JP6585657B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、裏ユニットに所定の装飾を有する装飾部材を備えた遊技機に関する。
従来から、パチンコ遊技機等のような各種の遊技機がパチンコホールなどの遊技店に設置されて遊技者の遊技に供されている。このような遊技機は、機種変更のサイクルが比較的短期間に行われることが多く、機種変更が行われる毎に、古い機種の遊技機から新しい機種の遊技機へと交換される。近年は、機種変更のサイクルが従来よりも早くなる傾向があり、古い機種の遊技機が生まれる頻度も高くなる傾向がある。一方で、近年は環境への配慮を以前よりも強く行うこともあり、古い機種の遊技機を廃棄し、新しい機種の遊技機を新たに製造するというサイクルも、近年の環境への配慮の観点から好ましいものではなくなっていた。
遊技機は、機種ごとに異なる構成をとる部材と、他の機種にも転用できる部材とが組み合わさって構成されている。そのため、他の機種にも転用できる部材は、古い機種となった場合には他の機種の部材へと転用することも行われることが多くなっている。例えば、特許文献1に記載されている遊技機では、例えば発光体や基板を簡単に再利用できるという形態のものが開示されている。このように、他の機種にも転用できる部材を転用することにより、環境問題への配慮を行うこともでき、さらには製造コストの低下も図ることができる遊技機が望まれていた。
特開2011−104285号公報
しかしながら、従来から知られている遊技機は、機種ごとに発光部材や装飾部材の取付位置が異なることが多く、裏ユニットを再利用することが難しいという問題があった。このことに関しては、裏ユニットの再利用を行う趣旨で発光部材や装飾部材に形成する裏ユニットへの取付部の位置を、裏ユニットに形成されている固定部と合致する位置に設けることによっても解消すると考えられる。しかしながら、遊技機の場合には、機種ごとに装飾部材や発光部材の形状や大きさなどが大きく異なる場合が多く、裏ユニットの固定部の位置と対応する位置に取付部の位置を設けるということにしてしまうと、却って発光部材や装飾部材が取付固定しにくくなり、各部品の取り回しや再利用が難しくなるという問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、裏ユニットを有効に再利用することのできる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)遊技の演出を行うための装飾部材が裏ユニットに形成されている装飾部材取付部に取付固定されている遊技機であって、前記装飾部材は、前記裏ユニットと前記装飾部材との間に配置されるベース部材を介して前記裏ユニットに取付固定されており、前記裏ユニットには、前方に向けて突出する突出部が形成されており、前記ベース部材には、前記突出部と嵌合する突出受け部と、前記突出受け部とは異なる位置において前方に向けて突出する固定部とが形成されており、前記装飾部材には、前記固定部と嵌合する固定受部が形成されており、前記固定部は、前方に向けて突出する固定部本体と、前記固定部本体が突出する方向と直交する方向に向けて延出形成されているリブとを有しており、前記突出方向における前記リブの先端位置が前記突出方向における前記固定部本体の先端位置よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明によれば、ベース部材を介して裏ユニットと装飾部材を取付固定するので、異なる機種への裏ユニットの再利用がしやすくなり、遊技機全体の製造コストも大きく低減することが可能になる。また、本発明によれば、ベース部材が突出部の少なくとも一部を覆う位置に、裏ユニットに取付固定されているので、遊技者が突出部を視認することなく、遊技者の興趣を低下させることのない状態で遊技に供させることもでき、遊技機の稼働効率も大きく向上させることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の正面図である。 裏ユニット機構の斜視図である。 裏ユニット機構の分解斜視図である。 裏ユニットの分解斜視図である。 裏ユニットの分解斜視図である。 裏ユニットにおいて第1ベース部材が取付固定される箇所の構成を説明するための説明図である。 第1装飾部と第1ベース部材の取付固定の構成を説明するための説明図である。 第2装飾部と第2ベース部材の取付固定の構成を説明するための説明図である。 (a)図は、第1装飾部と第1ベース部材とが取付固定されている時の第1固定部と第1固定受部との位置関係を説明するための説明図、(b)図は、第2装飾部と第2ベース部材とが取付固定されている時の第2固定部と第2固定受部との位置関係を説明するための説明図である。
本発明に係る遊技機の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本明細書では、本発明に係る遊技機の例としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明ではパチンコ遊技機以外の遊技機にも適用することが可能である。また、本明細書においては、パチンコ遊技機(以下、単に「遊技機」と言う。)及び遊技機を構成する各部材の「前側」、「後側」は、遊技機を正面から見た場合における表面側(前面側)、背面側(後面側)を示すものとし、遊技機及び遊技機を構成する各部材に対して「上側」、「下側」、「左側」及び「右側」は、図1に示すように遊技機を正面から見た場合における上側、下側、左側及び右側を示すものとする。また、本明細書においては、遊技球が各種入賞口に流入することを「入賞」と言い、遊技球が入賞することによって遊技者に払い出される遊技球のことを「賞球」と言う。
