JP5540414B2 - 無線通信装置、情報処理装置、通信システム、及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、情報処理装置、通信システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信の技術に関する。
従来より、例えばプリンタ装置と端末装置との間で、無線LAN等の無線通信を利用してデータの送受を行う技術が知られている。無線LANの方式として、アクセスポイントを介して装置間の通信を行うインフラストラクチャモードと、アクセスポイントを介さずに装置同士が直接通信するアドホックモードとがある。
無線LANによって装置をアクセスポイント等に接続するには、SSID(Service Set Identifier)や、暗号キーなどの設定を行う必要がある。
特開2008−182439号公報
しかしながら、ユーザが装置に対して無線LANの設定を行った際に、アクセスポイントとの接続に失敗することがある、こうした場合に、例えば、その失敗が無線設定値の設定ミスによるものか、それとも信号の強度が弱いなど、他の理由によるものか、原因の特定が難しいことがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、無線接続が失敗した際にその原因を容易に特定するための技術を提供することを目的とする。
本明細書によって開示される無線通信装置は、無線設定値を用いて、アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第1通信実行部と、前記アクセスポイントを利用せずに情報処理装置との通信を実行するための第2通信実行部と、前記第1通信実行部が第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、前記情報処理装置に前記第1無線設定値が適切であるかを判断させるために、前記第2通信実行部に、前記第1無線設定値を前記情報処理装置へ送信させる第1送信制御部と、を備える。
また、上記無線通信装置は、前記第1送信制御部が、前記第1通信実行部が前記アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、さらに、前記第2通信実行部に、前記アクセスポイントからの信号の強度の検出結果を前記情報処理装置へ送信させる構成でもよい。
また、上記無線通信装置は、前記第2通信実行部が、前記第1通信実行部が前記アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、さらに、前記情報処理装置から前記第1無線設定値と異なる第2無線設定値を受信し、前記第1送信制御部が、前記第1通信実行部に、前記第2無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行させる構成でもよい。
また、上記無線通信装置は、さらに、無線インターフェースを備え、前記第1通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行し、前記第2通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行する構成でもよい。
また、上記無線通信装置は、さらに、無線インターフェースと、有線インターフェースと、を備え、前記第1通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行し、前記第2通信実行部は、前記有線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置と有線通信を実行する構成でもよい。
また、上記無線通信装置は、前記第1通信実行部が、さらに、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行可能であり、前記第1通信実行部が前記アクセスポイントを利用する無線通信に失敗した場合に、前記第1通信実行部に、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行させる第1通信制御部を、さらに備える構成でもよい。
本明細書によって開示される情報処理装置は、無線設定値を用いて、アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第3通信実行部と、前記アクセスポイントを利用せずに無線通信装置との通信を実行するための第4通信実行部と、前記第3通信実行部に、前記無線通信装置において第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信に失敗した場合に、前記第4通信実行部により前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を試行させる試行制御部と、を備える。
また、上記情報処理装置は、前記第1無線設定値とは別に、前記アクセスポイントを利用する無線通信に用いられる第2無線設定値を記憶する記憶部と、前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値と、前記第2無線設定値と、が一致しない場合に、前記第3通信実行部により前記第2無線設定値を前記無線通信装置へ送信させる第2送信制御部と、を備える構成でもよい。
また、上記情報処理装置は、前記第1無線設定値とは別に、前記アクセスポイントを利用する無線通信に用いられる第2無線設定値を記憶する記憶部を備え、前記試行制御部は、さらに、前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値と、前記第2無線設定値と、が一致しない場合に、前記第3通信実行部にて前記第2無線設定値を用いて、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行させ、当該第2無線設定値を用いた無線通信に失敗した場合に、前記第3通信実行部に、前記第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を試行させる構成でもよい。
