とするために必要な接続設定情報の設定を案内するための案内をする無線設定案内プログラム等が含まれる。無線設定案内プログラムには、接続設定情報を初めて設定するときに案内するセットアップ機能の他、接続先を変更するときに、ユーザーの接続設定情報の入力設定作業を案内する設定案内機能を備えている。
図1に示すように、無線通信装置20の一例を構成する印刷装置21は、略直方体形状を有する本体22と、本体22の前面(図1では右手前面)に配置された操作パネル23とを備える。操作パネル23には、操作部24及び出力部の一例としての表示部25が設けられている。操作部24は、電源ボタン24A(電源スイッチ)と、表示部25に表示されたメニューの中から希望する項目を選択したり、無線設定作業を行うときに各種の情報の入力や選択を行ったりする際に使用される操作部の一例としての操作ボタン24Bとを備える。ユーザーは操作ボタン24Bの操作により、初期設定又は再設定の際の接続設定情報の値(例えばコード)の入力などの設定に必要な操作を行う。
図1に示すように、無線通信装置20の一例である印刷装置21の本体22の下部には、複数枚の用紙等の媒体を収容可能なカセット26が着脱可能な状態で挿着されている。印刷装置21は、例えば無線設定済装置10(例えば案内デバイス11)から無線LAN通信を介して印刷データを受信すると、カセット26内の媒体を本体22内の印刷部(図示せず)へ1枚ずつ給送し、印刷部が給送された媒体に印刷データに基づく文書又は画像を印刷する。また、印刷装置21は、案内デバイス11と通信ケーブル(図示せず)を介して有線で通信可能に接続し、案内デバイス11から有線で受信した印刷データに基づく印刷を行うこともできる。さらに印刷装置21を、例えばメモリーカード又はUSBメモリー等の携帯型記憶媒体を本体22の挿入口に挿着して、操作部24を操作して携帯型記憶媒体から不図示の読取装置で読み込んだ画像データ等に基づく画像等を媒体に印刷させるスタンドアロンとして使用することも可能である。
図2に示すように、無線設定済装置10は、第1制御部15及び無線通信部16を備えている。無線通信部16は、IEEE802.11に準じた無線LAN通信をするための電子回路を備える。第1制御部15は、図示しないCPU、記憶部17、図示しない入出力回路及び表示処理部18等を備える。記憶部17は、図示しないメインメモリー及びROM等により構成される。第1制御部15は、記憶部17に記憶された各種のプログラムをCPUで実行することによって、無線通信部16の制御及び表示部14の制御等を含む各種の制御、及び無線設定案内処理を含む各種の処理を行う。第1制御部15は、表示処理部18により表示部14の表示制御を行う。
プログラムには、OS(Operating System)の他、無線通信用プログラム、無線設定案内プログラムが含まれている。無線設定案内プログラムは、ユーザーによってセットアップディスク60が本体12の挿入口12A(図1参照)にセットされたとき、あるいは電子マニュアル(プログラム起動リンクを含むデータ)の「無線設定」の項目を選択操作したときに起動される。第1制御部15を構成するCPUは、これらの操作をトリガーとして、無線設定案内プログラムを実行する。
図2に示すように、本例では、第1制御部15を構成するコンピューターがプログラムを実行することにより、第1制御部15を、無線接続処理部151、接続案内部152、ソフトアクセスポイント153(以下「ソフトAP153」ともいう。)及びアドホックモード通信部154として機能させる。ここで、コンピューターが無線設定案内プログラムを実行することにより、第1制御部15は、接続案内部152として機能する。
無線設定済装置10には、アクセスポイント50の無線ネットワークに参加する際に必要なネットワーク識別情報の一例としてのSSID(Service Set Identifier)が既に設定されている。記憶部17には、アクセスポイント50との無線接続に必要なSSIDとパスワード(暗号鍵)とを含む接続設定情報が記憶されている。
図2に示すように、無線接続処理部151は、無線通信部16を介してSSIDをスキャン(探索)する機能を有する。無線接続処理部151は、はじめにOSに問い合わせて、予め設定されているアクセスポイント50のSSID(本接続用のSSID)とパスワードとを含む接続設定情報を取得する。無線接続処理部151は、設定済みであるアクセスポイント50のSSIDをスキャンする。そして、SSIDを発見すると、発見したSSIDに基づいてアクセスポイント50に無線接続し、アクセスポイント50の無線LANに参加する。このように無線接続処理部151は、アクセスポイント50と本接続する機能を有する。なお、本接続には、アクセスポイント50を介して無線通信装置20とインフラストラクチャーモードで接続する無線接続と、アクセスポイント50を介さず無線通信装置20とピアツーピア(P2P)で接続する無線接続とがある。
図2に示す接続案内部152は、無線通信装置20の無線設定を案内する場合、ソフトAP153又はアドホックモード通信部154が仮接続用のSSIDをブロードキャストし、無線通信装置20が仮接続用のSSIDを発見すると、無線通信装置20と仮接続する。ブロードキャストする仮接続用のSSIDは、予め無線設定案内プログラムに含まれている値が用いられる。このとき、無線通信装置20を識別可能なデバイス識別情報(一例としてMACアドレス)を取得して記憶部17に一時保存する。なお、本例の無線通信装置20の一例である印刷装置21には、機種ごとに共通のネットワーク識別情報として例えば仮接続用のSSIDが予め設定されている。
接続案内部152は、無線設定案内時においては、ソフトAP153又はアドホックモード通信部154が、無線通信装置20との間で確立した無線の仮接続を介して、無線設定済装置10に設定済みのアクセスポイント50のSSID及びパスワードを含む接続設定情報を、無線通信装置20の要求に応答する形で無線通信装置20へ送信する。
接続案内部152は、例えばユーザーが無線通信装置20に接続設定情報を入力してアクセスポイント50との接続を試みた結果、接続が失敗に終わった場合、無線設定をスムーズに行うための案内を行う。そのとき、接続案内部152は、無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報を使用するか否かの案内を表示し、ユーザーが操作部13を操作して使用を希望する旨の入力を受け付けると、設定済みの接続設定情報を無線通信装置20へ送信することで、無線通信装置20に無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報を設定する。
図2に示すソフトAP153は、無線設定済装置10を仮想的に無線アクセスポイントとして機能させる。無線設定済装置10は、ソフトAP153を起動させることで、アクセスポイントとして機能する。
アドホックモード通信部154は、アドホックモードでピアツーピア(P2P)での無線接続を行う機能を有している。アドホックモード通信部154が起動した場合、仮接続用SSIDと共に属性が無線通信部32によってブロードキャストされる。属性は、アドホックモードでの無線LAN通信において親機か子機かを区別する情報である。なお、仮接続のための他の無線通信部として、Wi−Fiダイレクト(登録商標)を設けてもよい。
また、図2に示すように、接続案内部152は、解析部155及び確認部156を備える。無線通信装置20がアクセスポイント50との本接続に失敗した場合に、無線通信装置20から、ユーザーが入力した接続設定情報及び失敗原因の情報を受信し、その接続設定情報に基づき無線通信装置20がなぜ本接続に失敗したかを解析する。ここで、無線接続処理部151が、履歴情報として過去に接続したアクセスポイント50の接続設定情報を記憶部17に記憶している。解析部155は、ユーザーが入力した接続設定情報と、記憶部17に保持されている設定済みの接続設定情報及び履歴情報としての接続設定情報とを比較し、一番近いものを探し出し、その一番近い接続設定情報と解析対象の接続設定情報との違いを抽出する。
解析部155は、ユーザーが入力した接続設定情報を構成するSSID及びパスワードと、現在又は過去に接続された履歴情報として記憶されている接続設定情報を構成するSSID及びパスワードとを個別に比較する。解析部155の比較結果には、例えば入力されたパスワードが一致しかつSSIDが不一致である場合や、入力されたSSIDが一致しかつパスワードが不一致である場合、さらに入力されたSSID及びパスワードが共に不一致である場合などが挙げられる。
そして、接続案内部152内の確認部156は、ユーザーが入力した接続設定情報と、無線設定済装置10に設定済みの正しい接続設定情報とを比較した解析部155の解析結果に基づく案内画面71〜73(例えば図3〜図5)を表示部14に表示して、ユーザーの正しい接続設定情報の確認をとる。なお、解析結果(比較結果)の案内は、表示案内に限らず、音声案内でもよい。このように出力部は、案内画面等の画像を出力する表示部でもよいし、案内音声を出力するスピーカーでもよい。