[遊技機1の構成]
図1に示すように、遊技機1は、機体の外郭を構成する縦長方形の外枠2を備えている。この外枠2の開口前面側には、縦長方形の中枠3が外枠2に対して着脱自在に組み付けられている。中枠3は、全体的に合成樹脂材料を用いて形成されており、内部に裏ユニット機構11を着脱可能な状態で取付固定することができるように構成されている。前枠4は、中枠3の前面側に、該前枠4の左側に設けられたヒンジを中心に、中枠3に対して横開きできるように開閉自在に組み付けられている。前枠4は、ガラス板5を備えており、遊技者が遊技盤12を視認することができ、かつ遊技盤12を保護することができるように構成されている。また、前枠4は、遊技に使用する遊技球を一時的に貯留する上受け皿6と、上受け皿6から溢れ出て流下した遊技球を貯留する下受け皿7とがガラス板5の下方に備えられている。
遊技機1は、遊技盤12に向けて遊技球を弾発する発射装置(図示せず)が内部に設けられている。この発射装置は、遊技者が操作可能に構成されている操作ハンドル8の回動量によって遊技球を弾発する際の弾発強さを調節することができるように構成されている。つまり、遊技者が操作ハンドル8の回動量を大きくすると、発射装置における遊技球の弾発強さが強くなり、逆に遊技者が操作ハンドル8の回動量を小さくすると発射装置における遊技球の弾発強さが弱くなる。操作ハンドル8は、遊技機1を正面視した場合の右下部であって、遊技者が右手で操作しやすい位置に設けられている。
上受け皿6には、遊技球を貯留する貯留スペースの前側に、遊技者が遊技中に遊技の進行に応じて押圧操作を適宜行うことのできる各種ボタン9が配置されている。これら各種ボタン9は従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。また、遊技機1の上部には、音声を出力するためのスピーカ10が設けられており、遊技の進行に応じて予め設定された音声や音楽などが流れるようになっている。
[裏ユニット機構11の構成]
裏ユニット機構11は、遊技機1の中枠3の内部に取付固定することができるように構成されている。この裏ユニット機構11は、遊技盤12と裏ユニット13とから構成されている。
[遊技盤12の構成]
遊技盤12は、裏ユニット13の前側にネジ止め等の任意な方法によって取付固定されている。遊技盤12は、アクリルやポリカーボネート等のような合成樹脂材料で成形された略正方形状の平板状の部材である。この遊技盤12は、ビス等によって裏ユニット13の前側に取付固定されている。また、遊技盤12には、センター役物14を構成する装飾枠部材15がネジ止め等によって取付固定されている。また、遊技盤12には、発射装置で弾発された遊技球を遊技盤12の上部に向けて案内するための案内レール16が表面に設けられている。さらに、遊技盤12の表面には、案内レール16により遊技盤12の上部まで案内された遊技球が該遊技盤12の下部に向けて流下する遊技領域17が形成されている。
遊技領域17には、装飾枠部材15を取付固定するための開口部が該遊技領域17の略中央部に開口形成されている。また、遊技領域17には、普通入賞装置18、始動入賞装置19及び大入賞装置20が設けられている。また、遊技領域17には、多数の遊技釘21が打たれている。遊技領域17を流下する遊技球は、遊技釘21に当たって流下方向を変化させながら、遊技領域17の上部から下部に向かって流下する。遊技領域17を流下する遊技球の一部は、各種入賞装置に設けられている各種入賞口(図示せず)に入賞する。また、遊技領域17を流下する遊技球のうち、各種入賞口に入賞しなかった遊技球は、遊技領域17の最下部に設けられたアウト口22に流入する。
普通入賞装置18は、遊技領域17において、装飾枠部材15の下方であって、左右方向中央よりも左側の所定箇所に配置されている。本実施の形態では、複数個(本実施の形態では3個)の普通入賞装置18がユニット化された形態となるように形成されている。なお、普通入賞装置18は、本実施の形態において示すように、ユニット化されている形態のものに限定されるものではなく、他の形態であってもよい。また、普通入賞装置18の数についても、本実施の形態に示す例に限定されるものではない。
普通入賞装置18は、遊技球が流入可能な大きさに形成された普通入賞口(図示せず)が開口形成されている。普通入賞口は、遊技領域17において上方に向けて開口しており、遊技領域17を流下してくる遊技球が流入しやすいように開口形成されている。遊技機1では、遊技球が普通入賞口に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を上受け皿6又は下受け皿7へ払い出すように構成されている。
始動入賞装置19は、遊技領域17において、装飾枠部材15の下方であって、左右方向の略中央の所定箇所に配置されている。この始動入賞装置19は、遊技領域17を流下してくる遊技球や、装飾枠部材15に形成されているステージ23などを転動してくる遊技球が入賞できる位置に配置されている。始動入賞装置19は、始動入賞口(図示せず)を有しており、この始動入賞口は遊技球1個が流入できる大きさに開口形成されている。始動入賞口は、遊技領域17において上方に向けて開口しており、遊技領域17を流下してくる遊技球又は装飾枠部材15から流出してきた遊技球が流入できるように開口形成されている。遊技機1では、遊技球が始動入賞口に入賞すると、遊技者に不利な状態で遊技を行う通常遊技状態から、遊技者にとって有利な状態で遊技を行う特別遊技状態に移行して遊技を行うか否かを抽選する大当り抽選を行う。
