JP6585871B2 - レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム - Google Patents

レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6585871B2
JP6585871B2 JP2019501128A JP2019501128A JP6585871B2 JP 6585871 B2 JP6585871 B2 JP 6585871B2 JP 2019501128 A JP2019501128 A JP 2019501128A JP 2019501128 A JP2019501128 A JP 2019501128A JP 6585871 B2 JP6585871 B2 JP 6585871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
slave
function
main
main lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019501128A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018155045A1 (ja
Inventor
光司 森
光司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6585871B2 publication Critical patent/JP6585871B2/ja
Publication of JPWO2018155045A1 publication Critical patent/JPWO2018155045A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
    • G02B9/34Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having four components only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/12Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
    • G03B17/14Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラムに係り、特に、光学系を構成する一部のレンズの間隔が規則的に変化するレンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラムに関する。
フォーカシングの際に発生する収差変動を補正する技術として、フローティング機構が知られている。フローティング機構は、撮影距離の変化に従って光学系を構成する一部のレンズの間隔を変化させることにより、フォーカシングの際に発生する収差変動を補正する。フローティング機構は、近距離収差補正機構とも称され、近距離撮影で発生する諸収差を良好に補正できる。
一般にフローティング機構では、各レンズが独立して駆動される。各レンズを独立して駆動する場合、各レンズは、個別に設定された原点を基準にして、その移動が制御される。たとえば、原点を基準として、ステッピングモータのステップ数を制御することにより、その移動が制御される。
レンズの原点の検出は、フォトインタラプタ等の原点検出用のセンサを用いて行われる。たとえば、鏡胴内の所定の位置に原点検出用のセンサを設置し、そのセンサでレンズを検出することにより、レンズが原点に位置したことを検出する。この原点検出用のセンサが、設計上定められた所定の設置位置に正確に取り付けられていないと、レンズを正確に位置制御できないという問題がある。
このような問題を解消する方法として、特許文献1には、あらかじめセンサの取付誤差を測定し、その誤差分をオフセット量として、制御量に加算又は減算する方法が提案されている。
また、特許文献2には、第1のレンズの原点を検出するセンサと第2のレンズの原点を検出するセンサの間隔を測定し、測定した間隔と設計上の間隔との差分を求め、求めた差分で第2のレンズの位置を補正することにより、第1のレンズ及び第2のレンズの間隔を正確に確保する技術が提案されている。
特開2005-234101号公報 特開2009-237265号公報
しかしながら、特許文献1の方法は、各レンズを個別に補正して制御する方式であるため、制御対象のレンズが複数存在する場合に、その制御が複雑になる、という欠点がある。
一方、特許文献2の方法は、2つのセンサの間隔を測定して補正する方式のため、設計上の原点の位置がまったく考慮されずに補正される、という欠点がある。また、特許文献2の方法は、レンズの移動によって、2つのセンサの間隔を測定しているため、適用できるレンズが限定される、という欠点もある。すなわち、特許文献2の方法では、少なくとも一方のレンズが、他方のレンズのセンサの位置まで移動できる構成でなければならず、適用できるレンズが限定される、という欠点がある。また、少なくとも一方のレンズが、他方のレンズのセンサの位置まで移動できる構成とすると、レンズの移動ストロークを確保しなければならず、レンズが大型化する、という欠点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、連動する複数のレンズを正確に駆動できるレンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)主レンズと、主レンズを駆動する主レンズ駆動部と、主レンズ検出位置に設置され、主レンズを検出して、主レンズが主レンズ原点に位置したことを検出する主レンズ検出部と、主レンズ原点を基準として主レンズの移動を制御し、主レンズを目標位置に移動させる主レンズ制御部と、従レンズと、従レンズを駆動する従レンズ駆動部と、従レンズ検出位置に設置され、従レンズを検出して、従レンズが従レンズ原点に位置したことを検出する従レンズ検出部と、従レンズ原点を基準として従レンズの移動を制御し、従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させる従レンズ制御部と、を備え、従レンズ制御部は、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、取付誤差に基づいて関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて従レンズの移動を制御する、レンズ装置。
本態様によれば、レンズ装置が、主レンズと、従レンズと、を備えて構成される。主レンズ及び従レンズは連動し、その間隔が規則的に変化する。具体的には、主レンズが移動すると、その主レンズの位置xに対して、関数f(x)で導出される位置に従レンズが移動し、その間隔が規則的に変化する。
主レンズは、主レンズ原点を基準として、その移動が制御される。主レンズは、主レンズ検出部によって、主レンズ原点に位置したことが検出される。主レンズ検出部は、主レンズ検出位置に設置され、主レンズを検出して、主レンズが主レンズ原点に位置したことを検出する。
従レンズも従レンズ原点を基準として、その移動が制御される。従レンズは、従レンズ検出部によって、従レンズ原点に位置したことが検出される。従レンズ検出部は、従レンズ検出位置に設置され、従レンズを検出して、従レンズが従レンズ原点に位置したことを検出する。
主レンズ検出部が、設計上の主レンズ検出位置に正確に設置されていれば、主レンズ検出部の検出結果に基づいて、主レンズ原点を正確に設定できる。そして、主レンズ原点を正確に設定できれば、主レンズを所望の位置に正確に移動させることができる。
同様に、従レンズ検出部が、設計上の従レンズ検出位置に正確に設置されていれば、従レンズ検出部の検出結果に基づいて、従レンズ原点を正確に設定できる。そして、従レンズ原点を正確に設定できれば、従レンズを所望の位置に正確に移動させることができる。
しかし、主レンズ検出部及び従レンズ検出部を正確に主レンズ検出位置及び従レンズ検出位置に設置することは難しく、取付誤差が発生する。この取付誤差が発生すると、主レンズ及び従レンズを所望の位置に正確に移動させることができなくなる。
そこで、本態様では、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、その取付誤差に基づいて関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動を制御する。関数f(x)は、取付誤差を打ち消すように補正される。
これにより、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合であっても、主レンズ及び従レンズを正確に駆動できる。また、レンズ装置に対する指令は、主レンズに対する指令だけで済むので、その制御も容易に行うことができる。また、従レンズの位置だけ補正するので、主レンズについては、余分な移動ストロークを考慮する必要がなくなる。これにより、主レンズの移動方向の小型化が可能になる。更に、従レンズの位置だけ補正するので、制御の際に必要なパラメータの数も削減できる。
(2)従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+bで導出される位置に移動させる場合において、主レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をM、従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をNとした場合、従レンズ制御部は、関数f(x)を関数F(x)=ax+b+(aM−N)と補正し、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動を制御する、上記(1)のレンズ装置。
本態様によれば、従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+bで導出される位置に移動させる場合において、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、関数f(x)が、関数F(x)=ax+b+(aM−N)と補正される。