図2に示すように、例えば印刷装置21である無線通信装置20は、第2制御部31、無線通信部32及び印刷部33を備える。印刷部33は、電子写真方式又はインクジェット方式等の周知の印刷方式によって、用紙や合成樹脂製シートなどの媒体に印刷データに基づく文書又は画像を印刷する。印刷部33は、印刷対象の媒体を搬送する搬送機構及びその動力源となる搬送モーターと、媒体にインクで印刷する印刷ヘッドとを備える。印刷装置21は、印刷ヘッドが走査方向に往復移動しながら1行ずつ印刷するシリアルプリンターでもよいし、1行分の印刷を一度にできる長さの長尺状の印刷ヘッドを備えたラインプリンターでもよい。
無線通信部32は、IEEE802.11に準じた無線LAN通信をするための電子回路を備える。第2制御部31は、本体22内に設置された基板上の集積回路(ICチップ)等により構成されるコンピューターからなり、図示しないCPU、記憶部34及び図示しない入出力回路等を備える。記憶部34は、例えばRAM等からなるメインメモリー及び不揮発性メモリーにより構成される。記憶部34には、無線設定処理用プログラム、及び無線通信装置20の動作(例えば印刷動作)を制御する制御プログラムを含む各種のプログラムが記憶されている。
図2に示す第2制御部31は、不揮発性メモリーに記憶されている制御プログラムをメインメモリーにロードしてCPUで実行することによって、表示部25、無線通信部32及び印刷部33等を制御する。また、第2制御部31を構成するCPUが、無線設定処理用プログラムを実行することにより、第2制御部31を、本接続通信部311、仮接続処理部312及び通信設定部313として機能させる。
ユーザーは、無線通信装置20をアクセスポイント50に接続する際は、操作部24を操作して接続設定情報を入力する。詳しくは、ユーザーは操作部24を操作してネットワーク識別情報の一例としてのSSIDとパスワードとを入力することで、接続先のアクセスポイント50を指定する。ユーザーが操作部24から入力した接続設定情報は、第2制御部31内の本接続通信部311が受け付ける。
本接続通信部311は、ユーザーが入力した接続設定情報に基づいてアクセスポイント50の無線LANに参加する無線接続を行う第1接続処理部314と、第1接続処理部314が無線接続に失敗した場合にその後に取得した正しい接続設定情報に基づいてアクセスポイント50の無線LANに参加する無線接続を行う第2接続処理部315とを備える。第1接続処理部314は、ユーザーが入力した接続設定情報を受け付けると、無線通信部32を介してSSIDスキャンを行って、ユーザーが入力した接続設定情報のうちネットワーク識別情報の一例であるSSIDを探索する。SSIDを発見すると、その発見したSSIDに基づいてアクセスポイント50に無線接続する。
本接続通信部311は、無線通信部32を介したSSIDスキャンの結果、ユーザーが指定したアクセスポイント50のSSIDを発見すると、その発見したSSIDに基づきアクセスポイント50と無線接続する。これにより、無線通信装置20は、アクセスポイント50の無線LANに参加し、インフラストラクチャーモードで無線設定済装置10との無線通信が可能になる。また、本接続通信部311は、ユーザーが指定したSSIDを無線通信部32の探索エリア内で発見できない場合、接続設定情報に基づく無線接続処理は失敗となる。さらに、本接続通信部311は、ユーザーが指定したSSIDを無線通信部32の探索エリア内で発見できても、無線接続を確立するうえで必要なパスワードが間違っていた場合は、接続設定情報に基づく無線接続処理は失敗となる。
ここで、ユーザーが無線通信装置20への接続設定情報を構成するSSIDとパスワードとのうち少なくとも一方を間違える入力ミス等が原因で、アクセスポイント50との無線接続に失敗した場合、失敗した無線接続を成功に導く案内をする無線設定案内処理を行って、表示部14,25のうち少なくとも一方に案内画面(図3〜図5)を表示させる。
仮接続処理部312は、ユーザーが入力したSSID及びパスワードに基づくアクセスポイント50との接続に失敗した場合、無線通信装置20と無線設定済装置10との間で仮接続を確立する。詳しくは、無線設定済装置10の無線接続処理部151は、セットアップディスク60がセットされたとき、あるいは電子マニュアルから無線接続を選択する操作がなされたとき、それまでの無線接続を一旦遮断し、仮接続用のSSIDをブロードキャストする。仮接続処理部312は、仮接続用のSSIDをスキャンして発見すると、その仮接続用のSSIDに基づき無線設定済装置10と仮接続を確立する。
第1接続処理部314は、アクセスポイント50との無線接続に失敗した場合、失敗原因とユーザーが入力した接続設定情報とを、無線設定済装置10へ送信する接続案内部316を有している。失敗原因には、SSID未発見やパスワードの不一致等が挙げられる。
このとき、無線設定済装置10は、自身に設定済みの接続設定情報(第1の接続設定情報の一例)、及び記憶部17に履歴情報として保持している他の接続設定情報(第2の接続設定情報の一例)と、第1接続処理部314から受信した接続設定情報とを解析部155により比較する。つまり、無線設定済装置10は、無線通信装置20から仮接続を介して接続設定情報と共にその解析の要求を受け付けると、現在及び過去に接続時に使用した知りうる全ての接続設定情報と、ユーザーが入力した接続設定情報との比較結果を、仮接続の無線通信路を介して無線通信装置20に送信する。
このとき、無線設定済装置10は、無線通信装置20から仮接続を介して接続設定情報とその解析の要求を受け付けると、現在及び過去に接続時に使用した知りうる全ての接続設定情報を、仮接続を介して無線通信装置20に送信する。よって、第2接続処理部315が受信する接続設定情報には、無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報と、記憶部17に履歴情報として記憶された他の接続設定情報とがある。
第2接続処理部315は、無線設定済装置10から受信した比較結果に基づく案内画面71〜73(図3〜図5)を表示部25に表示することで、比較結果をユーザーに通知するとともに案内画面71〜73を通して案内した正しい接続設定情報を接続先としてよいか否かを確認する確認部318を備える。
なお、無線通信装置20(例えば印刷装置21)の接続案内部152が、解析部155と同様の解析部317を備える構成とすることもできる。この場合、解析部317は、無線設定済装置10から記憶部17に記憶されている接続設定情報を比較対象として取得し、その取得した接続設定情報とユーザーが入力した接続設定情報とを比較する解析を行う。このとき、解析における比較結果を、無線設定済装置10(例えば案内デバイス11)の接続案内部152へ送信する構成でもよい。この場合、無線設定済装置10側の表示部14に案内画面71〜73を表示することになる。また、無線通信装置20(例えば印刷装置21)の第2接続処理部315が、確認部156と同様の確認部318を備えてもよい。この場合、無線通信装置20側の表示部25に案内画面71〜73を表示することになる。この場合、図2に示す無線通信装置20内に、二点鎖線で示す解析部317と確認部318との両方を備えてもよい。このように解析結果を含む案内画面71〜73(例えば図3〜図5)は、無線設定済装置10の表示部14に出力してもよいし、両方の表示部14,25に表示してもよいし、無線通信装置20の表示部25に表示してもよい。
通信設定部313は、ユーザーが入力した接続設定情報に基づき接続先と無線接続が確立できた場合に、その接続設定情報を記憶部34(例えば不揮発性メモリー)に記憶することで、接続設定情報を設定する。このため、ユーザーが入力した接続設定情報で無線接続を確立できなかった場合は、接続案内部152,316により無線設定案内処理が行われる。そして、無線設定案内処理によって、ユーザーが入力した接続設定情報を解析し、その接続設定情報が間違っていた場合、通信設定部313は、その間違った接続設定情報を設定しない。一方、確認部318が表示部25に表示した案内画面図3〜図5を見たユーザーが最終的に正しい接続設定情報であることと確認した操作を行った際の確認入力を受け付けると、第2接続処理部315はその確認された接続設定情報に基づきアクセスポイント50の無線LANに接続する処理を行う。そして、その接続設定情報に基づき接続先のアクセスポイント50との無線接続を確立できた場合、通信設定部313は、その正しい接続設定情報を記憶部34に書き込むことで設定処理を行う。
本実施形態では、無線設定済装置10側の接続案内部152と無線通信装置20側の接続案内部316とにより、無線設定案内処理は行われる。無線設定案内処理は次のように行われる。無線通信装置20の第1接続処理部314が、ユーザーが入力した接続設定情報に基づく無線接続の確立に失敗した場合、無線通信装置20側の接続案内部316は、接続に失敗した接続設定情報を無線設定済装置10側の接続案内部152へ送信する。無線設定済装置10側の接続案内部152は、解析部155により、失敗した接続設定情報と、無線設定済装置10が保持している正しい接続設定情報とを比較することで、ユーザーが入力した接続設定情報が無線接続に失敗した原因を解析する。そして、無線設定済装置10側の接続案内部152は、解析部155の比較結果を無線通信装置20側の第2接続処理部315へ送信する。このとき、接続案内部152は、解析部155が比較結果(解析結果)から推定した正しい接続設定情報を無線通信装置20へ送信する。第2接続処理部315は、比較結果に基づく正しい接続設定情報の一例として、無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報、あるいは無線設定済装置10が過去に接続を確立した履歴情報の中から選択された接続設定情報が挙げられる。第2接続処理部315は、確認部318によりユーザーに比較結果を表示部25に表示することで通知し、ユーザーに正しい接続設定情報を案内して接続先としてよいか否かを確認する。
