JP6586741B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
無端の円筒状に形成されたベルトと当該ベルトの内側に設けられた部材との摩擦を低減するために、ベルトの内面にオイルを供給する技術が知られている。特許文献1には、定着ベルトと当該定着ベルトの内側に設けられた圧接部材との摩擦を低減するために定着ベルトの内面にオイルが供給される定着装置において、定着ベルトの端部からオイルが外部に漏れるのを防止するため、ベルトガイド部材の円筒状部に溝を設けることが記載されている。
特開2002−357968号公報
本発明は、ベルトの内面に潤滑剤が塗布された定着装置において、潤滑剤がベルトの外側に漏れることを抑制する技術を提供する。
請求項1に係る定着装置は、内面に潤滑が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する不織布で形成された覆い部材と、前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有する。
請求項2に係る定着装置は、請求項1に記載の構成において、前記覆い部材は、前記ベルトの端部を当該ベルトの円周全体に沿って覆っていることを特徴とする。
請求項3に係る定着装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記覆い部材が前記ベルトを覆う領域の、前記ベルトの長手方向における長さは、回転駆動されるときに当該ベルトが前記長手方向に移動する長さの最大値を上回ることを特徴とする。
請求項4に係る定着装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記覆い部材は、パーフルオロアルコキシアルカンにより構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る定着装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構成において、前記ベルトとの間で前記記録媒体を加圧しながら回転する回転体と、前記ベルトと前記回転体とを接触又は離間させる接離機構とを有する。
請求項6に係る画像形成装置は、未定着の画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、内面に潤滑油が塗布され、熱により前記記録媒体に前記画像を定着させる円筒状のベルトと、前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する不織布で形成された覆い部材と、前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有する。
請求項7に係る定着装置は、内面に潤滑剤が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する覆い部材と、前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有し、前記覆い部材は、前記ベルトの長手方向端部の周方向外側における空間が、前記ベルトの長手方向の内側における空間よりも広い。
請求項8に係る画像形成装置は、未定着の画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、内面に潤滑剤が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する覆い部材と、前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有し、前記覆い部材は、前記ベルトの長手方向端部の周方向外側における空間が、前記ベルトの長手方向の内側における空間よりも広い。
請求項1及び請求項6に係る発明によれば、覆い部材がベルトの端部を内側と外側から覆っていない場合に比べて、潤滑剤がベルトの外側に漏れることが抑制される。
請求項2に係る発明によれば、覆い部材がベルトの端部を円周全体に沿って覆っていない場合に比べて、潤滑剤がベルトの外側に漏れることが抑制される。
請求項3に係る発明によれば、覆い部材がベルトを覆う領域の、ベルトの長手方向における長さが、回転駆動されたときにベルトが長手方向に移動する長さの最大値以下である場合に比べて、潤滑剤がベルトの外側に漏れることが防止される。
請求項4に係る発明によれば、フッ素樹脂がベルトの端部を内側と外側から覆っていない場合に比べて、潤滑剤がベルトの外側に漏れることが抑制される。
請求項5に係る発明によれば、ベルトと回転体とが接触するときに潤滑剤がベルトの外側に漏れることが抑制される。
