JP6583162B2 - アースプレートの取り付け構造、アースプレート、および画像形成装置 - Google Patents

アースプレートの取り付け構造、アースプレート、および画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、アースプレートの取り付け構造、アースプレート、および画像形成装置に関するものである。
複合機等に代表される画像形成装置においては、画像データを基に、画像形成部に備えられる感光体に対して光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電した現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出して印刷する。
画像形成装置がプリンターとして用いられる場合、画像データについては、画像形成装置の外部から送信される。すなわち、イントラネット等のネットワークに接続されたコンピューターから、ネットワークを経由して画像形成装置に印刷要求の命令と共に画像データが送信される。また、画像形成装置には、USB(Universal Serial Bus)接続によりUSBメモリ等の付属機器が接続されることも多々ある。そして、USBメモリに格納された画像データから画像を形成することもある。もちろん、USBケーブルにより接続されて電子機器から画像データを授受することもある。
画像形成装置には、外部との通信や付属機器の接続を可能にするために、種々のインターフェースが設けられている。具体的には、例えば、USBメケーブルを接続するためのコネクタや、ネットワーク接続用のLAN(Local Area Network)ケーブルを接続するためのコネクタが設けられている。各コネクタは、画像形成装置の内方側に配置され、種々の制御回路等を実装したコントローラー基板(以下、単に「基板」と略す場合もある。)上に設けられている。基板には、制御部に含まれるCPU等が設けられている。
基板については、画像形成装置の不具合やトラブルの発生を回避するために、基板に侵入する静電気を防御する必要がある。また、同様の問題を回避するために、基板から外部へ放射するEMI(Electro Magnetic Interference:電磁障害)放射ノイズの影響を低減させる必要がある。電磁波の遮蔽や電磁ノイズの問題の解消に関する技術が、特開2005−101172号公報(特許文献1)、および特開2008−153363号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1に開示の電子機器のケーシング構造は、開口部を備えた筐体と、筐体の開口周縁部に装着されて、筐体と協同して電磁波遮断効果を発生させる電子機器支持体とから構成され、電子機器支持体が、開口部を覆う開口遮断部と、開口遮断部から筐体の開口周縁部に沿って折り曲げられた装着周縁部とを有する。そして、開口遮断部と装着周縁部との成す角が鈍角に設定され、電子機器支持体の装着状態において、開口周縁部と直接接触して電気的に接続される接続周縁部を、装着周縁部の少なくとも一部に備えることを特徴としている。
また、特許文献2に開示の電子機器によると、装置本体と、プリント基板上に電子回路部品が搭載された基板アッセンブリを収容するための開口部を具備し、フレームグランドがとられるようにして装置本体に取り付けられた、複数枚の基板アッセンブリを着脱可能な基板収納筐体と、基板収納筐体に収容された1枚もしくは複数枚の基板アッセンブリとを備えることとしている。そして、プリント基板の基板グランドは、基板収納筐体のフレームグランドと、第1の機構的な接触手段を介して電気的に接続されていることを特徴としている。
特開2005−101172号公報 特開2008−153363号公報
一般的には、上記した基板から放射されるEMI放射ノイズの影響を低減したり、基板に侵入する静電気を防御するために、シールドボックスが用いられる。このようなシールドボックスは、基板全体を覆うようにして基板上に取り付けられる。
しかし、シールドボックスは、基板全体を覆うような構成であるため、総じて部材自体の大きさが大きくなる。そうすると、結果としてコストアップにつながるおそれがある。
また、シールドボックスは、基板に設けられたフレームグランドと接触させて、静電気を逃す構成としている。そして、シールドボックスで基板全体を覆って、EMI放射ノイズの影響を低減する構成としている。ここで、シールドボックスは、比較的大きな部材であるため、シールドボックスとフレームグランドとの隙間や繋ぎ目、さらには画像形成装置の筐体との隙間や開口部が多く生じてしまうこととなる。そうすると、その隙間の部分等で、特定の周波数が共振してしまい、結果としてノイズに対する耐性が低下してしまうおそれがある。上記した特許文献1および特許文献2に開示の技術では、このような問題に対応することができない。