また、上記情報処理装置は、前記第3通信実行部は、さらに、前記アクセスポイントを利用せずに、前記無線通信装置との直接の無線通信を実行可能であり、前記無線通信装置においてアクセスポイントを利用する無線通信に失敗した場合に、前記第3通信実行部に、前記アクセスポイントを利用せずに、前記無線通信装置との直接の無線通信を実行させる第2通信制御部を、さらに備える構成でもよい。
なお、この発明は、無線通信装置、情報処理装置、通信システム、無線通信方法、これらの装置やシステムの機能または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、その無線通信に用いられた第1無線設定値をアクセスポイントを利用せずに情報処理装置へ送信させることで、情報処理装置において第1無線設定値が適切な値であるかを判断することができる。
実施形態1及び実施形態2における通信システムの全体構成を示すブロック図 実施形態1におけるプリンタ側診断処理のフローチャート 実施形態1におけるPC側診断処理のフローチャート 実施形態1における総合診断結果の表示画面の例を示す図 実施形態2におけるプリンタ側診断処理の一部を示すフローチャート 実施形態2におけるPC側診断処理の一部を示すフローチャート 実施形態3における通信システムの全体構成を示すブロック図 実施形態3におけるプリンタ側診断処理のフローチャート 実施形態3におけるPC側診断処理のフローチャート
<実施形態1>
次に本発明の実施形態1について図1から図4を参照して説明する。
(通信システムの構成)
図1は、本実施形態の通信システムの全体構成を示すブロック図である。
この通信システムは、プリンタ10(無線通信装置の一例)とコンピュータ30(情報処理装置の一例、以下、PCという)とアクセスポイント50を備えている。
プリンタ10は、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM(不揮発性メモリ)14、印刷部15、無線LANインターフェース16、USBインターフェース17、表示部18、操作部19を備えている。
ROM12やNVRAM14には、後述するプリンタ側診断処理など、プリンタ10の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU11(第1通信実行部、第2通信実行部、第1送信制御部、第1通信制御部の一例)は、ROM12やNVRAM14から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。印刷部15は、CPU11の制御により無線LANインターフェース16やUSBインターフェース17を介してPC50等から受信した印刷データに基づいてシートに画像を印刷する。
無線LANインターフェース16(無線インターフェースの一例)は、外部の装置に対してアクセスポイント50を介して間接的に通信を行うインフラストラクチャモードと、アクセスポイント50を介さずに直接的に通信するアドホックモードとのいずれかで動作可能である。NVRAM14には、無線LANインターフェース16がそれぞれの動作モードで通信を行う際に用いるSSID、認証方式、暗号キーなどの無線設定値(以下、設定値という)が記憶されている。CPU11は、無線LANインターフェース16の動作モードを切り替え、記憶された設定値を用いて通信を制御する。
USBインターフェース17(有線インターフェースの一例)は、USBケーブル52を介してPC30に直接的に接続することができ、それによりPC30との間で通信を行うことができる。表示部18は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部19は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の指示の入力操作が可能である。
一方、PC30は、携帯型(ノート型等)やデスクトップ型などのコンピュータであって、CPU31、ROM32、RAM33、HDD(ハードディスクドライブ)34、無線LANインターフェース35、USBインターフェース36、表示部37、操作部38を備えている。
ROM32には、BIOS等のプログラムが記憶されている。HDD34(記憶部の一例)には、OSや、プリンタドライバ、後述するPC側診断処理を実行するためのプログラム等が記憶されている。CPU31(第3通信実行部、第4通信実行部、試行制御部、第2送信制御部、第2通信制御部の一例)は、ROM32またはHDD34から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。
無線LANインターフェース35(無線インターフェースの一例)は、外部の装置に対してアクセスポイント50を介して間接的に通信を行うインフラストラクチャモードと、アクセスポイント50を介さずに直接的に通信するアドホックモードとのいずれかで動作可能である。HDD34には、無線LANインターフェース35がそれぞれの動作モードで通信を行う際に用いるSSID、認証方式、暗号キーなどの設定値が記憶されている。CPU31は、無線LANインターフェース35の動作モードを切り替え、記憶された設定値を用いて通信を制御する。
USBインターフェース36(有線インターフェースの一例)は、USBケーブル52を介してプリンタ10に直接的に接続することができ、それによりプリンタ10との間で通信を行うことができる。表示部37は、ディスプレイを備え、CPU31の制御により様々な画像を表示する。操作部38は、キーボードやポインティングデバイスを備えており、ユーザが操作部38を用いてCPU31に対する各種の指示を入力することができる。
また、アクセスポイント50は、有線LAN等のネットワーク回線51と接続されており、外部のネットワークと接続されている。尚、上述の通り、アクセスポイント50は、プリンタ10またはPC30から外部の装置への通信を中継する機能を有する。
(診断処理の動作)
次にプリンタ10とアクセスポイント50との間の無線通信が失敗した際に、状況を診断するために実行される診断処理の動作について説明する。この診断処理は、プリンタ10において実行されるプリンタ側診断処理と、PC30において実行されるPC側診断処理とから構成されている。
図2は、プリンタ側診断処理のフローチャートであり、図3は、PC側診断処理のフローチャートである。なお、図2の破線矢印は、PC30とのデータの送受信を示しており、図3の破線矢印は、プリンタ10とのデータの送受信を示している。