画像形成装置の全体構成を示す図 定着部の概要を示す図 図2における矢視IIIから定着部を見た図 定着ベルトの一部を拡大して示す図 比較例に係る定着ベルトの支持機構を示す図 比較例に係る定着ベルトの支持機構を示す図 一実施形態に係る定着ベルトの支持機構を示す図 一実施形態に係る定着ベルトの支持機構を示す図 変形例に係る定着ベルトの支持機構を示す図
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。画像形成装置1は電子写真方式で画像を形成する装置である。本実施形態に係る画像形成装置1は、いわゆるタンデム型であり、画像を表す画像データに基づいて記録媒体の一例である用紙Pに画像を形成する。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPUがROMや記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読み出して実行することにより画像形成装置1の各部を制御する。記憶部12はハードディスクドライブ等の大容量の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれるプログラムを記憶する。操作部17は各種の指示を入力するための操作ボタン等を備えており、ユーザによる操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に供給する。
現像部13Y,13M,13C,13Kは、用紙Pにトナー像を形成する。なお、符号のY,M,C,Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーに対応した構成であることを表す。現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれは、用いるトナーが異なるものの、その構成に大きな差異はない。以下、現像部13Y,13M,13C,13Kのそれぞれを特に区別する必要がない場合には、トナーの色を示す符号末尾のアルファベットを省略して「現像部13」とする。
各現像部13は、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ロール35と、ドラムクリーナ36とを備えている。感光体ドラム31は電荷発生層や電荷輸送層を有する像保持体であり、図示しない駆動部により図中の矢印D13の方向に回転させられる。帯電器32は感光体ドラム31の表面を帯電させる。露光装置33はレーザー発光源やポリゴンミラー等(いずれも図示せず)を備え、制御部11の制御の下、画像データに応じたレーザー光を、帯電器32により帯電させられた後の感光体ドラム31に向けて照射する。これにより、各感光体ドラム31には潜像が保持される。なお、上記の画像データは、制御部11が図示しない通信部を介して外部装置から取得したものであってもよい。外部装置とは、例えば原画像を読み取る読取装置や画像を示すデータを記憶した記憶装置等である。
現像器34はY,M,C,Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉等の磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する。そして現像器34に形成された磁気ブラシの穂先が感光体ドラム31の表面に接触することで、トナーは感光体ドラム31の表面で露光装置33により露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着し、感光体ドラム31に画像が形成(現像)される。
一次転写ロール35は転写部14の中間転写ベルト41が感光体ドラム31と対向する位置において予め定めた電位差を生じさせ、この電位差によって中間転写ベルト41に画像を転写する。ドラムクリーナ36は、画像の転写後に感光体ドラム31の表面に残留している未転写のトナーを取り除き、感光体ドラム31の表面を除電する。すなわち、ドラムクリーナ36は、次の画像形成に備えて、感光体ドラム31から不要なトナーや電荷を除去するものである。
転写部14は、中間転写ベルト41と、二次転写ロール42と、ベルト搬送ロール43と、バックアップロール44とを備えており、現像部13によって形成された画像を、ユーザの操作に応じて決められた紙種の用紙Pに転写する転写部である。中間転写ベルト41は無端のベルト部材であり、ベルト搬送ロール43及びバックアップロール44はこの中間転写ベルト41を張架する。ベルト搬送ロール43及びバックアップロール44の少なくとも1つには駆動部(図示せず)が備えられており、中間転写ベルト41を図中の矢印D14方向に移動させる。なお、駆動部を有しないベルト搬送ロール43又はバックアップロール44は、中間転写ベルト41の移動に従動して回転する。中間転写ベルト41が図中の矢印D14の方向に移動して回転することにより、中間転写ベルト41上の画像は、二次転写ロール42とバックアップロール44とに挟まれる領域に移動させられる。