次に第2接続処理部315がユーザーに接続先を確認するために表示部25に表示する案内画面の一例について図3〜図5を参照しつつ説明する。
図3に示す案内画面71は、解析部155において例えば入力されたパスワードが一致し、SSIDが不一致である場合に表示される。図3に示すように、案内画面71には、入力したパスワードに一致したSSIDのコード71Aと、このSSIDのコード71Aでアクセスポイント50に接続するか否かを確認するメッセージ71Bと、YESボタン71YとNOボタン71Nとが表示される。表示されたSSIDが正しければ、ユーザーは操作部24によりYESボタン71Yを選択操作し、その接続設定情報に基づく本接続を指示する。この場合、無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報のコードが、コード71Aとして表示される可能性が高い。
また、本実施形態では、少なくとも無線通信装置20が図2に二点鎖線で示す解析部317を備える構成とした場合、第1接続処理部314の解析部317は、仮接続で無線設定済装置10から取得した接続履歴として記憶されている正しい接続設定情報と、ユーザーが入力した接続設定情報とを1文字ずつ比較して違い(差)を抽出する。本例の解析部317は、ネットワーク識別情報(SSID)の違い及びパスワードの違いをそれぞれ抽出する。そして、第2接続処理部315の確認部318は、解析部317の抽出結果である、正しい接続設定情報とユーザーが入力した接続設定情報との違い(差)を明示した案内画面(図示せず)を、表示部25に表示する。なお、無線設定済装置10の解析部155が上記の解析を同様に行って、確認部156が接続設定情報の違いを明示した案内画面を表示する構成でもよい。
また、図4に示す案内画面72は、解析部155の比較結果としてパスワードもSSIDも不一致である場合、無線設定済装置10(例えば案内デバイス11)に設定済みの接続設定情報が表示される。例えば図4に示すように、案内画面72には、案内デバイス11が接続しているSSIDのコード72Aと、このSSIDに接続するか否かを確認するメッセージ72Bと、YESボタン72YとNOボタン72Nとが表示される。表示されたSSIDを接続先としてよければ、ユーザーは操作部24によりYESボタン72Yを選択する。
さらに図5に示す再設定方法を案内する案内画面73は、比較結果としてパスワードもSSIDも不一致であって、かつユーザーが所望する接続設定情報が無線設定済装置10(例えば案内デバイス11)に設定済みの接続設定情報ではなかった場合に表示される。この案内画面73には、接続設定情報を再設定する際の操作方法を、操作の順番に説明する文章73Aが表示される。なお、図5の案内画面73は、上記の条件が成立したときに、比較結果を表示する最初の画面として表示させてもよいし、図3に示す案内画面71又は図4に示す案内画面72でNOボタン72Nが選択された場合に、次の画面として表示させてもよい。
さらに、案内画面は図3〜図5に示す案内画面71〜73に限らず、入力された接続設定情報と正しい候補の接続設定情報とを比較可能に並べて表示し、SSIDのコード中の間違いの数字又は記号をカーソルの反転等の異なる表示態様で表示することで指摘するものでもよい。そして、ユーザーが間違った数字又は記号を確認しつつ、正しい接続設定情報を確定する操作、あるいは正しい接続設定情報を操作部24により入力し直す構成でもよい。また、案内画面に、正しい接続設定情報の候補の一覧と、確定ボタンとを表示し、ユーザーが一覧の中から1つを選択したうえで確定ボタンを操作する構成でもよい。なお、この種の案内画面でユーザーが正しい接続設定情報を確定又は選択等の操作によって接続先として確認した旨の第2接続処理部315への入力が、確認入力となる。
次に図6〜図8を参照して、無線通信システムWCSの作用を説明する。ここでは、無線設定済装置10が案内デバイス11であり、無線通信装置20が印刷装置21である場合を例として説明する。
案内デバイス11には、アクセスポイント50が中継装置となる無線LANのSSID及びパスワード(暗号鍵)が予め設定されている。案内デバイス11とアクセスポイント50とは無線LANのインフラストラクチャーモードにより接続されているものとする。
ところで、印刷装置21は、購入後初めて使用するときは接続設定情報が未設定である。このため、ユーザーは印刷装置21に接続設定情報をまず設定する必要がある。しかし、ユーザーが印刷装置21の取扱いに不慣れな初心者である場合、操作部24を操作してSSID及びパスワード等を印刷装置21に入力して設定する無線設定作業は比較的複雑でかつ面倒である。そこで、本実施形態では、印刷装置21を購入したときに同梱されているセットアップディスク60をユーザーが案内デバイス11の挿入口12Aにセットすれば、案内デバイス11内の読取装置によりセットアップディスク60から無線設定案内プログラムが自動的にロードされて案内デバイス11にインストールされる。そして、第1制御部15を構成するCPUが、インストールされた無線設定案内プログラムを実行することにより、第1制御部15が各部151〜155として機能する。案内デバイス11の第1制御部15内の記憶部17には、無線設定案内プログラムのインストール時に作成された仮接続用のSSIDが書き込まれている。また、印刷装置21の第2制御部31内の記憶部34には、例えば製品出荷前に仮接続用SSIDが書き込まれている。仮接続用のSSIDは、一例として印刷装置21の機種ごとに共通のコードとしているが、印刷装置21に個別のコードでもよい。
図6に示す案内デバイス11が行う処理は、ユーザーが、印刷装置21に同梱されているセットアップディスク60を挿入口12Aにセットする操作を行って、セットアッププログラムを起動させるか、又は案内デバイス11の表示部14に表示された電子マニュアルの対応する項目を操作部13により選択する操作を行って起動させる(U1)。セットアップディスク60のセット時は、セットアップディスク60から第1制御部15に自動的にロードされてセットアッププログラムは起動される。また、電子マニュアルの対応する項目が選択された場合は、そのリンク先のセットアッププログラムが起動する。そして、セットアッププログラムの起動と共に仮接続用のSSIDを作成する(S11)。なお、このとき、仮接続用のSSIDは、無線通信装置20に予め設定された仮接続用のSSIDと同じコードで作成される。
仮接続用のSSIDを作成した後、案内デバイス11は、インフラストラクチャーモードでアクセスポイント50の無線LANとの接続を必要に応じて切断し、ソフトAP153の機能により仮接続用のSSIDをブロードキャストする(S12)。
また、図6に示すように、ユーザーは印刷装置21にアクセスポイント接続用のSSIDとパスワードを入力する(U2)。この入力を受け付けた印刷装置21は、無線接続処理を行う(S21)。無線接続処理では、入力されたSSIDをスキャンして、SSIDを発見すると、アクセスポイント50の無線LANに接続する。
ここで、ユーザーが入力ミスするなど、間違った接続設定情報を入力した場合は、印刷装置21は、パスワードの不一致やSSIDの未発見などにより、無線接続の確立に失敗する。
無線接続処理(S21)では、アクセスポイント50との無線接続に失敗した場合、印刷装置21は仮接続用のSSIDに基づいて案内デバイス11と仮接続する。そして、印刷装置21は、仮接続の無線通信路を介して案内デバイス11へ接続エラー通知を行う。
案内デバイス11は、接続エラー通知を受け付けると、接続案内処理を行う(S13)。
案内デバイス11は、接続案内処理(S13)において、接続エラー通知と共に印刷装置21から受信した失敗原因と、ユーザーが入力した接続設定情報とを受信する。案内デバイス11は、ユーザーから入力した接続設定情報を構成するSSIDとパスワードと、記憶部17に保持している接続設定情報を構成するSSIDとパスワードとを比較することで解析し、その解析の結果、正しいと推定される接続設定情報を含む案内画面71,72を、表示部14に表示することでユーザーに通知する。
例えばパスワードが一致でSSIDが不一致である場合、図3に示す案内画面71が表示される。ユーザーは案内画面71を見て、所望のSSIDであるか否かを入力する(U3)。詳しくは、ユーザーは案内画面71を見て、提示されているSSIDが所望のものであれば、そのSSIDで特定されるアクセスポイント50に接続するべく、操作部13の操作でYESボタン71Yを操作する。案内デバイス11は、所望のSSIDであるとの確認入力を受け付けた場合、接続設定情報を印刷装置21へ送信する。印刷装置21は、接続設定情報を受け付けると、その接続設定情報を基にアクセスポイント50と無線接続する(S22)。そして、無線接続が確立されると、そのときの接続設定情報を記憶部34に記憶することで、その接続設定情報を印刷装置21に設定する(S23)。