大入賞装置20は、遊技機1を正面視した時に、装飾枠部材15の下方であって左右方向中央よりも右側の所定位置に配置されている。この大入賞装置20は、大入賞口(図示せず)を備えている。大入賞装置20は、大入賞口を開閉するシャッター部材(図示せず)を有しており、遊技機1が通常遊技状態で遊技を行っている間は、シャッター部材が大入賞口を閉じている状態となっている。そして、遊技球が始動入賞口に入賞し、大当り抽選に当選して遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状態へと移行すると、シャッター部材が稼働して、大入賞口を閉じた状態から開いた状態になる。大入賞口は、通常は遊技球が複数個流入することのできる大きさに開口形成しており、遊技球が流入できるように、遊技領域17の上方に向けて開口している。そのため、特別遊技状態では、遊技球が大入賞口に入賞しやすい状態となっており、大量の遊技球が大入賞口に入賞し、遊技球が1個入賞する毎に所定個数(例えば10個)の賞球が上受け皿6又は下受け皿7に払い出される。
大入賞装置20のシャッター部材は、特別遊技状態において所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口に入賞するか、又は所定時間(例えば30秒)が経過するまでの間だけ大入賞口を開口する。遊技機1では、通常は特別遊技状態になると所定のラウンド数(例えば7回)だけ、シャッター部材が開いて大入賞口に遊技球が入賞しやすい状態にすることができるように構成されている。
[センター役物14の構成]
センター役物14は、遊技盤12の略中央に位置するように配置されている。センター役物14は、図柄表示装置としての液晶表示装置(図示せず)及び装飾枠部材15を備えている。液晶表示装置は、種々のアニメーション画像や各種の図柄等を表示させるためのもので、遊技の進行に応じて種々の画像等を遊技者に視認させることができるようになっている。この液晶表示装置は、裏ユニット13にネジ止め等によって取付固定されており、前側が遊技盤12の開口部よりも前方に位置するように配置されている。
[裏ユニット13の構成]
図2から図5に示すように、裏ユニット13は、透光性を有する合成樹脂材料で形成されており、内部に装飾部材取付部としての空間部31が形成されている。この空間部31は、装飾部材としての第1装飾部材32、第2装飾部材33、第3装飾部材34及び第4装飾部材35を設置するための空間として形成されている。また、裏ユニット13には、前側に第1開口部36が形成されており裏ユニット13の表面側から空間部31に連通するように形成されている。また、裏ユニット13には、後側に第2開口部37が形成されており、裏ユニット13の裏面側から空間部31に連通するように形成されている。即ち、裏ユニット13は第1開口部36と第2開口部37とが形成されることによって、表面側から空間部31を通じて裏面側まで連通するように形成されている。
この空間部31において、第1装飾部材32は遊技機1を正面視した時の左側に設けられ、第2装飾部材33は遊技機1を正面視した時の右側に設けられている。また、第3装飾部材34は遊技機1を正面視した時の上側に設けられ、第4装飾部材35は遊技機1を正面視した時の下側に設けられている。裏ユニット13は、これら第1装飾部材32、第2装飾部材33、第3装飾部材34及び第4装飾部材35を空間部31に取り付けると、中央部には開口部が形成されるようになっている。この開口部は、裏ユニット13に取り付けられる液晶表示装置が配置されるようになっており、遊技者に対して液晶表示装置の液晶表示画面に表示される各種の映像等によって遊技者の興趣を向上させることができるようになっている。
上記した通り、第1装飾部材32は空間部31の左側に設けられている。この第1装飾部材32は、第1装飾部材32と裏ユニット13との間に、ベース部材としての第1ベース部材38が配置され、この第1ベース部材38を介して裏ユニット13に取付固定される。即ち、第1装飾部材32は第1ベース部材38に取付固定されるように構成されており、第1ベース部材38が裏ユニット13に取付固定されるように構成されている。そのため、本実施の形態に係る遊技機1においては、第1装飾部材32を裏ユニット13に取り付けるためには第1ベース部材38が必要になる。
図3から図5及び図7に示すように、第1装飾部材32は、第1装飾部41、発光基板としての第1発光基板42を備えている。また、第1装飾部材32には、固定受部としての第1固定受部43が形成されている。第1装飾部41は、第1装飾部材32の表面側に形成されており、第1装飾部材32において遊技者が興趣を向上させる演出を行うために、遊技者に対して視認させることができるように配置されている。図3等に示すように、この第1装飾部41は、「3」や「7」と言った数字を模式的にイラスト化した文字態様の装飾や、「JACK」と言う文字を模式的にイラスト化した態様の装飾などが形成されている。また、第1装飾部41は、これらの装飾を浮き出たせるような形状を形成することによっても遊技者の興趣を向上させる演出が行えるように形成されている。なお、上記した第1装飾部41の装飾は一つの例を示したにすぎないものであり、上記した以外の装飾を施してもよい。
第1発光基板42は、第1装飾部41の裏側にねじ止め等の方法により取付固定されている。この第1発光基板42は、第1装飾部41において該第1装飾部41の裏側から後方に向けて延出する第1発光基板42取付部に対してねじ止め固定されることによって、第1装飾部41の裏側に取り付けられている。したがって、第1装飾部41の裏面側の面に対して第1発光基板42は、所定の距離を置いて設置されるように構成されている。