二次転写ロール42は、中間転写ベルト41との電位差によって、中間転写ベルト41上の画像を搬送部16から搬送されてきた用紙Pに転写させる。ベルトクリーナ49は、中間転写ベルト41の表面に残留している未転写のトナーを取り除く。そして、転写部14及び搬送部16は、画像が転写された(すなわち、加熱により記録媒体に定着される未定着の画像が形成された)用紙Pを定着部15へと搬送する。なお、現像部13及び転写部14は、画像形成手段の一例である。
定着部15(定着装置の一例)は、用紙Pに転写された画像を加熱によって定着させる。定着部15の構造については後述する。搬送部16は、容器と搬送ロールとを有する。容器には、予め定められたサイズにカットされた用紙Pが収容される。図1の例では、用紙P1と、用紙P1よりも幅の狭い用紙P2の2種類の用紙Pが用いられる。各容器に収容されている用紙Pは、制御部11の指示により搬送ロールによって一枚ずつ取り出され、用紙搬送路を経由して転写部14へと搬送される。なお、記録媒体は用紙に限らず、例えば樹脂製のシート等であってもよい。要するに、媒体は、表面に画像を形成し得るものであればよい。
図2は、定着部15の概要を示す図である。以下、図において、定着部15の各構成の配置を説明するため、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、内側が白い円の中に黒い円を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表しており、内側が白い円の中に×を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を表している。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。y、z成分についても、y軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。また、用紙Pは定着部15を通過する際に、画像が形成された面を+y方向に向けた状態で、z軸方向に搬送される。すなわち、z軸方向は用紙Pの搬送方向であり、x軸方向は用紙Pの幅方向である。
定着部15は、定着ベルト51と、加圧ロール52と、電磁誘導部53と、磁心54と、押圧パッド56と、ホルダ57と、蓄熱板58と、接離機構59とを備えている。図2に示すように定着ベルト51はx軸方向に平行な軸O1を中心に矢印D51方向に回転する。また、図2に示すように加圧ロール52は、金属製の円筒状の芯材521と、この芯材521の表面に設けられた弾性層522とを備える。芯材521は、軸O1に並行な軸である軸O2を中心に矢印D52方向に回転し、これに伴って弾性層522が矢印D52方向に回転する。弾性層522の材質は、例えばシリコーンゴム層や、フッ素ゴム層等である。また、弾性層522は、その表面に表面離型層(フッ素樹脂層)を備えてもよい。加圧ロール52は、図示しない駆動部により回転駆動されつつ搬送部16により搬送された用紙Pを定着ベルト51に押し付けることにより、定着ベルト51による用紙Pの加熱を補助する。加圧ロール52は、接離機構59により、定着ベルト51に押し付けられる(ラッチされる)。なお、接離機構59により加圧ロール52が定着ベルト51に押し付けられていない状態においては、加圧ロール52と定着ベルト51とは接触せず、両者の間には空隙がある。加圧ロール52は回転体の一例である。定着ベルト51は、加圧ロール52が押し付けられていない状態においては、図示しない駆動部により回転する一方、加圧ロール52が押し付けられている状態においては、加圧ロール52からの摩擦力によって加圧ロール52に従動して回転し、転写部14から搬送された用紙Pを排出口18へと搬送する。本実施形態において、定着ベルト51を回転駆動させる駆動部は、x軸方向(定着ベルト51の長手方向)の一端に設けられている。すなわち、本実施形態において、定着ベルト51は、片側において駆動される。
押圧パッド56、ホルダ57、及び蓄熱板58は、定着ベルト51の内周側に配置されている。ホルダ57は、x軸方向に伸びる棒状の部材であり、x軸方向の両端が画像形成装置1の筐体に支持されている。ホルダ57は、例えば、ガラス混入PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の耐熱性樹脂や、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の非磁性金属等を材料に用いて形成されている。これにより、ホルダ57は、他の材料を用いる場合に比べて比較的、誘導磁界に影響を与えにくくなっており、且つ、誘導磁界から影響を受けにくくなっている。ホルダ57は、押圧パッド56を図2に示す矢印D56方向(−y方向)、すなわち加圧ロール52に向かう方向に押圧するように支持する。
