JP6586869B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤を用いて、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像器を備えた画像形成装置及びプログラムに係る。
レーザ光等の光照射により画像データに対する静電潜像がその表面に形成される感光体(像担持体)と、感光体上の静電潜像を現像剤で現像する現像器とを有する画像形成部が設けられた画像形成装置がある。
現像剤の寿命は、現像器の駆動時間(現像ローラの回転距離)で決定される。現像剤の長寿命化のためには、現像ローラの回転数を極力抑えて画像形成装置を使用すべきである。しかし、高画質を維持するためには画像形成時に現像ローラが最適な回転数で動作することが好ましい。
現像ローラやその他の消耗品の寿命を延ばす画像形成装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された画像形成装置は、用紙の印字可能範囲のすべての領域で画像を印字することが想定されている通常印字モードと、用紙の通紙方向に関して限定された領域で画像を印字することが想定されている限定印字モードとを備えている。この特許文献1に開示された画像形成装置のコントローラは、限定印字モードで画像を印字する場合、限定された領域以外の領域である非印字領域では、現像ローラの回転駆動を停止することにより、画像形成部による画像の現像を停止させる。
特開2010−2667号公報
図1は、特許文献1に開示された画像形成装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。図1を参照して、現像器の現像駆動(現像ローラ回転及び停止)のタイミングを説明する。
画像形成装置は、指示されたジョブを解析して、該ジョブに設定された複数のページの画像を形成する。まず画像形成装置の制御部は、複数のページのページ間を検出する。そして、連続する2ページのうちの先行ページ(Nページ目)の画像領域である画像部の副走査方向の後端から後続ページ(N+1ページ目)の画像領域である画像部の副走査方向の前端までの領域(以下「非画像領域」と称する)を算出する。画像部の副走査方向は、主走査方向と直交する方向、即ち画像部の進行方向(像担持体の駆動方向)である。画像形成装置は、露光部により、像担持体に対し各ページの画像部に対応する領域にレーザ光等の光を照射し、潜像を形成する。
また画像形成装置の制御部は、非画像領域における所定のタイミングで給紙信号をオンする。画像形成装置の画像形成部は、給紙信号がオンになったことを受けて、現像器の感光体と対向する現像領域に後続ページの画像部(潜像)の前端が到達する前であって、固定マージン分だけ早いタイミングで現像器(現像ローラ)を駆動する。特許文献1の段落[0032]には、「印字エリアの先端のやや手前から現像ローラの駆動がオン(現像駆動が実施)される」と記載されており、「印字エリアの先端のやや手前」が固定マージンに相当する。
このように、特許文献1に記載のものは、後続ページの画像部の前端及び先行ページの画像部の後端に対し固定マージンが設けられており、後続ページの画像部の前端に対し固定マージン分だけ早いタイミングで現像器(現像ローラ)を駆動する。そのため、画像形成(現像)に不必要なときにも、現像剤に常に一定のストレスがかかるという問題があった。
上記の状況から、画像形成に不必要な現像駆動により現像剤に与えるストレスを低減する手法が要望されていた。
本発明の一態様の画像形成装置は、画像形成部と、非画像領域算出部と、現像停止部と、画像パターン判断部と、駆動再開タイミング決定部と、現像再開部とを備える。
画像形成部は、ジョブに含まれるページの画像領域である画像部に基づいて潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された前記潜像を現像する現像器とを具備する。
非画像領域算出部は、連続する2ページのうちの先行ページの画像部の進行方向の後端から後続ページの画像部の進行方向の前端までの非画像領域を算出する。
現像停止部は、2ページの画像部間の非画像領域で現像器の現像駆動を停止する。
画像パターン判断部は、後続ページの画像部の画像パターンを判断する。
駆動再開タイミング決定部は、画像パターン判断部による後続ページの画像部の画像パターンの判断結果に基づいて、2ページの画像部間の非画像領域において現像停止部により停止されていた現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する。
現像再開部は、駆動再開タイミング決定部により決定された再開タイミングに基づいて、現像器の現像駆動を再開する。
本発明の一態様のプログラムは、ジョブに含まれるページの画像領域である画像部に基づいて潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された潜像を現像する現像器とを具備する画像形成部を備えた画像形成装置のコンピュータに、
連続する2ページのうちの先行ページの画像部の進行方向の後端から後続ページの画像部の進行方向の前端までの非画像領域を算出する処理と、2ページの画像部間の非画像領域で現像器の現像駆動を停止する処理と、後続ページの画像部の画像パターンを判断する処理と、後続ページの画像部についての画像パターンの判断結果に基づいて、2ページの画像部間の非画像領域において停止されていた現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する処理と、決定された再開タイミングに基づいて、現像器の現像駆動を再開する処理とを実行させる。
本発明の少なくとも一態様によれば、後続ページの画像部の画像パターンに基づいて、2ページの画像部間の非画像領域において停止されていた現像器の現像駆動の再開タイミングが決定される。そのため、後続ページの画像部の画像パターンに応じて適切な再開タイミングを設定することができ、余分な再開マージンを削ることが可能となる。それゆえ、画像形成に不必要な現像駆動により現像剤に与えるストレスを低減し、現像剤に与えるストレスを最小限に抑えることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来技術を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一例の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る現像器と感光体ドラムの周辺の要部を示す図である。 現像剤の一例の概略図である 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系の一例のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置の機能構成の一例のブロック図である。 タグビットデータ(属性情報データ)の一例の概念図である。 画像データとタグビットデータの関係例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る駆動再開タイミングテーブルである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る画像形成処理時のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態及び第4の実施形態に係る画像形成処理時のタイミングチャートである。 キャリアに対するコート層の質量比率とプリント枚数との関係例を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置について、図2〜図10を参照して説明する。