この発明の目的は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができるアースプレートの取り付け構造を提供することである。
この発明の他の目的は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができるアースプレートを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる画像形成装置を提供することである。
本願発明者は、EMI放射ノイズの低減を図る観点から鋭意検討し、LAN接続コネクタが設けられている部分から放射されるEMI放射ノイズが非常に多く存在することに着目した。そして、静電気の侵入の防御およびコストダウンの面も考慮して、本願発明を構成するに至った。
すなわち、この発明の一の局面において、アースプレートの取り付け構造は、基板と、基板に取り付けられ、EMI(Electro Magnetic Interference)放射ノイズの影響および静電気の影響を低減させる金属製のアースプレートとを備えるアースプレートの取り付け構造である。基板には、フレームグランドと、USB接続コネクタと、LAN接続コネクタとが設けられている。USB接続コネクタは、USBケースグランドが設けられ、USB(Universal Serial Bus)ケーブルが接続される。LAN接続コネクタは、LANケースグランドが設けられ、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続される。アースプレートは、第一の平板部と、第二の平板部とを備える。第一の平板部は、USBケーブルを挿通させる第一の挿通孔、第一の挿通孔と間隔を開けてLANケーブルを挿通させる第二の挿通孔、および基板に取り付けるための取り付け孔が設けられている。第二の平板部は、第一の平板部と連なって第一の平板部と垂直な方向に延びるようにして、第二の挿通孔が配置される領域に設けられている。アースプレートは、第一の平板部をUSBケースグランド、LANケースグランド、およびフレームグランドに接触させ、第二の平板部をLANケースグランドのうちの基板が位置する側と逆の側に接触させ、第一の挿通孔にUSBケーブルを挿通させてUSB接続コネクタにUSBケーブルを接続可能とし、第二の挿通孔にLANケーブルを挿通させてLAN接続コネクタにLANケーブルを接続可能とするよう、基板に取り付けられる。アースプレートは、一枚の金属板を折り曲げて第一の平板部および第二の平板部が形成されている。第一および第二の挿通孔の互いに隣接する縁部のうちの第二の挿通孔側の縁部には、第二の挿通孔側の縁部から第一の平板部の一部が垂直に折り曲げられた板状の補強部が形成されている。補強部は、第二の平板部に垂直に形成されている。補強部は、厚み方向に見て矩形状であって、一つの縁部が第二の平板部に対向している。
この発明の他の局面においては、アースプレートは、基板に取り付けられ、EMI放射ノイズの影響および静電気の影響を低減させる金属製のアースプレートである。アースプレートは、第一の平板部と、第二の平板部とを備える。第一の平板部は、USBケーブルを挿通させる第一の挿通孔、第一の挿通孔と間隔を開けてLANケーブルを挿通させる第二の挿通孔、および基板に取り付けるための取り付け孔が設けられている。第二の平板部は、第一の平板部と連なって第一の平板部と垂直な方向に延びるようにして、第二の挿通孔が配置される領域に設けられている。アースプレートは、一枚の金属板を折り曲げて第一の平板部および第二の平板部が形成されている。第一および第二の挿通孔の互いに隣接する縁部のうちの第二の挿通孔側の縁部には、第二の挿通孔側の縁部から第一の平板部の一部が垂直に折り曲げられた板状の補強部が形成されている。補強部は、第二の平板部に垂直に形成されている。補強部は、厚み方向に見て矩形状であって、一つの縁部が第二の平板部に対向している。
この発明のさらに他の局面においては、画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、画像形成部に供給する信号を制御する制御回路が実装された基板と、上記したアースプレートの取り付け構造とを備える。