押圧パッド56は、LCP(Liquid Crystal Polymer)等の耐熱性樹脂で構成され、加圧ロール52と対向する位置でホルダ57に支持される。押圧パッド56は、定着ベルト51を介して加圧ロール52から押圧される状態で配置され、加圧ロール52の方向(−y方向)に向けて定着ベルト51を内側から押圧する。これにより、定着ベルト51と加圧ロール52との間にニップ領域R1が形成される。用紙Pは、ニップ領域R1を通過するように搬送される。ニップ領域R1において押圧パッド56は、加圧ロール52の押圧によって軸O1に向かって凹むように変形しており、定着ベルト51はこの変形した押圧パッド56の形状に沿った形状となる。なお、押圧パッド56は、シリコーンゴム等やフッ素ゴム等の弾性体で構成されていてもよい。押圧パッド56は回転しないようにホルダ57に支持されており、定着ベルト51は押圧パッド56の上を滑りながら回転する。
蓄熱板58は、電磁誘導部53が生成した交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、定着ベルト51に熱を伝導する部材である。蓄熱板58は、磁路形成部材581、樹脂層582、及び熱容量調整部材583を、定着ベルト51の内周面側から軸O1に向かってこの順に重ねて備える。蓄熱板58は、図示しない支持機構によって、定着ベルト51の内側から定着ベルト51に対し押し付けられるように、且つ、回転しないように支持されており、これによって、定着ベルト51の内周面との接触状態が維持されている。
磁路形成部材581は、電磁誘導部53が生成した交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、定着ベルト51を加熱する。磁路形成部材581は本発明に係る加熱部の一例である。磁路形成部材581は、強磁性体を含む層であり、例えば、Ni−Fe系、Ni−Cr−Fe系の整磁合金である。この強磁性体のキュリー点は、定着ベルト51の設定温度以上、定着ベルト51の耐熱温度以下の範囲であってもよく、具体的には、例えば170℃〜250℃であることが望ましく、より望ましくは190℃〜230℃である。磁路形成部材581は、定着ベルト51の内周面に沿った形状に構成され、定着ベルト51の内周面に接するとともに電磁誘導部53に定着ベルト51を介して対向して配置されている。また、磁路形成部材581は、ホルダ57とは非接触で定着ベルト51を円筒形状に維持させつつ、定着ベルト51の内周面に接して配置されている。磁路形成部材581は、電磁誘導部53から発生する交流磁界の作用により電磁誘導されて発熱し、回転する定着ベルト51の内周面と摺動して定着ベルト51に対し熱を伝える。蓄熱板58は、図示しない支持機構によって回転しないように支持されており、定着ベルト51は磁路形成部材581の上を滑りながら回転し、磁路形成部材581からの熱が伝達される。
磁路形成部材581の厚みは、例えば、0.05〜1.0mm、望ましくは0.3〜0.6mmである。磁路形成部材581の形状は、上記の厚みを有する円筒形状に形成された合金から、或る決められた中心角の範囲(例えば30°〜180°)に相当する部分を切り出した形状等が挙げられるが、これに限られない。
樹脂層582は、磁路形成部材581に沿って、磁路形成部材581が定着ベルト51に相対する面の反対側に設けられている。樹脂層582は、例えば、ポリイミド系樹脂やポリアミドイミド系樹脂等の耐熱性を有する樹脂で構成されている。なお、樹脂層582に替えて、例えばガラスファイバーシート等の樹脂以外の他の材質を用いた層が設けられてもよい。
熱容量調整部材583は、樹脂層582に沿って、樹脂層582が磁路形成部材581に相対する面の反対側に設けられている。熱容量調整部材583は、定着ベルト51や磁路形成部材581で発生した熱を蓄える。熱容量調整部材583は、アルミニウム(Al)等の非磁性体で構成されている。
電磁誘導部53は、制御部11の指示に応じて図示しない励磁回路から定められた周波数の交流電流が供給される励磁コイルを備えている。この周波数は、例えば、一般的な汎用電源により生成される交流電流の周波数であり、例えば20kHz以上100kHz以下の周波数である。この交流電流の電流量は、制御部11によって制御される。励磁コイルは、相互に絶縁された銅線材を束ねたリッツ線が、楕円形状又は長方形状等の中空きの閉ループ状に巻かれて形成されているコイルである。励磁コイルに励磁回路から上記の交流電流が供給されることにより、電磁誘導部53の周囲には、上記のリッツ線を中心とする交流磁界が発生する。上記の電流量が大きいほど、生成される交流磁界の強度が大きくなる。