[画像形成装置の全体構成]
まず、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する。
図2は、本発明が適用される画像形成装置の一例の全体構成図である。図2には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置はこの例に限られない。
画像形成装置10は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置である。電子写真方式では、静電潜像担持体(例えば感光体ドラム)上に形成された静電潜像を現像剤担持体(例えば現像ローラ)上に担持した現像剤によって現像して用紙にプリントする。この画像形成装置10は、複数の感光体ドラムを一本の中間転写ベルト16(像担持体の一例)に対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆるタンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置10は、印刷ジョブ(以下「ジョブ」と略称することがある)の設定に基づいてページ間(画像間)において現像器の駆動及び停止を制御する。
画像形成装置10は、画像形成部11と、用紙搬送部20と、定着器30と、原稿読取部40と、操作表示部50(操作部の一例)を備える。
画像形成部11は画像形成部の一例で、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部11Yと、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部11Mと、シアン(C)の画像を形成する画像形成部11Cと、ブラック(BK)の画像を形成する画像形成部11BKを備える。
画像形成部11Yは、感光体ドラムY及びその周辺に配置された帯電部12Y、レーザダイオード130Yを有する光書込部13Y、現像器14Y及びドラムクリーナ15Yを備える。同様に、画像形成部11M,11C,11BKは、感光体ドラムM,C,BK及びその周辺に配置された帯電部12M,12C,12BK、レーザダイオード130M,130C,130BKを有する光書込部13M,13C,13BK、現像器14M,14C,14BK及びドラムクリーナ15M,15C,15BKを備える。
感光体ドラムYは、帯電部12Yにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Yのレーザダイオード130Yによる走査露光により、感光体ドラムYには静電潜像(以下「潜像」と記す)が形成される。さらに、現像器14Yは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムY上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムY上には、イエローに対応する所定色の画像(トナー画像)が形成される。
同様に、感光体ドラムMは、帯電部12Mにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Mのレーザダイオード130Mによる走査露光により、感光体ドラムMには潜像が形成される。さらに、現像器14Mは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムM上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムM上には、マゼンダに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムCは、帯電部12Cにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13Cのレーザダイオード130Cによる走査露光により、感光体ドラムCには潜像が形成される。さらに、現像器14Cは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムC上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムC上には、シアンに対応する所定色のトナー画像が形成される。
感光体ドラムBKは、帯電部12BKにより表面が一様に帯電させられており、光書込部13BKのレーザダイオード130BKによる走査露光により、感光体ドラムBKには潜像が形成される。さらに、現像器14BKは、トナーを用いて現像を行うことによって感光体ドラムBK上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラムBK上には、ブラックに対応する所定色のトナー画像が形成される。
(感光体ドラムと現像器の周辺の要部)
図3は、画像形成部11Yを構成する感光体ドラムYと現像器14Yの周辺の要部を示す。画像形成部11Yは、感光体ドラムYに現像剤を供給する現像器14Yの現像ローラ141に、現像DC電圧(現像バイアス電圧、例えば−600V前後)を印加する現像DC電圧印加部143を備える。現像ローラ141には、現像ローラ141の回転を検出するエンコーダー142が設けられている。
また、画像形成部11Yは、帯電部12Yに、帯電グリッド電圧(例えば−600V〜−1000V)を印加する帯電グリッド電圧印加部122を備える。帯電部12Yに印加された帯電グリッド電圧により、帯電グリッド121を介して感光体ドラムYの表面が帯電される。感光体ドラムYには、感光体ドラムYの回転を検出するエンコーダー123が設けられている。
他の画像形成部11M,11C,11BKにおける感光体ドラムM,C,BK、現像器14M,14C,14BKの周辺も同様の構成である。本明細書において、現像器14Y,14M,14C,14BKを区別しない場合には「現像器14」と表記する。また、光書込部13Y,13M,13C,13BKを区別しない場合には「光書込部13」と表記する。さらに、レーザダイオード130Y,130M,130C,130BKを区別しない場合には「レーザダイオード130」と表記する。
(現像剤の概要)
図4は、現像剤の一例の概略図である。
現像剤の一つに2成分現像剤がある。現像剤60は2成分現像剤であり、トナー61とキャリア62とから構成されている。トナー61は画像を形成する粒子であり、逐次消費される。キャリア62は、現像器14内でのトナー61との混合において摩擦帯電により、トナー61に適正な電荷を与える機能、現像器14の感光体ドラムと対向する現像領域にトナー61を搬送する機能、感光体ドラム上の潜像にトナー61が忠実に現像できるよう現像電界を形成する機能を持っている。このキャリア62は、磁性を持つフェライト粒子からなるコア63と、コア63の表面に帯電付与の機能を持つ樹脂をコーティングしたコート層64とから構成されるものが一般的である。