診断処理は、例えば図1に示すように、主としてプリンタ10及びPC30がアクセスポイント50と無線通信可能な範囲内に配置された状態で実行される。しかし、プリンタ10及びPC30のうち一方あるいは両方がアクセスポイント50と無線通信可能な範囲内に配置されない場合も想定され、そのような状況は無線通信が失敗する一つの要因となる。また、プリンタ10またはPC30が無線通信可能な範囲内に、図示したアクセスポイント50とは別のアクセスポイント50が存在する場合もある。
プリンタ側診断処理は、例えば、プリンタ10において、有線LAN等のネットワーク回線51に接続された無線LANのアクセスポイント50にインフラストラクチャモードにて無線接続するための設定処理が行われた直後などに実行される。この設定処理では、ユーザによってプリンタ10の操作部19から各種の設定値等が入力され、入力された設定値がインフラストラクチャモード用の設定値としてNVRAM14に記憶される。
なお、プリンタ側診断処理は、設定処理の直後以外にも、例えばプリンタ10の電源投入時に実行しても良く、あるいはプリンタ10の電源がオンになった状態で定期的に実行しても良い。
プリンタ10のCPU11は、図2に示すプリンタ側診断処理を開始すると、NVRAM14に記憶されたインフラストラクチャモード用の設定値である第1設定値(第1通信設定値の一例)を読み出し、この第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S101)。
そして、CPU11は、アクセスポイント50との無線接続が成功したかを判断し(S102)、無線接続が成功した場合(S102:YES)には、このプリンタ側診断処理を終了する。
また、CPU11は、アクセスポイント50との無線接続に失敗した場合(S102:NO)には、無線接続の状況についての診断(以下、無線診断という)を行う(S103)。ここで、無線接続が失敗するケースとして、例えば、アクセスポイント50から応答がない場合と、応答があっても接続を確立できない場合とがある。応答があっても接続を確立できない場合には、例えば、無線接続に用いた各設定値がアクセスポイント50側に設定された設定値と一致しない場合や、送信される信号の強度が不十分なために通信が不安定な場合などがある。尚、応答がない場合は、所定期間が経過後に無線接続に失敗したと判断し(S102:NO)、無線診断を行う(S103)。
CPU11は、無線診断の際に、アクセスポイント50からの応答を正常に受けた場合には、その応答に含まれる情報に基づいて各設定値についてアクセスポイント50側で設定された設定値と一致するか否かを判断する。加えてCPU11は、無線LANインターフェース16によって検知されるアクセスポイント50からの信号の強度を検出する。
CPU11は、こうして無線診断により、無線接続の状況に関して収集した情報や判断した結果を診断結果として得る。この診断結果には、例えばアクセスポイント50からの応答があったか否か、応答があった場合に使用した各設定値がアクセスポイント50側の設定値と一致したか否か、アクセスポイント50からの信号強度の検出結果などの情報が含まれる。
そして、CPU11は、USBインターフェース17にUSBケーブル52を介して接続されるPC30に対して、第1設定値と診断結果とを送信する(S104)。なお、ここで、予めUSBインターフェース17にPC30が接続されていない状態でプリンタ側診断処理が開始された場合には、例えばPC30のUSBケーブル52による接続を促すメッセージを表示部37に表示するなどにより、ユーザにUSBケーブル52でPC30を接続させるようにしても良い。
一方、PC30では、ユーザにより操作部38からPC側診断処理の実行指示が入力されると、その実行指示を受けてCPU31が図3に示すPC側診断処理を開始する。CPU31は、PC側診断処理において、まずプリンタ10から送信された第1設定値及び診断結果をUSBインターフェース36を介して受信する(S201)。
続いてCPU31は、プリンタ10から受信した第1設定値と、HDD34に(第1設定値の受信より前に)記憶されたインフラストラクチャモード用の設定値である第2設定値(第2通信設定値の一例)とが全て互いに一致するかを判断する(S202)。この第2設定値は、PC側診断処理の開始より前にアクセスポイント50との無線接続に用いられたものであることが望ましいので、通常はSSIDが一致している設定値(第1設定値と同じアクセスポイント50と通信するための設定値)を使用する。しかしながら、必ずしもそうでなくても良く、例えばSSIDが一致する設定値が無い場合は、SSIDが異なる設定値を第2設定値としても良い。
CPU31は、第1設定値と第2設定値とが一つでも一致しない場合(S202:NO)には、無線LANインターフェース35により第2設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S203)。そして、アクセスポイント50との接続が成功したか(接続が確立したか)を判断し(S204)、接続が成功した場合(S204:YES)には、第2設定値をUSBインターフェース36を介してプリンタ10に送信する(S205)。
即ち、ここでは、PC30に予め記憶された第2設定値を用いてアクセスポイント50との通信を試行しており、通信が成功した場合には、その第2設定値は、アクセスポイント50との接続に使用可能な値である可能性が高くなる。そこで、プリンタ10において第2設定値を用いてのアクセスポイント50との無線接続を実行させるために、第2設定値をプリンタ10に送信する。
プリンタ10のCPU11は、図2のS104にてPC30に第1設定値及び診断結果を送信した後、PC30からの第2設定値の受信を待機し、所定期間内に第2設定値を受信しない場合(S105:NO)には、このプリンタ側診断処理を終了する。また、第2設定値を受信した場合(S105:YES)には、この第2設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S106)。即ち、ここでは、第1設定値に代えて第2設定値を用いてアクセスポイント50に対する無線通信を試行する。