このようなアースプレートの取り付け構造によれば、第一の平板部とUSBケースグランド、LANケースグランド、およびフレームグランドとが接触するように取り付けられているため、USB接続コネクタ、およびLAN接続コネクタ付近に侵入する静電気をフレームグランドに効率的に流すことができる。そうすると、静電気を基板側に侵入しにくくすることができる。また、第二の平板部をLANケースグランドのうちの基板が位置する側と逆の側に接触させているため、LANケースグランド側から放射されるEMI放射ノイズを低減させることができる。さらに、第二の平板部によって、LANケースグランドのインピーダンスの低減を図ることもできる。また、アースプレートは基板の全面を覆う構成ではないため、コストダウンを図ることができる。したがって、このようなアースプレートの取り付け構造は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
また、このようなアースプレートは、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
また、このような画像形成装置は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略斜視図である。 この発明の一実施形態に係るアースプレートが取り付けられた基板を示す模式図である。 この発明の一実施形態に係るアースプレートの取り付け構造の一部を示す図である。 この発明の一実施形態に係るアースプレートの外観を示す斜視図である。 アースプレート単体を図1中の矢印Dで示す方向と逆の方向から見た図である。 アースプレート単体を図1中の矢印Dで示す方向から見た図である。 この発明の他の実施形態に係るアースプレートの外観を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。図2は、後述する筐体19内に設けられた基板21を示す概略図である。なお、図2に示す基板21においては、後述するアースプレート30は、図示していない。また、図2において、筐体19は、破線で概略的に図示している。図1中の矢印Dで示す方向で、装置のリア側からフロント側に向かう向きを示している。また、図1および図2中の矢印Dで示す方向で、装置の右側から左側に向かう向きを示している。
図1および図2を参照して、複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。複合機11は、CPUを備える制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像を形成する画像形成部15と、筐体19とを備える。なお、図1において、制御部12の構成については、一点鎖線で、画像形成部15の構成については、二点鎖線で、基板21については、破線でそれぞれ概略的に図示している。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容をタッチパネル17において表示する。また、操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフをユーザーに入力させる。画像読み取り部14は、ADF(Auto Document Feeder:原稿搬送装置)18または載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像やネットワーク(図示せず)を介して送信された画像データを基に、給紙カセット16から給紙される用紙に画像を形成する。筐体19は、複合機11のいわゆる外枠を構成し、その内方側に、制御部12や画像形成部15、基板21等を配置させる。基板21には、制御回路(図示せず)等が実装されている。
さらに基板21には、ケーブル(図示せず)を介して複合機11外の電子機器等との接続のために用いられるインターフェースとしてのコネクタが複数設けられている。具体的には、基板21には、USBケーブルを接続する際に、USBケーブル接続端子が嵌め込まれるUSBケーブルコネクタ22と、LANケーブルを接続する際にLANケーブル接続端子が嵌め込まれるLANケーブルコネクタ23とが設けられている。USBケーブルコネクタ22の外装部分には、金属製のUSBケースグランド24が設けられている。LANケーブルコネクタ23の外装部分には、金属製のLANケースグランド25が設けられている。
また、基板21には、その外周側に配置されるフレームグランド26が設けられている。フレームグランド26は、制御回路の基準電位となる。
基板21は、筐体19内において、複合機11のリア側に立てて配置されている。また、USBケーブルコネクタ22およびLANケーブルコネクタ23は、設けられたそれぞれの開口が複合機11の右側側面に向くように設けられている。
ここで、基板21のフレームグランド26には、アースプレート30が取り付けられている。次に、アースプレート30の構成について説明する。