トナー61に対し、安定に電荷を与えるためには、このキャリア62表面が変化しないことが理想である。しかし、キャリア62表面は、現像器14内で繰り返しトナー61と接触し、さらに機械的ストレス(圧力、摩擦等)、熱的ストレス(熱)が加わり、表面に形成されたコート層64が次第に劣化する。
現像剤60がストレスを受けるとキャリア62表層のコート層64が摩耗する。したがって、コート層64の摩耗を抑えるために、現像剤60がストレスを受ける時間を短縮すべく、現像器14の駆動制御(現像ローラ141の回転及び停止)を適切に制御することが肝要である。
図2の説明に戻る。感光体ドラムY,M,C,BK上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラ17Y,17M,17C,17BKにより、無端状の中間転写体である中間転写ベルト16上の所定位置へと逐次転写される。中間転写ベルト16上に転写された各色よりなるトナー画像は、用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、2次転写部18で転写される。
2次転写部18における用紙の排出側には、定着器30(定着部の一例)が設けられている。この定着器30は、用紙Pを搬送しながら用紙Pを加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙Pに定着させる。定着器30は、一対の加熱ローラ31(加熱部材)と加圧ローラ32(加圧部材)から構成される。加熱ローラ31は、該加熱ローラ31を加熱する熱源としてのヒータ33を内蔵している。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、互いに接離可能に構成されており、加熱ローラ31と加圧ローラ32とが接する位置には、圧接部として定着ニップ部が形成される。
原稿読取部40は、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサにより読み取って画像信号を得る。なお、画像形成装置10は、原稿を給紙する図示しない自動原稿搬送装置が上部に備えられる構成でもよい。
操作表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)51、LCD51を覆うように設けられたタッチパネル、各種スイッチやボタン、テンキー、操作キー群等から構成される。操作表示部50は、ユーザの操作を受け付けて操作内容に応じた操作信号を生成する。また操作表示部50は、制御装置100(図4参照)から入力される表示信号に応じた操作画面をLCD51上に表示する。
用紙搬送部20は、用紙Pが収納される複数の給紙トレイ21と、給紙トレイ21に収納された用紙Pを繰り出す給紙部21aを備える。また、用紙搬送部20は、給紙トレイ21から繰り出された用紙Pが搬送される主搬送路23と、用紙Pの表裏を反転させる反転搬送路24と、用紙Pが排紙される排紙トレイ25を備える。
用紙搬送部20は、定着器30の下流側で主搬送路23から反転搬送路24が分岐し、主搬送路23と反転搬送路24の分岐箇所に切換ゲート23aを備える。画像形成装置10では、主搬送路23を搬送され、2次転写部18及び定着器30を通過した用紙Pは、上側を向いた面に画像が形成される。用紙Pの両面に画像を形成する場合、上側を向いた一の面に画像が形成された用紙Pが主搬送路23から反転搬送路24に搬送され、反転搬送路24から主搬送路23へ搬送されることで、画像形成面が下側を向く。これにより、用紙Pが表裏反転され、上側を向いた他の面に画像を形成することが可能となる。
[画像形成装置の制御系]
次に、画像形成装置10の制御系について説明する。
図5は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。図5には、本発明の説明に必要と考える要素又はその関連要素を記載しており、画像形成装置の制御系はこの例に限られない。
画像形成装置10は、用紙Pを給紙し、画像を形成して排紙する一連の制御を行う制御装置100(制御部の一例)、及び記憶装置101を備える。制御装置100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)からなる演算処理装置と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリを備える。ROMには、制御装置100のCPUが実行するプログラム又はプログラムの実行時に使用するデータ等が記憶されている。CPUに代えてMPU(Micro-Processing Unit)を用いてもよい。
記憶装置101は記憶部の一例であり、制御装置100のCPUがプログラムを実行する際に使用するパラメータ、又はプログラムを実行して得られたデータなどが記憶される。例えば、記憶装置101には、各濃度レベルの作像条件(プロセス条件)等の情報が記憶される。記憶装置101に、制御装置100のCPUが実行するプログラムを記憶してもよい。
制御装置100は、操作表示部50から操作信号を受信し、該操作信号に応じた制御を行う。また、制御装置100は、操作表示部50に表示信号を出力し、操作表示部50が、各種操作指示や設定情報を入力するための各種設定画面や各種処理結果等を表示する操作画面をLCD51上に表示する。制御装置100は「プリントコントローラー」と呼ばれることもある。
通信I/F102は、ネットワーク又は専用線を介して操作端末であるパーソナルコンピュータ(PC)120との間でデータを送受信するインターフェースである。通信I/F102として、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
PC120は、画像と該画像の出力設定を含む印刷ジョブを生成する。またPC120は印刷ジョブの送信を行うプリンタドライバやホットフォルダ等のアプリケーションソフトウェアを備える。プリンタドライバは、文書作成アプリケーションから印刷指示された文書を画像形成装置10が読み取り可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPostScript(登録商標)等のPDL)に変換する。
画像形成装置10が用紙Pに画像を形成する通常の動作(プリント動作)について説明すると、制御装置100は、用紙搬送部20を制御して用紙Pを搬送する。制御装置100は、原稿読取部40で原稿から取得した画像データ、あるいは、外部から取得した画像データに基づき画像形成部11(「プリントエンジン」とも呼ばれる。)を制御して、用紙Pに画像を形成する。そして、制御装置100は、定着器30を制御して用紙Pに画像を定着させ、画像が形成された用紙Pを排紙する。
このとき、制御装置100は、エンコーダー123から出力される感光体ドラムの回転速度に応じた検出データ(単位時間当たりの回転数)と、エンコーダー142から出力される現像器14の現像ローラ141の回転速度に応じた検出データ(単位時間当たりの回転数)を取得する。そして、画像形成部11は、感光体ドラムの回転数に応じた検出データ及び現像ローラ141の回転数に応じた検出データに基づいて、感光体ドラムの線速に対する現像ローラ141の線速の比(以下「現像θ」と表記する)を計算する。制御装置100は、その計算した現像θと記憶装置101又はROM等に予め保存された現像θの設定値とを比較し、その差分に基づいて実際の現像θが設定値と一致するように、感光体ドラム及び/又は現像ローラ141の回転速度を制御する。一般に、現像θの値が大きいほど、感光体ドラムに対する現像ローラ141の接触回数が多くなるため、感光体ドラムに供給される現像剤の量が多くなり、感光体ドラムの表面に付着するトナー量が多くなる(トナー濃度が高くなる)。