続いて、CPU11は、アクセスポイント50との接続が成功したかを判断し(S107)、失敗した場合(S107:NO)には、無線接続の状況についての無線診断を行う(S108)。CPU11は、この無線診断により、既述の無線診断と同様に診断結果を得る。そして、その診断結果をUSBインターフェース17を介してPC30に送信し(S109)、このプリンタ側診断処理を終了する。
また、無線診断が成功した場合(S107:YES)には、第2設定値を用いてアクセスポイント50との接続に成功したことを通知する接続成功通知をUSBインターフェース17を介してPC30に送信し(S110)、このプリンタ側診断処理を終了する。
一方、PC30において、CPU31は、図3のS205にて第2設定値を送信した後、プリンタ10からの診断結果または接続成功通知の受信を待機し、USBインターフェース36を介して診断結果及び接続成功通知のいずれか一方を受信する(S206)。尚、所定期間待機する間に、診断結果または接続成功通知を受信しなかった場合は、受信しないままS206の処理を終了して、次の処理に移る。
また、CPU31は、図3のS202において、プリンタ10から受信した第1設定値と、PC30に記憶された第2設定値とが全て互いに一致する場合(S202:YES)には、第1設定値(第2設定値)を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S207)。そして、アクセスポイント50との接続が成功したかを判断し(S208)、接続が失敗した場合(S208:NO)には、既述のものと同様の無線診断を行い、その診断結果を得る(S209)。
また、CPU31は、S204において、第2設定値を用いてのアクセスポイント50との接続に失敗した場合(S204:NO)には、無線診断を行い、その診断結果を得る(S210)。続いて、S207に進み、第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信し、接続に失敗した場合(S208:NO)には無線診断を行う(S209)。
CPU31は、S206にてプリンタ10から診断結果または接続成功通知を受信した場合または所定期間待機する間に受信しなかった場合、S208にて第1設定値を用いてのアクセスポイント50との接続に成功した場合(S208:YES)、または、S209にて無線診断を行った場合には、プリンタ10及びPC30にて実行された全ての無線診断の結果及び接続成功の結果に基づいて状況を総括的に診断する総合診断を行い、その総合診断の結果を表示画面M1として表示部37に表示し(S211)、このPC側診断処理を終了する。
図4は、総合診断結果の表示画面M1の例を示す図である。
この表示画面M1の上部には、上述の無線診断の結果及び接続成功の結果に基づいて、収集された情報や判断の結果を示す表55が表示されている。
この表55では、プリンタ10及びPC30のそれぞれにおいて、第1設定値(「プリンタ側設定値」)を用いてアクセスポイント50に接続を要求したときに、SSID、認証方式、暗号キーの各値がアクセスポイント50側の設定値と一致した(「OK」)か一致しない(「NG」)か、信号強度が強または弱であるか、アクセスポイント50との接続に成功した(「OK」)か失敗した(「NG」)かが示されている。さらに、同表55では、プリンタ10及びPC30のそれぞれにおいて、第2設定値(「PC側設定値」)を用いてアクセスポイント50に接続を要求したときの同様の情報も示されている。
上記表55では、例えば、第2設定値を用いてのアクセスポイント50への接続を行っていない場合や、アクセスポイント50から応答が得られない場合などに、得られなかった情報については、未取得である(「−」)旨が表示されている。また、アクセスポイント50との接続に成功した場合には、その接続に用いられた設定値は全てアクセスポイントの設定値と一致すると判断される。なお、表55において、第1設定値と第2設定値とが互いに一致する場合には、重複する項目を省略して表示しても良い。
また、表示画面M1の下部に設けられた欄56には、CPU31が状況を診断した結果、導き出された無線接続の失敗の原因やその問題の解決方法などを示すメッセージが表示されている。即ち、CPU31は、上述の無線診断の結果及び接続成功の結果に基づいて、接続失敗の原因の可能性を絞り込み、プログラムに組み込まれた複数のメッセージの中から妥当なものを選択して表示させる。
例えば、図4に示された表示画面M1では、表55において、プリンタ10において第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続を要求した際の各設定値は全てアクセスポイント50側に設定された値と一致しており、信号強度が「弱」であることが示されている。また、PC30から同じ第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続した際には接続が成功しているため、これらの情報からプリンタ10とアクセスポイント50間の信号強度が十分でない可能性が高いと診断され、その旨のメッセージが欄56に表示されている。
また、例えば、プリンタ10において第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続を要求した際に第1設定値の少なくとも一部が一致せず、プリンタ10及びPC30の両方で第2設定値を用いてアクセスポイント50との接続に成功している場合には、第1設定値の設定ミスである可能性が高いと診断することができる。
また、例えば、プリンタ10において第1設定値を用いてのアクセスポイント50への接続に失敗し、PC30において第1設定値及び第2設定値を用いての接続に失敗した場合には、アクセスポイント50側の問題(故障や設定ミス等)である可能性が高いと診断することができる。
(実施形態1における効果)
以上のように本実施形態によれば、プリンタ10は、アクセスポイント50との無線通信に失敗した場合に、その無線通信に用いられた第1設定値をアクセスポイント50を利用せずにPC30へ送信させることで、PC30において第1設定値が適切な値であるかを判断する(例えば、第1設定値が誤りである可能性を評価する)ことができる。
また、プリンタ10は、アクセスポイント50との無線通信に失敗した場合にアクセスポイント50からの信号の強度をPC30へ送信させることで、PC30において失敗の原因が信号強度によるものか否かを判断することができる。