磁心54は、例えば焼成フェライト、フェライト樹脂、パーマロイ等を材料に形成された、断面が円弧を描く柱形状の強磁性体である。これらの材料は、透磁率が比較的高い酸化物や合金材質である。磁心54は、電磁誘導部53の励磁コイルの周囲に生成された交流磁界の磁力線(磁束)を内部に誘導し、磁心54から定着ベルト51を透過して磁心54に戻る磁力線の通路(磁路)を形成する。磁心54が磁路を形成することにより、上記の交流磁界の磁力線が、定着ベルト51のうち磁心54と対向する部分に集中することになる。軸O1から見て磁心54の外側には図示しないシールドが設けられている。このシールドは、交流磁界を遮蔽して外部への漏洩を抑制する。
図3は、図2における矢視IIIから定着部15を見た図である。図3に示すように定着部15は、x軸方向に間隔を空けて並べられた複数の磁心54を有している。各磁心54は互いに接触していない。磁心54のこの配置は、磁心54を通過する磁束をx軸方向に分散させるためである。例えば、磁心54をx軸方向に連続した一枚の板部材で構成した場合、磁心54を通過する磁束は中央に集中してしまい、定着ベルト51を貫通する磁束密度がx軸方向の中央部に偏ってしまう。これを防ぐために、磁心54は複数用意され、互いに接触しないようにx軸方向に間隔を空けて並べられる。なお、磁束がベルトなど層状の部材を「貫通」するとは、磁束がこれら層状の部材における厚みの方向に通り抜けることである。
定着ベルト51は、後述のように無端ベルト状の複数の部材で構成される。電磁誘導部53の励磁コイルに交流電流が供給されるとその周囲に高周波交流磁界が発生し、回転する定着ベルト51に含まれる誘電発熱する部材がこの高周波交流磁界により発熱し、定着ベルト51の外周面に接する用紙Pが加熱される。その結果、電磁誘導部53は、供給される電力に応じた熱量により定着ベルト51を介して媒体を加熱し、媒体に転写された画像をその媒体に定着させる。
図4は、定着ベルト51の一部を拡大して示す図である。定着ベルト51は、基材層511と、導電発熱層512と、弾性層513と、表面離型層514とを有する。基材層511は、耐熱性のシート状部材で形成され、導電発熱層512を支持するとともに、定着ベルト51全体が要する機械的強度を確保する役割を果たす。また、基材層511は、交流磁界を貫通させる物性(比透磁率、固有抵抗)を持った材質及び厚さで形成されている。基材層511は、交流磁界の作用により発熱しない、又は導電発熱層512よりも発熱しにくくなっている。基材層511は、例えば、厚さ30μm以上200μm以下(望ましくは50μm以上150μm以下、より望ましくは100μm以上150μm以下)の非磁性ステンレス鋼又は軟質磁性材料(例えばパーマロイ、センダスト等)等の非磁性金属や硬質磁性材料(Fe−Ni−CoやFe−Cr−Co合金等)等の磁性金属、厚さ50μm以上200μm以下のポリイミドベルト等の樹脂材料を用いて形成されている。
導電発熱層512は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)又は銅(Cu)等の非磁性金属やこれらを基にした合金を材料に用いて、厚さが2μm以上20μm以下(望ましくは5μm以上10μm以下)となるように形成されている。これらの材料は、比透磁率が概ね1の常磁性体であり、固有抵抗が2.7×10−8Ω・m以下のものである。導電発熱層512の厚さ方向に電磁誘導部53が生成した交流磁界が貫通すると、電磁誘導が生じて導電発熱層512の内部に渦電流が流れる。導電発熱層512は、この渦電流により、熱を発生する。このように、導電発熱層512は、電磁誘導部53が生成する交流磁界によって発熱する。
弾性層513は、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等、圧力を加えられると変形し、当該圧力から開放されると元の形状に戻る材料を用いて形成されている。例えば、弾性層513は、硬度が10°以上30°以下(JIS−A)のシリコーンゴムを材料に用いて、厚みが100μm以上600μm以下となるように形成されている。二次転写ロール42により用紙Pに転写された画像は、粉体である各色トナーが積層して形成されているため、微細な出っ張りや窪みがある。弾性層513は、この画像の出っ張りや窪みに合わせて変形するようになっている。弾性層513がこのように変形しなければ、画像において定着ベルト51と接触する部分としない部分とで供給される熱量にばらつきが生じてしまい、その画像が定着される度合いにムラが生じてしまう。弾性層513が上記のとおり変形することで、このムラが低減される。