画像形成装置10は、複数ページのプリント動作時に、ページ間の非画像領域において画像形成部11(現像器14)による現像駆動(現像ローラ141)の停止及び再開の制御を行う。
[制御装置の機能構成]
次に、制御装置100により実行される機能について説明する。
図6は、制御装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置100は、RIP制御部100a、画像パターン判断部100b、駆動再開タイミング決定部100c、現像器駆動制御部100dを備える。制御装置100は、駆動再開タイミングテーブル110と接続されている。制御装置100の各部の機能は、一例としてCPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
RIP制御部100a(非画像領域算出部の一例)は、言語解析、ラスタライズ処理(例えば、RIP(Raster Image Processor)処理)、色変換、属性情報の生成を行う。RIP制御部100aは、PDLデータを、タグビットプレーン70(後述する図7参照)と、Cプレーン71c、Mプレーン71m、Yプレーン71y、及びBKプレーン71bkに展開する。Cプレーン71c、Mプレーン71m、Yプレーン71y、及びBKプレーン71bkは、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(BK)のビットマップ画像データであって、画像形成用データの一例として用いられる。本明細書において各色のプレーンを区別しない場合又は総称する場合には、CMYKプレーン71と表記する。
タグビットプレーン70は、CMYKプレーン71のオブジェクト種を判別するために用いられる。タグビットプレーン70はCMYKプレーン71と共に、制御装置100から画像形成部11へ出力される。
[CMYKプレーンとタグビットプレーン]
次に、CMYKプレーン71とタグビットプレーン70について説明する。
上述したように制御装置100のRIP制御部100aは、受信したジョブ(PDLデータ)に含まれる出力設定に基づいて画像にRIP処理を行う。RIP処理に際して、RIP制御部100aは、画像に文字データが埋め込まれている箇所を文字領域と判定し、写真データが埋め込まれている箇所を写真領域と判定する。そして、RIP制御部100aは、画像を基に生成したCMYKプレーン71に加えて、画像に含まれる各領域のオブジェクト種(文字オブジェクト、図形オブジェクト又は画像オブジェクト)に応じたタグビットプレーン70を現像器駆動制御部100dに出力する。現像器駆動制御部100dを介して、CMYKプレーン71に加えてタグビットプレーン70が画像形成部11に出力される。そして、画像形成部11がプリントを実行する時には、タグビットプレーン70に含まれる画素毎に付与されたタグビットに基づいて、CMYKプレーン71に対して適切な画像処理(トーンカーブ種の変更や細線化処理等)を施すことで、印刷品質を向上させている。
(タグビットデータ)
図7は、タグビットデータ(属性情報データ)の一例を示す概念図である。
タグビットデータとは、制御装置100のRIP制御部100aが画像にRIP処理を施して生成するビットマップ画像データの画素毎の属性情報を示すデータである。CMYKプレーン71からなるビットマップ画像データに対して、1プレーンのタグビットプレーン70のタグビットデータがRIP制御部100aによって生成される。CMYKプレーン71の特定位置の画素と、タグビットプレーン70の特定位置の画素とは一致する。
(ビットマップ画像データとタグビットデータの関係)
図8は、ビットマップ画像データとタグビットデータの関係を示す概念図である。
図8Aは、ビットマップ画像データの一例を示している。このビットマップ画像データは、画像形成部11(プリンタエンジン)に入力される。このビットマップ画像データは、写真データが埋め込まれている箇所を写真領域、図形データが埋め込まれている箇所を図形領域、フォント等の文字データが埋め込まれている箇所を文字領域として含んでいる。ビットマップ画像データに含まれる各領域は、それぞれ文字オブジェクト、図形オブジェクト、写真オブジェクトとして識別される。
図8Bは、図8Aに例示されたビットマップ画像データに対応するタグビットデータを示している。タグビットデータはビットマップ画像データを構成する各画素のオブジェクト属性(写真/図形/文字)に応じて割り振られたタグビットからなるデータである。写真オブジェクト、図形オブジェクト、及び文字オブジェクトには、それぞれ例えば、「1」、「2」、「4」とした写真属性を示すタグビット、図形属性を示すタグビット、及び文字属性を示す文字画像タグビットが割り振られる。
図6の説明に戻る。RIP制御部100aは、連続する2ページのうちの先行ページの画像領域である画像部の副走査方向の後端(以下「画像部の後端」と記す)の位置、及び後続ページの画像領域である画像部の副走査方向の前端(以下「画像部の前端」と記す)の位置を算出する。画像部の副走査方向は、画像部の進行方向(感光体ドラムの駆動方向)である。そして、RIP制御部100aは、先行ページの画像部の後端から後続ページの画像部の前端までの非画像領域を算出する。算出した非画像領域の情報は、現像器駆動制御部100dへ出力される。
画像パターン判断部100bは、連続する2つのページのうち後続ページの画像部を解析し、解析結果を元に、後続ページの画像部が、ユーザが濃度差を視認しやすい画像パターンであるか否かを判断する。ユーザが濃度差を視認しやすい(濃度差が目立ちやすい)画像パターンとは、画像部全体に対するトナー付着面積の割合(面積率)が高い画像パターンであり、例えばベタ画像が典型例である。このとき、画像パターン判断部100bは、後続ページの画像部の指定された画像領域の画像パターンを判断する。例えば、画像パターン判断部100bは、後続ページの画像部の全画像領域について、あるいは、後続ページの画像部の前端から所定位置までの画像領域について、画像パターンの判断を行う。判断結果は、駆動再開タイミング決定部100cへ出力される。
駆動再開タイミング決定部100cは、画像パターン判断部100bによる後続ページの画像部の画像パターンの判断結果に基づいて、2ページの画像間の非画像領域において現像器駆動制御部100dにより一時停止されていた現像器14の現像駆動を再開するタイミング(以下「駆動再開タイミング」と記す)を決定する。本明細書では、駆動再開タイミングは、現像駆動を再開する位置から後続ぺージの画像部の前端までの距離として表される。本実施形態では、駆動再開タイミング決定部100cは、後続ページの画像部が、ユーザが濃度差を視認しやすい画像パターンである場合には、現像器14の現像駆動の再開が早まるように駆動再開タイミングを決定する。決定された駆動再開タイミングの情報は、現像器駆動制御部100dへ出力される。