また、プリンタ10は、第1設定値を用いてアクセスポイント50との無線通信に失敗した場合には、PC30から第2設定値を受信し、その第2設定値を用いてアクセスポイント50を利用する無線通信を実行させることができる。第2設定値を用いてのアクセスポイント50との接続に成功した場合には、ユーザの意図どおりに設定されている可能性が高い。従って、この場合には、総合診断結果を表示させずに両診断処理を終了しても良い。
また、第1設定値を用いてアクセスポイント50との無線通信に失敗した場合には、USBインターフェース17を介してPC30との有線通信により設定値を送信できる。
また、PC30は、プリンタ10においてアクセスポイント50を利用する無線通信に失敗した場合に、プリンタ10から無線通信に用いられた第1設定値を受信し、その第1設定値を用いてアクセスポイント50を利用する無線通信を試行させることで、第1設定値が適切な値であるかを判断することができる。
また、PC30は、プリンタ10においてアクセスポイントを利用する無線通信に失敗した際に用いられた第1設定値と、PC30が記憶する第2設定値とが一致しない場合に、第2設定値をプリンタ10に送信することで、プリンタ10が第2設定値を用いてアクセスポイント50との無線通信を試みることができる。
また、プリンタ10から受信した第1設定値と第2設定値とが一致しない場合に、第1設定値を用いてアクセスポイント50を利用する無線通信を実行させる前に、第2設定値を用いてアクセスポイント50を利用する無線通信を試行させる。これにより、プリンタ10における無線通信の失敗の原因をより特定しやすくなる。また、このとき、第2設定値が第1設定値よりも前にHDD34に記憶されている場合、通常はPC30とアクセスポイント50とが適切に記憶されている場合が多い。従って、第1設定値を用いて無線通信を実行させる前に第2設定値を用いて無線通信を試行させる方が、接続が成功する可能性が大きい。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2について図5及び図6を参照して説明する。
本実施形態では、プリンタ10においてアクセスポイント50を利用する無線通信に失敗した場合に、プリンタ10とPC30との間でアドホック通信を行うものを示す。なお、本実施形態における通信システムの構成は、図1と同様である。
(診断処理の動作)
図5は、プリンタ側診断処理の一部を示すフローチャートであり、図6は、PC側診断処理の一部を示すフローチャートである。
これらは、それぞれ図2のプリンタ側診断処理、図3のPC側診断処理の後部を置き換えたものであり、図5及び図6に示す各処理の前部の処理は図2,図3と同様である。両図において、図2,図3と同一の処理には同一の番号を付す。なお、図6の破線矢印は、PC30とのデータの送受信を示しており、図7の破線矢印は、プリンタ10とのデータの送受信を示している。
PC30のCPU31は、図6に示すPC側診断処理において、プリンタ10から第2設定値を用いてアクセスポイント50への接続を要求した結果として診断結果または接続成功通知を受信したまたは所定期間待機する間に受信しなかった(S206)後、接続成功通知を受信したかを判断する(S401)。そして、診断結果を受信したまたは診断結果または接続成功通知のいずれも受信しなかった場合(S401:NO)、HDD34に記憶されたアドホック接続用の設定値(アドホック設定値という)をUSBインターフェース36を介してプリンタ10に送信する(S402)。
また、CPU31は、S208にて第1設定値を用いてのアクセスポイント50との接続に成功した場合(S208:YES)、または、アクセスポイント50との接続に失敗してS209にて無線診断を行った場合に、同じくS402にてプリンタ10にアドホック設定値を送信する。なお、このアドホック設定値は、予めプリンタ側診断処理のプログラムに組み込まれていても良く、ユーザが操作部38等から入力した値をHDD34に記憶させても良い。
アドホック設定値を送信した後、CPU31は、無線LANインターフェース35をアドホックモードに切り替え、プリンタ10に送信したのと同一のアドホック設定値を適用してアドホックモードの接続要求を送信させる(S403)。
一方、プリンタ10のCPU11は、第2設定値でのアクセスポイント50との接続に失敗してS109にて診断結果を送信した場合、または、PC30から所定期間内に第2設定値を受信しない場合(S105:NO)には、PC30からのアドホック設定値の送信を待ち、USBインターフェース36を介してアドホック設定値を受信する(S301)。
続いて、CPU11は、無線LANインターフェース16をアドホックモードに切り替えて、受信したアドホック設定値を適用し、PC30からのアドホックモードの接続要求を探索する(S302)。そして、PC30とのアドホックモードによる接続が成功したかを判断し(S303)、成功した場合(S303:YES)には、USBインターフェース17を介してPC30に対してアドホックモードによる接続が成功したことを通知する接続成功通知を送信する(S304)。なお、この場合、接続成功通知を無線LANインターフェース16を介してPC30に送信しても良い。
また、CPU11は、PC30とのアドホックモードによる接続が失敗した場合(S303:NO)には、既述のものと同様の無線診断を行い(S305)、その診断結果をUSBインターフェース17を介してPC30に送信する(S306)。
CPU11は、S110にて第2設定値を用いてアクセスポイント50との接続に成功したことを通信する接続成功通知を送信した場合、または、S304にてPC30とのアドホック通信に成功したことを通知する接続成功通知を送信した場合、S306にてPC30に診断結果を送信した場合、S102にて第1設定値を用いてアクセスポイント50との接続に成功した場合には、このプリンタ側診断処理を終了する。
PC30のCPU31は、図6のS403にてアドホックモードの接続要求を送信した後、USBインターフェース36(または無線LANインターフェース35)を介してプリンタ10から診断結果または接続成功通知を受信する(S404)。そして、CPU31は、総合診断結果の表示画面M1を表示部37に表示する(S405)。この場合には、アドホックモードによる接続の診断結果や接続成功の結果とその他の診断結果、接続成功の結果とに基づいて無線通信の状況を診断し、その結果を表示することができる。