ここで、a、bは各々定数である。また、Mは主レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値、Nは従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値である。
取付誤差は、設計上の設置位置に対する実際の設置位置のズレ量として規定される。したがって、主レンズ検出部の取付誤差は、設計上定められた主レンズ検出位置に対する実際の主レンズ検出部の設置位置のズレ量として規定される。また、従レンズ検出部の取付誤差は、設計上定められた従レンズ検出位置に対する実際に従レンズ検出部の設置位置のズレ量として規定される。設計上定められる主レンズ検出位置及び従レンズ検出位置は、たとえば、鏡胴の先端からの位置として規定される。
オフセット値は、取付誤差を除去するための補正量である。オフセット値は、取付誤差の発生方向に応じて設定される。
関数f(x)=ax+bは、aが係数、bが切片である。補正後の関数F(x)は、(aM−N)が補正量として規定され、関数f(x)に対して切片bが補正される。
(3)従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+bx+cで導出される位置に移動させる場合において、主レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をM、従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をNとした場合、従レンズ制御部は、関数f(x)を関数F(x)=ax+bx+c+(2aMx+aM+bM−N)と補正し、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動を制御する、上記(1)のレンズ装置。
本態様によれば、従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+bx+cで導出される位置に移動させる場合において、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、関数f(x)が関数F(x)=ax2+bx+c+(2aMx+aM+bM−N)と補正される。ここで、a、b、cは各々定数である。また、Mは主レンズ検出部の取付誤差に基づく、Nは従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値である。取付誤差は、設計上の設置位置に対する実際の設置位置との差分として規定される。設計上の設置位置は、たとえば、鏡胴の先端からの位置として規定される。
関数f(x)=ax+bx+cは、a、bが係数、cが切片である。補正後の関数F(x)は、(2aMx+aM+bM−N)が補正量として規定され、関数f(x)に対して切片cが補正される。
(4)主レンズの移動範囲が複数のブロックに分割され、ブロックごとに関数f(x)が設定される、上記(1)から(3)のいずれか一のレンズ装置。
本態様によれば、主レンズの移動範囲が複数のブロックに分割され、ブロックごとに関数f(x)が設定される。この場合、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合は、ブロックごとに関数f(x)が補正される。
(5)主レンズ及び従レンズによってフォーカシングレンズが構成される、上記(1)から(4)のいずれか一のレンズ装置。
本態様によれば、主レンズ及び従レンズによってフォーカシングレンズが構成される。すなわち、主レンズ及び従レンズが連動して移動することで、焦点が調節される(いわゆる、フローティング機構)。これにより、フォーカシングの際に発生する諸収差を良好に補正できる。
(6)カメラ本体に備えられたカメラ本体側マウントに装着されるレンズ側マウントと、レンズ側マウントに備えられる接点と、を更に備え、接点を介してカメラ本体から主レンズの目標位置が入力される、上記(1)から(4)のいずれか一のレンズ装置。
本態様によれば、レンズ装置にレンズ側マウントが備えられ、レンズ装置がカメラ本体に対して着脱可能に構成される。また、本態様によれば、レンズ装置に対する駆動の指示が、カメラ本体側で行われる。カメラ本体は、主レンズの目標位置を設定し、レンズ装置に対して駆動を指示する。これにより、カメラ本体からは、見掛け上、1つのレンズの駆動を制御するだけで済み、レンズの駆動制御を簡素化できる。
(7)カメラ本体に備えられたカメラ本体側マウントに装着されるレンズ側マウントと、レンズ側マウントに備えられる接点と、を更に備え、接点を介してカメラ本体からフォーカシングレンズの目標位置が入力され、主レンズの目標位置として設定される、上記(5)のレンズ装置。
本態様によれば、レンズ側マウントが備えられ、カメラ本体に対して着脱可能に構成される。また、本態様によれば、レンズ装置に対するフォーカスの駆動の指示が、カメラ本体側で行われる。カメラ本体は、フォーカシングレンズの目標位置を設定し、レンズ装置に対して駆動を指示する。レンズ装置は、フォーカシングレンズの目標位置を主レンズの目標位置に設定して、主レンズ及び従レンズの駆動を制御する。これにより、カメラ本体からは、見掛け上、1つのフォーカシングレンズの駆動を制御するだけで済み、フォーカシングの制御を簡素化できる。
(8)関数f(x)を補正する補正量の情報を記憶する補正情報記憶部を更に備え、従レンズ制御部は、補正情報記憶部に記憶された補正量の情報に基づいて、関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて従レンズの移動を制御する、上記(1)から(7)のいずれか一に記載のレンズ装置。
本態様によれば、関数f(x)を補正する補正量の情報を記憶する補正情報記憶部が更に備えられる。従レンズ制御部は、補正情報記憶部に記憶された補正量の情報に基づいて、関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動を制御する。これにより、複数のレンズ装置において、個別に発生する取付誤差を適切に補正できる。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一のレンズ装置と、レンズ装置が着脱自在に装着されるカメラ本体と、を備えたカメラであって、カメラ本体は、主レンズの目標位置を設定する目標位置設定部と、レンズ装置に対して主レンズの移動を指示する移動指示部であって、目標位置設定部で設定された目標位置への移動を指示する移動指示部と、を備えるカメラ。
本態様によれば、上記(1)から(8)のいずれか一のレンズ装置と、そのレンズ装置が着脱自在に装着されるカメラ本体と、でカメラが構成される。上記(1)から(8)のレンズ装置は、いずれも主レンズに対する移動の指示だけで、主レンズ及び従レンズの双方を所定位置に移動させることができる。このため、カメラ本体は、レンズ装置を駆動する際、主レンズに対する移動を指示するだけで済む。これにより、カメラ本体側で実施するレンズ装置の駆動制御を簡素化できる。
(10)主レンズが主レンズ原点に位置したことを主レンズ検出位置に設置された主レンズ検出部で検出するステップと、主レンズ原点を基準として主レンズの移動を制御して、主レンズを目標位置に移動させるステップと、従レンズが従レンズ原点に位置したことを従レンズ検出位置に設置された従レンズ検出部で検出するステップと、従レンズ原点を基準として従レンズの移動を制御して、従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させるステップと、を含むレンズ駆動制御方法であって、主レンズ検出部及び従レンズ検出部の取付誤差の情報を取得するステップと、取得した取付誤差の情報に基づいて関数f(x)を補正するステップと、を更に含むレンズ駆動制御方法。
本態様によれば、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、その取付誤差に基づいて関数f(x)が補正され、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動が制御される。
(11)主レンズ検出位置に設置された主レンズ検出部で検出される主レンズ原点を基準として主レンズの移動を制御し、主レンズを目標位置に移動させる機能と、従レンズ検出位置に設置された従レンズ検出部で検出される従レンズ原点を基準として従レンズの移動を制御し、従レンズを主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させる機能と、をコンピュータに実現させるレンズ駆動制御プログラムであって、主レンズ検出部及び従レンズ検出部の取付誤差の情報を取得する機能と、取得した取付誤差の情報に基づいて関数f(x)を補正する機能と、を更に備えたレンズ駆動制御プログラム。
本態様によれば、主レンズ検出部及び従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、その取付誤差に基づいて関数f(x)が補正され、補正後の関数F(x)に基づいて、従レンズの移動が制御される。
本発明によれば、連動する複数のレンズを正確に駆動できる。
レンズ装置のレンズ構成の一実施形態を示す断面図 レンズ装置の駆動系の概略構成図 レンズ装置の制御系のブロック図 フォーカシングする際のレンズ装置の駆動制御の処理手順を示すフローチャート 複数の関数を組み合わせて第1フォーカシングレンズ及び第2フォーカシングレンズの位置関係が規定される場合の第1フォーカシングレンズ及び第2フォーカシングレンズの位置関係を示すグラフ 本発明が適用されたレンズ交換式カメラの一例を示す概略構成図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
◆◆レンズ装置◆◆
《レンズ構成》
図1は、レンズ装置のレンズ構成の一実施形態を示す断面図である。図1の(A)は、レンズ装置が最至近距離(M.O.D(Minimum Object Distance)の物体に合焦した場合の断面図であり、図1の(B)は、レンズ装置が無限遠の物体に合焦した場合の断面図である。
本実施の形態のレンズ装置1は、撮影倍率が等倍程度の近距離物体の撮影(マクロ撮影)が可能な単焦点のマクロレンズであり、レンズ交換式カメラの交換レンズとして構成される。
図1に示すように、レンズ装置1は、物体側より順に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、開口絞りSt、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4を備えて構成される。
