JP3050897B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP3050897B2
JP3050897B2 JP17023490A JP17023490A JP3050897B2 JP 3050897 B2 JP3050897 B2 JP 3050897B2 JP 17023490 A JP17023490 A JP 17023490A JP 17023490 A JP17023490 A JP 17023490A JP 3050897 B2 JP3050897 B2 JP 3050897B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ズーミングやフォーカシングなどの目的で
レンズを光軸方向に移動可能な撮影レンズを装備したカ
メラにおいて、レンズを駆動するレンズ駆動装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、ズーミングやフォーカシングなど、レンズの移
動によって結像状態を調節する写真用撮影レンズは、カ
ム筒によってレンズの枠に設けられたピンを案内し、レ
ンズの位置関係が設計時に想定された関係に保たれるよ
うになっている。
ところが、近年、小形で多機能かつ高性能のレンズが
求められる傾向にあり、たとえば変倍レンズの移動によ
ってピント面が移動する、いわゆるバリフォーカルズー
ムレンズなど、レンズの位置関係の組合せが多く、レン
ズの移動が複雑なものが考案されている。
このように、レンズの移動が複雑な場合、これを上記
カム筒によって実現することは困難であり、コストもか
さむため、たとえば特公昭52−15226号公報に示される
ように、変倍レンズ群の位置を検出し、この検出出力を
もとに補正レンズ群を独立したモータで駆動する方法が
提案されている。この方法は、近年多く開発されている
小形モータと小形かつ高性能の演算装置により、低コス
ト、高精度で実現することが容易になってきている。
[発明が解決しようとする課題] 特公昭52−15226号公報などに示される構成は、ズー
ミングの機能を持つ1群の変倍レンズ群と、それとは異
なるフォーカシングの機能を持つ1群の補正レンズ群に
よりなっているが、近年のレンズは更に複雑なレンズ移
動を伴うものが現れている。たとえば第8図に示すよう
な4群のズームレンズは、ズーミングの際は第1群ない
し第4群レンズがそれぞれ異なる量で変倍と、変倍に伴
い移動するピント面の補正を行ない、フォーカシングの
際は第2群レンズと第3群レンズがそれぞれ異なる量で
移動する。このレンズは、小形で極めて高性能であり、
撮影至近距離も短い、優れたものであるが、カム筒を用
いずに各レンズ群を独立に駆動しようとすると、以下に
示すような問題が生じる。
すなわち、特公昭52−15226号公報などで示されるよ
うに、ズーム値またはピント位置という1つのレンズ状
態を示す要素がそれぞれ1つのレンズ群の位置に対応し
ている構成を甲とすると、この場合は、上記要素に対応
するレンズ群を駆動する場合、あらかじめ想定されない
結像状態の変動は生じないが、一方、第8図で示される
レンズ構成を乙とすると、この場合は、上記要素に対応
する複数レンズ群の組が駆動される際、相互位置関係が
くずれると、レンズ収差など、思いがけない結像状態の
変動が生じるという重大な問題が発生する。
たとえば甲の場合、ズーミングによって変倍レンズ群
を駆動する場合、ピント面の移動が生じることはある
が、特公昭52−15226号公報などに示される方法で補正
でき、発生する収差などは設計時に想定した範囲内にあ
る。その一方で、乙の場合は、ズーミングにより変倍に
関して移動する第1群ないし4群レンズの相互位置関係
がくずれると、各種の収差が増大するなど、結像状態が
複雑に変化してしまう。
このため、乙の場合は、上記位置関係を保つようにレ
ンズを駆動制御する必要がある。上記要素(ズーミング
やフォーカシング)の変化させるべき量を演算装置など
により、各レンズ群ごとに目的位置などの駆動パラメー
タを算出して駆動制御する方法をとると、演算部の負担
が大きくなってしまい、実用性がなく、また上述した位
置関係の保証も困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、複数のレンズ群を独立に駆動して
ズーミングやフォーカシングなどを行なうレンズにおい
て、ズーミングやフォーカシングなど、同一の機能に係
わるレンズ群の位置関係のくずれを有効かつ簡単に防止
でき、良好な結像が得られるレンズ駆動装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のレンズ駆動装置は、変倍の際に相異なる量を
移動し、焦点調節の際には移動しない第1及び第2のレ
ンズ群を含む複数のレンズ群により構成されていて、機
械的機構により前記第2のレンズ群との相互位置関係が
拘束されていない前記第1のレンズ群の位置が変倍状態
に対応している変倍機能を備えたレンズ駆動装置におい
て、前記第1及び第2のレンズ群をそれぞれ単独に駆動
する第1及び第2の駆動手段と、前記第1及び第2のレ
ンズ群の位置をそれぞれ検出する第1及び第2の位置検
出手段と、前記第1のレンズ群の各位置に対応して存在
すべき第2のレンズ群の各位置を記憶した記憶手段と、
変倍動作に際して、前記第1の位置検出手段に基づい
て、変倍動作前の第1のレンズ位置を出力し、この出力
をもとに変倍動作後の前記第1のレンズ群の目標位置を
出力する第1の目標位置出力手段と、前記第1のレンズ
群の目標位置及び前記記憶手段に基づいて、前記第2の
レンズ群の目標位置を出力する第2目標位置出力手段
と、前記第1及び第2の目標位置出力手段の出力が前記
第1及び第2の位置検出手段の出力に相等しくなるよう
に前記第1及び第2のレンズ群を駆動する駆動制御手段
と、を具備したことを特徴とする。
またこの発明は、焦点調節の際に相異なる量を移動す
る第1及び第2のレンズ群を含む複数のレンズ群により
構成されていて、少なくとも変倍がなされない場合に、
機械的機構により前記第2のレンズ群との相互位置関係
が拘束されていない前記第1のレンズ群がフォーカシン
グ状態に対応しているレンズ駆動装置において、前記第
1及び第2のレンズ群をそれぞれ単独に駆動する第1及
び第2の駆動手段と、前記第1及び第2のレンズ群の位
置をそれぞれ検出する第1及び第2の位置検出手段と、
前記フォーカシング状態に対応して存在すべき第1及び