一方、ユーザーが操作部13を操作して図7の案内画面におけるNOボタン71Nを選択することで所望のSSIDではないと入力した場合、案内デバイス11は、図4に示す案内画面72を表示させる。図4に示す案内画面72には、案内デバイス11に設定済みの同じアクセスポイント50のSSIDに接続してよいか否かをユーザーに問い合わせる。ユーザーは、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続してよいときには、操作部13を操作してYESボタン72Yを操作する。
案内デバイス11は、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続する確認入力を受け付けた場合、案内デバイス11と同じ接続設定情報を印刷装置21へ送信する。印刷装置21は、接続設定情報を受け付けると、その接続設定情報を基に案内デバイス11と同じアクセスポイント50と無線接続する(S22)。そして、無線接続が確立されると、そのときの接続設定情報を記憶部34に記憶することで、その接続設定情報を印刷装置21に設定する(S23)。
さらにユーザーが、操作部13を操作して図4に示す案内画面72で案内デバイス11と同じアクセスポイント50に接続しない旨のNOボタン72Nを選択入力した場合(U4)、案内デバイス11は、自身と同じアクセスポイント50に接続しない旨の確認入力を受け付ける。この確認入力を受け付けた案内デバイス11は、図5に示す再設定方法を案内する案内画面73を表示部14に表示させる。ユーザーは、図5に示す案内画面73に案内された再設定の操作方法に従って、印刷装置21に接続設定情報を再設定する。印刷装置21は、ユーザーが再設定の操作をして入力した接続設定情報を受け付けると、その接続設定情報を基に案内デバイス11と同じアクセスポイント50と無線接続する(S22)。そして、無線接続が確立されると、そのときの接続設定情報を記憶部34に記憶することで、その再設定の接続設定情報を印刷装置21に設定する(S23)。
次に、図7を参照して、印刷装置21が行う無線接続処理(図6におけるS21)の詳細について説明する。この無線接続処理は、ユーザーが操作部24を操作してアクセスポイント接続用のSSIDとパスワードとを入力したうえで接続実行の旨の操作を行うと、その操作をトリガーとして、印刷装置21の第2制御部31により実行される。
まずステップS31では、SSIDスキャンを実行する。このとき、第1接続処理部314が、ユーザーが入力した接続設定情報のうちのSSIDを探索する(S31)。次にSSIDを発見したか否かを判断し(S32)、SSIDを発見すれば(S32で肯定判定)、次にパスワードが正しいか否かを判断する(S33)。パスワードが正しければ(S33で肯定判定)、ユーザーが入力した接続設定情報を基にアクセスポイント50と無線接続を確立する(S34)。なお、本実施形態では、ステップS31〜S34の処理が、第1接続処理ステップの一例に相当する。
一方、ユーザーによるSSIDの入力ミスが原因でSSIDを発見できない場合(S32で否定判定)と、ユーザーが入力したSSIDは正しいもののパスワードを入力ミスした場合(S33で否定判定)は、ステップS35に進む。このため、アクセスポイント50との接続に失敗した場合、その失敗原因が、SSIDの未発見によるものか、SSIDは正しいもののパスワードの不一致によるものかは特定される。
このように接続に失敗した場合、仮接続処理部312が仮接続用のSSIDを発見できたか否かを判断し(S35)、仮接続用のSSIDを発見できなければ(S35で否定判定)、第2制御部31は接続エラーの旨を表示する(S40)。例えばユーザーがセットアップディスク60を案内デバイス11にセットしていないときや、電子マニュアルの対応する項目を起動させていないときは、無線設定案内プログラムが実行されていないので、仮接続用のSSIDがブロードキャストされていない。このような場合は、仮接続用のSSIDを発見できない。一方、ユーザーがセットアップディスク60を案内デバイス11にセットしているか、電子マニュアルの対応する項目を起動させているときは、無線設定案内プログラムが実行され、仮接続用のSSIDがブロードキャストされている。よって、仮接続用のSSIDが発見されることになる(S35で肯定判定)。
仮接続用のSSIDが発見された場合は、仮接続用のSSIDに仮接続する(S36)。すなわち、印刷装置21の仮接続処理部312は、無線通信部32,16間の無線通信を介して、仮接続用のSSIDに基づき案内デバイス11の無線接続処理部151との仮接続を確立する(S36)。なお、本実施形態では、ステップS35及びS36の処理が、仮接続処理ステップの一例に相当する。
次に、第1接続処理部314の接続案内部316は、ユーザーが入力したアクセスポイント50のSSIDに基づく無線接続の確立に失敗した失敗原因と、ユーザーの入力情報を案内デバイスへ仮接続の無線通信路を介して案内デバイス11へ通知する(S37)。この失敗原因と接続設定情報は、案内デバイス11内の接続案内部152に通知される。接続案内部152では、解析部155が、失敗原因と接続設定情報とに基づいて推定される正しい接続設定情報を探し当て、表示部14に案内画面71,72等を表示することで、ユーザーに正しい接続設定情報を通知し、その接続設定情報に基づき接続先のアクセスポイントとの無線接続を行ってよいか否かを確認する。そして、案内画面を見たユーザーがその接続設定情報に基づくアクセスポイントとの接続をしてよいことの確認を操作部13の操作で行った際の確認入力を受け付けると、接続案内部152は、その接続設定情報を仮接続の無線通信路を介して印刷装置21へ送信する。
印刷装置21では、第2接続処理部315が、案内デバイス11から接続設定情報を受信したか否かを判断する(S38)。そして、案内デバイス11から接続設定情報を受信していなければ(S38で否定判定)、受信するまでそのまま待機し、案内デバイス11から接続設定情報を受信すると(S38で肯定判定)、接続設定情報を基にアクセスポイント50と無線接続する(S39)。なお、本実施形態では、ステップS38及びS39の処理が、第2接続処理ステップの一例に相当する。
次に、図8を参照して、案内デバイス11が行う接続案内処理(図6におけるS13)の詳細について説明する。この接続案内処理は、案内デバイス11が、印刷装置21から接続失敗原因の情報と接続設定情報とを受信したときに、接続案内部152が図8に示す接続案内処理ルーチンを実行することにより行われる。
まずステップS51では、失敗原因がSSIDの未発見であるか否かを判断する(S51)。失敗原因がSSIDの未発見であれば(S51で肯定判定)、解析部155は、案内デバイス11が記憶している接続設定情報とユーザーが入力した接続設定情報とを比較する(S52)。案内デバイス11が記憶している接続設定情報には、案内デバイス11に設定済みのSSIDと、過去に無線接続が確立したときの履歴情報として記憶部17に記憶されている接続設定情報とが含まれる。
次にユーザーが入力したパスワードと一致するSSIDが存在するか否かを判断する(S53)。ユーザーが入力したパスワードと一致するパスワードと関連付けられたSSIDが存在すれば(S53で肯定判定)、パスワードが一致したSSIDを表示し、所望のSSIDであるか否かを確認する(S54)。つまり、接続案内部152の確認部156が、パスワードが一致したときの図3に示す案内画面71を表示部14に表示させる。案内画面71を見たユーザーは、表示されたSSIDが所望のSSIDであれば、操作部13を操作してYESボタン71Yを選択し、所望のSSIDでなければ、操作部13を操作してNOボタン71Nを選択する。確認部156は、操作部13からの信号がYESボタン71Yを選択したものであれば、所望のSSIDであると判断し(S55で肯定判定)、NOボタン71Nを選択したものであれば、所望のSSIDではないと判断する(S55で否定判定)。所望のSSIDであれば、その所望のSSIDを含む接続設定情報を印刷装置21に送信する(S62)。
一方、ユーザーが入力したパスワードと一致するSSIDが存在しない場合(S53で否定判定)と、図3に示す案内画面71で所望のSSIDでなかった場合(S55で否定判定)は、ステップS59に移行する。
また、SSIDは発見されており、失敗原因がSSIDの未発見ではない場合(S51で否定判定)、失敗原因はパスワードの不一致であるか否かを判断する(S56)。失敗原因がパスワードの不一致ではない場合(S56で否定判定)は、ステップS59に進む。失敗原因がパスワードの不一致である場合(S56で肯定判定)は、案内デバイス11が記憶している接続設定情報とユーザーが入力した接続設定情報とを比較する(S57)。
次にユーザーが入力したSSIDのパスワード情報が存在するか否かを判断する(S58)。ユーザーが入力したSSIDのパスワード情報が存在しない場合(S58で否定判定)は、ステップS59に移行する。一方、ユーザーが入力したSSIDのパスワード情報が存在する場合(S58で肯定判定)は、そのパスワード情報を含む接続設定情報を印刷装置21に送信する(S62)。