例えば、アドホックモードによる接続に成功した場合には、少なくともプリンタ10及びPC30のそれぞれの無線LANインターフェース16,35による無線接続の動作には問題がない可能性が高いと診断することができる。
また、CPU31は、S401においてプリンタ10から第2設定値を用いてアクセスポイント50との接続に成功したことを通知する接続成功通知を受信した場合(S401:YES)には、アドホック設定値を送信することなく、S405に進み、総合診断結果の表示画面M1を表示部37に表示する。
CPU31は、S405にて総合診断結果の表示画面M1を表示した後、このPC側診断処理を終了する。
(実施形態2の効果)
以上のように本実施形態によれば、プリンタ10においてアクセスポイント50との無線通信に失敗した場合に、PC30とのアドホックモードによる通信(直接の無線通信)に切り替えることで、アクセスポイント50を利用する無線通信の替わりとして直接の無線通信を実行させることができる。
このようにアドホックモードによる無線通信に成功した場合には、USBケーブル52を外して、PC30とプリンタ10との間で無線接続を利用して印刷データ等の送受を行うことができる。
また、アドホックモードによる接続の結果を他の接続の結果と合わせて診断を行うことで、より適切な診断を行うことができる。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について図7から図9を参照して説明する。
上記実施形態1及び実施形態2では、プリンタ10から第1設定値をUSBケーブル52を介する有線通信によってPC30側に送信するものを示したが、本実施形態ではアドホックモードの無線通信により送信するものを示す。また、上記実施形態では、第2設定値を用いてアクセスポイント50に接続するものを示したが、第2設定値を用いての接続を行わないものを示す。
図7は、本実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
この通信システムは、プリンタ60(無線通信装置の一例)とPC70(情報処理装置の一例)とを備えている。プリンタ60は、図1のプリンタ10からUSBインターフェース17を省いたものであり、PC70は、図1のPC30からUSBインターフェース36を省いたものである。プリンタ60及びPC70において、図1と同様の構成には同一の符号を付す。
なお、図1のプリンタ10及びPC30のようにUSBインターフェース17,36を備えたものでも、USBケーブル52による直接の有線通信を利用しないことで、本実施形態と同様の動作を実現することができる。
(診断処理の動作)
図8は、プリンタ側診断処理のフローチャート、図9は、PC側診断処理のフローチャートである。
プリンタ60のCPU11は、図8のプリンタ側診断処理を開始すると、第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S501)。そして、アクセスポイント50との接続が成功したかを判断し(S502)、成功した場合(S502:YES)には、このプリンタ側診断処理を終了する。
また、CPU11は、アクセスポイント50との接続が失敗した場合(S502:NO)には、既述の無線診断を行う(S503)。続いて、無線LANインターフェース16をアドホックモードに切り替え、PC70に対してアドホック接続要求を送信する(S504)。なお、このときアドホックモード用の設定値として、予めNVRAM14に記憶された設定値を用いても良く、あるいは、ユーザに操作部19から設定値を入力させ、その設定値を用いても良い。
続いて、CPU11は、PC70とのアドホックモードによる接続に成功したかを判断し(S505)、失敗した場合(S505:NO)には、無線診断を行う(S506)。そして、S503の無線診断の結果とS506の無線診断の結果とを合わせて状況を診断し、その診断結果をシート上に印刷し(S507)、このプリンタ側診断処理を終了する。なお、この診断結果は、プリンタ60の表示部18に表示しても良い。
また、CPU11は、PC70とのアドホックモードによる接続に成功した場合(S505:YES)には、PC70に対して無線LANインターフェース16により第1設定値とS503の無線診断の結果とを送信する(S508)。
一方、PC70においては、例えばユーザが操作部38から指示を入力し、その指示を受けてCPU31が図9のPC側診断処理を開始する。CPU31は、PC側診断処理において、まずプリンタ10からのアドホック接続要求を探索する(S601)。なお、アドホックモード用の設定値として、予めHDD34に記憶された設定値を用いても良く、あるいは、ユーザに操作部38から設定値を入力させ、その設定値を用いても良い。
そして、CPU31は、PC70とのアドホックモードによる接続が成功したかを判断する(S602)。アドホックモードによる接続が失敗した場合(S602:NO)には、表示部37にアドホックモードによる接続が失敗したことを通知するエラー情報を表示させ(S603)、このPC側診断処理を終了する。
また、PC70とのアドホックモードによる接続が成功した場合(S602:YES)には、無線LANインターフェース35によってプリンタ10から送信される第1設定値及び診断結果を受信する(S604)。
続いて、CPU31は、受信した第1設定値を用いてアクセスポイント50に接続要求を送信する(S605)。そして、アクセスポイント50との接続が成功したかを判断し(S606)、接続が失敗した場合(S606:NO)には、無線診断を行う(S607)。そして、S606にて無線診断が成功した場合(S606:YES)、またはS607にて無線診断を行った場合には、プリンタ10から受信した診断結果と、S605での接続の結果とに基づいて総合診断を行い、その結果を印刷するための総合診断結果データ(印刷データ)を生成してプリンタ60に送信する(S608)。
プリンタ60のCPU11は、S508にてPC70側に第1設定値及び診断結果を送信した後、PC70から総合診断結果データを受信する(S509)。そして、その総合診断結果データを印刷部15によりシート上に印刷し(S510)、このプリンタ側診断処理を終了する。なお、総合診断結果データの内容を表示部18に表示させても良い。