現像器駆動制御部100dは、2ページの画像間の非画像領域で現像器の現像を停止する現像停止部の一例である。また、現像器駆動制御部100dは、駆動再開タイミング決定部100cにより決定された駆動再開タイミングに基づいて、現像器14の現像駆動を再開する現像再開部の一例でもある。現像器駆動制御部100dは、現像器14が備える現像ローラ141を回転又は停止(休止)させることによって、現像器14による現像駆動の実行及び停止を制御する。
[駆動再開タイミングテーブルの例]
図9は、第1の実施形態に係る駆動再開タイミングテーブルの一例を示す。
駆動再開タイミングテーブル110には、現像θの値と現像器14の現像駆動の再開タイミングが対応づけられて登録されている。駆動再開タイミング決定部100cは、後続ページの画像部が、ユーザが濃度差を視認しやすい画像パターンである場合に駆動再開タイミングテーブル110を参照し、現在の現像θの設定値に応じて現像器14の現像駆動の再開タイミングを決定する。
図9の例では、現像θの値と駆動再開タイミング(画像部の前端から現像駆動の再開位置までの距離)が下記のように設定されている。現像θの設定値が大きいと現像ローラ141が目標の回転数に到達するまでに所要の時間がかかるため、現像ローラ141の回転を早めに開始する必要がある。それゆえ、現像θの設定値が大きくなるにつれ、駆動再開タイミングも大きな値に設定される。
0≦θ<1.5のとき、駆動再開タイミングは15mm
1.5≦θ<2.0のとき、駆動再開タイミングは30mm
2.0≦θ<2.5のとき、駆動再開タイミングは50mm
2.5≦θ≦3.0のとき、駆動再開タイミングは70mm
[制御装置の動作]
図10は、画像形成装置10の制御装置100の動作例(画像形成方法)を示すフローチャートである。制御装置100が備えるCPUは、ROM又は記憶装置101に記録されたプログラムを実行することで、図10に示す処理を実現する。制御装置100は、ジョブが入力されたことを検知すると、本フローチャートの処理を開始する。
まず制御装置100が、PC120から通信I/F102を介して、又は操作表示部50からジョブを受信すると、RIP制御部100aはジョブの解析を行うとともに、ジョブに設定された画像のRIP処理を実行する(S1)。ジョブの解析結果及びRIP処理結果は、現像器駆動制御部100d及び画像パターン判断部100bへ出力される。
次に、RIP制御部100aは、連続する2ページのページ間及び非画像領域を計算する(S2)。
次に、現像器駆動制御部100dは、連続する2つのページのうち先行ページの画像部に対応して現像器14を駆動し、先行ページの画像部の後端から後続ページの画像部の前端までの非画像領域において現像器14を停止(休止)する(S3)。
次に、画像パターン判断部100bは、連続する2ページのうちの後続ページの画像部の指定された画像領域を解析する(S4)。この指定された画像領域というのは、画像部の全画像領域又は画像部の前端を基点とする一部の画像領域である。例えば画像パターン判断部100bは、画像部の指定された領域内の画素ごとに得られる情報(タグビットデータ、又は描画点の大きさや隣接する描画点との間隔等)を平均化し、その結果から画像パターンを判断する。
次に、画像パターン判断部100bは、後続ページの画像部の指定された画像領域が、ユーザが濃度差を視認しやすい画像パターンであるか否かを判断する(S5)。画像部が濃度差を視認しやすい画像パターンであるか否かを判断する方法には、2つの方法がある。一つ目は、画像の種類(オブジェクト種)を元に判断する方法、2つ目は画像のカバレッジを元に判断する方法である。
ステップS5において後続ページの画像部が濃度差を視認しやすい画像パターンではない場合には(S5のNO)、駆動再開タイミング決定部100cは、ROM又は記憶装置101等のメモリに保存されている現像器14の現像駆動の再開タイミングの値(固定値)を読み出す(S6)。
一方、ステップS5において後続ページの画像部が濃度差を視認しやすい画像パターンである場合には(S5のYES)、駆動再開タイミング決定部100cは、ROM又は記憶装置101等に保存された現像θの設定値を取得する(S7)。続いて、駆動再開タイミング決定部100cは、取得した現像θの値を元に、駆動再開タイミングテーブル110から現像器14の現像駆動の再開タイミングを選択及び決定する(S8)。
そして、現像器駆動制御部100dは、ステップS6又はステップS8の処理で取得した駆動再開タイミングに基づき、後続ページの画像部前端よりも設定距離分前から現像器14の現像駆動を再開する(S9)。
次に、制御装置100は、ジョブが完了したかどうかを判定する(S10)。制御装置100は、ジョブが完了していない即ち最後のページまで到達していない場合には(S10のNO)、ステップS2〜10の処理を適宜実行し、次のページ間の非画像領域において現像器14の現像駆動を制御する。制御装置100は、ジョブが完了した場合には(S10のYES)、本フローチャートを終了する。
制御装置100は、Y,M,C,BKの各色について図10のフローチャートの処理を実行し、各色でページ間の非画像領域において現像器14の現像駆動を制御する。
なお、PC120等から入力されるジョブに設定されたページ数が1ページである場合には、ステップS1においてRIP制御部100aがジョブを解析後、現像器駆動制御部100dは該当ページの画像部前端の所定距離前から現像器14の現像駆動を開始し、画像部後端まで現像したら現像器14の現像駆動を停止する(S3に相当)。ただし、このとき該当ページの画像部の画像パターンに応じて、現像器14の現像駆動を開始するタイミングを決定してもよい(S4,S5,S7,S8に相当)。このようにすることで、ジョブに設定されたページ数が1ページであっても、1ページのジョブが多数実行された場合には、現像剤のストレス低減につながる。
[現像器の動作タイミング]
第1の実施形態として、画像パターン判断部100bによる後続ページの画像部の全画像領域を対象に解析を行い、画像パターンを画像の種類で判別する場合を説明する。画像の種類(オブジェクト種)は、RIP制御部100aが生成するタグビットプレーン70(図7)のタグビットデータ(図8)を参照することで判別可能である。
図11は、第1の実施形態及び第2の実施形態に係る画像形成処理時のタイミングチャートである。
画像形成装置10の制御装置100は、まず複数のページのページ間を検出し、連続する2ページのうちの先行ページ(Nページ目)の画像領域である画像部81の後端と、後続ページ(N+1ページ目)の画像領域である画像部82の前端とを算出する。次に、制御装置100は、先行ページの画像部81の後端と後続ページの画像部82の前端とから、非画像領域を算出する。さらに、制御装置100は、後続ページの画像部82の全画像領域の画像パターンを「文字のみ」又は「文字以外を含む」に判別する。文字以外を含む画像パターンとは、文字以外の図形や写真等の画像が含まれる画像パターンを指す。
制御装置100は、露光部としての光書込部13のレーザダイオード130により、回転している感光体ドラムに対し各ページの画像部に対応する領域にレーザ光等の光を照射し、潜像を形成する。制御装置100は、回転している感光体ドラムに対し先行ページの画像部81に対応する領域にレーザ光を照射し、画像部81の潜像を形成する。現像器14の現像ローラ141は、先行ページの画像部81の現像が終了後、非画像領域において停止(休止)する。現像ローラ141が停止した後も感光体ドラムは回転したままである。次に、制御装置100は、非画像領域における所定のタイミングで給紙信号をオンする。