最至近距離から無限遠へのフォーカシングに際して、第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4は固定であり、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は像側へ移動する。すなわち、本実施の形態のレンズ装置1は、2つのレンズ群の間隔を変えてフォーカシングを行うフローティング機構を採用したレンズ装置である。第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2の位置xに対して、関数f(x)で導出される位置に移動する。
《駆動系》
図2は、レンズ装置の駆動系の概略構成図である。
同図に示すように、レンズ装置1は、レンズ側マウント12を備えたレンズ鏡胴10を有する。レンズ鏡胴10は、レンズ側マウント12を介して、図示しないカメラボディに着脱自在に装着される。
レンズ鏡胴10内には、物体側より順に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、開口絞りSt、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4が配置される。各レンズ群は、レンズ群保持枠に保持されて、レンズ鏡胴10内に配置される。すなわち、第1レンズ群G1は、第1レンズ群保持枠LF1に保持されて、レンズ鏡胴10内に配置され、第2レンズ群G2は、第2レンズ群保持枠LF2に保持されて、レンズ鏡胴10内に配置される。また、第3レンズ群G3は、第3レンズ群保持枠LF3に保持されて、レンズ鏡胴10内に配置され、第4レンズ群G4は、第4レンズ群保持枠LF4に保持されて、レンズ鏡胴10内に配置される。
上記のように、第1レンズ群G1及び第4レンズ群G4は、フォーカシングの際に固定である。したがって、第1レンズ群G1を保持する第1レンズ群保持枠LF1及び第4レンズ群G4を保持する第4レンズ群保持枠LF4は、レンズ鏡胴10内の所定の位置に固定される。
一方、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は、フォーカシングレンズを構成し、フォーカシングの際に移動する。以下、第2レンズ群G2を第1フォーカシングレンズG2、第3レンズ群G3を第2フォーカシングレンズG3として、その説明を行う。第1フォーカシングレンズG2は主レンズの一例であり、第2フォーカシングレンズG3は従レンズの一例である。第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3は、各々独立して駆動される。
レンズ鏡胴10内には、第1フォーカシングレンズG2のガイド手段として、複数本の第1ガイド軸20が備えられる。また、レンズ鏡胴10内には、第1フォーカシングレンズG2を駆動する手段として、第1リニアモータ22が備えられる。更に、レンズ鏡胴10内には、第1フォーカシングレンズG2の位置を検出する手段として、第1フォトインタラプタ24及び第1MRセンサ(MRセンサ:Magneto Resistive Sensor/磁気抵抗効果素子)26が備えられる。
また、レンズ鏡胴10内には、第2フォーカシングレンズG3のガイド手段として、複数本の第2ガイド軸30が備えられる。また、レンズ鏡胴10内には、第2フォーカシングレンズG3を駆動する手段として、第2リニアモータ32が備えられる。更に、レンズ鏡胴10内には、第2フォーカシングレンズG3の位置を検出する手段として、第2フォトインタラプタ34及び第2MRセンサ36が備えられる。
〈第1フォーカシングレンズの駆動系〉
〔第1ガイド軸〕
複数本の第1ガイド軸20は、光軸Lを中心とする同一円周上に一定の間隔で配置される。各第1ガイド軸20は、光軸Lと平行に配置され、レンズ鏡胴10内の所定位置に固定される。第1フォーカシングレンズG2を保持する第2レンズ群保持枠LF2には、各第1ガイド軸20が挿通される複数のブッシュ部20aが備えられる。第1フォーカシングレンズG2は、このブッシュ部20aに第1ガイド軸20が挿通されることにより、光軸Lに沿って直動ガイドされる。
〔第1リニアモータ〕
第1リニアモータ22は、主レンズ駆動部の一例であり、主レンズである第1フォーカシングレンズG2を駆動する。
第1リニアモータ22は、第1フォーカシングレンズG2を光軸Lに沿って前後移動させる。第1リニアモータ22は、リニアボイスコイルモータで構成される。第1リニアモータ22は、ヨーク22a、マグネット22b及びボイスコイル22cを備える。ヨーク22aは、レンズ鏡胴10内の所定位置に固定される。マグネット22bは、ヨーク22aに固定される。マグネット22bの磁界中に設けられているボイスコイル22cに電流を流すことにより、ボイスコイル22cにローレンツ力が発生し、ボイスコイル22cが光軸Lに沿って移動する。ボイスコイル22cは、第1フォーカシングレンズG2を保持する第2レンズ群保持枠LF2に固定される。したがって、ボイスコイル22cに電流を流すと、第1フォーカシングレンズG2が光軸Lに沿って移動する。
〔第1フォトインタラプタ〕
第1フォトインタラプタ24は、主レンズ検出部の一例であり、主レンズである第1フォーカシングレンズG2を検出して、第1フォーカシングレンズG2が第1フォーカシングレンズ原点(主レンズ原点)に位置したことを検出する。
第1フォトインタラプタ24は、第1フォーカシングレンズG2を保持する第2レンズ群保持枠LF2に備えられた遮光部24aを検出して、第1フォーカシングレンズG2を検出する。第1フォトインタラプタ24は、所定の第1フォーカシングレンズ検出位置(主レンズ検出位置)P1に設置される。
第1フォーカシングレンズ検出位置P1は、第1フォーカシングレンズG2が第1フォーカシングレンズ原点に位置したことを検出する位置に設定される。すなわち、第1フォーカシングレンズG2が第1フォーカシングレンズ原点に位置した場合に遮光部24aを検出する位置に設定される。第1フォーカシングレンズ原点は、光軸上の所定位置に設定される。
第1フォーカシングレンズ検出位置P1は、レンズ鏡胴10の先端を基準に設定される。すなわち、レンズ鏡胴10の先端から所定距離D1の点に設定される。レンズ鏡胴10には、第1フォーカシングレンズ検出位置P1に第1フォトインタラプタ24の取付部(不図示)が備えられる。取付部は、たとえば、第1フォトインタラプタ24を圧入可能な凹部として、レンズ鏡胴10に備えられる。第1フォトインタラプタ24は、この取付部に取り付けられることにより、第1フォーカシングレンズ検出位置P1に設置される。
第1フォトインタラプタ24が、第1フォーカシングレンズ検出位置P1に正確に設置されていれば、第1フォトインタラプタ24によって、第1フォーカシングレンズG2が第1フォーカシングレンズ原点に位置したことを正確に検出できる。
しかし、通常、第1フォトインタラプタ24の設置に誤差が発生する。すなわち、設計上定められた第1フォーカシングレンズ検出位置P1からずれて設置される。この設計上定められた第1フォーカシングレンズ検出位置P1からのズレ量が取付誤差である。取付誤差が発生すると、第1フォーカシングレンズ原点の位置が設計上定められた位置から取付誤差分ずれる。
なお、図2には、設計上定められた第1フォーカシングレンズ検出位置P1からδ1だけずれて第1フォトインタラプタ24が取り付けられた状態が示されている。ここでは、理解を容易にするため、ズレを誇張して記載している。
第1フォトインタラプタ24の取付誤差は、第1フォーカシングレンズG2の移動方向に基づいて、その正負が定められる。すなわち、設計上定められた第1フォーカシングレンズ検出位置P1に対して、正の移動方向にズレて設置された場合、正の方向の取付誤差となり、負の移動方向にズレて設置された場合、負の方向の取付誤差となる。
本実施の形態のレンズ装置1では、第2フォーカシングレンズG3を駆動する際、その駆動量を補正することにより、第1フォトインタラプタ24の取付誤差を補正する。この点については、後に詳述する。
〔第1MRセンサ〕
第1MRセンサ26は、第1フォーカシングレンズ原点を基準とした第1フォーカシングレンズG2の移動量(=第1フォーカシングレンズ原点からの位置)を検出する。
第1MRセンサ26は、第1フォーカシングレンズG2を保持する第2レンズ群保持枠LF2に設置される。
一方、レンズ鏡胴10には、磁気スケール26aが設置される。磁気スケール26aは、光軸Lに沿って配置される。磁気スケール26aには、光軸Lに沿ってS極とN極とが一定の間隔で交互に配置された磁気パターンが備えられる。
第1フォーカシングレンズG2が移動すると、第1MRセンサ26が磁気スケール26aに沿って移動する。第1MRセンサ26が移動すると、その移動量に応じた数のパルスが、第1MRセンサ26から出力される。したがって、第1MRセンサ26から出力されるパルスの数をカウントすることにより、第1フォーカシングレンズG2の移動量を検出できる。
〈第2フォーカシングレンズの駆動系〉
〔第2ガイド軸〕
複数本の第2ガイド軸30は、光軸Lを中心とする同一円周上に一定の間隔で配置される。各第2ガイド軸30は、光軸Lと平行に配置され、レンズ鏡胴10内の所定位置に固定される。第2フォーカシングレンズG3を保持する第3レンズ群保持枠LF3には、各第2ガイド軸30が挿通される複数のブッシュ部30aが備えられる。第2フォーカシングレンズG3は、このブッシュ部30aに第2ガイド軸30が挿通されることにより、光軸Lに沿って直動ガイドされる。
〔第2リニアモータ〕
第2リニアモータ32は、従レンズ駆動部の一例であり、従レンズである第2フォーカシングレンズG3を駆動する。
第2リニアモータ32は、第2フォーカシングレンズG3を光軸Lに沿って前後移動させる。第2リニアモータ32は、リニアボイスコイルモータで構成される。第2リニアモータ32は、ヨーク32a、マグネット32b及びボイスコイル32cを備える。ヨーク32aは、レンズ鏡胴10内の所定位置に固定される。マグネット32bは、ヨーク32aに固定される。マグネット32bの磁界中に設けられているボイスコイル32cに電流を流すことにより、ボイスコイル32cにローレンツ力が発生し、ボイスコイル32cが光軸Lに沿って移動する。ボイスコイル32cは、第2フォーカシングレンズG3を保持する第3レンズ群保持枠LF3に固定される。したがって、ボイスコイル32cに電流を流すと、第2フォーカシングレンズG3が光軸Lに沿って移動する。