表面離型層514は、用紙に形成された画像(トナー)と直接接触するため、トナーに対する離型性が高いほど望ましい。表面離型層514は、トナーに対する離型性が比較的高いものとして、例えば、PFA(Perfluoro alkoxy alkane:パーフルオロアルコキシアルカン)、PTFE(polytetrafluoroethylene:ポリテトラフルオロエチレン)、シリコーン共重合体、又はこれらの複合層等を材料に用いて形成されている。また、表面離型層514の厚みが小さいほど、摩耗により層が薄くなって離型層としての機能を果たせなくなるまでに要する期間が短くなる、すなわち定着ベルト51の寿命が短くなる。一方、この厚みが大きいほど、定着ベルト51の熱容量が大きくなり、定着ベルト51が決められた温度となるまで加熱するために要する時間が長くなる。表面離型層514は、これらの寿命及び時間が定められた範囲に収まるものとして、厚みが1μm以上50μm以下となるように形成されている。
図5は、比較例に係る定着ベルト51の支持機構60を示す図である。定着ベルト51は、駆動部により駆動されない側の端部E1が支持機構60により支持される。図5Aは、定着ベルト51の径方向(軸O1に対して垂直な方向)から定着ベルト51の端部E1を見た図である。図5Bは、図5Aにおける矢視IVから定着ベルト51の端部E1を見た図である。なお、図5では、定着ベルト51の内周側に配置された各種部材の図示は省略している。支持機構60は、定着ベルト51が回転するように定着ベルト51の端部E1を支持する機構である。この例で、支持機構60は、ベルト保持部材601及び支持部材602を有する。ベルト保持部材601は、定着ベルト51の内周面に接するように、定着ベルト51の円周方向に沿って設けられている。ベルト保持部材601は、支持部材602に対して固定されており、定着ベルト51が回転するとベルト保持部材601は定着ベルト51の内周面と摺動する。図5Bに示す通り、ベルト保持部材601は、定着ベルト51の円周方向の一部に継ぎ目J1を有する。支持部材602は、ベルト保持部材601を介して定着ベルト51の端部E1を内側から支持する部材である。ベルト保持部材601と支持部材602とは図示せぬ接着剤により接着されており、ベルト保持部材601は回転しないように支持部材602に固定されている。
定着ベルト51の内周面には、定着ベルト51と押圧パッド56との摩擦を低減し、定着ベルト51を滑らかに回転させるために、予めオイル(潤滑剤の一例)が塗布されている。定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルは、定着ベルト51が回転駆動されるうちに次第に定着ベルト51の端部に移動する。図5に示した支持機構60では、ベルト保持部材601が内周面のみにおいて定着ベルト51に接している。そのため、定着ベルト51の回転に伴う定着ベルト51の変形によって、定着ベルト51とベルト保持部材601との間に隙間g1(図5B参照)が生じ、当該隙間g1からオイルが定着ベルト51の外側に漏れ出す場合がある。また、図5に示した支持機構60では、ベルト保持部材601が継ぎ目J1(ベルト保持部材601を構成する材質(この例ではPFA)をつなぎ合わせた部分)を有するため、当該継ぎ目J1を通ってオイルが定着ベルト51の外側に漏れ出す場合もある。その結果、漏れ出したオイルが定着ベルト51の外周面に付着し、用紙Pが加熱される際に用紙Pが汚れる可能性がある。また、漏れ出したオイルにより画像形成装置1の内部が汚損する可能性もある。特に、上述した接離機構59を備える定着部15においては、加圧ロール52と定着ベルト51とが接触又は離間する際に定着ベルト51が変形し、隙間g1はさらに大きくなることから、オイルが外側に漏れ出す可能性はより一層高くなる。
図6は、本発明の一実施形態に係る定着ベルト51の支持機構61を示す図である。図6A及び図6Bは、それぞれ図5A及び図5Bと同様の方向から定着ベルト51の端部E1を見た図である。支持機構61は、定着ベルト51が回転するように定着ベルト51の端部E1を支持する機構である。この例で、支持機構61は、ベルト保持部材611及び支持部材612を有する。支持機構61は、ベルト保持部材611が定着ベルト51の端部E1を内側と外側から円周全体に沿って覆っている点、及び、ベルト保持部材611が継ぎ目(ベルト保持部材611を構成する材質(この例ではPFA)をつなぎ合わせた部分)を有しない点が、図5に示した支持機構60と異なる。ベルト保持部材611は、継ぎ目を無くすために、一続きの円形状に予め成形されている。ベルト保持部材611は本発明に係る覆い部材の一例である。ベルト保持部材611は、支持部材612に対して固定されており、定着ベルト51が回転するとベルト保持部材611は定着ベルト51の外周面及び内周面と摺動する。ベルト保持部材611は、例えばPFAなどのフッ素樹脂などの材質による不織布であり、定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルを吸収する。支持部材612は、図5に示した支持部材602と同様に、ベルト保持部材611を介して定着ベルト51の端部E1を内側から支持する部材である。ベルト保持部材611と支持部材612とは図示せぬ接着剤により接着されており、ベルト保持部材611は回転しないように支持部材612に固定されている。