後続ページの画像部82の全画像領域が「文字のみ」の画像パターンである場合、制御装置100は、現像器14の現像駆動を、現像θに関係なく後続ページの画像部82の前端よりも5mm手前側から再開する(S6,S9に相当)。即ち、画像部82が「文字のみ」の画像パターンである場合、現像駆動の開始位置は固定である。
一方、画像部82の全画像領域が「写真を含む」の画像パターンである場合には、制御装置100は、駆動再開タイミングテーブル110を参照して、駆動再開タイミングを現像θの設定値に応じて決定する(S7,S8に相当)。そして、後続ページの画像部82の前端の手前側において決定した駆動再開タイミングで現像器14の現像駆動を再開する(S9に相当)。本実施形態では、現像θの設定値(例えば1.0≦θ≦3.0)に応じて、駆動再開タイミングを15〜70mmの間で決定し、駆動開始位置から画像部82の前端までの距離を変更する。なお、本実施形態において、連続する2ページのページ間の距離は70mm以上あるものとする。
[第1の実施形態の効果]
上述した第1の実施形態によれば、従来、連続する2ページのうち後続ページの画像部に対して、常に固定のマージンを取って現像駆動を再開していたのに対し、後続ページの画像部82の画像パターンを認識し、その画像パターンに応じて現像器14の駆動再開タイミングを変更する。それにより、後続ページの画像部82の画像パターンに応じて、真に必要な駆動再開タイミングを設定することができ、余分な再開マージンを削ることができる。それゆえ、画像形成に不必要な現像駆動により現像剤に与えるストレスを低減し、現像剤に与えるストレスを最小限に抑えることができる。
例えば、画像部82が文字のような濃度差が目立ちにくい画像パターンである場合には、現像θの設定値にかかわらず駆動再開タイミングを最小値(固定値:例えば5mm)とすることで、現像駆動の再開を遅らせることができる。それにより、現像駆動の再開時の余分なマージンを削減でき、現像剤のストレスを低減することができる。また、画像部82が濃度差を視認しやすい画像パターンである場合には、現像θの大きさに応じて駆動再開タイミングを大きくすることで、後続ページの画像部に対して必要かつ適切なマージンを確保することができる。
なお、現像θの設定値にかかわらず駆動再開タイミングを最小値とすることで現像ローラ141が目標の回転数に到達する前に、現像器14の感光体ドラムと対向する現像領域に後続ページの画像部82(潜像)の前端が到達して現像が行われる可能性も考えられる。ここで画像部82は濃度差が目立ちにくい文字画像であるから、この状況で現像が行われたとしてもユーザが濃度差を視認することはできないため実質的に品質に与える影響は小さく、それよりも現像剤に対するストレスを低減できるという利点の方が大きい。したがって、第1の実施形態は、追い刷りやバリアブル印刷のような、形成すべき画像として文字が主であり、かつ用紙内の画像を形成する領域が限られているプリント処理に対して大きな効果が得られる。
追い刷りとは、用紙の既に印刷された(画像が形成された)面に、更に印刷(画像を形成)することであり、バリアブル印刷は追い刷りの一種である。バリアブル印刷は、ダイレクトメール(DM)などで住所や宛名の位置は同じだが、送り先が1件1件異なるときにデータで可変箇所を指示し、送り先だけ変えて印刷するという場合が典型的な例である。バリアブル印刷には、例えば性別、年齢、住所など顧客の属性に合わせて、1件1件その印刷内容を変える方式もある。勿論、バリアブル印刷は、文字情報を持つ宛名や住所等だけではなく、画像(図形や写真等)だけを変えたいという場合にも対応する。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態として、画像パターン判断部100bによる後続ページの画像部の全画像領域を対象に解析を行い、画像パターンを画像のカバレッジで判別する場合を説明する。
カバレッジは、印字率又は黒化面積率などとも呼ばれ、画像部全体に対するトナー付着面積の割合(面積率)で表される。トナー付着面積は、画素毎の描画点の大きさや隣接する描画点との間隔等から算出される。例えば、用紙の全面にトナーが載っている画像(全ベタ)の場合、カバレッジは100%であり、用紙上に画像がない(白紙の)場合、カバレッジは0%である。画像のカバレッジを計算する方法として、2つ挙げられる。1つ目の方法は、RIP制御部100aが生成するビットマップ画像データ(CMYKプレーン71)を解析して、指定された画像領域のカバレッジを計算する方法である。2つ目の方法は、ジョブのページ毎のページ情報から指定された画像領域のカバレッジを取得する方法である。
制御装置100は、後続ページの画像部82の全画像領域の画像パターンを、「カバレッジ1%未満」又は「カバレッジ1%以上」に判別する。カバレッジの値が高いほど、用紙に文字以外の画像が形成されている可能性が高い。統計では、カバレッジ1%未満の場合には、文字だけの画像であることが多い。本実施形態では、文字画像と文字以外を含む画像とを判別する閾値を1%とするが、数値は一例である。
後続ページの画像部82の全画像領域が「カバレッジ1%未満」の画像パターンである場合、制御装置100は、現像器14の現像駆動を、現像θに関係なく後続ページの画像部82の前端よりも5mm手前側から再開する(S6,S9に相当)。即ち、画像部82が「カバレッジ1%未満」の画像パターンである場合、現像駆動の開始位置は固定である。
一方、画像部82の全画像領域が「カバレッジ1%以上」の画像パターンである場合には、制御装置100は、駆動再開タイミングテーブル110を参照して、駆動再開タイミングを現像θの設定値に応じて決定する(S7,S8に相当)。決定した駆動再開タイミングで後続ページの画像部82の前端の手前側において現像器14の現像駆動を再開する(S9に相当)。第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、現像θの設定値(1.0≦θ≦3.0)に応じて、駆動再開タイミングを15〜70mmの間で決定し、駆動開始位置から画像部82の前端までの距離を変更する。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果がある。さらに、第2の実施形態では、画像パターンをカバレッジの値で判別する方法を採用することで、後続ぺージの画像部82全体に対するトナー付着面積の割合(面積率)をより正確に把握することができる。それゆえ、後続ページの画像部82についてより正確に画像パターンが判別され、この判別結果に基づいて、駆動再開タイミングが適切に決定される。
<3.第3の実施形態>
第3の実施形態として、画像パターン判断部100bによる後続ページの画像部の副走査方向における前端から所定位置(例えば数mm〜十数mm)までの画像領域(以下「画像部の前端領域」と記す)を対象に解析を行い、画像パターンを画像の種類で判別する場合を説明する。前端領域の範囲は、予め記憶装置101等に設定されていてもよいし、ユーザが操作表示部50を操作して変更できるようにしてもよい。