〔第2フォトインタラプタ〕
第2フォトインタラプタ34は、従レンズ検出部の一例であり、従レンズである第2フォーカシングレンズG3を検出して、第2フォーカシングレンズG3が第2フォーカシングレンズ原点(従レンズ原点)に位置したことを検出する。
第2フォトインタラプタ34は、第2フォーカシングレンズG3を保持する第3レンズ群保持枠LF3に備えられた遮光部34aを検出して、第2フォーカシングレンズG3を検出する。第2フォトインタラプタ34は、所定の第2フォーカシングレンズ検出位置(従レンズ検出位置)P2に設置される。
第2フォーカシングレンズ検出位置P2は、第2フォーカシングレンズG3が第2フォーカシングレンズ原点に位置したことを検出する位置に設定される。すなわち、第2フォーカシングレンズG3が第2フォーカシングレンズ原点に位置した場合に遮光部34aを検出する位置に設定される。第2フォーカシングレンズ原点は、光軸上の所定位置に設定される。
第2フォーカシングレンズ検出位置P2は、レンズ鏡胴10の先端を基準に設定される。すなわち、レンズ鏡胴10の先端から所定距離D2の点に設定される。レンズ鏡胴10には、第2フォーカシングレンズ検出位置P2に第2フォトインタラプタ34の取付部(不図示)が備えられる。取付部は、たとえば、第2フォトインタラプタ34を圧入可能な凹部として、レンズ鏡胴10に備えられる。第2フォトインタラプタ34は、この取付部に取り付けられることにより、第2フォーカシングレンズ検出位置P2に設置される。
第2フォトインタラプタ34が、第2フォーカシングレンズ検出位置P2に正確に設置されていれば、第2フォトインタラプタ34によって、第2フォーカシングレンズG3が第2フォーカシングレンズ原点に位置したことを正確に検出できる。
しかし、通常、第2フォトインタラプタ34の取り付けには誤差が発生する。すなわち、設計上定められた第2フォーカシングレンズ検出位置P2からずれて取り付けられる。この設計上定められた第2フォーカシングレンズ検出位置P2からのズレ量が取付誤差である。取付誤差が発生すると、第2フォーカシングレンズ原点の位置が設計上定められた位置から取付誤差分ずれる。
なお、図2には、設計上定められた第2フォーカシングレンズ検出位置P2からδ2だけずれて第2フォトインタラプタ34が取り付けられた状態が示されている。ここでは、理解を容易にするため、ズレを誇張して記載している。
第2フォトインタラプタ34の取付誤差は、第2フォーカシングレンズG3の移動方向に基づいて、その正負が定められる。すなわち、設計上定められた第2フォーカシングレンズ検出位置P2に対して、正の移動方向にズレて設置された場合、正の方向の取付誤差となり、負の移動方向にズレて設置された場合、負の方向の取付誤差となる。
本実施の形態のレンズ装置1では、第2フォーカシングレンズG3を駆動する際、その駆動量を補正することにより、第2フォトインタラプタ34の取付誤差を補正する。この点については、後に詳述する。
〔第2MRセンサ〕
第2MRセンサ36は、第2フォーカシングレンズ原点を基準とした第2フォーカシングレンズG3の移動量(=第2フォーカシングレンズ原点からの位置)を検出する。
第2MRセンサ36は、第2フォーカシングレンズG3を保持する第3レンズ群保持枠LF3に設置される。
一方、レンズ鏡胴10には、磁気スケール36aが設置される。磁気スケール36aは、光軸Lに沿って配置される。磁気スケール36aには、光軸Lに沿ってS極とN極とが一定の間隔で交互に配置された磁気パターンが備えられる。
第2フォーカシングレンズG3が移動すると、第2MRセンサ36が磁気スケール36aに沿って移動する。第2MRセンサ36が移動すると、その移動量に応じた数のパルスが、第2MRセンサ36から出力される。したがって、第2MRセンサ36から出力されるパルスの数をカウントすることにより、第2フォーカシングレンズG3の移動量を検出できる。
〈開口絞りの駆動系〉
開口絞りStは、たとえば、虹彩絞りで構成される。開口絞りStは、図示しない絞り駆動モータに駆動されて、その絞り羽根が駆動され、開口部の径が拡縮される。
《制御系》
図3は、レンズ装置の制御系のブロック図である。
同図に示すように、レンズ装置1は、レンズマイコン40を備える(マイコンは、マイクロコンピュータの略である)。レンズマイコン40は、CPU(CPU:Central Processing Unit/中央処理装置)、ROM(ROM:Read Only Memory)、RAM(RAM:Random Access Memory)を備え、所定のプログラム(レンズ駆動制御プログラム等)を実行することにより、各種機能を提供する。
レンズマイコン40は、レンズ装置1の動作を統括制御する制御部である。レンズマイコン40は、第1フォトインタラプタ24及び第1MRセンサ26から出力に基づいて、第1リニアモータ22の駆動を制御し、第1フォーカシングレンズG2の移動を制御する。また、レンズマイコン40は、第2フォトインタラプタ34及び第2MRセンサ36からの出力に基づいて、第2リニアモータ32の駆動を制御し、第2フォーカシングレンズG3の移動を制御する。更に、絞り駆動モータ38の駆動を制御して、開口絞りStの開口量(絞り値)を制御する。レンズマイコン40は、所定の制御プログラムを実行することにより、制御部としての機能を提供する。
また、レンズマイコン40は、第1フォーカシングレンズG2、第2フォーカシングレンズG3及び開口絞りStの制御に関連して、各種演算処理を実施する。たとえば、第2フォーカシングレンズG3の制御に関連して、その目標位置を算出する処理、必要に応じて算出に使用する関数f(x)を補正する処理等を実施する。レンズマイコン40は、所定の演算処理プログラムを実行することにより、各種演算処理を実行する。
以下、レンズマイコン40が、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の移動を制御する場合の処理について、個別に説明する。
〈第1フォーカシングレンズG2の移動制御〉
レンズマイコン40は、第1フォトインタラプタ24によって検出される第1フォーカシングレンズ原点を基準として、第1フォーカシングレンズG2の移動を制御し、第1フォーカシングレンズG2を目標位置に移動させる。レンズマイコン40は、主レンズ制御部の一例である。
ここで、第1フォーカシングレンズG2の目標位置とは、第1フォーカシングレンズG2を移動させる位置であり、第1フォーカシングレンズ原点を基準にして設定される。
レンズマイコン40は、第1フォトインタラプタ24及び第1MRセンサ26から出力に基づいて、第1リニアモータ22の駆動を制御し、第1フォーカシングレンズG2を目標位置に移動させる。
なお、第1フォーカシングレンズG2の目標位置は、レンズ装置1の装着先であるカメラ本体(不図示)で設定される。カメラ本体は、フォーカシングレンズの目標位置として、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定し、設定した目標位置に第1フォーカシングレンズG2を移動させるように、レンズ装置1に駆動を指示する。これにより、カメラ本体からは、見掛け上、1つのフォーカシングレンズの駆動を制御する構成となる。
カメラ本体からレンズ装置1への駆動の指示は、レンズ側マウント12及びカメラ本体側マウントに備えられた接点を介して行われる。レンズ装置1は、カメラ本体に装着すると、レンズ側マウント12に備えられたレンズ側接点14が、カメラ本体側マウントに備えられたカメラ本体側接点114に接続される。レンズ装置1及びカメラ本体は、このレンズ側接点14及びカメラ本体側接点114を介して互いに通信可能に接続される。レンズ装置1は、レンズ側接点14を介してカメラ本体と通信し、カメラ本体から第1フォーカシングレンズG2の目標位置の情報を取得する。
なお、図3では、便宜上、1つの接点のみを示しているが、接点は複数備えられる。レンズ装置1は、接点を介してカメラ本体と通信する他、接点を介してカメラ本体から電源の供給を受ける。また、カメラ本体は、接点を介してレンズ装置の装着を検出する。
〈第2フォーカシングレンズG3の移動制御〉
レンズマイコン40は、第2フォトインタラプタ34によって検出される第2フォーカシングレンズ原点を基準として、第2フォーカシングレンズG3の移動を制御し、第2フォーカシングレンズG3を目標位置に移動させる。レンズマイコン40は、従レンズ制御部の一例である。
ここで、第2フォーカシングレンズG3の目標位置とは、第2フォーカシングレンズG3を移動させる位置であり、第2フォーカシングレンズ原点を基準にして設定される。この第2フォーカシングレンズG3の目標位置は、第1フォーカシングレンズG2の目標位置に基づいて設定される。具体的には、第1フォーカシングレンズG2の位置xに対して、関数f(x)で導出される位置に設定される。
なお、第1フォーカシングレンズG2の位置xとは、第1フォーカシングレンズ原点に対する第1フォーカシングレンズG2の位置である。第1フォーカシングレンズ原点から位置xまでの距離が、第1フォーカシングレンズG2を目標位置まで移動させる移動量となる。
第1フォーカシングレンズG2の目標位置が位置xに設定された場合、第2フォーカシングレンズG3の目標位置は、関数f(x)で導出される位置に設定される。本実施の形態のレンズ装置1では、関数f(x)が1次関数で規定される。すなわち、1次の係数a及び切片bを持つ関数f(x)=ax+bで規定される。
レンズマイコン40は、カメラ本体から入力されるフォーカシングレンズの目標位置に基づいて、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定し、設定した第1フォーカシングレンズG2の目標位置に基づいて、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を設定する。すなわち、関数f(x)に基づいて、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を算出し、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を設定する。