第2のレンズ群の各位置を記憶した記憶手段と、焦点調
節に際して、前記第1の位置検出手段と前記記憶手段に
基づいて、焦点調節前のフォーカシング状態を出力し、
この出力をもとに目標とするフォーカシング状態を求
め、その目標とするフォーカシング状態及び前記記憶手
段から前記第1及び第2のレンズ群の目標位置を出力す
る目標位置出力手段と、前記目標位置出力手段の出力と
前記第1及び第2の位置検出手段の出力とが相異なるよ
うに前記第1及び第2のレンズ群を駆動する駆動制御手
段と、を具備したことを特徴とする。
[作用] すなわち、従来のようにカム筒など用いてレンズ群の
相互位置関係を保つのではなく、変倍の際に相異なる量
を移動し、焦点調節の際には移動しない第1及び第2の
レンズ群を含む複数のレンズ群により構成されていて、
機械的機構により前記第2のレンズ群との相互位置関係
が拘束されていない前記第1のレンズ群の位置が変倍状
態に対応している変倍機能を備えたレンズ駆動装置にお
いて、前記第1及び第2のレンズ群をそれぞれ単独に駆
動され、前記第1及び第2のレンズ群の位置が第1及び
第2の位置検出手段でそれぞれ検出される。そして、前
記第1のレンズ群の各位置に対応して存在すべき第2の
レンズ群の各位置が記憶手段に記憶される。ここで、変
倍動作に際して、前記第1の位置検出手段に基づいて、
変倍動作前の第1のレンズ位置が出力されると、この出
力をもとに変倍動作後の前記第1のレンズ群の目標位置
が第1の目標位置出力手段で出力される。また、前記第
1のレンズ群の目標位置及び前記記憶手段に基づいて、
前記第2のレンズ群の目標位置が第2目標位置出力手段
により出力される。そして、前記第1及び第2の目標位
置出力手段の出力が、前記第1及び第2の位置検出手段
の出力に相等しくなるように、前記第1及び第2のレン
ズ群が駆動される。
また、本発明のレンズ駆動装置では、焦点調節の際に
相異なる量を移動する第1及び第2のレンズ群を含む複
数のレンズ群により構成されていて、少なくとも変倍が
なされない場合に、機械的機構により前記第2のレンズ
群との相互位置関係が拘束されていない前記第1のレン
ズ群がフォーカシング状態に対応しているレンズ駆動装
置において、前記第1及び第2のレンズ群がそれぞれ単
独に駆動され、前記第1及び第2のレンズ群の位置は第
1及び第2の位置検出手段によってそれぞれ検出され
る。また、前記フォーカシング状態に対応して存在すべ
き第1及び第2のレンズ群の各位置は、記憶手段に記憶
される。そして、焦点調節に際して、前記第1の位置検
出手段と前記記憶手段に基づいて、目標位置出力手段に
より、焦点調節前のフォーカシング状態が出力され、こ
の出力をもとに目標とするフォーカシング状態が求めら
れ、更にその目標とするフォーカシング状態及び前記記
憶手段から前記第1及び第2のレンズ群の目標位置が出
力される。そして、前記目標位置出力手段の出力と前記
第1及び第2の位置検出手段の出力とが相異なるよう
に、前記第1及び第2のレンズ群が駆動される。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
まず、第1実施例として、たとえばレンズが4群構成
のズームレンズに本発明を適用したレンズシャッタカメ
ラについて説明する。
第8図は本発明に係る各レンズ群の動きを示す図であ
る。すなわち、図示のように、ズーミングによってワイ
ドからテレ側に焦点距離を変えると、第1群レンズ、第
2群レンズ、第3群レンズ、第4群レンズはそれぞれ異
なった移動量で焦点面に対し繰出される(図中の実線は
フォーカシングが∞のときの各レンズの最終面の位置を
示す)。さらに、ワイド(W)、スタンダード(S)、
テレ(T)のフォーカシング時には、第2群レンズおよ
び第3群レンズが第8図の破線のように無限から至近に
繰り出され、それぞれの焦点距離によってフォーカシン
グ繰出量が異なっている。このようなレンズの動きをす
るズームレンズは、従来から周知のカムなどを用いた枠
構成で作成することは困難である。
そこで、本発明では、たとえば第4図に示すような枠
構成を用いている。すなわち、第1群レンズ71、第2群
レンズ72、第3群レンズ73、および第4群レンズ74は、
それぞれ1群枠75、2群枠76、3群枠77、および4群枠
78に固定保持されている。2群枠76、3群枠77、および
4群枠78は、1群枠75のカメラボディ79側に延びた中空
枠部の内側に光軸方向にのみ移動可能なように、1群枠
75の内周部に配設された振動体81,82,83によってベアリ
ング85,86,87方向に押圧されている。したがって、2群
枠76、3群枠77、および4群枠78は、各ベアリング85,8
6,87と各振動体81,82,83とによって1群枠75に対し、光
軸方向の位置および光軸中心に対するずれが生ずること
がなく、しかも、がたなく位置決めされている。
また、1群枠75は、固定枠88の内周部に配設され光軸
方向にのみ移動可能なように、固定枠88に配列されたベ
アリング84によってガイドされ、かつ、ベアリング84の
対向する位置で固定枠88に配設された振動体80によって
ベアリング84の方向に押圧されている。したがって、1
群枠75も固定枠88に対し、がたなく位置決めされてい
る。なお、89はカバー、90はフィルム面である。
次に、振動体の取付け部の詳細およびリニア型超音波
モータの動作について述べる。本実施例では、4つのリ
ニア型超音波モータを用いているが、取付けおよび動作
については同様なので、代表として1群枠75に用いてあ
るリニア型超音波モータについて説明する。
第6図および第7図がリニア型超音波モータの詳細を
示す図である。すなわち、中空の円筒体からなる固定部
材である固定枠1(88)の内部には、同じく中空の円筒
体からなる移動部材である1群枠2(75)が一定の間隙
を有して中心軸線O方向に移動し得るように配設され
る。そして、固定枠1と1群枠2との間隙の上部(第6
図において)の一部には、1群枠2の中心軸線O方向に
延びるスライド板3が1群枠2上に固定されていて、こ
のスライド板3に対向する固定枠1の中程の部分には、
中心軸線O方向の前後方向に長い長方形状の切欠孔1d
(第7図参照)が穿設されている。この切欠孔1dは後述
する振動体12(80)の配設用の孔である。
一方、スライド板3の配設された間隙と反対側の間隙
には、1群枠2の支持案内機構が設けられている。この
支持案内機構は、本実施例では3本のガイド溝と同各溝
内にそれぞれ配設された複数のベアリングボールからな