図12は、第3の実施形態及び第4の実施形態に係る画像形成処理時のタイミングチャートを示す。
制御装置100は、後続ページの画像部の前端領域82f(図12の破線部)の画像パターンを「文字のみ」又は「文字以外を含む」に判別する。後続ページの画像部82の前端領域82fが「文字のみ」の画像パターンである場合、制御装置100は、現像器14の現像駆動を、現像θに関係なく後続ページの画像部82の前端よりも5mm手前側から再開する(S6,S9に相当)。
一方、画像部82の前端領域82fが「写真を含む」の画像パターンである場合には、制御装置100は、駆動再開タイミングテーブル110を参照して、駆動再開タイミングを現像θの設定値に応じて決定する(S7,S8に相当)。そして、決定した駆動再開タイミングで後続ページの画像部82の前端の手前側において現像器14の現像駆動を再開する(S9に相当)。第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態と同様に、現像θの設定値(1.0≦θ≦3.0)に応じて、駆動再開タイミングを15〜70mmの間で決定し、駆動開始位置から画像部82の前端までの距離を変更する。
上述した第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果がある。さらに、第3の実施形態では、後続ページの画像部82の全画像領域ではなく、前端領域82fのみを解析対象とするため、前端領域82fについてより正確に画像パターンを判別することができる。そして、後続ページの画像部82の前端領域82fについて正確に判別された画像パターンに基づいて、駆動再開タイミングが適切に決定される。それゆえ、現像器14の駆動再開タイミングがより適切に変更されることとなり、後続ページの画像部に対してより適切なマージンを確保することができる。
<4.第4の実施形態>
第4の実施形態として、画像パターン判断部100bによる後続ページの画像部の前端領域を対象に解析を行い、画像パターンをカバレッジで判別する場合を説明する。
制御装置100は、後続ページの画像部82の前端領域82fの画像パターンを、「カバレッジ1%未満」又は「カバレッジ1%以上」に判別する。後続ページの画像部82の前端領域82fが「カバレッジ1%未満」の画像パターンである場合、制御装置100は、現像器14の現像駆動を、現像θに関係なく後続ページの画像部82の前端よりも5mm手前側から再開する(S6,S9に相当)。
一方、画像部82の前端領域82fが「カバレッジ1%以上」の画像パターンである場合には、制御装置100は、駆動再開タイミングテーブル110を参照して、駆動再開タイミングを現像θの設定値に応じて決定する(S7,S8に相当)。そして、決定した駆動再開タイミングで後続ページの画像部82の前端の手前側において現像器14の現像駆動を再開する(S9に相当)。第4の実施形態では、第1〜第3の実施形態と同様に、現像θの設定値(1.0≦θ≦3.0)に応じて、駆動再開タイミングを15〜70mmの間で決定し、駆動開始位置から画像部82の前端までの距離を変更する。
上述した第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果に加えて、第2の実施形態と同様の効果もある。
<5.実験結果>
上述した第1〜第4の実施形態と従来技術を比較するために実験を行った。以下、その実験結果について説明する。
[比較例]
比較例として、後続ページの画像部の画像パターンによらず現像器の駆動再開タイミングを固定とする。特許文献1(特開2010−2667号公報)のように、後続ページの画像部の前端側での駆動再開タイミングを70mm(固定マージン)とする。
(実験例)
第1〜第4の実施形態並びに比較例に対して、下記の測定条件でプリント動作を行った。なお、現像剤は未使用品を用いた。第1の実施形態と第2の実施形態、第3の実施形態と第4の実施形態はそれぞれ、画像パターンの識別方法が違うだけなので、第2の実施形態及び第4の実施形態は、測定結果(図13参照)から省略した。
−測定条件−
・画像パターン:総プリントの平均カバレッジ10%(文字のみ、写真のみ、文字と写真の混在という3パターン)
・プリント枚数:1,000,000プリント
−現像剤寿命の評価方法−
本実験では、プリント実施後のキャリア62のコート層64(図4)の残存量を評価した。コート層64の残存量が多いほど現像剤60はストレスを受けておらず、現像剤60の寿命が長くなる。本実験では、コート層64の残存量を、アルコール溶剤でキャリア62のコート層64を溶かし(溶解法)、溶解前のキャリア62に対するコート層64の質量比率として求めた。
−測定結果−
図13は、キャリア62に対するコート層64の質量比率とプリント枚数との関係例を示すグラフである。図13の縦軸はキャリア62に対するコート層64の質量比率(wt%)、横軸はプリント枚数を表す。
図13には、100万回プリントを実施した後のキャリア62のコート層64の残存量が示されている。図13に示すように、比較例1、第1の実施形態及び第3の実施形態ともに、プリント開始時のキャリア62に対するコート層64の質量比率は4.0%であった。その後、プリント枚数を重ねるにつれて、比較例、第1の実施形態及び第3の実施形態ともに、キャリア62に対するコート層64の質量比率は低下していった。そして、比較例、第1の実施形態及び第3の実施形態のそれぞれの、プリントを100万回実施後のキャリア62に対するコート層64の質量比率は、1.8%、2.3%、2.5%となった。
第1の実施形態及び第3の実施形態は、後続ページの画像部の全画像領域の画像パターンに応じて現像駆動を停止させる(現像駆動の再開を遅らせる)ため、現像駆動の停止時間が比較例よりも長くなる。それゆえ、第1の実施形態及び第3の実施形態では、現像剤60にかかるストレスが軽減され、比較例よりもコート層64の質量比率が高かった(残存量が多かった)。
また、第3の実施形態のコート層64の残存量は、第1の実施形態のものよりも多い結果となった。これは、第3の実施形態が、第1の実施形態よりも現像駆動の再開位置に近い画像領域即ち画像部の前端領域の画像パターンをより正確に把握し、該画像パターンに応じてより適切な駆動再開タイミングを決定したためと考えられる。
<6.その他>
上述した第1〜第4の実施形態において、図6に示す制御装置100の各部を他の装置に格納し、分散処理により制御装置100の機能を実現してもよい。例えば制御装置100のRIP制御部100aが画像形成装置10とは別装置(例えばプリントコントローラ)に格納されてもよい。また、制御装置100の現像器駆動制御部100dは、画像形成部11に格納されてもよい。
また、上述した第1〜第4の実施形態において、制御装置100が駆動再開タイミングを決定する際に取得する現像θの値を、ROM又は記憶装置101に保存された設定値ではなく、実測値としてもよい。例えば、エンコーダー123から出力される感光体ドラムの回転速度に応じた検出データと、エンコーダー142から出力される現像器14の現像ローラ141の回転速度に応じた検出データとから現像θを算出し、画像パターンの判別に用いる。