ところで、上記のように、第2フォーカシングレンズG3の目標位置は、第2フォーカシングレンズ原点を基準にして設定される。そして、第2フォーカシングレンズ原点は、第2フォトインタラプタ34が、第2フォーカシングレンズG3を検出することにより検出される。したがって、第2フォトインタラプタ34に取付誤差が存在していると、その誤差分だけ目標位置がズレた位置に設定される。第1フォーカシングレンズG2の目標位置についても同様であり、第1フォトインタラプタ24に取付誤差が存在していると、その誤差分だけ目標位置がズレた位置に設定される。
そこで、本実施の形態のレンズ装置1では、第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34の取付誤差の影響を除去するため、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を導出する関数f(x)を補正する。この補正処理は、レンズマイコン40によって実施される。
レンズマイコン40は、あらかじめ求めた補正量で関数f(x)を補正する。具体的には、第2フォーカシングレンズG3の位置を規定する関数f(x)が、1次関数f(x)=ax+bで規定される場合(aは1次係数、bは切片)、関数f(x)を関数F(x)=ax+b+(aM−N)と補正する。(aM−N)が補正量であり、1次関数f(x)の切片bが補正される。
ここで、Mは、第1フォトインタラプタ24の取付誤差δ1に基づくオフセット値であり、Nは、第2フォトインタラプタ34の取付誤差δ2に基づくオフセット値である。オフセット値Mは、第1フォトインタラプタ24の取付誤差δ1を補正する補正量として規定され、取付誤差の発生方向に応じて設定される。オフセット値Nは、第2フォトインタラプタ34の取付誤差δ2を補正する補正量として規定され、取付誤差の発生方向に応じて設定される。
レンズマイコン40は、関数f(x)を補正した場合、補正後の関数F(x)に基づいて、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を算出し、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を設定する。そして、設定した第2フォーカシングレンズG3の目標位置に第2フォーカシングレンズG3を移動させる。すなわち、第2フォトインタラプタ34及び第2MRセンサ36から出力に基づいて、第2リニアモータ32の駆動を制御し、第2フォーカシングレンズG3を目標位置に移動させる。
第1フォトインタラプタ24の取付誤差δ1及び第2フォトインタラプタ34の取付誤差δ2は、たとえば、レンズ装置1の組み立て段階で計測して、取得しておく。そして、その取付誤差δ1、δ2に基づいて、オフセット値M、Nを設定し、補正量(aM−N)を算出する。算出した補正量(aM−N)は、関数f(x)を補正する補正量の情報として、レンズマイコン40のROMに記憶される。レンズマイコン40のROMは、補正情報記憶部の一例である。
レンズマイコン40は、ROMから補正量(aM−N)の情報を取得し、取得した情報に基づいて、関数f(x)を補正する。
〔補正量(aM−N)の算出の詳細〕
上記のように、第2フォーカシングレンズG3の位置を規定する関数f(x)が1次関数f(x)=ax+bで規定される場合、関数f(x)は、関数F(x)=ax+b+(aM−N)と補正されるが、その補正量(aM−N)は、次のように算出される。
まず、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3を独立して制御する場合を考える。すなわち、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の目標位置を各々独立して設定し、両者を独立して制御する場合を考える。この場合、第1フォーカシングレンズG2に対する指令と、第2フォーカシングレンズG3に対する指令とが独立して出力される。
いま、第1フォーカシングレンズG2の目標位置をpとし、第2フォーカシングレンズG3の目標位置をqとする。
第1フォーカシングレンズG2に関して、第1フォトインタラプタ24に取付誤差がない場合、位置pが、そのまま第1フォーカシングレンズG2の目標位置に設定される。
一方、第1フォトインタラプタ24に取付誤差がある場合、その取付誤差の影響を除去するため、第1フォーカシングレンズG2の目標位置pが補正される。第1フォトインタラプタ24の取付誤差δ1に基づくオフセット値をMとし、補正後の目標位置をPとすると、補正後の目標位置Pは、P=p+M…(式1)で表わされる。すなわち、オフセット値の分だけ加算又は減算されて、目標位置pが補正される。補正後の目標位置Pに第1フォーカシングレンズG2を移動させれば、定められた目標位置に第1フォーカシングレンズG2を正確に移動させることができる。
第2フォーカシングレンズG3に関して、第2フォトインタラプタ34に取付誤差がない場合、位置qが、そのまま第2フォーカシングレンズG3の目標位置に設定される。
一方、第2フォトインタラプタ34に取付誤差がある場合、その取付誤差の影響を除去するため、第2フォーカシングレンズG3の目標位置qが補正される。第2フォトインタラプタ34の取付誤差δ2に基づくオフセット値をNとし、補正後の目標位置をQとすると、補正後の目標位置Qは、Q=q+N…(式2)で表わされる。すなわち、オフセット値の分だけ加算又は減算されて、目標位置qが補正される。補正後の目標位置Qに第2フォーカシングレンズG3を移動させれば、定められた目標位置に第2フォーカシングレンズG3を正確に移動させることができる。
次に、第2フォーカシングレンズG3の目標位置qを第1フォーカシングレンズG2の目標位置pに基づいて設定する場合を考える。
第2フォーカシングレンズG3が、第1フォーカシングレンズG2の位置xに対して、f(x)=ax+b…(式3)で導出される位置に移動する場合、第1フォーカシングレンズG2の目標位置pと、第2フォーカシングレンズG3の目標位置qとの間には、q=ap+b…(式4)の関係が成立する。
第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34に取付誤差がある場合、上記式1及び式2から目標位置p、qは、それぞれP=p+M…(式1)、Q=q+N…(式2)と補正される。
補正後の目標位置P、Qの間には、上記式3からQ=aP+b…(式5)の関係が成立する。
上記式5に上記式1及び式2を代入し、qについて解くと、次のように式6が導出される。
Q=aP+b …(式5)
q+N=a(p+M)+b
q=ap+aM+b−N
q=ap+b+(aM−N) …(式6)
式4及び式6から明らかなように、第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34に取付誤差がある場合、(aM−N)が、その取付誤差を除去するための補正量となる。
この補正量(aM−N)で関数f(x)を補正することにより、第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34に取付誤差がある場合であっても、第2フォーカシングレンズG3を第1フォーカシングレンズG2に対して規定の位置に移動させることができる。
《作用》
次に、上記のように構成される本実施の形態のレンズ装置1の作用(レンズ駆動制御方法)について説明する。
図4は、フォーカシングする際のレンズ装置の駆動制御の処理手順を示すフローチャートである。
まず、第1フォーカシングレンズG2の目標位置が設定される(ステップS1)。カメラ本体は、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定し、駆動指令に含めて、その情報をレンズマイコン40に出力する。カメラ本体から出力された駆動指令は、レンズ側接点14を介してレンズマイコン40に入力される。レンズマイコン40は、入力された駆動指令に基づいて、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定する。
次に、関数f(x)の補正量(aM−N)の情報が取得される(ステップS2)。レンズマイコン40は、補正量(aM−N)の情報をROMから読み出して取得する。
次に、取得した補正量(aM−N)に基づいて、関数f(x)が補正される(ステップS3)。レンズマイコン40は、取得した補正量(aM−N)に基づいて、関数f(x)=ax+bをF(x)=ax+b+(aM−N)と補正する。
次に、補正後の関数F(x)に基づいて、第2フォーカシングレンズG3の目標位置が設定される(ステップS4)。レンズマイコン40は、補正後の関数F(x)=ax+b+(aM−N)に基づいて、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を算出し、第2フォーカシングレンズG3の目標位置を設定する。この場合、たとえば、第1フォーカシングレンズG2の目標位置が、位置Xに設定されている場合、第2フォーカシングレンズG3の目標位置は、aX+b+(aM−N)の位置に設定される。
次に、設定された第1フォーカシングレンズG2の目標位置に第1フォーカシングレンズG2が移動するように、第1フォーカシングレンズG2の移動が制御される(ステップS5)。レンズマイコン40は、第1フォトインタラプタ24及び第1MRセンサ26から出力に基づいて、第1リニアモータ22の駆動を制御し、設定された第1フォーカシングレンズG2の目標位置に第1フォーカシングレンズG2が移動するように、その移動を制御する。
次に、設定された第2フォーカシングレンズG3の目標位置に第2フォーカシングレンズG3が移動するように、第2フォーカシングレンズG3の移動が制御される(ステップS6)。レンズマイコン40は、第2フォトインタラプタ34及び第2MRセンサ36からの出力に基づいて、第2リニアモータ32の駆動を制御し、設定された第2フォーカシングレンズG3の目標位置に第2フォーカシングレンズG3が移動するように、その移動を制御する。
このように、本実施の形態のレンズ装置1では、第1フォーカシングレンズ原点及び第2フォーカシングレンズ原点を検出する第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34に取付誤差が存在する場合であっても、その取付誤差の影響を除去して、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3を高精度に位置制御できる。
フォーカシングに際してカメラ本体側から出力する指令は、第2フォーカシングレンズG3に対する目標位置の指令だけで済むので、その制御も容易に行うことができる。