る支持体とで構成されている。すなわち、スライド板3
の中心軸線Oを挟む対向位置には、1群枠2の外周面に
部分円弧状凹部からなる直線溝2dが1群枠2の中心軸線
O方向に穿設されており、固定枠1の内周面の直線溝2b
に対向する位置の中程には、固定枠1の中心軸線O方向
に部分円弧状凹部からなる直線溝1bが設けられていて、
さらに、この両直線溝1b,2bの両側の円周方向の等距離
の位置には、同じく部分円弧状凹部からなる直線溝1a,2
a,1c,2cが固定枠1の外周面と1群枠2の内周面とにそ
れぞれ中心軸線O方向に向けて穿設されている、そし
て、直線溝1a,2a,1b,2bおよび1c,2c内には、複数のベア
リングボールからなる支持体13a,13bおよび13cがそれぞ
れ配設されている。
この支持案内機構においては、1群枠2の支持体13b
に対向する位置に配設される振動体12(後述する)をス
ライド板3を介して中心軸線O方向に向けて押圧する
と、直線溝1a〜1cおよび2a〜2cと支持体13a〜13cによっ
て求心作用が働き、1群枠2は固定枠1に対して中心軸
を一致させるように正確かつ精密に配置される。また、
支持体13a〜13cは、複数個のベアリングボールを固定枠
1の中心軸線O方向に配置しているので、1群枠2は中
心軸線の振れもなく支持される。さらに、1群枠2の支
持は、支持体13a〜13cのみによって行なわれているの
で、1群枠2および固定枠1は、その直線溝1a〜1cおよ
び2a〜2cのみを高精度に加工しておけば、1群枠2を固
定枠1に対して精度よく位置決めすることができる。
切欠孔1dは、第6図に示すように、固定枠1の上部中
程の位置にスライド板3に対向して穿設される。すなわ
ち、固定枠1の上周面の中程を中心軸線Oに直交する向
きに切り裂いて平面部を形成し、その平面部の中央部に
軸方向に長い長方形状の貫通孔からなる切欠孔1dを穿設
してある。したがって、切欠孔1dの軸方向の両側には平
面部1doが形成され、この平面部1doは振動体12を支持し
たホルダ8の取付部となっている。
振動体12は、屈曲振動子11と縦振動子4とで構成され
ている。屈曲振動子11は、切欠孔1d内に余裕をもって配
置される大きさの比較的厚みのある矩形の弾性体5と、
この弾性体5よりも短い長さで厚みの薄い矩形状の圧電
体6とよりなり、圧電体6を弾性体5の上面にエポキシ
系の接着剤で固着して構成されている。そして、この屈
曲振動子11の圧電体5には、その板厚方向に駆動用の高
周波電圧が印加されるようになっていて、本実施例の場
合には1次の屈曲共振を発生するようになっている。こ
の屈曲振動の2つの節の部分で圧電体6の固着していな
い弾性体5の下面に、積層圧電体で矩形柱状に形成され
る積層板の厚み方向に縦振動する縦振動子4が屈曲振動
子11の板厚方向に縦振動をするように固着されている。
また、屈曲振動子11には、その節の位置で屈曲振動子
11の板幅方向の外側方向に向けてそれぞれ延びる4本の
円柱状の支持ピン7が弾性体5に固着されていて、その
ピン7の中程には円周方向にホルダ取付用溝部7aが設け
られている。
このように構成された振動体12は、断面がチャンネル
状をなし、振動体12を上方から覆う形状に形成されたホ
ルダ8に下方から収納されて保持される。すなわち、ホ
ルダ8は、弾性薄板を折り曲げて形成されていて、その
両垂下壁の支持ピン7に対応する位置には、下方が開放
された円孔状の受部8aが設けられており、その受部8aの
下方開放部は、ホルダ取付用溝部7aの径よりも若干小径
の幅を有する切欠で形成されている。また、このホルダ
8の両垂下壁の中程には、外方に折り曲げられて、それ
ぞれ水平に延び出した取付固定部8bが設けられており、
その取付固定部8bには固定用ビス10がそれぞれ貫通する
開孔8cが穿設されている。
振動体12は、ホルダ8に対して、その支持ピン7のホ
ルダ取付用溝部7aを受部8aにゆるく嵌合することにより
ホルダ8内に振動自在に収納され、しかるのち、ホルダ
8の開孔8cに固定用ビス10を皿ばね9を介して貫通さ
せ、固定用ビス10を固定枠1の平面部1doに螺設された
ねじ孔1eに螺着させることにより、振動体12は固定枠1
の切欠孔1d内に配設される。この配設された振動体12
は、その縦振動子4の下端面が1群枠2に固定されたス
ライド板3の上側平面に圧接される。
このように構成された超音波モータの動作原理は、本
出願人が先に提案した特願平1−195767号のものと同じ
で、屈曲振動と縦振動の位相差を90゜にすることで1群
枠2を、その中心軸線O方向に進退移動するような楕円
振動を縦振動子4の端面に発生させる。2つの縦振動子
4は、振動の位相が180゜異なって振動するように構成
されているので、屈曲振動による節まわりの振り子振動
の一方向の動作のみを1群枠2のスライド板3に作用さ
せる。したがって、これによって1群枠2は中心軸線O
方向に進退移動することになる。
第5図は、第1実施例におけるカメラの概観図であ
り、カメラボディ91、半押し(ファーストレリーズ)と
全押し(セカンドレリーズ)の信号が出力可能なレリー
ズボタン92、画角を決定するファインダ用の窓93、図示
しない測距センサへ光を導くための測距窓94、撮影レン
ズ95、ズーム操作入力部(ズームボタン)58からなって
いる。
次に、第1図を参照して第1実施例の電気回路の構成
を説明する。図において、511〜514はそれぞれ第4図の
振動体80,81,82,83に対応するリニア型超音波モータ、5
21〜524は超音波モータ511〜514により駆動され、枠の
動きを検出するエンコーダである。エンコーダ521〜524
は、等間隔に目盛を位相をずらして2列に書込んだスケ
ールと、その読取部とからなり、スケール上には基準値
となる終端位置を示すもう1列の目盛も書込まれてい
る。この場合、エンコーダ521については、スケールが
固定枠1に、また読取部が1群枠75にそれぞれ配設され
ており、エンコーダ521〜524については、スケールがそ
れぞれ2群枠76、3群枠77、4群枠78に、また読取部が
1群枠75にそれぞれ配設されている。そして、スケール
に対して読取部が移動すると、目盛りの通過位置でパル
スを発生し、出力するようになっている。
531〜532は方向検出回路であり、エンコーダ521〜524
が発生する位相の異なる2系列のパルスの位相反転から
移動方向を検出する。541〜544はエンコーダ521〜524
出力するパルスと方向検出回路531〜532が出力する移動
方向信号とから絶対位置を検出する位置パルスカウンタ