図3は、この発明の一実施形態に係るアースプレートの取り付け構造の一部を示す図であり、アースプレート30が基板21のフレームグランド26に取り付けられた状態を示す斜視図である。図4は、この発明の一実施形態に係るアースプレート30の外観を示す斜視図である。図5は、アースプレート30単体を図1中の矢印Dで示す方向と逆の方向から見た図である。図6は、アースプレート30単体を図1中の矢印Dで示す方向と逆の方向から見た図である。
図1〜図6を参照して、この発明の一実施形態に係るアースプレート30は、第一の平板部31と、第二の平板部32と、補強部33とを含む。第二の平板部32は、第一の平板部31と連なって第一の平板部31に対して垂直な方向に延びるように設けられている。補強部33は、第一の平板部31の一部が第二の平板部32と同じ方向に垂直に延びるように形成されている。具体的には、補強部33は、後述する第二の挿通孔34の上片の縁部から折り曲げられた、矩形の板状である。補強部33は、第一の平板部31に垂直であるとともに、第二の平板部32に垂直であり、一方の縁部が第二の平板部32に対向している。そして、第一の平板部31、第二の平板部32、および補強部33は、一枚の金属板を折り曲げることにより形成される。
第一の平板部31には、間隔を開けて、板厚方向に貫通する二つの挿通孔34、35が設けられている。第一の挿通孔34は、矩形状に第一の平板部31の一部を打ち抜くようにして設けられている。第二の挿通孔35は、矩形状であって第二の平板部32側に位置する一片の中央部分が第二の平板部32側に入り込む形状であり、第一の平板部31の一部を垂直に折り曲げて補強部33を形成するようにして設けられている。第一の挿通孔34および第二の挿通孔35は、縦方向に間隔を開けて設けられている。
また、第一の平板部31には、アースプレート30を基板21のフレームグランド26に取り付けるための一対の取り付け孔36a、36bが、それぞれ縦方向に所定の間隔を開けて設けられている。一対の取り付け孔36a、36bは、第一の平板部31の横方向において、第二の平板部32が設けられている位置と逆の位置に設けられている。一対の取り付け孔36a、36bは、アースプレート30を基板21のフレームグランド26に取り付ける際に、ビスを挿通させる。さらに第一の平板部31には、アースプレート30の取り付け時における位置決めのための一対の位置決め孔37a、37bも、それぞれ縦方向に所定の間隔を開けて設けられている。一対の位置決め孔37a、37bは、アースプレート30を基板21のフレームグランド26に取り付ける際に、フレームグランド26に設けられた一対の突出部27a、27bを挿通させる。なお、位置決め孔37aと取り付け孔36aとの縦方向の間には、第一の平板部31を内方側に凹ませた凹部38が設けられている。アースプレート30を基板21のフレームグランド26に取り付けた際に、凹部38の位置と、フレームグランド26に設けられた開口28との位置が一致するよう構成されている。
次に、この発明の一実施形態に係るアースプレート30の取り付け構造29について説明する。図3を参照して、アースプレート30の取り付け構造29は、上記した構成の基板21のフレームグランド26と、フレームグランド26に取り付けられ、EMI放射ノイズの影響および静電気の影響を低減させる金属製の上記したアースプレート30とを備える。
ここで、アースプレート30は、第一の平板部31をUSBケースグランド24、LANケースグランド25、およびフレームグランド26に接触させて取り付けられている。具体的には、一対の位置決め孔37a、37bをそれぞれ一対の突出部27a、27bに合わせ、一対の取り付け孔36a、36bを用いてビス39a、39bによるビス止めにより取り付けられる。また、アースプレート30は、第二の平板部32をLANケースグランド25のうちの基板21が位置する側と逆の側に接触させて取り付けられている。この場合、アースプレート30に設けられた第二の平板部32は、第二の挿通孔35が配置される領域20の縦方向の全域に亘って設けられる。アースプレート30は、第一の挿通孔34にUSBケーブルを挿通させてUSBケーブルコネクタ22にUSBケーブルを接続可能としている。アースプレート30は、第二の挿通孔35にLANケーブルを挿通させてLANケーブルコネクタ23にLANケーブルを接続可能としている。また、補強部33は、LANケースグランド25の上面に対向して設けられている。補強部33により、第一の平板部31の強度を高めることができる。また、補強部33は、LANケースグランド25の上面に対向して設けられるため、LANケーブルの着脱などの際にLANケーブルコネクタ23が上下方向に捻じれるのを規制することができる。また、補強部33は、第一の平板部31の第二の挿通孔35に対応する部分で形成されるため、アースプレート30の材料費が増えることもない。