また、上述した第1〜第4の実施形態は、駆動再開タイミングテーブル110を参照して駆動再開タイミングテーブルを決定するが、駆動再開タイミングの現像θ(設定値又は実測値)に対する特性をグラフ化した特性データから駆動再開タイミングを決定するようにしてもよい。このようにした場合には、駆動再開タイミングテーブル110を用いる場合と比較して、駆動再開タイミングの値がより適切に決定される。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置がC,M,Y,BKの4色からなるカラー画像を形成する例を説明したが、4色から1色以上を選択してカラー画像を形成してもよい。
また、上述した実施形態において、カラー画像を形成する画像形成装置を例示したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置に適用することもできる。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
10…画像形成装置、 11…画像形成部、 14,14Y,14M,14C,14BK…現像器、 13Y,13M,13C,13BK…光書込部、 60…現像剤、 81,82…画像部、 82f…前端領域、 100…制御装置、 100a…RIP制御部、 100b…画像パターン判断部、 100c…駆動再開タイミング決定部、 100d…現像器駆動制御部、 101…記憶装置、 110…駆動再開タイミングテーブル、 123…エンコーダー、 130Y,130M,130C,130BK…レーザダイオード、 141…現像スリーブ、 142…エンコーダー、 Y,M,C,BK…感光体ドラム

Claims (9)

  1. ジョブに含まれるページの画像領域である画像部に基づいて潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に現像剤を供給して前記像担持体に形成された前記潜像を現像する現像器とを具備する画像形成部と、
    連続する2ページのうちの先行ページの前記画像部の進行方向の後端から後続ページの前記画像部の前記進行方向の前端までの非画像領域を算出する非画像領域算出部と、
    前記2ページの画像部間の前記非画像領域で前記現像器の現像駆動を停止する現像停止部と、
    前記後続ページの前記画像部の画像パターンを判断する画像パターン判断部と、
    前記画像パターン判断部による前記後続ページの前記画像部の画像パターンの判断結果に基づいて、前記2ページの画像部間の前記非画像領域において前記現像停止部により停止されていた前記現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する駆動再開タイミング決定部と、
    前記駆動再開タイミング決定部により決定された前記再開タイミングに基づいて、前記現像器の現像駆動を再開する現像再開部と、を備え
    前記画像パターン判断部は、前記後続ページの前記画像部がユーザに濃度差を視認されやすい画像パターンであるか否かを判断し、
    前記駆動再開タイミング決定部は、前記後続ページの前記画像部が濃度差を視認されやすい画像パターンである場合には、前記像担持体の線速に対する前記現像器が備える現像ローラの線速の比に応じて、前記現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する
    画像形成装置。
  2. 前記駆動再開タイミング決定部は、前記後続ページの前記画像部が濃度差を視認されやすい画像パターンである場合には、前記現像器の現像駆動の再開タイミングを早める
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像パターン判断部は、前記後続ページの前記画像部の指定された画像領域が、文字画像のみからなる画像パターンであるか、又は前記文字画像以外の画像を含む画像パターンであるかを判断する
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動再開タイミング決定部は、前記画像パターンが文字画像以外の画像を含む画像パターンである場合に、前記像担持体の線速に対する前記現像ローラの線速の比に応じて前記現像器の現像駆動の再開が早まるように前記再開タイミングを決定する
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像パターン判断部は、前記後続ページの前記画像部の指定された画像領域について、前記画像部全体に対するトナー付着面積の割合が所定値以上の画像パターンであるか否かを判断する
    請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動再開タイミング決定部は、前記画像部全体に対するトナー付着面積の割合が前記所定値以上の画像パターンである場合に、前記像担持体の線速に対する前記現像ローラの線速の比に応じて前記現像器の現像駆動の再開が早まるように前記再開タイミングを決定する
    請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像パターン判断部は、前記後続ページの前記画像部の全画像領域について前記画像パターンの判断を行う
    請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像パターン判断部は、前記後続ページの前記画像部の進行方向における前端から所定位置までの画像領域について前記画像パターンの判断を行う
    請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. ジョブに含まれるページの画像領域である画像部に基づいて潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に現像剤を供給して前記像担持体に形成された前記潜像を現像する現像器とを具備する画像形成部を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    連続する2ページのうちの先行ページの前記画像部の進行方向の後端から後続ページの前記画像部の前記進行方向の前端までの非画像領域を算出する処理と、
    前記2ページの画像部間の前記非画像領域で前記現像器の現像駆動を停止する処理と、
    前記後続ページの前記画像部の画像パターンを判断する処理と、
    前記後続ページの前記画像部についての画像パターンの判断結果に基づいて、前記2ページの画像部間の前記非画像領域において停止されていた前記現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する処理と、
    決定された前記再開タイミングに基づいて、前記現像器の現像駆動を再開する処理と、
    を実行させるプログラムであって、
    前記画像パターンを判断する処理において、前記後続ページの前記画像部がユーザに濃度差を視認されやすい画像パターンであるか否かを判断し、
    前記再開タイミングを決定する処理において、前記後続ページの前記画像部が濃度差を視認されやすい画像パターンである場合には、前記像担持体の線速に対する前記現像器が備える現像ローラの線速の比に応じて、前記現像器の現像駆動の再開タイミングを決定する
    プログラム。
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