図6に示すようにベルト保持部材611が定着ベルト51の端部E1を内側と外側の両側から覆う場合、図5の構成に比べて、定着ベルト51が変形しにくくなり、定着ベルト51とベルト保持部材611との間に隙間が生じにくくなる。したがって、図5の構成に比べて、定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルが外側に漏れ出すことが抑制され、用紙Pが汚れる可能性及び画像形成装置1の内部が汚損する可能性が低減される。なお、定着ベルト51は、回転駆動されるときに、位置がx軸方向にずれることがある。x軸方向のずれにより定着ベルト51がベルト保持部材611から離れることを防止するためには、ベルト保持部材611は、定着ベルト51を覆う領域のx軸方向における長さd1(図6A参照)が、定着ベルト51がx軸方向に移動する長さの最大値d2(図6A参照)を上回ることが望ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその例を示す。なお、以下の各態様を組み合わせてもよい。
(1)ベルト保持部材の形状は、実施形態に記載したものに限らない。ベルト保持部材の形状は、定着ベルト51の端部E1を内側と外側から覆っていればいかなる形状であってもよい。例えば、ベルト保持部材と定着ベルト51との摩擦を調整するために、ベルト保持部材の定着ベルト51に接触する領域には凹凸が設けられてもよい。また、ベルト保持部材は、定着ベルト51の内周面に接触する側と外周面に接触する側とが必ずしも同じ形状でなくてもよい。なお、定着ベルト51を覆う領域のx軸方向における長さが、定着ベルト51の内周面に接触する側と外周面に接触する側とで異なる場合には、定着ベルト51を覆う領域のx軸方向における長さの最小値が、定着ベルト51がx軸方向に移動する長さの最大値d2を上回ることが望ましい。
図7は、変形例に係る定着ベルト51の支持機構62を示す図である。図7は、図5Aと同様の方向から定着ベルト51の端部E1を見た図である。支持機構62は、ベルト保持部材621及び支持部材612を有する。この例で、ベルト保持部材621には、定着ベルト51の外周面に接触する側に凸部H1が設けられており、定着ベルト51と接触する領域が図6の構成に比べて小さくなっている。ベルト保持部材621は、支持部材612に対して固定されており、定着ベルト51が回転するとベルト保持部材621は定着ベルト51の外周面及び内周面と摺動する。このとき、ベルト保持部材621の凸部H1は、定着ベルト51の外周面と摺動する。定着ベルト51の外周面と凸部H1とが接触すると、ベルト保持部材621と定着ベルト51の外周面との間には空間S1が形成される。この空間S1には、定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルを保持する役割があり、仮にオイルが定着ベルト51の外側に漏れ出した場合であっても、図5の構成に比べて、用紙Pが汚れる可能性及び画像形成装置1の内部が汚損する可能性が低減される。
ベルト保持部材は、不織布でなくてもよく、定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルを吸収しなくてもよい。この場合にも、ベルト保持部材が定着ベルト51の端部E1を内側と外側から覆っていれば、図5の構成に比べて、定着ベルト51の内周面に塗布されたオイルが外側に漏れ出すことが抑制される。
(2)ベルト保持部材は、継ぎ目を有していてもよい。また、ベルト保持部材は、必ずしも一体的に成形された部材ではなくてもよい。ベルト保持部材は、複数の部材を接着することにより形成されてもよい。例えば、定着ベルト51の内周面に接触する部材と外周面に接触する部材とが別個に成形され、これらの部材を接着することによりベルト保持部材が形成されてもよい。さらに、ベルト保持部材は、必ずしも定着ベルト51の端部の円周全体を覆っていなくてもよい。
(3)画像形成装置1及び定着部15の構成は、実施形態に記載した構成に限らない。例えば、定着部15は、接離機構59を備えていなくてもよい。別の例で、蓄熱板58は、定着ベルト51と接していなくてもよい。さらに別の例で、定着ベルト51の内周側には、定着ベルト51の内周面にオイルを供給するための部材が配置されていてもよい。
蓄熱板58は、定着ベルト51の外周側に配置されていてもよい。この場合、蓄熱板58は、磁路形成部材581、樹脂層582、及び熱容量調整部材583を、定着ベルト51の外周面側から径方向(軸O1から離れる方向)に向かってこの順に重ねて備えていればよい。また、蓄熱板58は、湾曲していない形状であってもよい。さらに、蓄熱板58は、熱容量調整部材583を有しない構成であってもよい。