ステップS59では、案内デバイス11が接続しているSSIDを表示する(S59)。すなわち、確認部156は、図4に示す案内画面72を表示部14に表示して、案内デバイス11が接続しているアクセスポイント50のSSIDを表示する。案内画面72を見たユーザーは、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続する場合は、操作部13を操作して案内画面72におけるYESボタン72Yを選択する。一方、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続しない場合は、操作部13を操作して案内画面72におけるNOボタン72Nを選択する。
案内デバイスと同じアクセスポイントに接続することが了承されたか否かを判断する(S60)。確認部156は、操作部13からの信号がYESボタン72Yを選択したものであれば、案内デバイスと同じアクセスポイントに接続することが了承されたと判断し(S60で肯定判定)、案内デバイス11に設定済みのSSID及びパスワードを含む接続設定情報を印刷装置21に送信する(S62)。一方、確認部156は、操作部13からの信号がNOボタン72Nを選択したものであれば、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続することが了承されなかったと判断し(S60で否定判定)、再設定方法の案内を表示する(S61)。すなわち、確認部156は、図5に示す再設定方法の案内画面73を表示する。ユーザーは再設定方法の案内画面73を見て、印刷装置21の操作部24を操作して所望の接続設定情報を再設定する。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)第1接続処理部314が、アクセスポイント50(中継装置の一例)との無線接続処理に失敗した場合に、仮接続処理部312は、無線設定済装置10を探索し、探索で発見した無線設定済装置10との仮接続を行う。第2接続処理部315は、仮接続を通じて無線設定済装置10から、アクセスポイント50に接続するための接続設定情報を取得し、その接続設定情報に基づいてアクセスポイント50に無線接続する。よって、無線通信装置20はアクセスポイント50との無線接続処理に失敗しても、その後、比較的スムーズに所望のアクセスポイント50と無線接続することができ、アクセスポイント50と無線接続ができなくなる事態を回避できる。
(2)第1接続処理部314は、入力された接続設定情報と、無線設定済装置10の接続設定情報とを比較して、比較結果を表示部14(出力部の一例)に出力することでユーザーに通知する。ユーザーは、表示された比較結果から、入力すべき正しい接続設定情報を確認することができる。そのため、ユーザーは、出力された正しい接続設定情報を確定する操作を行えば、比較的速やかに無線通信装置20をアクセスポイント50に無線接続することができる。なお、接続に失敗した後に表示される案内画面に、正しい接続設定情報を入力し直したり、一覧の中から選択したり、接続設定情報の候補を確定したりしてもよい。
(3)表示部14に表示された比較結果を見たユーザーは、正しい接続設定情報を確認し、正しい接続設定情報に基づく無線接続を許可する操作を行う。第2接続処理部315は、この操作に基づく確認入力で受け付けた正しい接続設定情報に基づきアクセスポイント50に無線接続する。よって、ユーザーの入力ミス等により接続設定情報を間違えて第1接続処理部314がアクセスポイント50との無線接続処理に失敗しても、無線通信装置20はアクセスポイント50と無線接続することができる。
(4)第1接続処理部314は、入力された接続設定情報のうち少なくともネットワーク識別情報(例えばSSID)と、無線設定済装置10の接続設定情報とのうち少なくともネットワーク識別情報とを比較する解析を行う。そして、その解析の比較結果をユーザーに通知するので、比較結果を見たユーザーは、正しい接続設定情報を確認し、正しい接続設定情報での無線接続を許可する確認入力の操作を行う。第2接続処理部315は、この確認入力で受け付けた正しい接続設定情報に基づきアクセスポイント50に無線接続する。よって、ユーザーの入力ミス等により接続設定情報を間違えて第1接続処理部314がアクセスポイント50との無線接続処理に失敗しても、その後の案内画面の指示に従って確認する操作をするだけで、無線通信装置20をアクセスポイント50と無線接続することができる。
(5)無線通信装置20が図2に二点鎖線で示す解析部317を備える構成とした場合、第1接続処理部314は、仮接続で無線設定済装置10から取得した接続履歴として記憶されている正しい接続設定情報と、ユーザーが入力した接続設定情報との違いが表示部25に表示される。よって、表示部25に明示されたその違いからユーザーは正しい接続設定情報を比較的速やかに把握することができる。
(6)解析部155(又は317)の比較結果から、ネットワーク識別情報(例えばSSID)が一致せず、パスワードが一致する場合は、パスワードに対応するネットワーク識別情報を表示部14(又は25)に表示すると共に接続先としてよいか否かの確認を表示する。接続対象とする旨の確認入力を受け付けると、無線通信装置20はそのネットワーク識別情報に基づくアクセスポイント50と無線接続する。よって、ネットワーク識別情報(例えばSSID)が一致せず、パスワードが一致する失敗の場合は、その後、比較的速やかに無線通信装置20を正しいアクセスポイント50に接続することができる。
(7)無線通信システムWCSは、アクセスポイント50に接続する際に必要な接続設定情報が設定済みの無線設定済装置10と、無線通信装置20とを備える。無線通信装置20は、入力された第1の接続設定情報を基にアクセスポイント50と接続する接続処理を行った結果、アクセスポイント50との接続に失敗した場合、第1の接続設定情報と、無線設定済装置10が接続の履歴として記憶する1つ以上の第2の接続設定情報とを取得する。無線通信装置20と無線設定済装置10とのうち少なくとも一方に備えられている解析部155(又は317)は、第1の接続設定情報と第2の接続設定情報とを比較する。そして、解析部155(又は317)による比較結果を無線設定済装置10の表示部14、又は無線通信装置20の表示部25に表示させる。よって、無線通信装置20がアクセスポイント50との無線接続処理に失敗しても、ユーザーは、表示部に表示された比較結果を確認することで、正しい接続設定情報を比較的速やかに知り易くなり、その後、比較的スムーズに所望のアクセスポイント50と無線接続することができる。
(第2実施形態)
次に図9〜図11を参照して、第2実施形態について説明する。本実施形態の無線通信システムWCSは、無線通信装置20の所定の操作ボタン24Bの押下と、アクセスポイント50に設けられたプッシュボタン50Aの押下とを受け付けることで、無線通信装置20にアクセスポイント50との間の通信の接続設定を行うことが可能なプッシュボタン式接続設定方式を採用する。なお、本実施形態では、プッシュボタン式接続設定方式による接続設定処理を起動させるトリガーとして操作される所定の操作ボタン24Bが、所定のボタンの一例に相当する。
プッシュボタン式接続設定方式において無線通信装置20とアクセスポイント50との双方の所定のボタン24B,50Aが押下されると、これをトリガーとして、無線通信装置20はアクセスポイント50との間の通信の接続設定を行うAOSS/WPS接続処理を行う。ここで、「AOSS」は、バッファロー社製の無線LANルーター等が備える簡易設定機能であり、対応機器同士では専用のボタンを押すだけで通信の接続設定が完了する。また、「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」は、無線LAN機器同士の設定を容易に行える規格である。本実施形態では、簡易設定機能の処理を、総称してAOSS/WPS接続処理と呼ぶ。本実施形態では、無線通信装置20(一例として印刷装置21)とアクセスポイント50とが簡易設定の対応機器同士となっている。
無線通信装置20の操作ボタン24Bの操作でプッシュボタン接続機能をオンにした後、アクセスポイント50のプッシュボタン50Aを押下すると、双方の間で無線接続が確立され、アクセスポイント50から接続設定情報が無線通信装置20に送信されることで、無線通信装置20にその接続設定情報が設定される。このように簡易設定の対応機器である双方で専用のボタン24B,50Aを押すだけで通信の接続設定が完了する。なお、無線通信システムWCSの構成は基本的に第1実施形態と同様であり、無線設定済装置10と無線通信装置20における処理のみが異なる。
次に図9〜図11を参照して、無線通信システムWCSの作用を説明する。ここでは、無線設定済装置10が案内デバイス11であり、無線通信装置20が印刷装置21である場合を例として説明する。
案内デバイス11には、アクセスポイント50が中継装置となる無線LANのSSID及びパスワード(暗号鍵)が予め設定されている。案内デバイス11とアクセスポイント50とは無線LANのインフラストラクチャーモードにより接続されているものとする。