また、取付誤差の影響を除去する際、第2フォーカシングレンズG3の位置だけを補正するので、第1フォーカシングレンズG2については、余分な移動ストロークを考慮する必要がない。これにより、第1フォーカシングレンズG2に関して、移動方向の小型化が可能になる。
更に、第2フォーカシングレンズG3の位置だけ補正するので、制御の際に必要なパラメータの数も削減できる。
◆◆レンズ装置の変形例◆◆
《関数f(x)の変形例》
上記実施の形態では、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置関係が、1次関数f(x)=ax+bで規定される場合を例に説明したが、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置関係を規定する関数f(x)は、これに限定されない。更に高次の関数で規定される場合にも本発明を適用できる。
たとえば、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置関係が、2次関数f(x)=ax+bx+cで規定される場合にも本発明は適用できる。すなわち、主レンズである第1フォーカシングレンズG2の位置xに対して、関数f(x)=ax+bx+cで導出される位置に従レンズである第2フォーカシングレンズG3を移動させる場合にも本発明は適用できる。この場合、関数f(x)を補正する補正量は、(2aMx+aM+bM−N)と規定される。すなわち、補正後の関数F(x)は、F(x)=ax+bx+c+(2aMx+aM+bM−N)とされる。
また、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置関係を規定する関数は、複数の関数を組み合わせて規定してもよい。この場合、主レンズである第1フォーカシングレンズG2の移動範囲を複数のブロックに分割し、ブロックごとに関数fn(x)が設定される。
図5は、複数の関数を組み合わせて第1フォーカシングレンズ及び第2フォーカシングレンズの位置関係が規定される場合の第1フォーカシングレンズ及び第2フォーカシングレンズの位置関係を示すグラフである。同図において、横軸は第1フォーカシングレンズG2の位置、縦軸は第2フォーカシングレンズG3の位置を示している。
図5は、2つの関数f1(x)及びf2(x)を組み合わせて、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置関係が規定される場合の例を示している。第1フォーカシングレンズG2は、その移動範囲が2つのブロックに分割され、ブロックごとに第2フォーカシングレンズG3の位置を定める関数が規定されている。第1フォーカシングレンズG2が、第1ブロックに位置している場合、第1の関数f1(x)=a1x+b1によって、第2フォーカシングレンズG3の位置が規定される(a1が1次係数、b1が切片)。一方、第1フォーカシングレンズG2が、第2ブロックに位置している場合、第2の関数f2(x)=a2x+b2によって、第2フォーカシングレンズG3の位置が規定される(a2が1次係数、b2が切片)。
第1フォトインタラプタ24及び第2フォトインタラプタ34に取付誤差がある場合、関数ごとに補正される。具体的には、第1の関数f1(x)=a1x+b1は、F1(x)=a1x+b1+(a1M−N)と補正される。また、第2の関数f2(x)=a2x+b2は、F2(x)=a2x+b2+(a2M−N)と補正される。
《関数f(x)の補正方法》
上記実施の形態では、レンズマイコン40のROMに関数f(x)の補正量(aM−N)の情報を記憶し、その情報を読み出して関数f(x)を補正する構成としているが、関数f(x)を補正する方法は、これに限定されない。
たとえば、レンズマイコン40のROMにオフセット値M、Nの情報を記憶しておいてもよい。この場合、レンズマイコン40は、そのオフセット値M、Nの情報をROMから読み出して、補正量(aM−N)を設定し、設定した補正量(aM−N)で関数f(x)を補正する。
また、たとえば、レンズマイコン40のROMに取付誤差δ1、δ2の情報を記憶しておいてもよい。この場合、レンズマイコン40は、その取付誤差δ1、δ2の情報をROMから読み出して、オフセット値M、Nを設定する。そして、設定したオフセット値M、Nから補正量(aM−N)を設定し、設定した補正量(aM−N)で関数f(x)を補正する。
《従レンズが複数存在する場合》
上記実施の形態では、1つの主レンズに対して、1つの従レンズの移動を制御する場合を例に説明したが、1つの主レンズに対して、複数の従レンズの移動を制御する場合にも本発明は適用できる。この場合、1つの主レンズとの関係で各従レンズの移動を制御する。
《フォーカシングレンズ以外のレンズへの適用について》
上記実施の形態では、フォーカシングレンズを構成する複数のレンズの駆動に本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されない。。連動する複数のレンズの駆動に適用できる。たとえば、変倍レンズと補正レンズとで構成されるズームレンズでは、変倍レンズの移動に連動して、補正レンズが移動する。したがって、変倍レンズ及び補正レンズが個別に駆動される場合には、本発明を適用して、その駆動を制御できる。
《オープンループ制御での駆動制御》
上記実施の形態では、第1MRセンサ26及び第2MRセンサ36によって第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の位置を検出し、いわゆるフィードバック制御によって、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の移動を制御しているが、いわゆるオープンループ制御によって、第1フォーカシングレンズG2及び第2フォーカシングレンズG3の移動を制御することもできる。この場合、第1MRセンサ26及び第2MRセンサ36は不要となる。
《主レンズ及び従レンズ》
上記実施の形態では、第1フォーカシングレンズG2を主レンズ、第2フォーカシングレンズG3を従レンズとして、その駆動を制御する構成としたが、第2フォーカシングレンズG3を主レンズ、第1フォーカシングレンズG2を従レンズとして、その駆動を制御する構成とすることもできる。
なお、いずれを主レンズとするかは、次の基準で選択することが好ましい。すなわち、(1)移動量が最も少ないレンズを主レンズとする、(2)フォーカシングレンズを構成するレンズの場合、単位変位量に対する像倍率変動量が最も小さいレンズを主レンズとする。
(1)移動量が最も少ないレンズを主レンズとする場合
たとえば、フォーカシングレンズを構成するレンズの場合、無限遠から最至近距離までフォーカシングに要する移動量が最も少ないレンズを主レンズとして選択する。
カメラ本体とレンズ装置とが通信し、カメラ本体からの指令に基づいて、レンズ装置を駆動する場合、通信コマンドのビット長の制限内で位置検出分解能とストローク(移動量)を設定する必要がある。たとえば、フォーカシングレンズが停止可能な位置の数は、フォーカシングレンズの位置を指定するコマンドのビット長によって定まる。よって、分解能が低くてよいレンズの場合は、可動範囲を広く設定できるが、高い分解能が要求されるレンズの場合は、可動範囲が狭くなる。
移動量が最も少ないレンズを主レンズとすることにより、移動量の多いレンズについては、通信コマンドの制約を受けずに駆動でき、高精度に位置調整できる。
(2)フォーカシングレンズを構成するレンズの場合、単位変位量に対する像倍率変動量が最も小さいレンズを主レンズとする場合
上記のように、カメラ本体とレンズ装置とが通信し、カメラ本体からの指令に基づいて、レンズ装置を駆動する場合、従レンズについては、通信コマンドの制約を受けずに高精度に位置制御できる。したがって、単位変位量に対する像倍率変動量が大きいレンズを従レンズとすることにより、駆動精度の低下によるフォーカスブリージングの発生を効果的に抑制できる。フォーカスブリージングとは、フォーカシングに伴って画角が変動する現象のことである。
なお、単位変位量に対する像倍率変動量とは、単位移動量当たりの変位に対して、像面での像倍率の変動量のことである。像面での像倍率が変動することにより、画角が変動する。
《カメラに一体的に組み込まれたレンズ装置》
上記実施の形態では、本発明をレンズ交換式カメラの交換レンズに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されない。カメラ本体に一体的に組み込まれたレンズ装置にも同様に適用できる。
◆◆カメラ◆◆
図6は、本発明が適用されたレンズ交換式カメラの一例を示す概略構成図である。
レンズ交換式カメラ100は、レンズ装置1と、そのレンズ装置1が着脱自在に装着されるカメラ本体110と、を備えて構成される。
レンズ装置1の構成は、上記実施の形態のレンズ装置1の構成と同じである。したがって、その説明は省略する。
カメラ本体110は、カメラ側マウント112を備え、そのカメラ側マウント112にレンズ装置1が着脱自在に装着される。カメラ側マウント112には、カメラ本体側接点114が備えられ、レンズ装置1が装着されると、レンズ装置1のレンズ側接点14に接続される。
カメラ本体110は、デジタルカメラのカメラ本体である。カメラ本体110は、主として、イメージセンサ116と、信号処理部118と、画像記録部120と、画像表示部122と、操作部124と、カメラマイコン130と、を備える。
イメージセンサ116は、たとえば、CCD(CCD: Charged Coupled Device)、CMOS(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子で構成される。
信号処理部118は、イメージセンサ116から出力される信号の処理部である。信号処理部118は、イメージセンサ116から出力される信号を処理して、デジタルの画像データを生成する。
画像記録部120は、撮影により得られた画像データの記録部である。画像記録部120は、たとえば、メモリーカード等のメディアに画像データを記録する。
画像表示部122は、画像の表示部である。画像表示部122は、ライブビューの表示、撮影済み画像の表示、メニュー画面の表示等に使用される。
操作部124は、カメラ本体110の操作部であり、電源ボタン、レリーズボタン等の各種操作ボタン類が含まれる。