(実施形態3の効果)
以上のように本実施形態によれば、プリンタ60において、アクセスポイント50との無線通信に失敗した場合には、アドホックモードによりPC70と直接の無線通信を実行することができる。
また、プリンタ60がPC70から総合診断の結果を受信し、その内容を印刷または表示することにより、ユーザがプリンタ60側において診断の結果を知ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)診断処理において、診断結果など取得する情報の内容や、その情報に基づく判断の内容(問題の原因の判断等)、総合診断結果の表示内容は、上述のものに限らず適宜変更することができる。
例えば、PC30において第1設定値が適切な値であるかを判断する際には、第1設定値が第2設定値と一致するかを比較し、一致しない場合には、設定値が誤りである可能性が高いと判断し、一致する場合には適切な値である可能性が高いと判断しても良い。また、総合診断結果の表示画面で、第1設定値及び第2設定値の内容を表示しても良く、あるいは両設定値の一致不一致を示しても良い。
また、例えば、図4の総合診断結果の表示画面M1で表示される表55と欄56のうちいずれか一方に相当する内容のみを表示しても良い。
(2)上記実施形態では、無線診断において、設定値の一致不一致と信号強度とを診断したが、診断の内容は適宜変更することができる。例えば、SSIDが重複する複数のアクセスポイントから信号を受けたかを判断することができる。
(3)実施形態3においては、第2設定値を用いての接続を行わないものを示したが、これらのものにおいても第2設定値を用いて接続を試行しても良い。例えば、PC70において、CPU31が、第2設定値をアドホックモードにてプリンタ60に送信し、プリンタ60において、CPU11が第2設定値を用いてインフラストラクチャモードにてアクセスポイント50に対する接続を試行し、その結果をアドホックモードにてPC70に送信する。プリンタ60において第2設定値を用いての接続が失敗した場合には、アドホックモードに戻しても良い。
(4)上記実施形態では、診断結果をユーザに通知する手段として、診断結果を表示するものと印刷するものとを示したが、これに限らず、例えば、音声で通知しても良い。
(5)上記実施形態では、第1通信実行部、第2通信実行部、第1送信制御部、第1通信制御部、あるいは、第3通信実行部、第4通信実行部、試行制御部、第2送信制御部、第2通信制御部をいずれも同じCPUによって実現する例を示したが、本発明によれば、これらは、互いに別のCPU、若しくはASICやその他の回路によって構成することができる。
(6)上記実施形態では、無線LANのインフラストラクチャモード、アドホックモード、USBによる通信を利用するものを示したが、本発明は、これらの規格以外の通信手段である、例えばWi−Fi通信(Wi−Fiは登録商標)や赤外線通信などの通信規格を用いたものにも適用することができる。
(7)上記実施形態では、通信システムをプリンタとコンピュータとで構成するものを示したが、これに限らず、本発明によれば、無線通信装置を、例えば、スキャナ、ファクシミリ、デジタルカメラ、コンピュータ等で構成することができ、情報処理装置を、スキャナ、ファクシミリ等で構成することができる。
10,60…プリンタ、11…CPU、16…無線LANインターフェース、17…USBインターフェース、30,70…コンピュータ、31…CPU、34…HDD、35…無線LANインターフェース、36…USBインターフェース、50…アクセスポイント

Claims (10)

  1. 無線通信装置と情報処理装置とを備える通信システムであって、
    前記無線通信装置は、
    無線設定値を用いて、アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第1通信実行部と、
    前記アクセスポイントを利用せずに情報処理装置との通信を実行するための第2通信実行部と、
    前記第1通信実行部が第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、前記情報処理装置に前記第1無線設定値が適切であるかを判断させるために、前記第2通信実行部に、前記第1無線設定値を前記情報処理装置へ送信させる第1送信制御部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    無線設定値を用いて、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第3通信実行部と、
    前記アクセスポイントを利用せずに前記無線通信装置との通信を実行するための第4通信実行部と、
    前記第4通信実行部により前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を、前記第3通信実行部に試行させる試行制御部と、
    前記試行制御部が無線通信に成功した場合、前記第1無線設定値が適切であると判断する判断部とを備える、通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記無線通信装置において、前記第1送信制御部は、前記第1通信実行部が前記アクセスポイントとの無線通信に失敗した場合に、さらに、前記第2通信実行部に、前記アクセスポイントからの信号の強度の検出結果を前記情報処理装置へ送信させ、
    前記情報処理装置において、前記判断部は、前記試行制御部が無線通信に成功した場合であって、前記第4通信実行部により前記無線通信装置から受信した信号の強度の検出結果が弱である場合、前記アクセスポイントからの信号強度が十分でない可能性が高いと判断する、通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1無線設定値とは別に、前記アクセスポイントを利用する無線通信に用いられる第2無線設定値を記憶する記憶部と、
    前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値と、前記第2無線設定値と、が一致しない場合に、前記第4通信実行部により前記第2無線設定値を前記無線通信装置へ送信させる第2送信制御部と、を備え、