第1発光基板42は、第1基板本体44、発光体としての第1発光体45、第1逃げ部46、及び貫通孔47を備えている。第1基板本体44は、第1発光基板42のベースとなる板状の部材であり、この第1基板本体44が第1装飾部41の第1発光基板42取付部に取付固定されるように構成されている。また、第1発光基板42は、表面側、言い換えると第1発光体45に取り付けた時に、該第1発光体45の裏面と対向する側の面に、第1発光体45が配置されている。第1発光体45は、例えば発光ダイオード(LED)のような、電力の供給を受けて発光する部材である。この第1発光体45は、前方、即ち第1基板本体44から第1装飾部41に向かう方向に向けて光を照射するように配置されている。なお、本実施の形態では、第1発光体45の例として発光ダイオードを用いているが、第1発光体45に用いるのは発光ダイオード以外のものあり、従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。
第1逃げ部46は、第1基板本体44の側部に形成されている。この第1逃げ部46は、後述する第1ベース部材38の第1突出受け部52と干渉するのを防止するためのものである。即ち、第1ベース部材38は、該第1ベース部材38に形成されている後述する突出受け部としての第1突出受け部52が前方側、言い換えれば第1基板本体44に近づく方向に向けて突出形成されている。また、この突出受け部が形成されている位置は、第1基板本体44の一部と重なる箇所となっている。そのため第1装飾部41と第1ベース部材38とを取付固定しようとすると、第1基板本体44と第1突出受け部52とが互いに干渉し合うため、この干渉し合う箇所に相当する部分だけ、第1基板本体44を切り欠くことによって上記した第1基板本体44と第1突出受け部52との干渉を避けるようにしている。この干渉を避けるように第1基板本体44の切り欠いた部分が第1逃げ部46となっている。
第1逃げ部46は、図5及び図7に示すように、図7における右側の上下2か所に形成されている。なお、この第1逃げ部46を形成する箇所は、第1突出受け部52との干渉を避けるために形成されているため、第1突出受け部52の数に対応して形成すればよい。即ち、本実施の形態では、第1突出受け部52が2箇所に形成されているため、第1逃げ部46もその第1突出受け部52が形成されている箇所と対応する箇所の2箇所に形成されているが、第1突出受け部52の数が2つでない場合には、その第1突出受け部52が形成されている数と対応する数だけの第1逃げ部46を形成してよい。
貫通孔47は、第1基板本体44の板上面と板下面との間を貫通形成するように形成された開孔である。この貫通孔47は、第1ベース部材38に設けられている固定部としての第1固定部53が挿通可能な大きさに形成されている。また、この貫通孔47は、第1装飾部41が第1ベース部材38に取付固定された時に、第1固定部53が位置する箇所と対応する箇所に開口形成されている。また、この貫通孔47は、第1固定部53が形成されている数と同じ数だけ開口形成されている。この貫通孔47は、第1固定部53において形成されている後述する固定部本体としての第1固定部本体54のみならず、第1固定部本体54が突出する方向と直交する方向に向けて延出形成されているリブとしての第1リブ55が挿通可能な大きさに開口形成されていることが好ましい。
ベース部材としての第1ベース部材38は、第1ベース本体51、突出受け部としての第1突出受け部52、固定部としての第1固定部53を備えている。第1ベース本体51は、第1ベース部材38のベースとなる板状の部材であり、例えば合成樹脂材料によって成形されている。また、この第1ベース本体51は透光性を有する合成樹脂材料で成形することが好ましい。この第1ベース部材38は、表面側に第1突出受け部52及び第1固定部53が前方に向けて突出形成されている。また、この第1ベース部材38はこれら第1突出受け部52及び第1固定部53が異なる位置において前方に向けて突出形成されている。つまり、図7に示すように、第1ベース部材38において、第1突出受け部52は第1ベース本体51の外側側部と隣接する位置に突出形成されており、第1固定部53は、第1突出受け部52が形成されている位置とは異なる、第1突出受け部52が突出形成されている位置よりも中央寄りの所定位置に突出形成されている。
第1突出受け部52は、裏ユニット13に形成されている第1突出部25と嵌合し、裏ユニット13に取付固定される時の位置決めを行うことができるように形成されている。この第1突出受け部52は、第1ベース本体51の表面側に突出するように形成されており、さらに第1ベース本体51の裏面側には第1突出受け穴が形成されている。この第1突出受け穴は、その内径が突出部の外径と略同じか、又はこの第1突出部25の外径よりも若干大径となるように形成されている。そして、この第1突出受け穴及びこの第1突出受け穴を有する第1突出受け部52は、第1ベース部材38を裏ユニット13に取付固定する時に、該裏ユニット13に形成されている第1突出部25が突出形成されている位置と対応する位置に形成されている。