カメラマイコン130は、カメラ本体110の動作を統括制御する制御部である。カメラマイコン130は、CPU、ROM、RAMを備え、所定のプログラムを実行することにより、各種機能を提供する。
上記のように、レンズ装置1における第1フォーカシングレンズG2の目標位置は、カメラ本体110で設定される。カメラマイコン130は、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定する目標位置設定部として機能する。また、レンズ装置1に対して、第1フォーカシングレンズG2の移動を指示する移動指示部として機能する。これらの機能は、カメラマイコン130が、所定の制御プログラムを実行することにより提供される。
ここで、カメラマイコン130は、イメージセンサ116から出力される信号に基づいて、合焦位置を検出し、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定する。たとえば、コントラスト方式によるAF処理(AF:Auto Focus/自動焦点調節)を実施して合焦位置を検出し、第1フォーカシングレンズG2の目標位置を設定する。
また、カメラマイコン130は、カメラ本体側接点114を介してレンズマイコン40と通信し、レンズマイコン40に対して駆動指令を出力する。
なお、本例では、カメラ本体110が、デジタルカメラのカメラ本体で構成される場合を例に説明したが、カメラ本体は、いわゆるフィルムカメラのカメラ本体で構成することもできる。また、デジタルカメラには、放送用のカメラ、シネマ用のカメラ等が含まれる。
また、本例では、イメージセンサ116から出力される信号に基づいて、合焦位置を検出する方式を採用しているが、AFセンサによって合焦位置を検出する方式を採用することもできる。
◆◆その他の実施の形態◆◆
上記実施の形態では、主レンズの移動を制御する主レンズ制御部及び従レンズの移動を制御する従レンズ制御部をマイコン(レンズマイコン)で構成しているが、主レンズ制御部及び従レンズ制御部を実現するためのハードウェア的な構成は、これに限定されない。各種のプロセッサーで構成できる。各種のプロセッサーには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理を行う処理部として機能する汎用的なプロセッサーであるCPU、FPGA(FPGA:Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサーであるPLD(PLD:Programmable Logic Device)、ASIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサーである専用電気回路などが含まれる。
一つの処理部は、これら各種のプロセッサーのうちの一つで構成されていてもよいし、同種又は異種の二つ以上のプロセッサーで構成されていてもよい。たとえば、複数のFPGAで構成されてもよいし、CPU及びFPGAの組み合わせで構成されてもよい。
また、複数の処理部を一つのプロセッサーで構成してもよい。複数の処理部を一つのプロセッサーで構成する例としては、第1に、クライアント、サーバなどのコンピュータに代表されるように、一つ以上のCPUとソフトウェアとの組合せで一つのプロセッサーを構成し、このプロセッサーが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(SoC:System On Chip)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を一つのICチップ(IC:Integrated Circuit)で実現するプロセッサーを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサーを一つ以上用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサーのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路である。
1 レンズ装置
10 レンズ鏡胴
12 レンズ側マウント
14 レンズ側接点
20 第1ガイド軸
20a ブッシュ部
22 第1リニアモータ
22a ヨーク
22b マグネット
22c ボイスコイル
24 第1フォトインタラプタ
24a 遮光部
26 第1MRセンサ
26a 磁気スケール
30 第2ガイド軸
30a ブッシュ部
32 第2リニアモータ
32a ヨーク
32b マグネット
32c ボイスコイル
34 第2フォトインタラプタ
34a 遮光部
36 第2MRセンサ
36a 磁気スケール
38 絞り駆動モータ
40 レンズマイコン
100 レンズ交換式カメラ
110 カメラ本体
112 カメラ側マウント
114 カメラ本体側接点
116 イメージセンサ
118 信号処理部
120 画像記録部
122 画像表示部
124 操作部
130 カメラマイコン
G1 第1レンズ群
G2 第1フォーカシングレンズ(第2レンズ群)
G3 第2フォーカシングレンズ(第3レンズ群)
G4 第4レンズ群
St 開口絞り
L 光軸
LF1 第1レンズ群保持枠
LF2 第2レンズ群保持枠
LF3 第3レンズ群保持枠
LF4 第4レンズ群保持枠
P1 第1フォーカシングレンズ検出位置
P2 第2フォーカシングレンズ検出位置δ1 第1フォトインタラプタの取付誤差δ2 第2フォトインタラプタの取付誤差
S1〜S6 フォーカシングする際のレンズ装置の駆動制御の処理手順

Claims (11)

  1. 主レンズと、
    前記主レンズを駆動する主レンズ駆動部と、
    主レンズ検出位置に設置され、前記主レンズを検出して、前記主レンズが主レンズ原点に位置したことを検出する主レンズ検出部と、
    前記主レンズ原点を基準として前記主レンズの移動を制御し、前記主レンズを目標位置に移動させる主レンズ制御部と、
    従レンズと、
    前記従レンズを駆動する従レンズ駆動部と、
    従レンズ検出位置に設置され、前記従レンズを検出して、前記従レンズが従レンズ原点に位置したことを検出する従レンズ検出部と、
    前記従レンズ原点を基準として前記従レンズの移動を制御し、前記従レンズを前記主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させる従レンズ制御部と、
    を備え、前記従レンズ制御部は、前記主レンズ検出部及び前記従レンズ検出部に取付誤差が存在する場合、前記取付誤差に基づいて前記関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて前記従レンズの移動を制御する、
    レンズ装置。
  2. 前記従レンズを前記主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+b、ここでaおよびbは各々定数を表わす、で導出される位置に移動させる場合において、前記主レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をM、前記従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をNとした場合、前記従レンズ制御部は、前記関数f(x)を関数F(x)=ax+b+(aM−N)と補正し、補正後の前記関数F(x)に基づいて、前記従レンズの移動を制御する、
    請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記従レンズを前記主レンズの位置xに対して関数f(x)=ax+bx+c、ここでa、bおよびcは各々定数を表わす、で導出される位置に移動させる場合において、前記主レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をM、前記従レンズ検出部の取付誤差に基づくオフセット値をNとした場合、前記従レンズ制御部は、前記関数f(x)を関数F(x)=ax+bx+c+(2aMx+aM+bM−N)と補正し、補正後の前記関数F(x)に基づいて、前記従レンズの移動を制御する、
    請求項1に記載のレンズ装置。
  4. 前記主レンズの移動範囲が複数のブロックに分割され、前記ブロックごとに前記関数f(x)が設定される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  5. 前記主レンズ及び前記従レンズによってフォーカシングレンズが構成される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  6. カメラ本体に備えられたカメラ本体側マウントに装着されるレンズ側マウントと、
    前記レンズ側マウントに備えられる接点と、
    を更に備え、前記接点を介して前記カメラ本体から前記主レンズの目標位置が入力される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  7. カメラ本体に備えられたカメラ本体側マウントに装着されるレンズ側マウントと、
    前記レンズ側マウントに備えられる接点と、
    を更に備え、前記接点を介して前記カメラ本体から前記フォーカシングレンズの目標位置が入力され、前記主レンズの目標位置として設定される、
    請求項5に記載のレンズ装置。
  8. 前記関数f(x)を補正する補正量の情報を記憶する補正情報記憶部を更に備え、
    前記従レンズ制御部は、前記補正情報記憶部に記憶された補正量の情報に基づいて、前記関数f(x)を補正し、補正後の関数F(x)に基づいて前記従レンズの移動を制御する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のレンズ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置が着脱自在に装着されるカメラ本体と、
    を備えたカメラであって、
    前記カメラ本体は、
    前記主レンズの目標位置を設定する目標位置設定部と、
    前記レンズ装置に対して前記主レンズの移動を指示する移動指示部であって、前記目標位置設定部で設定された目標位置への移動を指示する移動指示部と、
    を備えるカメラ。
  10. 主レンズが主レンズ原点に位置したことを主レンズ検出位置に設置された主レンズ検出部で検出するステップと、