(アップダウンカウンタ)であり、エンコーダ521〜524
が出力する基準位置を示すパルスによりリセットされ、
繰出方向のとき等間隔目盛に対応したパルスをアップカ
ウントし、繰込方向のときダウンカウントする。
551〜554は後述する演算制御部59からの駆動制御信号
に基づいて振動体80,81,82,83により構成された超音波
モータ511〜514を駆動する駆動回路、56は後述する演算
制御などに必要なプログラムおよび各種メモリデータを
供給するROM、57は例えば実開平1−124515号公報など
に示されるような公知の三角測距方式によるAF(オート
フォーカス)モジュール、58はズーミングを行なうため
のボタンによるズーム操作入力部である。
59は演算制御部で、位置パルスカウンタ541〜544の各
出力(位置情報)、AFモジュール57の出力(測距情
報)、ズーム操作入力部58の出力を適宜取込み、超音波
モータ511〜514を駆動するための駆動制御信号を駆動回
路551〜554へ出力する。
第2図は駆動回路551の構成を示すものであり、駆動
回路552〜554も全く同様であるので、駆動回路551を代
表して説明する。C1はリニア型超音波モータ511の駆動
を行なう基本となる信号を発生するシグナルジェネレー
タであり、その詳細を第3図に示す。なお、シグナルジ
ェネレータC1は、たとえば特願平1−337024号公報の第
3実施例と同一であるため、詳細な説明は省略する。
シグナルジェネレータC1で発生された信号は、電力増
幅器C8,C9で増幅され、リニア型超音波モータ511に送ら
れる。C2は4バイトのレジスタファイルであり、演算制
御部59から送られる位置情報が書込まれる。ここで、演
算制御部59は、上記算出された駆動目標位置の他、そこ
からあらかじめ定められた微小量だけ手前にあたる3点
の位置をも算出し、レジスタファイルC2に対して4点分
のデータを書き込むことになる。なお、上記目的位置手
前の3点の位置は後述する停止時の減速点になる。
そして、制御回路C7のアドレス信号により、いずれか
の位置の値をディジタルコンパレータC6へ出力し、ディ
ジタルコンパレータC6は、レジスタファイルC2の値と位
置パルスカウンタ541の値とを比較し、その比較結果を
制御回路C7へ送る。一方、C3は4バイトのレジスタファ
イルであり、演算制御回路59から送られる事前に算出さ
れた速度に対応したリニア超音波モータ511のPWM信号
(パルス幅変調信号)が書込まれる。これは上記したレ
ジスタファイルC2内に書込まれた4点に達するまでの4
速度に相当するものである。
そして、制御回路C7のアドレス信号によって、いずれ
かのPWM信号がシグナルジェネレータC1へ出力される。
制御回路C7は、駆動回路551内の各ブロックを制御する
ものであり、エンコーダ521の基本位置信号が出力され
ると、位置パルスカウンタ541をリセットし、一方、デ
ィジタルコンパレータC6の出力から、被駆動レンズ群が
目標位置の手前の点に達したら、アドレス信号を変更し
てレジスタファイルC2およびC3の出力を変更し、徐々に
減速してレンズ群が目標位置で停止するよう制御する。
以上のように、本駆動回路551は、その内部で演算制
御部59から送られた目標位置の値および駆動速度に対応
したPWM信号にしたがって位置制御を行なえるため、1
個の演算制御部で複数の駆動回路を制御するのが極めて
容易である。
次に、第9図に示したフローチャートに基づいて、第
1実施例によるズーミング動作について説明する。ズー
ム操作入力部58を操作すると、ズーミングモードに入
り、ズーム操作の状態を入力信号から読込む(F1)。次
に、まずその操作方向を判断し(F2)、繰出方向に操作
されていれば第1群レンズ71は正の速度、繰込方向なら
ば負の速度であると判断する(F3,F4)。次に、全押し
か半押しかを判断し(F5)、全押しであれば高速駆動と
判断し、また半押しならば低速駆動であると判断する
(F6,F7)。
次に、第1群レンズ71の現在位置を位置パルスカウン
タ541から読出す(F8)。第1群レンズ71は、ズーム状
態と1対1に対応しているレンズ群であるため、このレ
ンズ群の位置によりズーム状態を判別していることにな
る。次に、第1群レンズ71の位置、高速/低速駆動の判
断、および駆動方向にしたがって第1群レンズ71の駆動
目標位置を出力する(F9)。続いて、この第1群レンズ
71の目標位置から、第2群〜第4群レンズ72〜74の目標
位置を算出し、出力する(F10)。この目標位置の出力
方法については後で述べる。
次に、第1群〜第4群レンズ71〜74の目標位置、およ
び高速/低速の別に対応した駆動制御用PWM信号を駆動
回路551〜554に送信する(F11,F12)。これらの後に駆
動許可信号を送信することにより(F13)、所定のレン
ズ群の駆動が開始される。そして、ズーム操作がまだ続
いているのか否かを確認し(F14)、引き続き操作が続
いている場合はステップF1へ戻る。ズーム操作が終了し
ている場合は、駆動回路が各レンズ群を目標位置へ駆動
し終わるまで待機し(F15)、駆動が終了したところで
ズーミングモードの動作を終了する。
ここで、上記ステップF1〜F14までの繰り返し中は、
ステップF11,F12で目標位置、高速低速の別を設定し、
駆動を開始してから再びステップF11,F12に達するまで
の時間では、レンズ群が目標位置まで行き切らないよう
な駆動に用いる記憶データの設定となっている。このた
め、ズーミング中にレンズが停止、移動を繰り返すこと
なく、滑らかに駆動される。しかも、常に各レンズ群の
基本位置の関係を満たすような目標位置が設定されてい
るため、停止すれば即所定の位置関係になっている。
次に、目標位置の算出法について説明する。第10図
は、第1群レンズ71の繰出量に対する第2群,第3群,
第4群レンズ72,73,74の1群枠75に対する基本移動量
(焦点が無限遠に合焦状態での移動量)である。プラス
(+)はレンズ繰出方向、マイナス(−)はレンズ繰込
方向であり、ワイド状態からの変化分を示している。ポ
イントPZ1mで表わされた点は、第1群レンズ71がx1mで
表わされる位置にいるときの第l群レンズの目標位置を
グラフ上に表わした点である。この点に対応した第1群
レンズ71の位置、および第2群〜第4群レンズ72〜74の
位置がROM56内に記憶されている。
たとえば、第1群レンズ71がx1iで表わされる位置に
いるときにズーム操作を開始し、x1jの直前でズーム操
作を停止したとする。このとき、まず第1群レンズ71の