図6に示す案内デバイス11が行う処理は、ユーザーが、セットアップディスク60を印刷装置21にセットする操作によりセットアッププログラムを起動させるか、又は案内デバイス11の操作部13で電子マニュアルの対応する項目を選択する操作を行って起動させる(U11)。第1制御部15はセットアッププログラムを起動させる。そして、セットアッププログラム又は電子マニュアルの起動と共に、仮接続用のSSIDを作成する(S11)。なお、このとき、仮接続用のSSIDは、無線通信装置20に予め設定された仮接続用のSSIDと同じコードで作成される。
案内デバイス11は、インフラストラクチャーモードでアクセスポイント50の無線LANとの接続を必要に応じて切断し、ソフトAP153の機能により仮接続用のSSIDをブロードキャストする(S12)。
また、図9に示すように、ユーザーは印刷装置21でプッシュボタン接続を開始した後、アクセスポイント50のプッシュボタン50Aを押下する(U11)。これにより印刷装置21とアクセスポイント50は、AOSS/WPS接続処理(簡易設定処理)を行う。このAOSS/WPS接続処理では、印刷装置21とアクセスポイント50との間で簡易設定用のSSIDに基づき無線通信接続を確立する。無線通信接続が確立されると、アクセスポイント50から印刷装置21に接続設定情報(アクセスポイント接続用のSSIDとパスワード)が送信され、印刷装置21はその受信した接続設定情報を無線通信部32に設定する。
一方、印刷装置21とアクセスポイント50との無線接続の確立に失敗する場合がある。例えばユーザーがアクセスポイントの電源をオフにしていたり、プッシュボタン50Aを押下していなかったりした場合が、これに該当する。この種の原因で印刷装置21とアクセスポイント50との無線接続の確立に失敗すると、印刷装置21は、AOSS/WPS接続処理(S21A)において、印刷装置21は仮接続用のSSIDに基づいて案内デバイス11と仮接続する。そして、印刷装置21は、仮接続の無線通信路を介して案内デバイス11へ失敗情報を送信する。
案内デバイス11は、失敗情報を受信すると、接続案内処理を行う(S13A)。案内デバイス11は、接続案内処理(S13A)において、印刷装置21から受信した失敗原因を含む失敗情報を受信する。案内デバイス11は、失敗情報を解析し、その解析の結果を含む案内画面を、表示部14に表示する。例えばアクセスポイント50のプッシュボタン50Aの押し忘れによるタイムアウト、アクセスポイント50の電源オン操作忘れ、印刷装置21とアクセスポイント50とが簡易設定用の無線LAN対応機器に設定されていないなどの原因が解析される。プッシュボタン50Aが押下されていないときは、プッシュボタン50Aの押し忘れである旨の案内画面(図示せず)を表示部14に表示する。また、アクセスポイント50の電源オン操作し忘れのときは、アクセスポイント50の電源オン操作し忘れの旨の案内画面(図示せず)を表示部14に表示する。アクセスポイント50の電源がオン状態にあり、かつプッシュボタン50Aが押下されている正常操作時であって、印刷装置21とアクセスポイント50の双方が対応機器として設定されていない場合、通信の接続設定は失敗となる。この場合、簡易接続用のSSIDの情報が対応していないなどの通信設定上の問題である場合、案内デバイス11は、図4に示す案内画面72を表示部14に表示させる。
図4に示す案内画面72には、案内デバイス11に設定済みの案内デバイス11と同じアクセスポイント50のSSIDに接続してよいか否かをユーザーに問い合わせる。ユーザーは、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続してよいときには、操作部13を操作してYESボタン72Yを操作する。
案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続するか否かの接続可否通知を受信する。案内デバイス11と同じアクセスポイントとの接続をユーザーが了承した旨の確認入力を受け付けると、案内デバイス11は、自身に設定された接続設定情報を印刷装置21へ送信する。印刷装置21は、案内デバイス11から受信した接続設定情報を基に案内デバイス11と同じアクセスポイント50との無線接続を確立する接続処理を行う(S22)。そして、無線接続を確立できたそのときの接続設定情報を無線通信部32に設定する(S23)。詳しくは、無線通信部32の無線通信接続処理時の参照先である記憶部34の所定記憶領域に接続設定情報を書き込むことで、その接続設定情報を印刷装置21に設定する設定処理を行う。
さらにユーザーが、操作部13を操作して図4に示す案内画面72でNOボタン72Nを選択入力した場合(U4)、案内デバイス11は、自身と同じアクセスポイント50への接続を了承しない旨の通知を受け付ける。この通知を受け付けた案内デバイス11は、図5に示す再設定方法を案内する案内画面73を表示部14に表示させる。ユーザーは、図5に示す案内画面73中の再設定の操作方法に従って操作部24を操作して、印刷装置21に接続設定情報を再設定する。印刷装置21は、ユーザーが再設定の操作で入力した接続設定情報を受け付けると、その接続設定情報に基づくアクセスポイント50との無線接続を確立する(S22)。そして、無線接続が確立されると、そのときの再設定の接続設定情報を印刷装置21の無線通信部32に設定する(S23)。
次に、図10を参照して、本実施形態の印刷装置21が図9におけるS21Aの処理として行う無線接続処理(AOSS/WPS接続処理を含む)の詳細について説明する。この無線接続処理におけるAOSS/WPS接続処理は、ユーザーが印刷装置21に対してプッシュボタン接続処理を開始する操作をした後、アクセスポイント50のプッシュボタン50Aを押下した操作をトリガーとして、印刷装置21の第2制御部31により実行される。
まずステップS71では、AOSS/WPS接続処理を実行する。このとき、印刷装置21とアクセスポイント50との間では簡易設定機能により自動で無線接続が行われる。第1接続処理部314はAOSS/WPS接続処理用のプログラムにより簡易接続用のSSIDを探索し、簡易接続用のSSIDを発見すれば、そのSSIDを基にアクセスポイント50との無線接続を確立する。
一方、プッシュボタン50Aの押し忘れによるタイムアウト、アクセスポイント50の電源オン操作忘れなどの操作系のミスがあった場合は、無線接続を失敗する。また、印刷装置21とアクセスポイント50とが簡易設定の対応機器に設定されていないなどの通信設定系のミスがある場合は、無線接続は失敗する。
第2制御部31は、AOSS/WPS接続処理(S71)による接続が失敗したか否かを判断する(S72)。接続が成功すれば(S72で否定判定)、接続設定情報を基にアクセスポイント50と無線接続する(S73)。なお、本実施形態では、ステップS71〜S73の処理にが、第1接続処理ステップの一例に相当する。
一方、接続が失敗した場合(S72で肯定判定)、仮接続処理部312が仮接続用のSSIDを発見したか否かを判断する(S74)。ユーザーがセットアップディスク60を案内デバイス11にセットしているか、電子マニュアルの対応する項目を実行させているときは、無線設定案内プログラムが実行され、仮接続用のSSIDがブロードキャストされている。よって、仮接続用のSSIDが発見されることになる(S74で肯定判定)。仮接続用のSSIDが発見された場合は、仮接続用のSSIDに仮接続する(S75)。すなわち、印刷装置21の仮接続処理部312は、無線通信部32,16間の無線通信を介して、仮接続用のSSIDに基づき案内デバイス11の無線接続処理部151との仮接続を確立する。なお、本実施形態では、ステップS74及びS75の処理が、仮接続処理ステップの一例に相当する。
次に、第1接続処理部314の接続案内部316は、ユーザーが入力した接続設定情報に基づくアクセスポイント50との無線接続に失敗した接続失敗原因を、案内デバイス11へ仮接続の無線通信路を介して通知する(S76)。この接続失敗原因は、案内デバイス11内の接続案内部152に通知される。接続案内部152では、解析部155が、接続失敗原因に応じた案内画面を表示部14に表示することで、ユーザーに操作系のミスであるときは操作のやり直しを案内する。例えば、プッシュボタン50Aが押下されていないときは、プッシュボタン50Aの押し忘れである旨の案内画面(図示せず)を表示部14に表示する。また、アクセスポイント50の電源オン操作し忘れのときは、アクセスポイント50の電源オン操作し忘れの旨の案内画面(図示せず)を表示部14に表示する。
アクセスポイント50の電源がオン状態にあり、かつプッシュボタン50Aが押下されている正常操作時であって、印刷装置21とアクセスポイント50の双方が対応機器として設定されておらず、簡易接続用のSSIDの情報が対応していないなどの通信設定系のミスが原因である場合、無線接続は失敗する。この場合、案内デバイス11は、自身と同じアクセスポイント50の接続設定情報を表示し、その接続設定情報に接続するか否かを確認する図4に示す案内画面72を表示部14に表示させる。
そして、案内画面72を見たユーザーが、案内デバイス11と同じアクセスポイント50と接続してよい旨を操作部13の操作で行うと、その操作に基づく確認入力は接続案内部152が受け付ける。接続案内部152は、その確認入力を受け付けると、案内デバイス11と同じアクセスポイント50の接続設定情報を仮接続の無線通信路を介して印刷装置21へ送信する。