    前記無線通信装置において、
    前記第1送信制御部は、前記第2通信実行部に前記第1無線設定値を前記情報処理装置に送信させた後に、前記第2通信実行部により前記情報処理装置から前記第2無線設定値を受信した場合、前記第1通信実行部に、前記第2無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行させ、前記第1通信実行部による前記第2無線設定値を用いた前記アクセスポイントを利用する無線通信が成功した場合、前記第2通信実行部に、接続成功通知を前記情報処理装置に送信させ、
    前記情報処理装置において、
    前記判断部は、前記第4通信実行部により前記接続成功通知を受信した場合、前記第1無線設定値は適切でないと判断する、通信システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1無線設定値とは別に、前記アクセスポイントを利用する無線通信に用いられる第2無線設定値を記憶する記憶部を備え、
    前記試行制御部は、さらに、前記無線通信装置から受信した前記第1無線設定値と、前記第2無線設定値と、が一致しない場合に、前記第3通信実行部にて前記第2無線設定値を用いて、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行させ、当該第2無線設定値を用いた無線通信に失敗した場合に、前記第3通信実行部に、前記第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を試行させ、
    前記第3通信実行部による前記第2無線設定値を用いた無線通信に成功した場合に、前記第4通信実行部により前記第2無線設定値を前記無線通信装置へ送信させる第2送信制御部を備え、
    前記無線通信装置において、
    前記第1送信制御部は、前記第2通信実行部に前記第1無線設定値を前記情報処理装置に送信させた後に、前記第2通信実行部により前記情報処理装置から前記第2無線設定値を受信した場合、前記第1通信実行部に、前記第2無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行させ、前記第1通信実行部による前記第2無線設定値を用いた前記アクセスポイントを利用する無線通信が成功した場合、前記第2通信実行部に、接続成功通知を前記情報処理装置に送信させ、
    前記情報処理装置において、
    前記判断部は、前記第4通信実行部により前記接続成功通知を受信した場合、前記第1無線設定値は適切でないと判断する、通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信システムであって、さらに、
    無線インターフェースを備え、
    前記第1通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行し、
    前記第2通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行する、通信システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信システムであって、さらに、
    無線インターフェースと、
    有線インターフェースと、
    を備え、
    前記第1通信実行部は、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用する無線通信を実行し、
    前記第2通信実行部は、前記有線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置と有線通信を実行する、通信システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の通信システムであって、
    前記第1通信実行部は、さらに、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行可能であり、
    前記第1通信実行部が前記アクセスポイントを利用する無線通信に失敗した場合に、前記第1通信実行部に、前記無線インターフェースを介して、前記アクセスポイントを利用せずに、前記情報処理装置との直接の無線通信を実行させる第1通信制御部を、さらに備える、通信システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の通信システムであって、
    前記第3通信実行部は、さらに、前記アクセスポイントを利用せずに、前記無線通信装置との直接の無線通信を実行可能であり、
    前記無線通信装置において前記アクセスポイントを利用する無線通信に失敗した場合に、前記第3通信実行部に、前記アクセスポイントを利用せずに、前記無線通信装置との直接の無線通信を実行させる第2通信制御部を、さらに備える、通信システム。
  9. 無線設定値を用いて、アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第3通信実行部と、
    前記アクセスポイントを利用せずに無線通信装置との通信を実行するための第4通信実行部と、
    前記第4通信実行部により前記無線通信装置から受信した第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を、前記第3通信実行部に試行させる試行制御部と、
    前記試行制御部が無線通信に成功した場合、前記第1無線設定値が適切であると判断する判断部と、
    を備える、情報処理装置。
  10. 無線設定値を用いて、アクセスポイントを利用する無線通信を実行するための第3通信実行部と、前記アクセスポイントを利用せずに無線通信装置との通信を実行するための第4通信実行部と、を備える情報処理装置に、
    前記第4通信実行部により前記無線通信装置から受信した第1無線設定値を用いて前記アクセスポイントを利用する無線通信を、前記第3通信実行部に試行させる試行制御処理と、
    前記試行制御処理で無線通信に成功した場合、前記第1無線設定値が適切であると判断する判断処理と、
    を実行させる、プログラム。
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