    前記主レンズ原点を基準として前記主レンズの移動を制御して、前記主レンズを目標位置に移動させるステップと、
    従レンズが従レンズ原点に位置したことを従レンズ検出位置に設置された従レンズ検出部で検出するステップと、
    前記従レンズ原点を基準として前記従レンズの移動を制御して、前記従レンズを前記主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させるステップと、
    を含むレンズ駆動制御方法であって、
    前記主レンズ検出部及び前記従レンズ検出部の取付誤差の情報を取得するステップと、
    取得した前記取付誤差の情報に基づいて前記関数f(x)を補正するステップと、
    を更に含むレンズ駆動制御方法。
  11. 主レンズ検出位置に設置された主レンズ検出部で検出される主レンズ原点を基準として主レンズの移動を制御し、前記主レンズを目標位置に移動させる機能と、
    従レンズ検出位置に設置された従レンズ検出部で検出される従レンズ原点を基準として従レンズの移動を制御し、前記従レンズを前記主レンズの位置xに対して関数f(x)で導出される位置に移動させる機能と、
    をコンピュータに実現させるレンズ駆動制御プログラムであって、
    前記主レンズ検出部及び前記従レンズ検出部の取付誤差の情報を取得する機能と、
    取得した前記取付誤差の情報に基づいて前記関数f(x)を補正する機能と、
    を更に備えたレンズ駆動制御プログラム。
JP2019501128A 2017-02-21 2018-01-23 レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム Active JP6585871B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017030255 2017-02-21
JP2017030255 2017-02-21
PCT/JP2018/001928 WO2018155045A1 (ja) 2017-02-21 2018-01-23 レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6585871B2 true JP6585871B2 (ja) 2019-10-02
JPWO2018155045A1 JPWO2018155045A1 (ja) 2019-11-07

Family

ID=63252602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019501128A Active JP6585871B2 (ja) 2017-02-21 2018-01-23 レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11204479B2 (ja)
JP (1) JP6585871B2 (ja)
CN (1) CN110168421B (ja)
WO (1) WO2018155045A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112166359B (zh) * 2018-06-29 2022-07-19 富士胶片株式会社 镜头镜筒
CN109407260B (zh) * 2018-12-11 2024-07-16 嘉兴中润光学科技股份有限公司 一种镜头驱动的闭环控制装置及闭环控制方法
CN109656081A (zh) * 2019-01-31 2019-04-19 嘉兴中润光学科技有限公司 闭环控制移动透镜组的镜头装置及其闭环控制方法
US20220413356A1 (en) * 2019-10-08 2022-12-29 Lg Innotek Co., Ltd. Camera actuator and camera device including same
CN110753172B (zh) * 2019-10-22 2022-02-15 Oppo广东移动通信有限公司 校正方法、装置、电子设备和音圈马达
TWI731724B (zh) * 2020-06-20 2021-06-21 大陽科技股份有限公司 攝影鏡頭、鏡頭驅動模組與電子裝置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5202717A (en) 1990-05-08 1993-04-13 Olympus Optical Co., Ltd. Optical lens system-driving control apparatus for driving a plurality of lens groups in accordance with small amount of data
JP3050897B2 (ja) * 1990-06-29 2000-06-12 オリンパス光学工業株式会社 レンズ駆動装置
JPH055822A (ja) * 1991-06-28 1993-01-14 Canon Inc リヤーフオーカス式のカメラシステム
JP4532929B2 (ja) * 2004-02-18 2010-08-25 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、制御プログラム及び記憶媒体
JP2009237265A (ja) 2008-03-27 2009-10-15 Konica Minolta Opto Inc レンズ群位置決め方法及び撮像装置
JP5615017B2 (ja) * 2010-04-05 2014-10-29 キヤノン株式会社 光学機器
JP5906235B2 (ja) * 2011-03-25 2016-04-20 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5750694B2 (ja) * 2011-03-25 2015-07-22 オリンパス株式会社 交換レンズ
JP2013037018A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Canon Inc 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018155045A1 (ja) 2018-08-30
JPWO2018155045A1 (ja) 2019-11-07
US11204479B2 (en) 2021-12-21
US20190324226A1 (en) 2019-10-24
CN110168421A (zh) 2019-08-23
CN110168421B (zh) 2021-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6585871B2 (ja) レンズ装置、カメラ、レンズ駆動制御方法及びレンズ駆動制御プログラム
JP5914716B1 (ja) 撮像装置
JP6702765B2 (ja) 焦点調節装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
GB2542947A (en) Focus detecting apparatus, method of prediction, and storage medium for the same
EP2372430B1 (en) Image pickup lens, image pickup apparatus, and lens controlling method
US11330185B2 (en) Lens control apparatus, optical apparatus, and lens control method
US20200092489A1 (en) Optical apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium
CN110320650A (zh) 透镜装置和摄像装置
KR20200014204A (ko) 제어장치, 촬상장치, 및 기억매체
JP2016184132A (ja) 光学駆動装置および光学機器
US11809017B2 (en) Focus control device, lens apparatus, imaging apparatus, and control method
JP7362299B2 (ja) レンズ装置、カメラ、カメラシステム、制御方法
JP6889334B2 (ja) 鏡胴、撮像装置、位置検出方法及び位置検出プログラム
JP5973784B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2017106954A (ja) レンズ装置、カメラ本体および光学機器
US11789340B2 (en) Control apparatus, lens apparatus, control method, and storage medium
JP6341668B2 (ja) 撮像装置
US11454788B2 (en) Optical apparatus, control method, and storage medium
US20230280565A1 (en) Control apparatus, lens apparatus, optical apparatus, and storage medium
KR102619111B1 (ko) 광학 기기 및 이를 이용한 플랜지 백 조정 방법
JP2022072542A (ja) フォーカス制御装置、レンズ装置、撮像装置およびフォーカス制御方法
CN117692746A (zh) 镜头装置、摄像装置、镜头装置的控制方法和存储介质
JP2013231883A (ja) 撮像装置
JP2019113853A (ja) 検出装置、撮像装置およびカメラ
JP2017062351A (ja) 光学機器、表示制御方法および表示制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190725

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190725

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6585871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250