そして、印刷装置21では、第2接続処理部315が、案内デバイス11から接続設定情報を受信したか否かを判断する(S77)。そして、案内デバイス11から接続設定情報を受信していなければ(S77で否定判定)、受信するまでそのまま待機し、案内デバイス11から接続設定情報を受信すると(S77で肯定判定)、接続設定情報を基にアクセスポイント50と無線接続する(S78(S22))。なお、本実施形態では、ステップS77及びS78の処理が、第2接続処理ステップの一例に相当する。
一方、仮接続用のSSIDを発見できなかった場合(S74で否定判定)、接続エラーの旨を表示する(S79)。例えばユーザーがセットアップディスク60を案内デバイス11にセットしていないときや、電子マニュアルの対応する項目を実行させていないときは、無線設定案内プログラムが実行されておらず、仮接続用のSSIDがブロードキャストされないので、仮接続用のSSIDを発見できない。
次に、図11を参照して、案内デバイス11が行う接続案内処理(図9におけるS13A)の詳細について説明する。この接続案内処理は、案内デバイス11が、印刷装置21から接続失敗原因の情報を受信したときに、接続案内部152が図11に示す接続案内処理ルーチンを実行することにより行われる。
まずステップS81では、接続失敗原因を解析する。解析部155は、プッシュボタン50Aの押し忘れによるタイムアウト、又はアクセスポイント50の電源オン操作忘れなどの操作系が原因の失敗であるか、それとも印刷装置21とアクセスポイント50とが簡易設定の対応機器に設定されていないなどの通信設定系が原因の失敗であるかを解析する。そして、確認部156は操作系の失敗であるか否かを判断し(S82)、操作系の失敗であれば(S82で肯定判定)、表示部14に操作をやり直す旨を表示する(S83)。操作をやり直す表示としては、例えば、アクセスポイント50の電源をオンさせる旨を表示したり、プッシュボタン50Aを押下する旨を表示したりする。一方、通信設定系の失敗であれば(S82で否定判定)、確認部156は、案内デバイス11が接続しているSSIDを表示する(S84)。つまり、確認部156は、図4に示す案内画面72を表示部14に表示する。
案内画面72を見たユーザーは、案内デバイス11と同じアクセスポイント50に接続する場合は、操作部13を操作して案内画面72におけるYESボタン72Yを選択する。一方、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続しない場合は、操作部13を操作して案内画面72におけるNOボタン72Nを選択する。
確認部156は、案内デバイスと同じアクセスポイントに接続することが了承されたか否かを判断する(S85)。確認部156は、操作部13からの信号がYESボタン72Yを選択したものであれば、案内デバイスと同じアクセスポイントに接続することが了承されたと判断し(S85で肯定判定)、案内デバイス11に設定済みのSSID及びパスワードを含む接続設定情報を印刷装置21に送信する(S86)。一方、確認部156は、操作部13からの信号がNOボタン72Nを選択したものであれば、案内デバイス11と同じアクセスポイントに接続することが了承されなかったと判断し(S85で否定判定)、再設定方法の案内を表示する(S87)。すなわち、確認部156は、図5に示す再設定方法の案内画面73を表示する。ユーザーは再設定方法の案内画面73を見て、印刷装置21の操作部24を操作して所望の接続設定情報を再設定する。
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態で述べた前記(1)〜(7)の効果を同様に得られる他、以下に示す効果が更に得られる。
(8)簡易設定対応の無線通信装置20とアクセスポイント50との間で、所定のボタン24B,50Aが押下されたことを受け付けることでアクセスポイント50との間の通信の接続設定を行うことが可能なプッシュボタン式接続設定方式で、アクセスポイント50との無線接続に失敗した場合、無線通信装置20は無線設定済装置10と仮接続する。そして、無線設定済装置10は自身に設定済みの接続設定情報を仮接続の無線通信路を介して印刷装置21に送信する。よって、印刷装置21は、無線設定済装置10から受信した接続設定情報に基づき無線設定済装置10と同じアクセスポイント50と無線接続することができる。例えばプッシュボタン式接続設定方式での無線接続を失敗した後、その失敗の原因が分からず、無線通信装置20がどのアクセスポイント50とも無線接続を確立できない事態を回避し易くなる。
(9)また、操作系が原因の失敗の場合は、操作のやり直しの旨を表示部14に表示するため、ユーザーは、プッシュボタン50Aを操作したりアクセスポイント50の電源を入れたりして操作をやり直すことで、無線通信装置20とアクセスポイント50との無線接続が可能になる。
なお、上記各実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・前記第1実施形態における図8のステップS56〜S58,S62において、接続失敗原因がパスワードの不一致であった場合、ユーザーが入力したSSIDのパスワード情報が存在すれば、そのパスワード情報をユーザーに確認する案内画面を表示してもよい。
・前記第1実施形態では、接続設定情報を構成するSSIDとパスワードのうち一方だけが異なる場合は、解析した正しい接続設定情報でアクセスポイントに無線接続する構成としたが、常に設定済みの接続設定情報に基づきアクセスポイントに無線接続する構成としてもよい。この場合、ユーザーの確認なしで自動でその接続先のアクセスポイントと無線接続してもよいが、ユーザーに図4に示す案内画面72を表示させるなどして接続先の確認をとることが好ましい。
・案内画面として、無線設定済装置10の設定済みの接続設定情報及び履歴情報として記憶する過去に無線接続を確立した接続設定情報の一覧を表示部に表示してもよい。この場合、まず無線設定済装置10の設定済みの接続設定情報を表示して確認をとり、その接続設定情報がユーザーの所望するアクセスポイントではなかった場合、次の画面で履歴情報として記憶する接続設定情報の一覧を表示してもよい。
・解析部155(又は317)と確認部156(又は318)との両方を設けたが、これらのうち解析部155(又は317)のみを備え、確認部156(又は318)を備えないシステムを構成することもできる。解析部155(又は317)により正しい接続設定情報を推定できれば、その推定した接続設定情報に自動で接続してもよい。また、無線設定済装置10に設定済みの接続設定情報に接続する構成であれば、解析部と確認部との両方を廃止し、ユーザーが入力したアクセスポイントで接続に失敗した場合は、ユーザーへの確認なしで自動で無線接続してもよい。
・解析部と確認部とを無線設定済装置10に設けたが、装置10,20のうち無線通信装置20のみに図2に二点鎖線で示す解析部と確認部とを設けてもよい。この場合、解析部は、無線設定済装置10から設定済みの接続設定情報と履歴情報の接続設定情報とのうち少なくとも一方を仮接続の無線通信路を介して取得する。また、無線設定済装置10と無線通信装置20との少なくとも一方に、解析部と確認部とのうち少なくとも一方が備えられていれば足りる。例えば解析部が無線設定済装置10に備えられ、確認部が無線通信装置20に備えられてもよいし、この逆でもよい。
・仮接続の無線通信方式は、無線設定済装置10と無線通信装置20とのうち少なくとも一方がアクセスポイント機能を有する方式であればよい。例えば無線通信装置20にソフトAPのみが内蔵されていてもよいし、無線設定済装置10と無線通信装置20の両方にソフトAPが内蔵されていてもよい。また、無線通信装置20にソフトAPとアドホックモード通信部とのうち少なくとも一方を設けてもよい。
・アクセスポイントと無線接続することを本接続としたが、本接続の接続先はアクセスポイント(中継装置)に限定されず、中継装置以外の無線設定済装置10などの無線機器であってもよい。
・ネットワーク識別情報としてのSSIDはESSID(Extended Service Set Identifier)を含むものとして構成してもよいし、ネットワーク識別情報として、SSIDのかわりにBSSID(Basic Service Set Identifier)を用いてもよい。また、仮接続または本接続を確立するための接続設定情報には、暗号鍵などの何らかのパスフレーズを含めることが望ましいが、必ずしも暗号鍵を含めなくてもよい。
・簡単接続処理を開始するトリガーを、印刷装置21の電源ボタン24Aをはじめて操作されたときとしたが、電源ボタン24Aのオン操作に加え、表示部14のメニューで指示された電源ボタン24A以外の所定の他の操作ボタン24Bが操作されたことをもってトリガーとしてもよい。この場合、印刷装置21にとってはじめての電源オン操作でなくてもよい。
・仮接続と本接続は異なる無線通信方式でもよい。本接続は無線LANとし、仮接続の無線通信方式として、例えば無線LANに替え、BlueTooth(登録商標)や赤外線通信(IrDA等)の方式を用いてもよい。また、本接続を、無線LANの代わりにBlueTooth(登録商標)や赤外線通信(IrDA等)の方式を用いてもよい。無線LAN以外の通信方式の場合は、探索時にネットワーク識別情報以外の情報を探索してもよい。