第1固定部53は、第1ベース部材38の左右方向中央寄りの所定位置において、該第1ベース部材38の表面から前方に向けて突出するように形成されている。この第1固定部53は、第1装飾部41を取付固定する時に、該第1基板本体44の貫通孔47に挿通され、さらには第1装飾部41に形成されている第1固定受部43においてネジ止め等の方法により固定されるように形成されている。第1固定部53は、前方に向けて突出する固定部本体としての第1固定部本体54と、この第1固定部本体54が突出する方向と直交する方向に向けて延出形成されているリブとしての第1リブ55とを有している。また、第1固定部53の突出方向における第1リブ55の先端位置は、この突出方向における第1固定部53の先端位置よりも低い位置となるように形成されている。即ち、図7に示すように、第1固定部本体54の突出方向における突出高さがH1、第1リブ55の突出高さがH2とすると、これらH1とH2との関係は、H1>H2の関係になるように形成されている。
第1装飾部材32が第1ベース部材38に取付固定された時、第1固定部53の先端が第1装飾部材32の裏面側に形成されている第1固定受部43に嵌合することによって位置決めされ、ネジ止め等の方法によって固定される。この時、第1装飾部材32は、第1固定部53を覆うようにして裏ユニット13に取付固定されている。なお、第1装飾部材32が第1ベース部材38に取付固定された時、第1装飾部材32は第1突出受け部52も覆うようにして裏ユニット13に取付固定されることが好ましい。
[第2装飾部材33の構成]
第2装飾部材33は、第2装飾部61、発光基板としての第2発光基板62を有している。また、第2装飾部材33には、固定受部としての第2固定受部63が形成されている。第2装飾部61は、第2装飾部材33の表面側に形成されており、第2装飾部材33において遊技者が興趣を向上させる演出を行うために、遊技者に対して視認させることができるように配置されている。図8等示すように、この第2装飾部61は、「5」と言った数字を模式的にイラスト化した文字態様の装飾や、例えばスイカやチェリーと言ったイラストを模した絵柄態様の装飾などが形成されている。また、第2装飾部61は、これらの装飾を浮き出たせるような形状を形成することによっても遊技者の興趣を向上させる演出を行えるように形成されている。なお、上記した第2装飾部61の装飾は一つの例を示したに過ぎず、上記した態様とは異なる装飾を施してもよい。
第2発光基板62は、第2基板本体64、発光体としての第2発光体65及び第2逃げ部66を備えている。第2基板本体64は、第2発光基板62のベースとなる板状の部材であり、この第2基板本体64が第2装飾部61の第2発光基板62取付部に取付固定されるように構成されている。また、第2発光基板62は、表面側、言い換えると第2発光体65に取り付けた時に、第2発光体65の裏面と対向する側の面に、第2発光体65(図示せず)が配置されている。第2発光体65は、例えば発光ダイオード(LED)のような、電力の供給を受けて発光する部材である。この第2発光体65は、前方、即ち第2基板本体64から第2装飾部61に向かう方向に向けて光を照射するように配置されている。なお、本実施の形態では、第2発光体65の例として発光ダイオードを用いているが、第2発光体65に用いるのは発光ダイオード以外のものもあり、従来から公知のものを任意に選択して用いてよい。
第2逃げ部66は、第2基板本体64の側部に形成されている。この第2逃げ部66は、後述する第2ベース部材39の固定部としての第2固定部73との干渉を防止するためのものである。即ち、第2ベース部材39は、該第2ベース部材39に形成されている後述する固定部としての第2固定部73が前方側、言い換えれば第2基板本体64に近づく方向に向けて突出形成されている。また。この第2固定部73が形成されている位置は、第2基板本体64の一部と重なる箇所となっている。そのため、第2装飾部61と第2ベース部材39とを取付固定しようとすると、第2基板本体64と第2固定部73とが互いに干渉し合うため、この干渉し合う箇所に相当する部分だけ、第2基板本体64を切り欠くことによって上記した第2基板本体64の切り欠いた部分が第2逃げ部66となっている。
第2逃げ部66は、図8に示すように、図8における左側の上下2か所に形成されている。なお、この第2逃げ部66を形成する箇所は、第2固定部73との干渉を避けるために形成されているため、第2固定部73の数に対応した数だけ形成しておけばよい。即ち、本実施の形態では、第2固定部73が2か所に形成されているため、第2逃げ部66もその第2固定部73が形成されている箇所と対応する箇所の2か所に形成されているが、第2固定部73の数が2つでない場合には、その第2固定部73が形成されている数と対応する数だけの第2逃げ部66を形成すればよい。
ベース部材としての第2ベース部材39は、第2ベース本体71、突出受け部としての第2突出受部72、固定部としての第2固定部73を備えている。第2ベース本体71は、第2ベース部材39のベースとなる板状の部材であり、例えば合成樹脂材料によって成形されている。また、この第2ベース本体71は、透光性を有する合成樹脂材料で成形することが好ましい。この第2ベース部材39は、表面側に第2突出受部72及び第2固定部73が前方に向けて突出形成されている。また、この第2ベース本体71には、これら第2突出受部72及び第2固定部73が異なる位置において前方に向けて突出形成されている。つまり、図8に示すように、第2ベース部材39において、第2突出受部72は第2ベース本体71の外側側部と隣接する位置(図8中においては左右方向右側の側部と隣接する位置)に形成されており、第2固定部73は、第2突出受部72よりも内側に位置する箇所に形成されている。