位置をステップF8で検出し、第1群レンズ71の位置がx1
iであると認識し、ズーム操作が繰出(テレ)方向の低
速駆動であったとすると、ROM56のデータを参照し、x1i
よりも繰出方向に僅かに移動した点x1i+2を第1群レ
ンズ71の暫定目標位置とする。同時に、これに対する点
PZ2i+2,PZ3i+2,PZ4i+2に対応する第2群〜第4群レ
ンズ72〜74のワイド時の位置からの移動量x2i+2,x3i+
2,x4i+2を、やはりROM56から読出し、それぞれの暫定
目標位置とする。そして、第1群レンズ71の位置がx1i
+1に達すると、上記iをi+1に、i+2をi+3に
変更し、同様に目標位置の決定を繰り返していく。高速
駆動の場合は、低速駆動の約3倍の速度が各レンズ群に
与えられるようになっており、目標位置は前回の第1群
レンズ71の位置がxiならば、i+4に対応した各レンズ
群の目標位置を出力する。
次に、第11図に示したフローチャートに基づいて、第
1実施例によるオートフォーカス動作について説明す
る。レリーズボタン92を半押しにすると、オートフォー
カスモードに入る。まず、AFモジュール57により測距し
(F21)、検出可能な出力が得られれば(F22)、第1群
〜第3群レンズ71〜73の位置を読込む(F23)。本実施
例においては、ズーム状態によりフォーカシング時の繰
出しが異なり、第12図に示すようになっている。したが
って、第1群レンズ71の位置からズーム状態を判断し、
第2群レンズ72および第3群レンズ73の繰出量を、第12
図に示すグラフにしたがってROM56内に記憶された値の
参照により出力し、初期位置(ステップF23によって読
出した位置)に加えることによって第2群、第3群レン
ズ72,73の駆動目標位置を出力する(F24,F25)。
次に、AF用にあらかじめROM56内に記憶された第2
群、第3群レンズ72,73の駆動速度を読出し(F26)、そ
れぞれの値を駆動回路552,553に送信する(F27,F28)。
その後、駆動許可信号を送信して駆動を開始させ(F2
9)、駆動が終了したかを確認する(F30)。この時点で
撮影レンズは合焦状態にある。ここで、セカンドレリー
ズがオンされていれば(F31)、露出動作を行ない(F3
2)、第2群、第3群レンズ72,73を初期位置へ復帰させ
(F33〜F38)、フィルムを巻上げて終了する(F39)。
ステップF31でセカンドレリーズがオンしていなけれ
ば、ファーストレリーズがオフされているか否かを確認
し(F40)、オフされていれば初期位置に復帰して終了
する(F41〜F46)。
このように、第1実施例によれば、第1群レンズ71の
位置検出手段の出力により、レンズの状態、すなわちズ
ーム状態を判別し、この出力に基づいて各レンズ群の駆
動目標位置を出力することにより、各レンズ群のズーム
駆動を行なっているため、ズーム操作に応じてズーム状
態を十分な分解能で保持するための、操作部材と結合し
た高精度の絶対量エンコーダや操作により発生するパル
スをカウントするカウンタなどを必要としない。
また、第1群枠75の内周部に第2群〜第4群レンズ72
〜74が配設されている構造上、第1群レンズ71を駆動す
る場合の負荷は他のレンズ群よりも大きく、駆動速度は
遅くなるが、第1群レンズ71の位置検出手段が基準にな
るため、基準になるレンズ群の移動に他のレンズ群が追
従できない可能性が少ない。
また、第1群レンズ71は最も前方にあるレンズ群であ
り、使用者が誤って触れたり、思いがけない外乱に見舞
われたとしても、他のレンズ群は第1群レンズ71の位置
に基づいて制御されるため、所要の位置関係は保たれ
る。加えて、第1群レンズ71の移動ストロークが第2群
〜第4群レンズ72〜74に比べて大きく、最も駆動時間の
かかるレンズ群であるため、第2群〜第4群レンズ72〜
74が追従できない可能性が小さい上、第2群〜第4群レ
ンズ72〜74の移動ストロークが小さいことは、ROM56に
必要なメモリ容量が少なくて済み、エンコーダのスケー
ルも短くて済む。
さらに、第2群、第3群レンズ72〜74の位置検出手段
とROM56の記憶データに基づいてフォーカス駆動の制御
も行なうことができ、ズーム状態に応じて異なるフォー
カス形態が選択できるという、カム筒などを用いる場合
と比べ、簡単な構成でより多様な駆動制御が実現可能で
ある。この実施例により、ズーミングまたはフォーカシ
ングなど、同一機能に係わるレンズ群の位置が撮影時に
保証されることは言うまでもない。
次に、第2実施例として、第1実施例と同様なズーム
レンズを装着する1眼レフカメラに適用した場合につい
て説明する。
第13図は、第2実施例における1眼レフカメラの概観
図である。すなわち、カメラボディ101には、半押し
(ファーストレリーズ)と全押し(セカンドレリーズ)
の信号が出力可能なレリーズボタン102、画角を決定す
るペンタプリズムを用いたファインダ103、ファインダ1
03へ光を導くクイックリターン式のメインミラー104、
メインミラー104に取着され中央部の光をボディ底部に
配設されたAFモジュール57へ導くサブミラー105などが
配設されている。また、撮影レンズ106の側面には、ズ
ーム操作入力部58およびフォーカシング操作入力部61が
配設されている。
なお、レンズ構成および枠構成などは第1実施例と同
様であるため、その説明は省略する。
次に、第14図を参照して第2実施例の電気回路の構成
を説明する。本実施例は、TTLカメラを想定しているた
め、駆動中にレンズ群が設計時に想定していた位置関係
を大きくはずれると、思わぬ像の悪化など、ファインダ
を覗いている撮影者に不快感を与え、ファインダを覗き
ながらの操作を困難にする。このため、本実施例では、
第1実施例よりも細かい位置制御に加えて、与える速度
も考慮して制御する。そこで、第14図に示すように、第
1実施例における方向検出回路531〜534の代わりに速度
検出回路601〜604が設けられ、かつフォーカシング操作
入力部61が付加されている。
また、第15図に示すように、駆動回路551(および552
〜554)には、アップダウンカウンタC4および比較器C5
が設けられている。本実施例の駆動回路551では、レジ
スタファイルC3が演算制御部59から送られる4種類の速
度信号を読込み、保持する。比較器C5は、レジスタファ
イルC3の値と速度検出回路601の出力値とを比較し、そ
の比較結果をアップダウンカウンタC4に出力する。ここ
で、もし速度検出回路601の出力値の方が大きいとき