・前記各実施形態において、無線設定済装置10をPC等からなる案内デバイスとし、無線通信装置20を印刷装置とし、PCから印刷装置に接続設定情報を送信したが、逆にしてもよい。すなわち、無線設定済装置10を印刷装置とし、無線通信装置20をPCとし、印刷装置がPCに対して設定済みの接続設定情報を送信する構成としてもよい。
・前記各実施形態において、無線設定済装置10をPCとし、無線通信装置20を印刷装置としたが、他の組合せとしてもよい。例えば、無線設定済装置と無線通信装置とが、共に印刷装置であってもよいし、共にPCであってもよい。さらに無線設定済装置と無線通信装置との組合せが、PCと携帯端末との組合せ、携帯端末と印刷装置との組合せであってもよい。さらに無線通信装置20は、印刷装置21に替え、スキャナー装置(画像読取装置)、ファクシミリ、デジタルカメラ、プロジェクター等の映像機器、家電製品、スマートフォンなど、その他の電子機器でもよい。なお、印刷装置の場合、スキャン機能及びファクシミリ機能等を備えた複合機であってもよい。
・第1制御部15と第2制御部31とのうち少なくとも一方は、プログラムを実行するコンピューターによりソフトウェアで実現された構成に限定されず、例えば電子回路によりハードウェアで実現されたり、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されたりしてもよい。
10…無線設定済装置、11…案内デバイス、13…操作部、14…出力部の一例としての表示部、15…第1制御部、16…無線通信部、17…記憶部、20…無線通信装置、21…印刷装置、23…操作パネル、24…操作部、24B…所定のボタンの一例としての操作ボタン、25…出力部の一例としての表示部、31…第2制御部、32…無線通信部、33…印刷部、34…記憶部、50…中継装置の一例としてのアクセスポイント、50A…プッシュボタン、151…無線接続処理部、152…接続案内部、153…ソフトアクセスポイント(ソフトAP)、154…アドホックモード通信部、155…解析部、156…確認部、311…本接続通信部、312…仮接続処理部、313…通信設定部、314…第1接続処理部、315…第2接続処理部、316…接続案内部、317…解析部、318…確認部、WCS…無線通信システム。

Claims (10)

  1. 中継装置との無線接続をするための無線接続処理を行う第1接続処理部と、
    前記第1接続処理部が無線接続処理に失敗した場合に、前記中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う仮接続処理部と、
    仮接続を通じて前記無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて前記中継装置に無線接続する第2接続処理部と、
    を備え、
    前記仮接続処理部は、仮接続を通じて、前記第1接続処理部の無線接続処理の失敗原因を含む失敗情報および失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報を前記無線設定済装置に送信し、
    前記第2接続処理部は、前記失敗情報と、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報とに基づく前記無線設定済装置の判断により送信された前記無線設定済装置の接続設定情報を取得する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1接続処理部は、入力された接続設定情報と、前記無線設定済装置の接続設定情報とを比較して、比較結果をユーザーに通知すべく出力部に出力することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記比較結果を出力する出力部を更に備え、
    前記第2接続処理部は、前記比較結果に基づき正しい接続設定情報をユーザーが確認した確認入力を受け付けてから、当該確認入力で受け付けた接続設定情報に基づき前記中継装置に無線接続することを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1接続処理部は、前記接続設定情報のうち少なくともネットワーク識別情報を比較し、比較結果を出力部に出力し、
    前記第2接続処理部は、正しいネットワーク識別情報をユーザーが確認した確認入力を受け付けてから、当該確認入力で受け付けたネットワーク識別情報に基づき中継装置に無線接続することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記第1接続処理部及び前記第2接続処理部が接続できた接続設定情報を接続履歴として記憶する記憶部を備え、
    前記第1接続処理部は、前記比較結果として、前記接続履歴の正しい接続設定情報と、操作部により入力された接続設定情報との違いを出力部に出力することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記接続設定情報は、ネットワーク識別情報とパスワードとを含み、
    前記比較結果から、ネットワーク識別情報が一致せず、パスワードが一致する場合は、当該パスワードに対応するネットワーク識別情報を表示すると共に当該ネットワーク識別情報を接続先としてよいか否かの確認を表示部に表示する確認部を備え、
    前記第2接続処理部は、接続先とする旨の確認入力を受け付けると、前記ネットワーク識別情報に基づいて前記中継装置に無線接続することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記第1接続処理部は、所定のボタンが押下されたことを受け付けることで前記中継装置との間の通信の接続設定を行うことが可能なプッシュボタン式接続設定方式で前記中継装置との無線接続を行い、
    前記仮接続処理部は、前記プッシュボタン式接続設定方式での前記中継装置との無線接続を失敗した場合に、前記無線設定済装置との仮接続を行い、
    前記第2接続処理部は、前記無線設定済装置から仮接続を介して取得した接続設定情報に基づいて前記中継装置と無線接続することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 中継装置に接続する際に必要な接続設定情報が設定済みの無線設定済装置と、無線通信装置とを備える無線通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    中継装置との無線接続をするための無線接続処理を行う第1接続処理部と、
    前記第1接続処理部が無線接続処理に失敗した場合に、前記中継装置に接続するための接続設定情報が予め設定された無線設定済装置を探索し、探索で発見した無線設定済装置との仮接続を行う仮接続処理部と、
    仮接続を通じて前記無線設定済装置から接続設定情報を取得し、当該接続設定情報に基づいて前記中継装置に無線接続する第2接続処理部と、を備え、
    前記仮接続処理部は、仮接続を通じて、前記第1接続処理部の無線接続処理の失敗原因を含む失敗情報および失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報を前記無線設定済装置に送信し、
    前記無線設定済装置は、仮接続を通じて受信した前記失敗情報と、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報とに基づいて前記無線設定済装置の接続設定情報を送信するかを判断し、前記無線設定済装置の接続設定情報を送信すると判断した場合、仮接続を通じて前記無線設定済装置の接続設定情報を前記無線通信装置に送信する無線通信システム。
  9. 中継装置に接続する際に必要な接続設定情報が設定済みの無線設定済装置であって、
    前記中継装置への無線接続処理に失敗した無線通信装置から、仮接続を通じて前記無線接続処理の失敗原因を含む失敗情報と、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報とを受信し、
    前記失敗情報、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報に基づいて前記無線設定済装置の接続設定情報を送信するかを判断し、前記無線設定済装置の接続設定情報を送信すると判断した場合、仮接続を通じて前記無線設定済装置の接続設定情報を前記無線通信装置に送信する無線設定済装置。
  10. 中継装置に接続する際に必要な接続設定情報が設定済みの無線設定済装置のコンピューターに、
    前記中継装置への無線接続処理に失敗した無線通信装置から、仮接続を通じて前記無線接続処理の失敗原因を含む失敗情報と、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報とを受信する処理と、
    前記失敗情報、失敗した前記無線接続処理で用いた接続設定情報および前記無線設定済装置の接続設定情報に基づいて前記無線設定済装置の接続設定情報を送信するかを判断し、前記無線設定済装置の接続設定情報を送信すると判断した場合、仮接続を通じて前記無線設定済装置の接続設定情報を前記無線通信装置に送信する処理と、を実行させるコンピューター読取可能なプログラム。
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