第2突出受部72は、裏ユニット13に形成されている第2突出部26と嵌合し、裏ユニット13に取付固定される時の位置決めを行うことができるように形成されている。この第2突出受部72は、第2ベース本体71の表面側に突出するように形成されており、さらに第2ベース本体71の裏面側には第2突出受部72が形成されている。この第2突出受部72は、その内径が第2突出部26の外径と略同じか、またはこの第2突出部26の外径よりも若干大径となるように形成されている。そして、この第2突出受部72及びこの第2突出受部72を有する第2突出受部72は、第2ベース部材39を裏ユニット13に取付固定する時に、該裏ユニット13に形成されている第2突出部26が突出形成されている位置と対応する位置に形成されている。
第2固定部73は、第2ベース部材39において、第2突出受部72よりも左右方向で中央寄りに形成されている。この第2固定部73は、第2ベース本体71の表面から前方に向けて突出するように形成されている。この第2固定部73は、第2装飾部61を取付固定する時に、該第2基板本体64に形成されている第2逃げ部66を通って、第2装飾部61に形成されている第2固定受け部においてネジ止め等の方法により固定されるように形成されている。
第2固定部73は、前方に向けて突出する固定部本体としての第2固定部本体74と、この固定部本体が突出する方向と直交する方向に向けて延出形成されているリブとしての第2リブ75とを有している。また、第2固定部本体74の突出方向における第2リブ75の先端位置は、この突出方向における第2固定部本体74の先端位置よりも低い位置となるように形成されている。また。第2リブ75は、図8に示すように、第2固定部本体74に対して外側に向けて延出する第1リブ片76と第2固定部本体74に対して内側、即ち中央寄りに向けて延出する第2リブ片77とが形成されており、これら第1リブ片76と第2リブ片77とは、該第1リブ片76の突出方向における突出高さが第2リブ片77の突出方向における突出高さよりも高くなるように形成されている。即ち、第2固定部本体74、第2リブ75とにおいては、第2固定部本体74の高さをH3、第2リブ75の第1リブ片76の高さをH4、第2リブ片77の高さをH5とすると、突出方向における突出長さがH3>H4>H5となるように形成されている。
第2装飾部材33が第2ベース部材39に取付固定された時、第2固定部73の先端が第2装飾部材33の裏面側に形成されている第2固定受部63に嵌合することによって位置決めされ、ネジ止め等の方法によって固定される。この時、第2装飾部材33は、第2固定部73を覆うようにして裏ユニット13に取付固定されている。なお、第2装飾部材33が第2ベース部材39に取付固定された時、第2装飾部材33は第2突出受部72も覆うようにして裏ユニット13に取付固定されることが好ましい。
第3装飾部材34は、第3装飾部81を備えており、裏ユニット13に対して直接、ネジ止め等によって取付固定されている。即ち、上記したように第1装飾部41が第1ベース部材38を介して裏ユニット13に間接的に取付固定され、また第2装飾部61が第2ベース部材39を介して裏ユニット13に間接的に取付固定されているのに対し、この第3装飾部材34における第3装飾部81は、裏ユニット13に対してベース部材に相当する部材を介さずに、直接裏ユニット13に取付固定されている。
第3装飾部81は、裏ユニット13においては該裏ユニット13の上部に位置しており、例えば遊技機1の機種名を表す文字を図案化した態様で表示する装飾が形成されている。この第3装飾部81は、図示しない第3発光基板や第3発光体が設けられており、遊技の進行に応じて種々の発光態様によって遊技者の興趣を向上させる演出が行えるようになっている。
第4装飾部82は、裏ユニット13の下部に位置している。この第4装飾部82は、本実施の形態柄は、左右方向の中央部にハート形の装飾が施されているとともにこの中央部の装飾の左右両端には縦筋状の装飾が施されている。この第4装飾部82は、図示しない第4発光基板や第4発光体が設けられており、遊技の進行に応じて種々の発光態様によって、遊技者の興趣を向上させるような演出が行えるようになっている。
[遊技機1の作用効果]
次に、本発明に係る遊技機1の実施の形態について、作用効果を説明する。
まず、第1装飾部材32を裏ユニット13の空間部31に取付固定する時の作用効果について説明する。裏ユニット13は、各種の部材が取付固定されていない場合には、図4に示す状態である。そして、この裏ユニット13に第1装飾部材32及び第2装飾部材33等を取付固定する。なお、本実施の形態に係る遊技機1の作用効果においては、第1装飾部材32は組み立てられた状態、即ち第1装飾部41に対して第1発光基板42が取付固定された状態であるとして説明する。
上記した裏ユニット13に第1装飾部材32を取付固定する場合、まず、裏ユニット13に第1ベース部材38をネジ止め等により取付固定する。この場合、裏ユニット13の空間部31には第1突出部25が前方に向けて突出形成されている。この第1突出部25に対して、第1ベース部材38に形成されている第1突出受け部52を嵌合させる。このように、第1突出部25の先端に第1突出受け部52を嵌合させることによって、裏ユニット13の空間部31内における第1ベース部材38が取付固定される位置決めが行われることになる。また、このように、第1突出部25と第1突出受け部52とを嵌合させることによって、ネジ止め等によって取付固定して遊技に供した時に、第1ベース部材38のガタツキの発生などを防止することもできる。