は、アップダウンカウンタC4はダウンカウントされ、そ
の出力(PWM信号)がシズナルジェネレータC1に送られ
て速度が低下され、逆の場合は速度が上げられる。
制御回路C7は、エンコーダ521の基準位置信号が出力
されると、位置パルスカウンタ541をリセットし、一
方、速度検出回路601に一定周期でリセットパルスを送
り、速度検出を行なわせる。また、制御回路C7は、アッ
プダウンカウンタC4および比較器C5の出力更新のための
クロックパルスも送信する。
さらに、第16図に示すように、ディバイダ3およびデ
ィバイダ4への入力信号は、第1実施例ではレジスタフ
ァイルC3からであったが、本実施例ではアップダウンカ
ウンタC4からとなる。それ以外の構成は、第1実施例と
同様であるので説明は省略する。
次に、第17図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるズーミング動作について説明する。ズー
ム操作入力部58を操作すると、ズーミングモードに入
り、ズーム操作の状態を入力信号から読込む(F51)。
次に、まずその操作方向を判断し(F52)、繰出方向に
操作されていれば第1群レンズ71は正の速度、繰込方向
ならば負の速度であると判断する(F53,F54)。次に、
全押しか半押しかを判断し(F55)、全押しであれば高
速駆動に対応した第1群レンズ71の速度、半押しであれ
ば低速駆動に対応した第1群レンズ71の速度を出力する
(F56,F57)。
次に、第1群,第2群レンズ71,72の現在位置を位置
パルスカウンタ541,542から読出し(F58)、その第1
群,第2群レンズ71,72の現在位置からフォーカス状態
を算出し、記憶する(F59)。この第1群レンズ71の値
から、後述する方法により第1群レンズ71の駆動目標位
置を出力する(F60)。次に、出力された第1群レンズ7
1の目標位置および上記記憶されたフォーカス状態に対
応した第2群〜第4群レンズ72〜74の目標位置について
も算出し、出力する(F61)。また、同時に第1群レン
ズ71の位置と既に出力されている第1群レンズ71の速度
から、第2群〜第4群レンズ72〜74の速度を算出し、出
力する(F62)。
本実施例では、既に述べたように、駆動回路551〜554
は、位置および速度の制御機能を持っているため、レジ
スタファイルC2およびC3へ目標の速度と位置を送信し
(F63,F64)、その後に駆動許可信号を送信することに
より(F65)、所定のレンズ群の駆動が開始される。そ
して、ズーム操作がまだ続いているのか否かを確認し
(F66)、引き続き操作が続いている場合はステップF51
へ戻る。ズーム操作が終了している場合は、駆動回路が
各レンズ群を目標位置へ駆動し終わるまで待機し(F6
7)、駆動が終了したところでズーミングモードの動作
を終了する。
ここで、上記ステップF51〜F66までの繰り返し中は、
ステップF63,F64で目標位置、速度を設定し、駆動を開
始してから再びステップF63,F64に達するまでの時間で
は、レンズ群が目標位置まで行き切らないようになって
いる。このため、ズーミング中にレンズが停止、移動を
繰り返すことなく、滑らかに駆動される。しかも、常に
各レンズ群の基本位置の関係を満たすような目標位置が
設定されているため、停止すれば即所定の位置関係にな
っている。
次に、フォーカス状態の算出および記憶方法と、目標
位置および駆動速度の算出方法について説明する。
第18図は、第1実施例で示したように、第1群レンズ
71の繰出量に対する第2群〜第4群レンズ72〜74の1群
枠75に対する基本移動量(焦点が無限遠に合焦状態での
移動量)を示すものである。図中、プラス(+)はレン
ズ繰出方向、マイナス(−)はレンズ繰込方向であり、
ワイド(W)状態からの変化分を示している。それを第
1群レンズ71の繰出量で微分して定数を掛けたものが第
19図であり、第1群レンズ71の速度に対する第2群〜第
4群レンズ72〜74の速度比を示している。すなわち、第
19図に示すような速度関係で駆動してやれば、レンズ群
の位置関係は常に第18図に示す曲線上にある。
一方、本実施例では、フォーカシング時のフローティ
ング量がワイド、スタンダード、テレの間も連続的に変
わる。しかし、ズーミング時の僅かなピントのずれは至
近時を除けばさほど気にならないため、本実施例ではズ
ーム操作終了時にのみ初期フォーカス状態に正しく復帰
すれば、ズーム操作中は第19図に示す速度関係でレンズ
を駆動すればよいという考えに基づいている。すなわ
ち、ズーム時の基本となる第1群レンズ71の位置に対応
した第1群レンズ71の速度に対する第2群〜第4群レン
ズ72〜74の速度比をROM56に記憶しており、第1群レン
ズ71の位置を読出すことにより、各レンズ群のズーム時
の駆動速度が出力できる。
次に、フォーカス状態の記憶方法と、各レンズ群を最
終位置の出力方法について説明する。ズーム操作によ
り、第1群レンズ71がx′からx″の位置まで移動した
場合を想定する。たとえば、第i群レンズの位置X(P
i)は、 X(Pi)=X(BPi″)+X(FPi″) とかける。
ここで、X(BPi″)は、ズーミングによるワイド基
本位置からの移動量であり、X(FPi″)は、フォーカ
シングによる基本位置(無限遠状態)からの移動量であ
る。まず、X(BPi″)については、第18図に示す第4
群レンズ74の移動曲線上の有限個のデータ点の第1群レ
ンズ71に対する基本移動量(x1,X(BPi1)),…,
(xn,X(BPin)),…が記憶されている。その点はBPi
1,…,BPin,…の記号で示される。この有限個のデータ点
の間を直線補間する。図から明らかなように、上記の点
が十分細かければ、充分な精度でX(BPi″)が出力で
きる。これを式で書くと、ズーミング終了時の第1群レ
ンズ71の位置をx″、それを挟むデータ点の位置をxn,x
n+1とすると、 と書ける。
一方、X(FPi″)については、第20図に示すよう
に、有限個のある合焦被写体距離ごとに、第1群レンズ
71の繰出量(ズーミング)に応じた有限個のデータ点群
(Li1,…,Lih,…)があり、データ点群Lihに含まれるデ
ータ点は、FPih1,…,FPihj,…の記号で示されている。
ここで、hは無限遠から至近に向かって単調増加する整
数である。X(FPi″)は次のように算出する。まず、
ズーミング開始前における第i群レンズのフォーカシン
グによる基準位置からの繰出量が、LihとLih+1との間
FP2′とする。このとき、このFP2′を囲む4つのデータ