このようなアースプレート30の取り付け構造29によれば、第一の平板部31とUSBケースグランド24、LANケースグランド25、およびフレームグランド26とが接触するように取り付けられているため、USBケーブルコネクタ22、およびLANケーブルコネクタ23付近に侵入する静電気をフレームグランド26に効率的に流すことができる。そうすると、静電気を基板21側に侵入しにくくすることができる。また、第二の平板部32をLANケースグランド25のうちの基板21が位置する側と逆の側に接触させているため、LANケースグランド25側から放射されるEMI放射ノイズを低減させることができる。さらに、第二の平板部32によって、LANケースグランド25のインピーダンスの低減を図ることもできる。また、アースプレート30は基板21の全面を覆う構成ではないため、コストダウンを図ることができる。したがって、このようなアースプレート30の取り付け構造29は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
この場合、アースプレート30に設けられた第二の平板部32は、第二の挿通孔35が配置される領域20の縦方向の全域に亘って設けられているため、より確実にEMI放射ノイズの影響の低減を図ることができる。すなわち、LANケーブルコネクタ23が設けられている部分から放射される非常に多くのEMI放射ノイズを効率的に低減させることができる。
なお、このようなアースプレート30は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
また、このような複合機11は、より安価な構成で効率的に静電気の侵入を防ぐと共に、EMI放射ノイズの影響を低減することができる。
なお、上記の実施の形態において、アースプレート30は、左右対称の構成であってもよい。図7は、この場合のアースプレートの外観を示す斜視図である。図7は、図4に対応する。
図7を参照して、この発明の他の実施形態に係るアースプレート40の取り付け構造に含まれるアースプレート40は、第一の平板部41と、第二の平板部42と、補強部43と、第一の挿通孔44と、第二の挿通孔45と、一対の取り付け孔46a、46bと、一対の位置決め孔47a、47bと、凹部48とが設けられている。図7に示すアースプレート40は、図4に示すアースプレートと、左右対称の構成である。このような構成とすることにより、USBケーブルコネクタ22およびLANケーブルコネクタ23の開口が複合機11の左側側面に向くように設けられている場合にも、対応することができる。
なお、上記の実施の形態において、一対の取り付け孔36a、36bの間隔については、共振しない長さとすることが好ましい。こうすることにより、よりEMI放射ノイズに対する耐性を上げることができる。ここでいう特定の周波数としては、例えば、複合機11のデバイスに多用される125MHzの周波数が挙げられる。そして、この周波数に対応する波長λに対して、例えば、1/2λといった定倍とならないような長さとする。アースプレート30を構成する各部分の長さについても、このような長さにすることが好ましい。
また、上記の実施の形態において、取り付け孔を一つとしても良いし、三つ以上設けることにしてもよい。なお、位置決め孔の個数や凹部の有無についても、状況に応じて任意に設けられる。
なお、上記の実施の形態において、第一および第二の挿通孔は、矩形状に開孔することとしたが、これに限らず、他の形状であっても構わない。
また、上記の実施の形態において、第二の平板部は、第二の挿通孔が配置される領域の縦方向の全域に亘って設けられていることとしたが、これに限らず、全域に亘って設けられていなくともよい。
なお、上記の実施の形態において、第一および第二の挿通孔の互いに隣接する縁部の少なくとも一方には、第一の平板部の一部が垂直に折り曲げられた板状の補強部が形成され、補強部は、第二の平板部に垂直に形成されているよう構成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係るアースプレートの取り付け構造、アースプレート、および画像形成装置は、より安価な構成で効率的な静電気の侵入の防御、およびEMI放射ノイズの影響の低減が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 給紙カセット、17 タッチパネル、18 ADF、19 筐体、20 領域、21 基板、22 USBケーブルコネクタ、23 LANケーブルコネクタ、24 USBケースグランド、25 LANケースグランド、26 フレームグランド、27a,27b 突出部、28 開口、29 アースプレートの取り付け構造、30,40 アースプレート、31,41 第一の平板部、32,42 第二の平板部、33,43 補強部、34,44 第一の挿通孔、35,45 第二の挿通孔、36a,36b,46a,46b 取り付け孔、37a,37b,47a,47b 位置決め孔、38,48 凹部、39a,39b ビス。