定着部15を備える画像形成装置は、上述した実施形態のタンデム型に限定されるものではなく、ロータリー型など他の構成であってもよい。また、定着部15を備える画像形成装置は、複数色のトナー像を重ねて画像を形成する画像形成装置に限定されるものではなく、単一の色のトナー像を形成する画像形成装置であってもよい。
1…画像形成装置、11…制御部、12…記憶部、13…現像部、14…転写部、15…定着部、16…搬送部、17…操作部、18…排出口、31…感光体ドラム、32…帯電器、33…露光装置、34…現像器、35…一次転写ロール、36…ドラムクリーナ、41…中間転写ベルト、42…二次転写ロール、43…ベルト搬送ロール、44…バックアップロール、49…ベルトクリーナ、51…定着ベルト、511…基材層、512…導電発熱層、513…弾性層、514…表面離型層、53…電磁誘導部、54…磁心、58…蓄熱板、581…磁路形成部材、582…樹脂層、583…熱容量調整部材、59…接離機構、60,61,62…支持機構、601,611,621…ベルト保持部材、602,612…支持部材

Claims (8)

  1. 内面に潤滑油が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、
    前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する不織布で形成された覆い部材と、
    前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材と
    を有する定着装置。
  2. 前記覆い部材は、前記ベルトの端部を当該ベルトの円周全体に沿って覆っている
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記覆い部材が前記ベルトを覆う領域の、前記ベルトの長手方向における長さは、回転駆動されるときに当該ベルトが前記長手方向に移動する長さの最大値を上回る
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記覆い部材は、パーフルオロアルコキシアルカンにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記ベルトとの間で前記記録媒体を加圧しながら回転する回転体と、
    前記ベルトと前記回転体とを接触又は離間させる接離機構と
    を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 未定着の画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
    内面に潤滑油が塗布され、熱により前記記録媒体に前記画像を定着させる円筒状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、
    前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する不織布で形成された覆い部材と、
    前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材と
    を有する画像形成装置。
  7. 内面に潤滑剤が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、
    前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する覆い部材と、
    前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有し、
    前記覆い部材は、前記ベルトの長手方向端部の周方向外側における空間が、前記ベルトの長手方向の内側における空間よりも広い
    定着装置。
  8. 未定着の画像を記録媒体に形成する画像形成手段と、
    内面に潤滑剤が塗布され、熱により記録媒体に画像を定着させる円筒状のベルトと、
    前記ベルトの内側に配置され、当該ベルトを加熱する加熱部と、
    前記ベルトの端部を内側と外側から覆い、前記ベルトが回転駆動されると当該ベルトと摺動する覆い部材と、
    前記覆い部材を固定し、当該覆い部材を介して前記ベルトの端部を内側から支持する支持部材とを有し、
    前記覆い部材は、前記ベルトの長手方向端部の周方向外側における空間が、前記ベルトの長手方向の内側における空間よりも広い
    画像形成装置。
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