点をFPihj,FPihj+1,FPih+1j,FPih+1j+1とおくと、
FP2′の直線FPihj,FPihj+1と直線FPih+1j,FPih+1j
+1に対する縦軸方向の距離の比を算出する。この比を
a:1−aとすると、フォーカス状態は「h+aである」
と記憶する。つまり、LihとLih+1とが類似かつ近接し
ており、その間の同一距離合焦点は、縦軸方向に対して
リニアな関係が保たれるとするのである。この考え方に
より、最終点FPi″のフォーカス繰出量X(FPi″)は、
第1群レンズ71の停止位置をx″とおくと、 により容易に求められ、精度も充分である。
このとき、フォーカス状態を表す数の整数部がh、小
数部がaである。なお、高速/低速の切換方法は、第1
実施例と同様であるが、本実施例のズーミングの場合は
前記ズーム状態を示す数hを変化させて記憶データを読
出せばよいことになる。
次に、第21図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるパワーフォーカシング動作について説明
する。パワーフォーカシング時は、第2群レンズ72およ
び第3群レンズ73の移動により行なわれるが、その第2
群レンズ72および第3群レンズ73の目標位置の算出法
は、前述したズーミングの場合とほぼ同様で、フォーカ
ス状態を示す数jを変化させ、記憶データを読出すこと
により行なわれる。
すなわち、フォーカシング操作入力部61を操作するこ
とにより、パワーフォーカシングモードに入り、フォー
カシング操作を読込み(F71)、操作方向を検出し(F72
〜F74)、全押しか半押しかをも検出する(F75〜F7
7)。続いて、ズーム状態を示す第1群レンズ71の位
置、および第1群レンズ71の位置と合せてフォーカス状
態を示す第2群レンズ72の位置を読出し(F78)、ズー
ミングの場合と同様に、第2部レンズ72および第3群レ
ンズ73の駆動目標位置を出力し(F79,F80)、フォーカ
シング操作入力部61の半押し、全押しの別から、ROM56
内に記憶された数値の参照により第2群レンズ72の駆動
速度を出力し(F81)、フォーカス状態と第2群レンズ7
2の駆動速度から第3群レンズ73の駆動速度を算出し、
出力する(F82)。
ここでは、ズーミングと異なり、ズーム状態によって
フォーカシング時の第2群レンズ72と第3群レンズ73の
速度比が、第22図に示すように3種類記憶されており、
ズーム状態の最も近い速度比を読出して第3群レンズ73
の速度を算出している。
以下、ズーミングと同様に、第2群レンズ72および第
3群レンズ73の目標位置と速度を駆動回路552、553へ送
信し(F83,F84)、駆動許容信号によって駆動を開始さ
せる(F85)。そして、フォーカシング操作が引き続き
行なわれているか否かを調べ(F86)、操作が終了して
いればレンズ群が全て停止したかを確認した後(F8
7)、パワーフォーカシングモードの動作を終了する。
次に、第23図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるオートフォーカス動作について説明す
る。まず、レリーズボタン102を半押しにしにすると、
オートフォーカスモードに入り、AFモジュール57により
焦点検出が行なわれ(F91)、それに基づいてデフォー
カス量が算出される(F92)。次に、ズーム状態に対応
している第1群レンズ71の位置と、フォーカス状態を示
す第2群レンズ72の位置をカウンタ541,542から読込む
(F93)。次に、第2群レンズ72の繰出量を演算により
算出する(F94)。これは、ズーム状態(第1群レンズ7
1の位置)に対応した複数の算出式の係数がROM56に記憶
されている。本実施例の場合、たとえば特開昭64−5931
2号公報に示されるように、係数α,β,γが複数組記
憶されており、駆動量ΔXは ΔX=α(β+d)+γ・d−(α/β) の式により近似的かつ充分な精度で算出される。これを
先に読出した第2群レンズ72の位置に加えることによ
り、第2群レンズ72の最終位置が算出され(F95)、そ
の位置に対応したフォーカス状態数からズーミングの場
合と同様な方法で第3群レンズ73の目標位置が算出され
る(F96)。
その後、第2群レンズ72、第3群レンズ73の目標位
置、目標速度を駆動回路552,553に送信し(F97,F98)、
駆動許可信号の送信によって駆動が開始される(F9
9)。そして、駆動の終了を確認した後(F100)、再度
焦点検出を行ない(F101)、デフォーカス量を演算して
(F102)、合焦しているかを調べる(F103)。合焦して
いなければステップF93に戻り、合焦していればオート
フォーカスモードの動作を終了する。
このように、第2実施例によれば、第1群レンズ71の
位置検出手段の出力によりズーム状態を、また、第2群
レンズ72の位置検出手段と演算制御部59によってフォー
カス状態を、それぞれ検出して駆動制御を行なっている
ため、ズーム状態やフォーカス状態を検出する専用の手
段が不要である。また、上記のように動作する1つのレ
ンズ群に対して他のレンズ群の位置や速度を算出してい
るため、上記1つのレンズ群の駆動速度を変更すれば、
変更前と全く変わらない手順で容易に他のレンズ群の制
御も可能である。さらに、速度による制御を行ないつつ
駆動するため、1眼レフカメラに用いてもファインダ像
の劣化も少なく、良好なズーミングやパワーフォーカシ
ングの操作が可能である。
なお、前記第1および第2実施例において、ズーム操
作入力部、フォーカシング操作入力部などの操作入力部
はボタン形式以外のもの、たとえば特開昭63−177118号
公報に示されるような電子ダイヤルを用いてもよく、そ
の操作によって出力される信号も多段階であってもよ
い。
また、各レンズ群の目標位置や駆動速度を出力する方
法も、全てROMなどに記憶したり、記憶データを補間す
る方法の他、係数を記憶した数式により近似的に算出し
てもよい。
また、前記実施例で示した焦点検出手段は、赤外線や
超音波を用いたアクティブ方式など、様々なものが利用
可能である。
さらに、本発明対象のレンズは、ズーム機能のない多
群フォーカシングレンズで、そのようなレンズのフォー
カシングに本発明を応用することも勿論可能であり、レ
ンズ間隔を変えてレンズのMTFなどの特性を変化させる
システムにも応用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、カム筒などを用
いた従来のレンズ駆動装置よりも小型で複雑なレンズ移