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板に取り付けられ、EMI(Electro Magnetic Interference)放射ノイズの影響および静電気の影響を低減させる金属製のアースプレートとを備えるアースプレートの取り付け構造であって、
    前記基板には、
    フレームグランドと、
    USBケースグランドが設けられ、USB(Universal Serial Bus)ケーブルが接続されるUSB接続コネクタと、
    LANケースグランドが設けられ、LAN(Local Area Network)ケーブルが接続されるLAN接続コネクタとが設けられており、
    前記アースプレートは、
    前記USBケーブルを挿通させる第一の挿通孔、前記第一の挿通孔と間隔を開けて前記LANケーブルを挿通させる第二の挿通孔、および前記基板に取り付けるための取り付け孔が設けられた第一の平板部と、
    前記第一の平板部と連なって前記第一の平板部と垂直な方向に延びるようにして、前記第二の挿通孔が配置される領域に設けられた第二の平板部とを備え、
    前記アースプレートは、前記第一の平板部を前記USBケースグランド、前記LANケースグランド、および前記フレームグランドに接触させ、前記第二の平板部を前記LANケースグランドのうちの前記基板が位置する側と逆の側に接触させ、前記第一の挿通孔に前記USBケーブルを挿通させて前記USB接続コネクタに前記USBケーブルを接続可能とし、前記第二の挿通孔に前記LANケーブルを挿通させて前記LAN接続コネクタに前記LANケーブルを接続可能とするよう、前記基板に取り付けられ
    前記アースプレートは、一枚の金属板を折り曲げて前記第一の平板部および前記第二の平板部が形成されており、
    前記第一および第二の挿通孔の互いに隣接する縁部のうちの前記第二の挿通孔側の縁部には、前記第二の挿通孔側の縁部から前記第一の平板部の一部が垂直に折り曲げられた板状の補強部が形成されており、
    前記補強部は、前記第二の平板部に垂直に形成されており、
    前記補強部は、厚み方向に見て矩形状であって、一つの縁部が前記第二の平板部に対向している、アースプレートの取り付け構造。
  2. 前記第二の平板部は、前記第二の挿通孔が配置される領域の縦方向の全域に亘って設けられている、請求項1に記載のアースプレートの取り付け構造。
  3. 前記取り付け孔は、複数設けられている、請求項1または2に記載のアースプレートの取り付け構造。
  4. 複数の前記取り付け孔が設けられる各々の間の長さは、周波数125MHzに対応する波長に共振しない長さである、請求項3に記載のアースプレートの取り付け構造。
  5. 前記第一および第二の挿通孔の少なくともいずれか一方は、矩形状に開孔されている、請求項1〜のいずれか1項に記載のアースプレートの取り付け構造。
  6. 基板に取り付けられ、EMI放射ノイズの影響および静電気の影響を低減させる金属製のアースプレートであって、
    USBケーブルを挿通させる第一の挿通孔、前記第一の挿通孔と間隔を開けてLANケーブルを挿通させる第二の挿通孔、および前記基板に取り付けるための取り付け孔が設けられた第一の平板部と、
    前記第一の平板部と連なって前記第一の平板部と垂直な方向に延びるようにして、前記第二の挿通孔が配置される領域に設けられた第二の平板部とを備え
    前記アースプレートは、一枚の金属板を折り曲げて前記第一の平板部および前記第二の平板部が形成されており、
    前記第一および第二の挿通孔の互いに隣接する縁部のうちの前記第二の挿通孔側の縁部には、前記第二の挿通孔側の縁部から前記第一の平板部の一部が垂直に折り曲げられた板状の補強部が形成されており、
    前記補強部は、前記第二の平板部に垂直に形成されており、
    前記補強部は、厚み方向に見て矩形状であって、一つの縁部が前記第二の平板部に対向している、アースプレート。
  7. 画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に供給する信号を制御する制御回路が実装された基板と、
    請求項1〜のいずれか1項に記載のアースプレートの取り付け構造とを備える、画像形成装置。
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