次に、裏ユニット13に取付固定した第1ベース部材38に対して第1装飾部材32を取り付ける。この場合、第1装飾部材32を構成する第1装飾部41には、該第1装飾部41の裏側に第1固定受部43が形成されている。そのため、第1ベース部材38の第1固定部53の先端を第1固定受部43に挿入してネジ止め等により固定する。この場合、第1ベース部材38に対して第1装飾部41を近づける方向に移動させていき、第1固定部53を構成する第1固定部本体54の先端を第1装飾部材32を構成する第1発光基板42に形成されている貫通孔47に挿通させる。上記した通り、第1装飾部材32において、第1装飾部41に第1発光基板42が取り付けられている場合には、貫通孔47が位置する箇所の前後方向奥側(貫通孔47に対して第1装飾部41の裏面に近づく方向)に第1固定受部43が位置している。そのため、第1固定部本体54の先端を貫通孔47に挿通させた後、そのままさらに第1装飾部材32を第1ベース部材38に近づく方向に移動させていくと、図9(a)に示す状態、即ち第1固定部本体54の先端が第1固定受部43に嵌合した状態となる。このようにして第1固定部本体54の先端が第1固定受部43に嵌合することによって、裏ユニット13の空間部31内において第1装飾部材32の位置決めが行われる。また、このようにして第1固定部本体54の先端を第1固定受部43に嵌合し、さらにネジ止め等により固定することによって、裏ユニット13における所定の位置に確実に固定することができ、さらには遊技機1を遊技に供している場合にも第1装飾部材32のガタツキが生じたりして遊技者の遊技の興趣を削がないようにしながら遊技を行わせることが可能になる。
また、本実施の形態に係る遊技機1によれば、図9(a)に示すように、第1固定部本体54を第1固定受部43にネジ止め固定した時に、第1リブ55も貫通孔47を挿通し、第1発光基板42と第1装飾部41との間に該第1リブ55の先端が位置するように配置される。また、このように、第1固定部53においては第1固定部本体54から第1リブ55が形成されているので、第1固定部53の強度も大幅に向上させることができるとともに、第1リブ55が貫通孔47を挿通するようにして配置されることによって、第1装飾部材32が取付固定される時にも、第1発光基板42と第1ベース部材38との位置関係も良好に維持することができる。
また、図9(a)に示すように、本実施の形態に係る遊技機1では、第1リブ55は、第1装飾部材32と第1ベース部材38とが取付固定された時、第1固定受部43から離れた位置に配置されるようになっている。即ち、第1リブ55の先端の位置は、第1装飾部41に形成されている第1固定受部43との間に所定の距離だけ離れた位置となっており、第1固定受部43からも所定距離だけ離れた位置となるように配置される。また、第1固定部53の先端は、第1固定受部43に覆われた状態で配置される。このように第1リブ55を配置することにより、第1発光基板42の第1発光部が光を照射した時に、第1装飾部41の裏側に第1固定部本体54や第1リブ55が存在することを遊技者に視認させにくくすることができる。そのため、遊技者が第1リブ55の存在に気付かないようにすることができ、遊技に集中させることが可能になる。
次に、第2装飾部材33を裏ユニット13の空間部31に取付固定する時の作用効果について説明する。第1装飾部材32を裏ユニット13に取付固定する場合について説明した時と同様に、第2装飾部材33を裏ユニット13に取付固定する場合についても、第2装飾部61に第2発光基板62が取付固定された状態であるとして説明する。
裏ユニット13に第2装飾部材33を取付固定する場合、まず裏ユニット13に第2ベース部材39をネジ止め等により取付固定する。この場合、裏ユニット13の空間部31には第2突出部26が前方に向けて突出形成されている。この第2突出部26に対して、第2ベース部材39に形成されている第2突出受部72を嵌合させる。このように、第2突出部26の先端に第2突出受部72を嵌合させることによって、裏ユニット13の空間部31内における第2ベース部材39が取付固定される位置決めが行われることになる。また、このように、第2突出部26と第2突出受部72とを嵌合させることによって、ネジ止め等によって取付固定して遊技に供した時に、第1ベース部材38と同様、第2ベース部材39においてもガタツキの発生などを防止することができる。
次に、裏ユニット13に取付固定した第2ベース部材39に対して第2装飾部材33を取り付ける。この場合、第2装飾部材33を構成する第2装飾部61には、該第2装飾部61の裏側に第2固定受部63が形成されている。そのため、第2ベース部材39の第2固定部73の先端を第2固定受部63に挿入してネジ止め等によって固定する。この場合、第2ベース部材39に対して第2装飾部61を近づける方向に移動させていき、第1固定部53を構成する第2固定部本体74の先端を、第2装飾部材33を構成する第2発光基板62に形成されている第2逃げ部66を通過させる。上記した通り、第2装飾部材33において、第2装飾部61に第2発光基板62が取り付けられている場合には、第2逃げ部66が形成されている箇所の前後方向奥側(第2逃げ部66に対して第2装飾部61の裏面に近づく方向)に第2固定受部63が位置している。そのため、第2固定部本体74の先端を第2逃げ部66を通過させた後、そのままさらに第2装飾部材33を第2ベース部材39に近づく方向に移動させていくと、図9(b)に示す状態、即ち第2固定部本体74の先端が第2固定受部63に嵌合した状態となる。このようにして第2固定部本体74の先端が第2固定受部63に嵌合することによって、裏ユニット13の空間部31内におちえ第2装飾部材33の位置決めが行われる。また、このようにして第2固定部本体74の先端を第1固定受部43に嵌合し、さらにネジ止め等により固定することによって、裏ユニット13における所定の位置に確実に固定することができ、さらには遊技機1を遊技に供している場合にも、第2装飾部材33のガタツキの発生や、ガタツキの発生に伴う遊技者の遊技の興趣を削ぐと言ったことを防止することができる。