動にも対応できるレンズ駆動装置に応用でき、シンプル
な構成と最小限の演算部への負担によって、あるレンズ
状態要素に係わるレンズ位置関係のくずれを防止し、良
好な結像が得られるレンズ駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本発明の第1実施例を説明するた
めのもので、第1図は電気回路を示すブロック図、第2
図は駆動回路を詳細に示す構成図、第3図はシグナルジ
ェネレータを詳細に示す構成図、第4図はレンズ構成お
よび枠構成を示すズームレンズの断面図、第5図はカメ
ラの概観図、第6図および第7図はリニア型超音波モー
タの詳細を示す構成図、第8図は各レンズ群の動きを示
す図、第9図はズーミング動作を説明するフローチャー
ト、第10図は第1群レンズの繰出量に対する第2群ない
し第4群レンズの第1群レンズに対する基本移動量を示
すグラフ、第11図はフォーカシング動作を説明するフロ
ーチャート、第12図(a)はワイド時の被写体距離に対
するレンズ群移動量を示すグラフ、第12図(b)はスタ
ンダード時の被写体距離に対するレンズ群移動量を示す
グラフ、第12図(c)はテレ時の被写体距離に対するレ
ンズ群移動量を示すグラフ、第13図ないし第23図は本発
明の第2実施例を説明するためのもので、第13図は1眼
レフカメラの概観図、第14図は電気回路を示すブロック
図、第15図は駆動回路を詳細に示す構成図、第16図はシ
グナルジェネレータを詳細に示す構成図、第17図はズー
ミング動作を説明するフローチャート、第18図は第1群
レンズの繰出量に対する第2群ないし第4群レンズの第
1群レンズに対する基本移動量を示すグラフ、第19図は
第1群レンズが一定速度で動く場合の第2群ないし第4
群レンズの移動速度を示すグラフ、第20図は第1群レン
ズの繰出量に対する第2群レンズおよび第3群レンズの
基準位置からの繰出量を示すグラフ、第21図はパワーフ
ォーカシング動作を説明するフローチャート、第22図は
フォーカシング時の第2群レンズに対する第3群レンズ
の速度比を示すグラフ、第23図はオートフォーカス動作
を説明するフローチャートである。 511〜514……リニア型超音波モータ、521〜524……エン
コーダ、531〜534……方向検出回路、541〜544……位置
パルスカウンタ(アップダウンカウンタ)、551〜554
…駆動回路、56……ROM、57……AFモジュール、58……
ズーム操作入力部、59……演算制御部、601〜604……速
度検出回路、61……フォーカシング操作入力部、71……
第1群レンズ、72……第2群レンズ、73……第3群レン
ズ、74……第4群レンズ、75……1群枠、76……2群
枠、77……3群枠、78……4群枠、80〜83……振動体、
84〜87……ベアリング、88……固定枠、92,102……レリ
ーズボタン。
フロントページの続き (72)発明者 戸泉 安司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加藤 茂 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−293514(JP,A) 特開 昭58−214112(JP,A) 特開 昭63−261211(JP,A) 特開 昭60−91310(JP,A) 特開 平1−280709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105 G02B 7/12 - 7/16 G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変倍の際に相異なる量を移動し、焦点調節
    の際には移動しない第1及び第2のレンズ群を含む複数
    のレンズ群により構成されていて、機械的機構により前
    記第2のレンズ群との相互位置関係が拘束されていない
    前記第1のレンズ群の位置が変倍状態に対応している変
    倍機能を備えたレンズ駆動装置において、 前記第1及び第2のレンズ群をそれぞれ単独に駆動する
    第1及び第2の駆動手段と、 前記第1及び第2のレンズ群の位置をそれぞれ検出する
    第1及び第2の位置検出手段と、 前記第1のレンズ群の各位置に対応して存在すべき第2
    のレンズ群の各位置を記憶した記憶手段と、 変倍動作に際して、前記第1の位置検出手段に基づい
    て、変倍動作前の第1のレンズ位置を出力し、この出力
    をもとに変倍動作後の前記第1のレンズ群の目標位置を
    出力する第1の目標位置出力手段と、 前記第1のレンズ群の目標位置及び前記記憶手段に基づ
    いて、前記第2のレンズ群の目標位置を出力する第2目
    標位置出力手段と、 前記第1及び第2の目標位置出力手段の出力が前記第1
    及び第2の位置検出手段の出力に相等しくなるように前
    記第1及び第2のレンズ群を駆動する駆動制御手段と、 を具備したことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】焦点調節の際に相異なる量を移動する第1
    及び第2のレンズ群を含む複数のレンズ群により構成さ
    れていて、少なくとも変倍がなされない場合に、機械的
    機構により前記第2のレンズ群との相互位置関係が拘束
    されていない前記第1のレンズ群がフォーカシング状態
    に対応しているレンズ駆動装置において、 前記第1及び第2のレンズ群をそれぞれ単独に駆動する
    第1及び第2の駆動手段と、 前記第1及び第2のレンズ群の位置をそれぞれ検出する
    第1及び第2の位置検出手段と、 前記フォーカシング状態に対応して存在すべき第1及び
    第2のレンズ群の各位置を記憶した記憶手段と、 焦点調節に際して、前記第1の位置検出手段と前記記憶
    手段に基づいて、焦点調節前のフォーカシング状態を出
    力し、この出力をもとに目標とするフォーカシング状態
    を求め、その目標とするフォーカシング状態及び前記記
    憶手段から前記第1及び第2のレンズ群の目標位置を出
    力する目標位置出力手段と、 前記目標位置出力手段の出力と前記第1及び第2の位置
    検出手段の出力とが相異なるように前記第1及び第2の
    レンズ群を駆動する駆動制御手段と、 を具備したことを特徴とするレンズ駆動装置。
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