また、本実施の形態に係る遊技機1によれば、図9(b)に示すように、第2固定部本体74を第2固定受部63にネジ止め固定した時に、第2リブ75も第2逃げ部66を通過し、第2発光基板62と第2装飾部61との間に該第2リブ75の先端が位置するように配置される。また、このように、第2固定部73においては第2固定部本体74から第2リブ75が形成されているので、第2固定部73の強度も大幅に向上させることができるとともに、第2リブ75が第2逃げ部66を通って配置されるようにすることで、第2装飾部材33が取付固定される時にも、第2発光基板62と第2ベース部材39との位置関係も良好に維持することができる。
また、図9(b)に示すように、本実施の形態に係る遊技機1では、第2リブ75は、第2装飾部材33と第2ベース部材39とが取付固定された時、第2固定受部63から離れた位置に配置されるようになっている。即ち、第2リブ75の先端の位置は、第2装飾部61に形成されている第2固定受部63との間に所定の距離だけ離れた位置となっており、第2固定受部63からも所定距離だけ離れた位置となるように配置される。また、第2固定部73の先端は、第2固定受部63に覆われた状態で配置される。このように第2リブ75を配置することにより、第2発光基板62の第2発光部が光を照射した時に、第2装飾部61の裏側に第2固定部本体74や第2リブ75が存在することを遊技者に視認させにくくすることができる。そのため、遊技者が第2リブ75の存在に気付かないようにすることができ、遊技に集中させることが可能になる。
次に、第1ベース部材38及び第2ベース部材39を配置することによる作用効果について説明する。上記した通り、第1ベース部材38には、第1突出受け部52と第1固定部53が形成されており、これら第1突出受け部52と第1固定部53は、それぞれ形成される位置が異なる位置となるように形成されている。同様に、第2ベース部材39にも、第2突出受部72と第2固定部73が形成されており、これら第2突出受部72と第2固定部73は、それぞれ形成される位置が異なる位置となるように形成されている。
これら第1突出受け部52と第1固定部53を第1ベース部材38中において異なる位置に形成し、さらに第2突出受部72と第2固定部73を第2ベース部材39中において異なる位置に形成することによって、裏ユニット13に形成されている第1突出部25と第2突出部26の位置を変更せずとも、第1装飾部材32や第2装飾部材33の取付位置を自由に変更することができる。つまり、第1装飾部材32や第2装飾部材33を裏ユニット13に直接取付固定する場合には、ある所定の位置に第1突出部25や第2突出部26を形成しておくと、第1装飾部材32や第2装飾部材33を取り付ける位置が第1突出部25や第2突出部26を形成した位置に限定されるところ、本実施の形態に係る遊技機1のように、第1ベース部材38や第2ベース部材39を介して裏ユニット13に対して間接的に第1装飾部材32や第2装飾部材33を取付固定することで、第1突出部25や第2突出部26が形成されている位置に制限されることなく、自由な位置に第1装飾部材32や第2装飾部材33を取付固定することができ、遊技機1において種々の機種において利用できる部材を再利用することにより共用化して、製造コストを大きく低減することも可能になる。
以上、本発明に係る遊技機の実施の形態について詳細に説明したが、上記したものは本発明に係る遊技機の構成の一つの例を示したに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更してもよい。
1 遊技機
11 裏ユニット機構
12 遊技盤
13 裏ユニット
14 センター役物
17 遊技領域
25 第1突出部
26 第2突出部
31 空間部
32 第1装飾部材
33 第2装飾部材
38 第1ベース部材
39 第2ベース部材
41 第1装飾部
42 第1発光基板
45 第1発光体
46 第1逃げ部
47 貫通孔
51 第1ベース本体
52 第1突出受部
53 第1固定部
54 第1固定部本体
55 第1リブ
61 第2装飾部
62 第2発光基板
65 第2発光体
66 第2逃げ部
71 第2ベース本体
72 第2突出受部
73 第2固定部
74 第2固定部本体
75 第2リブ
76 第1リブ片
77 第2リブ片

Claims (1)

  1. 遊技の演出を行うための装飾部材が裏ユニットに形成されている装飾部材取付部に取付固定されている遊技機であって、
    前記装飾部材は、前記裏ユニットと前記装飾部材との間に配置されるベース部材を介し
    て前記裏ユニットに取付固定されており、
    前記裏ユニットには、前方に向けて突出する突出部が形成されており、
    前記ベース部材には、前記突出部と嵌合する突出受け部と、前記突出受け部とは異なる
    位置において前方に向けて突出する固定部とが形成されており、
    前記装飾部材には、前記固定部と嵌合する固定受部が形成されており、
    前記固定部は、前方に向けて突出する固定部本体と、前記固定部本体が突出する方向と直交する方向に向けて延出形成されているリブとを有しており、前記突出方向における前記リブの先端位置が前記突出方向における前記固定部本体の先端位置よりも低い位置となるように形成されていることを特徴とする遊技機。
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